JPH10117996A - 食器洗い機の運転方法 - Google Patents

食器洗い機の運転方法

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JPH10117996A
JPH10117996A JP28050296A JP28050296A JPH10117996A JP H10117996 A JPH10117996 A JP H10117996A JP 28050296 A JP28050296 A JP 28050296A JP 28050296 A JP28050296 A JP 28050296A JP H10117996 A JPH10117996 A JP H10117996A
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浩章 乾
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政樹 由良
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食器洗い機のポンプは実使用状況下ではいろ
いろな原因によりエアガミ状態となったり、異物が流水
経路に詰まってポンプ性能が低下し、所定のポンプ性能
を発揮できないという課題があった。 【解決手段】 本発明は、洗浄水を機外に排出する排水
ポンプ11と、回転の可変が可能な洗浄ポンプ8と、排
水ポンプ11等を制御する制御装置15と、洗浄経路内
に配設した洗浄ポンプ動作時の運転状態を検知する検知
手段16とを備え、洗浄ポンプ8の運転状態を検知する
検知手段16から得られた信号に基づいて、制御装置1
5が洗浄ポンプ能力を制御する運転を行う食器洗い機で
あって、残菜フィルタの目詰まり等による洗浄水の泡立
ちや、異物の堆積等ポンプ性能が低下する要因が発生し
た場合においても、高い洗浄性能、排水性能が得られ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は洗浄水の噴射により
洗浄を行う食器洗い機の運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の食器洗い機について、図2
1に基づいて説明する。食器を洗浄槽41の食器かご4
2に収納し、洗剤を投入して運転を開始する。運転が開
始されると、まず所定量の洗浄水を洗浄槽41に供給す
る給水工程が実行される。続いて、洗浄ポンプ43によ
って加圧され且つヒータ44によって加熱された洗浄水
が洗剤と共に洗浄ノズル45から噴射される本洗工程が
行われる。洗浄水は洗浄ノズル45の噴射孔46から鉛
直方向または斜め上方向に噴射される。また洗浄ノズル
45はこの噴射反力によって略水平に回転する。したが
って、洗浄水の多くは洗浄ノズル45の回転方向とは逆
方向に傾斜して噴射されて、食器に衝突する。この洗浄
水の衝突力・洗剤・熱等の作用によって、食器は洗浄さ
れるものである。
【0003】所定時間の本洗工程を経ると、次に食器等
から洗い落とされた汚れを含む洗浄水を排水ポンプ47
によって機外に排出する排水工程に入る。この排水工程
は排水ポンプを一時停止させる断続運転を行うことによ
り、排水ポンプや排水経路内にたまった空気を抜き去る
ことによって排水能力の回復を図りながら所定の排水能
力を得るものである。さらに新たに洗浄水を供給する給
水工程と、洗剤や残菜(食器に付着した汚れを残菜とも
いう)で汚れた食器をすすぐために洗浄水を洗浄ノズル
45から噴射するすすぎ工程と、前記排水工程とが連続
して4回繰り返されて、洗浄工程の運転を終了するもの
である。なお48は、洗浄ポンプ43・ヒータ44等の
運転を制御する制御装置である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構成の
食器洗い機は以下に示す課題を有している。食器洗い機
で運転を行う場合、洗浄、排水といった動作を行わせる
ために専用のポンプを用いている。そして、これらポン
プは実使用状況下ではいろいろな原因(例えば、卵など
泡の発生しやすい残菜を投入したとき)によりエアガミ
状態となったり、異物が洗浄経路(ポンプ、ノズル、残
菜フィルタ等)に詰まって洗浄ポンプ性能が低下し、所
定のポンプ性能を発揮できないという問題点があった。
【0005】特に洗浄行程における問題としては、誤っ
て中性洗剤を投入して運転したり、卵などの蛋白質を多
く含んだ汚染物(食器に付着した汚れ)の洗浄、汚染物
が多く残菜を分離する残菜フィルタの目詰まりが激しい
場合などは、洗浄水が泡立ち、洗浄ポンプに気泡が大量
に進入してポンプ性能が大幅に低下して洗浄不能にな
る。また、ノズルヘッドなどにご飯粒やその他の異物が
詰まって洗浄経路をふさぎ、洗浄水が流れにくくなり、
所定の洗浄性能がでなくなる場合がある。
【0006】さらに排水行程においても、中性洗剤の投
入や、卵などの蛋白質を多く含んだ汚染物の洗浄、残菜
フィルタの目詰まりの激しい場合など、排水ポンプに気
泡が進入してポンプ能力が大幅に低下する。
【0007】また、異物が堆積あるいは詰まって排水経
路をふさぎ、所定の排水性能が低下して残水が多くなる
ことによるすすぎ性能の低下や、排水不良を起こす場合
がある。また、機外に洗浄水を排出する排水ホースの一
部がU字型あるいは螺旋状になるよう設置された場合、
排水ホース内部に洗浄水が溜まってしまう。結果、次に
給水された時に排水ポンプ内の空気が機外に抜けなくな
り、排水不能に陥る場合がある。
【0008】よって本発明は以上のような従来の構成が
有している課題を解決するもので、残菜フィルタの目詰
まり等による洗浄水の泡立ちや、異物の堆積等ポンプ性
能が低下する要因が発生した場合においても、洗浄性
能、排水性能を得られる食器洗い機を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の食器洗い機は、回転の可変が可能な洗浄ポン
プと、洗浄経路内に配設し、かつ洗浄ポンプの運転状態
を検知する検知手段を備え、洗浄ポンプの運転状態を検
