JPH10118372A - カーテンヒダ形成装置 - Google Patents
カーテンヒダ形成装置Info
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- JPH10118372A JPH10118372A JP30113396A JP30113396A JPH10118372A JP H10118372 A JPH10118372 A JP H10118372A JP 30113396 A JP30113396 A JP 30113396A JP 30113396 A JP30113396 A JP 30113396A JP H10118372 A JPH10118372 A JP H10118372A
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- Japan
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- curtain
- holding plates
- cloth
- cloth holding
- fold
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- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05D—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
- D05D2207/00—Use of special elements
- D05D2207/02—Pneumatic or hydraulic devices
- D05D2207/04—Suction or blowing devices
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2503/00—Domestic or personal
- D10B2503/02—Curtains
Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーテンヒダの成形時の布地の損傷を防止す
る。 【解決手段】 上下に対向する布保持板45、50どう
しは、上下方向に接近・離間可能に構成される。そのよ
うな4つの対(布保持板55〜58)は、ヒダ形成用駆
動モータ37によって後方に向かって等間隔を保ったま
ま移動できるようにリンク機構31が備えられている。
前後方向に伸張する支持パイプ133が、布保持板55
〜58の移動方向に沿って配置され、上方に向かってエ
アーを吹き出すように構成されている。その支持パイプ
133の上方に配置された布が布保持板55〜58によ
って挟持され、本縫いミシンに接近して、ヒダが形成さ
れる。
る。 【解決手段】 上下に対向する布保持板45、50どう
しは、上下方向に接近・離間可能に構成される。そのよ
うな4つの対(布保持板55〜58)は、ヒダ形成用駆
動モータ37によって後方に向かって等間隔を保ったま
ま移動できるようにリンク機構31が備えられている。
前後方向に伸張する支持パイプ133が、布保持板55
〜58の移動方向に沿って配置され、上方に向かってエ
アーを吹き出すように構成されている。その支持パイプ
133の上方に配置された布が布保持板55〜58によ
って挟持され、本縫いミシンに接近して、ヒダが形成さ
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーテンヒダ形成
装置に関し、特に等間隔に離隔させた複数の平行な布保
持板でカーテン生地を押圧状態で維持しながら等間隔に
接近させることで、2つ山又は3つ山のカーテンヒダを
形成するようにしたものに関する。
装置に関し、特に等間隔に離隔させた複数の平行な布保
持板でカーテン生地を押圧状態で維持しながら等間隔に
接近させることで、2つ山又は3つ山のカーテンヒダを
形成するようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レースなどを含む各種のカーテン
生地の上端部分に適当間隔おきにカーテンヒダを順々に
形成するようにしたカーテンヒダ形成装置が種々提案さ
れるとともに、実用に供されている。例えば、特公昭5
5─20715号公報、特公平6─9638号公報、特
開平7─275544号公報、更に特公平7─7988
7号公報などには、基本的に、水平状に又は鉛直状に設
けた3枚のヒダ山形成ヘラを所定間隔毎に相互に平行に
設けるととにも、これらヒダ山形成ヘラに対向する2枚
のヒダ谷形成ヘラを移動可能に設け、これら3枚のヒダ
山形成ヘラを覆うようにカーテン生地のヒダ形成部をセ
ットした後、2枚のヒダ谷形成ヘラをヒダ山形成ヘラの
間に夫々押し込むことで、これら5枚のヘラによりカー
テン生地がジグザグ状に折り重ねられて3つ山からなる
カーテンヒダを形成するようにし、そのカーテンヒダを
縫製装置に供給するようにしたヒダ取り装置やヒダ形成
装置が提案されている。
生地の上端部分に適当間隔おきにカーテンヒダを順々に
形成するようにしたカーテンヒダ形成装置が種々提案さ
れるとともに、実用に供されている。例えば、特公昭5
5─20715号公報、特公平6─9638号公報、特
開平7─275544号公報、更に特公平7─7988
7号公報などには、基本的に、水平状に又は鉛直状に設
けた3枚のヒダ山形成ヘラを所定間隔毎に相互に平行に
設けるととにも、これらヒダ山形成ヘラに対向する2枚
のヒダ谷形成ヘラを移動可能に設け、これら3枚のヒダ
山形成ヘラを覆うようにカーテン生地のヒダ形成部をセ
ットした後、2枚のヒダ谷形成ヘラをヒダ山形成ヘラの
間に夫々押し込むことで、これら5枚のヘラによりカー
テン生地がジグザグ状に折り重ねられて3つ山からなる
カーテンヒダを形成するようにし、そのカーテンヒダを
縫製装置に供給するようにしたヒダ取り装置やヒダ形成
装置が提案されている。
【0003】更に、これらの公報においては、2つ山の
カーテンヒダを形成するときには、3枚のヒダ山形成ヘ
ラと2枚のヒダ谷形成ヘラとのうち、端に位置する1つ
を夫々取外し、或いは1つのヒダ山形成ヘラを取外し且
つ2枚のヒダ谷形成ヘラを重ねて1枚にし、同様にして
ヒダ谷形成ヘラをヒダ山形成ヘラの間に押し込むこと
で、これら3枚のヘラにより2つ山からなるカーテンヒ
ダを形成するようになっている。ところで、カーテンヒ
ダの高さは、これらヒダ谷形成ヘラのヒダ山形成ヘラに
対する押し込み量を変更することで任意に設定できるよ
うになっている。
カーテンヒダを形成するときには、3枚のヒダ山形成ヘ
ラと2枚のヒダ谷形成ヘラとのうち、端に位置する1つ
を夫々取外し、或いは1つのヒダ山形成ヘラを取外し且
つ2枚のヒダ谷形成ヘラを重ねて1枚にし、同様にして
ヒダ谷形成ヘラをヒダ山形成ヘラの間に押し込むこと
で、これら3枚のヘラにより2つ山からなるカーテンヒ
ダを形成するようになっている。ところで、カーテンヒ
ダの高さは、これらヒダ谷形成ヘラのヒダ山形成ヘラに
対する押し込み量を変更することで任意に設定できるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、特公
昭55─20715号公報や特公平6─9638号公報
などに記載のヒダ取り装置やヒダ形成装置においては、
形成するカーテンヒダのヒダ高さを精度よく形成する為
に、ヒダ山形成ヘラやヒダ谷形成ヘラの間隔は、カーテ
ン生地を押し込む状態に狭く設定されているので、これ
ら複数枚のヒダ山形成ヘラとヒダ谷形成ヘラとでカーテ
ンヒダを形成するときに、これらのヘラの角部でカーテ
ン生地を扱くことになり、特にレース等の薄手のカーテ
ン生地の場合には、カーテン生地が角部に引っ掛かって
破れたり、或いは扱くときにカーテン生地が伸びた状態
でカーテンヒダを形成した場合には、正確なヒダ高さが
得られないという問題がある。
昭55─20715号公報や特公平6─9638号公報
などに記載のヒダ取り装置やヒダ形成装置においては、
形成するカーテンヒダのヒダ高さを精度よく形成する為
に、ヒダ山形成ヘラやヒダ谷形成ヘラの間隔は、カーテ
ン生地を押し込む状態に狭く設定されているので、これ
ら複数枚のヒダ山形成ヘラとヒダ谷形成ヘラとでカーテ
ンヒダを形成するときに、これらのヘラの角部でカーテ
ン生地を扱くことになり、特にレース等の薄手のカーテ
ン生地の場合には、カーテン生地が角部に引っ掛かって
破れたり、或いは扱くときにカーテン生地が伸びた状態
でカーテンヒダを形成した場合には、正確なヒダ高さが
得られないという問題がある。
【0005】また、ヒダ谷形成ヘラをヒダ山形成ヘラの
間に押し込むときに、ヒダ形成に供するカーテン生地が
外側に位置する2つのヒダ山形成ヘラから夫々供給され
てカーテンヒダが作成されるときに、これら2つのヒダ
山形成ヘラから供給される供給量が接触抵抗の違いによ
り異なる場合が多く、カーテンヒダの形成位置が所定の
ヒダ形成ピッチに対してズレた位置に形成されるという
問題がある。更に、カーテンヒダの山数を変更するよう
な場合には、その都度ヒダ谷形成ヘラやヒダ山形成ヘラ
を取外したり、或いは取付ける作業に加えて調整作業が
必要となり、生産性が低下するという問題がある。
間に押し込むときに、ヒダ形成に供するカーテン生地が
外側に位置する2つのヒダ山形成ヘラから夫々供給され
てカーテンヒダが作成されるときに、これら2つのヒダ
山形成ヘラから供給される供給量が接触抵抗の違いによ
り異なる場合が多く、カーテンヒダの形成位置が所定の
ヒダ形成ピッチに対してズレた位置に形成されるという
問題がある。更に、カーテンヒダの山数を変更するよう
な場合には、その都度ヒダ谷形成ヘラやヒダ山形成ヘラ
を取外したり、或いは取付ける作業に加えて調整作業が
必要となり、生産性が低下するという問題がある。
【0006】本発明の目的は、カーテン生地を傷めるこ
となく、カーテンヒダの形成位置やヒダ高さや山数など
のヒダ形成寸法の精度を高めることができ且つヒダ形成
寸法を簡単に変更でき、しかも生産性を向上し得るよう
なカーテンヒダ形成装置を提供することである。
となく、カーテンヒダの形成位置やヒダ高さや山数など
のヒダ形成寸法の精度を高めることができ且つヒダ形成
寸法を簡単に変更でき、しかも生産性を向上し得るよう
なカーテンヒダ形成装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1のカーテンヒダ
形成装置は、カーテン生地の一端部分の適当間隔おきの
複数個所に順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ
形成装置において、カーテン生地の一端と直交する複数
の平行な布保持板を設け、これら複数の布保持板を、一
端側の基準布保持板を除いて、それらと直交する方向へ
移動可能に支持し、それら複数の布保持板を等間隔に離
隔させた離隔位置と、等間隔に接近させた接近位置とに
移動可能に構成し、複数の布保持板を離隔位置にしてカ
ーテン生地に押圧させてから、その押圧状態を維持した
まま複数の布保持板を接近位置に切換えることで、カー
テンヒダを形成可能に構成したものである。
形成装置は、カーテン生地の一端部分の適当間隔おきの
複数個所に順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ
形成装置において、カーテン生地の一端と直交する複数
の平行な布保持板を設け、これら複数の布保持板を、一
端側の基準布保持板を除いて、それらと直交する方向へ
移動可能に支持し、それら複数の布保持板を等間隔に離
隔させた離隔位置と、等間隔に接近させた接近位置とに
移動可能に構成し、複数の布保持板を離隔位置にしてカ
ーテン生地に押圧させてから、その押圧状態を維持した
まま複数の布保持板を接近位置に切換えることで、カー
テンヒダを形成可能に構成したものである。
【0008】複数の布保持板を等間隔に離隔させた離隔
位置に移動させた状態で、カーテン生地の一端部分を複
数の布保持板で挟持可能にセットする。そして、複数の
布保持板をカーテン生地に押圧させてから、その押圧状
態を維持したまま複数の布保持板を接近位置に切換え
る。このとき、一端側の基準布保持板以外の複数の布保
持板がその基準布保持板の方に等間隔に接近するので、
カーテン生地を弛ませることにより複数のヒダ山からな
るカーテンヒダを形成することができる。このとき、カ
ーテンヒダはその基準布保持板の位置を基準として、し
かもヒダ高さを均一化させて形成することができる。
位置に移動させた状態で、カーテン生地の一端部分を複
数の布保持板で挟持可能にセットする。そして、複数の
布保持板をカーテン生地に押圧させてから、その押圧状
態を維持したまま複数の布保持板を接近位置に切換え
る。このとき、一端側の基準布保持板以外の複数の布保
持板がその基準布保持板の方に等間隔に接近するので、
カーテン生地を弛ませることにより複数のヒダ山からな
るカーテンヒダを形成することができる。このとき、カ
ーテンヒダはその基準布保持板の位置を基準として、し
かもヒダ高さを均一化させて形成することができる。
【0009】また、カーテン生地を弛ませることでヒダ
を形成するので、カーテン生地の種類に拘わらず、カー
テン生地が破れたり伸びたりすることがなく、カーテン
ヒダの形成位置やヒダ高さなどのヒダ形成寸法の精度を
高めることができる。更に、複数の布保持板を離隔位置
へ移動させるときの等間隔を変更するだけで、ヒダ高さ
を簡単に変更でき、また基準布保持板設定位置を変更す
るだけで、カーテンヒダの形成位置を簡単に変更するこ
とができる。
を形成するので、カーテン生地の種類に拘わらず、カー
テン生地が破れたり伸びたりすることがなく、カーテン
ヒダの形成位置やヒダ高さなどのヒダ形成寸法の精度を
高めることができる。更に、複数の布保持板を離隔位置
へ移動させるときの等間隔を変更するだけで、ヒダ高さ
