JPH10116396A - イオン化式煙感知器 - Google Patents

イオン化式煙感知器

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JPH10116396A
JPH10116396A JP8270145A JP27014596A JPH10116396A JP H10116396 A JPH10116396 A JP H10116396A JP 8270145 A JP8270145 A JP 8270145A JP 27014596 A JP27014596 A JP 27014596A JP H10116396 A JPH10116396 A JP H10116396A
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intermediate electrode
outer chamber
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和義 桜井
Nobuyuki Akiyama
信幸 秋山
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    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
    • G08B17/10Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means
    • G08B17/11Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means using an ionisation chamber for detecting smoke or gas
    • G08B17/113Constructional details

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イオン化式煙感知器の組み立てにおける組立
操作の向上を図る。 【解決手段】 イオン化式煙感知器においては、内部電
極に対向するように中間電極20がサポーター22に支
持されている。サポーター22は、電極支持部23と、
FET収納部24と、電極支持部23にFET収納部2
4を接続する支持部材24とを有する。電極支持部23
は、中間電極20を囲む外周壁部26を有する。外周壁
部26には、中間電極20の電極片20cを外方に延出
させる第一切欠部26cが形成されている。FET収納
部24には、FET21のリード線21aを外方に延出
させる第二切欠部24aが、第一切欠部26cに対向す
る位置に形成されている。そして、電極支持部23に中
間電極20を配置し、FET収納部24にFET21を
収納すると、中間電極20の電極片20cとFET21
のリード線21aが接触し、容易に半田付けできるよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災等により生じ
る煙を感知するイオン化式煙感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、火災感知器の一種としてイオン
化式煙感知器が知られている。従来、上記イオン化式煙
感知器は、例えば、天井等に固定されるベースと、この
ベースの下面に着脱自在に取り付けられる感知器本体
と、この感知器本体のベースと反対側の面(下面)を被
う外カバーとからなっている。
【0003】また、上記感知器本体は、火災感知回路と
なる電子部品が実装されたプリント基板からなる回路部
と、該回路部に接続されるとともに、煙の感知を行うセ
ンサとなる感知部と、これら回路部及び感知部が固定さ
れるとともに、上記ベースに着脱自在とされたボディと
からなっている。また、上記感知部は、例えば、放射線
源を有する内部電極と、この内部電極に対向して配置さ
れた中間電極と、この中間電極の内部電極の反対側を被
うように形成された外部電極(外チャンバ)とを有し、
内部電極と中間電極との間が略密閉された状態の内部電
離室とされ、中間電極と外チャンバとの間が外部から煙
が流入可能な外部電離室とされている。
【0004】また、中間電極には、内部電極に設けられ
た放射線源からの放射線を外部電離室にも放射できるよ
うに開口部が形成されている。また、イオン化式煙感知
器においては、上述の内外電離室の接続点の電位変化を
検出するために電界効果トランジスタ(以下、FETと
略す)が用いられており、上記中間電極が電解効果トラ
ンジスタに接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、イオン化式
