JPH10118363A - ジグザグミシンの縫い模様及びジグザグミシンの縫い模様の形成方法 - Google Patents

ジグザグミシンの縫い模様及びジグザグミシンの縫い模様の形成方法

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JPH10118363A
JPH10118363A JP29728996A JP29728996A JPH10118363A JP H10118363 A JPH10118363 A JP H10118363A JP 29728996 A JP29728996 A JP 29728996A JP 29728996 A JP29728996 A JP 29728996A JP H10118363 A JPH10118363 A JP H10118363A
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pattern
stitching
zigzag
cloth
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縁かがり縫い模様、まつり縫い模様を形成す
るにあたって、押え足の交換及び被縫製物のセットのし
直しをなくし、作業の煩雑さをなくす。また、縁かがり
縫い模様とまつり縫い模様とを交互に形成して縫い時間
を短くすると共に同一の押え足を用いることにより、製
造コストを飛躍的に低減する。 【解決手段】 縁かがり縫い模様3とまつり縫い模様5
とを、各縫い模様3,5を形成すべき位置2a,2b
に、所定の針数、縫い幅X,Yで連続して交互に形成
し、これら縫い模様3,5を針振り可能範囲Z内の位置
に同一の押え足15を用いて各縫い模様3,5に応じて
の押え足の交換や被縫製物2のセットのし直しをするこ
となく形成し得ると共に、縁かがり縫い模様3とまつり
縫い模様5とを交互に形成する分縫い時間を短くし得る
ように構成してなるもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジグザグミシンの
縫い模様及びジグザグミシンの縫い模様の形成方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、針振り可能な家庭用ジグザグミシ
ンを用いてズボンを裾上げするにあたっては、図5に示
されるような方法が採用されている。すなわち、先ず、
図5(a)に示されるように、縁かがり縫いパターンを
選択し、次いで、図5(b)に示されるように、縁かが
り縫い用の押え足1をミシンに装着し、次いで、図5
(c)に示されるように、切断された布(被縫製物)2
の裾の縁部2a全体に、所定の縁かがり縫いを行い(縁
かがり縫い模様3を形成し)、次いで、図5(d)に示
されるように、縁かがりした布2をZ形に折り畳み、次
いで、図5(e)に示されるように、まつり縫いパター
ンを選択し、次いで、図5(f)に示されるように、ま
つり縫い用の押え足4を上記縁かがり縫い用の押え足1
に代えてミシンに装着し、次いで、図5(g)に示され
るように、上記Z形に折り畳まれた布2の図示上側の折
曲端部2b全体に、所定のまつり縫いを行い(まつり縫
い模様5を形成し)、次いで、図5(h)に示されるよ
うに、この縁かがり縫い及びまつり縫いを行った布2を
折り返すことにより、完成品が得られるようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような方法で裾上げを行う場合には、以下の問題点があ
る。すなわち、縁かがり縫い、まつり縫いごとに、押え
足1,4の交換が必要であると共に布2をセットし直さ
なければならないため、作業が煩雑になるといった問題
があった。さらに、2種類の押え足1,4を用意しなけ
ればならないため、製造コストが高くなるといった問題
があった。
【0004】また、縁かがり縫いを布2の裾の縁部2a
全体に、まつり縫いを布2の折曲端部2b全体に、それ
ぞれ行わなければならないため、縫い時間が長くなり、
これによっても製造コストが高くなるといった問題があ
った。
【0005】そこで本発明は、縁かがり縫い、まつり縫
いを形成するにあたって、押え足の交換及び被縫製物の
セットのし直しをする必要がなく作業の煩雑さをなくす