を簡単に変更でき、また基準布保持板設定位置を変更す
るだけで、カーテンヒダの形成位置を簡単に変更するこ
とができる。
【0010】請求項2のカーテンヒダ形成装置は、請求
項1の発明において、前記離隔位置のときの複数の布保
持板の等間隔を、カーテンヒダの高さに基づいて設定す
るものである。この場合、カーテンヒダの高さを指示す
るだけで、このヒダ高さに基づいた等間隔になるように
複数の布保持板が離隔位置に移動して、その高さのカー
テンヒダが形成されるので、ヒダ高さの変更が簡単化す
る。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
項1の発明において、前記離隔位置のときの複数の布保
持板の等間隔を、カーテンヒダの高さに基づいて設定す
るものである。この場合、カーテンヒダの高さを指示す
るだけで、このヒダ高さに基づいた等間隔になるように
複数の布保持板が離隔位置に移動して、その高さのカー
テンヒダが形成されるので、ヒダ高さの変更が簡単化す
る。その他、請求項1と同様の作用を奏する。
【0011】請求項3のカーテンヒダ形成装置は、請求
項1の発明において、前記複数の布保持板は鉛直向きに
設けられ且つ基準布保持板を除いてそれら布保持板と直
交する水平方向へ移動可能であり、これらの布保持板に
より鉛直姿勢に形成したカーテンヒダを水平姿勢に姿勢
変換してから、カーテンヒダを縫製機に供給するもので
ある。この場合には、複数の布保持板は鉛直向きなの
で、カーテン生地を水平状に配設することができ、しか
も基準布保持板以外の複数の布保持板がそれら布保持板
と直交する水平方向に移動することでカーテンヒダは鉛
直姿勢で形成されるが、水平姿勢に姿勢変換したカーテ
ンヒダを縫製機に供給されるので、縫製機で直ぐに縫製
することができる。その他、請求項1と同様の作用を奏
する。
項1の発明において、前記複数の布保持板は鉛直向きに
設けられ且つ基準布保持板を除いてそれら布保持板と直
交する水平方向へ移動可能であり、これらの布保持板に
より鉛直姿勢に形成したカーテンヒダを水平姿勢に姿勢
変換してから、カーテンヒダを縫製機に供給するもので
ある。この場合には、複数の布保持板は鉛直向きなの
で、カーテン生地を水平状に配設することができ、しか
も基準布保持板以外の複数の布保持板がそれら布保持板
と直交する水平方向に移動することでカーテンヒダは鉛
直姿勢で形成されるが、水平姿勢に姿勢変換したカーテ
ンヒダを縫製機に供給されるので、縫製機で直ぐに縫製
することができる。その他、請求項1と同様の作用を奏
する。
【0012】請求項4のカーテンヒダ形成装置は、請求
項3の発明において、前記各布保持板は、上下に対向し
上下に開閉可能で閉位置のときカーテン生地を挟持可能
な上保持板と下保持板とを有するものである。この場合
には、各布保持板は上下に対向し上下に開閉可能な上保
持板と下保持板とを有するので、これら上保持板と下保
持板とが閉位置のときにカーテン生地を確実に押圧挟持
でき、カーテン生地の種類に拘わらず、カーテンヒダ形
成を簡単化且つ確実化することができる。その他、請求
項3と同様の作用を奏する。
項3の発明において、前記各布保持板は、上下に対向し
上下に開閉可能で閉位置のときカーテン生地を挟持可能
な上保持板と下保持板とを有するものである。この場合
には、各布保持板は上下に対向し上下に開閉可能な上保
持板と下保持板とを有するので、これら上保持板と下保
持板とが閉位置のときにカーテン生地を確実に押圧挟持
でき、カーテン生地の種類に拘わらず、カーテンヒダ形
成を簡単化且つ確実化することができる。その他、請求
項3と同様の作用を奏する。
【0013】請求項5のカーテンヒダ形成装置は、請求
項4の発明において、前記複数の下保持板に相互に対応
する切欠き部が夫々形成され、これら複数の切欠き部に
カーテン生地の一端部分を下側から支持する支持部材を
設けたものである。この場合、複数の下保持板に相互に
対応して形成された切欠き部に設けられた支持部材でカ
ーテン生地の一端部分が下側から支持されるので、カー
テン生地が下側に弛むことがなく、カーテンヒダ形成の
円滑化が図れるとともに、ヒダ高さの精度を向上するこ
とができる。その他、請求項4と同様の作用を奏する。
項4の発明において、前記複数の下保持板に相互に対応
する切欠き部が夫々形成され、これら複数の切欠き部に
カーテン生地の一端部分を下側から支持する支持部材を
設けたものである。この場合、複数の下保持板に相互に
対応して形成された切欠き部に設けられた支持部材でカ
ーテン生地の一端部分が下側から支持されるので、カー
テン生地が下側に弛むことがなく、カーテンヒダ形成の
円滑化が図れるとともに、ヒダ高さの精度を向上するこ
とができる。その他、請求項4と同様の作用を奏する。
【0014】請求項6のカーテンヒダ形成装置は、請求
項3の発明において、前記各布保持板は1枚の板部材か
らなり、前記離隔位置のとき各布保持板は、カーテン生
地を載置する平滑な水平板部材に対してカーテン生地を
押圧するものである。この場合には、各布保持板を1枚
の板部材で構成して部品点数を減らすことができ、布保
持板を移動させる駆動機構を簡単化することができ、更
にカーテンヒダ形成装置を小型化することができる。そ
の他、請求項3と同様の作用を奏する。
項3の発明において、前記各布保持板は1枚の板部材か
らなり、前記離隔位置のとき各布保持板は、カーテン生
地を載置する平滑な水平板部材に対してカーテン生地を
押圧するものである。この場合には、各布保持板を1枚
の板部材で構成して部品点数を減らすことができ、布保
持板を移動させる駆動機構を簡単化することができ、更
にカーテンヒダ形成装置を小型化することができる。そ
の他、請求項3と同様の作用を奏する。
【0015】請求項7のカーテンヒダ形成装置は、請求
項4の発明において、複数組の上下の保持板を夫々支持
する複数の支持ブロックを設け、各支持ブロックに上下
の保持板の一方に対して他方を開閉駆動する開閉手段を
設けたものである。この場合には、複数組の上下の保持
板を夫々複数の支持ブロックで支持するので、上下の保
持板の支持構造を簡単化することができ、また各支持ブ
ロックに設けられた開閉手段により、上下の保持板の一
方に対して他方を開閉駆動されるので、カーテン生地の
セットや押圧挟持を簡単化することができる。その他、
請求項4と同様の作用を奏する。
項4の発明において、複数組の上下の保持板を夫々支持
する複数の支持ブロックを設け、各支持ブロックに上下
の保持板の一方に対して他方を開閉駆動する開閉手段を
設けたものである。この場合には、複数組の上下の保持
板を夫々複数の支持ブロックで支持するので、上下の保
持板の支持構造を簡単化することができ、また各支持ブ
ロックに設けられた開閉手段により、上下の保持板の一
方に対して他方を開閉駆動されるので、カーテン生地の
セットや押圧挟持を簡単化することができる。その他、
請求項4と同様の作用を奏する。
【0016】請求項8のカーテンヒダ形成装置は、請求
項7の発明において、複数の支持ブロックが相互に等間
隔を維持するようにそれら支持ブロックを連結するリン
ク機構を設けたものである。この場合には、複数の支持
ブロックはリンク機構で連結されて、相互に等間隔が常
に維持されるので、カーテンヒダを構成する各ヒダ山の
ヒダ高さを確実に均一化することができる。その他、請
求項7と同様の作用を奏する。
項7の発明において、複数の支持ブロックが相互に等間
隔を維持するようにそれら支持ブロックを連結するリン
ク機構を設けたものである。この場合には、複数の支持
ブロックはリンク機構で連結されて、相互に等間隔が常
に維持されるので、カーテンヒダを構成する各ヒダ山の
ヒダ高さを確実に均一化することができる。その他、請
求項7と同様の作用を奏する。
【0017】請求項9のカーテンヒダ形成装置は、請求
項8の発明において、複数の布保持板を離隔位置と接近
位置とに亙って移動させる為に、複数の支持ブロックの
うちの基準布保持板に対して反対側の支持ブロックを水
平方向へ往復移動可能な駆動手段を設けたものである。
この場合には、複数の支持ブロックのうちの基準布保持
板に対して反対側の支持ブロックだけを駆動手段で駆動
するだけで、複数の支持ブロックはリンク機構で連結さ
れているので、複数の布保持板は、等間隔を維持しなが
ら離隔位置と接近位置とに亙って移動することができ
る。その他、請求項8と同様の作用を奏する。
項8の発明において、複数の布保持板を離隔位置と接近
位置とに亙って移動させる為に、複数の支持ブロックの
うちの基準布保持板に対して反対側の支持ブロックを水
平方向へ往復移動可能な駆動手段を設けたものである。
この場合には、複数の支持ブロックのうちの基準布保持
板に対して反対側の支持ブロックだけを駆動手段で駆動
するだけで、複数の支持ブロックはリンク機構で連結さ
れているので、複数の布保持板は、等間隔を維持しなが
ら離隔位置と接近位置とに亙って移動することができ
る。その他、請求項8と同様の作用を奏する。
【0018】請求項10のカーテンヒダ形成装置は、請
求項7〜請求項9の何れか1項の発明において、複数の
支持ブロックのうちの基準布保持板に対して反対側の支
持ブロックの上下の保持板を不作動状態に切換え可能に
構成したものである。この場合には、複数の支持ブロッ
クのうちの基準布保持板に対して反対側の支持ブロック
の上下の保持板を不作動状態に切換えることで、ヒダ山
の数を減らしたカーテンヒダを簡単に形成することがで
きる。
求項7〜請求項9の何れか1項の発明において、複数の
支持ブロックのうちの基準布保持板に対して反対側の支
持ブロックの上下の保持板を不作動状態に切換え可能に
構成したものである。この場合には、複数の支持ブロッ
クのうちの基準布保持板に対して反対側の支持ブロック
の上下の保持板を不作動状態に切換えることで、ヒダ山
の数を減らしたカーテンヒダを簡単に形成することがで
きる。
【0019】請求項11のカーテンヒダ形成装置は、請
求項4〜請求項9の何れか1項の発明において、複数の
上保持板の間にカーテンヒダを形成する為に、カーテン
生地を下側から非接触により押し上げる押上げ手段を設
けたものである。この場合には、上下に対向する複数の
上保持板と下保持板とで、水平状にセットされたカーテ
ン生地が夫々押圧挟持されているときに、押上げ手段に
よりカーテン生地を下側から非接触により押し上げるの
で、カーテン生地を傷めることなく、複数の上保持板の
間に上向きのカーテンヒダを形成し易くなる。
求項4〜請求項9の何れか1項の発明において、複数の
上保持板の間にカーテンヒダを形成する為に、カーテン
生地を下側から非接触により押し上げる押上げ手段を設
けたものである。この場合には、上下に対向する複数の
上保持板と下保持板とで、水平状にセットされたカーテ
ン生地が夫々押圧挟持されているときに、押上げ手段に
よりカーテン生地を下側から非接触により押し上げるの
で、カーテン生地を傷めることなく、複数の上保持板の
間に上向きのカーテンヒダを形成し易くなる。
【0020】請求項12のカーテンヒダ形成装置は、請
求項11の発明において、前記押上げ手段は、カーテン
生地の下側から加圧エアを供給するように構成されたも
のである。この場合には、加圧エアをカーテン生地の下
側から供給して、複数の上保持板の間に上向きのカーテ
ンヒダを形成することになり、加圧エアを供給するだけ
の簡単な機構で、しかも上向きのカーテンヒダ形成を簡
単化することができる。その他、請求項11と同様の作
用を奏する。
求項11の発明において、前記押上げ手段は、カーテン
生地の下側から加圧エアを供給するように構成されたも
のである。この場合には、加圧エアをカーテン生地の下
側から供給して、複数の上保持板の間に上向きのカーテ
ンヒダを形成することになり、加圧エアを供給するだけ
の簡単な機構で、しかも上向きのカーテンヒダ形成を簡
単化することができる。その他、請求項11と同様の作
用を奏する。
【0021】請求項13のカーテンヒダ形成装置は、請
求項4〜請求項9の何れか1項の発明において、各上保
持板の下端部分は下端側程板厚が小さくなるテーパ状に
形成されたものである。この場合には、各上保持板の下
端部分は下端側程板厚が小さくなるテーパ状に形成され
ているので、各布保持板の間に位置するカーテン生地部
分が上側に屈曲し易くなり、上向きのカーテンヒダ形成
を確実化することができる。
求項4〜請求項9の何れか1項の発明において、各上保
持板の下端部分は下端側程板厚が小さくなるテーパ状に
形成されたものである。この場合には、各上保持板の下
端部分は下端側程板厚が小さくなるテーパ状に形成され
ているので、各布保持板の間に位置するカーテン生地部
分が上側に屈曲し易くなり、上向きのカーテンヒダ形成
を確実化することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。本実施形態は、カーテン生
地の上端部分に3つの山数からなるカーテンヒダを所定
間隔おきに順々に形成するカーテンヒダ形成装置に本発
明を適用した場合のものである。ここで、カーテンヒダ
形成装置3と、そのカーテンヒダ形成装置3から供給さ
れるカーテンヒダを順々に縫製する本縫いミシン2とで
カーテンヒダ縫製装置1が構成されており、先ず本縫い
ミシン2について説明する。
て図面を参照して説明する。本実施形態は、カーテン生
地の上端部分に3つの山数からなるカーテンヒダを所定
間隔おきに順々に形成するカーテンヒダ形成装置に本発
明を適用した場合のものである。ここで、カーテンヒダ
形成装置3と、そのカーテンヒダ形成装置3から供給さ
れるカーテンヒダを順々に縫製する本縫いミシン2とで
カーテンヒダ縫製装置1が構成されており、先ず本縫い
ミシン2について説明する。
【0023】図1〜図2、図8〜図9に示すように、移
動可能な支持テーブル10上に本縫いミシン2が設けら
れている。この本縫いミシン2は、図示外の回転釜や下
軸を設けたベッド部11と、このベッド部11から立設
