JP2573388Y2 - シート折り畳み装置 - Google Patents

シート折り畳み装置

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JP2573388Y2
JP2573388Y2 JP1993003482U JP348293U JP2573388Y2 JP 2573388 Y2 JP2573388 Y2 JP 2573388Y2 JP 1993003482 U JP1993003482 U JP 1993003482U JP 348293 U JP348293 U JP 348293U JP 2573388 Y2 JP2573388 Y2 JP 2573388Y2
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sheet
folding
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悟 川原
晃 小黒
薫 猪瀬
敏 尾西
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株式会社サン精機製作所
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、縦方向と横方向の両方
向にシートを折り畳むためのシート折り畳み装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、例えば青写真による各種
の設計図面などの大きなシートを折り畳む装置として
は、特開昭63−1675号公報、特開昭63−167
6号公報に記載された装置が知られている。かかるシー
ト折り畳み装置においては、例えば長方形のシートをそ
の長辺に沿った方向(以下、この方向を「縦方向」とい
う。)に移動させながらその短辺に沿った方向(以下、
この方向を「横方向」という。)に折り線が形成される
よう表面側および裏面側に合計して複数回折り畳むこと
ができるので、つづら折れ状に折り畳まれたシートが得
られる。
【0003】然るに、縦方向の寸法および横方向の寸法
が共に大きいシートについては、当該シートを横方向お
よび縦方向に折り畳むことが要請される。そして、シー
トを縦方向に移送しながら横方向に伸びる折り線が形成
されるよう折り畳む(以下、この動作を「横方向に折
る」と表現する。)第1のシート折り畳み機構と、この
第1のシート折り畳み機構によって得られる一次折りシ
ートを横方向に移送しながら縦方向に伸びる折り線が形
成されるよう折り畳む(以下、この動作を「縦方向に折
る」と表現する。)第2のシート折り畳み機構とを順に
設けることにより、シートの横方向と縦方向を折り畳む
両方向折り機能を有するシート折り畳み装置が提供され
る。
【0004】このような両方向折り機能を有するシート
折り畳み装置においては、例えば図7および図8に示す
ように、第1のシート折り畳み機構20と第2のシート
折り畳み機構50との間に、第1のシート折り畳み機構
20により得られる一次折りシートを引出す一次折りシ
ート引出機構30と、この引出された一次折りシートを
第2のシート折り畳み機構50に供給する一次折りシー
ト供給機構40aとを設けてシート折り畳み装置を構成
すればよい。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成において、図9および図10に示すように、第
1のシート折り畳み機構20から得られる一次折りシー
トFSが、その一側縁S1の厚みが他側縁S2の厚みと
異なる状態で折り畳まれている場合には、一次折りシー
ト供給機構40aにおけるローラー素子41aとローラ
ー素子41bとの圧接力が長さ方向全体に均一である
と、厚みの小さい一側縁S1側に作用される挟圧力に比
較して、厚みの大きい他側縁S2側に作用される挟圧力
が大きくなるため、この他側縁S2側の進行速度が一側
縁S1側の進行速度に比較して大きくなる現象が生じ、
図11に示すように、一次折りシートFSは、一次折り
シート供給機構40aによる本来の搬送方向yに対して
厚みの大きい他側縁S2が先行するように傾いてしま
う。その結果、第2のシート折り畳み機構50において
なされる折り畳みの折り線が、第1のシート折り畳み機
構20による折り線方向に対して垂直とならなず、結
