JPH10124736A - 書類自動発行機 - Google Patents

書類自動発行機

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JPH10124736A
JPH10124736A JP27209296A JP27209296A JPH10124736A JP H10124736 A JPH10124736 A JP H10124736A JP 27209296 A JP27209296 A JP 27209296A JP 27209296 A JP27209296 A JP 27209296A JP H10124736 A JPH10124736 A JP H10124736A
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JP
Japan
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braille
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Application number
JP27209296A
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English (en)
Inventor
Toshitaka Iwago
利隆 岩郷
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Brother Industries Ltd
Xing Inc
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Xing Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 目の不自由な方でも書類の内容を取得時に確
認することが可能な書類自動発行機を提供する。 【解決手段】 CPUは、タッチパネルによって点字出
力を希望する旨の入力をしたことを検知すると、RAM
に記憶させた住民データ及び証明書種類データを読み出
し、ROMに格納されている点字コード表を参照しなが
ら点字信号に変換し、点字ボード制御部に該信号を送
り、点字形成部材を駆動させ、点字ボード45aに点字
出力させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば住民票や印
鑑証明書などの証明書類等をはじめとする各種書類を発
行できる書類自動発行機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近は役所の窓口の付近に証明書自動交
付機が設置され、窓口が混雑している時あるいは役所の
土曜日閉庁にも稼働して証明書を交付することができ、
今後の更なる普及が大いに期待されている。こうした証
明書自動交付機では、申請者が申請書に証明書交付に必
要な諸項目を記入して窓口に提出する必要がなく、窓口
の担当者が処理するのに比べて比較的短時間で書類を入
手できる他、役所側では人手を削減できるという利点が
ある。証明書申請者は、住民票や印鑑証明書などの各種
証明書類をこうした証明書自動交付機を使って取得する
場合には、申請者自身が証明書自動交付機における表示
部を見ながら直接必要書類の選択入力等をしたり、金銭
を投入することによって役所の窓口を介さずに直接証明
書を自動的に入手することができる。
【0003】しかしながら、こうした証明書自動交付機
は、表示部付近若しくは表示部の上面に形成されたキー
ボード若しくはタッチパネル等の入力手段に、証明書を
取得したい利用者がその指等によって押下することで操
作をしていた。この場合、利用者は、例えばCRTの画
面に表示される操作案内を見ながら操作を進めるので、
利用者がその操作案内を見てその内容を認識することが
できることが、本証明書自動交付機によって証明書を取
得することができる前提となっている。従って、目が不
自由なため、CRT等の表示部に表示される画面を見る
ことのできない方にとっては、せっかく自動的に交付す
ることの可能な証明書自動交付機があるにも係わらず、
こうした証明書自動交付機を利用することによっては住
民票や印鑑登録証明書等の所望する証明書類の交付を受
けることができない。
【0004】そこで、本願出願人は、目の不自由な方で
もこうした証明書自動交付機を使用することができるた
めに、特願平8ー27877号において、利用者がタッ
チパネル等の入力手段を介して選択項目を入力すると、
該入力した項目に応じた内容をまず音声にてガイダンス
し、利用者が該ガイダンスを聞いて自己の入力内容を確
認することにより、更に同じ入力操作を繰り返すことに
よってはじめて次の段階の操作画面に移行することがで
きるという内容の出願をした。
【0005】また、本件出願人は、特願平8ー7604
6号において、利用者のカード挿入により、端末内に設
置された識別手段によって該カードに記録されているデ
ータから、その利用者が目の不自由な人であると識別さ
れた場合、表示画面に表示させる文字を、通常者が操作
する場合に表示される文字よりも、大きくさせることが
できるという内容の出願をした。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、目の不
自由な人にとっては、上述したような方法により操作し
た結果、取得することのできた書類が、果たして本当に
自分の所望した内容となっているのかどうか、即ち本当
に自己の氏名や住所が正しく記載されているのか、選択
した書類の種類が合っているのかどうか等について、そ
の場で手にしている書類を見て認識することはできな
い。
【0007】従って、仮に、その時にその利用者が何も
疑問を持たず該書類を取得して、その書類を実際に何ら
