JP3548460B2 - 画像形成装置、シートカール除去装置およびシート搬送装置 - Google Patents
画像形成装置、シートカール除去装置およびシート搬送装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置に備えられるシートカール除去装置ないしシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像形成装置の中には、シート材の1面目(例えば、表面)への画像形成後、2面目(例えば、裏面)への画像形成を行うために、シート材を表裏反転させる機構を有するものがある。
【0003】
図9から図12には、その一例として従来の画像形成装置を示している。画像形成装置本体Mの底部には、多数のシート材Sを積載収納したシートカセットKが着脱可能に取り付けられている。
【0004】
これらの図において、101はシート供給ローラ、102はコロ102a,102bと圧接する搬送ローラ、103はレジストローラ、104は感光ドラム、105は転写ローラ、106は定着ローラ、107は搬送ローラ、108はコロ108bが当接される正逆転駆動可能な搬送ローラ(以下、反転ローラという)、109はコロ109aが対向配置され、半月形状をした搬送ローラ(以下、半月形ローラという)、110はシート材Sのカール除去を行うための押圧コロ110a,110bが圧接される搬送ローラ(以下、中間搬送ローラという)、111はシート材Sを装置外に排出するための排シートローラを示す。
【0005】
また、112はシート材S上に形成する原稿画像を読み取るスキャナー、113はスキャナー112からの走査信号を感光ドラム104上に照射し、感光ドラム104上に潜像を形成させる折り返しミラーを示す。なお、感光ドラム104上に形成された潜像には不図示の現像装置によってトナーが付着される。
【0006】
さらに、114は排シートトレイ、115はシート材Sの搬送方向を切り換えるフラッパー、116はシート材Sの幅方向位置の調整を行なうための横レジスト調整機構を示す。
【0007】
この横レジスト調整機構116は、図10に詳しく示すように、シート搬送方向から見たときの断面が横U字形となり、互いに開口部分が対向するように所定の隙間をおいて配置された左右の横レジスト板116a,116bを有する。
【0008】
一方の横レジスト板116bは、台板116c上に摺動可能に取り付けられ、台板116cのばね座116eとの間に配置された圧縮ばね117によりシート幅方向内側に付勢され、台板116cのストッパー116dにより係止されている。
【0009】
また、上記横レジスト板116bの台板116cおよび他方の横レジスト板116aは、シート搬送方向に対して直交する矢印J方向に移動可能に設置されており、それぞれ、シリンダ119a,119b等の駆動手段によって駆動されるようになっている。
【0010】
シリンダ119a,119bは、CPU122によりシリンダドライブ120a,120bを介して制御される。
【0011】
また、左右の横レジスト板116a,116bの間のほぼ中央上部には、半月形ローラ109が配置されており、この半月形ローラ109の下方にコロ109aが対向配置されている。なお、半月形ローラ109はモータ109bにより回転駆動される。モータ109bは、CPU122によりモータドライバ121を介して制御される。
【0012】
このように構成された画像形成装置においては、まずシートカセットKからシート供給ローラ101によって取り出されたシート材Sは、搬送ローラ102とローラ102aとのニップに導かれ、さらにレジストローラ103のニップに搬送される。そして、シート材Sは、レジストローラ103により感光ドラム104の回転とタイミングを合わせて搬送され、感光ドラム104上に形成されたトナー像が転写される。この後、シート材Sは定着ローラ106に送られ、ここで画像の定着がなされ、次いで、搬送ローラ107によりフラッパ115へと導かれる。
【0013】
シート材Sの両面に画像形成を行う場合、上記のようして第1面への画像形成を終えたシート材Sは、図9中に破線で示した姿勢に切り換わったフラッパ115により矢印C方向にガイドされ、反転ローラ108に導かれる。なお、フラッパ115から中間搬送ローラ110までが、この画像形成装置におけるシート反転搬送部である。
【0014】
図11には、シート材Sが反転ローラ108付近を搬送される様子を示している。C方向から搬送されてきたシート材Sの先端が、ガイド118の端部にある分岐ポイント118aを通過して、その下流にあるシート材検知センサ123a,123b(図10には23で示す)の間に到達し、センサ123a,123bによってこれが検知されると、CPU122は反転ローラ8aを実線矢印方向に回転駆動する。これにより、シート材Sの後端がセンサ123a,123bで検知されるまでシート材Sが搬送される。
【0015】
センサ123a,123bによってシート材Sの後端が検知されると、CPU122は分岐ポイント118aをシート材Sの後端が抜けたとして反転ローラ18aは破線矢印方向に逆転駆動する。
【0016】
ここで、反転ローラ18aとコロ18bとのニップ方向は、矢印D方向を向いているため、逆方向駆動されるシート材Sは分岐ポイント118aを抜けてD方向に搬送され、横レジスト調整機構116に導かれる。
