JPH10126719A - 3相クロックパルス発生回路 - Google Patents

3相クロックパルス発生回路

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JPH10126719A
JPH10126719A JP27562896A JP27562896A JPH10126719A JP H10126719 A JPH10126719 A JP H10126719A JP 27562896 A JP27562896 A JP 27562896A JP 27562896 A JP27562896 A JP 27562896A JP H10126719 A JPH10126719 A JP H10126719A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素化された周辺回路構成で16:9のワイ
ド表示素子上にサイドパネル表示が行える3相クロック
パルス発生回路を提供する。 【解決手段】 源発振の2分周回路53の出力に遅延回
路55、56を設け、源発振の4分周回路54の出力に
遅延回路57、58とを設け、3分周基準信号Φ1と2
分周回路53の出力と4分周回路54の出力とを切り換
えるスイッチ59を介してCPH1とし、3分周遅延信
号Φ2と遅延回路55、57の信号を切り換えるスイッ
チ60を介してCPH2とし、3分周遅延信号Φ3と遅
延回路56、58の信号を切り換えるスイッチ61を介
してCPH3とし、サイドパネルモード時とフルモード
時とで上記スイッチの切り換えを適当なタイミングにな
るよう変更させることにより、サイドパネルモード画
面、及びフルモード画面を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子等の
駆動用パルスであり位相が異なる3相のパルス列信号か
らなる3相クロックパルスを発生する3相クロックパル
ス発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示パネル(以下、単に液晶
パネルと記す)などのように、ディジタル走査駆動方式
で表示素子を駆動する技術が広く利用されている。この
ディジタル走査駆動方式では、表示素子の表示データを
サンプリングするための基準信号であるクロックパルス
として、サンプリング時間の確保及び妨害・輻射などの
EMIの低減などの理由により、多相化して使用されて
おり、特にRGBの各色に対応したサンプリングの容易
さということから、3相クロックパルスが多く用いられ
ている。
【0003】また、液晶パネルなどの表示素子のワイド
化に伴い、アスペクト比を4:3(以下、4:3アスペ
クトのように記す)とする画像表示のための映像信号に
より、ワイド化された16:9アスペクトの表示素子に
4:3アスペクトの画像を表示する際に、その表示機能
として、左右方向に画像を縮め残ったところをブラック
アウトなどの他表示に使うサイドパネルモードでの使用
が必要とされてきている。
【0004】以上のように、液晶表示素子等の駆動用パ
ルスであり、位相が異なる3相のパルス列信号からなる
3相クロックパルスを発生する従来の3相クロックパル
ス発生回路について、図面を参照しながら以下に説明す
る。
【0005】図3は、サイドパネルモードを考慮した場
合の従来の3相クロックパルス発生回路及びその周辺回
路の構成の一例を示すものである。図3において、1は
源発振パルスを発振させるためのインバータ、2はイン
バータ1からの源発振パルスを3分周し位相が互いに1
20°異なる3つのパルスΦ1,Φ2,Φ3を発生させ
る3分周回路、3はパルスΦ1を2分周する2分周回
路、4はパルスΦ3を2分周する2分周回路、5はパル
スΦ2を2分周する2分周回路、6,7,8は、サイド
パネルモードでの使用時には、その映像部サンプリング
期間は(2) 側に、映像部以外の表示部、すなわちサイド
パネル部のサンプリング期間は(1) 側に切り換わり、サ
イドパネルモードでない通常モード(以下、フルモード
と呼ぶ)での使用時には、常に(1) 側に固定となる切り
換えスイッチ、9,10,11はそれぞれ切り換えスイ
ッチ6,7,8の出力側に接続されたバッファー回路、
12,13,14はそれぞれ液晶表示素子などに加えら
れるサンプリングパルスCPH1,CPH2,CPH3
を出力する出力端子、15はインバータ1からの源発振
