JPH1012047A - 扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその製造方法 - Google Patents
扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその製造方法Info
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- JPH1012047A JPH1012047A JP8186825A JP18682596A JPH1012047A JP H1012047 A JPH1012047 A JP H1012047A JP 8186825 A JP8186825 A JP 8186825A JP 18682596 A JP18682596 A JP 18682596A JP H1012047 A JPH1012047 A JP H1012047A
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- wire harness
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- flat substrate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその
製造方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネス15の途中において、
テープ17若しくはコルゲートチューブ18の一部分を
取り除いて、被覆電線16を露出させる。そして、各被
覆電線16毎に上記電線保持治具4の保持部5の又部6
に挟むとともに、ワイヤーハーネス15の両端部分を保
持して、固定治具2の固定面3の上方に緊張状に架け渡
す。続いて、固定治具2を上昇させると、扁平基板11
の接着面14に、電線保持治具4間に架け渡された被覆
電線16が接着し、ワイヤーハーネス15の途中に扁平
部分が形成される。
製造方法を提供する。 【解決手段】 ワイヤーハーネス15の途中において、
テープ17若しくはコルゲートチューブ18の一部分を
取り除いて、被覆電線16を露出させる。そして、各被
覆電線16毎に上記電線保持治具4の保持部5の又部6
に挟むとともに、ワイヤーハーネス15の両端部分を保
持して、固定治具2の固定面3の上方に緊張状に架け渡
す。続いて、固定治具2を上昇させると、扁平基板11
の接着面14に、電線保持治具4間に架け渡された被覆
電線16が接着し、ワイヤーハーネス15の途中に扁平
部分が形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、扁平部分を有するワイ
ヤーハーネス及びその製造方法に関するものである。
ヤーハーネス及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数本の被覆電線を集束してなるワイヤ
ーハーネスを、被覆電線毎若しくは任意本数の被覆電線
の組に分離し、該分離部分を扁平形状に形成したもの
は、実開平5−46608号公報、特公平6−4396
号公報及び実公平7−13380号公報に開示されてい
る。これらは、ワイヤーハーネスの配索スペースや相手
方部品の形状に応じ、ワイヤーハーネスを部分的に扁平
形状として配索の作業性を高めるようにしたものであ
る。
ーハーネスを、被覆電線毎若しくは任意本数の被覆電線
の組に分離し、該分離部分を扁平形状に形成したもの
は、実開平5−46608号公報、特公平6−4396
号公報及び実公平7−13380号公報に開示されてい
る。これらは、ワイヤーハーネスの配索スペースや相手
方部品の形状に応じ、ワイヤーハーネスを部分的に扁平
形状として配索の作業性を高めるようにしたものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開平
5−46608号公報に開示された自動車のドア用ワイ
ヤーハーネスは、ドアフレームに内張りする独立気泡発
泡プラスチック製の防水シートに、配線パターンに応じ
た切り込みを設け、該切り込みに被覆電線を埋め込んだ
もので、製作が面倒であるばかりでなく、極く狭いスペ
ースや扁平スペース以外のスペースへの配索には使用で
きない。
5−46608号公報に開示された自動車のドア用ワイ
ヤーハーネスは、ドアフレームに内張りする独立気泡発
泡プラスチック製の防水シートに、配線パターンに応じ
た切り込みを設け、該切り込みに被覆電線を埋め込んだ
もので、製作が面倒であるばかりでなく、極く狭いスペ
ースや扁平スペース以外のスペースへの配索には使用で
きない。
【0004】また、特公平6−4396号公報に開示さ
れたインストルメントパネル部のワイヤーハーネス装置
は、ワイヤーハーネスの一部を、ケース内に並列した複
数のブスバーを収容してなる接続ブロックで置換したも
ので、汎用性に乏しい。
れたインストルメントパネル部のワイヤーハーネス装置
は、ワイヤーハーネスの一部を、ケース内に並列した複
数のブスバーを収容してなる接続ブロックで置換したも
