JPH10119765A - 搬送車 - Google Patents

搬送車

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JPH10119765A
JPH10119765A JP28198196A JP28198196A JPH10119765A JP H10119765 A JPH10119765 A JP H10119765A JP 28198196 A JP28198196 A JP 28198196A JP 28198196 A JP28198196 A JP 28198196A JP H10119765 A JPH10119765 A JP H10119765A
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guided
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガイドレールに前後一対の被案内部を作用さ
せ、非操舵式の駆動輪と従動輪とによってガイドレール
に沿わせて自走する搬送車を、ガイドレールが湾曲して
いてもスムーズに走行するようにする。 【解決手段】 駆動輪12の車軸芯が、一対の被案内部
30,30どうしの車体前後方向での中心を通る車体横
方向の仮想直線KLの線上に位置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動倉庫で物品を
搬出したり、搬入したりする搬送車など、案内体に沿っ
て移動する前後一対の被案内部が車体に備えられて、床
面上を駆動輪と従動輪とによって前記案内体に沿って自
走する搬送車に関する。
【0002】
【従来の技術】上記搬送車において、従来、たとえば特
開昭59−59564号公報に示されるように、従動輪
としての前輪を支持するフレームや、駆動輪としての後
輪を支持するフレームを旋回装置を介して車体に旋回自
在に取付けるとともに、案内体としてのガイドレールに
ガイドローラによって沿って移動する被案内部としての
操舵装置を前輪や後輪の支持フレームに設け、ガイドレ
ールが湾曲していると、操舵装置のために支持フレーム
が車体に対して旋回して駆動輪や従動輪の車体に対する
取付向きがガイドレールに沿う取付け向きになり、車体
がガイドレールに沿って走行するようになったものがあ
った。すなわち、駆動輪や従動輪が操舵装置によって操
向制御され、車体を案内体に沿って走行するように操向
させるものであった。また、たとえば特公昭59−45
541号公報に示されるように、案内体としてのガイド
溝に沿って移動する前後一対の被案内部としてのガイド
ローラを車体に備えるとともに、駆動輪および従動輪は
操向制御されない状態で車体に取付け、ガイド溝が湾曲
していると、ガイドローラが車体を前側と後側とで案内
することにより、車体がガイド溝に沿って走行するよう
になったものがあった。すなわち、被案内部が案内体に
案内され、車体を案内体に沿っ走行するように操向させ
るものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の前者の
操向技術の場合、駆動輪や従動輪を操向制御されるよう
に操舵輪に構成していることから、たとえば車輪の支持
部材を車体に旋回自在に支持させるなど、車輪の操向を
可能にする構造が必要になり、構造が複雑になるととも
に車体が重くなる問題があった。また、構造が複雑にな
る結果、点検や整備が行いにくいなどメンテナンス性が
悪くなる問題もあった。さらに、車輪操向を可能にする
構造は一般に車体の下部に装備することから、車体高さ
が高くなる問題もあった。上記した従来の後者の操向技
術にあっては、駆動輪の操向制御も従動輪の操向制御も
行わないことから、車輪を操向制御するためのステアリ
ング機構が不要であり、前者の操向技術の場合に発生す
る構造面や重量面、車高面などの問題を解消しながら車
体を案内体に沿うように操向できる。しかし、この従来
の操向技術の場合、後述の如く、駆動輪と被案内部との
配置関係の都合から案内体と被案内部との間にこじれが
出るとか、駆動輪の駆動ロスが大になるとかの不具合が
発生しやすくなっていた。本発明の目的は、構造面や重
量面、車高面などで有利に得られるのみならず、案内体
が湾曲する場合でも上記したこじれや駆動ロスなどが発
