JP2563614B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JP2563614B2
JP2563614B2 JP1277470A JP27747089A JP2563614B2 JP 2563614 B2 JP2563614 B2 JP 2563614B2 JP 1277470 A JP1277470 A JP 1277470A JP 27747089 A JP27747089 A JP 27747089A JP 2563614 B2 JP2563614 B2 JP 2563614B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディスク状の情報記録媒体(以下、ディス
クという。)を内蔵したカートリッジを複数個装填する
ことができ、そのうちの任意の一個のカートリッジを選
択して内蔵されるディスクに対し情報信号の記録および
再生を行う、いわゆるオートチェンジャー方式のディス
クドライブ装置に関するものである。
従来の技術 従来、複数枚のディスクのうち一枚を選択的にドライ
ブするオートチェンジャーの主な方法として、一つのト
レイの上に複数枚のディスクを載置しトレイを回転させ
ることによりディスクの選択を行うカルーセルタイプ
と、複数枚のディスクをマガジンに装填してこのマガジ
ンをドライブ装置に挿入し、上記マガジンから選択的に
ディスクを取り出してドライブするディスクマガジンタ
イプとがある。これらは主にコンパクトディスク(以
下、CDと記す)のオートチェンジャーとして多く実施さ
れており上記カルーセルタイプの従来例としては特願平
1−54034号などがあり、また、ディスクマガジンタイ
プの従来例では、例えば特開昭63−103466号に開示され
たディスクローディング機構などがある。
最近では直径12cmのCDに加えて直径8cmのCDも発売さ
れ、特に8cmCDの普及が急激に進んでいるが、これに合
わせて直径の異なる2種類のディスクを同じ装置でドラ
イブすることができるオートチェンジャー方式のディス
クドライブ装置が開発され、これからの主流になること
が予想される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、前記した従来のディスクドライブ装置
では複数のディスクが同一のトレイもしくはマガジンに
装填され、カルーセルタイプの場合、ディスクは同一平
面上に配置されるためトレイの寸法的な制約から載置し
うるディスクの枚数が制限され、一方のディスクマガジ
ンタイプではマガジンの寸法的な制約のため装填される
ディスク枚数が多くできないという欠点を有していた。
言い替えれば装填するディスクの枚数を多くしようとし
た場合、ディスクドライブ装置の大きさ、厚さが増加し
てしまうという問題があった。
課題を解決するための手段 これら従来のディスクドライブ装置の問題点に対し、
発明者は前記した2種類のディスクをドライブできるオ
ートチェンジャーが主流になるであろうことに着目し、
ディスクドライブ装置に装填するディスクの姿勢をディ
スクの直径によって変えることにより、装填枚数を増加
させることを考えた。そしてこれを実現するため、本発
明のディスクドライブ装置は、一枚のディスクを装置内
外に着脱しうる装着手段と、複数枚のディスクを載置内
部に取り出すための取出手段と、装着手段に装着したデ
ィスクと収納手段に装填したディスクのうち選択された
いずれか一枚のディスクに対して情報信号の記録もしく
は再生を行う記録再生手段と、取出手段と記録再生手段
とを結合、解除自在に連結する連結手段と、取出手段か
ら分離された記録再生手段のみを装着手段に装着したデ
ィスクの記録もしくは再生が可能な位置まで移動せし
め、また、取出手段と連結された記録再生手段を収納手
段に装填した複数枚のディスクのうちいずれか一枚のデ
ィスクの記録もしくは再生が可能な位置まで一体的に移
動せしめる移動手段とを備えるものである。
作用 前記した構成により、収納手段に装填された複数のデ
ィスクと、装着手段に装着された一枚のディスクのうち
選択されたいずれか一枚のディスクを共通の記録再生手
段で記録もしくは再生を行うことができる。このためデ
ィスクドライブ装置に装填するディスクの姿勢を少なく
とも2通りにすることができ、具体的には相対的に直径
の大なるディスク(12cmCD)を水平に、直径の小なるデ
ィスク(8cmCD)を鉛直に装填することにより、合計の
装填枚数をディスクドライブ装置の形状を大きくするこ
となく多くすることができる。
また、前記少なくとも2種類の姿勢に装填されたディ
スクを共通の記録再生手段で記録もしくは再生すること
ができる。
実施例 以下、第1図〜第20図に従い、本発明のディスクドラ
イブ装置の一実施例を説明する。
第19図は本発明におけるディスクドライブ装置で使用
されるディスクカートリッジの概略断面斜視図、第20図
はその外観斜視図である。
カートリッジ100は内部に1枚の小径ディスク(8cmC
D)2を出し入れ自在に格納する樹脂製のケースであ
り、その一方の端面は小径ディスク2を出し入れするた
めの開口104を有している。カートリッジ100の内部には
小径ディスク2を排出するための円弧状のスライドアー
ム102が摺動自在に設けられている。スライドアーム102
の一方の端部には、カートリッジ100の開口104と隣接す
る側面に設けられた切欠部103からカートリッジ100の外
部へ突出するツメ102aが形成されている。また、スライ
ドアーム102の他方の端部102bは、格納された小径ディ
スク2に関して開口104と反対位置で小径ディスク2の
