JPH10117534A - 田植機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体全体の重量バランスを良好なものにしな
がらも、格納時において機体の左右幅を小さくできる多
数条植え用の田植機を提供する。 【解決手段】 多条植用の苗植付装置８の左右幅を作業
用幅とこれより小幅の格納用幅とに変更可能に構成し、
各植付条に対応して施肥する施肥装置１４を前記苗植付
装置８の前側に位置する状態で機体側に装備するととも
に、前記施肥装置１４を、前記苗植付装置８の作業用幅
に対応した広幅となるよう左右に並設する広幅作用状態
と、この広幅作用状態のとき前記施肥装置１４において
左右両端に配置される施肥装置部分を、機体内寄りに位
置させて前記苗植付装置８の格納用幅とほぼ同等又はそ
れより小となる幅狭格納状態とに変更自在に構成してあ
る田植機。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、多条植用の苗植付
装置の左右幅を作業用幅とこれより小幅の格納用幅とに
変更可能に構成した田植機に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の多数条植え用の田植機と
しては、例えば特開平８‐２０５６４号公報に開示され
ているように、施肥装置を苗植付装置の後方がわに配置
したものが周知であるとともに、例えば苗植付装置を二
つに折り畳む機構によって苗植付装置の左右幅を広幅の
状態と、折り畳んで狭い左右幅にする状態とに変更でき
るようにしていた。尚、このように苗植付装置を左右方
向で広幅と狭幅とに変更するのは、植付条数が多数とな
ってその植付装置全体としての左右幅が大きくなり過ぎ
るため、運搬車の荷台や納屋等に田植機を収納できなく
なるからである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、肥料貯
留用タンク等を備えているため比較的重量物となる施肥
装置を苗植付装置よりも後方に配置していると、機体全
体としての重心が後方寄りに偏る状態となるので、機体
が不安定になり易いという課題がある。そこで、機体全
体の重量バランスを良くするため、施肥装置を苗植付装
置よりも前側に配設することが考えられるが、従来、例
えば苗植付装置を共に二つに折り畳むことで機体全体と
しての左右幅を狭くできるものとなっていた施肥装置で
あるため、単に左右の施肥装置を並設する構造が考えら
れるのであって、その施肥装置が左右に並設されること
で、機体の左右幅が作業時と変わらないままだと、田植
機を狭いスペースに格納させたりすることができないと
いう問題があった。

【０００４】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、機体全体の重量バランスを良好なものにしな
がらも、格納時において機体の左右幅を小さくできる多
数条植え用の田植機の提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

（構成） 本発明の請求項１にかかる田植機は、多条植
用の苗植付装置の左右幅を作業用幅とこれより小幅の格
納用幅とに変更可能に構成し、各植付条に対応して施肥
する施肥装置を前記苗植付装置の前側に位置する状態で
機体側に装備するとともに、前記施肥装置を、前記苗植
付装置の作業用幅に対応した広幅となるよう左右に並設
する広幅作用状態と、この広幅作用状態のとき前記施肥
装置において左右両端に配置される施肥装置部分を、機
体内寄りに位置させて前記苗植付装置の格納用幅とほぼ
同等又はそれより小となる幅狭格納状態とに変更自在に
構成してあることを特徴構成とする。

【０００６】（作用） 本発明の請求項１にかかる構成
によれば、施肥装置を苗植付装置の前側に位置する状態
で機体側に装備することで、苗植付装置がわに施肥装置
を設ける従来のものに比較して、重量物の前後方向での
配置の分散が図られる分、機体全体としての重量バラン
スが良いものとなる。そして、施肥装置も、広幅作用状
態のとき施肥装置において左右両端に配置される施肥装
置部分を、機体内寄りに位置させることができるので、
苗植付装置の作業用幅と対応した広幅作用状態と、苗植
付装置の格納用幅とほぼ同等又はそれより小となる幅狭
格納状態に施肥装置全体を移動させなくても変更できる
ことになって、田植機を納屋に格納したり運搬車の荷台
に搭載したりする際には、機体全体としての左右幅が狭
いものにできることになる。

