JPH09306244A - ワイヤハーネス - Google Patents

ワイヤハーネス

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JPH09306244A
JPH09306244A JP8114749A JP11474996A JPH09306244A JP H09306244 A JPH09306244 A JP H09306244A JP 8114749 A JP8114749 A JP 8114749A JP 11474996 A JP11474996 A JP 11474996A JP H09306244 A JPH09306244 A JP H09306244A
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JP
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wires
electric wire
electric
electric wires
wire
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JP8114749A
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Atsushi Nakamura
篤 中村
Masashi Sato
正史 佐藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望の配索経路に対応して電線を曲げる際
に、省スペースのため電線を直線状に配置できるように
する。 【解決手段】複数の電線11が所定の間隔で略同心円状
に湾曲して配置される湾曲部13aとこれに連続して同
一平面上に直線状に且つ平行に配置された直線部13b
とを有する電線群と、各電線11を固定するように直線
部13bに貼付されたシート状部材12とを備える。製
造時に、電線群を直線状に且つ平行に載置し、所定の勾
配で段差が形成された加工具を電線群に当接して各電線
11毎に異なった寸法の弛みを設定し、各電線11を互
いに異なる曲率半径として湾曲部13aを形成する。そ
の後、フィルム12で電線11を固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、OA機器、家電
製品または自動車の内部配線等に使用されるワイヤハー
ネスに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】OA機
器、家電製品または自動車の内部に設置される電気配線
用ワイヤハーネスは、従来、例えば図10のように、C
PU、表示装置及び各種のスイッチ部品等の間を接続す
るための複数の電線1を略円筒状に束ね、コネクタ3及
び電線1をそれぞれ保持するための治具(図示せず)等
を、実際の配索に応じて平板状に配置し、これに沿って
電線1を設置した後、この電線1の周囲に保護用の粘着
テープ2を巻き付け、さらに図示しない樹脂成型品のケ
ースを外装して一定の形状を保持させた後、取り付け対
象となるOA機器、家電製品または自動車等の内部の配
索形態に対応するように取り付けていた(第1従来
例)。しかしながら、この第1従来例では、製造時に、
かかる治具に電線1を手作業で這わせた後に粘着テープ
2を電線1の周囲に巻回していたため、電線1を這わせ
た後の粘着テープ2の巻回しに多大な時間を要し、作業
効率が悪かった。
【0003】そこで、例えば図11のように、柔軟性の
あるベースフィルム5上に導電路4をパターン状に印刷
してその上からカバーフィルム6をラミネートしたフレ
キシブルプリント配線(FPC)等の多極・平面配線
(第2従来例)が多用されている。しかしながら、導電
路4に曲がり部分を有するような複雑なワイヤハーネス
の場合、図12のように、製造工程においてパターン毎
にエッチングマスクを行い、また大面積のベースフィル
ムDkにパターンを形成した後に打ち抜き型でカッティ
ングしていたため、エッチング装置やカッティング装置
等の大がかりな装置を必要とする。また、大面積のベー
スフィルムDkを使用するため、多大な作業空間を必要
とし、スペース効率が悪いものとなっていた。
【0004】さらに、図13のように、複数の帯状導体
