JPH06183627A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH06183627A JPH06183627A JP4336081A JP33608192A JPH06183627A JP H06183627 A JPH06183627 A JP H06183627A JP 4336081 A JP4336081 A JP 4336081A JP 33608192 A JP33608192 A JP 33608192A JP H06183627 A JPH06183627 A JP H06183627A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roller
- rollers
- transfer paper
- transfer
- image forming
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- Pending
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- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で転写紙に形成されるカールを矯
正することができる画像形成装置を提供する。 【構成】 定着装置６の下流側の対をなす排紙ローラ
９，１０が回転駆動を断続可能な断続ローラ、定着ロー
ラ７，８をその直前ローラとし、排紙ローラ９，１０は
電磁クラッチ１４のＯＮ・ＯＦＦ制御により、排紙ロー
ラ９，１０の回転駆動がＯＮ・ＯＦＦされる。また、定
着ローラ７，８と排紙ローラ９，１０間の分離爪１２の
下縁は転写紙に対する固定ガイドであり、その下方に転
写紙４の撓みによる腰の力によって弾性変形される程度
の弾力を持った可動ガイド板１３が配置されている。
正することができる画像形成装置を提供する。 【構成】 定着装置６の下流側の対をなす排紙ローラ
９，１０が回転駆動を断続可能な断続ローラ、定着ロー
ラ７，８をその直前ローラとし、排紙ローラ９，１０は
電磁クラッチ１４のＯＮ・ＯＦＦ制御により、排紙ロー
ラ９，１０の回転駆動がＯＮ・ＯＦＦされる。また、定
着ローラ７，８と排紙ローラ９，１０間の分離爪１２の
下縁は転写紙に対する固定ガイドであり、その下方に転
写紙４の撓みによる腰の力によって弾性変形される程度
の弾力を持った可動ガイド板１３が配置されている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、転写紙を挾持搬送する
ローラを備えた熱ローラ定着装置と、該熱ローラ定着装
置の転写紙搬送方向下流側に少なくとも一対の搬送ロー
ラとを有する、複写機、プリンター等の画像形成装置に
関する。
ローラを備えた熱ローラ定着装置と、該熱ローラ定着装
置の転写紙搬送方向下流側に少なくとも一対の搬送ロー
ラとを有する、複写機、プリンター等の画像形成装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】上記形式の画像形成装置は周知である。
この種の装置は、転写紙が定着装置を通過したとき、水
分が奪われてカールが形成されることがある。カールが
形成された転写紙は、排紙部でのスタッキング不良や両
面装置でのスタッキング不良の原因になることがあっ
た。
この種の装置は、転写紙が定着装置を通過したとき、水
分が奪われてカールが形成されることがある。カールが
形成された転写紙は、排紙部でのスタッキング不良や両
面装置でのスタッキング不良の原因になることがあっ
た。
【０００３】このような不具合が発生しないように、従
来より種々のカール矯正方法が提案されている。例え
ば、カールと逆方向に彎曲した搬送経路を設けて、定着
を終えた転写紙をその彎曲路を介して排紙等をする。ま
た、別の方法として、２組のローラ間において転写紙搬
送方向上流側の搬送ローラの線速のみを高速にすること
で転写紙にたるみを形成してカールを矯正する。
来より種々のカール矯正方法が提案されている。例え
ば、カールと逆方向に彎曲した搬送経路を設けて、定着
を終えた転写紙をその彎曲路を介して排紙等をする。ま
た、別の方法として、２組のローラ間において転写紙搬
送方向上流側の搬送ローラの線速のみを高速にすること
で転写紙にたるみを形成してカールを矯正する。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
