JPH1011933A - 情報記録ディスクの収納容器 - Google Patents

情報記録ディスクの収納容器

Info

Publication number
JPH1011933A
JPH1011933A JP17854796A JP17854796A JPH1011933A JP H1011933 A JPH1011933 A JP H1011933A JP 17854796 A JP17854796 A JP 17854796A JP 17854796 A JP17854796 A JP 17854796A JP H1011933 A JPH1011933 A JP H1011933A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
disk
housing
magazine
information recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17854796A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Morikawa
清司 森川
Tatsuya Yanagisawa
達也 柳沢
Takashi Ota
孝 太田
Nobuo Ishida
信夫 石田
Atsushi Togashi
淳 富樫
Yoshifumi Nakayama
善史 中山
Tomomichi Kimura
知道 木村
Hiroshi Akiyama
秋山  浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP17854796A priority Critical patent/JPH1011933A/ja
Publication of JPH1011933A publication Critical patent/JPH1011933A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Disk Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のコンパクトディスクなどの情報記録デ
ィスクをそれぞれ装着し、筐体から引き出し又は収納可
能な複数のトレイを有し、選択するディスクを装着する
トレイを筐体から引き出して再生する場合でも、トレイ
を筐体内に移動し収納することのできる情報記録ディス
クの収納容器を提供するものである。 【解決手段】 所定の内外径を有する複数の情報記録デ
ィスクをそれぞれ装着可能な複数のトレイと、開口部を
有し、複数のトレイをそれぞれ所定方向に沿って移動す
ることにより開口部より引き出し又は収納可能に支持す
る筐体とを備えた情報記録媒体の収納容器であって、ト
レイは、情報記録ディスクの外径に対応し、情報記録デ
ィスクの少なくとも外周部分において装着可能に形成さ
れる装着部を有し、トレイは、トレイが筐体に収納され
た場合における筐体の開口部に対応する箇所を、トレイ
の移動する所定方向に沿って所定の幅で切欠いて形成さ
れることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光ディスクなど
の情報記録ディスクを選択して記録又は再生駆動するオ
ートチェンジャなどに用いられるディスク収納用マガジ
ンのトレイ構造に関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】従来、複数のコンパクトディスクなどの
情報記録ディスクを収納したマガジンを載置し、マガジ
ン内のディスクの中から希望するディスクを選択して引
き出し駆動装置によって再生するCDチェンジャが知ら
れている。図8は、従来のCDチェンジャに用いられる
マガジンの一例を示した外観構造図であり、同図に示す
ように、マガジンの筐体107内部には、同一の平板形
状からなる複数のトレイ102が、同じく筐体107内
に対応して形成されたスライドガイド108によって保
持され、所定間隔で互いに平行に配置される。また、筐
体107は一側面に開口部を有し、各トレイは対応する
スライドガイド108に沿って開口部から引き出し又は
収納可能に構成されている。
【0005】
【0003】また、図9は、トレイ107を上面から見
た図であり、トレイ107には、載置するCD101の
外径に対応する大きさを有し、その中央に開けられた所
定の大きさの開口孔と共に、リング状凹部領域からなる
載置部110が形成され、CD101(図中一点鎖線)
の外周部分を載置して支持するように形成されている。
【0006】
【0004】また、図10は、CD101が各トレイ1
07に載置されたマガジンの内部構造を示す概略断面図
であり、各トレイ102には、フック109がそれぞれ
形成されていて、マガジンを図示しないCDチェンジャ
に載置することによって、CDチェンジャの駆動装置が
有する図示しないトレイ引き出し機構が、選択されたト
レイのフックに係合し、図中矢印Aの方向に沿って適宜
引き出し又は収納することにより、複数のCDを連続再
生することができる。
【0007】
【0005】図10のマガジンを装着したCDチェンジ
ャの、トレイ引き出しから再生までの動作の一例を図1
1に示す。図11(a)においてCDチェンジャは、マ
ガジンを収納する収納部103と、収納部103に隣接
し、希望するディスクを載置して再生する駆動装置が設
けられた駆動部104を有する。また、駆動装置は、デ
ィスクを載置し回転させるためのターンテーブル105
及びクランパ106が所定の間隔となるように設けられ
ている。
【0008】
【0006】ここで、図11(b)に示すように、指令
により一つのトレイが選択されると、駆動装置は、選択
されたトレイの高さに対応するまで位置までディスクの
配列方向に沿って移動した後、図示しないトレイ引き出
し機構により、選択されたトレイを再生位置まで引き出
し、さらに、図11(c)に示すように、ターンテーブ