された脚柱部12と、この脚柱部12から前方に延びる
アーム部13とから構成されている。アーム部13内に
は、図示外のミシンモータで駆動される上軸を介して、
縫針14を下端に取付けた針棒を上下動させる針棒上下
動機構や、天秤を上下動させる天秤上下動機構などが設
けられている。更に、アーム部13の頭部には、縫針1
4に近接させて、針支持体15(図3参照)に取付けら
れた複数の中継針16が上下動可能に支持され、この針
支持体15を所定のタイミングで上下駆動する針用エア
シリンダ17が下向きに固着されている。
動可能な支持テーブル10上に本縫いミシン2が設けら
れている。この本縫いミシン2は、図示外の回転釜や下
軸を設けたベッド部11と、このベッド部11から立設
された脚柱部12と、この脚柱部12から前方に延びる
アーム部13とから構成されている。アーム部13内に
は、図示外のミシンモータで駆動される上軸を介して、
縫針14を下端に取付けた針棒を上下動させる針棒上下
動機構や、天秤を上下動させる天秤上下動機構などが設
けられている。更に、アーム部13の頭部には、縫針1
4に近接させて、針支持体15(図3参照)に取付けら
れた複数の中継針16が上下動可能に支持され、この針
支持体15を所定のタイミングで上下駆動する針用エア
シリンダ17が下向きに固着されている。
【0024】一方、ベッド部11には、カーテン生地5
に形成されたカーテンヒダ6を押圧する押え足18を、
押圧位置とそれよりも上側の退避位置とに切換え駆動す
る押え足駆動機構19が設けられている。更に、カーテ
ンヒダ6を縫製する為に、X方向(左右方向)に移動さ
せるX方向送り板20とY方向(前後方向)に移動させ
るY方向送り板(図示略)とが設けられ、これらX方向
送り板20とY方向送り板とは図示外の送り駆動機構に
より縫製データに基づいて夫々独立に駆動される。更
に、ベッド部11上には、図3、図8〜図9に示すよう
に、縫製完了したカーテンヒダ6をベッド部11の前端
へ押し出して排出する屈曲形成された排出板21が設け
られ、この排出板21を前方へ押し出し駆動する排出用
エアシリンダ22が設けられている。
に形成されたカーテンヒダ6を押圧する押え足18を、
押圧位置とそれよりも上側の退避位置とに切換え駆動す
る押え足駆動機構19が設けられている。更に、カーテ
ンヒダ6を縫製する為に、X方向(左右方向)に移動さ
せるX方向送り板20とY方向(前後方向)に移動させ
るY方向送り板(図示略)とが設けられ、これらX方向
送り板20とY方向送り板とは図示外の送り駆動機構に
より縫製データに基づいて夫々独立に駆動される。更
に、ベッド部11上には、図3、図8〜図9に示すよう
に、縫製完了したカーテンヒダ6をベッド部11の前端
へ押し出して排出する屈曲形成された排出板21が設け
られ、この排出板21を前方へ押し出し駆動する排出用
エアシリンダ22が設けられている。
【0025】次に、カーテン生地5の上端部分の所定間
隔おきの複数個所に順々にカーテンヒダ6を形成するカ
ーテンヒダ形成装置3について、図1〜図2、図4〜図
18に基づいて説明する。カーテンヒダ形成装置3は、
複数の布保持板55〜58を等間隔に接近させてカーテ
ン生地5にカーテンヒダ6を順々に鉛直姿勢に形成する
カーテンヒダ形成機構25と、このカーテンヒダ形成機
構25を水平状態から鉛直状態に起立回動させる回動機
構65と、これらカーテンヒダ形成機構25と回動機構
65とを前後方向に移動させる前後移動機構75と、こ
れらカーテンヒダ形成機構25と回動機構65と前後移
動機構75とを左右方向に移動させる左右移動機構90
とからなる3層構造に構成されている。
隔おきの複数個所に順々にカーテンヒダ6を形成するカ
ーテンヒダ形成装置3について、図1〜図2、図4〜図
18に基づいて説明する。カーテンヒダ形成装置3は、
複数の布保持板55〜58を等間隔に接近させてカーテ
ン生地5にカーテンヒダ6を順々に鉛直姿勢に形成する
カーテンヒダ形成機構25と、このカーテンヒダ形成機
構25を水平状態から鉛直状態に起立回動させる回動機
構65と、これらカーテンヒダ形成機構25と回動機構
65とを前後方向に移動させる前後移動機構75と、こ
れらカーテンヒダ形成機構25と回動機構65と前後移
動機構75とを左右方向に移動させる左右移動機構90
とからなる3層構造に構成されている。
【0026】先ず、カーテンヒダ形成機構25について
説明すると、平面視略矩形状の基板26が前後方向向き
に水平に配設され、この基板26の前後両端部に夫々取
付けられた鉛直壁部26a,26bに亙って左右に1対
のガイド軸27が前後方向に平行且つ水平に配設され、
これらガイド軸27には、鉛直壁部26bを支持ブロッ
クとして、4つの支持ブロック26b,28〜30が、
支持ブロック26bを除いて夫々前後動可能に支持され
ている。各支持ブロック29〜30は、ガイド軸27に
外嵌する1対のブロック28a,29a,30aを連結
板28b,29b,30bで夫々一体的に連結したもの
である。そして、支持ブロック26b,28〜30の各
々は、4つのリンク板32〜35を順次連結させたリン
ク機構31を連結板28b,29b,30bに枢着させ
ることで、連動して前後に移動可能に構成されている。
説明すると、平面視略矩形状の基板26が前後方向向き
に水平に配設され、この基板26の前後両端部に夫々取
付けられた鉛直壁部26a,26bに亙って左右に1対
のガイド軸27が前後方向に平行且つ水平に配設され、
これらガイド軸27には、鉛直壁部26bを支持ブロッ
クとして、4つの支持ブロック26b,28〜30が、
支持ブロック26bを除いて夫々前後動可能に支持され
ている。各支持ブロック29〜30は、ガイド軸27に
外嵌する1対のブロック28a,29a,30aを連結
板28b,29b,30bで夫々一体的に連結したもの
である。そして、支持ブロック26b,28〜30の各
々は、4つのリンク板32〜35を順次連結させたリン
ク機構31を連結板28b,29b,30bに枢着させ
ることで、連動して前後に移動可能に構成されている。
【0027】即ち、支持ブロック26bに取付けたモー
タ取付け板36にリンク板32の後端部を枢着し、支持
ブロック28にリンク板33の中央部を枢着し、支持ブ
ロック29bにリンク板34の中央部を枢着し、更に支
持ブロック30にリンク板35の前端部を枢着してい
る。そして、モータ取付け板36に取付けられたヒダ形
成用駆動モータ37のモータ軸に固着された駆動プーリ
38と、基板26の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト39に回転可能に枢支された従動プーリ40とに亙っ
てタイミングベルト41が掛け渡され、そのタイミング
ベルト41は固定金具42により支持ブロック対30に
固定されている。ここで、これらヒダ形成用駆動モータ
37、ガイド軸27、タイミングベルト41、両プーリ
38,40などで駆動手段が構成されている。
タ取付け板36にリンク板32の後端部を枢着し、支持
ブロック28にリンク板33の中央部を枢着し、支持ブ
ロック29bにリンク板34の中央部を枢着し、更に支
持ブロック30にリンク板35の前端部を枢着してい
る。そして、モータ取付け板36に取付けられたヒダ形
成用駆動モータ37のモータ軸に固着された駆動プーリ
38と、基板26の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト39に回転可能に枢支された従動プーリ40とに亙っ
てタイミングベルト41が掛け渡され、そのタイミング
ベルト41は固定金具42により支持ブロック対30に
固定されている。ここで、これらヒダ形成用駆動モータ
37、ガイド軸27、タイミングベルト41、両プーリ
38,40などで駆動手段が構成されている。
【0028】ヒダ形成用駆動モータ37が回転駆動され
ると、両プーリ38,40とタイミングベルト41とを
介して支持ブロック30が前方又は後方に移動するのと
同時に、リンク機構31を介して各支持ブロック28,
28も同時に同期して前方又は後方に移動する。ところ
で、前記支持ブロック26bには、左方向きで鉛直状の
基準上保持板45の基端部が取付けられ、支持ブロック
28には同様の上保持板46の基端部が取付けられ、支
持ブロック29には同様の上保持板47の基端部が取付
けられ、支持ブロック30には同様の上保持板48の基
端部が取付けられている。
ると、両プーリ38,40とタイミングベルト41とを
介して支持ブロック30が前方又は後方に移動するのと
同時に、リンク機構31を介して各支持ブロック28,
28も同時に同期して前方又は後方に移動する。ところ
で、前記支持ブロック26bには、左方向きで鉛直状の
基準上保持板45の基端部が取付けられ、支持ブロック
28には同様の上保持板46の基端部が取付けられ、支
持ブロック29には同様の上保持板47の基端部が取付
けられ、支持ブロック30には同様の上保持板48の基
端部が取付けられている。
【0029】即ち、リンク機構31を介してこれら支持
ブロック28〜30の各々が同時に同期して前方又は後
方に移動することにより、本縫いミシン2に最も近い基
準上保持板45の水平方向位置を固定した状態で、それ
以外の上保持板46〜48が等間隔に前方に移動しなが
ら離隔する一方、等間隔に後方に移動しながら接近す
る。ところで、図6に示すように、各支持ブロック26
b,28〜30には、取付け部材60を介して下向きの
開閉用エアシリンダ61(開閉手段に相当する)が夫々
固定されており、その開閉用エアシリンダ61のピスト
ンロッドの下端部には、左方向きで鉛直の下保持板51
〜53の基端部が夫々取付けられるとともに、支持ブロ
ック26bに下向きに取付けた開閉用エアシリンダ61
のピストンロッドの下端部にも同様の基準下保持板50
の基端部が取付けられている。
ブロック28〜30の各々が同時に同期して前方又は後
方に移動することにより、本縫いミシン2に最も近い基
準上保持板45の水平方向位置を固定した状態で、それ
以外の上保持板46〜48が等間隔に前方に移動しなが
ら離隔する一方、等間隔に後方に移動しながら接近す
る。ところで、図6に示すように、各支持ブロック26
b,28〜30には、取付け部材60を介して下向きの
開閉用エアシリンダ61(開閉手段に相当する)が夫々
固定されており、その開閉用エアシリンダ61のピスト
ンロッドの下端部には、左方向きで鉛直の下保持板51
〜53の基端部が夫々取付けられるとともに、支持ブロ
ック26bに下向きに取付けた開閉用エアシリンダ61
のピストンロッドの下端部にも同様の基準下保持板50
の基端部が取付けられている。
【0030】このとき、各下保持板50〜53と各上保
持板45〜48とは上下に対向状に位置し、しかも各上
保持板45〜48の下端面と各下保持板50〜53の上
端面とが水平に合致してカーテン生地5を均等に挟持可
能になっており、各開閉用エアシリンダ61が進出駆動
されたときには、各下保持板50〜53を各上保持板4
5〜48に対して下方へ駆動、つまり開駆動され、この
ときにカーテン生地5がこれら上保持板45〜48と下
保持板50〜53の間にセットされ、各開閉用エアシリ
ンダ61が退入駆動されたときには、各下保持板50〜
53を各上保持板45〜48に対して上方へ駆動、つま
り閉駆動され、対向する各上保持板45〜48と各下保
持板50〜53とでカーテン生地5のヒダ形成部分を上
下方向から同時に挟持可能になっている。ここで、対向
する上保持板45〜48と下保持板50〜53とで布保
持板55〜58が構成されている。
持板45〜48とは上下に対向状に位置し、しかも各上
保持板45〜48の下端面と各下保持板50〜53の上
端面とが水平に合致してカーテン生地5を均等に挟持可
能になっており、各開閉用エアシリンダ61が進出駆動
されたときには、各下保持板50〜53を各上保持板4
5〜48に対して下方へ駆動、つまり開駆動され、この
ときにカーテン生地5がこれら上保持板45〜48と下
保持板50〜53の間にセットされ、各開閉用エアシリ
ンダ61が退入駆動されたときには、各下保持板50〜
53を各上保持板45〜48に対して上方へ駆動、つま
り閉駆動され、対向する各上保持板45〜48と各下保
持板50〜53とでカーテン生地5のヒダ形成部分を上
下方向から同時に挟持可能になっている。ここで、対向
する上保持板45〜48と下保持板50〜53とで布保
持板55〜58が構成されている。
【0031】そして、図7(a)に示すように、各布保
持板55〜58でカーテン生地5を押圧状態に維持した
状態のときに、ヒダ形成用駆動モータ37が所定回転方
向に駆動されたときには、前述したように、各支持ブロ
ック28〜30が同期して前方に移動することにより、
各布保持板56〜58が等間隔に前方に移動するとき
に、各布保持板55〜58の間に位置するカーテン生地
部分に、同じ高さを有する3つのヒダ山からなるカーテ
ンヒダ6が上向きの鉛直姿勢で形成されることになる。
ところで、図7(b)に示すように、最前側の開閉用エ
アシリンダ61だけを駆動させないで、最前側の下保持
板53だけを下げた状態にするだけで、2つのヒダ山か
らなるカーテンヒダ6Aを形成することができる。
持板55〜58でカーテン生地5を押圧状態に維持した
状態のときに、ヒダ形成用駆動モータ37が所定回転方
向に駆動されたときには、前述したように、各支持ブロ
ック28〜30が同期して前方に移動することにより、
各布保持板56〜58が等間隔に前方に移動するとき
に、各布保持板55〜58の間に位置するカーテン生地
部分に、同じ高さを有する3つのヒダ山からなるカーテ
ンヒダ6が上向きの鉛直姿勢で形成されることになる。
ところで、図7(b)に示すように、最前側の開閉用エ
アシリンダ61だけを駆動させないで、最前側の下保持
板53だけを下げた状態にするだけで、2つのヒダ山か
らなるカーテンヒダ6Aを形成することができる。
【0032】ここで、カーテンヒダ6を形成したときの