局、所期の両方向の折り畳みを達成することができな
い、という問題がある。
【0006】そこで、本考案の目的は、シートを一方向
に折り畳む第1のシート折り畳み機構と、この第1のシ
ート折り畳み機構により得られる一次折りシートを、前
記一方向に対して垂直な方向に折り畳む第2のシート折
り畳み機構を有するシート折り畳み装置において、第1
の折り畳み機構により得られる一次折りシートの一側縁
の厚みが他側縁の厚みと異なる状態であっても、これを
正確な方向に搬送して第2のシート折り畳み機構に供給
することができ、もって所期の両方向の折り畳みを達成
することができるシート折り畳み装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案のシート搬送装置
は、シートを一方向に伸びる折り線でシートを折り畳む
第1のシート折り畳み機構と、この第1のシート折り畳
み機構により得られる一次折りシートを、その折り線方
向に対して垂直な折り線方向で折り畳む第2のシート折
り畳み機構と、前記第1のシート折り畳み機構より送出
された、一側縁の厚みが他側縁の厚みより小さい一次折
りシートを受け取り、前記第2のシート折り畳み機構に
供給する一次折りシート供給機構とを有してなり、前記
一次折りシート供給機構は、前記一次折りシートの厚み
の小さい一側縁側を挟圧して搬送するピンチローラー
と、このピンチローラーを駆動する駆動機構と、一次折
りシートの他側縁側の通過領域に設けた、前記一側縁側
より挟圧力の小さい回転自在に設けられた補助ローラー
とよりなることを特徴とする。
【0008】
【作用】以上のような構成によれば、第2のシート折り
畳み機構に一次折りシートを供給する一次折りシート供
給機構においては、一次折りシートの厚みの小さい一側
縁側には、搬送ローラーによって挟圧されて送り作用が
与えられるが、厚みの大きい他側縁側は単に補助ローラ
ーによって支持されるのみであるので、搬送ローラーの
送り方向に従って搬送されるようになり、この結果、一
次折りシートは、搬送中に傾くことがない。
【0009】
【実施例】以下、本考案のシート折り畳み装置の一実施
例について説明する。図1は、実施例に係るシート折り
畳み装置の前段部分を示す説明図であり、図2は、実施
例に係るシート折り畳み装置の後段部分を示す説明図で
ある。
【0010】このシート折り畳み装置においては、折り
畳むべきシートSを例えば縦方向に給送するシート給送
機構10と、シート給送機構10により給送されたシー
トSを横方向に折り畳む第1のシート折り畳み機構20
と、この第1のシート折り畳み機構20により得られる
一次折りシートFSを、横方向に移送しながら縦方向に
折り畳む第2のシート折り畳み機構50とが設けられて
いる。
【0011】そして、第1のシート折り畳み機構20と
第2のシート折り畳み機構50との間には、第1のシー
ト折り畳み機構20によって得られる一次折りシートF
Sを縦方向に引出す一次折りシート引出機構30と、こ
の引出された一次折りシートFSを、今度は横方向に搬
送して第2のシート折り畳み機構50に供給する一次折
りシート供給機構40とが設けられている。
【0012】また、60は、第2のシート折り畳み機構
50により得られる両方向の折り畳みがなされたシート
を排出するシート排出機構である。
【0013】シート給送機構10は、折り畳むべきシー
トSを水平に挿入するためのシート挿入口11と、第1
の送りローラー12と、シートSの進行方向を下方に方
向変更させて後述する第1のシート折り畳み機構20に
おける送りローラー21までシートSをガイドする案内
部材14と、第1の送りローラー12と第1のシート折
り畳み機構20における送りローラー21との間に設け
られた第2の送りローラー13とにより構成されてい
る。
【0014】第1のシート折り畳み機構20は、例えば
図3に示すように、互いに圧接されるよう並設した一対
のローラーにより構成された送りローラー21と、この
送りローラー21の下流側に設けられた、中央ローラー
素子24並びに中央ローラー素子24の一側に圧接され
る一方のローラー素子23および中央ローラー素子24
の他側に圧接される他方のローラー素子25の三者によ
り構成された作動ローラー群22と、送りローラー21
と作動ローラー群22との間に設けられた可動案内機構