ル105及びクランパ106が協働して、ディスクをト
レイから離間させた状態で挟持し、ディスクを回転させ
ることによって、図示しないピックアップがディスクの
情報を読み取ることができる。
【0009】
【0007】この場合、ターンテーブル105の回転軸
はディスクが離間したトレイの中央部の開口孔を貫通し
た状態でディスクを回転するので、すでに引き出された
トレイ107は、例えば再生が終了し、ディスクが再び
載置されて、ターンテーブル105がその回転軸と共
に、トレイの中央部の開口孔から引き抜かれるまでは、
その位置にとどまって待機していた。
【0010】
【0008】
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のC
Dチェンジャにおいては、マガジンに載置されたCDを
再生駆動する場合に、CDと共にマガジンから引き出さ
れたトレイは、再生終了までは引き出されたままとな
り、例えば、外部から衝撃や振動を受けると、引き出さ
れたトレイが、再生中のCDなどにぶつかって円滑な再
生動作が阻害される場合がある。
【0012】
【0009】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、複数のコンパクトディスクなどの情報記録ディ
スクをそれぞれ装着し、筐体から引き出し又は収納可能
な複数のトレイを有し、選択するディスクを装着するト
レイを筐体から引き出して再生する場合でも、トレイを
筐体内に移動し収納することのできる情報記録ディスク
の収納容器を提供するものである。
【0013】
【0010】
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の内外径を有する複数の情報記録ディスクをそれぞ
れ装着可能な複数のトレイと、開口部を有し、複数のト
レイをそれぞれ所定方向に沿って移動することにより開
口部より引き出し又は収納可能に支持する筐体とを備え
た情報記録媒体の収納容器であって、トレイは、情報記
録ディスクの外径に対応し、情報記録ディスクの少なく
とも外周部分において装着可能に形成される装着部を有
し、トレイは、トレイが筐体に収納された場合における
筐体の開口部に対応する箇所を、トレイの移動する所定
方向に沿って所定の幅で切欠いて形成されることを特徴
とする。
【0015】
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の情報記録媒体の収納容器筐体は、開口部の一端付近
において、複数のトレイをそれぞれ同一の回動軸で回動
可能に軸支し、トレイは、回動方向に沿って所定の幅で
切欠いて形成されることを特徴とする。
【0016】
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の情報記録媒体の収納容器において、筐体は、複数の
トレイを、開口部よりそれぞれ所定の直線方向に沿って
引き出し又は収納可能に支持し、トレイは、直線方向に
沿って所定の幅で切欠いて形成されることを特徴とす
る。
【0017】
【0013】
【0018】
【作用】本発明は以上のように構成したので、収納容器
からディスクを選択して再生する場合に、選択したディ
スクを対応するトレイと共に引き出した場合にも、ディ
スクから離間したトレイを移動させて収納容器の筐体内
に再び収納することができるので、ディスクの再生中に
外部から衝撃や振動を受けた場合にも、トレイがディス
クやその他の再生機構にぶつかることがなく、筐体内に
おいて安定保持される。
【0019】
【0014】
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の一実施形態を、
図1〜図7に基づいて以下に説明する。
【0021】図1は、本発明の一実施形態における、情
報記録ディスクの収納容器を示すマガジンを上面側から
表した概略構造図である。同図に示すように、マガジン
の筐体1の内部には、例えば光ディスクなどの、情報が
記録された、又は、情報を記録するディスク6を載置す
るための同一の平板形状からなる複数のトレイ2が、同
じく筐体1内に対応して水平に所定間隔で形成されたス
ライドガイド3が有する溝に係合し、それぞれ互いに平
行維持されて配置される。
【0022】
【0015】また、各トレイ2は、筐体内に収納されて
いる場合は、筐体1の内部において形成される、弾性保
持部材5(図中斜線部分)によって、所定の保持力でそ
れぞれ所定の位置に弾性保持されているので、筐体外部
からの衝撃や振動を受けても、筐体内に安定して保持さ
れている。
【0023】
【0016】また、筐体1の一側面(図中矢印B側)は
開口部が形成され、各トレイ2は、図示しないディスク
駆動装置の引き出しレバーを、各トレイに設けられたフ
ック4に係合させて所定の力で引っ張ったり押したりし
て、各トレイを開口部からそれぞれ別個にスライドガイ
ド3に沿って、図面上左右方向に引き出し又は収納する
ことができる。また、トレイ2は、図1に示すように、
筐体1の開口部に面した部分が、一部扇状に切欠かれて
形成されている。
【0024】
【0017】図2は、マガジンに収納される複数のトレ
イ2のうちの1つのトレイ2の断面構造を、図1のC−
C断面に沿って表した図であり、同図に示すように、ト
レイ2は、載置部7、8が、ディスク6の内外周付近に
対応して、リング形状に沿った平面で形成されていて、
ディスク6が載置可能に構成されている。
【0025】
【0018】本発明の一実施形態におけるマガジンは以
上のように構成され、記録(又は再生)する記録(又は
再生)装置に装着し、装置が有する駆動装置によってト
レイを適宜引き出し選択してトレイに載置されたディス
クの記録(又は再生)動作を行う。
【0026】
【0019】図3は、本発明の一実施形態におけるマガ
ジンを用いるディスク再生装置の内部主要構造の一例
を、装置の上面側から示したものである。
