JPH10123880A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH10123880A
JPH10123880A JP8276226A JP27622696A JPH10123880A JP H10123880 A JPH10123880 A JP H10123880A JP 8276226 A JP8276226 A JP 8276226A JP 27622696 A JP27622696 A JP 27622696A JP H10123880 A JPH10123880 A JP H10123880A
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adf
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JP8276226A
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Masao Moriya
正夫 守屋
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はADFを備えた画像形成装置におい
て、原稿セットが端面基準で原稿給紙時にサイズ検出す
る方式のADFを用いた際の、自動用紙選択(APS)
モード時のファーストコピータイムの向上を図ることを
課題とする。 【解決手段】本発明の画像形成装置においては、ADF
は原稿の搬送に際し原稿巾及び原稿サイズデータを本体
制御部に送信するように構成され、画像形成装置本体
は、作像サイズ(巾)に合わせて感光体上への結像位置
をレンズの移動により実現する光学系を有し、本体制御
部は、APSモードのときにはADFから受信した原稿
巾データより自動選択されるべく給紙トレイを推測し、
推測結果から選択された給紙トレイの用紙巾に合わせて
光学系のレンズ位置の移動を先行動作させ、ADFから
の原稿サイズデータにより給紙トレイを決定し作像動作
を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動原稿給紙装置
(ADF)を備えた複写機等の画像形成装置に関し、特
に、原稿端面基準で原稿給紙時にサイズ検出する方式の
ADFを用いた際の、自動用紙選択(APS)モード時
のファーストコピータイムの向上を狙った制御方式に特
徴を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複写作業の効率化やオペレー
タの手間を省くために、自動原稿給紙装置(以下、AD
Fと記す)を備えた複写機等の画像形成装置が普及して
いるが、ADFを備えた複写機においては、通常、AD
Fの原稿載置台に原稿をセットした後、コピースタート
キーが押されると、ADFの原稿載置台にセットされた
用紙がコンタクトガラス上に給紙搬送され、複写機本体
側の作像動作が開始されるようになっていた。このよう
に、従来のADFを備えた複写機等では、コピースター
トキーが押された後、原稿を自動給紙して作像動作を開
始するため、コピー動作の作業効率が必ずしも優れてい
るとは言えなかった。
【0003】そこで、ADF使用時のコピー動作の作業
効率の向上を図ることを目的として、本出願人は先に、
ADFの原稿載置台上に原稿がセットされたことを検知
して、コピースタートキーに先立って1枚目の原稿をコ
ンタクトガラス上に給紙搬送するようにした画像形成装
置を提案した(特開平5−107842号公報参照)。
また、上記公報には、ADFによる原稿の給紙搬送時に
原稿サイズを検知し、そのサイズに対応した用紙を、原
稿給紙搬送後に選択するようにした画像形成装置が提案
されている。また、ADFでの原稿サイズの検出方法に
関しては、搬送中の原稿の巾と長さを計測して原稿サイ
ズを検出するものが知られている(特開昭62−125
51号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のADFを備えた
画像形成装置の動作例として、両面コピーが可能な複写
機の動作について考察する。ここで考える複写システム
は、コピー後の転写紙の反転機構がない場合を想定し、
コピー紙はコピー面が上面で排紙部に排出されるものと
する。したがって、コピー紙の排紙部でのストック順を
考えると、ADFの原稿セットトレイにセットされる原
稿は最終ページからコピーする方式となる。すなわち、
原稿束は1ページ目を上面に向けてADFの原稿セット
トレイにセットし、原稿束の最下原稿(最終ページ)か
ら給紙されるようにする。このため、原稿束の最終にA
DFから給紙されるのは、ページ数で言う1ページ目と
なる。したがって、片面・両面モード(片面原稿から両
面コピーを作成するモード)を考えた際、出来上がりコ
ピー紙の1枚目の表面に原稿の1頁目がコピーされるよ
うにするためには、下記の例のように原稿枚数が奇数枚
と偶数枚ではコピー動作が異なるため、あらかじめ原稿
枚数の奇数、偶数を知る必要がある。
【0005】原稿が偶数枚のコピー動作例: 原稿4枚時;原稿の4頁をADFでコンタクトガラス上
に給紙搬送し、給紙トレイから給紙された用紙にコピー
して片面コピーされた用紙を両面用トレイへ搬送し、原
稿を原稿スタック部に排出、原稿の3頁をADFでコン
タクトガラス上に給紙搬送し、両面用トレイから給紙さ
れた片面コピー済み用紙の4頁の裏面にコピーして排紙
トレイへ排出し、原稿を原稿スタック部に排出、原稿の