生しにくい搬送車を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】目的を達成するために、
請求項1に記載の発明によれば、冒頭に記した搬送車に
おいて、駆動輪および従動輪を非操舵輪に構成するとと
もに、駆動輪の車軸芯が前記一対の被案内部どうしの車
体前後方向での中心を通る車体横方向の仮想直線上に位
置するように駆動輪と被案内部とを配置してあるものだ
から、案内体が湾曲していても、その湾曲部に被案内部
が位置するとともに駆動輪が旋回内側に位置する際には
駆動輪が車体の旋回中心と案内体との間に位置するよう
に構成してあれば、駆動輪による車体の推進が可能にな
る。そして、一対の被案内部が案内体に案内されて車体
を案内体に沿うように操向させるため、駆動輪および従
動輪を操向制御するステアリング機構を不要にしなが
ら、車体が案内体に沿って走行していくようにできるの
であり、構造簡単かつ軽量に得られるとともに点検や整
備が行いやすいようにでき、かつ、車体高さを極力低く
して安定面などで有利に走行するようにできる。
【0005】図10および図11に示すように、駆動輪
12および従動輪の操向制御を行わず、車体を案内体8
の湾曲部に沿って走行していくように前後一対の被案内
部30,30によって操向させる場合、いずれの被案内
部30にも、駆動輪12による推進力Fと同じ方向で同
じ強さの操作力Fが作用し、この操作力Fの接線方向の
第1分力F1が被案内部30を案内体8に沿わせて移動
させるように作用し、前記操作力Fの法線方向の第2分
力F2のために案内体8からの反力Rが発生する。そし
て、この反力Rは、車体を駆動輪12の接地点まわりで
回転させるべく作用する。冒頭に記した従来の非操舵輪
式の操向技術の場合、図11に示すように、駆動輪12
の車軸芯が被案内部30どうしの車体前後方向での中心
線上よりも一方の被案内部30の方に偏位していること
から、一方の被案内部30から駆動輪12までの距離L
1が他方の被案内部30から駆動輪12までの距離L2
よりも大になり、一方の被案内部30に発生する反力R
による回転モーメントが他方の被案内部30に発生する
反力Rによる回転モーメントよりも大になる。この結
果、被案内部30が案内体8に強く押し付けられ、被案
内部30と案内体8との間にこじれが発生しやすくなっ
たり、駆動輪12による車体の推進効率が悪くなりやす
い。これに対し、請求項1に記載の本発明によれば、図
10に示すように、駆動輪12の車軸芯が被案内部30
どうしの車体前後方向での中心を通る車体横方向の仮想
直線上に位置するものだから、一方の被案内部30から
駆動輪12までの距離L1と、他方の被案内部30から
駆動輪12までの距離L2とが等しくなり、一方の被案
内部30に発生する反力Rによる回転モーメントと、他
方の被案内部30に発生する反力Rによる回転モーメン
トとが釣り合う。この結果、前記反力Rに起因する被案
内部30の案内体8に対する押し付けを回避し、被案内
部30と案内体8との間のこじれを発生しにくくすると
ともに、駆動輪12の回動力を車体の推進に効率よく使
用して車体をスムーズに走行させられる。
【0006】請求項2に記載の発明によれば、前記従動
輪がキャスタ輪機能を備えているから、案内体に沿って
車体の走行方向が変化しても、従動輪がキャスタ輪機能
のために常に走行方向に向く取付け姿勢に自ずと変化し
てスムーズに転動するようにでき、従動輪が被操舵輪で
ある割りには車体がスムーズに走行する。
【0007】請求項3に記載の発明によれば、前記一対
の被案内部が車体から横外側に突出しているから、案内
体を壁際に配置してもこれに被案内部を作用させて車体
を案内体に沿わせて走行でき、床面上の車体走行経路を
車体走行以外に使用する際に案内体が障害物になりにく
くて有利に使用できるようにしながら搬送車を使用でき
る。
【0008】請求項4に記載の発明によれば、前記駆動
輪が車体の左右方向での中心に対して前記被案内部が位
置する側に偏位しているから、駆動輪が被案内部に極力
近づき、駆動輪による推進力のために車体が被案内部を
中心として回転して被案内部と案内体との間にこじれが
発生することがあっても、駆動輪と被案内部との距離の
面からこじれが比較的小で済み、この面からも被案内部
が案内体にスムーズに沿って移動する。
【0009】請求項5に記載の発明によれば、前記駆動
