JPH1011819A - ディスクの貼り合わせ方法 - Google Patents

ディスクの貼り合わせ方法

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JPH1011819A
JPH1011819A JP16909296A JP16909296A JPH1011819A JP H1011819 A JPH1011819 A JP H1011819A JP 16909296 A JP16909296 A JP 16909296A JP 16909296 A JP16909296 A JP 16909296A JP H1011819 A JPH1011819 A JP H1011819A
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JP
Japan
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disk
adhesive
bonding surface
disks
bonding
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JP16909296A
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English (en)
Inventor
Norihide Higaki
典秀 檜垣
Keinosuke Kanejima
敬之介 金島
Osamu Hirota
修 広田
Hiroyuki Fukuno
弘之 福野
Susumu Nojiri
進 野尻
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無駄な接着剤を減らし、必要量のみ接着剤を
塗布することができ、かつ、接着剤内に気泡が混入しな
いディスクの貼り合わせ方法を提供する。 【解決手段】 接着剤6,12をディスク7,8,1
3,14の貼り合わせ面に、例えば任意の円周上にリン
グ状に一周、塗布することで、必要量の接着剤使用で済
み、しかもディスクと接着剤がディスクの角度あるいは
接着剤の傾斜に沿って連続的に接触するため、気泡の混
入の無い安定した貼り合わせが行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクなどの
2枚のディスクを接着剤を介して貼り合わせるディスク
の貼り合わせ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの貼り合わせ方法は、
図1に示すように、一方の光ディスク2の貼り合わせ面
に大量の接着剤3を塗布し、他方の光ディスク1を先の
光ディスク2と大略平行に接近させて、図2に示すよう
に接着剤3により2枚の光ディスク1,2を貼り合わせ
る。そして、図3に示すように、この貼り合わせられた
2枚の光ディスク1,2を高速回転させて、気泡4と共
に余分な接着剤3を2枚の光ディスク1,2の間から外
部に飛散させる方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の光ディスクの貼り合わせ方法では、図1に示す
ように接着剤3を光ディスク2に塗布した後、光ディス
ク1を接着剤3付きの光ディスク2に重ね合わせると、
必ず図2に示すように多数の気泡4が接着剤3内に混入
していた。このように気泡4が接着剤3内に混入してし
まうと、気泡4の空気が光ディスク1,2の表面に接触
して光ディスクの表面膜の劣化が生じて、光ディスク
1,2の記録状態が悪化したり、光ディスク1,2の経
年変化を助長してしまうといった種々の問題を引き起こ
す原因となる。従って、光ディスクの貼り合わせ作業で
は、接着剤3内に気泡4が混入しないことが要求され
る。本発明は、上記従来の問題点に鑑み、無駄な接着剤
を減らし、必要量のみ接着剤を塗布することができ、か
つ、接着剤内に気泡が混入しないディスクの貼り合わせ
方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成している。本発明の第1
態様によれば、第1ディスクの貼り合わせ面と第2ディ
スクの貼り合わせ面とを接着剤を介して貼り合わせるデ
