JPH10118374A - カーテンヒダ形成装置 - Google Patents
カーテンヒダ形成装置Info
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- JPH10118374A JPH10118374A JP30113596A JP30113596A JPH10118374A JP H10118374 A JPH10118374 A JP H10118374A JP 30113596 A JP30113596 A JP 30113596A JP 30113596 A JP30113596 A JP 30113596A JP H10118374 A JPH10118374 A JP H10118374A
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- folds
- cloth
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- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2503/00—Domestic or personal
- D10B2503/02—Curtains
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- Sewing Machines And Sewing (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーテンヒダの成形に関わる入力作業を軽減
する。 【解決手段】 本縫いミシン2の布送り込み側には、カ
ーテン生地を載置する補助テーブル150が配置され、
その補助テーブル150の後端に、クランプ台152が
前後方向へ移動可能に設けられている。そのクランプ台
152の前方への移動量に応じた数のパルスからなるエ
ンコーダ信号がクランプ位置検出センサ158から制御
ユニット160に入力され、RAM163の所定のメモ
リに格納される。次にカーテン生地5の初期全幅が自動
的に演算される。即ち、エンコーダ信号に基づいて、ク
ランプ台152の初期位置からの移動距離Lが求められ
る。そして、カーテンヒダ形成処理に伴って、カーテン
生地の残幅演算が順次自動的に演算される。
する。 【解決手段】 本縫いミシン2の布送り込み側には、カ
ーテン生地を載置する補助テーブル150が配置され、
その補助テーブル150の後端に、クランプ台152が
前後方向へ移動可能に設けられている。そのクランプ台
152の前方への移動量に応じた数のパルスからなるエ
ンコーダ信号がクランプ位置検出センサ158から制御
ユニット160に入力され、RAM163の所定のメモ
リに格納される。次にカーテン生地5の初期全幅が自動
的に演算される。即ち、エンコーダ信号に基づいて、ク
ランプ台152の初期位置からの移動距離Lが求められ
る。そして、カーテンヒダ形成処理に伴って、カーテン
生地の残幅演算が順次自動的に演算される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテン生地の一
端部にカーテンヒダを順々に形成するカーテンヒダ形成
装置に関し、特にカーテンヒダを形成する毎に、次のカ
ーテンヒダのヒダ高さを、カーテン生地の残幅と未形成
のカーテンヒダの数に応じて補正するようにしたもの、
またそのカーテン生地の残幅を求める為に載置する補助
テーブルの小型化を図るようにしたものに関する。
端部にカーテンヒダを順々に形成するカーテンヒダ形成
装置に関し、特にカーテンヒダを形成する毎に、次のカ
ーテンヒダのヒダ高さを、カーテン生地の残幅と未形成
のカーテンヒダの数に応じて補正するようにしたもの、
またそのカーテン生地の残幅を求める為に載置する補助
テーブルの小型化を図るようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レースなどを含む各種のカーテン
生地の上端部分に適当間隔おきにカーテンヒダを順々に
形成するようにしたカーテンヒダ形成装置が種々提案さ
れるとともに、実用に供されている。例えば、特公昭5
5─20715号公報、特公平6─9638号公報、特
開平7─275544号公報、更に特公平7─7988
7号公報などには、基本的に、水平状に又は鉛直状に設
けた3枚のヒダ山形成ヘラを所定間隔毎に相互に平行に
設けるととにも、これらヒダ山形成ヘラに対向する2枚
のヒダ谷形成ヘラを移動可能に設け、これら3枚のヒダ
山形成ヘラを覆うようにカーテン生地のヒダ形成部をセ
ットした後、2枚のヒダ谷形成ヘラをヒダ山形成ヘラの
間に夫々押し込むことで、これら5枚のヘラによりカー
テン生地がジグザグ状に折り重ねられて3つ山からなる
カーテンヒダを形成するようにし、そのカーテンヒダを
縫製装置に供給するようにしたヒダ取り装置やヒダ形成
装置が提案されている。
生地の上端部分に適当間隔おきにカーテンヒダを順々に
形成するようにしたカーテンヒダ形成装置が種々提案さ
れるとともに、実用に供されている。例えば、特公昭5
5─20715号公報、特公平6─9638号公報、特
開平7─275544号公報、更に特公平7─7988
7号公報などには、基本的に、水平状に又は鉛直状に設
けた3枚のヒダ山形成ヘラを所定間隔毎に相互に平行に
設けるととにも、これらヒダ山形成ヘラに対向する2枚
のヒダ谷形成ヘラを移動可能に設け、これら3枚のヒダ
山形成ヘラを覆うようにカーテン生地のヒダ形成部をセ
ットした後、2枚のヒダ谷形成ヘラをヒダ山形成ヘラの
間に夫々押し込むことで、これら5枚のヘラによりカー
テン生地がジグザグ状に折り重ねられて3つ山からなる
カーテンヒダを形成するようにし、そのカーテンヒダを
縫製装置に供給するようにしたヒダ取り装置やヒダ形成
装置が提案されている。
【0003】ところで、これらヒダ取り装置やヒダ形成
装置により、カーテン生地に複数のカーテンヒダを形成
する場合には、注文を受けたカーテンの仕上がり寸法、
カーテンヒダの数、ヒダ間ピッチ、各カーテンヒダのヒ
ダ山数、ヒダ高さなどの各寸法に基づいて、カーテン生
地を所定の裁断幅で裁断し、その裁断幅或いは全幅を入
力する一方、これら各寸法を入力設定することにより、
受注した寸法のカーテンを製作するようになっている。
例えば、特開平8─38767号公報には、カーテンヒ
ダ形成装置の制御装置に接続された操作パネルから、受
注したカーテンの製作に必要な各寸法を入力設定するよ
うにしたカーテンヒダ形成装置が提案されている。
装置により、カーテン生地に複数のカーテンヒダを形成
する場合には、注文を受けたカーテンの仕上がり寸法、
カーテンヒダの数、ヒダ間ピッチ、各カーテンヒダのヒ
ダ山数、ヒダ高さなどの各寸法に基づいて、カーテン生
地を所定の裁断幅で裁断し、その裁断幅或いは全幅を入
力する一方、これら各寸法を入力設定することにより、
受注した寸法のカーテンを製作するようになっている。
例えば、特開平8─38767号公報には、カーテンヒ
ダ形成装置の制御装置に接続された操作パネルから、受
注したカーテンの製作に必要な各寸法を入力設定するよ
うにしたカーテンヒダ形成装置が提案されている。
【0004】ここで、ヒダ形成装置により、入力設定さ
れた各寸法に基づいて、カーテン生地にカーテンヒダを
順々に形成する場合、カーテンヒダのヒダ間ピッチやヒ
ダ高さなどに誤差が生じるとともに、カーテン生地の種
類や布厚さに応じて、その誤差の度合いも異なってく
る。そこで、最近、形成するカーテンヒダの残り数が3
つになったときにヒダ形成装置を一時的に停止し、ヒダ
形成装置に設けられたメジャーを引っ張り出して、その
メジャーの先端をカーテン生地の縫製終了端に合致させ
てボタン操作することで、残り3つのカーテンヒダにお
ける、演算による残幅と実際の残幅との誤差が最終的に
求められ、この誤差を残り3つのカーテンヒダで修正す
るようにヒダ高さが新規に求められ、残り3つのカーテ
ンヒダをその修正されたヒダ高さで形成するようにした
カーテンヒダ形成装置が実用化されている。
れた各寸法に基づいて、カーテン生地にカーテンヒダを
順々に形成する場合、カーテンヒダのヒダ間ピッチやヒ
ダ高さなどに誤差が生じるとともに、カーテン生地の種
類や布厚さに応じて、その誤差の度合いも異なってく
る。そこで、最近、形成するカーテンヒダの残り数が3
つになったときにヒダ形成装置を一時的に停止し、ヒダ
形成装置に設けられたメジャーを引っ張り出して、その
メジャーの先端をカーテン生地の縫製終了端に合致させ
てボタン操作することで、残り3つのカーテンヒダにお
ける、演算による残幅と実際の残幅との誤差が最終的に
求められ、この誤差を残り3つのカーテンヒダで修正す
るようにヒダ高さが新規に求められ、残り3つのカーテ
ンヒダをその修正されたヒダ高さで形成するようにした
カーテンヒダ形成装置が実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特公
昭55─20715号公報や特公平6─9638号公
報、更に特開平8─38767号公報などに記載のヒダ
取り装置やカーテンヒダ形成装置においては、カーテン
ヒダ形成に伴って発生する寸法誤差を補正するようには
なっていないので、所定の仕上がり寸法が得られないと
いう問題がある。また、残り3つのカーテンヒダにおい
て寸法誤差を修正するようにしたものも実用化されてい
るが、その寸法誤差の大きさによっては、これら3つの
カーテンヒダのヒダ高さが、それ以前のカーテンヒダの
ヒダ高さと大きく異なる場合も生じる場合があり、全て
のカーテンヒダのヒダ高さを均一に揃えることができな
いという問題がある。
昭55─20715号公報や特公平6─9638号公
報、更に特開平8─38767号公報などに記載のヒダ
取り装置やカーテンヒダ形成装置においては、カーテン
ヒダ形成に伴って発生する寸法誤差を補正するようには
なっていないので、所定の仕上がり寸法が得られないと
いう問題がある。また、残り3つのカーテンヒダにおい
て寸法誤差を修正するようにしたものも実用化されてい
るが、その寸法誤差の大きさによっては、これら3つの
カーテンヒダのヒダ高さが、それ以前のカーテンヒダの
ヒダ高さと大きく異なる場合も生じる場合があり、全て
のカーテンヒダのヒダ高さを均一に揃えることができな
いという問題がある。
【0006】更に、特開平8─38767号公報のカー
テンヒダ形成装置においては、受注したカーテンの製作
に必要な、カーテン生地の初期全幅、仕上がり寸法、カ
ーテンヒダの数、ヒダ間ピッチ、各カーテンヒダのヒダ
山数、ヒダ高さなどの各寸法をその都度入力設定するこ
とから、カーテンヒダ形成の操作性が低下するだけでな
く、入力する数値を間違え易いこと、などの問題があ
る。
テンヒダ形成装置においては、受注したカーテンの製作
に必要な、カーテン生地の初期全幅、仕上がり寸法、カ
ーテンヒダの数、ヒダ間ピッチ、各カーテンヒダのヒダ
山数、ヒダ高さなどの各寸法をその都度入力設定するこ
とから、カーテンヒダ形成の操作性が低下するだけでな
く、入力する数値を間違え易いこと、などの問題があ
る。
【0007】本発明の目的は、カーテン生地の初期全幅
などのカーテンヒダ形成に必要な諸元値を入力すること
なく、しかも全てのカーテンヒダのヒダ高さを均一化し
得るようなカーテンヒダ形成装置を提供することであ
る。
などのカーテンヒダ形成に必要な諸元値を入力すること
なく、しかも全てのカーテンヒダのヒダ高さを均一化し
得るようなカーテンヒダ形成装置を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1のカーテンヒダ
形成装置は、カーテン生地の一端部分に一方の端部側か
ら他方の端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成す
るカーテンヒダ形成装置において、カーテン生地にカー
テンヒダを形成する前にカーテン生地の初期全幅を検知
するとともに、各カーテンヒダの形成毎に最新のカーテ
ンヒダからカーテン生地の他方の端部までの残幅を検知
する幅検知手段と、カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ
高さとが入力設定された値となるようにカーテンヒダ形
成装置を制御する制御手段と、入力設定されたカーテン
ヒダの総数と各カーテンヒダにおける山数とカーテン仕
上がり幅と、形成済みのカーテンヒダの総数と、幅検知
手段で求めた残幅とを受け、各カーテンヒダの形成毎
に、未形成のカーテンヒダのヒダ高さを求めてそのヒダ
高さを制御手段に出力する補正手段とを備えたものであ
る。
形成装置は、カーテン生地の一端部分に一方の端部側か
ら他方の端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成す
るカーテンヒダ形成装置において、カーテン生地にカー
テンヒダを形成する前にカーテン生地の初期全幅を検知
するとともに、各カーテンヒダの形成毎に最新のカーテ
ンヒダからカーテン生地の他方の端部までの残幅を検知
する幅検知手段と、カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ
高さとが入力設定された値となるようにカーテンヒダ形
成装置を制御する制御手段と、入力設定されたカーテン
ヒダの総数と各カーテンヒダにおける山数とカーテン仕
上がり幅と、形成済みのカーテンヒダの総数と、幅検知
手段で求めた残幅とを受け、各カーテンヒダの形成毎
に、未形成のカーテンヒダのヒダ高さを求めてそのヒダ
高さを制御手段に出力する補正手段とを備えたものであ
る。
【0009】カーテン生地にカーテンヒダを形成するの
に際して、カーテン生地の初期全幅が幅検知手段で検知
されるとともに、カーテン生地の一端部分に一方の端部
側から他方の端部側に向かって順々にカーテンヒダを形
成するのに際して、各カーテンヒダの形成毎に、最新の
カーテンヒダからカーテン生地の他方の端部までの残幅
が幅検知手段で検知される。このとき、補正手段は、入
力設定されたカーテンヒダの総数と各カーテンヒダにお
ける山数とカーテン仕上がり幅と、形成済みのカーテン
ヒダの総数と、幅検知手段で求めた残幅とを受け、各カ
ーテンヒダの形成毎に、未形成のカーテンヒダのヒダ高
さを求めてそのヒダ高さを制御手段に出力するので、制
御手段は、カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが
入力設定された値となるようにカーテンヒダ形成装置を
制御する。
に際して、カーテン生地の初期全幅が幅検知手段で検知
されるとともに、カーテン生地の一端部分に一方の端部
側から他方の端部側に向かって順々にカーテンヒダを形
成するのに際して、各カーテンヒダの形成毎に、最新の
カーテンヒダからカーテン生地の他方の端部までの残幅
が幅検知手段で検知される。このとき、補正手段は、入
力設定されたカーテンヒダの総数と各カーテンヒダにお
ける山数とカーテン仕上がり幅と、形成済みのカーテン
ヒダの総数と、幅検知手段で求めた残幅とを受け、各カ
ーテンヒダの形成毎に、未形成のカーテンヒダのヒダ高
さを求めてそのヒダ高さを制御手段に出力するので、制
御手段は、カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが
入力設定された値となるようにカーテンヒダ形成装置を
制御する。
【0010】即ち、仕上がり幅を、カーテンヒダの総数
から「1」を差し引いた値で割り算することでヒダ間ピ
ッチが求められ、また初期全幅に対する仕上がり幅の差
分を、各カーテンヒダにおける山数を2倍した値にカー
テンヒダの総数を掛け算した値で割り算することでヒダ
高さが求められ、最初のカーテンヒダは、このヒダ高さ
で以て形成され、2つ目以降の各カーテンヒダ形成時に
は、残幅に対する仕上がり幅の差分を、各カーテンヒダ
における山数を2倍した値に未形成のカーテンヒダ数を
掛け算した値で割り算することで求められた新規のヒダ
高さが用いられる。これにより、カーテンヒダを形成す
る毎に生じる寸法誤差を解消しながら、残幅に基づいて
ヒダ高さがその都度求められることから、全てのカーテ
ンヒダのヒダ高さの均一化を図ることができる。
から「1」を差し引いた値で割り算することでヒダ間ピ