2頁をADFでコンタクトガラス上に給紙搬送し、給紙
トレイから給紙された用紙にコピーして片面コピーされ
た用紙を両面用トレイへ搬送し、原稿を原稿スタック部
に排出、原稿の1頁をADFでコンタクトガラス上に給
紙搬送し、両面用トレイから給紙された片面コピー済み
用紙の2頁の裏面にコピーして排紙トレイへ排出し、原
稿を原稿スタック部に排出。
【0006】原稿が奇数枚のコピー動作例: 原稿3枚時;原稿の3頁をADFでコンタクトガラス上
に給紙搬送し、給紙トレイから給紙された用紙に(片
面)コピーして排紙トレイへ排出し、原稿を原稿スタッ
ク部に排出、原稿の2頁をADFでコンタクトガラス上
に給紙搬送し、給紙トレイから給紙された用紙にコピー
して片面コピーされた用紙を両面用トレイへ搬送し、原
稿を原稿スタック部に排出、原稿の1頁をADFでコン
タクトガラス上に給紙搬送し、両面用トレイから給紙さ
れた片面コピー済み用紙の2頁の裏面にコピーして排紙
トレイへ排出し、原稿を原稿スタック部に排出。
【0007】上述のように片面原稿から両面コピーを作
成する場合に、原稿枚数の奇数、偶数の指定はそれぞれ
奇数枚モード、偶数枚モードの設定キーによりオペレー
タが指定する方式がある。この方式ではページ番号がふ
って有るケースでは良いが、枚数が数10枚になると一
々数えないといけないため、非常に使いづらくなる。こ
れを解決する方法としてADFによる原稿枚数自動カウ
ントモードがある。この自動カウントモードでは、AD
Fの原稿セットトレイにセットした原稿束を順次空送り
して枚数をカウントする。このカウントされた枚数より
奇数、偶数を自動判定して片面・両面モードを前述の奇
数枚モードで行うか、偶数枚モードで行うかを決定す
る。しかし、コピースタートに際しては、原稿のカウン
ト動作によりスタック部に排出された原稿束を再度原稿
セットトレイにセットしなおす再セットが必要となる。
【0008】一般に、ADFへの原稿のセット位置が端
面基準で、転写用紙の搬送がセンター基準の複写システ
ムにおいては、露光光学系のレンズをスラスト方向に移
動することにより感光体上への結像位置を可変させてい
る。このレンズ位置は転写用紙のサイズ(巾寸法)と倍
率により決まる。用紙指定変倍(AMS)、自動用紙選
択(APS)モード以外では、コピー動作に先立ち、操
作パネルでのモード設定(キー入力による用紙サイズや
倍率の設定)に応じてレンズ移動ができるので、コピー
スタート時にはすでにレンズは待機位置に移動されてい
るため、ファーストコピー(1枚目のコピー)に影響は
出ない。一方、APS、AMSモードにおいては、原稿
サイズが決まらないと、用紙サイズ、複写倍率が決めら
れないため、ADFモードにおいては、コピースタート
後、ADFによる原稿の搬送終了を待つまでは決定でき
ない。一般にこのレンズの移動時間は数100msecから
1sec のオーダとなる。したがって、297mm→210
mm(A4版横(A4Yと記す)位置からA4版縦(A4
Tと記す)位置)への移動では1.2sec 程度である。
【0009】ここで、本発明が対象としているADF
は、原稿の給紙搬送路内に配設された原稿サイズ検知手
段により原稿サイズを検出する方式である。また、原稿
のセットトレイに巾長さ検知を設けた方式においては、
先行してサイズが検出できるため、本発明での解決する
課題は特に無いが、原稿セットトレイの構成が複雑にな
る、サイズ混載設置には向かない(対応できない)など
のデメリットがある。
【0010】本発明は、上記説明のADFによる原稿サ
イズ検知と露光光学系のレンズのスラスト方向への移動
を必要とするモードにおいてのコピーの生産性を向上さ
せるものである。したがって、請求項1については、A
DFによる原稿のコンタクトガラスへの送り込みに際し
て、従来は原稿後端がADFの後端レジストセンサを抜
けるタイミングで確定した原稿サイズを用いて選択する
用紙の給紙トレイを決定し、選択された給紙トレイの用
紙巾に合わせて光学系のレンズの移動を開始させるのに
対して、原稿先端がADFの先端レジスト検知をオンす
るタイミングで用紙巾を決定するようにし、その巾を用
いて選択される給紙トレイを予測し、選択された給紙ト
レイの用紙巾に合わせて光学系のレンズの移動を開始さ
せることで、レンズの移動終了のタイミングを早め、フ
ァーストコピータイムを向上させることを目的とする。
【0011】ところで、前述の特開平5−107842
号公報記載の方式では、ADFの原稿載置台上に原稿が
セットされたことを検知して、コピースタートキーに先
立って1枚目の原稿を一気にコンタクトガラス上に給紙
しコピー可能な位置まで原稿をセットすることになる。
この方法を用いれば、コピースタートの受付に先立って
用紙トレイを決定でき、この用紙トレイの用紙巾に合わ
せて光学系のレンズをあらかじめ移動させることができ
るので、ファーストコピータイムの向上につなげられる
が、一方、オペレータから見て、ADFがコピースター
トキーが押される前に1枚目の原稿をコンタクトガラス
上まで送り込んでしまうのは、機械動作上おかしく見え
てしまい違和感を感じる。また、単に原稿をセットして
みたもののセット方向を間違えた場合など、再セットす
るときに、コンタクトガラス上に原稿があることを意識
しない場合には取り忘れとなり不都合が生じる。
【0012】そこで請求項2においては、1枚目の原稿
を先端レジスト検知位置まで送り込む(プレ給紙動作と
称す)だけとし、セット束として2枚目以降と同じに扱
