JPH11243776A - 接ぎ木苗一時貯留装置 - Google Patents

接ぎ木苗一時貯留装置

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JPH11243776A
JPH11243776A JP10067782A JP6778298A JPH11243776A JP H11243776 A JPH11243776 A JP H11243776A JP 10067782 A JP10067782 A JP 10067782A JP 6778298 A JP6778298 A JP 6778298A JP H11243776 A JPH11243776 A JP H11243776A
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JP
Japan
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grafted
curing room
seedling
temporary storage
grafting
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Application number
JP10067782A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Mishiro
満 三代
Osamu Akishika
修 秋鹿
Katsuo Sato
勝男 佐藤
Masayuki Namita
正幸 波多
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Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Sasaki Co Ltd
Original Assignee
Bio Oriented Technology Research Advancement Institution
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Sasaki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動接ぎ木処理装置で接ぎ木された接ぎ木苗
を養生室に収容するにあたり、接ぎ木苗の養生室搬入作
業を省力化すると共に、養生室への出入り回数を減らし
て養生室の温度変化や湿度変化を可及的に防止する。 【解決手段】 自動接ぎ木処理装置1から順次搬出され
る搬送トレイ4を養生室収容前に一時的に貯留する接ぎ
木苗一時貯留装置5を構成すると共に、該装置5に、搬
送トレイ4を養生室搬入用台車7に自動的に積み込む接
ぎ木苗積込部9を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接ぎ木処理装置で
接ぎ木された接ぎ木苗を養生室収容前に一時的に貯留す
る接ぎ木苗一時貯留装置の技術分野に属するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近来、野菜苗等の接ぎ木処理は、接ぎ木
ロボット等の接ぎ木処理装置を用いて略自動的に行うこ
とが可能であるが、接ぎ木苗の活着率は、その後の温度
や湿度に大きな影響を受けるため、接ぎ木処理された接
ぎ木苗を、温度および湿度が管理される養生室に収容
し、ここで所定期間養生させる必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに従来では、接
ぎ木処理装置で接ぎ木された接ぎ木苗を手作業で養生室
に収容していたため、多くの人手が必要になる許りでな
く、養生室への頻繁な出入りに基づいて養生室の温度や
湿度が変化し、接ぎ木苗の活着率を低下させる不都合が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作
されたものであって、接ぎ木処理装置で接ぎ木された接
ぎ木苗を養生室収容前に一時的に貯留する接ぎ木苗一時
貯留装置であって、該接ぎ木苗一時貯留装置に、接ぎ木
処理装置で接ぎ木された接ぎ木苗を、多段の棚を有する
養生室搬入用台車に順次積込む接ぎ木苗積込部を設けた
ことを特徴とするものである。つまり、接ぎ木苗の養生
室搬入作業を省力化することができる許りでなく、養生
室への出入り回数を減らして養生室の温度変化や湿度変
化を可及的に防止することができる。また、接ぎ木苗一
時貯留装置に、複数の接ぎ木苗が収容された搬送トレイ
を接ぎ木処理装置から順次搬出する接ぎ木苗搬出部と、
