JPH10125202A - 小型継電器 - Google Patents

小型継電器

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JPH10125202A
JPH10125202A JP28103296A JP28103296A JPH10125202A JP H10125202 A JPH10125202 A JP H10125202A JP 28103296 A JP28103296 A JP 28103296A JP 28103296 A JP28103296 A JP 28103296A JP H10125202 A JPH10125202 A JP H10125202A
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JP
Japan
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armature
yoke
card
core
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP28103296A
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English (en)
Inventor
Toru Kikuchi
透 菊池
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Daiichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Daiichi Electric Co Ltd filed Critical Daiichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アマチュアがコアの吸着から解放されてヒン
ジスプリングの付勢により復帰するとき、レシジアルと
称するシールド片をヨークに装着することなく、該アマ
チュアの上端部がヨークに接触しないようにして小型継
電器の品質性能を向上させる。 【解決手段】 小型継電器20に於て、カード31と同
質の突部33を該カード31の背面側上端部近傍へ設
け、コア21が消磁されてアマチュア29がヒンジスプ
リング30にて該コア21からの吸着を脱して復帰する
とき、該突部33の先端部がヨーク24の前面に当接
し、アマチュア29の上端部位とヨーク24との間に一
定のクリアランスMが生じるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は小型継電器に関す
るものであり、特に、ボビンのコアが消磁してアマチュ
アが復帰したとき、該アマチュアとヨークとの間に一定
のクリアランスが生じるように構成された小型継電器に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の此種小型継電器を図3に従って説
明する。図に於て、1は従来の小型継電器の概略を示す
側面図である。該小型継電器1は中心部にコア2を嵌挿
したボビン3にコイル4を巻装し、且つ、該ボビン3の
外側部にヨーク5を配設し、そして、該ヨーク5に該ボ
ビン3を固定している。又、該ヨーク5の下端部にはL
字状に折曲して成るアマチュア6の折曲部位を当接して
回動自在に支承されている。更に、該アマチュア6の前
記折曲部位は一端部をベース板に固定したヒンジスプリ
ング8にて押圧され、そして、該アマチュア6はコア2
が消磁したとき、常に、該コア2より離れる方向へ付勢
されている。
【0003】又、ベース7の上方部には固定接点9が設
けられ、そして、該固定接点9に接触自在に設けられた
可動接点10を有する板バネ状の可動接片11の下端部
を該ベースの下部に固定し、更に、該可動接片11と前
記アマチュア6との間に硬質合成樹脂から成るカード1
2を介装し、前記コイル4に通電すれば、コア2が励磁
されてアマチュア6がヒンジスプリング8の付勢に抗し
て該コア2に吸着され、そして、該アマチュア6は折曲
部を回動支点として図中反時計方向へ回動し、該カード
12を介して可動接片11を反時計方向へ回動させ、該
可動接片11に設けた可動接点10を固定接点9に接触
させて相互に電気的結合を為さしめ、更に、コイル4へ
の通電を停止することによりコア2が消磁され、ヒンジ
スプリング8の付勢によりアマチュア6が回動してコア
2から離れる。このとき、該アマチュア6の上端部がヨ
ーク5に接触しないように非磁性体から成るレシジアル
と称するシールド片13が該ヨーク5の前面に突設され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、アマチュア6
がコア2の吸着から解放されて元の位置に復帰すると
き、該アマチュア6の上端部がヨーク5に接触すれば、
コイル4に通電した際に生じる磁力線が該ヨーク5に伝
導して該接触部位でアマチュア6を吸着する作用が働
き、小型継電器としての機能が期待し得なくなる。そこ
で、この点の欠陥を克服するために前記非磁性体から成
るレシジアルと称せられるシールド片13をヨーク5の
前面に突設して、ヨーク5とアマチュア6の上端部とが
直接接触しないようにしているのである。然し乍ら、該