【0027】同図に示すように、ディスク再生装置は、
筐体9の内部には、図1に示すマガジンを収納する所定
空間からなる収納部11が設けられていて、筐体9の正
面側に設けられた図示しないマガジン挿入口から、矢印
Dの方向に挿入することにより、マガジンを筐体内に収
納することができる。また、収納部11に隣接して、デ
ィスクを再生駆動するための駆動装置10が設けられて
いる。
【0028】
【0020】駆動装置10は、再生部10a及びクラン
プ部10bを備え、再生部10aは、クランプ部10b
の下方において、係合部材20、21を介して、クラン
プ部10bと略平行に配置される。また、係合部材2
0、21は水平方向にそれぞれ移動させることにより、
再生部10aを垂直方向即ちクランプ部10bと相対す
る方向に接近又は離間させることができるように形成さ
れる。また、再生部10aにはスピンドルモータ12が
設けられていて、スピンドルモータ12の回転軸に、デ
ィスクを載置するためのターンテーブル13が、再生部
10aの上面側において、回転軸と一体に回転可能に形
成されている。
【0029】
【0021】また、クランプ部10bの下面側には、タ
ーンテーブル13の回転軸とほぼ同軸、かつ、ターンテ
ーブル13と相対するように、クランパ14が設けられ
ている。さらに、クランプ部10bには、トレイ2のフ
ック4と係合させるためのフック15が設けられてい
て、引き出しレバー16に係合している。引き出しレバ
ー16はさらに、クランプ部10bに設けられた回動カ
ム17や、複数のギアなどを介して同じくクランプ部1
0bに固定されたモータ18と係合し、モータ18の駆
動力をフック15に伝達し、フック15を水平方向に移
動させると共に、図示しないエレベーション機構に係合
し、再生部10aを後述する所定のタイミングで、垂直
方向に移動させてクランプ部10bとの距離を変化させ
ることができる。
【0030】
【0022】駆動装置10の再生部10a及びクランプ
部10bは、以上の様に構成され、マガジンが収納部1
1に収納されていない場合は、駆動装置10は、再生部
10aのターンテーブル13とクランプ部10bのクラ
ンパ14が所定の間隔で保持したまま、筐体9に固定さ
れた図示しないローディングモータによって、垂直方向
に移動し、垂直方向の所定の待機位置に配置される。
【0031】
【0023】次に、ディスクが各トレイに装着されたマ
ガジンを、ディスク再生装置に収納して、駆動装置がデ
ィスクを選択して再生動作する様子を説明する。
【0032】図4は、図3のディスク再生装置にマガジ
ンを収納した状態を示す。
【0033】図4において、装置の指令により、複数の
トレイの中から希望するトレイが選択されると、筐体9
に固定された図示しないローディングモータが駆動し、
駆動装置10を、選択するトレイ2の高さに対応する位
置まで垂直移動させる。このとき、駆動装置10のクラ
ンプ部10bに設けられたフック15が、選択したトレ
イ2のフック4に係合する。
【0034】
【0024】次に、モータ18が回転して、その駆動力
をクランプ部10bに設けられた複数のギアなどを介し
て、回動カム17に伝達すると、回動カム17に係合す
る引き出しレバー16が、軸16aを中心に回動し、フ
ック15に一体に設けられたピン15aに係合し、当接
しながら摺動することにより、フック15を所定の力で
引っ張ることにより、トレイ2が弾性保持部材5から引
き離されて、クランプ部10bに形成された水平溝10
cに沿った図4中矢印Eの方向へ移動開始し、図5に示
すように、選択されたトレイ2がディスクと共に、駆動
装置10の再生部10aとクランプ部10bの間のディ
スククランプ位置まで移動する。
【0035】
【0025】ここでディスククランプ位置とは、各トレ
イが駆動装置に引き出された場合に、各トレイに載置さ
れたディスクの中心がスピンドルモータ12の回転軸と
ほぼ一致するトレイの引き出し位置をいう。
【0036】選択されたトレイ2が引き出し位置まで移
動した後、回動カム17がさらに回動することにより、
係合部材20、21に係合する上下動レバー19を動作
させて、図6に示すように、係合部材20、21をさら
に水平方向に移動させることにより、再生部10aを、
垂直上方向、即ちクランプ部10bに接近する方向に移
動させる。このことにより、引き出し位置に位置するト
レイ2上のディスク6が、再生部10aのターンテーブ
ル13上に載置されて、ターンテーブル13と共にクラ
ンプ部10bのクランパ14と係合することにより、挟
持される。
【0037】
【0026】次に、回動カム17は、図示しない制御機
構等を用いて、上下動レバー19から切り離されて反転
駆動することにより、再生部10aをクランプ部10b
に接近させた状態を維持したまま、トレイ2を先に図
4、図5で述べた動作と逆に動作させながら、マガジン
の筐体1内に移動させて、弾性保持部材5に再び係合し
安定に保持されて収納される。
【0038】
【0027】装置の図示しない制御装置は、トレイ2が
マガジンに収納されたことを検知し、モータ18を回転
させて、クランプ部10bに備えられた図示しないピッ
クアップを用いてディスクの情報を読み取る。このと
き、回転するディスクを載置していたトレイ2はマガジ
ンの筐体1内で、スライドガイド3及び弾性保持部材5
により、収納された位置で安定に保持されるので、外部
からの衝撃や振動等が加えられても、ディスクから離間
したトレイ2がたわんだり、垂直方向に位置を大きく移
動したりすることがなく、したがって、回転中のディス
クに接触したり、再生部10a及びクランプ部10bに
トレイ2自身の衝撃や振動を伝えることはない。
【0039】
【0028】この結果、ディスクからの情報を円滑に読
み取り、再生することができる。
【0040】なお、本実施の形態においては、再生中の
ディスクは一部筐体内のトレイと水平方向において重な
る位置で再生するように配置されるが、筐体内の各トレ