該接ぎ木苗搬出部の終端に達した搬送トレイを順次押出
して接ぎ木苗積込部の昇降テーブル上に並べる第一押出
機構と、所定枚数の搬送トレイが載置された昇降テーブ
ルを養生室搬入用台車の所定の棚位置まで昇降させるテ
ーブル昇降機構と、昇降テーブル上に並ぶ搬送トレイを
養生室搬入用台車の棚上に押出す第二押出機構とを設け
たことを特徴とするものである。つまり、搬送トレイを
昇降テーブル上に並べてから養生室搬入用台車に積込む
ため、一枚ずつ積込む場合に比して構造を簡略化できる
許りでなく、寸法が異なる各種の搬送台車や搬送トレイ
にも容易に対応することができる。また、第一押出機構
は、平面視長方形の搬送トレイを短辺方向に押出す一
方、第二押出機構は、搬送トレイを長辺方向に押出すこ
とを特徴とするものである。つまり、第一押出機構の押
出作動に伴う搬送トレイの列の乱れを可及的に防止する
ことができる許りでなく、列が多少乱れた場合でも第二
押出機構の押出作動に基づいて搬送トレイを整列させる
ことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態の一つ
を図面に基づいて説明する。図面において、1は自動接
ぎ木処理装置であって、該自動接ぎ木処理装置1は、育
苗トレイ2(多数のセル2aを縦横に連設した育苗容
器)で育苗された接ぎ木用穂木苗および接ぎ木用台木苗
の茎部を所定位置で斜めに切断する切断処理、切断処理
された接ぎ木用穂木苗の切断面を接ぎ木用台木苗の切断
面に接合する切断面接合処理、接合部にクリップ3を装
着するクリップ装着処理等を自動的に実行するものであ
るが、上記の処理を経て接ぎ木された接ぎ木苗(育苗ト
レイ2)は、搬送トレイ(水稲用育苗箱)4に収容され
た状態で自動接ぎ木処理装置1から順次搬出されるよう
になっている。
【0006】5は前記自動接ぎ木処理装置1から順次搬
出される搬送トレイ4を養生室(温度および湿度が管理
される活着促進処理室)に収容する前に一時的に貯留す
る接ぎ木苗一時貯留装置であって、該接ぎ木苗一時貯留
装置5は、自動接ぎ木処理装置1から搬出される搬送ト
レイ4を水平方向に搬送する接ぎ木苗搬送部6、多段の
棚7aを有する養生室搬入用台車7、該養生室搬入用台
車7を収容する一時貯留室8、接ぎ木苗搬送部6の終端
部まで搬送された搬送トレイ4を養生室搬入用台車7の
各棚に順次積み込む接ぎ木苗積込部9等で構成されてい
る。つまり、自動接ぎ木処理装置1から順次搬出される
搬送トレイ4を、養生室収容前に養生室搬入用台車7に
自動的に一時貯留するため、接ぎ木苗の養生室への搬入
作業を省力化することができる許りでなく、養生室への
出入り回数を減らして養生室の温度変化や湿度変化を可
及的に防止することができ、しかも、養生室搬入用台車
7を収容する一時貯留室8は、後述する様に温度および
湿度が管理されるため、積込まれた接ぎ木苗が長時間外
気や風に晒されて活着率が低下する不都合も解消するこ
とができるようになっている。
【0007】前記接ぎ木苗搬送部6は、搬送終端側に設
けられる左右一対の駆動スプロケット10と、搬送始端
側に設けられる左右一対の従動スプロケット11との間
に、所定間隔を存して並列する左右一対の搬送チェン1
2を懸回して構成されている。そして、一対の搬送チェ
ン12は、搬送トレイ4の短辺寸法よりも狭い間隔を存
して並列するため、搬送始端部で長辺方向を向いて載置
された搬送トレイ4を、図示しない電動モータの駆動に
基づいて搬送終端部まで搬送するが、搬送終端部の下方
には、リフトシリンダ(エアシリンダ)13の伸長作動
に伴って搬送トレイ4を搬送チェン12から浮上させる
リフトテーブル14が配設されている。
【0008】15は前記リフトテーブル14の一側方に
設けられる第一押出機構であって、該第一押出機構15
は、リフトテーブル14の上限よりも上方に位置し、か
つリフトテーブル14が浮上させた搬送トレイ4の長辺
に沿う第一押出板16と、該第一押出板16をリフトテ
ーブル14の他側方に向けて押し出す第一プッシュシリ
ンダ(エアシリンダ)17とを備えている。つまり、接
ぎ木苗搬送部6の終端部まで搬送された搬送トレイ4
を、リフトテーブル14で浮上させると共に、第一押出
板16でリフトテーブル14の他側方に押し出すが、リ
フトテーブル14の他側方には、後述する昇降テーブル
18を待機させるため、搬送トレイ4が昇降テーブル1
8上に押し出されることになる。そして、第一押出機構
15の押出動作は、昇降テーブル18が待機する間に所
定回数繰り返されるため、後続の搬送トレイ4が昇降テ
ーブル18上の搬送トレイ4を順次押し込み、その結