各支持ブロック26b,28〜30の位置、つまり支持
ブロック30の原点位置を検出する原点位置センサ62
(図5参照)が基板26上に設けられている。ところ
で、図7(a)に示すように、各上保持板45〜48の
下端部分は、下端側程板厚が小さくなるテーパ状に形成
されているので、各上保持板45〜48の間に位置する
カーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、上向きのカ
ーテンヒダ形成を確実化することができる。
各支持ブロック26b,28〜30の位置、つまり支持
ブロック30の原点位置を検出する原点位置センサ62
(図5参照)が基板26上に設けられている。ところ
で、図7(a)に示すように、各上保持板45〜48の
下端部分は、下端側程板厚が小さくなるテーパ状に形成
されているので、各上保持板45〜48の間に位置する
カーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、上向きのカ
ーテンヒダ形成を確実化することができる。
【0033】次に、カーテンヒダ形成機構25を水平状
態から90°回動させて起立させる回動機構65につい
て説明する。図1、図2、図10〜図13に示すよう
に、基板26の後端部に前後方向向きの支持部材66が
固着され、この支持部材66の前端部は、後述する水平
な支持板79の後端部に取付けた支持部材73に左右方
向向きの枢支ピン67を介して回動可能に枢支されると
ともに、支持部材66の後端部に下向きの回動レバー6
8の上端部が固着されている。更に、回動レバー68の
下端部には、後方向きに配設された回動用エアシリンダ
69のピストンロッドの先端部が連結金具70を介して
連結され、その回動用エアシリンダ69の後端部は、支
持板79の前端部に枢支ブラケット71を介して連結さ
れている。
態から90°回動させて起立させる回動機構65につい
て説明する。図1、図2、図10〜図13に示すよう
に、基板26の後端部に前後方向向きの支持部材66が
固着され、この支持部材66の前端部は、後述する水平
な支持板79の後端部に取付けた支持部材73に左右方
向向きの枢支ピン67を介して回動可能に枢支されると
ともに、支持部材66の後端部に下向きの回動レバー6
8の上端部が固着されている。更に、回動レバー68の
下端部には、後方向きに配設された回動用エアシリンダ
69のピストンロッドの先端部が連結金具70を介して
連結され、その回動用エアシリンダ69の後端部は、支
持板79の前端部に枢支ブラケット71を介して連結さ
れている。
【0034】即ち、カーテンヒダ形成機構25がカーテ
ンヒダ6を形成可能なように水平状態のときには、回動
用エアシリンダ69が進出駆動されている。そして、鉛
直姿勢で形成したカーテンヒダ6を水平姿勢に姿勢変換
するときには、回動用エアシリンダ69の退入駆動によ
り、ピストンロッドを介して回動レバー68の下端部が
前方に引っ張られることから、カーテンヒダ形成機構2
5は、これら回動レバー68と支持部材66とを介して
枢支ピン67を回動中心として回動することになり、図
11に示すように時計回り方向に90°回動して起立す
る一方、回動用エアシリンダ69が進出駆動されたとき
には、図10に示す元の水平なヒダ形成位置に回動復帰
する。ここで、支持板79に取付けたアブソーバ72に
より、カーテンヒダ形成機構25の回動復帰するときの
衝撃が吸収させるとともに、水平なヒダ形成位置に位置
決めするようになっている。
ンヒダ6を形成可能なように水平状態のときには、回動
用エアシリンダ69が進出駆動されている。そして、鉛
直姿勢で形成したカーテンヒダ6を水平姿勢に姿勢変換
するときには、回動用エアシリンダ69の退入駆動によ
り、ピストンロッドを介して回動レバー68の下端部が
前方に引っ張られることから、カーテンヒダ形成機構2
5は、これら回動レバー68と支持部材66とを介して
枢支ピン67を回動中心として回動することになり、図
11に示すように時計回り方向に90°回動して起立す
る一方、回動用エアシリンダ69が進出駆動されたとき
には、図10に示す元の水平なヒダ形成位置に回動復帰
する。ここで、支持板79に取付けたアブソーバ72に
より、カーテンヒダ形成機構25の回動復帰するときの
衝撃が吸収させるとともに、水平なヒダ形成位置に位置
決めするようになっている。
【0035】次に、カーテンヒダ形成機構25と回動機
構65とを前後方向に移動させる前後移動機構75につ
いて、図10〜図13に基づいて説明する。この前後移
動機構75は、カーテンヒダ形成機構25を、図11に
示すように、実線で示すヒダ形成位置から2点鎖線で示
す縫製位置に前進させて、中継針16へ受渡しした後、
元のヒダ形成位置に後退させるようになっている。前後
方向に長い矩形状の前後移動用ベース板76の前後両端
部に夫々取付けられた鉛直壁部76a,76bに亙って
上下に1対のガイド軸77が前後方向に平行且つ水平に
配設され、これらガイド軸77には支持ブロック78が
前後動可能に支持されている。この支持ブロック78
は、ガイド軸77に外嵌する1対のブロック78aを連
結板78bで夫々一体的に連結したものである。
構65とを前後方向に移動させる前後移動機構75につ
いて、図10〜図13に基づいて説明する。この前後移
動機構75は、カーテンヒダ形成機構25を、図11に
示すように、実線で示すヒダ形成位置から2点鎖線で示
す縫製位置に前進させて、中継針16へ受渡しした後、
元のヒダ形成位置に後退させるようになっている。前後
方向に長い矩形状の前後移動用ベース板76の前後両端
部に夫々取付けられた鉛直壁部76a,76bに亙って
上下に1対のガイド軸77が前後方向に平行且つ水平に
配設され、これらガイド軸77には支持ブロック78が
前後動可能に支持されている。この支持ブロック78
は、ガイド軸77に外嵌する1対のブロック78aを連
結板78bで夫々一体的に連結したものである。
【0036】更に、その支持ブロック78の上端に水平
な支持板79が取付けられている。そして、前後移動用
ベース板76の後端部に取付けられた前後用駆動モータ
80のモータ軸に固着された駆動プーリ81と、前後移
動用ベース板76の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト82に回転可能に枢支された従動プーリとに亙ってタ
イミングベルト83が掛け渡され、そのタイミングベル
ト83は固定金具84により支持ブロック78に固定さ
れている。ここで、カーテンヒダ6を形成するときのカ
ーテンヒダ形成機構25の前後方向における原点位置を
検出する原点位置センサ85が、鉛直壁部76a,76
b亙って設けられた側板86に設けられている。
な支持板79が取付けられている。そして、前後移動用
ベース板76の後端部に取付けられた前後用駆動モータ
80のモータ軸に固着された駆動プーリ81と、前後移
動用ベース板76の前端部に取付けられた支持ブラケッ
ト82に回転可能に枢支された従動プーリとに亙ってタ
イミングベルト83が掛け渡され、そのタイミングベル
ト83は固定金具84により支持ブロック78に固定さ
れている。ここで、カーテンヒダ6を形成するときのカ
ーテンヒダ形成機構25の前後方向における原点位置を
検出する原点位置センサ85が、鉛直壁部76a,76
b亙って設けられた側板86に設けられている。
【0037】前後用駆動モータ80が回転駆動される
と、タイミングベルト83を介して支持ブロック78が
前方又は後方に移動するのと同時に、支持板79が前後
方向に移動するので、この支持板79上に設けられたカ
ーテンヒダ形成機構25が前後方向に移動される。次
に、カーテンヒダ形成機構25と前後移動機構75とを
左右方向に移動させる左右移動機構90について、図9
〜図16に基づいて説明する。
と、タイミングベルト83を介して支持ブロック78が
前方又は後方に移動するのと同時に、支持板79が前後
方向に移動するので、この支持板79上に設けられたカ
ーテンヒダ形成機構25が前後方向に移動される。次
に、カーテンヒダ形成機構25と前後移動機構75とを
左右方向に移動させる左右移動機構90について、図9
〜図16に基づいて説明する。
【0038】この左右移動機構90は、カーテンヒダ形
成機構25を、図13に実線で示すように、カーテンヒ
ダ6を形成した後に中継針16へ受渡ししてから、4つ
の布保持板55〜58を右方に退避移動させる為に2点
鎖線で示す退避位置に退避移動するとともに、カーテン
ヒダ6の縫製に同期させて左右方向に移動するようにな
っている。支持テーブル10上に設けられた矩形状の左
右移動用ベース板91の左右両端部に夫々取付けられた
鉛直壁部91a,91bに亙って前後に1対のガイド軸
92が左右方向に平行且つ水平に配設され、これらガイ
ド軸92には2つの支持ブロック93,94が左右動可
能に夫々支持されている。
成機構25を、図13に実線で示すように、カーテンヒ
ダ6を形成した後に中継針16へ受渡ししてから、4つ
の布保持板55〜58を右方に退避移動させる為に2点
鎖線で示す退避位置に退避移動するとともに、カーテン
ヒダ6の縫製に同期させて左右方向に移動するようにな
っている。支持テーブル10上に設けられた矩形状の左
右移動用ベース板91の左右両端部に夫々取付けられた
鉛直壁部91a,91bに亙って前後に1対のガイド軸
92が左右方向に平行且つ水平に配設され、これらガイ
ド軸92には2つの支持ブロック93,94が左右動可
能に夫々支持されている。
【0039】この支持ブロック93は、ガイド軸92に
外嵌する1対のブロック93aを連結板93bで夫々一
体的に連結したものであり、支持ブロック93には前後
移動用ベース板76が載置固定されている。支持ブロッ
ク94は、ガイド軸92に外嵌する1対のブロック94
aを連結板94bで夫々一体的に連結したものである。
そして、左右移動用ベース板91の右端部に取付けられ
た左右用駆動モータ95のモータ軸に固着された駆動プ
ーリ96と、左右移動用ベース板91の左端部に取付け
られた支持ブラケット97に回転可能に枢支された従動
プーリ98とに亙ってタイミングベルト99が掛け渡さ
れ、そのタイミングベルト99は固定金具100により
支持ブロック94に固定されている。
外嵌する1対のブロック93aを連結板93bで夫々一
体的に連結したものであり、支持ブロック93には前後
移動用ベース板76が載置固定されている。支持ブロッ
ク94は、ガイド軸92に外嵌する1対のブロック94
aを連結板94bで夫々一体的に連結したものである。
そして、左右移動用ベース板91の右端部に取付けられ
た左右用駆動モータ95のモータ軸に固着された駆動プ
ーリ96と、左右移動用ベース板91の左端部に取付け
られた支持ブラケット97に回転可能に枢支された従動
プーリ98とに亙ってタイミングベルト99が掛け渡さ
れ、そのタイミングベルト99は固定金具100により
支持ブロック94に固定されている。
【0040】ところで、図14〜図16に示すように、
前記支持ブロック94の連結板94bの左端部から下方
に延びる取付け板101に、左右方向向きに配設された
退避用エアシリンダ102のピストンロッドの先端部が
フローティングジョイント105を介して連結されると
ともに、その退避用エアシリンダ102の基端部は、支
持ブロック93の連結板93bに取付けた支持板103
の右端部に連結されている。ここで、カーテンヒダ6を
形成するときの支持ブロック94の左右方向における原
点位置を検出する原点位置センサ104が左右移動用ベ
ース板91に設けられている。これにより、左右用駆動
モータ95が回転駆動されると、両プーリ96,98と
タイミングベルト99とを介して支持ブロック94が左
方又は右方に移動されるとともに、退避用エアシリンダ
102を介して支持ブロック93も同時に左方又は右方
に移動されるので、カーテンヒダ形成機構25と前後移
動機構75とが同時に左右方向に移動される。
前記支持ブロック94の連結板94bの左端部から下方
に延びる取付け板101に、左右方向向きに配設された
退避用エアシリンダ102のピストンロッドの先端部が
フローティングジョイント105を介して連結されると
ともに、その退避用エアシリンダ102の基端部は、支
持ブロック93の連結板93bに取付けた支持板103
の右端部に連結されている。ここで、カーテンヒダ6を
形成するときの支持ブロック94の左右方向における原
点位置を検出する原点位置センサ104が左右移動用ベ
ース板91に設けられている。これにより、左右用駆動
モータ95が回転駆動されると、両プーリ96,98と
タイミングベルト99とを介して支持ブロック94が左
方又は右方に移動されるとともに、退避用エアシリンダ
102を介して支持ブロック93も同時に左方又は右方
に移動されるので、カーテンヒダ形成機構25と前後移
動機構75とが同時に左右方向に移動される。
【0041】ここで、左右移動機構90をカーテンヒダ
6の縫製に同期させて左右方向へ移動させる左右移動制
御について簡単に説明すると、図1、図8、図10に示
すように、前記支持ブロック94に連結された連結ロッ
ド110が後方に延び、その連結ロッド110の先端部
に細長い遮光板111が上向きに取付けられている。一
方、前記X方向送り板20の右端部には1対の光学式X
方向検出センサ112が、その遮光板111で検出光が
遮光されるように左右に隣接させて設けられている。そ
して、カーテンヒダ6の縫製時にX方向送り板20が左
右方向に移動するときに、これら1対のX方向検出セン
サ112が常に遮光板111で遮光されるように左右用
駆動モータ95を正転駆動或いは逆転駆動することで、
カーテン生地5とカーテンヒダ形成装置3とを同期させ
て左右方向に移動可能になっている。
6の縫製に同期させて左右方向へ移動させる左右移動制
御について簡単に説明すると、図1、図8、図10に示
すように、前記支持ブロック94に連結された連結ロッ
ド110が後方に延び、その連結ロッド110の先端部
