JPH10119612A - チャイルドシート - Google Patents
チャイルドシートInfo
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- JPH10119612A JPH10119612A JP8274752A JP27475296A JPH10119612A JP H10119612 A JPH10119612 A JP H10119612A JP 8274752 A JP8274752 A JP 8274752A JP 27475296 A JP27475296 A JP 27475296A JP H10119612 A JPH10119612 A JP H10119612A
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- child seat
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- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 41
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 abstract description 7
- 230000037431 insertion Effects 0.000 abstract description 7
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000008447 perception Effects 0.000 description 1
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/26—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles for children
- B60N2/28—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
- B60N2/2857—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle characterised by the peculiar orientation of the child
- B60N2/286—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle characterised by the peculiar orientation of the child forward facing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60N2/28—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle
- B60N2/2821—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle having a seat and a base part
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
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- B60N2/2875—Seats readily mountable on, and dismountable from, existing seats or other parts of the vehicle inclinable, as a whole or partially
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- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 座席に固定されたチャイルドシートのリクラ
イニング角度を容易に調整できるようにする。 【解決手段】 座席１０にチャイルドシート１２が載置
され、ベルト２０の先端のバックル９４を座席側ベルト
１８の先端のトング９２に係止させた後、巻取機６０の
ダイヤル６０を回し、ベルト２０を巻き取り、チャイル
ドシート１２を固定する。リクライニングを調整する時
には、ロック解除レバー３６を引き、シート本体固定ピ
ン３０をピン挿入穴２８から引き抜くと共にリンクバー
５８を介してアーム部８４を回動させ、巻取機６０のロ
ックを解除する。
イニング角度を容易に調整できるようにする。 【解決手段】 座席１０にチャイルドシート１２が載置