ッチが求められ、また初期全幅に対する仕上がり幅の差
分を、各カーテンヒダにおける山数を2倍した値にカー
テンヒダの総数を掛け算した値で割り算することでヒダ
高さが求められ、最初のカーテンヒダは、このヒダ高さ
で以て形成され、2つ目以降の各カーテンヒダ形成時に
は、残幅に対する仕上がり幅の差分を、各カーテンヒダ
における山数を2倍した値に未形成のカーテンヒダ数を
掛け算した値で割り算することで求められた新規のヒダ
高さが用いられる。これにより、カーテンヒダを形成す
る毎に生じる寸法誤差を解消しながら、残幅に基づいて
ヒダ高さがその都度求められることから、全てのカーテ
ンヒダのヒダ高さの均一化を図ることができる。
【0011】請求項2のカーテンヒダ形成装置は、請求
項1の発明において、前記カーテンヒダ形成に供するカ
ーテン生地を載せる補助テーブルを設け、この補助テー
ブルとカーテンヒダ形成機構との間に、カーテン生地を
U形に迂回させて案内する迂回案内路を設けたものであ
る。この場合には、カーテンヒダ形成に供するカーテン
生地を水平状に伸ばして補助テーブルに載せることがで
き、カーテンヒダ形成の円滑化が図れるとともに、カー
テンヒダ形成機構から延びるカーテン生地を迂回案内路
でU形に迂回させてから補助テーブルに載せることで、
補助テーブルの長さを迂回案内路による迂回長さ分に応
じて短くすることができる。その他、請求項1と同様の
作用を奏する。
項1の発明において、前記カーテンヒダ形成に供するカ
ーテン生地を載せる補助テーブルを設け、この補助テー
ブルとカーテンヒダ形成機構との間に、カーテン生地を
U形に迂回させて案内する迂回案内路を設けたものであ
る。この場合には、カーテンヒダ形成に供するカーテン
生地を水平状に伸ばして補助テーブルに載せることがで
き、カーテンヒダ形成の円滑化が図れるとともに、カー
テンヒダ形成機構から延びるカーテン生地を迂回案内路
でU形に迂回させてから補助テーブルに載せることで、
補助テーブルの長さを迂回案内路による迂回長さ分に応
じて短くすることができる。その他、請求項1と同様の
作用を奏する。
【0012】請求項3のカーテンヒダ形成装置は、カー
テン生地の一端部分に一方の端部側から他方の端部側に
向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ形
成装置において、カーテンヒダ形成に供するカーテン生
地を載せる補助テーブルと、カーテン生地の一方の端部
をクランプする第1クランプ手段及び補助テーブルにカ
ーテン生地の移動方向に移動可能に設けられカーテン生
地の他方の端部をクランプする第2クランプ手段と、カ
ーテン生地が弛まないように第2クランプ手段を付勢す
る付勢手段と、第2クランプ手段の位置を検知して、カ
ーテン生地にカーテンヒダを形成する前のカーテン生地
の初期全幅を検知するとともに、各カーテンヒダの形成
毎に最新のカーテンヒダからカーテン生地の他方の端部
までの残幅を検知する幅検知手段とを備えたものであ
る。
テン生地の一端部分に一方の端部側から他方の端部側に
向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ形
成装置において、カーテンヒダ形成に供するカーテン生
地を載せる補助テーブルと、カーテン生地の一方の端部
をクランプする第1クランプ手段及び補助テーブルにカ
ーテン生地の移動方向に移動可能に設けられカーテン生
地の他方の端部をクランプする第2クランプ手段と、カ
ーテン生地が弛まないように第2クランプ手段を付勢す
る付勢手段と、第2クランプ手段の位置を検知して、カ
ーテン生地にカーテンヒダを形成する前のカーテン生地
の初期全幅を検知するとともに、各カーテンヒダの形成
毎に最新のカーテンヒダからカーテン生地の他方の端部
までの残幅を検知する幅検知手段とを備えたものであ
る。
【0013】カーテンヒダ形成に供するカーテン生地は
水平状に伸ばして補助テーブルに載せられて、カーテン
生地の一方の端部は第1クランプ手段でクランプされる
とともに、その他端部は第2クランプ手段でクランプさ
れる。このとき、第2クランプ手段は第1クランプ手段
から離れる方向に付勢手段で付勢されているので、カー
テン生地が弛むことがない。この状態で、カーテン生地
の初期全幅が幅検知手段で検知され、カーテン生地の一
端部分に一方の端部側から他方の端部側に向かって順々
にカーテンヒダを形成するのに応じて、第2クランプ手
段は補助テーブル上をカーテンヒダ形成側に移動するこ
とになるので、各カーテンヒダの形成毎に、最新のカー
テンヒダからカーテン生地の他方の端部までの残幅が幅
検知手段で検知される。そして、この残幅に基づいて求
めたヒダ高さで以て未形成のカーテンヒダを形成するよ
うにすることで、カーテンヒダを形成する毎に生じる寸
法誤差を解消しながら、残幅に基づいてヒダ高さがその
都度求められることから、全てのカーテンヒダのヒダ高
さの均一化を図ることができる。
水平状に伸ばして補助テーブルに載せられて、カーテン
生地の一方の端部は第1クランプ手段でクランプされる
とともに、その他端部は第2クランプ手段でクランプさ
れる。このとき、第2クランプ手段は第1クランプ手段
から離れる方向に付勢手段で付勢されているので、カー
テン生地が弛むことがない。この状態で、カーテン生地
の初期全幅が幅検知手段で検知され、カーテン生地の一
端部分に一方の端部側から他方の端部側に向かって順々
にカーテンヒダを形成するのに応じて、第2クランプ手
段は補助テーブル上をカーテンヒダ形成側に移動するこ
とになるので、各カーテンヒダの形成毎に、最新のカー
テンヒダからカーテン生地の他方の端部までの残幅が幅
検知手段で検知される。そして、この残幅に基づいて求
めたヒダ高さで以て未形成のカーテンヒダを形成するよ
うにすることで、カーテンヒダを形成する毎に生じる寸
法誤差を解消しながら、残幅に基づいてヒダ高さがその
都度求められることから、全てのカーテンヒダのヒダ高
さの均一化を図ることができる。
【0014】請求項4のカーテンヒダ形成装置は、請求
項3の発明において、前記第2クランプ手段でカーテン
生地をクランプする前に、第2クランプ手段を初期位置
に自動的に設定する初期設定手段を設けたものである。
この場合には、第2クランプ手段は、カーテン生地をク
ランプする前に、初期設定手段により初期位置に自動的
に設定されるので、カーテン生地の他端部をクランプし
たときの第2クランプ手段の初期位置からの移動距離に
基づいて、残幅を容易に検知することができる。その
他、請求項3と同様の作用を奏する。
項3の発明において、前記第2クランプ手段でカーテン
生地をクランプする前に、第2クランプ手段を初期位置
に自動的に設定する初期設定手段を設けたものである。
この場合には、第2クランプ手段は、カーテン生地をク
ランプする前に、初期設定手段により初期位置に自動的
に設定されるので、カーテン生地の他端部をクランプし
たときの第2クランプ手段の初期位置からの移動距離に
基づいて、残幅を容易に検知することができる。その
他、請求項3と同様の作用を奏する。
【0015】請求項5のカーテンヒダ形成装置は、請求
項4の発明において、前記カーテンヒダのヒダ間ピッチ
とヒダ高さとが入力設定された値となるようにカーテン
ヒダ形成装置を制御する制御手段を設け、この制御手段
にカーテンヒダの諸元のデータを複数組予め設定してお
き、指定した組のカーテンヒダの諸元のデータに基づい
て制御手段でカーテンヒダ形成装置を制御するものであ
る。この場合、カーテンヒダ形成装置を制御する制御手
段に、カーテンヒダの諸元のデータを複数組予め設定し
ておくので、カーテンヒダ形成に必要な各種の諸元のデ
ータを入力することなく、その諸元データを有する組を
指定するだけで、指定された組の諸元データに基づいて
カーテンヒダ形成装置が制御手段により制御されてカー
テンヒダが形成される。その他、請求項4と同様の作用
を奏する。
項4の発明において、前記カーテンヒダのヒダ間ピッチ
とヒダ高さとが入力設定された値となるようにカーテン
ヒダ形成装置を制御する制御手段を設け、この制御手段
にカーテンヒダの諸元のデータを複数組予め設定してお
き、指定した組のカーテンヒダの諸元のデータに基づい
て制御手段でカーテンヒダ形成装置を制御するものであ
る。この場合、カーテンヒダ形成装置を制御する制御手
段に、カーテンヒダの諸元のデータを複数組予め設定し
ておくので、カーテンヒダ形成に必要な各種の諸元のデ
ータを入力することなく、その諸元データを有する組を
指定するだけで、指定された組の諸元データに基づいて
カーテンヒダ形成装置が制御手段により制御されてカー
テンヒダが形成される。その他、請求項4と同様の作用
を奏する。
【0016】請求項6のカーテンヒダ形成装置は、カー
テン生地の一端部分に一方の端部側から他方の端部側に
向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ形
成装置において、カーテン生地にカーテンヒダを形成す
る前にカーテン生地の初期全幅を検知するとともに、各
カーテンヒダの形成毎に最新のカーテンヒダからカーテ
ン生地の他方の端部までの残幅を検知する幅検知手段
と、カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが入力設
定された値となるようにカーテンヒダ形成装置を制御す
る制御手段と、入力設定されたカーテンヒダの総数と各
カーテンヒダにおけるヒダ山数とカーテン仕上がり幅
と、形成済みのカーテンヒダの総数と、幅検知手段で求
めた残幅とを受け、各カーテンヒダの形成毎に、未形成
のカーテンヒダのヒダ高さを求めてそのヒダ高さを制御
手段に出力する補正手段と、カーテンヒダ形成に供する
カーテン生地を載せる補助テーブルと、補助テーブルと
カーテンヒダ形成機構との間に設けられ、カーテン生地
をU形に迂回させて案内する迂回案内路とを備えたもの
である。
テン生地の一端部分に一方の端部側から他方の端部側に
向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ形
成装置において、カーテン生地にカーテンヒダを形成す
る前にカーテン生地の初期全幅を検知するとともに、各
カーテンヒダの形成毎に最新のカーテンヒダからカーテ
ン生地の他方の端部までの残幅を検知する幅検知手段
と、カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが入力設
定された値となるようにカーテンヒダ形成装置を制御す
る制御手段と、入力設定されたカーテンヒダの総数と各
カーテンヒダにおけるヒダ山数とカーテン仕上がり幅
と、形成済みのカーテンヒダの総数と、幅検知手段で求
めた残幅とを受け、各カーテンヒダの形成毎に、未形成
のカーテンヒダのヒダ高さを求めてそのヒダ高さを制御
手段に出力する補正手段と、カーテンヒダ形成に供する
カーテン生地を載せる補助テーブルと、補助テーブルと
カーテンヒダ形成機構との間に設けられ、カーテン生地
をU形に迂回させて案内する迂回案内路とを備えたもの
である。
【0017】カーテン生地にカーテンヒダを形成するの
に際して、カーテンヒダ形成機構から延びるカーテン生
地を迂回案内路でU形に迂回させてから水平状に伸ばし
て補助テーブルに載置されるので、カーテンヒダ形成の
円滑化が図れるとともに、補助テーブルの長さを迂回案
内路による迂回長さ分に応じて短くすることができ、更
に請求項1と同様に作用する。
に際して、カーテンヒダ形成機構から延びるカーテン生
地を迂回案内路でU形に迂回させてから水平状に伸ばし
て補助テーブルに載置されるので、カーテンヒダ形成の
円滑化が図れるとともに、補助テーブルの長さを迂回案
内路による迂回長さ分に応じて短くすることができ、更
に請求項1と同様に作用する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、カーテン生
地の上端部分に3つの山数からなるカーテンヒダを所定
間隔おきに順々に形成するカーテンヒダ形成装置に本発
明を適用した場合のものである。ここで、そのカーテン
ヒダ形成装置3は本縫いミシン2に隣接させて設けら
れ、この本縫いミシン2はカーテンヒダ形成装置3から
供給されるカーテンヒダを順々に縫製するようになって
おり、先ず本縫いミシン2について説明する。
て図面を参照して説明する。本実施形態は、カーテン生
地の上端部分に3つの山数からなるカーテンヒダを所定
間隔おきに順々に形成するカーテンヒダ形成装置に本発
明を適用した場合のものである。ここで、そのカーテン
ヒダ形成装置3は本縫いミシン2に隣接させて設けら
れ、この本縫いミシン2はカーテンヒダ形成装置3から
供給されるカーテンヒダを順々に縫製するようになって
おり、先ず本縫いミシン2について説明する。
【0019】図1〜図2、図8〜図9に示すように、移
動可能な支持テーブル10上に本縫いミシン2が設けら
れている。この本縫いミシン2は、図示外の回転釜や下
軸を設けたベッド部11と、このベッド部11から立設
された脚柱部12と、この脚柱部12から前方に延びる
アーム部13とから構成されている。アーム部13内に
は、図示外のミシンモータで駆動される上軸を介して、
縫針14を下端に取付けた針棒を上下動させる針棒上下
動機構や、天秤を上下動させる天秤上下動機構などが設
けられている。更に、アーム部13の頭部には、縫針1
4に近接させて、針支持体15(図3参照)に取付けら
れた複数の中継針16が上下動可能に支持され、この針
支持体15を所定のタイミングで上下駆動する針用エア
シリンダ17が下向きに固着されている。
動可能な支持テーブル10上に本縫いミシン2が設けら
れている。この本縫いミシン2は、図示外の回転釜や下
軸を設けたベッド部11と、このベッド部11から立設
された脚柱部12と、この脚柱部12から前方に延びる
アーム部13とから構成されている。アーム部13内に
は、図示外のミシンモータで駆動される上軸を介して、
縫針14を下端に取付けた針棒を上下動させる針棒上下
動機構や、天秤を上下動させる天秤上下動機構などが設
けられている。更に、アーム部13の頭部には、縫針1
4に近接させて、針支持体15(図3参照)に取付けら
れた複数の中継針16が上下動可能に支持され、この針
支持体15を所定のタイミングで上下駆動する針用エア
シリンダ17が下向きに固着されている。
【0020】一方、ベッド部11には、カーテン生地5
に形成されたカーテンヒダ6を押圧する押え足18を、
押圧位置とそれよりも上側の退避位置とに切換え駆動す
る押え足駆動機構19が設けられている。更に、カーテ
ンヒダ6を縫製する為に、X方向(左右方向)に移動さ
せるX方向送り板20とY方向(前後方向)に移動させ
るY方向送り板(図示略)とが設けられ、これらX方向
送り板20とY方向送り板とは図示外の送り駆動機構に
より縫製データに基づいて夫々独立に駆動される。更
に、ベッド部11上には、図3、図8〜図9に示すよう
に、縫製完了したカーテンヒダ6をベッド部11の前端
へ押し出して排出する屈曲形成された排出板21が設け
られ、この排出板21を前方へ押し出し駆動する排出用
エアシリンダ22が設けられている。
に形成されたカーテンヒダ6を押圧する押え足18を、
押圧位置とそれよりも上側の退避位置とに切換え駆動す
る押え足駆動機構19が設けられている。更に、カーテ
ンヒダ6を縫製する為に、X方向(左右方向)に移動さ
せるX方向送り板20とY方向(前後方向)に移動させ
るY方向送り板(図示略)とが設けられ、これらX方向
送り板20とY方向送り板とは図示外の送り駆動機構に
より縫製データに基づいて夫々独立に駆動される。更
に、ベッド部11上には、図3、図8〜図9に示すよう
に、縫製完了したカーテンヒダ6をベッド部11の前端
へ押し出して排出する屈曲形成された排出板21が設け
られ、この排出板21を前方へ押し出し駆動する排出用
エアシリンダ22が設けられている。
【0021】次に、カーテン生地5の上端部分の所定間
隔おきの複数個所に順々にカーテンヒダ6を形成するカ
ーテンヒダ形成装置3について、図1〜図2、図4〜図
18に基づいて説明する。カーテンヒダ形成装置3は、
複数の布保持板55〜58を等間隔に接近させてカーテ
ン生地5にカーテンヒダ6を順々に鉛直姿勢に形成する
