JPH10118705A - 熱間仕上圧延装置および2段軽圧下圧延ロールまたはピンチロール配置決定方法 - Google Patents

熱間仕上圧延装置および2段軽圧下圧延ロールまたはピンチロール配置決定方法

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JPH10118705A
JPH10118705A JP9216086A JP21608697A JPH10118705A JP H10118705 A JPH10118705 A JP H10118705A JP 9216086 A JP9216086 A JP 9216086A JP 21608697 A JP21608697 A JP 21608697A JP H10118705 A JPH10118705 A JP H10118705A
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正一 橋本
Kanji Hayashi
寛治 林
Tetsuo Kajiwara
哲雄 梶原
Akira Sako
彰 佐古
Shuji Maniwa
修二 馬庭
Tatsu Takeguchi
達 武口
Masashi Yoshikawa
雅司 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークロールの時間あたりの組替え回数を減
少させて装置のダウンタイムを減少することができる熱
間仕上圧延装置を提供する。 【解決手段】 熱間粗圧延された帯鋼30を、最終スタ
ンドのNO.7圧延機47のワークロール47aの出側
に配置した軽圧下圧延機1の圧延ロール3によって軽圧
下しながら、NO.1圧延機41〜NO.7圧延機47
によって所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱間仕上圧延装置
における、特に薄物の帯鋼を圧延する際の、帯鋼後端部
の絞り込みを防止する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図22に示すように、帯鋼熱間圧延設備
においては、図示しない粗圧延装置の下流にNo.1圧
延機41、No.2圧延機42、No.3圧延機43、
No.4圧延機44、No.5圧延機45、No.6圧
延機46、No.7圧延機47を列設した仕上圧延装置
が配設され、この仕上圧延装置の下流には図示しない帯
鋼冷却装置およびダウンコイラが配設されている。尚、
図中41a〜47aは各ワークロールである。
【0003】また、図24に示すように、他の帯鋼熱間
圧延設備においては、図示しない粗圧延装置の下流に、
ワークロール51aを備えた可逆式圧延機51と、前面
コイラファーネスピンチロール54および後面コイラフ
ァーネスピンチロール55が配置され、パスラインPの
上方に前面コイラファーネス52、ゲート56、ガイド
58、および後面コイラファーネス53、ゲート57、
ガイド59が配置されている。
【0004】図23に示すように、図示しない粗圧延装
置によって粗圧延した帯鋼30を、No.1圧延機41
〜No.7圧延機47によって所要の板厚に順次熱間仕
上圧延し、図示しない帯鋼冷却装置によって冷却し、ダ
ウンコイラによってコイル状に巻取る。
【0005】図24において、図示しない粗圧延装置に
よって粗圧延した帯鋼30を前面コイラファーネスピン
チロール54を通過させ、可逆式圧延機51で1回目の
熱間仕上圧延をして後面コイラファーネスピンチロール
55およびゲート57によってパスラインPの上方へ進
行させ、ガイド59でガイドしながら後面コイラファー
ネス53によって巻取る。そして、この帯鋼30を巻戻
し、ガイド59、ゲート57および後面コイラファーネ
スピンチロール55によってパスラインPに戻して可逆
式圧延機51を逆回転して2回目の熱間仕上圧延をし、
前面コイラファーネスピンチロール54およびゲート5
6によってパスラインPの上方へ進行させ、ガイド58
でガイドしながら前面コイラファーネス52によって巻
取る。
【0006】このような熱間仕上圧延を反復し、帯鋼3
0が所定の板厚に圧延されると後面コイラファーネスピ
ンチロール55を通過させてパスラインPを進行させ、
図示しない帯鋼冷却装置によって冷却し、ダウンコイラ
によってコイル状に巻取る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
(1).図22に示す従来の装置では、帯鋼30が圧延
されてその後端部30aがNo.1圧延機41〜No.