され、ベルト２０の先端のバックル９４を座席側ベルト
１８の先端のトング９２に係止させた後、巻取機６０の
ダイヤル６０を回し、ベルト２０を巻き取り、チャイル
ドシート１２を固定する。リクライニングを調整する時
には、ロック解除レバー３６を引き、シート本体固定ピ
ン３０をピン挿入穴２８から引き抜くと共にリンクバー
５８を介してアーム部８４を回動させ、巻取機６０のロ
ックを解除する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は幼児を着座させるた
めのチャイルドシートに係り、詳しくは車両の座席に被
係止部材を設けておき、チャイルドシート固定用ベルト
を該被係止部材に係止させ、次いでベルトを緊張させて
チャイルドシートを固定するようにしたチャイルドシー
トに関する。
めのチャイルドシートに係り、詳しくは車両の座席に被
係止部材を設けておき、チャイルドシート固定用ベルト
を該被係止部材に係止させ、次いでベルトを緊張させて
チャイルドシートを固定するようにしたチャイルドシー
トに関する。
【０００２】
【従来の技術】幼児を着席させるためのチャイルドシー
トを車両の座席に固定する従来構造として、車両の座席
に被係止部材を設けておき、チャイルドシート内に設け
られたベルト巻取部材からベルトを引き出して該ベルト
の先端を該被係止部材に係止し、次いで該巻取部材によ
ってベルトをきつく巻き取ってチャイルドシートを座席
に固定するようにしたものがある（特開平５−２５４３
６７号公報）。この従来例においては、円盤形の操作ノ
ブを手で把んで回転させることによりベルトを巻き取る
ようにしている。
トを車両の座席に固定する従来構造として、車両の座席
に被係止部材を設けておき、チャイルドシート内に設け
られたベルト巻取部材からベルトを引き出して該ベルト
の先端を該被係止部材に係止し、次いで該巻取部材によ
ってベルトをきつく巻き取ってチャイルドシートを座席
に固定するようにしたものがある（特開平５−２５４３
６７号公報）。この従来例においては、円盤形の操作ノ
ブを手で把んで回転させることによりベルトを巻き取る
ようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】チャイルドシートとし
てリクライニング可能に構成したものがある。このチャ
イルドシートは、子供が座るシート本体と、このシート
本体をスライド可能に保持しているフレームと、このフ
レームのスライドをロックするためのロック装置とを備
えており、シート本体をフレーム上で円弧を描くように
スライドさせることによってシート本体をリクライニン
グさせる。
てリクライニング可能に構成したものがある。このチャ
イルドシートは、子供が座るシート本体と、このシート
本体をスライド可能に保持しているフレームと、このフ
レームのスライドをロックするためのロック装置とを備
えており、シート本体をフレーム上で円弧を描くように
スライドさせることによってシート本体をリクライニン
グさせる。
【０００４】このようなリクライニング可能なチャイル
ドシートを上記特開平５−２５４３６７号のベルト巻取
機構によって車両座席に固定した場合、シート本体のリ
クライニング角度を変更するときには、ベルト巻取機構
のベルトを緩める操作と、リクライニング機構のロック
装置のロックを解除する操作との２操作が必要であり、
操作が甚だ煩雑である。
ドシートを上記特開平５−２５４３６７号のベルト巻取
機構によって車両座席に固定した場合、シート本体のリ
クライニング角度を変更するときには、ベルト巻取機構
のベルトを緩める操作と、リクライニング機構のロック
装置のロックを解除する操作との２操作が必要であり、
操作が甚だ煩雑である。
【０００５】本発明は、かかる従来技術に鑑みてなされ
たものであり、車両座席に固定されたチャイルドシート
のリクライニング角度を容易に変えることができるよう
にすることを目的とする。
たものであり、車両座席に固定されたチャイルドシート
のリクライニング角度を容易に変えることができるよう
にすることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明のチャイルドシー
トは、子供が座るシート本体と、該シート本体をリクラ
イニング方向に移動可能に保持しているフレームと、該
シート本体のリクライニング方向の移動を阻止して該シ
ート本体を該フレームに固定させるロック手段と、該ロ
ック手段のロックを解除するためのロック解除レバーと
を備えてなるチャイルドシートであって、さらに、該チ
ャイルドシートを車両の座席に固定するために、該チャ
イルドシートに設けられた巻取機と、巻取機から引き出
され車両座席の被係止部材に係止される紐状体と、該巻