パルスを水平走査周波数まで1/nに分周するn分周回
路、16は水平同期信号(以下、H.Sync.と記
す)入力ライン、17はn分周回路15の出力信号と水
平同期信号入力ライン16上のH.Sync.との位相
差を検出する位相比較回路、18は上記の各回路を構成
要素の一部とするタイミングパルスジェネレータ、19
は位相比較回路17の出力信号を平滑する積分回路、2
0は可変容量ダイオード、21,26,27は直流阻止
用コンデンサ、22は第1の共振用コイル、23は共振
用コンデンサ、24は第2の共振用コイル、25は、フ
ルモード時にオフ状態となりサイドパネルモード時にオ
ン状態となることにより、フルモード時の源発振クロッ
ク(以下、基本クロックと記す)の周波数を、可変容量
ダイオード20,第1の共振用コイル22,共振用コン
デンサ23からなる直列共振回路を用いた場合のインバ
ータ1による源発振パルスの周波数に基づいて決定し、
サイドパネルモード時の基本クロックの周波数を、可変
容量ダイオード20,第1の共振用コイル22と第2の
共振用コイル24の並列構成のコイル,共振用コンデン
サ23からなる直列共振回路を用いた場合のインバータ
1による源発振パルスの周波数に基づいて決定するスイ
ッチングダイオード、28は可変容量ダイオード20の
カソード側を交流的に接地するバイパスコンデンサ、2
9〜34は抵抗、35はサイドパネルモード時にオン状
態となるスイッチングトランジスタ、36,37はフル
モード時にオンとなるスイッチングトランジスタ、38
はサイドパネルモード時の基本クロックのフリー発振周
波数を調整する可変抵抗、39はフルモード時の基本ク
ロックのフリー発振周波数を調整する可変抵抗、40は
フルモード/サイドパネルモードの切り換えスイッチ、
41,42はそれぞれVCC1,VCC2の電圧値(V
CC2>VCC1の関係を有する)の直流電源の入力ラ
インである。
【0006】以上のように構成された従来の3相クロッ
クパルス発生回路について、その動作を図4及び図5を
用いて以下に説明する。図4は、4:3アスペクトの映
像信号の水平周期での波形と、その映像信号をワイド化
された16:9アスペクトの表示素子に表示した場合の
映像の見え方との関係を示したものである。図4(a)
はフルモード表示時のものであり、この場合、表示され
る映像は横方向に伸びたものとなる。図4(b)はサイ
ドパネルモード表示時のものであり、表示映像を横方向
に3/4倍に縮め、残りをブラックアウトなどの他表示
に使用している場合を示してある。
【0007】図4(b)に示すサイドパネルモードの場
合、映像の表示期間はフルモードのときと同じ50μs
ec必要であり、サイドパネル部も映像部と同じ周波数
のサンプリングクロックでサンプリングを行った場合、
サイドパネル部の表示期間に16.6μsecを要する
ため、合計すると1水平走査当り66.6μsecの時
間が必要となり、実際の水平周期の63.56μsec
よりも大きくなってしまう。したがって、サイドパネル
部のサンプリングクロックを、映像部のサンプリングク
ロックの2倍の周波数として実際の水平周期内に映像部
とサイドパネル部のサンプリングを終了させる方法が一
般に採用されている。
【0008】図5は図3に示す従来の3相クロックパル
ス発生回路及びその周辺回路の動作を説明するタイミン
グチャートである。図5(a)はフルモード時のもので
あり、図3のフルモード/サイドパネルモードの切り換
えスイッチ40をFULL側に設定した場合のタイミン
グを示す。図5(a)において、VCOは源発振パル
ス、CPH1、CPH2、CPH3はVCOを3分周し
たサンプリングパルスであり、CPH1を基準とした場
合、CPH2は120°位相の遅れたもの、CPH3は
240°位相の遅れたものである。フルモード時はスイ
ッチングダイオード25はオフ、スイッチングトランジ
スタ36、37がオンとなり、源発振のフリー発振周波
数の調整は可変抵抗39にて行う。
【0009】図5(b)はサイドパネルモード時のもの
であり、図3のフルモード/サイドパネルモードの切り
換えスイッチ40をSIDE側に設定した場合のタイミ
ングを示す。このとき、サイドパネル部はフルモード時
の3/2倍のサンプリングクロック周波数とする必要が
あるため、サイドパネルモードにおいては、スイッチン
グダイオード25をオンにさせ、源発振周波数をフルモ
ード時の3/2倍になるように設定している。
