JPH10117596A - 播種システム - Google Patents

播種システム

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JPH10117596A
JPH10117596A JP29802696A JP29802696A JPH10117596A JP H10117596 A JPH10117596 A JP H10117596A JP 29802696 A JP29802696 A JP 29802696A JP 29802696 A JP29802696 A JP 29802696A JP H10117596 A JPH10117596 A JP H10117596A
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JP
Japan
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seedling
box
nursery
boxes
transfer
Prior art date
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JP29802696A
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English (en)
Inventor
Sadao Suzuki
貞夫 鈴木
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Suzutec Co Ltd
Original Assignee
Suzutec Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段積育苗箱の運搬の容易化、育苗箱の敷設作
業の容易化、播種から敷設までの作業の連続化、作業効
率の向上。 【解決手段】 播種済の育苗箱Aを移送する移送台2の
終端部に該移送台2により移送された播種済育苗箱Aを
受台12に段積する育苗箱段積装置8を設け、該育苗箱
段積装置8に段積された育苗箱Aを取出して後続の育苗
箱Aを段積させる移転部13を設け、該移転部13と所
望位置に設けた載置育苗場44との間に動力源41によ
り自動走行する台車42の走行用レール40を設け、前
記移転部13および前記載置育苗場44の夫々の近傍に
は、上下動するテーブル22を有し走行車体19により
走行自在の運搬用リフト装置16を夫々設け、前記受台
12および移転部13は、前記移送台2より低いが、前
記運搬用リフト装置16のテーブル22の最下方位置よ
りも高くし、前記テーブル22は前記台車42の載置面
よりも上方位置まで上動するように構成した播種システ
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、播種システムに係るも
のである。
【0002】
【従来技術】従来公知の特開昭63−154527号公
報には、播種済の育苗箱を移送する移送台の終端部に該
移送台により移送された播種済育苗箱を受台に段積する
育苗箱段積装置と段積された育苗箱を取出して後続の育
苗箱を段積させる移転部を設けた構成について記載され
ている。また、従来、播種済の育苗箱を移送する移送台
の終端部に該移送台により移送された播種済育苗箱を上
方に段積する育苗箱段積装置は公知である。また、上下
するテーブルを有し走行車体により走行自在の運搬用リ
フト装置藻公知である。また、従来、走行用レール上を
動力源により台車を自動走行させる搬送システムも公知
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記特開昭63−15
4527号公報にきさいされたものは、移転部に取出し
た段積育苗箱の運搬が考慮されていないので、この作業
が容易でないという課題がある。即ち、育苗箱は播種さ
れると、一枚が6〜8kgあり、これを10枚段積する
と、60〜80kgになり、これを運搬するのは容易では
ない。そのため、低い受台に段積されたのを持ち上げる
のは大変である。この点、移送台の終端部に上方に段積
すれば、持ち上げる必要はなくなるが、枠体の中に段積
するのであるから、取出は困難である。また、段積育苗
箱は重いので、これを運搬用リフト装置のテーブルに移
し替えるのが大変である。同様に、搬送システムの台車
への積み卸しも容易でない。また、育苗箱は、上面に種
子が蒔かれ、その上に薄く覆土され、育苗箱の底面には
リブがあり、これが育苗箱の播種面側の内側に嵌合して
ずれないようにして段積するので、一旦重ねた育苗箱は
横にずらすことができず、この点でも一般の物流搬送シ
ステムは使用できない。また、育苗箱を搬送する場所
は、床が土の載置場であるので、床面は水平でなく、こ
の点でも一般の物流搬送システムは使用できない。本発
明は、前記課題を克服して、播種から載置場への敷設ま
での作業を連続化させたものである。
【0004】
【発明の目的】段積育苗箱の運搬の容易化、育苗箱の敷
設作業の容易化、播種から敷設までの作業の連続化、作
業効率の向上。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、播種済の育苗
箱Aを移送する移送台2の終端部に該移送台2により移
送された播種済育苗箱Aを受台12に段積する育苗箱段
積装置8を設け、該育苗箱段積装置8に段積された育苗
箱Aを取出して後続の育苗箱Aを段積させる移転部13
を設け、該移転部13と所望位置に設けた載置育苗場4
4との間に動力源41により自動走行する台車42の走
行用レール40を設け、前記移転部13および前記載置
育苗場44の夫々の近傍には、上下動するテーブル22
を有し走行車体19により走行自在の運搬用リフト装置
16を夫々設け、前記受台12および移転部13は、前
記移送台2より低いが、前記運搬用リフト装置16のテ
ーブル22の最下方位置よりも高くし、前記テーブル2
2は前記台車42の載置面よりも上方位置まで上動する
ように構成した播種システムとしたものである。本発明
は前記運搬用リフト装置16のテーブル22の上面には
左右方向の横軸ローラー31を所定間隔置いて並設した
播種システムとしたものである。本発明は、前記前記横
軸ローラー31の搬送方向の側部のテーブル22にはハ
ンドル29を設けた播種システムとしたものである。本
発明は、前記走行用レール40の前記移転部13側およ
び前記載置育苗場44側には、夫々前記運搬用リフト装
置16により運搬した段積育苗箱Aを一時貯留するター
ミナル用載置台32を設けた播種システムとしたもので
ある。本発明は、前記移転部13側および前記載置育苗
場44側に夫々設けたターミナル用載置台32には該タ
ーミナル用載置台32上の段積育苗箱Aのうち一つの段
積育苗箱A群を上下させる固定リフト装置34を設けた
播種システムとしたものである。本発明は、前記載置育
苗場44にはレール45を設け、該レール45には該レ
ール45上を走行してその左右両側に育苗箱Aを敷設す
る育苗箱並列装置46を設けた播種システムとしたもの
である。本発明は、前記前記レール45には、該レール
45上を走行する走行車体50および該走行車体50よ
りオーバーハングして上下するテーブル53を有し前記
育苗箱並列装置46の育苗箱供給装置48に段積育苗箱