取機からの該紐状体の引出しを阻止する引出阻止手段を
備えてなるチャイルドシートにおいて、前記ロック解除
レバーをロック解除方向に移動させたときに該引出阻止
手段の引出阻止が解除されるように構成したことを特徴
とするものである。
トは、子供が座るシート本体と、該シート本体をリクラ
イニング方向に移動可能に保持しているフレームと、該
シート本体のリクライニング方向の移動を阻止して該シ
ート本体を該フレームに固定させるロック手段と、該ロ
ック手段のロックを解除するためのロック解除レバーと
を備えてなるチャイルドシートであって、さらに、該チ
ャイルドシートを車両の座席に固定するために、該チャ
イルドシートに設けられた巻取機と、巻取機から引き出
され車両座席の被係止部材に係止される紐状体と、該巻
取機からの該紐状体の引出しを阻止する引出阻止手段を
備えてなるチャイルドシートにおいて、前記ロック解除
レバーをロック解除方向に移動させたときに該引出阻止
手段の引出阻止が解除されるように構成したことを特徴
とするものである。
【０００７】かかるチャイルドシートにおいては、リク
ライニングのロック解除レバーを操作することによりリ
クライニングのロック解除とチャイルドシート固定用の
紐状体引出阻止手段の引出阻止解除とを併せて行うこと
ができる。
ライニングのロック解除レバーを操作することによりリ
クライニングのロック解除とチャイルドシート固定用の
紐状体引出阻止手段の引出阻止解除とを併せて行うこと
ができる。
【０００８】本発明では、ロック解除レバーをロック解
除方向に移動させると、まず前記シート本体のロック手
段がロック解除され、その後、前記引出阻止手段の引出
阻止が解除されるのが好ましい。このように構成した場
合、車両座席に固定されたチャイルドシートのシート本
体を背もたれ部が起立する方向にリクライニング角度調
整するに際し、まずロック解除レバーを少しだけ引いて
シート本体のロックだけを解除する。そして、シート本
体を背もたれ部起立方向にリクライニング角度調整す
る。そうすると、巻取機がシート本体に取り付けられて
いると、この巻取機と車両座席との間に緊張されていた
紐状体が緩む。そこで、巻取機を操作して紐状体を巻き
取って緊張させることにより、再びチャイルドシートを
車両座席にしっかりと固定することができる。このよう
にして、既に座席に固定されたチャイルドシートのリク
ライニング角度を調整するに際し、巻取機の紐状体引出
阻止の解除が不要となる。
除方向に移動させると、まず前記シート本体のロック手
段がロック解除され、その後、前記引出阻止手段の引出
阻止が解除されるのが好ましい。このように構成した場
合、車両座席に固定されたチャイルドシートのシート本
体を背もたれ部が起立する方向にリクライニング角度調
整するに際し、まずロック解除レバーを少しだけ引いて
シート本体のロックだけを解除する。そして、シート本
体を背もたれ部起立方向にリクライニング角度調整す
る。そうすると、巻取機がシート本体に取り付けられて
いると、この巻取機と車両座席との間に緊張されていた
紐状体が緩む。そこで、巻取機を操作して紐状体を巻き
取って緊張させることにより、再びチャイルドシートを
車両座席にしっかりと固定することができる。このよう
にして、既に座席に固定されたチャイルドシートのリク
ライニング角度を調整するに際し、巻取機の紐状体引出
阻止の解除が不要となる。
【０００９】本発明では、巻取機は、紐状体が巻き付け
られる巻取軸と、該巻取軸を巻取方向に回転させるため
のハンドルと、該巻取軸と一体に回転する、外周面に歯
を有したラチェットホイールと、該ラチェットホイール
の歯に係合して該巻取軸の紐状体引出方向への回転を阻
止する姿勢と、該歯から離反して該巻取軸の回転を許容
する姿勢とをとりうるラチェットホイール回転阻止部材
とを備えてなり、該ラチェットホイール回転阻止部材が
前記ロック解除レバーのロック解除方向への移動によっ
て該歯から離反することが好ましい。
られる巻取軸と、該巻取軸を巻取方向に回転させるため
のハンドルと、該巻取軸と一体に回転する、外周面に歯
を有したラチェットホイールと、該ラチェットホイール
の歯に係合して該巻取軸の紐状体引出方向への回転を阻
止する姿勢と、該歯から離反して該巻取軸の回転を許容
する姿勢とをとりうるラチェットホイール回転阻止部材
とを備えてなり、該ラチェットホイール回転阻止部材が
前記ロック解除レバーのロック解除方向への移動によっ
て該歯から離反することが好ましい。
【００１０】本発明では、ハンドルから前記巻取軸に伝
達されるトルクが所定値以上になるとハンドルを空転さ
せる手段を設けるのが好ましい。このトルクの所定値
を、チャイルドシートの固定に十分なベルト張力をもた
らすトルク値と設定しておく。そうすると、ハンドルが
