JPH0514843A - 液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置 - Google Patents

液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置

Info

Publication number
JPH0514843A
JPH0514843A JP18942391A JP18942391A JPH0514843A JP H0514843 A JPH0514843 A JP H0514843A JP 18942391 A JP18942391 A JP 18942391A JP 18942391 A JP18942391 A JP 18942391A JP H0514843 A JPH0514843 A JP H0514843A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing signal
horizontal
liquid crystal
vertical
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18942391A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kato
厚志 加藤
Yukihiro Okada
行弘 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP18942391A priority Critical patent/JPH0514843A/ja
Publication of JPH0514843A publication Critical patent/JPH0514843A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Synchronizing For Television (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 3板式液晶プロジェクタにおけるコンバーゼ
ンス補正が電気的かつ簡単にできるようにする。 【構成】 第1の水平タイミング信号発生回路37は、
水平同期信号に基づいて第1の水平タイミング信号を第
1の液晶パネル装置9へ出力する。第2および第3の水
平タイミング信号発生回路39、41は、第1および第
2の位相制御回路43、45からの水平同期信号に基づ
いて第2および第3の水平タイミング信号を形成し、第
1の水平タイミング信号に対して外部からの補正値KV
によって移相制御したその第2および第3の水平タイミ
ング信号を第2および第3の液晶パネル装置19、21
へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液晶駆動用タイミング信
号の位相制御装置に係り、特に、3枚の液晶パネル装置
を用いた3板式液晶プロジェクタに用いて好適する位相
制御装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の3板式液晶プロジェクタ
は、図7に示すように、白色光源として機能するランプ
1からの光軸上に、例えばR(赤色)光とB(青色)光
を各々分離させるダイクロイックミラー3、5と反射ミ
ラー7を配置し、ダイクロイックミラー5と反射ミラー
7の間にG(緑色)光を制御する第1の液晶パネル装置
(液晶ライトバルブ)9を配置し、分離されたR光の光
軸上に反射ミラー11を配置し、反射ミラー11からの
反射光の光軸上にB光とG光を合成するダイクロイック
ミラー13、15および投射用レンズ17を配置し、反
射ミラー11とダイクロイックミラー13の間にR光を
制御する第2の液晶パネル装置19を配置するととも
に、ダイクロイックミラー5、13の間にB光を制御す
る第3の液晶パネル装置21を配置する構成を有してい
る。
【0003】このような3板式液晶プロジェクタでは、
ランプ1からの白色光を3原色に分離し、対応する第1
〜第3の液晶パネル装置9、19、21にて画素毎の光
量を制御して合成し、レンズ17から例えば図示しない
スクリーン上に投射させて結像させる。そして、3板式
液晶プロジェクタにおける例えば第1の液晶パネル装置
9は、図8に示すように、シフトレジスタ23、サンプ
ルホールド回路25、垂直ドライバ27および水平方向
N個×垂直方向M個(符号N、Mは整数)の画素の液晶
パネル29を有して構成されている。
【0004】この第1の液晶パネル装置9は、シフトレ
ジスタ23で水平スタートパルスに同期した水平シフト
クロックを水平方向画素にシフトさせてサンプルホール
ド回路25へ出力し、サンプルホールド回路25ではG
光の映像信号をサンプルホールドするとともにラッチし
て液晶パネル29の対応する水平方向画素ラインへ出力