輪を1個備え、前記従動輪を2個備えているから、床面
に凹凸があっても駆動輪もいずれの従動輪も確実に床面
に接触するようにでき、床面の凹凸にかかわらず、車体
が安定的に確実に走行していくようになる。
【0010】請求項6に記載の発明によれば、前記車体
が前記案内体の湾曲部に沿って旋回するとともに旋回内
側に前記駆動輪が位置する際には駆動輪が車体の旋回中
心と、案内体との間に位置するように駆動輪を配置して
あるから、案内体が湾曲していてこの湾曲部の内側を駆
動輪が通っていく場合でも、駆動車輪が推進作用を確実
に発揮して車体がスムーズかつ確実に走行していく。
【0011】請求項7に記載の発明によれば、前記一対
の被案内部それぞれに、前記案内体の左側に接触すると
ともに車体前後方向に並ぶ2個のガイドローラと、前記
案内体の右側に接触するとともに車体前後方向に並ぶ2
個のガイドローラとを備えてあるから、案内体が湾曲し
ていても、その左右側のいずれにも少なくとも一つのガ
イドローラが作用するなど、左側または右側からガイド
ローラが全く離れてしまうという事態が発生しにくくな
り、案内体が湾曲するしないにかかわらず車体が案内体
に精度よく沿うように確実に操向される。
【0012】請求項8に記載の発明によれば、前記一対
の被案内部それぞれに、前記案内体の上方に位置する車
体上下方向の軸芯まわりで回動自在に前記車体に支持さ
れるとともに前記4個のガイドローラを支持するローラ
支持体を備えてあるから、案内体が湾曲していても、そ
の左右側のいずれにもガイドローラが極力2個ずつ作用
するようにローラ支持体が回動し、案内体が湾曲するし
ないにかかわらず車体が案内体に一層精度よく沿うよう
に確実に操向される。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示すように、各種の物品A
をパレットPに載置した状態で収納保管する収納部1a
が上下方向および横方向に並ぶ保管棚1を複数個備え、
保管棚1どうしの間に、昇降台やフォークをなどを有す
るスタッカクレーン2をレール3に沿って移動可能に設
け、一部の保管棚1の入口側に搬入リフタ4a、コンベ
ア4b、移載リフタ4cを有する搬入装置4を設け、一
部の保管棚1の入口側に搬出リフタ5a、コンベア5
b、移載リフタ5cを有する搬出装置5を設けてある。
この搬出装置5および前記搬入装置4に対して保管棚1
とは反対側に物品搬入部6および物品搬出部7を設ける
とともに、これら物品搬入部6、物品搬出部7と、前記
搬入装置4、搬出装置5との間をループ状のガイドレー
ル8に沿って搬送車Tが自走するように構成し、もっ
て、自動倉庫を構成してある。
【0014】すなわち、物品Aを収納するに当たり、パ
レットPに載せたままで入庫コンベア9によって物品搬
入部6に供給する。すると、搬送車Tが物品Aをパレッ
トPに載せた状態で物品搬入部6から移載され、いずれ
かの搬入装置4に搬送してこれの移載リフタ4cにパレ
ットPと共に移載する。搬入装置4は物品Aをパレット
Pと共に移載リフタ4cからコンベア4bによって搬入
リフタ4aに搬送し、この搬入リフタ4aからスタッカ
クレーン2に移載する。スタッカクレーン2は搬入装置
4aからの物品Aを保管棚1の多数の収納部1aのうち
のその物品Aを収納するべき所定の収納部1aに搬送し
てパレットPと共に移載する。そして、物品Aを取り出
すに当たり、その指令を制御装置に入力する。すると、
スタッカクレーン2が制御装置からの情報に基づいてそ
の物品Aが収納されている保管棚1の収納部1aに移動
して物品AをパレットPと共に取り出し、搬出装置5に
搬送してこれの搬出リフタ5aに移載する。搬出装置5
は物品AをパレットPと共に搬出リフタ5aからコンベ
ア5bによって移載リフタ5aに搬送し、この移載リフ
タ5からパレットPに載せたままで搬送車Tに移載す
る。搬送車Tは物品Aを物品搬出部7に搬送してパレッ
トPと共に移載し、出庫コンベア10が物品Aをパレッ
トPに載せたままで物品搬出部7から出庫箇所に搬送す
る。
【0015】前記搬送車Tは、図2および図3に示すよ
うに構成してある。すなわち、左右一対の車体前後方向
に長いメインフレーム11a,11bと、両メインフレ
ーム11a,11bの前端側どうしを連結する前連結フ
レーム11cと、両メインフレーム11a,11bの後
