JPH10127940A - クレーンゲーム装置 - Google Patents

クレーンゲーム装置

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JPH10127940A
JPH10127940A JP34679697A JP34679697A JPH10127940A JP H10127940 A JPH10127940 A JP H10127940A JP 34679697 A JP34679697 A JP 34679697A JP 34679697 A JP34679697 A JP 34679697A JP H10127940 A JPH10127940 A JP H10127940A
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prize
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grip
crane
case
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Hiroyuki Izuno
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はケース内に収容された景品の上方に
把持部を移動させて目標とする景品への位置合わせが楽
しめることを課題とする。 【解決手段】 クレーンゲーム装置は、筐体1の上部に
設けられた透明アクリル板製のケース2と、ケース2の
上部に設けられたクレーン機構3(図1では天井に隠れ
て見えない)と、筐体1の前面に設けられた操作部4と
よりなる。透明なケース2の底部には、多数の人形が景
品5として収容されている。クレーン機構3には、景品
5を把持するための把持部30が吊下されている。把持
部30の下面には照準手段としてのレーザ照射器50が
設けられており、把持部30を目標とする景品5の上方
に移動させる際は、レーザ照射器50から下方に向けて
レーザ光線51が照射される。レーザ照射器50から照
射される光が景品5の照射されるように把持部30を移
動させて位置合わせできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はクレーンゲーム装置
に係り、特にケース内に収容された景品の上方に把持部
を移動させて目標とする景品を獲得するクレーンゲーム
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばゲームセンタ等に設置されるゲー
ム装置の一種に景品を獲得するクレーンゲーム装置があ
る。このクレーンゲーム装置は、主としてキャラクタ商
品の人形などよりなる景品が多数収容された透明なケー
スと、このケースの前面に設けられた操作部の操作釦を
操作することにより景品を把持する把持部を移動させる
クレーン機構と、を有する。又、ケースの内部には、外
部と連通する景品排出口が設けられ、把持部に把持され
た景品はこの景品排出口の上方に移動して把持部が開く
と景品排出口へ落下して、外部に開口する景品受け取り
口に至る。
【0003】プレイヤは、操作部の操作釦を操作するこ
とにより獲得しようとする景品に対してクレーン機構を
動作させて把持部が目標とする景品の真上に到着したと
思われるとき操作釦の操作を停止させる。その後、把持
部は自動的に降下し、ケース底部に到着すると把持部が
閉じて降下位置の景品を掴む。そして、把持部は景品を
把持したまま上昇して景品排出口の上方に移動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記クレーンゲーム装
置では、クレーン機構の動作により把持部がX,Y方向
に水平移動するようになっているため、プレイヤは目測
により把持部が目標とする景品の真上で停止するように
操作釦を操作して把持部をX,Y方向に移動する必要が
ある。ところが、プレイヤは把持部が目標とする景品の
真上に到着したかどうかを目測で判断することになるた
め、把持部を目標とする景品の真上に正確に停止させる
ことが難しく、しかも把持部が目標とする景品の真上で
停止して降下しても景品の向きによって景品を把持する
ことができないことが多い。
【0005】従って、従来のクレーンゲーム装置では、
把持部が降下して景品を把持する瞬間がスリルがあって
面白い反面、把持部を目標とする景品の真上に移動させ
るまでの過程が面白くないといった問題がある。そこ
で、本発明は上記課題を解決したクレーンゲーム装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明では、下記の手段を講じたことを特徴とするも