し、垂直スタートパルスに同期させた垂直シフトクロッ
クを垂直ドライバ27から液晶パネル29の対応する垂
直方向画素ラインへ順次出力し、各画素を遮蔽又は透過
させて透過光の光量を制御する。第2および第3の液晶
パネル装置19、21も第1の液晶パネル装置9と同様
である。このような3板式液晶プロジェクタにおいて
は、結像位置の3原色コンバーゼンスずれが生じると画
像品位を低下させるから、それら第1〜第3の液晶パネ
ル装置9、19、21を水平、垂直、回転方向および光
軸方向にスライド可能に配置し、メーカー側でコンバー
ゼンスずれを調整した後にそれら第1〜第3の液晶パネ
ル装置9、19、21を固定して出荷している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
3板式液晶プロジェクタでは、第1〜第3の液晶パネル
装置9、19、21を固定して出荷しているから、購入
後にコンバーゼンスがずれた場合にユーザーが再調整す
ることが困難である。もっとも、第1〜第3の液晶パネ
ル装置9、19、21をスライド可能に配置すればよい
ように思われるが、第1〜第3の液晶パネル装置9、1
9、21をスライドする機構部品が必要になり、第1〜
第3の液晶パネル装置9、19、21を含む周辺機構の
大型化を招く難点がある。そのため、従来では、例えば
水平方向について1/2画素以内のずれは許容される範
囲と考えられていた。
【0006】特に、画素数を増大させた大型の液晶パネ
ル装置では、水平および垂直シフトクロック周波数を高
くする必要があるから、コンバーゼンスずれによる画像
品位を低下させない対策が望まれていた。本発明は上述
した従来の欠点を解決するためになされたもので、複数
の液晶パネル装置によって画素制御させた合成結像につ
いて、構成を複雑化させずにコンパーゼンスずれを補正
することが可能な位相制御装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明の第1の構成は、水平同期信号で位相制
御された第1の水平タイミング信号を第1の液晶パネル
装置へ出力する第1の水平タイミング信号発生回路と、
その水平同期信号で位相制御された第2の水平タイミン
グ信号を第2の液晶パネル装置へ出力するとともにその
第1の水平タイミング信号に対して移相可能に形成され
た第2の水平タイミング信号発生回路と、その水平同期
信号で位相制御された第3の水平タイミング信号を第3
の液晶パネル装置へ出力するとともに上記第1の水平タ
イミング信号に対して移相可能に形成された第3の水平
タイミング信号発生回路とを有している。
【0008】また、本発明の第2の構成は、水平同期信
号および垂直同期信号で位相制御された第1の垂直タイ
ミング信号を映像信号の垂直シフトクロックとして第1
の液晶パネル装置へ出力する第1の垂直タイミング信号
発生回路と、それら水平および垂直同期信号で位相制御
された第2の垂直タイミング信号をその映像信号の垂直
シフトクロックとして第2の液晶パネル装置へ出力する
とともに上記第1の垂直タイミング信号に対して移相可
能に形成された第2の垂直タイミング信号発生回路と、
それら水平および垂直同期信号で位相制御された第3の
垂直タイミング信号を上記映像信号の垂直シフトクロッ
クとして第3の液晶パネル装置へ出力するとともに上記
第1の垂直タイミング信号に対して移相可能に形成され
た第3の垂直タイミング信号発生回路とを有している。
【0009】
【作用】このような手段を備えた本発明の第1の構成で
は、第2および第3の水平タイミング信号発生回路がそ
の第1の水平タイミング信号に対して移相させた第2お
よび第3の水平タイミング信号を出力するから、第1の
液晶パネル装置に対して第2および第3の液晶パネル装
置の画素がその移相量に応じて水平方向にシフトする。
また、本発明の第2の構成では、第2および第3の垂直
タイミング信号発生回路がその第1の垂直タイミング信
号に対して移相させた第2および第3の垂直タイミング
信号を出力するから、第1の液晶パネル装置に対して第
2および第3の液晶パネル装置の画素ラインがその移相
量に応じて垂直方向にシフトする。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。なお、従来例と共通する部分には同一の符号を付
す。図1は本発明に係る位相制御装置の第1の実施例を
示すブロック図である。複合テレビ信号から分離された
垂直同期信号が入力された第1、第2および第3の垂直
タイミング信号発生回路31、33、35は、後述する
第1、第2および第3の水平タイミング信号発生回路3
7、39、41からの水平同期信号と、その垂直同期信
号から垂直スタートパルスおよび垂直シフトクロックの
2つで形成される第1、第2および第3の垂直タイミン
グ信号を発生して第1、第2および第3の液晶パネル装
