JP4670140B2 - 育苗施設の苗箱棚積み装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、育苗施設の苗箱棚積み装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
積込みコンベヤの始端部から終端部に向けて平面視で例えば左右3枚前後2組合計6枚の苗箱を搬送し、積込みコンベヤの終端部一側に棚積み部を配置し、棚積み部では緑化台車を昇降させながら積込みコンベヤの終端部から棚積み部内の緑化台車の棚に苗箱を押し込み、緑化台車に順次苗箱を棚積みするものが試みられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような苗箱棚積み装置にあっては、積込みコンベヤの始端部から終端部に向けて平面視で例えば左右3枚前後2組合計6枚の苗箱を搬送し、積込みコンベヤ1の終端部から棚積み部の緑化台車の棚に苗箱を押し込み段積みするのであるが、積込みコンベヤで終端部に搬送された苗箱が緑化台車への棚積みが終了しない間は次の苗箱を搬送することができず、緑化台車への苗箱の棚積み能率が向上しないという課題がある。
【0004】
そこで、この発明はこのような課題を解消しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、積込みコンベヤ1の始端部から終端部に向けて複数の苗箱3,3,…並列して搬送できる構成とし、積込みコンベヤ1の終端部一側あるいは両側に緑化台車18を昇降させながら苗箱3の棚積みをする棚積み部16を配置し、積込みコンベヤ1の終端部側縁と棚積み部16との間に積込みコンベヤ1の苗箱3,3を待機させることのできる苗箱待機部23を設け、積込みコンベヤ1の終端部上方には、搬送方向と交差する方向に苗箱3を押出して苗箱待機部23を経て棚積み部16に位置している緑化台車18の棚に苗箱3を押し込み棚積みできる押し込み装置19a,19bを設けたことを特徴とする。
【0006】
【発明の作用及び効果】
この発明は、平面視で例えば左右3枚前後2組合計6枚の苗箱3,3,…を積込みコンベヤ1の始端側から終端側に搬送し、積込みコンベヤ1の終端部から棚積み部16に位置している緑化台車18に苗箱3の棚積みするにあたり、積込みコンベヤ1と棚積み部16との間に苗箱待機部23を設けて、積込みコンベヤ1の搬送方向に沿った前後2枚の苗箱3,3を待機させることができるので、搬送した苗箱3,3が緑化台車18への棚積みが終了しないうちに、次の苗箱3,3,…を積込みコンベヤ1で搬送することができて、積込みコンベヤ1での苗箱3の搬送能率を高め緑化台車18への苗箱3の棚積みを能率的に行なうことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示すこの発明の実施例の形態について説明する。
まず、図1〜図3に基づき苗箱棚積み装置の一実施例について説明する。
積込みコンベヤ1はパレット2に段積みした苗箱3,3,…を始端側から終端側に搬送する構成であり、積込みコンベヤ1の終端部に対向させてパレットスタッカ4を配置している。この実施例では、パレット2には平面視で左右2枚前後3組の合計6枚の苗箱3,3,…を一段として段積みする構成である。
【0008】
積込みコンベヤ1の中途部左右一側にロボット台5を配置し、ロボット台5に苗箱保持装置6を有する苗箱積替えロボット7を搭載し、苗箱積替えロボット7の近くに制御盤8を配置している。
この苗箱積替えロボット7は例えば図3に示すように次のように構成されている。機体にはロボットアーム9を旋回及び昇降回動自在に設け、ロボットアーム9の先端にフレーム10を縦軸回りに旋回自在に取り付け、フレーム10には挟持シリンダ11,11の伸縮により苗箱3の長手方向両端部を挟持あるいは開放することのできる対をなす挟持片12,12を6組設けている(図3では2組省略している。)。また、苗箱受けシリンダ13,13の伸縮により、左右2枚前後3組の合計6枚の苗箱3,3,…の下面を支える対をなす苗箱受け体14,14を前後に2組設けている。
【0009】
