JPH09136742A - シート搬送装置 - Google Patents

シート搬送装置

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JPH09136742A
JPH09136742A JP31732295A JP31732295A JPH09136742A JP H09136742 A JPH09136742 A JP H09136742A JP 31732295 A JP31732295 A JP 31732295A JP 31732295 A JP31732295 A JP 31732295A JP H09136742 A JPH09136742 A JP H09136742A
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JP
Japan
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sheet
conveying
belt
ring
roller
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JP31732295A
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Inventor
Yoshio Kinoshita
良夫 木下
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Glory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送中のシートの側縁揃えを確実に行えるよ
うにすると共に、その側縁揃えのための構造を簡単なも
のとし、また、制御を不要とする。 【解決手段】 一対のリングベルト42をシート搬送通
路40の底面41に向けて傾斜した状態で紙幣厚み方向
および搬送方向に自由変形自在に支持し、リングベルト
42の弾性力と柔軟性による適度の強制力によってシー
トを基準面(シート搬送通路40の底面41)に向けて
斜め下方に移動させつつ搬送し幅寄せを行う。リングベ
ルト42の支持構造は、各リングベルト42の内側に配
置した傾斜姿勢のタイミングプーリ43と、タイミング
プーリ43に向けてリングベルト42を押圧すると共に
リングベルト42の押圧された部位以外の部位を自由変
形可能な状態でシート搬送通路40内へ突出せしめる傾
斜姿勢の一対のベアリングローラ44とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搬送中にシートの
側縁揃えを行うシート搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シート搬送装置において搬送中の
シートの側縁揃え(片寄せ、幅寄せ、整位ともいう)を
行う手段としては、搬送路中に片寄せローラを設け、シ
ートの搬送を一時停止させ搬送ローラと片寄せローラを
入れ替えてシートの片寄せを行い、再度入れ替えてシー
トの搬送を行うようにしたものや、搬送ローラを搬送方
向に対し斜めに設け、搬送ローラにより基準面に向けて
斜めにシートを移動させるようにしたものが使用されて
いる。また、実公平2−29076号公報に示されてい
るように、シートを搬送方向と直交する方向に移動させ
て幅寄せを行う羽根車を設けたものや、実開昭61−1
32353号公報に示されているように、基準面に対し
傾斜して配置されたベルトと、このベルトに対向して配
置された複数のボールとでシートを一方向に整位しつつ
搬送するようにしたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】搬送中のシートの側縁
揃えを行うための従来の手段は、構造が複雑であった
り、動作が複雑であるとか、切り替え等の制御を必要と
するとかの問題があった。また、従来の手段では、側縁
揃えのための間隙調整等(片寄せローラとそのローラに
対向する搬送路壁との間隙調整等)が必要であり、厚み
の異なるシートが混在する状態ではシートの側縁揃えを
確実に行うことができなかった。また、従来の手段はい
ずれもシートに半ば強制的な力を加えて側縁揃えを行う
ものであり、調整が旨くできなかったり、シート厚みが
異なったりすると、シートの側縁が基準面に当たってか
ら皺になったりすることがあった。
【0004】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、搬送中のシートの側縁揃えを確実に行
うことができ、その側縁揃えのための構造が簡単で、ま
た、そのための動作に制御が不要なシート搬送装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシート搬送装置
は、シートをシート搬送通路のシート幅方向一側に設け
た基準面に向けて斜めに移動させつつ搬送することによ
り前記基準面に沿わせてシートの側縁揃えを行うもので
あって、シート搬送通路のシート厚み方向両側から通路
内へ突出してシートを挟持搬送可能なよう一対のリング