彎曲路によるカール矯正方法では定着部から排紙部まで
の間に彎曲路を設けることはレイアウト的に困難であ
り、無理して設ければ、装置のコンパクト化が阻害され
るという問題があった。
彎曲路によるカール矯正方法では定着部から排紙部まで
の間に彎曲路を設けることはレイアウト的に困難であ
り、無理して設ければ、装置のコンパクト化が阻害され
るという問題があった。
【０００５】また、後者のたるみによりカールを矯正す
る方法では転写紙の長さの影響を受け、長いサイズの転
写紙ではたるみが大きくなり過ぎたり、短いサイズの転
写紙ではカール矯正が不十分のまま通過してしまうとい
う問題があった。さらに、この方法ではカール矯正が転
写紙の先端側に限られるという問題もあった。
る方法では転写紙の長さの影響を受け、長いサイズの転
写紙ではたるみが大きくなり過ぎたり、短いサイズの転
写紙ではカール矯正が不十分のまま通過してしまうとい
う問題があった。さらに、この方法ではカール矯正が転
写紙の先端側に限られるという問題もあった。
【０００６】本発明は、上述した従来の問題を解消し、
簡単な構成で転写紙に形成されるカールを矯正すること
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
簡単な構成で転写紙に形成されるカールを矯正すること
ができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は転写紙を挾持搬送するローラを備えた熱ロ
ーラ定着装置と、該熱ローラ定着装置の転写紙搬送方向
下流側に少なくとも一対の搬送ローラとを有する画像形
成装置において、前記搬送ローラの一対が断続手段より
回転駆動が断続可能な断続ローラであって該断続ローラ
とその転写紙搬送方向直前の直前ローラとの間でに転写
紙に撓みを形成する撓み形成手段と、前記断続ローラと
前記直前ローラとの間に該転写紙の撓み方向を定める方
向決め手段とを有することを特徴としている。
め、本発明は転写紙を挾持搬送するローラを備えた熱ロ
ーラ定着装置と、該熱ローラ定着装置の転写紙搬送方向
下流側に少なくとも一対の搬送ローラとを有する画像形
成装置において、前記搬送ローラの一対が断続手段より
回転駆動が断続可能な断続ローラであって該断続ローラ
とその転写紙搬送方向直前の直前ローラとの間でに転写
紙に撓みを形成する撓み形成手段と、前記断続ローラと
前記直前ローラとの間に該転写紙の撓み方向を定める方
向決め手段とを有することを特徴としている。
【０００８】さらに、本発明は前記方向決め手段が、撓
ませる側に設けられた可動ガイド板および撓ませる側の
反対側に設けられた固定ガイド部材を備えていることを
特徴としている。
ませる側に設けられた可動ガイド板および撓ませる側の
反対側に設けられた固定ガイド部材を備えていることを
特徴としている。
【０００９】
【作用】上記構成によれば、撓み形成手段は転写紙が断
続ローラと直前ローラとの間に跨るとき、断続ローラを
停止することで両ローラ間で転写紙に撓みを形成でき、
さらに方向決め手段によってその撓み方向をカールを矯
正する方向に定めることができる。
続ローラと直前ローラとの間に跨るとき、断続ローラを
停止することで両ローラ間で転写紙に撓みを形成でき、
さらに方向決め手段によってその撓み方向をカールを矯
正する方向に定めることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図１は、本発明に係る画像形成装置の主要部を
示す概略図である。図１において、符号１は感光体、２
及び３は転写及び分離である。感光体１が反時計方向に
回転されるとき、感光体１には図示していない帯電、光
書き込み、現像等の諸手段によってトナー像が形成され
る。このトナー像と同期して図示していない給紙部より
転写紙４が矢印Ａ方向から給送され、転写２の作用の下
に転写紙４に転写される。転写後の転写紙４は、分離３
の作用によって感光体１から分離され、搬送ベルト５を
介して定着装置６へ搬送される。
明する。図１は、本発明に係る画像形成装置の主要部を
示す概略図である。図１において、符号１は感光体、２
及び３は転写及び分離である。感光体１が反時計方向に
回転されるとき、感光体１には図示していない帯電、光
書き込み、現像等の諸手段によってトナー像が形成され
る。このトナー像と同期して図示していない給紙部より