【0017】
一方、シート材検知センサ123a,123bからシート材Sの後端検知信号が入力されたCPU122は、半月形ローラ109および横レジスト板116a,116bを制御する。
【0018】
半月形ローラ109およびコロ109aの間に導かれたシート材Sは、半月形ローラ対109の回転駆動によりその先端が横レジスト板116a,116bの搬送方向下流側端116zを抜けるまで搬送される。半月形ローラ109には、その回転位置を検知する回転位置検出センサ(図示せず)が備えられており、半月形ローラ109はその平面切り欠き部を下向きにして、コロ109aとでシート材Sを挟まない状態で停止する。
【0019】
シート材Sが横レジスト板116a,116b内に入るとき、横レジスト板116a,116bの側壁部の間隔はシート材Sの幅より広い。そして、シート材Sが横レジスト板116a,116b内に入った後、一方の横レジスト板116bの台板116cおよび他方の横レジスト板116aがシート材搬送方向に対して直交する矢印B方向にシート材サイズにより異なる基準位置まで移動して、横レジスト板116a,116bの側壁部間にシート材Sを挟む。これにより、シート材Sの横レジスト位置が調整される。
【0020】
例えば、横レジスト板116a,116b内に入ったシート材Sが傾斜状態となっていた場合、シート材Sの側端部が矢印J方向に移動する横レジスト板116a,116bの側壁部に押圧されることにより、シート材Sの傾きが修正される。そして、台板116cおよび横レジスト板116aが基準位置で停止すると、シート材Sは圧縮ばね117に付勢された状態において、両横レジスト板116a,116bに挟持され、横レジスト位置が合わされる。
【0021】
ここで、シート材Sが、その先端が横レジスト板116a,116bの下流端116zを抜けた際に後端が反転ローラ108aおよびコロ108bのニップにかかるような長いサイズである場合、上記のように横レジスト位置を合わせる際に、カセットKに備えられている不図示のシートサイズ検知センサによってこの旨を検知する。そして、この検知信号を受けたCPU22は、コロ8bを保持するガイド118bを118b’の位置に揺動させて(揺動機構は図示せず)、シート材Sを半月形ローラ109およびコロ109bでも、反転ローラ108aおよびコロ108bでも挟まない、全くのフリーの状態にしておく。
【0022】
こうして横レジスト位置が調整されたシート材Sは、半月形ローラ109およびコロ109aによって中間搬送ローラ110に導かれる。シート材Sが中間搬送ローラ1010と押圧コロ110a,110bのニップに導かれると、両横レジスト板116a,116bは再びシート幅より広い位置まで開く。
【0023】
図9に示すように、第1面に画像形成がなされたシート材Sが定着ローラ106を出てフラッパ115により反転ローラ108に導かれるまでの搬送路(矢印C)は大きく湾曲しており、ここを通るシート材Sは第1面を上にして下向きにカールする。さらに、シート材Sが反転ロ−ラ108から半月形ローラ109に導かれるまでの搬送路(矢印D)も、同じ向きに大きく湾曲しており、ここを通るシート材Sは第1面を上にしてさらに下向きにカールする。
【0024】
シート材Sがこのまま第2面への画像形成のために搬送されると、シート材は図9にSaで示すように、定着ローラ106の入口で上向きにカールした状態となり(この位置では、シート材Sの第1面は下側を向いており、シート材Sは上向きにカールした状態となる)、定着ローラ106のニップに入らず、ジャムが生じてしまう。このため、このようなシート材Sのカールを除去する必要があり、上記中間搬送ローラ110に対向するように押圧コロ110a,110bからなるシートカール除去機構が設けられている。
【0025】
このシートカール除去機構において、押圧コロ110a,110bはシート搬送方向(中間搬送ローラ110の周方向)に所定の間隔でホルダ10cにより回転可能に保持され、ホルダ110cはバネ110dによって中間搬送ローラ110に向かって付勢されている。シート材Sは、押圧コロ110a,110bにより、回転駆動される中間搬送ローラ110に押圧され、搬送駆動されながらカールが除去される。
【0026】
こうしてカールが除去されたシート材Sは、搬送ローラ102およびコロ102bのニップに導かれ、さらに搬送ローラ102およびコロ102aのニップに導かれる。そして、搬送ローラ102からレジストローラ103への搬送路によって第2面が上向きとなったシート材S(第2面)には、感光ドラム104および転写ローラ105によってトナー像が転写され、定着ローラ106によってそのトナー像が定着される。
【0027】
こうして第2面にも画像形成がなされたシート材S(第1面のみに画像形成された場合も同じ)は、図9にて実線にて示した姿勢となっているフラッパ115により、矢印L方向に導かれ、排シートローラ111によってトレイ114上に排出される。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の画像形成装置には以下のような欠点がある。