に細長い遮光板111が上向きに取付けられている。一
方、前記X方向送り板20の右端部には1対の光学式X
方向検出センサ112が、その遮光板111で検出光が
遮光されるように左右に隣接させて設けられている。そ
して、カーテンヒダ6の縫製時にX方向送り板20が左
右方向に移動するときに、これら1対のX方向検出セン
サ112が常に遮光板111で遮光されるように左右用
駆動モータ95を正転駆動或いは逆転駆動することで、
カーテン生地5とカーテンヒダ形成装置3とを同期させ
て左右方向に移動可能になっている。
【0042】次に、支持ブロック94を介してカーテン
ヒダ形成機構25と同期して左右方向へ移動されるとと
もに、カーテンヒダ形成機構25に対して上下動及び前
後動可能な作業テーブル115について説明する。図8
〜図9、図12、図17〜図18に示すように、支持ブ
ロック94には、固定板116が水平に取付けられ、そ
の固定板116には左方へ延びる前後に1対の支持部材
117の基端部が固着され、その支持部材117の左端
部には、4つの支柱118が立設され、これら支柱11
8に下段板119が水平に取付けられ、この下段板11
9に作業テーブル115を上下動させるテーブル用エア
シリンダ120が上向きに固定され、このテーブル用エ
アシリンダ120のピストンロッドの先端には中段板1
21が水平に固定されている。ここで、作業テーブル1
15を水平状態で上下動可能なように、下段板119に
取付けた1対のガイドユニット122に、中段板121
から下向きに延びるガイドピン123が夫々上下動可能
に嵌入している。
ヒダ形成機構25と同期して左右方向へ移動されるとと
もに、カーテンヒダ形成機構25に対して上下動及び前
後動可能な作業テーブル115について説明する。図8
〜図9、図12、図17〜図18に示すように、支持ブ
ロック94には、固定板116が水平に取付けられ、そ
の固定板116には左方へ延びる前後に1対の支持部材
117の基端部が固着され、その支持部材117の左端
部には、4つの支柱118が立設され、これら支柱11
8に下段板119が水平に取付けられ、この下段板11
9に作業テーブル115を上下動させるテーブル用エア
シリンダ120が上向きに固定され、このテーブル用エ
アシリンダ120のピストンロッドの先端には中段板1
21が水平に固定されている。ここで、作業テーブル1
15を水平状態で上下動可能なように、下段板119に
取付けた1対のガイドユニット122に、中段板121
から下向きに延びるガイドピン123が夫々上下動可能
に嵌入している。
【0043】更に、その中段板121には前後方向向き
の1対のレール部材126が取付けられ、作業テーブル
115の下面に取り付けられた上段板125に固着した
スライダー124がこれらレール部材126に前後移動
可能に係合している。そして、作業テーブル115を2
段階に前後動させる為に、中段板121に固着した支持
金具127により第1エアシリンダ129が支持され、
その第1エアシリンダ129のピストンロッド129a
の先端部に取付けた支持金具130で第2エアシリンダ
131が支持され、その第2エアシリンダ131のピス
トンロッド131aの先端部は上段板125に固定した
鉛直壁132に連結されている。
の1対のレール部材126が取付けられ、作業テーブル
115の下面に取り付けられた上段板125に固着した
スライダー124がこれらレール部材126に前後移動
可能に係合している。そして、作業テーブル115を2
段階に前後動させる為に、中段板121に固着した支持
金具127により第1エアシリンダ129が支持され、
その第1エアシリンダ129のピストンロッド129a
の先端部に取付けた支持金具130で第2エアシリンダ
131が支持され、その第2エアシリンダ131のピス
トンロッド131aの先端部は上段板125に固定した
鉛直壁132に連結されている。
【0044】テーブル用エアシリンダ120が進出駆動
されたときには中段板121が上昇するので、スライダ
ー124及びレール部材126によるスライド機構と上
段板125とを介して作業テーブル115が所定の高さ
位置まで上昇するとともに、テーブル用エアシリンダ1
20の退入駆動により作業テーブル115が退避の為に
下降する。一方、第2エアシリンダ131が退入駆動さ
れたときには、作業テーブル115は図17に2点鎖線
115Aで示す位置まで前方に移動し、この状態で第1
エアシリンダ129が退入駆動されたときには、作業テ
ーブル115は2点鎖線115Bで示す位置まで前方に
更に移動する。
されたときには中段板121が上昇するので、スライダ
ー124及びレール部材126によるスライド機構と上
段板125とを介して作業テーブル115が所定の高さ
位置まで上昇するとともに、テーブル用エアシリンダ1
20の退入駆動により作業テーブル115が退避の為に
下降する。一方、第2エアシリンダ131が退入駆動さ
れたときには、作業テーブル115は図17に2点鎖線
115Aで示す位置まで前方に移動し、この状態で第1
エアシリンダ129が退入駆動されたときには、作業テ
ーブル115は2点鎖線115Bで示す位置まで前方に
更に移動する。
【0045】ところで、図4、図17に示すように、作
業テーブル115を切欠いて形成したヒダ形成部115
aには、供給されたカーテン生地5を下側から支持する
左右2本の支持パイプ133(支持部材に相当する)
が、布保持板55〜58の移動方向と同様の前後方向向
きに配設され、その前端部が夫々作業テーブル115に
固定されている。これら支持パイプ133は、下保持板
50〜53の各々の上端部に相互に対応するように形成
された切欠き部54に嵌まり込むことで、ヒダ形成に支
障を来さないようになっている。更に、これら支持パイ
プ133の上面には、微少な複数のエア吹き出し穴13
3aが直線状に形成されており、図7(a)に示すよう
に、支持パイプ133内に図示外の加圧供給源から供給
された加圧エアがこれらエア吹き出し穴133aから上
向きに吹き出して、カーテン生地5を下側から押し上げ
ることで、カーテンヒダ6を極力上側に形成し得るよう
になっている。ここで、加圧供給源や複数のエア吹き出
し穴133aを形成した支持パイプ133などで押上げ
手段が構成されている。
業テーブル115を切欠いて形成したヒダ形成部115
aには、供給されたカーテン生地5を下側から支持する
左右2本の支持パイプ133(支持部材に相当する)
が、布保持板55〜58の移動方向と同様の前後方向向
きに配設され、その前端部が夫々作業テーブル115に
固定されている。これら支持パイプ133は、下保持板
50〜53の各々の上端部に相互に対応するように形成
された切欠き部54に嵌まり込むことで、ヒダ形成に支
障を来さないようになっている。更に、これら支持パイ
プ133の上面には、微少な複数のエア吹き出し穴13
3aが直線状に形成されており、図7(a)に示すよう
に、支持パイプ133内に図示外の加圧供給源から供給
された加圧エアがこれらエア吹き出し穴133aから上
向きに吹き出して、カーテン生地5を下側から押し上げ
ることで、カーテンヒダ6を極力上側に形成し得るよう
になっている。ここで、加圧供給源や複数のエア吹き出
し穴133aを形成した支持パイプ133などで押上げ
手段が構成されている。
【0046】ここで、前述したように、カーテンヒダ形
成機構25を90°起立回動させるときには、カーテン
ヒダ6の形成位置に応じて第1・第2エアシリンダ12
9,131を選択的に又は組み合わせて駆動させて作業
テーブル115を前方へ2段階に移動させることで、回
動時に邪魔になる支持パイプ133を同時に前方へ確実
に退避移動でき、しかもその退避したときに、カーテン
ヒダ6に連なるカーテン生地5が下側に弛まないように
なっている。
成機構25を90°起立回動させるときには、カーテン
ヒダ6の形成位置に応じて第1・第2エアシリンダ12
9,131を選択的に又は組み合わせて駆動させて作業
テーブル115を前方へ2段階に移動させることで、回
動時に邪魔になる支持パイプ133を同時に前方へ確実
に退避移動でき、しかもその退避したときに、カーテン
ヒダ6に連なるカーテン生地5が下側に弛まないように
なっている。
【0047】次に、カーテンヒダ6の縫製に際してカー
テン生地5をクランプするクランプ機構135につい
て、図12、図17〜図18に基づいて説明する。前記
支持ブロック94の後端部上に、後述する上下両クラン
プ142,143を左右方向に移動させる左右用エアシ
リンダ136が左方向きに取付けられ、その左右用エア
シリンダ136のピストンロッドの先端部が、支持ブロ
ック94に左右方向スライド可能に支持されたスライド
板137に連結され、このスライド板137に連結され
た支持板138に、上下両クランプ142,143を上
下方向に移動させる上下用エアシリンダ139が上方向
きに取付けられている。
テン生地5をクランプするクランプ機構135につい
て、図12、図17〜図18に基づいて説明する。前記
支持ブロック94の後端部上に、後述する上下両クラン
プ142,143を左右方向に移動させる左右用エアシ
リンダ136が左方向きに取付けられ、その左右用エア
シリンダ136のピストンロッドの先端部が、支持ブロ
ック94に左右方向スライド可能に支持されたスライド
板137に連結され、このスライド板137に連結され
た支持板138に、上下両クランプ142,143を上
下方向に移動させる上下用エアシリンダ139が上方向
きに取付けられている。
【0048】その上下用エアシリンダ139のピストン
ロッド139aの先端部に連結された連結板140の上
端部にクランプ用エアシリンダ141が上下向きに固定
されている。このクランプ用エアシリンダ141は複動
型であり、上側の上ピストンロッド141aと下側の下
ピストンロッド141bとを同時に進出駆動又は退入駆
動できるようになっている。そして、上ピストンロッド
141aに上クランプ142が固着され、下ピストンロ
ッド141bに下クランプ143が固着されている。ク
ランプ用エアシリンダ141が退入駆動されたときに
は、これら上下両クランプ142,143でカーテン生
地5をクランプする一方、進出駆動されたときには、そ
のクランプ作動が解除される。
ロッド139aの先端部に連結された連結板140の上
端部にクランプ用エアシリンダ141が上下向きに固定
されている。このクランプ用エアシリンダ141は複動
型であり、上側の上ピストンロッド141aと下側の下
ピストンロッド141bとを同時に進出駆動又は退入駆
動できるようになっている。そして、上ピストンロッド
141aに上クランプ142が固着され、下ピストンロ
ッド141bに下クランプ143が固着されている。ク
ランプ用エアシリンダ141が退入駆動されたときに
は、これら上下両クランプ142,143でカーテン生
地5をクランプする一方、進出駆動されたときには、そ
のクランプ作動が解除される。
【0049】一方、上下用エアシリンダ139が退入駆
動されたときには、上下両クランプ142,143が下
降するので、布保持板55〜58が中継針16の方へ移
動するときに邪魔になることがなく、また左右用エアシ
リンダ136の退入駆動により、スライド板137を介
して上下両クランプ142,143を右方へ退避させる
ことができる。次に、カーテンヒダ形成装置3の作動に
ついて、図19〜図21に示す模式図に基づいて説明す
る。
動されたときには、上下両クランプ142,143が下
降するので、布保持板55〜58が中継針16の方へ移
動するときに邪魔になることがなく、また左右用エアシ
リンダ136の退入駆動により、スライド板137を介
して上下両クランプ142,143を右方へ退避させる
ことができる。次に、カーテンヒダ形成装置3の作動に
ついて、図19〜図21に示す模式図に基づいて説明す
る。
【0050】先ず、図19(a)に示すように、カーテ
ン生地5をセットするのに際して、開閉用エアシリンダ
61とテーブル用エアシリンダ120とが夫々駆動され
て、下保持板50〜53と作業テーブル115とが下降
されるとともに、ヒダ形成用駆動モータ37により、各
布保持板55〜58の前後方向の間隔がカーテンヒダ6
のヒダの高さとなるように等間隔に離隔している。この
とき、カーテンヒダ形成機構25は、前後用駆動モータ
80と左右用駆動モータ95の駆動より、前後方向と左
右方向とに原点位置であるヒダ形成位置に位置してい
る。
ン生地5をセットするのに際して、開閉用エアシリンダ
61とテーブル用エアシリンダ120とが夫々駆動され
て、下保持板50〜53と作業テーブル115とが下降
されるとともに、ヒダ形成用駆動モータ37により、各
布保持板55〜58の前後方向の間隔がカーテンヒダ6
のヒダの高さとなるように等間隔に離隔している。この
とき、カーテンヒダ形成機構25は、前後用駆動モータ
80と左右用駆動モータ95の駆動より、前後方向と左
右方向とに原点位置であるヒダ形成位置に位置してい
る。
【0051】この初期状態のときに、カーテン生地5の
上端部分の縫製開始側が作業テーブル115上に載置さ
れることで、カーテン生地5が布保持板55〜58に対
する所定位置にセットされる。このとき、カーテン生地
5は下保持板50〜53と支持パイプ133とで支持さ
れることで、下側に垂れることはない。そして、図示外
の縫製開始スイッチが操作されることにより、カーテン
ヒダ作成動作が実行される。即ち、図19(b)に示す
ように、両エアシリンダ61,120の駆動により、下
保持板50〜53と作業テーブル115とが上昇するこ
とで、カーテン生地5が布保持板55〜58で同時に夫
々押圧挟持され、このとき支持パイプ133のエア吹き
出し穴133aから吹き出した加圧エアがカーテン生地
5の下側から供給される。
上端部分の縫製開始側が作業テーブル115上に載置さ
れることで、カーテン生地5が布保持板55〜58に対
する所定位置にセットされる。このとき、カーテン生地