煙感知器は、上述のように内部電離室や外部電離室を有
する比較的複雑な構成となっており、組み立てや取り付
けに手間がかかり、コストダウンが難しいといった問題
があった。例えば、上記FETは、湿度、埃等により端
子間の絶縁が劣化することがあるので、密閉された状態
で用いられることが好ましく、一方、FETに接続され
る中間電極は、絶縁された状態で、内部電極に対向配置
される必要があり、これらFET及び中間電極の取り付
けが煩雑なものとなっていた。
【0006】また、上記外チャンバは、例えば、複数の
ネジにより、上記ボディに接合されており、イオン化式
煙感知器の組み立てに必要なネジの本数が多くなるとと
もに、外チャンバの取り付けを煩雑なものとしていた。
さらに、イオン式感知器においては、メンテナンス等の
ために、ベースからボディを外したり、ボディーから外
カバーを外したりする必要があり、ボディに外カバーが
取り付けられるとともに、ベースにボディが着脱自在に
取り付けられている。
【0007】このような構成となっていると、イオン化
式煙感知器の組み立てに際して、外カバーが取り付けら
れたボディーをベースに取り付ける場合に、ボディーに
取り付けられた外カバーが外れてしまう可能性があり、
組み立て作業を煩雑なものとしている。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、組立操作の操作性の向上を図ることができるこ
とにより、製造コストの削減を行うことが可能なイオン
化式煙感知器を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
イオン化式煙感知器は、内部電極と、該内部電極に対向
して設けられ、かつ、電界効果トランジスタが接続され
る中間電極と、該中間電極の上記内部電極の反対側に設
けられた外部電極と、中間電極を内部電極に対向した状
態に支持する絶縁性のサポーターとを備えたものであ
り、上記中間電極が、電極本体と、該電極本体から延出
する電極片とを有し、上記サポーターが、上記中間電極
を支持する電極支持部と、上記電界効果トランジスタを
収納する収納部と、上記収納部を上記電極支持部に接続
して支持する支持部材とを有し、上記電極支持部に、該
電極支持部に支持された中間電極の電極本体を囲むよう
に筒状の外周壁部が設けられ、上記外周壁部に、上記中
間電極の電極片を上記外周壁部内から外方に延出させる
第一切欠部が形成され、上記収納部の上記外周壁部の第
一切欠部に対向する位置に、上記収納部に収納された電
界効果トランジスタのリード線を上記収納部内から外方
に延出させる第二切欠部が形成され、上記第一切欠部か
ら延出する上記電極片と上記第二切欠部から延出する上
記リード線とが接合されていることを上記課題の解決手
段とした。
【0010】上記構成によれば、中間電極を支持する電
極支持部と、電界効果トランジスタ(以下、FETと略
す)を収納する収納部とが支持部材により接合されると
ともに、電極支持部の外周壁部に設けられ、かつ、上記
中間電極の電極片を上記外周壁部内から外方に延出させ
る第一切欠部と、収納部に設けれられ、かつ、上記FE
Tのリード線を上記収納部内から外方に延出させる第二
切欠部とが対向して配置されているので、第一切欠部か
ら中間電極の電極片が外方に延出するように中間電極を
電極支持部に配置し、第二切欠部からFETのリード線
が外方に延出するようにFETを収納部に収納すること
により、上記第一切欠部から延出する上記電極片と上記
第二切欠部から延出する上記リード線とを接触した状態
とすることができる。
【0011】そして、接触した状態の上記リード線と上
記電極片とを、例えば、半田付け等により容易に接合す
ることが可能となる。言い換えれば、第一切欠部から電
極片が外方に延出するように中間電極を電極支持部に配
置し、第二切欠部からFETのリード線が外方に延出す
るようにFETを収納部に収納するだけで、上記電極片
と上記リード線とが接触するように、中間電極及びFE
Tの位置を決めることができ、中間電極及びFETの位
置決めを極めて容易に行うことができる。従って、イオ
ン化式煙感知器の組立作業の操作性を向上して、イオン
化式煙感知器のコストダウンを図ることができる。
【0012】なお、上記放射線源、内部電極、中間電極
及び外部電極は、イオン化式煙感知器において周知のも
のを用いることができる。また、中間電極は、例えば、
内部電極の放射線源からの放射線を外部電極側に効率的
に放射できるように中央部に開口を有するドーナッツ状
となっていることが好ましい。また、上記サポーター
は、絶縁抵抗率の高い樹脂からなることが好ましく、電
極支持部と、収納部と、支持部材とが一体成形されてい
ることが好ましい。
