JPH10121496A - 連続地中壁における通水部の形成方法 - Google Patents

連続地中壁における通水部の形成方法

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JPH10121496A
JPH10121496A JP8297612A JP29761296A JPH10121496A JP H10121496 A JPH10121496 A JP H10121496A JP 8297612 A JP8297612 A JP 8297612A JP 29761296 A JP29761296 A JP 29761296A JP H10121496 A JPH10121496 A JP H10121496A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地下構造物を築造する際にその両側に構築し
た連続地中壁に、地下構造物の築造後に地下水を流通さ
せる通水部を形成する。 【解決手段】 構築すべき連続地中壁Aの一部に縦孔2
を掘削し、この縦孔2内にグァガムの高粘度水溶液4と
掘削土砂との混合物を充填すると共に止水矢板3を抜き
取り可能に建て込む。グァガムは水との混合によって高
い粘性を発揮し、このグァガムの高粘度水溶液4により
上記縦孔2の孔壁の崩壊を防止すると共に縦孔2内が不
透水性となる。さらに、グァガムは地中のバクテリアに
より分解されると、高粘度水溶液4の粘度が低下してつ
いには水のような状態となって縦孔2が通水部1とな
り、止水矢板3を抜き取って地下水の流通を可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は地下鉄などの地下構
造物を築造する際、該計画地下構造物の外側に沿って構
築される不透水性の連続地中壁に通水部を形成する方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、地下鉄工事などのように地中
に地下構造物を築造する際に、予め、築造すべき地下構
造物、即ち、計画地下構造物の両外壁面に沿って土留壁
を構築したのち、両土留壁間に地下構造物を築造するこ
とが行われている。このような土留壁が構築されると、
該土留壁によって地下水の流れが遮断されてしまい、こ
の土留壁を挟んで地下水の上流側では水位が上昇して浸
水や井戸水の溢れが生じる一方、下流側では井戸枯れ等
の問題が発生することになる。そのため、地下構造物の
築造後、土留壁に地下水を流通させるための通水部を設
けることが行われている。
【0003】このような通水部を設ける方法としては、
例えば、特開平6ー49839号公報に記載されている
ように、連続地中壁の構築時において、通水部を形成す
べき部分に縦孔を掘削し、この縦孔内に、内部にゴムス
リーブを配設してなる有孔管を挿入したのち、該ゴムス
リーブ内に周辺地盤の水圧よりも高い水圧を作用させる
ことによりゴムスリーブを膨張させて有孔管の内周面に
密着させることにより止水性を確保し、地下構造物の築
造後、ゴムスリーブを撤去することで、有孔管を通じて
地下水の流通させるようにする方法が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続地
中壁の構築時において通水部を形成するための縦孔は、
従来からベントナイト液を用いて孔壁の崩壊を防止しな
がら掘削されるために、ベントナイトの微粒子が孔壁面
の土粒子間に浸入して不透水泥膜を形成し、この不透水
泥膜が地盤側からの通水性を阻害して有孔管を通じての
有効な通水機能を奏することができなくなるという問題
点があり、さらに、地下構造物の築造中にはゴムスリー
ブを地下水圧よりも高い水圧でもって膨張させて有孔管
の孔を閉止しておかなければならないばかりでなく、ゴ
ムスリーブに孔が明いていたり或いは使用中に破損する
と築造中の地下構造物に地下水が流入して作業が行えな