知する検知手段から得られた信号に基づき、制御手段が
洗浄ポンプ能力を制御し、エアガミなどによってポンプ
能力が低下した場合、ポンプ回転数を増速させて所定の
ポンプ能力を維持させるように動作させるものである。
(ここで洗浄経路内とは残菜フィルタが配設されている
ハイスイコウからポンプ、そして洗浄水を吐出するノズ
ルのノズルヘッドまでを言う。)また、回転の可変が可
能な排水ポンプと、排水経路内に配設し、かつ排水ポン
プの運転状態を検知する検知手段を備え、排水ポンプの
運転状態を検知する検知手段から得られた信号に基づ
き、制御手段が排水ポンプ能力を制御し、エアガミや排
水ホース設置状況などによってポンプ能力が低下した場
合、ポンプ回転数を増速させて所定のポンプ能力を維持
させるように動作させるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、洗浄槽
と、食器を収納する食器かごと、洗浄水を噴射する洗浄
ノズルと、洗浄水を機外に排出する排水ポンプと、回転
の可変が可能な洗浄ポンプと、洗浄ポンプ、排水ポンプ
等を制御する制御装置と、洗浄経路内に配設した洗浄ポ
ンプの運転状態を検知する検知手段を備え、洗浄ポンプ
の運転状態を検知する検知手段から得られた信号に基づ
いて、制御装置が洗浄ポンプ能力を制御する運転を行う
ものである。
【0011】請求項2記載の発明は、洗浄ポンプの運転
状態を検知するために、洗浄水位を複数水準検知する水
位検知手段を用い、制御装置は洗浄ポンプの運転状態を
洗浄槽の洗浄水位の変動から判断し、それに基づいてポ
ンプ回転数制御を行うものである。
【0012】請求項3記載の発明は、洗浄ポンプの運転
状態を検知するために、洗浄経路内を流れる洗浄水中に
占める気泡の割合(以降ボイド率と呼ぶ)を検知する検
知手段を用い、制御装置は洗浄ポンプの運転状態をボイ
ド率の大小やその変化率から判断し、それに基づいてポ
ンプ回転数制御を行うものである。
【0013】請求項4記載の発明は、洗浄ポンプの運転
状態を検知するために、洗浄吐出圧を検知する検知手段
を用い、制御装置は洗浄ポンプの運転状態をポンプの吐
出圧の高低から判断し、それに基づいてポンプ回転数制
御を行うものである。
【0014】請求項5記載の発明は、洗浄ポンプの運転
状態を検知するために、洗浄流量を検知する検知手段を
用い、制御装置は洗浄ポンプの運転状態をポンプの吐出
流量の大小から判断し、それに基づいてポンプ回転数制
御を行うものである。
【0015】請求項6記載の発明は、洗浄ポンプの駆動
用モータとして用いたDCブラシレスモータを、運転状
態を検知する検知手段として用い、制御装置は洗浄ポン
プの運転状態をポンプ回転数や回転トルク、ポンプ入
力、電流値等から判断し、それに基づいてポンプ回転数
制御を行うものである。
【0016】請求項7記載の発明は、洗浄槽と、食器を
収納する食器かごと、洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、
洗浄ポンプと、回転の可変が可能な洗浄水を機外に排出
する排水ポンプと、洗浄ポンプ、排水ポンプ等を制御す
る制御装置と、排水経路内に配設した排水ポンプの排水
吐出圧を検知する検知手段を備え、制御装置が排排水ポ
ンプの運転状態を排水吐出圧から判断し、それに基づい
て排水ポンプ回転数制御を行うものである。
【0017】請求項8記載の発明は、排水ポンプの運転
状態を検知するために、排水流量を検知する検知手段を
用い、制御装置は排水ポンプの運転状態をポンプ排水流
量から判断し、それに基づいてポンプ回転数制御を行う
ものである。
【0018】請求項9記載の発明は、排水ポンプのモー
タとして用いたDCブラシレスモータを、排水ポンプの
運転状態を検知する検知手段に用い、制御装置は排水ポ
ンプの運転状態をポンプ回転数や回転トルク、ポンプ入
力、電流値等から判断し、それに基づいてポンプ回転数
制御を行うものである。
【0019】請求項10記載の発明の食器洗い機の洗浄
ポンプ駆動用に用いたDCブラシレスモータは、ポンプ
起動時の動作初期において、規定回転数に到達するまで
のポンプ回転上昇を連続的あるいは段階的に行わせるス
ロ−スタ−ト動作を行い、あるいはポンプ停止時におい
て、ポンプ回転降下を連続的あるいは段階的に行わせる
スロ−ストップ動作を行うよう制御装置が制御するもの
である。
【0020】請求項11記載の発明の食器洗い機の排水
ポンプ駆動用に用いたDCブラシレスモータは、ポンプ
起動時の動作初期において、規定回転数に到達するまで
のポンプ回転上昇を連続的あるいは段階的に行わせるス
ロ−スタ−ト動作を行うよう制御装置が制御するもので
ある。
【0021】請求項12記載の発明の食器洗い機の排水
ポンプ駆動用に用いたDCブラシレスモータは、ポンプ
停止時においてポンプ回転降下を連続的あるいは段階的
に行わせるスロ−ストップ動作を行うよう制御装置が制
御するものである。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照して
説明する。
【0023】(実施例1)図1は食器洗い機の断面図、
図2は本発明の概念図である。1は洗浄槽、2は食器を
収納する食器かごで洗浄槽1内に設けている。3は洗浄
水や乾燥用空気を加熱するヒータで、洗浄槽1下部ある
いは残菜を分離するフィルタ4を配置したハイスイコウ
5内部に設けられている。6は洗浄水を噴射する噴射口
7を有す洗浄ノズルである。8は洗浄インペラ9を洗浄
用モ−タ10で駆動する洗浄ポンプである。洗浄用モ−
タ10には回転数を制御できるモータ、たとえばACサ
ーボモータあるいは周波数を可変してモータ回転数を可
変するインバータモ−タ等を用いる。11は排水用イン
ペラ12を備える排水ポンプである。13は洗浄水を機
外に排水するための排水経路である。14排水ホ−スで
ある。15は洗浄ポンプ8、排水ポンプ11、ヒータ3
等を制御する制御装置である。また16は洗浄ポンプ8
の運転状態を検知する検知手段であり、制御装置15に
導通している。17は洗浄槽1内に外気を導入するため
の給気口、18は洗浄槽1内の空気を機外に排気するた