ので、汎用性に乏しい。
【0005】実公平7−13380号公報に開示された
ワイヤーハーネス用プロテクタは、それぞれワイヤーハ
ーネスを収容した2個の収容部を合着して筒状に形成
し、パネル孔に通したり、固定位置では2個の収容部を
扁平形に開いて狭いスペースへワイヤーハーネスを配索
するようにしたもので、極く狭いスペースや扁平スペー
スへの配索に適用できないばかりか汎用性に乏しい。本
発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、極く狭
いスペースや扁平スペース以外のスペースへの配索を可
能な、扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその製造
方法を提供することを目的とする。
ワイヤーハーネス用プロテクタは、それぞれワイヤーハ
ーネスを収容した2個の収容部を合着して筒状に形成
し、パネル孔に通したり、固定位置では2個の収容部を
扁平形に開いて狭いスペースへワイヤーハーネスを配索
するようにしたもので、極く狭いスペースや扁平スペー
スへの配索に適用できないばかりか汎用性に乏しい。本
発明は上記した点に鑑みてなされたものであり、極く狭
いスペースや扁平スペース以外のスペースへの配索を可
能な、扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1に記載された本発明の扁平部分を有するワイ
ヤーハーネスは、複数本の被覆電線を集束してなるワイ
ヤーハーネスの一部分を、被覆電線毎若しくは任意本数
の被覆電線の組に分離するとともに、該分離部分を扁平
基板に設けた接着面に接着して形成したことを特徴とす
る。
め請求項1に記載された本発明の扁平部分を有するワイ
ヤーハーネスは、複数本の被覆電線を集束してなるワイ
ヤーハーネスの一部分を、被覆電線毎若しくは任意本数
の被覆電線の組に分離するとともに、該分離部分を扁平
基板に設けた接着面に接着して形成したことを特徴とす
る。
【0007】請求項2に記載された本発明の扁平部分を
有するワイヤーハーネスは、請求項1に記載された構成
において、前記扁平基板を合成樹脂製とし、薄肉のヒン
ジを設けて屈曲できるようにしたことを特徴とする。
有するワイヤーハーネスは、請求項1に記載された構成
において、前記扁平基板を合成樹脂製とし、薄肉のヒン
ジを設けて屈曲できるようにしたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載された本発明の扁平部分を
有するワイヤーハーネスは、請求項1又は請求項3に記
載された構成において、前記扁平基板の前記接着面が設
けられる側の面の一端部に、前記被覆電線を嵌め込む電
線ガイドを形成したことを特徴とする。
有するワイヤーハーネスは、請求項1又は請求項3に記
載された構成において、前記扁平基板の前記接着面が設
けられる側の面の一端部に、前記被覆電線を嵌め込む電
線ガイドを形成したことを特徴とする。
【0009】請求項4に記載された本発明の扁平部分を
有するワイヤーハーネスの製造方法は、扁平基板を固定
する固定治具の両側に、一対の櫛歯形の電線保持治具を
対向させ、該電線保持治具の又部に挟んで、複数本の被
覆電線を集束してなるワイヤーハーネスの一部分を、被
覆電線毎若しくは任意本数の被覆電線の組に分離して保
持したのち、前記扁平基板の接着面に前記分離された被
覆電線を接着させるようにしたことを特徴とする。
有するワイヤーハーネスの製造方法は、扁平基板を固定
する固定治具の両側に、一対の櫛歯形の電線保持治具を
対向させ、該電線保持治具の又部に挟んで、複数本の被
覆電線を集束してなるワイヤーハーネスの一部分を、被
覆電線毎若しくは任意本数の被覆電線の組に分離して保
持したのち、前記扁平基板の接着面に前記分離された被
覆電線を接着させるようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用及び発明の効果】請求項1に記載の本発明のワイ
ヤーハーネスは、扁平基板に設けた接着面に分離した被
覆電線を接着することにより、扁平部分を形成する。扁
平基板の大きさや幅等の変更が簡単にできるから、ワイ
ヤーハーネスの配索スペースの大小、広狭に適確に対応
できる。また、被覆電線を扁平基板の接着面に接着させ
るだけの簡単な作業により、扁平部分が形成できるか
ら、分離した被覆電線に径の異なるものが混合していて
も、ワイヤーハーネスの一部に扁平部分を容易に形成で
きる等の効果を有する。
ヤーハーネスは、扁平基板に設けた接着面に分離した被
覆電線を接着することにより、扁平部分を形成する。扁
平基板の大きさや幅等の変更が簡単にできるから、ワイ
ヤーハーネスの配索スペースの大小、広狭に適確に対応
できる。また、被覆電線を扁平基板の接着面に接着させ
るだけの簡単な作業により、扁平部分が形成できるか
ら、分離した被覆電線に径の異なるものが混合していて
も、ワイヤーハーネスの一部に扁平部分を容易に形成で
きる等の効果を有する。
【0011】請求項2に記載の本発明のワイヤーハーネ
スは、扁平基板が薄肉のヒンジにより屈曲することがで