外周部に当接している。カートリッジ100の表裏面部お
よび開口104と反対位置にある側面には、カートリッジ1
00に格納された小径ディスク2の内容等を表記するため
のラベルを貼付するラベルエリア105が形成されてい
る。
前記した構成のカートリッジ100から小径ディスク2
を取り出すためにはツメ102aを矢印Pの方向へ移動させ
る。これにより、スライドアーム102が小径ディスク2
を矢印Pの方向へ付勢し、小径ディスク2は開口104か
らカートリッジ100の外部へ排出される。
以下、ディスクドライブ装置の構成を説明する。
第1図は本ディスクドライブ装置の正面外観図であ
る。また、第2図は水平姿勢に載置したディスクを再生
しているときの状態を示す平面図、第3図はその正面
図、第4図はその側面図、第18図はカートリッジ収納部
の概略断面斜視図である。
第1図〜第4図において、トレイ5は大径ディスク
(12cmCD)1を載置するための大径凹部5a、及び、大径
凹部5aと同心に形成された小径ディスク(8cmCD、図示
せず)を載置するための小径凹部5bを有し、再生位置A
から待機位置Bを中継し排出位置Cまでディスクドライ
ブ装置3のベースプレート3bに対し略平行姿勢を保ちつ
つ移動可能に支持されている。トレイ排出窓4はディス
クドライブ装置3の操作パネル3aに開閉可能に有してい
る。ここで、再生位置Aは大径ディスク1を再生する位
置、排出位置Cはトレイ5がディスクドライブ装置3の
トレイ排出窓4より外部へ排出された位置、そして、待
機位置Bは再生位置Aと排出位置Cとの中間に位置しつ
つディスクドライブ装置3の内部に収まっている位置で
ある。トレイ5は図示されない駆動手段により上記再生
位置A、待機位置Bおよび排出位置Cに選択的に搬送お
よび停止される。
一方、小径ディスク2を格納した前記カートリッジ10
0を装填するカートリッジ収納部10が、ディスクドライ
ブ装置3の操作パネル3aに設けられている。カートリッ
ジ収納部10はディスクドライブ装置3のベースプレート
3bに各々略平行な天板12および底板13と、天板12と底板
13との間にこれと略垂直に設けられた複数枚の仕切板14
とによって構成されたブロックである。上記仕切板14は
各々等間隔に配置されており、天板12,底板13および隣
接する2枚の仕切板14とによって囲まれた空間部(以
下、スロット11と記す。)の各々に1個のカートリッジ
100が装填可能となっている。各仕切板14の操作パネル3
a側の端部には、カートリッジ100をスロット11の挿入口
11aから装填しやすくするためのテーパ10aが形成されて
いる。また、各スロット11のディスクドライブ装置3の
内部側にある排出口11bの上下には、装填されるカート
リッジ100の過挿入を防止するためのストッパ15a,15bが
各々天板12,底板13に形成されている。また、カートリ
ッジ収納部10の底板13にはその長手方向に延びる切欠部
16が形成されており、装填されたカートリッジ100の切
欠部103がカートリッジ収納部10の外部に露出するよう
になっている。
第15図は本発明のディスクドライブ装置の第1基台が
水平姿勢であるときの斜視図、第16図は第1基台が垂直
姿勢であるときの斜視図である。
第15図および第16図において、第1基台20は、ディス
クに記録された情報信号を読み取るピックアップ30と、
ピックアップ30を固定したピックアップベース30aと、
ピックアップ30を目的トラックヘアクセスせしめる移送
手段(番号で表記せず)と、大径ディスク1および小径
ディスク2(以下、ディスクと記す。)をターンテーブ
ル31に載置し回転駆動せしめるスピンドルモータ32を搭
載している。
ピックアップ30はディスクに記録された情報信号トラ
ックに光スポットを正確にトレースさせて情報信号を読
み取るためのものである、特公昭63−62810号等、多く
の公知例に記載されている構成のものが本発明でも使用
できるため、ここでの詳しい説明は省略する。
スピンドルモータ32の駆動軸32aには、ディスクを載
置可能なターンテーブル31が固定されている。スピンド
ルモータ32は、ディスクを1分間に200〜500回転で回転
せしめることにより、ディスク内外周での周速度が一定
となるように回転制御される。ターンテーブル31の内部
には、駆動軸32aと摺動自在に係合しつつディスクの中
心孔と嵌合する円錐状のテーパを有するセンタリングハ
ブ31aと、上記センタリングハブ31aをディスクの中心孔
に向けて弾性的に付勢するコイルバネ(図示せず)が保
持される。
前記移送手段は、駆動ギア34を回転軸に固定したトラ
バースモータ33と、駆動ギア34と回転伝達可能に噛合す
る第1中間ギア35と、第1中間ギア35と回転伝達可能に
噛合し同軸にウォームギア36bを有する第2中間ギア36a
と、ウォームギア36bと回転伝達可能に噛合しピックア
ップベース30aの端部に形成したウォームホイール部37
と、ピックアップベース30aの他方の端部に形成したガ
イド穴に摺動自在に係合するガイドロッド38から構成さ
れる。ピックアップベース30aはトラバースモータ33が
回転することによりウォームギア36bから推進力を得て
ガイドロッド38に案内されつつその軸方向へ摺動移動さ
れる。
また、第3図に示す第1クランパ6は板金製の円形部
材で、ターンテーブル31のセンタリングハブ31aのテー
パ形状に対応した形状を成している。クランパアーム7
は片端にアーム軸7aを配し他端にクランパ6を回転可能
に保持しており、ディスククランプを行うためのもので
ある。
第3図において、ガイドベース50は第2基台40を直線