26とにより構成されている。
【0015】この可動案内機構26は、その入口端が送
りローラー21の排出側に位置されると共に、出口端が
中央ローラー素子24と一方のローラー素子23とのロ
ーラー間隙A内に位置される第1位置と、その入口端が
送りローラー21の排出側に位置されると共に、出口端
が中央ローラー素子24と他方のローラー素子25との
ローラー間隙B内に位置される第2位置との間で、切り
換え可能に設けられている。図3は可動案内機構26が
第1位置にある状態を示している。
【0016】第1のシート折り畳み機構20の下流側に
は、第1のシート折り畳み機構20により得られる一次
折りシートFSを水平にガイドする案内部材37が設け
られ、この案内部材37に沿って一次折りシート引出機
構30が設けられている。この一次折りシート引出機構
30は、その引出方向が第1のシート折り畳み機構20
による送出方向と同方向となるよう駆動機構(図示省
略)に連結されたローラー素子31と、このローラー素
子31に従動するローラー素子32とにより構成されて
いる。そして、このローラー素子32は、ローラー素子
31に圧接した位置にある動作状態と、ローラー素子3
1から離間する位置にある非動作状態とに切り換え可能
に設けられている。
【0017】また、案内部材37の下流側端部には、一
次折りシート引出機構30から一次折りシート供給機構
40に一次折りシートFSを受け渡すための受渡し位置
を規制するストッパー35が設けられている。
【0018】一次折りシート引出機構30の側方には、
一次折りシートFSを横方向に搬送して第2のシート折
り畳み機構50に供給する一次折りシート供給機構40
が設けられている。この一次折りシート供給機構40
は、例えば図4に示すように、一次折りシートFSの一
側縁側を挟圧して搬送する搬送ローラー41と、この搬
送ローラー41から離間して配置された、一次折りシー
トFSの他側縁側を挟圧する補助ローラー42とにより
構成されている。
【0019】搬送ローラー41は、駆動機構(図示省
略)に連結された水平な駆動軸43に固定され、この駆
動軸43が駆動されることにより回転するローラー素子
41Aと、このローラー素子41に圧接されて従動する
ローラー素子41Bとにより構成されている。また、補
助ローラー42は、駆動軸43に回転自在に設けられた
ローラー素子42Aと、このローラー素子42Bと平行
な軸の回りに回転自在に設けられたローラー素子42B
とにより構成されている。
【0020】ローラー素子41Bは、シートを挟圧して
搬送するようローラー素子41Aに圧接した位置にある
動作状態と、ローラー素子41Aから離間した位置にあ
る非動作状態とに切り換え可能に設けられており、ま
た、ローラー素子42Bは、離間距離が大きい非動作状
態と、離間距離が小さい動作状態とに切り換え可能に設
けられている。その動作状態において、補助ローラー4
2のシートに与える挟圧力は、搬送ローラー41のシー
トに与えるを挟圧力と比較して、小さいものとされる。
【0021】図2に示すように、一次折りシート供給機
構40の下流側には、一次折りシートFSの進行方向を
上方に方向変更させて、一次折りシートFSを第2のシ
ート折り畳み機構50における送りローラー51までガ
イドする案内部材45が設けられている。
【0022】第2シート折り畳み機構50は、前述の第
1のシート折り畳み機構20と同様の構成であり、互い
に圧接されるよう並設した一対のローラーよりなる送り
ローラー51と、その下流側に設けられた、中央ローラ
ー素子54、一方のローラー素子53および他方のロー
ラー素子55よりなる作動ローラー群52と、送りロー
ラー51と作動ローラー群52との間に設けられた切り
換え可能な可動案内機構56とにより構成されている。
そして、この第2のシート折り畳み機構50における送
りローラー51、作動ローラー群52および可動案内機
構56は、第1のシート折り畳み機構20における送り
ローラー21、作動ローラー群22および可動案内機構
26と上下逆に配置されている。
【0023】シート排出機構60においては、第2のシ
ート折り畳み機構50の中央ローラー素子54および一
方のローラー素子53による一方のペアローラーの下流
側に案内部材61が配置されると共にこの案内部材61
の出口に排出ローラー63が設けられて第1の排出部が
構成されると共に、第2のシート折り畳み機構50の中
央ローラー素子54および他方のローラー素子55によ
る他方のペアローラーの下流側に案内部材62が配置さ
れると共にこの案内部材62の出口に排出ローラー64
が設けられて第2の排出部が構成されている。
【0024】このシート折り畳み装置においては、更に
適宜の制御機構が設けられ、これにより、第1のシート
折り畳み機構20と一次折りシート引出機構30とが動
作状態にあるとき、一次折りシート供給機構40と第2
のシート折り畳み機構50とは非動作状態に維持される
と共に、第1のシート折り畳み機構20により得られる
一次折りシートFSが、例えば一次折りシート引出機構
30により引出されてストッパー35に当接した時点に
おいて、第1のシート折り畳み機構20と一次折りシー
ト引出機構30とが非動作状態に切り換えられると共
に、一次折りシート供給機構40と第2のシート折り畳
み機構50とが動作状態に切り換えられる。
【0025】そして、このシート折り畳み装置において
は、次のようにしてシートSの折り畳みが達成される。
【0026】シート挿入口11より水平面に沿って挿入
されたシートSは、シート給送機構10における第1の
送りローラー12および第2の送りローラー13によっ
て、案内部材14に下方に降下されるようガイドされな
がら縦方向に移送されて第1のシート折り畳み機構20
に給送される。
【0027】第1のシート折り畳み機構20に給送され
たシートSは、図5(イ)に示すように、可動案内機構
26が第1位置にある状態において、シートSが送りロ
ーラー21によって送り込まれ、可動案内機構26によ
って導かれて、更に中央ローラー素子24と一方のロー
ラー素子23との間を通過した状態とされる。
【0028】そして、シートSの折り畳み位置が可動案
内機構26の出口端に到達した時点において、図5
(ロ)に示すように、可動案内機構26が第1位置から
第2位置に切り換えられると同時に作動ローラー群22
の回転方向が逆転されることによって、シートSは、可
動案内機構26によりローラー間隙B内に導かれ、中央
ローラー素子24と他方のローラー素子25とにより挟
圧されることとなり、この結果、中央ローラー素子24
と一方のローラー素子23とによって送り返されて来る
先行シート部分と、送りローラー21によって送られて
来る後続シート部分とが重なり合った状態、すなわち折
り畳まれた状態で中央ローラー素子24と他方のローラ
ー素子25との間を通過するようになり、これにより、
シートSには横方向に伸びる折り畳み縁F1が形成され
る。
【0029】次に、シートSの先頭部分SHがなお中央
ローラー素子24と一方のローラー素子23とにより挟
圧されている状態で、シートSの次の折り畳み位置が可
動案内機構26の出口端に到達した時点において、図5
(ハ)に示すように、可動案内機構26が第2位置から
第1位置に切り換えられると同時に作動ローラー群22
の回転方向が再逆転されることによって、シートSは、
可動案内機構26によりローラー間隙A内に導かれ、中
央ローラー素子24と一方のローラー素子23とにより
挟圧されることとなり、この結果、中央ローラー素子2
4と他方のローラー素子25とによって送り返されて来
る先行シート部分と、送りローラー21によって送られ
て来る後続シート部分とが重なり合った状態、すなわち
折り畳まれた状態で中央ローラー素子24と一方のロー
ラー素子23との間を通過するようになり、これによ
り、シートSには第2の折り畳み縁F2が形成される。
【0030】以上の動作を適宜繰り返すことにより、シ
ートSが所望の態様、例えば図9に示すような態様で横
方向に折り畳まれた後、この一次折りシートFSは、中
央ローラー素子24および一方のローラー素子25によ
って送出される。
【0031】その後、一次折りシートFSは、一次折り
シート引出機構30によって、更にその前縁がストッパ
ー35に当接する位置すなわち受渡し位置にまで引出さ
れる。このとき、一次折りシート供給機構40において
は、搬送ローラー41のローラー素子41Bおよび補助
ローラー42のローラー素子42Bは非動作状態とされ
ており、一次折りシートFSは、搬送ローラー41にお
けるローラー素子41Aとローラー素子41Bとの間お
よび補助ローラー42におけるローラー素子42Aとロ
ーラー素子42Bとの間に進入する。
【0032】そして、一次折りシートFSが完全に引出
されてストッパー35に当接すると、一次折りシート供
給機構40において搬送ローラー41のローラー素子4
1Bおよび補助ローラー42のローラー素子42Bが動
作状態に切り換えられることにより、一次折りシートF
Sは、その一側縁側が搬送ローラー41により挟圧さ
れ、これと共に、一次折りシート引出機構30において
ローラー素子32が非動作状態に切り換えられて、一次
折りシートFSは一次折りシート引出機構30から解放
される。そして、一次折りシート供給機構40によっ
て、一次折りシートFSは、横方向に搬送されて第2の
シート折り畳み機構50に供給される。
【0033】この第2のシート折り畳み機構50におい
て、送りローラー51と作動ローラー群52と可動案内
機構56とにより、第1のシート折り畳み機構と同様の
折り畳みの動作が行われることにより、送りローラー5
2による送り方向に対して垂直方向、すなわち縦方向に
所定の態様で折り畳まれる。その後、第2のシート折り
畳み機構50による折り畳みの態様によって、作動ロー
ラー群52の中央ローラー素子54および一方のローラ
ー素子53による一方のペアローラー若しくは中央ロー
ラー素子54および他方のローラー素子55による他方
のペアローラーのいずれか一方により送出され、シート
排出機構60における排出ローラー63若しくは排出ロ
ーラー64のいずれか一方により装置外に排出される。
【0034】上記の工程において、図6に示すように、
第1のシート折り畳み機構20により得られる一次折り
シートFSが、一次折りシート供給機構40において一
側縁S1の厚みが他側縁S2の厚みより小さいものとな
る状態で搬送されることになる場合がある。
【0035】然るに、一次折りシートFSの一側縁S1
側においては、搬送ローラー41によって挟圧されて送
り作用が与えられるが、他側縁S2側には、強制送り作
用のない補助ローラー42が作用するのみであり、この
ため、他側縁S2側は一側縁S1側の送り作用に従って
送られることとなり、この結果、一次折りシートFS
は、搬送中に、他側縁が先行するように傾くことがな
く、横方向に正確に搬送することができる。
【0036】そして、厚みの大きい他側縁S2は、合計
積重枚数の多少に応じて厚みが変化するが、厚みの小さ
い一側縁S1は、他側縁S2と比較して厚みの変化が少
ないので、横方向の折り畳みの態様の如何によらず、常
に一定の挟圧力を作用させて一次折りシートFSを搬送
することができる。
【0037】本考案においては、上記の実施例に限定さ
れず種々の変更を加えることができる。例えば、第1の
折り畳み機構および第2の折り畳み機構としては、他の
構成によるものを利用することができる。また、一次折
りシート供給機構40における、搬送ローラー41のロ
ーラー素子41Bと補助ローラー42のローラー素子4
2Bとが、一つの軸に設けられていてもよい。この場合
には、ローラー素子42Bの径をローラー素子41Bの
径より小さくする手段や、ローラー素子41Bおよびロ
ーラー素子42Bの軸を、ローラー素子41B側からロ
ーラー素子42B側に向かうに従って駆動軸43から離
れるよう傾斜させて設ける手段などにより、補助ローラ
ー42のシートに与える挟圧力が、搬送ローラー41の
シートに与える挟圧力より小さいものとされる必要があ
る。
【0038】
【考案の効果】本考案によれば、第2のシート折り畳み
機構に一次折りシートを供給する一次折りシート供給機
構においては、一次折りシートの厚みの小さい一側縁側
には、搬送ローラーによって挟圧されて送り作用が与え
られるが、厚みの大きい他側縁側は単に補助ローラーに
よって支持されるのみであるので、搬送ローラーの送り
方向に従って搬送されるようになり、この結果、一次折
りシートは搬送中に傾くことがない。従って、第2のシ
ート折り畳み機構において、第1の折り畳み機構により
一方向が折り畳まれた一次折りシートを、前記一方向に
対して垂直な方向に折り畳むことができ、所期の両方向
の折り畳みを確実に達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るシート折り畳み装置の前段部分を
示す説明図である。
【図2】実施例に係るシート折り畳み装置の後段部分を
