JPH10154425A - ワイヤハーネスの製造方法および製造装置 - Google Patents

ワイヤハーネスの製造方法および製造装置

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JPH10154425A
JPH10154425A JP9203306A JP20330697A JPH10154425A JP H10154425 A JPH10154425 A JP H10154425A JP 9203306 A JP9203306 A JP 9203306A JP 20330697 A JP20330697 A JP 20330697A JP H10154425 A JPH10154425 A JP H10154425A
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wire
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electric wire
fixing
electric
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Atsushi Nakamura
篤 中村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペース効率に優れ、簡単な装置で、ワイヤ
ハーネスの製造が容易に効率よく行えるワイヤハーネス
の製造装置を提供する。 【解決手段】 複数の電線11を供給する電線供給部2
1と、各電線11を平行に揃える線揃え部23と、平行
に揃えられた複数の電線11を直線状に配置する布線架
台24を備える。布線架台24には電線供給方向Pに沿
って、コネクタ25に各電線11を圧接するコネクタ圧
接部26と、各電線11を上方に持ち上げる電線持ち上
げ部28と、各電線11に押し当てて各電線11毎に異
なった寸法の弛みを設定するように当接するための段差
が所定の勾配で形成されてなる電線長調整治具14を有
する回路長調整部29と、コネクタ25を固定するコネ
クタ固定部27とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばOA機器、
家電製品または自動車の内部配線等に使用されるワイヤ
ハーネスの製造方法および製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】OA機
器、家電製品または自動車の内部に設置される電気配線
用ワイヤハーネスとして、従来、例えば図34に示され
るように、CPU、表示装置および各種のスイッチ部品
等の間を接続するための複数の電線1を略円筒状に束ね
た構造のものがある。この種のワイヤハーネスの製造に
際しては、実際の配索に応じて平板状にコネクタ3や電
線1を保持するための金具や治具を取り付け、それに電
線1を手作業で這わせた後、これら電線1の周囲に保護
用の粘着テープ2を巻き付け、さらに図示しない樹脂成
型品のケースを外装して一定の形状を保持させた後、取
り付け対象となるOA機器、家電製品または自動車等の
内部の配索形態に対応するように取り付けていた(第1
従来例)。しかしながら、この第1従来例では、製造時
に、電線1を手作業で這わせた後に粘着テープ2を電線
1の周囲に巻回していたため、電線1を這わせた後の粘
着テープ2の巻回しに多大な時間を要し、作業効率が悪
かった。
【0003】また、例えば図35および図36(第2従
来例)に示されるように、柔軟性のあるベースフィルム
5上に導電路4をパターン状に印刷してその上からカバ
ーフィルム6をラミネートしたフレキシブルプリント配
線(FPC)等の多極・平面配線も知られている。しか
しながら、導電路4に曲がり部分を有するような複雑な
ワイヤハーネスの場合、図36に示されるように、その
製造工程においてパターン毎にエッチングマスクを行
い、また大面積のベースフィルムDkにパターンを形成
した後に打ち抜き型でカッティングしていたため、エッ
チング装置やカッティング装置等の大がかりな装置を必
要とする。また、大面積のベースフィルムDkを使用す
るため、多大な作業空間を必要とし、スペース効率が悪
いものとなっていた。
【0004】さらに、図37に示されるように、複数の
帯状導体8を直線状に平行に配置してその上下両側をフ
ィルム5,6でラミネートした後、配索経路に応じて折
曲する方法(第3従来例)もあった。この方法であれ
ば、第2従来例で必要とされる各種装置を省略できる。
しかしながら、第3従来例のワイヤハーネスは折曲部9
が損傷したり、あるいは図38のように折曲部9の弾性
復元によってラミネートされた部分が離れるように変形
してしまい、配索経路に対してワイヤハーネスの形状が
安定しない等の問題が生じていた。
【0005】そこで、本発明の課題は、スペース効率に
優れ、簡単な装置で、ワイヤハーネスの製造が容易に効
率よく行えるワイヤハーネスの製造方法および製造装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の製造方法の技術的手段は、電線供給方向上流側に位置
するコネクタ圧接部に、複数の電線を略直線状に且つ略
平行に供給し、コネクタ圧接部にセットされたコネクタ
に各電線を圧接する電線圧接工程と、前記各電線が圧接
されたコネクタを、前記電線供給方向下流側に位置する
コネクタ固定部に移動させて固定し、各電線を前記上流
側から下流側にわたって略直線状に且つ略平行に配置す
るコネクタ移動固定工程と、所定の勾配で電線位置決め
手段が形成された電線長調整治具を前記電線に押し当
て、移動させて各電線毎に異なった寸法の弛みを設定す
る回路長調整工程と、コネクタ圧接部にセットされたコ
ネクタに各電線を圧接すると共にコネクタの上流で各電
線を切断する圧接切断工程とを備えてなる点にある。
【0007】また、前記各電線を、前記コネクタ圧接部
位置より僅かに下流側に配置された電線持ち上げ治具に
より上方に持ち上げる電線持ち上げ工程と、各電線が前
記持ち上げられている状態でにコネクタ圧接部に少なく
とも1つのコネクタをセットするコネクタセット工程と
をさらに備える方法としてもよい。
【0008】さらに、前記回路長調整工程後、前記圧接
切断工程前に、前記電線持ち上げ治具による電線の持ち
上げを解除する持ち上げ解除工程をさらに備える方法と
してもよい。
【0009】また、前記コネクタ圧接部では前記電線供
給方向に沿って2個のコネクタがセット可能とされ、前
記圧接切断工程で、下流側ワイヤハーネスの後端部にお
けるコネクタに対する各電線の圧接と、上流側ワイヤハ
ーネスの前端部におけるコネクタに対する各電線の圧接
を行うと共に、両コネクタの前記圧接位置間で各電線を
切断する方法としてもよい。
【0010】さらに、前記コネクタ固定部位置より僅か
に上流側に配置された電線固定治具により、前記コネク
タ移動固定工程後における各電線を固定保持する電線固
定保持工程を、前記回路長調整工程の前工程として備え
る方法としてもよい。