【0010】サイドパネル部への表示のタイミングでは
切り換えスイッチ6,7,8が(1)側に切り換わり、サ
ンプリングパルスCPH1,CPH2,CPH3とし
て、図5(b)Iに示すように、源発振パルスを3分周
したサンプリングパルスを出力している。
【0011】一方、映像部の方は表示を横方向に3/4
倍にするため、映像部のサンプリングクロックはフルモ
ード時の3/4倍に下げる必要がある。そのため映像表
示のタイミングでは切り換えスイッチ6,7,8が(2)
側に切り換わり、サンプリングパルスCPH1,CPH
2,CPH3として、図5(b)IIに示すように、源発
振パルスを6分周したサンプリングパルスをそれぞれ出
力する。またスイッチングトランジスタ35がオンとな
っており、源発振のフリー発振周波数の調整は可変抵抗
38にて行う。
【0012】また、図3において、インバータ1,可変
容量ダイオード20,第1の共振用コイル22,第2の
共振用コイル24,共振用コンデンサ23によって構成
される発振回路、n分周回路15、位相比較回路17、
積分回路19によってH.Syncを基準信号とするP
LL(フェーズロックループ)を構成しており、温度変
化や電源電圧変化などに起因する源発振周波数のずれに
対する補正を行っている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の3相クロックパルス発生回路では、16:9
アスペクトのワイド化された表示素子により、サイドパ
ネルモードの表示を行う際には、図3に示すように、第
2の共振用コイル24〜切り換えスイッチ40などのイ
ンバータ1による源発振周波数の切り換え回路が必要と
なり、周辺回路が複雑になるという問題点があった。
【0014】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、画面のアスペクト比が16:9のワイド化された
表示素子上に、サイドパネルモードによるサイドパネル
表示が行えるように構成する場合でも、そのための周辺
回路構成を簡素化することができる3相クロックパルス
発生回路を提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の3相クロックパルス発生回路は、画面の
アスペクト比が16:9のワイド化された表示素子を、
源発振パルスの2分周回路,4分周回路,4つの遅延回
路,3つのクロック切り換えスイッチを用いて、サイド
パネルモードに対応させるので、このサイドパネルモー
ドの機能を持たせる場合でも、源発振切り換え回路のよ
うな周辺回路を不要とすることを特徴とする。
【0016】以上により、画面のアスペクト比が16:
9のワイド化された表示素子上に、サイドパネルモード
によるサイドパネル表示が行えるように構成する場合で
も、そのための周辺回路構成を簡素化することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の3相ク
ロックパルス発生回路は、相互に位相が異なる3相のパ
ルス列信号からなる3相クロックパルスを発生する3相
クロックパルス発生回路において、システムクロックと
なる基本クロックを発生するため、その周波数を決定す
る源発振パルスを発振する源発振回路と、前記源発振回
路からの源発振パルスを、基準信号と源発振周期換算で
360°遅れた120°遅延信号と源発振周期換算で7
20°遅れた240°遅延信号とに3分周する3分周回
路と、前記源発振回路からの源発振パルスを2分周する
2分周回路と、前記源発振回路からの源発振パルスを4
分周する4分周回路と、前記2分周回路からの2分周信
号を源発振周期の略240°に相当する時間だけ遅らせ
る第1の遅延回路と、前記2分周回路からの2分周信号
を源発振周期の略480°に相当する時間だけ遅らせる
第2の遅延回路と、前記4分周回路からの4分周信号を
源発振周期の略480°に相当する時間だけ遅らせる第
3の遅延回路と、前記4分周回路からの4分周信号を源
発振周期の略960°に相当する時間だけ遅らせる第4
の遅延回路と、前記3分周回路からの基準信号と前記2
分周回路からの2分周信号と前記4分周回路からの4分
周信号とを切り換えて第1のパルス列信号として出力す
る第1の切り換え手段と、前記3分周回路からの120
°遅延信号と前記第1の遅延回路からの遅延信号と前記
第3の遅延回路からの遅延信号とを切り換えて第2のパ
ルス列信号として出力する第2の切り換え手段と、前記
