JPH10120248A - 進行するシートを回転させる方法及び装置 - Google Patents

進行するシートを回転させる方法及び装置

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JPH10120248A
JPH10120248A JP9271396A JP27139697A JPH10120248A JP H10120248 A JPH10120248 A JP H10120248A JP 9271396 A JP9271396 A JP 9271396A JP 27139697 A JP27139697 A JP 27139697A JP H10120248 A JPH10120248 A JP H10120248A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H5/00Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
    • B65H5/18Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by rotary dials or tables

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、搬送面上を直線的に搬送されるシ
ートを回転させる方法及び装置に関し、回転時にシート
のスリップ、破れ、しわ等が生ずることを防止すること
を目的とする。 【解決手段】 搬送面2上を搬送ローラ対14、15に
より進行するシートは、シートをゴムキャプ33により
保持し、これに応じて一方の搬送ローラ対15を離脱さ
せて他方の搬送ローラ対14のみでシートにトルクを作
用させることにより回転される。回転中心33より幾分
下流側でトルクを作用させるように搬送ローラ対14を
配置することにより、回転の間、シートは緊張状態に保
持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送面を搬送手段
により進行方向に直線的に進行するシートを、回転中心
において保持することにより回転させる方法に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる方法は、米国特許第4 445 679 号
より公知である。この特許には、進行するシートを回転
中心において保持している間、シート搬送手段とシート
との間にスリップを生じさせる方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えばシート搬送手段
を比較的平滑に構成し、かつ/又は、シート搬送手段を
シートに対して比較的小さな力で押し付けること等によ
って、シート搬送手段は上記スリップを許容できなけれ
ばならない。この場合、比較的平滑な表面を有するシー
トが回転される際に、このシートが全体的にスリップ
し、所要の回転が完全には行なわれず、また、比較的薄
いシート、及び/又は、粗い表面を有するシートはスリ
ップを起こさず、破れたりしわになったりする危険があ
る。
【0004】本発明の目的は、これらの欠点のない方法
を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、搬送面をシート搬送手段により所定の進
行方向に直線的に進行するシートを、回転中心において
保持することにより回転させる方法であって、回転の
間、搬送手段により単一の第1搬送はさみを形成し、第
1搬送はさみと回転中心とを結ぶ直線がシートの進行方
向に対してなす角度αを70°〜90°の間とし、第1
搬送はさみを、前記直線上の、回転中心から進行方向に
対する横断方向に関して固定距離の位置に配置すること
を特徴とする。
【0006】好ましくは、角度は75°〜85°の間で
ある。この場合、回転中にシート搬送手段からシートに
作用する摩擦力は、シートを回転中心と第1搬送はさみ
との間に緊張状態で保持する小さな成分を有することと
なり、シートのしわが確実に防止される。しかし、シー
トやその表面に形成された画像が損傷を受けるほど、上
記成分が大きくなることはない。
【0007】更に、好ましくは、回転運動の前後で、シ
ートは、シートの進行方向に関して第1搬送はさみと同
位置にある第2搬送はさみにより進行される。これによ
り、回転の前後でシートが傾く危険が最小化される。こ
の最後の方法を実行する装置は、シートを自由に進行さ
せる第1の位置と、シートを前記回転中心において保持
する第2の位置との間を移動可能な保持手段を備え、保
持手段とシート搬送手段との間に、保持手段が第1の位
置から第2の位置へ移動した際に、シート搬送手段を、
第2搬送はさみが閉じた位置から第2搬送はさみが開い