転写紙４が矢印Ａ方向から給送され、転写２の作用の下
に転写紙４に転写される。転写後の転写紙４は、分離３
の作用によって感光体１から分離され、搬送ベルト５を
介して定着装置６へ搬送される。
【００１１】定着装置６は、少なくとも一方に熱源を備
えた定着ローラ対７，８が設けられた熱ローラ定着装置
であり、未定着トナー像を担持した転写紙４が定着ロー
ラ７，８に挾持搬送されるとき、主に熱の作用によって
未定着トナー像が転写紙４に定着される。定着後の転写
紙４は、排紙ローラ９，１０を介して排紙トレイ１１に
排出される。
えた定着ローラ対７，８が設けられた熱ローラ定着装置
であり、未定着トナー像を担持した転写紙４が定着ロー
ラ７，８に挾持搬送されるとき、主に熱の作用によって
未定着トナー像が転写紙４に定着される。定着後の転写
紙４は、排紙ローラ９，１０を介して排紙トレイ１１に
排出される。
【００１２】上記構成において、転写紙４が定着装置６
を通過するとき、水分が奪われてカールすることが多々
ある。このカールは、図１に対応した従来例である図５
に示すように、バックカールであると、排出時に転写紙
４の自重も相俟って先端側がおじぎをしてしまい、排紙
トレイ１１上でスタッキング不良を発生させることがあ
った。特に、スタッキング不良は転写紙４の先端側のカ
ールが大きく影響している。なお、図５は図１に示す同
一部材には同一符号を付している。
を通過するとき、水分が奪われてカールすることが多々
ある。このカールは、図１に対応した従来例である図５
に示すように、バックカールであると、排出時に転写紙
４の自重も相俟って先端側がおじぎをしてしまい、排紙
トレイ１１上でスタッキング不良を発生させることがあ
った。特に、スタッキング不良は転写紙４の先端側のカ
ールが大きく影響している。なお、図５は図１に示す同
一部材には同一符号を付している。
【００１３】そこで、本発明は図１に示すように、定着
装置６の下流側の対をなす搬送ローラ、本例では排紙ロ
ーラ９，１０が回転駆動を断続可能な断続ローラとし、
定着ローラ７，８をその直前ローラとして構成してい
る。この場合、排紙ローラ９，１０は図２に示すように
排紙ローラ９が断続手段としての電磁クラッチ１４を介
して回転駆動され、電磁クラッチ１４のＯＮ・ＯＦＦ制
御により、排紙ローラ９，１０の回転駆動がＯＮ・ＯＦ
Ｆされる。また、定着ローラ対７，８と排紙ローラ９，
１０との間にはその上方に分離爪１２が、下方に弾性体
よりなる可動ガイド板１３がそれぞれ設けられている。
この場合、分離爪１２はバネ力によって定着ローラ７に
圧接されているが、その圧接力は転写紙４の撓みによる
腰の力より十分強く、従って分離爪１２の下縁は転写紙
に対する一種の固定ガイドと言える。他方、可動ガイド
板１３は転写紙４の撓みによる腰の力によって弾性変形
される程度の弾力を持ったものが用いられている。
装置６の下流側の対をなす搬送ローラ、本例では排紙ロ
ーラ９，１０が回転駆動を断続可能な断続ローラとし、
定着ローラ７，８をその直前ローラとして構成してい
る。この場合、排紙ローラ９，１０は図２に示すように
排紙ローラ９が断続手段としての電磁クラッチ１４を介
して回転駆動され、電磁クラッチ１４のＯＮ・ＯＦＦ制
御により、排紙ローラ９，１０の回転駆動がＯＮ・ＯＦ
Ｆされる。また、定着ローラ対７，８と排紙ローラ９，
１０との間にはその上方に分離爪１２が、下方に弾性体
よりなる可動ガイド板１３がそれぞれ設けられている。
この場合、分離爪１２はバネ力によって定着ローラ７に
圧接されているが、その圧接力は転写紙４の撓みによる
腰の力より十分強く、従って分離爪１２の下縁は転写紙
に対する一種の固定ガイドと言える。他方、可動ガイド
板１３は転写紙４の撓みによる腰の力によって弾性変形
される程度の弾力を持ったものが用いられている。
【００１４】かく構成の画像形成装置は、転写紙の先端
側に形成されたバックカールを矯正する場合、転写紙の
先端側が排紙ローラ９，１０に挾持されたときを図示し
ていない検知手段で検知し、その信号により電磁クラッ
チ１４をＯＦＦして排紙ローラ９，１０だけを一時的に
停止する。この停止により、定着ローラ７，８による搬
送によって転写紙４が撓み始める。このとき、転写紙４
の撓み方向は上方が分離爪１２によって規制されるた
め、転写紙４の撓みによる腰の力によって弾性変形され
る可動ガイド板１３を押し下げるように撓む。従って、
この撓みにより転写紙４の先端側がフェイスカールする