果、昇降テーブル18上には、所定枚数(養生室搬入用
台車7の棚一段分の載置枚数)の搬送トレイ4が殆ど隙
間なく一列状に並ぶことになり、しかも、昇降テーブル
18上の搬送トレイ4は水平方向の位置規制を受けない
ため、多少寸法が異なる搬送トレイ4でも問題なく整列
させることができるようになっている。
【0009】ところで、前記第一押出機構15は、搬送
トレイ4を昇降テーブル18上に押し出すにあたり、搬
送トレイ4を短辺方向に押し出すようになっている。そ
のため、第一プッシュシリンダ17に作動ストロークの
短いシリンダを採用できる許りでなく、搬送トレイ4を
長辺同士で接当させて列の乱れを可及的に防止すること
ができるようになっている。
【0010】また、前記搬送トレイ4を昇降テーブル1
8上に押し出す際には、昇降テーブル18をリフトテー
ブル14よりも低い位置に待機させることで搬送トレイ
4の引っ掛かりを防止しているが、さらに本実施形態で
は、リフトテーブル14と昇降テーブル18との間に、
昇降テーブル18よりも僅かに高い位置で搬送トレイ4
の乗り移りをガイドする一対の乗り移りガイド19を設
けると共に、該乗り移りガイド19に、昇降テーブル1
8側ほど低くなる傾斜ガイド面19aを形成しているた
め、搬送トレイ4が昇降テーブル18に乗り移る際に、
テーブル14、18間の高低差に基づく衝撃を受けて接
ぎ木苗の活着率に悪影響を与える不都合を防止すること
ができるようになっている。
【0011】前記接ぎ木苗積込部9は、強固に枠組され
たメインフレーム20、該メインフレーム20の左右両
側部に上下方向を向いて固設される昇降ガイド21、該
昇降ガイド21に上下昇降自在にガイドされる昇降フレ
ーム22、該昇降フレーム22の前端部に一体的に設け
られる前述の昇降テーブル18、メインフレーム20の
上部に左右方向を向いて回動自在に架設される昇降駆動
軸23、該昇降駆動軸23の左右両端部に一体的に設け
られる左右一対の駆動スプロケット24、メインフレー
ム20の下部に左右方向を向いて回動自在に架設される
昇降従動軸(図示せず)、該昇降従動軸の左右両端部に
一体的に設けられる左右一対の従動スプロケット(図示
せず)、上下のスプロケット間に懸回され、かつ前半側
に前記昇降フレーム22の左右両端部が一体的に連結さ
れる左右一対の昇降チェン27、前記昇降駆動軸23を
正逆駆動させる昇降モータ28等で構成されている。つ
まり、昇降チェン27を介して吊持される昇降フレーム
22(昇降テーブル18)を、昇降モータ28の駆動力
で昇降させるが、昇降フレーム22と背反方向に昇降す
るチェン後半側は、昇降フレーム22の左右両端部に形
成されるチェン貫通孔22aを貫通しているため、チェ
ン後半側を昇降フレーム22の内側に通した場合の如
く、チェン後半側が後述する第二押出板29に干渉する
不都合を回避することができ、しかも、チェン後半側を
昇降フレーム22の外側に通した場合の如く、チェン後
半側が昇降ガイド21に干渉したり、接ぎ木苗積込部9
が大型化する不都合も回避することができるようになっ
ている。尚、本実施形態では、接ぎ木苗積込部9に昇降
モータ28を配設するにあたり、前記接ぎ木苗搬送部6
の上方にオーバーラップすべく、昇降モータ28を一側
方に突設しているため、接ぎ木苗一時貯留装置5の省ス
ペース化に寄与することができるようになっている。
【0012】30は前記昇降フレーム22に設けられる
第二押出機構であって、該第二押出機構30は、昇降テ
ーブル18上に並ぶ各搬送トレイ4の短辺に沿う第二押
出板29と、該第二押出板29を昇降テーブル18の前
方に待機する養生室搬入用台車7に向けて押し出す第二
プッシュシリンダ(エアシリンダ)31とを備えてい
る。つまり、所定枚数の搬送トレイ4が並べられた昇降
テーブル18を、養生室搬入用台車7の所定の棚位置ま
で昇降させると、第二プッシュシリンダ31の作動に伴
って第二押出板29が複数の搬送トレイ4を同時に押
し、その結果、養生室搬入用台車7の所定の棚7aに所
定枚数の搬送トレイ4が纏めて積み込まれることになる
が、このとき、第二押出板29は、短辺方向に並ぶ搬送
トレイ4を長辺方向(第一押出機構15の押出方向に直
交する方向)に押し出すため、第一押出機構15が形成
した搬送トレイ4の列が多少乱れていたとしても、この
列の乱れを修正しながら養生室搬入用台車7に積み込む
ことができるようになっている。
【0013】ところで、前記第二押出機構30は、一時
貯留室8に収容された養生室搬入用台車7に搬送トレイ
4を積み込むにあたり、養生室搬入用台車7の各棚位置
に対応して一時貯留室8に複数形成される積込窓8aを