めの排気口である。19は、乾燥工程で洗浄槽1内の空
気を入れ替えるための乾燥用ファンである。20は給水
位を検知する水位検知手段である。
【0024】以下第1の実施例の動作を図1,図2を用
いて説明する。まず、食器を食器かご2に収納し、洗浄
槽1の所定の位置に装着して図示していないスイッチを
オンしたとする。スイッチがオンされて運転を開始する
と、制御装置15は先ず所定量の洗浄水を洗浄槽1に供
給する給水工程を実行する。この時水位検知手段20が
有効に作用して所定の水量が洗浄槽1に投入される。そ
して水位検知手段20からの給水終了信号を制御装置1
5が受け、給水行程を終了する。続いて、洗浄ポンプ8
によって加圧した洗浄水を洗剤と共に洗浄ノズル6に設
けた噴射口7から噴射する本洗工程を実行する。この時
のポンプの吐出圧:P1は、洗浄ランナーの直径が60
mm、ポンプ回転数:N1を約3000rpmとした場
合、約2mとなる。
【0025】所定時間の本洗工程を経ると、次に食器等
から洗い落とされた汚れを含む洗浄水は、排水経路16
を通り機外に排水される排水行程が行われる。引き続
き、新たに洗浄水を供給する給水工程と、洗剤や残菜で
汚れた食器をすすぐすすぎ工程と、排水工程とが連続す
る。そして最後の加熱すすぎ工程て規定温度に洗浄水が
加熱された後排水工程を行い、洗浄工程が終了する。
【0026】上記洗浄、すすぎ工程での動作について詳
細に述べる。洗浄時に泡の発生しやすい残菜の付着した
食器を投入したとき、あるいは経年変化で異物が洗浄経
路(ポンプ、ノズル、フィルタ等)に詰まった場合な
ど、洗浄ポンプ性能の低下が起こったときに、図2に示
すように検知手段が洗浄ポンプ8の運転状態を検知し、
その状況に応じてモータ回転数を可変するように動作す
る。よって、洗浄水の泡立ちや、異物の堆積等ポンプ性
能が低下する要因が発生した場合においても、十分な洗
浄性能を得られる食器洗い機を提供できる。なお、本発
明は洗浄ポンプのみの構成で説明したが、洗浄機能と排
水機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能と送風機能
を1モ−タで構成したもの、送風機能と排水機能を1モ
−タで構成したもの、洗浄機能と排水機能と送風機能を
1モ−タで構成したものについても同様の効果が得られ
るものである。
【0027】(実施例2)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、特に
洗浄ポンプ8の運転状態を検知する手段として、洗浄水
位を複数水準検知する水位検知手段21を用いたことを
特徴とする。また基本動作についても実施例1と同様で
あり、説明は省略する。
【0028】ここで給水水位の変動について図3を用い
て詳しく述べる。給水工程で給水弁より洗浄槽1に給水
されると、それに連動してフロ−ト式水位検知手段21
が有効に働き規定の給水水位で給水弁が閉じる。そして
洗浄ポンプ8が始動する洗浄工程が始まると洗浄水が循
環し始め、洗浄ポンプ8が通常の能力を維持している場
合は洗浄中の水位は給水水位より低い位置(卓上型食器
洗い機の場合、約10mm程度洗浄中の水位が低くな
る。)で一定する。しかしフィルタ4の目詰まりにより
過度に気泡が洗浄ポンプ8に混入した場合、洗浄ポンプ
8能力が低下し、通常時に比較して給水水位と洗浄中の
水0位との水位差が減少する。よって本発明は、図4で
示した手順に従って洗浄水位を複数水準検知する水位検
知手段21からの検知信号に変換して制御装置15に送
り、制御装置15は給水水位との水位差で洗浄ポンプ8
の運転状況を判断する。そして制御装置15はあらかじ
め用意された水位差とそれに応じた洗浄ポンプ8回転数
の関係を記した運転プログラムにしたがって、洗浄ポン
プ8回転数を可変して通常の洗浄性能が得られるよう制
御する。なお、洗浄ポンプ8の回転数上げても規定流量
を得られない場合、運転を直ちに停止させて異常報知を
行うものである。なお、洗浄水位を複数水準検知する水
位検知手段としては、磁気を利用したセンサーを複数個
設ける場合や光センサーを用いて連続的に水位を検出す
る方法がある。
【0029】よって本発明は、実使用で起こる洗浄性能
の低下を洗浄水位を検知することによって防ぎ、常に安
定した洗浄性能を得られる食器洗い機を提供することが
できる。
【0030】なお、積極的に給水量やポンプ能力を制御
して高圧洗浄による洗浄工程の本洗行程や低圧、低給水
量による加熱すすぎ時間の短縮によって、時間短縮、省
水量化、低騒音化を実現することができる。
【0031】また、本発明は洗浄ポンプのみの構成で説
明したが、洗浄機能と排水機能を1モ−タで構成したも
の、洗浄機能と送風機能を1モ−タで構成したもの、送
風機能と排水機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能
と排水機能と送風機能を1モ−タで構成したものについ
ても同様の効果が得られるものである。
【0032】(実施例3)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、図
5、図6に示すように、特に洗浄ポンプ8の運転状態を
検知する手段として洗浄水中の気泡率を検知する検知手
段22(センサーとしてはレーザによる反射率でボイド
率と計測する)を用い、洗浄ポンプ8の給水管路23に
設置したたことを特徴とする。また基本動作についても
実施例1と同様であり、説明は省略する。なお、検知手
段22の設置場所は、洗浄ポンプ8内等、ハイスイコウ
5から洗浄ノズル6までの任意の場所におく。
【0033】ここで気泡率について詳しく述べる。気泡
率とは一般的にはボイド率とも呼ばれ、管路中の流体に
占める気泡の容積割合を示すものであり、洗浄ポンプ8
がこの気泡の混入によって能力が低下することは既知で
ある。よって本発明の制御装置15には、気泡率と洗浄
吐出圧の低下を補う洗浄ポンプ回転数に関するデ−タベ
−スがあらかじめ用意されており、それに従って洗浄ポ
ンプ8の回転数を制御する。また実施例2で示した方法
では、洗浄ポンプ8の脈動による洗浄水位の変動や気泡