(1)定着ローラ106から出た直後のシート材Sは、定着ローラ106の熱により高温化しており、定着ローラ106のすぐ下流の搬送路Cで湾曲されるため、カールし易い。一方、シートカール除去機能は、定着ローラ106からかなり下流側(反転ローラ108aおよび横レジスト位置調整機構よりも下流側)に配置されているため、シート材Sがシートカール除去機構に到達するまでに冷えてしまい、シートカール除去機構によるカール除去効果が十分に得られない。このため、第2面へのトナー像転写後、定着ローラ106にスムーズに入らず、ジャムを効果的に防止できない。
(2)反転ローラ108aにより引き込まれたシート材Sが、腰が強いシート材(例えば、厚紙)である場合、ガイド118に沿って搬送される際にこのシート材Sの腰による力でコロ108bは図12の矢印Q方向に押される。すると、シート材Sを反転ローラ108aに押し付ける圧が減少し、シート材Sの搬送力が減少する。このため、シート材Sの搬送が安定せず、ジャムにつながるおそれがある。
(3)同様にシート材Sの腰が強い場合、このシート材Sがシートカール除去機能内に入ると、シート材Sの腰による力によって押圧コロ110a,110bがホルダー110cとともに中間搬送ローラ110から離れる方向に移動してしまう。すると、シート材Sを中間搬送ローラ110に押し付ける圧が減少して搬送力が減少し、ジャムにつながるおそれがある。
(4)横レジスト位置調整機構によりシート材Sの横レジスト位置の調整が行われる際に反転ローラ108aおよびコロ108bのニップを開放してシート材Sをフリーにするのに、コロ108bを保持するガイド118bの全体を揺動させているが、このガイド118bはシート材Sの幅方向全域にわたる大きさなので、これを揺動させる際に大きな騒音が発生する。
【0029】
そこで本発明は、通常のシート材に対しては確実にカールを除去することができる一方、腰の強いシート材の搬送性を向上させ、さらには、動作音を小さくすることができるようにした画像形成装置、シートカール除去装置およびシート搬送装置を提供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本願第1の発明では、画像形成装置において、定着部の出口からシート反転搬送部内におけるこのシート反転搬送部の入口付近までの間に、シート材のカールを除去するシートカール除去手段を設けている。
【0031】
また、シート搬送装置において、装置入口付近にシート材のカールを除去するシートカール除去手段を設けている。
【0032】
具体的には、画像形成装置の定着部の出口からシート反転搬送部内におけるこのシート反転搬送部の入口付近までの間に設けられた搬送駆動手段のうち、最も定着部の出口に近い搬送駆動手段(シート材を搬送駆動するローラ等)、又はシート搬送装置の入口付近に設けられた搬送駆動手段に対向するようにシートカール除去手段を設け、このシートカール除去手段によって搬送駆動手段にシート材を押圧することによりシート材のカール除去を行うようにしている。
【0033】
すなわち、定着部から出てきたシート材が高温状態から冷えないうちにシートカール除去手段に到達するようにして、十分なカール除去効果が得られるようにしている。
【0034】
しかも、上記最も定着部の出口に近い搬送駆動手段又は装置入口付近に設けられた搬送駆動手段が、シート材を所定方向に搬送駆動した後、反対方向に搬送駆動するものである場合には、上記所定方向への搬送駆動時と反対方向への搬送駆動時の双方にてシートカール除去手段によるカール除去を行うことが可能となり、より高いカール除去効果を得られる。
本願第1の発明では、更に、シート材の幅方向の位置調整を行う位置調整手段と、この位置調整手段を作動させる際にシートカール除去手段を搬送駆動手段から離間させる離間手段とを設け、この離間手段を、シート材を搬送ガイドするガイド手段の移動を伴わずにシートカール除去手段を搬送駆動手段から離間させる(具体的には、搬送駆動手段にシート材を押圧するための押圧部材を保持する保持部材を搬送駆動手段から離間させる)ようにしている。
これにより、従来のように大きなガイド手段を移動させてシートカール除去手段を搬送駆動手段から離間させる場合に比べて、作動音を小さくすることが可能となる。
【0035】
また、本願第2の発明では、上記カール除去手段又はカール除去装置として、搬送駆動手段によりシート材が搬送駆動される間、常にこの搬送駆動手段にシート材を押圧する第1の押圧手段と、搬送駆動手段により搬送駆動されるシート材から、このシート材の腰による所定値以下の力を受けるときは搬送駆動手段にシート材を押圧し、所定値を超える力を受けることにより搬送駆動手段から離れる方向に移動する第2の押圧手段とを有するように構成している。
【0036】
すなわち、通常のシート材を搬送駆動する場合には、第1および第2の押圧手段よってシート材を搬送駆動手段に押圧することによりカール除去を行うことができ、腰の強い厚紙等のシート材を搬送駆動する場合には、第2の押圧手段を逃がして第1の押圧手段によるシート材の搬送駆動手段への押圧状態を確保し、安定的なシート材搬送が行えるようにしている。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1には、本発明の実施形態である画像形成装置の全体構成を示している。画像形成装置本体Mの底部には、多数のシート材Sを積載収納した2段のシートカセットKが着脱可能に取り付けられている。