シールド片13は接着剤等を用いてヨーク5の前面に接
着せられ、而も、この接着作業は殆ど手作業で行われる
関係上、作業性が悪く非能率的であって、且つ、精度上
も問題が多い。
【0005】そこで、アマチュアがコアの吸着から解放
されてヒンジスプリングの付勢により復帰するとき、レ
シジアルと称するシールド片をヨークに装着することな
く、該アマチュアの上端部がヨークに接触しないように
して小型継電器の品質性能を高上せしめるために解決せ
られるべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明は
該課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために提案せられたものであり、中心部にコアを
嵌挿したボビンにコイルを巻装し、且つ、該ボビンの外
側部にヨークを配設して該ボビンを該ヨークに固定し、
更に、該ヨークの一端部にL字状に折曲したアマチュア
を回動自在に支承し、且つ、該アマチュアは一端部をベ
ースに固定したヒンジスプリングにて該アマチュアが復
帰する方向へ付勢されており、一方、該ベース板に固定
接点を設け、該固定接点に対峙して接触自在に配設され
た可動接点を有する板バネ状の可動接片を設け、更に、
該可動接片と前記アマチュアとの間に下端部をベース板
に設けた支承部に枢支されて回動自在に立設された硬質
合成樹脂から或るカードを介装し、前記コイルに通電す
ればコアが励磁され、前記アマチュアがコアに吸着され
て回動することにより前記カードを回動させ、該カード
が前記可動接片を押圧して可動接点が固定接点に接触す
るように構成された小型継電器に於て、前記カードの上
端部近傍の背面側に該カードと同質の突部を設け、前記
コアが消磁されて前記アマチュアがヒンジスプリングに
て該コアからの吸着を脱して復帰するとき、該突部の先
端部がヨークの前面に当接し、アマチュアの上端部位と
前記ヨークとの間に一定のクリアランスが生じるように
構成された小型継電器を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1及び図2に従って詳述する。図1は2極小型継電器2
0であるが、本発明は単極小型継電器であってもよい。
該2極小型継電器20のコア21はボビン22に嵌挿さ
れるとともに該ボビン22にコイル23が巻装され、更
に、図1に於て該ボビン22の左側面及び上側面側にL
字状のヨーク24が配設され、そして、該ヨーク24内
に該ボビン22が固定されている。
【0008】又、該2極小型継電器20のベース25は
硬質合成樹脂板から成り、図1に於て前記ヨーク24に
対して平行に縦設されている。そこで、該ベース25の
上端部近傍の右側面には2個の固定接点26,26が並
設されるとともに、該固定接点26,26の右側には夫
々下端部をベース25の下部に固定した板バネ状の可動
接片27,27が配設され、且つ、該可動接片27,2
7の上端部近傍に夫々可動接点28,28が配設される
ことにより、前記固定接点26,26と該可動接点2
8,28とが所定距離を隔てて対峙している。
【0009】一方、前記ヨークの下端部にL字状に折曲
したアマチュア29の該折曲部を当接して該アマチュア
29を回動自在に支承すると共に、該アマチュア29の
該折曲部外側面を、一端部をベース25に固定したヒン
ジスプリング30にて圧接し、そして、図1に於て該ア
マチュア29は該ヒンジスプリング30によって該アマ
チュア29の右側片の部位がコア21から離れる方向へ
付勢されている。即ち、該アマチュア29は、コア21
が消磁して該コア21からの吸着を解放されたとき、該
アマチュア29がコア21から離れる方向へ前記ヒンジ
スプリング30にて付勢されているのである。
【0010】又、前記可動接片27,27と前記アマチ
ュア29との間には硬質の合成樹脂板にて形成されたカ
ード31が介装されている。該カード31の上端部に
は、図2の(a)(b)に示すように、前記双方の可動
接片27,27の上端部を停止するための溝状の係止部
31a,31aを左右対峙して設けられており、そし
て、下端部の左右に軸片31b,31bを外側方向へ突
設し、更に、図1に於てベース25の下端部に右方へ突
設されて形成された係合凹部32,32に前記軸片31
b,31bを係合して該カード31を該軸片31b,3
1bを回動支点として左右に回動できるように構成され
ている。
【0011】更に又、図1に於て該カード31の上端部
近傍の右側面には該カード31の成形時に同時に成形さ
れる硬質の合成樹脂から成る突部33を突設している。
而して、前記コイル23に通電し、そして、コア21が
励磁されたとき、磁力線がヨーク24に伝導されたとき
に於ても前記突部33が直接にヨーク24に当接し、該
ヨーク24とアマチュア29の上端部近傍との間に一定
のクリアランスMが形成されて該アマチュア29の上端
部近傍はヨーク24からの磁力線が伝導することはな
い。依って、ヒンジスプリング30の付勢作用を阻害す
るようなことはない。
【0012】従って、コイル23に通電し、コア21が
励磁されるとき、ヨーク24に磁力線が伝導されても、
アマチュア29は前記突部33にて磁気的遮断が為され
ているため、該アマチュア29はヒンジスプリング30