【0011】また、前記回路長調整工程を電線供給方向
に沿った電線の異なる位置で複数回、繰り返す方法とし
てもよい。
【0012】さらに、前記電線位置決め手段が段差もし
くは凹部とされた方法としてもよい。
【0013】また、前記回路長調整工程の前工程とし
て、前記電線長調整治具を押し当てる位置より下流側に
位置した互いに略直線状に且つ略平行に配置された隣接
する各電線にわたって連結シート部材を装着し、各電線
を互いに連結固定する下流側電線部固定工程、および/
または前記回路長調整工程、持ち上げ解除工程の後工程
として、最上流側電線長調整治具を押し当てる位置より
上流側に位置した互いに略直線状に且つ略平行に配置さ
れた隣接する各電線にわたって連結シート部材を装着
し、各電線を互いに連結固定する上流側電線部固定工程
をさら備える方法としてもよい。
【0014】さらに、上記課題を解決するための製造装
置の技術的手段は、複数の電線を供給する電線供給部
と、前記複数の電線を略直線状に配置する布線架台と、
前記布線架台における電線供給方向上流側に配置され、
セットされたコネクタに各電線を圧接するコネクタ圧接
部と、前記布線架台における電線供給方向下流側に配置
され、各電線が圧接されたコネクタを固定するコネクタ
固定部と、前記コネクタ圧接部位置より僅かに下流側に
配置され、各電線を上方に持ち上げる電線持ち上げ部
と、前記コネクタ固定部と電線持ち上げ部との間に配置
され、前記布線架台上の前記電線に押し当てて各電線毎
に異なった寸法の弛みを設定するように当接するための
所定の勾配の電線位置決め手段が形成されてなる電線長
調整治具を有する回路長調整部とを備えてなる点にあ
る。
【0015】また、前記電線供給部から供給された複数
の電線を略平行に揃える線揃え部をさらに備える構造と
してもよい。
【0016】さらに、前記電線位置決め手段が段差もし
くは凹部とされた構造としてもよい。
【0017】また、前記コネクタ圧接部は電線供給方向
に沿って2個のコネクタがセット可能とされ、各コネク
タに各電線を各々圧接する圧接治具を備えると共に、両
コネクタの圧接位置間で各電線を切断する少なくとも1
つの電線切断刃を備えている構造としてもよい。
【0018】さらに、前記コネクタ固定部と回路長調整
部との間に配置され、各電線を固定保持する電線固定治
具を有する電線固定部をさらに備える構造としてもよ
い。
【0019】また、互いに直線状に且つ平行に配置され
た各電線にわたって連結シート部材を装着して、隣接す
る各電線を互いに連結固定すべく、前記コネクタ固定
部、回路長調整部およびコネクタ圧接部の相互間に設け
られたシート部材装着部をさらに備える構造としてもよ
い。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態によって
製造されるワイヤハーネスの一例を示す図である。この
ワイヤハーネスは、複数の電線11を同一平面上に略等
間隔で略平行に配置し、これらの一部を2枚の配線固定
用の絶縁テープ12又は保持手段(例えば、電線11の
絶縁被覆又はシースの半田付け又は接着、又はクラン
プ、クリップ等)で挟み込んで、あるいは絶縁テープ1
2を一側面側より固着することにより、各電線11を少
なくとも部分的に互いに固定したものであって、特に曲
げ部分を要する複雑な配索経路に対応すべく、局部(以
下「湾曲部」と称す)13について、全電線11が互い
に略一定の間隙を有して略同心円弧状に湾曲された構造
とされている。
【0021】この湾曲部13も、絶縁テープ12で固定
してもよいが、ここでは製造時の簡便のため、図1のよ
うに湾曲部13での絶縁テープ12の固定を省略してい
る。また、各電線11はそれぞれ絶縁性被膜で被覆され
た被覆電線を使用する。なお、この実施形態では、4本
の電線11が配設された例を示すが、電線11が同一平
面上に、少なくとも所定の公差内で、好ましくは等間隔
で略平行に配置される限り、その数量は4本に限るもの
ではない。また、電線11は等間隔に配置されてなくて
もよい。
【0022】図2は、湾曲部13において各電線11の
軸方向が90゜の曲がり角度εで変更された状態を示し
た図である。このワイヤハーネスの湾曲部13において
は、各電線11(11a〜11d)が一定間隔wだけ離
間して配置されているため、これらの長さは全て異なっ
て設定される必要がある。
【0023】ここで、各電線11a〜11dの離間幅を
wとし、曲率半径を、それぞれ、w,2w,3w,4w
とした場合、湾曲部13における各電線11a〜11d
の長さL1,L2,L3,L4は、それぞれの曲率半径
についての円周の四分の一の長さになる。このため、そ
れぞれ、 L1=(2π・w)/4=πw/2 L2=(2π・2w)/4=πw L3=(2π・3w)/4=3πw/2 L4=(2π・4w)/4=2πw となる。そして、互いに隣合う電線11の長さの偏差
は、 L2−L1=(πw)−(πw/2)=πw/2 L3−L2=(3πw/2)−(πw)=πw/2 L4−L3=(2πw)−(3πw/2)=πw/2 となる。このように、隣合う電線11同士について長さ
の偏差(πw/2)を設定しなければならず、その方法
としては、第1従来例のように、配索経路に応じて電線
11を手作業で並べたり金型等の治具を用いて電線11
の形状を整える方法もあるが、作業効率およびスペース
効率が悪い。そこで、この実施形態では、図3中の破線
のように電線11を略直線状に且つ略平行に設置した
後、図4および図5に示されるように、各電線11a〜
11dの一定幅(w)毎に、特に電線長の差に対応し、
治具先端部の形状に依存する一定の高さ(ΔH)の凹
部、溝又は段差15(電線位置決め手段を構成する)が
形成された電線長調整治具14を使用し、この電線長調
整治具14の各段差15を各電線11に押し当てて直線
的に押し下げ、各電線11をそれぞれ所定の寸法だけ弛
ませることで、図3中の実線のように各電線11a〜1
1dを湾曲部13に適した適正な長さに調整する。この
電線長調整治具14の各段差15は、好ましくは各電線
11a〜11dの外れを防止できるように略円弧、三
角、面取り状の凹形状に形成されている。
【0024】また、このワイヤハーネスの製造装置とし
ては、図8ないし図14に示されるような装置を使用す
る。この製造装置は、複数の電線供給ドラム20を有し
て、特にそれぞれ電線11を同時および個別に供給する
電線供給部21と、供給された複数の電線11の所定の
離間幅(w)を揃えるための溝22aが形成された線揃
え治具22を有する線揃え部23と、線揃え部23を通
じて供給される電線供給方向Pに沿って直線的に配置さ
れた布線架台24と、布線架台24における電線供給方
向P上流側又は上流部に配置され、セットされた所定の
コネクタ25に各電線11を圧接する一般的なコネクタ
圧接部26と、布線架台24における電線供給方向P下
流側又は下流部に配置され、コネクタ25を解除自在に
固定するコネクタ固定部27と、コネクタ圧接部26位
置より僅かに電線供給方向P下流側に配置され、各電線