えるようにする。この場合、再セットのために原稿束を
抜いた場合には原稿セット口にプレ給紙原稿の後端が残
っていることが見えるため、取り忘れなどは防止でき
る。このように請求項2においては、オペレータに対し
て原稿の扱いに違和感を与えることなく、ファーストコ
ピータイムを向上させることを目的としている。
【0013】請求項3においては、原稿のラスト頁から
ファーストでコピーをとるシステム固有の原稿自動カウ
ントモードを利用し、原稿カウント時に原稿サイズを先
行して検出してしまうように自動カウントモードを構築
することで、その後のジョブのファーストコピーを簡単
に早めることが可能となることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1記載の発明は、原稿載置台上に
セットされた原稿を画像形成装置本体のコンタクトガラ
ス上に給紙搬送するADFを備えた画像形成装置におい
て、前記ADFは、原稿の搬送に際し、原稿の先端が原
稿巾検知位置を通過した際にまず巾データを、原稿の後
端が原稿長さ検知部を通過した際に原稿サイズデータを
画像形成装置本体に送信するように構成され、前記AD
Fによる原稿のセット位置は端面を基準とし、画像形成
装置本体は、作像サイズ(巾)に合わせて感光体上への
結像位置をレンズユニットの移動により実現する光学系
を有し、APSモードを有し、APSモードのときには
ADFからの受信した原稿巾データより自動選択される
べく給紙トレイを推測する手段を有し、該推測手段によ
る推測結果の給紙トレイの用紙巾に合わせて光学系のレ
ンズ待ち受け位置の移動を先行動作させ、ADFからの
原稿サイズデータにより給紙トレイを決定し、作像動作
を開始するようにした制御手段を有する構成とした。
【0015】請求項2記載の発明は、原稿載置台上にセ
ットされた原稿を画像形成装置本体のコンタクトガラス
上に給紙搬送するADFを備えた画像形成装置におい
て、前記ADFは、原稿セットの後、作像動作の開始に
先立って原稿束の1枚目を原稿巾検知手段の位置まであ
らかじめ先送り(プレ給紙)させ、原稿巾検知手段での
検知巾データをあらかじめ画像形成装置本体に送信する
ように構成され、ADFによる原稿のセット位置は端面
を基準とし、画像形成装置本体は、作像サイズ(巾)に
合わせて感光体上への結像位置をレンズユニットの移動
により実現する光学系を有し、APSモードを有し、A
PSモードのときにはADFからの受信した原稿巾デー
タより自動選択されるべく給紙トレイを推測する手段を
有し、該推測手段による推測結果の給紙トレイの用紙巾
に合わせて光学系のレンズ待ち受け位置の移動を先行動
作させ、ADFからの原稿サイズデータにより給紙トレ
イを決定し、作像動作を開始するようにした制御手段を
有する構成とした。
【0016】請求項3記載の発明は、原稿載置台上にセ
ットされた原稿を画像形成装置本体のコンタクトガラス
上に給紙搬送するADFを備えた画像形成装置におい
て、前記ADFは、原稿セットの後、作像動作の開始に
先立って原稿を空送りしその枚数をカウントする原稿枚
数の自動カウントモードを有し、自動カウントモードに
よる原稿空送り時に原稿サイズを読み取り画像形成装置
本体に送信するように構成され、ADFによる原稿のセ
ット位置は端面を基準とし、画像形成装置本体は、前記
自動カウントモードで得た原稿サイズを記憶する手段を
有し、作像サイズ(巾)に合わせて感光体上への結像位
置をレンズユニットの移動により実現する光学系を有
し、APSモードを有し、APSモードにおいては、そ
の作像動作開始時に前記記憶手段で記憶した原稿サイズ
を使用し、原稿のコンタクトガラス上への搬送に先行し
て自動選択される給紙トレイを決定し、選択された給紙
トレイの用紙巾に合わせて光学系のレンズ待ち受け位置
の移動を先行動作させるようにした制御手段を有する構
成とした。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。まず、本発明に係る画像形
成装置の構成例について説明する。図1は本発明に係る
ADFを備えた画像形成装置の一例を示す図であり、複
写機の構成例を示すものである。この複写機は、複写機
本体1とその複写機本体1の上部に設置されたADF2
とで構成されている。また、画像形成装置本体1は、露
光部10と作像部20及び給紙部(給紙ユニット)30
とにより構成されている。
【0018】図1において、画像形成装置本体1の作像
部20は、周知の電子写真方式を用いるものであり、内
部に像担持体としてのドラム状の感光体21を備えてい
る。そして、この感光体21の周囲には、矢印で示す回
転方向に沿って、電子写真方式による作像工程を実施す
るための帯電装置22、露光部10からの原稿像照射
部、現像装置23、転写ベルト装置24、クリーニング
装置25等がそれぞれ配置されている。また、転写ベル
ト装置24による転写用紙の搬送方向下流側には定着装
置26が配設されている。尚、図1の構成では転写部に
転写ベルト装置24を用いた例を示しているが、転写ロ
ーラや転写チャージャを用いた構成でも構わない。
【0019】露光部10は、複写機本体1の上面に設置
されているコンタクトガラス11にADF2あるいは手
差しにより載置される原稿を露光するための光源12、
ミラー群13,14,15,17,18,19、及び結
像用レンズ16を有する露光光学系(スキャナ)を備
え、コンタクトガラス11上の原稿からの反射光像を感
光体21に露光して、原稿に応じた静電潜像を感光体2