ベルトを配置し、これら一対のリングベルトを基準面に
向けて傾斜した状態でシート厚み方向および搬送方向に
自由変形自在に支持する支持手段とからなる斜行搬送手
段を設けたものである。このように基準面に向けて傾斜
した状態でリングベルトを支持し、シート搬送通路内へ
両側から突出せしめてシートを挟持搬送することによ
り、シートの側縁を基準面に合わせて揃えることができ
る。このリングベルトによるシート側縁揃えは、リング
ベルトの弾性力と柔軟性による適度の強制力によって行
われるものであって、確実な側縁揃えが可能であり、基
準面に当たったシートの側縁が過度な力によって皺にな
るようなこともない。また、このリングベルトを利用し
た機構は、特別な部品を使用するものでなく、構造が簡
単であり、また、リングベルトの支持部位が固定された
構造で、動作は回転のみであるため、特に制御を必要と
しない。
【0006】リングベルトを支持する支持手段は、基準
面に対し所定の角度をなして搬送方向前方に傾斜する姿
勢で各リングベルトの内側に配置された駆動用回転体
(例えばプーリ)と、これら駆動用回転体に向けてリン
グベルトを押圧すると共にリングベルトの押圧された部
位以外の部位を自由変形可能な状態で搬送通路内へ突出
せしめるよう駆動用回転体と同じ傾斜姿勢で各駆動用回
転体に対し搬送方向前後の位置に配置された一対の挟持
用回転体とで構成することができる。また、その場合、
駆動用回転体は周囲に歯面を有し、リングベルトは内面
に駆動用回転体の歯面に噛み合う歯面を有するものであ
って、駆動用回転体を駆動回転することによりリングベ
ルトが回転せしめられるものとするのがよい。
【0007】また、このシート搬送装置は、シート搬送
通路の一対のリングベルトが突出する領域より上流に設
けられた上流側搬送手段の下流端とその領域の下流に設
けられた下流側搬送手段の上流端との距離が最大長シー
トの搬送方向長さより大なる寸法に設定するのがよく、
そうすることにより、シートが上流側搬送手段と下流側
搬送手段との間で一対のリングベルトの自由変形により
搬送通路内へ突出した部位の間に挟持されて搬送される
時に、シートの両端が上流側搬送手段にも下流側搬送手
段にも拘束されないフリーな状態が生じ、基準面に向け
てのシートの移動がスムーズとなってシートの側縁揃え
が確実に行われる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0009】図1は本発明の実施の形態を示す装置のシ
ート繰出部の上面図、図2は同正面図であり、図3はシ
ート幅寄せ部の上面図、図4は同側面図であり、図5は
シートスタック部の上面図であり、図6は同背面図であ
る。また、図7はこのチェック装置の全体構造を示す。
図7において、aはホッパー部、bはシート繰出部、c
はシート幅寄せ部、dは光学文字読取り(OCR)部、
eは印字部、fはシートスタック部である。
【0010】まず、ホッパー部aおよび繰出部bについ
て説明する。
【0011】ホッパー部aは、図1および図2に示すに
ように、後部から集積シートを押圧する押さえ面1aお
よび集積シートを上面に載置する載置面1bを有し台板
2上の支持ピン3との間にスプリング4が張設されてシ
ートpを立位集積状態で収納しスプリング4のばね付勢
力によって前面固定壁5に向け押圧保持可能な可動受台
6と、集積シートの両端縁を規制する左右の側板6A,
6Bと、上記前面固定壁5とからなり、そのホッパー部
aの前端部一側方で右側板6Bの前端部にはシート集積
方向と略直交する方向へ向けてシート送出口7が設けら
れている。
【0012】シート繰出部bは、ホッパー部aの前面固
定壁5の上部外方で該前面固定壁5と平行に並ぶ位置
に、ホッパー部aの前端の送出方向略中間点位置より後
述のシート搬送通路へ向けシート集積方向と略直交する
方向に一列に6個一組のローラ11,12,13,1
4,15,16が配設され、これらローラ11〜16と
後述のシート搬送通路40入口の転向位置に配設された
送りローラ17とシート搬送通路40上流部の搬送用タ
イミングローラ18とに巻き掛け状態で繰出ベルト19
が張設されてなる。
【0013】繰出ベルト19を張設した上記一組のロー
ラ11〜16は、ホッパー部aの略中間点側端部のロー
ラ11と、ホッパー部a内でシート送出口7近傍に位置
するローラ13と、後述のシート送出通路21側端部の
ローラ16とが、外面に歯面を有するタイミングローラ
で、その他のローラ12,14,15は丸ローラであ
る。
【0014】繰出ベルト19は、上記搬送用タイミング
ローラ18が回転することにより駆動され、6個のロー
ラ11〜16に当接する範囲で固定壁5およびその延長
上の外ガイド板20のスリットからホッパー部a内およ
びシート送出通路21内の幅方向(上下方向)略中央域
に突出する状態で繰出方向に回転駆動される。繰出ベル
ト19はホッパー部aに集積された最前方のシートpの
シート面に当接して一方向に回転することによりシート
pをシート送出口7から送り出し、シート送出通路21
を経てシート搬送通路40に繰り出すものである。