端側どうしを連結する後連結フレーム11dとによって
車体11を形成し、左側のメインフレーム11aの前後
方向での中間部の下側に走行用の駆動輪12を電動モー
タM1によって駆動できるように取付け、右側のメイン
フレーム11bの前端側と後端側との下面側に従動輪1
3を遊転自在に取付け、左側のメインフレーム11aの
前記駆動輪12よりも車体前方側の下面側と車体後方側
の下面側とに補助輪14を取付け、左側のメインフレー
ム11aの前端側の左横外側と後端側の左横外側とに4
個のガイドローラ31,32を有する被案内部30を備
え、これら前後一対の被案内部30,30の上方および
横側方を覆うガイドカバー15を左側のメインフレーム
11aから車体11の横外側に延出させ、両メインフレ
ーム11a,11bの前端側の上面側どうしにわたって
前側の荷受け台装置40を、両メインフレーム11a,
11bの後端側の上面側どうしにわたって後側の荷受け
台装置40をそれぞれ取付け、前記電動モータM1や両
荷受け台装置40の電動モータM2に電力供給するとと
もにこれらの制御を行う電源部16と、この電源部16
の上下および横側を覆う電源部カバー17とを右側のメ
インフレーム11bに支持させ、前連結フレーム11c
の前面側に樹脂製のフロントバンパー18を取付け、後
連結フレーム11dの後面側に樹脂製のリヤバンパー1
9を取付けてある。
【0016】図4に明示するように、前記駆動輪12
は、メインフレーム11aの下面側に固定された車軸ケ
ース20が車体横方向の軸芯Yまわりでの回転のみ可能
に支持しているとともに前記電動モータM1によって駆
動される車軸21に一体回転自在に支持させてある。こ
れにより、駆動輪12は、車体11を推進させるように
駆動制御されるが、車体11の走行向きを変更するよう
に操向制御はされない非操舵輪になっており、そして、
被案内部30に極力近づくように車体11の左右方向で
の中心CLに対して前記被案内部30が位置する側に偏
位している。
【0017】図5に明示するように、前記前後一対の従
動輪13,13のいずれもは、メインフレーム11bが
車輪支持部材22を介して支持する車軸23に相対回転
自在に取付けた一対の遊転輪体13a,13aによって
構成してある。車輪支持部材22は、メインフレーム1
1bに固定している支持具24と車輪支持部材22との
間に介在するベアリングを介して前記支持具24に支持
させて、車体11に対して車体上下方向の軸芯X1まわ
りで自由に回動するように構成してある。車軸23は、
車輪支持部材22が備える前後一対の支持ピン25,2
5に前記軸芯X1に直交する支持ピン25の軸芯まわり
で回動自在に支持させて、車体11に対して前記軸芯X
1に直交する方向の軸芯まわりでローリングするように
構成してある。これにより、前側の従動輪13も後側の
従動輪13も、車体11の走行向きが変化した際に一対
の遊転輪体13a,13aの接地と相対回転とのための
自ずと車体11に対して軸芯X1まわりで旋回して車体
走行方向に沿う取付け向きになるようにキャスタ輪機能
を備えるとともに、車体11が左右に傾斜しても自ずと
車体11に対して支持ピン25の軸芯まわりで傾斜して
床面上に確実に接触するようにローリング機能を備えて
いる。そして、車体11の走行向きを変更するように操
向制御されない非操舵輪になっている。
【0018】図6に明示するように、前記前後一対の補
助輪14,14のいずれもは、補助輪14を遊転自在に
支持する車輪側支持体26を、メインフレーム11aが
車体上下方向の軸芯X2まわりで旋回自在に支持してい
る車体側支持体27に、補助輪14の車軸芯に平行でこ
の車軸芯とは偏位している連結ピン28によって回動自
在に連結することにより、車体11に取付けてある。補
助輪14が車体側支持体27に対して連結ピン28の軸
芯まわりで上昇揺動するに伴い、車輪側支持体26の基
端側の上面側に突出している当り部26aが車体側支持
体27に付設してあるストッパーボルト29に当接して
補助輪14が上昇限界になるように構成してある。これ
により、前側の補助輪14も後側の補助輪14も、車体
11が前後に傾斜すると、これに伴って掛かる荷重のた
めに連結ピン28の軸芯まわりで車体11に対して上昇
し、限界まで上昇すると、車輪側支持体26、ストッパ
ーボルト29を介して車体側支持体27に支持されて車