積込みコンベヤ1の中途部左右他側には、リフト式移動テーブル15を配置し、リフト式移動テーブル15の上方には、苗箱2を左右の棚積み部16,16に向けて押し出す前側押し込み装置19a及び後側押し込み装置19bを設けている。また、リフト式移動テーブル15の前後両側に棚積み部16,16を配置し、棚積み部16,16の3個所に位置決めガイド17,17,…を夫れ夫れ設けて、緑化台車18を所定位置に位置させ、緑化台車18の棚に苗箱3,3,…を押し込み棚積みする構成である。なお、棚積み部16には緑化台車18に棚積みされた苗箱3に灌水する灌水装置21を設けている。なお、緑化台車18に代えて、出芽用台車や積替え用台車に苗箱3を棚積みするものに応用してもよい。
【0010】
苗箱3,3,…を段積みしたパレット2が積込みコンベヤ1により搬送されて、苗箱積替えロボット7の側方まで到達すると、積込みコンベヤ1は停止する。
次いで、苗箱積替えロボット7の苗箱保持装置6により最上段6枚の苗箱3,3,…を保持し、リフト式移動テーブル15に載せ替える。
【0011】
即ち、制御盤8に内装している制御部の指令により、ロボットアーム9を旋回及び昇降させて、一対の挟持片12,12により苗箱3の長手方向両端部を挟持して所定高さに苗箱3を持ち上げ、次いで、苗箱受けシリンダ13を短縮させて開放している苗箱受け体14,14の間隔を狭めて、苗箱3の下面を受け苗箱3を落下防止状態とする。次いで、ロボットアーム9を操作して保持した苗箱3,3,…をリフト式移動テーブル15に運ぶ。
【0012】
次いで、挟持シリンダ11を伸長して一対の挟持片12,12の間隔を広げて苗箱3の挟持を開放し、次いで、苗箱受けシリンダ13を伸長して苗箱受け体14,14の間隔を広げて苗箱3の下面から開放し、リフト式移動テーブル15に合計6枚の苗箱3,3,…を載替える。
【0013】
次いで、リフト式移動テーブル15に載替えられた左右3枚前後2組の合計6枚の苗箱3,3,…を次のように棚積みする。即ち、前側押し込み装置19aを左側に移動して、左側の棚積み部16に待機している緑化台車18の前側の棚に左側の1枚の苗箱3を棚積みし、次いで、前側押し込み装置19aを右側に移動して、2枚の苗箱3,3を右側の棚積み部16に待機している緑化台車18の前側の棚に棚積みする。
【0014】
また、後側押し込み装置19bを同様に作動して、1枚の苗箱3を左側の棚積み部16に待機している緑化台車18の後側の棚に棚積みし、後側押し込み装置19bにより2枚の苗箱3,3を右側の棚積み部16に待機している緑化台車18の後側の棚に棚積みする。
【0015】
このようにして、左右の緑化台車18,18の一段に合計8枚の苗箱3,3,…の棚積みが終了すると、リフト式移動テーブル15を一段ずつ上昇あるいは下降させて順次次の棚に苗箱3を棚積みしていく。
次に、図4及び図5に示す実施例について説明する。
【0016】
積込みコンベヤ1の始端部両側に、苗箱3,3,…の段積みされたパレット2載置用のパレット載置部20,20を設け、パレット2には平面視で左右3枚前後2組の合計6枚の苗箱3,3,…を一段として段積みする構成としている。積込みコンベヤ1の中途部上方に、前記6枚の苗箱3,3,…を載替える苗箱積替えロボット7を配置し、積込みコンベヤ1の終端部一側に棚積み部16を配置している。
【0017】
棚積み部16には緑化台車18を載せることのできるリフト床面が設けられていて、積込みコンベヤ1の終端部から緑化台車18の棚に左右2枚前後2組の合計4枚の苗箱3,3,…が棚積みされると、リフト床面が一段ずつ上昇あるいは下降して、緑化台車18の棚に苗箱3,3,…を順次棚積みする構成である。積込みコンベヤ1の終端部側縁と棚積み部16との間に、積込みコンベヤ1の搬送方向に沿った前後2枚の苗箱3を待機させることのできる苗箱待機部23を設けている。また、積込みコンベヤ1の終端部上方には、搬送方向に対して直交する方向に苗箱3を押出し、苗箱待機部23を経て棚積み部16に位置している緑化台車18の棚に苗箱3を押し込み棚積みする前・後押し込み装置19a,19bを設けている。
【0018】
次に、図5に基づき苗箱の棚積みについて説明する。