3分周回路からの240°遅延信号と前記第2の遅延回
路からの遅延信号と前記第4の遅延回路からの遅延信号
とを切り換えて第3のパルス列信号として出力する第3
の切り換え手段とを備え、3相のパルス列信号として、
前記第1の切り換え手段から出力する第1のパルス列信
号と、前記第2の切り換え手段から出力する第2のパル
ス列信号と、前記第3の切り換え手段から出力する第3
のパルス列信号とにより、前記3相クロックパルスを構
成する。
【0018】請求項2に記載の3相クロックパルス発生
回路は、請求項1に記載の第1,第2,第3,第4の遅
延回路を、インバータ素子のみもしくは源発振パルスの
変化点でのデコード値とインバータ素子の組み合わせで
構成する。
【0019】これらの構成によると、画面のアスペクト
比が16:9のワイド化された表示素子を、源発振パル
スの2分周回路,4分周回路,4つの遅延回路,3つの
クロック切り換えスイッチを用いて、サイドパネルモー
ドに対応させるので、このサイドパネルモードの機能を
持たせる場合でも、源発振切り換え回路のような周辺回
路を不要とする。
【0020】以下、本発明の実施の形態を示す3相クロ
ックパルス発生回路について、図面を参照しながら具体
的に説明する。図1は本実施の形態の3相クロックパル
ス発生回路の構成を示すブロック図である。図1におい
て、51は源発振パルスを発振させるためのインバー
タ、52はインバータ51からの源発振パルスを3分周
し位相が互いに120°異なる3つのパルスΦ1,Φ
2,Φ3を発生させる3分周回路、53はインバータ5
1からの源発振パルスを2分周する2分周回路、54は
インバータ51からの源発振パルスを4分周する4分周
回路、55は2分周回路53の出力を源発振パルスの周
期の略240°に相当する時間だけ遅らせる第1の遅延
回路、56は2分周回路53の出力を源発振パルスの周
期の略480°に相当する時間だけ遅らせる第2の遅延
回路である。ここで、遅延回路55は、源発振パルスを
基に180°の遅延を確保し、残り60°の遅延をイン
バータなどの遅延素子を用いて実現し、遅延回路56
は、源発振パルスを基に360°の遅延を確保し、残り
120°の遅延をインバータなどの遅延素子を用いて実
現している。57は4分周回路54の出力を源発振パル
スの周期の略480°に相当する時間だけ遅らせる第3
の遅延回路、58は4分周回路54の出力を源発振パル
スの周期の略960°に相当する時間だけ遅らせる第4
の遅延回路である。ここで、遅延回路57は、源発振パ
ルスを基に360°の遅延を確保し、残り120°の遅
延をインバータなどの遅延素子を用いて実現し、遅延回
路58は、源発振パルスを基に900°の遅延を確保
し、残り60°の遅延をインバータなどの遅延素子を用
いて実現している。59,60,61は、フルモードで
の使用時には、常に(1) 側に固定となり、サイドパネル
モードでの使用時には、その映像部サンプリング期間は
(3) 側に、サイドパネル部サンプリング期間は(2) 側に
切り換わる第1,第2,第3の切り換え手段としての各
切り換えスイッチ、62,63,64はそれぞれ切り換
えスイッチ59,60,61の出力側に接続されたバッ
ファー回路、65,66,67はそれぞれ第1,第2,
第3のパルス列信号としての液晶表示素子などに加えら
れるサンプリングパルスCPH1,CPH2,CPH3
を出力する出力端子、68はインバータ51からの源発
振パルスを水平走査周波数まで1/nに分周するn分周
回路、69は水平同期信号(以下、H.Sync.と記
す)入力ライン、70はn分周回路68の出力信号と水
平同期信号入力ライン69上のH.Sync.との位相
差を検出する位相比較回路、71は上記の各回路を構成
要素の一部とするタイミングパルスジェネレータ、72
は位相比較回路70の出力信号を平滑する積分回路、7
3は可変容量ダイオード、74は直流阻止用コンデン
サ、75は共振用コイル、76は共振用コンデンサ、7
7は可変容量ダイオード73のカソード側を交流的に接
地するバイパスコンデンサである。源発振クロック(以
下、基本クロックと記す)の発振周波数は、可変容量ダ
イオード73,共振用コイル75,共振用コンデンサ7
6からなる直列共振回路に基づいて決定される。78は
基本クロックのフリー発振周波数を調整する可変抵抗、
79はフルモード/サイドパネルモードの切り換えスイ
ッチ、80はVCCの電圧値を有する直流電源の入力ラ