【0013】本発明の請求項2記載のイオン化式煙感知
器は、上記サポーターの電極支持部に、上記中間電極を
上記内部電極に対向した状態に支持する電極積載台が設
けられるとともに該電極積載台上に突出する凸部が設け
られ、上記中間電極に、該中間電極を上記電極積載台上
に載置した状態で上記凸部が貫通する取付用穴が形成さ
れ、上記電極積載台に上記中間電極を載置した状態で、
上記中間電極の取付用穴を貫通した上記凸部の上端部を
溶かすことにより、上記電極積載台に上記中間電極が固
定されていることを上記課題の解決手段とした。
【0014】上記構成によれば、中間電極を電極積載台
に載置する際に、中間電極の取付用穴に凸部が挿入され
るようにすることで、容易に中間電極の位置決めを行う
ことができる。上記中間電極の取付用穴を貫通した上記
凸部の上端部を溶かすことにより、上記電極積載台に上
記中間電極が固定されるので、ネジ等の接合部材を用い
る必要がなく、イオン化式煙感知器の組み立てに用いら
れるネジ等の締結用の接合部材の数を減らすことができ
るとともに、ネジを螺合するよりも容易に中間電極を固
定できる。従って、イオン化式煙感知器の組立作業の操
作性を向上して、イオン化式煙感知器のコストダウンを
図ることができる。
【0015】なお、上記電極積載台は、サポーターの一
部であり、絶縁抵抗率の高い樹脂からなることが好まし
く、また、凸部は熱により溶融する材質である必要があ
り、電極積載台と一体の樹脂からなることが好ましい。
また、中間電極の位置を決めるためには、上記取付用穴
及び凸部がそれぞれ二つ以上あることが好ましい。
【0016】本発明の請求項3記載のイオン化式煙感知
器は、上記支持部材が、上記第一切欠部から延出する上
記電極片と上記第二切欠部から延出する上記リード線と
の接合部から離間して配置されていることを上記課題の
解決手段とした。上記構成によれば、上記電極片とリー
ド線とを半田付け等により接合する際に、支持部材が邪
魔になることがなく、接合作業を容易なものとすること
ができる。
【0017】また、上記電極片とリード線とを半田付け
により接合するものとし、かつ、上記支持部材を熱によ
り溶融もしくは変形するものとした場合に、上記支持部
材が、上記第一切欠部から延出する上記電極片と上記第
二切欠部から延出する上記リード線との接合部から離間
して配置されていることにより、上記支持部材が半田付
けの熱により溶融もしくは変形してしまうのを防止する
ことができる。さらに、FETの収納部の開口側から半
田付けをすると、半田に含まれるフラックス等が上記開
口側から侵入してFETの端子間に付着する可能性が高
くなり、絶縁が低下する原因となるが、上記支持部材に
邪魔されずに、収納部の開口の反対側から半田付けを行
えることでその問題を解決した。
【0018】本発明の請求項4記載のイオン化式煙感知
器は、内部電極、該内部電極に対向して設けられた中間
電極及び該中間電極の上記内部電極の反対側に設けられ
て外部電極となる外チャンバを有する感知部と、該感知
部からの出力により煙を検知する電子部品が実装された
プリント基板を有する回路部と、上記感知部及び上記回
路部が取り付けられる支持体とを備えたものであり、上
記プリント基板が上記支持体に固定されるとともに、上
記外チャンバと上記プリント基板とが少なくとも一カ所
で互いに当接して導通した状態で締結され、かつ、上記
外チャンバに、上記支持体に嵌合する嵌合手段が設けら
れていることを上記課題の解決手段とした。
【0019】上記構成によれば、上記外チャンバと上記
プリント基板とが少なくとも一カ所で互いに当接して導
通した状態で締結されるので、ネジもしくはボルトによ
る接合が一カ所は必要となるが、外チャンバを支持体に
嵌合させる嵌合手段が設けられているので、支持体に固
定されたプリント基板と外チャンバとを一カ所で締結す
るとともに、他の場所で、外チャンバの嵌合手段を支持
体に嵌合させることにより、外チャンバを支持体に確実
に固定することが可能となる。従って、外チャンバと支
持体とをネジやボルトにより複数箇所で締結する必要は
なく、ネジやボルト等の締結用の接合部材の数を削減す
るとともに、複数のネジやボルトを螺合する手間を省い
て、組立作業の作業性を向上することができる。
【0020】なお、上記外チャンバは、外部電極として
作用するものであり、導電性を有する必要があり、ま
た、支持体に嵌合手段を嵌合させるためには、支持体の
嵌合手段に嵌合する部分、もしくは、嵌合手段が弾性変
形可能なものとなっている必要がある。従って、外部電
極は、金属もしくは導電性樹脂からなる必要があるが、
成形や組立等を考慮した場合に、導電性樹脂からなるこ
とが好ましい。
【0021】また、導電性樹脂としては、例えば、金属