くなるという問題点がある。
【0005】一方、連続地中壁の構築後に該連続地中壁
に通水部を形成する方法としては、連続地中壁の一部の
壁体部を全高に亘って破砕する方法が考えられるが、壁
体部中に鋼板矢板が埋設されている場合にはその鋼板矢
板の引き抜きが極めて困難であり、実質的に壁体部の破
砕が行えなくなるものであり、また、鋼板矢板の引き抜
きが行えたとしても、その引き抜き跡に大きな空洞が生
じて周辺地盤の崩壊や地下構造物の埋設地盤に対して悪
影響を及ぼすという問題点が生じる。本発明はこのよう
な問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、地下構造物の築造中においては確実に止水を行
い、築造後には円滑な通水性を発揮し得る連続地中壁に
おける通水部の形成方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る連続地中壁における通水部の
形成方法は、連続地中壁を構築する際に、該連続地中壁
の一部分に、地中のバクテリアにより分解される高粘度
の有機物の不透水性水溶液を混合した土砂を充満させて
いる縦孔を連続地中壁の全高に亘って掘削、形成したの
ち、この縦孔内に止水矢板を建て込んで該止水矢板の両
側端部を縦孔の両側孔壁に露出した連続地中壁の対向す
る壁体部の芯材側端部に抜き取り可能に連結し、構築し
た連続地中壁に沿って地下構造物を築造、埋設したのち
止水矢板を抜き取って縦孔内の土砂部分を透水層部に復
元させることを特徴とするものである。
【0007】上記方法において、請求項2に係る発明
は、縦孔内の土砂として縦孔形成時において該縦孔部分
に存在している地盤中の土砂を排出することなく使用す
るものであり、この土砂は地盤の不透水層と透水層とに
それぞれ連なる不透水層部と透水層部とが積層状態に存
在しているので、その積層状態のまゝ、これらの層を形
成している土砂と上記高粘度の有機物の不透水性水溶液
とを攪拌混合していることを特徴とするものである。
【0008】請求項3に係る発明は上記方法とは別な連
続地中壁における通水部の形成方法であって、連続地中
壁を構築する際に、該連続地中壁の一部分に、地中のバ
クテリアにより分解される有機物の水溶液を注入しなが
ら縦孔を連続地中壁の全高に亘って掘削したのち、この
有機物の高粘度水溶液が充満している縦孔内に止水矢板
を建て込んで該止水矢板の両側端部を縦孔の両側孔壁に
露出した連続地中壁の対向する壁体部の芯材側端部に抜
き取り可能に連結し、しかるのち、縦孔内に砕石等の透
水性材料を投入し、構築した連続地中壁に沿って地下構
造物を築造、埋設したのち止水矢板を抜き取って縦孔内
の透水性材料の透水性を復元させることを特徴とするも
のである。
【0009】この請求項3に係る発明において、請求項
4に記載の発明は縦孔内に地盤の不透水層と透水層とに
それぞれ連なる不透水性材料と透水性材料とを積層状態
に投入することを特徴とするものである。
【0010】また、上記それぞれの方法において、地中
のバクテリアにより分割される有機物としては、請求項
5に記載したようにグァガムもしくはCMCが用いら
れ、連続地中壁中に埋設される芯材としては請求項6に
記載しているように鋼板矢板、鋼管矢板、H形鋼、鉄筋
籠のいずれかである。
【0011】上記有機物は水に溶解させると、初期の段
階においては高粘度を保持して不透水性を発揮し、その
後は地中のバクテリアにより徐々に分解されて地下水に
溶出し、この有機物の水溶液が粘性をなくしてそれまで
有機物の存在により不透水層をなしていた土砂や透水性
材料に透水性を復元させるものである。
【0012】
【作用及び効果】築造すべき地下構造物の外壁に沿って
掘削された溝孔内に矢板などの芯材を順次連結しながら
建て込むと共にセメントミルク混合土砂或いはコンクリ
ート又はモルタルを充填、硬化させてソイルセメント造
やコンクリート造、或いはモルタル造の連続地中壁を構