インである。
【0021】上記においては、可変容量ダイオード7
3,共振用コイル75,共振用コンデンサ76からなる
直列共振回路とインバータ51とにより源発振回路を構
成している。
【0022】以上のように構成された3相クロックパル
ス発生回路について、その動作を図面を用いて以下に説
明する。図2は図1に示す3相クロックパルス発生回路
の動作を説明するためのタイミングチャートである。図
2において、VCOは、源発振パルスであり、フルモー
ド時もサイドパネルモード時も切り換えずに同じパルス
を使用する。
【0023】図2(a)は、フルモード時のものであ
り、図1のフルモード/サイドパネルモードの切り換え
スイッチ79をFULL側に設定した場合のタイミング
を示す。図2(a)において、CPH1,CPH2,C
PH3はVCOを3分周したサンプリングパルスであ
り、サンプリングパルスCPH1を基準とした場合、サ
ンプリングパルスCPH2は120°位相の遅れたも
の、サンプリングパルスCPH3は240°位相の遅れ
たものである。
【0024】図2(b)は、サイドパネルモード時のも
のであり、図1のフルモード/サイドパネルモードの切
り換えスイッチ79をSIDE側に設定した場合のタイ
ミングを示す。
【0025】このとき、サイドパネル表示部は、フルモ
ード時の3/2倍のサンプリングクロック周波数とする
必要があるが、本実施の形態では、源発振パルスVCO
の2分周を使用しており、図2(b)Iに示すサンプリ
ングパルスCPH1,CPH2,CPH3をサンプリン
グクロックとして使用している。図2(b)Iにおい
て、サンプリングパルスCPH1は源発振パルスVCO
を2分周したものであり、サンプリングパルスCPH2
は、サンプリングパルスCPH1より源発振パルスVC
O換算で240°位相を遅らせたものであるので、まず
VCO換算で180°遅らせたサンプリングパルスCP
H2の実線のパルスを作り、次にインバータなどの内部
遅延素子を利用して更にVCO換算で60°遅らせ、実
際にはサンプリングパルスCPH2の点線で示すパルス
を使用する。サンプリングパルスCPH3は、サンプリ
ングパルスCPH1より源発振パルスVCO換算で48
0°遅らせたものであるので、まずVCO換算で360
°遅らせたサンプリングパルスCPH3の実線のパルス
を作り、次にインバータなどの内部遅延素子を利用して
更にVCO換算で120°遅らせ、実際にはサンプリン
グパルスCPH3の点線で示すパルスを使用する。
【0026】また、映像表示部については、表示を横方
向に3/4倍にするため、映像部のサンプリングクロッ
クはフルモード時の3/4倍に下げる必要があるが、本
実施の形態では、源発振パルスVCOの4分周を使用し
ており、図2(b)IIに示すサンプリングパルスCPH
1,CPH2,CPH3をサンプリングクロックとして
使用している。図2(b)IIにおいて、サンプリングパ
ルスCPH1は源発振パルスVCOを4分周したもので
あり、サンプリングパルスCPH2は、サンプリングパ
ルスCPH1より源発振パルスVCO換算で480°位
相を遅らせたものであるので、まずVCO換算で360
°遅らせたサンプリングパルスCPH2の実線のパルス
を作り、次にインバータなどの内部遅延素子を利用して
更にVCO換算で120°遅らせ、実際にはサンプリン
グパルスCPH2の点線で示すパルスを使用する。サン
プリングパルスCPH3は、サンプリングパルスCPH
1より源発振パルスVCO換算で960°遅らせたもの
であるので、まずVCO換算で900°遅らせたサンプ
リングパルスCPH3の実線のパルスを作り、次にイン
バータなどの内部遅延素子を利用して更にVCO換算で
60°遅らせ、実際にはサンプリングパルスCPH3の
点線で示すパルスを使用する。
【0027】また、図1のインバータ51,可変容量ダ
イオード73,共振用コイル75,共振用コンデンサ7
6によって構成される発振回路,n分周回路68,位相
比較回路70,積分回路72によって水平同期信号
(H.Sync.)を基準信号とするPLL(フェーズ
ロックループ)を構成しており、温度変化,電源電圧変
化などに起因する源発振周波数のずれに対する補正を行
っている。
【0028】以上説明したように、図3と図1との比較
から明確であるように、画面のアスペクト比が16:9
のワイド化された表示素子上に、サイドパネルモードに
よるサイドパネル表示が行えるように構成する場合で
