JPH10122190A - ファン及びそのカシメ方法 - Google Patents

ファン及びそのカシメ方法

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Publication number
JPH10122190A
JPH10122190A JP27254996A JP27254996A JPH10122190A JP H10122190 A JPH10122190 A JP H10122190A JP 27254996 A JP27254996 A JP 27254996A JP 27254996 A JP27254996 A JP 27254996A JP H10122190 A JPH10122190 A JP H10122190A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ring
fan
caulking
shaped
calking
Prior art date
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Pending
Application number
JP27254996A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadao Sugawara
忠男 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ROKUGOU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ROKUGOU SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Publication of JPH10122190A publication Critical patent/JPH10122190A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のファン及びそのカシメ方法は、ボス体
の輪状突出部をU字状に曲折してカシメを行うため、そ
の肉厚を約1ミリの筒状としなければならず、加工コス
トが高く、カシメ時の力が大となりファン本体の変形を
伴っていた。 【解決手段】 本発明によるファン及びそのカシメ方法
は、ボス体(1)の輪状突出部(3)にカシメにより輪状段部
(4)を形成するのみであるため、その肉厚を従来よりも
数倍とすることができ、加工コストが安く、カシメ時の
力が小となりファン本体の変形を少なくした構成であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファン及びそのカ
シメ方法に関し、特に、ボス体の全周及び複数の一部分
に段形状のカシメを与えることにより、従来よりも小さ
い力でカシメを可能とし、カシメによるファン本体の変
形を従来よりも大幅に低減させ、製品品質の向上を達成
するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のファン及
びそのカシメ方法としては、一般に、図6及び図7で示
す構成が採用されていた。すなわち、図6及び図7にお
いて、符号1で示されるものは、全体形状が筒状をなす
ボス体であり、このボス体1の取付段部1aにはファン
本体2が設けられ、ボス体2の輪状突出部3がカシメら
れていることによりボス体1とファン本体2が一体状に
結合している。なお、この輪状突出部3のカシメは、図
7の一部断面図にも示されているように、その全周にわ
たりU字状となるように内側に曲折するように2工程を
経て行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のファン及びその
カシメ方法は、以上のように構成されていたため、次の
ような課題が存在していた。すなわち、ボス体の輪状突
出部をその全周にわたり内側にU字状に曲折するように
2工程を経てカシメを行うため、この輪状突出部を肉薄
(約1ミリで高さ3ミリ)の筒形として形成しなければ
ならず、ボス体の製造が難しく、加工がコストアップと
なっていた。また、カシメ時においては、比較的大きい
力でカシメを行うため、ファン本体の変形を伴うことが
あり、製品品質の向上に大きい障害となっていた。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、ボス体の全周及び複数の一
部分に段形状のカシメを与えることにより、従来よりも
小さい力でカシメを可能とし、カシメによるファン本体
の変形を従来よりも大幅に低減させ、製品品質の向上を
達成するようにしたファン及びそのカシメ方法を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるファンは、
筒状のボス体とファン本体とをカシメにより一体結合す
るファンのカシメ方法において、前記ボス体の端面側に
形成された輪状突出部の全周にわたり、カシメによって
輪状段部を形成し、前記輪状段部により形成された輪状
突部で前記ファン本体をカシメ止めする方法である。
【0006】さらに詳細には、前記輪状段部のうち、前
記ファン本体の内孔に形成された複数の凹部に対応する
内孔対応位置に再度カシメを与える構成である。
【0007】本発明によるファンは、筒状のボス体とフ
ァン本体とをカシメにより一体結合するファンにおい
て、前記ボス体の端面側に形成された輪状突出部と、前
記輪状突出部の全周にわたりカシメによって形成された
輪状段部と、前記輪状段部により形成された輪状突部と