6圧延機46のいずれかを尻抜けすると、この後端部3
0aが板幅方向へ大きく曲り、図示しないサイドガイド
への衝突によって折れ込んで通板される現象、いわゆる
絞り込みが発生する。特に板厚が2.3mm以下の場
合、帯鋼30の剛性が低いため、絞り込みが発生し易く
なる。従って、図23に示すように、特に最終スタンド
の1スタンド前のNo.6圧延機46を尻抜けしたとき
に、帯綱30の板厚が薄くなっているのでこの絞り込み
が特に発生し易くなり、折れ込んだ後端部30aをN
o.7圧延機47で噛込んで圧延するとそのワークロー
ル47aに疵が付き、割れ、破断が発生することもあ
る。 このため、このワークロールアッセンブリを直ち
に組替える必要があるので、時間あたりの組替え回数が
増加し、装置のダウンタイムが増大する。また、近年ワ
ークロールの寿命を長くしてその時間あたりの組替え回
数を減少させるために、ハイスロールが用いられている
が、このハイスロールでは前記した絞り込みがさらに著
しくなり、このハイスロールが折れ込んだ後端部30a
を噛み込んだ場合、その割れおよび破断が発生し易く
て、従来ロールに比べてその被害が大きくなる。従っ
て、後端部30aの絞り込みが発生し易い最終スタンド
のNo.7圧延機47ではロールダメージが大きいた
め、ハイスロールの使用が困難となっている。
【0008】(2).図24に示す他の従来の装置で
は、帯鋼30が圧延されて薄くなっていると、その後端
部30aが前面コイラファーネスピンチロール54また
は後面コイラファーネスピンチロール55を尻抜けする
と、(1)項と同様に、この後端部30aが板幅方向へ
大きく曲って絞り込みが発生し、特に板厚が2.3mm
以下の場合、帯鋼30の剛性が低いため、絞り込みが発
生し易くなる。従って、(1)項と同様の課題を生じる
こととなる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による熱間仕上圧
延装置は、次のように構成することで、前記課題を解決
するための手段とする。
【0010】(1).複数スタンドの圧延機を列設した
熱間仕上圧延装置であって、前記圧延機のうちの最終ス
タンド圧延機の圧延ロールの出側および入側の少なくと
もいずれか一方に軽圧下圧延ロールまたはピンチロール
を配置したものである。
【0011】(2).複数スタンドの圧延機を列設した
熱間仕上圧延装置であって、前記圧延機のうちの最終ス
タンド圧延機を含む複数スタンドの圧延機の圧延ロール
の出側および入側の少なくともいずれか一方に軽圧下圧
延ロールまたはピンチロールを配置したものである。
【0012】(3).可逆式圧延機と、この可逆式圧延
機の前面および後面にそれぞれ配置した前面コイラファ
ーネスピンチロールおよび後面コイラファーネスピンチ
ロールと、この前面コイラファーネスピンチロールおよ
び後面コイラファーネスピンチロールの前面および後面
のパスラインの上方に配置した前面コイラファーネスお
よび後面コイラファーネスとを備えた熱間仕上圧延装置
であって、前記可逆式圧延機の圧延ロールの前面および
後面の少なくともいずれか一方に軽圧下圧延ロールまた
はピンチロールを配置したものである。
【0013】(4).(1)〜(3)項の熱間仕上圧延
装置であって、前記圧延機の出側および入側の少なくと
もいずれか一方に前記軽圧下圧延ロールまたは前記ピン
チロールを前記圧延機と一体に組込ませたものである。
【0014】(5).(2)〜(4)項の複数スタンド
の圧延機又は可逆式圧延機であって、次式が成立すると
蛇行防止用の2段軽圧下圧延ロールまたはピンチロール
の配置を決定するものである。
【数2】 ここに、 添字i :各スタンドの任意の圧延機に関する。 ho :任意の圧延機の入側における帯鋼の板厚。(m) Δh0 :任意の圧延機の入側における帯鋼のウエッジ
量。(m) h1 :任意の圧延機の出側における帯鋼の板厚。(m) α:ウエッジ率変化の転写率。 δ:任意の圧延機のレベリング不良量。(m) a:双方のサイドガイド10間を示す通板幅。(m) b:帯鋼30の板幅。(m) L:任意の圧延機の駆動側と作業側の圧下装置支持点間
距離。(m) l:任意の圧延機の入側における帯鋼の後端部が前段の
圧延機ロールバイト部又は可逆式圧延機の巻戻し機から
尻抜け直後の、任意の圧延機のロールバイト部と前記後
端部との距離。(m) S:安全率。(≒3)
【0015】[作用] (1).熱間粗圧延された帯鋼を、最終スタンド圧延機
の圧延ロールの入側および出側の少なくともいずれか一
方の軽圧下圧延ロールまたはピンチロールによって軽圧
下しながら、複数のスタンドの圧延機によって所要の板
厚に順次熱間仕上圧延する。この帯鋼の後端部が最終ス
タンドの1スタンド前の圧延機の圧延ロールを尻抜けし
たときに、その板厚が薄くなっていると板幅方向への大
きな曲りによる絞り込みが発生し易くなるので、帯鋼を
最終スタンド圧延機の圧延ロールと前記軽圧下圧延ロー
ルまたはピンチロールの2箇所または3箇所で挟持し、
その絞り込みの発生を防止する。
【0016】(2).熱間粗圧延された帯鋼を最終スタ
ンド圧延機を含む複数スタンドの圧延機のいずれかの圧
延ロールの入側および出側の少なくともいずれか一方の
軽圧下圧延ロールまたはピンチロールによって軽圧下し
ながら、複数スタンドの圧延機によって順次所要の板厚
に熱間仕上圧延する。この帯鋼の後端部がいずれかの圧
延機の1スタンド前の圧延機の圧延ロールを尻抜けした
ときに、その板厚が薄くなっていると絞り込みが発生し
易くなるので、帯鋼を各々の圧延機のいずれかの圧延ロ
ールと前記軽圧下圧延ロールまたはピンチロールの2箇
所または3箇所で挟持し、その絞り込みの発生を防止す
る。
【0017】(3).熱間粗圧延された帯鋼を、可逆式
圧延機の圧延ロールの前面および後面の少なくともいず
れか一方の軽圧下圧延ロールまたはピンチロールによっ
て軽圧下しながら熱間仕上圧延し、後面コイラファーネ
スピンチロールによってパスラインの上方に進行させて
後面コイラファーネスで巻取り、1回目の圧延が完了す
ると前記可逆式圧延機を逆回転させて2回目の圧延を行
い、前面コイラファーネスピンチロールによってパスラ
インの上方または下方に進行させて後面コイラファーネ
スで巻戻すと共に前面コイラファーネスで巻取る。この