【0040】
1はカセットKからシート材Sを1枚ずつ取り出すシート供給ローラ、2はコロ2aと圧接して、シート供給ローラ1によって取り出されたシート材Sを搬送する搬送ローラ、3は搬送ローラ2によって搬送されてきたシート材Sを以下の転写部に供給するレジストローラを示す。
【0041】
4はレジストローラ3からシート材Sの供給を受ける感光ドラム、5はこの感光ドラム4との間でニップを形成する転写ローラである。12はシート材S上に形成する原稿画像を読み取るスキャナー、13はスキャナー12からの走査信号を感光ドラム4上に照射し、感光ドラム4上に潜像を形成させる折り返しミラーである。なお、これらが本画像形成装置における転写部を形成する。感光ドラム4上に形成された潜像には現像装置Tによってトナーが付着され、感光ドラム4上に形成されたトナー像は、感光ドラム4と転写ドラム5とのニップを通過する際にシート材Sに転写される。そして、トナー像が転写されたシート材Sは以下の定着部へと搬送される。
【0042】
6は転写部にてトナー像が転写されたシート材Sに加熱および加圧することにより、このシート材Sにトナー像を定着させる定着ローラを示す。7は定着ローラ6にってトナー像が定着されたシート材Sを定着部から送出する搬送ローラを示す。
【0043】
さらに、14は排シートトレイ、11はシート材Sを排シートトレイ14上に排出するための排シートローラ、Rはシート反転搬送部(請求の範囲にいうシート搬送装置)、15は定着部から送出されたシート材Sの搬送方向を、排シートトレイ14側とシート反転搬送部R側とで切り換えるフラッパーを示す。
【0044】
シート反転搬送部Rは、シート材Sの第1面(例えば、表面)への画像形成後、第2面(例えば、裏面)への画像形成を行うために、シート材Sを表裏反転させて再び転写部に搬送する。
【0045】
このシート反転搬送部Rにおいて、8は正逆転駆動可能な搬送ローラ(以下、反転ローラという)、20は反転ローラ8に対向配置されたシートカール除去機構、9はコロ9aが対向配置され、半月形状をした搬送ローラ(以下、半月形ローラという)、10はコロ10aが圧接される搬送ローラ(以下、中間搬送ローラという)、11はシート材Sを装置外に排出するための排シートローラを示す。また、16はシート材Sの幅方向位置の調整を行なうための横レジスト調整機構を示す。
【0046】
この横レジスト調整機構16は、先に図10にて説明したものと同様のものであり、シート搬送方向から見たときの断面が横U字形で、互いに開口部分が対向するように所定の隙間をおいて配置された左右の横レジスト板16a,16bの間隔を変化させることによってシート材Sの横レジスト位置を調整するものである。
【0047】
このように構成された画像形成装置においては、まずシートカセットKからシート供給ローラ1によって取り出されたシート材Sは、搬送ローラ2とローラ2aとのニップに導かれ、さらにレジストローラ3のニップに搬送される。そして、シート材Sは、レジストローラ3により感光ドラム4の回転とタイミングを合わせて搬送され、感光ドラム4上に形成されたトナー像が転写される。この後、シート材Sは定着ローラ6に送られ、ここで画像の定着がなされ、次いで、搬送ローラ7によりフラッパ15へと導かれる。
【0048】
シート材Sの両面に画像形成を行う場合、上記のようして第1面への画像形成を終えたシート材Sは、図1中に破線で示した姿勢に切り換わったフラッパ15によりシート反転搬送部R側にガイドされ、反転ローラ8に導かれる。そして、シート材Sの先端が、ガイド18の端部にある分岐ポイント18aを通過して、その下流にある不図示のシート材検知センサの間に到達し、これがセンサによって検知されると、付図示のCPUは反転ローラ8を、シート材Sを反転パス21内に引き込む方向に回転駆動する。
【0049】
次に、反転パス21内に引き込まれたシート材Sの後端が上記センサによって検知されると、CPUは分岐ポイント18aをシート材Sの後端が抜けたとして反転ローラ8を逆転駆動する。
【0050】
ここで、反転ローラ8とシートカール除去機構20の第1押圧コロ24(図3参照)とのニップ方向は、ガイド18の下面(上ガイド面18a)方向を向いているため、逆方向駆動されるシート材Sは分岐ポイント18aを抜けて横レジスト調整機構16の方向に搬送される。
【0051】
一方、シート材検知センサからシート材Sの後端検知信号が入力されたCPUは、半月形ローラ9および横レジスト板16a,16bを制御する。
【0052】
半月形ローラ9およびコロ9aの間に導かれたシート材Sは、半月形ローラ対9の回転駆動によりその先端が横レジスト板16a,16bの搬送方向下流側端16zを抜けるまで搬送される。半月形ローラ9には、その回転位置を検知する回転位置検出センサ(図示せず)が備えられており、半月形ローラ9はその平面切り欠き部を下向きにして、コロ9aとでシート材Sを挟まない状態で停止する。
【0053】
シート材Sが横レジスト板16a,16b内に入るとき、横レジスト板16a,16bの側壁部の間隔はシート材Sの幅より広い。そして、シート材Sが横レジスト板16a,16b内に入った後、一方の横レジスト板16bおよび他方の横レジスト板16aがシート材搬送方向に対して直交する方向にシート材サイズにより異なる基準位置まで移動して、横レジスト板16a,16bの側壁部間にシート材Sを挟む。これにより、シート材Sの横レジスト位置が調整される。