のである。上記請求項1記載の発明は、操作部の操作に
より目標とする景品の上方へ把持部を移動させ、該把持
部に把持された景品を景品排出口に運搬するクレーン機
構を有するクレーンゲーム装置において、目標とする景
品に狙いを定めるための照準手段を前記把持部に設けて
なることを特徴とするものである。
【0007】従って、請求項1記載の発明によれば、目
標とする景品に狙いを定めるための照準手段が把持部に
設けられているので、把持部を目標とする景品の真上に
移動させることが容易に行える。さらには、複数の景品
の中から所望とする一の景品を選択しながら把持部を目
的の景品の真上に移動させるまでの過程を楽しむことが
できる。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記照準手
段がレーザ光線を前記景品に照射するレーザ照射手段よ
りなることを特徴とするものである。従って、請求項2
記載の発明によれば、把持部に設けられたレーザ照射手
段より出射されたレーザ光線が目標とする景品に照射さ
れるように把持部を移動させることにより、視覚的に楽
しむことができる。
【0009】また、請求項3記載の発明は、前記照準手
段が前記把持部の中央に設けられたことを特徴とするも
のである。従って、請求項3記載の発明によれば、把持
部の中央に照準手段が設けられているので、把持部の中
央を目標とする景品の真上に移動させることが可能とな
る。そのため、目標とする景品に対する把持部の移動位
置を正確に位置合わせできる。
【0010】また、請求項4記載の発明は、前記照準手
段が光源を点滅させ前記景品に対して光を間欠的に照射
することを特徴とするものである。従って、請求項4記
載の発明によれば、光源を点滅させ景品に対して光を間
欠的に照射するため、把持部が移動している間の位置合
わせが難しくなり、その分ゲーム性が高くなって把持部
の移動操作を楽しむことができる。
【0011】また、請求項5記載の発明は、前記照準手
段が近紫外線を前記景品に照射するブラックライトから
なることを特徴とするものである。従って、請求項5記
載の発明によれば、ブラックライトにより近紫外線を景
品に照射するため、近紫外線が照射された景品のみが浮
き上がって見えるので、視覚的に楽しむことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になるクレーンゲ
ーム装置の一実施例の斜視図である。また、図2はクレ
ーン機構を説明するための斜視図である。また、図3は
クレーン機構を説明するための側面図である。
【0013】図1乃至図3において、クレーンゲーム装
置は、筐体1の上部に設けられた透明アクリル板製のケ
ース2と、ケース2の上部に設けられたクレーン機構3
(図1では天井に隠れて見えない)と、筐体1の前面に
設けられた操作部4とよりなる。尚、本実施例のクレー
ンゲーム装置は、2人のプレイヤが同時に楽しめるよう
に2台のクレーン機構3がケース2内に設けられてお
り、操作部4も2個所に設けられている。又、透明なケ
ース2の底部には、多数の人形が景品5として収容され
ている。又、クレーン機構3には、景品5を把持するた
めの把持部30が吊下されている。
【0014】操作部4には、把持部30を左右方向(X
方向)に移動させるためのX方向操作釦7と、把持部3
0を前後方向(Y方向)に移動させるためのY方向操作
釦8と、コインを投入するコイン投入口9とが配設され
ている。尚、コイン投入口9の奥にはコイン投入スイッ
チ53(図8参照)が設けられており、コインが投入さ
れると信号を出力する。又、筐体1の下方には、景品5
を受け取るための景品受け取り口10が設けられてい
る。
【0015】図2に示すように、クレーン機構3は、左
右方向(X方向)に平行に横架された一対のI型状の固
定レール12,12を有する。この固定レール12の下
側には、固定レール12と直交する前後方向(Y方向)
に延在する一対の移動レール13,13が配設されてい
る。この移動レール13,13の前後端部上面には、図
3に示すように、断面がコ字状の懸架枠14,14が固
着されている。
【0016】又、各懸架枠14,14の間には、長手方
向に延在する開口15が形成されている。一方の懸架枠
14の側面には、左右方向駆動用モータ16が取り付け
られている。モータ16のシャフト16aは懸架枠14
の内側に突出するように設けられており、懸架枠14の
他方の内側面及び他方の懸架枠14の両側内壁には複数
のローラ17が回転自在に設けられている。
【0017】複数のローラ17は、固定レール12の下
部上面に載置されて移動レール13を懸架支持するよう
に設けられている。さらに、固定レール12の上面には
ラック18が長手方向に沿って固着されている。そし