かの申請手続きの際の添付書類として提出したときにな
ってはじめて、実は該書類の記載内容に誤りがあったこ
とが判明したとしたら、特に、その申請手続きに厳格な
期限が設定されているものであった場合には、その申請
手続きが無効となってしまう事態が発生するおそれがあ
った。
【0008】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、目の不自由な方でも書類の内容を
該書類取得時に確認することが可能な書類自動発行機を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に請求項1に記載の書類自動発行機は、書類を発行する
発行手段を有する書類自動発行機であって、前記書類内
容を点字で出力する点字出力手段を備えたことを特徴と
する。ゆえに、点字出力手段が、利用者が所望して選択
操作した書類の内容のうちの少なくとも1つ、即ち書類
の種類、交付対象者氏名、住所等諸々の記載内容のうち
の少なくとも1つを点字で出力するので、実際に印字さ
れる書類の該記載内容を目で見て確認することができな
い人にとっては、該出力された点字内容を読み取ること
によって確認することができる。また、請求項2に記載
の書類自動発行機は、請求項1に記載の書類自動発行機
であって、前記点字出力手段による出力内容の確認の結
果、前記書類内容が利用者が所望した書類の内容と異な
っていた場合、再度操作し直すことが可能な再操作制御
手段を備えたことを特徴とする。ゆえに、再操作制御手
段は、利用者が点字出力手段によって出力された点字内
容を確認した結果、自己の所望した書類内容と異なって
いると分かった場合、改めて書類の交付のために操作を
し直すことを可能にさせるので、目の不自由な利用者に
とっては、その場で確実に自己の所望した正しい書類を
取得することができる。
【0010】更に、請求項3に記載の書類自動発行機
は、請求項1または請求項2に記載の書類自動発行機で
あって、前記点字出力手段による出力を行うか否かを選
択する選択手段を備えたことを特徴とする。ゆえに、選
択手段が点字出力手段による書類内容の出力を行うか否
かの制御動作の選択を可能とさせるので、特に点字出力
による書類内容の確認をする必要のない人にとっては、
点字出力の過程を経ることなく、そのままスムーズに書
類を取得することができる。
【0011】また、請求項4に記載の書類自動発行機
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の書類自
動発行機であって、前記点字出力手段は、その発行機の
操作面側に配設されていることを特徴とする。それによ
り、前記操作面側に点字出力手段が配設されているの
で、目の不自由な人が該書類自動発行機を操作する際の
操作性が向上する。
【0012】また、請求項5に記載の書類自動発行機
は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の書類自
動発行機であって、前記点字出力手段は、点字出力する
点字ボードと、この点字ボードによる点字出力を制御す
る点字ボード制御部を備えていることを特徴とする。ゆ
えに、点字出力手段が、点字ボードを備えているので、
この点字ボードは、点字ボード制御部の制御の下、書類
内容のデータを点字で任意に表現することができる。
【0013】更に、請求項6に記載の書類自動発行機
は、請求項5に記載の書類自動発行機であって、前記点
字ボードは、マトリックス状に配列された点字形成部材
を備えていることを特徴とする。それにより、点字ボー
ドがマトリックス状に配列された点字形成部材を備えて
いるので、任意の点字を容易に形成出力することができ
る。
【0014】また、請求項7に記載の書類自動発行機
は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の書類自
動発行機であって、前記点字出力手段が動作したとき、
その旨を音声によりガイドする音声ガイダンス手段を備
えたことを特徴とする。それにより、音声ガイダンス手
段が点字出力手段の動作時にその旨を音声にてガイダン
スするので、目の不自由な人にとって、点字出力内容を
確認する操作をすることがより便利となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
例を図面を参照して説明する。図1は本発明を具体化し
た証明書自動交付機の外観図である。
【0016】証明書自動発行機1の筐体1aの操作面と
しての前面パネルには、図示はしないが、利用者個々が
持つ暗証番号を含むユーザID識別コード等の種々の情
報が記録されている磁気テープ(磁気カードの場合)若
しくはICチップ(ICカードの場合)を備えたIDカ
ードを挿入するためのカード挿入口2aが設けられてお
り、このカード挿入口2aの奥にはカードリーダ2(図
2参照)が設けられている。
【0017】そのカード挿入口2aの側方には、例えば
用紙切れ等のように証明書自動発行機1にトラブルが発
生した際に、当該トラブルを解決する保守担当員を呼び
出すための呼び出しボタン22が設けられている。その
呼び出しボタン22の上方には、例えば操作方法や案内
等の表示される表示手段としてのCRT表示装置3が設
けられており、そのCRT表示装置3の上面には、表示
されている部分に直接触れることによって利用者が所望
の情報を入力することのできる入力手段としてのタッチ
パネル4が設けられている。このタッチパネル4は、本
発明における選択手段に相当する。
【0018】また、呼び出しボタン22の側方には、暗
証番号を入力するためのテンキー56が形成されてお
り、各テンキー56の表面には、目の不自由な人が暗証
番号入力することができるように、図示はしないが数字
を表した点字が施されている。一方、カード挿入口2a
の下方には、利用者が選択した証明書の記載内容等を後