きる。従って、配索スペースの立体形状に順応できるか
ら、配索スペースを有効に利用できる効果を有する。
スは、扁平基板が薄肉のヒンジにより屈曲することがで
きる。従って、配索スペースの立体形状に順応できるか
ら、配索スペースを有効に利用できる効果を有する。
【0012】請求項3に記載の本発明のワイヤーハーネ
スは、扁平基板の接着面が設けられる側の面の一端部に
電線ガイドが設けられている。従って、被覆電線の間隔
の設定や位置決めが容易になり、接着面への接着作業の
効率化を図ることができる。
スは、扁平基板の接着面が設けられる側の面の一端部に
電線ガイドが設けられている。従って、被覆電線の間隔
の設定や位置決めが容易になり、接着面への接着作業の
効率化を図ることができる。
【0013】請求項4に記載の本発明の扁平部分を有す
るワイヤーハーネスの製造方法によれば、電線保持治具
の又部に挟んで被覆電線毎若しくは任意本数の被覆電線
の組に分離して保持した被覆電線を、固定治具に固定し
た扁平基板の接着面に接着して扁平部分を形成する。従
って、扁平部分を有するワイヤーハーネスの製造を迅速
かつ効率的に行うことができる。また、電線保持治具を
櫛歯形としたから、固定治具に対する角度を変更するだ
けで、被覆電線間の間隔を変更することが可能になる等
の効果を有する。
るワイヤーハーネスの製造方法によれば、電線保持治具
の又部に挟んで被覆電線毎若しくは任意本数の被覆電線
の組に分離して保持した被覆電線を、固定治具に固定し
た扁平基板の接着面に接着して扁平部分を形成する。従
って、扁平部分を有するワイヤーハーネスの製造を迅速
かつ効率的に行うことができる。また、電線保持治具を
櫛歯形としたから、固定治具に対する角度を変更するだ
けで、被覆電線間の間隔を変更することが可能になる等
の効果を有する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態を添付図面
を参照して説明する。図1は扁平部分を有するワイヤー
ハーネスの製造装置1の概略の斜視図である。図示しな
い駆動手段により上下動可能な固定治具2の上面には、
後述する扁平基板11を固定する固定面3が形成されて
いる。固定治具2の長手方向の両側に、一対の電線保持
治具4が対向状に立設されている。電線保持治具4は、
上端に櫛歯形の電線保持部5が形成されている。該保持
部5は、各又部6に被覆電線16を挟んで、該被覆電線
16どうしを所定間隔に分離して保持する。また、電線
保持治具4の下方の軸部7は、単独若しくは電線保持治
具4どうしを連動して回転できるようになっている。
を参照して説明する。図1は扁平部分を有するワイヤー
ハーネスの製造装置1の概略の斜視図である。図示しな
い駆動手段により上下動可能な固定治具2の上面には、
後述する扁平基板11を固定する固定面3が形成されて
いる。固定治具2の長手方向の両側に、一対の電線保持
治具4が対向状に立設されている。電線保持治具4は、
上端に櫛歯形の電線保持部5が形成されている。該保持
部5は、各又部6に被覆電線16を挟んで、該被覆電線
16どうしを所定間隔に分離して保持する。また、電線
保持治具4の下方の軸部7は、単独若しくは電線保持治
具4どうしを連動して回転できるようになっている。
【0015】扁平基板11は、ホリプロピレン樹脂やア
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂等の合成樹
脂製の基板12の片面に両面テープ13を貼付して、接
着面14(尚、図面においては、接着面14の厚み方向
の寸法は誇張されている。)を設けたものである。この
扁平基板11は、接着面14が上面になるように上記固
定治具2の固定面3に固定されている。ワイヤーハーネ
ス15は、複数本の被覆電線16をポリ塩化ビニル製の
テープ17で巻いたり、コルゲートチューブ18に通し
たりして集束したものである。このワイヤーハーネス1
5の途中において、テープ17若しくはコルゲートチュ
ーブ18の一部分を取り除いて、被覆電線16を露出さ
せる。そして、各被覆電線16毎に上記電線保持治具4
の保持部5の又部6に挟むとともに、ワイヤーハーネス
15の両端部分を保持して、固定治具2の固定面3の上
方に緊張状に架け渡す。続いて、固定治具2を上昇させ
ると、扁平基板11の接着面14に、電線保持治具4間
に架け渡された被覆電線16が接着する。
クリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂等の合成樹
脂製の基板12の片面に両面テープ13を貼付して、接
着面14(尚、図面においては、接着面14の厚み方向
の寸法は誇張されている。)を設けたものである。この
扁平基板11は、接着面14が上面になるように上記固
定治具2の固定面3に固定されている。ワイヤーハーネ
ス15は、複数本の被覆電線16をポリ塩化ビニル製の
テープ17で巻いたり、コルゲートチューブ18に通し
たりして集束したものである。このワイヤーハーネス1
5の途中において、テープ17若しくはコルゲートチュ
ーブ18の一部分を取り除いて、被覆電線16を露出さ