移送せしめるガイドロッド51をその両端部で支持する樹
脂製のベースで、操作パネル3aに対し略平行なドライブ
ベース面50aと、第2基台40のガイドローラ44と転接す
るローラ転接面50b、及びこれらを相対的に結合するフ
レーム部とから構成される。
ドライブベース面50aは、モータ駆動軸にウォームギ
ア54を固定したドライブモータ53と、ウォームギア54と
回転伝達可能に噛合する中間ギア55と、同軸上にギア部
56aとプーリ部56bとを形成し中間ギア55と回転伝達可能
に噛合する駆動プーリ56と、駆動プーリ56のプーリ部56
bとワイヤ58により回転伝達可能なプーリ部57aを形成し
た従動プーリ57とを軸支している。
ガイドロッド51は操作パネル3aおよびベースプレート
3bに対し略平行な円形断面軸で、両端をガイドベース50
に固持している。
ローラ転接面50bはベースプレート3bに対し略平行
で、かつ、ガイドロッド51と同等の長さの滑らかな平坦
面である。
第2基台40は第1基台20を回動可能に搭載しつつ、上
記ガイドロッド51に案内されて直線移動可能な基台であ
る。
第2基台40の上面および下面には、各々ベースプレー
ト3bと略平行な上部圧着面40aおよび下部圧直面40bが形
成されている。
第2基台40の操作パネル3aから遠い位置にある端部上
面には、操作パネル3aに対し略平行で、かつ、上部圧着
面40aに対し略垂直なる第1支持部41が形成されてい
る。第1支持部41は軸受41aおよび円弧状切欠部41bを有
している。
また、第2基台40の他方の端部上面には上記第1支持
部41と対向する位置に略平行に対面し、かつ、上部圧着
面40aに対し略垂直なる第2支持部42が形成されてい
る。第2支持部42は第1支持部41に形成された軸受41a
と同軸上に軸受42aを有している。
一方、第2基台40の操作パネル3aから遠い位置にある
端部下面には、ガイドロッド51と摺動自在に係合するガ
イド穴(番号で表記せず)が設けられており、さらに、
第2基台40の下面中央部には操作パネル3aと略平行で、
かつ、下部圧着面40bに対し略垂直なるガイドローラ支
持部43を形成している。ガイドローラ支持部43はガイド
ローラ44をローラ転接面50bに転接回転可能に軸支して
いる。また、上記ガイド穴の開口部端面には磁石45が固
定されている。磁石45はガイドロッド51に略垂直な平面
を吸着面として有している。
一方、第1基台20は操作パネル3aに遠い位置にある端
部側面に回動支軸23aが植立されている。また、操作パ
ネル3aから近い位置にある端部側面には回動支軸23b
が、回動支軸23aと同軸上に植立されている。回動支軸2
3aは第2基台40の第1支持部41の軸受41aに回転可能に
係合し、回動支軸23bは第2支持部42の軸受42aに回転可
能に係合している。
さらに、第1基台20の裏面にはターンテーブル31に対
し略平行なる第1圧着面24が形成されており、また、第
1基台20の上記回動支軸23a,23bの軸線と略平行でこれ
と近い位置にある端部には、ターンテーブル31に対し略
垂直なるL形突起部20が形成されており、この裏面に第
2圧着面25aが形成されている。ここで、第1圧着面24
および第2圧着面25aは、第1基台20を回動したときに
それぞれ第2基台40に設けられた上部圧着面40aおよび
下部圧着面40bに当接する位置関係となっている。
さらに、第1基台20の回動支軸23aが植立された側面
には、上記回動支軸23aと平行に第1係止ピン46aが植立
される。第1係止ピン46aは第2基台40の第1支持部41
に形成された円弧状切欠部41bを貫通している。また、
第2基台40の第1支持部41には操作パネル3aから遠い面
に第2係止ピン46bが植立されている。
第1係止ピン46aと第2係止ピン46bの間には反転バネ
47が係止される。反転バネ47は両端がフック形状をなす
リング状のネジリバネで、片端が第2基台40の第1係止
ピン46aに、他端が第1基台20の第2係止ピン46bに係止
されている。反転バネ47はネジリ付勢力により、第1基
台20の回動動作において、第1基台20が水平姿勢のとき
は第1圧着面24と第2基台40の上部圧着面40aとの圧着
を行い、第1基台20が垂直姿勢のときは第2圧着面25a
と第2基台40の下部圧着面40bとの圧着を行い、水平姿
勢から垂直姿勢への回動動作の中間点においてバネ付付
勢力の方向が反転するようになっている。
第1基台20の回動支軸23bが植立された端部側面に
は、上記回動支軸23bの軸方向にこれと略平行に突出し
て形成された係合突起部22が設けられており、係合突起
部22の端部付近には連結溝部22aが形成されている。
一方、従動プーリ57はプーリ部57aの外周の一部に矩
形状の係合溝57bが形成されている。上記従動プーリ57
と駆動プーリ56との間に張り掛けられたワイヤ58の両端
部は連結部材58aにより連結され、第1基台20の係合突
起部22に形成された連結溝部22aに固持されている。上
記連結部材58aは連結溝部22aに固持された状態で従動プ
ーリ57の係合溝57bに係合、離脱自在な形状になってお
り、係合状態にあるときの連結部材58aと係合溝57bとの
ガタは極小に抑えられているため、連結部材58aすなわ
ち係合突起部22と従動プーリ57とは一体的に運動可能と
なる。また、連結部材58aが係合溝57bから離脱した場合
は、連結部材58aすなわち係合突起部22はワイヤ58に索
引されて矢印Sの方向へ運動する。
ここで従動プーリ57はドライブベース面50aに回動自
在に軸支されているが、その回転軸59は上記連結部材58
aが係合溝57bと係合している場合には、第1基台20の回