1を直線状に平行に配置してその上下両側をフィルム
5,6でラミネートした後、配索経路に応じて折曲する
方法(第3従来例)もあった。この方法であれば、第2
従来例のような必要な各種装置を省略できる。しかしな
がら、第3従来例のワイヤハーネスは折曲部7が損傷し
たり、あるいは図14のように折曲部7の弾性復元によ
ってラミネートされた部分が離れるように変形してしま
い、配索経路に対してワイヤハーネスの形状が安定しな
い等の問題が生じていた。
【0005】なお、各帯状導体1を配索経路に沿ってこ
れに対応する形状で且つ一定の間隔で精度良く載置して
もよいが、この場合は帯状導体1の形状を整えるための
時間が多大となり、時間効率が悪かった。また、配索経
路に応じた大面積のフィルムが必要となる点で、第2従
来例の問題点が解決されないままとなっている。
【0006】そこで、この発明の課題は、曲げ部分を有
する配索経路において一部を折曲することなく設置する
ことが可能で、しかも簡単な製造装置を用いて容易に製
造できるワイヤハーネスを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
この発明は、複数の電線が所定の間隔の略同心円状に湾
曲して並置された湾曲部と、前記湾曲部に連続する複数
の電線が同一平面上に直線状に且つ平行に配置された直
線部と、前記直線部の各電線を固定するよう貼付された
フィルムとを備えたものである。
【0008】この場合、前記湾曲部は、天面の一部に開
口が形成された所定の載置台上に複数の電線を直線状に
且つ平行に載置し、所定の勾配で段差が形成された加工
具を前記開口内で前記電線に当接させつつ押し下げて、
前記各電線毎に異なった曲率半径に応じて寸法の弛みを
設定されてなり、前記フィルムは、前記湾曲部が前記各
電線毎に異なった曲率半径に応じて寸法の弛みを設定さ
れた後に前記直線部に貼付される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一の実施形態に
係るワイヤハーネスを示す図である。このワイヤハーネ
スは、複数の電線11を同一平面上に等間隔で平行に配
置し、これらの一部をにその上面側より塩化ビニル(P
VC)、ポリエチレン(PE)または薄肉の金属板等か
らなる配線固定用フィルム12(シート状部材)を常温
接着剤または熱可塑性接着剤等を用いて接着固定したも
のであって、特に曲げ部分を要する複雑な配索経路に対
応すべく、局部(以下「湾曲部」と称す)13aについ
て、全電線11が互いにほぼ一定の間隙を有して略同心
円弧状に湾曲されている。なお、後述する製造方法の都
合上、湾曲部13aにおいてはフィルム12の貼付を省
略し、湾曲部13a以外の電線11が直線状の部分(直
線部)13bのみフィルム12を貼着している。このた
め、各電線11はそれぞれポリ塩化ビニル(PVC)ま
たはポリエチレン(PE)等の絶縁性被膜で被覆された
ものを使用する。
【0010】なお、ワイヤハーネスが使用される環境に
よっては、配線に耐熱性を要求される場合があり、この
場合には、電線11の被覆材料としてフッ素系樹脂(商
標名「テフロン」)を使用してもよいし、あるいは電線
11としてエナメル線を使用してもよく、また、フィル
ム12として、ポリイミド(PI)または成型品として
のポリフェニレンサルファイド(PPS)を使用し、熱
硬化性接着剤によって電線11及びフィルム12を固定
してもよい。
【0011】なお、この実施形態では、4本の電線11
が設置された例を示すが、電線11が同一平面上に等間
隔で平行に配置される限り、その数量は4本に限るもの
ではない。
【0012】図2は、湾曲部13aにおいて各電線11
の軸方向が90゜の曲がり角度で変更された状態を示し
た図である。このワイヤハーネスの湾曲部13aにおい
ては、各電線11(11a〜11d)が一定間隔wだけ
離間して配置されているため、これらの長さは全て異な
って設定される必要がある。
【0013】ここで、各電線11a〜11dの離間幅を
wとし、曲率半径を、それぞれ、w,2w,3w,4w
とした場合、湾曲部13aにおける各電線11a〜11
dの長さL1,L2,L3,L4は、それぞれの曲率半
径についての円周の四分の一の長さになる。このため、
それぞれ、 L1=(2π・w)/4=πw/2 L2=(2π・2w)/4=πw L3=(2π・3w)/4=3πw/2 L4=(2π・4w)/4=2πw となる。そして、互いに隣合う電線11の長さの偏差