Aを供給する補充用リフト装置49とを設けた播種シス
テムとしたものである。本発明は、前記テーブル53の
上面には左右方向の横軸ローラー65を所定間隔置いて
並設した播種システムとしたものである。本発明は、前
記移送台2は、その上方位置に、土や種子を供給する装
置を設けて移送中の育苗箱Aに播種する播種装置1を構
成すると共に、作業者が立ち姿勢で操作可能に設定した
播種システムとしたものである。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図により説明すると、1
は播種装置であり、育苗箱Aを移送する移送手段を有す
る移送方向に長い播種用移送台2の始端部上方位置に空
の育苗箱Aを複数供給すると、前記播種用移送台2に一
枚(一箱)ずつ育苗箱Aを自動供給する自動供給装置3
を設け、自動供給装置3に続いて床土を供給する床土供
給装置4と、種子を供給する種子供給装置5と、覆土供
給装置6等を有して構成し、前記播種用移送台2は支脚
7により床上に載置するが、作業者が立った姿勢で前記
自動供給装置3〜覆土供給装置6の装置を操作し得る高
さに設定する。前記播種用移送台2の終端部には、播種
済の育苗箱Aを段積する育苗箱段積装置8を設ける。育
苗箱段積装置8は前記播種用移送台2より移送された播
種済の育苗箱Aを摺動載置する前後方向の左右一対の左
右受枠9を前後一対の二組のチエン10により回動する
ように設け、左右の左右受枠9の下方には育苗箱Aを受
け止める搬送ローラー11により構成した受台12を設
けて構成する。前記受台12は育苗箱Aを降ろしながら
10枚程度に段積できるように、前記播種用移送台2よ
りはるかに低い高さ位置に設定する。受台12の終端に
は移転部13を設ける。移転部13は前記育苗箱段積装
置8で段積された育苗箱Aを取出して後続の育苗箱Aを
育苗箱段積装置8で段積できるようにするもので、搬送
機能付きのローラー14を有する移送台15により構成
する。
【0007】しかして、前記移転部13に搬出された段
積育苗箱Aを運搬する運搬用リフト装置16を設ける。
運搬用リフト装置16は左右一対のチャンネル形状のレ
ールフレーム17を有する走行車体19の下方に走行車
輪20を設ける。前後いずれかの走行車輪20はキャス
ターにし、方向変換を容易にしている。前記走行車体1
9にはリンク機構21を介してテーブル22を設ける。
23は案内ローラーである。前記リンク機構21には前
記テーブル22を上動させるシリンダ24のロッド25
を取付け、シリンダ24の下部を前記走行車体19側に
取付ける。シリンダ24には公知の連結手段26を介し
てポンプ27を設け、ポンプ27には足で操作可能な足
踏み式作動レバー28を設け、足踏み式作動レバー28
を操作すると、シリンダ24のロッド25を伸長させ
る。前記走行車体19の側部側にはハンドル29を設
け、ハンドル29にはポンプ27に接続した解除レバー
30を接続する。解除レバー30を操作すると、テーブ
ル22の自重で下降し、ロッド25も縮小する。なお、
前記シリンダ24とポンプの関係は、足踏み式作動レバ
ー28と解除レバー30により伸縮させれば構成は任意
であり、シリンダ24は油圧式、エア式いずれでもよ
く、油タンク等との接続回路は公知手段により、本願の
要件ではない。
【0008】前記テーブル22には、左右方向の横軸ロ
ーラー31を所定間隔を置いて並設して形成し、テーブ
ル22は下降させたとき、前記横軸ローラー31の上面
が移転部13のローラー14の上面高さに一致するよう
に構成し、移転部13から運搬用リフト装置16のテー
ブル22に段積育苗箱Aを移すのを容易にしている。し
かして、所望位置には、前記運搬用リフト装置16によ
り運搬した段積育苗箱Aを一時貯留するターミナル用載
置台32を設ける。ターミナル用載置台32は段積育苗
箱Aを支持し得る構成であれば良い。ターミナル用載置
台32の近傍には、ターミナル用載置台32上の段積育
苗箱Aを載せて上下させる固定リフト装置34を設け
る。固定リフト装置34は固定フレーム35の上方にリ
ンク機構36を介してテーブル37を設けて構成し、所
望位置に設けた操作手段によりシリンダ38によりテー
ブル37を上下させる。好適には、運搬用リフト装置1
6と同様に、シリンダ38に公知の連結手段を介してポ
ンプを設け、ポンプに足で操作可能な足踏み式作動レバ
ーと解除レバーを設ける。
【0009】しかして、固定リフト装置34には走行用
レール40の始端部を臨ませ、走行用レール40上には
モーター等の動力源41により自動走行するトロッコ4
2を走行させる。前記走行用レール40は所望の場所に
一または複数設けたビニールハウス43等の載置育苗場
44の近傍にまで配設し、夫々の終端には、前記ターミ
ナル用載置台32を配置し、ターミナル用載置台32の
近傍には前記運搬用リフト装置16を設ける。前記載置
育苗場44は所定の広さを有していればよく、室内外を
問わないが、好適にはビニールハウス内である。載置育
苗場44には前後方向のレール45を敷設し、レール4
5上には育苗箱並列装置46の走行枠体47を走行可能
に載置する。走行枠体47の中央位置には後述する育苗
箱供給装置48を設け、前記レール45上には育苗箱供
給装置48に育苗箱Aを補充する補充用リフト装置49
を設ける。補充用リフト装置49は走行車体50の下方
に走行車輪51を設け、走行車体50にはリンク機構5
2を介してテーブル53を設け、前記リンク機構52に
は前記テーブル53を上動させるシリンダ54のロッド
55を取付け、シリンダ54の下部を前記走行車体50
側に取付ける。シリンダ54には公知の連結手段56を
介してポンプ57を設け、ポンプ57には足で操作可能
な足踏み式作動レバー58を設ける。テーブル53の上
面には左右方向の横軸ローラー65を所定間隔を置いて
並設して形成し、該横軸ローラー65の搬送方向と平行
にハンドル59を前記走行車体50の側部側に設ける。
ハンドル59にはポンプ57に接続した解除レバー60
を接続する。解除レバー60を操作すると、テーブル5
3の自重で下降する。テーブル53は所望の前後長さを
有して形成するが、段積育苗箱Aを載置し得る幅と長さ
を有する載置部61の前側に前記走行車体50の前端よ
りも前方に突き出させてフォーク部62に形成し、フォ
ーク部62も段積育苗箱Aを載置し得る幅と長さを有し
て形成する。この場合、フォーク部62は育苗箱Aの長
辺となる左右幅よりも狭く、かつ、段積育苗箱Aを一列
載置できればよいが、前記載置部61の長さは問わな
い。この場合、前記フォーク部62に段積育苗箱Aを移
動させると、前後重量バランスが崩れて前側に傾斜する
が、これを防止するために、所望位置の固定部に設けた
支持体63に係合するバランス体64を設ける。なお、
所謂重りによって重量バランスを修正してもよい。
【0010】しかして、前記育苗箱並列装置46の走行
枠体47は、レール45の左右両側に複数育苗箱Aを敷
設させる敷設スペースの上方に位置する長さを有し、平
面視長四角形状に形成し、走行枠体47により包囲され
た枠内は底抜け形状に形成する。前記走行枠体47に
は、該走行枠体47に対して長さ方向(左右方向)に移
動する載置移動枠70を設ける。載置移動枠70は、該
載置移動枠70の上面に複数の育苗箱Aを摺動自在に載
置可能に構成する。前記走行枠体47の内側には左右方