置9、19、21へ出力する回路である。なお、図1中
の符号K(補正値)については後述する構成で詳細に説
明する。
【0011】複合テレビ信号から分離された水平同期信
号は、遅延器50を介して第1の水平タイミング信号発
生回路37に接続されるとともに、直接第1および第2
の位相制御回路43、45の移相器47、49に接続さ
れている。遅延器50は、第1の水平タイミング信号発
生回路37への水平同期信号を移相器47、49におけ
る信号処理分遅らせる固定の移相器である。第1の水平
タイミング信号発生回路37は、図2に示すように、例
えば31.5KHz(順次走査時)の水平同期信号と後
述する31.5KHzの第1の位相比較信号S1と位相
比較して位相差に応じた差信号を出力する位相比較器5
1と、この位相比較器51からの差信号の高域成分をカ
ットするローパスフィルタ(以下LPFと略称する)5
3と、高域カットされた差信号レベルに応じてこの差信
号レベルを一定にするよう発振周波数を可変した約20
MHzのパルス信号を発振する電圧制御発振器(以下V
COと略称する)55と、発振パルス信号から分周して
31.5KHzの第1の位相比較信号S1を位相比較器
51へ出力する分周器57と、この分周器57からの分
周信号から水平スタートパルスや水平シフトクロックと
しての水平タイミング信号を第1の液晶パネル装置9に
出力するタイミング信号出力回路59とを有するPLL
構成となっている。
【0012】第1の液晶パネル装置9は、上述した図1
0に示したように、シフトレジスタ23、サンプルホー
ルド回路25、垂直ドライバ27および液晶パネル29
から形成されており、第1の水平タイミング信号発生回
路37および第1の垂直タイミング信号発生回路31か
らの水平および垂直タイミング信号によって駆動する。
他の第2および第3の液晶パネル装置19、21も同様
である。タイミング信号出力回路59は、第1および第
2の位相制御回路43、45の位相比較器61、63に
遅延器64を介して接続され、第1の位相比較信号S1
を出力している。
【0013】遅延器64は、例えば図3に示すように、
インバータI1 、抵抗R1 およびインバータI2 を直列
接続し、抵抗R1 とインバータI2 の接続点をコンデン
サCおよび可変容量ダイオードDの直列回路で接地する
とともに、コンデンサCと可変容量ダイオードDの接続
点に抵抗R2 を介して固定した制御電圧を印加する構成
を有する移相器である。この遅延器64では、図4のよ
うに、タイミング信号出力回路59からの第1の位相比
較信号S1(図4A)をインバータI1 で反転し(図4
B)、抵抗R1、コンデンサCおよび可変容量ダイオー
ドDによって微分信号(図4C)を形成し、インバータ
I2 にて所定のスレショールドレベル以上の期間を検出
して遅延された第1の位相比較信号S1(図4D)を位
相比較器61、63へ出力するものである。
【0014】第1の位相制御回路43は、遅延器64と
後述する可変遅延器76からの信号の位相差を出力する
位相比較器61と、その差信号の高域成分をカットする
LPF65と、高域カットされた差信号レベルに応じて
この差信号レベルが一定となるよう水平同期信号の位相
を移相(スライド)して第2の水平タイミング信号発生
回路39の位相比較器67へ出力する移相器47から形
成されている。第2の水平タイミング信号発生回路39
は、第1の水平タイミング信号発生回路37とほぼ同様
に、位相比較器67と、LPF69と、VCO71と、
31.5KHzの第2の位相比較信号S2を出力する分
周器73と、水平スタートパルスP2や水平シフトクロ
ックCL2としての第2のタイミング信号を第2の液晶
パネル装置19へ出力するタイミング信号出力回路75
と、可変遅延器76とから形成されたPLL構成となっ
ている。
【0015】タイミング信号出力回路75は、第2の位
相比較信号S2と同じ周波数の信号を可変遅延器76を
介して第1の位相制御回路43の位相比較器61へ出力
している。第2の水平タイミング信号発生回路39およ
び第2の垂直タイミング信号発生回路33からの水平タ
イミング信号によって第2の液晶パネル装置19が駆動
される。可変遅延器76は、例えば図5に示すように図
3の遅延器64と類似する構成を有する移相器である。
すなわち、インバータI1 、抵抗R1 およびインバータ
I2 を直列接続し、抵抗R1 とインバータI2 の接続点
をコンデンサCおよび可変容量ダイオードDの直列回路
で接地するとともに、コンデンサCと可変容量ダイオー
ドDの接続点に抵抗R2 を介して加算器ADを接続し、
この加算器ADに基準電圧RVおよび補正電圧KV1 を
印加する構成となっている。
【0016】この可変遅延器76では、上述した図3の
遅延器64のように動作し、補正電圧KV1 を可変する
ことによって可変容量ダイオードDに印加される電圧が