ィスクの貼り合わせ方法において、上記第1ディスクの
貼り合わせ面に上記接着剤を塗布し、上記第1ディスク
の貼り合わせ面に対して上記第2ディスクの貼り合わせ
面を相対的に傾斜させて互いに相対的に接近させ、上記
第1ディスクの貼り合わせ面の接着剤が上記第2ディス
クの貼り合わせ面に接触した時点から、徐々に、上記第
1ディスクの貼り合わせ面と上記第2ディスクの貼り合
わせ面とが平行になるように上記第1ディスクと上記第
2ディスクとを貼り合わせるようにしたことを特徴とす
る。
【0005】本発明の第2態様によれば、第1ディスク
の貼り合わせ面と第2ディスクの貼り合わせ面とを接着
剤を介して貼り合わせるディスクの貼り合わせ方法にお
いて、上記第1ディスクの貼り合わせ面と上記第2ディ
スクの貼り合わせ面とのそれぞれに上記接着剤を塗布
し、上記第1ディスクの貼り合わせ面に対して第2ディ
スクの貼り合わせ面を相対的に傾斜させて互いに相対的
に接近させ、上記第1ディスクの貼り合わせ面の接着剤
が上記第2ディスクの貼り合わせ面又は貼り合わせ面の
接着剤に接触した時点から、徐々に、上記第1ディスク
の貼り合わせ面と上記第2ディスクの貼り合わせ面とが
平行になるように上記第1ディスクと上記第2ディスク
とを貼り合わせるようにしたことを特徴とする。
【0006】本発明の第3態様によれば、上記第1又は
第2態様において、上記ディスクの貼り合わせ面への上
記接着剤の塗布は、大略円周状に1周だけ塗布するよう
に構成することもできる。本発明の第4態様によれば、
上記第1〜第3態様のいずれかにおいて、上記第1ディ
スクと第2ディスクとを接近させて、上記接着剤とディ
スクの貼り合わせ面とを接触させる前に、ディスク同士
が接触しないような角度で上記第1ディスクと第2ディ
スクとを傾斜させて接近させるように構成することもで
きる。本発明の第5態様によれば、上記第1〜第4態様
のいずれかにおいて、上記第1ディスクと第2ディスク
とを相対的に傾斜させて接近させるときの傾斜角度は1
0〜20度であるように構成することもできる。本発明
の第6態様によれば、上記第1〜第5態様のいずれかに
おいて、相対的に傾斜させた状態で第1ディスクと第2
ディスクとを相対的に接近させるときの速度は毎秒15
ミリメートル以下とし、接着剤がディスクの貼り合わせ
面に接触した時点から第1ディスクの貼り合わせ面と第
2ディスクの貼り合わせ面とが平行となるように動作さ
せるときの第1ディスクと第2ディスクの相対的な動作
速度は毎秒10度以下であるように構成することもでき
る。
【0007】本発明の第7態様によれば、第1ディスク
の貼り合わせ面と第2ディスクの貼り合わせ面とを接着
剤を介して貼り合わせるディスクの貼り合わせ方法にお
いて、上記第1ディスクの貼り合わせ面に上記接着剤
を、接着剤の第2ディスクの貼り合わせ面に対向する面
が第2ディスクの貼り合わせ面に対して傾斜するよう
に、塗布し、上記第1ディスクの貼り合わせ面に対して
上記第2ディスクの貼り合わせ面を互いに相対的に接近
させ、上記第1ディスクの貼り合わせ面の接着剤が上記
第2ディスクの貼り合わせ面に接触した時点から、徐々
に、上記第1ディスクの貼り合わせ面と上記第2ディス
クの貼り合わせ面とが平行になるように上記第1ディス
クと上記第2ディスクとを貼り合わせるようにしたこと
を特徴とする。
【0008】本発明の第8態様によれば、第7態様にお
いて、接着剤の第2ディスクの貼り合わせ面に対向する
面が第2ディスクの貼り合わせ面に対して傾斜する傾斜
角度は、2〜10度であるように構成することもでき
る。本発明の第9態様によれば、上記第7又は第8態様
において、第1ディスクと第2ディスクとを相対的に接
近させるときの速度は毎秒15ミリメートル以下である
ように構成することもできる。
【0009】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、接
着剤をディスクの貼り合わせ面に、例えば任意の円周上
にリング状に一周、塗布することで、必要量の接着剤使
用で済み、しかもディスクと接着剤がディスクの角度あ
るいは接着剤の傾斜に沿って連続的に接触するため、気
泡の混入の無い安定した貼り合わせが行えるという有利
な効果が得られる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について添付の