も、そのための周辺回路構成を簡素化することができ
る。
【0029】そのため、直材の低減とプリント基板面積
の削減、調整工数の削減、及び源発振回路の安定化など
を図ることができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画面のア
スペクト比が16:9のワイド化された表示素子を、源
発振パルスの2分周回路,4分周回路,4つの遅延回
路,3つのクロック切り換えスイッチを用いて、サイド
パネルモードに対応させるので、このサイドパネルモー
ドの機能を持たせる場合でも、源発振周波数切り換え回
路のような周辺回路を不要とすることができる。
【0031】そのため、画面のアスペクト比が16:9
のワイド化された表示素子上に、サイドパネルモードに
よるサイドパネル表示が行えるように構成する場合で
も、そのための周辺回路構成を簡素化することができ
る。
【0032】その結果、直材の低減と、プリント基板面
積の削減,調整工数の削減,及び源発振回路の安定化な
どを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の3相クロックパルス発生
回路の構成図
【図2】同実施の形態における動作を示すタイミングチ
ャート
【図3】従来の3相クロックパルス発生回路の構成図
【図4】16:9のワイド表示素子上の表示映像の説明
【図5】従来の3相クロックパルス発生回路の動作を示
すタイミングチャート
【符号の説明】
51 インバータ 52 3分周回路 53 2分周回路 54 4分周回路 55,56,57,58 遅延回路 59、60、61 切り換えスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に位相が異なる3相のパルス列信号
    からなる3相クロックパルスを発生する3相クロックパ
    ルス発生回路において、システムクロックとなる基本ク
    ロックを発生するため、その周波数を決定する源発振パ
    ルスを発振する源発振回路と、前記源発振回路からの源
    発振パルスを、基準信号と源発振周期換算で360°遅
    れた120°遅延信号と源発振周期換算で720°遅れ
    た240°遅延信号とに3分周する3分周回路と、前記
    源発振回路からの源発振パルスを2分周する2分周回路
    と、前記源発振回路からの源発振パルスを4分周する4
    分周回路と、前記2分周回路からの2分周信号を源発振
    周期の略240°に相当する時間だけ遅らせる第1の遅
    延回路と、前記2分周回路からの2分周信号を源発振周
    期の略480°に相当する時間だけ遅らせる第2の遅延
    回路と、前記4分周回路からの4分周信号を源発振周期
    の略480°に相当する時間だけ遅らせる第3の遅延回
    路と、前記4分周回路からの4分周信号を源発振周期の
    略960°に相当する時間だけ遅らせる第4の遅延回路
    と、前記3分周回路からの基準信号と前記2分周回路か
    らの2分周信号と前記4分周回路からの4分周信号とを
    切り換えて第1のパルス列信号として出力する第1の切
    り換え手段と、前記3分周回路からの120°遅延信号
    と前記第1の遅延回路からの遅延信号と前記第3の遅延
    回路からの遅延信号とを切り換えて第2のパルス列信号
    として出力する第2の切り換え手段と、前記3分周回路
    からの240°遅延信号と前記第2の遅延回路からの遅
    延信号と前記第4の遅延回路からの遅延信号とを切り換
    えて第3のパルス列信号として出力する第3の切り換え
    手段とを備え、3相のパルス列信号として、前記第1の
    切り換え手段から出力する第1のパルス列信号と、前記
    第2の切り換え手段から出力する第2のパルス列信号
    と、前記第3の切り換え手段から出力する第3のパルス
    列信号とにより、前記3相クロックパルスを構成する3
    相クロックパルス発生回路。
  2. 【請求項2】 第1,第2,第3,第4の遅延回路を、
    インバータ素子のみもしくは源発振パルスの変化点での
    デコード値とインバータ素子の組み合わせで構成した請
    求項1に記載の3相クロックパルス発生回路。
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