11を下方より押し上げて各電線11を上方に持ち上げ
る電線持ち上げ治具28aを有する電線持ち上げ部28
と、電線持ち上げ部28とコネクタ固定部27との間に
配置され、前述した電線長調整治具14を用いて各電線
11(11a〜11d)の長さを調整する回路長調整部
29とを備えている。
【0025】複数本の電線11のn番目の電線の湾曲部
13の長さLnは、このn番目の電線11を開口30
(図5参照)に押し込む凹部又は段差15の高さhnに
対応し、この高さhnは基準高さ14h(図4参照)で
あり、n番目の段部の高さΔHnは下記の式により表わ
される。
【0026】
【数1】
【0027】ただし電線11が1つの曲げ角度εに配置
する場合、高さΔHnは全て等しいことが好ましい。電
線が2つ又はそれ以上の曲げ角度ε1、ε2、ε3等で
配置される場合は、段差15の高さΔHnは好ましくは
各電線群毎に等しい(例えば図32に示し、後述するよ
うに)。
【0028】図6および図7の概略図に示す幾何学的な
寸法を想定することによって、n番目の段差15の高さ
hnとn番目の電線の長さLnの関係を概算することが
できる。bが電線11の長さ方向に沿う電線長調整治具
14の厚さで、aが同方向に沿う開口30の幅である
と、長さLnは下記の式で近似される。
【0029】
【数2】
【0030】このため、n番目の段差の高さhnは下記
の式によって近似的に表わされる。
【0031】
【数3】
【0032】図7に示すように電線が曲げられる、すな
わちbを0に近づけて極限値を取ることにより、高さh
nを得るための式を下記のようにより簡素化することが
できる。
【0033】
【数4】
【0034】この式はnが3、好ましくは4以上の場合
に採用するとよい。これは、nがこれより小さい場合
は、偏差が大きくなりすぎ、そのため配線の精度が所定
の誤差水準を下回ることになり得るからである。
【0035】好ましくは、電線11の傷つきや折れを避
ける、また図7に示されるように上記の簡素化された式
によって段差15の高さhnを計算する時の偏差又は誤
差をより少なくするために、凹部又は段差15の先端部
15rを図6に仮想線で示すように丸くしてもよい。さ
らに、電線長調整治具14が開口30に挿入される時に
電線11の傷つきや折れを避ける、また電線11をスム
ーズに曲げるために布線架台24の開口30における縁
部24rを丸くしてもよい(図6参照)。
【0036】さらにまた、開口30は、電線長調整治具
14が挿入される時に、電線11が折れたり、傷つかな
いような、特に布線架台24の開口30の縁と電線長調
整治具14間の隙間が小さすぎる時に電線長調整治具1
4の縁に挟まれない、および/または強く曲げられるこ
とにより折れたり、傷つかないような幅aを有さねばな
らない。すなわち、開口30は、例えば、挟みこみ、座
屈、又は強い曲げ等で傷ついたり折れたりしないように
電線11を配置した状態で、電線長調整治具14が開口
30にゆるく嵌入または挿入できるような電線供給方向
Pまたは電線11の長さ方向に沿う適宜幅aを有する。
【0037】さらにまた、段差15、凹部、または面取
り部は電線11間の距離またはピッチに従って間隔を開
けるとよい。図4および図5では、電線11間の距離w
は全ての電線11に対して等しく、そのため対応する段
差15は等間隔に開けられている。電線11が等間隔に
開けられていない(図示されていない)場合は、段差1
5も従って等間隔に開けられていない。すなわち、段差
15、凹部または面取り部は変位される電線11の位置
に対応するように形成されている。好ましくは、電線長
調整治具14は傾斜側部を有するように形成されてお
り、この傾斜側部に段差15が変位される電線11の対
応の位置に従って形成される。
【0038】回路長調整部29は、図5に示されるよう
に、および前述の如く、布線架台24の天面の中央部
に、電線11に対して電線長調整治具14を押し下げて
電線11を弛ませるための開口30が形成された構造と
されている。
【0039】なお、前記コネクタ圧接部26、コネクタ
固定部27、電線持ち上げ部28、回路長調整部29を
連続状の布線架台24に備えた構造を示しているが、こ
れらコネクタ圧接部26等毎にそれぞれ独立したユニッ
トとしての分割布線架台とし、布線架台24を構成する
各分割布線架台を互いに間隔調整可能な構造としてもよ
い。
【0040】また、前記コネクタ圧接部26は、電線供
給方向Pに沿って2個のコネクタ25がセット可能とさ
れており、各コネクタ25に各電線11をそれぞれ圧接
する圧接治具26aを備えると共に、両コネクタ25の
圧接位置間で各電線11を切断する電線切断刃26bを
備えている。
【0041】さらに、前記回路長調整部29は2個所に
備えられた構造とされている。
【0042】なお、前記電線持ち上げ治具28aとし
て、例えば、支持枠に、各電線11位置に対応してそれ
ぞれU溝またはV溝を有するローラを転動自在に支持さ
せ、支持枠を上下操作する構造とすればよい。また、ロ
ーラは各電線11毎に対応してそれぞれ独立配置された
複数からなる、または摩擦係数の小さい溝が形成された
固定バーからなる構造としてもよい。
【0043】次に、この製造装置を使用して本発明の第
1の実施形態に係るワイヤハーネスを製造する方法を説
明する。
【0044】先ず、図9に示されるように、コネクタ圧
接部26に所定のコネクタ25をセットすると共に、電
線供給部21の複数の電線供給ドラム20から電線11
をそれぞれ供給し、線揃え部23の線揃え治具22にお
ける各溝22aを通過させて各電線11に所定の離間幅
w(間隔は、等間隔であるか、少なくとも所定の公差内
に収まる程度に違うのが好ましい)を設定しつつ、各電
線11を前記セットされたコネクタ25の所定位置に案
内し、圧接治具26aにより各電線11をコネクタ25
の各電線圧接刃に圧接する(電線圧接工程)。
【0045】次に、その各電線11が圧接されたコネク
タ25を、図9仮想線で示されるように、電線供給方向
P下流側に位置するコネクタ固定部27に移動させて固
定し、各電線11を布線架台24上面側に電線供給方向
P上流側から下流側にわたって略直線状に且つ略平行に
配置する(コネクタ移動固定工程)。
【0046】その後、図10に示されるように、電線持
ち上げ部28に配置された電線持ち上げ治具28aを押
し上げ操作し、各電線11を上方に持ち上げる(電線持
ち上げ工程)。
【0047】そして、この各電線11が持ち上げられた
状態で、コネクタ圧接部26に新たなコネクタ25を2
個、並列状にセットする(コネクタセット工程)。この
際、電線供給方向P下流側に位置するコネクタ25は、
コネクタ固定部27に固定されているコネクタ25と対
とされ、また、電線供給方向P上流側に位置するコネク
タ25は次に製造されるワイヤハーネスのコネクタ25
となる。
【0048】次に、図5、図11および図12に示され
るように、布線架台24の開口30を横切って配設され
た各電線11(11a〜11d)に対して、電線長調整
治具14の段差15を当接させ、そのまま所定寸法だけ