【０００７】（効果） 従って、本発明の請求項１にか
かる構成によれば、通常の植付作業時には、比較的重量
物たる施肥装置が苗植付装置よりも前方に位置すること
で機体全体としての重量バランスが前後方向で従来のも
のよりも安定性の高いものになるとともに、単に施肥装
置の左右両端の施肥装置部分を移動させるだけの簡単な
作業によって、施肥装置も苗植付装置と同様に左右幅を
格納用幅に合わせて幅狭くできるので、収納時における
機体左右幅を小さくできて収納し易くなるに至った。

【０００８】（構成） 本発明の請求項２にかかる田植
機は、請求項１記載のものにおいて、前記広幅作用状態
のときに前記施肥装置において左右両端に配置される施
肥装置部分を、この施肥装置部分に隣接する施肥装置部
分の横外脇に位置する状態から前記隣接する施肥装置部
分上に乗り上げる状態への回動で前記幅狭格納状態へ位
置変更自在に構成してあることを特徴構成とする。

【０００９】（作用） 本発明の請求項２にかかる構成
によれば、施肥装置を幅狭格納状態へ変更する場合に
は、通常の作業時には左右に並設される施肥装置の左右
両端の施肥装置部分を上方に回動させて隣接する施肥装
置部分上に乗り上げるようにするだけの簡単な操作で済
む。

【００１０】（効果） 従って、本発明の請求項２にか
かる構成によれば、単に左右両端の施肥装置を上方へ回
動操作するだけの簡単な操作で施肥装置を幅狭格納状態
に変更できるので、その変更作業が簡易となり、作業性
を向上できる。

【００１１】（構成） 本発明の請求項３にかかる田植
機は、請求項１記載のものにおいて、前記広幅作用状態
のときに前記施肥装置において左右両端に配置される施
肥装置部分を、この施肥装置部分に隣接する施肥装置部
分の横外脇に位置する状態から前記隣接する施肥装置部
分の前後方向での脇に位置する状態への回動で前記幅狭
格納状態へ位置変更自在に構成してあることを特徴構成
とする。

【００１２】（作用） 本発明の請求項３にかかる構成
によれば、施肥装置を幅狭格納状態へ変更する場合に
は、通常の作業時には左右に並設される施肥装置の左右
両端の施肥装置部分を前方或いは後方に回動させて隣接
する施肥装置部分の前側或いは後側の脇に位置させるよ
うにするだけの簡単な操作で済む。

【００１３】（効果） 従って、本発明の請求項３にか
かる構成によれば、単に左右両端の施肥装置を前方或い
は後方へ回動操作するだけの簡単な操作で施肥装置を幅
狭格納状態に変更できるので、その変更作業が簡易とな
り、作業性を向上できる。

【００１４】（構成） 本発明の請求項４にかかる田植
機は、請求項１記載のものにおいて、前記広幅作用状態
のときに前記施肥装置において左右両端に配置される施
肥装置部分を、機体内寄りに直進横移動して前記幅狭格
納状態へ位置変更自在に構成してあることを特徴構成と
する。

【００１５】（作用） 本発明の請求項４にかかる構成
によれば、施肥装置を幅狭格納状態へ変更する場合に
は、通常の作業時には左右に並設される施肥装置の左右
両端の施肥装置部分を、機体内寄りに直進横移動させる
だけの簡単な操作で済む。