変化し、可変容量ダイオードDの容量が変化して図4C
の微分信号がスライドし、インバータI2 にて検出され
る第2の位相比較信号S2(図4D)が移相されて位相
比較器61へ出力される。第2の位相制御回路45は、
遅延器64と後述する可変遅延器88からの信号の位相
差を出力する位相比較器63と、その差信号の高域成分
をカットするLPF77と、高域カットされた差信号レ
ベルに応じてこの差信号レベルが一定となるよう水平同
期信号の位相を移送して第3の水平タイミング信号発生
回路41の位相比較器79へ出力する移相器49から形
成されている。
【0017】第3の水平タイミング信号発生回路41
は、第2の水平タイミング信号発生回路39と同様に、
位相比較器79と、LPF81と、VCO83と、3
1.5KHzの第3の位相比較信号S3を出力する分周
器85と、水平スタートパルスP3や水平シフトクロッ
クCL3としての第3のタイミング信号を第3の液晶パ
ネル装置21へ出力するタイミング信号出力回路87
と、第2の水平タイミング信号発生回路39の可変遅延
器76と同様な可変遅延器88とから形成されたPLL
構成となっている。タイミング信号出力回路87は、第
3の位相比較信号S3と同じ周波数の信号を可変遅延器
88を介して第2の位相制御回路45の位相比較器63
へ出力している。
【0018】第3の水平タイミング信号発生回路41お
よび第3の垂直タイミング信号発生回路35からの水平
タイミング信号によって第3の液晶パネル装置21が駆
動される。また、可変遅延器88からの第3の位相比較
信号S3は、補正電圧KV2 によって移相されて位相比
較器63へ出力される。なお、図2のLPF65、77
は、図1では位相比較器61、63中に含めて図示し
た。以下、上述した本発明に係る第1の構成の動作を説
明する。まず、第1の液晶パネル装置9の動作について
説明する。複合テレビ信号から分離された水平同期信号
が遅延器50を介して第1の水平タイミング信号発生回
路37に加えられ、水平同期信号およびこれに基づいて
形成された第1の位相比較信号S1との位相差が一定と
なるようにPLL位相制御され、第1の水平タイミング
信号がタイミング信号出力回路59から第1の液晶パネ
ル装置9に出力される。
【0019】垂直同期信号が第1の垂直タイミング信号
発生回路31に加えられ、水平同期信号および垂直同期
信号に同期した垂直スタートパルスや垂直シフトクロッ
クとしての第1の垂直タイミング信号が第1の液晶パネ
ル装置9に出力され、それら第1の水平および垂直タイ
ミング信号によって第1の液晶パネル装置9が駆動され
る。次に、第2の液晶パネル装置19の動作を説明す
る。第1の位相制御回路43を介して入力された水平同
期信号が第2の水平タイミング信号発生回路39に加え
られ、水平同期信号およびこれに基づいて形成された第
2の位相比較信号S2との位相差が一定となるようにP
LL位相制御され、第2の水平タイミング信号がタイミ
ング信号出力回路75から第2の液晶パネル装置19へ
出力される。
【0020】しかも、タイミング信号出力回路75から
第2の位相比較信号S2が可変遅延器76で位相スライ
ド調整されて位相比較器61に加えられ、この位相比較
器61で第1および第2の位相比較信号S1、S2の位
相差が出力され、LPF65で高域カットした差信号レ
ベルに応じて移相器47にてその差信号レベルが一定と
なるよう水平同期信号が移相され、第2の水平タイミン
グ信号発生回路39の位相比較器67へ加えられる。そ
のため、可変遅延器76に加える補正電圧KV1 を適当
に調整すると、第2の水平タイミング信号発生回路39
から第2の液晶パネル装置19へ出力される第2の水平
タイミング信号の位相が第1の水平タイミング信号に対
して移相し、第2の液晶パネル装置19における画素が
水平方向へスライド調整される。
【0021】他方、第2の垂直タイミング信号発生回路
33では、水平同期信号および垂直同期信号に同期した
第2の垂直タイミング信号が第2の液晶パネル装置19
に出力され、それら第2の水平および垂直タイミング信
号によって第2の液晶パネル装置19が駆動される。さ
らに、第3の液晶パネル装置21の動作を説明する。第
2の位相制御回路45を介して入力された水平同期信号
が第3の水平タイミング信号発生回路41に加えられ、
第2の水平タイミング信号発生回路39と同様にPLL
位相制御された第3のタイミング信号がタイミング信号
出力回路87から第3の液晶パネル装置21へ出力され
る。
【0022】また、タイミング信号出力回路87から第
3の位相比較信号S3が可変遅延器88で移相調整され
て位相比較器63に加えられ、この位相比較器63で第
1および第3の位相比較信号S1、S3の位相差が出力
され、LPF77で高域カットした差信号レベルに応じ
て移相器49にてその差信号レベルが一定となるよう水