カーテンヒダ形成機構25と、このカーテンヒダ形成機
構25を水平状態から鉛直状態に起立回動させる回動機
構65と、これらカーテンヒダ形成機構25と回動機構
65とを前後方向に移動させる前後移動機構75と、こ
れらカーテンヒダ形成機構25と回動機構65と前後移
動機構75とを左右方向に移動させる左右移動機構90
とからなる3層構造に構成されるとともに、カーテン生
地5を載置するように前方に延びる補助テーブル150
を設けている。
隔おきの複数個所に順々にカーテンヒダ6を形成するカ
ーテンヒダ形成装置3について、図1〜図2、図4〜図
18に基づいて説明する。カーテンヒダ形成装置3は、
複数の布保持板55〜58を等間隔に接近させてカーテ
ン生地5にカーテンヒダ6を順々に鉛直姿勢に形成する
カーテンヒダ形成機構25と、このカーテンヒダ形成機
構25を水平状態から鉛直状態に起立回動させる回動機
構65と、これらカーテンヒダ形成機構25と回動機構
65とを前後方向に移動させる前後移動機構75と、こ
れらカーテンヒダ形成機構25と回動機構65と前後移
動機構75とを左右方向に移動させる左右移動機構90
とからなる3層構造に構成されるとともに、カーテン生
地5を載置するように前方に延びる補助テーブル150
を設けている。
【0022】先ず、カーテンヒダ形成機構25について
説明すると、平面視略矩形状の基板26が前後方向向き
に水平に配設され、この基板26の前後両端部に夫々取
付けられた鉛直壁部26a,26bに亙って左右に1対
のガイド軸27が前後方向に平行且つ水平に配設され、
これらガイド軸27には、鉛直壁部26bを支持ブロッ
クとして、4つの支持ブロック26b,28〜30が、
支持ブロック26bを除いて夫々前後動可能に支持され
ている。各支持ブロック29〜30は、ガイド軸27に
外嵌する1対のブロック28a,29a,30aを連結
板28b,29b,30bで夫々一体的に連結したもの
である。そして、支持ブロック26b,28〜30の各
々は、4つのリンク板32〜35を順次連結させたリン
ク機構31を連結板28b,29b,30bに枢着させ
ることで、連動して前後に移動可能に構成されている。
説明すると、平面視略矩形状の基板26が前後方向向き
に水平に配設され、この基板26の前後両端部に夫々取
付けられた鉛直壁部26a,26bに亙って左右に1対
のガイド軸27が前後方向に平行且つ水平に配設され、
これらガイド軸27には、鉛直壁部26bを支持ブロッ
クとして、4つの支持ブロック26b,28〜30が、
支持ブロック26bを除いて夫々前後動可能に支持され
ている。各支持ブロック29〜30は、ガイド軸27に
外嵌する1対のブロック28a,29a,30aを連結
板28b,29b,30bで夫々一体的に連結したもの
である。そして、支持ブロック26b,28〜30の各
々は、4つのリンク板32〜35を順次連結させたリン
ク機構31を連結板28b,29b,30bに枢着させ
ることで、連動して前後に移動可能に構成されている。
【0023】即ち、支持ブロック26bに取付けたモー
タ取付け板36にリンク板32の後端部を枢着し、支持
ブロック28にリンク板33の中央部を枢着し、支持ブ
ロック29bにリンク板34の中央部を枢着し、更に支
持ブロック30にリンク板35の前端部を枢着してい
る。そして、モータ取付け板36に取付けられたヒダ形
成用駆動モータ37のモータ軸に固着された駆動プーリ
38と、基板26の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト39に回転可能に枢支された従動プーリ40とに亙っ
てタイミングベルト41が掛け渡され、そのタイミング
ベルト41は固定金具42により支持ブロック対30に
固定されている。ここで、これらヒダ形成用駆動モータ
37、ガイド軸27、タイミングベルト41、両プーリ
38,40などで駆動手段が構成されている。
タ取付け板36にリンク板32の後端部を枢着し、支持
ブロック28にリンク板33の中央部を枢着し、支持ブ
ロック29bにリンク板34の中央部を枢着し、更に支
持ブロック30にリンク板35の前端部を枢着してい
る。そして、モータ取付け板36に取付けられたヒダ形
成用駆動モータ37のモータ軸に固着された駆動プーリ
38と、基板26の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト39に回転可能に枢支された従動プーリ40とに亙っ
てタイミングベルト41が掛け渡され、そのタイミング
ベルト41は固定金具42により支持ブロック対30に
固定されている。ここで、これらヒダ形成用駆動モータ
37、ガイド軸27、タイミングベルト41、両プーリ
38,40などで駆動手段が構成されている。
【0024】ヒダ形成用駆動モータ37が回転駆動され
ると、両プーリ38,40とタイミングベルト41とを
介して支持ブロック30が前方又は後方に移動するのと
同時に、リンク機構31を介して各支持ブロック28,
28も同時に同期して前方又は後方に移動する。ところ
で、前記支持ブロック26bには、左方向きで鉛直状の
基準上保持板45の基端部が取付けられ、支持ブロック
28には同様の上保持板46の基端部が取付けられ、支
持ブロック29には同様の上保持板47の基端部が取付
けられ、支持ブロック30には同様の上保持板48の基
端部が取付けられている。
ると、両プーリ38,40とタイミングベルト41とを
介して支持ブロック30が前方又は後方に移動するのと
同時に、リンク機構31を介して各支持ブロック28,
28も同時に同期して前方又は後方に移動する。ところ
で、前記支持ブロック26bには、左方向きで鉛直状の
基準上保持板45の基端部が取付けられ、支持ブロック
28には同様の上保持板46の基端部が取付けられ、支
持ブロック29には同様の上保持板47の基端部が取付
けられ、支持ブロック30には同様の上保持板48の基
端部が取付けられている。
【0025】即ち、リンク機構31を介してこれら支持
ブロック28〜30の各々が同時に同期して前方又は後
方に移動することにより、本縫いミシン2に最も近い基
準上保持板45の水平方向位置を固定した状態で、それ
以外の上保持板46〜48が等間隔に前方に移動しなが
ら離隔する一方、等間隔に後方に移動しながら接近す
る。ところで、図6に示すように、各支持ブロック26
b,28〜30には、取付け部材60を介して下向きの
開閉用エアシリンダ61が夫々固定されており、その開
閉用エアシリンダ61のピストンロッドの下端部には、
左方向きで鉛直の下保持板51〜53の基端部が夫々取
付けられるとともに、支持ブロック26bに下向きに取
付けた開閉用エアシリンダ61のピストンロッドの下端
部にも同様の基準下保持板50の基端部が取付けられて
いる。
ブロック28〜30の各々が同時に同期して前方又は後
方に移動することにより、本縫いミシン2に最も近い基
準上保持板45の水平方向位置を固定した状態で、それ
以外の上保持板46〜48が等間隔に前方に移動しなが
ら離隔する一方、等間隔に後方に移動しながら接近す
る。ところで、図6に示すように、各支持ブロック26
b,28〜30には、取付け部材60を介して下向きの
開閉用エアシリンダ61が夫々固定されており、その開
閉用エアシリンダ61のピストンロッドの下端部には、
左方向きで鉛直の下保持板51〜53の基端部が夫々取
付けられるとともに、支持ブロック26bに下向きに取
付けた開閉用エアシリンダ61のピストンロッドの下端
部にも同様の基準下保持板50の基端部が取付けられて
いる。
【0026】このとき、各下保持板50〜53と各上保
持板45〜48とは上下に対向状に位置し、しかも各上
保持板45〜48の下端面と各下保持板50〜53の上
端面とが水平に合致してカーテン生地5を均等に挟持可
能になっており、各開閉用エアシリンダ61が進出駆動
されたときには、各下保持板50〜53を各上保持板4
5〜48に対して下方へ駆動、つまり開駆動され、この
ときにカーテン生地5がこれら上保持板45〜48と下
保持板50〜53の間にセットされ、各開閉用エアシリ
ンダ61が退入駆動されたときには、各下保持板50〜
53を各上保持板45〜48に対して上方へ駆動、つま
り閉駆動され、対向する各上保持板45〜48と各下保
持板50〜53とでカーテン生地5のヒダ形成部分を上
下方向から同時に挟持可能になっている。ここで、対向
する上保持板45〜48と下保持板50〜53とで布保
持板55〜58が構成されている。
持板45〜48とは上下に対向状に位置し、しかも各上
保持板45〜48の下端面と各下保持板50〜53の上
端面とが水平に合致してカーテン生地5を均等に挟持可
能になっており、各開閉用エアシリンダ61が進出駆動
されたときには、各下保持板50〜53を各上保持板4
5〜48に対して下方へ駆動、つまり開駆動され、この
ときにカーテン生地5がこれら上保持板45〜48と下
保持板50〜53の間にセットされ、各開閉用エアシリ
ンダ61が退入駆動されたときには、各下保持板50〜
53を各上保持板45〜48に対して上方へ駆動、つま
り閉駆動され、対向する各上保持板45〜48と各下保
持板50〜53とでカーテン生地5のヒダ形成部分を上
下方向から同時に挟持可能になっている。ここで、対向
する上保持板45〜48と下保持板50〜53とで布保
持板55〜58が構成されている。
【0027】そして、図7(a)に示すように、各布保
持板55〜58でカーテン生地5を押圧状態に維持した
状態のときに、ヒダ形成用駆動モータ37が所定回転方
向に駆動されたときには、前述したように、各支持ブロ
ック28〜30が同期して前方に移動することにより、
各布保持板56〜58が等間隔に前方に移動するとき
に、各布保持板55〜58の間に位置するカーテン生地
部分に、同じ高さを有する3つのヒダ山からなるカーテ
ンヒダ6が上向きの鉛直姿勢で形成されることになる。
ところで、図7(b)に示すように、最前側の開閉用エ
アシリンダ61だけを駆動させないで、最前側の下保持
板53だけを下げた状態にするだけで、2つのヒダ山か
らなるカーテンヒダ6Aを形成することができる。
持板55〜58でカーテン生地5を押圧状態に維持した
状態のときに、ヒダ形成用駆動モータ37が所定回転方
向に駆動されたときには、前述したように、各支持ブロ
ック28〜30が同期して前方に移動することにより、
各布保持板56〜58が等間隔に前方に移動するとき
に、各布保持板55〜58の間に位置するカーテン生地
部分に、同じ高さを有する3つのヒダ山からなるカーテ
ンヒダ6が上向きの鉛直姿勢で形成されることになる。
ところで、図7(b)に示すように、最前側の開閉用エ
アシリンダ61だけを駆動させないで、最前側の下保持
板53だけを下げた状態にするだけで、2つのヒダ山か
らなるカーテンヒダ6Aを形成することができる。
【0028】ここで、カーテンヒダ6を形成したときの
各支持ブロック26b,28〜30の位置、つまり支持
ブロック30の原点位置を検出する原点位置センサ62
(図5参照)が基板26上に設けられている。ところ
で、図7(a)に示すように、各上保持板45〜48の
下端部分は、下端側程板厚が小さくなるテーパ状に形成
されているので、各上保持板45〜48の間に位置する
カーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、上向きのカ
ーテンヒダ形成を確実化することができる。
各支持ブロック26b,28〜30の位置、つまり支持
ブロック30の原点位置を検出する原点位置センサ62
(図5参照)が基板26上に設けられている。ところ
で、図7(a)に示すように、各上保持板45〜48の
下端部分は、下端側程板厚が小さくなるテーパ状に形成
されているので、各上保持板45〜48の間に位置する
カーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、上向きのカ
ーテンヒダ形成を確実化することができる。
【0029】次に、カーテンヒダ形成機構25を水平状
態から90°回動させて起立させる回動機構65につい
て説明する。図1、図2、図10〜図13に示すよう
に、基板26の後端部に前後方向向きの支持部材66が
固着され、この支持部材66の前端部は、後述する水平
な支持板79の後端部に取付けた支持部材73に左右方
向向きの枢支ピン67を介して回動可能に枢支されると
ともに、支持部材66の後端部に下向きの回動レバー6
8の上端部が固着されている。更に、回動レバー68の
下端部には、後方向きに配設された回動用エアシリンダ
69のピストンロッドの先端部が連結金具70を介して
連結され、その回動用エアシリンダ69の後端部は、支
持板79の前端部に枢支ブラケット71を介して連結さ
れている。
態から90°回動させて起立させる回動機構65につい
て説明する。図1、図2、図10〜図13に示すよう
に、基板26の後端部に前後方向向きの支持部材66が
固着され、この支持部材66の前端部は、後述する水平
な支持板79の後端部に取付けた支持部材73に左右方
向向きの枢支ピン67を介して回動可能に枢支されると
ともに、支持部材66の後端部に下向きの回動レバー6
8の上端部が固着されている。更に、回動レバー68の
下端部には、後方向きに配設された回動用エアシリンダ
69のピストンロッドの先端部が連結金具70を介して
連結され、その回動用エアシリンダ69の後端部は、支
持板79の前端部に枢支ブラケット71を介して連結さ
れている。
【0030】即ち、カーテンヒダ形成機構25がカーテ
ンヒダ6を形成可能なように水平状態のときには、回動
用エアシリンダ69が進出駆動されている。そして、鉛
直姿勢で形成したカーテンヒダ6を水平姿勢に姿勢変換
するときには、回動用エアシリンダ69の退入駆動によ
り、ピストンロッドを介して回動レバー68の下端部が
前方に引っ張られることから、カーテンヒダ形成機構2
5は、これら回動レバー68と支持部材66とを介して
枢支ピン67を回動中心として回動することになり、図
11に示すように時計回り方向に90°回動して起立す
る一方、回動用エアシリンダ69が進出駆動されたとき
には、図10に示す元の水平なヒダ形成位置に回動復帰
する。ここで、支持板79に取付けたアブソーバ72に
より、カーテンヒダ形成機構25の回動復帰するときの
衝撃が吸収させるとともに、水平なヒダ形成位置に位置
決めするようになっている。
ンヒダ6を形成可能なように水平状態のときには、回動
用エアシリンダ69が進出駆動されている。そして、鉛
直姿勢で形成したカーテンヒダ6を水平姿勢に姿勢変換
するときには、回動用エアシリンダ69の退入駆動によ
り、ピストンロッドを介して回動レバー68の下端部が
前方に引っ張られることから、カーテンヒダ形成機構2
5は、これら回動レバー68と支持部材66とを介して
枢支ピン67を回動中心として回動することになり、図
11に示すように時計回り方向に90°回動して起立す
る一方、回動用エアシリンダ69が進出駆動されたとき
には、図10に示す元の水平なヒダ形成位置に回動復帰
する。ここで、支持板79に取付けたアブソーバ72に
より、カーテンヒダ形成機構25の回動復帰するときの
衝撃が吸収させるとともに、水平なヒダ形成位置に位置
決めするようになっている。
【0031】次に、カーテンヒダ形成機構25と回動機
構65とを前後方向に移動させる前後移動機構75につ
いて、図10〜図13に基づいて説明する。この前後移
動機構75は、カーテンヒダ形成機構25を、図11に
示すように、実線で示すヒダ形成位置から2点鎖線で示
す縫製位置に前進させて、中継針16へ受渡しした後、
元のヒダ形成位置に後退させるようになっている。前後
方向に長い矩形状の前後移動用ベース板76の前後両端
部に夫々取付けられた鉛直壁部76a,76bに亙って
上下に1対のガイド軸77が前後方向に平行且つ水平に
配設され、これらガイド軸77には支持ブロック78が
前後動可能に支持されている。この支持ブロック78
は、ガイド軸77に外嵌する1対のブロック78aを連
結板78bで夫々一体的に連結したものである。
構65とを前後方向に移動させる前後移動機構75につ
いて、図10〜図13に基づいて説明する。この前後移
動機構75は、カーテンヒダ形成機構25を、図11に
示すように、実線で示すヒダ形成位置から2点鎖線で示
す縫製位置に前進させて、中継針16へ受渡しした後、