【００１６】（効果） 従って、本発明の請求項４にか
かる構成によれば、単に左右両端の施肥装置を機体内寄
りに直進横移動させるだけの簡単な操作で施肥装置を幅
狭格納状態に変更できるので、その変更作業が簡易とな
り、作業性を向上できるとともに、左右両端の施肥装置
部分を横スライドする構造であるため、幅狭格納姿勢に
変更しても、施肥装置部分同士が一部重なり合うか左右
間隔を縮めるようになるだけの構成であるから、その移
動させる施肥装置部分が上下や前後に新たに突出するも
のでなく、一層コンパクトな収納構造を得ることができ
る。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図１に、多条植え用の田植機とし
て、８条植え用の乗用型田植機を示している。この乗用
型田植機は、前車輪１の前方にエンジン２を搭載すると
ともに、前車輪１及び後車輪３の間の上方に位置させて
搭乗運転部Ｕを配備した四輪駆動型の走行機体５の後部
に、油圧シリンダ６によって駆動される四連リンク機構
７を介して８条植え用の苗植付装置８が昇降自在に連結
された構造となっている。

【００１８】前記苗植付装置８は、８条分の苗を並列載
置して一定ストロークで往復横移動される後下がり傾斜
姿勢の苗のせ台９、この苗のせ台９の下端部から一株づ
つ苗を切り出して植え付ける８条分の回転式植付機構１
０、圃場の植付箇所を整地する３個の整地フロート１１
ａ，１１ｂ，１１ｃ等を備えている。

【００１９】また、前記苗植付装置８は、図２及び図３
に示すように、その中央で左右に分断された二分割構造
に構成されているとともに、左苗植付装置部分８Ｌ及び
右苗植付装置部分８Ｒが揺動可能な可動フレーム１２
ａ，１２ｂにそれぞれ支持され、図２に示すように、左
右向きに沿った姿勢となって横方向に連結される作業状
態と、図３に示すように、左苗植付装置部分８Ｌ及び右
苗植付装置部分８Ｒが前後向きに沿って分割された苗の
せ台部分９Ｌ，９Ｒ同士が背中合わせ姿勢となって左右
に折り込み並列される格納状態とに切換自在に構成され
ている。また、左端のフロート１１ａは左苗植付装置部
分８Ｌに属し、右端の整地フロート１１ｃと中央の整地
フロート１１ｂは右苗植付装置部分８Ｒに属する。

【００２０】そして、各整地フロート１１ａ，１１ｂ，
１１ｃには、植付苗の横脇に施肥できるように施肥用の
溝を植付面に形成するための作溝器１３を各条に対応さ
せて備えているとともに、その作溝器１３へ粉粒状の肥
料を供給するための施肥装置１４を、図１乃至図３に示
すように、苗植付装置８の前側で、搭乗運転部Ｕの運転
座席４より後側に位置する状態で、走行機体５の後部に
おける機体カバー１５上に左右に沿うように機体フレー
ムＦに対して固定される状態で設けている。

【００２１】詳述すると、施肥装置１４は、図１及び図
４に示すように、２条分を一組として粉粒状肥料を貯留
する肥料タンク１６を上部に備え、その肥料タンク１６
の下部側に各植付条毎に肥料を繰り出すための繰出装置
１７を装備し、各繰出装置１７から繰り出された肥料を
対応する作溝器１３へ供給するホース１８を設けて構成
している。このホース１８は人手操作で作溝器１３に対
して着脱できる構造となっている。さらに、肥料供給を
補助する空気流をホース１８内に送り出すエアポンプ１
９を備えて構成している。すなわち、ホース１８の長さ
が比較的長くて、自然流下で作溝器１３へ肥料を供給す
ることが難しいため、前記エアポンプ１９からの空気流
で強制的に肥料を作溝器１３まで送り込むようにしてい
る。尚、この繰出機構１７の駆動は図示しない電動モー
タ、あるいは変速ケース２０から取り出した動力を利用
して行う。そして、施肥装置１４は、図２に示すよう
に、作業用姿勢にしているときは、各植付条に対応する
ように、左右に一連に並設されて広幅作用状態とすると
ともに、図３及び図４に示すように、苗植付装置８を折
り畳んで格納姿勢にしているときには、その折り畳みに
よって左右幅が縮められた苗植付装置８の左右幅とほぼ
同等又は小になるように、左右に並設される施肥装置１
４のうち両端に配置される施肥装置１４Ｈ，１４Ｈを、
繰出機構１７及び肥料タンク１６と共にその上端に位置
設定された前後軸芯Ｐ，Ｐ周りで上方に回動して、隣接
する施肥装置１４Ｔ，１４Ｔ上に乗り上がる（図４にお
いて二点鎖線で示す）ように構成している。この場合両
端の施肥装置１４Ｈ，１４Ｈの繰出機構１７における駆
動軸も隣接する施肥装置１４Ｔの繰出機構１７の駆動軸
と連係が解除されるようになっている。尚、隣接する施
肥装置１４Ｔ，１４Ｔ上に乗り上げた左右端部の施肥装
置１４Ｈ，１４Ｈは、バックル等の固定具を利用して固
定保持できるようにしている。