図5(1)に示すように、積込みコンベヤ1の始端部に積替えられた苗箱3,3,…は、左右3枚前後2組の合計6枚が終端部に搬送されストッパにより所定位置で停止される。次いで、図5(2)に示すように、前後二列の苗箱3,3,…は前・後押し込み装置19a,19bにより棚積み部16に向けて押し出され、押し込み方向上手側の4枚は緑化台車18の棚に押し込まれ、下手側の2枚は苗箱待機部23に押し込まれ待機状態となり、前・後押し込み装置19a,19bを初期移動位置に復帰させる。
【0019】
次いで、図5(3)に示すように、積込みコンベヤ1の始端部に次の6枚の苗箱3,3,…が載替えられ、次いで、図5(4)に示すように、積込みコンベヤ1の終端側に苗箱3,3,…は搬送され所定位置で停止する。この状態では、苗箱3,3,…は左右方向4枚の前後2列で合計8枚の苗箱3,3,…が位置することとなる。次いで、図5(5)に示すように、前・後押し込み装置19a,19bにより押し込み、苗箱待機部23に待機している苗箱を先頭にして押し込み方向上手側の2枚2組の合計4枚の苗箱3,3,…が緑化台車18に棚積みされ、下手側の2枚2組の合計4枚の苗箱3,3,…は、前側の2枚が苗箱待機部23に押し込まれ、後側の2枚は積込みコンベヤ1の一側に移動した状態で停止し、前・後押し込み装置19a,19bを初期移動位置に復帰させる。
【0020】
次いで、図5(6)及び(7)に示すように、棚積み部16の緑化台車18を一段リフトし、前・後押し込み装置19a,19bにより残りの2枚2組の合計4枚の苗箱3,3,…を押し込み、緑化台車18の次の棚に積み込んでいく。
この実施例では、平面視で左右3枚前後2組の合計6枚の苗箱3,3,…をパレット2に段積みしている状態から、苗箱積替えロボット7により積込みコンベヤ1に一挙に載替え、積込みコンベヤ1の終端部から棚積み部16の緑化台車18に棚積みするにあたり、積込みコンベヤ1と棚積み部16との間に苗箱待機部23を設けて、積込みコンベヤ1の搬送方向に沿った前後2枚の苗箱3,3を待機させることができるので、積込みコンベヤ1の苗箱搬送を能率化し、緑化台車18への苗箱棚積み能率を向上させることができる。
【0021】
次に、図6〜図8に示す実施例について説明する。
図6に示すように、積込みコンベヤ1の終端部の左右両側に棚積み部16,16を配置し、この棚積み部16,16には前記実施例と同様に緑化台車18を位置させて、積込みコンベヤ1の終端部から緑化台車18の棚に左右2枚前後2組の合計4枚の苗箱3,3,…を順次棚積みする構成としている。積込みコンベヤ1の終端部側縁と左右の棚積み部16,16との間に、積込みコンベヤ1の搬送方向に沿った前後2枚の苗箱3,3を待機させることのできる苗箱待機部23,23をそれぞれ設け、積込みコンベヤ1の終端部上方には、搬送方向に対して直交する左右両方向に苗箱3を押出し、苗箱待機部23,23を経て棚積み部16,16に位置している緑化台車18の棚に苗箱3を押し込み棚積みする前・後押し込み装置19a,19bを設けている。
【0022】
しかして、左右一方の棚積み部16の緑化台車18に苗箱の棚積みが終了し満杯となると、他側方の棚積み部16の緑化台車18に苗箱の棚積みするものである。従って、棚積み部16の緑化台車18の交換時にも積込みコンベヤ1の苗箱搬送を能率化し、緑化台車18の棚に苗箱3を能率的に棚積みすることができる。
【0023】
なお、図7(1)〜(7)は積込みコンベヤ1から一側の棚積み部16の緑化台車18への苗箱棚積み状態を示す平面図であり、図8(1)〜(7)は積込みコンベヤ1から他側の棚積み部16の緑化台車18への苗箱棚積み状態を示す平面図である。
【0024】
次に、図9及び図10に示す実施例について説明する。
積込みコンベヤ1の終端部には搬送方向に対向させて棚積み部16を配置し、この棚積み部16には前記実施例と同様に緑化台車18を位置させている。積込みコンベヤ1の終端部に搬送された左右2枚前後3組の合計6枚の苗箱3,3,…を搬送方向に押し出し、緑化台車18の棚に順次棚積みする構成である。積込みコンベヤ1の終端部上方には、搬送方向に沿って苗箱3,3,…を押出し、棚積み部16に位置している緑化台車18の棚に苗箱3を押し込み棚積みする左・右押出し装置24,24を設けて、終端部に搬送された苗箱3,3,…は、その上手側の左右2枚前後2組の合計4枚の苗箱3,3,…から順次緑化台車18に棚積みされていく。