【0015】また、ホッパー部aのシート送出口7直下
流には、シート送出通路21を挟んで外側にゲート板2
2が配置され、内側には繰出方向とは逆向きに回転する
ゲートローラ(逆転ローラ)23が配置され、これらゲ
ート板22とゲートローラ23の対向配置によってゲー
ト部(送出シート量制限手段)24が構成されている。
ゲート部24は、シート送出通路21に送り出されるシ
ートpを2枚重ねまでに制限し3枚重ねでは入らないよ
うゲート間隙を調整する。
【0016】シート送出通路21は、上記外ガイド板2
0と、それに対向して平行配置された内ガイド板25
と、このシート送出通路21の底面をホッパー部aの可
動受台6の載置面1bと面一もしくはわずかに下方に位
置する面に規制する底面部材26とで構成され、シート
送出口7からシート搬送通路40入口(後述のテンショ
ンローラ37近傍位置)迄の通路域にわたって形成され
ている。
【0017】そして、シート送出通路21には、ゲート
部24よりも繰出方向下流側の位置に、繰出ベルト19
より遅い速度で回転することにより2枚重ねで送り出さ
れたシートpを分離し、一枚ずつ繰り出させるようにす
るためのシート分離ベルト27が配設されている。この
シート分離ベルト27は、上記内ガイド板25の内方で
該内ガイド板25と平行に並ぶ位置に配置された一対の
タイミングローラ28,29に巻掛けたものであって、
上記繰出ベルト19と対向する高さに張設され、内ガイ
ド板25のスリットから送出通路21内の幅方向(上下
方向)略中央域に突出して繰出ベルト19と接する状態
で繰出方向に回転駆動される。また、上記一対のタイミ
ングローラ28,29は、シート搬送通路40入口側端
部から数えて3番目の繰出ベルト19用ローラ14と同
2番目のローラ15との中間位置と、同2番目のローラ
15と最端部のローラ16との中間位置にそれぞれ配置
されている。そして、シート送出方向上流側のタイミン
グローラ28が駆動回転されることにより、シート分離
ベルト27は2枚重ねで送り出されたシートpを繰出ベ
ルト19との間に挟持して上述のように繰出ベルト19
より遅い速度で回転し、シート分離ベルト27に当接す
る方のシートpを遅らせて、速度差により繰出ベルト1
9に当接する方のシートpを分離させ、先にシート搬送
通路40に繰り出させる。そして、このように一方のシ
ートpが先に繰り出された後、残ったシートpが繰出ベ
ルト19に当接し引き続いて繰り出される。その際、両
ベルト19,27の回転速度を所定の関係に設定される
ことにより、シートpを重ならずに一枚ずつ繰り出すこ
とが可能である。
【0018】シート繰出部bには、また、繰出ベルト1
9と平行に補助繰出ベルト30が設けられている。この
補助繰出ベルト30は、シートpの送り出しに際し繰出
ベルト19を補助するため、ホッパー部aの前面固定壁
5の下部外方の該前面固定壁5と平行に並ぶ位置に、ホ
ッパー部aの前端の送出方向略中間点位置よりシート送
出口7直前の位置に亙って設けられたもので、ホッパー
部aの前端に位置する繰出ベルト19用の3個のローラ
11,12,13とそれぞれ同軸に補助繰出ベルト30
用として設けられた3個ローラ31,32,33に巻き
掛け状態で張設されている。これら補助繰出ベルト30
を張設した3個のローラ31〜33は、両端のローラ3
1,33がタイミングローラで、真ん中のローラ32は
丸ローラである。そして、補助繰出ベルト30は、やは
り前面固定壁5のスリットからホッパー部a内に突出
し、シートpの紙面に当接して繰出方向に回転駆動され
る。
【0019】図2において34はガイドレールであり、
35はローラである。ガイドレール34は台板2上に固
定され、ローラ35は、ガイドレール34を挟んでホッ
パー部aの可動受台6の下面から垂下する左右のローラ
軸36に支持されている。可動受台6はスプリング4の
ばね付勢力によって移動し、その際、左右のローラ35
がガイドレール34に沿って転動する。
【0020】また、図1および図2において37はテン
ションローラであり、38は搬送用押圧ローラである。
シート繰出部aにおける繰出ベルト19とシート分離ベ
ルト27の部分の詳細構造,タイミングプーリの詳細構
造およびゲート部24の詳細構造については後述する。
【0021】次に、シート幅寄せ部cについて説明す
る。
【0022】シート幅寄せ部cは、図3および図4に示
すように、シート搬送通路40内にシート厚み方向すな
わちシート搬送方向に垂直な水平方向の両側から突出し
てシートpを挟持搬送可能なよう一対のリングベルト
(タイミングベルト)42を配置し、これら一対のリン
グベルト42をシート搬送通路40の底面41に向けて
傾斜した状態でシート厚み方向およびシート搬送方向に
自由変形自在に支持してなる幅寄せ機構(斜行搬送手
段)を備え、上記リングベルト42の弾性力と柔軟性に
よる適度の強制力によってシートpを基準面であるシー
ト搬送通路40の底面41に向けて斜め下方に移動させ
つつ搬送することにより幅寄せ(側縁揃え)を行うよう
にしたものである。
【0023】シート搬送通路40は、上記シート繰出部