繊維等の導体が樹脂中に分散されたものや、導電性有機
物からなるものを用いることができる。また、プリント
基板と外チャンバとを当接させて導通させるためには、
プリント基板の当接面と外チャンバの当接面とが、導体
となっている必要がある。そして、外チャンバが、導体
を樹脂中に分散した導電性樹脂からなる場合に、外チャ
ンバの当接部分の表面において、分散された導体が露出
した状態となっている必要がある。
【0022】本発明の請求項5記載のイオン化式煙感知
器は、上記支持体と該支持体の下に配置された上記外チ
ャンバとの間に、上記外チャンバに下面を被われた状態
で上記回路部及び上記外チャンバを除く感知部が配置さ
れ、上記外チャンバの側縁部から外方に突出するように
上記嵌合手段が設けられ、上記支持体の上記嵌合手段に
対応する位置に、上記嵌合手段が嵌合する嵌合孔が形成
されていることを上記課題の解決手段とした。
【0023】上記構成によれば、支持体の上面に結露等
により水が溜まった場合に、支持体の上記嵌合孔から支
持体の下側に水が流れる。そして、嵌合孔の位置が、外
チャンバの側縁部から外方に突出するように設けられた
嵌合手段の位置に対応するので、支持体の嵌合孔から流
れた水は、外チャンバの側縁部より外側に流れることに
なり、上記支持体と該支持体の下に配置された上記外チ
ャンバとの間に下面を外チャンバに被われた状態で配置
された上記回路部及び上記外チャンバを除く感知部側に
水が侵入することがない。
【0024】すなわち、支持体上に結露した水を、回路
部や感知部に触れることなく、支持体の下に流すことが
でき、結露により回路部や感知部が影響を受けるのを防
止することができる。なお、上記構成は、イオン化式煙
感知器を天井に取り付けた場合に特に有効なものであ
り、例えば、ベースを介して天井に取り付けられた支持
体上に結露等により水が溜まった場合に、回路部や感知
部に影響を与えることなく、水を排水することができ
る。また、上記嵌合孔は、支持体上の水を支持体の下に
流すために、支持体に上下に貫通している必要がある。
【0025】本発明の請求項6記載のイオン化式煙感知
器は、上記プリント基板の上記外チャンバに対向する面
に、作動表示を行う表面実装型の発光素子が設けられ、
上記外チャンバの上記発光素子に対応する位置に貫通孔
が設けられ、透光性を有するとともに上記発光素子の光
を上記外チャンバの外側に導く透光部材が上記貫通孔に
設けられ、上記貫通孔が上記透光部材により閉塞されて
いることを上記課題の解決手段とした。
【0026】上記構成によれば、発光素子として、表面
実装型のものを用いているので、発光素子の電極がリー
ド線を介さずに、プリント基板に半田付けされており、
リード線が曲がることにより、発光素子の位置がずれた
り、発光素子の光軸がずれたりするのを防止することが
できる。また、プリント基板上に設けられた発光素子の
光を、外チャンバの貫通孔に設けられた透光部材により
外チャンバの外方に導くことができ、プリント基板が外
チャンバに被われていても、プリント基板上の発光素子
の光を外部から認識可能とすることができる。
【0027】また、上記透光部材が外チャンバの貫通孔
を閉塞しているので、プリント基板側に、外チャンバの
貫通孔から埃等が侵入するのを防止することができる。
なお、発光素子をリード線を有するディスクリート部品
とした場合に、発光素子がプリント基板から大きく突出
した状態となるので、プリント基板の表面近くを外チャ
ンバで被おう際に、外チャンバに貫通孔を設けて、該貫
通孔に発光素子を挿入した状態とする必要がある。
【0028】このようにすれば、発光素子をディスクリ
ート部品とした場合に、発光素子の光を外チャンバの外
に出すことができるが、発光素子の位置は、リード線が
曲がったりすることによりずれる可能性があり、作業性
を考慮した場合に、上記外チャンバの貫通孔は、発光素
子より大きめにする必要がある。従って、貫通孔と発光
素子の隙間から埃が入る可能性があったが、上述のよう
に発光素子を表面実装型のものとするとともに、外チャ
ンバに発光素子の光を外方に出すための貫通孔を設け、
該貫通孔を透光部材で閉塞することにより、組立作業の
作業性を向上するとともに、貫通孔からの埃等の侵入を
完全に防止することができる。
【0029】なお、発光素子は、基本的に表面実装可能
なものならば、どのような発光素子でも良く、例えば、
発光ダイオードを用いることができる。また、表面実装
型とは、基本的に、リード線が無く、素子の電極部分を
直接プリント基板に半田付け可能なものである。また、
上記透光部材は、基本的に透明な部材であれば良いが、
効率的にプリント基板上の発光素子の光を外チャンバの
外側に導くことができるものが好ましい。
【0030】本発明の請求項7記載のイオン化式煙感知
器は、天井等の部位に固定されるベースと、該ベースに
着脱自在に取り付けられ、かつ、煙を感知する煙感知手
段を有する感知器本体と、該感知器本体のベースの反対
側を被う外カバーとを備えたイオン化式煙感知器であっ
て、上記感知器本体に、上記ベースに着脱自在に取り付
けられるとともに、上記煙感知手段を支持し、かつ、周
縁部に外カバーが係止される支持体が備えられ、上記支
持体の周縁部に、該支持体の中心に向かって弾性変形可
能で、かつ、上記支持体の外方に向かって突出した突起
を有し、かつ、上記ベース側に延出して形成された嵌合
片が設けられ、上記外カバーは、その外周部分に上記支
持体の周縁部を囲む筒部が形成され、該筒部の内面に、
上記嵌合片の突起と嵌合する嵌合部が形成され、上記ベ
ースは、上記嵌合片の上記支持体の中心側に重なるよう
に形成され、かつ、上記嵌合片の上記支持体の中心側へ
の弾性変形を阻止する阻止部を有することを上記課題の
解決手段とした。
【0031】上記構成によれば、略板状の支持体の周縁
部に設けられた嵌合片の突起と、支持体の周囲を被う外
カバーの筒部の内面の嵌合部とが嵌合することにより、
支持体に外カバーを取り付けることができる。この際に
は、嵌合片を支持体の中心側に向かって弾性変形させ
て、嵌合片の突起が外カバーの嵌合部を超えるようにす
ると、嵌合片が弾性変形した状態から元の状態に戻り、
嵌合片の突起と筒部の嵌合部が嵌合することになる。ま
た、嵌合片を弾性変形させることにより、嵌合を解除で
きる。
【0032】また、支持体に外カバーを取り付けた状態
で、支持体をベースに取り付ける際には、ベースの阻止
部が、嵌合片の弾性変形を阻止する状態となるので、こ
の状態では、支持体の嵌合片が支持体の中心側に弾性変
形して、嵌合片の突起と外カバーの嵌合部との嵌合を解
除することが不可能となる。
【0033】また、ベースから支持体を取り外す際も、
ベースから支持体が離れるまで、支持体から外カバーが
外れることがなく、ベースから支持体を外そうとした際
に、先に外カバーが外れてしまうような事態を防止する
ことができる。また、ベースに支持体を取り付けた状態
で、イオン化式煙感知器の作動試験等を行う際に、誤っ
て、何らかの部材がイオン化式煙感知器に接触するよう
なことがあっても外カバーが落下するのを防止すること
ができる。
【0034】また、嵌合片が上記ベース側に延出してい
るので、ベースから支持体を外した状態では、容易に嵌
合片に指をかけることができ、嵌合片に直接指をかけ
て、嵌合片を支持体の中心側に弾性変形させて嵌合片と
支持体の嵌合部との嵌合を解除し、支持体から外カバー
を容易に外すことができる。すなわち、支持体から外カ
バーを外す際に、ドライバー等の工具を用いる必要がな
いので、メンテナンスの際に、支持体から外カバーを外
す作業の作業性を向上することができる。
【0035】なお、ベース、支持体、外カバーは、その
材質を特に限定されるものではないが、成形や感知手段
からの絶縁性を考慮した場合に、合成樹脂製であること
が好ましい。また、嵌合片は、指により容易に支持体の
中心側に弾性変形可能となっていることが好ましく、例
えば、支持体と嵌合片との接合部が断面U字状となって
いることが好ましい。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の一
例のイオン化式煙感知器を図面を参照して説明する。図
1は、この一例のイオン化式煙感知器を展開して示した
ものである。図1に示すように、イオン化式煙感知器
は、天井等の建築物の内面に固定されるベース1と、こ
のベース1に着脱自在に取り付けられる感知器本体11
と、この感知器本体11のベース1と反対側の面を被う
外カバー31とを有するものである。なお、図1におい
ては、感知器本体11の外チャンバ12を感知器本体1
1から展開して図示した。
【0037】上記ベース1は、例えば、イオン化式煙感
知器を天井に取り付けるとともに、感知器本体11と、
電源や火災受信器等とを電気的に接続するための一種の
ソケットとなるものであり、薄い円筒形に形成されると
ともに、その内部に、感知器本体11を電気的に接続す
るとともに感知器本体11を支持する複数の端子2…が
配置されている。
【0038】上記感知器本体11は、煙感知回路を構成
する電子部品(図示略)が実装されたプリント基板13
を有する回路部14と、上記回路部14に接続されると
ともに煙を感知するセンサとなる感知部(外チャンバ1
2も含まれる)15と、これら回路部14及び感知部1
5が支持される支持体となるボディ16とからなるもの
である。上記ボディ16は、上記回路部14のプリント
基板13や感知部15の外チャンバ12が取り付けられ
る円板部17と、この円板部17の周囲に略円筒状に形
成された周壁部18とからなるものである。
【0039】上記回路部14は、そのプリント基板13
が、上記ボディ16の円板部17の下面に複数のネジ1
3a…によりネジ止めされるようになっている。また、
上記プリント基板13をボディ16の円板部17の下面
にネジ止めする際に、円板部17の上面側に複数の爪状
の端子(図示略)が配置され、プリント基板13と爪状
の端子との間に円板部17を挟み込んだ状態で、プリン
ト基板13と上記爪状の端子とが円板部17に締結され
るようになっている。
【0040】そして、上記爪状の端子は、プリント基板
13と接続されるとともに、ベース1に感知器本体11
を取り付ける際に、ベース1の端子2…に嵌合してベー
ス1と感知器本体11を電気的に接合するとともに、ベ
ース1に感知器本体11を着脱自在に接続するようにな
っている。上記感知部15は、放射線源を有する内部電
極19と、該内部電極19に対向配置させられる中間電
極(図1において省略、図2に図示)20と、内部電極
19に対向した状態で中間電極20を支持するとともに
中間電極20に接続されるFET21を支持する絶縁性
のサポーター22と、上記プリント基板13及びプリン
ト基板13上に配置されたサポーター22等を被う外部
チャンバ12とからなるものである。
【0041】上記外カバー31は、感知器本体11側に
煙を流入可能とした状態で、感知器本体11を保護する
ものであり、円形の蓋状に形成されている。また、外カ
バー31の中央部には、感知器本体11の感知部15を
収納するために下方に突出した筒状突出部32が形成さ
れ、該筒状突出部32の外周部分に煙を流通可能とする
多数の流入口33…が形成されている。
【0042】ここで、この一例のイオン化式煙感知器の
本発明に係わる感知部15を詳細に説明する。上記感知
部15の内部電極19は、プリント基板13の略中央部
に固定されて回路部14に接続されている。上記感知部
15の中間電極20は、図3(A)に示すように中央部
に円形の開口部20aを有する円板状、すなわち、ドー
ナッツ状の電極本体20bと、該電極本体20bから外
方に延出する電極片20cとからなっている。
【0043】また、電極本体20bには、サポーター2
2に位置決め・固定される際に用いられる二つの取付用
穴20d、20dが開口部20aの左右にそれぞれ形成
されている。上記電極片20cは、図3(B)に示すよ
うに、電極本体20bから斜め下方に延出した状態とな
っているとともに、先端部が下方に屈曲した状態となっ
ている。そして、電極片20cは、図2(C)に示すよ
うに、その先端部がFET21の三つのリード線21
a、21b、21cのうちの一つのリード線21aに半
田付けされるようになっている。
【0044】上記感知部15のサポーター22は、図2
及び図4に示すように、内部電極19に対向した状態で
中間電極20を支持する電極支持部23と、FET21
を収納するFET収納部24と、電極支持部23から離
間した位置に配置されたFET収納部24を電極支持部
23に接続して支持する支持部材25とからなるもので
ある。上記サポーター22の電極支持部23は、円筒状
の外周壁部26と、外周壁部26の下端部内に設けられ
た底部27とからなる。
【0045】上記外周壁部26には、プリント基板13
に形成された図示しない取付孔に嵌合する嵌合脚部26
a、26aと、プリント基板13上面に当接する脚部2
6b…と、中間電極20の電極片20cが外周壁部26
内から外方に延出するように配置されるスリット状の第
一切欠部26cとが形成されている。上記嵌合脚部26
a、26aと脚部26b…により、プリント基板13に
サポーター22を固定できるようになっている。
【0046】上記底部27には、内部電極19が配置さ
れる開口部27aと、開口部27a内に配置される内部
電極19を囲む円筒状の内壁部27bと、内壁部27b
の周囲に設けられた円筒状の電極積載台27cと、該積
載台27c上に突出する二つの凸部27d、27dとが
形成されている。上記開口部27aは、底部27の中心
部に円形に形成されたものであり、サポーター22をプ
リント基板13に取り付けた際に、開口部27a内にプ
リント基板13に固定された内部電極19が配置される
ようになっている。
【0047】上記内壁部27bは、底部27の下面側に
突出した状態で形成されるとともに、積載台27cより
低く形成されている。上記積載台27cは、円筒状に形
成されて、その上面に中間電極20の周縁部を載置でき
るようになっている。また、積載台27cは、その上面
に中間電極20を載置することにより、中間電極20に
より蓋をされた状態となり、積載台27c内部の内部電
極19と中間電極20との間が、略密閉された内部電離
室となる。
【0048】上記凸部27d、27dは、積載台27c
の左右の外周部にそれぞれ上方に突出するように形成さ
れている。また、凸部27d、27dは、積載台27c
と同じ高さまでの下部が太く形成され、上部が中間電極
20の取付用穴20d,20dに対応して細く形成され
ている。すなわち、凸部27d、27dは、積載台27
cの高さの位置で段差が形成された状態となっている。
【0049】そして、上記凸部27d、27dは、中間
電極20を積載台27c上に載置する際に、中間電極2
0の取付用穴20d、20dに挿入されるものであり、
中間電極20を積載台27c上に載置する際に、中間電
極20の位置決めを行うとともに、中間電極20を積載
台27cに載置した後に、凸部27d、27dの上端部
を加熱しながら下方に押圧し、凸部27d、27dの上
端部を溶融して拡径することにより、図2(c)に示す
ように中間電極20をサポーター22に固定できるよう
になっている。
【0050】上記FET収納部24は、上端側を開口し
た有底円筒状に形成されている。そして、FET収納部
24は、支持部材25により電極支持部23に一体に接
合されるとともに、電極支持部23の脚部26b…の下
端よりもFET収納部24の下端の方が下に配置され、
電極支持部23をプリント基板12に固定した際に、F
ET収納部24が予めプリント基板13に設けられた貫
通孔(図示略)に挿入された状態となるようになってお
り、FET収納部24がプリント基板13上から大きく
突出するのを防止しているとともに、FET収納部24
に収納されたFET21のリード線21a、21b、2
1cのうちの二本のリード線21b、21cをプリント
基板13に半田付けする際に、リード線21b、21c
の長さを短くできるようになっている。
【0051】また、FET収納部24の円筒状の上端部
には、図4(A)に示すように、上面に開口するととも
に、内周面から外周面に至る溝状の第二切欠部24a、
24b、24cが三つ形成されている。第二切欠部24
a、24b、24cには、図2に示すように、FET収
納部24に収納されるFET21の三本のリード線21
a、21b、21cがそれぞれ配置されるようになって
いる。なお、FET収納部24の上端側の開口は、FE
T21を収納した後にシール材により閉塞され、FET
21がFET収納部24内に密閉されるようになってい
る。
【0052】また、FET収納部24の三つの第二切欠
部24a、24b、24cのうちの中間電極20に接合
されるリード線21aが配置される第二切欠部24a
は、外周壁部26の第一切欠部26cと対向するように
配置されている。従って、FET収納部24に収納され
たFET21のリード線21aを第二切欠部24aから
外方に延出した状態とし、かつ、電極支持部23に支持
された中間電極20の電極片20cを第一切欠部26c
から外方に延出した状態とした場合に、FET21のリ
ード線21aと中間電極20の電極片20cが接触する
ようになっている。
【0053】上記支持部材25は、一方の端部が電極支
持部23の外周壁部26の第一切欠部26cから少し離
れた位置に接合され、他方の端部が第一切欠部26c側
に屈曲した状態でFET収納部24の第二切欠部24a
から少し離れた位置に接合されている。すなわち、支持
部材25は、FET21のリード線21aと中間電極2
0の電極片20cとが接合された部分から離間するよう
に屈曲した形状に形成されており、FET21のリード
線21aと中間電極20の電極片20cとを半田付けす
る際に、支持部材25が邪魔にならないようになってい
るとともに、半田付けの熱により支持部材25が溶融し
たり、変形したりするのを防止するようになっている。
さらに、FET収納部24の開口側から半田付けをする
と、半田に含まれるフラックス等が上記開口側から侵入
してFET21の端子間に付着する可能性が高くなり、
絶縁が低下する原因となるが、支持部材25が上述のよ
うに形成されているので、FET収納部24の開口の反
対側から半田付けを行うことが可能となり、絶縁の低下
を防止することができる。
【0054】上記感知部15の外チャンバ12は、周知
の導電性樹脂からなるものである。そして、図1に示す
ように、上記外チャンバ12は、略六角形状のプリント
基板13上を被う略六角形上の板部12aと、板部12
aの周囲に形成されプリント基板13の周囲を被う壁部
12bと、プリント基板13上のサポーター22の電極
支持部23部分を被うように有底円筒状に上記板部の中
央部に形成された円筒部12cと、この円筒部12cの
外周を被う筒状の網28と、円筒部12cの周囲に上記
板部12bより一段低く形成された段部12dと、上記