向であって上下一対の案内レール71、71を前後に並
設し、前記上下の案内レール71の間に載置移動枠70
に設けた移動ローラー72を嵌合させる。前記載置移動
枠70の下面にはラック(実施例ではチエン)73を全
長に亘って設け(図9、図10)、ラック73に走行枠
体47側に設けた正逆転自在のピニオン74を噛み合わ
せ、ピニオン74は枠移動用モータ75により回転させ
る。しかして、走行枠体47の中央上方位置に設けた前
記育苗箱供給装置48は、前記載置移動枠70上に一箱
ずつ育苗箱Aを供給するが、育苗箱供給装置48の左右
両側位置には移動する載置移動枠70に対して育苗箱A
の移動を停止させるストッパー76を設ける。即ち、載
置移動枠70上に全長に亘って育苗箱Aを載置し、この
状態で、載置移動枠70上の育苗箱Aをストッパー76
より不動状態にしてから、載置移動枠70を移動させる
と、端側の載置移動枠70上の育苗箱Aが順に落下して
並列させるのである。ストッパー76は載置移動枠70
の上方の育苗箱供給装置48のフレーム体77の一方側
側面78と他方側側面79の下方に載置移動枠70は通
過するが育苗箱Aは通過できないように設ける。実施例
では、一方側側面78および他方側側面79の下部側面
にブラケット80を固定し、ブラケット80にストッパ
ー76の上部を軸81により軸着し、前記載置移動枠7
0が育苗箱Aを移送する往路では育苗箱Aの端面が当接
すると上方回動して退避するが、育苗箱Aを降ろす復路
ではストッパー76の内面側が一方側側面78および他
方側側面79の下部側面に当接して回動せず、このスト
ッパー76に育苗箱Aの端面が当接して載置移動枠70
に対して不動状態にして堰き止めるように構成する(図
12、図13)。この場合、育苗箱Aを左右方向にして
収容する育苗箱供給装置48の幅はレール45の幅より
間隔Lだけ大であるから、育苗箱供給装置48を中央に
固定させて載置移動枠70に育苗箱Aを供給すると、正
面視育苗箱供給装置48の左右のストッパー76はレー
ル45より間隔Lの半分の距離だけ離れたところに位置
することになって、レール45の近傍に載置できず、載
置スペースを有効利用できない。そこで、前記育苗箱供
給装置48は走行枠体47に対して左右方向に移動可能
に設け、レール45の可及的近傍位置にも育苗箱Aを載
置できるようにしている。育苗箱供給装置48は、前記
フレーム体77の下方にそれぞれ前記走行枠体47の前
後枠の上方に位置するように案内走行ローラー82を設
け、該案内走行ローラー82を走行枠体47上に載置し
て左右方向に移動可能に設ける。
【0011】そして、育苗箱供給装置48は載置移動枠
70の移動方向側に寄せ、図15イでは前記補充用リフ
ト装置49により段積育苗箱Aを供給するために一方側
から他方側に移動させる途中の中央状態を示しており、
図15ロではレール45から間隔Lだけ右側に寄せ、図
15チでは間隔Lだけ左側に寄せ、ストッパー76を右
側のレール45の略上方に位置させ、右側のレール45
の近傍に育苗箱Aを載置する。したがって、レール45
より前記間隔Lだけ左右方向の外側に位置した前記走行
枠体47の車体横枠70の上面には、前記育苗箱供給装
置48の移動を停止させる移動停止用突起83を設け
る。移動停止用突起83は一方側側面78および他方側
側面79に対応する外側の下部側面が当接するように設
ける。この場合、前記育苗箱供給装置48は、一方側ま
たは他方側に寄った位置でのみ育苗箱Aを供給し、その
中間位置では供給しないように構成する。
【0012】また、載置移動枠70の移動は、間欠的に
1箱分移動するように構成している。しかして、載置移
動枠70の左右両側には、載置移動枠70より載置面
(地面、床面等)に降ろすときに、降下の衝撃を緩和さ
せる衝撃緩和用回動部材84を設ける。衝撃緩和用回動
部材84は平面視コ型形状の左右の回動板85の基部を
連結部86により連結し、該連結部86は前記載置移動
枠70に軸87により軸着する。左右の回動板85の一
方には係合板88の下部を固定し、係合板88の上部の
屈曲部を載置移動枠70に係合させて下方回動を規制す
る。回動板85の先端側には前後方向に突き出る係合軸
89を設け、係合軸89は載置移動枠70に設けた係合
フック90に係合させる。係合フック90は載置移動枠
70に中間部を軸91により軸着し、その下部はフック
部92に上部はガイド部93に夫々形成し、フック部9
2とガイド部93の重量バランスにより通常は起立状態
に保持され、復路移動中にロック解除体94に当接して
回動しロック解除して育苗箱Aの自重で下方回動し、ま
た、回動板85は、前記育苗箱供給装置48の下方の往
路から復路への移動路中に設けた当接体95に当接して
上方回動して水平状態になり、このとき、係合軸89は
フック部92に係合し、この状態に保持される。98は
走行枠体47の車輪、99は走行用モータ、100は前
記走行車輪98に設けた歯車、101は走行用モータの
回転軸に設けた歯車、102は歯車100と歯車101
の間に掛け回したチエン、103は支持転輪である。
【0013】しかして、前記レール45を挟んで左右両
側に位置する走行枠体47の前側には、根切り用のネッ
トローラーまたはシートローラー104(以下ネットロ
ーラー104という)を取付ける左右フレーム105を
設ける。左右フレーム105の左右両側には取付腕部1
06を設け、各取付腕部106間にネットローラー10
4を回転自在に取付ける。前記左右フレーム105の上
面には前後方向のアーム107の先端を固定し、アーム
107の基部を軸108により走行枠体47側に回動自
在に軸着する。そして、前記左右フレーム105は育苗
箱Aよりも低く位置させ、走行枠体47は育苗箱Aを敷
設後一旦後進させて、育苗箱Aを既に敷設させた育苗箱
Aに当接させ、次に、改めて前進させるように構成す
る。したがって、前後の隙間を詰めて敷設する。
【0014】しかして、育苗箱供給装置48は、前記補
充用リフト装置49の使用例の一例であり、物品である
段積育苗箱Aの運搬先である。育苗箱供給装置48は、
四角枠形状で前記育苗箱Aが上下に通過できる底抜け状
態のフレーム体110を有し、フレーム体110の上方
には段積育苗箱Aを供給し得る段積空間を形成する。前
記フレーム体110には上方に起立するチャンネルフレ
ーム111、111を対峙させて設け、各チャンネルフ
レーム111には上下移動する移動枠体112の縦枠1
13に設けたローラー114を嵌合させる。縦枠113
の上部には上部横枠115の両端を固定し、上部横枠1
15の左右両側には左右一対の前後方向の軸筒116の
前端を当接させて軸117により回転のみ自在に所謂片
持ち状態に軸装する。軸筒116には、平面視前記フレ
ーム体110の前後中間に位置するように下方に突き出
る支持アーム118の上端を固定する。支持アーム11
8の下部には内側に突き出る育苗箱支持体119を設け
る。前記軸筒116には左右方向の回動アーム120の
基部を固定する。
【0015】各回動アーム120の先端は左右方向の中
央側に位置するようにそれぞれ配置し、該先端部には前
方に突き出るように係合軸121を設ける。また、前記
移動枠体112の上部横枠115には移動枠体支持部1
22を設ける。係合軸121の上方には平板状の上下移
動係合板123を設け、上下移動係合板123の上面に
移動枠体支持部122を載置する。上下移動係合板12