ように、帯鋼を複数回往復移動させて可逆式圧延機で所
定の板厚に熱間仕上圧延し、後面(下流)の機器に搬送
する。この帯鋼の後端部が、前面コイラファーネスピン
チロールまたは後面コイラファーネスピンチロールを尻
抜けしたときに、その板厚が2.3mm以下と薄くなっ
ていると絞り込みが発生し易くなるので、帯鋼を可逆式
圧延機の圧延ロールと軽圧下圧延ロールまたはピンチロ
ールの2箇所または3箇所で挟持し、その絞り込みの発
生を防止する。
【0018】(4).(1)〜(3)項の圧延機に組込
んで一体化した圧延ロールの入側(前段)および出側
(後段)の少なくともいずれか一方の軽圧下圧延ロール
またはピンチロールによって軽圧下しながら、前記圧延
機によって所定の板厚に熱間仕上圧延する。 この帯鋼
の後端部が前記圧延機の1スタンド前の圧延機の圧延ロ
ールまたは前面コイラファーネスピンチロールまたは後
面コイラファーネスピンチロールを尻抜けしたときに、
その板厚が2.3mm以下と薄くなっていると絞り込み
が発生し易くなるので、帯鋼を前記圧延機の圧延ロール
と軽圧下圧延ロールまたはピンチロールの2箇所または
3箇所で挟持し、その絞り込みの発生を防止する。
【0019】(5).前記式に実測の前記数値を代入
し、この値が1を越えると複数スタンドのうちの該当す
る圧延機の入側又は出側に、2段軽圧下圧延ロールまた
はピンチロールを配置する。また、可逆式圧延機におい
ては、最終圧延時の前記数値を前記式に代入し、2段軽
圧下圧延ロールまたはピンチロール配置の要否を決定す
るものである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る熱間仕上圧延
装置を実施例により詳細に説明する。 [第1実施例] [構成]図1において、帯鋼熱間仕上圧延装置には、N
o.1圧延機41、No.2圧延機42、No.3圧延
機43、No.4圧延機44、No.5圧延機45、N
o.6圧延機46、No.7圧延機47が列設され、最
終スタンドであるNo.7圧延機47のワークロール4
7aの出側には2段圧延ロール3の軽圧下圧延機1が配
置されている。 [作用・効果]熱間粗圧延された帯鋼30をNo.7圧
延機47の出側の軽圧下圧延機1によって軽圧下しなが
ら、No.1圧延機41〜No.7圧延機47によって
所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。図2に示すよう
に、帯鋼30の後端部30aがNo.6圧延機46のワ
ークロール46aを尻抜けしたときに、その板厚が2.
3mm以下に圧延されていると、後端部30aの板幅方
向への大きな曲りによる絞り込みが発生し易くなるの
で、帯鋼30をNo.7圧延機47のワークロール47
aと出側の軽圧下圧延機1の2箇所で挟持し、その絞り
込みの発生を防止する。
【0021】[第2実施例] [構成]図3において、第1実施例のNo.7圧延機4
7の位置に、ハウジング5にワークロール47a、バッ
クアップロール47bおよびその出側に軽圧下圧延機2
の圧延ロール3が収容されたNo.7圧延機47が配置
されている。 [作用・効果]帯鋼30を軽圧下圧延機2によって軽圧
下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。図3
に示すように、後端部30aがNo.6圧延機46のワ
ークロール46aを尻抜けしたときに、その板厚が2.
3mm以下に圧延されていると、No.7圧延機47の
ワークロール47aと該ワークロール47a出側の圧延
ロール3の2箇所で挟持し、その絞り込みの発生を防止
する。
【0022】[第3実施例] [構成]図4において、No.7圧延機47のワークロ
ール47aの入側には軽圧下圧延機1が配置されてい
る。 [作用・効果]帯鋼30を軽圧下圧延機1によって軽圧
下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。図4
に示すように、後端部30aがNo.6圧延機46のワ
ークロール46aを尻抜けしたときに、帯鋼30の板厚
が2.3mm以下に圧延されていると、No.7圧延機
47のワークロール47aと入側の軽圧下圧延機1によ
って第1実施例と同様にその絞り込みを防止する。
【0023】[第4実施例] [構成]図5において、第3実施例のNo.7圧延機4
7の位置に、ハウジング6にワークロール47a、バッ
クアップロール47bおよびその入側に軽圧下圧延機2
の圧延ロール3が収容されたNo.7圧延機47が配置
されている。 [作用・効果]帯鋼30を軽圧下圧延機2によって軽圧
下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。図5
に示すように、後端部30aがNo.6圧延機46を尻
抜けしたときに、その板厚が2.3mm以下に圧延され
ていると、No.7圧延機47のワークロール47aと
入側の圧延ロール3の2箇所で挟持し、その絞り込みの
発生を防止する。
【0024】[第5実施例] [構成]図6において、No.7圧延機47のワークロ
ール47aの出側および入側には軽圧下圧延機1がそれ
ぞれ配置されている。 [作用・効果]帯鋼30を軽圧下圧延機1によって軽圧
下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。図6
に示すように、後端部30aがNo.6圧延機46のワ
ークロール46aを尻抜けしたときに、帯鋼30の板厚
が2.3mm以下に圧延されていると、No.7圧延機
47のワークロール47aと双方の軽圧下圧延機1の3
箇所で挟持し、その絞り込みの発生を防止する。
【0025】[第6実施例] [構成]図7において、第5実施例のNo.7圧延機4
7の位置に、ハウジング7にワークロール47a、バッ
クアップロール47bおよびその出側と入側に軽圧下圧
延機2の圧延ロール3が収容されたNo.7圧延機47
が配置されている。 [作用・効果]帯鋼30を軽圧下圧延機2によって軽圧
下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。図7
に示すように、後端部30aがNo.6圧延機46のワ
ークロール46aを尻抜けしたときに、その板厚が2.