【0025】
なお、この棚積み部16に緑化台車18を送り込んだりあるいは退出したりするにあたり、緑化台車18を積込みコンベヤ1の搬送方向に対して直交する方向に移動させて行なう構成としてもよい。
次に、図10に基づき苗箱3の緑化台車18の棚への棚積みについて説明する。
【0026】
図10(1)に示すように、積込みコンベヤ1の始端部に積替えられた苗箱3,3,…は、左右2枚前後3組の合計6枚で終端部に搬送され、上手側の左・右前側ストッパ25,25により上手側の左右2枚前後2組の合計4枚の苗箱3,3,…が所定位置で停止され、また、下手側の左・右後側ストッパ26,26により下手側の左右2枚1組の合計2枚の苗箱3,3,…が所定位置で停止される。
【0027】
次いで、図10(2)に示すように、左・右前側ストッパ25,25、左・右後側ストッパ26,26を退避させて、苗箱3,3,3…を左・右押出し装置24,24により押出し、上手側の左右2枚前後2列合計4枚の苗箱3,3,…を緑化台車18の棚に押し込み棚積みし、次いで、下手側の2枚の苗箱3,3を左・右前側ストッパ25,25で所定の待機位置に停止させる。
【0028】
次いで、図10(3)に示すように、積込みコンベヤ1の始端部に次の6枚の苗箱3,3,…が載替えられ終端部に搬送される。すると、搬送されてきた上手側の左右2枚の1列目の苗箱3,3は終端部で待機している前記苗箱3,3に当接して停止し、合計8枚の苗箱3,3,…が終端部に送られたこととなる。
【0029】
次いで、図10(4)に示すように、左・右前側ストッパ25,25を解除して、左・右押出し装置24,24により上手側に待機している左右2枚前後2組の合計4枚の苗箱3,3,…を緑化台車18の次の棚に棚積みし、後続の左右2枚前後2組の合計4枚の苗箱3,3,…を左・右前側ストッパ25,25で停止し待機させる。
【0030】
次いで、図10(5)に示すように、緑化台車18をリフトして次の棚を押し込み位置に移動させ、次いで、図10(6)に示すように、左・右前側ストッパ25,25を解除し、待機している左右2枚前後2組の合計4枚の苗箱3,3,…を左・右押出し装置24,24により押し込み、緑化台車18の次の棚に積み込んでいく。
【0031】
次に、図11〜図13に示す実施例について説明する。
この実施例は播種施設の床土エレベータ27を利用して、床土供給装置28からこぼれた残土を容易に回収しようとするものである。
搬送コンベヤ29の上方には床土供給装置28、鎮圧・均平装置30、第1灌水装置31、点播型播種装置32及び繰出型播種装置33、第2灌水装置34、覆土供給装置35が上手側から下手側にかけて順次設置されている。
【0032】
これにより、移送上手側の搬送コンベヤ29の始端部に載せられた苗箱3には、最初に床土が詰められ、次いで鎮圧・均平され、次いで、播種され、次いで、灌水・覆土されて、播種作業が終了する。
床土供給装置28のホッパ28a上方には床土タンク36を設け、覆土供給装置35のホッパ35aの上方には覆土タンク37を設けている。床土供給装置28から苗箱3に供給されこぼれた床土は下方の床土回収ホッパ38に回収され、回収された床土はシュート39を経て床土エレベータ27の下部に供給される構成である。また、覆土供給装置35の下方にも覆土回収ホッパ40が設けられていて、覆土中に苗箱3からこぼれた床土が覆土回収ホッパ40に回収され、下方の回収箱41に回収される。
【0033】
床土エレベータ27により揚穀された床土は、床土供給樋42を経て横送りベルト搬送装置43に供給され、横送りベルト搬送装置43を正転あるいは逆転させて、床土タンク36あるいは覆土タンク37に床土を供給する構成である。
図12及び図13に示すように、床土エレベータ27における床土供給樋42の中途部には、残土回収ホッパ44を接続し、残土回収ホッパ44の下部にはシャッタ45を設けると共に、残土回収ホッパ44の下部に残土流下筒46を接続している。
【0034】