介して行うが、非積込時には、各積込窓8aをシャッタ
ー32で塞ぎ、一時貯留室8内の温度変化や湿度変化を
防止するようになっている。そして、本実施形態では、
各積込窓8aにそれぞれシャッター32を設けているた
め、一枚物のシャッターを採用した場合に比してシャッ
ター32の開閉ストロークを小さくすることができ、し
かも、各シャッター32を連結プレート33を介して一
連状に連結しているため、単一のアクチュエータで開閉
させることができるようになっている。尚、34はシャ
ッター32の左右両端部を上下摺動自在に支持するガイ
ドレールである。
【0014】35は前記シャッター32を開閉作動させ
るシャッター開閉機構であって、該シャッター開閉機構
35は、連結プレート33に上下方向を向いて固設され
る第一ラック36、該第一ラック36に側方から噛合す
る第一ピニオン37、該第一ピニオン37と一体的に回
動する第二ピニオン38、該第二ピニオン38に上方か
ら噛合する第二ラック39、該第二ラック39を前後方
向に押し引きする開閉シリンダ(エアシリンダ)40等
で構成されている。つまり、開閉シリンダ40の作動力
を二組のラック・ピニオン機構を介して上下方向の作動
力に変換し、該作動力でシャッター32を開閉作動させ
るようになっている。
【0015】前記一時貯留室8は、パイプ部材で枠組形
成される貯留室フレーム41を、開閉自在な出入り口8
bおよび前記積込窓8aを備える透光性被覆部材で覆っ
て形成されるものであるが、一時貯留室8の室内上部に
は、超音波加湿器42の吹出パイプ43が複数配管され
ている。つまり、一時貯留室8の室内湿度を、常温の加
湿空気を吹出す超音波加湿器42を用いて調節するにあ
たり、重力で下方に流れる常温の加湿空気を室内上部か
ら吹出すようにしたため、略無風状態で加湿空気を室内
全体に浸透させることができるようになっている。尚、
図面では、各吹出しパイプ43の吹出し位置が一列に並
んでいるが、実際は、各吹出しパイプ43の吹出し位置
を室内上部に分散させ、室内湿度のバラツキを防止して
いる。
【0016】44は前記超音波加湿器42の吸気パイプ
であって、該吸気パイプ44の吸気口44aは、一時貯
留室8の室内下部に設けられている。つまり、一時貯留
室8の下部から室内空気を吸入し、該空気を加湿して一
時貯留室8の上部から吹出すため、一時貯留室8の室内
空気を循環させることができ、その結果、室内湿度や室
内温度を均一化することができる許りでなく、専用の空
気循環装置を設ける場合に比して構造の簡略化およびコ
ストダウンを図ることができるようになっている。
【0017】44bは前記吸気パイプ44の中間部に分
岐形成される第二の吸気口であって、該吸気口44b
は、手動切換バルブ44cを介して外気を吸入するよう
になっている。つまり、手動切換バルブ44cを開いた
状態では、一時貯留室8の室外から外気を吸入し、該空
気を加湿して一時貯留室8の上部から吹出すため、室内
温度の上昇を抑えることができ、その結果、専用の温度
上昇抑制装置を設ける場合に比して構造の簡略化および
コストダウンを図ることができるようになっている。
【0018】一方、45は一時貯留室8の室内下部に配
設される蒸気加湿器(加温装置)であって、該蒸気加湿
器45は、図示しないヒータで蒸気を発生させるため、
室内空気が加湿・加温されることになるが、加温された
空気は、室内下部から上方に流動するため、加湿・加温
空気を略無風状態で室内全体に浸透させることができる
ようになっている。
【0019】叙述の如く構成されたものにおいて、自動
接ぎ木処理装置1から順次搬出される搬送トレイ4を養
生室に収容するにあたり、前記搬送トレイ4を養生室収
容前に養生室搬入用台車7に自動的に積み込む接ぎ木苗
一時貯留装置5を構成したため、接ぎ木苗の養生室への
搬入作業を省力化することができる許りでなく、養生室
への出入り回数を減らして養生室の温度変化や湿度変化
を可及的に防止することができる。
【0020】また、接ぎ木苗一時貯留装置5は、所定枚
数(養生室搬入用台車7の棚一段分の載置枚数)の搬送
トレイ4を昇降テーブル18上に並べ、これを養生室搬
入用台車7の棚上に纏めて積み込むため、搬送トレイ4
を一枚ずつ積込む場合に比して積込作業を効率化するこ
とができる許りでなく、接ぎ木苗積込部9の構造を簡略
化することができる。
【0021】また、昇降テーブル18上に搬送トレイ4
を並べる第一押出機構15は、平面視長方形の搬送トレ
イ4を短辺方向に押出す一方、昇降テーブル18上の搬
送トレイ4を養生室搬入用台車7に押込む第二押出機構
30は、搬送トレイ4を長辺方向に押出すため、第一押