bのシート送出通路21を後方へ90度転向させ延設し
たものであって、やはり外ガイド20と内ガイド25と
底面部材26とで構成されている。そして、リングベル
ト42を支持する手段として、シート搬送通路40の底
面(基準面)41に対し所定の角度をなして搬送方向前
方に下降傾斜する姿勢で各リングベルト42の内側にタ
イミングプーリ(駆動用回転体)43が配置され、これ
らタイミングプーリ43に向けてリングベルト42を押
圧すると共に、リングベルト42の押圧された部位以外
の部位を自由変形可能な状態でシート搬送通路40内へ
突出せしめるよう、各タイミングプーリ43の搬送方向
前後の位置にタイミングプーリ43と同じ傾斜姿勢で一
対のベアリングローラ(挟持用回転体)44が配設され
ている。リングベルト42は内面に歯面を有するもので
あって、その歯面がタイミングプーリ43の歯面に噛み
合い、タイミングプーリ43が駆動回転されることによ
って回転する。
【0024】図3および図4において45は上記タイミ
ングプーリ43およびベアリングローラ44の支持軸を
保持するブラケットである。また、46は搬送用タイミ
ングローラ、47は搬送用押圧ローラである。これら搬
送用タイミングローラ46と搬送用押圧ローラ47は、
上記一対のリングベルト42が突出する領域の下流側に
あって搬送手段を構成し、上流側の搬送用タイミングロ
ーラ18と搬送用押圧ローラ38からなる搬送手段との
間のシート搬送通路40方向の長さ(シート搬送方向の
長さ)は、リングベルト42がシートpを両端フリーの
状態でスムーズに変位させ幅寄せできるよう、最大長シ
ートの搬送方向長さ(長手方向寸法)より大なる寸法に
設定する。また、リングベルト42,42の接触部位と
搬送用タイミングローラ18対搬送用押圧ローラ38の
接触部位の間の長さ、かつまた、リングベルト42,4
2の接触部位と搬送用タイミングローラ46対搬送用押
圧ローラ47の接触部位の間の長さは、各々最小長シー
トの搬送方向長さ(長手方向寸法)より小なる寸法に設
定してある。
【0025】リングベルト42およびその支持機構の詳
細構造および幅寄せ部cの動作については後述する。
【0026】次に、シートスタック部fについて説明す
る。
【0027】シートスタック部fは、図5および図6に
示すように、モータ50の駆動軸51に固定されたロー
ラ52によってガイドレール53を介し前後方向に可動
とされた受台54を有するスタッカ55を備えている。
受台54の前端縁は、シートpが送り込まれる位置に設
けられた固定壁56との間にシートpを集積保持する可
動受板57を構成している。また、受台54の前端縁か
ら後面側(図5紙面上の下側)に延びる水平面は集積シ
ートの下端縁が立位姿勢で載る集積シート載置板57A
を構成している。シートpはシートスタック部fの後部
側方のシート送込口58から送り込まれる。
【0028】シート送込口58はシート搬送通路40の
下流端に位置し、前後方向に取り回されてきたシート搬
送通路40はこのシート送込口58の位置で円弧状に9
0度内側へ方向転換し、その転回位置にウレタン羽根5
9を備えた送込用の羽根車60が配設されている。羽根
車60は、シート搬送通路40の外ガイド板20に移動
中のウレタン羽根59が接触することにより、シートを
外ガイド板20に押し当てシート送込口58からシート
を送り込む。
【0029】固定壁56は、シート送込口58と反対側
のシートスタック部f側端位置から受台54の幅方向中
央を若干越えた位置まで直線的にシートスタック部fの
幅方向に延びている。また、シート送込口58は固定壁
56より後方(図5紙面上の下側)へずれた位置にあ
り、このシート送込口58からはシート搬送通路40の
内ガイド板25を延長する形で固定壁56と平行に受台
54の幅方向三分の一より若干手前まで入った位置まで
延びるガイド板61が設けられている。また、送り込ま
れるシートpを斜め前方に誘導するようガイド板61の
内端から固定壁56の内端へ向けて誘導壁62が延設さ
れている。これらガイド板61,誘導壁62および固定
壁56は構造上一体である。
【0030】固定壁56の一端が位置するシートスタッ
ク部f側端の壁部63には、固定壁56に沿ってシート
pを引き込んだ時にシート先端縁が当接する位置にスト
ッパー64が突設されている。羽根車60により送り込
まれたシートpは、後述の引込手段により固定壁56に
沿って引き込まれた時に先端縁がこのストッパ−64に
当接し、その後、後続のシートpが引き込まれ可動受板
57が後退移動すると、ストッパー64から外れて、先
端の撓みが伸び、前方の壁部63との間に微小隙間を残
す形で集積される。可動受板57は引き込まれたシート
pを固定壁56から突出する後述のリングベルト65と
の間で押圧して集積状態を保持せしめると共に、後述の
引込量検知スイッチに連動してシートpの引込量に応じ
固定壁56から離反する方向へ移動するものである。上
記スタッカ55は、受台54に形成される可動受板57
及び集積シート載置板57A,ガイド板61,誘導壁6
2,固定壁56,壁部63,ストッパー64,壁部63
に対向する壁部63A(外ガイド板20と一体形成)に