築する際に、構築すべき連続地中壁の一部に通水部を形
成するための縦孔を設ける。この縦孔内には該縦孔の掘
削する際にその掘削土砂を攪拌しながら地中のバクテリ
アによって分解されるグァガムやCMCなどの有機物の
高粘度水溶液を注入して該水溶液を混合してなる土砂で
充満させておき、縦孔の形成後、この縦孔内に止水矢板
を建て込むか、或いはこの有機物の高粘度水溶液を注入
しながら縦孔を掘削したのち、止水矢板を建て込んで該
縦孔内に砕石等の透水性材料を投入しておき、縦孔内に
周辺地盤が移動して地盤沈下が生じるのを防止してお
く。
【0013】グァガムやCMCなどの有機物は水に溶解
した場合に高粘度の粘稠性状を呈して不透水性を発揮
し、その高粘度の水溶液が縦孔の孔壁に付着、浸透して
該孔壁に不透水性の泥膜を形成して該泥膜により孔壁の
崩壊を防止することができると共に、連続地中壁の築造
時の場合には、該縦孔に隣接して打設された連続地中壁
からのセメントミルクが縦孔内に浸入するのを阻止する
ことができる。その上、縦孔内の土砂の粒子間や砕石間
の隙間が該不透水性の水溶液によって満たされて縦孔内
の土砂層や砕石層が不透水層部となり、縦孔形成時にお
ける初期の段階においては地盤中の透水層側からの地下
水の通過を阻止することができると共に土砂層や砕石層
によって縦孔の崩壊を確実に防止し得る。なお、縦孔内
に土砂と有機物の高粘度水溶液との攪拌混合物を設ける
場合には、該縦孔掘削部分の土砂を利用できるので、産
業廃棄物の排出等を減少できると共に砕石等を投入する
ことなく地盤沈下を防ぐ土砂層を形成できる。
【0014】縦孔内に建て込まれた止水矢板は、該止水
矢板の両側端部を縦孔の両側孔壁に露出した連続地中壁
の対向する壁体部の芯材側端部に抜き取り可能に連結
し、その連結部に止水材を充填しておく。このような止
水構造の縦孔を複数個所に設けた連続地中壁を計画地下
構造物の両側外壁に沿って構築したのち、連続地中壁で
囲まれた地盤を掘削して地下構造物を築造する。
【0015】縦孔内に充填した上記高粘度水溶液を形成
している有機物は地中のバクテリアによって分解されて
地下水に溶出するので、高粘度の水溶液が経時的に粘性
がなくなって水状化し、縦孔内に地盤側から地下構造物
側へと通水させる通水部を確実に形成することができ
る。この際、縦孔の孔壁に付着して泥膜を形成していた
水溶液の有機物が分解して孔壁が確実に通水機能を奏す
るようになる。有機物が分解して縦孔内が通水機能を奏
するまでの日数は地下構造物の築造が完成される期間よ
りも短いので、上記のように止水矢板によって地下水が
築造中の地下構造物側へ流通するのを阻止しておき、地
下構造物の完成後、止水矢板を抜き取る。
【0016】止水矢板を抜き取ると、縦孔内の通水部を
通じて地下水の自由な流れを確保し得る。この止水矢板
の抜き取りは、縦孔内の有機物の水溶液が水状化したの
ちに行うので、抜き取り抵抗が極めて小さくて止水矢板
の抜き取り作業が容易に行えるものである。
【0017】また、地盤中に不透水層を介して上下透水
層が存在する場合には、請求項2、請求項4に記載した
ように、縦孔内にこれらの不透水層と上下透水層にそれ
ぞれ連なる不透水層部と上下透水層部とを積層状態に設
けておく。このように構成しておくと、縦孔内の透水層
部はその内部に混入している有機物の高粘度水溶液によ
って該有機物が地中のバクテリアにより分解されるまで
不透水性機能を発揮するが、有機物の分解により透水性
を復元すると、止水矢板を抜き取れば、縦孔内の上記上
下透水層部が地盤側の上下透水層と地下構造物側の上下
透水地盤層にそれぞれ連通させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面につ
いて説明すると、図1は一定の間隔を存して構築した連
続地中壁A、A間に地下鉄等の地下構造物Bを築造した
状態を示すもので、これらの連続地中壁A、Aには地下
構造物Bの長さ方向に適宜間隔毎に通水部1が設けられ