元のヒダ形成位置に後退させるようになっている。前後
方向に長い矩形状の前後移動用ベース板76の前後両端
部に夫々取付けられた鉛直壁部76a,76bに亙って
上下に1対のガイド軸77が前後方向に平行且つ水平に
配設され、これらガイド軸77には支持ブロック78が
前後動可能に支持されている。この支持ブロック78
は、ガイド軸77に外嵌する1対のブロック78aを連
結板78bで夫々一体的に連結したものである。
【0032】更に、その支持ブロック78の上端に水平
な支持板79が取付けられている。そして、前後移動用
ベース板76の後端部に取付けられた前後用駆動モータ
80のモータ軸に固着された駆動プーリ81と、前後移
動用ベース板76の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト82に回転可能に枢支された従動プーリとに亙ってタ
イミングベルト83が掛け渡され、そのタイミングベル
ト83は固定金具84により支持ブロック78に固定さ
れている。ここで、カーテンヒダ6を形成するときのカ
ーテンヒダ形成機構25の前後方向における原点位置を
検出する原点位置センサ85が、鉛直壁部76a,76
b亙って設けられた側板86に設けられている。
な支持板79が取付けられている。そして、前後移動用
ベース板76の後端部に取付けられた前後用駆動モータ
80のモータ軸に固着された駆動プーリ81と、前後移
動用ベース板76の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト82に回転可能に枢支された従動プーリとに亙ってタ
イミングベルト83が掛け渡され、そのタイミングベル
ト83は固定金具84により支持ブロック78に固定さ
れている。ここで、カーテンヒダ6を形成するときのカ
ーテンヒダ形成機構25の前後方向における原点位置を
検出する原点位置センサ85が、鉛直壁部76a,76
b亙って設けられた側板86に設けられている。
【0033】前後用駆動モータ80が回転駆動される
と、タイミングベルト83を介して支持ブロック78が
前方又は後方に移動するのと同時に、支持板79が前後
方向に移動するので、この支持板79上に設けられたカ
ーテンヒダ形成機構25が前後方向に移動される。次
に、カーテンヒダ形成機構25と前後移動機構75とを
左右方向に移動させる左右移動機構90について、図9
〜図16に基づいて説明する。
と、タイミングベルト83を介して支持ブロック78が
前方又は後方に移動するのと同時に、支持板79が前後
方向に移動するので、この支持板79上に設けられたカ
ーテンヒダ形成機構25が前後方向に移動される。次
に、カーテンヒダ形成機構25と前後移動機構75とを
左右方向に移動させる左右移動機構90について、図9
〜図16に基づいて説明する。
【0034】この左右移動機構90は、カーテンヒダ形
成機構25を、図13に実線で示すように、カーテンヒ
ダ6を形成した後に中継針16へ受渡ししてから、4つ
の布保持板55〜58を右方に退避移動させる為に2点
鎖線で示す退避位置に退避移動するとともに、カーテン
ヒダ6の縫製に同期させて左右方向に移動するようにな
っている。支持テーブル10上に設けられた矩形状の左
右移動用ベース板91の左右両端部に夫々取付けられた
鉛直壁部91a,91bに亙って前後に1対のガイド軸
92が左右方向に平行且つ水平に配設され、これらガイ
ド軸92には2つの支持ブロック93,94が左右動可
能に夫々支持されている。
成機構25を、図13に実線で示すように、カーテンヒ
ダ6を形成した後に中継針16へ受渡ししてから、4つ
の布保持板55〜58を右方に退避移動させる為に2点
鎖線で示す退避位置に退避移動するとともに、カーテン
ヒダ6の縫製に同期させて左右方向に移動するようにな
っている。支持テーブル10上に設けられた矩形状の左
右移動用ベース板91の左右両端部に夫々取付けられた
鉛直壁部91a,91bに亙って前後に1対のガイド軸
92が左右方向に平行且つ水平に配設され、これらガイ
ド軸92には2つの支持ブロック93,94が左右動可
能に夫々支持されている。
【0035】この支持ブロック93は、ガイド軸92に
外嵌する1対のブロック93aを連結板93bで夫々一
体的に連結したものであり、支持ブロック93には前後
移動用ベース板76が載置固定されている。支持ブロッ
ク94は、ガイド軸92に外嵌する1対のブロック94
aを連結板94bで夫々一体的に連結したものである。
そして、左右移動用ベース板91の右端部に取付けられ
た左右用駆動モータ95のモータ軸に固着された駆動プ
ーリ96と、左右移動用ベース板91の左端部に取付け
られた支持ブラケット97に回転可能に枢支された従動
プーリ98とに亙ってタイミングベルト99が掛け渡さ
れ、そのタイミングベルト99は固定金具100により
支持ブロック94に固定されている。
外嵌する1対のブロック93aを連結板93bで夫々一
体的に連結したものであり、支持ブロック93には前後
移動用ベース板76が載置固定されている。支持ブロッ
ク94は、ガイド軸92に外嵌する1対のブロック94
aを連結板94bで夫々一体的に連結したものである。
そして、左右移動用ベース板91の右端部に取付けられ
た左右用駆動モータ95のモータ軸に固着された駆動プ
ーリ96と、左右移動用ベース板91の左端部に取付け
られた支持ブラケット97に回転可能に枢支された従動
プーリ98とに亙ってタイミングベルト99が掛け渡さ
れ、そのタイミングベルト99は固定金具100により
支持ブロック94に固定されている。
【0036】ところで、図14〜図16に示すように、
前記支持ブロック94の連結板94bの左端部から下方
に延びる取付け板101に、左右方向向きに配設された
退避用エアシリンダ102のピストンロッドの先端部が
フローティングジョイント105を介して連結されると
ともに、その退避用エアシリンダ102の基端部は、支
持ブロック93の連結板93bに取付けた支持板103
の右端部に連結されている。ここで、カーテンヒダ6を
形成するときの支持ブロック94の左右方向における原
点位置を検出する原点位置センサ104が左右移動用ベ
ース板91に設けられている。これにより、左右用駆動
モータ95が回転駆動されると、両プーリ96,98と
タイミングベルト99とを介して支持ブロック94が左
方又は右方に移動されるとともに、退避用エアシリンダ
102を介して支持ブロック93も同時に左方又は右方
に移動されるので、カーテンヒダ形成機構25と前後移
動機構75とが同時に左右方向に移動される。
前記支持ブロック94の連結板94bの左端部から下方
に延びる取付け板101に、左右方向向きに配設された
退避用エアシリンダ102のピストンロッドの先端部が
フローティングジョイント105を介して連結されると
ともに、その退避用エアシリンダ102の基端部は、支
持ブロック93の連結板93bに取付けた支持板103
の右端部に連結されている。ここで、カーテンヒダ6を
形成するときの支持ブロック94の左右方向における原
点位置を検出する原点位置センサ104が左右移動用ベ
ース板91に設けられている。これにより、左右用駆動
モータ95が回転駆動されると、両プーリ96,98と
タイミングベルト99とを介して支持ブロック94が左
方又は右方に移動されるとともに、退避用エアシリンダ
102を介して支持ブロック93も同時に左方又は右方
に移動されるので、カーテンヒダ形成機構25と前後移
動機構75とが同時に左右方向に移動される。
【0037】ここで、左右移動機構90をカーテンヒダ
6の縫製に同期させて左右方向へ移動させる左右移動制
御について簡単に説明すると、図1、図8、図10に示
すように、前記支持ブロック94に連結された連結ロッ
ド110が後方に延び、その連結ロッド110の先端部
に細長い遮光板111が上向きに取付けられている。一
方、前記X方向送り板20の右端部には1対の光学式X
方向検出センサ112が、その遮光板111で検出光が
遮光されるように左右に隣接させて設けられている。そ
して、カーテンヒダ6の縫製時にX方向送り板20が左
右方向に移動するときに、これら1対のX方向検出セン
サ112が常に遮光板111で遮光されるように左右用
駆動モータ95を正転駆動或いは逆転駆動することで、
カーテン生地5とカーテンヒダ形成装置3とを同期させ
て左右方向に移動可能になっている。
6の縫製に同期させて左右方向へ移動させる左右移動制
御について簡単に説明すると、図1、図8、図10に示
すように、前記支持ブロック94に連結された連結ロッ
ド110が後方に延び、その連結ロッド110の先端部
に細長い遮光板111が上向きに取付けられている。一
方、前記X方向送り板20の右端部には1対の光学式X
方向検出センサ112が、その遮光板111で検出光が
遮光されるように左右に隣接させて設けられている。そ
して、カーテンヒダ6の縫製時にX方向送り板20が左
右方向に移動するときに、これら1対のX方向検出セン
サ112が常に遮光板111で遮光されるように左右用
駆動モータ95を正転駆動或いは逆転駆動することで、
カーテン生地5とカーテンヒダ形成装置3とを同期させ
て左右方向に移動可能になっている。
【0038】次に、支持ブロック94を介してカーテン
ヒダ形成機構25と同期して左右方向へ移動されるとと
もに、カーテンヒダ形成機構25に対して上下動及び前
後動可能な作業テーブル115について説明する。図8
〜図9、図12、図17〜図18に示すように、支持ブ
ロック94には、固定板116が水平に取付けられ、そ
の固定板116には左方へ延びる前後に1対の支持部材
117の基端部が固着され、その支持部材117の左端
部には、4つの支柱118が立設され、これら支柱11
8に下段板119が水平に取付けられ、この下段板11
9に作業テーブル115を上下動させるテーブル用エア
シリンダ120が上向きに固定され、このテーブル用エ
アシリンダ120のピストンロッドの先端には中段板1
21が水平に固定されている。ここで、作業テーブル1
15を水平状態で上下動可能なように、下段板119に
取付けた1対のガイドユニット122に、中段板121
から下向きに延びるガイドピン123が夫々上下動可能
に嵌入している。
ヒダ形成機構25と同期して左右方向へ移動されるとと
もに、カーテンヒダ形成機構25に対して上下動及び前
後動可能な作業テーブル115について説明する。図8
〜図9、図12、図17〜図18に示すように、支持ブ
ロック94には、固定板116が水平に取付けられ、そ
の固定板116には左方へ延びる前後に1対の支持部材
117の基端部が固着され、その支持部材117の左端
部には、4つの支柱118が立設され、これら支柱11
8に下段板119が水平に取付けられ、この下段板11
9に作業テーブル115を上下動させるテーブル用エア
シリンダ120が上向きに固定され、このテーブル用エ
アシリンダ120のピストンロッドの先端には中段板1
21が水平に固定されている。ここで、作業テーブル1
15を水平状態で上下動可能なように、下段板119に
取付けた1対のガイドユニット122に、中段板121
から下向きに延びるガイドピン123が夫々上下動可能
に嵌入している。
【0039】更に、その中段板121には前後方向向き
の1対のレール部材126が取付けられ、作業テーブル
115の下面に取り付けられた上段板125に固着した
スライダー124がこれらレール部材126に前後移動
可能に係合している。そして、作業テーブル115を2
段階に前後動させる為に、中段板121に固着した支持
金具127により第1エアシリンダ129が支持され、
その第1エアシリンダ129のピストンロッド129a
の先端部に取付けた支持金具130で第2エアシリンダ
131が支持され、その第2エアシリンダ131のピス
トンロッド131aの先端部は上段板125に固定した
鉛直壁132に連結されている。
の1対のレール部材126が取付けられ、作業テーブル
115の下面に取り付けられた上段板125に固着した
スライダー124がこれらレール部材126に前後移動
可能に係合している。そして、作業テーブル115を2
段階に前後動させる為に、中段板121に固着した支持
金具127により第1エアシリンダ129が支持され、
その第1エアシリンダ129のピストンロッド129a
の先端部に取付けた支持金具130で第2エアシリンダ
131が支持され、その第2エアシリンダ131のピス
トンロッド131aの先端部は上段板125に固定した
鉛直壁132に連結されている。
【0040】テーブル用エアシリンダ120が進出駆動
されたときには中段板121が上昇するので、スライダ
ー124及びレール部材126によるスライド機構と上
段板125とを介して作業テーブル115が所定の高さ
位置まで上昇するとともに、テーブル用エアシリンダ1
20の退入駆動により作業テーブル115が退避の為に
下降する。一方、第2エアシリンダ131が退入駆動さ
れたときには、作業テーブル115は図17に2点鎖線
115Aで示す位置まで前方に移動し、この状態で第1
エアシリンダ129が退入駆動されたときには、作業テ
ーブル115は2点鎖線115Bで示す位置まで前方に
更に移動する。
されたときには中段板121が上昇するので、スライダ
ー124及びレール部材126によるスライド機構と上
段板125とを介して作業テーブル115が所定の高さ
位置まで上昇するとともに、テーブル用エアシリンダ1
20の退入駆動により作業テーブル115が退避の為に
下降する。一方、第2エアシリンダ131が退入駆動さ
れたときには、作業テーブル115は図17に2点鎖線
115Aで示す位置まで前方に移動し、この状態で第1
エアシリンダ129が退入駆動されたときには、作業テ
ーブル115は2点鎖線115Bで示す位置まで前方に
更に移動する。
【0041】ところで、図4、図17に示すように、作
業テーブル115を切欠いて形成したヒダ形成部115
aには、供給されたカーテン生地5を下側から支持する
左右2本の支持パイプ133が、布保持板55〜58の
移動方向と同様の前後方向向きに配設され、その前端部
が夫々作業テーブル115に固定されている。これら支
持パイプ133は、下保持板50〜53の各々の上端部
に相互に対応するように形成された切欠き部54に嵌ま
り込むことで、ヒダ形成に支障を来さないようになって
いる。更に、これら支持パイプ133の上面には、微少
な複数のエア吹き出し穴133aが直線状に形成されて
おり、図7(a)に示すように、支持パイプ133内に
図示外の加圧供給源から供給された加圧エアがこれらエ
ア吹き出し穴133aから上向きに吹き出して、カーテ
ン生地5を下側から押し上げることで、カーテンヒダ6
を極力上側に形成し得るようになっている。ここで、加
圧供給源や複数のエア吹き出し穴133aを形成した支
持パイプ133などで押上げ手段が構成されている。
業テーブル115を切欠いて形成したヒダ形成部115
aには、供給されたカーテン生地5を下側から支持する
左右2本の支持パイプ133が、布保持板55〜58の
移動方向と同様の前後方向向きに配設され、その前端部
が夫々作業テーブル115に固定されている。これら支
持パイプ133は、下保持板50〜53の各々の上端部
に相互に対応するように形成された切欠き部54に嵌ま
り込むことで、ヒダ形成に支障を来さないようになって
いる。更に、これら支持パイプ133の上面には、微少
な複数のエア吹き出し穴133aが直線状に形成されて
おり、図7(a)に示すように、支持パイプ133内に
図示外の加圧供給源から供給された加圧エアがこれらエ
ア吹き出し穴133aから上向きに吹き出して、カーテ
ン生地5を下側から押し上げることで、カーテンヒダ6
を極力上側に形成し得るようになっている。ここで、加
圧供給源や複数のエア吹き出し穴133aを形成した支
持パイプ133などで押上げ手段が構成されている。
【0042】ここで、前述したように、カーテンヒダ形
成機構25を90°起立回動させるときには、カーテン
ヒダ6の形成位置に応じて第1・第2エアシリンダ12
9,131を選択的に又は組み合わせて駆動させて作業
テーブル115を前方へ2段階に移動させることで、回
動時に邪魔になる支持パイプ133を同時に前方へ確実
に退避移動でき、しかもその退避したときに、カーテン
ヒダ6に連なるカーテン生地5が下側に弛まないように
なっている。