体11をそれ以上傾斜しないように受け止め支持する。
また、車体11の走行向きが変化すると、自ずと車体1
1に対して軸芯X2まわりで旋回して車体走行方向に沿
う取付け向きになるようにキャスタ車輪になっている。
【0019】図7および図8に明示するように、前記前
後一対の被案内部30,30のいずれもは、メインフレ
ーム11aの下面側に固定されているガイドブラケット
33から車体11の横外側に延出するガイドアーム34
と、このガイドアーム34の延出端側にこの箇所を回転
自在に貫通する回転支軸35によって車体上下方向の軸
芯P1まわりで回転自在に取付けたローラ支持体36
と、このローラ支持体36から下向きに延出する4本の
ローラ支軸37それぞれに1個ずつ回転自在に取付けた
計4個の前記ガイドローラ31・32・とによって構成
してある。ガイドアーム34の基端側に備えた長孔34
aと、この長孔34aを貫通するように構成してガイド
ブラケット33に付設した車体前後方向のアーム連結ピ
ン38とによってガイドアーム34とガイドブラケット
33とを連結し、ガイドアーム34をアーム連結ピン3
8を支点にしてガイドブラケット33に対して上下に揺
動操作することにより、被案内部30を図8に実線で示
す如く4個のガイドローラ31,32が車体11から横
外側に突出するとともに前記ガイドレール8に上方から
装着して接触作用する下降使用状態と、図8に二点鎖線
で示す如く4個のガイドローラ31,32がガイドレー
ル8から上方に抜け出るとともに下降使用状態のときよ
りも車体側に寄る上昇格納状態とに切り換えできるよう
にしてある。被案内部30をガイドレール8に作用させ
る際には、ガイドアーム34の基端側にその上面側から
装着してガイドアーム34をガイドブラケット33に締
付け固定するように構成した複数本のロックボルト39
を作用させることにより、前記下降使用状態に固定する
ようにしてある。被案内部30を下降使用状態にする
と、前記軸芯P1がガイドレール8の直上方に位置し、
かつ、前記4個のガイドローラ31・32・のうちの前
記軸芯P1よりも車体外側に位置する2個のガイドロー
ラ31,31がガイドレール8の左側の側面に車体前後
方向に並んで接触し、前記軸芯P1よりも車体内側に位
置する2個のガイドローラ32,32がガイドレール8
の右側の側面に車体前後方向に並んで接触するように構
成してある。これにより、前後一対の被案内部30,3
0を前記下降使用状態にして固定すると、両被案内部3
0,30は、駆動輪12による推進作用と、4個のガイ
ドローラ31,32の案内作用とのためにガイドレール
8に沿って移動し、車体11をガイドレール8に沿って
走行するように操向制御する。
【0020】前記一対の被案内部30,30を下降使用
状態にすると、駆動輪12と両被案内部30,30とが
図2および図10に示す位置関係になるように駆動輪1
2と両被案内部30,30とを配置してある。すなわ
ち、一対の被案内部30,30どうしの車体前後方向で
の中心を通る車体横方向の直線KLを仮想すると、この
仮想直線KLの上に駆動輪12の車軸芯Yが位置するよ
うに、かつ、ガイドレール8に駆動輪12が旋回内側に
位置することになる湾曲部が存在し、車体11がこの湾
曲部に沿って旋回中心Qのまわりで旋回するとすると、
駆動輪12が旋回中心Qとガイドレール8との間に位置
するようにしてある。これにより、ガイドレール8が湾
曲していても、駆動輪12による車体11の推進が可能
になる。また、前後一対の被案内部30,30のいずれ
にも、駆動輪12による推進力Fと同じ方向で同じ強さ
の操作力Fが作用し、この操作力Fの接線方向の第1分
力F1が被案内部30をガイドレール8に沿わせて移動
させるように作用し、前記操作力Fの法線方向の第2分
力F2のためにガイドレール8からの反力Rが発生す
る。そして、この反力Rのため、車体11に駆動輪12
の接地点まわりで回転させるモーメントが作用する。し
かし、一方の被案内部30から駆動輪12までの距離L
1と、他方の被案内部30から駆動輪12までの距離L
2とが等しくなり、一方の被案内部30に発生する反力
Rによる回転モーメントと、他方の被案内部30に発生
する反力Rによる回転モーメントとが釣り合う。
【0021】図2および図9に示すように、前記前後の
荷受け台装置40,40のいずれもは、メインフレーム
11aと11bとにわたって取付けたコンベアケース4