てあり、上流側の地盤11の透水層12、13を流通する地下
水を一方の連続地中壁Aの通水部1の透水層部12a 、13
a を通じて地下構造物Bを埋設した透水地盤層12b 、13
b にそれぞれ流通させ、さらにこの透水地盤層12b 、13
b から他方の連続地中壁Aの通水部1の透水層部12a 、
13a を通じて下流側の透水層12、13に流通させるように
構成しているものである。
【0019】このように、連続地中壁Aに地下水の流れ
を遮断することなく自由な流れを確保するための通水部
1を形成するには、まず、築造すべき地下構造物B、即
ち、計画地下構造物の両側外壁に沿って連続地中壁A、
Aを構築する際に、該連続地中壁Aの一部に相当する部
分に図3に示すように縦孔2を掘削し、この縦孔2に地
下構造物Bの築造後、通水機能を発揮する通水部1を形
成するものである。
【0020】連続地中壁Aはソイルセメント造、モルタ
ル造、鉄筋コンクリート造、泥土固化造のいずれの構造
であってもよく、図2、図3に示すものはソイルセメン
ト造又はモルタル造であって、ソイルセメント造の場合
には、穿孔機(図示せず)により計画地下構造物の底面
よりも深い円形の縦孔2'を計画地下構造物に沿って順次
一部が重複するように掘削する。この際、掘削孔内にセ
メントミルクを注入して該セメントミルクと掘削土砂と
を攪拌混合させてスラリーとなし、このスラリーが硬化
してする前に各縦孔2'内に鋼板矢板3'を順次連結しなが
ら建て込み、一連に連結した鋼板矢板3'を芯材としてス
ラリーを硬化させることによって連続柱状壁からなる連
続地中壁Aが形成されるものであり、モルタル造の場合
には、縦孔2'を掘削後、モルタルを該縦孔2'に充填する
と共に上記同様に各縦孔2'に鋼板矢板3'を順次連結しな
がら建て込み、モルタルを硬化させることによって形成
される。
【0021】通水部1はこの連続地中壁Aの構築時にそ
の一部に形成されるもので、この通水部1の形成方法を
詳しく述べると、まず、先に縦孔2'内に形成したソイル
セメント柱壁部aに隣接して該縦孔2'と同一形状、同一
大きさの縦孔2を掘削する際に、掘削される土砂を排出
することなく攪拌しながらその土砂中に地中のバクテリ
アにより分解される有機物の高粘度水溶液4を注入、充
填しながら掘削する。この際、図1に示すように、地盤
11には透水層12、13(この透水層は一層であってもよ
い)と不透水層16とが存在するので、これらの透水層1
2、13、不透水層16と連なる縦孔2内の透水層部12a 、1
3a 、不透水層部16a はその位置に残存するように穿孔
機によって上記高粘度水溶液4と攪拌混合されるもので
ある。
【0022】なお、有機物の高粘度水溶液4を注入しな
がら穿孔機によって縦孔2を掘削する際に縦孔2内の土
砂を排出してもよく、この場合には縦孔2の掘削後、縦
孔2内における地盤11の透水層12、13に連なる部分に砕
石等の透水性材料を、不透水層16に連なる部分に粘土等
の不透水性材料を投入、充填することにより上記透水層
部12a 、13a と不透水層部16a を形成しておく。
【0023】高粘度水溶液を形成する有機物としてはグ
ァガム、CMCのように水に添加、混合すると高粘度の
粘稠性水溶液4となり、地中のバクテリアにより分解さ
れて水状化するものが用いられる。以下、グァガムの高
粘度水溶液4を用いることにする。なお、この高粘度水
溶液4を縦孔2内に充填して先に掘削した縦孔2'側から
のセメントミルクの浸入を防止するには、該水溶液4の
粘度がファンネル粘性25秒以上に調製したものを使用す
る。
【0024】グァガムは上述したように、水に添加する
と高粘度の水溶液4となり、この水溶液4は不透水性で
あるために、縦孔2内に充填すると土砂の粒子間或いは
砕石等の透水性材料の隙間(透水性材料とは砕石間等の
ように通水可能な隙間が形成される材料を言う)を満た
してこの隙間を通じての通水を不能にし、従って、上記