ことができると共に、縫い時間を短くでき且つ押え足の
個数を低減できて製造コストを飛躍的に低減できるジグ
ザグミシンの縫い模様及びジグザグミシンの縫い模様の
形成方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のジグザグミシンの縫い模様は、ジグザグミ
シンにより形成された縫い模様であって、被縫製物の縁
部に、所定の針数分、所定の縫い幅で形成された縁かが
り縫い模様と、該被縫製物の所定回数折りした折曲端部
に、所定の針数分、所定の縫い幅で形成されたまつり縫
い模様と、が、前記被縫製物の送り方向に連続して交互
に形成されたことを特徴としている。
【0007】上記目的を達成するために、本発明のジグ
ザグミシンの縫い模様の形成方法は、ジグザグミシンに
より縫い模様を形成する方法であって、縁かがり縫い模
様またはまつり縫い模様の何れか一方の縫い模様を、当
該一方の縫い模様を形成すべき位置に、所定の押え足を
用いて被縫製物を送りつつ針振りを行いながら、所定の
針数、縫い幅で前記被縫製物の送り方向に形成し、当該
一方の縫い模様を形成したら、他方の縫い模様を、針振
り可能範囲内の位置であって当該他方の縫い模様を形成
すべき位置に、前記押え足を用いて被縫製物を送りつつ
針振りを行いながら、所定の針数、縫い幅で前記被縫製
物の送り方向に前記一方の縫い模様に連続して形成し、
縁かがり縫い模様とまつり縫い模様とを前記被縫製物の
送り方向に連続して交互に形成することを特徴としてい
る。
【0008】このような本発明のジグザグミシンの縫い
模様及びジグザグミシンの縫い模様の形成方法によれ
ば、縁かがり縫い模様とまつり縫い模様とが、各縫い模
様を形成すべき位置に、所定の針数、縫い幅で連続して
交互に形成されるが、これら縫い模様を、同一の押え足
を用いて針振り可能範囲内の位置に形成するようにすれ
ば、押え足の交換及び被縫製物のセットのし直しをする
ことなくこれら縫い模様が形成され得ると共に縁かがり
縫い模様とまつり縫い模様とが交互に形成される分縫い
時間が短くされるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明を適用したジグザグミ
シンの構成を表したブロック図であり、本実施形態のジ
グザグミシンは、針振り可能な家庭用ジグザグミシンで
ある。
【0010】同図において、符号6はミシンの主モータ
を示しており、この主モータ6の回転駆動力は、図示を
省略したベルト、プーリ7を介してミシンの主軸8に伝
達され、当該主軸8の回転により、上下方向に摺動可能
に支持された針棒9が上下動するように構成されてい
る。上記ミシン主軸8の近傍には、エンコーダ等の針位
置検知手段10が設けられており、この針位置検知手段
10により、針数(形成縫い目数)を検出し得るように
なされている。
【0011】符号11は針振りモータとしてのステッピ
ングモータを示しており、この針振りモータ11の回転
により、揺動可能に支持された上記針棒9が揺動し針振
り位置に移動し得るように構成されている。すなわち、
針棒9は、上下動及び揺動可能であり、所望の縫い模様
を形成し得る構成になされている。
【0012】本実施形態のジグザグミシンには、操作パ
ネル12が付設されており、この操作パネル12は、複
数の異なる模様から本実施形態の特徴をなす縁かがり縫
いとまつり縫いとを布(被縫製物)の送り方向に交互に
形成する縫い模様(以下交互縫い模様と記す)を選択す
るための模様選択スイッチ12aと、縫い幅を設定する
ための縫い幅設定スイッチ12bと、まつり縫いを行う
際の布折端位置を選択するための布折端位置選択スイッ
チ12cと、形成縫い目数を設定するための縫い目数設
定スイッチ12dと、を備えている。
【0013】上記縫い幅設定スイッチ12bは、図示上
下のスイッチを操作しながら数値を増減し所望の縫い幅
の数値を設定する縫い幅数値設定スイッチ12baと、
この縫い幅数値設定スイッチ12baにより設定された
縫い幅で縫製を行うように当該縫い幅を入力する入力ス
イッチ12bbと、からなる。また、上記布折端位置選
択スイッチ12cは、予め設定されている3種類の布折
端位置に対応する3個のスイッチを有しており、これら
のスイッチのうちの何れかをオンすることにより、この
オンされたスイッチに対応する布折縁位置が選択される