がかなり混入しないと水位の変化を検知できないなど、
運転状況によっては水位検知精度はあまり良くないこと
もある。また過大な空気が洗浄ポンプ8内に混入した場
合、洗浄ポンプ8の回転数を5000rpm程度に上げ
て洗浄吐出圧回復しようとするが、この時洗浄ポンプ側
の回復速度に比べて検知手段22の検知速度がついてい
かず、洗浄ポンプ8が一時的に過負荷状態となる。場合
によっては安全装置が働いて運転停止状態になることも
考えられる。
【0034】しかしながら本発明によれば、少しの気泡
混入による洗浄ポンプ能力の低下をも検出できるし、反
応速度も速いためポンプ状態の急激な変化にも対応する
ことができる。なおこの場合、ポンプの回転数上げても
規定流量を得られない場合、すなわち完全に洗浄ポンプ
が能力を失った場合には運転を直ちに停止させて異常報
知を行うものである。
【0035】よって本発明は、実使用で起こる洗浄性能
の低下を気泡率を検知する検知手段を用いて防ぎ、常に
安定した洗浄性能を得られる食器洗い機を提供すること
ができる。なお、本発明は洗浄ポンプのみの構成で説明
したが、洗浄機能と排水機能を1モ−タで構成したも
の、洗浄機能と送風機能を1モ−タで構成したもの、送
風機能と排水機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能
と排水機能と送風機能を1モ−タで構成したものについ
ても同様の効果が得られるものである。
【0036】(実施例4)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、図7
に示すように、特に洗浄ポンプ8の運転状態を検知する
手段として洗浄吐出圧を検知する検知手段24を用い、
洗浄経路内に設置したことを特徴とする。また基本動作
についても実施例1と同様であり、説明は省略する。な
お、検知手段24の設置場所は洗浄ポンプ8内等ハイス
イコウ5から洗浄ノズル6までの任意の場所におく。本
発明の運転方法についての概念図を図8に示す。
【0037】洗浄運転時は、誤って中性洗剤を投入した
り、卵などの蛋白質を多く含んだ汚染物(食器に付着し
た汚れ)の洗浄、汚染物が多く残菜を分離するフィルタ
4の目詰まりが激しい場合などの洗浄水の泡立ちや、噴
射口7等、洗浄経路内にご飯粒やその他の異物が詰まっ
て洗浄経路をふさいだり、洗浄水が流れにくくなったり
して、所定の洗浄性能がでなくなる場合がある。
【0038】本発明によれば、連続して洗浄吐出圧を検
知(センサーとしては圧電素子あるいはダイヤフラム等
を用いる)しているので、気泡の混入で吐出圧の低下に
よる洗浄性能の低下があった場合、規定の洗浄吐出圧に
なるまで洗浄ポンプ回転数を上昇させる。なおこの場
合、洗浄ポンプ8の回転数上げても規定流量を得られな
い場合、運転を直ちに停止させて異常報知を行うもので
ある。また、洗浄ポンプ8から洗浄ノズル6の間でご飯
粒やその他の異物が詰まって洗浄経路をふさいだ場合な
どは、洗浄流量が減少し、吐出圧が増加する。このよう
に吐出圧が増加した場合、軽い食器が飛んだり洗浄騒音
を増大させる結果となるが、本発明の構成では規定の吐
出圧になるまで洗浄ポンプ回転数を低下させ、洗浄騒音
が大きくなることを防ぐことができる。特に洗浄ノズル
6の複数個ある噴射口7の大半にご飯粒などが詰まった
場合などは、洗浄ノズル6が回転不能となり、洗浄性能
が極端に悪くある。このような場合、検知される圧力は
異常に高くなるため、洗浄ポンプ8の回転数上げずに運
転を直ちに停止させて異常報知を行うものである。ま
た、洗浄ノズル6の継ぎ目やパイプとホ−スの間からの
水漏れ、管路の破損等による圧力低下を検知できるため
に、漏水検知手段としても使える。
【0039】よって、実使用で起こる洗浄性能の低下を
洗浄吐出圧を検知する検知手段を用いて防ぎ、常に安定
した洗浄性能を得られるとともに、洗浄騒音の増大を防
止した食器洗い機を提供することができる。なお、本発
明は洗浄ポンプのみの構成で説明したが、洗浄機能と排
水機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能と送風機能
を1モ−タで構成したもの、送風機能と排水機能を1モ
−タで構成したもの、洗浄機能と排水機能と送風機能を
1モ−タで構成したものについても同様の効果が得られ
るものである。
【0040】(実施例5)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、特に
洗浄ポンプの運転状態を検知する手段として、洗浄経路
内を流れる洗浄流量を検知する流量検知手段25を用い
たことを特徴とする。また基本動作についても実施例1
と同様であり、説明は省略する。なお、検知手段の設置
場所は図9に示すとおり、洗浄ポンプ8内等ハイスイコ
ウ5から洗浄ノズル6までの任意の場所(洗浄経路)に
おく。
【0041】本発明の運転方法についての概念図を図1
0に示す。実施例洗浄運転時は、洗浄水中の汚染物が多
く残菜を分離するフィルタ4の目詰まりが激しい場合な
どに、噴射口7等、洗浄経路内にご飯粒やその他の異物
が詰まって洗浄経路をふさいだり、洗浄水が流れにくく
なったりして、洗浄流量が減少して所定の洗浄性能がで
なくなる場合がある。
【0042】本発明によれば、連続して洗浄流量を検知
(センサーとしては渦電流方式あるいは超音波等を用い
る)しているので、洗浄ノズル6への異物のつまりによ
る洗浄性能の低下があった場合、規定の洗浄流量になる
まで洗浄ポンプ回転数を上昇させる。なおこの場合、洗
浄ポンプ8の回転数上げても規定流量を得られない場
合、運転を直ちに停止させて異常報知を行うものであ
る。
【0043】さらに洗浄ポンプ8内の吐出圧検知手段2
4を併用することによって、パイプの継ぎ目や接続箇所
の外れなどによる漏水を検知することができる。
【0044】よって本発明は、実使用で起こる洗浄性能
の低下を洗浄流量を検知する流量検知手段を用いて防
ぎ、常に安定した洗浄性能を得られる食器洗い機を提供
することができる。なお、本発明は洗浄ポンプのみの構
成で説明したが、洗浄機能と排水機能を1モ−タで構成