ように矯正される。なお、矯正動作は転写紙４の先端側
だけを一時的に行うので、転写紙の長さに影響されず、
複写速度の遅延も殆どない。
側に形成されたバックカールを矯正する場合、転写紙の
先端側が排紙ローラ９，１０に挾持されたときを図示し
ていない検知手段で検知し、その信号により電磁クラッ
チ１４をＯＦＦして排紙ローラ９，１０だけを一時的に
停止する。この停止により、定着ローラ７，８による搬
送によって転写紙４が撓み始める。このとき、転写紙４
の撓み方向は上方が分離爪１２によって規制されるた
め、転写紙４の撓みによる腰の力によって弾性変形され
る可動ガイド板１３を押し下げるように撓む。従って、
この撓みにより転写紙４の先端側がフェイスカールする
ように矯正される。なお、矯正動作は転写紙４の先端側
だけを一時的に行うので、転写紙の長さに影響されず、
複写速度の遅延も殆どない。
【００１５】かくして、バックカールしている転写紙４
の先端側をフェイスカールするように矯正され、フェイ
スカールした転写紙４は図１に明示するように排紙トレ
イ１１上で良好なるスタッキング性が得られる。
の先端側をフェイスカールするように矯正され、フェイ
スカールした転写紙４は図１に明示するように排紙トレ
イ１１上で良好なるスタッキング性が得られる。
【００１６】図３は、本発明の別の実施例を示す画像形
成装置の一部を示す概略平面説明図である。図３におい
て、感光体１から定着装置６までの構成は図１と同様で
あり、同一部材には同一符号を付している。本例では、
定着装置６に後続して第１搬送ローラ１５，１６、第２
搬送ローラ１７，１８及び第３搬送ローラ１９，２０が
設けられている。第１搬送ローラ１５，１６と第２搬送
ローラ１７，１８の間には反転路２１が設けられ、第３
搬送ローラ１９，２０に後続してスイッチバック方式の
自動両面装置２２が配置されている。なお、本図では排
紙ローラ、排紙トレイおよび第１搬送ローラ１５，１６
と反転路２１の間に転写紙４の搬送を排紙トレイと自動
両面装置２２とに選択的に切り替える切り替え手段を省
略している。
成装置の一部を示す概略平面説明図である。図３におい
て、感光体１から定着装置６までの構成は図１と同様で
あり、同一部材には同一符号を付している。本例では、
定着装置６に後続して第１搬送ローラ１５，１６、第２
搬送ローラ１７，１８及び第３搬送ローラ１９，２０が
設けられている。第１搬送ローラ１５，１６と第２搬送
ローラ１７，１８の間には反転路２１が設けられ、第３
搬送ローラ１９，２０に後続してスイッチバック方式の
自動両面装置２２が配置されている。なお、本図では排
紙ローラ、排紙トレイおよび第１搬送ローラ１５，１６
と反転路２１の間に転写紙４の搬送を排紙トレイと自動
両面装置２２とに選択的に切り替える切り替え手段を省
略している。
【００１７】自動両面装置２２は、片面に画像が形成さ
れた転写紙が載置される両面トレイ２３と、該両面トレ
イ２３上の転写紙４を給紙位置に寄せる寄せコロ２４
と、給紙指令により転写紙４を送り出す呼び出しコロ２
５と、該呼び出しコロ２５によって送り出された転写紙
４を１枚ずつ分離して給紙するフィードローラ２６と分
離ベルト２７からなる分離給紙手段とを有している。
れた転写紙が載置される両面トレイ２３と、該両面トレ
イ２３上の転写紙４を給紙位置に寄せる寄せコロ２４
と、給紙指令により転写紙４を送り出す呼び出しコロ２
５と、該呼び出しコロ２５によって送り出された転写紙
４を１枚ずつ分離して給紙するフィードローラ２６と分
離ベルト２７からなる分離給紙手段とを有している。
【００１８】かく構成の装置は、両面複写が選択されて
作動が開始されると、定着装置６までは図１と同様で、
定着装置６を通過すると、搬送ローラ１５〜２０により
彎曲した反転路２１を経て両面トレイ２３上に排出され
る。両面トレイ２３上では、排出される転写紙４ごとに
寄せコロ２４が転写紙４上に降下して反時計方向に回転
し、反転した転写紙４をスイッチバックして所定位置に
揃える。そして、リピートのときには全転写紙４を揃え
てスタッキングが完了後、再給紙動作に入る。再給紙指
令が発せられると、呼び出しコロ２５、フィードローラ
２６及び分離ベルト２７が作動し、呼び出しコロ２５に
よって送り出された最下紙が、フィードローラ２６及び
分離ベルト２７によって１枚ずつ分離され彎曲したガイ
ド板２８に案内されて両面の画像形成に進む。
作動が開始されると、定着装置６までは図１と同様で、