た位置へ移動させる結合手段を設けたことを特徴とす
る。これは、シートの回転の間、搬送はさみがスリップ
を生じさせずに動作することを保証する単純な構成であ
る。
【0008】第1及び第2搬送はさみが共通シャフトに
固定された2つの押圧ローラにより構成され、第2搬送
はさみが開かれた際に上記シャフトが持ち上げられるな
らば、押圧ローラは第1搬送はさみから上向きに持ち上
げられて、第1搬送はさみでのスリップを更に低減する
点状第1はさみを形成する。本発明に係る装置の有利な
一実施例において、第1搬送はさみは上流側のシート送
りはさみから、処理される最短シートの長さよりも小さ
な所定距離の位置に配置され、第1搬送はさみの下流に
位置するシート放出はさみが、シート送りはさみから、
回転される最大シートの対角長さよりも幾分大きな距離
に配設される。従って、シートは、元の先頭エッジから
短距離の位置にある回転中心の周りを回転し、4分の1
回転後に先頭エッジとなるシートエッジが、回転中心か
らより下流側に位置することで、シートは回転領域から
比較的速やかに排出され得る。
【0009】本発明の他の特徴及び利点については、添
付の図面を参照して説明される。
【0010】
【発明の実施の形態】図1に示す回転装置1は折り曲げ
装置3の送りテーブル2に組み込まれている。印刷装置
4から送られる複写シートを、送りテーブル2に沿って
折り曲げ装置3へ直接送ることができる。印刷装置4
は、種々の(標準)フォーマットの受け材料が長手方向
に、すなわち、短辺が先頭エッジとなるように通過する
形式のものである。従って、受け材料をパケット状に折
り曲げることは容易である。
【0011】上記米国特許第4 445 679 号に記載されて
いる如く、折り曲げられたパケットと同じ寸法を有する
シートについては、折り曲げ装置4へ横断方向に、即
ち、最長エッジが先頭エッジとなるように送ることが好
ましい。しかしながら、粉画像が放射熱により受けシー
ト上に溶融される印刷装置4の場合、放射溶融器は、所
要の放射パワーを供給するために、シートの移動方向に
関して最小限の距離を必要とする。この最小限の距離を
必要とする放射溶融器の場合、放射溶融器における搬送
ローラの入口と出口との間の上記距離は、折り曲げを要
しないシートを横断方向に送るには大き過ぎる場合があ
る。この場合、かかるシート群、例えば、A4フォーマ
ットを含むシート群は印刷装置4内を長手方向に通過し
なければならない。また、シートの入力を統一するため
にも、処理される全てのシートフォーマットを印刷装置
へ同じ方向に送ることが合理的である。
【0012】折り曲げ装置3は、一般には、供給された
シートを、例えばA4フォーマット等の最小標準フォー
マットに相当する寸法に折り曲げるように構成されてい
る。図1に示す形式の折り曲げ装置は、欧州特許第0 47
2 234 号に、より詳細に記載されている。この形式の折
り曲げ装置3は、第1折り曲げ部5を備えている。送り
テーブル上を長手方向に送られるシートは第1折り曲げ
部5においてジグザグに折り曲げられる。この場合、2
つの隣り合う折り目の間の距離は、最小標準フォーマッ
トの短辺の寸法、例えば、A4フォーマットの場合には
210mmのサイズに一致している。第2の折り曲げ部
6において、ジグザグに折り曲げられたシートは、最初
の折り目に対して直角方向に、最小標準フォーマットの
長辺のサイズ、即ち、A4フォーマットの場合には29
7mmのサイズへ折り曲げられる。例えばA4フォーマ
ット等の最小標準フォーマットで供給される複写シート
は折り曲げられない。この目的のため、かかるシートが
折り曲げ装置を通過する場合、シートを折り曲げ装置3
に対して横断方向に送ることにより、シートを、折り曲
げられたシート上にそのシートを覆うように置かなけれ
ばならない。
【0013】印刷装置4にオンラインで結合される折り
曲げ装置3の場合、最小標準フォーマットについての印
刷装置4に対する上記要求と、最小標準フォーマットの
方向についての折り曲げ装置3に対する要求とを両立さ
せるために、送りテーブル2に回転装置1が設けられ
る。回転装置1は、印刷装置を通って長手方向に送られ
てきた最小標準フォーマットのシートを4分の1回転さ
せることにより、シートを折り曲げ装置3へ横断方向に
送ることを可能とするものである。この回転装置1につ
いては、図3乃至図6を参照して後述する。
【0014】印刷装置4は1対の出口ローラ8を備えて
いる。出口ローラ8の下流には偏向器9が配設されてい
る。偏向器9は、図1に示す位置で、印刷装置4の上方
において傾斜するトレイ10へシートを収集するため、
シートを上向きに偏向させる。送りテーブル2の上流側
には搬送ローラ対11及び12が設けられている。一
方、送りテーブル2の下流側には搬送ローラ対13が設