て、上記モータ16のシャフト16aの嵌合するピニオ
ン19がラック18に噛合する。上記移動レール13
は、モータ16の駆動によりピニオン19が回転する
と、ラック18に沿って左右方向(X方向)に移動す
る。尚、本実施例では、固定レール12の両端上面及び
中間位置に移動レール13の移動範囲を制限するリミッ
トスイッチ20が設けられている。そのため、移動レー
ル13が固定レール12の両端に移動してリミットスイ
ッチ20がオンになると、モータ16の回転が停止して
移動レール13が固定レール12から脱落することを防
止する。
【0018】図4は移動体21の正面図である。また、
図5は移動体21の側面図である。図4及び図5に示す
ように、移動レール13の内側には、断面がコ字状の移
動体21が配設されている。この移動体21は、外側面
に複数のローラ22が回転自在に支承されている。複数
のローラ22は、夫々移動レール13の内面に沿って転
動するように取り付けられている。
【0019】上記移動体21の内側には、前後方向駆動
用モータ23及び上下方向駆動用モータ24が配設され
ている。前後方向駆動用モータ23は、その駆動シャフ
ト23aが上方に向くように配置されており、駆動シャ
フト23aの先端にはピニオン25が取り付けられてい
る。このピニオン25は、移動レール13の開口15の
縁部に長手方向に沿って固着されたラック26と噛合し
ている。従って、前後方向駆動用モータ23の駆動によ
りピニオン25が回転すると、移動体21はラック26
に沿って前後方向(Y方向)に移動する。
【0020】さらに、上下方向駆動用モータ24のシャ
フト24aには、ボールチェーン27を巻き取るリール
28が嵌合している。又、移動体21の下面には、下方
に伸縮自在に延在する伸縮パイプ29の上端部が固定さ
れている。上記ボールチェーン27は、伸縮パイプ29
の内部に挿通され、その下端部が伸縮パイプ29の下端
部に固着された把持部30に連結されている。
【0021】図6は伸縮パイプの斜視図である。図6に
示すように、伸縮パイプ29は、順次小径になる4本の
パイプ31a〜31dを入子にして夫々摺動自在に形成
してなり、各パイプ31a〜31dの周面に突出形成さ
れたストッパ32を外側の各パイプ31a〜31cに軸
方向に沿って形成された溝33に係合させる。これによ
り、各パイプ31a〜31dは回動を防止されるととも
に、脱落を防止されて摺動することができる。
【0022】図7は把持部の正面図である。図7に示す
ように、把持部30は、上記伸縮パイプ29の下端に支
持された本体34と、本体34の外周より突出する一対
の把持爪35と、本体34の下面中央の設けられたレー
ザ照射器(照準手段)50とよりなる。一対の把持爪3
5は、180度間隔となるよう配置され、本体34内の
軸35aにより回動自在に支承されている。
【0023】又、レーザ照射器50は、例えば半導体レ
ーザよりなり、本体34の下面中央から下方に向けて例
えば赤色のレーザ光線51を照射する。レーザ照射器5
0からのレーザ光線51は、ケース2内の底部に載置さ
れた景品5に照射されるため、プレイヤがケース2の外
部から見ると、レーザ光線51を照準器として使用する
ことができる。即ち、プレイヤは、UFO形状の把持部
30から下方に向けて発射されたレーザ光線51が目標
とする景品5に照射されるように把持部30をX,Y方
向に移動させる。
【0024】又、レーザ光線51は、赤色の単色光のた
め外部からも視認しやすく、しかもUFO形状の把持部
30から発射されると、把持部30がよりUFOらしく
見える。そのため、プレイヤはUFOを操縦しているよ
うな感覚でゲームを楽しむことができる。尚、レーザ光
線51に使用される色は、赤色に限らず、例えば緑色や
青色等としても良い。
【0025】又、景品5が人形の場合、景品5の向きに
よって掴みやすい位置を変更する必要があるが、レーザ
光線51の照射位置を例えば人形の足とか手といった掴
みやすい場所に合わせることにより景品5を獲得しやす
くなるので、プレイヤの楽しみが増大する。上記レーザ
照射器50は、半導体レーザからなる光源を点滅させる
ことによりり景品5に対してレーザ光線51を間欠的に
照射することもできる。その場合、把持部30が移動し
ている間の位置合わせが難しくなり、その分ゲーム性が
高くなって把持部30の移動操作を楽しむことができ
る。
【0026】また、上記レーザ照射器50の代わりに近
紫外線(波長が300〜400nm)を照射するブラッ
クライトを用いることもできる。このブラックライトを
用いた場合には、近紫外線が照射された景品5のみが浮
き上がって見えるので、視覚的にも楽しむことができ
る。また、周囲を暗くすることにより近紫外線の照射部
分がより明確に浮き上がった状態に見えるので、幻想的