3は上下方向の外周にラック溝124を形成した上下移
動軸125の上部に固定する。上下移動軸125はギヤ
ボックス126内を上下に貫通するように軸装し、ギヤ
ボックス126内に設けたピニオンギヤを前記ラック溝
124に噛み合せ、ギヤボックス126には前記ピニオ
ンギヤを回転させるモーター127を設ける。したがっ
て、モーター127が停止すると、前記上下移動軸12
5は停止し、モーター127の正逆転により上下する。
128はモーター127を取付けるモーター取付横杆で
ある。
【0016】前記移動枠体112には所定高さ位置(最
下段の育苗箱Aを離す位置)にて移動枠体112の下部
横枠129の下面に当接するストッパー130を設け
る。移動枠体112はその下面がストッパー130に当
接すると、下動が停止し、この後に更にモーター127
により上下移動係合板123を下降させて係合軸121
を下方に押すと、支持アーム118の育苗箱支持体11
9は外側に開いて退避状態になり、反対に、上下移動係
合板123により移動枠体支持部122を介して移動枠
体112を支持すると、支持アーム118の育苗箱支持
体119は閉じて支持状態になる。131は前記係合軸
121と係合軸121の間に設けた支持アーム118が
閉じる方向に付勢するバネである。
【0017】しかして、前記支持アーム118には、外
方に突き出るタイマー板132を支持アーム118に対
して上下位置調節自在に取付ける。タイマー板132は
平板状に形成し、タイマー板132には左右方向に長い
係合孔133を形成する。前記フレーム体110の左右
側には、前記係合孔133に挿通係合するタイマー縦軸
134を設ける。タイマー縦軸134は取付枠135に
常時上方にバネ136により突き出すと共に、タイマー
板132の下面が当接すると下降するように構成する。
137はストッパーピン、138は係合ピンである。そ
して、タイマー縦軸134は、通常はストッパーピン1
37が取付枠135に当たるまで常時上方に突出し、支
持アーム118が育苗箱Aの支持状態のときは係合孔1
33から外れた下方に位置し、次に支持アーム118が
育苗箱Aの支持状態のままで下降するとタイマー板13
2の下面に当接してそのまま下方に引っ込み、育苗箱支
持体119が育苗箱Aより退避すると、係合孔133が
タイマー縦軸134の上方に臨んで下方より挿通して係
合して支持アーム118を退避状態に保持し、育苗箱支
持体119が下から2段目の育苗箱Aに係合する位置に
なると、タイマー縦軸134が係合孔133より抜ける
ように配置構成する。したがって、タイマー板132を
支持アーム118の下部に位置させると、支持アーム1
18が相当に上昇しないと育苗箱支持体119は閉じな
いことになり、厚さの厚い育苗箱Aの場合はタイマー板
132は下方に位置させることになる。反対に、タイマ
ー板132を支持アーム118の上部に位置させると、
支持アーム118が上昇するとすぐに育苗箱支持体11
9が閉じることになり、厚さの薄い育苗箱Aの場合タイ
マー板132は上方に位置させることになる。
【0018】また、前記育苗箱支持体119は、正面視
フレーム体110より上方に位置して、前記補充用リフ
ト装置49のフォーク部62が段積育苗箱Aを挿入載置
し得る高さにて待機し、また、フレーム体110よりも
下方にて段積育苗箱Aを一枚ずつ供給する。この場合、
前記モーター127の回転を制御することにより待機位
置と供給位置の高さを調節でき、図示は省略するがセン
サを上下2か所に設けて、前記移動枠体112の高さを
検出して制御している。図中、139は育苗箱Aの側面
に当接又は近傍に位置する案内ガイドであり、前記フレ
ーム体110に位置調節自在に取付ける。140は切欠
部である。
【0019】
【作用】次に作用を述べる。本発明は前記の構成である
から、播種用移送台2の自動供給装置3に空の育苗箱A
を複数供給すると、自動供給装置3は播種用移送台2に
一枚ずつ育苗箱Aを自動供給し、育苗箱Aは播種用移送
台2により移送され、移送中に土と種子と水等の供給を
受け、播種用移送台2の終端部から育苗箱段積装置8の
左右受枠9に摺動載置され、左右受枠9が一枚の育苗箱
Aを受け止めるとチエン10を回転させて下降し、入れ
替わりに他方の左右受枠9が受け止め位置に待機し、育
苗箱Aを一枚だけ載せた左右受枠9は直ちに下降して受
台12に当って上方回動して退避し、受台12上に育苗
箱Aを載置し、他方の左右受枠9が後続の育苗箱Aを受
け止めて下降して既に受台12上に載置した育苗箱Aに
当たって上方回動して退避し、後続の育苗箱Aを既に受
台12上に載置されている育苗箱A上に段積し、これを
反復して、所定枚数受台12上に段積されると、搬送ロ
ーラー11を回転させ、受台12上の段積育苗箱Aを移
転部13に移転させ、次の育苗箱Aを受台12上に段積
し、移転部13上の段積育苗箱Aは後述する運搬用リフ
ト装置16により移転部13から取出し、これを反復し
て播種済の育苗箱Aを段積させる。
【0020】しかして、移転部13に段積育苗箱Aが搬
出されると、運搬用リフト装置16のテーブル22を移
転部13のローラー14の高さに合わせて低くして接近
させ、移転部13上の段積育苗箱Aをテーブル22上に
移す。即ち、解除レバー30を操作すると、テーブル2
2は自重で下降し、ロッド25も縮小する。次に、この
運搬用リフト装置16を走行車輪20により走行させ
て、所望位置に設けたターミナル用載置台32まで運搬
する。次に、運搬用リフト装置16の足踏み式作動レバ
ー28を操作してシリンダ24のロッド25を伸長させ
てテーブル22を上昇させてターミナル用載置台32の
高さに合わせて、ターミナル用載置台32上に段積育苗
箱Aを乗り移らせる。そして、運搬用リフト装置16に
より複数の段積育苗箱Aをターミナル用載置台32上に
載置し、ターミナル用載置台32上の段積育苗箱Aはタ
ーミナル用載置台32の近傍に設けた固定リフト装置3
4のテーブル37の上に載せる。次に、台車42に高さ
を合わせ段積育苗箱Aを乗り移らせる。台車42は走行
用レール40上を動力源41により自走し、所定位置ご
とに設けたセンサ等の信号により自動制御されて走行用
レール40上を走行して、所定位置にて自動停止する。
次に、台車42上の段積育苗箱Aは台車42の停止位置
に設けた固定リフト装置34上に載せ変え、固定リフト
装置34からターミナル用載置台32に移し、すると、
台車42を元の場所に戻す。
【0021】そして、ターミナル用載置台32上の段積
育苗箱Aは、運搬用リフト装置16の足踏み式作動レバ
ー28を操作してシリンダ24のロッド25を伸長させ
てテーブル22を上昇させてターミナル用載置台32の
高さに合わせて、ターミナル用載置台32上から段積育
苗箱Aを乗り移らせ、そのまま、ビニールハウスビニー
ルハウス43内の載置育苗場44に敷設したレール45
上に設けた補充用リフト装置49のテーブル53間で走
行し、運搬用リフト装置16のテーブル22からテーブ
ル53に乗り移させる。次に、この状態で、走行車体5
0をレール45上を走行させると、テーブル53のフォ
ーク部62が後述する育苗箱供給装置48の左右の育苗
箱支持体119の間に臨むから、この状態で、足踏み式
作動レバー58または解除レバー60を操作して段積育
苗箱Aの底面が育苗箱支持体119の上方に位置するよ
うにし、更に走行車体50を前進させ、次に、育苗箱供
