JP2881992B2 - 施肥装置付苗植機 - Google Patents
施肥装置付苗植機Info
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- JP2881992B2 JP2881992B2 JP19708390A JP19708390A JP2881992B2 JP 2881992 B2 JP2881992 B2 JP 2881992B2 JP 19708390 A JP19708390 A JP 19708390A JP 19708390 A JP19708390 A JP 19708390A JP 2881992 B2 JP2881992 B2 JP 2881992B2
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- seedling
- traveling vehicle
- vehicle body
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、施肥装置を備えた乗用型の苗植機に関す
るものである。
るものである。
(従来の技術) 走行車体の後部にリンクで苗植装置が連結され、苗植
装置にその苗載台の後部で施肥装置が取付けられた乗用
型の苗植機が普及している。また、走行車体の座席と苗
植装置の苗載台との間で走行車体に施肥装置の肥料タン
クと繰出部が設けられた乗用型の苗植機が数多く提案さ
れている。
装置にその苗載台の後部で施肥装置が取付けられた乗用
型の苗植機が普及している。また、走行車体の座席と苗
植装置の苗載台との間で走行車体に施肥装置の肥料タン
クと繰出部が設けられた乗用型の苗植機が数多く提案さ
れている。
(発明が解決しようとする問題点) 前者は、後が重くなりすぎて、走行車体における前後
方向の重量バランスが悪く、これを補正するために前端
に大きなバランスウエイトを要し、必要以上に重量を増
加するうえ、肥料の補充を後から行うので不便である。
方向の重量バランスが悪く、これを補正するために前端
に大きなバランスウエイトを要し、必要以上に重量を増
加するうえ、肥料の補充を後から行うので不便である。
また、後者は、作業の終了後、施肥装置の肥料タンク
における残溜肥料の取出に不便もあって今だ実用に供さ
れていない。
における残溜肥料の取出に不便もあって今だ実用に供さ
れていない。
(問題点を解決するための手段) この発明は、上記の問題点を解決するため、エンジン
2の動力で車輪3,4が回転して前進する走行車体1と、
その後部にリンク8で連結されて苗を移植する苗植装置
9と、苗植装置9による苗の移植と同時に施肥を行う施
肥装置18を備え、施肥装置18の肥料タンク19と繰出部20
は走行車体1の座席7と苗植装置9の苗載台14との間で
走行車体1に取付けられるとともに前向の残溜肥料の排
出口28を有し、走行車体1にはその排出口28の下方に容
器41の受部6aが設けられていることを特徴とする施肥装
置付苗植機とした。
2の動力で車輪3,4が回転して前進する走行車体1と、
その後部にリンク8で連結されて苗を移植する苗植装置
9と、苗植装置9による苗の移植と同時に施肥を行う施
肥装置18を備え、施肥装置18の肥料タンク19と繰出部20
は走行車体1の座席7と苗植装置9の苗載台14との間で
走行車体1に取付けられるとともに前向の残溜肥料の排
出口28を有し、走行車体1にはその排出口28の下方に容
器41の受部6aが設けられていることを特徴とする施肥装
置付苗植機とした。
(作用) この発明は、上記のように構成されるので、水田でエ
ンジン2を作動させると、車輪3,4が回転して走行車体
1が前進する。ここに、苗植装置9が走行車体1で引か
れるようにして前進しながらその苗載台14上の苗を一株
ごとに分けて泥土に挿し込み、苗の移植作業を行う。ま
た、これと同時に施肥装置18の繰出部20が肥料タンク19
内の肥料を繰り出して泥土に散布し、施肥作業を行う。
ンジン2を作動させると、車輪3,4が回転して走行車体
1が前進する。ここに、苗植装置9が走行車体1で引か
れるようにして前進しながらその苗載台14上の苗を一株
ごとに分けて泥土に挿し込み、苗の移植作業を行う。ま
た、これと同時に施肥装置18の繰出部20が肥料タンク19
内の肥料を繰り出して泥土に散布し、施肥作業を行う。
このようにして苗植と施肥の作業が同時に終了する
と、座席7の後方の肥料タンク19については、走行車体
1の受部6aに容器41を置き、排出口28を開いてその肥料
タンク19内に残溜している肥料を取り出す。
と、座席7の後方の肥料タンク19については、走行車体
1の受部6aに容器41を置き、排出口28を開いてその肥料
タンク19内に残溜している肥料を取り出す。
(効果) このように、この発明によると、施肥装置18の肥料タ
ンク19と繰出部20が走行車体1の座席7と苗植装置9の
苗載台14との間にあって走行車体1の前後方向の重量バ
ランスが改善され、併せて肥料タンク19における肥料の
補充が走行車体1の機上から行われるうえ、作業終了後
における肥料タンク19内の残溜肥料の取出しが受部6aに
置いた容器41に前向の排出口28から行われてきわめて便
利である。
ンク19と繰出部20が走行車体1の座席7と苗植装置9の
苗載台14との間にあって走行車体1の前後方向の重量バ
ランスが改善され、併せて肥料タンク19における肥料の
補充が走行車体1の機上から行われるうえ、作業終了後
における肥料タンク19内の残溜肥料の取出しが受部6aに