の付勢に抗して該コア21に吸着される。このとき、該
アマチュア29の上端部は前記カード31の背面を押圧
し、そして、該カード31は可動接片27,27を前方
へ押圧し、該可動接片27,27に設けられている可動
接点28,28を固定接点26,26に接触させて円滑
なる電気的結合作用を為さしめるのである。
【0013】又、コイル23に前記通電を停止し、そし
て、コア21が消磁したときには、該アマチュア29は
ヒンジスプリング30の付勢により該コア21の吸着か
ら解放されて元の位置に円滑に復帰することができるの
である。
【0014】尚、前記カード31は2極小型継電器20
に用いるものを説明したが、単極小型継電器に用いるた
め、前記係止部は単独に形成されたものであってもよ
い。而して、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り
種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変
されたものに及ぶことは当然である。
【0015】
【発明の効果】この発明は上記一実施の形態にて詳述せ
る如く、カードの下端部をベースの下部に設けた係合凹
部に回動自在に枢支し、そして、アマチュアの押圧動作
にて該カードが可動接片を前方へ押圧して可動接点を固
定接点と接触させて電気的結合を為さしめるのである
が、該カードは硬質の合成樹脂板から成り、且つ、該カ
ードの上端部背面に突設された突部も該カードと同質の
ものが選択されているので、該突部はカードの成形時に
同時に成形されることになり、依って成形作業も極めて
簡単であり、品質も均一となる。
【0016】而して、アマチュアの復帰時に於て、可動
接片に押圧されてカードが後退するとき、該カードの上
端部背面に突設された前記突部がヨークの前面に当接
し、更に、アマチュアがコアからの吸着を解放されて復
帰するとき、該ヨークとアマチュアの上端部との間に一
定のクリアランスが形成されるため、たとえ、ヨークに
磁力線が伝達されているとしても、該クリアランスによ
ってアマチュアはヨークからの磁力線による吸引作用を
受けることがないので、小型継電器の円滑なる機能が期
待できると同時に従来のレジアルと称するシールドが不
要となるため、品質の向上と共にコストダウンにも寄与
することができる等、正に著大なる効果を奏する発明で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示し、2極小型継電器
の要部の側面図。
【図2】(a)カードの正面図。 (b)カードの側面図。
【図3】従来の小型継電器の要部の側面図。
【符号の説明】
20 2極小型継電器 21 コア 22 ボビン 23 コイル 24 ヨーク 25 ベース 26 固定接点 27 可動接片 28 可動接点 29 アマチュア 30 ヒンジスプリング 31 カード 31a 係止部 32 係合凹部 33 突部 M クリアランス

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心部にコアを嵌挿したボビンにコイル
    を巻装し、且つ、該ボビンの外側部にヨークを配設して
    該ボビンを該ヨークに固定し、更に、該ヨークの一端部
    にL字状に折曲したアマチュアを回動自在に支承し、且
    つ、該アマチュアは一端部をベースに固定したヒンジス
    プリングにて該アマチュアが復帰する方向へ付勢されて
    おり、一方、該ベース板に固定接点を設け、該固定接点
    に対峙して接触自在に配設された可動接点を有する板バ
    ネ状の可動接片を設け、更に、該可動接片と前記アマチ
    ュアとの間に下端部をベース板に設けた支承部に枢支さ
    れて回動自在に立設された硬質合成樹脂から或るカード
    を介装し、前記コイルに通電すればコアが励磁され、前
    記アマチュアがコアに吸着されて回動することにより前
    記カードを回動させ、該カードが前記可動接片を押圧し
    て可動接点が固定接点に接触するように構成された小型
    継電器に於て、前記カードの上端部近傍の背面側に該カ
    ードと同質の突部を設け、前記コアが消磁されて前記ア
    マチュアがヒンジスプリングにて該コアからの吸着を脱
    して復帰するとき、該突部の先端部がヨークの前面に当
    接し、アマチュアの上端部位と前記ヨークとの間に一定
    のクリアランスが生じるように構成されたことを特徴と
    する小型継電器。
JP28103296A 1996-10-23 1996-10-23 小型継電器 Pending JPH10125202A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187257B2 (en) 2004-11-02 2007-03-06 Uchiya Thermostat Co., Ltd. Electromagnetic relay
US7439834B2 (en) 2005-07-11 2008-10-21 Uchiya Thermostat Co., Ltd. Electromagnetic relay

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