動支軸23a,23bと同軸になるように配されている。言い
換えれば、連結部材58aが従動プーリ57の回転軸59を中
心に回転するときの半径と、第1基台20の回動支軸23a,
23bを中心に回転するときの半径とが等しくなるように
構成されている。したがって、連結部材58aが係合溝57b
と係合している場合、従動プーリ57が回転すると、第1
基台20の係合突起部22が従動プーリ57と一体的に回動
し、第1基台20は回動支軸23a,23bを中心に回動され
る。
第17図は本発明のディスクドライブ装置のローラベー
スの断面斜視図である。
第17図において、ローラベース60は中央部に空間部60
bを有する樹脂製の部材で、端部に小径ディスク2を装
置内部に取り出すための取出手段が設けられており、収
納手段10に装填されたカートリッジ100から選択的に小
径ディスク2を取り出し、ディスクドライブ装置3内部
に移動させてこれを再生可能な状態にせしめるものであ
る。ローラベース60はガイドロッド51が摺動可能に係合
するガイド穴60aと、ローラベース60を支持するための
ガイドローラ69と、ディスククランプを行う第2クラン
パ63と、小径ディスク2を搬送せしめる一対の第1引出
ローラ64a,64bおよび一対の第2引出ローラ65a,65bと、
小径ディスク2を搬送する場合の案内となる直線ガイド
部62aおよび心出しガイド部62bと、ディスクドライブ装
置3の奥行方向に往復移動可能な引出レバー67とから構
成されている。
ローラベース60の中央部に形成された空間部60bは、
小径ディスク2がカートリッジ100から取り出された
後、回転駆動されるスペースであり、その周囲には小径
ディスク2を正確に案内するために直線ガイド部62aお
よび心出しガイド部62b、これに連続するテーパ部62c、
さらに内周壁62dが形成される。小径ディスク2の直径
よりやや大なる間隔を成して互いに略平行に設けられた
平面状の直線ガイド部62a、および直線ガイド部62aの延
長上に小径ディスク2の半径よりやや大なる半径で形成
した心出しガイド部62bは、小径ディスク2の姿勢を規
制しつつ案内してその心出し、クランプを容易にする。
内周壁62dは小径ディスク2が回転駆動される際にその
外周端面と対向する位置にあり、小径ディスク2と接触
しないように充分な距離を持って形成されていう。テー
パ部62cはこのため直線ガイド部62a、および心出しガイ
ド部62bから内周壁62dにむかって広がるテーパ状となっ
ている。
ガイド穴60aはローラベース60の一方の下端部に設け
られており、ガイドベース50のガイドロッド51に摺動可
能に係合している。
ローラベース60の他方の端部下面には下方向に突出し
て形成されたガイドローラ支持部68があり、その側面に
はガイドローラ69が回転可能に軸支されている。
第2クランパ63は板金製の円形部品で、ターンテーブ
ル31のセンタリングハブ31aのテーパ形状に対応した形
状を成しており、ローラベース60のクランパアーム70に
回転可能に支持されている。クランパアーム70は第2ク
ランパ63の回転軸方向に摺動自在に支持されており、図
示しない駆動手段によって揺動駆動される。
ローラベース60の操作パネル3aに近い端部にはベース
プレート3bに対し略垂直に、かつ回転可能に配された一
対の第1引出ローラ64a,64bおよび一対の第2引出ロー
ラ65a,65bが設けられている。第1引出ローラ64a,64bは
互いに平行に、かつ、小径ディスク2の厚みより狭い空
隙をもって配置される。また、ローラベース60は第1引
出ローラ64a,64bと略平行に第2引出ローラ65aを軸支し
ている。第2引出ローラ65bは第2引出ローラ65aと略平
行に配置され、両端部がピンチアーム66に回転可能に軸
支される。さらに、ピンチアーム66の端部はローラベー
ス60に回動可能に支持されており、第2引出ローラ65b
はピンチアーム66が回動することによって第2引出ロー
ラ65aへの圧着,解除が可能となっている。
また、ローラベース60の前面パネルに近い位置の下端
部には、引出レバー駆動手段(詳細図示せず)によりデ
ィスクドライブ装置3の奥行方向に往復直線駆動される
引出レバー67が設けられている。引出レバー67はカート
リッジ収納部10に装填されたカートリッジ100に対し、
切欠部103にあるツメ102aと係合しこれを移動させるこ
とにより上記カートリッジ100の内部から小径ディスク
2を取り出すための、略L字状の樹脂部材である。引出
レバー67はローラベース60の下端部よりカートリッジ収
納部10の下面にまで達し、その先端部はカートリッジ収
納部10の下面に形成された内溝(図示せず)の内部に位
置している。
さらに、ガイド穴60aの開口部端面にはガイドロッド5
1に対して略垂直なる姿勢に強磁性体の金属片61が固定
されている。金属片61は第2基台40に設けられた磁石45
と互いに対面する位置に配置されており、磁気的な吸引
力により吸着可能な構成となっている。
以下、図面を参照しながら本実施例のディスクドライ
ブ装置のディスクローディングの動作説明を行う。
まず、第1図,第4図および第18図〜第20図を用い
て、カートリッジ装填動作について説明する。
小径ディスク2を格納したカートリッジ100は、操作
パネル3aに露出するカートリッジ収納部10の挿入口11a
より、スロット11に装填される。
ここで、カートリッジ100は、第18図に示すように切
欠部103をディスクドライブ装置3のベースプレート3b
に向け、かつ、開口104がディスクドライブ装置3の内
部にあるような姿勢で装填される。カートリッジ100は