給装置48側に設けた支持体63に走行車体50の前側
に設けたバランス体64を載せ、次に、載置部61の上
の段積育苗箱Aをフォーク部62に向けて押すと、段積
育苗箱Aは育苗箱供給装置48の段積収容空間に位置す
る。
【0022】前記の場合、播種用移送台2の自動供給装
置3に空の育苗箱Aを複数供給するだけで、播種済の育
苗箱Aを段積するまで連続作業で行える。また、播種装
置1の播種用移送台2は作業者が立った姿勢で前記自動
供給装置3〜覆土供給装置6の装置等を操作し得る高さ
に設定してあるから、頗る容易に作業を行える。また、
育苗箱段積装置8は左右受枠9により育苗箱Aを降ろし
ながら段積するので、一枚の育苗箱Aを支持する機構で
構成でき、強度その他の構成が簡単で、場所を取らな
い。しかして、作業者の作業高さに合わせた播種用移送
台2に対して低い育苗箱段積装置8の受台12に段積
し、これを移転部13から取り出すので容易でないが、
受台12および移転部13は運搬用リフト装置16のテ
ーブル22を最も下方位置にすると、これより上方に位
置するように設定してあるので、テーブル22を移転部
13に近づけ、移転部13の段積育苗箱Aを手で押すと
段積育苗箱Aを簡単に移せる。
【0023】また、テーブル22の上面には横軸ローラ
ー31を並設しているので、移転部13のローラー14
から横軸ローラー31に押すのも容易である。したがっ
て、持ち上げる手作業を不要にして段積育苗箱Aを取出
運搬できる。また、運搬用リフト装置16のハンドル2
9は横軸搬送ローラー31の搬送方向と平行に形成し、
その側部に配置しているから、育苗箱Aの積み卸しにま
ったく影響せず、操作性、作業性を向上させる。しかし
て、運搬用リフト装置16をターミナル用載置台32に
まで走行させられるので、ターミナル用載置台32に運
搬するのが容易である。そして、テーブル22を上動さ
せてターミナル用載置台32に合わせ、手で押すと、段
積育苗箱Aを移せる。この場合も、テーブル22の上面
に横軸ローラー31を並設しているので、押すのが容易
である。したがって、高さの高い移送台2から低い受台
12に段積した育苗箱Aを再び高いターミナル用載置台
32に乗せるのも簡単にでき、作業を頗る容易にする。
【0024】しかして、移転部13から取出した段積育
苗箱Aは直接台車42に乗せるのではなく、一旦ターミ
ナル用載置台32上に一時貯留するので、移転部13か
らの取出と、台車42への供給作業とを連続して行え
る。また、ターミナル用載置台32と台車42の高さを
完全に一致させるのは相当に困難であるが、ターミナル
用載置台32と台車42の間に固定リフト装置34を設
けているので、頗る容易に行える。特に、圃場近辺の軟
弱な床面で平らでないときでも、ターミナル用載置台3
2から台車42への移すのが容易に行える。また、ター
ミナル用載置台32全体を上下させずに、一組分の段積
育苗箱Aを固定リフト装置34により上下させるので、
固定リフト装置34を安価に製造できる(実施例ではシ
リンダを使用しているが、カム機構でも行え、一層安価
になる)。
【0025】しかして、台車42が載置育苗場44近傍
に至ると、固定リフト装置34を介してターミナル用載
置台32に移つし、台車42を元の場所に自走させて戻
すので、作業が連続し、無駄がなく、作業効率を向上さ
せる。この場合も、固定リフト装置34があるので、作
業が容易になる。また、ターミナル用載置台32から
は、一旦育苗箱並列装置46を設けたレール45上を走
行する補充用リフト装置49に移すので、簡単に段積育
苗箱Aを運搬できる。即ち、運搬用リフト装置16は走
行自在であるが、軟弱な育苗載置場44内に乗り入れる
と、走行が難しく操作性および作業性が低下することが
あり、走行性能を向上させると、コストを増大させる
が、レール45上を走行する補充用リフト装置49によ
り育苗箱並列装置46の育苗箱供給装置48に供給する
ので、かえって作業が容易となる。
【0026】また、補充用リフト装置49のハンドル5
9も側部に設けているので、補充用リフト装置49の側
部に運搬用リフト装置16を横付けして段積育苗箱Aを
押すと、段積育苗箱Aは横軸搬送ローラー31から横軸
搬送ローラー65に線接触の状態で押すことができ、簡
単に移すことができる。即ち、補充用リフト装置49は
レール45上に配置されているので、運搬用リフト装置
16を前後方向に並列させられないこともあるが、この
場合でも、移すのを容易にする。しかして、補充用リフ
ト装置49はテーブル53を走行車体50に対してオー
バーハング状に形成しているから、育苗箱供給装置48
のフレーム体77が邪魔にならずに、供給が容易とな
る。また、テーブル53は育苗箱Aの左右幅より狭く形
成しているから、左右の育苗箱支持体119の間に容易
に挿入できる。また、補充用リフト装置49は走行車体
50の走行車輪51を載置育苗場44のレール45上に
載せているので、後述する育苗箱並列装置46に対して
育苗箱供給装置48を位置決めしてあると、走行車体5
0を前進させるだけで、フォーク部62を育苗箱支持体
119間に挿入できる。
【0027】また、運搬用リフト装置16と補充用リフ
ト装置49のテーブルの上下操作は、足踏み式作動レバ
ーと解除レバーにより行えるので、頗る容易である。し
かして、育苗箱供給装置48の作用の詳細は後述する
が、育苗箱供給装置48の育苗箱支持体119は、片持
ち構造の軸筒116に固定した支持アーム118の下部
に設けているから、育苗箱供給装置48の前側は開放さ
れ、一層補充用リフト装置49による供給が容易であ
る。したがって、フォーク部62を育苗箱支持体119
間に挿入し、左右の育苗箱支持体119を上昇させ、段
積育苗箱Aのうち最下段の育苗箱Aの下面に育苗箱支持
体119が係合し、更に、育苗箱支持体119を上昇さ
せると、テーブル53を後方に引き抜くことができ、段
積育苗箱Aの供給が頗る容易となる。この場合、育苗箱
支持体119はフレーム体77よりも上方位置にて待機
するので、テーブル22のフォーク部62はフレーム体
77とは干渉せずに引き抜ける。
【0028】しかして、育苗箱供給装置48に供給され
た育苗箱Aは、育苗箱供給装置48により育苗箱並列装
置46の載置移動枠70上に供給され、レール45の左
右両側に敷設され、一列敷設すると、走行枠体47を前
進させる。したがって、空の育苗箱Aへの播種から、載
置育苗場44への敷設までの一連の作業を連続して行
え、作業を簡素化しているから、小人数で行える。しか
して、育苗箱供給装置48および育苗箱並列装置46の
構成は要件ではないが、実施例の作用について説明する
と、育苗箱供給装置48は育苗箱並列装置46の走行枠
体47に設けられ、走行枠体47はビニールハウス内に
設けた載置育苗場44の前後方向のレール45には走行
可能に載せてあり、育苗箱供給装置48とレール45の
関係は、育苗箱供給装置48は平面視一個の育苗箱Aを
収容する面積を有する育苗箱供給空間を形成しているか
ら、育苗箱供給装置48はレール45の間隔より間隔L
だけ長く形成していることになり、フレーム体77の上
方の段積空間内に育苗箱Aが段積状態にして供給される
と、図15イに示したように、育苗箱供給装置48を、
載置移動枠70が右側に移動するので間隔Lだけ右側に
寄せ(図15ロ)、所定位置になると育苗箱供給装置4