な雰囲気の中で景品5の獲得を楽しむことができる。
【0027】上記一対の把持爪35は、本体34の下方
に設けられたコイルばね36の端部が係止されているた
め、互いに近接して閉じる方向に付勢されている。又、
本体34の内部中心軸上には、開閉駆動用モータ37が
配設されている。この開閉駆動用モータ37は、ステッ
ピングモータよりなり、一対の把持爪35を徐々に開閉
するように駆動する。尚、開閉駆動用モータ37に接続
されるコード類は、上記伸縮パイプ29の内部に挿通さ
れている。
【0028】又、開閉駆動用モータ37には、楕円カム
38が取り付けられている。この楕円カム38は、上記
各把持爪35の端面に設けられ、回転筒39に当接す
る。そして、開閉駆動用モータ37を駆動して楕円カム
38を回転させることにより、楕円カム38の短軸方向
が各把持爪35に当接するときは、一対の把持爪35が
閉じ、楕円カム38の長軸方向が各把持爪35に当接す
るときは、一対の把持爪35がコイルばね36のばね力
に抗して開く。
【0029】即ち、一対の把持爪35は、楕円カム38
が1/2回転する間に1回の開閉動作を行う。さらに、
楕円カム38には、図示しない位置検出用反射板が設け
られるとともに、本体34の内部には、この反射板によ
り楕円カム38の位置を検出して制御回路52に検出信
号を出力するセンサ(図示せず)が設けられている。従
って、一対の把持爪35の開閉動作時の回動位置は、上
記センサにより常に認識することができる。
【0030】又、上記コイルばね36のばね力を変更す
ることにより、一対の把持爪35の把持力を変更するこ
とができる。上記構成の把持部30は、上下方向駆動用
モータ24を駆動してリール28によりボールチェーン
27を降ろすと下降し、ボールチェーン27を巻き上げ
ると上昇する。この把持部30の上下動に伴って伸縮パ
イプ29が伸縮する。又、把持部30の上下動の範囲
は、移動レール13に設けられたマイクロスイッチ40
により、移動体11の位置に応じて変化させている。
【0031】図8は制御回路及び各スイッチ,モータ等
の構成を示すブロック図である。図8に示すように、制
御回路52は、上記左右方向駆動用モータ16,リミッ
トスイッチ20,前後方向駆動用モータ23,上下方向
駆動用モータ24,開閉駆動用モータ37,マイクロス
イッチ40,レーザ照射器50,コイン投入スイッチ5
3と接続されており、後述するように各モータ及びレー
ザ照射器50を駆動制御する。
【0032】ここで、上記構成になるクレーンゲーム装
置において、制御回路52が実行する処理につき図9,
図10を併せ参照して説明する。尚、図9は制御回路が
実行する処理を説明するためのフローチャートである。
また、図10は図9の処理に続いて実行される処理を説
明するための処理のフローチャートである。
【0033】プレイヤは上記クレーンゲーム装置でゲー
ムを行う場合、先ずコイン投入口9に所定金額のコイン
を投入する。図9中、制御回路52はステップS1(以
下「ステップ」を省略する)において、コイン投入スイ
ッチ53がオンになると、S2に進み、ケース2内の照
明を点灯するとともに、S3に進み、把持部30に設け
られたレーザ照射器50から下方にむけてレーザ光線5
1を照射させる。
【0034】そのため、プレイヤはレーザ光線51の照
射位置をみながら操作部4の操作釦7,8を押圧操作し
てゲームを開始する。次のS4では、X方向操作釦7が
オンになったかどうかをチェックしており、X方向操作
釦7がオンになると、S5に進み、左右方向駆動用モー
タ16を駆動する。そのため、移動レール13は固定レ
ール12に沿って左右方向に移動する。次のS6では、
X方向操作釦7がオフになったかどうかをチェックして
おり、X方向操作釦7がオフになると、S7に進み、左
右方向駆動用モータ16を停止する。
【0035】続いて、S8では、Y方向操作釦8がオン
になったかどうかをチェックしており、Y方向操作釦8
がオンになると、S9に進み、前後方向駆動用モータ2
3を駆動する。そのため、移動体11は移動レール13
に沿って前後方向に移動する。そして、移動体11が目
標とする景品5の上方に到達したとき、即ちレーザ照射
器50から下方にむけて照射されたレーザ光線51が目
標とする景品5に当たったとき、プレイヤはY方向操作
釦8の押圧を解除する。
【0036】従って、次のS10では、Y方向操作釦8
がオフになったかどうかをチェックしており、Y方向操
作釦8がオフになると、S11に進み、前後方向駆動用
モータ23を停止する。これにより、前後方向駆動モー
タ23の回転が停止して移動体11が目標とする景品5
の上方で停止する。
【0037】移動体11が停止すると、S12でレーザ