出機構15の押出作動に伴う搬送トレイ4の列の乱れを
可及的に防止することができる許りでなく、第二押出機
構30の押出作動に基づいて搬送トレイ4の列の乱れを
修正できる利点がある。
【0022】また、温度および湿度が管理される一時貯
留室8に養生室搬入用台車7を収容し、該養生室搬入用
台車7に搬送トレイ4を自動的に積み込むため、養生室
搬入用台車7に積込まれた接ぎ木苗が長時間外気に晒さ
れて活着率が低下する不都合を解消することができる。
【0023】また、一時貯留室8の上部に、超音波加湿
器42の吹出口を設ける一方、一時貯留室8の下部に、
蒸気加湿器45を設けたため、一時貯留室8の温度およ
び湿度を略無風状態で可及的に均一に管理することがで
き、その結果、温度または湿度の不均一による活着率の
バラツキや、風による苗の萎れを防止することができ
る。
【0024】また、超音波加湿器42の吸気口44a、
44bを一時貯留室8の室内および室外に設け、室内吸
気口44aからの吸気に基づいて室内空気を循環させる
一方、室外吸気口44bからの吸気に基づいて室内温度
の上昇を抑えるため、超音波加湿器42を空気循環装置
および温度上昇抑制装置に兼用することができ、その結
果、専用の装置を設ける場合に比して構造の簡略化およ
びコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】接ぎ木苗を収容した搬送トレイの三面図(平
面、正面、側面)である。
【図2】接ぎ木苗一時貯留装置の全体斜視図である。
【図3】同上要部拡大斜視図である。
【図4】乗り移りガイドの側面図である。
【図5】昇降フレームの要部平面図である。
【図6】シャッターおよび開閉機構の概略側面図であ
る。
【図7】第一押出機構および第二押出機構の作用説明図
である。
【図8】搬送トレイの搬送手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 自動接ぎ木処理装置 4 搬送トレイ 5 接ぎ木苗一時貯留装置 6 接ぎ木苗搬送部 7 養生室搬入用台車 8 一時貯留室 9 接ぎ木苗積込部 15 第一押出機構 18 昇降テーブル 30 第二押出機構 32 シャッター 42 超音波加湿器 43 吹出パイプ 44 吸気パイプ 45 蒸気加湿器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 秋鹿 修 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 佐藤 勝男 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内 (72)発明者 波多 正幸 島根県八束郡東出雲町大字揖屋町667番地 1 三菱農機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接ぎ木処理装置で接ぎ木された接ぎ木苗
    を養生室収容前に一時的に貯留する接ぎ木苗一時貯留装
    置であって、該接ぎ木苗一時貯留装置に、接ぎ木処理装
    置で接ぎ木された接ぎ木苗を、多段の棚を有する養生室
    搬入用台車に順次積込む接ぎ木苗積込部を設けたことを
    特徴とする接ぎ木苗一時貯留装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の接ぎ木苗一時貯留装置に、複
    数の接ぎ木苗が収容された搬送トレイを接ぎ木処理装置
    から順次搬出する接ぎ木苗搬出部と、該接ぎ木苗搬出部
    の終端に達した搬送トレイを順次押出して接ぎ木苗積込
    部の昇降テーブル上に並べる第一押出機構と、所定枚数
    の搬送トレイが載置された昇降テーブルを養生室搬入用
    台車の所定の棚位置まで昇降させるテーブル昇降機構
    と、昇降テーブル上に並ぶ搬送トレイを養生室搬入用台
    車の棚上に押出す第二押出機構とを設けたことを特徴と
    する接ぎ木苗一時貯留装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、第一押出機構は、平
    面視長方形の搬送トレイを短辺方向に押出す一方、第二
    押出機構は、搬送トレイを長辺方向に押出すことを特徴
    とする接ぎ木苗一時貯留装置。
JP10067782A 1998-03-03 1998-03-03 接ぎ木苗一時貯留装置 Pending JPH11243776A (ja)

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