けられている。図2に示す如く、搬送ローラ対13は、
送りテーブル2の幅方向に分散された複数の搬送はさみ
を構成している。搬送ローラ対12と搬送ローラ対13
との間には、2つの搬送ローラ対14及び15が互いに
隣接して配置されている。搬送ローラ対14及び15
は、折り曲げるシートを送りテーブル2を進行させるの
に加えて、後述する如く、シートの回転に関連する機能
を有している。
【0015】折り曲げ装置3で折り曲げられないシート
群よりも大きな複写シートは、印刷装置4で印刷された
後、送りテーブル2上を搬送ローラ対11〜15により
図2に矢印16で示す方向に直線的に送られる。折り曲
げを必要としないフォーマットを有するシート群に属す
る複写シートが供給される場合、このシートは送りテー
ブル2上で後述する方法により4分の1回転される。
【0016】送りテーブル2上でのシートの回転は、シ
ートが搬送ローラ対14及び15の間の搬送はさみに到
達した際に実行される。回転は、前記搬送はさみの一
方、即ち、搬送ローラ対14により構成される搬送はさ
みの近傍でシートを保持し、搬送ローラ対15を互いに
離脱させてシートを搬送ローラ対14により回転中心1
7の周りで回転させることにより行なわれる。
【0017】回転の間、シートは、入力ローラとして作
用する搬送ローラ12、及び出力ローラとして作用する
搬送ローラ13から開放されていなければならない。回
転を必要としないシートを搬送する場合に、シートが搬
送ローラ対14及び15により斜めに送られる危険を最
小にするため、搬送ローラ対14及び15を搬送方向1
6に対して横断方向で見て可能な限り離間させることが
重要である。長手方向に送られる幅210mmのA4シ
ートの場合、搬送ローラ対が約150mm離間されるこ
とで、横方向にシフトしたシートを2つの搬送ローラ対
14及び15によって搬送し得ることが保証される。シ
ートが90°回転される前後でシートの中心線が搬送方
向16の同一線上に位置することを更に保証するには、
回転中心17を、回転されるシートの中心から計算して
シートの辺と45°の角度をなす直線上に配置しなけれ
ばならない。
【0018】上記した、搬送はさみ14及び15の間の
距離、及び、はさみ14及び15の幾分上流にある回転
中心17の位置を考慮すると、回転されるシートは回転
が開始される前に、その先頭エッジが搬送ローラ対14
を距離A=75mmだけ越えて搬送されなければならな
い。このことは、長さB=325mmを有する回転され
る最大のシートを回転させるためには、搬送ローラ14
及び15は、入力ローラ12から下流側へ少なくとも距
離B−A=325−75=250mmの位置に配置され
なければならない。回転中心17と、シートの先頭エッ
ジの回転中心から最も離れた点との間の距離は、回転さ
れるシート群の最大フォーマットが325×230mm
のサイズの場合、約200mmに等しいので、搬送ロー
ラ対14及び15と出力ローラ13との間の間の距離C
もまた約200mmでなければならない。従って、入力
ローラ12と出力ローラとの間の距離は少なくともB−
A+Cでなければならない。回転される最大シートフォ
ーマット、すなわち、325×230mmのサイズの場
合、この値は、325−75+200=450mmとな
る。シートの先頭エッジ及び後端エッジと、出力ローラ
13及び入口ローラ12との間にそれぞれ隙間が存在す
るため、入力ローラ12と出力ローラ13との間の回転
のための適当な自由空間は約460mmである。シート
を回転させる場合、送りテーブル2上の回転中心17
は、丸いゴムキャップでシートを送りテーブルに押し付
け、それと同時に、又は、僅かに先行して、回転中心1
7に最も近い搬送ローラ15の間の搬送はさみを開くこ
とにより形成される。そして、搬送ローラ14及び15
が連続的に駆動されると、回転中心から遠い側に位置す
る搬送はさみ14はシートを、形成された回転中心の周
りで回転させる。
【0019】搬送はさみは、搬送ローラ対14及び15
の押圧ローラを連結するシャフトを搬送ローラ対15の
近傍でレバーによって持ち上げることにより開かれる。
このレバーは、一端に回転中心を形成するゴムキャップ
を有し、他端に図3〜図5に示す実施例を参照して説明
する突起を有している。図2に示す如く、回転中心17
の適切な位置は、回転が開始される時点でのシートの中
心点と、開かれる搬送はさみ15とを結ぶ直線上にあ
る。この位置は、搬送はさみ15から例えば40mmの
短い距離にある。はさみ15を開く際に搬送ローラ対1
4及び15の押圧ローラの間の連結シャフトを傾斜させ
ることで、他方のはさみ14はより点状のはさみを構成
することになる。このことは、シートの回転時にスリッ
プのない搬送を実現するうえで好ましい。点状搬送はさ
み14は搬送方向に関して回転中心17から下流側へ短