したもの、洗浄機能と送風機能を1モ−タで構成したも
の、送風機能と排水機能を1モ−タで構成したもの、洗
浄機能と排水機能と送風機能を1モ−タで構成したもの
についても同様の効果が得られるものである。
【0045】(実施例6)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、特に
洗浄ポンプ27の駆動用モ−タ26としてDCブラシレ
スモ−タを用い、DCブラシレスモ−タから得られるポ
ンプ回転数(=モ−タ回転数)、モ−タ出力等からポン
プ27の運転状態を検知することを特徴とする。また基
本動作についても実施例1と同様であり、説明は省略す
る。
【0046】本発明の運転方法についての概念図を図1
1に示す。ここでDCブラシレスモ−タについて詳しく
述べる。このモ−タ26は他のモ−タに比較して制御性
が高く、高効率、高回転、高トルクを得られるととも
に、耐久性が高い。例えば整流子モ−タも高回転を得ら
れるが、寿命が短く、しかも騒音が高く食器洗い機用と
しては不向きである。また運転中のモ−タ26自身の回
転数や入力、電流値、発生トルクをリニアに検出するこ
とができ、しかもその検出信号に基づいてフィ−ドバッ
ク制御をかけることが容易である。このことは上記に述
べた食器洗い機の継続的かつ突発的に変化する運転状況
の中で、洗浄性能を維持するためにDCブラシレスモ−
タを用いることが如何に画期的なことかは容易に想像さ
れる。そしてモ−タ26より得られた信号により制御装
置15はモ−タ回転数を制御する。なおこの場合、洗浄
ポンプ27の回転数上げても規定流量を得られない場
合、運転を直ちに停止させて異常報知を行うものであ
る。
【0047】またDCブラシレスモ−タは一般的に小型
高性能であり、洗浄ポンプ27自身の容積を小型化する
ことができ、製品全体に占める機構部容積を低減するこ
とができることから、食器洗い機全体の小型化あるいは
食器洗浄容積の大型化が可能である。
【0048】よって本発明は、DCブラシレスモ−タを
洗浄ポンプ駆動用モ−タとして用い、モ−タ26より検
出される回転数や入力、電流値、発生トルクによって食
器洗い機の運転状態を判断し、リニアに規定の洗浄ポン
プ運転状態になるようにモ−タ26を制御することによ
り、常に最良の洗浄性能を発揮することができる食器洗
い機を提供することができる。なお、本発明は洗浄ポン
プのみの構成で説明したが、洗浄機能と排水機能を1モ
−タで構成したもの、洗浄機能と送風機能を1モ−タで
構成したもの、送風機能と排水機能を1モ−タで構成し
たもの、洗浄機能と排水機能と送風機能を1モ−タで構
成したものについても同様の効果が得られるものであ
る。
【0049】(実施例7)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、図1
2に示すとおり、特に排水ポンプ29の運転状態を検知
する手段28として、排水吐出圧を検知する検知手段2
8を用いたことを特徴とする。また8は排水インペラ1
2を排水用モ−タ37で駆動する排水ポンプである。排
水用モ−タ37には回転数を制御できるモータ、たとえ
ばACサーボモータあるいは周波数を可変してモータ回
転数を可変するインバータモ−タ等を用いる。
【0050】本発明の運転方法についての概念図を図1
3に示す。すなわち、排水行程においても、中性洗剤の
投入や、卵などの蛋白質を多く含んだ汚染物の洗浄、フ
ィルタ4の目詰まりの激しい場合など、排水ポンプ29
に気泡が進入して排水ポンプ能力が大幅に低下する。こ
のとき制御装置15は、排水吐出圧検知手段27より得
られた信号に基づいて排水ポンプ29の回転数を上昇さ
せて排水能力を高めて排水を行う。なおこの場合、排水
ポンプ29の回転数上げても規定流量を得られない場
合、運転を直ちに停止させて異常報知を行うものであ
る。
【0051】以上のように本発明は、フィルタ4の目詰
まり等による洗浄水の泡立ち等排水ポンプ性能が低下す
る要因が発生した場合においても、十分な排水性能を得
られる食器洗い機を提供することができる。なお、本発
明は排水ポンプのみの構成で説明したが、洗浄機能と排
水機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能と送風機能
を1モ−タで構成したもの、送風機能と排水機能を1モ
−タで構成したもの、洗浄機能と排水機能と送風機能を
1モ−タで構成したものについても同様の効果が得られ
るものである。
【0052】(実施例8)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、図1
4に示すとおり、特に排水ポンプ29の運転状態を検知
する手段30として、排水流量を検知する検知手段を用
いたことを特徴とする。
【0053】本発明の運転方法についての概念図を図1
5に示す。機外に洗浄水を排出する排水ホース36の一
部がU字型あるいは螺旋状になるよう設置された場合、
排水ホース36内部に洗浄水が溜まってしまう。こうな
ると通常の排水ポンプ能力では排水が困難になることが
ある。このような状況下で上記実施例7の構成において
は、排水ポンプ29は正常に回転し、排水経路の排水吐
出圧も正常値を示すことから排水行程が正常に行われた
と判断してしまう。ところが本発明の構成によれば排水
流量の時間的な変化から排水が行われなかったと判断
し、排水ポンプ回転数を上昇させることによりポンプ能
力を高め、排水行程を正常に終えることができる。よっ
て排水不良による洗剤等の希釈率を上げ、残菜の再付着
をなくした、洗浄率の高い運転を維持できる。なおこの
場合、排水ポンプ29の回転数上げても規定流量を得ら
れない場合、運転を直ちに停止させて異常報知を行うも
のである。
【0054】よって本発明は、排水ホース36の設置状
態の如何に関わらず、十分な排水性能を得られる食器洗
い機を提供することができる。なお、本発明は排水ポン
プのみの構成で説明したが、洗浄機能と排水機能を1モ
−タで構成したもの、洗浄機能と送風機能を1モ−タで
構成したもの、送風機能と排水機能を1モ−タで構成し
たもの、洗浄機能と排水機能と送風機能を1モ−タで構