所定の位置まで矢印Nの方向へ挿入されると、スロット
11の排出口11b付近に設けられたストッパ15a,15bによ
り、それ以上の挿入を規制され、装填が完了する。
このとき、カートリッジ100のラベルエリア105はカー
トリッジ収納部10の挿入口11a付近にあり、外部から視
認できる状態となっている。したがって、操作者はカー
トリッジ100内に格納されている小径ディスク2の内容
をラベルに記載し、これをラベルエリア105に貼付して
おけば、カートリッジ収納部10、すなわち、ディスクド
ライブ装置3に装填された状態のカートリッジ100であ
っても、カートリッジ100を取り出すことなくその内容
を知ることができる。
また、上記カートリッジ100の装填完了状態におい
て、切欠部103は、カートリッジ収納部10の切欠部16と
ほぼ同じ位置に重なり、切欠部103および16を通しての
引出レバー67による小径ディスク2の取り出し操作が可
能となる。
次に、第2図〜第4図において、トレイ5に載置され
るディスクを再生するときの動作説明を行う。上記ディ
スクは大径ディスク1または小径ディスク2のどちらで
も良いが、ここでは、大径ディスク1が載置される場合
について説明を行う。まず、初期状態において第2基台
40はガイドベース50上での最左端位置に位置している
(第1のポジション)。また、第2基台40に搭載された
第1基台20は水平姿勢に保持している。さらに、ローラ
ベース60は位置規制部材52と当接し左方向へ移動しない
ように規制されている。
トレイ5はトレイ排出窓4からディスクドライブ装置
3の外側に排出されている。操作者がトレイ5の大径凹
部5aに大径ディスク1を載置し、所定の操作を実行する
と、トレイ5はベースプレート3bに対し略平行姿勢を保
ちつつ排出位置Cから待機位置Bを中継し再生位置Aま
で連続して移動を行う。
ここで、排出位置Cから待機位置Bまでの移動経路は
水平方向への直線回路である。次に、待機位置Bから再
生位置Aの上部で載置したディスクがスピンドルモータ
32の駆動軸32aと同心位置にくるまで、水平方向の移動
を行い、その後、ベースプレート3bに対し略垂直方向に
降下を開始する。トレイ5がターンテーブル31の位置ま
で降下すると、トレイ5上の大径ディスク1はターンテ
ーブル31に載置される。その後、トレイ5だけがさらに
降下するに従ってクランパアーム7が矢印L方向へ回動
し、第1クランパ6がターンテーブル31に対して大径デ
ィスク1を押圧し、ディスククランプが行われる。同時
にターンテーブル31に内蔵されるセンタリングハブ31a
は、大径ディスク1の中心孔と嵌号してその芯出しを行
う。
以上の動作により、トレイ5による大径ディスク1の
装着が完了する。
ここまでの説明で明らかなように、本発明のディスク
ドライブ装置では、大径ディスク1は水平方向に出入り
するトレイ5によってディスクドライブ装置3に略水平
な姿勢で装着され、また、小径ディスク2は鉛直姿勢
で、すなわち大径ディスク1に対して略90度の角度をな
す姿勢で装着される。この様にした場合、ディスクドラ
イブ装置3の幅方向に対しては小径ディスク2が格納さ
れたカートリッジ100の厚み方向が対応する。カートリ
ッジ100の装填数を増やそうとすれば必要な収納スペー
ス、すなわちカートリッジ収納部10が大きくなるが、そ
の寸法拡大方向はディスクドライブ装置3の幅方向であ
り、同ディスクドライブ装置3にとっては配置的に余裕
のある方向である。一方でディスクドライブ装置3の厚
み方向に対してはカートリッジ100の幅方向が対応する
が、同方向の寸法はカートリッジ100の装填数に無関係
にその幅寸法で決定される。そしてカートリッジ100は
小径の8cmCDを格納するものであり、そのカートリッジ1
00の外形寸法は従来のディスクドライブ装置の厚みと同
等なものとなる。言い替えれば大径ディスク1と小径デ
ィスク2とを上記の姿勢で配置することにより、ディス
クドライブ装置の大きさ(外形寸法)を従来と同等のま
ま、装着されるディスクの枚数を飛躍的に多くすること
ができる。
一方、上記のトレイ5の動作説明は、第2基台40とロ
ーラベース60が所定の初期状態にある場合のものである
が、初期状態が上記の説明と異なる場合における動作は
以下の通りである。
たとえば第6図に示すように、第1基台20が鉛直姿勢
になっている場合、または第10図に示すように第2基台
40がガイドベース50の左端部に無い場合、トレイ5がデ
ィスクドライブ装置3の外側に突出した状態(排出位置
C)から、操作者がトレイ5の移動のための所定の操作
を実行すると、トレイ5は排出位置Cから待機位置Bま
で移動し、そこで待機状態となる。ディスクドライブ装
置3内の図示しない指示手段から、上記第1基台20およ
び第2基台40の復帰指示が出され、それらが第2図に示
す第1のポジションに復帰した後トレイ5の動作が再開
され、大径ディスク1の装着が実行される。
大径ディスク1の装着が完了すると、同ディスクから
の情報信号の再生が可能な状態になる。上記指示手段か
らの指示を受けると、スピンドルモータ32が回転し、大
径ディスク1の回転駆動を行う。また、トラバースモー
タ33か回転し、ギア列を介してピックアップ30を大径デ
ィスク1の半径方向に移動することにより、ディスクア
クセスが行われる。ピックアップ30は大径ディスク1に
記録された情報信号の読み取り再生を行い、またスピン
ドルモータ32は、ピックアップ30の再生する情報位置で
のディスク周速度が一定となるように回転制御が行われ
る。
次に、水平に載置した大径ディスク1を再生している
状態から、カートリッジ100に格納された小径ディスク