成機構25を90°起立回動させるときには、カーテン
ヒダ6の形成位置に応じて第1・第2エアシリンダ12
9,131を選択的に又は組み合わせて駆動させて作業
テーブル115を前方へ2段階に移動させることで、回
動時に邪魔になる支持パイプ133を同時に前方へ確実
に退避移動でき、しかもその退避したときに、カーテン
ヒダ6に連なるカーテン生地5が下側に弛まないように
なっている。
【0043】次に、カーテンヒダ6の縫製に際してカー
テン生地5をクランプするクランプ機構135(第1ク
ランプ手段に相当する)について、図12、図17〜図
18に基づいて説明する。前記支持ブロック94の後端
部上に、後述する上下両クランプ142,143を左右
方向に移動させる左右用エアシリンダ136が左方向き
に取付けられ、その左右用エアシリンダ136のピスト
ンロッドの先端部が、支持ブロック94に左右方向スラ
イド可能に支持されたスライド板137に連結され、こ
のスライド板137に連結された支持板138に、上下
両クランプ142,143を上下方向に移動させる上下
用エアシリンダ139が上方向きに取付けられている。
テン生地5をクランプするクランプ機構135(第1ク
ランプ手段に相当する)について、図12、図17〜図
18に基づいて説明する。前記支持ブロック94の後端
部上に、後述する上下両クランプ142,143を左右
方向に移動させる左右用エアシリンダ136が左方向き
に取付けられ、その左右用エアシリンダ136のピスト
ンロッドの先端部が、支持ブロック94に左右方向スラ
イド可能に支持されたスライド板137に連結され、こ
のスライド板137に連結された支持板138に、上下
両クランプ142,143を上下方向に移動させる上下
用エアシリンダ139が上方向きに取付けられている。
【0044】その上下用エアシリンダ139のピストン
ロッド139aの先端部に連結された連結板140の上
端部にクランプ用エアシリンダ141が上下向きに固定
されている。このクランプ用エアシリンダ141は複動
型であり、上側の上ピストンロッド141aと下側の下
ピストンロッド141bとを同時に進出駆動又は退入駆
動できるようになっている。そして、上ピストンロッド
141aに上クランプ142が固着され、下ピストンロ
ッド141bに下クランプ143が固着されている。ク
ランプ用エアシリンダ141が退入駆動されたときに
は、これら上下両クランプ142,143でカーテン生
地5をクランプする一方、進出駆動されたときには、そ
のクランプ作動が解除される。
ロッド139aの先端部に連結された連結板140の上
端部にクランプ用エアシリンダ141が上下向きに固定
されている。このクランプ用エアシリンダ141は複動
型であり、上側の上ピストンロッド141aと下側の下
ピストンロッド141bとを同時に進出駆動又は退入駆
動できるようになっている。そして、上ピストンロッド
141aに上クランプ142が固着され、下ピストンロ
ッド141bに下クランプ143が固着されている。ク
ランプ用エアシリンダ141が退入駆動されたときに
は、これら上下両クランプ142,143でカーテン生
地5をクランプする一方、進出駆動されたときには、そ
のクランプ作動が解除される。
【0045】一方、上下用エアシリンダ139が退入駆
動されたときには、上下両クランプ142,143が下
降するので、布保持板55〜58が中継針16の方へ移
動するときに邪魔になることがなく、また左右用エアシ
リンダ136の退入駆動により、スライド板137を介
して上下両クランプ142,143を右方へ退避させる
ことができる。次に、カーテンヒダ形成装置3の前側に
隣接させて設けられた補助テーブル150について、図
19〜図20に基づいて説明する。
動されたときには、上下両クランプ142,143が下
降するので、布保持板55〜58が中継針16の方へ移
動するときに邪魔になることがなく、また左右用エアシ
リンダ136の退入駆動により、スライド板137を介
して上下両クランプ142,143を右方へ退避させる
ことができる。次に、カーテンヒダ形成装置3の前側に
隣接させて設けられた補助テーブル150について、図
19〜図20に基づいて説明する。
【0046】この補助テーブル150は、前後方向長さ
を約4mとし、カーテン生地5のうちのカーテンヒダ形
成に供される上端部分を全長に亙って載置するテーブル
である。この補助テーブル150の上面には、全長に亙
って1対のガイドレール151が平行に付設され、これ
らガイドレール151に側面視略L字状のクランプ台1
52が前後方向移動可能に支持され、このクランプ台1
52にはクランプ用エアシリンダ153が下向きに取付
けられ、そのピストンロッド153aの先端部で、カー
テン生地5のカーテンヒダ形成に供される上端部分の前
端部をクランプするようになっている。ここで、このク
ランプ用エアシリンダ153が第2クランプ手段に相当
する。
を約4mとし、カーテン生地5のうちのカーテンヒダ形
成に供される上端部分を全長に亙って載置するテーブル
である。この補助テーブル150の上面には、全長に亙
って1対のガイドレール151が平行に付設され、これ
らガイドレール151に側面視略L字状のクランプ台1
52が前後方向移動可能に支持され、このクランプ台1
52にはクランプ用エアシリンダ153が下向きに取付
けられ、そのピストンロッド153aの先端部で、カー
テン生地5のカーテンヒダ形成に供される上端部分の前
端部をクランプするようになっている。ここで、このク
ランプ用エアシリンダ153が第2クランプ手段に相当
する。
【0047】更に、このクランプ台152は、補助テー
ブル150の前端部に取付けられ、等荷重バネとして作
用するゼンマイバネ154を巻装した引っ張りバネ機構
155(付勢手段に相当する)により常に前方に付勢さ
れている。ところで、補助テーブル150のテーブル台
150aの下側には、前後方向に延びる板状のスケール
部材156が配設され、その前後両端部で補助テーブル
150に固定されている。このスケール部材156に
は、微少ピッチ毎に細線が印刷されている。そして、ク
ランプ台152と一体に形成され、クランプ台152か
ら下方に延びる移動レバー157は、補助テーブル15
0に前後方向向きに形成した細長いスリット150bを
挿通してテーブル台150aの下側に延び、その移動レ
バー157には、スケール部材156を左右両側から挟
むように、光学系のフォトセンサからなるクランプ位置
検出センサ158(図21参照)が取付けられている。
ブル150の前端部に取付けられ、等荷重バネとして作
用するゼンマイバネ154を巻装した引っ張りバネ機構
155(付勢手段に相当する)により常に前方に付勢さ
れている。ところで、補助テーブル150のテーブル台
150aの下側には、前後方向に延びる板状のスケール
部材156が配設され、その前後両端部で補助テーブル
150に固定されている。このスケール部材156に
は、微少ピッチ毎に細線が印刷されている。そして、ク
ランプ台152と一体に形成され、クランプ台152か
ら下方に延びる移動レバー157は、補助テーブル15
0に前後方向向きに形成した細長いスリット150bを
挿通してテーブル台150aの下側に延び、その移動レ
バー157には、スケール部材156を左右両側から挟
むように、光学系のフォトセンサからなるクランプ位置
検出センサ158(図21参照)が取付けられている。
【0048】即ち、クランプ台152が前後方向に移動
することで、クランプ位置検出センサ158からはスケ
ール部材156を介してエンコーダ信号が出力されるよ
うになっている。ここで、クランプ用エアシリンダ15
3を取付けたクランプ台152、スケール部材156、
クランプ位置検出センサ158と、後述する制御ユニッ
ト160やカーテンヒダ形成制御の特にS13、S22など
で幅検知手段が構成されている。一方、そのスケール部
材156の下側には、前後方向向きのロットレスシリン
ダ159(初期設定手段に相当する)がスケール部材1
56と平行に配設され、その前後両端部で補助テーブル
150に固定されている。そして、ロットレスシリンダ
159のピストン159aは移動レバー157の下端部
に前方から係合可能になっている。
することで、クランプ位置検出センサ158からはスケ
ール部材156を介してエンコーダ信号が出力されるよ
うになっている。ここで、クランプ用エアシリンダ15
3を取付けたクランプ台152、スケール部材156、
クランプ位置検出センサ158と、後述する制御ユニッ
ト160やカーテンヒダ形成制御の特にS13、S22など
で幅検知手段が構成されている。一方、そのスケール部
材156の下側には、前後方向向きのロットレスシリン
ダ159(初期設定手段に相当する)がスケール部材1
56と平行に配設され、その前後両端部で補助テーブル
150に固定されている。そして、ロットレスシリンダ
159のピストン159aは移動レバー157の下端部
に前方から係合可能になっている。
【0049】これにより、図19に示すように、ロット
レスシリンダ159の駆動によりピストン159aが後
方に移動されたときには、クランプ台152は、引っ張
りバネ機構155のバネ力に抗して、移動レバー157
を介して2点鎖線で示す最後端位置である初期位置に移
動される。そして、カーテン生地5の前端部をクランプ
用エアシリンダ153によりクランプ台152にクラン
プした後、ロットレスシリンダ159を再度駆動してピ
ストン159aを前方に移動させたときには、クランプ
台152の前方への付勢による移動により、カーテン生
地5は弛まないように常に前方に引っ張られている。そ
して、カーテンヒダ形成機構25によりカーテンヒダ6
が順々に形成される毎にカーテン生地5が後進するのに
応じて、クランプ台152はカーテン生地5を引っ張り
ながら後方へ移動することになる。
レスシリンダ159の駆動によりピストン159aが後
方に移動されたときには、クランプ台152は、引っ張
りバネ機構155のバネ力に抗して、移動レバー157
を介して2点鎖線で示す最後端位置である初期位置に移
動される。そして、カーテン生地5の前端部をクランプ
用エアシリンダ153によりクランプ台152にクラン
プした後、ロットレスシリンダ159を再度駆動してピ
ストン159aを前方に移動させたときには、クランプ
台152の前方への付勢による移動により、カーテン生
地5は弛まないように常に前方に引っ張られている。そ
して、カーテンヒダ形成機構25によりカーテンヒダ6
が順々に形成される毎にカーテン生地5が後進するのに
応じて、クランプ台152はカーテン生地5を引っ張り
ながら後方へ移動することになる。
【0050】次に、カーテンヒダ形成装置3の制御系に
ついて、図21のブロック図に基づいて説明する。カー
テンヒダ形成装置3を制御する制御ユニット160は、
テンキーを有するキーボードやディスプレイを備えた操
作パネル165、ヒダ形成用駆動モータ37、前後用駆
動モータ80、左右用駆動モータ95、排出用エアシリ
ンダ22や開閉用エアシリンダ61や回動用エアシリン
ダ69・・・などのエアシリンダ群、原点センサ62,
85,104やX方向検出センサ112などのセンサ
群、ロットレスシリンダ159、クランプ位置検出セン
サ158、クランプ用エアシリンダ153、バーコード
リーター166、本縫いミシン2、外部機器であるパー
ソナルコンピュータ167に夫々接続されている。
ついて、図21のブロック図に基づいて説明する。カー
テンヒダ形成装置3を制御する制御ユニット160は、
テンキーを有するキーボードやディスプレイを備えた操
作パネル165、ヒダ形成用駆動モータ37、前後用駆
動モータ80、左右用駆動モータ95、排出用エアシリ
ンダ22や開閉用エアシリンダ61や回動用エアシリン
ダ69・・・などのエアシリンダ群、原点センサ62,
85,104やX方向検出センサ112などのセンサ
群、ロットレスシリンダ159、クランプ位置検出セン
サ158、クランプ用エアシリンダ153、バーコード
リーター166、本縫いミシン2、外部機器であるパー
ソナルコンピュータ167に夫々接続されている。
【0051】制御ユニット160には、CPU161
と、本縫いミシン2に供給する縫目データやカーテンヒ
ダ形成装置3を制御してカーテンヒダ6を形成するカー
テンヒダ形成制御の制御プログラムを記憶したROM1
62と、各種のメモリを有するRAM163が設けられ
ている。前記ROM162の諸元データメモリ162a
には、図22に示すように、カーテンの製作に関して、
製品番号「No.1」、「No.2」、「No.3」・・・と、仕上
がり幅Qと、カーテンヒダ6の総数nと、1つのカーテ
ンヒダ6に有するヒダ山数mとを対応づけた複数組の諸
元データがテーブル化して格納されている。
と、本縫いミシン2に供給する縫目データやカーテンヒ
ダ形成装置3を制御してカーテンヒダ6を形成するカー
テンヒダ形成制御の制御プログラムを記憶したROM1
62と、各種のメモリを有するRAM163が設けられ
ている。前記ROM162の諸元データメモリ162a
には、図22に示すように、カーテンの製作に関して、
製品番号「No.1」、「No.2」、「No.3」・・・と、仕上
がり幅Qと、カーテンヒダ6の総数nと、1つのカーテ
ンヒダ6に有するヒダ山数mとを対応づけた複数組の諸
元データがテーブル化して格納されている。
【0052】次に、カーテンヒダ形成制御のルーチンに
ついて、カーテンヒダ形成装置3の作動(図25〜図2
7)を含めて、図23のフローチャートに基づいて説明
する。先ず、このカーテンヒダ形成装置3に電源が投入
されると、初期設定処理が実行される(S10)。即ち、
図25(a)に示すように、カーテン生地5を作業テー
ブル115上にセットできるように、開閉用エアシリン
ダ61とテーブル用エアシリンダ120とが夫々駆動さ
れて、下保持板50〜53と作業テーブル115とが下
降されるとともに、カーテンヒダ形成機構25は、前後
用駆動モータ80と左右用駆動モータ95の駆動より、
前後方向と左右方向とに原点位置であるヒダ形成位置に
初期設定される。更に、ロットレスシリンダ159のピ
ストン159aが後方に駆動されて、前述したようにク
ランプ台152がそのピストン159aにより後方の初
期位置に移動される。
ついて、カーテンヒダ形成装置3の作動(図25〜図2
7)を含めて、図23のフローチャートに基づいて説明
する。先ず、このカーテンヒダ形成装置3に電源が投入
されると、初期設定処理が実行される(S10)。即ち、
図25(a)に示すように、カーテン生地5を作業テー
ブル115上にセットできるように、開閉用エアシリン
ダ61とテーブル用エアシリンダ120とが夫々駆動さ
れて、下保持板50〜53と作業テーブル115とが下
降されるとともに、カーテンヒダ形成機構25は、前後
用駆動モータ80と左右用駆動モータ95の駆動より、
前後方向と左右方向とに原点位置であるヒダ形成位置に
初期設定される。更に、ロットレスシリンダ159のピ
ストン159aが後方に駆動されて、前述したようにク
ランプ台152がそのピストン159aにより後方の初
期位置に移動される。
【0053】次に、この初期状態のときに、パルスカウ
ンタのカウント値Cとして初期値Xがセットされる(S
11)。即ち、図19に示すように、前述したクランプ機
構135に設けられた上下両クランプ142,143の
位置からクランプ台152の初期位置までの初期距離に
相当するパルス数Xが初期値としてセットされる。次
に、カーテン生地5に貼着されているバーコードラベル
170(図29参照)のバーコードをバーコードリーダ
166で読み取る読取り処理が実行される(S12)。こ
こで、そのバーコードラベル170には、カーテンを製
作する場合の「製品番号」がバーコードで印刷されてい
る。
ンタのカウント値Cとして初期値Xがセットされる(S
11)。即ち、図19に示すように、前述したクランプ機
構135に設けられた上下両クランプ142,143の
位置からクランプ台152の初期位置までの初期距離に
相当するパルス数Xが初期値としてセットされる。次
に、カーテン生地5に貼着されているバーコードラベル
170(図29参照)のバーコードをバーコードリーダ
166で読み取る読取り処理が実行される(S12)。こ
こで、そのバーコードラベル170には、カーテンを製