1上に形成するようになっている。また、図示を省略す
るが、露光部10には、光源12を原稿面に沿って移動
(スキャン)させる機構、その光源12の移動に連動し
てミラーやレンズを移動させる機構、原稿サイズと倍率
によって決まる作像サイズ(用紙サイズ)に合わせてレ
ンズの位置をスラスト方向に移動させて感光体上への結
像位置を変える機構等が設けられている。
【0020】露光部10からの原稿像の露光により感光
体21に形成された静電潜像は、現像装置23のトナー
によって可視像処理され、その可視像(トナー像)が給
紙部30から給紙機構35により給送されレジストロー
ラ29により所定のタイミングで転写部(感光体21と
転写ベルト装置24との対向部)に給紙されてきた転写
用紙に静電転写される。可視像を転写された転写用紙は
転写ベルト装置24により定着装置26に搬送され、ト
ナー像が用紙に定着される。定着後の用紙は、片面コピ
ーモードの時はそのまま排紙トレイに排出される。ま
た、両面コピーモードの時は、搬送路切換爪27により
搬送路が切り換えられ両面用トレイ28に送られる。一
方、可視像転写後の感光体21はクリーニング装置25
により残留トナーが除去され、図示しない除電装置によ
り除電され、次の作像工程に至る。
【0021】給紙部30は、異なるサイズ(例えば、B
5(縦又は横),A4(縦又は横),B4,A3等)の
用紙を収容する複数の給紙トレイ31〜34を備え、選
択されたサイズの用紙が、給紙ローラや搬送ローラ等か
らなる給紙機構35により給紙されるようになってい
る。また、図1に示す複写機は、転写用紙の両面に画像
を形成するための、両面用トレイ28と用紙反転機構2
8aからなる両面ユニットを備えている。すなわち、図
1において、定着装置26の排紙側には、用紙の両面用
搬送路と排紙トレイへの搬送路との切り換えを行う切換
爪27が設けられており、図示しない操作部の設定キー
で片面コピーモードか両面コピーモードかを入力してお
くことにより切換爪27の揺動方向が選択され、両面コ
ピーモード時には、片面側に画像が定着された用紙が両
面用搬送路に送られ、反転機構28aで反転されて両面
用トレイ28に一時的にスタックされ、次の作像工程時
に再度、転写部に給紙されて用紙の裏面への画像転写を
行なえるようになっている。
【0022】図1に示す複写機では、原稿を複写機本体
1のコンタクトガラス11上に給紙搬送するADF2を
備えており、多数枚の原稿を自動的に給紙できるような
っている。図2はADFの一例を示す図であって、
(a)はADFの構成例を示す図であり、図中符号20
1は原稿セットトレイ(原稿テーブルとも言う)、20
2は原稿セットトレイのサイドガイド、203は原稿押
えローラ、204はジョブ仕切ガイド、205は給紙カ
バー、206は分離ベルト、207は給紙カバースイッ
チ、208はジョブ検知、209は分離コロ、210は
後端レジスト検知、211は原稿長さ検知、212はプ
ルアウトローラ、213は先端レジスト検知、214は
呼込みローラ、215は原稿セット検知、216は搬送
ベルト、217は反転コロ、218は排紙検知、219
は反転ガイド爪、220は原稿スタック部、221は原
稿スタック検知である。
【0023】図2(b)はADFの原稿サイズ検知機構
の説明図であり、原稿サイズ検知は3個の反射型フォト
センサ(原稿サイズ検知1,2,3)と原稿搬送中のパ
ルス数をカウントする原稿長さ検知211から構成され
る。パルス数のカウントは、図2(a)に示す先端レジ
スト検知213がオンしたタイミングから後端レジスト
検知210を通過(オフ)するまでを検知し、先端レジ
スト検知213と後端レジスト検知210までの距離を
補正して原稿長さを読み取っている。尚、ADFによる
原稿のセット位置は端面を基準としている。
【0024】次に図1に示す複写機の制御系の構成例を
図3に示す。図3において、符号310は複写機本体の
メイン制御部であり、このメイン制御部310は、周知
のマイクロコンピュータからなる中央演算処理装置(C
PU)311、ROM312やRAM313及び不揮発
RAM314等のメモリ、シリアルインターフェース3
15、タイマー316、作像部用の各種制御回路31
7、露光部光学系の制御回路318等によって構成され
る。メイン制御部310は、各種入力キーや表示装置等
から構成される操作部320からの入力情報及び各種セ
ンサ350からの検知情報により複写機本体内の各種交
流負荷330や各種直流負荷340(駆動系のモータ、
露光光源、定着ヒータ、帯電装置、各種バイアス等)及
び給紙部30や両面ユニット28を制御し、作像プロセ
スの全般を制御する。尚、ADF2には専用の制御部3
70が設けられており、このADF制御部370や後処
理装置360は、メイン制御部310とシリアルインタ
ーフェース315にて接続されている。また、本発明に
係る複写機においては、自動用紙選択(APS)モード
を有しており、操作部320の選択キーによりAPSモ
ードか、オペレータが任意に用紙サイズを選択するモー
ドかを選択することができる。そして、APSモードの
ときには、ADF制御部370から送信された原稿巾デ
ータをメイン制御部310で受信し、メイン制御部31
0は、その原稿巾データ及び設定倍率より自動選択され
るべく用紙サイズを推測して、給紙部30の給紙トレイ
を選択し、さらに、選択された給紙トレイの用紙サイズ
(巾)に応じて露光光学系のレンズ位置の移動制御を行
う。
【0025】以上、本発明に係る画像形成装置の構成例