2を再生する状態に至るまでの各動作説明を行う。
第5図は本発明のディスドライブ装置において垂直姿
勢に載置したディスクを再生しているときの状態を示す
平面図、第6図はその正面図、第7図はその側面図、第
13図は第1基台が水平姿勢であるときの動作図、第14図
は第1基台が垂直姿勢であるときの動作図、第5図は第
1基台が水平姿勢であるときの斜視図、第16図は第1基
台が垂直姿勢であるときの斜視図である。
いま、第2図から第4図の状態から、操作者が所定の
動作を行うと、スピンドルモータ32の回転を停止し、大
径ディスク1の回転駆動を停止する。その後、クランパ
アーム7が上方向へ回動しターンテーブル31に対しディ
スク1への押圧が解除される。トレイ5はベースプレー
ト3bに対し略平行な姿勢を保ちつつ再生位置Aから上昇
を開始する。トレイ5がターンテーブル31の位置まで上
昇すると、ディスク1はトレイ5の大径凹部5aに載置さ
れる。トレイ5はさらに上昇しトレイ排出窓4の高さま
で上昇すると、待機位置Bまで水平方向に移動し移送動
作が完了する。この後、操作者が所定の操作をすること
により、トレイ5を待機位置Bと排出位置Cとの間を自
在に往復せしめ、ディスク1の取り出しが容易にでき
る。
一方、トレイ5が待機位置Bにくると、ドライブモー
タ53が回転し回転駆動力を中間ギア55に伝達し、さら
に、駆動プーリ56へと回転伝達する。駆動プーリ56が回
転すると、ワイヤ58により従動プーリ57へと回転伝達す
る。
次に、第1基台20の回動動作について説明を行う。
従動プーリ57が矢印P方向へ回転すると、第1基台20
の係合突起部22と従動プーリ57の係合溝57bとが係合し
ていることにより、第1基台20は回転軸59を中心に従動
プーリ57と一体的に回動を行う。なお、従動プーリ57は
ドライブベース面50aに軸支しているため、第1基台20
の回動中心は移動しない。すなわち、第2基台40は不動
のままで第1基台20の回動支軸23a,23bを中心に矢印R
の方向へ回動を行う。
ここで、第1基台20が水平姿勢に保持されているとき
は、反転バネ47の付勢力により第1基台20の第1圧着面
24は第2基台40の上部圧着面40aに圧着される。一方、
第1基台20が垂直姿勢に保持されているときは、反転バ
ネ47に付勢力より第1基台20に形成されたL形突起部25
の第2圧着面25aは第2基台40の下部圧着面40bに圧着さ
れる。
したがって、従動プーリ57と一体を成して第1基台20
が90度回転し、第1基台20の第2圧着面25aが第2基台4
0の下部圧着面40bに圧着されると、第1基台20の回動が
阻止されると共に、ベースプレート3bに対して略垂直な
姿勢に保持される。
第1基台20が垂直姿勢に保持され、ドライブモータ53
がさらに回転することにより、係合突起部22を矢印Sの
方向に索引し、第2基台40はガイドロッド51に沿って摺
動移動する。ここで、第2基台40が摺動移動するとき、
第2基台40のガイドローラ44はガイドベーズ50のローラ
転接面50bの上を転がりながら、垂直姿勢に付勢した第
1基台20を保ちつつ摺動移動を行う。第2基台40が摺動
移動することにより、第1基台20の係合突起部22と従動
プーリ57の係合溝57bとが離脱し、継続して第2基台40
は摺動移動を行う。
第8図は本発明のディスクドライブ装置において第1
基台とローラベースが連結したときの状態を示す平面
図、第9図はその正面図を示している。
第8図および第9図において、ドライブモータ53がさ
らに回転すると、第2基台40が位置規制部材52を配した
連結位置Dまで到達する。ここで、位置規制部材52はベ
ースプレート3bに固定され、ローラベース60が左方向へ
の過移動を阻止するものである。
連結位置Dでは、ガイドロッド51に摺動可能に係合す
るローラベース60が待機しており、摺動移動する第2基
台40がローラベース60に当接する。さらに、第2基台40
の磁石45(左下がり傾斜ハッチングを施す矩形部分)と
ローラベース60の金属片61(ハッチングを施さない矩形
部分)とが互いに磁気的な吸引力により結合し、第2基
台40とローラベース60とが連結する。
第2基台40はローラベース60と連結した後、引き続い
てガイドロッド51に沿って摺動移動を行う。ここで、ロ
ーラベース60が摺動移動するとき、ローラベース60に支
持されたガイドローラ44はガイドベース50のローラ転接
面50bの上を転がりながら、ローラベース44の姿勢を保
持する。
ここで第2基台40は指示手段(図示せず)からの指示
を受けて、カートリッジ収納部10にある任意なカートリ
ッジを選択し、その取り出し位置まで移動することがで
きる。ここでは、ガイドベース50の右端に装填されたカ
ートリッジ100が選択された場合の動作を説明する。
第10図は本発明のディスクドライブ装置で垂直姿勢に
載置したディスクを再生しているときの状態を示す平面
図、第11図はその正面図、第12図はその側面図である。
第10図〜第12図において、ドライブモータ53がさらに
回転し、第2基台40はローラベース60との結合を保持し
つつ、小径ディスク2を格納するカートリッジ100の位
置に到達する(第2のポジジョン)。この状態に於て、
第1基台20は選択された小径ディスク2を、大径ディス
ク1の再生姿勢に対して略90度の角度をなす姿勢で再生
することが可能になる。以上のようにして第2基台の移
動動作が完了する。ここで、ローラベース60が摺動移動
しているときは、引出レバー67のフック部67aはカート
リッジ収納部10に形成した切欠部16の下部を移動する。
次に、ディスク取り出しに関する動作説明を行う。