は、 L2−L1=(πw)−(πw/2)=πw/2 L3−L2=(3πw/2)−(πw)=πw/2 L4−L3=(2πw)−(3πw/2)=πw/2 となる。このように、隣合う電線11同士について長さ
の偏差(πw/2)を設定しなければならず、その方法
としては、配線経路に応じて電線11を手作業で並べた
り金型等の治具を用いて電線11の形状を整える方法も
考えられるが、作業効率及びスペース効率が悪い。そこ
で、この実施形態では、図3中の破線のように電線11
を直線状に且つ平行に設置した後、図4及び図5のよう
に、電線11a〜11dの一定幅(w)毎に一定の高さ
(ΔL=πw/2)の段差15が形成された加工具14
(弛み寸法調整手段)を使用し、この加工具14の段差
15を電線11に押し下げてこれを所定の寸法だけ弛ま
せることで、図3中の実線のように各電線11a〜11
dを湾曲部13aに適した適正な長さに調整する。この
加工具14の各段差15は、各電線11a〜11dの外
れを防止できるように略円弧状の凹形状に形成されてい
る。
【0014】また、製造装置としては、図6のような装
置を使用する。この製造装置は、複数の電線供給ドラム
20を有してそれぞれ電線11を同時に供給する電線供
給部21(電線供給手段)と、供給された複数の電線1
1の離間幅(w)を揃えるための溝22aが形成された
線揃え治具22(線揃え手段)と、所定のコネクタ23
を圧接する一般的なコネクタ圧接部24と、前述した加
工具14を用いて各電線11(11a〜11d)の長さ
を調整する回路長調整部25と、コネクタ圧接部24と
回路長調整部25との間及び回路長調整部25同士の間
で電線11の直線部13bにフィルム12を貼着(布
線)するための布線台27(フィルム貼着台)とを備え
ている。ここで、回路長調整部25は、図5のように、
載置台28の天面の中央部に、電線11に対して加工具
14を押し下げて電線11を弛ませるための開口29が
形成されたものである。これら線揃え治具22、コネク
タ圧接部24、回路長調整部25の載置台28及び布線
台27は同じ高さに設定されており、互いに一体のもの
として形成されている。
【0015】次に、上述した加工具14及び製造装置を
使用してワイヤハーネスを製造する方法を説明する。
【0016】まず、電線供給部21の複数の電線供給ド
ラム20から電線11をそれぞれ供給し、線揃え治具2
2の溝22aを通過させて電線11の所定の離間幅wを
設定しつつ、電線11を、コネクタ圧接部24、回路長
調整部25の載置台28及び布線台27の上面に、直線
状に且つ互いに平行に載置する。
【0017】次に、図5の如く、載置台28の中央の開
口29に架かる電線11(11a〜11d)に対して、
加工具14の段差15を当接させ、そのまま所定寸法だ
け押し下げて、各電線11a〜11dを段差15に応じ
た寸法だけ弛ませる。このとき、弛ませた寸法だけ各電
線供給ドラム20からの電線11の供給を行う。なお、
加工具14は、電気的に制御される昇降装置を用いて自
動的に押し下げても良いし、あるいは作業者によって手
作業で押し下げても良い。
【0018】しかる後、布線台27において所定のフィ
ルム12を電線11の直線部13bに上方より貼着し
て、各電線11同士を互いに固定するとともに、コネク
タ圧接部24において所定のコネクタ23を圧接し、図
1に示したワイヤハーネスを完成させる。なお、上述し
たフィルム12に代えて硬質の成形部品を使用してもよ
く、この場合には、かかる成形部品に、OA機器、家電
製品または自動車等の被配線装置に取り付けるためのロ
ック機構を使用状況に応じて設ければ、後工程での取り
付けが容易になる。
【0019】なお、湾曲部13aにおいて、例えば図7
及び図8のように、各電線11の軸方向を例えば45゜
の曲がり角度で変更したい場合、各電線11a〜11d
の離間幅をwとし、曲率半径をそれぞれw,2w,3
w,4wとした場合、湾曲部13aにおける各電線11
a〜11dの長さL1,L2,L3,L4は、それぞれ
の曲率半径についての円周の八分の一の長さになるた