1と、このコンベアケース41に前記電動モータM2に
よって正回転方向と逆回転方向とに回動駆動できるよう
に取付けた無端チェーンでなるチェーンコンベア42
と、前記コンベアケース41が支持する搬送ガイド43
とによって構成してある。すなわち、前後いずれもの荷
受け台装置40は、パレットPの一端側を正回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせてコンベアケース41の上方に搬入することによ
り、搬送用の物品Aを前記移載リフタ5cや物品搬入部
6から車体11に積み込む。そして、コンベアケース4
1の上方に位置するパレットPの一端側を逆回転方向に
回動する無端チェーン42によって搬送ガイド43に沿
わせて車体11の横外側に搬出することにより、搬送用
の物品Aを車体11から前記移載リフタ4cや物品搬出
部7に降ろす。
【0022】図8に示すように、前記前後一対のガイド
ブラケット33,33のいずれか一方のガイドブラケッ
ト33から延出する集電アーム50に車体上下方向に並
ぶ複数個の集電子51を支持させるとともに、これら集
電子51は、ガイドレール8の支柱52が支持する給電
レール53に接触し、駆動用電力を給電レール53から
取り入れるとともに前記電源部16を介して前記電動モ
ータM1,M2に供給するように構成してある。
【0023】つまり、搬送車Tは、前後一対の被案内部
30,30によってガイドレール8に沿うように操向制
御されながら、かつ、集電子51によって駆動用電力を
給電レール53から取り入れて電動モータM1に供給し
ながら、1個の駆動輪12と2個の従動輪13,13と
に荷重を支持させながらこれら3個の車輪12,13,
13によって床面上を自走していく。ガイドレール8が
湾曲していても、ローラ支持体36が軸芯P1まわりで
車体11に対して回動し、全てのガイドローラ31,3
2がガイドレール8に確実に接触して被案内部30がガ
イドレール8に精度よく沿うことにより、かつ、前側の
被案内部30に作用する前記反力Rによって車体11に
作用する回転モーメントと、後側の被案内部30に作用
する前記反力Rによって車体11に作用する回転モーメ
ントとが釣り合うことにより、各被案内部30,30と
ガイドレール8との間にこじれが発生しにくいとともに
駆動輪12の推進力のロスが発生しにくくてガイドレー
ル8の湾曲部に沿ってスムーズに走行していく。また、
車体11が走行振動や床面凹凸などに起因して前後に傾
斜しても、補助輪14が上昇限界に至った際にはそれ以
上傾斜しないように補助輪14によって支持されて安定
よく走行していく。そして、物品搬入の際には、物品搬
入部6の横側で停止して前後一対のチェーンコンベア4
2,42によってパレットPを前側の荷受け装置40と
後側の荷受け装置と40にわたって搬入することによっ
て物品Aを積み込み、いずれかの搬入装置4の移載リフ
ト4cの横側で停止して前後一対のチェーンコンベア4
2,42によってパレットPを両荷受け装置40,40
から搬出することによって物品Aを移載リフト4cに降
ろす。また、物品搬出の際には、いずれかの搬出装置5
の移載リフタ5cの横側で停止して前後一対のチェーン
コンベア42,42によってパレットPを前側の荷受け
装置40と後側の荷受け装置と40にわたって搬入する
ことによって物品Aを積み込み、物品搬出部7の横側で
停止して前後一対のチェーンコンベア42,42によっ
てパレットPを両荷受け装置40,40から搬出するこ
とによって物品Aを物品搬出部7に降ろす。
【0024】〔別実施形態〕図12および図13は別の
実施形態を備える搬送車Tを示し、図12に示す搬送車
Tは、車体11から横外側に突出する前後一対の被案内
部30,30を備えているとともに、車体11の左右方
向での中心線CLの両横側に別れて位置する一対の駆動
輪12,12と、両駆動輪12,12よりも車体前方側
の前記中心線CLの線上と、両駆動輪12,12よりも
車体後方側の前記中心線CLの線上とに位置する従動輪
13との計4個の車輪によって床面上を自走するように
構成してある。そして、左右一対の駆動輪12,12そ
れぞれの車軸芯が前後の被案内部30,30どうしの車
体前後方向での中心を通る車体横方向の仮想直線KLの
線上に位置するように両駆動車輪12,12を配置して
ある。