図面を参照しながら説明する。本発明の第1実施形態に
かかるディスクの貼り合わせ方法は、光ディスク7,8
の貼り合わせ面7a,8aの片方もしくは両方の任意の
円周上に接着剤6を塗布し、2枚の光ディスク7,8を
平行でなく、ある角度を設けて接近させ、接着剤6同士
の一部、または接着剤6と光ディスク7又は8の一部が
接した時点から、徐々に2枚の光ディスク7,8が平行
になるように貼り合わせる方法で、気泡の混入が無いと
いう効果を奏するものである。この第1実施形態にかか
るディスクの貼り合わせ方法をより詳細に説明する。図
4は、上記第1実施形態にかかるディスクの貼り合わせ
方法において、接着材塗布装置5で接着剤6をディスク
7に塗布する状態を示す斜視図、図5はディスク7の上
に塗布された接着剤6の状態を示す図、図6は接着剤塗
布後、ディスク貼り合わせの手順を示す図、図7は、貼
り合わせ後の接着剤6と2枚のディスク7,8の関係を
表す図で、気泡混入が無いことを示している。
【0011】図4に示すように、まず、接着剤塗布装置
5で、ディスク7の貼り合わせ面7aの任意の円周上
に、接着剤6を1重の円を画くように塗布する。この接
着剤6の一例としては、紫外線硬化性の接着剤が挙げら
れる。このとき、図5に示すように、接着剤6が任意の
円周上でほぼ同一の断面となる様に塗布を行うことが好
ましい。通常、塗布位置は、ディスク7がその直径が1
20mmの場合、ディスク7の中心から半径方向25m
m〜35mmの位置を使用する。この後、図6に示すよ
うに、他のディスク8をディスク7と少なくとも平行に
ならないように傾斜させつつ、矢印9のディスク7の厚
さ方向若しくは図6のディスク7に対して斜め上方よ
り、徐々に下降させる。通常は、傾斜角度が大きすぎる
と接着剤6がディスクの貼り合わせ面に接触する前にデ
ィスクの貼り合わせ面同士が接触してしまい、円滑な貼
り合わせ動作ができないため、及び、平行に近い状態で
ディスク7,8を貼り合わせることにより、接着剤6内
への気泡の混入を効果的に防止できるため、ディスク7
に対してディスク8は10度から20度の角度を持たせ
つつ、ディスク8をディスク7に接近させるのが好まし
い。このときのディスク8の下降速度は、あまり下降速
度が早いとディスク7,8間の接着剤6内に気泡を抱き
込む可能性があるため、最大でも毎秒15ミリメートル
を越えないようにするのが好ましい。ディスク7の接着
剤6とディスク8の貼り合わせ面8aの一部が接触した
ら、次に図6において矢印10に示す方向に沿って、デ
ィスク8を徐々にディスク7に平行となる位置まで傾斜
角度が少なくなるように回転させる。このときのディス
ク8の回転速度は、少なくとも毎秒10度を越えないこ
とが好ましい。このようにディスク8をディスク7に対
して回転させることにより、ディスク7の接着剤6をデ
ィスク7の貼り合わせ面7aとディスク8の貼り合わせ
面8aとの間で、最初に接着剤6にディスク8が接触し
た部分から順に接着剤6を両貼り合わせ面7a,8a間
で押し広げられる。このとき接着剤6がディスク8と接
触していく部分では、接着剤6とディスク8の貼り合わ
せ面8aとが密着する状態となっており、この部分にお
いて接着剤6内に気泡が混入することは困難である。こ
のような状態で、ディスク7,8の貼り合わせ面7a,
8aが互いに平行となるようにディスク8をディスク7
に対して回転させて接着剤6を両貼り合わせ面7a,8
a間で押し広げ、両貼り合わせ面7a,8a間の気体は
接着剤6内に抱き込まれることなく、ディスク周囲に押
し出される。また、ディスク中心側においては、それぞ
れの中心開口7b,8bから気体を両貼り合わせ面7
a,8aの外部に押し出すようにする。この結果、接着
剤6内に気泡が混入するのを効果的に防止することがで
きて、図7に示すように、必要量の接着剤6で気泡混入
の無い2枚のディスク7,8の貼り合わせを実現させる
ことができる。なお、ディスク8の下降速度は、ディス
ク8をディスク7に対して傾斜した状態で下降させる場
合の速度であって、例えば、ディスク7に対してある距
離まではディスク7と平行な状態でディスク8を上記下
降速度以上の大きな速度で下降させ、ディスク7に接近
した位置で一旦ディスク8の下降を停止させ、ディスク