【0054】
こうして横レジスト位置が調整されたシート材Sは、半月形ローラ9およびコロ9aによって中間搬送ローラ10に導かれる。そして、シート材Sが中間搬送ローラ10とコロ10aのニップに導かれると、両横レジスト板16a,16bは再びシート幅より広い位置まで開く。シート材Sは、中間搬送ローラ10によって搬送ローラ2に導かれる。
【0055】
こうして再び搬送ローラ2に導かれ、レジストローラ3への搬送路によって第2面が上向きとなったシート材S(第2面)には、感光ドラム4および転写ローラ5によってトナー像が転写され、定着ローラ6によってそのトナー像が定着される。
【0056】
そして、第2面にも画像形成がなされたシート材S(第1面のみに画像形成された場合も同じ)は、図1に実線にて示した姿勢となっているフラッパ15により、排シートトレイ14側に導かれ、排シートローラ11によってトレイ14上に排出される。
【0057】
次に、シート反転搬送部R(特に、シートカール除去機構20)の構成について図2から図4を用いてさらに詳しく説明する。なお、図2はシート反転搬送部Rの平面図、図3は図2のA−Aにおける断面図、図4は図2のB−Bにおける断面図である。
【0058】
図2に示すように、反転ローラ8(8a〜8d)は、シート搬送中心の両側に2個ずつ分かれて合計4個配置されており、図2にはそのうちの2個の反転ローラ8a,8bを示している。
【0059】
この反転ローラ8に対向配置されるシートカール除去機構20は、図3に示すように、第1および第2押圧コロ24,25を有して構成されている。
【0060】
第1押圧コロ24は、反転ローラ8の下側においてこの反転ローラ8と対向配置されており、第1コロホルダー29によって回転自在に保持されている。また、第2押圧コロ25は、反転ローラ8の下側であって、第1押圧コロ24よりも反転パス21へのシート引き込み方向下流側において、反転ローラ8と対向配置されており、第2コロホルダー32によって回転自在に保持されている。
【0061】
第1押圧コロ24は、図2に示すように、4つの反転ローラ8a〜8dのそれぞれに対して1個ずつ、合計4個(24a〜24d)が設けられており、第2押圧コロ25も、同様に4個(25a〜25d)が設けられている。
【0062】
また、第1コロホルダ29は、シート搬送中心の両側に1個ずつ合計2個配置されており(29a,29b)、1個の第1コロホルダ29によって2個の第1押圧コロ24が回転自在に保持されている。また、第1コロホルダ29は、シート反転搬送部Rの本体(装置本体)に設けられた軸30に、反転ローラ8に向かう方向およびこれから離れる方向に揺動可能に取り付けられている。
【0063】
一方、第2コロホルダ32は、シート搬送中心の両側に2個ずつ合計4個配置され(32a〜32d)、1個の第2コロホルダ32によって1個の第2押圧コロ25が回転自在に保持されているとともに、1個の第1コロホルダ29に2個の第2コロホルダ32が保持されている。なお、第2コロホルダ32は、これに一体に設けられた軸32eが第1コロホルダ29によって回動可能に保持されることにより、第1コロホルダ29に対して反転ローラ8に向かう方向およびこれから離れる方向に揺動可能になっている。
【0064】
さらに、第1コロホルダ29の下面とシート反転搬送部Rの本体との間には、第1コロホルダ29を反転ローラ8に向かう方向に付勢する第1コイルバネ31が配置されている。また、第1コロホルダ29とシート反転搬送部Rの本体との間には、第1コロホルダ29の上面と第2コロホルダ32の下面との間には、第2コロホルダ32を反転ローラ8に向かう方向に付勢する第2コイルバネ33が配置されている。なお、第2コイルバネ33の付勢力は第1コイルバネ31の付勢力に比べて弱いものである。
【0065】
次に、シートカール除去機構20の動作について図5および図6を用いて説明する。なお、図5は、いわゆる腰が通常の強さであるシート材Sを搬送する場合を示しており、図6は、厚紙等、腰が強いシート材Sを搬送する場合を示している。
【0066】
まず、上記双方の場合において、定着部を経て矢印C方向から搬送されてきたシート材Sは、ガイド18および第1コロホルダ29に一体に設けられたガイド29cに沿って、反転ローラ8と第1押圧コロ24とが形成するニップに導かれる。その後、第2コロホルダ32に一体に設けられたガイド32fに沿って、反転ローラ8と第2押圧コロ25とが形成するニップに導かれる。こうして図1に示した反転パス21内に大部分が引き込まれる。
【0067】
シート材Sが反転パス21内に引き込まれると、所定のタイミングで反転ローラ8は停止する。続いて反転ローラ8は逆転駆動し、シート材Sをガイド18,26によってガイドしながら矢印D方向に搬送する。
【0068】
ここで、通常のシート材Sを搬送する場合、図5に示すように、定着部から大きく湾曲した経路を通ってきたために第1面を上にして下向きにカールしたシート材Sは、第1押圧コロ24および第2押圧コロ25によって、これらが後述する離間機構により反転ローラ8から強制的に離間移動されない限り、第1コイルバネ31および第2コイルバネ33の付勢力によってそれぞれ反転ローラ8にシート材Sを押圧し、シート材Sを上向きに曲げる。これにより、シート材Sの下向きカールが除去される。