ように構成されている。また、上記縫い目数設定スイッ
チ12dは、図示上下のスイッチを操作しながら数値を
増減し所望の縫い目数の数値を設定する縫い目数数値設
定スイッチ12daと、この縫い目数数値設定スイッチ
12daにより設定された縫い目数で縫製を行うように
当該縫い目数を入力する入力スイッチ12dbと、から
なる。
【0014】本実施形態のジグザグミシンはまた、図1
に示されるように、上記模様選択スイッチ12a、縫い
幅設定スイッチ12b、布折端位置選択スイッチ12
c、縫い目数設定スイッチ12d、針位置検知手段1
0、ミシンの起動・停止を行うための起動・停止スイッ
チ13からの信号を受けて、上述した主モータ6、針振
りモータ11に、所定の駆動・停止指令を送出する制御
手段14を備えている。
【0015】この制御手段14は、上記交互縫い模様を
形成可能とするものであり、ROM14aと、RAM1
4bと、模様制御手段14cと、格納手段14dと、モ
ータ駆動制御回路14eと、針振り制御回路14fと、
カウンタ14gと、比較手段14hと、を備えている。
【0016】上記ROM14aは、縁かがり縫いパター
ン、まつり縫いパターン等の所定の縫いパターンを記憶
したものである。上記RAM14bは、上記縫い幅設定
スイッチ12bにより設定される縫い幅に対応した縁か
がり縫い時の針落ち位置(布端の針落ち位置は一定)を
記憶していると共に、上記布折端位置選択スイッチ12
cにて選択される各布折端位置(本実施形態では布折端
の針落ち位置は3種類)及び上記縫い幅設定スイッチ1
2bにより設定される縫い幅に対応したまつり縫い時の
針落ち位置を記憶したものであり、このRAM14bか
ら出力される針落ちデータに基づいて、上記模様制御手
段14cが、針振り制御回路14fに指令を与えて針振
りモータ11を制御すると共にモータ駆動制御回路14
eに指令を与えて主モータ6を制御し、縁かがり縫いと
まつり縫いとを布の送り方向に交互に行う縫製(以下交
互縫いと記す)を可能とするように構成されている。
【0017】なお、この交互縫いにおいては、上記布折
端位置選択スイッチ12cにて選択される各布折端位置
(3種類の布折端位置)は、縁かがり縫いを行う布端位
置から針振り可能範囲Z内の位置にそれぞれ設定されて
いる(図4(a)参照)。
【0018】上記格納手段14dは、データを一時的に
格納するためのものであり、また比較手段14hは、上
記主軸8の回転数(針数)をカウントするカウンタ14
gと上記縫い目数設定スイッチ12dにて入力された縫
い目数とを比較し、設定縫い目数と実際の縫い目数が一
致したら一致信号を模様制御手段14cに送出するもの
であり、模様制御手段14cが、この一致信号を受ける
と、次のまつり縫いまたは縁かがり縫いを行い得る指令
を上記針振り制御回路14f、モータ駆動制御回路14
eに与えると共に、模様制御手段14cが起動・停止ス
イッチ13から停止指令を受けると、当該模様制御手段
14cが交互縫いを終了する指令を上記針振り制御回路
14f、モータ駆動制御回路14eに与えるように構成
されている。
【0019】なお、上記制御手段14は、他の公知の縫
い模様の形成も勿論可能であり、この場合には、模様制
御手段14cが、模様選択手段12aにて選択された公
知の縫い模様のその針落ち位置を、縫い幅設定手段12
bにて設定された縫い幅に応じてRAM14bから呼び
出し、当該模様制御手段14cが、針振り制御回路14
fに指令を与えて針振りモータ11を制御すると共にモ
ータ駆動制御回路14eに指令を与えて主モータ6を制
御して当該公知の縫い模様を形成し、カウンタ14gに
て計数された実際の縫い目数が、縫い目数設定手段14
hにて設定された縫い目数になるか若しくは起動・停止
スイッチ13から停止指令を受けると、当該縫いを終了
する指令を針振り制御回路14f、モータ駆動制御回路
14eに与えるように構成されている。
【0020】次に、このように構成されたミシンの動作
について、図2を参照しながら説明する。先ず、ステッ
プ1に進む前に、作業者は上記交互縫い模様を形成可能
な押え足を用意する。この押え足15は、図3に示すよ
うに、略平板状をなし布2を押えるための布押え足部分
15aと、この布押え足部分15aに設けられまつり縫
いと縁かがり縫い双方の針振り可能範囲Zに相当する幅