透水層部12a 、13a が不透水層となって地盤11の透水層
12、13からの地下水の流れを遮断すると共にその高い粘
性によって縦孔2の孔壁を押さえて孔壁の崩壊を防止
し、さらに、隣接する縦孔2'側からのセメントミルクが
この縦孔2内に浸入するのを阻止する。
【0025】縦孔2内に高粘度水溶液4の混合攪拌土砂
からなる上記透水層部12a 、13a を形成後、この縦孔2
内に鋼板矢板からなる止水矢板3を挿入して建て込み、
その両側端部を隣接する鋼板矢板3'、3'の対向側端部に
抜き取り可能に連結する。なお、砕石等の不透水性材料
を投入する場合には、有機物の高粘度水溶液が充満して
いる縦孔内に止水矢板3を建て込んでその両側端部を隣
接する鋼板矢板3'、3'の対向側端部に抜き取り可能に連
結したのち、縦孔2内に砕石等の透水性材料を投入す
る。
【0026】鋼板矢板同士の連結は上記図3に示すよう
に、連続地中壁Aを構成する柱状壁を形成するための各
縦孔2'内に鋼板矢板3'を順次連結しながら建て込む際
に、鋼板矢板の両側屈折部3a、3aの向きを交互に代えな
がら縦孔内に順次建て込むと共に隣接する鋼板矢板同士
を、その屈曲部3aの端部に形成したフック状係合部3b、
3bを互いに係合させることによって行う。この際、通水
部1を形成する縦孔2内に建て込んだ止水矢板3の両側
端のフック状係合部3b、3bを隣接する縦孔2'、2'内に建
て込んだ鋼板矢板3'、3'の対向端のフック状係合部3b、
3bに対して抜き取り可能に係止させると共に互いに係止
したフック状係合部3b、3b間の隙間には止水材を充填し
ておく。
【0027】グァガムの高粘度水溶液4はグァガムによ
って高粘度の粘稠性状を呈しているが、この高粘度水溶
液4を地盤に掘削した上記縦孔2内に充填すると、その
充填初期の段階においては図4に示すように高い粘性を
保持しているが、日数が経過するに従って、該高粘度水
溶液4内に浸入する地中のバクテリアによりグァガムが
分解されて徐々に粘度が低下する。従って、それまで高
粘度水溶液4によって不透水層となっていた縦孔2内の
上記透水層部12a 、13a が元の透水層部12a 、13a に復
元し、縦孔2内が止水矢板3の撤去後、地下水の自由な
流通を可能にする通水部1となるものである。この際、
縦孔2の孔壁の土粒子間に浸入して該孔壁面に泥膜を形
成している高粘度水溶液4もバクテリアによって完全に
分解されてベントナイト溶液のように孔壁に泥膜が残存
するようなことはなく、良好な通水機能を奏する通水部
1が形成されるものである。
【0028】グァガムの高粘度水溶液4は、グァガムが
地中のバクテリアにより分解されて液状化するまでの期
間が連続地中壁A、A間に地下構造物Bを築造する期間
よりも短いので、地下構造物Bが完成するまでは上記止
水矢板3によって地下水が地下構造物B側に流入するの
を阻止しておく。
【0029】地下構造物Bの築造は、グァガムの高粘度
水溶液4が充填され且つ止水矢板3を抜き取り可能に挿
入している上記透水層部12a 、13a と不透水層部16a を
設けた縦孔2を地下構造物Bの両側外壁に沿って所望間
隔毎に形成してなる連続地中壁A、Aを構築したのち、
これらの連続地中壁A、A間の地盤を掘削して施工され
る。
【0030】即ち、まず、両連続地中壁A、A間の地盤
をバケット等の掘削具を使用して掘削、排除する。この
際、両連続地中壁A、A間の地盤には、これらの地中壁
が構築される前に地下水を流通させていた上記透水層1
2、13と、地下水を流通させない不透水層16とが存在し
ており、これらの地盤層を上記のように掘削具によって
掘削、排除する。こうして掘削、排除した空間部内に、
図1に示すように、地下構造物Bの底壁B1を支持する不
透水性地盤層17上に砂礫等の透水性土砂を埋め戻して下
側透水性地盤層13b を形成したのち、該透水性地盤層13
b 上に地下構造物Bを築造し、この地下構造物Bの築造
後、該地下構造物Bの天壁B2上に透水性土砂を埋め戻す