照射器50によるレーザ光線51を停止させる。そし
て、図10のS13に進み、上下方向駆動モータ24を
駆動してボールチェーン27を下降させて把持部30を
下降させる。このようにして把持部30が降下すると、
やがてケース2内の底部載置された景品5上に当接す
る。
【0038】次にS14で所定時間が経過すると、S1
5に進み、上下方向駆動モータ24の回転を停止させ
る。次いでS16に進み、開閉駆動用モータ37を駆動
させて楕円カム38を回転させる。これにより、把持部
30の一対の把持爪35が閉じる方向に回動して景品5
を把持する。そして、S17では、把持爪35を閉じた
状態に維持したまま、上下方向駆動モータ24を駆動さ
せて把持部30を上昇させる。S18で所定時間が経過
すると、S19に進み、上下方向駆動モータ24を停止
させる。さらに、S20では、左右方向及び前後方向の
各駆動モータ16,23の駆動により把持部30を原点
位置、即ち景品取り出しパイプ48の上方に移動させ
る。
【0039】S21で把持部30が上記原点位置に到着
すると、S22に進み、各駆動モータ16,23を停止
させる。続いて、S23では、開閉駆動用モータ37を
駆動させて一対の把持爪35を開いて景品5を放す。そ
のため、景品5は景品取り出しパイプ48内に落下し、
景品受け取り口10より取り出される。最後にS24で
ケース2内の照明を消灯させる。これで、1回のゲーム
が終了する。
【0040】このように、把持部30を目標とする景品
5の上方へ移動させる過程で把持部30の下面に設けら
れたレーザ照射器50からレーザ光線51を照射するこ
とにより、レーザ光線51を照準器として使用すること
ができる。従って、プレイヤは、把持部30に設けられ
たレーザ照射器50から下方に向けて発射されたレーザ
光線51が目標とする景品5に照射されるように把持部
30をX,Y方向に移動させることができる。
【0041】そのため、プレイヤは、あたかもUFOを
操縦しているような感覚でゲームを楽しむことができ、
しかもレーザ光線51の照射位置を例えば人形の足とか
手といった掴みやすい場所に合わせることにより景品5
を獲得しやすくなる。図11に本発明の変形例を示す。
図11に示す、クレーンゲーム装置では、円筒状のケー
ス61の内部に景品68が収納されており、ケース61
の外周には複数(例えば4〜7人)のプレイヤが同時に
ゲームを楽しめるように7個の操作部62が配設されて
いる。そして、ケース61内の上部には、7台のクレー
ン機構63が設けられている。
【0042】このクレーン機構63はフレキシブルチュ
ーブ64の先端にUFO形状の把持部65が設けられ、
この把持部65の下面にレーザ照射器66が設けられて
いる。フレキシブルチューブ64は操作部62の操作に
より伸縮するとともに横方向に撓むことができるので、
7人のプレイヤが同時にゲームを開始すると、7個の把
持部65が円筒状のケース61内を自在に動き廻る。
【0043】そして、7個の把持部65が自在に動き廻
るとともに把持部65の下面に設けられたレーザ照射器
66から目標とする景品68にレーザ光線67が照射さ
れる。よって、ケース61の内部では、UFO形状の把
持部65から照射された7本のレーザ光線67が交差す
ることになり、まるでUFOの戦闘場面が繰り広げられ
ているように見えるので、より楽しさが増大する。
【0044】尚、上記実施例では、把持部が停止するま
でレーザ照射器からレーザ光線を照射するようにした
が、これに限らず、例えば1個の把持部から複数色のレ
ーザ光線を照射するようにしても良い。又、上記レーザ
照射器の代わりに小型のスポットライトを把持部の下面
に設けるようにしても良いのは勿論である。
【0045】又、上記実施例では、ケースが透明なアク
リル板製としたが、これに限らず、例えば着色されたア
クリル板を使用しても良い。その場合、ケース内がやや
暗くなるが、例えば日光があたる場所に設置されても、
日光がケース内に至らず、レーザ光線を視認することが
できる。
【0046】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、目標とする景品に狙いを定めるための照準手段が把
持部に設けられているので、把持部を目標とする景品の
真上に移動させることが容易に行える。さらには、把持
部を移動させる際のゲーム性が向上するため、複数の景
品の中から所望とする一の景品を選択しながら把持部を
目的の景品の真上に移動させるまでの過程を楽しむこと
ができる。
【0047】また、請求項2記載の発明によれば、把持
部に設けられたレーザ照射手段より出射されたレーザ光
線が目標とする景品に照射されるように把持部を移動さ
せることにより、視覚的に楽しむことができる。また、
把持部に設けられたレーザ照射手段から下方に向けて発