第10図〜第12図,第17図および第18図において、第2
基台40の摺動移動が終了すると、引出レバー67が図示し
ない引出レバー駆動手段により駆動され、スロット11に
装填されているカートリッジ100のスライドアーム102の
ツメ102aは引出レバー67のフック部67aにより矢印Pの
方向へ係合移動される。引出レバー67が係合移動するこ
とにより、スライドアーム102の端部102bと小径ディス
ク2の側面と当接し、小径ディスク2はカートリッジ蓋
体の開口104より外側へ排出される。
排出された小径ディスク2は、第1引出ローラ64aと
第1引出ローラ64bの間に挟持され、第1引出ローラ64
a,64bが回転することによりさりに矢印Pの方向へ移送
される。第2引出ローラ65bはピンチアーム66により第
2引出ローラ65aに圧着しており、その間に小径ディス
ク2が挟持される。その後、小径ディスク2は第2引出
ローラ65a,65bが回転することにより、直線ガイド部62a
に規制されつつさらに矢印Pの方向へと移送され、心出
しガイド部に当接しディスク移送が阻止される。その
後、第1引出ローラ64a,64bおよび第2引出ローラ65a,6
5bの回転が停止し、ディスク移送動作が終了する。
小径ディスク2は、第2引出ローラ65aと第2引出ロ
ーラ65bの間に挟持されたまま、クランパアーム70が第
2クランパ63の軸線方向へ回動し、クランパアーム70は
第2クランパ63がターンテーブル31に対し小径ディスク
2を押圧する。その後、ピンチアーム66は第2引出ロー
ラ25bを第2引出ローラ65aに対して圧着を解除する方向
へ回動し、小径ディスク2の挟持が解除される。以上の
ようにして、小径ディスク2のディスククランプ動作が
終了する。
小径ディスク2のクランプが完了すると、同ディスク
からの情報信号の再生が可能な状態になる。図示されな
い指示手段からの指示を受けると、スピンドルモータ32
が回転し、小径ディスク2の回転駆動を行う。また、ト
ラバースモータ33が回転し、ギア列を介してピックアッ
プ30を小径ディスク2の半径方向に移動することによ
り、ディスクアクセスが行われる。ピックアップ30は小
径ディスク2に記録された情報信号の読み取り再生を行
い、またスピンドルモータ32は、ピックアップ30の再生
する情報位置でのディスク周速度が一定となるように回
転制御が行われる。
ここで、第12図および第18図において、小径ディスク
2の再生を行っているとき、引出レバー67は矢印Pの方
向へスライドアーム102を係止し、ローラベース60の引
出レバー67とカートリッジ収納部10のストッパ15a,15b
の間に係止されるため、カートリッジ100はディスクド
ライブ装置3の外部へのカートリッジの排出が不可能と
なる。一方、再生を行っていないカートリッジ(番号で
表記せず)は引出レバー67とストッパ15a,15bの間に係
止されないために、ディスクドライブ装置3の外部への
排出、および、カートリッジ収納部10のスロット11への
装填が可能となる。
次に、小径ディスク2をカートリッジ100に格納する
ときの動作を説明する。
第10図〜第12図および第17図において、スピンドルモ
ータ32の回転を停止し、小径ディスク2の回転駆動が停
止する。その後、ピンチアーム66が第2引出ローラ65b
を第2引出ローラ65aの方向へ回動し、小径ディスク2
の挟持を行う。小径ディスク2が第2引出ローラ65aと
第2引出ローラ65aの間に挟持されると、クランパアー
ム70がターンテーブル31から離間する方向へ回動し、第
2クランパ63による小径ディスク2のディスククランプ
が解除される。次に、第2引出ローラ65a,65bが回転す
ると、小径ディスク2は、格納されるべき空のカートリ
ッジ100の方向へ移送され、開口104からカートリッジ10
0の内部へと挿入され始める。さらに第2引出ローラ65
a,65bが回転すると、小径ディスク2は、カートリッジ1
00の内部のスライドアームの端部102bと当接する位置に
達する。この時点で第2引出ローラ65a,65bの挟持が解
除され、小径ディスク2は替わって第1引出ローラ64a,
64bにより移送される状態になる。その後、引出レバー6
7が操作パネル3aの方向へ移動するとともに、第1引出
ローラ64a,64bにより小径ディスク2を移送することに
より、小径ディスク2はカートリッジ100の内部に格納
される。
以上の説明は、水平に載置された大径ディスク1の再
生が可能な状態から、これと略垂直な姿勢で小径ディス
ク2を再生可能な状態にするまでの動作であった。これ
と逆に、小径ディスク2が再生可能な状態から、大径デ
ィスク1の再生が可能な状態に至るまでの動作は、基本
的に上記の動作の逆となる。すなわち、ドライブモータ
53が回転し、回転駆動力が伝達されて従動プーリ57が矢
印Pと逆方向に回転すると、第2基台40およびローラベ
ース60は一体的に駆動され、左方向へと移動する。ロー
ラベース60が位置規制部材52の位置まで到達しこれに当
接すると、第2基台40とローラベース60との連結が解除
され、第2基台40だけがさらに移動を続ける。第2基台
40がガイドベース50の最左端部に達すると、第1基台20
の係合突起部2と従動プーリ57の係合溝57bとが係合す
る。この時点で第2基台40の移動は停止し、第1基台20
の回動が開始される。第1基台20が水平姿勢を成すまで
回動すると、従動プーリ57が停止して動作が完了する。
細部の動作に関しては上記した、水平に載置された大
径ディスク1の再生が可能な状態から、これと略垂直な
姿勢で小径ディスク2を再生可能な状態にするまでの動
作説明より容易に理解されるため、ここでの説明は省略