イ2は、上述したスライドガイド3及び弾性保持部材5
により、その収納位置を安定に保持されるので、外部か
らの衝撃や振動等が加えられても、再生中のディスクと
ぶつかることはない。
【0041】
【0029】また、ディスクの読み取りが終了すると、
装置の図示しない制御装置は、これを検知し、図4〜図
6の動作にしたがって、再びトレイ2を、先に述べたデ
ィスククランプ位置まで移動させ、その後、図示しない
制御機構等を用いて、回動カム17を上下動レバー19
に係合させた後、回動カム17を回動させて再生部10
aを垂直下方向に移動させて、クランプ部10bから離
間させる。このことにより、ディスク6がターンテーブ
ル13上に載置された状態で、クランパ14から離れて
下方に移動し、先ず、ディスク6がトレイ2の載置部
7、8に載置される。
【0042】
【0030】次に、ターンテーブル13がさらに下方に
移動し、再生部10aの待機位置において停止する。引
き続き、回動カム17が回動すると、回動カム17に係
合する引き出しレバー16が、軸16aを中心に回動
し、フック15に一体に設けられたピン15aに係合
し、当接しながら摺動することにより、トレイ2をディ
スクと共に、筐体1内の引き出したトレイに対応するス
ライドガイド3に係合させて、筐体内に移動させ、対応
する弾性保持部材5に押し込むことにより、ディスク6
及びトレイ2をマガジン内に収納させる。
【0043】
【0031】なお、本実施の形態においては、ディスク
の再生に先立ち、クランプ位置まで引き出したトレイ
を、一旦マガジン内に収納させるために、回動カムを、
上下動レバーとの係合状態から切り離した状態で回動さ
せて、駆動装置の再生部を移動させない状態で、トレイ
のみを移動させるようにしたが、例えばクランプ部など
に、ディスクをクランプするための駆動装置の再生部を
上下に動作させるクランプモータを別個に設けることに
より、トレイの引き出し収納動作と切り離して動作させ
るようにしても良い。
【0044】
【0032】また、本実施の形態では、ディスクを収納
するトレイは、水平状態で所定間隔に平行配置し、それ
ぞれ載置部にディスクを載置し、トレイと共に、水平方
向に直線上に沿って引き出し又は収納可能に構成した
が、これに限らず、各トレイを回動軸に軸支し、各トレ
イを回動動作させて引き出すように構成しても良く、そ
の場合は、各トレイの切欠形状は、トレイの回動動作に
よって、ディスクを挟持したターンテーブルやスピンド
ルモータその他の機構がぶつからないように、トレイの
回動方向に沿った形状で設ければ良い。
【0045】
【0033】また、本実施の形態では、マガジンは、各
トレイ及びディスクが水平方向で引き出し又は収納され
るように形成したが、これに限らず垂直方向、又はその
他の方向に引き出し又は収納可能なトレイを有するマガ
ジンで構成しても良く、さらにトレイは、ディスクを載
置する構造に限らず、ディスクを所定方向に保持する構
造で形成されても良い。
【0046】
【0034】
【0047】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したため、収
納容器からディスクを選択して再生する場合に、選択し
たディスクを対応するトレイと共に引き出した場合に
も、ディスクから離間したトレイを移動させて収納容器
の筐体内に再び収納することができるので、ディスクの
再生中に外部から衝撃や振動を受けた場合にも、トレイ
がディスクやその他の再生機構にぶつかることがなく、
筐体内において安定保持され、円滑な再生動作が阻害さ
れない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における、情報記録ディス
クの収納容器を示すマガジンを上面側から表した概略構
造図である。
【図2】本発明の一実施形態における、情報記録ディス
クの収納容器を示すマガジンが有するトレイの断面構造
図である。
【図3】本発明の一実施形態におけるマガジンを用いる
ディスク再生装置の内部主要構造の一例を、装置の上面
側から示した図である。
【図4】本発明の一実施形態におけるマガジンが、ディ
スク再生装置に収納された状態を示す図である。
【図5】本発明の一実施形態におけるマガジンが収納さ
れたディスク再生装置が、選択するトレイをクランプ位
置まで引き出した状態を示す図である。
【図6】本発明の一実施形態におけるマガジンが収納さ
れたディスク再生装置が、ディスクをクランプした状態
を示す。
【図7】本発明の一実施形態におけるマガジンが収納さ
れたディスク再生装置が、ディスクを再生している状態
を示す。
【図8】従来のCDチェンジャに用いられるマガジンの
一例を示した外観構造図を示す。
【図9】従来のCDチェンジャに用いられるマガジンが
有するトレイの上面図である。
【図10】従来のCDチェンジャに用いられるマガジン
の内部構造を示す概略断面図である。
【図11】従来のマガジンを装着したCDチェンジャ
の、トレイ引き出しから再生までの動作の一例を示す図
である。
【符号の説明】
1・・・・・筐体 2・・・・・トレイ 3・・・・・スライドガイド 4・・・・・フック 5・・・・・弾性保持部材 6・・・・・ディスク 7・・・・・載置部 8・・・・・載置部 9・・・・・筐体 10・・・・駆動装置 10a・・・再生部 10b・・・クランプ部 10c・・・水平溝 11・・・・収納部 12・・・・スピンドルモータ 13・・・・ターンテーブル 14・・・・クランパ 15・・・・フック 15a・・・ピン 16・・・・引き出しレバー 16a・・・軸 17・・・・回動カム 18・・・・モータ 19・・・・上下動レバー 20・・・・係合部材 21・・・・係合部材
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の光ディスクなど
の情報記録ディスクを選択して記録又は再生駆動するオ
ートチェンジャなどに用いられるディスク収納用マガジ