3mm以下に圧延されていると、No.7圧延機47の
ワークロール47aと双方の軽圧下圧延機2の3箇所で
挟持し、その絞り込みの発生を防止する。
【0026】[第7実施例] [構成]図8において、No.7圧延機47のワークロ
ール47aの出側にはピンチロール11が配置されてい
る。 [作用・効果]熱間粗圧延された帯鋼30を前記ピンチ
ロール11によって軽圧下しながら、所要の板厚に順次
熱間仕上圧延する。図8に示すように、後端部30aが
No.6圧延機46のワークロール46aを尻抜けした
ときに、帯鋼30の板厚が2.3mm以下に圧延されて
いると、帯鋼30をNo.7圧延機47のワークロール
47aとピンチロール11の2箇所で挟持し、その絞り
込みの発生を防止する。
【0027】[第8実施例] [構成]図9において、No.7圧延機47のワークロ
ール47aの入側にはピンチロール11が配置されてい
る。 [作用・効果]帯鋼30を前記ピンチロール11によっ
て軽圧下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延す
る。図9に示すように、後端部30aがNo.6圧延機
46のワークロール46aを尻抜けしたときに、帯鋼3
0の板厚が2.3mm以下に圧延されていると、No.
7圧延機47のワークロール47aとピンチロール11
によって第7実施例と同様にその絞り込みの発生を防止
する。
【0028】[第9実施例] [構成]図10において、No.7圧延機47のワーク
ロール47aの出側及び入側にはピンチロール11が配
置されている。 [作用・効果]帯鋼30を前記ピンチロール11によっ
て軽圧下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延す
る。図10に示すように、後端部30aがNo.6圧延
機46のワークロール46aを尻抜けしたときに、帯鋼
30の板厚が2.3mm以下に圧延されていると、N
o.7圧延機47のワークロール47aと双方のピンチ
ロール11の3箇所で挟持し、その絞り込みの発生を防
止する。
【0029】[第10実施例] [構成]図11において、No.2圧延機42〜No.
7圧延機47の各々のワークロール42a〜47aの出
側には軽圧下圧延機1がそれぞれ配置されている。ま
た、前記圧延機42〜47の各々の入側、または出側お
よび入側に軽圧下圧延機1配置されたものもある。さら
に、No.3圧延機43〜No.7圧延機47、または
No.4圧延機44〜No.7圧延機47、またはN
o.5圧延機45〜No.7圧延機47、またはNo.
6圧延機46およびNo.7圧延機47の各々の出側お
よび入側の少なくともいずれか一方に軽圧下圧延機1が
配置されたものもある。 [作用・効果]帯鋼30を各々の軽圧下圧延機1によっ
て軽圧下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延す
る。図11に示すように、後端部30aがNo.1圧延
機41〜No.6圧延機46のいずれかのワークロール
41a〜46aを尻抜けしたときに、帯鋼30の板厚が
2.3mm以下に圧延されていると、各々の圧延機42
〜47のワークロール42a〜47aと各々の軽圧下圧
延機1のいずれかで挟持し、その絞り込みの発生を防止
する。
【0030】[第11実施例] [構成]図12において、第10実施例のNo.6圧延
機46およびNo.7圧延機47の位置に、ハウジング
8・5内にワークロール46a・47a、バックアップ
ロール46b・47bおよびその出側に軽圧下圧延機2
の圧延ロール3が収容されたNo.6圧延機46および
No.7圧延機47が配置されている。No.6圧延機
46およびNo.7圧延機47のワークロール46a・
47aの入側に前記と同様の圧延ロール3が配置された
ものもある。また、前記圧延機42〜47の各々のワー
クロール46a・47aの入側および出側の少なくとも
いずれか一方に圧延ロール3が配置されたものもある。
さらに、No.3圧延機43〜No.7圧延機47、ま
たはNo.4圧延機44〜No.7圧延機47、または
No.5圧延機45〜No.7圧延機47、またはN
o.6圧延機46およびNo.7圧延機47の各々の出
側および入側の少なくともいずれか一方に圧延ロール3
が配置されたものもある。 [作用・効果]帯鋼30を各々の軽圧下圧延機2によっ
て軽圧下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延す
る。図12に示すように、後端部30aがNo.1〜N
o.6圧延機41〜46のいずれかのワークロール41
a〜46aを尻抜けしたときに、帯鋼30の板厚が2.
3mm以下に圧延されていると、No.2圧延機42〜
No.7圧延機47のワークロール42a〜47aのい
ずれかとその出側の圧延ロール3の2箇所で挟持し、そ
の絞り込みの発生を防止する。
【0031】[第12実施例] [構成]図13において、No.2圧延機42〜No.
7圧延機47の各々のワークロール42a〜47aの入
側には軽圧下圧延機1がそれぞれ配置されている。ま
た、前記圧延機42〜47の各々の入側、または出側お
よび入側に軽圧下圧延機1が配置されたものもある。さ
らに、No.3圧延機43〜No.7圧延機47、また
はNo.4圧延機44〜No.7圧延機47、またはN
o.5圧延機45〜No.7圧延機47、またはNo.
6圧延機46およびNo.7圧延機47の各々の出側お
よび入側の少なくともいずれか一方に軽圧下圧延機1が
配置されたものもある。 [作用・効果]帯鋼30を各々の軽圧下圧延機1にって
軽圧下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延する。
図13に示すように、後端部30aがNo.1〜No.