する。
なお、本実施例では第2基台40とローラベース60と
が、磁石45と金属片61により磁気的に連結、および解除
を行うと記載したが、同様な着脱作用が得られるもので
あればいかなるものであっても構わない。
また、本実施例の大径ディスク1と小径ディスク2と
は、その再生姿勢に於て互いに略90度を成していたが、
これは90度に限らず、本発明の要旨とする範囲にあって
設計的に容易な角度に設定すればよい。
発明の効果 以上、説明したように本発明のディスクドライブ装置
では、収納手段から装置の内部へディスクを取り出すた
めの取出手段と、取り出したディスクに対して情報の記
録もしくは再生を行う第1基台(記録再生手段)とを結
合、解除自在にし、取出手段から分離された記録再生手
段のみを装着手段に装着したディスクの記録もしくは再
生が可能な位置まで移動せしめ、また、取出手段と連結
された記録再生手段を収納手段に装填した複数枚のディ
スクのうちいずれか一枚のディスクの記録もしくは再生
が可能な位置まで一体的に移動せしめるため、収納位置
の異なる2種類のディスクを共通の記録再生手段で記録
もしくは再生を行うことができ、部品点数の削減、装置
の小型化が実現できる。さらに、12cmCD(または8cmC
D)の1枚を装着する際は従来のトレイによる水平姿勢
の装着が可能であり、また、装置の外形寸法は従来のま
まで多くの8cmCDを装着可能なオートチェンジャー方式
のディスクドライブ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のディスクドライブ装置の正面外観図、
第2図は本発明のディスクドライブ装置で水平姿勢に載
置したディスクを再生しているときの状態を示す平面
図、第3図は本発明のディスクドライブ装置で水平姿勢
に載置したディスクを再生しているときの状態を示す正
面図、第4図は本発明のディスクドライブ装置でトラバ
ースを水平姿勢にしたときの状態を示す側面図、第5図
は本発明のディスクドライブ装置で垂直姿勢に装着した
ディスクを再生しているときの状態を示す平面図、第6
図は本発明のディスクドライブ装置で第1基台を垂直姿
勢にしたときの状態を示す正面図、第7図は本発明のデ
ィスクドライブ装置で第1基台を水平姿勢から垂直姿勢
に回動したときの状態を示す側面図、第8図は本発明の
ディスクドライブ装置で第1基台とローラベースが連結
したときの状態を示す平面図、第9図は本発明のディス
クドライブ装置で第1基台とローラベースが連結したと
きの状態を示す正面図、第10図は本発明のディスクドラ
イブ装置で垂直姿勢に装着したディスクを再生している
ときの状態を示す平面図、第11図は本発明のディスクド
ライブ装置で垂直姿勢に装着したディスクを再生してい
るときの状態を示す正面図、第12図は本発明のディスク
ドライブ装置で垂直姿勢に装着したディスクを再生して
いるときの状態を示す側面図、第13図は本発明のディス
クドライブ装置の第1基台が水平姿勢に保持されている
ときの動作図、第14図は本発明のディスクドライブ装置
の第1基台が垂直姿勢に保持されているときの動作図、
第15図は本発明のディスクドライブ装置の第1基台が水
平姿勢であるときの斜視図、第16図は本発明のディスク
ドライブ装置の第1基台が垂直姿勢であるときの斜視
図、第17図は本発明のディスクドライブ装置のローラベ
ースの断面斜視図、第18図は本発明のディスクドライブ
装置のカートリッジ収納部の概略断面斜視図、第19図は
本発明のディスクドライブ装置に関わるカートリッジの
概略断面斜視図、第20図は本発明のディスクドライブ装
置に関わるカートリッジの外観斜視図を示している。 1……大径ディスク(12cmCD)、2……小径ディスク
(8cmCD)、3……ディスクドライブ装置、3a……操作
パネル、3b……ベースプレート、4……トレイ排出窓、
5……トレイ、6……第1クランパ、10……カートリッ
ジ収納部、20……第1基台、30……ピックアップ、31…
…ターンテーブル、32……スピンドルモータ、33……ト
ラバースモータ、40……第2基台、41……第1支持部、
42……第2支持部、53……ドライブモータ、56……駆動
プーリ、57……従動プーリ、58a……連結部材、67……
引出レバー、100……カートリッジ、102……スライドア
ーム。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚のディスク状情報記録媒体(以下、デ
    ィスクと記す)を装置内外に着脱しうる装着手段と、複
    数枚のディスクを前記装置内外に着脱しうる収納手段
    と、前記収納手段に装填した前記ディスクを装置内部に
    取り出すための取出手段と、前記装着手段の装着したデ
    ィスクと前記収納手段に装填したディスクのうち選択さ
    れたいずれか一枚のディスクに対して情報信号の記録も
    しくは再生を行う記録再生手段と、前記取出手段と前記
    記録再生手段とを結合、解除自在に連結する連結手段
    と、前記取出手段から分離された前記記録再生手段のみ
    を前記装着手段に装着したディスクの記録もしくは再生
    が可能な位置まで移動せしめ、また、前記取出手段と連
    結された前記記録再生手段を前記収納手段に装填した複
    数枚のディスクのうちいずれか一枚のディスクの記録も
    しくは再生が可能な位置まで一体的に移動せしめる移動
    手段とを備えたことを特徴とするディスクドライブ装
    置。
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