ンのトレイ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のコンパクトディスクなどの
情報記録ディスクを収納したマガジンを載置し、マガジ
ン内のディスクの中から希望するディスクを選択して引
き出し駆動装置によって再生するCDチェンジャが知ら
れている。図8は、従来のCDチェンジャに用いられる
マガジンの一例を示した外観構造図であり、同図に示す
ように、マガジンの筐体107内部には、同一の平板形
状からなる複数のトレイ102が、同じく筐体107内
に対応して形成されたスライドガイド108によって保
持され、所定間隔で互いに平行に配置される。また、筐
体107は一側面に開口部を有し、各トレイは対応する
スライドガイド108に沿って開口部から引き出し又は
収納可能に構成されている。
【0003】また、図9は、トレイ107を上面から見
た図であり、トレイ107には、載置するCD101の
外径に対応する大きさを有し、その中央に開けられた所
定の大きさの開口孔と共に、リング状凹部領域からなる
載置部110が形成され、CD101(図中一点鎖線)
の外周部分を載置して支持するように形成されている。
【0004】また、図10は、CD101が各トレイ1
07に載置されたマガジンの内部構造を示す概略断面図
であり、各トレイ102には、フック109がそれぞれ
形成されていて、マガジンを図示しないCDチェンジャ
に載置することによって、CDチェンジャの駆動装置が
有する図示しないトレイ引き出し機構が、選択されたト
レイのフックに係合し、図中矢印Aの方向に沿って適宜
引き出し又は収納することにより、複数のCDを連続再
生することができる。
【0005】図10のマガジンを装着したCDチェンジ
ャの、トレイ引き出しから再生までの動作の一例を図1
1に示す。図11(a)においてCDチェンジャは、マ
ガジンを収納する収納部103と、収納部103に隣接
し、希望するディスクを載置して再生する駆動装置が設
けられた駆動部104を有する。また、駆動装置は、デ
ィスクを載置し回転させるためのターンテーブル105
及びクランパ106が所定の間隔となるように設けられ
ている。
【0006】ここで、図11(b)に示すように、指令
により一つのトレイが選択されると、駆動装置は、選択
されたトレイの高さに対応するまで位置までディスクの
配列方向に沿って移動した後、図示しないトレイ引き出
し機構により、選択されたトレイを再生位置まで引き出
し、さらに、図11(c)に示すように、ターンテーブ
ル105及びクランパ106が協働して、ディスクをト
レイから離間させた状態で挟持し、ディスクを回転させ
ることによって、図示しないピックアップがディスクの
情報を読み取ることができる。
【0007】この場合、ターンテーブル105の回転軸
はディスクが離間したトレイの中央部の開口孔を貫通し
た状態でディスクを回転するので、すでに引き出された
トレイ107は、例えば再生が終了し、ディスクが再び
載置されて、ターンテーブル105がその回転軸と共
に、トレイの中央部の開口孔から引き抜かれるまでは、
その位置にとどまって待機していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のC
Dチェンジャにおいては、マガジンに載置されたCDを
再生駆動する場合に、CDと共にマガジンから引き出さ
れたトレイは、再生終了までは引き出されたままとな
り、例えば、外部から衝撃や振動を受けると、引き出さ
れたトレイが、再生中のCDなどにぶつかって円滑な再
生動作が阻害される場合がある。
【0009】本発明は上述の問題点に鑑みなされたもの
であり、複数のコンパクトディスクなどの情報記録ディ
スクをそれぞれ装着し、筐体から引き出し又は収納可能
な複数のトレイを有し、選択するディスクを装着するト
レイを筐体から引き出して再生する場合でも、トレイを
筐体内に移動し収納することのできる情報記録ディスク
の収納容器を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
所定の内外径を有する複数の情報記録ディスクをそれぞ
れ装着可能な複数のトレイと、開口部を有し、複数のト
レイをそれぞれ所定方向に沿って移動することにより開
口部より引き出し又は収納可能に支持する筐体とを備え
た情報記録媒体の収納容器であって、トレイは、情報記
録ディスクの外径に対応し、情報記録ディスクの少なく
とも外周部分において装着可能に形成される装着部を有
し、トレイは、トレイが筐体に収納された場合における
筐体の開口部に対応する箇所を、トレイの移動する所定
方向に沿って所定の幅で切欠いて形成されることを特徴
とする。
【0011】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の情報記録媒体の収納容器筐体は、開口部の一端付近
において、複数のトレイをそれぞれ同一の回動軸で回動
可能に軸支し、トレイは、回動方向に沿って所定の幅で
切欠いて形成されることを特徴とする。
【0012】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の情報記録媒体の収納容器において、筐体は、複数の
トレイを、開口部よりそれぞれ所定の直線方向に沿って
引き出し又は収納可能に支持し、トレイは、直線方向に
沿って所定の幅で切欠いて形成されることを特徴とす
る。
【0013】
【作用】本発明は以上のように構成したので、収納容器
からディスクを選択して再生する場合に、選択したディ
スクを対応するトレイと共に引き出した場合にも、ディ
スクから離間したトレイを移動させて収納容器の筐体内
に再び収納することができるので、ディスクの再生中に
外部から衝撃や振動を受けた場合にも、トレイがディス
クやその他の再生機構にぶつかることがなく、筐体内に
おいて安定保持される。
【0014】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の一実施形態を、