について簡単に説明したが、上記のようなADF付の複
写機においては、昨今、ADF使用時の生産性が高いこ
とが望まれている。このため、ADF2の1to1(リピ
ート枚数1で原稿を1スキャンごとに交換していくコピ
ー動作)の速度を、複写機本体1のコピー速度(CPM
(コピー枚数/分))と同等にすることが望ましいが、
本体CPMと同等にするためには、ADFの原稿交換に
かかる時間を小さく抑える必要がある。
【0026】停止原稿に対する露光光学系(スキャナ)
の移動(スキャン)により原稿を読み取るスキャナ移動
式の複写機においては、本体CPMに対し、CPMより
算出される1枚コピー当りの割当時間(1/CPM)か
ら原稿スキャン時間(原稿送り長/本体線速)を差し引
いた時間内に、原稿の交換(スキャン済み原稿の排出と
次原稿の給紙)が済めば、ADFの1to1が本体CPM
と同速になる。
【0027】ADFの原稿交換速度を上げるやり方とし
て、搬送速度を上げる方式があるが、この方式によれ
ば、扱い速度が高くなるため、モータのコストアップ、
高速制御のための制御手段のコストアップ、また、扱い
速度域が高くなることによる原稿へのダメージと技術的
な難易度アップなどの障害がある。
【0028】一方、原稿スキャンの間の原稿停止時間帯
にあらかじめ次原稿が先送りできる搬送路と先送り制御
との組合せにより、原稿給紙のための搬送パスを見かけ
上短くすることにより、原稿給紙所用時間を下げ、結果
として原稿交換時間を短くする原稿プレ給紙方式があ
る。この原稿プレ給紙方式によれば、高速モータを用い
ることなくADFのスピードを上げることが可能であ
る。
【0029】原稿プレ給紙は、図2に示した構成のAD
Fにおいては、原稿の先端が先端レジスト検知センサ2
13がオンする位置まで原稿の給紙をすることになる。
この位置に原稿先端が来ると原稿サイズ検知1,2,3
により原稿巾を決定することができ、メイン制御部31
0で原稿巾データ(及び設定倍率)から自動選択される
用紙サイズを推定することが可能となる。
【0030】図3に示したように、ADFは専用の制御
部(コントローラ)370にて制御され、本体のメイン
制御部310とはシリアルインターフェース315にて
接続される。ここで、下記の表1は本体メイン制御部3
10からADF制御部370へ送信されるコマンドの
例、表2はADF制御部370から本体メイン制御部3
10へ送信されるコマンドの例を表している。また、表
1、表2のB0〜B7は8桁の2進表示のビットNoを
表しており、この内、B0〜B2はアドレス部分であ
り、B3〜B7がコマンドのビットを表している。すな
わち、記載されているコマンドがセットされるとその位
置のビットが”1”となり、リセットされると”0”と
なる(空白部分は”0”)。例えば、表1で給紙がセッ
トされると、アドレス0、ビット7がオン”1”とな
り、2進表示で10000000Bとなり、16進表示
に変換して80HがADF制御部へ送信されることにな
る。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】表2において、アドレス4,5のB3〜B
7は原稿枚数のカウント値がセットされる部分であり、
原稿を99枚までカウントできる。また、表2の原稿サ
イズは検知されたサイズに応じて表3のようにセットさ
れ、原稿巾も検知された原稿巾に応じて表4のようにセ
ットされる。尚、表3、表4でA4YはA4版横、A4
TはA4版縦、B5YはB5版横、B5TはB5版縦を
表している。
【0034】
【表3】
【0035】
【表4】
【0036】尚、原稿巾は、図2(b)に示したADF
の原稿サイズ検知で検知され、給紙動作及びプレ給紙動
作に伴う原稿先端の先端レジスト検知213をオンした
時のサイズ検知1,2,3の出力の組合せにより原稿巾
は表5のように検知される。
【0037】
【表5】
【0038】図1乃至図3に示した構成の複写機におい
ては、ADF2の原稿セットトレイ201に原稿束がセ
ットされると、ADF制御部370から本体メイン制御
部310にコマンド80Hが送られる。80Hは2進表
示で10000000Bであり、表2に示したように、
アドレス0でビット7がセットされているため、本体側
はADFに原稿がセットされたことを認識する。原稿束
がセットされ、コピースタートの指示を本体の操作部3
20から入力されると、1枚目の原稿を給紙するため
に、本体のメイン制御部310からADF制御部370
に、表1に示した「給紙」のコマンド80Hが送信され
る。このコマンド80Hは原稿セットトレイ201から
コンタクトガラス11へ原稿を給紙させるためのコマン
ドである。
【0039】ADF制御部370は80H(アドレス
0、ビット7オン)の受信により、原稿給紙を認識し、
原稿の1枚目を給紙する。給紙が終了しコンタクトガラ
ス11に原稿がセットされると、ADF制御部370か
ら本体メイン制御部310に給紙終了(82H)が送信
される。給紙終了を受信すると、メイン制御部310は
本体の露光部10、作像部20、給紙部30を制御し、
1枚目の転写用紙の給紙がスタート、スキャンがスター
トとし、1枚目の画像形成動作が開始される。
【0040】ここで、(a)1枚目の原稿についてのリ
ピートの最終スキャンの終了のタイミングで、メイン制
御部310からADF制御部370に対し原稿排紙(8
1H)、原稿給紙(80H)が送信される。このとき、
原稿交換時間は、本体CPMから算出される原稿交換割
り当て時間内に交換完了するように設定されている。例