平同期信号が移相され、第3の水平タイミング信号発生
回路41の位相比較器79へ加えられる。そのため、可
変遅延器88に加える補正電圧KV2 を適当に調整する
と、第3の水平タイミング信号発生回路41から第3の
液晶パネル装置21へ出力される第3のタイミング信号
の位相が第1の水平タイミング信号に対して移相し、第
2の液晶パネル装置19における画素が水平方向へスラ
イド調整される。しかも、補正電圧KV1 に対して補正
電圧KV2 を独立調整することも可能である。
【0023】他方、第3の垂直タイミング信号発生回路
35では、水平同期信号および垂直同期信号に同期した
第3の垂直タイミング信号が第3の液晶パネル装置21
に出力され、それら第3の水平および垂直タイミング信
号によって第3の液晶パネル装置21が駆動される。ま
た、第2および第3の水平タイミング信号発生回路3
9、41から第2および第3の液晶パネル装置19、2
1へ出力される第2および第3の水平タイミング信号
が、第1の位相比較信号S1と第2および第3の位相比
較信号S3との間で一定の位相差となるように位相制御
される。
【0024】このように本発明の第1の構成では、遅延
器64および可変遅延器76、88を適当に構成し、あ
る可変範囲の中ほどの補正電圧KV1 、KV2 で第1〜
第3の液晶パネル装置9、19、21による正確な結像
コンバーゼンスが図れるようにしておけば、その後のコ
ンバーゼンスずれに対して補正電圧KV1 、KV2 をプ
ラス又はマイナス方向に可変するだけで、何時でも水平
方向のコンバーゼンスずれを電気的に補正できるし、±
0.5画素以内の補正も可能である。しかも、第1〜第
3の液晶パネル装置9、19、21の位相制御装置に遅
延器64および可変遅延器76、88を加えるだけで構
成可能となるから、構造も複雑とならず、小型である。
【0025】さらに、第2および第3の水平タイミング
信号発生回路39、41からの第2および第3の水平タ
イミング信号の位相が第1の位相比較信号S1によって
位相制御されているから、第1〜第3の液晶パネル装置
9、19、21では各々映像信号の同一点をサンプリン
グして動作し、この点からも第1〜第3の液晶パネル装
置9、19、21を用いた3板式液晶プロジェクタでは
再生画像の色ずれが生じ難くなる。次に本発明の他の実
施例を第2の構成として説明する。図6は本発明に係る
第2の構成の要部を説明するブロック図である。図にお
いて、水平タイミング発生回路89は、図1の第1〜第
3の水平タイミング発生回路37、39、41の各々に
相当し、水平同期信号から水平タイミング信号を出力す
るとともに水平同期信号と同じ周波数信号(31.5K
Hz)をカウンタ91へ出力するものである。
【0026】カウンタ91は水平タイミング発生回路8
9からの周波数信号をカウントして1/525分周する
分周器であり、分周信号である60Hzの分周信号を同
期保護回路93へ出力するとともに垂直シフトクロック
として第1〜第3の液晶パネル装置へ9、19、21へ
出力するものである。同期保護回路9は、カウンタ91
の60Hzの分周信号と60Hzの垂直同期信号の位相
を比較し、双方の位相が揃ったときにリセット信号をカ
ウンタ91へ出力するものであり、カウンタ91はこの
リセット信号によってリセットをかけながら水平タイミ
ング発生回路89からの周波数信号のカウントを繰返し
て1/525分周する。
【0027】カウンタ91は、カウント中のデータを1
0ビットのカウント信号としてデコーダ95へ出力して
おり、デコーダ95はこれにセットされる値に対してカ
ウント信号が一致したとき垂直スタートパルスを第1〜
第3の液晶パネル装置9、19、21へ出力するもので
ある。デコーダ95にセットされる値は、加算器97で
基準値に補正値Kを加算して入力してセットされる。そ
の補正値Kを±0、±1、±2、±3、・・・と変化さ
せれば、垂直スタートパルスの出力タイミングが変化し
て1ライン単位で垂直方向に画素ラインがシフトし、±
0.5ライン以内の調整ができる。なお、補正値Kはス
イッチ等によって可変設定するとよい。
【0028】これら、カウンタ91、同期保護回路9
3、デコーダ95および加算器97により、垂直タイミ
ング信号としての垂直スタートパルスや垂直シフトクロ
ックを第1〜第3の液晶パネル装置9、19、21へ出
力する図1の第1〜第3の垂直タイミング信号発生回路
31、33、35が形成されている。もっとも、第1の
垂直タイミング信号発生回路31については、加算器9
7を省略して基準値をデコーダ95にセットする構成と
なっている。そのため、第1〜第3の垂直タイミング信
号発生回路31、33、35の基準値を適当に選定し、
結像について垂直方向の正確なコンバーゼンスが図れる
ようにしておけば、その後のコンバーゼンスずれに対し
て第2および第3の垂直タイミング信号発生回路33、