押し下げて、各電線11a〜11dを段差15に応じた
所定寸法だけそれぞれ弛ませる(回路長調整工程)。こ
の際、弛ませた寸法だけ各電線供給ドラム20から電線
11が供給される。
【0049】また、この電線長調整治具14による各電
線11毎に異なった寸法の弛みを設定する回路長の調整
は複数回行われても良く、好ましくは電線供給方向P下
流側に位置する回路長調整部29側より順次行われる。
【0050】なお、電線長調整治具14は、電気的また
は電子的に制御される昇降装置を用いて自動的に押し下
げてもよいし、あるいは作業者によって手作業で押し下
げてもよい。
【0051】次に、図13に示されるように、電線持ち
上げ治具28aが下降操作され、各電線11の持ち上げ
が解除されて(持ち上げ解除工程)各電線11が下降
し、各電線11はコネクタ圧接部26にセットされた各
コネクタ25の各電線圧接刃上に整列される。その後、
各コネクタ25に対応する各圧接治具26aが下降操作
されて、各電線11が各コネクタ25の各電線圧接刃に
圧接される。この後もしくはこれと同時に、各コネクタ
25に対応する各電線切断刃26bが下降操作されて、
各電線11を両コネクタ25の圧接位置間で切断する
(圧接切断工程)。ここに、電線供給方向P下流側と上
流側とに位置するワイヤハーネスが互いに切り離され
る。
【0052】その後、図14に示されるように、この回
路長調整および端末におけるコネクタ25圧接の終了し
た下流側のワイヤハーネスが布線架台24上より回収さ
れる(ワイヤ回収工程)。なお、このワイヤハーネス回
収に際して、布線架台24上における各電線11の平行
配置された部分、すなわちコネクタと開口30間または
2つまたそれ以上の開口30間に配置された部分を前記
絶縁テープ12または保持手段(クランプ、クリップ、
半田、接着剤等)で固定する方式であってもよく、また
ワイヤハーネス回収後に絶縁テープ12で固定する方式
であってもよい。
【0053】そして、コネクタ圧接部26には前記電線
圧接工程が終了した状態のコネクタ25が残されてお
り、上記のコネクタ移動固定工程以降の工程を順次繰り
返すことにより、屈曲装着に必要な回路長の差が予め設
けられたワイヤハーネスが順次組み立てられる。
【0054】また、図15に示されるように、コネクタ
固定部27と電線供給方向P下流側における回路長調整
部29との間で、且つコネクタ固定部27位置より僅か
に上流側に、各電線11を上下より解除自在に挟持して
固定保持する、特に解除自在に供給方向Pおよび/また
はそれと略垂直な方向に沿って所定位置に電線11を位
置決めする電線固定治具34を有する電線固定部35を
備える構造としてもよい。
【0055】この場合、前記コネクタ移動固定工程後、
前記電線持ち上げ工程後、もしくは前記コネクタセット
工程後における各電線11を前記電線固定治具34で固
定保持し(電線固定保持工程)、この状態で前記回路長
調整工程を行う方法とすればよい。
【0056】即ち、回路長調整工程における回路長調整
時に、各電線11を電線長調整治具14で押し下げて所
定の寸法の弛みを設定しているが、この際、各電線11
にはそれぞれ個別に張力が作用している。従って、この
張力がコネクタ固定部27に固定されているコネクタ2
5の電線圧接部25aに作用すると、電線圧接刃25b
に圧接されている電線11の電線導体に対して引き抜き
方向の力となって作用し、接触安定性の低下を招くおそ
れがある。
【0057】しかしながら、回路長調整工程の前工程と
して電線固定保持工程を行う方法とすれば、各電線11
が電線固定治具34で固定保持されているため、回路長
調整時に電線11に生じる張力がコネクタ固定部27に
固定されているコネクタ25の電線圧接部25aに作用
せず、良好な接触安定性が確保できる。
【0058】なお、各電線11を加圧により挟持状に固
定保持する各電線固定治具34の対向部34aに、ゴム
エラストマー等の柔軟性を有する材質で形成されたもの
を取り付けた構造とした構成とすることが損傷防止の観
点から特に好ましいが、端部の面取りが施された金属や
プラスチック等の一体ものであってもよい。
【0059】また、各電線固定治具34による電線11
の固定保持は、回路長調整工程終了後、解除する方法と
すればよい。
【0060】なお、湾曲部13において、例えば図16
および図17に示されるように、各電線11の軸方向を
例えば45゜の曲がり角度εで変更したい場合、各電線
11a〜11dの離間幅をwとし、曲率半径をそれぞれ
w,2w,3w,4wとした場合、湾曲部13における
各電線11a〜11dの長さL1,L2,L3,L4
は、それぞれの曲率半径についての円周の八分の一の長
さになるため、それぞれ、 L1=(2π・ w)/8=πw/4 L2=(2π・2w)/8=πw/2 L3=(2π・3w)/8=3πw/4 L4=(2π・4w)/8=πw となる。一般に、長さは式Li=(2π・i・w)・ε
[°]/360°(ただし、εは電線11の曲げ角度ま
たは曲率(図2)である)で表わされる。互いに隣合う
電線11の長さの偏差は、 L2−L1=(πw/2)−(πw/4)=πw/4 L3−L2=(3πw/4)−(πw/2)=πw/4 L4−L3=(πw)−(3πw/4)=πw/4 となるため、かかる偏差に対応して電線長調整治具14
の段差15の高さ(ΔH)を設定すればよい。具体的に
は、湾曲部13での各電線11の曲がり角度εが90゜
の場合の電線長調整治具14の段差15の勾配をθ(図
4)とすると、図17に示されるように各電線11の曲
がり角度εが45゜の場合には電線長調整治具14の段
差15の勾配を図18に示されるようにθ/2に設定す
る。このように、電線11の曲がり角度εに対し、電線
長調整治具14の段差15の勾配は(θ×ε/90゜)
に設定すればよい。電線長調整治具14の段差15また
は凹部の勾配θは曲率中心から充分に離れている電線1
1、すなわち充分に大きな、好ましくは4以上のnの電
線11に対応する段差15に対してのみ一定に設定する
とよい。
【0061】一般に、電線11の曲げ角度ε及び電線1
1の間隔wを得るためのn番目の電線の長さは、(電線
が円弧に沿って曲げられると想定すると)下記の式によ
り表わされる。
【0062】
【数5】
【0063】このため、隣接する電線の長さの差は一般
に下記で式で表わされる。
【0064】
【数6】
【0065】電線11の湾曲部13が円弧に沿わない場
合は、上記両式は近似式としてのみ採用できる。しかし
ながら、本発明はそれに制限されていない。段差15の
勾配θはnが充分に大きい、例えば4以上の場合は一定
でもよい。
【0066】以上のように、電線11a〜11dを略直
線状に配置した後に段差15を有する電線長調整治具1
4を電線11に対して、0°または180°以外の角度
で、好ましくはほぼ直線的に押し下げるといった極めて
容易な動作だけで、各電線11a〜11dを、湾曲部1
3に適した適正な長さに弛ませて調整することができる
ので、短い時間で、作業空間を要さずに、しかも第3従
来例のように折曲することなく配索することができる。