て構成される。
【0031】引込手段は、固定壁56からスタッカ55
内へ突出して引込方向に駆動されるリングベルト65か
らなるもので、シート引込方向に前後2段に設けられて
いる。そのうち、前段のリングベルト65は、上下(シ
ート幅方向)に二つ平行配置されている。また、後段の
リングベルト65は、前段下側のリングベルト65と並
ぶ位置に一つ配置されている。それらリングベルト65
は、スタッカ55外から自由変形自在に支持されたもの
である。その支持手段は、リングベルト65の内側に配
置されたタイミングプーリ66と、タイミングプーリ6
6に向けてリングベルト65を押圧すると共にリングベ
ルト65の押圧された部位以外の部位を自由変形可能な
状態でスタッカ55内へ突出せしめるようタイミングプ
ーリ65に対し引込方向の前後の位置に配置された一対
のベアリングローラ67とで構成されている。また、そ
れら一対のベアリングローラ67は、引き込まれたシー
トpに対しリングベルト65が自由変形して引込方向上
流側へ逃げやすくするよう、固定壁56に対し引込方向
上流側のベアリングローラ67が遠く下流側のベアリン
グローラ67が近い形の傾斜した配置とされている。
【0032】上記誘導壁62は、シート送込口58から
送り込まれたシートpを先に送り込まれスタッカ55内
に保持されたシートpのシート面に対して交差する方向
に誘導し、先に送り込まれたシートpの後端に衝突しな
いようその後端縁より引込方向前方の位置から固定壁5
6との間に導くようにするものであり、そのため、シー
ト送込口58の羽根車60の蹴りだし位置(送込手段の
下流端)から前段側リングベルト65の引込位置(引込
手段の上流端)までの距離(後述の図16における
1)が、最小長シートの長さより小さい寸法に設定さ
れる。また、シートpを常に安定した姿勢でストッパ6
4に当接させる位置まで引き込めるようにするため、引
込手段の上流端である前段側リングベルト65の引込位
置からストッパ64までの距離(後述の図16における
2)が最小長シートの長さより小さい寸法に設定され
る。
【0033】前段および後段のリングベルト65を駆動
する一対のタイミングプーリ66は、ベルト68を介し
て羽根車60に連結され、羽根車60と共に回転駆動さ
れる。図6において69は上記ベルト68を張設する駆
動側のプーリであり、70は被駆動側の各プーリであ
る。
【0034】また、図5および図6において71は引込
量検知スイッチである。また、72はスイッチレバーで
あり、73はその揺動支点である。スイッチレバー72
は固定壁56のスリット74からスタッカ55内へ突出
する。
【0035】引込量検知スイッチ71は前段側リングベ
ルト65の近傍に設けられ、引き込まれたシートpの面
に当接してシートpの引込量に応じスイッチレバー72
が所定量揺動した時にオン作動する。そして、引込量検
知スイッチ71がオン作動すると、モータ50が作動
し、受台54が前方(図5紙面上の上側)へ一定量進め
られる。また、図5において75は受台54の最大移動
位置を検知し、それによってスタッカ55内に収納され
るシートの集積量の満杯状態を検知してストップ信号を
発するストップ位置検知スイッチである。受台54がシ
ート集積量の満杯状態に対応する最大移動位置まで移動
したことがこのストップ位置検知スイッチ75によって
検知されると、チェック装置は全ての動作を停止する。
【0036】図7において、76,77および78は搬
送ローラ手段である。シートpは大きさおよび厚みの異
なるものが混在し、また、先端揃えがなされないままで
束にしてチェック装置前面側(図7紙面上の下側が前
面、上側が後面)のホッパー部aに投入され、チェック
装置前面に沿うシート繰出部bを経てチェック装置の背
部方向に向けて設けられたシート搬送通路40に繰り出
される。そして、シート搬送通路40に繰り出されたシ
ートpはシート幅寄せ部cで幅寄せされ、OCR部dで
読み取られ、小切手等は印字部eで所定事項が印字さ
れ、搬送ローラ手段76,77,78によりチェック装
置の前面側に向けて方向変換されてシートスタック部f
へ送られ集積収納される。
【0037】図8はシート繰出部bおよびシート幅寄せ
部cの駆動系統図(a)およびシート幅寄せ部駆動系の
側面図である。シート繰出部bおよびシート幅寄せ部c
の駆動のため一個のモータ80が設けられている。そし
て、該モータ80の駆動軸81とシート搬送通路40の
入口の搬送用タイミングローラ18の軸とがベルト82
によって伝動連結され、さらに、搬送用タイミングロー
ラ18の軸にベルト83を介して減速プーリ84が伝動
連結され、この減速プーリ84にベルト85を介してゲ
ートローラ23の軸が伝動連結され、また、ゲートロー
ラ23の軸から分離ベルト27を駆動するタイミングロ
ーラ28の軸に回転が逆転増速して伝達されるよう歯車
による駆動系が構成されている。また、上記搬送用タイ
ミングローラ18の軸は、丸ベルト86を介して幅寄せ
部cのタイミングプーリ43の軸43sと伝動連結され
ている。図8において87は、搬送用タイミングローラ