35の補正値Kをプラス又はマイナス方向に可変するだ
けで、垂直方向のコンバーゼンスずれを電気的に補正で
きる。
【0029】上述した各構成では、第1の液晶パネル装
置9への水平タイミング信号に対して第2および第3の
液晶パネル装置19、21への水平タイミング信号が移
相可能となるよう第1〜第3の水平タイミング信号発生
回路37、39、41を形成する構成と、第1の液晶パ
ネル装置9への垂直タイミング信号に対して第2および
第3の液晶パネル装置19、21への垂直タイミング信
号が移相可能となるよう第1〜第3の垂直タイミング信
号発生回路31、33、35を形成する構成とを別々に
説明した。しかし、本発明では各構成を同時に構成した
方がより効果的なコンパーゼンス補正が可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る第1の
構成では、3枚の第1〜第3の液晶パネル装置に第1〜
第3の水平タイミング信号を出力する第1〜第3の水平
タイミング信号発生回路について、その第1の水平タイ
ミング信号に対して補正値によって移相させた第2およ
び第3の水平タイミング信号を出力するよう第2および
第3の水平タイミング信号発生回路を構成したから、第
1の液晶パネル装置に対して第2および第3の液晶パネ
ル装置の画素が各々の補正値に応じて水平方向にスライ
ドし、水平方向のコンバーゼンスずれを電気的に補正で
きる。また、第2の構成では、第1〜第3の液晶パネル
装置に第1〜第3の垂直タイミング信号を出力する第1
〜第3の垂直タイミング信号発生回路のうち、その第1
の垂直タイミング信号に対して補正値によって移相させ
た第2および第3の垂直タイミング信号を出力するよう
それら第2および第3の垂直タイミング信号発生回路を
構成したから、第1の液晶パネル装置に対して第2およ
び第3の液晶パネル装置の画素ラインを各々の補正値に
応じて垂直方向にシフトさせることが可能となり、垂直
方向のコンバーゼンスずれを電気的に補正できる。その
ため、これら第1および第2の構成では、コンバーゼン
ス調整した後においても、ユーザーがコンバーゼンスず
れを何時でも補正できる利点があるし、電気的に補正す
るので構成が大型化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位相制御装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】本発明の第1の構成に係り、図1中の第1〜第
3の水平タイミング信号発生回路、並びに第1および第
2の位相制御回路を示すブロック図である。
【図3】図2中の遅延器の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図3の遅延器の動作を示す波形図である。
【図5】図2中の可変遅延器の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】本発明の第2の構成に係り、図1中の第1〜第
3の垂直タイミング信号発生回路を第1〜第3の水平タ
イミング信号発生回路とともに示すブロック図である。
【図7】3板式液晶プロジェクタの構成を示す概略図で
ある。
【図8】液晶パネル装置の概略を示す図である。
【符号の説明】
1 ランプ 3、5、13、15 ダイクロイックミラー 7、11 反射ミラー 9 第1の液晶パネル装置 17 レンズ 19 第2の液晶パネル装置 21 第3の液晶パネル装置 23 シフトレジスタ 25 サンプルホールド回路 27 垂直ドライバ 29 液晶パネル 31、33、35 第1、第2および第3の垂直タイミ
ング信号発生回路 37、39、41 第1、第2および第3の水平タイミ
ング信号発生回路 43、45 第1および第2の位相制御回路 47、49 移相器 50、64 遅延器 51、61、63、67、79 位相比較器 53、65、69、77、81 LPF 55、71、83 VCO 57、73、85 分周器 59、75、87 タイミング信号出力回路 64、88 可変遅延器 89 水平タイミング発生回路 91 カウンタ 93 同期保護回路 95 デコーダ 97 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 5/06 Z 9070−5C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平同期信号によって位相制御された第
    1の水平タイミング信号を第1の液晶パネル装置へ出力
    する第1の水平タイミング信号発生回路と、 前記水平同期信号によって位相制御された第2の水平タ
    イミング信号を第2の液晶パネル装置へ出力するととも
    に前記第2の水平タイミング信号を前記第1の水平タイ
    ミング信号に対して移相可能に形成された第2の水平タ