以上で針振り方向(図示左右方向)に長く開口された針
孔15bと、上記布押え足部分15aの下面に設けられ
布2の縁部2aを当接することにより当該縁部2aの位
置決めガイドを行う布端ガイド15cと、上記布押え足
部分15aの上部から下部に向かって延出し、まつり縫
いを行うべく布2をZ形に折り畳んだ際の図示上側の折
曲端部2bを布折端ガイド15eに当接することにより
当該折曲端部2bの位置決めガイドを行うまつり縫いガ
イド板15dと、からなる。
【0021】ここで、上記まつり縫いガイド板15d
は、布押え足部分15aに対して針振り方向(図示左右
方向)に移動可能且つ所定位置で固定可能に設けられて
おり、上記布折端位置選択スイッチ12cにて選択され
る各布折端位置(本実施形態では布折端の針落ち位置は
3種類)に応じた各位置(3通りの位置)に布折端ガイ
ド15eが位置するように移動されて固定され得るよう
に構成されている。
【0022】なお、布折端位置選択スイッチ12cにて
選択される布折端位置に応じたまつり縫いガイド板15
dを有する押え足を3種類用意するようにすれば、まつ
り縫いガイド板15dを布押え足部分15aに対して針
振り方向に移動可能としなくても良い。
【0023】このような押え足15を用意したら、模様
選択スイッチ12aによる交互縫いの選択を待ち(ステ
ップ1)、交互縫いが選択されたら、ステップ2におい
て、縫い幅設定スイッチ12bにより入力された縁かが
り縫いの設定縫い幅X(図3(a)参照)を読み込んで
ステップ3に進み、ステップ3において、布折端位置選
択スイッチ12cにより入力されたまつり縫いの選択布
折端位置を読み込んでステップ4に進み、ステップ4に
おいて、縫い幅設定スイッチ12bにより入力されたま
つり縫いの設定縫い幅Y(図3(a)参照)を読み込ん
でステップ5に進み、ステップ5において、縫い目数設
定スイッチ12dにより入力された縁かがり縫い・まつ
り縫いの各設定縫い目数Na,Nbを読み込む。
【0024】そうしたら、作業者は、ステップ6に進む
前に、上記押え足15をミシンに装着し、図3に示され
るように、該押え足15の布端ガイド15cに布端2a
が当接するように布2をセットする。すると、布端2a
が針落ち位置に一致することになる。また、作業者は、
上記布折端位置選択スイッチ12cにより選択された布
折端位置に布折端ガイド15eが一致するように、まつ
り縫いガイド板15dを移動させた後固定し、布2をZ
形に折り畳んで図示上側の折曲端部2bが、移動・固定
された布折端ガイド15eに当接するように布2をセッ
トする。
【0025】なお、上述したように、布折端位置選択ス
イッチ12cにて選択された布折端位置に応じたまつり
縫いガイド板15dを有する押え足を3種類用意した場
合には、該当する押え足をミシンに装着し、押え足の布
端ガイド15cに布端2aが当接するように布2をセッ
トすると共に、布2をZ形に折り畳んで図示上側の折曲
端部2bが、常時固定されているまつり縫いガイド板1
5dの布折端ガイド15eに当接するように布2をセッ
トすることになる。
【0026】そうしたらステップ6に進み、ステップ6
において、起動・停止スイッチ13から起動指令が発せ
られたか否かを判定し、発せられない場合にはステップ
7に進み、ステップ7において、データを一時格納して
ステップ6にリターンし、一方起動指令が発せられた場
合にはステップ8に進み、ステップ8において、縁かが
り縫いに必要な縫製データ、すなわち上述した縫い幅設
定スイッチ12bにより設定された縫い幅Xに対応する
縁かがり縫い時の針落ち位置を読み出して縁かがり縫い
を開始し、布端2aに、図3(a)に示されるような縁
かがり縫い模様3の形成を開始する。
【0027】そして、縁かがり縫いの一縫い目を形成し
たらステップ9に進み、今現在の縁かがり縫い目数Nに
+1してステップ10に進み、ステップ10において、
今現在の縁かがり縫い目数Nと縫い目数設定スイッチ1
2dにより入力された縁かがり縫いの設定縫い目数Na
とを比較し、N<Naの場合にはステップ6にリターン
して、設定された縁かがり縫いの縫い目数Naとなるま
で同様な動作を繰り返し、一方N=Naの場合には、設
定された縁かがり縫いの縫い目数Naでの縁かがり縫い
を布2の送り方向に設定分完了したとしてステップ11