【0069】
しかも、定着部のすぐ下流に設けられた、シート反転搬送部R内における入口付近の反転ローラ8に対向するようにシートカール除去機構20を設け、シート材Sが定着部によって高温化され、冷える前にカール除去が行われるようにしたので、十分なカール除去効果が得られる。さらに、本実施形態では、シート材Sの反転パス21への引き込み時と反転パス21からの送り出し時の双方にて、つまりシート材Sのおよそ2倍の搬送長さに渡ってカール除去を行うので、得られるカール除去効果はさらに大きい。
【0070】
一般に、薄紙はカール量が大きく、厚紙はカール量が小さい。本実施形態では、第2コイルバネ33は40gf程度で第2押圧コロ25を反転ローラ8に向けて付勢しており、105g/m程度までのシート材Sであれば、第2押圧コロ25によってシート材Sを反転ローラ8に押圧してカール除去を行うことができる。
【0071】
しかし、腰が強いシート材S、例えば128g/m程度以上のシート材Sを搬送し、第2コイルバネ33に40gf程度を超える下向きの力が作用した場合には、図6に示すように、第2コイルバネ33が圧縮変形して第2コロホルダ32が反転ローラ8から離れる。これにより、
但し、この状態でも、第1押圧コロ24は、第1コイルバネ31の付勢力によって反転ローラ8にシート材Sを押圧するため、反転ローラ8によるシート搬送力は確保され、シート材Sは安定して搬送駆動される。
【0072】
なお、本実施形態では、第1コイルバネ31は、360gf程度で第1押圧コロ24を反転ローラ8に向けて付勢し、216g/m程度のシート材Sをも安定して搬送できるよう設定されている。
【0073】
このように、本実施形態によれば、カール量の大きなシート材Sに対しては、カールを効果的に除去した上で搬送することができ、カール量は小さいが腰の強いシート材Sについては、湾曲させることなくスムーズな経路で安定的に搬送することができる。
【0074】
また、腰の強いシート材Sを搬送する場合に、反転パス21からの送り出し方向における上流側の第2押圧コロ25を反転ローラ8から離間させ、下流側の第1押圧コロ24によりシート材Sを反転ローラ8に押圧する構成としたので、シート材SをD方向にスムーズに送り出すことができる。
【0075】
さらに、反転ローラ8を外側に、第1押圧コロ24を内側に配置したため、腰の強いシート材Sを反転パス21から送り出す際に、シート材Sは自らの腰によって反転ローラ8に押圧されるかたちとなるので、搬送駆動するうえで有利である。
【0076】
また、上述したシートカール除去機構20には、第1および第2押圧コロ24,25を強制的に反転ローラ8から離間させる離間機構が設けられている。以下、この離間機構について図7および図8を用いて説明する。なお、図7は図2の一部拡大透視図、図8は図7のE−Eにおける断面図である。
【0077】
34はアクチュエータであるソレノイド、35は軸30に回動可能に支持され、ソレノイド34の吸引駆動によって軸30を中心に揺動駆動されるローラ圧解除レバーである。また、36はソレノイド34の吸引力を解除レバー35を介して第1コロホルダ29に伝える中間レバーである。
【0078】
中間レバー36は、軸37に回動可能に支持されており、その先端36aがソレノイド34によって引き込まれると、反対側の腕36bが、図7中矢印F方向に回動する。これにより、中間レバー36の先端の突起36cが、解除レバー35の下端35aを押圧し、解除レバー35は図8中G方向に回動する。
【0079】
解除レバー35の両端には突起35b,35cが設けられている。解除レバー35がG方向に回動すると、突起35bは第1コロホルダ29(29a)の凹部29dを下方に押圧し、突起35cはもう一方の第1コロホルダ29(29b)の凹部29eを下方に押圧する。
【0080】
これにより、第1コロホルダ29a,29bは、図8に示すように、矢印H方向に回動し、第1および第2押圧コロ24,25はともに反転ローラ8から離間する。
【0081】
反転ローラ8によって反転パス21から送り出されているシート材Sが、その先端が横レジスト板16aの下流端16zを抜けた際にその後端が反転ローラ8のニップにかかるような長いサイズである場合、このシート材Sの横レジストを合わせるために横レジスト板16a,16bがシート材Sを挟み込む間は、ソレノイド34を吸引駆動して、シート材Sを反転ローラ8および第1および第2押圧コロ24,25によって挟み込まないようにする。また、同時に、半月形ローラ9およびコロ9aとによってもシート材Sを挟まないようにする。これにより、シート材Sは全くフリーの状態となり、横レジスト位置合わせをスムーズに行うことができる。
【0082】
しかも、本実施形態では、離間機構を、反転ローラ8やシートカール除去機構20の周辺に設けられたシート材Sをガイドする部材の移動を伴わずに動作する構成としたので、シート幅方向に大きなこれらガイド部材を移動させてシートカール除去機構を反転ローラから離間させる場合に比べて、作動音を小さくすることができる。
【0083】