空転するまでハンドルを回すことにより、チャイルドシ
ートを座席に確実に固定することができる。
達されるトルクが所定値以上になるとハンドルを空転さ
せる手段を設けるのが好ましい。このトルクの所定値
を、チャイルドシートの固定に十分なベルト張力をもた
らすトルク値と設定しておく。そうすると、ハンドルが
空転するまでハンドルを回すことにより、チャイルドシ
ートを座席に確実に固定することができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。第１図は、実施の形態に係
るチャイルドシートを車両の座席に固定した状態を示す
側面図、第２図はこのチャイルドシートの分解斜視図、
第３図はロック機構を示す平面図、第４図はロック機構
を示す斜視図、第５図は巻取機の方向性を示す斜視図、
第６図は巻取機の構成を示す縦断面図、第７図は巻取ト
ルク伝達機構を示す断面斜視図である。
施の形態について説明する。第１図は、実施の形態に係
るチャイルドシートを車両の座席に固定した状態を示す
側面図、第２図はこのチャイルドシートの分解斜視図、
第３図はロック機構を示す平面図、第４図はロック機構
を示す斜視図、第５図は巻取機の方向性を示す斜視図、
第６図は巻取機の構成を示す縦断面図、第７図は巻取ト
ルク伝達機構を示す断面斜視図である。
【００１２】第１、２図の通り、座席１０上にチャイル
ドシート１２が載置され、該座席１０のシートクッショ
ン１４とシートバック１６との交叉隅部付近に取り付け
られた座席側ベルト１８に対しベルト（紐状体）２０を
介してチャイルドシート１２を固定している。
ドシート１２が載置され、該座席１０のシートクッショ
ン１４とシートバック１６との交叉隅部付近に取り付け
られた座席側ベルト１８に対しベルト（紐状体）２０を
介してチャイルドシート１２を固定している。
【００１３】このチャイルドシート１２は、子供が座る
シート本体２２と、該シート本体２２をリクライニング
可能に支持するフレーム２４とを備えている。フレーム
２４の上面には１対のガイドレール２６が設けられてお
り、シート本体２２の底面が該ガイドレール２６に沿っ
てリクライニング方向に摺動可能とされている。
シート本体２２と、該シート本体２２をリクライニング
可能に支持するフレーム２４とを備えている。フレーム
２４の上面には１対のガイドレール２６が設けられてお
り、シート本体２２の底面が該ガイドレール２６に沿っ
てリクライニング方向に摺動可能とされている。
【００１４】このガイドレール２６にはピン挿入穴２８
が穿設されており、シート本体２２の底面部分にシート
幅方向に突設されたシート本体固定ピン３０が該ピン挿
入穴２８に挿入されることにより、シート本体２２がガ
イドレール２６に固定される。
が穿設されており、シート本体２２の底面部分にシート
幅方向に突設されたシート本体固定ピン３０が該ピン挿
入穴２８に挿入されることにより、シート本体２２がガ
イドレール２６に固定される。
【００１５】シート本体２２の底面にはレバーケース３
４が固定されており、このレバーケース３４内にロック
解除レバー３６がシート前後方向に移動可能に収容され
ている。
４が固定されており、このレバーケース３４内にロック
解除レバー３６がシート前後方向に移動可能に収容され
ている。
【００１６】第４図に示す通り、レバーケース３４及び
ロック解除レバー３６はそれぞれシートの前後方向に延
在する長方形状のものであり、該レバーケース３４の後
部に固着されたステー４０とロック解除レバー３６の後
端との間に引張りばね４２を掛け渡すことにより、ロッ
ク解除レバー３６を後方に付勢している。
ロック解除レバー３６はそれぞれシートの前後方向に延
在する長方形状のものであり、該レバーケース３４の後
部に固着されたステー４０とロック解除レバー３６の後
端との間に引張りばね４２を掛け渡すことにより、ロッ
ク解除レバー３６を後方に付勢している。
【００１７】なお、このレバー３６にはその長手方向に
延在するガイドスリット４４が穿設されており、レバー
ケース３４から突設されたガイドピン４６が該ガイドス
リット４４に係合し、これによりレバー３６がスムーズ
に前後方向に移動可能となっている。レバー３６の前端
には、このレバー３６を引っ張る時に把むためのグリッ
プ４８が設けられている。
延在するガイドスリット４４が穿設されており、レバー
ケース３４から突設されたガイドピン４６が該ガイドス
リット４４に係合し、これによりレバー３６がスムーズ
に前後方向に移動可能となっている。レバー３６の前端
には、このレバー３６を引っ張る時に把むためのグリッ
プ４８が設けられている。
【００１８】レバーケース３４の底面にはピン支持溝５
０がレバーケース３４の幅方向に延設されており、シー