定着装置６を通過すると、搬送ローラ１５〜２０により
彎曲した反転路２１を経て両面トレイ２３上に排出され
る。両面トレイ２３上では、排出される転写紙４ごとに
寄せコロ２４が転写紙４上に降下して反時計方向に回転
し、反転した転写紙４をスイッチバックして所定位置に
揃える。そして、リピートのときには全転写紙４を揃え
てスタッキングが完了後、再給紙動作に入る。再給紙指
令が発せられると、呼び出しコロ２５、フィードローラ
２６及び分離ベルト２７が作動し、呼び出しコロ２５に
よって送り出された最下紙が、フィードローラ２６及び
分離ベルト２７によって１枚ずつ分離され彎曲したガイ
ド板２８に案内されて両面の画像形成に進む。
【００１９】上記構成において、転写紙４が定着装置６
を通過するとき、水分が奪われてバックカールすること
が多々ある。このカールは、反転路２１を通過すると
き、大きく助長されてしまう。すなわち、反転路２１は
バックカール方向に彎曲されており、しかも定着装置６
で熱せられて直後に通過するため、バックカールが助長
されてしまう。この場合、図４に示すように、カール量
をＬとすると、定着装置６を通過したときのカール量Ｌ
が１０ｍｍとすると、半径５０ｍｍの反転路２１を通過
したとき、約カール量Ｌが１６ｍｍで１．５倍になって
しまう。
を通過するとき、水分が奪われてバックカールすること
が多々ある。このカールは、反転路２１を通過すると
き、大きく助長されてしまう。すなわち、反転路２１は
バックカール方向に彎曲されており、しかも定着装置６
で熱せられて直後に通過するため、バックカールが助長
されてしまう。この場合、図４に示すように、カール量
をＬとすると、定着装置６を通過したときのカール量Ｌ
が１０ｍｍとすると、半径５０ｍｍの反転路２１を通過
したとき、約カール量Ｌが１６ｍｍで１．５倍になって
しまう。
【００２０】このように大きくカールした転写紙４は、
両面トレイ２３上ではフェイスカールとなり、図３に対
応した従来例である図６に示すように、両面トレイ２３
上で後端側がフェイスカールしている転写紙４を寄せコ
ロ２４で図の右方に寄せたとき、その後端側が先端側と
なってガイド板２８にひっかかったり、搬送ローラ１
９，２０から排出しきれずにその搬送路に残ったまま寄
せ動作に入り、スタッキング不良を発生させることがあ
った。なお、図６は図３に示す同一部材には同一符号を
付している。
両面トレイ２３上ではフェイスカールとなり、図３に対
応した従来例である図６に示すように、両面トレイ２３
上で後端側がフェイスカールしている転写紙４を寄せコ
ロ２４で図の右方に寄せたとき、その後端側が先端側と
なってガイド板２８にひっかかったり、搬送ローラ１
９，２０から排出しきれずにその搬送路に残ったまま寄
せ動作に入り、スタッキング不良を発生させることがあ
った。なお、図６は図３に示す同一部材には同一符号を
付している。
【００２１】そこで、本発明は図３に示すように、定着
装置６の下流側の対をなす搬送ローラ、本例では第３搬
送ローラ１９，２０を回転駆動を断続可能な断続ローラ
とし、第２搬送ローラ１７，１８をその直前ローラとし
て構成している。この場合、第３搬送ローラ１９，２０
の一方が前記実施例の排紙ローラ９と同様に図２に示す
ような断続手段としての電磁クラッチ１４を介して回転
駆動され、電磁クラッチ１４のＯＮ・ＯＦＦ制御によ
り、第３搬送ローラ１９，２０の回転駆動がＯＮ・ＯＦ
Ｆされる。また、第２搬送ローラ１７，１８と第３搬送
ローラ１９，２０との間の下方のガイド板３０は第２搬
送ローラ１７，１８と第３搬送ローラ１９，２０のニッ
プ結ぶ直線と略平行なガイド板であるのに対し、上方の
ガイド板２９は第３搬送ローラ１９，２０から第２搬送
ローラ１７，１８に近づくに従いガイド板３０との間隔
が拡がるように形成された屈曲したガイド板が用いられ
ている。
装置６の下流側の対をなす搬送ローラ、本例では第３搬
送ローラ１９，２０を回転駆動を断続可能な断続ローラ
とし、第２搬送ローラ１７，１８をその直前ローラとし
て構成している。この場合、第３搬送ローラ１９，２０
の一方が前記実施例の排紙ローラ９と同様に図２に示す
ような断続手段としての電磁クラッチ１４を介して回転
駆動され、電磁クラッチ１４のＯＮ・ＯＦＦ制御によ
り、第３搬送ローラ１９，２０の回転駆動がＯＮ・ＯＦ
Ｆされる。また、第２搬送ローラ１７，１８と第３搬送
ローラ１９，２０との間の下方のガイド板３０は第２搬
送ローラ１７，１８と第３搬送ローラ１９，２０のニッ