5は下保持板50〜53と支持パイプ133とで支持さ
れることで、下側に垂れることはない。そして、図示外
の縫製開始スイッチが操作されることにより、カーテン
ヒダ作成動作が実行される。即ち、図19(b)に示す
ように、両エアシリンダ61,120の駆動により、下
保持板50〜53と作業テーブル115とが上昇するこ
とで、カーテン生地5が布保持板55〜58で同時に夫
々押圧挟持され、このとき支持パイプ133のエア吹き
出し穴133aから吹き出した加圧エアがカーテン生地
5の下側から供給される。
【0052】次に、図19(c)に示すように、ヒダ形
成用駆動モータ37の駆動により、基準布保持板55の
水平方向位置を固定した状態で、それ以外の布保持板5
6〜58が等間隔に後方に移動しながら接近位置まで接
近することで、各布保持板55〜58により3つのヒダ
山からなる上向きのカーテンヒダ6が形成される。この
とき、各上保持板45〜48の下端部分はテーパ状に形
成されているので、各上保持板45〜48の間に位置す
るカーテン生地部分が上側に屈曲し易くなるとともに、
上向きの加圧エアを受けて、上向きのカーテンヒダ6が
確実に形成される。そして、第1・第2エアシリンダ1
29,131の1つ又は2つが駆動されて、支持パイプ
133が布保持板55〜58から前方に確実に離れるま
で、作業テーブル115が前方へ退避する。
成用駆動モータ37の駆動により、基準布保持板55の
水平方向位置を固定した状態で、それ以外の布保持板5
6〜58が等間隔に後方に移動しながら接近位置まで接
近することで、各布保持板55〜58により3つのヒダ
山からなる上向きのカーテンヒダ6が形成される。この
とき、各上保持板45〜48の下端部分はテーパ状に形
成されているので、各上保持板45〜48の間に位置す
るカーテン生地部分が上側に屈曲し易くなるとともに、
上向きの加圧エアを受けて、上向きのカーテンヒダ6が
確実に形成される。そして、第1・第2エアシリンダ1
29,131の1つ又は2つが駆動されて、支持パイプ
133が布保持板55〜58から前方に確実に離れるま
で、作業テーブル115が前方へ退避する。
【0053】次に、図20(a)に示すように、回動用
エアシリンダ69の駆動によりカーテンヒダ形成機構2
5が起立状態まで回動され、布保持板55〜58が水平
状態でベッド部11上に載置される。即ち、カーテンヒ
ダ6が水平姿勢に姿勢変換される。その後、前後用駆動
モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25が前
進するので、2点鎖線で示すように布保持板55〜58
に挟まれたカーテンヒダ6が中継針16の下側まで移動
する。次に、図20(b)に示すように、針用エアシリ
ンダ17の駆動により中継針16が下降して、各上保持
板45〜48に形成した切欠きを通過してカーテンヒダ
6の全体を下方に突き刺す。そして、この状態で、下保
持板50〜53だけが、2点鎖線で示すように夫々下降
する。つまり、前方に移動する。
エアシリンダ69の駆動によりカーテンヒダ形成機構2
5が起立状態まで回動され、布保持板55〜58が水平
状態でベッド部11上に載置される。即ち、カーテンヒ
ダ6が水平姿勢に姿勢変換される。その後、前後用駆動
モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25が前
進するので、2点鎖線で示すように布保持板55〜58
に挟まれたカーテンヒダ6が中継針16の下側まで移動
する。次に、図20(b)に示すように、針用エアシリ
ンダ17の駆動により中継針16が下降して、各上保持
板45〜48に形成した切欠きを通過してカーテンヒダ
6の全体を下方に突き刺す。そして、この状態で、下保
持板50〜53だけが、2点鎖線で示すように夫々下降
する。つまり、前方に移動する。
【0054】次に、図20(c)に示すように、前後用
駆動モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25
全体が所定量だけ後方に移動することで、上保持板45
〜48はカーテンヒダ6を残して後退する。次に、図2
1(a)に示すように、退避用エアシリンダ102の駆
動により支持ブロック93を介してカーテンヒダ形成機
構25が図13に2点鎖線で示す右方の退避位置に移動
するときに、布保持板55〜58が縫製位置から右方へ
退避される。更に、押え足18が下降してカーテンヒダ
6を押圧保持するのと同時に、クランプ用エアシリンダ
141の駆動により上下両クランプ142,143で縫
製位置に近いカーテン生地部分がクランプされ、中継針
16が上昇する。
駆動モータ80の駆動によりカーテンヒダ形成機構25
全体が所定量だけ後方に移動することで、上保持板45
〜48はカーテンヒダ6を残して後退する。次に、図2
1(a)に示すように、退避用エアシリンダ102の駆
動により支持ブロック93を介してカーテンヒダ形成機
構25が図13に2点鎖線で示す右方の退避位置に移動
するときに、布保持板55〜58が縫製位置から右方へ
退避される。更に、押え足18が下降してカーテンヒダ
6を押圧保持するのと同時に、クランプ用エアシリンダ
141の駆動により上下両クランプ142,143で縫
製位置に近いカーテン生地部分がクランプされ、中継針
16が上昇する。
【0055】そして、この状態のときにカーテンヒダ6
の縫製が開始される。即ち、この縫製においては、縫針
14が上下駆動されるとともに、X方向送り板20とY
方向送り板とが縫製データに基づいて夫々送り駆動され
ることにより、図22に示すように、先ずカーテンヒダ
6の基端部をX方向へ縫製する直線縫目150が左端か
ら右方に形成され、その後閂止め縫目151が形成され
る。ここで、直線縫目150の形成時には、X方向検出
センサ112からの検出信号に基づいて左右用駆動モー
タ95が駆動されて、カーテンヒダ形成機構25はカー
テンヒダ6のX方向移動に同期させて左右方向に移動さ
れる。
の縫製が開始される。即ち、この縫製においては、縫針
14が上下駆動されるとともに、X方向送り板20とY
方向送り板とが縫製データに基づいて夫々送り駆動され
ることにより、図22に示すように、先ずカーテンヒダ
6の基端部をX方向へ縫製する直線縫目150が左端か
ら右方に形成され、その後閂止め縫目151が形成され
る。ここで、直線縫目150の形成時には、X方向検出
センサ112からの検出信号に基づいて左右用駆動モー
タ95が駆動されて、カーテンヒダ形成機構25はカー
テンヒダ6のX方向移動に同期させて左右方向に移動さ
れる。
【0056】これにより、カーテンヒダ6の縫製を行い
ながら、同時にカーテンヒダ形成機構25により次のカ
ーテンヒダ6を形成することができ、カーテンヒダ形成
のサイクルタイムを短縮することができる。ここで、直
線縫目150の次に閂止め縫目151を形成するときに
は、カーテン生地5は前方に、つまりカーテンヒダ形成
機構25に向かう方向に移動されることになるので、次
のカーテンヒダ6の形成動作に影響することはない。一
方、縫製が開始されると、カーテンヒダ形成機構25は
前方のヒダ形成位置まで復帰移動してから、水平状態に
回動復帰され、更に布保持板55〜58は次のカーテン
ヒダ6を形成する為に等間隔に離隔される。このときに
は、作業テーブル115もヒダ形成位置に復帰移動して
いる。
ながら、同時にカーテンヒダ形成機構25により次のカ
ーテンヒダ6を形成することができ、カーテンヒダ形成
のサイクルタイムを短縮することができる。ここで、直
線縫目150の次に閂止め縫目151を形成するときに
は、カーテン生地5は前方に、つまりカーテンヒダ形成
機構25に向かう方向に移動されることになるので、次
のカーテンヒダ6の形成動作に影響することはない。一
方、縫製が開始されると、カーテンヒダ形成機構25は
前方のヒダ形成位置まで復帰移動してから、水平状態に
回動復帰され、更に布保持板55〜58は次のカーテン
ヒダ6を形成する為に等間隔に離隔される。このときに
は、作業テーブル115もヒダ形成位置に復帰移動して
いる。
【0057】次に、図21(b)に示すように、カーテ
ンヒダ形成機構25については前述した図19(a)の
状態のときから、図19(b)〜図19(c)、図20
(a)〜図20(a)を経て、形成されたカーテンヒダ
6は鉛直姿勢から水平姿勢に姿勢変換される。但し、前
記上下両クランプ142,143によるクランプ状態
は、次のヒダ形成に際してカーテン生地5が布保持板5
5〜58により押圧挟持されたとき(図19(b)参
照)に解放される。そして、略この状態になったときに
は、カーテンヒダ6の縫製が終了しているので、押え足
18が上昇する。
ンヒダ形成機構25については前述した図19(a)の
状態のときから、図19(b)〜図19(c)、図20
(a)〜図20(a)を経て、形成されたカーテンヒダ
6は鉛直姿勢から水平姿勢に姿勢変換される。但し、前
記上下両クランプ142,143によるクランプ状態
は、次のヒダ形成に際してカーテン生地5が布保持板5
5〜58により押圧挟持されたとき(図19(b)参
照)に解放される。そして、略この状態になったときに
は、カーテンヒダ6の縫製が終了しているので、押え足
18が上昇する。
【0058】次に、図21(c)に示すように、排出用
エアシリンダ22が駆動されて排出板21が前方に移動
することで、カーテンヒダ6がベッド部11の前端より
下方に排出される。その後、前述したように図20
(a)〜図20(c)と、図21(a)〜図21(c)
とが繰り返して実行され、図23に示すように、カーテ
ン生地5の上端部分に、複数のカーテンヒダ6が所定間
隔おきに順々に形成される。
エアシリンダ22が駆動されて排出板21が前方に移動
することで、カーテンヒダ6がベッド部11の前端より
下方に排出される。その後、前述したように図20
(a)〜図20(c)と、図21(a)〜図21(c)
とが繰り返して実行され、図23に示すように、カーテ
ン生地5の上端部分に、複数のカーテンヒダ6が所定間
隔おきに順々に形成される。
【0059】以上説明したように、カーテン生地の一端
部分の適当間隔おきの複数個所に順々にカーテンヒダを
形成するカーテンヒダ形成装置において、カーテン生地
5の上端と直交する鉛直の複数の平行な布保持板55〜
58を設け、これら布保持板55〜58を、基準布保持
板55を除いて、それらと直交する水平方向へ移動可能
に支持し、これら布保持板55〜58を等間隔に離隔さ
せた離隔位置と接近させた接近位置とに移動可能に構成
し、布保持板55〜58を離隔位置にしてカーテン生地
5を押圧挟持させてから、その押圧状態を維持したまま
布保持板55〜58を接近位置に切換えることで、カー
テンヒダ6を形成可能に構成したので、カーテン生地5
を弛ませることでカーテンヒダ6を形成することがで
き、カーテン生地5の種類や布厚に拘わらず、カーテン
生地5が破れたり伸びたりすることなく、カーテンヒダ
6の形成位置やヒダ高さなどのヒダ形成寸法の精度を高
めることができる。
部分の適当間隔おきの複数個所に順々にカーテンヒダを
形成するカーテンヒダ形成装置において、カーテン生地
5の上端と直交する鉛直の複数の平行な布保持板55〜
58を設け、これら布保持板55〜58を、基準布保持
板55を除いて、それらと直交する水平方向へ移動可能
に支持し、これら布保持板55〜58を等間隔に離隔さ
せた離隔位置と接近させた接近位置とに移動可能に構成
し、布保持板55〜58を離隔位置にしてカーテン生地
5を押圧挟持させてから、その押圧状態を維持したまま
布保持板55〜58を接近位置に切換えることで、カー
テンヒダ6を形成可能に構成したので、カーテン生地5
を弛ませることでカーテンヒダ6を形成することがで
き、カーテン生地5の種類や布厚に拘わらず、カーテン
生地5が破れたり伸びたりすることなく、カーテンヒダ
6の形成位置やヒダ高さなどのヒダ形成寸法の精度を高
めることができる。
【0060】また、離隔位置のときの布保持板55〜5
8の等間隔を、カーテンヒダ6の高さに基づいて設定す
るので、カーテンヒダ6の高さを指示するだけで、その
高さのカーテンヒダ6が形成され、ヒダ高さの変更が簡
単化する。また、これらの布保持板55〜58により鉛
直姿勢に形成したカーテンヒダ6を水平姿勢に姿勢変換
してから、カーテンヒダ6を本縫いミシン2に供給する
ので、水平姿勢のカーテンヒダ6を本縫いミシン2で直
ぐに縫製することができる。また、各布保持板55〜5
8は、上下に対向し上下に開閉可能で閉位置のときカー
テン生地5を挟持可能な上保持板45〜48と下保持板
50〜53とを有するので、これら上保持板45〜48
と下保持板50〜53とが閉位置のときにカーテン生地
5を確実に挟持することができ、カーテン生地5の種類
に拘わらず、カーテンヒダ形成を簡単化且つ確実化する
ことができる。
8の等間隔を、カーテンヒダ6の高さに基づいて設定す
るので、カーテンヒダ6の高さを指示するだけで、その
高さのカーテンヒダ6が形成され、ヒダ高さの変更が簡
単化する。また、これらの布保持板55〜58により鉛
直姿勢に形成したカーテンヒダ6を水平姿勢に姿勢変換
してから、カーテンヒダ6を本縫いミシン2に供給する
ので、水平姿勢のカーテンヒダ6を本縫いミシン2で直
ぐに縫製することができる。また、各布保持板55〜5
8は、上下に対向し上下に開閉可能で閉位置のときカー
テン生地5を挟持可能な上保持板45〜48と下保持板
50〜53とを有するので、これら上保持板45〜48
と下保持板50〜53とが閉位置のときにカーテン生地
5を確実に挟持することができ、カーテン生地5の種類
に拘わらず、カーテンヒダ形成を簡単化且つ確実化する
ことができる。
【0061】また、複数の下保持板50〜53に相互に
対応する切欠き部54が夫々形成され、これら複数の切
欠き部54にカーテン生地5の一端部分を下側から支持
する支持パイプ133を設けたので、この支持パイプ1
33によりカーテン生地5が下側に弛むことがなく、カ