ト本体固定ピン３０の後端部がこのピン支持溝５０に挿
入されている。
０がレバーケース３４の幅方向に延設されており、シー
ト本体固定ピン３０の後端部がこのピン支持溝５０に挿
入されている。
【００１９】ロック解除レバー３６には、その長手方向
と交差する斜め方向にガイドスリット５２が２本設けら
れている。このガイドスリット５２、５２は、レバー３
６の後方になるほど互いに接近するように配置されてい
る。シート本体固定ピン３０の後端側はこのガイドスリ
ット５２を挿通しており、レバー３６を前後進させるこ
とにより、シート本体固定ピン３０が該ガイドスリット
５２に案内されてシート幅方向に進退される。
と交差する斜め方向にガイドスリット５２が２本設けら
れている。このガイドスリット５２、５２は、レバー３
６の後方になるほど互いに接近するように配置されてい
る。シート本体固定ピン３０の後端側はこのガイドスリ
ット５２を挿通しており、レバー３６を前後進させるこ
とにより、シート本体固定ピン３０が該ガイドスリット
５２に案内されてシート幅方向に進退される。
【００２０】このロック解除レバー３６の後端側には、
該レバー３６を幅方向に貫通するスリット５６（第５
図）が設けられており、このスリット５６にリンクバー
５８が挿通されている。このリンクバー５８は、次に説
明する巻取機６０のストッパ（回転阻止部材）６２を作
動させるためのものである。
該レバー３６を幅方向に貫通するスリット５６（第５
図）が設けられており、このスリット５６にリンクバー
５８が挿通されている。このリンクバー５８は、次に説
明する巻取機６０のストッパ（回転阻止部材）６２を作
動させるためのものである。
【００２１】この巻取機６０は、第５〜７図にも示され
る通り、前記ベルト２０の巻取軸６４と、この巻取軸６
４に固定されたラチェットホイール６６と、この巻取軸
６４を回すためのダイヤル６８と、ダイヤル６８の回転
トルクを巻取軸６４に伝達するための滑り楔７０、７２
等を備えて構成されている。
る通り、前記ベルト２０の巻取軸６４と、この巻取軸６
４に固定されたラチェットホイール６６と、この巻取軸
６４を回すためのダイヤル６８と、ダイヤル６８の回転
トルクを巻取軸６４に伝達するための滑り楔７０、７２
等を備えて構成されている。
【００２２】この滑り楔７０はダイヤル６８に対し固定
されており、滑り楔７２はこの滑り楔７０に対し引張り
ばね７４によって引き付けられている。滑り楔７０、７
２の対向面にはそれぞれ円弧状の凹部７０ａ、７２ａが
設けられており、巻取軸６４の先端側がこの凹部７０
ａ、７２ａに係合し、滑り楔７０、７２に挟持されてい
る。
されており、滑り楔７２はこの滑り楔７０に対し引張り
ばね７４によって引き付けられている。滑り楔７０、７
２の対向面にはそれぞれ円弧状の凹部７０ａ、７２ａが
設けられており、巻取軸６４の先端側がこの凹部７０
ａ、７２ａに係合し、滑り楔７０、７２に挟持されてい
る。
【００２３】ダイヤル６８を掴んで回すことにより、滑
り楔７０、７２から巻取軸６４に対し摩擦力によって回
転トルクが伝達され、ベルト２０が巻取軸６４に巻き取
られる。ベルト２０の緊張力が所定張力に達すると、凹
部７０ａ、７２ａの内周面と巻取軸６４とが滑るように
なり、それ以上のトルクの伝達が行われなくなる。
り楔７０、７２から巻取軸６４に対し摩擦力によって回
転トルクが伝達され、ベルト２０が巻取軸６４に巻き取
られる。ベルト２０の緊張力が所定張力に達すると、凹
部７０ａ、７２ａの内周面と巻取軸６４とが滑るように
なり、それ以上のトルクの伝達が行われなくなる。
【００２４】前記ラチェットホイル６６の外周面には爪
８０（第４図）が突設されており、前記ストッパ６２が
この爪８０に係合することにより巻取軸６４のベルト引
出方向への回転が阻止される。
８０（第４図）が突設されており、前記ストッパ６２が
この爪８０に係合することにより巻取軸６４のベルト引
出方向への回転が阻止される。
【００２５】このストッパ６２は、巻取軸６４の軸心方
向と平行方向に延在する軸部８２と、この軸方向と直行
方向に延在するアーム部８４とを備えておりこのアーム
部８４の先端に前記リンクバー５８が接続されている。
向と平行方向に延在する軸部８２と、この軸方向と直行
方向に延在するアーム部８４とを備えておりこのアーム
部８４の先端に前記リンクバー５８が接続されている。
【００２６】なお、軸部８２は、巻取機のベース８６
（第５、６図）に回動可能に支持されており、この軸部
８２に巻き付けられたストッパ付勢ばね８８によってス
トッパ６２が歯８０に係合する方向（第４図θ方向）に
付勢されている。前記ロック解除レバー３６を第４図の
矢印Ａ方向に引っ張ると、リンクバー５８がアーム部８
４をこのθ方向と反対方向に引張り、ストッパ６２が爪