なお、上記実施形態では、腰の強いシート材を搬送する場合に第2押圧コロのみがローラから離間するシートカール除去機構を反転ローラ8に対向配置した場合について説明したが、このシートカール除去機構を、反転ローラ以外の搬送ローラに対向配置するようにしてもよい。この場合でも、通常シート材のカール除去効果と、腰の強いシート材の安定的な搬送駆動効果とを得ることができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように、本願第1の発明によれば、画像形成装置の定着部の出口からシート反転搬送部内におけるこのシート反転搬送部の入口付近までの間に(例えばこれらの間に設けられた駆動手段のうち、最も定着部の出口に近い搬送駆動手段やシート搬送装置の入口付近に設けられた搬送駆動手段に対向するように)シートカール除去手段を設けたので、定着部等から出てきたシート材が高温状態から冷えないうちにシートカール除去手段に到達させることができ、十分なカール除去効果を得ることができる。
【0085】
しかも、上記最も定着部の出口に近い搬送駆動手段又は装置入口付近に設けられた搬送駆動手段が、シート材を所定方向に搬送駆動した後、反対方向に搬送駆動するものである場合には、上記所定方向への搬送駆動時と反対方向への搬送駆動時の双方にてシートカール除去手段によるカール除去を行うことが可能となり、より高いカール除去効果を得ることができる。
本願第1の発明によれば、さらに、シート材の幅方向の位置調整を行う際にシートカール除去手段を、シート材を搬送ガイドするガイド手段の移動を伴わずに搬送駆動手段から離間させる離間手段を設けているので、従来のように大きなガイド手段を移動させてシートカール除去手段を搬送駆動手段から離間させる場合に比べて、作動音を小さくすることができる。
【0086】
また、本願第2の発明によれば、上記カール除去手段又はカール除去装置として、搬送駆動手段によりシート材が搬送駆動される間、常にこの搬送駆動手段にシート材を押圧する第1の押圧手段と、搬送駆動手段により搬送駆動されるシート材から、このシート材の腰による所定値以下の力を受けるときは搬送駆動手段にシート材を押圧し、所定値を超える力を受けることにより搬送駆動手段から離れる方向に移動する第2の押圧手段とを有する構成としたので、通常のシート材を搬送駆動する場合には両押圧手段によってシート材を搬送駆動手段に押圧することができ、確実にシート材のカール除去を行うことができる。一方、腰の強い厚紙等のシート材を搬送駆動する場合には、第2の押圧手段を逃がして第1の押圧手段によるシート材の搬送駆動手段への押圧状態を確保することができるので、安定的なシート材搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像形成装置の全体構成を示す断面図。
【図2】上記画像形成装置におけるシート反転搬送部の平面図。
【図3】上記シート反転搬送部の側面断面図。
【図4】上記シート反転搬送部の側面断面図。
【図5】上記シート反転搬送部の動作説明図(通常シート材の搬送時)。
【図6】上記シート反転搬送部の動作説明図(腰の強いシート材の搬送時)。
【図7】上記シート反転搬送部の離間機構の平面図。
【図8】上記離間機構の側面図。
【図9】従来の画像形成装置の全体構成を示す断面図。
【図10】従来の画像形成装置における横レジスト板の斜視図。
【図11】従来の画像形成装置におけるシート反転搬送部の側面図。
【図12】従来の画像形成装置におけるシート反転搬送部の側面図。
【符号の説明】
8 反転ローラ
9 半月形ローラ
20 シートカール除去機構
24 第1押圧コロ
25 第2押圧コロ
29 第1コロホルダ
31 第1コイルバネ
32 第2コロホルダ
33 第2コイルバネ
34 ソレノイド
35 解除レバー
36 中間レバ−
M 画像形成装置本体
R シート搬送反転部
S シート材
Claims (15)
- シート材にトナー像を転写する転写部と、この転写部にて転写されたトナー像をシート材に定着させる定着部と、この定着部にてトナー像が定着されたシート材の表裏を反転させて前記転写部に再搬送するシート反転搬送部とを有する画像形成装置において、
前記定着部の出口から前記シート反転搬送部内におけるこのシート反転搬送部の入口付近までの間に設けた、シート材を搬送駆動する少なくとも1つの搬送駆動手段と、
前記搬送駆動手段のうち最も前記定着部の出口に近い搬送駆動手段に対向して設けられ、この搬送駆動手段にシート材を押圧することによりこのシート材のカールを除去する、シートカール除去手段と
前記シート反転搬送部内にシート材の幅方向の位置調整を行う位置調整手段と、
前記位置調整手段によりシート材の位置調整が行われる際に、前記シートカール除去手段を前記搬送駆動手段から離間させる離間手段と、
を有し、
前記離間手段は、シート材を搬送ガイドするガイド手段の移動を伴わずに前記シートカール除去手段を前記搬送駆動手段から離間させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記シートカール除去手段が対向する搬送駆動手段は、
前記シート反転搬送部に導入されたシート材を所定方向に搬送駆動した後、反対方向に搬送駆動して前記転写部に向けて送り出すことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記シートカール除去手段は、