述する点字形成部材33の突出によって点字出力する点
字ボード45aが形成されており、該点字ボード45a
の奥には、後述する点字ボード制御部31が連通してい
る。なお、点字ボード制御部31及び点字ボード45a
とで、本発明における点字出力手段を構成する。利用者
は、手指等で該点字ボード45aに触れることによっ
て、自己の選択した証明書に関する内容を確認すること
ができる。タッチパネル4の側方には、手数料を支払う
ためのコイン投入口5a及び紙幣挿入口6aが形成され
ており、これらはそれぞれコインメック5及びビルバリ
6(いずれも図2参照)と連通している。これらのコイ
ン投入口5a及び紙幣挿入口6aの下方には、釣り銭及
びレシートを取り出すための取り出し口8が設けられて
いる。また、取り出し口8の側方には、後述するレーザ
プリンタ11(図2参照)にて印刷された住民票等の証
明書を排出する証明書排出口7が形成されている。
【0019】上述した呼び出しボタン22の下方には、
車椅子を利用している人がこの証明書自動発行機1を利
用する際、容易に操作できるように配慮したアシストバ
ー42が設けられている。
【0020】更に、このアシストバー42の下方で筐体
1aの一部には、車椅子の利用者が利用しやすくなるよ
うに、車椅子に乗車している人の膝から下が納まる程度
の大きさの掘り込み43が形成されており、その掘り込
み43の内側面には車椅子の一部が衝突した場合にショ
ックを吸収するためのショック吸収シート44が設けら
れている。また、この証明書自動発行機1の高さは、車
椅子の利用者でも楽に利用できるように、例えば130
cmになるように構成されている。
【0021】また、上述したタッチパネルの上方には、
この証明書自動発行機1が使用可能状態であるか使用不
能状態にあるかを表示する操作表示器10が設けられて
いる。
【0022】次に、証明書自動交付機1を含む証明書自
動交付システムの電気的構成について図2を参照して説
明する。
【0023】本実施例の証明書自動交付機1は、ホスト
コンピュータ60と接続された、CPU13の指令によ
って動作する。このCPU13は、本発明における再操
作制御手段として機能し、上述したカードリーダ2と、
CRT表示装置3と、タッチパネル4と、コインメック
5と、ビルバリ6と、呼び出しボタン22と、レシート
を印刷するためのジャーナルプリンタ12と、操作方法
等を音声にて説明するための発声装置16と、CPU1
3を制御して証明書自動交付機1を所定のプロセス通り
に動作させ、証明書を発行するための動作プログラムを
格納する例えばハードディスク等で構成される記憶装置
17と、証明書自動交付機1の稼働状況や呼び出しボタ
ン22が押されたこと等を保守担当員に知らせるための
リモート操作パネル55と、本発明における発行手段と
してのレーザプリンタ11と、レーザプリンタ11で印
刷された書類が複数枚である時にそれらの書類の端部を
綴じるためのステープラ53及びそれらの書類に割印を
付すための割印機15とが接続されている。
【0024】なお、リモートパネル15は担当者の手元
に備えられており、利用者が呼び出しボタン22を押し
たときや、あるいは、証明書自動交付機1において例え
ば印刷用紙がなくなったときなどに、それらをランプや
チャイム等で担当者に知らせる。
【0025】ハードディスク等で構成された記憶装置1
7内には、図3で示すように、点字出力手段45によっ
て点字出力させるための点字出力制御プログラム17
a、一般人が操作する際の操作ガイダンスを表示制御さ
せるための通常モードプログラム17b、及び目の不自
由な人が操作する際の操作ガイダンスを表示制御させる
ための音声ガイダンスモードプログラム17cが格納さ
れている。
【0026】また、CPU13には、ROM30及びワ
ークエリアとしてのRAM19が接続されている。な
お、記憶装置17内に格納されている証明書自動交付機
1の動作制御プログラムは、ROM30に格納させても
よい。
【0027】また、CPU13には、印字された証明書
を搬送、排出する用紙搬送ユニット51、用紙排出ユニ
ット52が接続されている。
【0028】更に、CPU13には、テンキー56や点
字出力手段45が接続されている。なお、ホストコンピ
ュータ60には、住民データが格納されているデータベ
ース70が接続されている。
【0029】ここで、点字出力手段45について、図4
を参照して説明する。
【0030】点字出力手段45は、CPU13と接続さ
れる点字ボード制御部31及び点字ボード30とで構成
されている。
【0031】点字ボード制御部31は、CPU13から
出力される点字信号を受け、点字ボード30に利用者の
選択した証明書の内容のうちの少なくとも1つ、即ち、
証明書の種類、利用者の氏名、住所、発行者、発行年月
日等の情報のうちの少なくとも1つを点字出力するが、
これらの情報の全てを点字出力してもよい。
【0032】続いて、点字ボード30の構成について図
5を参照して説明する。
【0033】点字ボード30は、図5に示すように、点
字形成面32に沿ってマトリックス状に配置された多数
のピン状の点字形成部材33を備えている。例えば、図
6(a)に示すように、各点字形成部材33は、ガイド
プレート34に形成されたガイド孔34a内に配置さ
れ、それぞれガイドプレート34の板厚方向にスライド
可能とされている。このガイドプレート34の上面側が
点字形成面32とされており、その表面はゴムや樹脂等
の柔軟材料で構成されたカバーシート36で覆われると
ともに、各ガイド孔34aはこのカバーシート36によ
り塞がれている。一方、各点字形成部材33の下部には
永久磁石片35が固着されている。また、その下側に
は、コア37にコイル38が巻かれた電磁石39がそれ
ぞれ配置されている。
【0034】電磁石39は、点字形成部材駆動手段とし
て機能し、点字ボード制御部31からの出力によって、