8の他方側側面79に対応する反対側の下部側面が移動
停止用突起83に当接して横移動が停止する。
【0029】この状態でモーター127に通電され、モ
ーター127によりギヤボックス126内のピニオンギ
ヤを回転させ、ピニオンギヤは上下移動軸125のラッ
ク溝124に噛み合って、上下移動軸125を下降さ
せ、上下移動軸125は上下移動係合板123を下降さ
せ、上下移動係合板123により移動枠体支持部122
を介して支持されている移動枠体112が下降し、移動
枠体112の下降により左右の支持アーム118全体が
下降する。即ち、育苗箱支持体119に掛かる荷重は、
その大部分は支持アーム118を下方に下げるように作
用するが、少しの荷重が支持アーム118を外側に回動
させるように作用し、これにより係合軸121が上昇す
るように作用し、係合軸121の上方には上下移動軸1
25に設けた上下移動係合板123があるので、係合軸
121は上下移動係合板123の下面に当接して不動状
態であり、支持アーム118は開かずに、この状態が保
持される。なお、このとき、係合軸121と係合軸12
1の間にはバネ131が設けられているから、支持アー
ム118の支持状態を一層確実に保持する。
【0030】次に、最下段の育苗箱Aが後述する育苗箱
並列装置46の載置移動枠70上に載置されると、移動
枠体112がストッパー130に当接して、移動枠体1
12の下動を停止させ、移動枠体支持部122は上部横
枠115より下方に離れ、更に上下移動軸125は下降
して、上下移動係合板123が係合軸121を上方から
押すので、係合軸121は軸117中心に下方回動し、
支持アーム118は軸117中心に外側回動し、支持ア
ーム118の育苗箱支持体119は最下段の育苗箱Aの
下面(実施例では育苗箱Aの鍔部)より退避する。ま
た、前記タイマー板132は、支持アーム118の下降
によりタイマー縦軸134の上端面に当接し、タイマー
縦軸134はそのままバネ136の弾力に抗して下降す
る。そして、支持アーム118の育苗箱支持体119が
外側に開くと、タイマー板132の係合孔133がタイ
マー縦軸134の上方に臨み、タイマー縦軸134はバ
ネ136の弾力により係合孔133内を通って上方に突
出する。タイマー縦軸134が係合孔133に係合する
と、モーター127を逆回転させ、上下移動軸125は
上動し、上下移動係合板123は移動枠体112の移動
枠体支持部122の下面に当接して上動させるが、前記
したように、タイマー縦軸134はバネ136の弾力に
より係合孔133内を上方に突出しているから、育苗箱
支持体119が退避状態のまま支持アーム118は上動
する。
【0031】次に、支持アーム118の育苗箱支持体1
19が最下段の育苗箱Aの側面のリブをすぎるか、また
は下から2段目の育苗箱Aの横となる所望に設定した所
定位置になると、タイマー縦軸134の上端は係合孔1
33より外れ、支持アーム118はバネ131の弾力
(支持アーム118の自重等の他の要因もあるが)によ
り閉じて、育苗箱支持体119が下から2段目の育苗箱
Aに係合し、そのまま最下段の育苗箱Aを除いて段積育
苗箱Aを持ち上げる。最下段の育苗箱Aは載置移動枠7
0上に載置され、この状態では、左側に載置移動枠70
が位置しているので、枠移動用モータ75を正転させて
載置移動枠70を右側に向けて移動させ、載置移動枠7
0の右側の育苗箱A1箱分の載置スペースが育苗箱供給
装置48の下方に位置すると、枠移動用モータ75を停
止させ、次に、供給用モータ127に通電して前記した
ように育苗箱供給装置48により一枚だけ育苗箱Aを供
給する(図15ロ)。再び、枠移動用モータ75を正転
させて載置移動枠70を右側に向けて1箱分移動させる
と(図15ハ)、載置移動枠70の1箱分の載置スペー
スが育苗箱供給装置48の下方に位置するので、枠移動
用モータ75を停止させ、次にモーター127に通電し
て右側に位置する育苗箱供給装置48により育苗箱Aを
供給し(図15ハ)、これを反復すると(図15ニ、
ホ)、載置移動枠70全長に亘って育苗箱Aが載置され
る(図15ヘ)。
【0032】しかして、この状態で、まず、育苗箱供給
装置48を左側に移動させると、一番内側の育苗箱Aの
上面に位置していた退避状態のストッパー76が、育苗
箱Aの端面を過ぎると起立状態に回動して右側のレール
45の略上に位置する(図15ト)。次に、枠移動用モ
ータ75を逆転させて、載置移動枠70の左端に育苗箱
A1箱分の載置スペースが開くと、この載置スペースは
左側に寄っている育苗箱供給装置48の下方に位置し
て、枠移動用モータ75を停止させ、次に、次にモータ
ー127に通電して育苗箱供給装置48により一枚だけ
育苗箱Aを供給する(図15チ)。このとき、ストッパ
ー76より右側にある育苗箱Aの左端面は、ストッパー
76に当接しているから、載置移動枠70が左側に移動
すると、載置移動枠70のみが移動し、他方側側面79
に設けたストッパー76に内側の育苗箱Aが当接して不
動状態になり、このストッパー76により堰き止められ
た育苗箱Aに隣接する育苗箱Aが当接して全体の育苗箱
Aが堰き止められて載置移動枠70に対して不動状態に
なり、左側に1箱分の載置スペースが開くまで移動する
と、右側の1箱の育苗箱Aが落下して載置される(図1
5チ)。再び、載置移動枠70を1箱分左側に移動させ
ると、右側の育苗箱Aが落下し(図15リ)、左側の載
置移動枠70のスペースが育苗箱供給装置48の下方に
臨むので、育苗箱Aを供給し(図15リ)、これを反復
すると(図15ヌ、ル、オ、ワ)、載置移動枠70を左
側に移動させて育苗箱Aを供給しながら、レール45の
右側の載置育苗場44に育苗箱Aを載置する。
【0033】次に、図示は省略するが、育苗箱供給装置
48を右側に移動させ、載置移動枠70を右側に向けて
移動させると、1列目の育苗箱並列作業が終わり、右側
に移動した載置移動枠70上には次の育苗箱Aが供給さ
れ、この状態で、走行枠体47を前進させ、前記作動を
反復することにより、2列目以降の育苗箱並列作業を行
い、中央のレール45の左右両側に育苗箱Aを並列させ
ることができる。したがって、載置移動枠70がレール
45の左右いずれか一方側から他方側に移動する際、一
方側に載置移動枠70上の育苗箱Aを降ろし(1列目の
初回は除く)、載置移動枠70上に新規に育苗箱Aを供
給するから、作業効率を向上させる、即ち、作業初期の
一列目に限っては、載置移動枠70上に育苗箱Aを供給
するために載置移動枠70を移動させる必要があるが、
二列目のときには既に載置移動枠70上に育苗箱Aを供
給済となって、すこぶる作業効率を向上させる。また、
載置移動枠70の移動は、間欠的に1箱分移動するよう
に構成しているから、載置移動枠70から載置育苗場4
4への載置と、載置移動枠70への育苗箱Aの供給を同
時にするとき、円滑かつ確実にできる。即ち、育苗箱供
給装置48から載置移動枠70に育苗箱Aを供給すると
き、載置移動枠70は停止しているので、載置移動枠7
0に対して育苗箱Aがずれるのを防止し、床に載置する
のも円滑になる。
【0034】しかして、育苗箱供給装置48は走行枠体
47に対して左右方向に移動自在に設け、かつ、レール
45の幅より大なる育苗箱供給装置48の幅との差であ
る間隔Lだけ左右に移動するように設けているから、育
苗箱供給装置48を左右に移動させると、育苗箱供給装