ーテンヒダ形成の円滑化が図れるとともに、ヒダ高さの
精度を向上することができる。また、複数組の上下の保
持板45〜48,50〜53を夫々支持する複数の支持
ブロック26b,28〜30を設けたので、上下の保持
板45〜48,50〜53の支持構造を簡単化すること
ができ、また各支持ブロック26b,28〜30に設け
た開閉用エアシリンダ61で、上保持板45〜48に対
して下保持板50〜53を開閉駆動するので、カーテン
生地5のセットや押圧挟持を簡単化することができる。
対応する切欠き部54が夫々形成され、これら複数の切
欠き部54にカーテン生地5の一端部分を下側から支持
する支持パイプ133を設けたので、この支持パイプ1
33によりカーテン生地5が下側に弛むことがなく、カ
ーテンヒダ形成の円滑化が図れるとともに、ヒダ高さの
精度を向上することができる。また、複数組の上下の保
持板45〜48,50〜53を夫々支持する複数の支持
ブロック26b,28〜30を設けたので、上下の保持
板45〜48,50〜53の支持構造を簡単化すること
ができ、また各支持ブロック26b,28〜30に設け
た開閉用エアシリンダ61で、上保持板45〜48に対
して下保持板50〜53を開閉駆動するので、カーテン
生地5のセットや押圧挟持を簡単化することができる。
【0062】更に、複数の支持ブロック26b,28〜
30が相互に等間隔を維持するようにそれら支持ブロッ
ク26b,28〜30をリンク機構31で連結し、支持
ブロック30を前後方向に往復移動するようにしたの
で、支持ブロック30だけを駆動するだけで、複数の布
保持板55〜58は等間隔を維持しながら離隔位置と接
近位置とに亙って移動することができ、カーテンヒダの
各ヒダ山のヒダ高さを確実に均一化することができる。
30が相互に等間隔を維持するようにそれら支持ブロッ
ク26b,28〜30をリンク機構31で連結し、支持
ブロック30を前後方向に往復移動するようにしたの
で、支持ブロック30だけを駆動するだけで、複数の布
保持板55〜58は等間隔を維持しながら離隔位置と接
近位置とに亙って移動することができ、カーテンヒダの
各ヒダ山のヒダ高さを確実に均一化することができる。
【0063】更に、カーテンヒダ形成に際して、支持パ
イプ133のエア吹き出し穴133aから吹き出した加
圧エアがカーテン生地5の下側から供給されるととも
に、各上保持板45〜48の下端部分は下端側程板厚が
小さくなるテーパ状に形成されたので、各布保持板の間
に位置するカーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、
カーテン生地を傷めることなく、複数の上保持板45〜
48の間に上向きのカーテンヒダ形成を確実化すること
ができる。
イプ133のエア吹き出し穴133aから吹き出した加
圧エアがカーテン生地5の下側から供給されるととも
に、各上保持板45〜48の下端部分は下端側程板厚が
小さくなるテーパ状に形成されたので、各布保持板の間
に位置するカーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、
カーテン生地を傷めることなく、複数の上保持板45〜
48の間に上向きのカーテンヒダ形成を確実化すること
ができる。
【0064】ここで、前記実施形態の変更態様として、
図24に示すように、各布保持板55A〜58Aを1枚
の板部材で構成し、これら各布保持板55A〜58Aを
支持ブロック155〜158で支持する一方、各支持ブ
ロック155〜158をリンク機構31Aで連結し、こ
れら保持板55A〜58Aを等間隔に離隔した離隔位置
に移動した後、平滑な水平板部材159に対してカーテ
ン生地5を押圧するように構成してもよい。この場合に
は、布保持板55A〜58Aを1枚の板部材で構成して
部品点数を減らすことができ、布保持板55A〜58A
を移動させる駆動機構を簡単化することができ、更にカ
ーテンヒダ形成装置を小型化することができる。
図24に示すように、各布保持板55A〜58Aを1枚
の板部材で構成し、これら各布保持板55A〜58Aを
支持ブロック155〜158で支持する一方、各支持ブ
ロック155〜158をリンク機構31Aで連結し、こ
れら保持板55A〜58Aを等間隔に離隔した離隔位置
に移動した後、平滑な水平板部材159に対してカーテ
ン生地5を押圧するように構成してもよい。この場合に
は、布保持板55A〜58Aを1枚の板部材で構成して
部品点数を減らすことができ、布保持板55A〜58A
を移動させる駆動機構を簡単化することができ、更にカ
ーテンヒダ形成装置を小型化することができる。
【0065】更に、複数の布保持板を水平状で且つ平行
に設け、鉛直状に供給したカーテン生地にこれら布保持
板により水平姿勢のカーテンヒダを形成するようにした
カーテンヒダ形成装置など、複数の布保持板を備えた各
種のカーテンヒダ形成装置に本発明を適用するようにし
てもよい。
に設け、鉛直状に供給したカーテン生地にこれら布保持
板により水平姿勢のカーテンヒダを形成するようにした
カーテンヒダ形成装置など、複数の布保持板を備えた各
種のカーテンヒダ形成装置に本発明を適用するようにし
てもよい。
【0066】
【発明の効果】請求項1のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、カーテン生地の一端部分の適当間隔おきの複数個所
に順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ形成装置
において、カーテン生地の一端と直交する複数の平行な
布保持板を設け、これら複数の布保持板を、一端側の基
準布保持板を除いて、それらと直交する方向へ移動可能
に支持し、それら複数の布保持板を等間隔に離隔させた
離隔位置と接近させた接近位置とに移動可能に構成し、
複数の布保持板を離隔位置にしてカーテン生地に押圧さ
せてから、その押圧状態を維持したまま複数の布保持板
を接近位置に切換えることで、カーテンヒダを形成可能
に構成したので、カーテン生地を弛ませることでヒダを
形成することができ、カーテン生地の種類や布厚に拘わ
らず、カーテン生地が破れたり伸びたりすることなく、
カーテンヒダの形成位置やヒダ高さなどのヒダ形成寸法
の精度を高めることができる。更に、複数の布保持板を
離隔位置へ移動させるときの等間隔を変更するだけで、
ヒダ高さを簡単に変更でき、また基準布保持板の設定位
置を変更するだけで、カーテンヒダの形成位置を簡単に
変更することができる。
ば、カーテン生地の一端部分の適当間隔おきの複数個所
に順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒダ形成装置
において、カーテン生地の一端と直交する複数の平行な
布保持板を設け、これら複数の布保持板を、一端側の基
準布保持板を除いて、それらと直交する方向へ移動可能
に支持し、それら複数の布保持板を等間隔に離隔させた
離隔位置と接近させた接近位置とに移動可能に構成し、
複数の布保持板を離隔位置にしてカーテン生地に押圧さ
せてから、その押圧状態を維持したまま複数の布保持板
を接近位置に切換えることで、カーテンヒダを形成可能
に構成したので、カーテン生地を弛ませることでヒダを
形成することができ、カーテン生地の種類や布厚に拘わ
らず、カーテン生地が破れたり伸びたりすることなく、
カーテンヒダの形成位置やヒダ高さなどのヒダ形成寸法
の精度を高めることができる。更に、複数の布保持板を
離隔位置へ移動させるときの等間隔を変更するだけで、
ヒダ高さを簡単に変更でき、また基準布保持板の設定位
置を変更するだけで、カーテンヒダの形成位置を簡単に
変更することができる。
【0067】請求項2のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記離隔位置の
ときの複数の布保持板の等間隔を、カーテンヒダの高さ
に基づいて設定するので、カーテンヒダの高さを指示す
るだけで、その高さのカーテンヒダが形成され、ヒダ高
さの変更が簡単化する。請求項3のカーテンヒダ形成装
置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記複
数の布保持板は鉛直向きに設けられ且つ基準布保持板を
除いてそれら布保持板と直交する水平方向へ移動可能で
あり、これらの布保持板により鉛直姿勢に形成したカー
テンヒダを水平姿勢に姿勢変換してから、カーテンヒダ
を縫製機に供給するので、水平姿勢のカーテンヒダを縫
製機で直ぐに縫製することができる。
ば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記離隔位置の
ときの複数の布保持板の等間隔を、カーテンヒダの高さ
に基づいて設定するので、カーテンヒダの高さを指示す
るだけで、その高さのカーテンヒダが形成され、ヒダ高
さの変更が簡単化する。請求項3のカーテンヒダ形成装
置によれば、請求項1と同様の効果を奏するが、前記複
数の布保持板は鉛直向きに設けられ且つ基準布保持板を
除いてそれら布保持板と直交する水平方向へ移動可能で
あり、これらの布保持板により鉛直姿勢に形成したカー
テンヒダを水平姿勢に姿勢変換してから、カーテンヒダ
を縫製機に供給するので、水平姿勢のカーテンヒダを縫
製機で直ぐに縫製することができる。
【0068】請求項4のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記各布保持板
は、上下に対向し上下に開閉可能で閉位置のときカーテ
ン生地を挟持可能な上保持板と下保持板とを有するの
で、これら上保持板と下保持板とが閉位置のときにカー
テン生地を確実に挟持することができ、カーテン生地の
種類に拘わらず、カーテンヒダ形成を簡単化且つ確実化
することができる。請求項5のカーテンヒダ形成装置に
よれば、請求項4と同様の効果を奏するが、前記複数の
下保持板に相互に対応する切欠き部が夫々形成され、こ
れら複数の切欠き部にカーテン生地の一端部分を下側か
ら支持する支持部材を設けたので、この支持部材により
カーテン生地が下側に弛むことがなく、カーテンヒダ形
成の円滑化が図れるとともに、ヒダ高さの精度を向上す
ることができる。
ば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記各布保持板
は、上下に対向し上下に開閉可能で閉位置のときカーテ
ン生地を挟持可能な上保持板と下保持板とを有するの
で、これら上保持板と下保持板とが閉位置のときにカー
テン生地を確実に挟持することができ、カーテン生地の
種類に拘わらず、カーテンヒダ形成を簡単化且つ確実化
することができる。請求項5のカーテンヒダ形成装置に
よれば、請求項4と同様の効果を奏するが、前記複数の
下保持板に相互に対応する切欠き部が夫々形成され、こ
れら複数の切欠き部にカーテン生地の一端部分を下側か
ら支持する支持部材を設けたので、この支持部材により
カーテン生地が下側に弛むことがなく、カーテンヒダ形
成の円滑化が図れるとともに、ヒダ高さの精度を向上す
ることができる。
【0069】請求項6のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記各布保持板
は1枚の板部材からなり、前記離隔位置のとき各布保持
板は、カーテン生地を載置する平滑な水平板部材に対し
てカーテン生地を押圧するので、各布保持板を1枚の板
部材で構成して部品点数を減らすことができ、布保持板
を移動させる駆動機構を簡単化することができ、更にカ
ーテンヒダ形成装置を小型化することができる。請求項
7のカーテンヒダ形成装置によれば、請求項4と同様の
効果を奏するが、複数組の上下の保持板を夫々支持する
複数の支持ブロックを設けたので、上下の保持板の支持
構造を簡単化することができ、また各支持ブロックに上
下の保持板の一方に対して他方を開閉駆動する開閉手段
を設けたので、カーテン生地のセットや押圧挟持を簡単
化することができる。
ば、請求項3と同様の効果を奏するが、前記各布保持板
は1枚の板部材からなり、前記離隔位置のとき各布保持
板は、カーテン生地を載置する平滑な水平板部材に対し
てカーテン生地を押圧するので、各布保持板を1枚の板
部材で構成して部品点数を減らすことができ、布保持板
を移動させる駆動機構を簡単化することができ、更にカ
ーテンヒダ形成装置を小型化することができる。請求項
7のカーテンヒダ形成装置によれば、請求項4と同様の
効果を奏するが、複数組の上下の保持板を夫々支持する
複数の支持ブロックを設けたので、上下の保持板の支持
構造を簡単化することができ、また各支持ブロックに上
下の保持板の一方に対して他方を開閉駆動する開閉手段
を設けたので、カーテン生地のセットや押圧挟持を簡単
化することができる。
【0070】請求項8のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項7と同様の効果を奏するが、複数の支持ブロ
ックが相互に等間隔を維持するようにそれら支持ブロッ
クを連結するリンク機構を設けたので、複数の支持ブロ
ックはリンク機構で連結されて相互に等間隔が常に維持
され、カーテンヒダの各ヒダ山のヒダ高さを確実に均一
化することができる。請求項9のカーテンヒダ形成装置
によれば、請求項8と同様の効果を奏するが、複数の布
保持板を離隔位置と接近位置とに亙って移動させる為
に、複数の支持ブロックのうちの基準布保持板に対して
反対側の支持ブロックを水平方向へ往復移動可能な駆動
手段を設けたので、リンク機構で連結されている複数の
支持ブロックのうちの基準布保持板に対して反対側の支
持ブロックだけを駆動するだけで、複数の布保持板は等
間隔を維持しながら離隔位置と接近位置とに亙って移動
することができる。
ば、請求項7と同様の効果を奏するが、複数の支持ブロ
ックが相互に等間隔を維持するようにそれら支持ブロッ
クを連結するリンク機構を設けたので、複数の支持ブロ