置いた容器41に前向の排出口28から行われてきわめて便
利である。
(実施例) つぎに、この発明の実施例を説明する。
第1図のように、走行車体1は、中央部のエンジン2
の動力で回転するそれぞれ左右一対の前輪3と後輪4を
備え、その前輪3はステアリングホイル5で操舵される
ように出来ている。エンジン2は、箱形のカバー6で被
われ、その上に座席7が取付けられている。
の動力で回転するそれぞれ左右一対の前輪3と後輪4を
備え、その前輪3はステアリングホイル5で操舵される
ように出来ている。エンジン2は、箱形のカバー6で被
われ、その上に座席7が取付けられている。
走行車体1の後部に上下一対のリンク8で苗植装置9
が連結されて乗用型の苗植機となっている。すなわち、
走行車体1に設けられたシリンダ10からピストンロッド
11が出没し、リンク8のアーム12を押し引きし、その後
端の苗植装置9が上下に移動するように出来ている。こ
の苗植装置9は、中央部に位置する歯車ケース13と、そ
の上に前倒れに設けられて左右に移動する苗載台14と、
苗載台14の下端の後部で上下に向う長円の軌道で旋回す
る植付杆15と、歯車ケース13の下に設けられているフロ
ート16で構成されている。そして、走行車体1が前輪3
と後輪4の回転で前進すると、エンジン2の回転が伝動
軸17で歯車ケース13内の歯車群に導かれ、苗載台14が左
右に移動し、植付杆15が旋回する。従って、植付杆15が
苗載台14上の苗を一株ごとに欠ぎ取って取出し、フロー
ト16が整地した泥面に挿し込んで苗の移植を用う。
が連結されて乗用型の苗植機となっている。すなわち、
走行車体1に設けられたシリンダ10からピストンロッド
11が出没し、リンク8のアーム12を押し引きし、その後
端の苗植装置9が上下に移動するように出来ている。こ
の苗植装置9は、中央部に位置する歯車ケース13と、そ
の上に前倒れに設けられて左右に移動する苗載台14と、
苗載台14の下端の後部で上下に向う長円の軌道で旋回す
る植付杆15と、歯車ケース13の下に設けられているフロ
ート16で構成されている。そして、走行車体1が前輪3
と後輪4の回転で前進すると、エンジン2の回転が伝動
軸17で歯車ケース13内の歯車群に導かれ、苗載台14が左
右に移動し、植付杆15が旋回する。従って、植付杆15が
苗載台14上の苗を一株ごとに欠ぎ取って取出し、フロー
ト16が整地した泥面に挿し込んで苗の移植を用う。
施肥装置18は、肥料タンク19,繰出部20,ブロア21,エ
アチヤンバ22およびホース23などで構成されている。す
なわち、走行車体1の後端で上に伸びる支柱24に横長の
エアチヤンバ22が固定され、このエアチャンバ22の前面
に繰出部20が取付けられ、その上に肥料タンク19が配置
されている。第2図のように、繰出部20には、繰出ロー
タ25が設けられ、そのケースの前壁26が下端の軸27の回
りに回動し、これが開放されると排出口28が開かれる。
繰出ロータ25の前面には、ボルト29で着脱されるブラシ
30が設けられている。前壁26の下端には、この前壁26が
軸27の回りに反時計方向に回って排出口28が開かれたと
き、端が繰出ロータ25に近寄って肥料の受樋となる受板
26aが一体に設けられている。
アチヤンバ22およびホース23などで構成されている。す
なわち、走行車体1の後端で上に伸びる支柱24に横長の
エアチヤンバ22が固定され、このエアチャンバ22の前面
に繰出部20が取付けられ、その上に肥料タンク19が配置
されている。第2図のように、繰出部20には、繰出ロー
タ25が設けられ、そのケースの前壁26が下端の軸27の回
りに回動し、これが開放されると排出口28が開かれる。
繰出ロータ25の前面には、ボルト29で着脱されるブラシ
30が設けられている。前壁26の下端には、この前壁26が
軸27の回りに反時計方向に回って排出口28が開かれたと
き、端が繰出ロータ25に近寄って肥料の受樋となる受板
26aが一体に設けられている。
なお、繰出ロータ25は、横並びの植付杆15と同数で構
成され、肥料タンク19は、繰出ロータ25の左右の2又は
3が共用するように設けても良い。
成され、肥料タンク19は、繰出ロータ25の左右の2又は
3が共用するように設けても良い。
繰出ロータ25の軸31にアーム32が設けられ、このアー
ム32が走行車体1のアーム33にロッド34で連結され、ア
ーム33の回転でアーム32が回動する。アーム32と軸31の
間に図示していないラチェットがあり、アーム32の上記
の回動で軸31が間欠的に回転するように出来ている。繰
出部20の後部に横軸35が設けられ、その歯車36が繰出ロ
ータ25の歯車37に噛み合い、横軸35の回転で繰出ロータ
25の繰出溝25aの横巾が調節出来るようになっている。
ム32が走行車体1のアーム33にロッド34で連結され、ア
ーム33の回転でアーム32が回動する。アーム32と軸31の
間に図示していないラチェットがあり、アーム32の上記
の回動で軸31が間欠的に回転するように出来ている。繰
出部20の後部に横軸35が設けられ、その歯車36が繰出ロ
ータ25の歯車37に噛み合い、横軸35の回転で繰出ロータ
25の繰出溝25aの横巾が調節出来るようになっている。
ホッパ38がそれぞれの繰出ロータ25の下に設けられ、
その下端がそれぞれのパイプ39の中間の上部に連なって
いる。このパイプ39の一端は、前記のエアチヤンバ22に
接続し、他端は、ホース23の上端に接続している。この
ホース23の下端は、フロート16の作条器40に連なってい