しかして、床土供給装置28で苗箱3に床土を供給した後にすぐ第1灌水装置31により灌水する場合には、残土回収ホッパ44のシャッタ45を開口状態とする。すると、床土供給装置28からこぼれ灌水により濡れた残土は、床土エレベータ27で揚穀されて、床土供給樋42の中途部から残土回収ホッパ44、残土流下筒46を経てフレコン47に回収され、濡れた残土が再度床土供給装置28へ循環して供給されるのを防止し、床土供給装置28のトラブルを未然に防止できる。また、濡れた残土を高い位置から取り出すことができて、フレコン47等の大きな容器への回収が容易となる。
【0035】
また、播種後の苗箱3に灌水する場合には、残土回収ホッパ44のシャッタ45を閉鎖状態とする。すると、床土供給装置28からこぼれたが灌水されない乾いている残土は、床土エレベータ27で揚穀されて、床土供給樋42から横送りベルト搬送装置43を経て床土タンク36に循環供給され、再度床土供給装置28から苗箱3に供給され床詰めされる。
【0036】
次に、図14に基づき床土供給装置28の他の実施例について説明する。
床土供給装置28の上部には床土ホッパ28aを設け、床土ホッパ28aの下方には床土を薄い層にして繰り出し苗箱3に供給する床土供給ベルト48を設け、苗箱3に供給された余分の床土を掻き落とすブラシ49を設けている。このブラシ49はフレームに回動自在に軸支されているアーム50の先端部に回転自在に取り付けられている。また、このアーム50には棒状のブラシスクレーパ51を位置調節自在に取り付け、ブラシ49の上部外周部にブラシスクレーパ51を接触させ付着した床土を落下させる構成である。このようにブラシ49及びブラシスクレーパ51の取り付けられているアーム50は、高さ調節装置52によりブラシ49の高さを調節できる構成である。
【0037】
しかして、苗箱3の高さが変更された場合には、調節装置52によりアーム50の回動高さを調節し、ブラシ49の高さを調節する。すると、ブラシスクレーパ51の高さもブラシ49と共に高さ調節されて、常にブラシ49に接触しながらブラシ49に付着した床土を確実に落下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体の平面図である。
【図2】 全体の側面図である。
【図3】 要部の平面図である。
【図4】 要部の平面図である。
【図5】 作用状態を示す要部の平面図である。
【図6】 要部の平面図である。
【図7】 作用状態を示す要部の平面図である。
【図8】 作用状態を示す要部の平面図である。
【図9】 要部の平面図である。
【図10】 作用状態を示す要部の平面図である。
【図11】 全体の側面図である。
【図12】 全体の正面図である。
【図13】 要部の側面図である。
【図14】 要部の側面図、平面図である。
【符号の説明】
1 積込みコンベヤ
2 パレット
3 苗箱
4 パレットスタッカ
5 ロボット台
6 苗箱保持装置
7 苗箱積替えロボット
8 制御盤
9 ロボットアーム
10 フレーム
11 挟持シリンダ
12 挟持片
13 苗箱受けシリンダ
14 苗箱受け体
15 リフト式移動テーブル
16 棚積み部
17 位置決めガイド
18 緑化台車
19a,19b 左・右前側押出し装置
20 パレット載置部
Claims (1)
- 積込みコンベヤ1の始端部から終端部に向けて複数の苗箱3,3,…並列して搬送できる構成とし、積込みコンベヤ1の終端部一側あるいは両側に緑化台車18を昇降させながら苗箱3の棚積みをする棚積み部16を配置し、積込みコンベヤ1の終端部側縁と棚積み部16との間に積込みコンベヤ1の苗箱3,3を待機させることのできる苗箱待機部23を設け、積込みコンベヤ1の終端部上方には、搬送方向と交差する方向に苗箱3を押出して苗箱待機部23を経て棚積み部16に位置している緑化台車18の棚に苗箱3を押し込み棚積みできる押し込み装置19a,19bを設けたことを特徴とする育苗施設の苗箱棚積み装置。
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JP2002153131A (ja) | 2002-05-28 |
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