作する場合の「製品番号」がバーコードで印刷されてい
る。
【0054】次に、カーテン生地5の縫製開始部分が作
業テーブル115上に載置され、カーテン生地5の縫製
開始端部が上下両クランプ142,143でクランプさ
れるとともに、そのカーテン生地5の縫製終了端部がク
ランプ用エアシリンダ153でクランプ台152にクラ
ンプされる。このとき、カーテン生地5縫製開始部分は
下保持板50〜53と支持パイプ133とで支持される
ことで、下側に垂れることはない。そして、操作パネル
165上の縫製開始スイッチが操作されたときには、ロ
ットレスシリンダ159のピストン159aが前方に駆
動されるので、クランプ台152は、カーテン生地5が
弛まないようになるまでその付勢力で前方へ移動する。
業テーブル115上に載置され、カーテン生地5の縫製
開始端部が上下両クランプ142,143でクランプさ
れるとともに、そのカーテン生地5の縫製終了端部がク
ランプ用エアシリンダ153でクランプ台152にクラ
ンプされる。このとき、カーテン生地5縫製開始部分は
下保持板50〜53と支持パイプ133とで支持される
ことで、下側に垂れることはない。そして、操作パネル
165上の縫製開始スイッチが操作されたときには、ロ
ットレスシリンダ159のピストン159aが前方に駆
動されるので、クランプ台152は、カーテン生地5が
弛まないようになるまでその付勢力で前方へ移動する。
【0055】このとき、クランプ台152の前方への移
動量に応じた数のパスルからなるエンコーダ信号がクラ
ンプ位置検出センサ158から制御ユニット160に入
力され、RAM163の所定のメモリに格納される。そ
して、次にカーテン生地5の初期全幅が演算される(S
13)。即ち、入力されたエンコーダ信号に基づいて、ク
ランプ台152の初期位置からの移動距離Yが求めら
れ、その移動距離Yに初期距離Xを加算して、カーテン
生地5の初期全幅(全長)Lが求められる。次に、カー
テンヒダ形成処理が開始される。
動量に応じた数のパスルからなるエンコーダ信号がクラ
ンプ位置検出センサ158から制御ユニット160に入
力され、RAM163の所定のメモリに格納される。そ
して、次にカーテン生地5の初期全幅が演算される(S
13)。即ち、入力されたエンコーダ信号に基づいて、ク
ランプ台152の初期位置からの移動距離Yが求めら
れ、その移動距離Yに初期距離Xを加算して、カーテン
生地5の初期全幅(全長)Lが求められる。次に、カー
テンヒダ形成処理が開始される。
【0056】先ず、ヒダ間ピッチPが演算式、P=(Q
−2K)/(n−1)で求められる(S14)。ここで、
nは、バーコードで指示される製品番号に対応するカー
テンヒダの総数である。次に、ヒダ高さhが演算式、h
=(L−Q)/2mnで求められる(S15)。ここで、
Qは、バーコードで指示される製品番号に対応する仕上
がり幅であり、mは、バーコードで指示される製品番号
に対応するヒダ山数である。次に、基準布保持板55
が、カーテン生地5の縫製開始布端の位置から余白寸法
Kだけ縫製終了側の位置(図24の位置I0の位置)と
なるように、カーテンヒダ形成機構25が所定の位置に
移動される(S16)。
−2K)/(n−1)で求められる(S14)。ここで、
nは、バーコードで指示される製品番号に対応するカー
テンヒダの総数である。次に、ヒダ高さhが演算式、h
=(L−Q)/2mnで求められる(S15)。ここで、
Qは、バーコードで指示される製品番号に対応する仕上
がり幅であり、mは、バーコードで指示される製品番号
に対応するヒダ山数である。次に、基準布保持板55
が、カーテン生地5の縫製開始布端の位置から余白寸法
Kだけ縫製終了側の位置(図24の位置I0の位置)と
なるように、カーテンヒダ形成機構25が所定の位置に
移動される(S16)。
【0057】次に、各布保持板55〜58の等間隔がヒ
ダ高さhとなるように、ヒダ形成用駆動モータ37の駆
動により各布保持板55〜58が等間隔に離隔する(S
17)。次に、カーテンヒダ6の総数nが1つデクリメン
トされ(S18)、カーテンヒダ形成処理が実行される
(S19)。そして、形成したカーテンヒダ6を縫製位置
に移動した後、所定の演算タイミング、例えば、カーテ
ンヒダ形成機構25が元のヒダ形成位置に移動復帰する
タイミングになったときに(S20:Yes )、未形成のカ
ーテンヒダ数nが「0」でないときには(S21:No)、
最新のカーテンヒダ6からカーテン生地5の縫製終了側
の布端までの残幅演算が実行され(S22)、S15〜S22
が繰り返して実行され、未形成のカーテンヒダ数nが
「0」になって、全てのカーテンヒダ6を縫製したとき
には(S21:Yes )、この制御を終了して、メインルー
チンにリターンする。ここで、S15が補正手段に相当す
る。
ダ高さhとなるように、ヒダ形成用駆動モータ37の駆
動により各布保持板55〜58が等間隔に離隔する(S
17)。次に、カーテンヒダ6の総数nが1つデクリメン
トされ(S18)、カーテンヒダ形成処理が実行される
(S19)。そして、形成したカーテンヒダ6を縫製位置
に移動した後、所定の演算タイミング、例えば、カーテ
ンヒダ形成機構25が元のヒダ形成位置に移動復帰する
タイミングになったときに(S20:Yes )、未形成のカ
ーテンヒダ数nが「0」でないときには(S21:No)、
最新のカーテンヒダ6からカーテン生地5の縫製終了側
の布端までの残幅演算が実行され(S22)、S15〜S22
が繰り返して実行され、未形成のカーテンヒダ数nが
「0」になって、全てのカーテンヒダ6を縫製したとき
には(S21:Yes )、この制御を終了して、メインルー
チンにリターンする。ここで、S15が補正手段に相当す
る。
【0058】即ち、ヒダ形成処理について説明すると、
図25(b)に示すように、両エアシリンダ61,12
0の駆動により、下保持板50〜53と作業テーブル1
15とが上昇することで、カーテン生地5が布保持板5
5〜58で同時に夫々押圧挟持され、このとき支持パイ
プ133のエア吹き出し穴133aから吹き出した加圧
エアがカーテン生地5の下側から供給される。次に、図
25(c)に示すように、ヒダ形成用駆動モータ37の
駆動により、基準布保持板55の水平方向位置を固定し
た状態で、それ以外の布保持板56〜58が等間隔に後
方に移動しながら接近位置まで接近することで、各布保
持板55〜58により3つのヒダ山からなる上向きのカ
ーテンヒダ6が形成される。
図25(b)に示すように、両エアシリンダ61,12
0の駆動により、下保持板50〜53と作業テーブル1
15とが上昇することで、カーテン生地5が布保持板5
5〜58で同時に夫々押圧挟持され、このとき支持パイ
プ133のエア吹き出し穴133aから吹き出した加圧
エアがカーテン生地5の下側から供給される。次に、図
25(c)に示すように、ヒダ形成用駆動モータ37の
駆動により、基準布保持板55の水平方向位置を固定し
た状態で、それ以外の布保持板56〜58が等間隔に後
方に移動しながら接近位置まで接近することで、各布保
持板55〜58により3つのヒダ山からなる上向きのカ
ーテンヒダ6が形成される。
【0059】このとき、各上保持板45〜48の下端部
分はテーパ状に形成されているので、各上保持板45〜
48の間に位置するカーテン生地部分が上側に屈曲し易
くなるとともに、上向きの加圧エアを受けて、上向きの
カーテンヒダ6が確実に形成される。そして、第1・第
2エアシリンダ129,131の1つ又は2つが駆動さ
れて、支持パイプ133が布保持板55〜58から前方
に確実に離れるまで、作業テーブる115が前方へ退避
する。
分はテーパ状に形成されているので、各上保持板45〜
48の間に位置するカーテン生地部分が上側に屈曲し易
くなるとともに、上向きの加圧エアを受けて、上向きの
カーテンヒダ6が確実に形成される。そして、第1・第
2エアシリンダ129,131の1つ又は2つが駆動さ
れて、支持パイプ133が布保持板55〜58から前方
に確実に離れるまで、作業テーブる115が前方へ退避
する。
【0060】次に、回動用エアシリンダ69の駆動によ
りカーテンヒダ形成機構25が起立状態まで回動され、
図26(a)に示すように、布保持板55〜58が水平
状態でベッド部11上に載置される。即ち、カーテンヒ
ダ6が水平姿勢に姿勢変換される。その後、前後用駆動
モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25が前
進するので、2点鎖線で示すように布保持板55〜58
に挟まれたカーテンヒダ6が中継針16の下側まで移動
する。このとき、クランプ台152はカーテン生地5と
同時に後方へ移動する。次に、図26(b)に示すよう
に、針用エアシリンダ17の駆動により中継針16が下
降して、各上保持板45〜48に形成した切欠きを通過
してカーテンヒダ6の全体を下方に突き刺す。そして、
この状態で、下保持板50〜53だけが、2点鎖線で示
すように夫々下降する。つまり、前方に退避移動する。
りカーテンヒダ形成機構25が起立状態まで回動され、
図26(a)に示すように、布保持板55〜58が水平
状態でベッド部11上に載置される。即ち、カーテンヒ
ダ6が水平姿勢に姿勢変換される。その後、前後用駆動
モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25が前
進するので、2点鎖線で示すように布保持板55〜58
に挟まれたカーテンヒダ6が中継針16の下側まで移動
する。このとき、クランプ台152はカーテン生地5と
同時に後方へ移動する。次に、図26(b)に示すよう
に、針用エアシリンダ17の駆動により中継針16が下
降して、各上保持板45〜48に形成した切欠きを通過
してカーテンヒダ6の全体を下方に突き刺す。そして、
この状態で、下保持板50〜53だけが、2点鎖線で示
すように夫々下降する。つまり、前方に退避移動する。
【0061】次に、図26(c)に示すように、前後用
駆動モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25
全体が所定量だけ後方に移動することで、上保持板45
〜48はカーテンヒダ6を残して後退する。次に、図2
7(a)に示すように、退避用エアシリンダ102の駆
動により支持ブロック93を介してカーテンヒダ形成機
構25が図12に2点鎖線で示す右方の退避位置に移動
するときに、布保持板55〜58が縫製位置から右方へ
退避される。更に、押え足18が下降してカーテンヒダ
6を押圧保持するのと同時に、クランプ用エアシリンダ
141の駆動により上下両クランプ142,143で縫
製位置に近いカーテン生地部分がクランプされ、中継針
16が上昇する。
駆動モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25
全体が所定量だけ後方に移動することで、上保持板45
〜48はカーテンヒダ6を残して後退する。次に、図2
7(a)に示すように、退避用エアシリンダ102の駆
動により支持ブロック93を介してカーテンヒダ形成機
構25が図12に2点鎖線で示す右方の退避位置に移動
するときに、布保持板55〜58が縫製位置から右方へ
退避される。更に、押え足18が下降してカーテンヒダ
6を押圧保持するのと同時に、クランプ用エアシリンダ
141の駆動により上下両クランプ142,143で縫
製位置に近いカーテン生地部分がクランプされ、中継針
16が上昇する。
【0062】そして、この状態のときにカーテンヒダ6
の縫製が開始される。即ち、この縫製においては、縫針
14が上下駆動されるとともに、X方向送り板20とY
方向送り板とが縫製データに基づいて夫々送り駆動され
ることにより、図28に示すように、先ずカーテンヒダ
6の基端部をX方向へ縫製する直線縫目171が左端か
ら右方に形成され、その後閂止め縫目172が形成され
る。ここで、直線縫目171の形成時には、X方向検出
センサ112からの検出信号に基づいて左右用駆動モー
タ95が駆動されて、カーテンヒダ形成機構25はカー
テンヒダ6のX方向移動に同期させて左右方向に移動さ
れる。
の縫製が開始される。即ち、この縫製においては、縫針
14が上下駆動されるとともに、X方向送り板20とY
方向送り板とが縫製データに基づいて夫々送り駆動され
ることにより、図28に示すように、先ずカーテンヒダ
6の基端部をX方向へ縫製する直線縫目171が左端か
ら右方に形成され、その後閂止め縫目172が形成され
る。ここで、直線縫目171の形成時には、X方向検出
センサ112からの検出信号に基づいて左右用駆動モー
タ95が駆動されて、カーテンヒダ形成機構25はカー
テンヒダ6のX方向移動に同期させて左右方向に移動さ
れる。
【0063】これにより、カーテンヒダ6の縫製を行い
ながら、同時にカーテンヒダ形成機構25により次のカ
ーテンヒダ6を形成することができ、カーテンヒダ形成
のサイクルタイムを短縮することができる。ここで、直
線縫目171の次に閂止め縫目172を形成するときに
は、カーテン生地5は前方に、つまりカーテンヒダ形成
機構25に向かう方向に移動されることになるので、次
のカーテンヒダ6の形成動作に影響することはない。一
方、縫製が開始されて、カーテンヒダ形成機構25を元
のヒダ形成位置に移動復帰させて演算するタイミングの
ときに、カーテン生地5の残幅が演算される(S22参
照)。即ち、初期全幅Lを求めるときの初期距離Xにつ
いて、現在の縫製位置からクランプ位置までの補正寸法
を初期距離Xに加えて補正し、その補正された初期距離
Xに移動距離Yを加算して残幅が求められる。
ながら、同時にカーテンヒダ形成機構25により次のカ
ーテンヒダ6を形成することができ、カーテンヒダ形成
のサイクルタイムを短縮することができる。ここで、直
線縫目171の次に閂止め縫目172を形成するときに
は、カーテン生地5は前方に、つまりカーテンヒダ形成
機構25に向かう方向に移動されることになるので、次
のカーテンヒダ6の形成動作に影響することはない。一
方、縫製が開始されて、カーテンヒダ形成機構25を元
のヒダ形成位置に移動復帰させて演算するタイミングの
ときに、カーテン生地5の残幅が演算される(S22参
照)。即ち、初期全幅Lを求めるときの初期距離Xにつ
いて、現在の縫製位置からクランプ位置までの補正寸法
を初期距離Xに加えて補正し、その補正された初期距離
Xに移動距離Yを加算して残幅が求められる。
【0064】そして、ヒダ高さh演算が再度実行され
る。次に、基準布保持板55が、現在の縫製位置からヒ
ダ間ピッチPだけ縫製終了側の位置(図24の位置I1
の位置)となるように、カーテンヒダ形成機構25が所
定の位置に移動され、更にカーテンヒダ形成機構25が
水平状態に回動復帰された後、次のカーテンヒダ6を形
成する為に、布保持板55〜58は演算で新規に求めら
れたヒダ高さhとなるように等間隔に離隔される。この
ときには、作業テーブル115もヒダ形成位置に復帰移
動している。
る。次に、基準布保持板55が、現在の縫製位置からヒ
ダ間ピッチPだけ縫製終了側の位置(図24の位置I1
の位置)となるように、カーテンヒダ形成機構25が所
定の位置に移動され、更にカーテンヒダ形成機構25が
水平状態に回動復帰された後、次のカーテンヒダ6を形
成する為に、布保持板55〜58は演算で新規に求めら
れたヒダ高さhとなるように等間隔に離隔される。この
ときには、作業テーブル115もヒダ形成位置に復帰移
動している。
【0065】次に、図27(b)に示すように、カーテ
ンヒダ形成機構25については前述した図25(a)の
状態のときから、図25(b)〜図25(c)、図26
(a)〜図26(a)を経て、形成されたカーテンヒダ
6は鉛直姿勢から水平姿勢に姿勢変換される。但し、前
記上下両クランプ142,143によるクランプ状態
は、次のヒダ形成に際してカーテン生地5が布保持板5
5〜58により押圧挟持されたとき(図25(b)参
照)に解放される。そして、略この状態になったときに
は、カーテンヒダ6の縫製が終了しているので、押え足
18が上昇する。
ンヒダ形成機構25については前述した図25(a)の
状態のときから、図25(b)〜図25(c)、図26
(a)〜図26(a)を経て、形成されたカーテンヒダ
6は鉛直姿勢から水平姿勢に姿勢変換される。但し、前