【0067】なお、湾曲部13が3個以上あるような場
合、その湾曲部13の数量に応じて回路長調整部29を
増設すればよい。また、湾曲部13が複数ある場合に、
湾曲部13同士の間の距離を変更する場合、コネクタ圧
接部26、回路長調整部29およびコネクタ固定部27
相互間の間隔を目的に応じて適宜変更すればよい。
【0068】また、図1では、弛みが設定された電線1
1を同一平面上に配置するようにした例を示している
が、三次元的に曲げを加えて配索してもよいことは勿論
である。
【0069】次に、図19から図28を参照して本発明
の第2の実施形態を説明する。なお、同様の部材には同
様の参照番号を付している。
【0070】そして製造されるワイヤハーネスは、第2
の実施形態と同様、複数の電線11を同一平面上に略等
間隔で略平行に配置し、これらの一部を2枚の配線固定
用の連結シート部材としての絶縁テープ12で挟み込ん
で、あるいは絶縁テープ12を一側面側より接着するこ
とにより、各電線11を互いに固定したものであって、
特に曲げ部分を要する複雑な配索経路に対応すべく、湾
曲部13について、全電線11が互いに略一定の間隙を
有して略同心円弧状に湾曲された構造とされている。
【0071】また、前記絶縁テープ12は各電線11を
等間隔直線状に保つ機能を発揮する。
【0072】この場合において、各電線11として例え
ばポリ塩化ビニルやポリエチレン等の絶縁材で被覆され
た被覆電線が使用され、絶縁テープ12として例えばポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド、塩化ビニル
等の樹脂フィルムが使用される。また、電線11と絶縁
テープ12との接着には、天然あるいは合成ゴム、ブチ
ルゴム、酢酸ビニル系、ポリビニルアセタール系、アク
リル系、ビニルエーテル系等の熱可塑性接着剤(常温接
着性を有するものを含む)を用いる。さらに必要に応じ
て、シアノ系瞬間接着剤や、紫外線硬化型接着剤を用い
てもよい。なお、この実施形態では、4本の電線11が
配設された例を示すが、電線11が同一平面上に等間隔
で平行に配置される限り、その数量は4本に限るもので
はない。あるいは、絶縁テープ12の代わりに、または
それに追加してクランプ、クリップ等の固定手段を使用
してもよい。
【0073】また、本実施形態では、前記コネクタ圧接
部26と電線供給方向P上流側の回路長調整部29との
間、各回路長調整部29間、および電線供給方向P下流
側の回路長調整部29とコネクタ固定部27との間にそ
れぞれ、互いに直線状に且つ平行に配置されている各電
線11にわたって絶縁テープ12を装着する1つまたは
それ以上のシート部材装着部31が備えられている。
【0074】前記シート部材装着部31は、例えば、図
29や図30に示されるように、熱可塑性接着剤を用い
て絶縁テープ12を接着させる場合、熱可塑性接着剤が
塗布された絶縁テープ12を各電線11にわたって載置
し、絶縁テープ12貼付面積に応じた形状のプレス板3
1aにより、そのプレス板31aが前記接着剤の溶融温
度まで加熱された状態で加圧接着する構造や、熱可塑性
接着剤が塗布された絶縁テープ12を各電線11にわた
って載置し、前記接着剤の溶融温度まで加熱された状態
のプレスローラ31bを所定方向に回転させながら加圧
接着する構造とすればよい。
【0075】また、図29および図30では、プレス板
31aやプレスローラ31bが絶縁テープ12側にのみ
配置された構造を示しているが、プレス板31aやプレ
スローラ31bを上下両側に配置する構造であってもよ
く、さらには、絶縁テープ12も各電線11の両側に配
置し、各電線11を上下から挟む形式で接着する構造と
してもよい。
【0076】次に、この製造装置を使用してワイヤハー
ネスを製造する方法を説明する。
【0077】先ず、図20に示されるように、コネクタ
圧接部26に所定のコネクタ25をセットすると共に、
電線供給部21の複数の電線供給ドラム20から電線1
1をそれぞれ供給し、線揃え部23の線揃え治具22に
おける各溝22aを通過させて各電線11に所定の離間
幅wを設定しつつ、各電線11を前記セットされたコネ
クタ25の所定位置に案内し、圧接治具26aにより各
電線11をコネクタ25の各電線圧接刃に圧接する(電
線圧接工程)。
【0078】次に、その各電線11が圧接されたコネク
タ25を、図20仮想線で示されるように、電線供給方
向P下流側に位置するコネクタ固定部27に移動させて
固定し、各電線11を布線架台24上面側に電線供給方
向P上流側から下流側にわたって直線状に且つ平行に配
置する(コネクタ移動固定工程)。
【0079】その後、図21に示されるように、電線持
ち上げ部28に配置された電線持ち上げ治具28aを押
し上げ操作し、各電線11を上方に持ち上げる(電線持
ち上げ工程)。
【0080】そして、この各電線11が持ち上げられた
状態で、コネクタ圧接部26に新たなコネクタ25を2
個、並列状にセットする(コネクタセット工程)。この
際、電線供給方向P下流側に位置するコネクタ25は、
コネクタ固定部27に固定されているコネクタ25と対
とされ、また、電線供給方向P上流側に位置するコネク
タ25は次に製造されるワイヤハーネスのコネクタ25
となる。
【0081】次に、図22に示されるように、コネクタ
固定部27と下流側の回路長調整部29との間に位置す
る各電線11が直線状に且つ平行に配置された部分のシ
ート部材装着部31で、絶縁テープ12を装着し、各電
線11を互いに連結固定する(下流側電線部固定工程と
しての下流側シート部材装着工程)。
【0082】次に、図23に示されるように、下流側の
回路長調整部29において、布線架台24の開口30を
横切って配設された各電線11(11a〜11d)に対
して、電線長調整治具14の段差15を当接させ、その
まま所定寸法だけ押し下げて、各電線11a〜11dを
段差15に応じた寸法だけ弛ませる(回路長調整工
程)。この際、弛ませた寸法だけ各電線供給ドラム20
から電線11が供給される。ここに、各電線11毎に異
なった寸法の弛みが設定される。
【0083】なお、電線長調整治具14は、前述同様、
電気的に制御される昇降装置を用いて自動的に押し下げ
てもよいし、あるいは作業者によって手作業で押し下げ
てもよい。
【0084】次に、図24に示されるように、回路長の
調整が行われた下流側の回路長調整部29と回路長の調
整が行われていない上流側の回路長調整部29との間に
位置する各電線11が直線状に且つ平行に配置された部
分のシート部材装着部31で、絶縁テープ12をそれぞ
れ装着し、各電線11を互いに連結固定する(下流側シ
ート部材装着工程)。
【0085】次に、図25に示されるように、上流側の
回路長調整部29において、上記同様、布線架台24の
開口30を横切って配設された各電線11(11a〜1
1d)に対して、電線長調整治具14の段差15を当接
させ、そのまま所定寸法だけ押し下げて、各電線11a
〜11dを段差15に応じた寸法だけ弛ませる(回路長
調整工程)。
【0086】次に、図26に示されるように、電線持ち