め、それぞれ、 L1=(2π・ w)/8=πw/4 L2=(2π・2w)/8=πw/2 L3=(2π・3w)/8=3πw/4 L4=(2π・4w)/8=πw となり、互いに隣合う電線11の長さの偏差は、 L2−L1=(πw/2)−(πw/4)=πw/4 L3−L2=(3πw/4)−(πw/2)=πw/4 L4−L3=(πw)−(3πw/4)=πw/4 となるため、かかる偏差に対応して加工具14の段差1
5の高さ(ΔL)を設定すればよい。具体的には、湾曲
部13aでの各電線11の曲がり角度εが90゜の場合
の加工具14の段差15の勾配をθ(図4)とすると、
図8のように各電線11の曲がり角度εが45゜の場合
には加工具14の段差15の勾配を図9のようにθ/2
に設定する。このように、電線11の曲がり角度εに対
し、加工具14の段差15の勾配は(θ×ε/90゜)
に設定すればよい。
【0020】以上のように、電線11a〜11dを直線
状に載置した後に段差15を有する加工具14を電線1
1に対して押し下げるといった極めて容易な動作だけ
で、各電線11a〜11dを、湾曲部13aに適した適
正な長さに弛ませて調整することができるので、短い時
間で、作業空間を要さずに、しかも第3従来例のように
折曲することなく設置することができる。
【0021】また、湾曲部13aが3個以上あるような
複雑な場合、その湾曲部13aの数量に応じて回路長調
整部25及び布線台27等を増設すればよい。また、湾
曲部13aが複数ある場合に、湾曲部13a同士の間の
距離を変更する場合、コネクタ圧接部24や回路長調整
部25の間隔を変更して設計すればよい。
【0022】さらにまた、図1の状態まで製造が完了し
た後に、湾曲部13aにさらに加えてその湾曲部13a
に略円弧状のフィルム(図示せず)を貼着することは差
し支えない。
【0023】なお、図1では、弛みが設定された電線1
1を同一平面上に配置するようにした例であるが、三次
元的に曲げを加えて配索してもよいことは勿論である。
【0024】
【発明の効果】この発明によれば、直線部にシート状部
材を貼付し、湾曲部の電線を略同心円状に湾曲して配置
しているので、湾曲部において複数の電線を略同心円状
に湾曲する際、所定の加工具を電線に押し当てるだけ
で、各電線毎に異なった曲率半径を容易に設定できる。
したがって、製造時に、省スペースのために電線を直線
状に配置しながら容易に所望の配索経路に対応したワイ
ヤハーネスを形成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施形態のワイヤハーネスを示
す平面図である。
【図2】図1のワイヤハーネスの湾曲部において各電線
の曲がり角度が90゜に設定された状態を示す図であ
る。
【図3】図1のワイヤハーネスを製造するための加工具
によって長さが調整された電線を示す図である。
【図4】図1及び図2のワイヤハーネスを製造するため
の加工具を示す正面図である。
【図5】図4の加工具を用いて電線の湾曲部の長さ調整
動作を示す斜視図である。
【図6】図1のワイヤハーネスを製造する製造装置を示
す平面図である。
【図7】この発明の他の実施形態のワイヤハーネスを示
す平面図である。
【図8】図7のワイヤハーネスの湾曲部において各電線
の曲がり角度が45゜に設定された状態を示す図であ
る。
【図9】図7及び図8のワイヤハーネスを製造するため
の加工具を示す正面図である。
【図10】第1従来例の電気配線用ワイヤハーネスを示
す斜視図である。
【図11】第2従来例の電気配線用ワイヤハーネスを示
す一部破断斜視図である。
【図12】第2従来例の電気配線用ワイヤハーネスの製
造工程を示す平面図である。
【図13】第3従来例のワイヤハーネスを折曲した状態
を示す図である。
【図14】図13のワイヤハーネスの折曲部が弾性復元
した状態を示す図である。
【符号の説明】
11(11a〜11d) 電線 12 フィルム 13a 湾曲部 13b 直線部 14 加工具 15 段差 20 電線供給ドラム 21 電線供給部 22 線揃え治具 22a 溝 23 コネクタ 24 コネクタ圧接部 25 回路長調整部 27 布線台 28 載置台 29 開口
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年4月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】ここで、各電線11a〜11dの離間幅を
wとし、曲率半径を、それぞれ、w,2w,3w,4w