    イミング信号発生回路と、 前記水平同期信号によって位相制御された第3の水平タ
    イミング信号を第3の液晶パネル装置へ出力するととも
    に前記第3の水平タイミング信号を前記第1の水平タイ
    ミング信号に対して移相可能に形成された第3の水平タ
    イミング信号発生回路と、 を具備してなることを特徴とする液晶駆動用タイミング
    信号の位相制御装置。
  2. 【請求項2】 水平同期信号および垂直同期信号によっ
    て位相制御された第1の垂直タイミング信号を前記映像
    信号の垂直シフトクロックとして第1の液晶パネル装置
    へ出力する第1の垂直タイミング信号発生回路と、 前記水平同期信号および垂直同期信号によって位相制御
    された第2の垂直タイミング信号を前記映像信号の垂直
    シフトクロックとして第2の液晶パネル装置へ出力する
    とともに、前記第2の垂直タイミング信号を前記第1の
    垂直タイミング信号に対して移相可能に形成された第2
    の垂直タイミング信号発生回路と、 前記水平同期信号および垂直同期信号によって位相制御
    された第3の垂直タイミング信号を前記映像信号の垂直
    シフトクロックとして第3の液晶パネル装置へ出力する
    とともに、前記第3の垂直タイミング信号を前記第1の
    垂直タイミング信号に対して移相可能に形成された第3
    の垂直タイミング信号発生回路と、 を具備してなることを特徴とする液晶駆動用タイミング
    信号の位相制御装置。
JP18942391A 1991-07-04 1991-07-04 液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置 Pending JPH0514843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18942391A JPH0514843A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18942391A JPH0514843A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0514843A true JPH0514843A (ja) 1993-01-22

Family

ID=16241008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18942391A Pending JPH0514843A (ja) 1991-07-04 1991-07-04 液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0514843A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06273791A (ja) * 1993-03-24 1994-09-30 Nippon Avionics Co Ltd 自動位置補正回路
EP0806875A1 (en) * 1996-05-10 1997-11-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video image projector
US6895826B1 (en) 1998-05-29 2005-05-24 Oval Corporation Coriolis mass flowmeter
JP2005195831A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Sony Corp 表示装置及び表示装置の駆動方法
GB2424179A (en) * 2005-03-17 2006-09-20 Lear Corp A seat storage assembly with pivot and lock
US8139167B2 (en) 2007-07-25 2012-03-20 Sony Corporation Projection display apparatus which enables a selected image inverting process to be performed to facilitate registration adjustment
US8199261B2 (en) 2007-07-25 2012-06-12 Sony Corporation Projection display apparatus which enables misregistration between primary color lights projected on a screen to be reduced