射されたレーザ光線が目標とする景品に照射されるよう
に把持部を移動させることができるので、あたかもUF
Oを操縦しているような感覚でゲームを楽しむことがで
き、しかもレーザ光線の照射位置を例えば人形の足とか
手といった掴みやすい場所に合わせることにより景品を
獲得しやすくなる。
【0048】また、請求項3記載の発明によれば、把持
部の中央に照準手段が設けられているので、把持部の中
央を目標とする景品の真上に移動させることが可能とな
る。そのため、目標とする景品に対する把持部の移動位
置を正確に位置合わせすることが可能となり、より景品
の獲得率を高めて楽しみを増大させることができる。ま
た、請求項4記載の発明によれば、光源を点滅させ景品
に対して光を間欠的に照射するため、把持部が移動して
いる間の位置合わせが難しくなり、その分ゲーム性が高
くなって把持部の移動操作を楽しむことができる。ま
た、点滅する光により視覚的にも楽しむことができる。
【0049】また、請求項5記載の発明によれば、ブラ
ックライトにより近紫外線を景品に照射するため、近紫
外線が照射された景品のみが浮き上がって見えるので、
視覚的に楽しむことができる。また、周囲を暗くするこ
とにより近紫外線の照射部分がより明確に浮き上がった
状態に見えるので、幻想的な雰囲気の中で景品の獲得を
楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるクレーンゲーム装置の一実施例の
斜視図である。
【図2】クレーン機構を説明するための斜視図である。
【図3】クレーン機構を説明するための側面図である。
【図4】移動体の正面図である。
【図5】移動体の側面図である。
【図6】伸縮パイプの斜視図である。
【図7】把持部の正面図である。
【図8】制御回路及び各スイッチ,モータ等の構成を示
すブロック図である。
【図9】制御回路が実行する処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図10】図9の処理に続いて実行される処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図11】本発明の変形例の斜視図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 ケース 3 クレーン機構 4 操作部 5 景品 7 X方向操作釦 8 Y方向操作釦 12 固定レール 13 移動レール 14 懸架枠 16 左右方向駆動用モータ 21 移動体 23 前後方向駆動用モータ 24 上下方向駆動用モータ 27 ボールチェーン 29 伸縮パイプ 30 把持部 34 本体 35 把持爪 50,66 レーザ照射器 51,67 レーザ光線

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部の操作により目標とする景品の上
    方へ把持部を移動させ、該把持部に把持された景品を景
    品排出口に運搬するクレーン機構を有するクレーンゲー
    ム装置において、 目標とする景品に狙いを定めるための照準手段を前記把
    持部に設けてなることを特徴とするクレーンゲーム装
    置。
  2. 【請求項2】 前記照準手段は、レーザ光線を前記景品
    に照射するレーザ照射手段よりなることを特徴とする請
    求項1記載のクレーンゲーム装置。
  3. 【請求項3】 前記照準手段は、前記把持部の中央に設
    けられたことを特徴とする請求項1記載のクレーンゲー
    ム装置。
  4. 【請求項4】 前記照準手段は、光源を点滅させ前記景
    品に対して光を間欠的に照射することを特徴とする請求
    項1記載のクレーンゲーム装置。
  5. 【請求項5】 前記照準手段は、近紫外線を前記景品に
    照射するブラックライトからなることを特徴とする請求
    項1記載のクレーンゲーム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100383064B1 (ko) * 2000-09-25 2003-05-09 김용환 조명을 이용한 크레인 게임장치
JP2008149200A (ja) * 2008-03-19 2008-07-03 Taito Corp クレーンゲーム機
JP2009100919A (ja) * 2007-10-23 2009-05-14 Taito Corp 景品取得ゲーム機
CN108109282A (zh) * 2018-02-28 2018-06-01 深圳市兴盈电子科技有限公司 一种游戏机

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