ックはリンク機構で連結されて相互に等間隔が常に維持
され、カーテンヒダの各ヒダ山のヒダ高さを確実に均一
化することができる。請求項9のカーテンヒダ形成装置
によれば、請求項8と同様の効果を奏するが、複数の布
保持板を離隔位置と接近位置とに亙って移動させる為
に、複数の支持ブロックのうちの基準布保持板に対して
反対側の支持ブロックを水平方向へ往復移動可能な駆動
手段を設けたので、リンク機構で連結されている複数の
支持ブロックのうちの基準布保持板に対して反対側の支
持ブロックだけを駆動するだけで、複数の布保持板は等
間隔を維持しながら離隔位置と接近位置とに亙って移動
することができる。
【0071】請求項10のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項7〜請求項9の何れか1項と同様の効果を奏
するが、複数の支持ブロックのうちの基準布保持板に対
して反対側の支持ブロックの上下の保持板を不作動状態
に切換え可能に構成したので、ヒダ山の数を減らしたカ
ーテンヒダを簡単に形成することができる。請求項11
のカーテンヒダ形成装置によれば、請求項4〜請求項9
の何れか1項と同様の効果を奏するが、複数の上保持板
の間にカーテンヒダを形成する為に、カーテン生地を下
側から非接触により押し上げる押上げ手段を設けたの
で、カーテン生地を傷めることなく、複数の上保持板の
間に上向きのカーテンヒダを形成し易くなる。
ば、請求項7〜請求項9の何れか1項と同様の効果を奏
するが、複数の支持ブロックのうちの基準布保持板に対
して反対側の支持ブロックの上下の保持板を不作動状態
に切換え可能に構成したので、ヒダ山の数を減らしたカ
ーテンヒダを簡単に形成することができる。請求項11
のカーテンヒダ形成装置によれば、請求項4〜請求項9
の何れか1項と同様の効果を奏するが、複数の上保持板
の間にカーテンヒダを形成する為に、カーテン生地を下
側から非接触により押し上げる押上げ手段を設けたの
で、カーテン生地を傷めることなく、複数の上保持板の
間に上向きのカーテンヒダを形成し易くなる。
【0072】請求項12のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項11と同様の効果を奏するが、前記押上げ手
段は、カーテン生地の下側から加圧エアを供給するよう
に構成されたので、加圧エアを供給するだけの簡単な機
構で、しかも上向きのカーテンヒダ形成を簡単化するこ
とができる。請求項13のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項4〜請求項9の何れか1項と同様の効果を奏
するが、各上保持板の下端部分は下端側程板厚が小さく
なるテーパ状に形成されたので、各布保持板の間に位置
するカーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、上向き
のカーテンヒダ形成を確実化することができる。
ば、請求項11と同様の効果を奏するが、前記押上げ手
段は、カーテン生地の下側から加圧エアを供給するよう
に構成されたので、加圧エアを供給するだけの簡単な機
構で、しかも上向きのカーテンヒダ形成を簡単化するこ
とができる。請求項13のカーテンヒダ形成装置によれ
ば、請求項4〜請求項9の何れか1項と同様の効果を奏
するが、各上保持板の下端部分は下端側程板厚が小さく
なるテーパ状に形成されたので、各布保持板の間に位置
するカーテン生地部分が上側に屈曲し易くなり、上向き
のカーテンヒダ形成を確実化することができる。
【図1】本発明の実施形態に係るカーテンヒダ形成装置
の側面図である。
の側面図である。
【図2】カーテンヒダ形成装置の正面図である。
【図3】本縫いミシンの拡大側面図である。
【図4】カーテンヒダ形成機構の斜視図である。
【図5】カーテンヒダ形成機構の平面図である。
【図6】カーテンヒダ形成機構の側面図である。
【図7】(a)は複数の布保持板で3つ山のカーテンヒ
ダを形成する説明図であり、(b)は2つ山のカーテン
ヒダを形成する説明図である。
ダを形成する説明図であり、(b)は2つ山のカーテン
ヒダを形成する説明図である。
【図8】カーテンヒダ形成装置の平面図である。
【図9】内部機構を示す図8相当図である。
【図10】カーテンヒダ形成装置の拡大側面図である。
【図11】カーテンヒダ形成機構を起立回動させたとき
の図10相当図である。
の図10相当図である。
【図12】内部機構を示すカーテンヒダ形成装置の拡大
正面図である。
正面図である。
【図13】内部機構を概略的に示す図12相当図であ
る。
る。
【図14】左右移動機構の拡大平面図である。
【図15】図14のD─D線縦断断面図である。
【図16】図14のE─E線縦断断面図である。
【図17】作業テーブルの拡大平面図である。
【図18】作業テーブル及びクランプ機構の側面図であ
る。
る。
【図19】カーテンヒダ形成の作動説明図であり、
(a)は初期状態、(b)はカーテン生地の押圧挟持状
態、(c)はカーテンヒダ形成状態である。
(a)は初期状態、(b)はカーテン生地の押圧挟持状
態、(c)はカーテンヒダ形成状態である。
【図20】カーテンヒダ形成の続きの作動説明図であ
り、(a)は姿勢変換状態、(b)は下保持板の退避状
態、(c)は上下両保持板の退避状態である。
り、(a)は姿勢変換状態、(b)は下保持板の退避状
態、(c)は上下両保持板の退避状態である。
【図21】カーテンヒダ形成の続きの作動説明図であ
り、(a)はヒダ縫製状態と次のヒダ形成状態、(b)
は縫製完了状態と次のヒダ形成完了状態、(c)は縫製
したカーテンヒダの排出状態である。
り、(a)はヒダ縫製状態と次のヒダ形成状態、(b)
は縫製完了状態と次のヒダ形成完了状態、(c)は縫製
したカーテンヒダの排出状態である。
【図22】カーテンヒダ縫製の説明図である。
【図23】複数のカーテンヒダが縫製されたカーテン生
地の斜視図である。
地の斜視図である。
【図24】変更形態に係る図4相当図である。
2 本縫いミシン 3 カーテンヒダ形成装置 5 カーテン生地 6 カーテンヒダ 25 カーテンヒダ形成機構 26b,28〜30 支持ブロック 31 リンク機構 45〜48 上保持板 50〜53 下保持板 55〜58 布保持板 54 切欠き部 133 支持パイプ 133a エア吹き出し穴 61 開閉用エアシリンダ 37 ヒダ形成用駆動モータ 41 タイミングベルト 27 ガイド軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内山 賢治 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】 カーテン生地の一端部分の適当間隔おき
の複数個所に順々にカーテンヒダを形成するカーテンヒ
ダ形成装置において、 前記カーテン生地の一端と直交する複数の平行な布保持
板を設け、 これら複数の布保持板を、一端側の基準布保持板を除い
て、それらと直交する方向へ移動可能に支持し、それら
複数の布保持板を等間隔に離隔させた離隔位置と、等間
隔に接近させた接近位置とに移動可能に構成し、 前記複数の布保持板を離隔位置にしてカーテン生地に押
圧させてから、その押圧状態を維持したまま複数の布保
持板を接近位置に切換えることで、カーテンヒダを形成
可能に構成したことを特徴とするカーテンヒダ形成装
置。 - 【請求項2】 前記離隔位置のときの複数の布保持板の
等間隔を、カーテンヒダの高さに基づいて設定すること
を特徴とする請求項1に記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項3】 前記複数の布保持板は鉛直向きに設けら
れ且つ基準布保持板を除いてそれら布保持板と直交する
水平方向へ移動可能であり、これらの布保持板により鉛
直姿勢に形成したカーテンヒダを水平姿勢に姿勢変換し
てから、カーテンヒダを縫製機に供給することを特徴と
する請求項1に記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項4】 前記各布保持板は、上下に対向し上下に
開閉可能で閉位置のときカーテン生地を挟持可能な上保
持板と下保持板とを有することを特徴とする請求項3に
記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項5】 前記複数の下保持板に相互に対応する切
欠き部が夫々形成され、これら複数の切欠き部にカーテ
ン生地の一端部分を下側から支持する支持部材を設けた
ことを特徴とする請求項4に記載のカーテンヒダ形成装
置。 - 【請求項6】 前記各布保持板は1枚の板部材からな
り、前記離隔位置のとき各布保持板は、カーテン生地を
載置する平滑な水平板部材に対してカーテン生地を押圧
することを特徴とする請求項3に記載のカーテンヒダ形
成装置。 - 【請求項7】 複数組の上下の保持板を夫々支持する複
数の支持ブロックを設け、各支持ブロックに上下の保持
板の一方に対して他方を開閉駆動する開閉手段を設けた
ことを特徴とする請求項4に記載のカーテンヒダ形成装
置。 - 【請求項8】 複数の支持ブロックが相互に等間隔を維
持するようにそれら支持ブロックを連結するリンク機構
を設けたことを特徴とする請求項7に記載のカーテンヒ
ダ形成装置。 - 【請求項9】 複数の布保持板を離隔位置と接近位置と
に亙って移動させる為に、複数の支持ブロックのうちの
基準布保持板に対して反対側の支持ブロックを水平方向
へ往復移動可能な駆動手段を設けたことを特徴とする請
求項8に記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項10】 複数の支持ブロックのうちの基準布保
持板に対して反対側の支持ブロックの上下の保持板を不
作動状態に切換え可能に構成したことを特徴とする請求
項7〜請求項9の何れか1項に記載のカーテンヒダ形成
装置。 - 【請求項11】 複数の上保持板の間にカーテンヒダを
形成する為に、カーテン生地を下側から非接触により押
し上げる押上げ手段を設けたことを特徴とする請求項4
〜請求項9の何れか1項に記載のカーテンヒダ形成装
置。 - 【請求項12】 前記押上げ手段は、カーテン生地の下
側から加圧エアを供給するように構成されたことを特徴
とする請求項11に記載のカーテンヒダ形成装置。 - 【請求項13】 各上保持板の下端部分は下端側程板厚
が小さくなるテーパ状に形成されたことを特徴とする請
求項4〜請求項9の何れか1項に記載のカーテンヒダ形
成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30113396A JPH10118372A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | カーテンヒダ形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30113396A JPH10118372A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | カーテンヒダ形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10118372A true JPH10118372A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17893217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30113396A Pending JPH10118372A (ja) | 1996-10-24 | 1996-10-24 | カーテンヒダ形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10118372A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104389116A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-03-04 | 上海富山精密机械科技有限公司 | 自动对边缝纫机 |
CN113152071A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-07-23 | 嘉兴万事德新材料股份有限公司 | 一种家用纺织窗帘折边装置 |
CN113142728A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-07-23 | 安徽知优慧科技有限公司 | 一种口罩生产用折叠机构 |
-
1996
- 1996-10-24 JP JP30113396A patent/JPH10118372A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104389116A (zh) * | 2014-11-12 | 2015-03-04 | 上海富山精密机械科技有限公司 | 自动对边缝纫机 |
CN113152071A (zh) * | 2021-04-22 | 2021-07-23 | 嘉兴万事德新材料股份有限公司 | 一种家用纺织窗帘折边装置 |
CN113142728A (zh) * | 2021-05-11 | 2021-07-23 | 安徽知优慧科技有限公司 | 一种口罩生产用折叠机构 |
CN113142728B (zh) * | 2021-05-11 | 2022-09-20 | 安徽知优慧科技有限公司 | 一种口罩生产用折叠机构 |
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Date | Code | Title | Description |
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