上げ治具28aが下降操作され、各電線11の持ち上げ
が解除されて各電線11が下降し、各電線11はコネク
タ圧接部26にセットされた各コネクタ25の各電線圧
接刃上に整列される(持ち上げ解除工程)。
【0087】その後、回路長の調整が行われた上流側の
回路長調整部29と電線持ち上げ部28との間に位置す
る各電線11が直線状に且つ平行に配置された部分のシ
ート部材装着部31で、絶縁テープ12を装着し、各電
線11を互いに連結固定する(上流側電線部固定工程と
しての上流側シート部材装着工程)。
【0088】次に、図27に示されるように、各コネク
タ25に対応する各圧接治具26aが下降操作されて、
各電線11が各コネクタ25の各電線圧接刃に圧接され
る。この後もしくはこれと同時に、各コネクタ25に対
応する各電線切断刃26bが下降操作されて、各電線1
1を両コネクタ25の圧接位置間で切断する(圧接切断
工程)。ここに、電線供給方向P下流側と上流側とに位
置するワイヤハーネスが互いに切り離される。
【0089】その後、図28に示されるように、この回
路長調整および端末におけるコネクタ25圧接の終了し
た下流側のワイヤハーネスが布線架台24上より回収さ
れる(ワイヤ回収工程)。
【0090】そして、コネクタ圧接部26には前記電線
圧接工程が終了した状態のコネクタ25が残されてお
り、上記のコネクタ移動固定工程以降の工程を順次繰り
返すことにより、屈曲装着に必要な回路長の差が予め設
けられたワイヤハーネスが順次組み立てられる。
【0091】また、図31に示されるように、コネクタ
固定部27と電線供給方向P下流側における回路長調整
部29との間、本実施形態ではシート部材装着部31と
回路長調整部29との間に位置して、第1の実施形態と
同様、各電線11を上下より解除自在に挟持して固定保
持する電線固定治具34を有する電線固定部35を備え
た構造とされている。
【0092】そして、前記コネクタ移動固定工程後、前
記電線持ち上げ工程後、前記コネクタセット工程後、も
しくは前記第1の下流側シート部材装着工程後における
各電線11を前記電線固定治具34で固定保持し(電線
固定保持工程)、この状態で前記各回路長調整工程が行
われる。
【0093】即ち、回路長調整工程における回路長調整
時に、各電線11を電線長調整治具14で押し下げて所
定の寸法の弛みを設定しているが、この際、各電線11
にはそれぞれ個別に張力が作用している。従って、この
張力がコネクタ固定部27に固定されているコネクタ2
5の電線圧接部25aに作用すると、電線圧接刃25b
に圧接されている電線11の電線導体に対して引き抜き
方向の力となって作用し、接触安定性の低下を招くおそ
れがある。
【0094】しかしながら、回路長調整工程の前工程と
して電線固定保持工程を行うことによって、各電線11
が電線固定治具34で固定保持されているため、回路長
調整時に電線11に生じる張力がコネクタ固定部27に
固定されているコネクタ25の電線圧接部25aに作用
せず、ここに良好な接触安定性が確保できる。
【0095】なお、各電線11を加圧により挟持状に固
定保持する各電線固定治具34の対向部34aに、第1
の実施形態と同様、ゴムエラストマー等の柔軟性を有す
る材質で形成されたものを取り付けた構造としてもよ
く、端部の面取りが施された金属やプラスチック等の一
体ものであってもよい。
【0096】また、各電線固定治具34による電線11
の固定保持は、各回路長調整工程終了後、解除される。
【0097】なお、前記電線固定部35をコネクタ固定
部27位置より僅かに上流側に位置したシート部材装着
部31とコネクタ固定部27との間に備える構造として
もよい。
【0098】また、湾曲部13において、例えば図16
および図17に示されるように、各電線11の軸方向を
例えば45゜の曲がり角度εで変更したい場合等におい
ては第1の実施形態と同様に行えばよい。
【0099】以上のように、本実施形態においても、電
線11a〜11dを直線状に配置した後に段差15を有
する電線長調整治具14を電線11に対して直線的に押
し下げるといった極めて容易な動作だけで、各電線11
a〜11dを、湾曲部13に適した適正な長さに弛ませ
て調整することができるので、短い時間で、作業空間を
要さずに、しかも第3従来例のように折曲することなく
配索することができる。
【0100】なお、湾曲部13が3個以上あるような場
合、その湾曲部13の数量に応じて回路長調整部29を
増設すればよい。また、湾曲部13が複数ある場合に、
湾曲部13同士の間の距離を変更する場合、コネクタ圧
接部26、回路長調整部29、シート部材装着部31お
よびコネクタ固定部27相互間の間隔を目的に応じて適
宜変更すればよい。
【0101】また、連結シート部材として絶縁テープ1
2を使用した構造を示しているが、より硬質の樹脂絶縁
板を使用し、この樹脂絶縁板によりワイヤハーネス自体
に形状維持特性を持たせるようにしてもよく、さらに
は、弛みが設定された電線11を同一平面上に配置する
ようにした例に限らず、三次元的に曲げを加えて配索し
てもよいことは勿論である。
【0102】次に、さらに好ましい実施形態を図32お
よび図33を参照して説明する。図33から明らかなよ
うに、ワイヤハーネスが異なる向きに延在する数個の分
岐部、例えば異なる曲げ角度(図33の下側分岐部では
90°、上側分岐部では45°)を有する異なる湾曲部
13−1、13−2を有してもよい。これらの湾曲部1
3−1、13−2は、図32に示す電線長調整治具14
を使用して形成してもよい。この電線長調整治具14で
は、各電線11(n=1〜4)に対応する段差15また
は凹部は(曲げ角度ε=90°をもたらす)勾配θを有
し、一方電線11(n=5〜8)に対応する段差15は
(曲げ角度ε=45°をもたらす)勾配θ/2を有す
る。電線11(n=1〜4)の長さLnはπnw/2
で、電線11(n=5〜8)の長さLnはπnw/4で
ある。このため、3番目及び6番目の電線に対応する段
差の高さh3及びh6は等しい。
【0103】ワイヤハーネスは、また、異なる方向に湾
曲する、例えば下方に湾曲する湾曲部13−1及び上方
に湾曲する湾曲部13−2を有してもよく、各湾曲部1
3−1、13−2の曲げ角度ε1、ε2(例えば、図示
の実施形態ではε1=90°、ε2=45°)はそれぞ
れ等しくてもよいし、そうでなくてもよい。
【0104】さらに別の好ましい実施形態(不図示)に
よると、電線長調整治具14を電線11の長さ方向に対
して90°とは異なる角度に配置して、電線11の弛み
部をその長さ方向を横切る線沿いに位置させるのではな
く、該長さ方向に対して互いにずれまたは変位させても
よい。この実施例は、始点が異なる電線11の湾曲部1
3の形成、すなわち1つの電線長調整治具14を使用し
て長さ方向に対して互いに異なった位置から始まる湾曲
部13の形成を可能にする。しかし、湾曲部13が同位
置から始まる場合は、電線長調整治具14は電線11の
(または湾曲される電線部の)長さ方向に対してほぼ横
切るように(すなわち90°)に配置するとよい。