永久磁石片35との間に磁気的な反発力を生ずるように
励磁され、これにより点字形成部材33の先端部がカバ
ーシート36を押し上げながら点字形成面32から突出
する(図6(a)中央の点字形成部材33)。一方、電
磁石39が励磁されなければ、点字形成部材33は点字
形成面32から突出しない。そして、これら突出した点
字形成部材33と突出しない点字形成部材33との組み
合わせによって、点字形成面32に所定の点字が形成さ
れることになる。ここで、この突出動作の上限は点字形
成部材33の下部に形成されたストッパ33aにより規
定されるが、電磁石39と永久磁石片35との間に働く
反発力と、点字形成部材33による押し上げに伴いカバ
ーシート36に生ずる弾性力との釣り合いにより規定し
てもよい。
【0035】点字ボード30は、図6(b)に示すよう
に構成することもできる。点字形成部材33は、磁性材
料で構成され、その下部には、図6(a)に示すような
永久磁石片は設けられていない。そして、ガイドプレー
ト34の下方に設けられたベースプレート40と点字形
成部材33の下部との間に、点字形成部材33を点字形
成面32から突出する方向に付勢する弾性部材41が、
例えば電磁石39の外側に同心的に設けられており、電
磁石39が励磁されない状態では、点字形成部材33は
弾性部材41の付勢力により点字形成面32から突出し
た状態とされ、電磁石39が奨磁されると点字形成部材
33は、弾性部材41の付勢力に抗して電磁石39に吸
引され、非突出状態となる。
【0036】上述の構成は、磁気的な反発力や吸引力を
利用して点字形成部材33を駆動する例であるが、例え
ば、フレミングの左手の法則に基づく力を利用して点字
形成部材33を駆動してもよい。例えば、図7(a)に
示すように、その内周面がガイド孔34aを形成し、そ
の径方向に2極ないしそれ以上の多極に着磁されたリン
グ状永久磁石42をガイドプレート34に埋め込み、そ
の内側に点字形成部材33を配置する。そして、点字形
成部材33の外側部分にコイル43を一体的に形成して
おき、このコイル43に所定の向きの電流を通電するこ
とにより、図7(b)に示すように、コイル43に働く
力により点字形成部材33を点字形成面32から突出さ
せることができる。
【0037】また、これとは逆の構成として、図8
(a)に示すように、例えばベース部材40に孔部46
を形成し、その内周面に沿ってコイル44を配置すると
共に、そのコイル44の内側に点字形成部材33の下部
に設けられた永久磁石片45を配置する。この永久磁石
片45をコイル44の径方向に沿って2極ないしそれ以
上の多極に着磁しておき、コイル44に所定の向きの電
流を通電することにより、図8(b)に示すように、点
字形成部材33を点字形成面32から突出させることが
できる。もっとも、点字形成部材33は、上述した構成
以外から成っていてもよい。
【0038】また、点字ボード制御部31について図9
を参照して説明する。
【0039】点字ボード制御部31内には、後述するよ
うに、図9(a)に示すように、ガイドプレート上に形
成されている点字形成マトリックスに対応するレジスタ
31aを備えており、該レジスタ31a内の各記憶領域
31bには、CPU13から送られる点字信号を格納す
る。
【0040】今、例えばレジスタ31a内に図9(a)
に示すような記憶内容であるとき、点字ボード45aに
おけるガイドプレートには、図9(b)に示すような点
字が形成されることになる。この場合、レジスタ31a
内の各記憶領域31b内に記憶されている「1」のデー
タは電磁石39を励磁して点字形成部材33を突出させ
(図9(b)における○で示す箇所)、「0」のデータ
は電磁石39を励磁しない旨の信号を表し、従って点字
形成部材33を突出しないようにする。点字ボード制御
部31は、これ以外の構成から成っていてもよい。
【0041】続いて、証明書自動交付機1の動作につい
て図10ないし図14のフローチャートを参照して説明
する。
【0042】証明書自動交付機1は、CPU13の指令
によって動作し、通常、CRT表示装置3に、例えば図
16に示すように、「画面にタッチして下さい」との表
示画面を表示させている(ステップ1:以下、ステップ
を単にSと記す)。そして、利用者が、画面にタッチし
たことを検知すると(S2:YES)、CPU13は、
CRT表示装置3に信号を送り、図示はしないが利用者
にカードの挿入を促す画面を表示させ、更に発声装置1
6にも信号を送り、例えば、「画面の下にある挿入口に
カードをお入れ下さい。」と発声させる(S3)。
【0043】そして、利用者がカード挿入口2aからカ
ードを挿入したのを検知すると(S4:YES)、CP
U13は、カードリーダ2に該カードに記録されたデー
タの読み取りを指示する。カードリーダ2は、該データ
を読み取り、CPU13に転送する。CPU13は、受
信した該データをホストコンピュータ60と接続されて
いるデータベース70内のデータと参照する(S5)。
その結果、このカードが証明書自動交付機1用のカード
でないと判断すると(S5:NO)、カード挿入口2a
から該カードを排出させ(S11)、スタート画面に戻
る(S1)。
【0044】一方、このカードが証明書自動交付機1用
のカードであると判断すると(S5:YES)、CPU
13は、CRT表示装置3に信号を送り、例えば図17
に示すように証明書自動交付機1の操作方法について音
声ガイダンスモードで操作するのか、それとも通常モー
ドで操作するのかについての選択を促すモード選択画面
を表示させ(S6)、更に発声装置16へも信号を送
り、例えば、「画面右側をタッチすると音声ガイダンス
モードとなります。左側をタッチすると通常モードにな
ります。」とのモード選択内容についてのガイダンスを
発声させる(S7)。そして、利用者が、音声ガイダン
スモードで操作することを希望し、該タッチパネル4の