18の軸と傾斜したタイミングプーリ43の軸43sと
の間にあって丸ベルト86を曲折ガイドするガイドロー
ラである。なお、図8では一方しか示されていないが、
シート幅寄せ部cの他方のタイミングプーリ43もまた
同様の機構によって搬送用タイミングローラ18に伝動
連結されている。また、上記搬送用タイミングローラ1
8にはシート幅寄せ部cの下流側の搬送用タイミングロ
ーラ46がベルト88により伝動連結されている。
【0038】繰出ベルト19および補助繰出ベルト30
の周速(v1)はシート幅寄せ部cの上流側搬送手段を
構成する上記搬送用タイミングローラ18の周速
(v1)と同じである。また、リングベルト42駆動用
のタイミングプーリ43の周速もタイミングローラ18
の周速と同速であり、リングベルト42の移動速度もタ
イミングローラ18の周速と同速である。また、シート
分離ベルト27は繰出ベルト19との対向面が繰出方向
に走行するもので、その周速(v2)は、繰出ベルト1
9の周速(v1)より小さく、それらの周速比は例えば
1:v2=9:1である。ゲートローラ23は繰出方向
とは逆向きに回転し、その周速(v3)は分離ベルト2
7の周速(v2)より小さい。また、シート幅寄せ部c
の下流側搬送手段(搬送用タイミングローラ46)の周
速(v4)は上流側搬送手段(搬送用タイミングローラ
18)の周速(v1)より大きい。また、シート搬送通
路40の途中の搬送ローラ手段76,77,78の周速
(v5)は、シート幅寄せ部cの下流側搬送手段の周速
(v4)より大きく、羽根車60の周速(v6)(羽根車
60のウレタン羽根59の外ガイド板20との接触部位
の周速)はさらに大きくされる。また、リングベルト6
5駆動用のタイミングプーリ66の周速も羽根車60の
周速(v6)と同速であり、リングベルト65の移動速
度もこの周速(v6)と同速である。これら各部の周速
比を一例を次に示す。 v1:v2:v3:v4:v5:v6=9:1:0.5:12
〜13:18:20
【0039】ゲート部24の詳細構造は図9に示すとお
りであって、ゲート板22は板バネ材にて形成され、そ
の基端部がホッパー部a前面の固定壁5の外面部分に取
り付けられ、先端部が固定壁5端部のスリット90から
シート送出口7内に突出してシート繰出部bの側の外ガ
イド板20の内側に沿って延設され、ゲート間隙(G)
を拡大する方向にバネ力が働く状態でセットされてい
る。そして、外ガイド板20のネジ穴91を通してゲー
ト板22の先端部に対しゲート間隙(G)の拡大を抑え
る方向に当接するよう調整ネジ92が設けられている。
また、調整ネジ92と外ガイド板20の間に緩み止め用
のバネ93が装着されている。ゲート間隙(G)は、例
えばシートの厚みが0.07mmから0.15mm迄のも
のを混合して繰り出す場合、0.18mm程度に調整さ
れる。それにより、ゲート間隙(G)は、最大厚みシー
トは一枚通過が可能で、最小厚みシートは二枚通過を許
容する間隙となる。
【0040】それ故、上記ゲート部24においてシート
pは重なって同時に送り出されるシート量が2枚に制限
される。そして、2枚重ねで送り出されたシートpは図
10に示すように繰出ベルト19と分離ベルト27に挟
持されて送られ、その送りの途中で繰出ベルト19とシ
ート分離ベルト27の速度差によって分離され、上述の
ように1枚ずつ繰り出される。シートpはこのように2
本のベルト19,27により挟持されるので、シートp
の厚みの変化は吸収され、確実な送りが可能である。ま
た、ホッパー部aにおいてシートp先端に不揃いがあっ
ても、繰出ベルト19とシート分離ベルト27の速度差
を適正に設定することによって順序通りの1枚送りが可
能である。
【0041】シート繰出部bのタイミングローラの一つ
であるシート送出通路21側端部のローラ16は、図1
1に示すように、ローラ軸16aと、上下の鍔部16b
と、ベルト19と噛み合うローレット部16cとからな
っている。繰出部bの他のタイミングローラもこれと同
じ構造である。
【0042】図12は、シート幅寄せ部cのリングベル
ト42とその支持機構の詳細構造を示す側面図(a)お
よび上面図(b)である。タイミングプーリ43は、上
下の鍔部43aと、リングベルト42と噛み合うローレ
ット部43bとからなっている。ベアリングローラ44
は丸ローラである。なお、図12の(b)ではタイミン
グプーリ43の鍔部43aの一方(上側)を省略してい
る。
【0043】図13は、シート幅寄せ部cのリングベル
ト42とその支持機構の他の例を示す側面図(a)およ
び上面図(b)である。この例では、タイミングプーリ
43に鍔部はなく、ベアリングローラ44に、リングベ
ルト42の上下を規制する上下の鍔部44aとそれらの
間の丸ローラ部44bを形成したものとしている。リン
グベルト42の支持機構はこの図13に示すような構成
のものとしてもよい。また、図14は上記支持機構のさ
らに他の例を示している。この例は、タイミングプーリ
43を2個並併して、それに内面および外面に歯面を有
するタイミングベルト94を張設し、そのタイミングベ
ルト94の外面の歯面にリングベルト42の内面の歯面