ことによって上側透水性地盤層12b を形成すると共に地
下構造物Bを埋設する。
【0031】こうして、地下構造物Bを築造、埋設後、
縦孔2内に建て込んでいる止水矢板3を抜き取るもので
あり、この止水矢板3の抜き取りによって縦孔2内の上
記上下透水層部12a 、13a が地盤11側の上下透水層12、
13と地下構造物B側の上下透水地盤層12b 、13b にそれ
ぞれ連通し、上流側の地下水が地盤11の透水層12、13か
ら一方の連続地中壁Aの通水部1である上下透水層部12
a 、13a を通じてそれぞれ地下構造物Bの透水性地盤層
12b 、13b に流入し、さらに、これらの透水性地盤層12
b 、13b を通じて他方の連続地中壁Aの通水部1を形成
している上下透水層部12a 、13a からそれぞれ下流側の
地盤の透水層12、13へと流通するものである。なお、止
水矢板3の抜き取り時には、高粘度水溶液4中のグァガ
ムが地中のバクテリアにより分解されて高粘度水溶液4
が通常の水と同様な低粘性液状化をしているので、止水
矢板3の抜き取り抵抗が小さくなり、容易に抜き取るこ
とができる。
【0032】以上の実施例においては、地盤11に不透水
層16を介して上下透水層12、13が存在する場合について
説明したが、透水層が一層の場合には上記のように縦孔
2内に不透水層部16a を設ける必要はなく、全長に亘っ
て掘削土砂とグァガムの高粘度水溶液4との攪拌混合
物、又は砕石とグァガムの高粘度水溶液4との混合物を
充填しておき、地中のバクテリアによりグァガムが分解
した時に縦孔2全体が透水層部となるように構成してお
けばよい。
【0033】なお、以上の実施例においては、連続地中
壁Aの芯材として鋼板矢板を用いたが、この鋼板矢板に
代えて図5に示すように鋼管矢板31を用いて連続地中壁
Aを構築してもよい。鋼管矢板31は、その両側外周面に
横断面C字状の継手金具32、32を全長に亘って固着して
あり、各縦孔2'、2内に鋼管矢板31を互いに継手金具3
2、32を係合させることによって順次一体に連結しなが
ら建て込むと共にセメントミルク又はモルタルの充填、
硬化によって連続地中壁Aを構築していく。この際、通
水部1を形成すべき縦孔2に建て込む鋼管矢板を止水矢
板31としてその両側部の継手金具32を隣接する縦孔2'、
2'内に建て込んだ鋼管矢板31、31の継手金具32に抜き取
り可能に連結しておく。なお、互いに係合した継手金具
32、32間の隙間には適宜な止水材を充填しておく。
【0034】この止水矢板31を建て込む縦孔2内には上
記実施例と同様の施工方法によって高粘度水溶液4を含
んだ透水層部12a 、13a と不透水層部16a とが形成され
てあり、初期の段階においてはその高粘性によって透水
層部12a 、13a は非通水機能を発揮すると共に地中のバ
クテリアによりグァガムが徐々に分解されて高粘度水溶
液4が水状化して通水機能を発揮し、地下構造物Bの築
造後、止水矢板31を抜き取って通水部1に形成するもの
である。その他の施工方法および作用は上記実施例と同
様である。
【0035】図6は鉄筋コンクリート造の連続地中壁A
の一部に止水矢板3を抜き取り可能に建て込んでいる上
記通水部1を形成した構造を示すもので、この通水部1
の形成方法は、計画地下構造物の両側外壁に沿って連続
地中壁Aを構築する際に、通水部1を形成すべき部分22
を残して計画地下構造物の外壁に沿った一定長さの連続
地中壁A1と連続地中壁A2を築造する。これらの連続地中
壁A1、A2は一定幅と深さを有する平面長方形状の溝孔18
を計画地下構造物の両側地盤に掘削し、この溝孔18内に
芯材となる鉄筋籠19を挿入すると共に溝孔18内にコンク
リートを打設することによって築造される。
【0036】通水部1を形成すべき地盤部分22に面した
これらの連続地中壁A1、A2の対向端部にはH形鋼20、20
が埋設されてあり、その対向側端面に中央部には横断面
C字状の係合金具21、21を、その開口側を上記地盤部分