せる。そして、各被覆電線16毎に上記電線保持治具4
の保持部5の又部6に挟むとともに、ワイヤーハーネス
15の両端部分を保持して、固定治具2の固定面3の上
方に緊張状に架け渡す。続いて、固定治具2を上昇させ
ると、扁平基板11の接着面14に、電線保持治具4間
に架け渡された被覆電線16が接着する。
【0016】尚、上記固定治具2は移動不能に固定して
おき、何れか一方若しくは双方の電線保持治具4に上下
動駆動手段を設けて上下動可能な状態にしておき、各被
覆電線16毎に電線保持治具4の保持部5の又部6に挟
むとともに、ワイヤーハーネス15の両端部分を保持し
て、固定治具2の固定面3の上方に緊張状に架け渡す。
続いて、電線保持治具4を下降させて扁平基板11の接
着面14に、電線保持治具4間に架け渡された被覆電線
16を接着させるようにしてもよい。
おき、何れか一方若しくは双方の電線保持治具4に上下
動駆動手段を設けて上下動可能な状態にしておき、各被
覆電線16毎に電線保持治具4の保持部5の又部6に挟
むとともに、ワイヤーハーネス15の両端部分を保持し
て、固定治具2の固定面3の上方に緊張状に架け渡す。
続いて、電線保持治具4を下降させて扁平基板11の接
着面14に、電線保持治具4間に架け渡された被覆電線
16を接着させるようにしてもよい。
【0017】上記の場合に、一方若しくは両方の電線保
持治具4の軸部7を回動させて、固定治具2に対して傾
けることにより、保持部5の又部6に挟まれた被覆電線
16間の間隔を調整できる。また、被覆電線16毎に分
離したり、複数本の被覆電線16毎に分離することもで
きる(図2(a))。さらに、上記製造方法によれば、
太さの異なる被覆電線16a,16bの場合も(図2
(b))、或いは本数や太さが異なる被覆電線16を集
束したワイヤーハーネス15をも、扁平基板11へ接着
できる(図2(c))。この後、扁平基板11にポリ塩
化ビニル製のテープ17を巻いて、被覆電線16の接着
を確保するようにしてもよい。
持治具4の軸部7を回動させて、固定治具2に対して傾
けることにより、保持部5の又部6に挟まれた被覆電線
16間の間隔を調整できる。また、被覆電線16毎に分
離したり、複数本の被覆電線16毎に分離することもで
きる(図2(a))。さらに、上記製造方法によれば、
太さの異なる被覆電線16a,16bの場合も(図2
(b))、或いは本数や太さが異なる被覆電線16を集
束したワイヤーハーネス15をも、扁平基板11へ接着
できる(図2(c))。この後、扁平基板11にポリ塩
化ビニル製のテープ17を巻いて、被覆電線16の接着
を確保するようにしてもよい。
【0018】図3は、扁平基板11の変形例を示したも
ので、基板12の長手方向の中央に薄肉のヒンジ21が
形成されている。上記のように被覆電線16を接着した
後、ヒンジ21により扁平基板11を屈曲させることが
できる。従って、図4(a),(b)に示すように相手
部品の形状に合わせて屈曲したり、扁平状態のまま配索
できる。また、上記ヒンジ21は、複数設けたり、長手
方向に対して直角に設けたりすることもできる。
ので、基板12の長手方向の中央に薄肉のヒンジ21が
形成されている。上記のように被覆電線16を接着した
後、ヒンジ21により扁平基板11を屈曲させることが
できる。従って、図4(a),(b)に示すように相手
部品の形状に合わせて屈曲したり、扁平状態のまま配索
できる。また、上記ヒンジ21は、複数設けたり、長手
方向に対して直角に設けたりすることもできる。
【0019】図5は、扁平基板11の他の変形例を示し
たものである。基板12の両面テープ13が貼付される
側の面の長手方向の一端部に電線ガイド22を形成した
ものである。この電線ガイド22は、基板12と一体若
しくは、別体に形成して両面テープ13の接着面14に
固着させる。電線ガイド22は、分離した被覆電線16
を嵌め込んで、各被覆電線間を所定間隔に保持しようと
するものである。これにより、被覆電線16の間隔の設
定や位置決めが容易になる。
たものである。基板12の両面テープ13が貼付される
側の面の長手方向の一端部に電線ガイド22を形成した
ものである。この電線ガイド22は、基板12と一体若
しくは、別体に形成して両面テープ13の接着面14に
固着させる。電線ガイド22は、分離した被覆電線16
を嵌め込んで、各被覆電線間を所定間隔に保持しようと
するものである。これにより、被覆電線16の間隔の設
定や位置決めが容易になる。
【0020】上記したように本発明方法により製造され
る扁平部分を有するワイヤーハーネスは、配索部分の相
手側部品の形状に対応させて部分的に扁平にしたり、該
扁平部分を屈曲させることができるとともに、扁平部分
の被覆電線が弛んだり縺れたりすることがなく、極く狭
い扁平空間にも簡単かつ容易に配索できる。従って、ワ
イヤーハーネスの配索のための膨らみ部分を、自動車の
内装部品に形成する必要がなく、車室空間をすっきりし
た一体的な意匠に纏めることができる。尚、上記した扁
平基板11に形成する接着面14は、接着剤を直接塗布
して形成することもできる。
る扁平部分を有するワイヤーハーネスは、配索部分の相