に進み、ステップ11において、起動・停止スイッチ1
3から起動指令が発せられたか否かを判定し、発せられ
ない場合にはステップ12に進み、ステップ12におい
て、データを一時格納してステップ11にリターンす
る。
【0028】一方、起動指令が発せられた場合にはステ
ップ13に進み、ステップ13において、まつり縫いに
必要な縫製データ、すなわち上述した布折端位置選択ス
イッチ12cにて選択された各布折端位置(本実施形態
では布折端の針落ち位置は3種類)及び上記縫い幅設定
スイッチ12bにより設定された縫い幅に対応するまつ
り縫い時の針落ち位置を読み出してまつり縫いを開始
し、折曲端部2bに、図3(a)に示されるようなまつ
り縫い模様5の形成を開始する。
【0029】この時、上述したように、押え足15の針
孔15bが、針振り可能範囲Zに相当する幅以上で針振
り方向に長く開口されていると共に、上記布折端位置選
択スイッチ12cにて選択された各布折端位置が、縁か
がり縫いを行う布端位置から針振り可能範囲Z内の位置
にそれぞれ設定されているため、布2をセットし直すこ
となく且つ押え足15を交換することなく、まつり縫い
模様5が上記縁かがり縫い模様3の最後の模様から続け
て形成されることになる。
【0030】そして、まつり縫いの一縫い目を形成した
らステップ14に進み、今現在のまつり縫い目数Nに+
1してステップ15に進み、ステップ15において、今
現在のまつり縫い目数Nと縫い目数設定スイッチ12d
により入力されたまつり縫いの設定縫い目数Nbとを比
較し、N<Nbの場合にはステップ11にリターンし
て、設定されたまつり縫いの縫い目数Nbとなるまで同
様な動作を繰り返し、一方N=Nbの場合には、設定さ
れたまつり縫いの縫い目数Nbでのまつり縫いを布2の
送り方向に設定分完了したとしてステップ16に進み、
ステップ16において、起動・停止スイッチ13から停
止指令が発せられたか否かを判定し、発せられない場合
にはステップ6にリターンして、上記縁かがり縫い模
様、まつり縫い模様を同様な動作で交互に形成し、一方
停止指令が発せられた場合には、このフローを終了す
る。
【0031】そして、このような交互縫いにより、図4
(a)に示されるような、布2の縁部2aに、所定の縫
い目数Na分、所定の縫い幅Xで形成された縁かがり縫
い模様3と、布2の折曲端部2bに、所定の縫い目数N
b分、所定の縫い幅Yで形成されたまつり縫い模様5
と、が布2の送り方向に連続して交互に形成されること
になる。従って、この交互縫いがなされた布2を折り返
すと、図4(b)に示されるように、まつり縫い模様5
の一部が見えるものとなる。
【0032】このように、本実施形態においては、縁か
がり縫い模様3とまつり縫い模様5とを、針振り可能範
囲Z内の位置であって各縫い模様3,5を形成すべき位
置2a,2bに、設定された縫い目数Na,Nb、設定
された縫い幅X,Yで布送り方向に連続して交互に形成
するようにしているため、これら縫い模様3,5を同一
の押え足15を用いて布2のセットのし直しをすること
なく形成でき、作業の煩雑さをなくすことができるよう
になっている。また、縁かがり縫い模様3とまつり縫い
模様5とを交互に形成しているため、縫い時間を短くで
き、製造コストを低減できるようになっている。また、
同一の押え足15を用いて各縫い模様3,5を形成して
いるため、押え足を1種類にでき、さらに製造コストを
低減できるようになっている。
【0033】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例
えば、上記実施形態においては、縁かがり縫い、まつり
縫いの各縫い目数(針数)、各縫い幅を、作業者が設定
できるようにしているが、これらを固定データとしても
良い。
【0034】また、上記実施形態においては、布折りを
3種類とし、作業者がその1つを選択設定するようにし
ているが、布折りの種類は勿論3種類に限定されるもの
ではない。特に、布折りを1種類とした場合には、上述
したまつり縫いガイド板15dを針振り方向に移動させ
得る構造も必要なく、押え足15は、当該布折端位置に
対応するまつり縫いガイド板15dを固定とした1種類
で良い。
【0035】さらにまた、上記実施形態においては、縁
かがり縫いを先に、まつり縫いを後に行うようにしてい