図1〜図7に基づいて以下に説明する。図1は、本発明
の一実施形態における、情報記録ディスクの収納容器を
示すマガジンを上面側から表した概略構造図である。同
図に示すように、マガジンの筐体1の内部には、例えば
光ディスクなどの、情報が記録された、又は、情報を記
録するディスク6を載置するための同一の平板形状から
なる複数のトレイ2が、同じく筐体1内に対応して水平
に所定間隔で形成されたスライドガイド3が有する溝に
係合し、それぞれ互いに平行維持されて配置される。
【0015】また、各トレイ2は、筐体内に収納されて
いる場合は、筐体1の内部において形成される、弾性保
持部材5(図中斜線部分)によって、所定の保持力でそ
れぞれ所定の位置に弾性保持されているので、筐体外部
からの衝撃や振動を受けても、筐体内に安定して保持さ
れている。
【0016】また、筐体1の一側面(図中矢印B側)は
開口部が形成され、各トレイ2は、図示しないディスク
駆動装置の引き出しレバーを、各トレイに設けられたフ
ック4に係合させて所定の力で引っ張ったり押したりし
て、各トレイを開口部からそれぞれ別個にスライドガイ
ド3に沿って、図面上左右方向に引き出し又は収納する
ことができる。また、トレイ2は、図1に示すように、
筐体1の開口部に面した部分が、一部扇状に切欠かれて
形成されている。
【0017】図2は、マガジンに収納される複数のトレ
イ2のうちの1つのトレイ2の断面構造を、図1のC−
C断面に沿って表した図であり、同図に示すように、ト
レイ2は、載置部7、8が、ディスク6の内外周付近に
対応して、リング形状に沿った平面で形成されていて、
ディスク6が載置可能に構成されている。
【0018】本発明の一実施形態におけるマガジンは以
上のように構成され、記録(又は再生)する記録(又は
再生)装置に装着し、装置が有する駆動装置によってト
レイを適宜引き出し選択してトレイに載置されたディス
クの記録(又は再生)動作を行う。
【0019】図3は、本発明の一実施形態におけるマガ
ジンを用いるディスク再生装置の内部主要構造の一例
を、装置の上面側から示したものである。同図に示すよ
うに、ディスク再生装置は、筐体9の内部には、図1に
示すマガジンを収納する所定空間からなる収納部11が
設けられていて、筐体9の正面側に設けられた図示しな
いマガジン挿入口から、矢印Dの方向に挿入することに
より、マガジンを筐体内に収納することができる。ま
た、収納部11に隣接して、ディスクを再生駆動するた
めの駆動装置10が設けられている。
【0020】駆動装置10は、再生部10a及びクラン
プ部10bを備え、再生部10aは、クランプ部10b
の下方において、係合部材20、21を介して、クラン
プ部10bと略平行に配置される。また、係合部材2
0、21は水平方向にそれぞれ移動させることにより、
再生部10aを垂直方向即ちクランプ部10bと相対す
る方向に接近又は離間させることができるように形成さ
れる。また、再生部10aにはスピンドルモータ12が
設けられていて、スピンドルモータ12の回転軸に、デ
ィスクを載置するためのターンテーブル13が、再生部
10aの上面側において、回転軸と一体に回転可能に形
成されている。
【0021】また、クランプ部10bの下面側には、タ
ーンテーブル13の回転軸とほぼ同軸、かつ、ターンテ
ーブル13と相対するように、クランパ14が設けられ
ている。さらに、クランプ部10bには、トレイ2のフ
ック4と係合させるためのフック15が設けられてい
て、引き出しレバー16に係合している。引き出しレバ
ー16はさらに、クランプ部10bに設けられた回動カ
ム17や、複数のギアなどを介して同じくクランプ部1
0bに固定されたモータ18と係合し、モータ18の駆
動力をフック15に伝達し、フック15を水平方向に移
動させると共に、図示しないエレベーション機構に係合
し、再生部10aを後述する所定のタイミングで、垂直
方向に移動させてクランプ部10bとの距離を変化させ
ることができる。
【0022】駆動装置10の再生部10a及びクランプ
部10bは、以上の様に構成され、マガジンが収納部1
1に収納されていない場合は、駆動装置10は、再生部
10aのターンテーブル13とクランプ部10bのクラ
ンパ14が所定の間隔で保持したまま、筐体9に固定さ
れた図示しないローディングモータによって、垂直方向
に移動し、垂直方向の所定の待機位置に配置される。
【0023】次に、ディスクが各トレイに装着されたマ
ガジンを、ディスク再生装置に収納して、駆動装置がデ
ィスクを選択して再生動作する様子を説明する。図4
は、図3のディスク再生装置にマガジンを収納した状態
を示す。図4において、装置の指令により、複数のトレ
イの中から希望するトレイが選択されると、筐体9に固
定された図示しないローディングモータが駆動し、駆動
装置10を、選択するトレイ2の高さに対応する位置ま
で垂直移動させる。このとき、駆動装置10のクランプ
部10bに設けられたフック15が、選択したトレイ2
のフック4に係合する。
【0024】次に、モータ18が回転して、その駆動力
をクランプ部10bに設けられた複数のギアなどを介し
て、回動カム17に伝達すると、回動カム17に係合す
る引き出しレバー16が、軸16aを中心に回動し、フ
ック15に一体に設けられたピン15aに係合し、当接
しながら摺動することにより、フック15を所定の力で
引っ張ることにより、トレイ2が弾性保持部材5から引
き離されて、クランプ部10bに形成された水平溝10
cに沿った図4中矢印Eの方向へ移動開始し、図5に示
すように、選択されたトレイ2がディスクと共に、駆動
装置10の再生部10aとクランプ部10bの間のディ
スククランプ位置まで移動する。
【0025】ここでディスククランプ位置とは、各トレ
イが駆動装置に引き出された場合に、各トレイに載置さ
れたディスクの中心がスピンドルモータ12の回転軸と
ほぼ一致するトレイの引き出し位置をいう。選択された