22に臨ませた状態にして一体に設けている。そして、こ
れらの連続地中壁A1、A2の対向端部間の地盤部分22に縦
孔2を同一深さまで掘削し、該縦孔2内に上記実施例と
同様の施工方法によって高粘度水溶液4を含んだ透水層
部12a 、13a と不透水層部16a とを形成したのち、鋼板
矢板よりなる止水矢板3を、その両側端に一体に設けて
いる棒状の係合部材3c、3cを対向するH形鋼20、20の係
合金具21、21にそれぞれ挿入、係合させながら建て込
む。
【0037】なお、係合金具21と係合部材3c間の隙間に
は適宜な止水材を充填しておく。グァガムの高粘度水溶
液4は上記実施例と同様に、初期の段階においてはその
高粘性によって透水層部12a 、13a は非通水機能を発揮
すると共に地中のバクテリアによりグァガムが徐々に分
解されて高粘度水溶液4が水状化して通水機能を発揮
し、地下構造物Bの築造後、止水矢板3を抜き取って通
水部1に形成するものである。
【0038】鉄筋コンクリート造の連続地中壁Aの一部
に通水部1を形成するこの実施例において、縦孔2内に
建て込む止水矢板3として鋼板矢板を用いたが、図7に
示すように、鋼管矢板からなる止水矢板31を用いてもよ
い。この場合、連続地中壁A1、A2の対向端部に埋設して
いるH形鋼19、19の対向側端面に連続地中壁Aの厚み方
向に一定の間隔を存して一対の横断面C字状の係合金具
21、21を設けておく一方、止水矢板31にはその両側外周
面にこれらの係合金具21、21に係合する棒状の係合部材
3c、3cを一体に設けておき、相対する係合金具21と係合
部材3cとを係合させながら止水矢板31を高粘度水溶液4
を含んだ透水層部12a 、13a と不透水層部16a とを形成
している縦孔2内に建て込み、縦孔2内の高粘度水溶液
4が液状化して透水性となったのち、地下構造物Bの構
築後、止水矢板31を抜き取って通水部1に形成するもの
である。なお、止水矢板31を縦孔2内に建て込んだ時
に、その両側外周面における係合部材3c、3c間には適宜
な止水材を充填しておく。
【0039】図8は泥水固化壁造の連続地中壁Aの一部
に止水矢板3を抜き取り可能に建て込んでいる通水部1
を形成した構造を示すもので、この通水部1の形成方法
は、計画地下構造物の両側外壁に沿って一定幅と深さを
有する平面長方形状の溝孔18を泥水を利用して掘削し、
この溝孔18内に芯材となる鉄筋籠19を順次挿入した後泥
水を固化させることよって連続地中壁Aを構築する際
に、隣接する鉄筋籠19、19間の泥水固化壁部23に縦孔2
を掘削して該縦孔2内に上記同様に高粘度水溶液4を含
んだ透水層部12a 、13a と不透水層部16a を形成すると
共に鋼板矢板3を隣接する鉄筋籠19、19の対向端部に埋
設したH形鋼20、20の対向側端面に突設している横断面
C字状の係合金具21、21にその両側端部の棒状の係合部
材3c、3cを抜き取り可能に係合させて建て込み、縦孔2
内の高粘度水溶液4が液状化して透水性となったのち、
地下構造物Bの構築後、鋼板矢板3を抜き取って通水部
1に形成するものである。
【0040】なお、この泥水固化壁造の連続地中壁Aに
よれば、溝孔18内の泥水が縦孔2の孔壁周囲の地盤に浸
透して不透水部を形成するので、同図に点線で示すよう
に縦孔2に重複するようにして余掘り部を掘削し、該不
透水部を除去する。
【0041】以上の各実施例において、縦孔2内に充填
する高粘度水溶液4として、グァガムの水溶液を用いた
が、グァガムに代えてCMCの高粘度水溶液を用いても
同様な通水部1を形成することができるものであり、要
するに、水の混合によって不透水性の粘稠性状になると
共に、縦孔2内に充填した際に地中のバクテリアにより
分解されて水溶液が透水性を奏するようになる有機物を
用いればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】地下構造物の両側に通水部を有する連続地中壁