【００２２】〔別の実施の形態〕 図５に示すように、左右に並設される施肥装置１４
を、作業用姿勢にしているときは、各植付条に対応する
ように、左右に一連に並設され、苗植付装置８を折り畳
んで格納姿勢にしているときには、その折り畳みによっ
て左右幅が縮められた苗植付装置８の左右幅とほぼ同等
又は小になるように、両端に配置される施肥装置１４
Ｈ，１４Ｈを、繰出機構１７及び肥料タンク１６と共に
その前側に位置設定された上下軸芯Ｚ，Ｚ周りで前方に
回動して、隣接する施肥装置１４Ｔ，１４Ｔの前側に位
置して、運転座席４の左右両脇に位置するように構成し
ている。この場合両端に配置される施肥装置１４Ｈ，１
４Ｈの繰出機構１７における駆動軸も隣接する施肥装置
１４Ｔ，１４Ｔの繰出機構１７の駆動軸と連係が解除さ
れるようになっている。尚、隣接する施肥装置１４Ｔ，
１４Ｔの前側に位置するようにした左右端部の施肥装置
１４Ｈ，１４Ｈは、固定具を利用して走行機体５に固定
保持できるようにしている。尚、左右端部の施肥装置１
４Ｈ，１４Ｈを後方側に回動させる構成にしても良い。 図６（イ），（ロ）及び図７に示すように、左右に
並設される施肥装置１４の肥料タンク１６を、硬質樹脂
材で上部がわのタンク部１６ａを構成し、繰出機構１７
へ肥料を案内する漏斗状を成す下部がわのタンク部１６
ｂを可撓性のある軟質樹脂材で構成している。そして、
上部がわのタンク部１６ａは右側タンク部１６Ｒと左側
タンク部１６Ｌとに左右に２分割されているものであっ
て、その左右方向での中間で右側タンク部１６Ｒが左側
タンク部１６Ｌ内に入り込み加減に前後方向で重複する
ように構成している。又、繰出機構１７における駆動軸
も左右に２分割されており、左右の駆動軸部分はその左
右方向での中央部で横スライドして互いに嵌合できる筒
軸とその筒軸に内嵌される軸体とがスプライン嵌合する
ように構成している。この構成により、図６（ロ）に示
すように、非作業時には、左右両側から右側タンク部１
６Ｒ及び左側タンク部１６Ｌを互いに内向きにスライド
させることによって、下部がわのタンク部１６ｂはその
漏斗状の形状が左右方向で縮むことになるとともに、上
部がわのタンク部１６ａの右側タンク部１６Ｒが左側タ
ンク部１６Ｌ内に入り込む重複範囲が大きくなるように
している。又、繰出機構１７の駆動軸もその左右方向で
の中央箇所近くで重複範囲が大きくなるようにしてい
る。図中、２１は、上側タンク部１６ａを左右に仕切る
仕切り板を示し、この仕切り板２１は、上下軸芯Ｚ２周
りで揺動自在に巻きバネ（図示せず）で仕切り状態側へ
付勢される状態で支持されている。これにより、右側タ
ンク部１６Ｒと左側タンク部１６Ｌとを伸縮する際に、
仕切り板２１は右側タンク部１６Ｒに押されて、図７に
二点鎖線で示すように左側タンク部１６Ｌの前壁に沿う
姿勢に退避することになる。尚、肥料タンク１６の蓋体
も図示しないが左右に２分割されて、左右にスライド自
在にしており格納姿勢のときは互いに上下に重複し得る
ようにしている。このように、施肥装置１４は、左右幅
が狭くなるようにスライドさせることができるのであ
る。ここで、右側タンク部１６Ｒと共にスライドする施
肥装置部分と左側タンク部１６Ｌと共にスライドする施
肥装置部分は、それぞれ左右両端の施肥装置を構成する
ものである。尚、左右に並設される施肥装置１４の中間
部を固定し、左右両端の施肥装置部分がその中間部がわ
にスライドして一部タンクが重複するようにして左右幅
を幅狭の格納姿勢に変更するように構成しても良い。
又、肥料タンク全体を左右に伸縮自在な蛇腹状に構成し
ても良い。 本発明に関し、上記実施の形態では８条植え用の田
植機について示したが、１０条植え用あるいは１０条よ
りも多条の植付を行うことのできる田植機に対しても適
用できる。 苗植付装置の左右幅を幅狭くする構成としては、上
記実施の形態のように、苗植付装置を二つ折り状態で折
り畳む構成の他、例えば苗植付装置における両端側の条
分、例えば１条分や２条分を上方或いは下方に折り畳ん
で幅狭くするものや、苗植付装置における両端側の条
分、例えば１条分や２条分を取り外して、取り外した箇
所より内側の苗植付装置構成部分に上下に重ねて取り付
けることで幅狭くする構成のもの等にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】乗用型田植機を示す全体側面図