る。また、ブロア21は、エアチヤンバ22に接続し、これ
が吹き出した空気がエアチヤンバ22でそれぞれのパイプ
39に配分され、パイプ39内を流れる空気で繰出ロータ25
が送り出した肥料をホース23を通して作条器40内に送る
ように出来ている。
その下端がそれぞれのパイプ39の中間の上部に連なって
いる。このパイプ39の一端は、前記のエアチヤンバ22に
接続し、他端は、ホース23の上端に接続している。この
ホース23の下端は、フロート16の作条器40に連なってい
る。また、ブロア21は、エアチヤンバ22に接続し、これ
が吹き出した空気がエアチヤンバ22でそれぞれのパイプ
39に配分され、パイプ39内を流れる空気で繰出ロータ25
が送り出した肥料をホース23を通して作条器40内に送る
ように出来ている。
カバー6の後部が排出口28の前で欠ぎ取られるように
切り込まれ、下面が横向の受部6aに形成されている。す
なわち、施肥作業中は、前壁26で排出口28を塞いで用い
るが、作業が終了すると、受部6aに容器41を置き、上の
止具42を外してこの前壁26を下の軸27の回りに反時計方
向に回し、ボルト29をゆるめてブラシ30を取外す。する
と、肥料タンク19内の肥料は、受板26aおよび前壁26の
内面上を通って容器41内に流れ込む。
切り込まれ、下面が横向の受部6aに形成されている。す
なわち、施肥作業中は、前壁26で排出口28を塞いで用い
るが、作業が終了すると、受部6aに容器41を置き、上の
止具42を外してこの前壁26を下の軸27の回りに反時計方
向に回し、ボルト29をゆるめてブラシ30を取外す。する
と、肥料タンク19内の肥料は、受板26aおよび前壁26の
内面上を通って容器41内に流れ込む。
第1図はこの発明を施した施肥装置付苗植機の側面図、
第2図はその一部の拡大した切断側面図である。 なお、図中の符号は、つぎの通り。 1……走行車体、2……エンジン 3……前輪、4……後輪 6a……受部、7……座席 8……リンク、9……苗植装置 14……苗載台、18……施肥装置 19……肥料タンク、20……繰出部 28……排出口、41……容器
第2図はその一部の拡大した切断側面図である。 なお、図中の符号は、つぎの通り。 1……走行車体、2……エンジン 3……前輪、4……後輪 6a……受部、7……座席 8……リンク、9……苗植装置 14……苗載台、18……施肥装置 19……肥料タンク、20……繰出部 28……排出口、41……容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 西田 秀彦 (56)参考文献 実開 昭61−100933(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01C 11/00 - 11/02
Claims (1)
- 【請求項1】エンジン2の動力で車輪3,4が回転して前
進する走行車体1と、その後部にリンク8で連結されて
苗を移植する苗植装置9と、苗植装置9による苗の移植
と同時に施肥を行う施肥装置18を備え、施肥装置18の肥
料タンク19と繰出部20は走行車体1の座席7と苗植装置
9の苗載台14との間で走行車体1に取付けられるととも
に前向の残溜肥料の排出口28を有し、走行車体1にはそ
の排出口28の下方に容器41の受部6aが設けられているこ
とを特徴とする施肥装置付苗植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19708390A JP2881992B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 施肥装置付苗植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19708390A JP2881992B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 施肥装置付苗植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0484811A JPH0484811A (ja) | 1992-03-18 |
JP2881992B2 true JP2881992B2 (ja) | 1999-04-12 |
Family
ID=16368441
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19708390A Expired - Fee Related JP2881992B2 (ja) | 1990-07-24 | 1990-07-24 | 施肥装置付苗植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2881992B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4729980B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2011-07-20 | 井関農機株式会社 | 施肥装置付乗用田植機 |
-
1990
- 1990-07-24 JP JP19708390A patent/JP2881992B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0484811A (ja) | 1992-03-18 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |