JPH09136752A - シート集積装置 - Google Patents

シート集積装置

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Publication number
JPH09136752A
JPH09136752A JP31732095A JP31732095A JPH09136752A JP H09136752 A JPH09136752 A JP H09136752A JP 31732095 A JP31732095 A JP 31732095A JP 31732095 A JP31732095 A JP 31732095A JP H09136752 A JPH09136752 A JP H09136752A
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JP
Japan
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sheet
ring belt
sheet stacking
belt
wall
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Application number
JP31732095A
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English (en)
Inventor
Yoshio Kinoshita
良夫 木下
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Glory Ltd
Original Assignee
Glory Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09136752A publication Critical patent/JPH09136752A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/20Belts
    • B65H2404/26Particular arrangement of belt, or belts
    • B65H2404/265Arrangement of belt forming a deformable ring, e.g. driven in the nip of a roller pair

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  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Pile Receivers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シートを引き込んで先端を揃えた状態で集積
することができ、構造簡単で、寸法や材質の異なるシー
トの処理にも対応できるようにする。 【解決手段】 誘導壁62を介し送り込まれるシートp
を固定壁56と可動受板57との間の集積位置に引き込
むよう、リングベルト65により構成した引込手段を前
後2段に設ける。また、引き込まれたシートpの先端を
当接させる位置にストッパ−64を突設する。そして、
可動受板57はシートpを固定壁56に対向する側から
リングベルト65に押圧して集積状態を保持せしめると
共に、引込量検知スイッチ71に連動してシートpの引
込量に応じ移動するものとし、引き込まれて先端がスト
ッパ64に当接し撓んだ状態で停止したシートpが、可
動受板57が移動することによってストッパ64から外
れ、先端の撓みが取れ壁部63との間に微小間隙があい
た状態で集積されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを引き込み
先端を揃えて集積するシート集積装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、シート集積装置としては、搬送通
路からローラ,ベルト,羽根車等によりシートを送り込
んで、ストッパに当て、集積するものが使用されてい
る。また、特開昭63−127975号公報に示されて
いるように、送り込まれたシートを羽根車によって引き
込むようにしたものや、実開平4−135548号公報
に示されているように、シート集積収納部(スタッカ)
内に送り込まれたシートを送込方向先端側においてロー
ラから垂下した状態で回転駆動される回転無端ベルトに
より前方に引いて整列させるようにしたものが知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ローラあるいはベルト
によりシートを送り込んでストッパに当てる方式のシー
ト集積装置では、寸法および材質が同一のシートの場合
は有効であるが、寸法あるいは材質の異なるシートが混
在する状態では調整が難しく、シートの先端揃えを確実
に行うことができなかった。また、このような方式で
は、シートに半ば強制的な力を加えて先端をストッパに
当てるので、シートの先端が皺になったりすることがあ
った。
【0004】また、羽根車を用いるものは、羽根車を配
置するスペースが大きくなり装置が大型化するという問
題があった。
【0005】また、上述のように、スタッカ内に入った
シートを送込方向先端側において回転無端ベルトにより
整列させるものも知られているが、この場合はシートを
スタッカ内に引き込む手段が別途必要で、全体の構造が
複雑になるという問題がある。
【0006】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、搬送通路から送り込まれるシートを引
き込んで確実に先端を揃えた状態で集積することがで
き、構造が簡単で、寸法や材質の異なるシートが混在し
た状態での処理にも対応することのできるシート集積装
置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のシート集積装置
は、シート送込口から送り込まれるシートを引込手段に
よりシート集積方向一端側の固定壁に沿って引き込んで
シート先端縁をシート集積収納部側方の壁部に当接せし
め、引き込まれたシートを固定壁に対向する側から押圧
してシートの集積状態を保持せしめると共にシートの引
込量に応じて固定壁から離反する方向へ移動する可動受
板を設けたものであり、その引込手段を、固定壁からシ
ート集積収納部内へ突出してシート引込方向に駆動され
るリングベルトと、シート集積収納部外に位置してリン
グベルトを自由変形自在に支持する支持手段とで構成
し、かつ、リングベルトおよびそれを支持する支持手段
をシート引込方向に複数段に設けたことを特徴とする。
このようにシートを固定壁に対向する側から可動受板に
より押圧すると共に、自由変形自在に支持し固定壁から
シート集積収納部内へ突出させた複数段のリングベルト
をシート引込方向に駆動することにより、シートは主と
して前段側のリングベルトにより無理なく引き込まれ、
先端側のリングベルトにより撓みが抑制され、先端縁が
シート集積収納部側方の壁部に当接して揃った状態で集
積される。これらリングベルトによるシートの引き込み
と先端揃えは、リングベルトの弾性力と柔軟性による適
度の強制力によって行われるものであって、確実な引き
込みと先端揃えが可能であり、シート集積収納部側方の
壁部に当たったシートの先端が過度な力によって皺にな
るようなこともない。また、このリングベルトを利用し
た機構は、特別な部品を使用するものでなく、構造が簡
単である。
【0008】ここで、リングベルトおよびそれを支持す
る支持手段は、シート送込口側を前段としシート先端縁
を当接せしめるシート集積収納部側方側を後段として複
数段に設けることができる。そして、その場合に、前段
のリングベルトは、シートを確実に引き込めるようシー
ト引込幅方向に複数配列とするのがよい。また、後段の
リングベルトは、主としてシートの先端側を押さえて撓
みを防止するものであるため、シート引込幅方向に単数
配列でよく、それも、シート引込幅方向の位置は幅寸法
の異なるシートが混在した状態に対応できるよう設定す
るのがよい。
【0009】また、可動受板に対向してシート集積収納
部のシート集積方向一端を形成する固定壁には、シート
送込口から送り込まれたシートを先に送り込まれシート
集積収納部内に保持された集積状態のシートに対して交
差する方向に誘導する誘導壁を連設し、送り込まれるシ
ートを先に送り込まれたシートの後端に衝突しないよう
その集積状態のシートの後端縁より引込方向前方の位置
から固定壁との間に導くようにするのがよい。
【0010】また、送り込まれたシートを確実に引き込
むためには、シート送込口上流の送込手段の下流端から
引込手段の上流端までの距離を最小長シートの長さより
小さい寸法に設定するのがよい。
【0011】また、引込手段の上流端からシート先端を
当接させるシート集積収納部側方の壁部までの距離は、
最小長シートの長さより小さい寸法に設定するのがよ
く、そうすることによりシートを常に安定した姿勢でシ
ート集積収納部側方の壁部に当接させることができ、シ
ートの先端揃えの確実性を高められる。
【0012】リングベルトを支持する支持手段は、リン
グベルトの内側に配置された駆動用回転体(例えばプー
リ)と、駆動用回転体に向けてリングベルトを押圧する
と共にリングベルトの押圧された部位以外の部位を自由
変形可能な状態でシート集積収納部内へ突出せしめるよ
う駆動用回転体に対し引込方向の前後の位置に配置され
た一対の挟持用回転体とで構成することができる。ま
た、その場合、一対の挟持用回転体は、引き込まれたシ
ートに対しリングベルトが自由変形して引込方向上流側
へ逃げるよう、固定壁に対し引込方向上流側の挟持用回
転体が遠く下流側の挟持用回転体が近い傾斜配置とする
のがよい。
【0013】また、引き込まれたシートを当接させるシ
ート集積収納部側方の壁部は、引込時にシート先端縁が
当接する位置にストッパーを突設させたものとするのが
よく、そうすることにより、引き込まれたシートはスト
ッパーに当たって先端縁が若干外側に撓んだ状態とな
り、その後、後続のシートが引き込まれ可動受板が後退
移動すると、ストッパーから外れ、先端の撓み部分が伸
びた状態となって、集積状態のシートと先端が揃う。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態を示す装置のシ
ート繰出部の上面図、図2は同正面図であり、図3はシ
ート幅寄せ部の上面図、図4は同側面図であり、図5は
シートスタック部の上面図であり、図6は同背面図であ
る。また、図7はこのチェック装置の全体構造を示す。
図7において、aはホッパー部、bはシート繰出部、c
はシート幅寄せ部、dは光学文字読取り(OCR)部、
eは印字部、fはシートスタック部である。
【0016】まず、ホッパー部aおよび繰出部bについ
て説明する。
【0017】ホッパー部aは、図1および図2に示すに
ように、後部から集積シートを押圧する押さえ面1aと
集積シートを上面に載置する載置面1bを有し台板2上
の支持ピン3との間にスプリング4が張設されてシート
pを立位集積状態で収納しスプリング4のばね付勢力に
よって前面固定壁5に向け押圧保持可能な可動受台6
と、集積シートの両端縁を規制する左右の側板6A,6
Bと、前記前面固定壁5とからなり、そのホッパー部a
の前端部一側方で右側板6Bの前端部にはシート集積方
向と略直交する方向へ向けてシート送出口7が設けられ
ている。
【0018】シート繰出部bは、ホッパー部aの前面固
定壁5の上部外方で該前面固定壁5と平行に並ぶ位置
に、ホッパー部aの前端の送出方向略中間点位置より後
述のシート搬送通路へ向けシート集積方向と略直交する
方向に一列に6個一組のローラ11,12,13,1
4,15,16が配設され、これらローラ11〜16と
後述のシート搬送通路40入口の転向位置に配設された
送りローラ17とシート搬送通路40上流部の搬送用タ
イミングローラ18とに巻き掛け状態で繰出ベルト19
が張設されてなる。
【0019】繰出ベルト19を張設した上記一組のロー
ラ11〜16は、ホッパー部aの略中間点側端部のロー
ラ11と、ホッパー部a内でシート送出口7近傍に位置
するローラ13と、後述のシート送出通路21側端部の
ローラ16とが、外面に歯面を有するタイミングローラ
で、その他のローラ12,14,15は丸ローラであ
る。
【0020】繰出ベルト19は、上記搬送用タイミング
ローラ18が回転することにより駆動され、6個のロー
ラ11〜16に当接する範囲で固定壁5およびその延長
上の外ガイド板20のスリットからホッパー部a内およ
びシート送出通路21内の幅方向(上下方向)略中央域
に突出する状態で繰出方向に回転駆動される。繰出ベル
ト19はホッパー部aに集積された最前方のシートpの
シート面に当接して一方向に回転することによりシート
pをシート送出口7から送り出し、シート送出通路21
を経てシート搬送通路40に繰り出すものである。
【0021】また、ホッパー部aのシート送出口7直下
流には、シート送出通路21を挟んで外側にゲート板2
2が配置され、内側には繰出方向とは逆向きに回転する
ゲートローラ(逆転ローラ)23が配置され、これらゲ
ート板22とゲートローラ23の対向配置によってゲー
ト部24が構成されている。ゲート部24は、シート送
出通路21に送り出されるシートpを2枚重ねまでに制
限し3枚重ねでは入らないようゲート間隙を調整する。
【0022】シート送出通路21は、上記外ガイド板2
0と、それに対向して平行配置された内ガイド板25
と、このシート送出通路21の底面をホッパー部aの可
動受台6の載置面1bと面一もしくはわずかに下方に位
置する面に規制する底面部材26とで構成され、シート
送出口7からシート搬送通路40入口(後述のテンショ
ンローラ37近傍位置)迄の通路域にわたって形成され
ている。
【0023】そして、シート送出通路21には、ゲート
部24よりも繰出方向下流側の位置に、繰出ベルト19
より遅い速度で回転することにより2枚重ねで送り出さ
れたシートpを分離し、一枚ずつ繰り出させるようにす
るためのシート分離ベルト27が配設されている。この
シート分離ベルト27は、上記内ガイド板25の内方で
該内ガイド板25と平行に並ぶ位置に配置された一対の
タイミングローラ28,29に巻掛けたものであって、
上記繰出ベルト19と対向する高さに張設され、内ガイ
ド板25のスリットから送出通路21内の幅方向(上下
方向)略中央域に突出して繰出ベルト19と接する状態
で繰出方向に回転駆動される。また、上記一対のタイミ
ングローラ28,29は、シート搬送通路40入口側端
部から数えて3番目の繰出ベルト19用ローラ14と同
2番目のローラ15との中間位置と、同2番目のローラ
15と最端部のローラ16との中間位置にそれぞれ配置
されている。そして、シート送出方向上流側のタイミン
グローラ28が駆動回転されることにより、シート分離
ベルト27は2枚重ねで送り出されたシートpを繰出ベ
ルト19との間に挟持して上述のように繰出ベルト19
より遅い速度で回転し、シート分離ベルト27に当接す
る方のシートpを遅らせて、速度差により繰出ベルト1
9に当接する方のシートpを分離させ、先にシート搬送
通路40に繰り出させる。そして、このように一方のシ
ートpが先に繰り出された後、残ったシートpが繰出ベ
ルト19に当接し引き続いて繰り出される。その際、両
ベルト19,27の回転速度を所定の関係に設定される
ことにより、シートpを重ならずに一枚ずつ繰り出すこ
とが可能である。
【0024】シート繰出部bには、また、繰出ベルト1
9と平行に補助繰出ベルト30が設けられている。この
補助繰出ベルト30は、シートpの送り出しに際し繰出
ベルト19を補助するため、ホッパー部aの前面固定壁
5の下部外方の該前面固定壁5と平行に並ぶ位置に、ホ
ッパー部aの前端の送出方向略中間点位置よりシート送
出口7直前の位置に亙って設けられたもので、ホッパー
部aの前端に位置する繰出ベルト19用の3個のローラ
11,12,13とそれぞれ同軸に補助繰出ベルト30
用として設けられた3個ローラ31,32,33に巻き
掛け状態で張設されている。これら補助繰出ベルト30
を張設した3個のローラ31〜33は、両端のローラ3
1,33がタイミングローラで、真ん中のローラ32は
丸ローラである。そして、補助繰出ベルト30は、やは
り前面固定壁5のスリットからホッパー部a内に突出
し、シートpの紙面に当接して繰出方向に回転駆動され
る。
【0025】図2において34はガイドレールであり、
35はローラである。ガイドレール34は台板2上に固
定され、ローラ35は、ガイドレール34を挟んでホッ
パー部aの可動受台6の下面から垂下する左右のローラ
軸36に支持されている。可動受台6はスプリング4の
ばね付勢力によって移動し、その際、左右のローラ35
がガイドレール34に沿って転動する。
【0026】また、図1および図2において37はテン
ションローラであり、38は搬送用押圧ローラである。
シート繰出部aにおける繰出ベルト19とシート分離ベ
ルト27の部分の詳細構造,タイミングプーリの詳細構
造およびゲート部24の詳細構造については後述する。
【0027】次に、シート幅寄せ部cについて説明す
る。
【0028】シート幅寄せ部cは、図3および図4に示
すように、シート搬送通路40内にシート厚み方向すな
わちシート搬送方向に垂直な水平方向の両側から突出し
てシートpを挟持搬送可能なよう一対のリングベルト
(タイミングベルト)42を配置し、これら一対のリン
グベルト42をシート搬送通路40の底面41に向けて
傾斜した状態でシート厚み方向およびシート搬送方向に
自由変形自在に支持してなる幅寄せ機構を備え、上記リ
ングベルト42の弾性力と柔軟性による適度の強制力に
よってシートpを基準面であるシート搬送通路40の底
面41に向けて斜め下方に移動させつつ搬送することに
より幅寄せ(側縁揃え)を行うようにしたものである。
【0029】シート搬送通路40は、上記シート繰出部
bのシート送出通路21を後方へ90度転向させ延設し
たものであって、やはり外ガイド20と内ガイド25と
底面部材26とで構成されている。そして、リングベル
ト42を支持する手段として、シート搬送通路40の底
面(基準面)41に対し所定の角度をなして搬送方向前
方に下降傾斜する姿勢で各リングベルト42の内側にタ
イミングプーリ43が配置され、これらタイミングプー
リ43に向けてリングベルト42を押圧すると共に、リ
ングベルト42の押圧された部位以外の部位を自由変形
可能な状態でシート搬送通路40内へ突出せしめるよ
う、各タイミングプーリ43の搬送方向前後の位置にタ
イミングプーリ43と同じ傾斜姿勢で一対のベアリング
ローラ44が配設されている。リングベルト42は内面
に歯面を有するものであって、その歯面がタイミングプ
ーリ43の歯面に噛み合い、タイミングプーリ43が駆
動回転されることによって回転する。
【0030】図3および図4において45は上記タイミ
ングプーリ43およびベアリングローラ44の支持軸を
保持するブラケットである。また、46は搬送用タイミ
ングローラ、47は搬送用押圧ローラである。これら搬
送用タイミングローラ46と搬送用押圧ローラ47は、
上記一対のリングベルト42が突出する領域の下流側に
あって搬送手段を構成し、上流側の搬送用タイミングロ
ーラ18と搬送用押圧ローラ38からなる搬送手段との
間のシート搬送通路40方向の長さ(シート搬送方向長
さ)は、リングベルト42,42がシートpを両端フリ
ーの状態でスムーズに変位させ幅寄せできるよう、最大
長シートの搬送方向長さ(長手方向寸法)より大なる寸
法に設定する。また、リングベルト42,42の接触部
位と搬送用タイミングローラ18対搬送用押圧ローラ3
8の接触部位の間の長さ、かつまた、リングベルト4
2,42の接触部位と搬送用タイミングローラ46対搬
送用押圧ローラ47の接触部位の間の長さは、各々最小
長シートの搬送方向長さ(長手方向寸法)より小なる寸
法に設定してある。
【0031】リングベルト42およびその支持機構の詳
細構造および幅寄せ部cの動作については後述する。
【0032】次に、シートスタック部(シート集積装
置)fについて説明する。
【0033】シートスタック部fは、図5および図6に
示すように、モータ50の駆動軸51に固定されたロー
ラ52によってガイドレール53を介し前後方向に可動
とされた受台54を有するスタッカ(シート集積収納
部)55を備えている。受台54の前端縁は、シートp
が送り込まれる位置に設けられた固定壁56との間にシ
ートpを集積保持する可動受板57を構成している。ま
た、受台54の前端縁から後面側(図5紙面上の下側)
に延びる水平面は集積シートの下端縁が立位姿勢で載る
集積シート載置板57Aを構成している。シートpはシ
ートスタック部fの後部側方のシート送込口58から送
り込まれる。
【0034】シート送込口58はシート搬送通路40の
下流端に位置し、前後方向に取り回されてきたシート搬
送通路40はこのシート送込口58の位置で円弧状に9
0度内側へ方向転換し、その転回位置にウレタン羽根5
9を備えた送込用の羽根車60が配設されている。羽根
車60は、シート搬送通路40の外ガイド板20に移動
中のウレタン羽根59が接触することにより、シートを
外ガイド板20に押し当てシート送込口58からシート
を送り込む。
【0035】固定壁56は、シート送込口58と反対側
のシートスタック部f側端位置から受台54の幅方向中
央を若干越えた位置まで直線的にシートスタック部fの
幅方向に延びている。また、シート送込口58は固定壁
56より後方(図5紙面上の下側)へずれた位置にあ
り、このシート送込口58からはシート搬送通路40の
内ガイド板25を延長する形で固定壁56と平行に受台
54の幅方向三分の一より若干手前まで入った位置まで
延びるガイド板61が設けられている。また、送り込ま
れるシートpを斜め前方に誘導するようガイド板61の
内端から固定壁56の内端へ向けて誘導壁62が延設さ
れている。これらガイド板61,誘導壁62および固定
壁56は構造上一体である。
【0036】固定壁56の一端が位置するシートスタッ
ク部f側端の壁部63には、固定壁56に沿ってシート
pを引き込んだ時にシート先端縁が当接する位置にスト
ッパー64が突設されている。羽根車60により送り込
まれたシートpは、後述の引込手段により固定壁56に
沿って引き込まれた時に先端縁がこのストッパ−64に
当接し、その後、後続のシートpが引き込まれ可動受板
57が後退移動すると、ストッパー64から外れて、先
端の撓みが伸び、前方の壁部63との間に微小隙間を残
す形で集積される。可動受板57は引き込まれたシート
pを固定壁56から突出する後述のリングベルト65と
の間で押圧して集積状態を保持せしめると共に、後述の
引込量検知スイッチに連動してシートpの引込量に応じ
固定壁56から離反する方向へ移動するものである。上
記スタッカ55は、受台54に形成される可動受板57
及び集積シート載置板57A,ガイド板61,誘導壁6
2,固定壁56,壁部63,ストッパー64,壁部63
に対向する壁部63A(外ガイド板20と一体形成)に
て構成される。
【0037】引込手段は、固定壁56からスタッカ55
内へ突出して引込方向に駆動されるリングベルト65か
らなるもので、シート引込方向に前後2段に設けられて
いる。そのうち、前段のリングベルト65は、上下(シ
ート幅方向)に二つ平行配置されている。また、後段の
リングベルト65は、前段下側のリングベルト65と並
ぶ位置に一つ配置されている。それらリングベルト65
は、スタッカ55外から自由変形自在に支持されたもの
である。その支持手段は、リングベルト65の内側に配
置されたタイミングプーリ(駆動用回転体)66と、タ
イミングプーリ66に向けてリングベルト65を押圧す
ると共にリングベルト65の押圧された部位以外の部位
を自由変形可能な状態でスタッカ55内へ突出せしめる
ようタイミングプーリ65に対し引込方向の前後の位置
に配置された一対のベアリングローラ(挟持用回転体)
67とで構成されている。また、それら一対のベアリン
グローラ67は、引き込まれたシートpに対しリングベ
ルト65が自由変形して引込方向上流側へ逃げやすくす
るよう、固定壁56に対し引込方向上流側のベアリング
ローラ67が遠く下流側のベアリングローラ67が近い
形の傾斜した配置とされている。
【0038】上記誘導壁62は、シート送込口58から
送り込まれたシートpを先に送り込まれスタッカ55内
に保持されたシートpのシート面に対して交差する方向
に誘導し、先に送り込まれたシートpの後端に衝突しな
いようその後端縁より引込方向前方の位置から固定壁5
6との間に導くようにするものであり、そのため、シー
ト送込口58の羽根車60の蹴りだし位置(送込手段の
下流端)から前段側リングベルト65の引込位置(引込
手段の上流端)までの距離(後述の図16における
1)が、最小長シートの長さより小さい寸法に設定さ
れる。また、シートpを常に安定した姿勢でストッパ6
4に当接させる位置まで引き込めるようにするため、引
込手段の上流端である前段側リングベルト65の引込位
置からストッパ64までの距離(後述の図16における
2)が最小長シートの長さより小さい寸法に設定され
る。
【0039】前段および後段のリングベルト65を駆動
する一対のタイミングプーリ66は、ベルト68を介し
て羽根車60に連結され、羽根車60と共に回転駆動さ
れる。図6において69は上記ベルト68を張設する駆
動側のプーリであり、70は被駆動側の各プーリであ
る。
【0040】また、図5および図6において71は引込
量検知スイッチである。また、72はスイッチレバーで
あり、73はその揺動支点である。スイッチレバー72
は固定壁56のスリット74からスタッカ55内へ突出
する。
【0041】引込量検知スイッチ71は前段側リングベ
ルト65の近傍に設けられ、引き込まれたシートpの面
に当接してシートpの引込量に応じスイッチレバー72
が所定量揺動した時にオン作動する。そして、引込量検
知スイッチ71がオン作動すると、モータ50が作動
し、受台54が前方(図5紙面上の上側)へ一定量進め
られる。また、図5において75は受台54の最大移動
位置を検知し、それによってスタッカ55内に収納され
るシートの集積量の満杯状態を検知してストップ信号を
発するストップ位置検知スイッチである。受台54がシ
ート集積量の満杯状態に対応する最大移動位置まで移動
したことがこのストップ位置検知スイッチ75によって
検知されると、チェック装置は全ての動作を停止する。
【0042】図7において、76,77および78は搬
送ローラ手段である。シートpは大きさおよび厚みの異
なるものが混在し、また、先端揃えがなされないままで
束にしてチェック装置前面側(図7紙面上の下側が前
面、上側が後面)のホッパー部aに投入され、チェック
装置前面に沿うシート繰出部bを経てチェック装置の背
部方向に向けて設けられたシート搬送通路40に繰り出
される。そして、シート搬送通路40に繰り出されたシ
ートpはシート幅寄せ部cで幅寄せされ、OCR部dで
読み取られ、小切手等は印字部eで所定事項が印字さ
れ、搬送ローラ手段76,77,78によりチェック装
置の前面側へ向けて方向変換されシートスタック部fへ
送られて集積収納される。
【0043】図8はシート繰出部bおよびシート幅寄せ
部cの駆動系統図(a)およびシート幅寄せ部駆動系の
側面図である。シート繰出部bおよびシート幅寄せ部c
の駆動のため一個のモータ80が設けられている。そし
て、該モータ80の駆動軸81とシート搬送通路40の
入口の搬送用タイミングローラ18の軸とがベルト82
によって伝動連結され、さらに、搬送用タイミングロー
ラ18の軸にベルト83を介して減速プーリ84が伝動
連結され、この減速プーリ84にベルト85を介してゲ
ートローラ23の軸が伝動連結され、また、ゲートロー
ラ23の軸から分離ベルト27を駆動するタイミングロ
ーラ28の軸に回転が逆転増速して伝達されるよう歯車
による駆動系が構成されている。また、上記搬送用タイ
ミングローラ18の軸は、丸ベルト86を介して幅寄せ
部cのタイミングプーリ43の軸43sと伝動連結され
ている。図8において87は、搬送用タイミングローラ
18の軸と傾斜したタイミングプーリ43の軸43sと
の間にあって丸ベルト86を曲折ガイドするガイドロー
ラである。なお、図8では一方しか示されていないが、
シート幅寄せ部cの他方のタイミングプーリ43もまた
同様の機構によって搬送用タイミングローラ18に伝動
連結されている。また、上記搬送用タイミングローラ1
8にはシート幅寄せ部cの下流側の搬送用タイミングロ
ーラ46がベルト88により伝動連結されている。
【0044】繰出ベルト19および補助繰出ベルト30
の周速(v1)はシート幅寄せ部cの上流側搬送手段を
構成する上記搬送用タイミングローラ18の周速
(v1)と同じである。また、リングベルト42駆動用
のタイミングプーリ43の周速もタイミングローラ18
の周速と同速であり、リングベルト42の移動速度もタ
イミングローラ18の周速と同速である。また、シート
分離ベルト27は繰出ベルト19との対向面が繰出方向
に走行するもので、その周速(v2)は、繰出ベルト1
9の周速(v1)より小さく、それらの周速比は例えば
1:v2=9:1である。ゲートローラ23は繰出方向
とは逆向きに回転し、その周速(v3)は分離ベルト2
7の周速(v2)より小さい。また、シート幅寄せ部c
の下流側搬送手段(搬送用タイミングローラ46)の周
速(v4)は上流側搬送手段(搬送用タイミングローラ
18)の周速(v1)より大きい。また、シート搬送通
路40の途中の搬送ローラ手段76,77,78の周速
(v5)は、シート幅寄せ部cの下流側搬送手段の周速
(v4)より大きく、羽根車60の周速(v6)(羽根車
60のウレタン羽根59の外ガイド板20との接触部位
の周速)はさらに大きくされる。また、リングベルト6
5駆動用のタイミングプーリ66の周速も羽根車60の
周速(v6)と同速であり、リングベルト65の移動速
度もこの周速(v6)と同速である。これら各部の周速
比の一例を次に示す。 v1:v2:v3:v4:v5:v6=9:1:0.5:12
〜13:18:20
【0045】ゲート部24の詳細構造は図9に示すとお
りであって、ゲート板22は板バネ材にて形成され、そ
の基端部がホッパー部a前面の固定壁5の外面部分に取
り付けられ、先端部が固定壁5端部のスリット90から
シート送出口7内に突出してシート繰出部bの側の外ガ
イド板20の内側に沿って延設され、ゲート間隙(G)
を拡大する方向にバネ力が働く状態でセットされてい
る。そして、外ガイド板20のネジ穴91を通してゲー
ト板22の先端部に対しゲート間隙(G)の拡大を抑え
る方向に当接するよう調整ネジ92が設けられている。
また、調整ネジ92と外ガイド板20の間に緩み止め用
のバネ93が装着されている。ゲート間隙(G)は、例
えばシートの厚みが0.07mmから0.15mm迄のも
のを混合して繰り出す場合、0.18mm程度に調整さ
れる。それにより、ゲート間隙(G)は、最大厚みシー
トは一枚通過が可能で、最小厚みシートは二枚通過を許
容する間隙となる。
【0046】それ故、上記ゲート部24においてシート
pは重なって同時に送り出されるシート量が2枚に制限
される。そして、2枚重ねで送り出されたシートpは図
10に示すように繰出ベルト19と分離ベルト27に挟
持されて送られ、その送りの途中で繰出ベルト19とシ
ート分離ベルト27の速度差によって分離され、上述の
ように1枚ずつ繰り出される。シートpはこのように2
本のベルト19,27により挟持されるので、シートp
の厚みの変化は吸収され、確実な送りが可能である。ま
た、ホッパー部aにおいてシートp先端に不揃いがあっ
ても、繰出ベルト19とシート分離ベルト27の速度差
を適正に設定することによって順序通りの1枚送りが可
能である。
【0047】シート繰出部bのタイミングローラの一つ
であるシート送出通路21側端部のローラ16は、図1
1に示すように、ローラ軸16aと、上下の鍔部16b
と、ベルト19と噛み合うローレット部16cとからな
っている。繰出部bの他のタイミングローラもこれと同
じ構造である。
【0048】図12は、シート幅寄せ部cのリングベル
ト42とその支持機構の詳細構造を示す側面図(a)お
よび上面図(b)である。タイミングプーリ43は、上
下の鍔部43aと、リングベルト42と噛み合うローレ
ット部43bとからなっている。ベアリングローラ44
は丸ローラである。なお、図12の(b)ではタイミン
グプーリ43の鍔部43aの一方(上側)を省略してい
る。
【0049】図13は、シート幅寄せ部cのリングベル
ト42とその支持機構の他の例を示す側面図(a)およ
び上面図(b)である。この例では、タイミングプーリ
43に鍔部はなく、ベアリングローラ44に、リングベ
ルト42の上下を規制する上下の鍔部44aとそれらの
間の丸ローラ部44bを形成したものとしている。リン
グベルト42の支持機構はこの図13に示すような構成
のものとしてもよい。また、図14は上記支持機構のさ
らに他の例を示している。この例は、タイミングプーリ
43を2個並併して、それに内面および外面に歯面を有
するタイミングベルト94を張設し、そのタイミングベ
ルト94の外面の歯面にリングベルト42の内面の歯面
を噛み合わせている。ベアリングローラ44の構成は図
13のものと同様である。なお、シートスタック部fの
リングベルト65とその支持構造の詳細構造は図12と
全く同じであり、図12の42を65に、44を67に
読みかえたものに相当する。また、他の例の図13,図
14についても同様である。
【0050】次に、各部の動作を説明する。
【0051】図15(a)および(b)はシート幅寄せ
部cの動作を示している。シート搬送通路40に繰り出
されるシートpの下縁が最初から底面41に平行状態で
接している場合、シートpは上流側搬送手段のタイミン
グローラ18にかけられる繰出ベルト19により送ら
れ、そのままの姿勢で斜行搬送手段のリングベルト4
3,43にくわえ込まれて下流側へ送られ図15(a)
のp1の位置からp2の位置に移動する。そして、下流側
搬送手段のタイミングローラ46により後方へ搬送され
る。このとき、リングベルト43はシートpの送り方向
に少し姿勢変形しシートpの送り方向に追従しながら搬
送駆動する。
【0052】図15(a)には搬送方向に長さ及び幅の
両方の寸法の大きい長寸シートpが底面41から上方へ
浮いた状態(p3の位置)で繰り出された場合のシート
pの動きをp3〜p5で示している。この場合は、底面4
1から浮いた状態のシートpの先端がリングベルト4
3,43にくわえ込まれてリングベルト43,43に従
う傾斜方向に向けられ、次いで、底面41に接触する
と、リングベルト43,43は多少姿勢変形しながらシ
ートpの後縁部を底面41に沿わせる(p4の位置)。
この動作中、底面41に接触するシートの腰の強さがリ
ングベルト43の搬送方向保持力より勝るため、リング
ベルト43が多少姿勢変形してシートの搬送方向に追従
する。そして、シートpの下縁が底面41に沿った平行
状態になると、シートpがその姿勢のままリングベルト
43,43で挟持搬送されて(p5の位置)、タイミン
グローラ46に送り込まれる。シートpの長さ寸法が大
きくても搬送動作は同じであり、シートpは上流側の搬
送用タイミングローラ18にかけられる繰出ベルト19
と下流側のタイミングローラ46との間でp5で示すよ
うに両端フリーの状態となるため、スムーズに搬送され
る。
【0053】また、図15(b)にp6で示すように搬
送方向長さ及び幅の両方の寸法の小なるシートpがシー
ト搬送通路40の底面41から離れた状態で繰り出され
た場合、前述の図15(a)のp3〜p5と同様、シート
pは斜行搬送手段のリングベルト43,43により斜め
下方に搬送力を受けることにより、まずp7で示すよう
に前傾し、さらに斜め下方に搬送力を受けることにより
8のように前端部下縁が底面41に当接し、さらに進
んでp9のように完全に幅寄せされた状態となる。な
お、シートpの前端がリングベルト43,43で挟持さ
れるとき、その後端は繰出ベルト19と押圧ローラ38
で挟持されているが、斜行状態のシートpはその段階か
らリングベルト43,43により底面41への幅寄せ行
われる。
【0054】図16はシートスタック部fの動作を示し
ている。シートスタック部fでは羽根車60によって送
り込まれたシートpが誘導壁62に沿ってpA,pBで示
すように斜め前方へ誘導される。そして、pCで示す位
置でシートpの先端が引込手段前段側のリングベルト6
5に引き込まれ、後端が外れるとpDで示すようにシー
トpは可動受板57に沿った姿勢となる。この時、シー
トpは例えば先端がSAの位置で、後端がSBの位置に
ある。そして、シートpは前段側のリングベルト65で
引き込まれ、さらに後段側のリングベルト65に引き込
まれることにより、pD’で示すように先端がストッパ
64に当接し若干外方に撓んだ状態で停止する。この状
態でシートpの先端位置はSA’であり、後端位置は例
えばSB’である。
【0055】こうしてシートpが引き込まれ、そのシー
ト厚みが所定量に達すると、スイッチレバー72が押さ
れ、引込量スイッチ71がオン作動して、受台54が前
方へ一定量進められ可動受板47が前進することによ
り、シートpは先端縁がストッパ64から外れ、pD
で示すようにスタック部f側端の壁部63に直接対峙す
る集積位置に移動する。この時、シート先端は撓みが取
れ、スタック部f側端の上記壁部63との間に微小間隙
があいた状態となる。なお、最小長さシートの場合で
も、先端がストッパ64に当接したとき、その後端は誘
導壁62の引込方向末端より左方位置(例えばシートp
の後端SB’の位置)にあり、誘導壁62に沿って送り
込まれるシートの先端は既に送り込まれているシートの
シート面と接触することになり、送り込もうとするシー
トの先端が既に送り込まれたシートの後端に衝突してス
タックできないといった障害が生ずることはない。
【0056】上記の例は上記図16が上面図である配置
になったものであるが、本発明はこれに限定されるもの
ではなく、固定壁を上下方向の底部とし可動受板を上部
とする配置とか、固定壁を上部とし可動受板を底部とす
る配置でもよい。
【0057】また、上記の例ではストッパーはシート集
積収納部の側方の側壁部とは別の部材を側壁部から突出
させた状態で設けているが、側壁部の一部を膨出状態に
形成してもよい。また、上記側壁部をなくし、ストッパ
ーのみを設けてたものであってもよい。シート先端がス
トッパーに当接した後は、シートは先端が撓んだ状態で
あるにしても後続部分のシート引込方向位置は決まって
おり、シート先端がストッパーを外れた後シート先端を
拘束するものがなくても差し支えない。したがって、上
記側壁部は必ずしも必要でない。
【0058】また、上記の例はシートとして外国小切
手,手形,紙幣を対象とする例であったが、これに限定
されるものではない。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、リングベルトの弾力性
と柔軟性による適度の強制力によってシート集積装置に
おけるシートの先端揃えを確実に行うことができ、寸法
や材質の異なるシートが混在した状態での処理にも対応
できる。また、特別な部品を使用しないため構造が簡単
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート繰出部の上面図である。
【図2】シート繰出部の正面図である。
【図3】シート幅寄せ部の上面図である。
【図4】シート幅寄せ部の側面図である。
【図5】シートスタック部の上面図である。
【図6】シートスタック部の背面図である。
【図7】チェック装置の全体上面図である。
【図8】シート繰出部およびシート幅寄せ部の駆動系統
図(a)およびシート幅寄せ部駆動系の側面図(b)で
ある。
【図9】シート繰出部におけるゲート部の詳細構造を示
す水平断面図である。
【図10】シート繰出部における繰出ベルトおよび分離
ベルトの部分の上面図である。
【図11】シート繰出部におけるタイミングプーリの部
分の正面図である。
【図12】シート幅寄せ部におけるリングベルトとその
支持機構の詳細構造を示す側面図(a)および上面図
(b)である。
【図13】シート幅寄せ部におけるリングベルトとその
支持機構の他の例を示す側面図(a)および上面図
(b)である。