記上下両クランプ142,143によるクランプ状態
は、次のヒダ形成に際してカーテン生地5が布保持板5
5〜58により押圧挟持されたとき(図25(b)参
照)に解放される。そして、略この状態になったときに
は、カーテンヒダ6の縫製が終了しているので、押え足
18が上昇する。
【0066】次に、図27(c)に示すように、排出用
エアシリンダ22が駆動されて排出板21が前方に移動
することで、カーテンヒダ6がベッド部11の前端より
下方に排出される。その後、前述したように図26
(a)〜図26(c)と、図27(a)〜図27(c)
とが繰り返して実行され、図24に示すように、基準布
保持板55が、位置I2、・・・I(n−1)、Inで
示すヒダ間ピッチPだけ隔てた位置に復帰移動する毎
に、新規に求めたヒダ高さhとなるヒダ山を有するカー
テンヒダ6がその都度形成される。即ち、図29に示す
ように、カーテン生地5の上端部分には、複数のカーテ
ンヒダ6がヒダ間ピッチPおきに順々に形成されるとと
もに、それらカーテンヒダ6のヒダ高さhは、カーテン
ヒダ6を形成する毎に、カーテン生地5の残幅に基づい
て微調節されている。
エアシリンダ22が駆動されて排出板21が前方に移動
することで、カーテンヒダ6がベッド部11の前端より
下方に排出される。その後、前述したように図26
(a)〜図26(c)と、図27(a)〜図27(c)
とが繰り返して実行され、図24に示すように、基準布
保持板55が、位置I2、・・・I(n−1)、Inで
示すヒダ間ピッチPだけ隔てた位置に復帰移動する毎
に、新規に求めたヒダ高さhとなるヒダ山を有するカー
テンヒダ6がその都度形成される。即ち、図29に示す
ように、カーテン生地5の上端部分には、複数のカーテ
ンヒダ6がヒダ間ピッチPおきに順々に形成されるとと
もに、それらカーテンヒダ6のヒダ高さhは、カーテン
ヒダ6を形成する毎に、カーテン生地5の残幅に基づい
て微調節されている。
【0067】以上説明したように、カーテン生地5の上
端部分に一方の端部側から他方の端部側に向かって順々
にカーテンヒダ6を形成するカーテンヒダ形成装置3に
おいて、カーテンヒダ6を形成する毎に求められた残幅
と、諸元データメモリ162aから製品番号に基づいて
読み出されたカーテンヒダの総数nと各カーテンヒダに
おけるヒダ山数mとカーテン仕上がり幅Qと、形成済み
のカーテンヒダの総数とに基づいて、カーテンヒダ6を
形成する毎に生じる寸法誤差を解消しながら、未形成の
カーテンヒダ6のヒダ高さがその都度求められることか
ら、全てのカーテンヒダ6のヒダ高さの均一化を図るこ
とができる。
端部分に一方の端部側から他方の端部側に向かって順々
にカーテンヒダ6を形成するカーテンヒダ形成装置3に
おいて、カーテンヒダ6を形成する毎に求められた残幅
と、諸元データメモリ162aから製品番号に基づいて
読み出されたカーテンヒダの総数nと各カーテンヒダに
おけるヒダ山数mとカーテン仕上がり幅Qと、形成済み
のカーテンヒダの総数とに基づいて、カーテンヒダ6を
形成する毎に生じる寸法誤差を解消しながら、未形成の
カーテンヒダ6のヒダ高さがその都度求められることか
ら、全てのカーテンヒダ6のヒダ高さの均一化を図るこ
とができる。
【0068】また、カーテンヒダ形成装置3に隣接させ
て補助テーブル150を設け、この補助テーブル150
に前後移動可能に設けられたクランプ台152にクラン
プ用エアシリンダ153を設けるとともに、クランプ台
152を引っ張りバネ機構155により前方に付勢し、
カーテン生地の縫製開始側端部をクランプ機構135で
クランプし且つその縫製終了側端部をクランプ用エアシ
リンダ153でクランプして、カーテンヒダ形成機構2
5から伸びるカーテン生地5を弛むことなく補助テーブ
ル150に載置した状態で、カーテン生地の初期全幅を
正確に検知することができる。
て補助テーブル150を設け、この補助テーブル150
に前後移動可能に設けられたクランプ台152にクラン
プ用エアシリンダ153を設けるとともに、クランプ台
152を引っ張りバネ機構155により前方に付勢し、
カーテン生地の縫製開始側端部をクランプ機構135で
クランプし且つその縫製終了側端部をクランプ用エアシ
リンダ153でクランプして、カーテンヒダ形成機構2
5から伸びるカーテン生地5を弛むことなく補助テーブ
ル150に載置した状態で、カーテン生地の初期全幅を
正確に検知することができる。
【0069】また、前記クランプ用エアシリンダ153
でカーテン生地5をクランプする前に、ロットレスシリ
ンダ159を駆動してクランプ台152を初期位置に自
動的に設定するようにしたので、カーテン生地5の前端
部をクランプしたときのクランプ台152の初期位置か
らの移動距離に応じてクランプ位置検出センサ158か
ら出力されるエンコーダ信号に基づいて、残幅を容易に
検知することができる。
でカーテン生地5をクランプする前に、ロットレスシリ
ンダ159を駆動してクランプ台152を初期位置に自
動的に設定するようにしたので、カーテン生地5の前端
部をクランプしたときのクランプ台152の初期位置か
らの移動距離に応じてクランプ位置検出センサ158か
ら出力されるエンコーダ信号に基づいて、残幅を容易に
検知することができる。
【0070】更に、ROM162の諸元データメモリ1
62aに、カーテン仕上がり幅Qと、カーテンヒダの総
数nと、各カーテンヒダにおけるヒダ山数mとを製品番
号に対応づけてテーブル化した複数組の諸元のデータを
予め格納しておき、バーコードで指定した製品番号に対
応するカーテンヒダの諸元のデータに基づいてカーテン
ヒダ形成装置3を制御するので、カーテンヒダ形成に必
要な各種の諸元のデータを入力することなく、その諸元
データを有する製品番号を指定するだけで、指定された
製品番号の諸元データに基づいたカーテンヒダ6を形成
することができる。ここで、諸元データメモリ162a
に格納した複数組の諸元のデータを、パーソナルコンピ
ュータ167に記憶させるようにしてもよい。
62aに、カーテン仕上がり幅Qと、カーテンヒダの総
数nと、各カーテンヒダにおけるヒダ山数mとを製品番
号に対応づけてテーブル化した複数組の諸元のデータを
予め格納しておき、バーコードで指定した製品番号に対
応するカーテンヒダの諸元のデータに基づいてカーテン
ヒダ形成装置3を制御するので、カーテンヒダ形成に必
要な各種の諸元のデータを入力することなく、その諸元
データを有する製品番号を指定するだけで、指定された
製品番号の諸元データに基づいたカーテンヒダ6を形成
することができる。ここで、諸元データメモリ162a
に格納した複数組の諸元のデータを、パーソナルコンピ
ュータ167に記憶させるようにしてもよい。
【0071】ここで、前記実施形態の変更形態として、
前記直線状のスケール部材156に代えて、前後に延び
るラックを設け、このラックに係合するピニオンを移動
レバー157に取付け、このピニオンに設けた円形のロ
ータリエンコーダを光学系のセンサで読み取るように
し、クランプ台152の移動に応じてセンサから出力さ
れるエンコーダ信号を用いるようにしてもよく、またス
ケール部材156に代えて、直線状の抵抗体を設けると
ともに、この抵抗体に接触する電極を移動レバー157
に取付け、電極に印加される電圧に基づいてクランプ台
152の移動位置を求めるようにしてもよい。更に、カ
ーテンヒダ形成制御において、カーテンヒダ6を形成す
る毎に、実際の残幅と演算による残幅との寸法誤差を求
め、その寸法誤差を未形成のカーテンヒダのヒダ高さで
修正するようにしてもよい。
前記直線状のスケール部材156に代えて、前後に延び
るラックを設け、このラックに係合するピニオンを移動
レバー157に取付け、このピニオンに設けた円形のロ
ータリエンコーダを光学系のセンサで読み取るように
し、クランプ台152の移動に応じてセンサから出力さ
れるエンコーダ信号を用いるようにしてもよく、またス
ケール部材156に代えて、直線状の抵抗体を設けると
ともに、この抵抗体に接触する電極を移動レバー157
に取付け、電極に印加される電圧に基づいてクランプ台
152の移動位置を求めるようにしてもよい。更に、カ
ーテンヒダ形成制御において、カーテンヒダ6を形成す
る毎に、実際の残幅と演算による残幅との寸法誤差を求
め、その寸法誤差を未形成のカーテンヒダのヒダ高さで
修正するようにしてもよい。
【0072】ところで、図30に示すように、補助テー
ブル150Aとカーテンヒダ形成機構25との間に、カ
ーテン生地5をU形に迂回させて案内する迂回案内路を
形成する迂回路形成具180を設けてもよい。即ち、こ
の迂回路形成具180は、図30、図31に示すよう
に、側面視略L字状に形成され、この鉛直壁部180a
には、上側に1対の案内ローラ181,182が回転可
能に枢支されるとともに、その下側には1つの案内ロー
ラ183が、これら1対の案内ローラ181,182中
央部に対応する部位に回転可能に枢支されている。
ブル150Aとカーテンヒダ形成機構25との間に、カ
ーテン生地5をU形に迂回させて案内する迂回案内路を
形成する迂回路形成具180を設けてもよい。即ち、こ
の迂回路形成具180は、図30、図31に示すよう
に、側面視略L字状に形成され、この鉛直壁部180a
には、上側に1対の案内ローラ181,182が回転可
能に枢支されるとともに、その下側には1つの案内ロー
ラ183が、これら1対の案内ローラ181,182中
央部に対応する部位に回転可能に枢支されている。
【0073】これにより、上側の一方の案内ローラ18
1の内側を経て、下側の案内ローラ183の外側を経
て、更に上側の他方の案内ローラ182の内側を経るよ
うにしたU形の迂回案内路Zが形成されている。即ち、
図30に示すように、カーテン生地5の縫製開始側端部
を上下両クランプ142,143でクランプし且つ縫製
開始側端部をクランプ台152でクランプするととも
に、その途中のカーテン生地5をこの迂回案内路Zに沿
って迂回させることで、補助テーブル150Aの前後方
向長さを、この迂回案内路Zの迂回長さZだけ短くする
ことができる。
1の内側を経て、下側の案内ローラ183の外側を経
て、更に上側の他方の案内ローラ182の内側を経るよ
うにしたU形の迂回案内路Zが形成されている。即ち、
図30に示すように、カーテン生地5の縫製開始側端部
を上下両クランプ142,143でクランプし且つ縫製
開始側端部をクランプ台152でクランプするととも
に、その途中のカーテン生地5をこの迂回案内路Zに沿
って迂回させることで、補助テーブル150Aの前後方
向長さを、この迂回案内路Zの迂回長さZだけ短くする
ことができる。
【0074】一方、カーテン生地5の初期全幅Lとして
は、上下両クランプ142,143の位置から案内ロー
ラ181までの第1ローラ間距離X1と、ローラ間距離
Uと、迂回長さZと、案内ローラ182からクランプ台
152の初期位置までの第2ローラ間距離X2とからな
る初期距離に、移動距離Yを加えて求められる。そし
て、カーテンヒダ縫製途中で、クランプ台152が初期
位置付近まで移動したときには、迂回路形成具180を
取外して、カーテン生地5が迂回案内路Zを経由しない
ようにすることで、クランプ台152は迂回長さZ分だ
け前方に移動し、カーテンヒダ縫製を続行することがで
きる。ここで、迂回長さZを、カーテン生地5の布厚に
応じて補正を施すようにしてもよい。
は、上下両クランプ142,143の位置から案内ロー
ラ181までの第1ローラ間距離X1と、ローラ間距離
Uと、迂回長さZと、案内ローラ182からクランプ台
152の初期位置までの第2ローラ間距離X2とからな
る初期距離に、移動距離Yを加えて求められる。そし
て、カーテンヒダ縫製途中で、クランプ台152が初期
位置付近まで移動したときには、迂回路形成具180を
取外して、カーテン生地5が迂回案内路Zを経由しない
ようにすることで、クランプ台152は迂回長さZ分だ
け前方に移動し、カーテンヒダ縫製を続行することがで
きる。ここで、迂回長さZを、カーテン生地5の布厚に
応じて補正を施すようにしてもよい。
【0075】ここで、カーテン生地5が、20〜30m
と長い場合には、複数の迂回路形成具180を前後方向
に隣接させて設けることも可能である。このときには、
カーテン生地5の初期全幅Lとしては、迂回路形成具1
80を設けた数に相当して迂回長さZを加算すればよ
い。この場合には、カーテンヒダ形成機構25から延び
るカーテン生地5を迂回案内路ZでU形に迂回させてか
ら補助テーブル150に載せることで、補助テーブル1
50の長さを迂回案内路Zによる迂回長さ分に応じて短
くすることができる。
と長い場合には、複数の迂回路形成具180を前後方向
に隣接させて設けることも可能である。このときには、
カーテン生地5の初期全幅Lとしては、迂回路形成具1
80を設けた数に相当して迂回長さZを加算すればよ
い。この場合には、カーテンヒダ形成機構25から延び
るカーテン生地5を迂回案内路ZでU形に迂回させてか
ら補助テーブル150に載せることで、補助テーブル1
50の長さを迂回案内路Zによる迂回長さ分に応じて短
くすることができる。
【0076】更に、複数の布保持板を水平状で且つ平行
に設け、鉛直状に供給したカーテン生地にこれら布保持
板により水平姿勢のカーテンヒダを形成するようにした
カーテンヒダ形成装置や、複数枚のヒダ山形成ヘラをヒ
ダ谷形成ヘラの間に夫々押し込むことで、ジグザグ状に
折り重ねられた3つ山からなるカーテンヒダを形成する
ようにしたカーテンヒダ形成装置など、各種のカーテン
ヒダ形成装置に本発明を適用するようにしてもよい。
に設け、鉛直状に供給したカーテン生地にこれら布保持
板により水平姿勢のカーテンヒダを形成するようにした
カーテンヒダ形成装置や、複数枚のヒダ山形成ヘラをヒ
ダ谷形成ヘラの間に夫々押し込むことで、ジグザグ状に
折り重ねられた3つ山からなるカーテンヒダを形成する
ようにしたカーテンヒダ形成装置など、各種のカーテン
ヒダ形成装置に本発明を適用するようにしてもよい。
【0077】
【発明の効果】請求項1のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、カーテン生地の一端部分に一方の端部側から他方の
端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテ
ンヒダ形成装置において、幅検知手段と、制御手段と、
補正手段とを設け、カーテンヒダを形成する毎に求めら
れた残幅と、入力設定されたカーテンヒダの総数と各カ
ーテンヒダにおける山数とカーテン仕上がり幅と、形成
済みのカーテンヒダの総数とを受け、カーテンヒダを形
成する毎に生じる寸法誤差を解消しながら、残幅に基づ
いて未形成のカーテンヒダのヒダ高さがその都度求めら
れることから、全てのカーテンヒダのヒダ高さの均一化
を図ることができる。
ば、カーテン生地の一端部分に一方の端部側から他方の
端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテ
ンヒダ形成装置において、幅検知手段と、制御手段と、
補正手段とを設け、カーテンヒダを形成する毎に求めら
れた残幅と、入力設定されたカーテンヒダの総数と各カ
ーテンヒダにおける山数とカーテン仕上がり幅と、形成
済みのカーテンヒダの総数とを受け、カーテンヒダを形
成する毎に生じる寸法誤差を解消しながら、残幅に基づ
いて未形成のカーテンヒダのヒダ高さがその都度求めら
れることから、全てのカーテンヒダのヒダ高さの均一化
を図ることができる。
【0078】請求項2のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記カーテンヒ
ダ形成に供するカーテン生地を載せる補助テーブルを設
け、この補助テーブルとカーテンヒダ形成機構との間
に、カーテン生地をU形に迂回させて案内する迂回案内
路を設けたので、カーテンヒダ形成に供するカーテン生
地を水平状に伸ばして補助テーブルに載せることがで
き、カーテンヒダ形成の円滑化が図れるとともに、カー
テンヒダ形成機構から延びるカーテン生地を迂回案内路
でU形に迂回させてから補助テーブルに載せることで、
補助テーブルの長さを迂回案内路による迂回長さ分に応
じて短くすることができる。
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記カーテンヒ