とした場合、湾曲部13aにおける各電線11a〜11
dの長さL1,L2,L3,L4は、それぞれの曲率半
径についての円周の四分の一の長さになる。このため、
それぞれ、 L1=(2π・w)/4=πw/2 L2=(2π・2w)/4=πw L3=(2π・3w)/4=3πw/2 L4=(2π・4w)/4=2πw となる。そして、互いに隣合う電線11の長さの偏差
は、 L2−L1=(πw)−(πw/2)=πw/2 L3−L2=(3πw/2)−(πw)=πw/2 L4−L3=(2πw)−(3πw/2)=πw/2 となる。このように、隣合う電線11同士について長さ
の偏差(πw/2)を設定しなければならず、その方法
としては、配線経路に応じて電線11を手作業で並べた
り金型等の治具を用いて電線11の形状を整える方法も
考えられるが、作業効率及びスペース効率が悪い。そこ
で、この実施形態では、図3中の破線のように電線11
を直線状に且つ平行に設置した後、図4及び図5のよう
に、電線11a〜11dの一定幅(w)毎に一定の高さ
=πw/)の段差15が形成された加工具14
(弛み寸法調整手段)を使用し、この加工具14の段差
15を電線11に押し下げてこれを所定の寸法だけ弛ま
せることで、図3中の実線のように各電線11a〜11
dを湾曲部13aに適した適正な長さに調整する。この
加工具14の各段差15は、各電線11a〜11dの外
れを防止できるように略円弧状の凹形状に形成されてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】なお、湾曲部13aにおいて、例えば図7
及び図8のように、各電線11の軸方向を例えば45゜
の曲がり角度で変更したい場合、各電線11a〜11d
の離間幅をwとし、曲率半径をそれぞれw,2w,3
w,4wとした場合、湾曲部13aにおける各電線11
a〜11dの長さL1,L2,L3,L4は、それぞれ
の曲率半径についての円周の八分の一の長さになるた
め、それぞれ、 L1=(2π・ w)/8=πw/4 L2=(2π・2w)/8=πw/2 L3=(2π・3w)/8=3πw/4 L4=(2π・4w)/8=πw となり、互いに隣合う電線11の長さの偏差は、 L2−L1=(πw/2)−(πw/4)=πw/4 L3−L2=(3πw/4)−(πw/2)=πw/4 L4−L3=(πw)−(3πw/4)=πw/4 となるため、かかる偏差に対応して加工具14の段差1
5の高さ()を設定すればよい。具体的には、湾曲部
13aでの各電線11の曲がり角度εが90゜の場合の
加工具14の段差15の勾配をθ(図4)とすると、図
8のように各電線11の曲がり角度εが45゜の場合に
は加工具14の段差15の勾配を図9のようにθ/2に
設定する。このように、電線11の曲がり角度εに対
し、加工具14の段差15の勾配は(θ×ε/90゜)
に設定すればよい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電線からなり、これら電線が所定
    の間隔で略同心円状に湾曲して配置される湾曲部と前記
    湾曲部に連続して同一平面上に直線状に且つ平行に配置
    された直線部とを有する電線群と、 前記各電線群の前記各電線を固定するように前記直線部
    に貼付されたシート状部材とを備えたことを特徴とする
    ワイヤハーネス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のワイヤハーネスであっ
    て、前記シート状部材とは別個独立とされ前記湾曲部に
    貼付された保護フィルムをさらに備えたことを特徴とす
    るワイヤハーネス。
JP8114749A 1996-05-09 1996-05-09 ワイヤハーネス Pending JPH09306244A (ja)

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JP8114749A JPH09306244A (ja) 1996-05-09 1996-05-09 ワイヤハーネス
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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