【図14】シート幅寄せ部におけるリングベルトとその
支持機構のさらに他の例を示す上面図である。
【図15】シート幅寄せ部の動作図(a),(b)であ
る。
【図16】シートスタック部の動作図である。
【符号の説明】
40 シート搬送通路 50 モータ 55 スタッカ(シート集積収納部) 56 固定壁 57 可動受板 58 シート送込口 60 羽根車 62 誘導壁 63 壁部 64 ストッパー 65 リングベルト 66 タイミングプーリ(駆動用回転体) 67 ベアリングローラ(挟持用回転体) 71 引込量検知スイッチ 72 スイッチレバー f シートスタック部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート送込口から送り込まれるシートを
    シート集積方向一端側の固定壁に沿って引き込みシート
    先端縁をシート集積収納部側方の壁部に当接せしめる引
    込手段と、引き込まれたシートを前記固定壁に対向する
    側から押圧してシートの集積状態を保持せしめると共に
    シートの引込量に応じて前記固定壁から離反する方向へ
    移動する可動受板を有するシート集積装置において、 前記引込手段を、前記固定壁からシート集積収納部内へ
    突出してシート引込方向に駆動されるリングベルトと、
    シート集積収納部外に位置して前記リングベルトを自由
    変形自在に支持する支持手段とで構成し、かつ、前記リ
    ングベルトおよび該リングベルトを支持する支持手段を
    シート引込方向に複数段に設けたことを特徴とするシー
    ト集積装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート集積装置におい
    て、前記リングベルトおよび該リングベルトを支持する
    支持手段をシート送込口側を前段としシート先端縁を当
    接せしめるシート集積収納部側方側を後段として複数段
    に設け、前段のリングベルトはシート引込幅方向に複数
    配列とし、後段のリングベルトはシート引込幅方向には
    単数配列としたことを特徴とするシート集積装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のシート集積装置におい
    て、前記固定壁には前記シート送込口から送り込まれた
    シートを前記シート集積収納部内に保持された集積状態
    のシートに対し交差する方向に誘導する誘導壁を連設
    し、送り込まれるシートを前記誘導壁により前記集積状
    態のシートの後端縁より引込方向前方の位置から該集積
    状態のシートと前記固定壁との間に導いて前記引込手段
    により前記壁部に向け引き込むようにしたことを特徴と
    するシート集積装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシート集積装置におい
    て、前記シート送込口上流の送込手段の下流端から前記
    引込手段の上流端までの距離が最小長シートの長さより
    小さい寸法に設定されてなるシート集積装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のシート集積装置におい
    て、前記引込手段の上流端から前記シート集積収納部側
    方の前記壁部までの距離が最小長シートの長さより小さ
    い寸法に設定されてなるシート集積装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のシート集積装置におい
    て、前記引込手段のリングベルトを支持する支持手段
    は、前記リングベルトの内側に配置された駆動用回転体
    と、この駆動用回転体に向けて前記リングベルトを押圧
    すると共に該リングベルトの押圧された部位以外の部位
    を自由変形可能な状態で前記シート集積収納部内へ突出
    せしめるよう前記駆動用回転体に対し引込方向の前後の
    位置に配置された一対の挟持用回転体とからなるシート
    集積装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のシート集積装置におい
    て、前記一対の挟持用回転体は、引き込まれたシートに
    対し前記リングベルトが自由変形して引込方向上流側へ
    逃げるよう、前記固定壁に対し引込方向上流側の挟持用
    回転体が遠く下流側の挟持用回転体が近い傾斜配置とし
    てなるシート集積装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のシート集積装置におい
    て、前記シート集積収納部側方の壁部は、引込時にシー
    ト先端縁が当接する位置にストッパーを突設させてなる
    シート集積装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7350993B2 (en) 2003-11-14 2008-04-01 Seiko Epson Corporation Paper storage apparatus, and a paper processing apparatus having a paper storage apparatus
US7540678B2 (en) 2003-11-14 2009-06-02 Seiko Epson Corporation Paper storage apparatus, and a paper processing apparatus having a paper storage apparatus
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