を備え、前記輪状突部により前記ファン本体をカシメ止
めする構成である。
【0008】さらに詳細には、前記輪状段部のうち、前
記ファン本体の内孔に形成された複数の凹部に対応する
内孔対応位置に、カシメにより形成された段部を有する
構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるフ
ァン及びそのカシメ方法の好適な実施の形態について説
明する。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号
を用いて述べる。図1及び図2は、本発明の第1の実施
の形態を示しており、筒状のボス体1の端面側に形成さ
れた輪状突出部3(径方向の肉厚が4ミリ、高さ2ミ
リ)の取付段部1aにはファン2の内縁が嵌入して設け
られている。この輪状突出部3には、その全周にわたり
カシメによって輪状段部4が形成され、従来のように曲
折させる必要はなく、この輪状段部4の形成時にその外
周位置に形成された輪状突部4aが前記ファン2の内縁
を押圧し、ファン2は、前記取付段部1aと輪状突部4
aとによって挟持された状態でカシメが行われてボス体
1とファン本体2とが固定される。
【0010】また、図3から図5で示す第2の実施の形
態においては、前述の図1及び図2の構成に加えて、さ
らに、前記ファン2の内孔2aに形成された複数の凹部
10に対応した前記輪状突部4aの内孔対応位置11に
再度カシメを与えて段部12を形成している。従って、
この段部12の形成により、前記輪状突部4aは前記凹
部10内に入り込み、ボス体1とファン本体2とがより
強固に一体状に結合される。なお、この段部12の数は
前記凹部10の数に対応しており、対応した場合と対応
しない場合と何れの場合も可能である。また、この第2
の実施の形態は、図1及び図2と同一部分には同一符号
を付し、その説明は省略している。
【0011】
【発明の効果】本発明によるファン及びそのカシメ方法
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、ボス体の端面に従来の
輪状突出部よりも数倍も肉厚の輪状突出部を形成してカ
シメを行うため、ボス体の形状加工が極めて簡素化さ
れ、大幅なコストダウンを達成できる。また、従来より
も小さい力でかつ1工程でカシメが可能(図1及び図2
の場合)となり、図3から図5の場合でも従来よりも簡
単な2工程となり、ファン本体の変形を従来よりも大幅
に低減させ、製品品質の向上を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるファンを示す要部の断面図であ
る。
【図2】図1の右側面図である。
【図3】本発明によるファンの他の形態を示す要部の断
面図である。
【図4】図3の右側面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】従来のファンを示す正面図である。
【図7】図6の断面図である。
【符号の説明】
1 ボス体 2 ファン本体 2a 内孔 3 輪状突出部 4 輪状段部 4a 輪状突部 10 凹部 11 内孔対応位置 12 段部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のボス体(1)とファン本体(2)とをカ
    シメにより一体結合するファンのカシメ方法において、
    前記ボス体(1)の端面側に形成された輪状突出部(3)の全
    周にわたり、カシメによって輪状段部(4)を形成し、前
    記輪状段部(4)により形成された輪状突部(4a)で前記フ
    ァン本体(2)をカシメ止めすることを特徴とするファン
    のカシメ方法。
  2. 【請求項2】 前記輪状段部(4)のうち、前記ファン本
    体(2)の内孔(2a)に形成された複数の凹部(10)に対応す
    る内孔対応位置(11)に再度カシメを与えることを特徴と
    する請求項1記載のファンのカシメ方法。
  3. 【請求項3】 筒状のボス体(1)とファン本体(2)とをカ
    シメにより一体結合するファンにおいて、前記ボス体
    (1)の端面側に形成された輪状突出部(3)と、前記輪状突
    出部(3)の全周にわたりカシメによって形成された輪状
    段部(4)と、前記輪状段部(4)により形成された輪状突部
    (4a)と、を備え、前記輪状突部(4a)により前記ファン本
    体(2)をカシメ止めする構成としたことを特徴とするフ
    ァン。
  4. 【請求項4】 前記輪状段部(4)のうち、前記ファン本
    体(2)の内孔(2a)に形成された複数の凹部(10)に対応す
    る内孔対応位置(11)に、カシメにより形成された段部(1
    2)を有することを特徴とする請求項3記載のファン。
JP27254996A 1996-10-15 1996-10-15 ファン及びそのカシメ方法 Pending JPH10122190A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019065810A (ja) * 2017-10-04 2019-04-25 フルタ電機株式会社 羽根車における主板とボスとの組立て構造

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JP2019065810A (ja) * 2017-10-04 2019-04-25 フルタ電機株式会社 羽根車における主板とボスとの組立て構造

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