８０から離脱し、ラチェットホイル６６及び巻取軸６４
が自由回転可能となる。
（第５、６図）に回動可能に支持されており、この軸部
８２に巻き付けられたストッパ付勢ばね８８によってス
トッパ６２が歯８０に係合する方向（第４図θ方向）に
付勢されている。前記ロック解除レバー３６を第４図の
矢印Ａ方向に引っ張ると、リンクバー５８がアーム部８
４をこのθ方向と反対方向に引張り、ストッパ６２が爪
８０から離脱し、ラチェットホイル６６及び巻取軸６４
が自由回転可能となる。
【００２７】なお、このリンクバー５８は、シート本体
２２に設けられた長孔９０を通ってシート本体２２の側
方に突出している。前記巻取機６０のベース８６は、こ
のシート本体２２の側面に固定されており、アーム部８
４はこの巻取機６０の下方に垂下している。
２２に設けられた長孔９０を通ってシート本体２２の側
方に突出している。前記巻取機６０のベース８６は、こ
のシート本体２２の側面に固定されており、アーム部８
４はこの巻取機６０の下方に垂下している。
【００２８】なお、巻取機６０はシート本体２２の左右
両側に設けられている。座席側ベルト１８も、車両の座
席１０に２本設けられており、該座席側ベルト１８の先
端に設けられたトング（被係止部材）９２がベルト２０
の先端のバックル９４と係合可能とされている。
両側に設けられている。座席側ベルト１８も、車両の座
席１０に２本設けられており、該座席側ベルト１８の先
端に設けられたトング（被係止部材）９２がベルト２０
の先端のバックル９４と係合可能とされている。
【００２９】次に、このように構成されたチャイルドシ
ート１２を座席１０に取り付ける手順について説明す
る。
ート１２を座席１０に取り付ける手順について説明す
る。
【００３０】まず、チャイルドシート１２を座席１０の
上に置き、ロック解除レバー３６を引いた状態で巻取機
６０からベルト２０を引き出し、バックル９４とトング
９２とを係合させる。なお、シート本体２２の両側のベ
ルト２０、２０のバックル９４、９４をそれぞれトング
９２、９２に連結する。
上に置き、ロック解除レバー３６を引いた状態で巻取機
６０からベルト２０を引き出し、バックル９４とトング
９２とを係合させる。なお、シート本体２２の両側のベ
ルト２０、２０のバックル９４、９４をそれぞれトング
９２、９２に連結する。
【００３１】次に、好ましくはチャイルドシート１２を
座席１０に対し押し付けた状態で、ダイヤル６８を回し
てベルト２０を巻き取る。この巻取は、滑り楔７０、７
２が巻取軸６４に対し滑るようになるまで行う。これに
より、ベルト２０が十分に巻き取られ、チャイルドシー
ト１２が座席１０に対ししっかりと固定される。
座席１０に対し押し付けた状態で、ダイヤル６８を回し
てベルト２０を巻き取る。この巻取は、滑り楔７０、７
２が巻取軸６４に対し滑るようになるまで行う。これに
より、ベルト２０が十分に巻き取られ、チャイルドシー
ト１２が座席１０に対ししっかりと固定される。
【００３２】このように座席１０に対し固定されたチャ
イルドシート１２のリクライニング角度を調整する時に
は、グリップ４８を把んでロック解除レバー３６を手前
に引く。ロック解除レバー３６が前方に移動し始める
と、ガイドスリット５２に案内されてシート本体固定ピ
ン３０がピン挿入孔２８から抜け出し、シート本体２２
がガイドレール２６に対し移動可能な状態となる。ロッ
ク解除レバー３６をさらに手前に引くと、リンクバー５
８が第５図の如くスリット５６の後端に当接し、該リン
クバー５８が第４図の矢印Ｂ方向に移動する。これによ
り、アーム部８４が矢印Ｂ方向に回動し、ストッパ６２
が爪８０から外れる。そして、巻取軸６４がフリーな状
態となり、ベルト２０を巻取機６０から引き出し得るよ
うになる。
イルドシート１２のリクライニング角度を調整する時に
は、グリップ４８を把んでロック解除レバー３６を手前
に引く。ロック解除レバー３６が前方に移動し始める
と、ガイドスリット５２に案内されてシート本体固定ピ
ン３０がピン挿入孔２８から抜け出し、シート本体２２
がガイドレール２６に対し移動可能な状態となる。ロッ
ク解除レバー３６をさらに手前に引くと、リンクバー５
８が第５図の如くスリット５６の後端に当接し、該リン
クバー５８が第４図の矢印Ｂ方向に移動する。これによ
り、アーム部８４が矢印Ｂ方向に回動し、ストッパ６２
が爪８０から外れる。そして、巻取軸６４がフリーな状
態となり、ベルト２０を巻取機６０から引き出し得るよ
うになる。
【００３３】そこで、シート本体２２をガイドレール２
６に沿ってスライドさせ、リクライニング角度を調整す
る。ロック解除レバー３６が引張りばね４２によって引
っ張られているところから、グリップ４８から手を離し
ておくと、シート本体固定ピン３０とピン挿入穴２８と