右側をタッチするのを検知すると(S8:YES)、C
PU13は、記憶装置17内の音声ガイダンスモードプ
ログラム17cを読み出し、後述する音声ガイダンスモ
ード制御を行う(S9)。一方、タッチパネル4の左側
をタッチするのを検知すると(S8:NO)、CPU1
3は、記憶装置17内の通常モードプログラム17bを
読み出し、後述する通常モード制御を行う(S10)。
【0045】ここで、S8において利用者がタッチパネ
ル4の右側に触れたことを検知し(S8:YES)、証
明書自動交付機1が音声ガイダンスモードプログラム1
7cに基づき、音声ガイダンスモードとしてなされると
きの動作について図11ないし図13のフローチャート
を参照して説明する。
【0046】CPU13は、利用者が入力モード選択画
面においてタッチパネル4の右側に触れたことを検知す
ると、CRT表示装置3に信号を送り、図示はしないが
暗証番号の入力を促す画面を表示させ、発声装置16に
も信号を送り、例えば、「画面下にあるテンキーで暗証
番号を入力して下さい。」と発声させる(S17)。な
お、前述したように、テンキー56を構成する各キーの
表面には点字が施されている。そして、利用者が該テン
キー56を押下することによって暗証番号を入力したの
を検知すると(S18)、CPU13は、入力された暗
証番号とホストコンピュータ60から伝送されたユーザ
ID識別コードとを参照する。その結果、該番号と該I
D識別コードが一致していれば(S19:YES)、ホ
ストコンピュータ60を介してデータベース70から該
ID識別コードに対応する住民データを取得し、RAM
19の所定のエリアに記憶させる(S100)と共に、
CRT表示装置3に信号を送り、図示はしないが証明書
の選択を促す画面を表示させる(S20)。なお、ここ
で表示させる選択画面においては、各証明書の選択項目
入力可能領域を通常の表示画面におけるよりも、広くし
ている。この時、CPU13は、発声装置16に信号を
送り、例えば、「ご希望の書類を選択して下さい。画面
の上から順に、住民票、印鑑登録証明書、税証明書とな
っております。」と発声させる(S21)。
【0047】一方、入力された暗証番号とユーザID識
別コードとが不一致であれば(S19:NO)、カード
をカード挿入口2aから排出させ(S11)、発声装置
16へも信号を送り、例えば、「暗証番号が間違ってい
ました。もう一度操作をし直して下さい。」と発声さ
せ、スタート画面に戻る(S1)。
【0048】さて、音声による証明書選択ガイダンスが
なされた後、例えば、利用者が住民票の交付を希望して
タッチパネル4の上方に触れたことを検知すると(S2
2:YES)、CPU13は、発声装置16に信号を送
り、例えば、「住民票を選択されました。よろしければ
もう一度タッチして下さい。」と発声させる(S2
3)。そして、利用者が次に誤って住民票とは異なる項
目部分をタッチするのを検知すると(S24:NO)、
CPU13は、発声装置13へ信号を送り、該入力した
項目に該当する証明書が選択された旨を発声させる(S
23)。
【0049】一方、利用者が、S22において選択した
項目と同じ項目、即ちタッチパネル4の上方における住
民票選択項目部分を今回も入力したのを検知すると(S
24:YES)、RAM19の所定のエリアに選択した
証明書としての住民票コードをインクリメントすること
により該項目である住民票の選択が確定され、次に、C
RT表示装置3に信号を送り、図示はしないが、利用者
に部数の選択を促す画面を表示させる(S25)と共
に、発声装置16へも信号を送り、例えば、「必要な部
数を選択して下さい。画面上から、順に、1部、2部、
3部、4部、5部」となっております。」と発声させる
(S26)。
【0050】そこで、利用者が、例えば住民票を1部希
望して、タッチパネル4の上方に触れるのを検知する
と、CPU13は、発声装置16へ信号を送り、例え
ば、「1部選択されました。よろしければもう一度タッ
チして下さい。」と発声させる(S28)。そして、利
用者が次に誤って先程選択した部数項目とは異なる項目
をタッチしてしまったのを検知すると(S29:N
O)、CPU13は、発声装置16に信号を送り、該入
力された部数が選択された旨を発声させる(S28)。
一方、利用者が、S27において選択した項目と同じ項
目、即ちタッチパネル4の上方の1部の選択項目を今回
も入力したのを検知すると(S29:YES)、該項目
である1部の選択が確定され、次に、CPU13は、利
用者の選択した証明書の料金を計算し、更にCRT表示
装置3に信号を送り、図示はしないが、利用者に料金の
投入を促す画面を表示させる(S30)。と共に、発声
装置16へも信号を送り、例えば、「料金は300円で
す。画面右方向にあるコイン投入口若しくは紙幣挿入口
から料金をお入れ下さい。」と発声させる(S31)。
【0051】そして、利用者が料金を投入するのを検知
すると(S32:YES)、CPU13は、料金が徴収
されたことを検知し、CRT表示装置3に信号を送り、
図示はしないがカードを排出する旨を表示する画面を表
示させ、と共に、発声装置16へも信号を送り、例え
ば、「カードを排出します。画面下にあるカード排出口
からカードをお取り下さい。」と発声させ、カードリー
ダ2に制御信号を送り、カード挿入口2aからカードを
排出させる(S33)。
【0052】次に、CPU13は、CRT表示装置3に
信号を送り、例えば、図18に示すように、選択した証
明書の内容に関する点字出力をするかしないかの選択を
促す画面を表示させ、更に、発声装置16へも信号を送
り、例えば、「選択されました証明書の内容を点字で出
力しますか。点字出力を希望されるなら画面左側をタッ
チして下さい。希望されないなら画面右側をタッチして
下さい。」と発声させる(S34)。
【0053】そして、利用者が点字出力を希望し、タッ