成したものについても同様の効果が得られるものであ
る。
【0055】(実施例9)本実施例の基本的本体構成に
ついては実施例1と同様であり説明は省略するが、特に
排水ポンプ32の駆動用モ−タ31としてDCブラシレ
スモ−タを用いるとともに、そのモ−タ31を排水ポン
プ32の運転状態を検知する手段として用いたことを特
徴とする。また基本動作についても実施例1と同様であ
り、説明は省略する。
【0056】もちろん排水行程中の排水異常状態ををD
Cブラシレスモ−タ31のトルク、回転数の変動から検
知して、制御装置の判断で十分な排水性能を得るという
効果はある。本発明の運転方法についての概念図を図1
6に示す。
【0057】ここでDCブラシレスモ−タ31の排水ポ
ンプ32特有の効果としては、排水動作の終了検知をD
Cブラシレスモ−タ31で行えるということである。通
常、食器洗浄機では給水量の変動や排水ホース36の設
置等を考慮して排水時間(排水ポンプ32を動作させる
時間)を長めに設定している。よって正常に設置された
食器洗浄機の排水動作としては、洗浄槽内の洗浄水を制
御装置によって設定された排水時間内の内、排水中期で
排水を終了するが、その後排水末期には排水ポンプ32
内の水のかき混ぜ音やモ−タ31の音等の排水騒音を発
して排水行程を終了する。この一連の排水動作の中で、
排水が終了した排水末期の排水ポンプ32は通常排水時
に比較してポンプ入力、モ−タ電流値は減少し、回転数
は上昇するという状態になる。
【0058】よって本発明の構成によれば、この排水末
期の排水ポンプ状態(ポンプ入力、モ−タ電流値、モ−
タ回転数)を検知し、それらの値の変化率から排水行程
を終了させる排水行程終了検知装置として利用すること
ができる。
【0059】またDCブラシレスモ−タは一般的に小型
高性能であり、排水ポンプ32自身の容積を小型化する
ことができ、製品全体に占める機構部容積を低減するこ
とができることから、食器洗い機全体の小型化あるいは
食器洗浄容積の大型化が可能である。
【0060】よって本発明によれば、排水ポンプは不要
な排水動作を削減して排水騒音が低減するとともに、消
費電力も削減できる食器洗い機を提供することができ
る。なお、本発明は排水ポンプのみの構成で説明した
が、洗浄機能と排水機能を1モ−タで構成したもの、洗
浄機能と送風機能を1モ−タで構成したもの、送風機能
と排水機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能と排水
機能と送風機能を1モ−タで構成したものについても同
様の効果が得られるものである。
【0061】(実施例10)本実施例の基本的本体構成
については実施例1と同様であり説明は省略するが、図
19に示すように、特に洗浄ポンプ33の駆動用モ−タ
26としてDCブラシレスモ−タを用いるとともに、起
動時のモ−タ回転を段階的に上昇させるスロ−スタ−ト
動作を行い、また停止時のモ−タ回転を段階的に回転を
下降させるスロ−ストップ動作を行うように制御装置3
5で制御することをとする。また基本動作についても実
施例1と同様であり、説明は省略する。図17a、17
b、17cおよび図18a、18b、18cにそれぞれ
ポンプ回転数の上昇カーブと下降カーブについての概念
図を示す。
【0062】ここで特に高トルクのDCブラシレスモ−
タ26を洗浄ポンプ33の駆動用モ−タ26として使用
する場合、モ−タ軸に取り付けた洗浄ポンプ33のイン
ペラ9(一般的に樹脂製)軸取り付け部には過大なトル
クがかかるため、高い機械的強度が要求される。このた
め樹脂部に金属製回り止め部品をインサ−トするなどの
方法もあるが、コスト増となってしまう。またポンプ支
持部34に過大なねじれを発生するため、ポンプ支持部
34の補強が必要であった。また、急速にインペラ9が
通常回転まで上昇するために、洗浄ポンプ33への給水
速度や洗浄ノズル6への給水速度、噴射口7からの噴出
速度等が増加する。このためフィルタ4に残菜が堆積し
たとき、ハイスイコウ5から洗浄ポンプ33内に一気に
空気が進入してポンプ能力がなくなったり、洗浄水が洗
浄槽1に衝突する衝突音が大きくなったりするなどの問
題があった。さらにノズル軸受け構成によっては、洗浄
ポンプ33の吐出パイプからの動圧が大きいために洗浄
ノズル6がノズル軸受けから外れる場合や、洗浄ノズル
6がノズル軸受けのあたるときの衝突音がする場合があ
った。
【0063】ところが本発明の構成によれば、洗浄ポン
プ33起動時にモ−タ回転数を段階的に上昇させるため
に、インペラ9への瞬間的に過大なトルクが加わること
がない。さらにポンプ吐出圧も同様に上昇していくた
め、洗浄ポンプ33への空気の巻き込み洗浄騒音を低減
することができる。また1モ−タで正転方向と逆転方向
の両方の動作を用いてポンプを動かす場合、上記で説明
した場合よりさらに大きな負荷がポンプ各部に発生す
る。ところが本発明では、洗浄モ−タをスロ−ストップ
動作を行うように制御装置で制御する構成をとっている
ため、ポンプ各部への影響は大幅に減少させることがで
きる。なお、本発明は洗浄ポンプのみの構成で説明した
が、洗浄機能と排水機能を1モ−タで構成したもの、洗
浄機能と送風機能を1モ−タで構成したもの、送風機能
と排水機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能と排水
機能と送風機能を1モ−タで構成したものについても同
様の効果が得られるものである。
【0064】(実施例11)本実施例の基本的本体構成
については実施例1と同様であり説明は省略するが、図
20に示すように、特に排水ポンプ32の駆動用モ−タ
31としてDCブラシレスモ−タ31を用いるととも
に、起動時のモ−タ回転を段階的に上昇させるスロ−ス
タ−ト動作を行うように制御装置35で制御することを
特徴とする。また基本動作についても実施例1と同様で
あり、説明は省略する。なお、スロースタートにおける
ポンプ回転数の上昇カーブについての概念図は図17
a、17b、17cにそれぞれ示す。
【0065】洗浄槽1内の洗浄水を排水を排出するため