えば、本体線速:430mm/sec、CPM:65枚/min
(A4Y)、A4Y送り長:210mmとした時、 原稿交換割り当て時間=60(sec)/65(枚)−210(mm)/430(mm/sec) =0.435(sec) となり、この実施例では、原稿交換時間(A4横時)T
chg は約400msecである。
【0041】セットされた原稿束の最終原稿への交換ま
で上記(a)が繰り返される。最終原稿はADF制御部
370からメイン制御部310へ送られる給紙終了(8
2H)のコマンドの受信時に原稿セットがリセットされ
ていることを認識する。給紙コマンド等の一旦セットさ
れた各ビットは一定時間後にビットリセットを送信し、
次回のセットの送信時に受信側がリセット→セットを認
識できるようにする。最終原稿については、そのリピー
トの最終コピーのスキャンエンドにて原稿排紙(81
H)のみをメイン制御部310からADF制御部370
に送信する。
【0042】原稿のプレ給紙動作を単独で実行させる場
合には、表1の「プレ給紙」コマンド(84H)を用い
る。プレ給紙位置からのコンタクトガラス上への給紙
は、「給紙」コマンド(80H)が共通して使用可能で
ある。また、ADF側で給紙対象の原稿が原稿セットト
レイにあるのかプレ給紙位置にあるのかが管理されてお
り、どの状態(位置)での「給紙」コマンドの受信かに
より制御するようにしている。
【0043】次に、図4は請求項1の実施例を示す図で
あって、複写機の制御動作を説明するフロー図である。
ADF2の原稿セットトレイ201への原稿セット位置
は端面基準であり、原稿束が原稿セットトレイ201に
セットされ、コピースタートキーが押されてメイン制御
部310からADF制御部370へ給紙コマンド(80
H)が送信され、1枚目の給紙が行われると、前述した
原稿セット検知により原稿巾が検知され、ADF制御部
370から本体メイン制御部310へ原稿巾データが送
信される。メイン制御部310では、受信した原稿巾
が、例えば16Hであれば表2、表4より257mmであ
るのでB4かB5Yのサイズが推測できる(S4-1〜S4
-3)。
【0044】ここで、操作部320のキー選択によりA
PS(自動用紙選択)モードがあらかじめセットされて
いる場合、メイン制御部310はステップS4-4で給紙
部30の給紙トレイ31〜34の中にB4かB5Yがあ
るかを調べ、有る場合には、ステップS4-5でスラスト
方向のレンズ移動位置として、選択サイズ相当の257
mmの用紙巾に対応する位置に露光光学系のレンズ16を
移動させることになる。従来ではステップS4-7の時点
でレンズ移動スタートとしていたものが、本実施例では
S4-5の時点でレンズの移動が開始されており、この時
間差がファーストコピータイムの向上分となる。従っ
て、ステップS4-7で原稿サイズに合致した給紙トレイ
が選択された時にはレンズ移動はほぼ完了しており、作
像動作及び転写用紙の給紙が開始される(S4-9)。以
降は通常の画像形成動作の制御動作となり、最終原稿の
コピーが終了した時点で制御が終了する。
【0045】尚、図4に示す制御動作では、ADF制御
部370はメイン制御部310からの「給紙」コマンド
に対して、原稿先端が先端レジスト検知213をオンし
たところで「原稿巾」を、原稿後端が後端レジスト検知
210をオフしたところで「原稿サイズ」を送信する。
また、ステップS4-3で原稿巾が検知されずジャムを受
信した場合や、給紙部に原稿巾に合致した給紙トレイが
無い場合は、制御動作を終了する。
【0046】次に、図5、図6は請求項2の実施例を示
す図であって、複写機の制御動作を説明するフロー図で
ある。本実施例の制御動作は、ADFに対して、「プレ
給紙」とプレ給紙位置からの「給紙」との2アクション
でコンタクトガラス上への原稿セットをするやり方であ
る。図5の制御では、「プレ給紙」であるため、ADF
2の原稿セットトレイ201に原稿がセットされると、
ADF制御部370からメイン制御部310に「原稿セ
ット」コマンド(80H)が送信され、これを受けてメ
イン制御部310からADF制御部370に「プレ給
紙」のコマンド(84H)が送信され、1枚目の原稿が
プレ給紙位置(先端レジスト検知の位置)まで給紙され
る。そして、原稿サイズ検知により原稿巾が検知され、
ADF制御部370からメイン制御部310に原稿巾デ
ータが送信される。そして図4のS4-3〜S4-5に相当す
る制御が行われ(S5-3〜S5-5)、ここまでが一区切り
となる。この後、オペレータのキー入力によりコピース
タートが指示された場合は、図6の制御動作となり、原
稿がプレ給紙位置からコンタクトガラス上に給紙され、
そのとき検知された原稿サイズデータにより給紙部30
の給紙トレイを選択し、作像動作及び転写用紙の給紙が
開始される(S4-9)。以降は通常の画像形成動作の制
御動作となり、最終原稿のコピーが終了した時点で制御
が終了する(S6-2〜S6-6)。
【0047】図5、図6に示す制御動作では、S5-5の
レンズ移動からS6-1のコピースタートまでの間隔があ
る程度開けば効果が100%発揮できる。すなわち、原
稿をセットしてからオペレータがコピースタートキーを
押すまでに間が有ると、オペレータがコピースタートキ
ーを押した時には、選択された用紙巾に対応した位置に
レンズの移動が完了しているため、レンズの移動に要す
る時間分、ファーストコピータイムを向上することがで
きる。従って、原稿をセットしてからコピーモードをセ