が合致した時点でピン３０が挿入穴２８に挿入され、シ
ート本体２２がロックされる。所望のリクライニング角
度でシート本体２２がロックされたならば、チャイルド
シート１２を座席１０に押し付け、ダイヤル６８を回し
てベルト２０を巻き取る。
６に沿ってスライドさせ、リクライニング角度を調整す
る。ロック解除レバー３６が引張りばね４２によって引
っ張られているところから、グリップ４８から手を離し
ておくと、シート本体固定ピン３０とピン挿入穴２８と
が合致した時点でピン３０が挿入穴２８に挿入され、シ
ート本体２２がロックされる。所望のリクライニング角
度でシート本体２２がロックされたならば、チャイルド
シート１２を座席１０に押し付け、ダイヤル６８を回し
てベルト２０を巻き取る。
【００３４】このように、このチャイルドシート１２に
あっては、シート本体２２のリクライニング角度を調整
する時には、ロック解除レバー３６を手前に引く１回の
操作だけでシート本体２２のロックと、巻取機６０のロ
ックとを解除することができ、操作が極めて容易であ
る。
あっては、シート本体２２のリクライニング角度を調整
する時には、ロック解除レバー３６を手前に引く１回の
操作だけでシート本体２２のロックと、巻取機６０のロ
ックとを解除することができ、操作が極めて容易であ
る。
【００３５】なお、シート本体２２の背もたれ部が寝る
方向に該シート本体２２をリクライニング角度調整する
ときには、上記の通りロック解除レバー３６を十分に手
前に引いてシート本体２２のガイドレール２６へのロッ
クを解除すると共に巻取機６０のロックをも解除する。
シート本体２２を背もたれ部が立つ方向にリクライニン
グ角度調整するときには、ロック解除レバー３６を少し
だけ引いて、シート本体２２のガイドレール２６へのロ
ックだけを解除するだけで足りる。
方向に該シート本体２２をリクライニング角度調整する
ときには、上記の通りロック解除レバー３６を十分に手
前に引いてシート本体２２のガイドレール２６へのロッ
クを解除すると共に巻取機６０のロックをも解除する。
シート本体２２を背もたれ部が立つ方向にリクライニン
グ角度調整するときには、ロック解除レバー３６を少し
だけ引いて、シート本体２２のガイドレール２６へのロ
ックだけを解除するだけで足りる。
【００３６】この実施の形態にあっては、ダイヤル６８
の回転トルクが滑り楔７０、７２を介して巻取軸６４に
伝達されるため、滑り軸７０、７２が滑るまでダイヤル
６８を回すことによりベルト２０に所要の緊張力を与え
ることができる。また、この滑り楔７０、７２が滑り始
めたことを知覚するまでダイヤル６８を回せば良く、使
用者にとってダイヤル６８を回すめどが立ち、極めて便
利である。
の回転トルクが滑り楔７０、７２を介して巻取軸６４に
伝達されるため、滑り軸７０、７２が滑るまでダイヤル
６８を回すことによりベルト２０に所要の緊張力を与え
ることができる。また、この滑り楔７０、７２が滑り始
めたことを知覚するまでダイヤル６８を回せば良く、使
用者にとってダイヤル６８を回すめどが立ち、極めて便
利である。
【００３７】上記実施の形態では、紐状体としてベルト
２０が採用されているが、ワイヤ、ロープ、チェーンな
ど各種の紐状体を用いることができる。
２０が採用されているが、ワイヤ、ロープ、チェーンな
ど各種の紐状体を用いることができる。
【００３８】
【発明の効果】以上の通り、本発明によるとロック解除
レバーを操作することによりリクライニングのロック解
除と巻取機のロック解除とを合わせて行うことができ、
リクライニング角度調整が極めて容易である。また、チ
ャイルドシートを座席に固定するに際し、滑り楔等の空
転手段が滑るまで巻取機を回すように構成することもで
き、ベルトの巻き取りのめどが立つので、使用者が固定
操作を行い易い。
レバーを操作することによりリクライニングのロック解
除と巻取機のロック解除とを合わせて行うことができ、
リクライニング角度調整が極めて容易である。また、チ
ャイルドシートを座席に固定するに際し、滑り楔等の空
転手段が滑るまで巻取機を回すように構成することもで
き、ベルトの巻き取りのめどが立つので、使用者が固定
操作を行い易い。
【図１】実施の形態に係るチャイルドシートを座席に固
定した状態を示す側面図である。
定した状態を示す側面図である。
【図２】実施の形態に係るチャイルドシートの分解斜視
図である。
図である。
【図３】実施の形態に係るチャイルドシートのロック機
構を示す平面図である。
構を示す平面図である。
【図４】実施の形態におけるロック機構を示す斜視図で
ある。
ある。
【図５】巻取機の構成を示す斜視図である。
【図６】巻取機の構成を示す縦断面図である。
【図７】巻取機の要部の構成を示す断面斜視図である。