【0105】なお、各実施形態において、略同心円弧状
に湾曲された湾曲部13を備えたワイヤハーネスの製造
を示しているが、局部は直線状に屈曲されて配設される
構造であってもよい。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明のワイヤハーネス
の製造方法および製造装置によれば、複数の電線を直線
状に且つ平行に配置し、所定の勾配で段差が形成された
電線長調整治具を電線に押し当てて各電線毎に異なった
寸法の弛みを設定する方式であり、電線を直線状に配置
する方式であるため、布線速度も速く、またスペース効
率を向上しつつ、各電線について所望の配索経路に対応
した曲げ部分を容易に形成でき、従来のような大がかり
な装置も不要となり、簡単な装置でワイヤハーネスの製
造が容易に効率よく行えるという利点がある。
【0107】また、コネクタ圧接部は電線供給方向に沿
って2個のコネクタがセット可能とされ、各コネクタに
各電線をそれぞれ圧接する圧接治具を備えると共に、両
コネクタの圧接位置間で各電線を切断する電線切断刃を
備えてなる構造とし、圧接切断工程で、電線供給方向下
流側ワイヤハーネスの後端部におけるコネクタに対する
各電線の圧接と、電線供給方向上流側ワイヤハーネスの
前端部におけるコネクタに対する各電線の圧接を行うと
共に、両コネクタの圧接位置間で各電線を切断する方式
とすれば、効率よく連続的にワイヤハーネスの製造が行
えるという利点がある。
【0108】さらに、コネクタ固定部と回路長調整部と
の間に配置され、各電線を固定保持する電線固定治具を
有する電線固定部が備えられてなる構造とし、コネクタ
移動固定工程後における各電線を固定保持する電線固定
保持工程が、回路長調整工程の前工程として備える方式
とすれば、コネクタに圧接された電線の接触安定性が良
好に確保できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によって製造されるワイヤ
ハーネスの一例を示す平面図である。
【図2】同ワイヤハーネスの湾曲部において各電線の曲
がり角度が90゜に設定された状態を示す図である。
【図3】電線長調整治具によって長さが調整された電線
を示す図である。
【図4】図1および図2に示されるワイヤハーネスを製
造するための電線長調整治具を示す正面図である。
【図5】同電線長調整治具を用いた電線の湾曲部の長さ
調整動作を示す斜視図である。
【図6】電線を開口内に押し込む電線長調整治具の動作
を示す概略断面図である。
【図7】電線長調整治具の段差の概算的な高さを決定す
る簡素化方法を示す説明図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る製造装置を示す
平面概略図である。
【図9】本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネス
の製造工程を示す説明図である。
【図10】本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネ
スの製造工程を示す説明図である。
【図11】本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネ
スの製造工程を示す説明図である。
【図12】本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネ
スの製造工程を示す説明図である。
【図13】本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネ
スの製造工程を示す説明図である。
【図14】本発明の第1の実施形態に係るワイヤハーネ
スの製造工程を示す説明図である。
【図15】本発明の第1の実施形態の変形に係るワイヤ
ハーネスの製造工程を示す要部説明図である。
【図16】本発明の実施形態によって製造されるワイヤ
ハーネスの別の例を示す平面図である。
【図17】同ワイヤハーネスの湾曲部において各電線の
曲がり角度が45゜に設定された状態を示す図である。
【図18】図16および図17に示されるワイヤハーネ
スを製造するための電線長調整治具を示す正面図であ
る。
【図19】本発明の第2の実施形態に係る製造装置を示
す平面概略図である。
【図20】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図21】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図22】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図23】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図24】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図25】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図26】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図27】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図28】本発明の第2の実施形態に係るワイヤハーネ
ス製造工程を示す説明図である。
【図29】シート部材装着部の一例を示す説明図であ
る。
【図30】シート部材装着部の他の例を示す説明図であ
る。
【図31】本発明の第2の実施形態の変形に係るワイヤ
ハーネスの製造工程を示す要部説明図である。
【図32】図33のワイヤハーネスを製造するのに使用
される電線長調整治具を示す正面図である。
【図33】本発明の別の実施形態の製造装置によって製
造される異なる湾曲部を有するワイヤハーネスの平面図
である。
【図34】第1従来例の電気配線用ワイヤハーネスを示
す斜視図である。
【図35】第2従来例の電気配線用ワイヤハーネスを示
す一部破断斜視図である。
【図36】第2従来例の電気配線用ワイヤハーネスの製
造工程を示す平面図である。
【図37】第3従来例のワイヤハーネスを折曲した状態
を示す図である。
【図38】図37のワイヤハーネスの折曲部が弾性復元
した状態を示す図である。
【符号の説明】
11(11a〜11d) 電線 12 絶縁テープ 13 湾曲部 14 電線長調整治具 15 段差 20 電線供給ドラム 21 電線供給部 22 線揃え治具 23 線揃え部 24 布線架台 25 コネクタ 26 コネクタ圧接部 26a 圧接治具 26b 電線切断刃 27 コネクタ固定部 28 電線持ち上げ部 29 回路長調整部 30 開口 31 シート部材装着部 34 電線固定治具 35 電線固定部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線供給方向上流側に位置するコネクタ
    圧接部に、複数の電線を略直線状に且つ略平行に供給