距離の位置に配置されているため、搬送はさみ14はシ
ートに小さな牽引力を作用させ、この力によりシートは
緊張状態ではさみ14と回転中心17との間に保持され
る。
【0020】図3及び図4は、図2に示す回転装置1が
シートを直線16の方向に送る位置にある場合を示して
いる。この位置は、隣接する折り曲げ装置3により折り
曲げられなければならない場合、及び、回転されるシー
トを回転の前後で搬送する場合の双方で実現される。回
転装置1は、2つの搬送ローラ対14及び15を備えて
いる。各搬送ローラ対14及び15は、それぞれ、共通
の駆動シャフト22に固定された駆動ローラ20、21
を備えている。ローラ20及び21は、プレート状の送
りテーブル2より幾分上方に突出している。各駆動ロー
ラ20、21は、それぞれ、バイアスローラ23、24
と協働して搬送はさみを構成している。バイアスローラ
23、24は共通のシャフト25に固定されている。シ
ャフト25はその両端のジャーナルにより鉛直に延びる
スロット(図示せず)に嵌入されている。
【0021】シャフト25の近傍には、装置フレームに
固定されたピン26が配設されている。ピン26にはT
型要素27が回転可能に連結されている。T型要素27
の、上向きに突出する突起28には、U型凹部が設けら
れている。このU型凹部には、ピン29が嵌挿されてい
る。ピン29は、ソレノイド31により2つの位置の間
を前後に移動可能なアーム30に固定されている。T型
要素34の一方のアーム32の下面には丸いゴムキャッ
プ33が設けられ、また、他方のアーム34はシャフト
25の下方に配置されている。これにより、アーム32
及び34はレバーとして作用する。
【0022】シートの回転を行なう場合、ソレノイド3
1が駆動されることによりT型要素27がばね作用に抗
して図3及び図4に示す位置から図5及び図6に示す位
置へ移動する。この場合、アーム34が押圧ローラ24
の側方においてシャフト25を上向きに傾斜させること
によりローラ21及び24の間の搬送はさみが開かれ
る。T型要素27が回転する際、ゴムキャップ33もま
た送りテーブル2上に置かれたシートに対して押圧され
る。これにより、キャップ33は回転中心17を形成
し、シートが搬送ローラ20及び23を通して連続的に
搬送されると、シートは回転中心17の周りを回転す
る。シャフト25が傾斜する結果、上述したようにバイ
アスローラ23は駆動ローラ20を実質的に一点で押圧
し、これにより、シートの回転角速度は半径Rにより決
定される。シートが90°回転するのに要する回転時間
は、 t=90°・R/V である。ここで、Vは駆動ローラ20の周速である。シ
ートが90°回転された後、ソレノイド31への通電が
停止されることで、バイアスローラ24は再び搬送はさ
みを構成し、回転中心17は解消される。
【0023】図7は、シート搬送の時間と距離との関係
を示す。回転中心17が長手方向に送られるシートの前
半分のシートの側部に位置することで、回転中心と回転
後の先頭エッジの距離は、回転中心と回転前の先頭エッ
ジとの間の距離よりも大きくなる。その結果、図7に示
す如く、シートは回転の間に前進することになる。図7
から明らかなように、回転中にシートが連続的に前進す
ることで、回転シートを妨害することなく、次のシート
を回転シートの後、短い距離Sで供給することができ
る。
【0024】図7において、最初のシートの回転前の先
頭エッジが線40で、回転後の先頭エッジが線41で、
それぞれ示されている。また、回転前の後端エッジは線
42で、回転後の後端エッジは線43で、それぞれ示さ
れている。最初のシートから距離Sで供給される次のシ
ートについては、回転前及び回転後の先頭エッジが線4
4及び45でそれぞれ示され、回転前及び回転後の後端
エッジが線46及び47でそれぞれ示されている。シー
トの回転開始及び回転停止時刻は、最初のシートについ
ては、それぞれ時刻48及び49であり、次のシートに
ついては、それぞれ時刻50及び51である。
【0025】シートが直線的に前進する方向と、連続作
動状態を維持する搬送はさみと回転中心とを結ぶ直線と
のなす角αは、良好な動作に影響を与えることなく特定
の範囲で変化し得る。角度αが90°の場合、搬送はさ
みにおける搬送力は、この搬送はさみとシートの回転中
心とを結ぶ直線に対して直角に作用する。このため、理
想的な状態では、搬送はさみにおいてスリップは生じな
い。角度αが70°の場合、はさみの搬送力は、はさみ
と回転中心とを結ぶ直線に対して直角な力と、この直線
の延長方向に作用しシートを緊張状態に保つ(小さな)
力とに分解することができる。角度αが小さ過ぎる場
合、後者の力は搬送はさみにおいて望ましくないスリッ
プを生じさせる可能性がある。角度αが上記範囲内にあ