に排水ホース36内は、その多くは台所のシンク内にそ
の先端が設置される。このため排水初期に過大な排水速
度で排出されると、洗浄水がシンクに衝突し、熱水(加
熱すすぎ後の排水においては約70度)が付近に飛散す
る場合がある。さらに排水ホース36の内部には、設置
状態によっては空気相と洗浄水の相が入り交じってお
り、排水ホ−ス出口から排水されると過大な排水騒音と
なるとともに、広範囲に熱水が飛散することもある。
【0066】ところが本発明の構成によれば、排水行程
の初期は排水速度を段階的に上昇させる動作を行うた
め、排水初期の水の飛び散りを押さえることができる。
さらに排水ホース36より発する排水騒音を低減するこ
とができる。
【0067】また上記で説明したように、排水ポンプの
駆動用モ−タとしてDCブラシレスモ−タを使用する場
合にも、モ−タ軸に取り付けた排水ポンプ32のインペ
ラ12(一般的に樹脂製)軸取り付け部には過大なトル
クがかかるが、もちろん本発明の構成によればこれを解
決することができるのは言うまでもない。なお、本発明
は排水ポンプのみの構成で説明したが、洗浄機能と排水
機能を1モ−タで構成したもの、洗浄機能と送風機能を
1モ−タで構成したもの、送風機能と排水機能を1モ−
タで構成したもの、洗浄機能と排水機能と送風機能を1
モ−タで構成したものについても同様の効果が得られる
ものである。
【0068】(実施例12)本実施例の基本的本体構成
については実施例1と同様であり説明は省略するが、図
20に示すように、特に排水ポンプ32の駆動用モ−タ
31としてDCブラシレスモ−タ31を用いるととも
に、停止時のモ−タ回転を段階的に降下させるスロ−ス
トップ動作を行うように制御装置35で制御することを
特徴とする。また基本動作についても実施例1と同様で
あり、説明は省略する。なお、スローストップにおける
ポンプ回転数の下降カーブについての概念図は図18
a、18b、18cにそれぞれ示す。
【0069】洗浄槽1内の洗浄水を排水を排出する排水
行程では、排水ポンプ32内の空気を抜きながら排水を
行うため、排水行程の中で排水動作とポンプの停止動作
を繰り返しながら行っている。また食器洗浄機内の排水
ホース36は、洗浄水の給水面より高い位置まで立ち上
げる構成をとっている。よって排水動作の後の停止動作
のとき、排水しきれなかった洗浄水が排水ホース36内
を排水ポンプ32に向かって流れてくる。この時の排水
ポンプ32内は、空気を巻き込んだエアガミ状態にあ
り、排水ポンプ32内で空気と水とが衝突することによ
って排水騒音を発生する。一般的に排水騒音は40dB
以下と低く、このような水の衝突音は耳障りな音として
人には聞こえる。
【0070】ところが本発明の構成によれば、排水行程
の末期は排水速度を段階的に降下させる動作を行うた
め、上記衝突音を大幅に低減できるものである。
【0071】また上記で説明したように、排水ポンプ3
2の駆動用モ−タとしてDCブラシレスモ−タを使用す
る場合にも、モ−タ軸に取り付けた排水ポンプのインペ
ラ(一般的に樹脂製)軸取り付け部には過大なトルクが
かかるが、もちろん本発明の構成によればこれを解決す
ることができるのは言うまでもない。なお、本発明は排
水ポンプのみの構成で説明したが、洗浄機能と排水機能
を1モ−タで構成したもの、洗浄機能と送風機能を1モ
−タで構成したもの、送風機能と排水機能を1モ−タで
構成したもの、洗浄機能と排水機能と送風機能を1モ−
タで構成したものについても同様の効果が得られるもの
である。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1記載の発
明によれば、洗浄水の泡立ちや、異物の堆積等ポンプ性
能が低下する要因が発生した場合においても、十分な洗
浄性能を得られる食器洗い機を提供することができる。
【0073】また本発明の請求項2記載の発明によれ
ば、実使用で起こる洗浄性能の低下を洗浄水位を検知す
ることによって防ぎ、安定した洗浄性能を得られる食器
洗い機を提供することができる。
【0074】また本発明の請求項3記載の発明によれ
ば、実使用で起こる広範囲な洗浄性能の低下を気泡率を
検知する検知手段を用いて防ぎ、常に安定した洗浄性能
を得られるした食器洗い機を提供することができる。
【0075】また本発明の請求項4記載の発明によれ
ば、実使用で起こる洗浄性能の低下を洗浄吐出圧を検知
する検知手段を用いて防ぎ、常に安定した洗浄性能を得
られるとともに、洗浄騒音の増大を防止した食器洗い機
を提供することができる。
【0076】また本発明の請求項5記載の発明によれ
ば、実使用で起こる洗浄性能の低下を洗浄流量を検知す
る流量検知手段を用いて防ぎ、常に安定した洗浄性能を
得られる食器洗い機を提供することができる。
【0077】また本発明の請求項6記載の発明によれ
ば、DCブラシレスモ−タをポンプ駆動用モ−タとして
用い、モ−タより検出される回転数や入力、電流値、発
生トルクによって食器洗い機の運転状態を判断し、リニ
アに規定のポンプ運転状態になるようにモ−タを制御す
ることにより、常に最良の洗浄性能を発揮することがで
きる食器洗い機を提供することができる。
【0078】また本発明の請求項7記載の発明によれ
ば、フィルタの目詰まり等による洗浄水の泡立ち等ポン
プ性能が低下する要因が発生した場合においても、十分
な排水性能を得られる食器洗い機を提供することができ
る。
【0079】また本発明の請求項8記載の発明によれ
ば、排水ホ−スの設置状態の如何に関わらず、十分な排
水性能を得られる食器洗い機を提供することができる。
【0080】また本発明の請求項9記載の発明によれ
ば、排水ポンプは不要な排水動作を削減して排水騒音が
低減するとともに、消費電力も削減できる食器洗い機を
提供することができる。
【0081】また本発明の請求項10記載の発明によれ
ば、安価な構成のインペラとすることができるととも
に、ノズルがノズル軸受けのあたるときの衝突音やポン
プへの空気の巻き込みや洗浄騒音を低減した食器洗い機
を提供することができる。
【0082】また本発明の請求項11記載の発明によれ
ば、安価な構成のインペラとすることができるととも