置48に設けた左右のストッパー76のそれぞれは左右
のレール45の略上に位置することになり、載置移動枠
70上の一番内側の育苗箱Aはレール45の近傍に載置
できる。また、育苗箱供給装置48の育苗箱支持体11
9の上下ストロークは、モーター127の回転制御を変
更すれば良いので、前記補充用リフト装置49により供
給した段積育苗箱Aを床に近くさせた低い載置移動枠7
0にも確実に供給する。また、載置移動枠70は、根切
り用のネットまたはシートに接触しないように所定高さ
を置いて設けているが、載置移動枠70の左右両側に
は、衝撃緩和用回動部材84を設けているので、載置移
動枠70から載置面に降ろすときの衝撃を緩和し、土、
種子の飛散を防止する。
【0035】
【発明の効果】本発明は、播種済の育苗箱Aを移送する
移送台2の終端部に該移送台2により移送された播種済
育苗箱Aを受台12に段積する育苗箱段積装置8を設
け、該育苗箱段積装置8に段積された育苗箱Aを取出し
て後続の育苗箱Aを段積させる移転部13を設け、該移
転部13と所望位置に設けた載置育苗場44との間に動
力源41により自動走行する台車42の走行用レール4
0を設け、前記移転部13および前記載置育苗場44の
夫々の近傍には、上下動するテーブル22を有し走行車
体19により走行自在の運搬用リフト装置16を夫々設
け、前記受台12および移転部13は、前記移送台2よ
り低いが、前記運搬用リフト装置16のテーブル22の
最下方位置よりも高くし、前記テーブル22は前記台車
42の載置面よりも上方位置まで上動するように構成し
た播種システムとしたものであるから、前記受台12お
よび移転部13は、前記移送台2より低いが、前記運搬
用リフト装置16のテーブル22の最下方位置よりも高
くし、前記テーブル22は前記台車42の載置面よりも
上方位置まで上動するように構成しているので、段積育
苗箱Aの取出は、持ち上げるという手作業がなく頗る容
易であり、台車42により載置育苗場44まで運搬する
のが容易で、作業を連続して行えるという効果を奏す
る。本発明は前記運搬用リフト装置16のテーブル22
の上面には左右方向の横軸ローラー31を所定間隔置い
て並設した播種システムとしたものであるから、テーブ
ル22への段積育苗箱の積み卸しが容易にできる効果を
奏する。本発明は、前記前記横軸ローラー31の搬送方
向の側部のテーブル22にはハンドル29を設けた播種
システムとしたものであるから、段積育苗箱の積み卸し
に影響せず、操作性、作業性を向上させることができる
効果を奏する。本発明は、前記走行用レール40の前記
移転部13側および前記載置育苗場44側には、夫々前
記運搬用リフト装置16により運搬した段積育苗箱Aを
一時貯留するターミナル用載置台32を設けた播種シス
テムとしたものであるから、直接台車42に乗せるので
はなく、一旦ターミナル用載置台32上に一時貯留する
ので、移転部13からの取出と、台車42への供給作業
とを同時に連続して行え、作業効率を向上させることが
できる効果を奏する。本発明は、前記移転部13側およ
び前記載置育苗場44側に夫々設けたターミナル用載置
台32には該ターミナル用載置台32上の段積育苗箱A
のうち一つの段積育苗箱A群を上下させる固定リフト装
置34を設けた播種システムとしたものであるから、台
車42とターミナル用載置台32との相互間の段積育苗
箱の積み卸しを頗る容易にできる効果を奏する。本発明
は、前記載置育苗場44にはレール45を設け、該レー
ル45には該レール45上を走行してその左右両側に育
苗箱Aを敷設する育苗箱並列装置46を設けた播種シス
テムとしたものであるから、播種済の育苗箱の段積か
ら、運搬、育苗箱並列装置46による敷設までを頗る容
易に連続作業とすることができる効果を奏する。本発明
は、前記前記レール45には、該レール45上を走行す
る走行車体50および該走行車体50よりオーバーハン
グして上下するテーブル53を有し前記育苗箱並列装置
46の育苗箱供給装置48に段積育苗箱Aを供給する補
充用リフト装置49とを設けた播種システムとしたもの
であるから、育苗箱供給装置48への育苗箱の供給がオ
ーバーハングしたテーブル53により前記育苗箱並列装
置46に干渉することなく、簡単にできる効果を奏し、
また、運搬用リフト装置16でなくレール45上を走行
する補充用リフト装置49により育苗箱並列装置46の
育苗箱供給装置48に供給するので、かえって作業を容
易にできる効果を奏する。本発明は、前記テーブル53
の上面には左右方向の横軸ローラー65を所定間隔置い
て並設した播種システムとしたものであるから、運搬用
リフト装置16から段積育苗箱を移すのが容易にできる
効果を奏する。本発明は、前記移送台2は、その上方位
置に、土や種子を供給する装置を設けて移送中の育苗箱
Aに播種する播種装置1を構成すると共に、作業者が立
ち姿勢で操作可能に設定した播種システムとしたもので
あるから、空の育苗箱への播種作業から、段積、取出、
運搬を経て、敷設育苗までの作業を連続化でき、作業人
数を減少させ、コストを下げ、作業効率を向上させるこ
とができる効果を奏する。また、移送台2の高さを、操
作を優先させて設定して操作性を向上させながら、受台
12および移転部13を低くし、更に、運搬の際の持ち
上げる手作業をなくしてその後の作業も容易にした合理
的な播種システムにできる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 播種システムの全体概略斜視図。
【図2】 播種装置、段積装置、移転部の側面図。
【図3】 移転部の位置と運搬用リフト装置の側面
図。
【図4】 固定リフト装置の側面図。
【図5】 補充用リフト装置の側面図。
【図6】 補充用リフト装置の使用状態斜視図(補充
用リフト装置の進入方向は図面に限定されない)。
【図7】 育苗箱並列装置の斜視図。
【図8】 同概略背面図。
【図9】 同走行枠体および載置移動枠の概略縦断側
面図。
【図10】 走行枠体および載置移動枠の一部平面図。
【図11】 走行枠体および載置移動枠の一部斜視図。
【図12】 ストッパーの斜視図。
【図13】 ストッパーの側面図。
【図14】 ストッパーの作用状態図。
【図15】 正面から見た敷設状態説明図。
【図16】 衝撃緩和用回動部材の側面図。
【図17】 ネットローラーの斜視図。
【図18】 同側面図。
【図19】 育苗箱供給装置の斜視図。
【図20】 育苗箱供給装置の組立状態斜視図。
【図21】 同平面図。
【図22】 待機状態の正面図。
【図23】 最も下方に下げた状態の正面図。
【図24】 支持アームが退避位置に回動した状態の正
面図。
【図25】 タイマー縦軸が係合した状態の正面図。
【図26】 上下移動係合板123が上昇した状態の正
面図。
【図27】 育苗箱支持体が最下段の育苗箱の側部に位
置した状態の正面図。
【図28】 育苗箱支持体が下から2段目の育苗箱に係
合した状態の正面図。
【図29】 最下段の育苗箱が移動可能状態になった正
面図。
【図30】 平面から見た並列状態説明図。
【図31】 正面から見た衝撃緩和用回動部材の作用状
態説明図。
【符号の説明】
1…播種装置、2…播種用移送台、3…自動供給装置、
4…床土供給装置、5…種子供給装置、6…覆土供給装
置、7…支脚、8…育苗箱段積装置、9…左右受枠、1
0…チエン、11…搬送ローラー、12…受台、13…