ットするような手順の場合には効果は大きい。
【0048】次に、図7は請求項3の実施例を示す図で
あって、複写機の制御動作を説明するフロー図である。
本実施例は、片面原稿を最終頁から給紙し、転写用紙の
両面にコピーする場合の片面・両面モード時に、ADF
で原稿を空送りして原稿枚数を自動カウントして、原稿
枚数の偶数枚、奇数枚の決定を行うためのフローであ
る。請求項3に対応する制御はS7-2からS7-7に移行し
た時の制御である。ADFからは自動カウントモードの
1枚目の原稿先端が先端レジスト検知213をオンした
ところで「原稿巾」をメイン制御部310に送信し、メ
イン制御部310では、その受信した「原稿巾」をメモ
リ(RAMあるいは不揮発RAM)に記憶すると共に原
稿巾から用紙サイズを推定して合致した給紙トレイを選
択し、選択された給紙トレイの用紙巾に合わせて露光光
学系のレンズ位置を移動する(S7-8〜S7-10)。そし
て、最終原稿の原稿後端が後端レジスト検知210をオ
フしたところで「原稿枚数」をADF制御部370から
メイン制御部310送信する。尚、表2の例は99枚ま
で積載可能なADFの例である。メイン制御部310で
は、受信した原稿枚数から奇数/偶数を調べ、偶数枚、
奇数枚の決定を行い、決定されたモードをセットして待
機状態となり、オペレータによる原稿の再セットとコピ
ースタートキーの入力待ち状態となる。そして、オペレ
ータによる原稿の再セットが行われ、コピースタートキ
ーが押されると、自動カウントモードで記憶した原稿巾
(サイズ)を使用し、原稿のコンタクトガラス上への給
紙搬送に先行して選択給紙トレイを決定し、その用紙巾
に合わせて光学系のレンズ位置の移動を先行動作させ
る。尚、図7の制御では、自動カウントモードの実行時
にレンズの移動が完了している。
【0049】図7の制御では、片面・両面モードが選択
され、原稿枚数を自動カウントする際に、原稿巾を検知
して給紙トレイを選択し、その用紙サイズに合わせて露
光光学系のレンズ位置を予め移動しておくので、原稿を
再セットしてコピー動作を行う時のファーストコピータ
イムを向上することができる。尚、請求項3の場合に
は、原稿巾を原稿サイズに置き換えて実現しても問題な
い。すなわち、原稿枚数を自動カウントする場合は、
(原稿巾検出から原稿サイズ検出までの時間)<<(原
稿サイズ検出から原稿枚数検出までの時間)となるの
で、原稿サイズを検出してそのデータをメイン制御部に
送信するようにしても問題ない。したがって、この場合
は、原稿巾からサイズを推定するのではなく、原稿サイ
ズを直接検知できるため、用紙サイズの選択とレンズの
移動をより確実に行うことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置においては、ADFによる原稿のコンタクト
ガラスへの送り込みに際して、原稿先端がADFの先端
レジスト検知をオンするタイミングで原稿巾を検知して
用紙巾を決定するようにし、その用紙巾を用いて選択さ
れる給紙トレイを推測し、推測された給紙トレイの用紙
巾に合わせて光学系のレンズの移動を開始させるので、
従来のコンタクトガラス上での原稿停止タイミング近く
で原稿サイズを得てから光学系のレンズを移動させる方
式に比べ、原稿の送り長さ分相当の時間だけレンズ移動
のスタートを早くすることができるため、レンズの移動
終了のタイミングを早めることができ、ファーストコピ
ータイムを向上させることができる。
【0051】請求項2記載の画像形成装置においては、
原稿セットに対し、プレ給紙動作で1枚目の原稿を先端
レジスト検知位置まで送り込み、原稿巾を検知して用紙
巾を決定するようにし、その決定された用紙巾を用いて
選択される給紙トレイを推測し、推測された給紙トレイ
の用紙巾に合わせて光学系のレンズの移動を先行動作さ
せるので、コピー動作時のファーストコピータイムを向
上させることができる。したがって、原稿セットに対
し、コンタクトガラス上まで給紙してしまう方式に比
べ、オペレータに与える違和感を小さくした上で、同等
のファーストコピータイムの向上が達成可能である。
【0052】請求項3記載の画像形成装置においては、
原稿のラスト頁からファーストでコピーをとるシステム
固有の原稿自動カウントモードを利用し、原稿のカウン
ト時に原稿サイズを先行して検出してしまうようにカウ
ントモードを構築することで、その後のジョブのファー
ストコピーを簡単に早めることができる。すなわち、原
稿自動カウントモードに際しても原稿サイズ検知機能を
働かせるという簡単な追加により、片面・両面モード時
にも、オペレータに違和感を与えることなく、ファース
トコピータイムを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一例を示す複写機
の概略構成図である。
【図2】図1に示す複写機に装備される自動原稿給紙装
置(ADF)の構成説明図である。
【図3】図1に示す複写機の制御系の構成例を示すブロ
ック図である。
【図4】請求項1の実施例を示す図であって、複写機の
コピー動作時の制御動作を説明するフロー図である。
【図5】請求項2の実施例を示す図であって、複写機の
プレ給紙時の制御動作を説明するフロー図である。
【図6】請求項2の実施例を示す図であって、複写機の
コピー動作時の制御動作を説明するフロー図である。
【図7】請求項3の実施例を示す図であって、複写機の
原稿自動カウント時の制御動作を説明するフロー図であ
る。
【符号の説明】