１０ 座席 １２ チャイルドシート １８ 座席側ベルト ２０ ベルト（紐状体） ２２ シート本体 ２４ フレーム ２６ ガイドレール ２８ ピン挿入穴 ３０ シート本体固定ピン ３４ レバーケース ３６ ロック解除レバー ４８ グリップ ５８ リンクバー ６０ 巻取機 ６２ ストッパ（回転阻止部材） ６４ 巻取軸 ６６ ラチェットホイール ６８ ダイヤル ７０，７２ 滑り楔 ８０ 爪 ８４ アーム部 ９２ トング（被係止部材） ９４ バックル
Claims (4)
- 【請求項１】 子供が座るシート本体と、 該シート本体をリクライニング方向に移動可能に保持し
ているフレームと、 該シート本体のリクライニング方向の移動を阻止して該
シート本体を該フレームに固定させるロック手段と、 該ロック手段のロックを解除するためのロック解除レバ
ーとを備えてなるチャイルドシートであって、さらに、 該チャイルドシートを車両の座席に固定するために、該
チャイルドシートに設けられた巻取機と、該巻取機から
引き出され車両座席の被係止部材に係止される紐状体
と、該巻取機からの該紐状体の引出しを阻止する引出阻
止手段を備えてなるチャイルドシートにおいて、 前記ロック解除レバーをロック解除方向に移動させたと
きに該引出阻止手段の引出阻止が解除されるように構成
したことを特徴とするチャイルドシート。 - 【請求項２】 請求項１において、前記ロック解除レバ
ーをロック解除方向に移動させると、まず前記シート本
体のロック手段がロック解除され、その後、前記引出阻
止手段の引出阻止が解除されることを特徴とするチャイ
ルドシート。 - 【請求項３】 請求項１又は２において、前記巻取機
は、 紐状体が巻き付けられる巻取軸と、 該巻取軸を巻取方向に回転させるためのハンドルと、 該巻取軸と一体に回転する、外周面に歯を有したラチェ
ットホイールと、 該ラチェットホイールの歯に係合して該巻取軸の紐状体
引出方向への回転を阻止する姿勢と、該歯から離反して
該巻取軸の回転を許容する姿勢とをとりうるラチェット
ホイール回転阻止部材とを備えてなり、該ラチェットホ
イール回転阻止部材が前記ロック解除レバーのロック解
除方向への移動によって該歯から離反することを特徴と
するチャイルドシート。 - 【請求項４】 請求項３において、前記ハンドルから前
記巻取軸に伝達されるトルクが所定値以上になるとハン
ドルを空転させる手段を設けたことを特徴とするチャイ
ルドシート。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27475296A JP3620174B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | チャイルドシート |
| US09/115,535 US5890762A (en) | 1996-10-17 | 1998-07-15 | Child seat |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27475296A JP3620174B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | チャイルドシート |
| US09/115,535 US5890762A (en) | 1996-10-17 | 1998-07-15 | Child seat |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10119612A true JPH10119612A (ja) | 1998-05-12 |
| JP3620174B2 JP3620174B2 (ja) | 2005-02-16 |
Family
ID=26551180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27475296A Expired - Fee Related JP3620174B2 (ja) | 1996-10-17 | 1996-10-17 | チャイルドシート |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5890762A (ja) |
| JP (1) | JP3620174B2 (ja) |
Cited By (10)
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| KR101251188B1 (ko) | 2012-12-24 | 2013-04-08 | (주)동인기연 | 동적 충격량 경감수단이 구비된 카시트 |
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