るが、まつり縫いを先に、縁かがり縫いを後に行うよう
にしても良い。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のジグザグミ
シンの縫い模様及びジグザグミシンの縫い模様の形成方
法は、縁かがり縫い模様とまつり縫い模様とを、各縫い
模様を形成すべき位置に、所定の針数、縫い幅で連続し
て交互に形成し、これら縫い模様を針振り可能範囲内の
位置に同一の押え足を用いて、各縫い模様に応じての押
え足の交換や被縫製物のセットのし直しをすることなく
形成し得るように構成したものであるから、作業の煩雑
さをなくすことが可能となる。また、縁かがり縫い模様
とまつり縫い模様とを交互に形成し縫い時間を短くし得
ると共に、同一の押え足の使用により押え足の個数を低
減し得るように構成したものであるから、製造コストを
飛躍的に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したジグザグミシンの構成を表し
たブロック図である。
【図2】同上ジグザグミシンの動作手順を表したフロー
図である。
【図3】同上ジグザグミシンに採用された押え足を縫製
中の被縫製物と共に表した図であり、(a)は平面図、
(b)は正面図である。
【図4】同上ジグザグミシンにより形成された縫い模様
を表した図であり、(a)は縫い模様が形成された被縫
製物の裏面図、(b)は縫い模様が形成された被縫製物
の表面図である。
【図5】従来技術のジグザグミシンにより裾上げを行う
際の工程説明図である。
【符号の説明】
2 被縫製物 2a 被縫製物の縁部 2b 被縫製物の所定回数折りした折曲端部 3 縁かがり縫い模様 5 まつり縫い模様 12a 縫い模様選択手段 12b 縫い幅設定手段 12c 布折端位置選択手段 12d 縫い目数設定手段 14 制御手段 14a ROM 14b RAM 14c 模様制御手段 14e モータ駆動制御回路 14f 針振り制御回路 14g カウンタ 14h 比較手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジグザグミシンにより形成された縫い模
    様であって、 被縫製物の縁部に、所定の針数分、所定の縫い幅で形成
    された縁かがり縫い模様と、 当該被縫製物の所定回数折りした折曲端部に、所定の針
    数分、所定の縫い幅で形成されたまつり縫い模様と、が
    前記被縫製物の送り方向に連続して交互に形成されたこ
    とを特徴とするジグザグミシンの縫い模様。
  2. 【請求項2】 ジグザグミシンにより縫い模様を形成す
    る方法であって、 縁かがり縫い模様またはまつり縫い模様の何れか一方の
    縫い模様を、当該一方の縫い模様を形成すべき位置に、
    所定の押え足を用いて被縫製物を送りつつ針振りを行い
    ながら、所定の針数、縫い幅で前記被縫製物の送り方向
    に形成し、 当該一方の縫い模様を形成したら、他方の縫い模様を、
    針振り可能範囲内の位置であって当該他方の縫い模様を
    形成すべき位置に、前記押え足を用いて被縫製物を送り
    つつ針振りを行いながら、所定の針数、縫い幅で前記被
    縫製物の送り方向に前記一方の縫い模様に連続して形成
    し、 縁かがり縫い模様とまつり縫い模様とを前記被縫製物の
    送り方向に連続して交互に形成することを特徴とするジ
    グザグミシンの縫い模様の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7963239B2 (en) 2007-08-21 2011-06-21 Juki Corporation Zigzag sewing machine
CN107119392A (zh) * 2017-07-13 2017-09-01 浙江宇邦滤材科技有限公司 一种用于缝合滤布的生产线
CN107130372A (zh) * 2017-07-13 2017-09-05 浙江宇邦滤材科技有限公司 一种滤袋的出料机构
US10415167B2 (en) 2015-01-07 2019-09-17 Juki Corporation Sewing machine

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