を噛み合わせている。ベアリングローラ44の構成は図
13のものと同様である。なお、シートスタック部fの
リングベルト65とその支持構造の詳細構造は図12と
全く同じであり、図12の42を65に、44を67に
読みかえたものに相当する。また、他の例の図13,図
14についても同様である。
【0044】次に、各部の動作を説明する。
【0045】図15(a)および(b)はシート幅寄せ
部cの動作を示している。シート搬送通路40に繰り出
されるシートpの下縁が最初から底面41に平行状態で
接している場合、シートpは上流側搬送手段のタイミン
グローラ18にかけられる繰出ベルト19により送ら
れ、そのままの姿勢で斜行搬送手段のリングベルト4
3,43にくわえ込まれて下流側へ送られ図15(a)
のp1の位置からp2の位置に移動する。そして、下流側
搬送手段のタイミングローラ47により後方へ搬送され
る。このときリングベルト43はシートの送り方向に少
し姿勢変形しシートpの送り方向に追従しながら搬送駆
動する。
【0046】図15(a)には搬送方向に長さ及び幅の
両方の寸法の大きい長寸シートpが底面41から上方へ
浮いた状態(p3の位置)で繰り出された場合のシート
pの動きをp3〜p5で示している。この場合は、底面4
1から浮いた状態のシートpの先端がリングベルト4
3,43にくわえ込まれてリングベルト43,43に従
う傾斜方向に向けられ、次いで、底面41に接触する
と、リングベルト43,43は多少姿勢変形しながらシ
ートpの後縁部を底面41に沿わせる(p4の位置)。
この動作中、底面41に接触するシートの腰の強さがリ
ングベルト43の搬送方向保持力より勝るため、リング
ベルト43が多少姿勢変形してシートの搬送方向に追従
する。そして、シートpの下縁が底面41に沿った平行
状態になると、シートpがその姿勢のままリングベルト
43,43で挟持搬送されて(p5の位置)、タイミン
グローラ46に送り込まれる。シートpの長さ寸法が大
きくても搬送動作は同じであり、シートpは上流側の搬
送用タイミングローラ18にかけられる繰出ベルト19
と下流側のタイミングローラ46との間でp5で示すよ
うに両端フリーの状態となるため、スムーズに搬送され
る。
【0047】また、図15(b)にp6で示すように搬
送方向長さ及び幅の両方の寸法の小なるシートpがシー
ト搬送通路40の底面41から離れた状態で繰り出され
た場合、前述の図15(a)のp3〜p5と同様、シート
pは斜行搬送手段のリングベルト43,43により斜め
下方に搬送力を受けることにより、まずp7で示すよう
に前傾し、さらに斜め下方に搬送力を受けることにより
8のように前端部下縁が底面41に当接し、さらに進
んでp9のように完全に幅寄せされた状態となる。な
お、シートpの前端がリングベルト43,43で挟持さ
れるとき、その後端は繰出ベルト19と押圧ローラ38
で挟持されているが、斜行状態のシートpはその段階か
らリングベルト43,43により底面41への幅寄せ行
われる。
【0048】図16はシートスタック部fの動作を示し
ている。シートスタック部fでは羽根車60によって送
り込まれたシートpが誘導壁62に沿ってpA,pBで示
すように斜め前方へ誘導される。そして、pCで示す位
置でシートpの先端が引込手段前段側のリングベルト6
5に引き込まれ、後端が外れるとpDで示すようにシー
トpは可動受板57に沿った姿勢となる。この時、シー
トpは例えば先端がSAの位置で、後端がSBの位置に
ある。そして、シートpは前段側のリングベルト65で
引き込まれ、さらに後段側のリングベルト65に引き込
まれることにより、pD’で示すように先端がストッパ
64に当接し若干外方に撓んだ状態で停止する。この状
態でシートpの先端位置はSA’であり、後端位置は例
えばSB’である。
【0049】こうしてシートpが引き込まれ、そのシー
ト厚みが所定量に達すると、スイッチレバー72が押さ
れ、引込量スイッチ71がオン作動して、受台54が前
方へ一定量進められ可動受板47が前進することによ
り、シートpは先端縁がストッパ64から外れ、pD
で示すようにスタック部f側端の壁部63に直接対峙す
る集積位置に移動する。この時、シート先端は撓みが取
れ、スタック部f側端の上記壁部63との間に微小間隙
があいた状態となる。なお、最小長さシートの場合で
も、先端がストッパ64に当接したとき、その後端は誘
導壁62の引込方向末端より左方位置(例えばシートp
の後端SB’の位置)にあり、誘導壁62に沿って送り
込まれるシートの先端は既に送り込まれているシートの
シート面と接触することになり、送り込もうとするシー
トの先端が既に送り込まれたシートの後端に衝突してス
タックできないといった障害が生ずることはない。
【0050】なお、上記の例は立位状態でシートを搬送
する場合の側縁揃えの例であるが、上記図15(a),
(b)が上面図となるように配置した例でもよく、本発
明の上記の例に限定されない。
【0051】また、上記の例はシートとして外国小切
手,手形,紙幣を対象とする例であったが、これに限定