6圧延機41〜46のいずれかのワークロール41a〜
46aを尻抜けしたときに、帯鋼30の板厚が2.3m
m以下に圧延されていると、各々の圧延機42〜47の
ワークロール42a〜47aのいずれかと各々の軽圧下
圧延機1のいずれかで挟持し、その絞り込みの発生を防
止する。
【0032】[第13実施例] [構成]図14において、No.2圧延機42〜No.
7圧延機47の各々のワークロール42a〜47aの出
側にはピンチロール11がそれぞれ配置されている。ま
た、 また、前記圧延機42〜47の各々の入側、また
は出側および入側にピンチロール11が配置されたもの
もある。さらに、No.3圧延機43〜No.7圧延機
47、またはNo.4圧延機44〜No.7圧延機4
7、またはNo.5圧延機45〜No.7圧延機47、
またはNo.6圧延機46およびNo.7圧延機47の
各々の出側および入側の少なくともいずれか一方にピン
チロール11が配置されたものもある。 [作用・効果]帯鋼30を各々のピンチロール11にっ
て軽圧下しながら、所要の板厚に順次熱間仕上圧延す
る。図14に示すように、後端部30aがNo.1〜N
o.6圧延機41〜46のいずれかのワークロール41
a〜46aのいずれかを尻抜けしたときに、帯鋼30の
板厚が2.3mm以下に圧延されていると、各々の圧延
機42〜47のワークロール42a〜47aのいずれか
と各々のピンチロール11のいずれかで挟持し、その絞
り込みの発生を防止する。
【0033】[第14実施例] [構成]図15において、従来の装置と同様の図示しな
い粗圧延装置の下流に可逆式圧延機51と、前面コイラ
ファーネスピンチロール54および後面コイラファーネ
スピンチロール55が配置され、パスラインPの上方に
前面コイラファーネス52、ゲート56、ガイド58、
および後面コイラファーネス53、ゲート57、ガイド
59が配置されている。可逆式圧延機51のワークロー
ル51aの前面(パスライン上流)には軽圧下圧延機1
が配置されている。他の実施例として、第4実施例と同
様に同一のハウジング内のワークロール51の前面(入
側)に、圧延ロール3が組込まれたものもある。 [作用・効果]帯鋼30を軽圧下圧延機1によって軽圧
下しながら、可逆式圧延機51によって複数回往復移動
させて圧延し、所定の板厚に熱間仕上圧延する。図15
に示すように、帯鋼30の後端部30aが前面コイラフ
ァーネスピンチロール54または後面コイラファーネス
ピンチロール55を尻抜けしたときに、帯鋼30の板厚
が2.3mm以下に圧延されていると、可逆式圧延機5
1のワークロール51aとその前面の軽圧下圧延機1の
圧延ロール3の2箇所で挟持し、その絞り込みの発生を
防止する。
【0034】[第15実施例] [構成]図16において、従来の装置と同様の可逆式圧
延機51のワークロール51aの後面(パスライン下
流)には軽圧下圧延機1が配置されている。他の実施例
として、可逆式圧延機51のワークロール51aの前面
および後面に、軽圧下圧延機1が配置されたものもあ
る。また、第2実施例と同様に、同一のハウジング内の
ワークロール51の後面(出側)に、圧延ロール3が組
込まれたものもあり、第7実施例と同様に、同一のハウ
ジング内のワークロール51の前面(入側)および後面
(出側)に、圧延ロール3が組込まれたものもある。 [作用・効果]帯鋼30を第14実施例と同様に所定の
板厚に熱間仕上圧延する。図16に示すように、後端部
30aが前面コイラファーネスピンチロール54または
後面コイラファーネスピンチロール55を尻抜けしたと
きに、帯鋼30の板厚が2.3mm以下に圧延されてい
ると、可逆式圧延機51のワークロール51aとその後
面または、前面および後面の軽圧下圧延機1の圧延ロー
ル3の2箇所または3箇所で挟持し、その絞り込みの発
生を防止する。
【0035】[第16実施例] [構成]図17において、従来の装置と同様の可逆式圧
延機51のワークロール51aの前面(パスライン上
流)にはピンチロール11が配置されている。 [作用・効果]帯鋼30をピンチロール11によって軽
圧下しながら可逆式圧延機51によって複数回往復移動
させて圧延し、所定の板厚に熱間仕上圧延する。図17
に示すように、後端部30aが前面コイラファーネスピ
ンチロール54または後面コイラファーネスピンチロー
ル55を尻抜けしたときに、帯鋼30の板厚が2.3m
m以下に圧延されていると、可逆式圧延機51のワーク
ロール51aとその前面のピンチロール11の2箇所で
挟持し、その絞り込みの発生を防止する。
【0036】[第17実施例] [構成]図18において、従来の装置と同様の可逆式圧
延機51のワークロール51aの後面にはピンチロール
11が配置されている。他の実施例として、可逆式圧延
機51のワークロール51aの前面および後面に、ピン
チロール11が配置されたものもある。 [作用・効果]帯鋼30を第14実施例と同様に所定の
板厚に順次熱間仕上圧延する。図17に示すように、後
端部30aが前面コイラファーネスピンチロール54ま
たは後面コイラファーネスピンチロール55を尻抜けし
たときに、帯鋼30の板厚が2.3mm以下に圧延され
ていると、可逆式圧延機51のワークロール51aとそ
の後面、または前面および後面のピンチロール11の2
箇所または3箇所で挟持し、その絞り込みの発生を防止
する。
【0037】[第18実施例] [構成]図19において、30は熱間仕上圧延中の帯