【0025】図13に示す搬送車Tは、車体11から横
外側に突出する前後一対の被案内部30,30を備えて
いるとともに、車体11の左右方向での中心線CLの線
上に位置する1個の駆動輪12と、駆動輪12よりも車
体前方側の前記中心線CLの両横側と、駆動輪12より
も車体後方側の前記中心線CLの両横側とに位置する従
動輪13との計5個の車輪によって床面上を自走するよ
うに構成してある。そして、駆動輪12の車軸芯が前後
の被案内部30,30どうしの車体前後方向での中心を
通る車体横方向の仮想直線KLの線上に位置するように
駆動車輪12を配置してある。
【0026】上記実施形態に示した如く、被案内部30
を車体11から横外側に突出するように設ける他、車体
11の左右方向での中心線上に位置する箇所や、この中
心線から横側に位置ずれする箇所など車体の横幅内に設
けて実施する搬送車の場合にも本発明は適用できる。
【0027】前記補助輪14は省略して実施する搬送車
の場合にも本発明は適用できる。
【0028】前記ガイドレール8に替え、搬送車Tの搬
送経路に沿わせて床面に形成するガイド溝を採用して実
施する搬送車Tの場合にも本発明は適用できる。したが
って、これらガイドレール8、ガイド溝を総称して案内
体と呼称する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動倉庫の概略平面図
【図2】搬送車全体の平面図
【図3】搬送車全体の後面図
【図4】駆動輪取付け部の後面図
【図5】従動輪取付け部の後面図
【図6】補助輪取付け部の側面図
【図7】被案内部の平面図
【図8】被案内部の取付け部の断面図
【図9】荷受け装置の断面図
【図10】本発明の駆動輪による推進作用の説明図
【図11】従来の駆動輪による推進作用の説明図
【図12】別実施形態の搬送車の概略平面図
【図13】別実施形態の搬送車の概略平面図
【符号の説明】 8 案内体 12 駆動輪 13 従動輪 30 被案内部 31 ガイドローラ 32 ガイドローラ 36 ローラ支持体 KL 仮想直線 Q 旋回中心

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内体に沿って移動する前後一対の被案
    内部が車体に備えられて、床面上を駆動輪と従動輪とに
    よって前記案内体に沿って自走する搬送車であって、 前記駆動輪および前記従動輪を非操舵輪に構成するとと
    もに、前記駆動輪の車軸芯が前記一対の被案内部どうし
    の車体前後方向での中心を通る車体横方向の仮想直線上
    に位置するように前記駆動輪と前記被案内部とを配置し
    てある搬送車。
  2. 【請求項2】 前記従動輪がキャスタ輪機能を備えてい
    る請求項1記載の搬送車。
  3. 【請求項3】 前記一対の被案内部が車体から横外側に
    突出している請求項1又は2記載の搬送車。
  4. 【請求項4】 前記駆動輪が車体の左右方向での中心に
    対して前記被案内部が位置する側に偏位している請求項
    3記載の搬送車。
  5. 【請求項5】 前記駆動輪を1個備え、前記従動輪を2
    個備えている請求項1〜4のいずれか1項に記載の搬送
    車。
  6. 【請求項6】 前記車体が前記案内体の湾曲部に沿って
    旋回するとともに旋回内側に前記駆動輪が位置する際に
    は駆動輪が車体の旋回中心と、案内体との間に位置する
    ように駆動輪を配置してある請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の搬送車。
  7. 【請求項7】 前記一対の被案内部それぞれに、前記案
    内体の左側に接触するとともに車体前後方向に並ぶ2個
    のガイドローラと、前記案内体の右側に接触するととも
    に車体前後方向に並ぶ2個のガイドローラとを備えてあ
    る請求項1〜6のいずれか1項に記載の搬送車。
  8. 【請求項8】 前記一対の被案内部それぞれに、前記案
    内体の上方に位置する車体上下方向の軸芯まわりで回動
    自在に前記車体に支持されるとともに前記4個のガイド
    ローラを支持するローラ支持体を備えてある請求項7記
    載の搬送車。
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