プ結ぶ直線と略平行なガイド板であるのに対し、上方の
ガイド板２９は第３搬送ローラ１９，２０から第２搬送
ローラ１７，１８に近づくに従いガイド板３０との間隔
が拡がるように形成された屈曲したガイド板が用いられ
ている。
【００２２】かく構成の画像形成装置は、転写紙４の後
端側に形成されたバックカールを矯正する場合、転写紙
４の後端側が第２搬送ローラ１７，１８を通過する前に
図示していない検知手段で検知し、その信号により電磁
クラッチ１４をＯＦＦして第３搬送ローラ１９，２０だ
けを一時的に停止する。この停止により、第２搬送ロー
ラ１７，１８による搬送によってそれと第３搬送ローラ
１９，２０間で転写紙４が撓み始める。このとき、撓み
方向は下方側がガイド板３０によって規制されるため、
転写紙４は空間のあるガイド板２９へ逃げるように撓
む。従って、この撓みにより転写紙４が両面トレイ２３
上ではバックカールするように矯正される。
端側に形成されたバックカールを矯正する場合、転写紙
４の後端側が第２搬送ローラ１７，１８を通過する前に
図示していない検知手段で検知し、その信号により電磁
クラッチ１４をＯＦＦして第３搬送ローラ１９，２０だ
けを一時的に停止する。この停止により、第２搬送ロー
ラ１７，１８による搬送によってそれと第３搬送ローラ
１９，２０間で転写紙４が撓み始める。このとき、撓み
方向は下方側がガイド板３０によって規制されるため、
転写紙４は空間のあるガイド板２９へ逃げるように撓
む。従って、この撓みにより転写紙４が両面トレイ２３
上ではバックカールするように矯正される。
【００２３】かくして、両面トレイ２３上でフェイスカ
ールしている転写紙４の後端側ををバックカールするよ
うに矯正でき、両面トレイ２３上でバックカールした転
写紙４は図３に明示するように寄せ動作時において良好
なるスタッキング性が得られる。
ールしている転写紙４の後端側ををバックカールするよ
うに矯正でき、両面トレイ２３上でバックカールした転
写紙４は図３に明示するように寄せ動作時において良好
なるスタッキング性が得られる。
【００２４】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明は上記実施例のみに限定されず、各種
改変できるものである。例えば、両面機構を備えている
画像形成装置においては図１の実施例の構成を図３の実
施例に組み込み、排出する転写紙を定着ローラと第１搬
送ローラ１５，１６の間で矯正するようにしてもよい。
また、断続手段は電磁クラッチに限らず、駆動をＯＮ・
ＯＦＦできるものであれば、適宜な手段を用いることが
できる。
明したが、本発明は上記実施例のみに限定されず、各種
改変できるものである。例えば、両面機構を備えている
画像形成装置においては図１の実施例の構成を図３の実
施例に組み込み、排出する転写紙を定着ローラと第１搬
送ローラ１５，１６の間で矯正するようにしてもよい。
また、断続手段は電磁クラッチに限らず、駆動をＯＮ・
ＯＦＦできるものであれば、適宜な手段を用いることが
できる。
【００２５】
【発明の効果】請求項１及び２の構成によれば、撓み形
成手段は転写紙が断続ローラと直前ローラとの間に跨る
とき、断続ローラを停止することで両ローラ間で転写紙
に撓みを形成でき、さらに方向決め手段によってその撓
み方向をカールを矯正する方向に定められるので、排紙
トレイや両面トレイでのスタッキング不良を防止でき
る。しかも、カール矯正は転写紙の必要な部分だけを選
択的に行うことができる。
成手段は転写紙が断続ローラと直前ローラとの間に跨る
とき、断続ローラを停止することで両ローラ間で転写紙
に撓みを形成でき、さらに方向決め手段によってその撓
み方向をカールを矯正する方向に定められるので、排紙
トレイや両面トレイでのスタッキング不良を防止でき
る。しかも、カール矯正は転写紙の必要な部分だけを選
択的に行うことができる。
【図１】本発明に係る画像形成装置の主要部を示す概略
図である。
図である。
【図２】断続ローラの一例を示す斜視図である。
【図３】本発明に係る画像形成装置の別の実施例におけ
る主要部を示す概略図である。
る主要部を示す概略図である。
【図４】転写紙のカール量示す説明図である。
【図５】図１に対応した従来の画像形成装置の概略図で
ある。
ある。
【図６】図３に対応した従来の画像形成装置の概略図で
ある。
ある。