トレイ2が引き出し位置まで移動した後、回動カム17
がさらに回動することにより、係合部材20、21に係
合する上下動レバー19を動作させて、図6に示すよう
に、係合部材20、21をさらに水平方向に移動させる
ことにより、再生部10aを、垂直上方向、即ちクラン
プ部10bに接近する方向に移動させる。このことによ
り、引き出し位置に位置するトレイ2上のディスク6
が、再生部10aのターンテーブル13上に載置され
て、ターンテーブル13と共にクランプ部10bのクラ
ンパ14と係合することにより、挟持される。
【0026】次に、回動カム17は、図示しない制御機
構等を用いて、上下動レバー19から切り離されて反転
駆動することにより、再生部10aをクランプ部10b
に接近させた状態を維持したまま、トレイ2を先に図
4、図5で述べた動作と逆に動作させながら、マガジン
の筐体1内に移動させて、弾性保持部材5に再び係合し
安定に保持されて収納される。
【0027】装置の図示しない制御装置は、トレイ2が
マガジンに収納されたことを検知し、モータ18を回転
させて、クランプ部10bに備えられた図示しないピッ
クアップを用いてディスクの情報を読み取る。このと
き、回転するディスクを載置していたトレイ2はマガジ
ンの筐体1内で、スライドガイド3及び弾性保持部材5
により、収納された位置で安定に保持されるので、外部
からの衝撃や振動等が加えられても、ディスクから離間
したトレイ2がたわんだり、垂直方向に位置を大きく移
動したりすることがなく、したがって、回転中のディス
クに接触したり、再生部10a及びクランプ部10bに
トレイ2自身の衝撃や振動を伝えることはない。
【0028】この結果、ディスクからの情報を円滑に読
み取り、再生することができる。なお、本実施の形態に
おいては、再生中のディスクは一部筐体内のトレイと水
平方向において重なる位置で再生するように配置される
が、筐体内の各トレイ2は、上述したスライドガイド3
及び弾性保持部材5により、その収納位置を安定に保持
されるので、外部からの衝撃や振動等が加えられても、
再生中のディスクとぶつかることはない。
【0029】また、ディスクの読み取りが終了すると、
装置の図示しない制御装置は、これを検知し、図4〜図
6の動作にしたがって、再びトレイ2を、先に述べたデ
ィスククランプ位置まで移動させ、その後、図示しない
制御機構等を用いて、回動カム17を上下動レバー19
に係合させた後、回動カム17を回動させて再生部10
aを垂直下方向に移動させて、クランプ部10bから離
間させる。このことにより、ディスク6がターンテーブ
ル13上に載置された状態で、クランパ14から離れて
下方に移動し、先ず、ディスク6がトレイ2の載置部
7、8に載置される。
【0030】次に、ターンテーブル13がさらに下方に
移動し、再生部10aの待機位置において停止する。引
き続き、回動カム17が回動すると、回動カム17に係
合する引き出しレバー16が、軸16aを中心に回動
し、フック15に一体に設けられたピン15aに係合
し、当接しながら摺動することにより、トレイ2をディ
スクと共に、筐体1内の引き出したトレイに対応するス
ライドガイド3に係合させて、筐体内に移動させ、対応
する弾性保持部材5に押し込むことにより、ディスク6
及びトレイ2をマガジン内に収納させる。
【0031】なお、本実施の形態においては、ディスク
の再生に先立ち、クランプ位置まで引き出したトレイ
を、一旦マガジン内に収納させるために、回動カムを、
上下動レバーとの係合状態から切り離した状態で回動さ
せて、駆動装置の再生部を移動させない状態で、トレイ
のみを移動させるようにしたが、例えばクランプ部など
に、ディスクをクランプするための駆動装置の再生部を
上下に動作させるクランプモータを別個に設けることに
より、トレイの引き出し収納動作と切り離して動作させ
るようにしても良い。
【0032】また、本実施の形態では、ディスクを収納
するトレイは、水平状態で所定間隔に平行配置し、それ
ぞれ載置部にディスクを載置し、トレイと共に、水平方
向に直線上に沿って引き出し又は収納可能に構成した
が、これに限らず、各トレイを回動軸に軸支し、各トレ
イを回動動作させて引き出すように構成しても良く、そ
の場合は、各トレイの切欠形状は、トレイの回動動作に
よって、ディスクを挟持したターンテーブルやスピンド
ルモータその他の機構がぶつからないように、トレイの
回動方向に沿った形状で設ければ良い。
【0033】また、本実施の形態では、マガジンは、各
トレイ及びディスクが水平方向で引き出し又は収納され
るように形成したが、これに限らず垂直方向、又はその
他の方向に引き出し又は収納可能なトレイを有するマガ
ジンで構成しても良く、さらにトレイは、ディスクを載
置する構造に限らず、ディスクを所定方向に保持する構
造で形成されても良い。
【0034】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したため、収
納容器からディスクを選択して再生する場合に、選択し
たディスクを対応するトレイと共に引き出した場合に
も、ディスクから離間したトレイを移動させて収納容器
の筐体内に再び収納することができるので、ディスクの
再生中に外部から衝撃や振動を受けた場合にも、トレイ
がディスクやその他の再生機構にぶつかることがなく、
筐体内において安定保持され、円滑な再生動作が阻害さ
れない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 信夫 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 富樫 淳 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 中山 善史 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 木村 知道 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内 (72)発明者 秋山 浩 埼玉県川越市山田字西町25番地1 パイオ ニア株式会社川越工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の内外径を有する複数の情報記録デ