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06273791A (ja) * 1993-03-24 1994-09-30 Nippon Avionics Co Ltd 自動位置補正回路
EP0806875A1 (en) * 1996-05-10 1997-11-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Video image projector
US6895826B1 (en) 1998-05-29 2005-05-24 Oval Corporation Coriolis mass flowmeter
JP2005195831A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Sony Corp 表示装置及び表示装置の駆動方法
JP4529443B2 (ja) * 2004-01-07 2010-08-25 ソニー株式会社 表示装置及び表示装置の駆動方法
GB2424179A (en) * 2005-03-17 2006-09-20 Lear Corp A seat storage assembly with pivot and lock
GB2424179B (en) * 2005-03-17 2007-09-26 Lear Corp Seat assembly with automatic stow feature
US8139167B2 (en) 2007-07-25 2012-03-20 Sony Corporation Projection display apparatus which enables a selected image inverting process to be performed to facilitate registration adjustment
US8199261B2 (en) 2007-07-25 2012-06-12 Sony Corporation Projection display apparatus which enables misregistration between primary color lights projected on a screen to be reduced
US8587732B2 (en) 2007-07-25 2013-11-19 Sony Corporation Projection display apparatus which enables a selected image inverting process to be performed to facilitate registration adjustment

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0514843A (ja) 液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置
JP2011150373A (ja) 表示パネル制御回路および表示パネル制御方法
JP2002207192A (ja) 映像表示装置及び駆動回路
JPH07219485A (ja) 液晶表示装置
JP2954043B2 (ja) Osd装置
JPH10229504A (ja) 同期処理回路
WO2004032522A1 (en) Compensation of light source intensity pulse in scrolling colour type projection system
JPH05297839A (ja) 表示装置
JPH1185121A (ja) 画像表示装置
KR100360958B1 (ko) Hout 위치 제어 회로 및 멀티 싱크 모니터
JP2003255273A (ja) 画像表示装置
JP3226464B2 (ja) 3相クロックパルス発生回路
JPH04258992A (ja) 液晶駆動用タイミング信号の位相制御装置
US5153712A (en) Apparatus for inserting color character data into composite video signal
JP3025721B2 (ja) 表示装置の同期駆動回路
JP3539121B2 (ja) ドットクロック生成回路
JP3421987B2 (ja) クロック調整回路及びそれを用いた画像表示装置
JPH07160222A (ja) 液晶表示装置
JPH05204329A (ja) 表示装置
JP2961217B2 (ja) カラー画像表示装置
JPH1188156A (ja) クロック生成用pll回路
JP2002359753A (ja) 映像表示装置および映像安定化方法
JP2022104069A (ja) 集積回路、及び表示装置
JP2685653B2 (ja) 投射型ディスプレイ装置の映像投射装置
JPH07131829A (ja) 信号発生装置