る場合、例えば、α=80°の場合に、搬送はさみに認
識できるほどのスリップが生ずることなく、かつ、回転
中にシートが緊張状態に維持されるという妥協点を見出
すことができる。この場合、勿論、搬送はさみの少なく
とも一方の搬送ローラにはある程度の変形が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置と折り曲げ装置との間に配設された本
発明に係る回転装置の側面図である。
【図2】本発明に係る回転装置が設置された送りテーブ
ルの平面図である。
【図3】シートが直線的に進行する位置を示す図2にお
ける直線III-III に沿って切断した断面図である。
【図4】図3と同様にシートが直線的に進行する位置を
示す図2における方向IVから見た側面図である。
【図5】図3においてシートが回転運動される位置を示
す断面図である。
【図6】図4において図5と同様にシートが回転運動さ
れる位置を示す側面図である。
【図7】本発明に係る回転運動の間のシートの時間と距
離の関係を示す図である。
【符号の説明】
2 送りテーブル 12 入口ローラ 13 出口ローラ 14、15 搬送ローラ 17 回転中心 25 シャフト 27 T型要素 33 ゴムキャップ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送面(2)をシート搬送手段(14、
    15)により所定の進行方向に直線的に進行するシート
    を、回転中心(17)において保持することにより回転
    させる方法であって、 回転の間、前記搬送手段(14、15)により単一の第
    1搬送はさみ(14)を形成し、該第1搬送はさみ(1
    4)と前記回転中心(17)とを結ぶ直線がシートの前
    記進行方向に対してなす角度αを70°〜90°の間と
    し、前記第1搬送はさみを、前記直線上の、前記回転中
    心から前記進行方向に対する横断方向に関して固定距離
    の位置に配置することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 前記角度αを75°〜85°の間とする
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 回転運動の実行の前後において、前記シ
    ートを、シートの前記進行方向に関して前記第1搬送は
    さみ(14)と同位置にある第2搬送はさみ(15)に
    より進行させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうち何れか1項記載の
    方法を実行する装置であって、 前記第1搬送はさみ(14)は上流側のシート送りはさ
    み(12)から、処理される最短シートの長さよりも小
    さな所定距離の位置に配置され、前記第1搬送はさみ
    (14)の下流に位置するシート放出はさみ(13)は
    前記シート送りはさみ(12)から、回転される最大シ
    ートの対角長さよりも幾分大きな距離の位置に配置され
    たことを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 シートを自由に進行させる第1の位置
    (図3及び図4)と、シートを前記回転中心(17)に
    おいて保持する第2の位置(図5及び図6)との間を移
    動可能な保持手段(33)を備える請求項3記載の方法
    を実行する装置であって、 前記保持手段(33)と前記シート搬送手段(14、1
    5)との間に、前記保持手段(33)が前記第1の位置
    から前記第2の位置へ移動した際に、前記シート搬送手
    段(14、15)を、前記第2搬送はさみ(15)が閉
    じた位置(図3及び図4)から前記第2搬送はさみ(1
    5)が開いた位置(図5及び図6)へ移動させる結合手
    段(27)を設けたことを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 前記第1搬送はさみ(14)及び前記第
    2搬送はさみ(15)は共に共通シャフト(25)に固
    定され、それぞれ、前記搬送面(2)の下方に固定され
    た駆動ローラ(20、21)を押圧することができ、前
    記結合手段(27)は、前記保持手段(33)が前記第
    1の非作動位置から前記第2の作動位置へ移動した際
    に、前記第2搬送はさみを構成する押圧ローラ(24)
    の側方でばね作用に抗して前記シャフトを上方に傾斜さ
    せるアーム(32、34)により構成されていることを
    特徴とする請求項5記載の装置。
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