鋼、bはこの帯鋼30の板幅(m)、Csはこの帯鋼3
0の板幅方向の帯鋼センタ、添字iは軽圧下圧延機1ま
たはピンチロール11の配置を決定する任意の圧延機、
Cmはこの任意の圧延機iの圧延機センタ、aは双方の
サイドガイド10間を示す通板幅(m)、ycは任意の
圧延機iの入側における帯鋼センタCsの圧延機センタ
Cmからのずれを示す帯鋼オフセンタ量(m)である。
なお、符号表示を明確化するために、バックアップロー
ルは省略している。
【0038】[作用・効果]軽圧下圧延機1の圧延ロー
ル3またはピンチロール11を配置する任意の圧延機i
は、次の条件によって決定する。先ず、任意の圧延機i
について考える。 帯鋼オフセンタ量yc>許容オフセンタ量yc1 許容オフセンタ量yc1 は次式によって与えられる。
【数3】
【0039】帯鋼オフセンタ量ycは次式によって与え
られる。
【数4】 ここに、 ω0 :任意の圧延機iの入側における前段の圧延機また
は可逆式圧延機の巻戻し機から尻抜けした帯鋼30の後
端部30aの回転角速度。(rad/sec.) V0 :任意の圧延機iの入側における帯鋼30の走行速
度。(m/sec.) l:任意の圧延機iの入側における帯鋼30の後端部3
0aが前段の圧延機または可逆式圧延機の巻戻し機から
尻抜けした直後の、任意の圧延機iのロールバイト部と
後端部30aとの距離。(m)
【0040】また、ウェッジ率変化量Δψは次式で与え
られる。
【数5】 ここに、 h1 :任意の圧延機iの出側における帯鋼30の板厚。
(m) Δh1 :任意の圧延機iの出側における帯鋼30のウエ
ッジ量。(m) h0 :任意の圧延機iの入側における帯鋼30の板厚。
(m) Δh0 :任意の圧延機iの入側における帯鋼30のウエ
ッジ量。(m) ω1 :任意の圧延機iの出側における前段の圧延機また
は可逆式圧延機の巻戻し機から尻抜けした帯鋼30の後
端部30aの回転角速度。(rad/sec.) V1 :任意の圧延機iの出側における帯鋼30の走行速
度。(m/sec.)
【0041】Δψと圧延機レベリング不良量δとの関係
は次式によって与えられる。
【数6】 ここに、 α:ウェッジ率変化の転写率。(圧延機仕様および圧延
条件によって決定される。このウェッジ率変化の転写率
αは図20に示す。) L:任意の圧延機の駆動側と作業側の圧下装置支持点間
距離。(m)
【0042】式(2),(3),(4)より、
【数7】 式(1),(5)より、
【数8】
【0043】安全率Sを考慮して、各スタンドの任意の
圧延機iにおいて次式(7)が成立するとき、軽圧下圧
延機1の圧延ロール3またはピンチロール11による帯
鋼30の蛇行防止が必要となる。
【数9】 ここに、 添字i :各スタンドの任意の圧延機iに関する。 ho :任意の圧延機iの入側における帯鋼30の板厚。
(m) Δh0 :任意の圧延機iの入側における帯鋼30のウエ
ッジ量。(m) h1 :任意の圧延機iの出側における帯鋼30の板厚。
(m) α:ウエッジ率変化の転写率。(図20参照) δ:任意の圧延機iのレベリング不良量。(m) L:任意の圧延機iの駆動側と作業側の圧下装置支持点
間距離。(m) l:任意の圧延機iの入側における帯鋼30の後端部3
0aが前段の圧延機ロールバイト部又は可逆式圧延機の
巻戻し機から尻抜け直後の、任意の圧延機のロールバイ
ト部と前記後端部30aとの距離。(m) a:双方のサイドガイド10間を示す通板幅。(m) b:帯鋼30の板幅。(m) S:安全率。(≒3)
【0044】タンデムに列設したNo.1圧延機41〜
No.7圧延機47のうちの、No.6圧延機46の入
側にピンチロール11を配置し、No.7圧延機47の
出側に軽圧下圧延機1を配置した例を、図21に示す。
【0045】なお、前述した第1実施例〜第18実施例
では、4段圧延機を配置しているが、2段圧延機、6段
圧延機、クラスタ式多段圧延機等のあらゆる圧延機を配
置した帯鋼熱間仕上圧延装置に適用できるものである。
【0046】
【発明の効果】
(1).最終スタンド圧延機の出側および入側の少なく
ともいずれか一方に軽圧下圧延ロールまたはピンチロー
ルを配置したことにより、最終スタンド圧延機の1スタ
ンド前の圧延機で帯鋼が薄く圧延されてその後端部が尻
抜けしても、最終スタンド圧延機の圧延ロールと軽圧下
圧延ロールまたはピンチロールとの2箇所または3箇所
で帯鋼を挟持するので、薄く圧延されて剛性が低下した
この帯鋼の後端部の絞り込みの発生を防止することがで
きる。従って圧延機のワークロールに疵、割れ、破断等
の欠陥が発生しなくなるので、その時間あたりの組替え
回数を減少させることが可能になり、装置のダウンタイ
ムを減少することができる。また、帯鋼の絞り込みによ
る折れ曲がり等が発生しなくなるので、ハイスロールを
使用することが可能になり、その時間あたりの組替え回
数減少による装置のダウンタイムをさらに減少すること
ができる。
【0047】(2).熱間仕上圧延装置の圧延機のうち
の最終スタンド圧延機を含む複数スタンドの圧延機の出
側および入側の少なくともいずれか一方に軽圧下圧延ロ
ールまたはピンチロールを配置したことにより、(1)
項の効果に加え、第1スタンド圧延機から最終スタンド
圧延機の1スタンド前の圧延機迄のいずれかで帯鋼が薄
く圧延されてその後端部が尻抜けしても、その圧延機の
圧延ロールと軽圧下圧延ロールまたはピンチロールとの
2箇所または3箇所で帯鋼を挟持するので、薄く圧延さ