示す説明図である。
【図3】第1のシート折り畳み機構の一例を示す説明図
である。
【図4】一次折りシート供給機構の一例を示す説明図で
ある。
【図5】第1のシートの折り畳み機構の動作を順に示す
説明図である。
【図6】シートが一次折りシート供給機構により第2の
シート折り畳み機構に供給される状態を示す説明図であ
る。
【図7】従来の技術により設計されたシート折り畳み装
置の一例を示す説明用側面図である。
【図8】従来の技術により設計されたシート折り畳み装
置の一例を示す説明用背面図である。
【図9】第1のシート折り畳み機構により折り畳まれた
シートの一態様を示す説明用斜視図である。
【図10】第1のシート折り畳み機構により折り畳まれ
たシートの一態様を示す説明用平面図である。
【図11】図8に示す態様で折り畳まれたシートを従来
の技術による一次折りシート供給機構で搬送した場合の
動作を示す説明図である。
【符号の説明】
10 シート給送機構 11 シート
挿入口 12 第1の送りローラー 13 第2の
送りローラー 14 案内部材 20 第1の
シート折り畳み機構 21 送りローラー 22 作動ロ
ーラー群 23 一方のローラー素子 24 中央ロ
ーラー素子 25 他方のローラー素子 26 可動案
内機構 30 一次折りシート引出機構 31 ローラ
ー素子 32 ローラー素子 35 ストッ
パー 37 案内部材 40 一次折
りシート供給機構 41 搬送ローラー 41A ローラ
ー素子 41B ローラー素子 42 補助ロ
ーラー 42A ローラー素子 42B ローラ
ー素子 43 駆動軸 45 案内部
材 50 第2のシート折り畳み機構 51 送りロ
ーラー 52 作動ローラー群 53 一方の
ローラー素子 54 中央ローラー素子 55 他方の
ローラー素子 56 可動案内機構 60 シート
排出機構 61 案内部材 62 案内部
材 63 排出ローラー 64 排出ロ
ーラー S シート S1 一次折
りシートの一側縁 S2 一次折りシートの他側縁 FS 一次折
りシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 尾西 敏 東京都練馬区羽沢2丁目17番14号 株式 会社サン精機製作所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65H 45/00 - 45/30

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを一方向に伸びる折り線で折り畳
    む第1のシート折り畳み機構と、 この第1のシート折り畳み機構により得られる一次折り
    シートを、その折り線方向に対して垂直な折り線方向で
    折り畳む第2のシート折り畳み機構と、 前記第1のシート折り畳み機構より送出された、一側縁
    の厚みが他側縁の厚みより小さい一次折りシートを受け
    取り、前記第2のシート折り畳み機構に供給する一次折
    りシート供給機構とを有してなり、 前記一次折りシート供給機構は、前記一次折りシートの
    厚みの小さい一側縁側を挟圧して搬送するピンチローラ
    ーと、このピンチローラーを駆動する駆動機構と、一次
    折りシートの他側縁側の通過領域に設けた、前記一側縁
    側より挟圧力の小さい回転自在に設けられた補助ローラ
    ーとよりなることを特徴とするシート折り畳み装置。
JP1993003482U 1993-01-14 1993-01-14 シート折り畳み装置 Expired - Lifetime JP2573388Y2 (ja)

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JP1993003482U JP2573388Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 シート折り畳み装置

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JP1993003482U JP2573388Y2 (ja) 1993-01-14 1993-01-14 シート折り畳み装置

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