前記搬送駆動手段によりシート材が搬送駆動される間、常にこの搬送駆動手段にシート材を押圧する第1の押圧手段と、
前記搬送駆動手段により搬送駆動されるシート材から、このシート材の腰による所定値以下の力を受けるときは前記搬送駆動手段にシート材を押圧し、前記所定値を超える力を受けることにより前記搬送駆動手段から離れる方向に移動する第2の押圧手段とを有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記搬送駆動手段が回転駆動されるローラであり、
前記第1および第2の押圧手段が、前記ローラにおける互いに異なる周方向位置に対向する、回転自在なコロであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記シートカール除去手段は、
前記第1の押圧手段を前記搬送駆動手段に向けて付勢する第1付勢手段と、前記第2の押圧手段を前記搬送駆動手段に向けて付勢する第2付勢手段とを有し、
前記第2付勢手段の付勢力が前記第1付勢手段の付勢力よりも小さいことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。 - 前記シートカール除去手段は、
前記第1の押圧手段を保持し、この第1押圧手段とともに前記搬送駆動手段に向かう方向および前記搬送駆動手段から離れる方向に移動可能に装置本体に取り付けられた第1の保持手段と、
前記第2の押圧手段を保持し、前記第2の押圧手段とともに前記搬送駆動手段に向かう方向および前記搬送駆動手段から離れる方向に移動可能に前記第1の保持手段に取り付けられた第2の保持手段とを有しており、
前記第1の付勢手段が装置本体と前記第1の保持手段との間に設けられ、前記第2付勢手段が前記第1の保持手段と前記第2の保持手段との間に設けられていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記離間手段は、前記第1の保持手段を前記搬送駆動手段から離れる方向に移動させることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
- 装置入口から導入されたシート材を所定方向に搬送駆動した後、反対方向に搬送駆動して装置出口に向けて送り出す搬送駆動手段と、
前記装置入口から前記搬送駆動手段までの間に設けられ、シート材のカールを除去するシートカール除去手段と、
前記装置出口側に設けられ、シート材の幅方向の位置調整を行う位置調整手段と、
前記位置調整手段によりシート材の位置調整が行われる際に、前記シートカール除去手段を前記搬送駆動手段から離間させる離間手段と、
を有することを特徴とするシート搬送装置。 - 前記シートカール除去手段は、前記搬送駆動手段に対向して設けられ、この搬送駆動手段にシート材を押圧することによりこのシート材のカールを除去することを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。
- 前記シートカール除去手段は前記搬送駆動手段によりシート材が搬送駆動される間、常にこの搬送駆動手段にシート材を押圧する第1の押圧手段と、
前記搬送駆動手段により搬送駆動されるシート材から、このシート材の腰による所定値以下の力を受けるときは前記搬送駆動手段にシート材を押圧し、前記所定値を超える力を受けることにより前記搬送駆動手段から離れる方向に移動する第2の押圧手段とを有することを特徴とする請求項9に記載のシート搬送装置。 - 前記搬送駆動手段が回転駆動されるローラであり、
前記第1および第2の押圧手段が、前記ローラにおける互いに異なる周方向位置に対向する、回転自在なコロであることを特徴とする請求項10に記載のシート搬送装置。 - 前記第1の押圧手段を前記搬送駆動手段に向けて付勢する第1付勢手段と、前記第2の押圧手段を前記搬送駆動手段に向けて付勢する第2付勢手段とを有し、
前記第2付勢手段の付勢力が前記第1付勢手段の付勢力よりも小さいことを特徴とする請求項10又は11に記載のシート搬送装置。 - 前記第1の押圧手段を保持し、この第1押圧手段とともに前記搬送駆動手段に向かう方向および前記搬送駆動手段から離れる方向に移動可能に装置本体に取り付けられた第1の保持手段と、
前記第2の押圧手段を保持し、前記第2の押圧手段とともに前記搬送駆動手段に向かう方向および前記搬送駆動手段から離れる方向に移動可能に前記第1の保持手段に取り付けられた第2の保持手段とを有しており、
前記第1の付勢手段が装置本体と前記第1の保持手段との間に設けられ、前記第2付勢手段が前記第1の保持手段と前記第2の保持手段との間に設けられていることを特徴とする請求項12に記載のシート搬送装置。 - 搬送されるシート材をガイドするガイド手段を有しており、
前記離間手段は、前記ガイド手段の移動を伴わずに前記シートカール除去手段を前記反転駆動手段から離間させることを特徴とする請求項8に記載のシート搬送装置。 - 請求項8乃至14のいずれか1項に記載のシート搬送装置を備え、シート材に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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