ダ形成に供するカーテン生地を載せる補助テーブルを設
け、この補助テーブルとカーテンヒダ形成機構との間
に、カーテン生地をU形に迂回させて案内する迂回案内
路を設けたので、カーテンヒダ形成に供するカーテン生
地を水平状に伸ばして補助テーブルに載せることがで
き、カーテンヒダ形成の円滑化が図れるとともに、カー
テンヒダ形成機構から延びるカーテン生地を迂回案内路
でU形に迂回させてから補助テーブルに載せることで、
補助テーブルの長さを迂回案内路による迂回長さ分に応
じて短くすることができる。
【0079】請求項3のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、カーテン生地の一端部分に一方の端部側から他方の
端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテ
ンヒダ形成装置において、補助テーブルと、第1クラン
プ手段及び第2クランプ手段と、第2クランプ手段を付
勢する付勢手段と、幅検知手段とを設けたので、カーテ
ン生地が弛むことなく、カーテン生地の一方の端部と他
方の端部とを第1クランプ手段と第2クランプ手段で夫
々クランプした状態でカーテン生地の初期全幅が正確に
検知される一方、カーテンヒダを形成する毎に生じる寸
法誤差を解消しながら、残幅に基づいてヒダ高さがその
都度求められることから、全てのカーテンヒダのヒダ高
さの均一化を図ることができる。
ば、カーテン生地の一端部分に一方の端部側から他方の
端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテ
ンヒダ形成装置において、補助テーブルと、第1クラン
プ手段及び第2クランプ手段と、第2クランプ手段を付
勢する付勢手段と、幅検知手段とを設けたので、カーテ
ン生地が弛むことなく、カーテン生地の一方の端部と他
方の端部とを第1クランプ手段と第2クランプ手段で夫
々クランプした状態でカーテン生地の初期全幅が正確に
検知される一方、カーテンヒダを形成する毎に生じる寸
法誤差を解消しながら、残幅に基づいてヒダ高さがその
都度求められることから、全てのカーテンヒダのヒダ高
さの均一化を図ることができる。
【0080】請求項4のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記第2クラン
プ手段でカーテン生地をクランプする前に、第2クラン
プ手段を初期位置に自動的に設定する初期設定手段を設
けたので、カーテン生地の他端部をクランプしたときの
第2クランプ手段の初期位置からの移動距離に基づい
て、残幅を容易に検知することができる。
ば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記第2クラン
プ手段でカーテン生地をクランプする前に、第2クラン
プ手段を初期位置に自動的に設定する初期設定手段を設
けたので、カーテン生地の他端部をクランプしたときの
第2クランプ手段の初期位置からの移動距離に基づい
て、残幅を容易に検知することができる。
【0081】請求項5のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項4と同様の効果を奏するが、前記カーテンヒ
ダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが入力設定された値とな
るようにカーテンヒダ形成装置を制御する制御手段を設
け、この制御手段にカーテンヒダの諸元のデータを複数
組予め設定しておき、指定した組のカーテンヒダの諸元
のデータに基づいて制御手段でカーテンヒダ形成装置を
制御するので、カーテンヒダ形成に必要な各種の諸元の
データを入力することなく、その諸元データを有する組
を指定するだけで、指定された組の諸元データに基づい
たカーテンヒダを形成することができる。
ば、請求項4と同様の効果を奏するが、前記カーテンヒ
ダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが入力設定された値とな
るようにカーテンヒダ形成装置を制御する制御手段を設
け、この制御手段にカーテンヒダの諸元のデータを複数
組予め設定しておき、指定した組のカーテンヒダの諸元
のデータに基づいて制御手段でカーテンヒダ形成装置を
制御するので、カーテンヒダ形成に必要な各種の諸元の
データを入力することなく、その諸元データを有する組
を指定するだけで、指定された組の諸元データに基づい
たカーテンヒダを形成することができる。
【0082】請求項6のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、カーテン生地の一端部分に一方の端部側から他方の
端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテ
ンヒダ形成装置において、幅検知手段と、制御手段と、
補正手段と、補助テーブルと、迂回案内路とを設けたの
で、請求項1及び請求項2と同様の効果を得ることがで
きる。
ば、カーテン生地の一端部分に一方の端部側から他方の
端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成するカーテ
ンヒダ形成装置において、幅検知手段と、制御手段と、
補正手段と、補助テーブルと、迂回案内路とを設けたの
で、請求項1及び請求項2と同様の効果を得ることがで
きる。
【図1】本発明の実施形態に係るカーテンヒダ形成装置
の側面図である。
の側面図である。
【図2】カーテンヒダ形成装置の正面図である。
【図3】本縫いミシンの拡大側面図である。
【図4】カーテンヒダ形成機構の斜視図である。
【図5】カーテンヒダ形成機構の平面図である。
【図6】カーテンヒダ形成機構の側面図である。
【図7】(a)は複数の布保持板で3つ山のカーテンヒ
ダを形成する説明図であり、(b)は2つ山のカーテン
ヒダを形成する説明図である。
ダを形成する説明図であり、(b)は2つ山のカーテン
ヒダを形成する説明図である。
【図8】カーテンヒダ形成装置の平面図である。
【図9】内部機構を示す図8相当図である。
【図10】カーテンヒダ形成装置の拡大側面図である。
【図11】カーテンヒダ形成機構を起立回動させたとき
の図10相当図である。
の図10相当図である。
【図12】内部機構を示すカーテンヒダ形成装置の拡大
正面図である。
正面図である。
【図13】内部機構を概略的に示す図12相当図であ
る。
る。
【図14】左右移動機構の拡大平面図である。
【図15】図14のD─D線縦断断面図である。
【図16】図14のE─E線縦断断面図である。
【図17】作業テーブルの拡大平面図である。
【図18】作業テーブル及びクランプ機構の側面図であ
る。
る。
【図19】カーテンヒダ形成機構と補助テーブルの側面
図である。
図である。
【図20】補助テーブルの前端部分の斜視図である。
【図21】カーテンヒダ形成装置の制御系のブロック図
である。
である。
【図22】ROMの諸元データメモリに格納されたカー
テンヒダ形成に関する複数組みの諸元データを示す図表
である。
テンヒダ形成に関する複数組みの諸元データを示す図表
である。
【図23】カーテンヒダ形成制御のルーチンの概略フロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図24】カーテンヒダ形成時の基準布保持板の移動位
置を説明する説明図である。
置を説明する説明図である。
【図25】カーテンヒダ形成の作動説明図であり、
(a)は初期状態、(b)はカーテン生地の押圧挟持状
態、(c)はカーテンヒダ形成状態である。
(a)は初期状態、(b)はカーテン生地の押圧挟持状
態、(c)はカーテンヒダ形成状態である。
【図26】カーテンヒダ形成の続きの作動説明図であ
り、(a)は姿勢変換状態、(b)は下保持板の退避状
態、(c)は上下両保持板の退避状態である。
り、(a)は姿勢変換状態、(b)は下保持板の退避状
態、(c)は上下両保持板の退避状態である。
【図27】カーテンヒダ形成の続きの作動説明図であ
り、(a)はヒダ縫製状態と次のヒダ形成状態、(b)
は縫製完了状態と次のヒダ形成完了状態、(c)は縫製
したカーテンヒダの排出状態である。
り、(a)はヒダ縫製状態と次のヒダ形成状態、(b)
は縫製完了状態と次のヒダ形成完了状態、(c)は縫製
したカーテンヒダの排出状態である。
【図28】カーテンヒダ縫製の説明図である。
【図29】複数のカーテンヒダが縫製されたカーテン生
地の斜視図である。
地の斜視図である。
【図30】変更形態に係る図19相当図である。
【図31】迂回路形成具の斜視図である。
2 本縫いミシン 3 カーテンヒダ形成装置 5 カーテン生地 6 カーテンヒダ 25 カーテンヒダ形成機構 150 補助テーブル 152 クランプ台 153 クランプ用エアシリンダ 156 スケール部材 158 クランプ位置検出センサ 159 ロットレスシリンダ 180 迂回路形成具 181、182、183 案内ローラ Z 迂回案内路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 賢治 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 カーテン生地の一端部分に一方の端部側
から他方の端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成
するカーテンヒダ形成装置において、 前記カーテン生地にカーテンヒダを形成する前にカーテ
ン生地の初期全幅を検知するとともに、各カーテンヒダ
の形成毎に最新のカーテンヒダからカーテン生地の他方
の端部までの残幅を検知する幅検知手段と、 前記カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが入力設
定された値となるようにカーテンヒダ形成装置を制御す
る制御手段と、 入力設定されたカーテンヒダの総数と各カーテンヒダに
おける山数とカーテン仕上がり幅と、形成済みのカーテ
ンヒダの総数と、幅検知手段で求めた残幅とを受け、各
カーテンヒダの形成毎に、未形成のカーテンヒダのヒダ
高さを求めてそのヒダ高さを制御手段に出力する補正手
段と、 を備えたことを特徴とするカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項2】 前記カーテンヒダ形成に供するカーテン
生地を載せる補助テーブルを設け、この補助テーブルと
カーテンヒダ形成機構との間に、カーテン生地をU形に
迂回させて案内する迂回案内路を設けたことを特徴とす
る請求項1に記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項3】 カーテン生地の一端部分に一方の端部側
から他方の端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成
するカーテンヒダ形成装置において、 前記カーテンヒダ形成に供するカーテン生地を載せる補
助テーブルと、 前記カーテン生地の一方の端部をクランプする第1クラ
ンプ手段及び補助テーブルにカーテン生地の移動方向に
移動可能に設けられカーテン生地の他方の端部をクラン
プする第2クランプ手段と、 前記カーテン生地が弛まないように第2クランプ手段を
付勢する付勢手段と、 前記第2クランプ手段の位置を検知して、カーテン生地
にカーテンヒダを形成する前のカーテン生地の初期全幅
を検知するとともに、各カーテンヒダの形成毎に最新の
カーテンヒダからカーテン生地の他方の端部までの残幅
を検知する幅検知手段と、 を備えたことを特徴とするカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項4】 前記第2クランプ手段でカーテン生地を
クランプする前に、第2クランプ手段を初期位置に自動
的に設定する初期設定手段を設けたことを特徴とする請
求項3に記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項5】 前記カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ
高さとが入力設定された値となるようにカーテンヒダ形
成装置を制御する制御手段を設け、この制御手段にカー
テンヒダの諸元のデータを複数組予め設定しておき、指
定した組のカーテンヒダの諸元のデータに基づいて制御
手段でカーテンヒダ形成装置を制御することを特徴とす
る請求項4に記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項6】 カーテン生地の一端部分に一方の端部側
から他方の端部側に向かって順々にカーテンヒダを形成
するカーテンヒダ形成装置において、 前記カーテン生地にカーテンヒダを形成する前にカーテ
ン生地の初期全幅を検知するとともに、各カーテンヒダ
の形成毎に最新のカーテンヒダからカーテン生地の他方
の端部までの残幅を検知する幅検知手段と、 前記カーテンヒダのヒダ間ピッチとヒダ高さとが入力設
定された値となるようにカーテンヒダ形成装置を制御す
る制御手段と、 入力設定されたカーテンヒダの総数と各カーテンヒダに
おけるヒダ山数とカーテン仕上がり幅と、形成済みのカ
ーテンヒダの総数と、幅検知手段で求めた残幅とを受
け、各カーテンヒダの形成毎に、未形成のカーテンヒダ
のヒダ高さを求めてそのヒダ高さを制御手段に出力する
補正手段と、 前記カーテンヒダ形成に供するカーテン生地を載せる補
助テーブルと、 前記補助テーブルとカーテンヒダ形成機構との間に設け
られ、カーテン生地をU形に迂回させて案内する迂回案
内路と、 を備えたことを特徴とするカーテンヒダ形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30113596A JPH10118374A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | カーテンヒダ形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30113596A JPH10118374A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | カーテンヒダ形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10118374A true JPH10118374A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17893239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30113596A Pending JPH10118374A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | カーテンヒダ形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10118374A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107641903A (zh) * | 2017-09-22 | 2018-01-30 | 浙江乔治白服饰股份有限公司 | 一种自动花边制作装置及使用方法 |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP30113596A patent/JPH10118374A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107641903A (zh) * | 2017-09-22 | 2018-01-30 | 浙江乔治白服饰股份有限公司 | 一种自动花边制作装置及使用方法 |
CN107641903B (zh) * | 2017-09-22 | 2023-09-08 | 浙江乔治白服饰股份有限公司 | 一种自动花边制作装置及使用方法 |
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