移転部、14…ローラー、15…移送台、16…運搬用
リフト装置、17…レールフレーム、19…走行車体、
20…走行車輪、21…リンク機構、22…テーブル、
23…案内ローラー、24…シリンダ、25…ロッド、
26…連結手段、27…ポンプ、28…足踏み式作動レ
バー、29…ハンドル、30…解除レバー、31…横軸
ローラー、32…ターミナル用載置台、34…固定リフ
ト装置、35…固定フレーム、36…リンク機構、37
…テーブル、38…シリンダ、40…走行用レール、4
1…動力源、42…トロッコ、43…ビニールハウス、
44…載置育苗場、45…レール、46…育苗箱並列装
置、47…走行枠体、48…育苗箱供給装置、49…補
充用リフト装置、50…走行車体、51…走行車輪、5
2…リンク機構、53…テーブル、54…シリンダ、5
5…ロッド、56…連結手段、57…ポンプ、58…足
踏み式作動レバー、59…ハンドル、60…解除レバ
ー、61…載置部、62…フォーク部、63…支持体、
64…バランス体、70…載置移動枠、71…案内レー
ル、72…移動ローラー、73…ラック、74…ピニオ
ン、75…枠移動用モータ、76…ストッパー、77…
フレーム体、78…一方側側面、79…他方側側面、8
0…ブラケット、81…軸、82…案内走行ローラー、
83…移動停止用突起、84…衝撃緩和用回動部材、8
5…回動板、86…連結部、87…軸、88…係合板、
89…係合軸、90…係合フック、91…軸、92…フ
ック部、93…ガイド部、94…ロック解除体、95…
当接体、98…車輪、99…走行用モータ、100、1
01…歯車、102…チエン、103…支持転輪、10
4…ネットローラーまた…シートローラー、105…左
右フレーム、106…取付腕部、107…アーム、10
8…軸、110…フレーム体、111…チャンネルフレ
ーム、112…移動枠体、113…縦枠、114…ロー
ラー、115…上部横枠、116…軸筒、117…軸、
118…支持アーム、119…育苗箱支持体、120…
回動アーム、121…係合軸、122…移動枠体支持
部、123…上下移動係合板、124…ラック溝、12
5…上下移動軸、126…ギヤボックス、127…モー
ター、128…モーター取付横杆、129…下部横枠、
130…ストッパー、131…バネ、132…タイマー
板、133…係合孔、134…タイマー縦軸、135…
取付枠、136…バネ、137…ストッパーピン、13
8…係合ピン、139…案内ガイド、140…切欠部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年3月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図8】
【図3】
【図5】
【図12】
【図13】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図18】
【図11】
【図14】
【図16】
【図15】
【図17】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図27】
【図28】
【図29】
【図30】
【図31】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 播種済の育苗箱Aを移送する移送台2の
    終端部に該移送台2により移送された播種済育苗箱Aを
    受台12に段積する育苗箱段積装置8を設け、該育苗箱
    段積装置8に段積された育苗箱Aを取出して後続の育苗
    箱Aを段積させる移転部13を設け、該移転部13と所
    望位置に設けた載置育苗場44との間に動力源41によ
    り自動走行する台車42の走行用レール40を設け、前
    記移転部13および前記載置育苗場44の夫々の近傍に
    は、上下動するテーブル22を有し走行車体19により
    走行自在の運搬用リフト装置16を夫々設け、前記受台
    12および移転部13は、前記移送台2より低いが、前
    記運搬用リフト装置16のテーブル22の最下方位置よ
    りも高くし、前記テーブル22は前記台車42の載置面
    よりも上方位置まで上動するように構成した播種システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記運搬用リフト装
    置16のテーブル22の上面には左右方向の横軸ローラ
    ー31を所定間隔置いて並設した播種システム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記前記横軸ローラ
    ー31の搬送方向の側部のテーブル22にはハンドル2
    9を設けた播種システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    において、前記走行用レール40の前記移転部13側お
    よび前記載置育苗場44側には、夫々前記運搬用リフト
    装置16により運搬した段積育苗箱Aを一時貯留するタ
    ーミナル用載置台32を設けた播種システム。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記移転部13側お
    よび前記載置育苗場44側に夫々設けたターミナル用載
    置台32には該ターミナル用載置台32上の段積育苗箱
    Aのうち一つの段積育苗箱A群を上下させる固定リフト
    装置34を設けた播種システム。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4または請求項5において、前記載置育苗
    場44にはレール45を設け、該レール45には該レー
    ル45上を走行してその左右両側に育苗箱Aを敷設する
    育苗箱並列装置46を設けた播種システム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記レール45に
    は、該レール45上を走行する走行車体50および該走
    行車体50よりオーバーハングして上下するテーブル5
    3を有し前記育苗箱並列装置46の育苗箱供給装置48
    に段積育苗箱Aを供給する補充用リフト装置49とを設
    けた播種システム。
  8. 【請求項8】 請求項7において、前記テーブル53の
    上面には左右方向の横軸ローラー65を所定間隔置いて
    並設した播種システム。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2または請求項3
    または請求項4または請求項5または請求項6または請
    求項7または請求項8において、前記移送台2は、その
    上方位置に、土や種子を供給する装置を設けて移送中の
    育苗箱Aに播種する播種装置1を構成すると共に、作業
    者が立ち姿勢で操作可能に設定した播種システム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103253489A (zh) * 2012-12-28 2013-08-21 上海都市绿色工程有限公司 潮汐式灌溉苗床框架

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