8をディスク7に対して上記した10度から20度の角
度を持たせるように傾斜させてディスク7の接着剤6に
ディスク8を接触させるようにしてもよい。この場合の
ディスク8の傾斜速度は任意速度でよい。ディスク8が
ディスク7の接着剤6に接触したのちは上記したような
回転速度でディスク8を回転させるのが好ましい。
【0012】図4〜7は、ディスク7の貼り合わせ面7
aに接着剤6を塗布する例を示したが、ディスク7では
なくディスク8の貼り合わせ面8aに図4と同様に接着
剤6を塗布して、接着剤6が無いディスク7の貼り合わ
せ面7aに、接着剤6が塗布されたディスク8を傾斜さ
せつつ貼り合わせる状態を図8に示す。この例でも、図
4〜6と同様に、最終的には図7のような気泡の無いデ
ィスク7,8の貼り合わせ状態を実現することができ
る。図9は、図4〜6と同様にディスク7の貼り合わせ
面7aに接着剤6を塗布するとともに、ディスク8の貼
り合わせ面8aにも同様な手順で接着剤6を塗布し、デ
ィスク8をディスク7に対して傾斜させつつ貼り合わせ
る状態を示す。この例では、ディスク7の接着剤6とデ
ィスク8の接着剤6とが接触した時点からディスク8の
上記回転を開始する。この例でも、最終的には図7のよ
うな気泡の無いディスク7,8の貼り合わせ状態を実現
することができる。
【0013】この第1実施形態によれば、接着剤6をデ
ィスク7又は8の片面もしくはディスク7,8の両面の
任意の円周上に一周だけ塗布して、2枚のディスク7,
8を相対的に傾斜させつつ貼り合わせることにより、接
着剤6を必要量だけディスク7,8に塗布して貼り合わ
せを行うことができて、接着剤6のロスをゼロもしくは
最小限に押さえることができるとともに、ディスク7,
8を相対的に傾斜させて貼り合わせることにより、接着
剤6内に気泡が混入することが効果的に防止でき、気泡
がほとんどない状態で2枚のディスク7,8を貼り合わ
せることができる。
【0014】次に、本発明の第2実施形態にかかるディ
スクの貼り合わせ方法について説明する。この第2実施
形態にかかるディスクの貼り合わせ方法は、ディスク1
3,14の貼り合わせ面13a,14aの片方もしくは
両方の任意の円周上に、接着剤12の断面形状がディス
ク13,14の貼り合わせ面13a,14aに平行でな
く連続的に傾斜した状態で塗布し、2枚のディスク1
3,14を平行に接近させ貼り合わせる方法で、貼り合
わせ時に気泡の混入を無くすことができるものである。
この第2実施形態にかかるディスクの貼り合わせ方法に
ついてより詳細に説明する。図10は上記第2実施形態
にかかるディスクの貼り合わせ方法において、接着剤1
2をディスク13の貼り合わせ面13aに塗布する状態
を示す斜視図、図11はディスク13の上に塗布された
接着剤12の状態を示す図、図12は接着剤塗布後、2
枚のディスク13,14の貼り合わせの手順を示す図で
ある。
【0015】図10に示すように、まず、接着剤塗布装
置11でディスク13の貼り合わせ面13aの任意の円
周上に、接着剤12を1重の円を画くように塗布する。
図11に接着剤12を塗布した状態を示す。通常は、接
着剤12の塗布位置は、第1実施形態における接着剤6
の塗布位置と同様な位置を使用する。接着剤12は、図
11に示すように、ディスク13の貼り合わせ面13a
にリング状に塗布され、しかもディスク13の貼り合わ
せ面13aに平行でなく、連続的に傾斜した形状となる
必要がある。通常は、2度〜10度の傾斜をもつよう塗
布する。接着剤12が以上のように形成された後、図1
2で示すように、矢印15に沿って徐々にディスク14
をディスク13と大略平行に下降させる。そして、接着
剤12の最もディスク14に近い側から傾斜に沿って連
続的にディスク14の貼り合わせ面14aに接触して両
貼り合わせ面13a,14a間で接着剤12が押し広げ
られ、両貼り合わせ面13a,14a間の気体は接着剤
12内に抱き込まれることなく、ディスク周囲に押し出
される。また、ディスク中心側においては、それぞれの
中心開口13b,14bから気体を両貼り合わせ面13
a,14aの外部に押し出すようにする。これにより接
着剤12内に気泡の混入を防ぐことができる。ディスク
14の下降速度は、あまり下降速度が早いとディスク1
3,14間の接着剤12内に気泡を抱き込む可能性があ