チパネル4の左側をタッチするのを検知すると(S3
5:YES)、CPU13は、発声装置16に信号を送
り、例えば、「これから点字出力を致します。カード挿
入口の下方にございます点字ボードにお触れになって下
さい。」と発声させ、点字ボード45aに点字出力を実
行させる(S36)。この場合、CPU13及び発声装
置16とで、音声ガイダンス手段を構成する。
【0054】ここで、S36における点字出力処理につ
いて、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0055】CPU13は、記憶装置17内に記憶させ
ている点字出力制御プログラム17aを読み出して起動
させ(S71)、次にRAM19に記憶させてある住民
データ及び証明書種類データを読み出して(S73)、
更に該データを点字出力制御プログラム17aに基づい
て点字信号に変換する(S75)。
【0056】ここで、点字出力制御プログラム17aに
基づく点字信号への変換方法について説明する。例えば
漢字仮名混じり文で構成された住民データ及び証明書種
類データの読みをROM30等に格納された読みのリス
ト(辞書)と照合することにより、該データを仮名のみ
による情報に変換する。そして、ROM30等に格納さ
れた点字コード表を参照し、該仮名のみに変換された情
報における仮名や符号の1つ1つを対応する点字コード
と置き換える。なお、各点字コードは、例えば、1個の
点字を形成する点字形成部材33の個数(例えば縦4個
×横2個の計8個)に対応する「0・1」信号の組によ
り構成される。
【0057】そして、上述のように点字信号へ変換した
後、CPU13は、該点字信号を点字ボード制御部31
へ送る(S77)。点字ボード制御部31は、図9
(a)に示すような点字形成マトリックスに対応するレ
ジスタ31aを備え、前述した「0・1」信号の組で構
成されている点字信号が、各記憶領域31bに順次格納
されて、表示されるべき点字に対応する「0・1」デー
タの配列を形成する。
【0058】そして、例えば、図6(a)に示す点字ボ
ード30の構成においては、レジスタ31aにおいて
「1」(又は「0」)が記憶された部分に対応する電磁
石39を励磁して点字形成部材33を突出させ、「0」
(又は「1」)が記憶される部分に対応するものは突出
させないようにする(S79)。これにより、図9
(b)に示すように、点字ボード30上に点字が形成さ
れる(図9(b)において、○は突出した点字形成部材
を、ーは突出しない点字形成部材をそれぞれ示す)。す
なわち、点字ボード45aにおいて形成される選択した
証明書内容に関する点字51は、例えば図19に示すよ
うになるが、1回の出力のみでは証明書に関する内容を
全て表示することができない場合は、まず、図19
(a)において表示し、それからしばらくして、図19
(b)に表示させるというように、証明書に関する内容
を全て表示するまで順次点字ボード45aに表示させ
る。
【0059】そして、利用者の選択した証明書の内容に
関する点字が全て形成されたら(S81:YES)、再
びガイダンスモードのルーチンに戻る。
【0060】CPU13は、CRT表示装置3に信号を
送り、例えば図20に示すように点字出力内容が正しか
ったかどうかの判定を促す画面を表示させ、更に、発声
装置16へも信号を送り、例えば、「点字ボードに出力
した内容でよろしかったでしょうか?よろしければ画面
右側をタッチして下さい。よくなければ画面左側をタッ
チして下さい。」と発声させる(S37)。そして、利
用者が点字ボード45aを触れた結果、該点字出力内容
が選択した証明書の内容と一致しているので正しいと判
断して、タッチパネル4における右側をタッチするのを
検知すると(S38:YES)、レーザプリンタ11に
印字制御信号を送り、利用者が選択した証明書データを
印字させる(S39)。そして、印字された証明書を、
用紙搬送ユニット51へ信号を送り、図示はしないが、
用紙搬送ユニット51を構成する搬送ローラを回転させ
ることにより装置内部に形成された搬送路に沿って搬送
させ、更に用紙排出ユニット52に信号を送り、用紙排
出ユニット52を構成する排出ローラを回転させること
により、証明書排出口7から排出させる。そして、発声
装置16へ信号を送り、例えば、「証明書が作成できま
した。アシストバーの右側の取り出し口からお取り下さ
い。」と発声させる(S41)。
【0061】そして、所定時間内に利用者が該証明書を
取り出したことを検知すると(S42:YES)、CP
U13は、発声装置16へ信号を送り、例えば、「あり
がとうございました」と発声させ(S43)、メインル
ーチンに戻り再びスタート画面に戻る(S1)。なお、
所定時間経っても該証明書が取り出されないことを検知
すると(S42:NO)、排出ローラを証明書排出方向
とは逆向きに回転させ、証明書排出口7に排出している
証明書を装置内部に回収させてから(S44)、前述し
た終了ガイダンスを実行させる。
【0062】一方、S38において、利用者が、点字ボ
ードの出力内容が選択した証明書の内容と異なっていた
と判断して、タッチパネル4における左側をタッチした
のを検知すると(S38:NO)、CRT表示装置3に
信号を送り、例えば図21に示すように、利用者に再度
操作させるか否かの選択を促す画面を表示させ、発声装
置16へも信号を送り、例えば、「もう一度操作し直し
ますか。それとも終了致しますか。操作し直すのであれ
ば画面右側をタッチして下さい。終了するのであれば画
面左側をタッチして下さい。」と発声させる(S4
5)。なお、この時、S32において投入された料金を
取り出し口8から返却させる。
【0063】そして、利用者が再度操作をすることを希
望して、タッチパネル4の右側をタッチしたのを検知す
ると(S46:YES)、S20においてRAM19に