【図２】植付作業姿勢の乗用型田植機を示す平面図

【図３】格納姿勢の乗用型田植機を示す平面図

【図４】施肥装置を示す正面図

【図５】別の実施の形態の格納姿勢の乗用型田植機を示
す平面図

【図６】さらに別の実施の形態の施肥装置を示すもので
あって、使用姿勢の施肥装置（イ）と格納姿勢の施肥装
置（ロ）を示す正面図

【図７】図６に示す施肥装置の肥料タンクで格納姿勢に
する様子を示す横断平面図

【符号の説明】

８ 苗植付装置 １４ 施肥装置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 多条植用の苗植付装置の左右幅を作業用
   幅とこれより小幅の格納用幅とに変更可能に構成し、各
   植付条に対応して施肥する施肥装置を前記苗植付装置の
   前側に位置する状態で機体側に装備するとともに、前記
   施肥装置を、前記苗植付装置の作業用幅に対応した広幅
   となるよう左右に並設する広幅作用状態と、この広幅作
   用状態のとき前記施肥装置において左右両端に配置され
   る施肥装置部分を、機体内寄りに位置させて前記苗植付
   装置の格納用幅とほぼ同等又はそれより小となる幅狭格
   納状態とに変更自在に構成してある田植機。
2. 【請求項２】 前記広幅作用状態のときに前記施肥装置
   において左右両端に配置される施肥装置部分を、この施
   肥装置部分に隣接する施肥装置部分の横外脇に位置する
   状態から前記隣接する施肥装置部分上に乗り上げる状態
   への回動で前記幅狭格納状態へ位置変更自在に構成して
   ある請求項１記載の田植機。
3. 【請求項３】 前記広幅作用状態のときに前記施肥装置
   において左右両端に配置される施肥装置部分を、この施
   肥装置部分に隣接する施肥装置部分の横外脇に位置する
   状態から前記隣接する施肥装置部分の前後方向での脇に
   位置する状態への回動で前記幅狭格納状態へ位置変更自
   在に構成してある請求項１記載の田植機。
4. 【請求項４】 前記広幅作用状態のときに前記施肥装置
   において左右両端に配置される施肥装置部分を、機体内
   寄りに直進横移動して前記幅狭格納状態へ位置変更自在
   に構成してある請求項１記載の田植機。