るため、少なくとも毎秒15ミリメートル以下であるの
が好ましい。図10〜12では、ディスク13の貼り合
わせ面13aに接着剤12を塗布する場合を示したが、
ディスク14の貼り合わせ面14aに図10,11のよ
うに接着剤12を塗布したのち、図13に示すように、
接着剤12が形成されたディスク14をディスク13に
対して下降させ、ディスク14の傾斜した接着剤12の
最もディスク13に近い部分から順に連続的にディスク
14の接着剤12がディスク13の貼り合わせ面13a
に接触するようにして、接着剤12内に気泡が混入しな
いようにしてもよい。
【0016】この第2実施形態によれば、図11のよう
に傾斜した接着剤12をディスク13又は14の片面も
しくはディスク13,14の両面の任意の円周上に一周
だけ塗布して、2枚のディスク13,14を大略平行に
貼り合わせることにより、接着剤12を必要量だけディ
スク13,14に塗布して貼り合わせを行うことができ
て、接着剤12のロスをゼロもしくは最小限に押さえる
ことができるとともに、対向するディスクの貼り合わせ
面に対する接着剤12の接触面を傾斜させた状態でディ
スク13,14を大略に平行に貼り合わせることによ
り、接着剤12内に気泡が混入することが効果的に防止
でき、気泡がほとんどない状態で2枚のディスク13,
14を貼り合わせることができる。なお、以上の説明で
は、いずれか一方のディスク13,14の片面のみに接
着剤12を塗布した例で説明したが、ディスク13,1
4の両面に接着剤12を塗布しても同様に実施可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のディスクの貼り合わせ方法において、
2枚のディスクを接近させる状態を示す断面図である。
【図2】 図1の従来の方法において接着剤により2枚
の光ディスクを貼り合わせた状態を示す断面図である。
【図3】 図2において貼り合わせられた2枚の光ディ
スクを高速回転させて、気泡と共に余分な接着剤を2枚
の光ディスクの間から外部に飛散させる状態を示す断面
図である。
【図4】 本発明の第1実施形態にかかるディスクの貼
り合わせ方法において、接着材塗布装置で接着剤をディ
スクに塗布する状態を示す斜視図である。
【図5】 上記第1実施形態において、ディスクの上に
塗布された接着剤の状態を示す断面図である。
【図6】 上記第1実施形態において、接着剤塗布後、
ディスク貼り合わせの手順を示す断面図である。
【図7】 上記第1実施形態において、貼り合わせ後の
接着剤と2枚のディスクとの関係を表す断面図である。
【図8】 上記第1実施形態における変形例を説明する
ための断面図である。
【図9】 上記第1実施形態における別の変形例を説明
するための断面図である。
【図10】 本発明の記第2実施形態にかかるディスク
の貼り合わせ方法において、接着剤をディスクの貼り合
わせ面に塗布する状態を示す斜視図である。
【図11】 上記第2実施形態においてディスクの上に
塗布された接着剤の状態を示す断面図である。
【図12】 上記第2実施形態において接着剤塗布後、
2枚のディスクの貼り合わせの手順を示す断面図であ
る。
【図13】 上記第2実施形態における変形例を示す断
面図である。
【符号の説明】 7,8,13,14 ディスク 6,12 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福野 弘之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 野尻 進 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ディスク(7,8)の貼り合わせ面
    (7a,8a)と第2ディスク(8,7)の貼り合わせ
    面(8a,7a)とを接着剤(6)を介して貼り合わせ
    るディスクの貼り合わせ方法において、 上記第1ディスクの貼り合わせ面に上記接着剤を塗布
    し、 上記第1ディスクの貼り合わせ面に対して上記第2ディ
    スクの貼り合わせ面を相対的に傾斜させて互いに相対的
    に接近させ、 上記第1ディスクの貼り合わせ面の接着剤が上記第2デ
    ィスクの貼り合わせ面に接触した時点から、徐々に、上