記憶させた証明書種類データを消去して(S47)、再
びS20に戻り、あらためて証明書の種類の選択を促す
画面を表示させる動作から繰り返す。この場合、多くは
住民データに誤りがあるとは考えにくく、利用者が選択
した証明書の種類を勘違いしたケースがほとんどである
と考えられるので、再度のカード入力及び暗証番号入力
操作を省略したのである。一方、利用者が再度操作する
ことを希望せず、タッチパネル4の左側をタッチしたの
を検知すると(S46:NO)、S43へ移行し、終了
ガイダンスを実行する。この場合、利用者は、カードの
挿入から操作をはじめる必要がある。
【0064】続いて、利用者がS8において通常モード
で操作することを希望し、タッチパネル4における左側
をタッチしたのを検知すると(S8:NO)、CPU1
3は、記憶装置17内の通常モードプログラム17bを
読み出し、以下、該プログラムに従って動作を制御す
る。
【0065】ここで、通常モードにおける証明書自動交
付機1の動作について概略的に説明する。
【0066】CPU13は、CRT表示装置3に暗証番
号の入力を促す画面を表示させ(S51)、利用者が暗
証番号を入力するのを検知し(S52)、該番号が正し
いければ(S53:YES)、証明書の選択を促す画面
をCRT表示装置3に表示させる(S54)。そして、
利用者が所望の証明書を選択するのを検知すると(S5
5:YES)、部数の選択を促す画面をCRT表示装置
3に表示させる(S56)。続いて、利用者が部数を選
択したのを検知すると(S57:YES)、CRT表示
装置3に料金の投入を促す画面を表示させる(S5
8)。続いて、発声装置16に、例えば「料金を投入し
て下さい。」と発声させる(S59)。そして、料金が
投入されたのを検知すると(S60:YES)。カード
をカード排出口2aから排出させ(S61)、発声装置
16に、例えば、「ただいま、証明書を作成しておりま
す。しばらくお待ち下さい。」と発声させる(S6
2)。そして、搬送ローラ及び排出ローラを回転させ、
証明書排出口7から証明書を排出させる(S63)。続
いて、発声装置16に、例えば「証明書をお取り下さ
い」と発声させる(S64)。利用者が所定時間内に該
証明書を取り出したことを検知すると(S65:YE
S)、発声装置16に、例えば、「ありがとうございま
した。」と発声させる(S66)。それから、メインル
ーチンに戻り、再びスタート画面に戻る(S1)。一
方、所定時間経ても証明書が取り出されなかった旨を検
知すると(S65:NO)、搬送ローラを証明書排出方
向とは逆の方向に回転させ、証明書を内部に回収させ
(S67)、メインルーチンに戻り、再びスタート画面
に戻る(S1)。
【0067】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲で種々の変
更が可能である。
【0068】まず、本実施例では、証明書を自動的に交
付することができる装置について説明したが、証明書に
限らず、コンサートチケット等様々な書類を発行可能な
自動発行機に広く応用することができる。
【0069】例えば、本実施例においては、点字出力手
段45を証明書自動発行機1の筐体1aに形成された点
字ボードとして構成したが、これに限定されることな
く、点字出力を紙等の媒体を排出させる形式とすること
によっても本発明の目的を達することができる。この場
合は、点字用紙としてロール紙を内部に収納させてお
き、パンチ等により該ロール紙にパンチ穴をあけたり、
凹凸部を設けたものを外部に排出させ、該点字処理済み
の用紙を利用者が手にして読み取ればよい。
【0070】また、例えば、本実施例では点字出力手段
45による点字出力を証明書類の印字前に出力していた
が、その逆に証明書の印字後に出力される構成をとって
も構わない。
【0071】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように請
求項1に記載の書類自動発行機によれば、点字出力手段
が、利用者が所望して選択操作した書類の内容のうちの
少なくとも1つ、即ち書類の種類、交付対象者氏名、住
所等諸々の記載内容のうちの少なくとも1つを点字で出
力するので、実際に印字される書類の該記載内容を目で
見て確認することができない人にとっては、該出力され
た点字内容を読み取ることによって確認することができ
る。
【0072】また、請求項2に記載の書類自動発行機に
よれば、再操作制御手段は、利用者が点字出力手段によ
って出力された点字内容を確認した結果、自己の所望し
た書類内容と異なっていると分かった場合、改めて書類
の交付のために操作をし直すことを可能にさせるので、
目の不自由な利用者にとっては、その場で確実に自己の
所望した正しい書類を取得することができる。
【0073】更に、請求項3に記載の書類自動発行機に
よれば、選択手段が点字出力手段による書類内容の出力
を行うか否かの制御動作の選択を可能とさせるので、特
に点字出力による書類内容の確認をする必要のない人に
とっては、点字出力の過程を経ることなく、そのままス
ムーズに書類を取得することができる。
【0074】また、請求項4に記載の書類自動発行機に
よれば、前記操作面側に点字出力手段が配設されている
ので、目の不自由な人が該書類自動発行機を操作する際
の操作性が向上する。
【0075】また、請求項5に記載の書類自動発行機に
よれば、点字出力手段が、点字ボードを備えているの
で、この点字ボードは、点字ボード制御部の制御の下、
書類内容のデータを点字で任意に表現することができ
る。
【0076】更に、請求項6に記載の書類自動発行機に
よれば、点字ボードがマトリックス状に配列された点字
形成部材を備えているので、任意の点字を容易に形成出
力することができる。
【0077】また、請求項7に記載の書類自動発行機に
よれば、音声ガイダンス手段が点字出力手段の動作時に