れて剛性が低下したこの帯鋼の後端部の絞り込みの発生
を防止することができる。
【0048】(3).熱間仕上圧延装置に可逆式圧延機
と、前面コイラファーネスおよび後面コイラファーネス
と、前面コイラファーネスピンチロールおよび後面コイ
ラファーネスピンチロールと、前記可逆式圧延機の圧延
ロールの前面および後面の少なくともいずれか一方に軽
圧下圧延ロールまたはピンチロールを配置したことによ
り、(1)項の効果に加え、可逆式圧延機で帯鋼が薄く
圧延されてその後端部が前面コイラファーネスピンチロ
ールまたは後面コイラファーネスピンチロールを尻抜け
してもその圧延ロールと2段軽圧下圧延ロールまたはピ
ンチロールとの2箇所または3箇所で帯鋼を挟持するの
で、薄く圧延されて剛性が低下したこの帯鋼の後端部の
絞り込みの発生を防止することができる。
【0049】(4).(1)〜(3)項の圧延機の出側
および入側の少なくともいずれか一方に前記軽圧下圧延
ロールまたは前記ピンチロールを前記圧延機と一体に組
込ませたことにより、(1)〜(3)項の効果に加え、
装置のコンパクト化により圧延ラインの短縮が図れる。
【0050】(5).2段軽圧下ロールまたはピンチロ
ールによる帯鋼蛇行防止の必要を決定する計算式を設定
したことにより、どのスタンドの圧延機に2段軽圧下ロ
ールまたはピンチロールを配置するか、または可逆式圧
延機に2段軽圧下ロールまたはピンチロールを必要とす
るかを容易に且つ確実に決定することができる。従っ
て、仕上圧延される帯鋼の絞り込みによる折れ曲がり等
を防止することが可能になり、ワークロールの疵発生を
少なくすることができるので、その時間あたりの組替え
回数減少による装置のダウンタイムを減少することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての、No.7圧延機
の出側に軽圧下圧延機を配置した帯鋼熱間仕上圧延装置
の概念を示す側面図である。
【図2】図1の作用を説明する側面図である。
【図3】本発明の第2実施例としての、No.7圧延機
のワークロールの出側に軽圧下圧延機を一体化して配置
した帯鋼熱間仕上圧延装置の縦断面図である。
【図4】本発明の第3実施例としての、No.7圧延機
の入側に軽圧下圧延機を配置した帯鋼熱間仕上圧延装置
の概念を示し、作用を説明する側面図である。
【図5】本発明の第4実施例としての、No.7圧延機
のワークロールの入側に軽圧下圧延機を一体化して配置
した帯鋼熱間仕上圧延装置の縦断面図である。
【図6】本発明の第5実施例としての、No.7圧延機
の出側および入側に軽圧下圧延機を配置した帯鋼熱間仕
上圧延装置の概念を示し、作用を説明する側面図であ
る。
【図7】本発明の第6実施例としての、No.7圧延機
のワークロールの出側および入側に軽圧下圧延機を一体
化して配置した帯鋼熱間仕上圧延装置の縦断面図であ
る。
【図8】本発明の第7実施例としての、No.7圧延機
の出側にピンチロールを配置した帯鋼熱間仕上圧延装置
の概念を示し、作用を説明する側面図である。
【図9】本発明の第8実施例としての、No.7圧延機
の入側にピンチロールを配置した帯鋼熱間仕上圧延装置
の概念を示し、作用を説明する側面図である。
【図10】本発明の第9実施例としての、No.7圧延
機の出側および入側にピンチロールを配置した帯鋼熱間
仕上圧延装置の概念を示し、作用を説明する側面図であ
る。
【図11】本発明の第10実施例としての、No.2圧
延機〜No.7圧延機の出側に軽圧下圧延機をそれぞれ
配置した帯鋼熱間仕上圧延装置の概念を示し、作用を説
明する側面図である。
【図12】本発明の第11実施例としての、No.6圧
延機およびNo.7圧延機のワークロールの出側に軽圧
下圧延機を一体化して配置した帯鋼熱間仕上圧延装置の
縦断面図である。
【図13】本発明の第12実施例としての、No.2圧
延機〜No.7圧延機の入側に軽圧下圧延機をそれぞれ
配置した帯鋼熱間仕上圧延装置の概念を示し、作用を説
明する側面図である。
【図14】本発明の第13実施例としての、No.2圧
延機〜No.7圧延機の出側にピンチロールをそれぞれ
配置した帯鋼熱間仕上圧延装置の概念を示し、作用を説
明する側面図である。
【図15】本発明の第14実施例としての、可逆式圧延
機の前面に軽圧下圧延機を配置した帯鋼熱間仕上圧延装
置の概念を示し、作用を説明する側面図である。
【図16】本発明の第15実施例としての、可逆式圧延
機の後面に軽圧下圧延機を配置した帯鋼熱間仕上圧延装
置の概念を示し、作用を説明する側面図である。
【図17】本発明の第16実施例としての、可逆式圧延
機の前面にピンチロールを配置した帯鋼熱間仕上圧延装
置の概念を示し、作用を説明する側面図である。
【図18】本発明の第17実施例としての、可逆式圧延
機の後面にピンチロールを配置した帯鋼熱間仕上圧延装
置の概念を示し、作用を説明する側面図である。
【図19】本発明の第18実施例としての、2段軽圧下
圧延機配置を決定する計算式を説明するための、任意の
圧延機iのバックアップロールを除去した平面図であ
る。
【図20】No.1〜No.7圧延機の出側における帯
鋼の板厚とウェッジ率変化の転写率との関係を示す線図
である。
【図21】図19の計算式によって2段軽圧下圧延機及
びピンチロールの配置を決定した例としての、帯鋼熱間
仕上圧延装置の概念を示す側面図である。
【図22】従来の装置の一例としての、帯鋼熱間仕上圧