    し、コネクタ圧接部にセットされたコネクタに各電線を
    圧接する電線圧接工程と、 前記各電線が圧接されたコネクタを、前記電線供給方向
    下流側に位置するコネクタ固定部に移動させて固定し、
    各電線を前記上流側から下流側にわたって略直線状に且
    つ略平行に配置するコネクタ移動固定工程と、 所定の勾配で電線位置決め手段が形成された電線長調整
    治具を前記電線に押し当て、移動させて各電線毎に異な
    った寸法の弛みを設定する回路長調整工程と、 コネクタ圧接部にセットされたコネクタに各電線を圧接
    すると共にコネクタの上流で各電線を切断する圧接切断
    工程とを備えてなることを特徴とするワイヤハーネスの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記各電線を、前記コネクタ圧接部位置
    より僅かに下流側に配置された電線持ち上げ治具により
    上方に持ち上げる電線持ち上げ工程と、各電線が前記持
    ち上げられている状態でにコネクタ圧接部に少なくとも
    1つのコネクタをセットするコネクタセット工程とをさ
    らに備えることを特徴とする請求項1記載のワイヤハー
    ネスの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記回路長調整工程後、前記圧接切断工
    程前に、前記電線持ち上げ治具による電線の持ち上げを
    解除する持ち上げ解除工程をさらに備えることを特徴と
    する請求項2記載のワイヤハーネスの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記コネクタ圧接部では前記電線供給方
    向に沿って2個のコネクタがセット可能とされ、前記圧
    接切断工程で、下流側ワイヤハーネスの後端部における
    コネクタに対する各電線の圧接と、上流側ワイヤハーネ
    スの前端部におけるコネクタに対する各電線の圧接を行
    うと共に、両コネクタの前記圧接位置間で各電線を切断
    することを特徴とする請求項2または3記載のワイヤハ
    ーネスの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記コネクタ固定部位置より僅かに上流
    側に配置された電線固定治具により、前記コネクタ移動
    固定工程後における各電線を固定保持する電線固定保持
    工程を、前記回路長調整工程の前工程として備えること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のワイヤ
    ハーネスの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記回路長調整工程を電線供給方向に沿
    った電線の異なる位置で複数回、繰り返すことを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれかに記載のワイヤハーネス
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記電線位置決め手段が段差もしくは凹
    部とされたことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか
    に記載のワイヤハーネスの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記回路長調整工程の前工程として、前
    記電線長調整治具を押し当てる位置より下流側に位置し
    た互いに略直線状に且つ略平行に配置された隣接する各
    電線にわたって連結シート部材を装着し、各電線を互い
    に連結固定する下流側電線部固定工程、および/または
    前記回路長調整工程、持ち上げ解除工程の後工程とし
    て、最上流側電線長調整治具を押し当てる位置より上流
    側に位置した互いに略直線状に且つ略平行に配置された
    隣接する各電線にわたって連結シート部材を装着し、各
    電線を互いに連結固定する上流側電線部固定工程をさら
    備えることを特徴とする請求項3乃至7のいずれかに記
    載のワイヤハーネスの製造方法。
  9. 【請求項9】 複数の電線を供給する電線供給部と、 前記複数の電線を略直線状に配置する布線架台と、 前記布線架台における電線供給方向上流側に配置され、
    セットされたコネクタに各電線を圧接するコネクタ圧接
    部と、 前記布線架台における電線供給方向下流側に配置され、
    各電線が圧接されたコネクタを固定するコネクタ固定部
    と、 前記コネクタ圧接部位置より僅かに下流側に配置され、
    各電線を上方に持ち上げる電線持ち上げ部と、 前記コネクタ固定部と電線持ち上げ部との間に配置さ
    れ、前記布線架台上の前記電線に押し当てて各電線毎に
    異なった寸法の弛みを設定するように当接するための所
    定の勾配の電線位置決め手段が形成されてなる電線長調
    整治具を有する回路長調整部とを備えてなることを特徴
    とするワイヤハーネスの製造装置。
  10. 【請求項10】 前記電線供給部から供給された複数の
    電線を略平行に揃える線揃え部をさらに備えることを特
    徴とする請求項9記載のワイヤハーネスの製造装置。
  11. 【請求項11】 前記電線位置決め手段が段差もしくは
    凹部とされたことを特徴とする請求項9または10記載
    のワイヤハーネスの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記コネクタ圧接部は電線供給方向に
    沿って2個のコネクタがセット可能とされ、各コネクタ
    に各電線を各々圧接する圧接治具を備えると共に、両コ
    ネクタの圧接位置間で各電線を切断する少なくとも1つ
    の電線切断刃を備えていることを特徴とする請求項9乃
    至11のいずれかに記載のワイヤハーネスの製造装置。
  13. 【請求項13】 前記コネクタ固定部と回路長調整部と
    の間に配置され、各電線を固定保持する電線固定治具を
    有する電線固定部をさらに備えることを特徴とする請求
    項9乃至12のいずれかに記載のワイヤハーネスの製造
    装置。
  14. 【請求項14】 互いに直線状に且つ平行に配置された
    各電線にわたって連結シート部材を装着して、隣接する
    各電線を互いに連結固定すべく、前記コネクタ固定部、
    回路長調整部およびコネクタ圧接部の相互間に設けられ
    たシート部材装着部をさらに備えることを特徴とする請
    求項9乃至13のいずれかに記載のワイヤハーネスの製
    造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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