    ィスクをそれぞれ装着可能な複数のトレイと、 開口部を有し、前記複数のトレイをそれぞれ所定方向に
    沿って移動することにより前記開口部より引き出し又は
    収納可能に支持する筐体とを備えた情報記録媒体の収納
    容器であって、 前記トレイは、前記情報記録ディスクの外径に対応し、
    前記情報記録ディスクの少なくとも外周部分において装
    着可能に形成される装着部を有し、 前記トレイは、前記トレイが前記筐体に収納された場合
    における前記筐体の開口部に対応する箇所を、前記トレ
    イの移動する所定方向に沿った所定形状で切欠いて形成
    されることを特徴とする。
  2. 【請求項2】 前記筐体は、前記開口部の一端付近にお
    いて、前記複数のトレイをそれぞれ同一の回動軸で回動
    可能に軸支し、前記トレイは、前記回動方向に沿って所
    定の幅で切欠いて形成されることを特徴とする、請求項
    1記載の情報記録媒体の収納容器。
  3. 【請求項3】 前記筐体は、前記複数のトレイを、前記
    開口部よりそれぞれ所定の直線方向に沿って引き出し又
    は収納可能に支持し、前記トレイは、前記直線方向に沿
    って所定の幅で切欠いて形成されることを特徴とする、
    請求項1記載の情報記録媒体の収納容器。
JP17854796A 1996-06-19 1996-06-19 情報記録ディスクの収納容器 Pending JPH1011933A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17854796A JPH1011933A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 情報記録ディスクの収納容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17854796A JPH1011933A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 情報記録ディスクの収納容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1011933A true JPH1011933A (ja) 1998-01-16

Family

ID=16050398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17854796A Pending JPH1011933A (ja) 1996-06-19 1996-06-19 情報記録ディスクの収納容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1011933A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287243A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Hitachi Maxell Ltd 光ディスク記録再生装置およびディスクオートチェンジャ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287243A (ja) * 2006-04-18 2007-11-01 Hitachi Maxell Ltd 光ディスク記録再生装置およびディスクオートチェンジャ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS649661B2 (ja)
JPH06259865A (ja) ディスク再生装置
KR950003991B1 (ko) 디스크 자동선택장치
JPH11203756A (ja) 記憶媒体ローディング装置
US6041032A (en) Disk changer with trays movable between retaining and drawn-out positions
JPH1011933A (ja) 情報記録ディスクの収納容器
US6256270B1 (en) Disc reproducing apparatus that inserts, removes or exchanges discs from a stocker while another disc is under reproduction
JPS5979461A (ja) デイスク選択記録再生装置
JP4530986B2 (ja) ディスクチェンジャのディスク収納部の分割装置
JPH06259869A (ja) ディスク再生装置
JP3453478B2 (ja) 情報記録ディスクの収納容器
JP2828538B2 (ja) マガジン式ディスクプレーヤ
JPH1021630A (ja) ディスクチェンジャ
KR100720349B1 (ko) 스윙 암을 구비한 디스크 체인저
CN101023479A (zh) 盘装置
JP3164221B2 (ja) カセットのオートチェンジャ装置
JP3607797B2 (ja) ディスクチェンジャ
JP3048805B2 (ja) ディスク再生装置
JPH06195849A (ja) マルチディスクプレーヤ
JP2001084679A (ja) ディスクプレーヤ
JP3057796B2 (ja) ディスクプレーヤ
JP3345505B2 (ja) ディスク装置
JP2563614B2 (ja) ディスクドライブ装置
JPH09237457A (ja) ディスクチェンジャー
JPH1074353A (ja) 駆動装置の移動機構