延装置の概念を示す側面図である。
【図23】図22の作用を説明する側面図である。
【図24】従来の装置の他の例としての、可逆式圧延機
を配置した帯鋼熱間仕上圧延装置の概念を示し、作用を
説明する側面図である。
【符号の説明】
1,2 軽圧下圧延機 3 圧延ロール 5,6,7,8 ハウジング 11 ピンチロール 30 帯鋼 30a 後端部 41 No.1圧延機 42 No.2圧延機 43 No.3圧延機 44 No.4圧延機 45 No.5圧延機 46 No.6圧延機 47 No.7圧延機 41a〜47a,51a ワークロール 51 可逆式圧延機 52 前面コイラファーネス 53 後面コイラファーネス 54 前面コイラファーネスピンチロール 55 後面コイラファーネスピンチロール P パスライン a 通板幅 b 板幅 Cm 圧延機センタ Cs 帯鋼センタ i 任意の圧延機 ia ワークロール yc オフセンタ量
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B21C 47/00 B21B 37/00 BBM 47/34 135 (72)発明者 佐古 彰 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 馬庭 修二 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 武口 達 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島製作所内 (72)発明者 吉川 雅司 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱重工業株式会社広島研究所内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数スタンドの圧延機を列設した熱間仕
    上圧延装置であって、前記圧延機のうちの最終スタンド
    圧延機の圧延ロールの出側および入側の少なくともいず
    れか一方に軽圧下圧延ロールまたはピンチロールを配置
    したことを特徴とする熱間仕上圧延装置。
  2. 【請求項2】 複数スタンドの圧延機を列設した熱間仕
    上圧延装置であって、前記圧延機のうちの最終スタンド
    圧延機を含む複数スタンドの圧延機の圧延ロールの出側
    および入側の少なくともいずれか一方に2段軽圧下圧延
    ロールまたはピンチロールを配置したことを特徴とする
    熱間仕上圧延装置。
  3. 【請求項3】 可逆式圧延機と、この可逆式圧延機の前
    面および後面にそれぞれ配置した前面コイラファーネス
    ピンチロールおよび後面コイラファーネスピンチロール
    と、この前面コイラファーネスピンチロールおよび後面
    コイラファーネスピンチロールの前面および後面のパス
    ラインの上方に配置した前面コイラファーネスおよび後
    面コイラファーネスとを備えた熱間仕上圧延装置であっ
    て、前記可逆式圧延機の圧延ロールの前面および後面の
    少なくともいずれか一方に2段軽圧下圧延ロールまたは
    ピンチロールを配置したことを特徴とする熱間仕上圧延
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3の熱間仕上圧延装置
    であって、前記圧延機の出側および入側の少なくともい
    ずれか一方に前記軽圧下圧延ロールまたは前記ピンチロ
    ールを前記圧延機と一体に組み込ませたことを特徴とす
    る熱間仕上圧延装置。
  5. 【請求項5】 請求項2〜請求項4の複数スタンドの圧
    延機又は可逆式圧延機であって、次式が成立すると蛇行
    防止用の2段軽圧下圧延ロールまたはピンチロールの配
    置を決定することを特徴とする2段軽圧下圧延ロールま
    たはピンチロール配置決定方法。 【数1】 ここに、 添字i :各スタンドの任意の圧延機に関する。 ho :任意の圧延機の入側における帯鋼の板厚。(m) Δh0 :任意の圧延機の入側における帯鋼のウエッジ
    量。(m) h1 :任意の圧延機の出側における帯鋼の板厚。(m) α:ウエッジ率変化の転写率。 δ:任意の圧延機のレベリング不良量。(m) a:双方のサイドガイド10間を示す通板幅。(m) b:帯鋼30の板幅。(m) L:任意の圧延機の駆動側と作業側の圧下装置支持点間
    距離。(m) l:任意の圧延機の入側における帯鋼の後端部が前段の
    圧延機ロールバイト部又は可逆式圧延機の巻戻し機から
    尻抜け直後の、任意の圧延機のロールバイト部と前記後
    端部との距離。(m) S:安全率。(≒3)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109158444A (zh) * 2018-08-24 2019-01-08 首钢智新迁安电磁材料有限公司 一种避免重卷机组卷取错层的方法

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CN103223418B (zh) * 2012-01-29 2015-06-17 宝山钢铁股份有限公司 一种热轧卷取机废钢停机方法
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