1:画像形成装置本体 2:自動原稿給紙装置(ADF) 10:露光部(露光光学系) 11:コンタクトガラス 12:光源 13〜15:ミラー 16:レンズ 17〜19:ミラー 20:作像部 21:感光体 22:帯電装置 23:現像装置 24:転写ベルト装置 25:クリーニング装置 26:定着装置 28:両面用トレイ(両面ユニット) 30:給紙部(給紙ユニット) 31〜34:給紙トレイ 35:給紙機構 201:原稿セットトレイ(原稿載置台) 210:後端レジスト検知 211:原稿長さ検知 213:先端レジスト検知 215:原稿セット検知 216:搬送ベルト 220:原稿スタック部 310:メイン制御部 311:CPU 312:ROM 313:RAM 314:不揮発RAM 320:操作部 370:ADF制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置台上にセットされた原稿を画像形
    成装置本体のコンタクトガラス上に給紙搬送する自動原
    稿給紙装置(以下、ADFと記す)を備えた画像形成装
    置において、前記ADFは、原稿の搬送に際し、原稿の
    先端が原稿巾検知位置を通過した際にまず巾データを、
    原稿の後端が原稿長さ検知部を通過した際に原稿サイズ
    データを画像形成装置本体に送信するように構成され、
    前記ADFによる原稿のセット位置は端面を基準とし、
    画像形成装置本体は、作像サイズ(巾)に合わせて感光
    体上への結像位置をレンズユニットの移動により実現す
    る光学系を有し、自動用紙選択(以下、APSと記す)
    モードを有し、APSモードのときにはADFからの受
    信した原稿巾データより自動選択されるべく給紙トレイ
    を推測する手段を有し、該推測手段による推測結果の給
    紙トレイの用紙巾に合わせて光学系のレンズ待ち受け位
    置の移動を先行動作させ、ADFからの原稿サイズデー
    タにより給紙トレイを決定し、作像動作を開始するよう
    にした制御手段を有することを特徴とする画像形成装
    置。
  2. 【請求項2】原稿載置台上にセットされた原稿を画像形
    成装置本体のコンタクトガラス上に給紙搬送する自動原
    稿給紙装置(以下、ADFと記す)を備えた画像形成装
    置において、前記ADFは、原稿セットの後、作像動作
    の開始に先立って原稿束の1枚目を原稿巾検知手段の位
    置まであらかじめ先送り(プレ給紙)させ、原稿巾検知
    手段での検知巾データをあらかじめ画像形成装置本体に
    送信するように構成され、ADFによる原稿のセット位
    置は端面を基準とし、画像形成装置本体は、作像サイズ
    (巾)に合わせて感光体上への結像位置をレンズユニッ
    トの移動により実現する光学系を有し、自動用紙選択
    (以下、APSと記す)モードを有し、APSモードの
    ときにはADFからの受信した原稿巾データより自動選
    択されるべく給紙トレイを推測する手段を有し、該推測
    手段による推測結果の給紙トレイの用紙巾に合わせて光
    学系のレンズ待ち受け位置の移動を先行動作させ、AD
    Fからの原稿サイズデータにより給紙トレイを決定し、
    作像動作を開始するようにした制御手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】原稿載置台上にセットされた原稿を画像形
    成装置本体のコンタクトガラス上に給紙搬送する自動原
    稿給紙装置(以下、ADFと記す)を備えた画像形成装
    置において、前記ADFは、原稿セットの後、作像動作
    の開始に先立って原稿を空送りしその枚数をカウントす
    る原稿枚数の自動カウントモードを有し、自動カウント
    モードによる原稿空送り時に原稿サイズを読み取り画像
    形成装置本体に送信するように構成され、ADFによる
    原稿のセット位置は端面を基準とし、画像形成装置本体
    は、前記自動カウントモードで得た原稿サイズを記憶す
    る手段を有し、作像サイズ(巾)に合わせて感光体上へ
    の結像位置をレンズユニットの移動により実現する光学
    系を有し、自動用紙選択(以下、APSと記す)モード
    を有し、APSモードにおいては、その作像動作開始時
    に前記記憶手段で記憶した原稿サイズを使用し、原稿の
    コンタクトガラス上への搬送に先行して自動選択される
    給紙トレイを決定し、選択された給紙トレイの用紙巾に
    合わせて光学系のレンズ待ち受け位置の移動を先行動作
    させるようにした制御手段を有することを特徴とする画
    像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007074049A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置および画像形成方法
US20100061748A1 (en) * 2008-09-05 2010-03-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Exposure Timing Determining Method and Image-Forming Apparatus

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