されるものではない。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、リングベルトの弾力性
と柔軟性による適度の強制力によってシート搬送中のシ
ートの側縁揃えを確実に行うことができ、特別な部品を
使用しないため構造を簡単にすることができ、また、リ
ングベルトの支持部位が固定された構造となるため、動
作に制御が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート繰出部の上面図である。
【図2】シート繰出部の正面図である。
【図3】シート幅寄せ部の上面図である。
【図4】シート幅寄せ部の側面図である。
【図5】シートスタック部の上面図である。
【図6】シートスタック部の背面図である。
【図7】チェック装置の全体上面図である。
【図8】シート繰出部およびシート幅寄せ部の駆動系統
図(a)およびシート幅寄せ部駆動系の側面図(b)で
ある。
【図9】シート繰出部におけるゲート部の詳細構造を示
す水平断面図である。
【図10】シート繰出部における繰出ベルトおよび分離
ベルトの部分の上面図である。
【図11】シート繰出部におけるタイミングプーリの部
分の正面図である。
【図12】シート幅寄せ部におけるリングベルトとその
支持機構の詳細構造を示す側面図(a)および上面図
(b)である。
【図13】シート幅寄せ部におけるリングベルトとその
支持機構の他の例を示す側面図(a)および上面図
(b)である。
【図14】シート幅寄せ部におけるリングベルトとその
支持機構のさらに他の例を示す上面図である。
【図15】シート幅寄せ部の動作図(a),(b)であ
る。
【図16】シートスタック部の動作図である。
【符号の説明】
18 搬送用タイミングローラ 20 外ガイド板 25 内ガイド板 38 搬送用押圧ローラ 40 シート搬送通路 41 底面(基準面) 42 リングベルト 43 タイミングプーリ(駆動用回転体) 44 ベアリングローラ(挟持用回転体) 46 搬送用タイミングローラ 47 搬送用押圧ローラ c シート幅寄せ部 p シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートをシート搬送通路のシート幅方向
    一側に設けた基準面に向けて斜めに移動させつつ搬送す
    ることにより前記基準面に沿わせてシートの側縁揃えを
    行うシート搬送装置において、シートを前記基準面に向
    けて斜めに移動させる手段として、前記シート搬送通路
    のシート厚み方向両側から該通路内へ突出しシートを挟
    持して搬送可能な一対のリングベルトと、これら一対の
    リングベルトを前記基準面に向けて傾斜した状態でシー
    ト厚み方向および搬送方向に自由変形自在に支持する支
    持手段とからなる斜行搬送手段を設けたことを特徴とす
    るシート搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシート搬送装置におい
    て、前記斜行搬送手段の一対のリングベルトを支持する
    支持手段は、前記基準面に対し所定の角度をなして搬送
    方向前方に傾斜する姿勢で各リングベルトの内側に配置
    された駆動用回転体と、これら駆動用回転体に向けて前
    記リングベルトを押圧すると共に該リングベルトの押圧
    された部位以外の部位を自由変形可能な状態で前記搬送
    通路内へ突出せしめるよう前記駆動用回転体と同じ傾斜
    姿勢で各駆動用回転体に対し搬送方向前後の位置に配置
    された一対の挟持用回転体とからなるシート搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシート搬送装置におい
    て、前記駆動用回転体は周囲に歯面を有し、前記リング
    ベルトは内面に前記駆動用回転体の歯面に噛み合う歯面
    を有し、前記駆動用回転体を駆動回転することにより前
    記リングベルトが回転せしめられるシート搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のシート搬送装置におい
    て、前記シート搬送通路の前記一対のリングベルトが突
    出する領域より上流に設けられた上流側搬送手段の下流
    端と前記領域の下流に設けられた下流側搬送手段の上流
    端との距離が最大長シートの搬送方向長さより大なる寸
    法に設定されてなるシート搬送装置。
JP31732295A 1995-11-11 1995-11-11 シート搬送装置 Pending JPH09136742A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009001359A (ja) * 2007-06-20 2009-01-08 Toshiba Corp 紙葉類処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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