を築造した状態の簡略斜視図、
【図2】通水部に矢板を抜き取り可能に設けてなる連続
地中壁の一部の簡略斜視図、
【図3】通水部を形成する方法を説明するための連続地
中壁の一部横断面図、
【図4】ペースト状水溶液の日数の経過による粘性の変
化を示す線図、
【図5】通水部に鋼管矢板を抜き取り可能に設けてなる
連続地中壁の一部簡略斜視図、
【図6】コンクリート造の連続地中壁に通水部を形成す
る方法を説明するための簡略横断面図、
【図7】通水部に鋼管矢板を抜き取り可能に設けたコン
クリート造の連続地中壁の一部簡略横断面図、
【図8】泥水固化壁よりなる連続地中壁に通水部を形成
する方法を説明するための簡略横断面図。
【符号の説明】 1 通水部 2 縦孔 3 鋼板矢板 4 グァガムの高粘度水溶液 12、13 透水層 12a 、13a 透水層部 12b 、13b 透水地盤層 A 連続地中壁 B 地下構造物

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続地中壁を構築する際に、該連続地中
    壁の一部分に、地中のバクテリアにより分解される高粘
    度の有機物の不透水性水溶液を混合した土砂を充満させ
    ている縦孔を連続地中壁の全高に亘って掘削、形成した
    のち、この縦孔内に止水矢板を建て込んで該止水矢板の
    両側端部を縦孔の両側孔壁に露出した連続地中壁の対向
    する壁体部の芯材側端部に抜き取り可能に連結し、構築
    した連続地中壁に沿って地下構造物を築造、埋設したの
    ち止水矢板を抜き取って縦孔内の土砂部分を透水層部に
    復元させることを特徴とする連続地中壁における通水部
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 上記縦孔内の土砂は縦孔形成時における
    掘削土砂であり、その掘削土砂を排出することなく地盤
    の不透水層と透水層とにそれぞれ連なる不透水層部と透
    水層部とに積層状態に且つ該土砂と上記高粘度の有機物
    の不透水性水溶液とを攪拌混合させて設けていることを
    特徴とする請求項1記載の連続地中壁における通水部の
    形成方法。
  3. 【請求項3】 連続地中壁を構築する際に、該連続地中
    壁の一部分に、地中のバクテリアにより分解される有機
    物の高粘度水溶液を注入しながら縦孔を連続地中壁の全
    高に亘って掘削したのち、この有機物の高粘度水溶液が
    充満している縦孔内に止水矢板を建て込んで該止水矢板
    の両側端部を縦孔の両側孔壁に露出した連続地中壁の対
    向する壁体部の芯材側端部に抜き取り可能に連結し、し
    かるのち、縦孔内に砕石等の透水性材料を投入し、構築
    した連続地中壁に沿って地下構造物を築造、埋設したの
    ち止水矢板を抜き取って縦孔内の透水性材料の透水性を
    復元させることを特徴とする連続地中壁における通水部
    の形成方法。
  4. 【請求項4】 縦孔内に地盤の不透水層と透水層とにそ
    れぞれ連なる不透水性材料と透水性材料とを積層状態に
    投入することを特徴とする請求項3記載の連続地中壁に
    おける通水部の形成方法。
  5. 【請求項5】 上記有機物はグァガムもしくはCMCで
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、い
    ずれか1項に記載の連続地中壁における通水部の形成方
    法。
  6. 【請求項6】 芯材は矢板、H形鋼、鉄筋籠のいずれか
    であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうち、
    いずれか1項に記載の連続地中壁における通水部の形成
    方法。
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