に、排水初期の水の飛び散りを押さえ、排水ホ−スより
発する排水騒音を低減した食器洗い機を提供することが
できる。
【0083】また本発明の請求項12記載の発明によれ
ば、安価な構成のインペラとすることができるととも
に、排水ポンプ内で空気と水とが衝突することによって
発生する排水騒音を低減した食器洗い機を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の食器洗い機の構成図
【図2】本発明の第1の実施例の動作概念を示す図
【図3】本発明の第2の実施例の部分断面図
【図4】本発明の第2の実施例の動作概念を示す図
【図5】本発明の第3の実施例の部分断面図
【図6】本発明の第3の実施例の動作概念を示す図
【図7】本発明の第4の実施例の部分断面図
【図8】本発明の第4の実施例の動作概念を示す図
【図9】本発明の第5の実施例の部分断面図
【図10】本発明の第5の実施例の動作概念を示す図
【図11】本発明の第6の実施例の動作概念を示す図
【図12】本発明の第7の実施例の部分断面図
【図13】本発明の第7の実施例の動作概念を示す図
【図14】本発明の第8の実施例の部分断面図
【図15】本発明の第8の実施例の動作概念を示す図
【図16】本発明の第9の実施例の動作概念を示す図
【図17】本発明の実施例におけるポンプ回転数上昇カ
ーブ図
【図18】本発明の実施例におけるポンプ回転数下降カ
ーブ図
【図19】本発明の第10の実施例の動作概念を示す図
【図20】本発明の第11または12の実施例の動作概
念を示す図
【図21】従来の食器洗い機の断面図
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 食器かご 3 ヒータ 4 フィルタ 5 ハイスイコウ 6 洗浄ノズル 7 噴射口 8 洗浄ポンプ 11 排水ポンプ 15 制御装置 16 運転状況検知手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、
    洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄水を機外に排出す
    る排水ポンプと、回転の可変が可能な洗浄ポンプと、洗
    浄ポンプ、排水ポンプ等を制御する制御装置と、洗浄経
    路内に配設した洗浄ポンプ動作時の運転状態を検知する
    検知手段とを備え、洗浄ポンプの運転状態を検知する検
    知手段から得られた信号に基づいて、制御装置が洗浄ポ
    ンプ能力を制御する運転を行う食器洗い機の運転方法。
  2. 【請求項2】 洗浄ポンプの運転状態を検知する検知手
    段として、洗浄水位を複数水準検知する水位検知手段を
    用い、洗浄ポンプの制御を行う請求項1記載の食器洗い
    機の運転方法。
  3. 【請求項3】 洗浄ポンプの運転状態を検知する検知手
    段として、洗浄経路内を流れる洗浄水中に占める気泡の
    割合を検知する検知手段を用い、洗浄ポンプの制御を行
    う請求項1記載の食器洗い機の運転方法。
  4. 【請求項4】 洗浄ポンプの運転状態を検知する検知手
    段として、洗浄吐出圧を検知する検知手段を用い、洗浄
    ポンプの制御を行う請求項1記載の食器洗い機の運転方
    法。
  5. 【請求項5】 洗浄ポンプの運転状態を検知する検知手
    段として、洗浄流量を検知する検知手段を用い、洗浄ポ
    ンプの制御を行う請求項1記載の食器洗い機の運転方
    法。
  6. 【請求項6】 洗浄ポンプの駆動用モータとしてDCブ
    ラシレスモータを用いるとともに、前記洗浄ポンプの運
    転状態を検知する検知手段としても前記DCブラシレス
    モータを用いた請求項1記載の食器洗い機の運転方法。
  7. 【請求項7】 洗浄槽と、食器を収納する食器かごと、
    洗浄水を噴射する洗浄ノズルと、洗浄ポンプと、回転の
    可変が可能な洗浄水を機外に排出する排水ポンプと、洗
    浄ポンプ、排水ポンプ等を制御する制御装置と、排水経
    路内に配設した排水ポンプの排水吐出圧を検知する検知
    手段を備え、排水ポンプ動作時の運転状態を検知する検
    知手段から得られた信号に基づき、制御装置が排水ポン
    プ能力を制御する運転を行う食器洗い機の運転方法。
  8. 【請求項8】 排水ポンプの運転状態を検知する検知手
    段として、排水流量を検知する検知手段を用いた請求項
    7記載の食器洗い機の運転方法。
  9. 【請求項9】 排水ポンプの駆動用モータとしてDCブ
    ラシレスモータを用いるとともに、前記排水ポンプの運
    転状態を検知する検知手段としても用いた請求項7また
    は8記載の食器洗い機の運転方法。
  10. 【請求項10】 洗浄ポンプ駆動用に用いたDCブラシ
    レスモータは、ポンプ起動時の動作初期において、規定
    回転数に到達するまでのポンプ回転上昇を連続的あるい
    は段階的に行わせるスロ−スタ−ト動作を行い、あるい
    はポンプ停止時において、ポンプ回転降下を連続的ある
    いは段階的に行わせるスロ−ストップ動作を行うよう制
    御装置が制御する請求項6記載の食器洗い機の運転方
    法。
  11. 【請求項11】 排水ポンプ駆動用に用いたDCブラシ
    レスモータは、ポンプ起動時の動作初期において、規定
    回転数に到達するまでのポンプ回転上昇を連続的あるい
    は段階的に行わせるスロ−スタ−ト動作を行うよう制御
    装置が制御することを特徴とする請求項9または10記
    載の食器洗い機の運転方法。
  12. 【請求項12】 排水ポンプ駆動用に用いたDCブラシ
    レスモータは、ポンプ停止時においてポンプ回転降下を
    連続的あるいは段階的に行わせるスロ−ストップ動作を
    行うよう制御装置が制御することを特徴とする請求項9
    または11記載の食器洗い機の運転方法。
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