手側部品の形状に対応させて部分的に扁平にしたり、該
扁平部分を屈曲させることができるとともに、扁平部分
の被覆電線が弛んだり縺れたりすることがなく、極く狭
い扁平空間にも簡単かつ容易に配索できる。従って、ワ
イヤーハーネスの配索のための膨らみ部分を、自動車の
内装部品に形成する必要がなく、車室空間をすっきりし
た一体的な意匠に纏めることができる。尚、上記した扁
平基板11に形成する接着面14は、接着剤を直接塗布
して形成することもできる。
【図1】扁平部分を有するワイヤーハーネスの製造装置
の概略の斜視図である。
の概略の斜視図である。
【図2】扁平基板に対する被覆電線の接着態様を示した
断面図である。
断面図である。
【図3】扁平基板の変形例を示した断面図である。
【図4】扁平部分の配索状態を示した断面図である。
【図5】扁平基板の他の変形例を示した断面図である。
1...製造装置 2...固定治具 4...電線保持治具 5...櫛歯形の保持部 6...又部 11...扁平基板 12...基板 13...両面テープ 14...接着面 15...ワイヤーハーネス 16,16a,16b...被覆電線 21...ヒンジ 22...電線ガイド
Claims (4)
- 【請求項1】 複数本の被覆電線を集束してなるワイヤ
ーハーネスの一部分を、被覆電線毎若しくは任意本数の
被覆電線の組に分離するとともに、該分離部分を扁平基
板に設けた接着面に接着して形成したことを特徴とする
扁平部分を有するワイヤーハーネス。 - 【請求項2】 前記扁平基板を合成樹脂製とし、薄肉の
ヒンジを設けて屈曲できるようにしたことを特徴とする
請求項1に記載の扁平部分を有するワイヤーハーネス。 - 【請求項3】 前記扁平基板の前記接着面が設けられる
側の面の一端部に、前記被覆電線を嵌め込む電線ガイド
を形成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載の扁平部分を有するワイヤーハーネス。 - 【請求項4】 扁平基板を固定する固定治具の両側に、
一対の櫛歯形の電線保持治具を対向させ、該電線保持治
具の又部に挟んで、複数本の被覆電線を集束してなるワ
イヤーハーネスの一部分を、被覆電線毎若しくは任意本
数の被覆電線の組に分離して保持したのち、前記扁平基
板の接着面に前記分離された被覆電線を接着させるよう
にしたことを特徴とする扁平部分を有するワイヤーハー
ネスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8186825A JPH1012047A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8186825A JPH1012047A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1012047A true JPH1012047A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16195278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8186825A Withdrawn JPH1012047A (ja) | 1996-06-26 | 1996-06-26 | 扁平部分を有するワイヤーハーネス及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1012047A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019114553A (ja) * | 2019-03-26 | 2019-07-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス |
JP2021072215A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線の配置構造体 |
-
1996
- 1996-06-26 JP JP8186825A patent/JPH1012047A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019114553A (ja) * | 2019-03-26 | 2019-07-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス |
JP2021072215A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線の配置構造体 |
CN114616637A (zh) * | 2019-10-31 | 2022-06-10 | 株式会社自动网络技术研究所 | 电线的配置构造体 |
CN114616637B (zh) * | 2019-10-31 | 2024-04-19 | 株式会社自动网络技术研究所 | 电线的配置构造体 |
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