    記第1ディスクの貼り合わせ面と上記第2ディスクの貼
    り合わせ面とが平行になるように上記第1ディスクと上
    記第2ディスクとを貼り合わせるようにしたことを特徴
    とするディスクの貼り合わせ方法。
  2. 【請求項2】 第1ディスク(7,8)の貼り合わせ面
    (7a,8a)と第2ディスク(8,7)の貼り合わせ
    面(8a,7a)とを接着剤(6)を介して貼り合わせ
    るディスクの貼り合わせ方法において、 上記第1ディスクの貼り合わせ面と上記第2ディスクの
    貼り合わせ面とのそれぞれに上記接着剤を塗布し、 上記第1ディスクの貼り合わせ面に対して第2ディスク
    の貼り合わせ面を相対的に傾斜させて互いに相対的に接
    近させ、 上記第1ディスクの貼り合わせ面の接着剤が上記第2デ
    ィスクの貼り合わせ面又は貼り合わせ面の接着剤に接触
    した時点から、徐々に、上記第1ディスクの貼り合わせ
    面と上記第2ディスクの貼り合わせ面とが平行になるよ
    うに上記第1ディスクと上記第2ディスクとを貼り合わ
    せるようにしたことを特徴とするディスクの貼り合わせ
    方法。
  3. 【請求項3】 上記ディスクの貼り合わせ面への上記接
    着剤の塗布は、大略円周状に1周だけ塗布するようにし
    た請求項1又は2に記載のディスクの貼り合わせ方法。
  4. 【請求項4】 上記第1ディスクと第2ディスクとを接
    近させて、上記接着剤とディスクの貼り合わせ面とを接
    触させる前に、ディスク同士が接触しないような角度で
    上記第1ディスクと第2ディスクとを傾斜させて接近さ
    せるようにした請求項1〜3のいずれかに記載のディス
    クの貼り合わせ方法。
  5. 【請求項5】 上記第1ディスクと第2ディスクとを相
    対的に傾斜させて接近させるときの傾斜角度は10〜2
    0度であるようにした請求項1〜4のいずれかに記載の
    ディスクの貼り合わせ方法。
  6. 【請求項6】 相対的に傾斜させた状態で第1ディスク
    と第2ディスクとを相対的に接近させるときの速度は毎
    秒15ミリメートル以下とし、接着剤がディスクの貼り
    合わせ面に接触した時点から第1ディスクの貼り合わせ
    面と第2ディスクの貼り合わせ面とが平行となるように
    動作させるときの第1ディスクと第2ディスクの相対的
    な動作速度は毎秒10度以下であるようにした請求項1
    〜5のいずれかに記載のディスクの貼り合わせ方法。
  7. 【請求項7】 第1ディスク(13,14)の貼り合わ
    せ面(13a,14a)と第2ディスク(14,13)
    の貼り合わせ面(14a,13a)とを接着剤(12)
    を介して貼り合わせるディスクの貼り合わせ方法におい
    て、 上記第1ディスクの貼り合わせ面に上記接着剤を、接着
    剤の第2ディスクの貼り合わせ面に対向する面が第2デ
    ィスクの貼り合わせ面に対して傾斜するように、塗布
    し、 上記第1ディスクの貼り合わせ面に対して上記第2ディ
    スクの貼り合わせ面を互いに相対的に接近させ、 上記第1ディスクの貼り合わせ面の接着剤が上記第2デ
    ィスクの貼り合わせ面に接触した時点から、徐々に、上
    記第1ディスクの貼り合わせ面と上記第2ディスクの貼
    り合わせ面とが平行になるように上記第1ディスクと上
    記第2ディスクとを貼り合わせるようにしたことを特徴
    とするディスクの貼り合わせ方法。
  8. 【請求項8】 接着剤の第2ディスクの貼り合わせ面に
    対向する面が第2ディスクの貼り合わせ面に対して傾斜
    する傾斜角度は、2〜10度であるようにした請求項7
    に記載のディスクの貼り合わせ方法。
  9. 【請求項9】 第1ディスクと第2ディスクとを相対的
    に接近させるときの速度は毎秒15ミリメートル以下で
    あるようにした請求項7又は8のいずれかに記載のディ
    スクの貼り合わせ方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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