その旨を音声にてガイダンスするので、目の不自由な人
にとって、点字出力内容を確認する操作をすることがよ
り便利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の証明書自動交付機の外観図である。
【図2】本実施例の証明書自動交付機の電気的構成を表
すブロック図である。
【図3】証明書自動交付機における記憶装置内のデータ
の構成を示す図である。
【図4】証明書自動交付機における点字出力手段の構成
を示す概略図である。
【図5】点字ボードの表面を示す図である。
【図6】点字ボードの内部構成を示す図である。
【図7】点字ボードの内部構成を示す図である。
【図8】点字ボードの内部構成を示す図である。
【図9】点字ボード制御部の内部メモリ及び対応する点
字出力の一例を示す図である。
【図10】証明書自動交付機の動作を示すフローチャー
トである。
【図11】証明書自動交付機の動作を示すフローチャー
トである。
【図12】証明書自動交付機の動作を示すフローチャー
トである。
【図13】証明書自動交付機の動作を示すフローチャー
トである。
【図14】証明書自動交付機の動作を示すフローチャー
トである。
【図15】証明書自動交付機の動作を示すフローチャー
トである。
【図16】証明書自動交付機における表示画面を示す図
である。
【図17】証明書自動交付機における表示画面を示す図
である。
【図18】証明書自動交付機における表示画面を示す図
である。
【図19】証明書自動交付機における点字ボードの出力
例を示す図である。
【図20】証明書自動交付機における表示画面を示す図
である。
【図21】証明書自動交付機における表示画面を示す図
である。
【符号の説明】
3 CRT表示装置 4 タッチパネル 11 レーザプリンタ 13 CPU 17 記憶装置 19 テンキー 45 点字出力装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 書類を発行する発行手段を有する書類自
    動発行機において、 前記書類内容を点字で出力する点字出力手段を備えたこ
    とを特徴とする書類自動発行機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の書類自動発行機におい
    て、 前記点字出力手段による出力内容の確認の結果、前記書
    類内容が利用者所望の内容と異なっていた場合、再度操
    作し直すことが可能な再操作制御手段を備えたことを特
    徴とする書類自動発行機。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の書類自
    動発行機において、 前記点字出力手段による出力を行うか否かを選択する選
    択手段を備えたことを特徴とする書類自動発行機。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の書類自動発行機において、 前記点字出力手段は、その発行機の操作面側に配設され
    ていることを特徴とする書類自動発行機。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
    載の書類自動発行機において、 前記点字出力手段は、点字出力する点字ボードと、この
    点字ボードによる点字出力を制御する点字ボード制御部
    を備えていることを特徴とする書類自動発行機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の書類自動発行機におい
    て、 前記点字ボードは、マトリックス状に配列された点字形
    成部材を備えていることを特徴とする書類自動発行機。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし請求項6のいずれかに記
    載の書類自動発行機において、 前記点字出力手段が動作したとき、その旨を音声により
    ガイドする音声ガイダンス手段を備えたことを特徴とす
    る書類自動発行機。
JP27209296A 1996-10-15 1996-10-15 書類自動発行機 Pending JPH10124736A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001013868A (ja) * 1999-07-01 2001-01-19 Shigetaro Muraoka 視覚障害者用表示及び入力装置
JP2009015815A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Korea Advanced Inst Of Sci Technol 触感装置
KR20190032875A (ko) * 2017-09-20 2019-03-28 조항태 점자 인쇄장치를 갖는 무인민원발급기
KR102182716B1 (ko) * 2020-02-19 2020-11-25 한국타피(주) 점자 모듈, 이를 포함하는 무인민원발급 장치 및 그 서비스 제공 방법

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JP2009015815A (ja) * 2007-07-03 2009-01-22 Korea Advanced Inst Of Sci Technol 触感装置
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KR102182716B1 (ko) * 2020-02-19 2020-11-25 한국타피(주) 점자 모듈, 이를 포함하는 무인민원발급 장치 및 그 서비스 제공 방법

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