６ 定着装置 ７，８ 定着ローラ ９，１０ 排紙ローラ １２ 分離爪 １３ 可動ガイド板 １４ 電磁クラッチ １７，１８ 第２搬送ローラ １９，２０ 第３搬送ローラ ２８，２９ ガイド板
Claims (2)
- 【請求項１】転写紙を挾持搬送するローラを備えた熱ロ
ーラ定着装置と、該熱ローラ定着装置の転写紙搬送方向
下流側に少なくとも一対の搬送ローラとを有する画像形
成装置において、 前記搬送ローラの一対が断続手段より回転駆動が断続可
能な断続ローラであって該断続ローラとその転写紙搬送
方向直前の直前ローラとの間でに転写紙に撓みを形成す
る撓み形成手段と、前記断続ローラと前記直前ローラと
の間に該転写紙の撓み方向を定める方向決め手段とを有
することを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項２】前記方向決め手段が、撓ませる側に設けら
れた可動ガイド板および撓ませる側の反対側に設けられ
た固定ガイド部材を備えていることを特徴とする請求項
１に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4336081A JPH06183627A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4336081A JPH06183627A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 画像形成装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06183627A true JPH06183627A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18295502
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4336081A Pending JPH06183627A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06183627A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8244168B2 (en) | 2007-06-25 | 2012-08-14 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with movable transfer device |
| US8755732B2 (en) | 2008-09-19 | 2014-06-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having a transfer unit for transferring an image to a recording sheet |
| JP2018159845A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 記録材搬送装置および画像形成装置 |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP4336081A patent/JPH06183627A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8244168B2 (en) | 2007-06-25 | 2012-08-14 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus with movable transfer device |
| US8755732B2 (en) | 2008-09-19 | 2014-06-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image forming apparatus having a transfer unit for transferring an image to a recording sheet |
| JP2018159845A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | 富士ゼロックス株式会社 | 記録材搬送装置および画像形成装置 |
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