段部12dに設けられたネジ用筒部12eと、上記壁部
12bから張り出した状態で、ボディー16に設けれら
れた後述する嵌合孔(図7に図示)17aに嵌合する嵌
合手段となる爪部(図5に図示)12fと、プリント基
板13上に表面実装された発光ダイオード(以下、LE
Dと略す、図9に図示)29と対向する位置に設けられ
たレンズ取付用穴12gと、該レンズ取付用穴12gに
嵌合する赤色レンズ12hとからなるものである。
【0055】上記円筒部12cは、その外周に、図5及
び図6に示すように、外チャンバ12内に煙を流入させ
るための多数の流入口12i…が形成されている。そし
て、上記網28は、図1及び図8に示すように、上記流
入口12i…から虫等が侵入するのを防止するためのも
のである。上記ネジ用筒部12eは、図7に示すよう
に、外チャンバ12の上記爪部12fの反対側の位置に
形成され、その下端面がプリント基板13表面の導体に
接触し、外チャンバ12とプリント基板13とを電気的
に接合するようになっている。
【0056】また、上記プリント基板13のネジ用筒部
12eに対応する部分には、貫通孔(図示略)が形成さ
れ、ボディ16のネジ用筒部12eに対応する部分には
ナット30aが回動不可の状態で配置されており、ネジ
用筒部12eからネジ30bを挿入してプリント基板1
3を貫通させ、ネジ30bをナット30aに螺合させる
ことにより外チャンバ12とプリント基板13を締結で
きるようになっている。なお、プリント基板13は、ボ
ディ16にネジ止めされているので、プリント基板13
と外チャンバ12をネジ用筒部12eで締結することに
より、外チャンバ12とボディ16とが接合される。
【0057】上記爪部12fは、壁部12bから側方に
突出して外チャンバ12から張り出した状態とされると
ともに、ボディ16側に延出して形成されている。そし
て、爪部12fの先端部がボディ16の円板部17に形
成された嵌合孔17aに嵌合して、外チャンバ12をボ
ディ16に固定するようになっている。そして、上述の
ように爪部12fが外チャンバ12から張り出した状態
となっているので、上記ボディ16の嵌合孔17aは、
外チャンバ12の壁部12bの外側に形成されるように
なっており、ボディ16の上面(図6から図9において
は、上下を逆に図示)に結露により溜まった水が嵌合孔
17aからボディ16内に流入した場合に、外チャンバ
12の壁部12bの外側を水が流れることになり、嵌合
孔17aから流れる水により外チャンバ12内のプリン
ト基板13に実装された回路部14の部品や感知部15
の部品が悪影響を受けることがない。
【0058】また、図8及び図9に示すように、上記レ
ンズ取付用穴12gには、上述のように赤色レンズ12
hが取り付けられ、プリント基板13上に表面実装され
たLED29の光を外チャンバ12の外に導くようにな
っている。また、レンズ取付用穴12gは、赤色レンズ
12hにより完全に閉塞されるようになっており、レン
ズ取付用穴12gから埃等が侵入しないようになってい
る。
【0059】また、外カバー31のレンズ取付用穴12
gに対応する位置には、図1に示すように、赤色レンズ
12hの上端部が挿入される貫通孔34が形成され、L
ED29の光が外カバー31の外方まで導かれるように
なっており、プリント基板13上に表面実装された作動
表示用となるLED29の光を外カバー31の外方から
確認できるようになっている。
【0060】次に、この一例のイオン化式煙感知器の本
発明に係わるベース1とボディ16と外カバー31との
取付構造について説明する。図1、図10(A)及び図
11に示すように、ベース1には、円筒状の外壁3の内
側に外壁3に沿ってリブ4が略円筒形に形成されてい
る。上記リブ4が、後述する第一レバー18aの突出部
18bの内側への移動を抑止するようになっている。
【0061】図5、図10(B)及び図11に示すよう
に、上記ボディ16の周壁部18には、二カ所に外カバ
ー31への嵌合片となる第一レバー18a、18aが設
けられている。第一レバー18a、18aは、ボディ1
6と一体に弾性及び可撓性を有する合成樹脂からなる。
そして、図10(B)及び図11に示すように、第一レ
バー18aは、その断面がU字状に形成されるととも
に、一方の端部がボディ16の円板部17の周縁部に接
合された状態となっており、第一レバー18aの他方の
端部が弾性変形により、円板部17の半径方向に沿って
移動可能となっている。すなわち、第一レバー18aの
他方の端部は、ボディ16の中心方向に向かって弾性変
形可能となっている。
【0062】また、第一レバー18aの他方の端部側の
外面には、後述する外カバー31のロック部35と嵌合
する傾斜部18cが設けられている。上記傾斜部18c
は、第一レバー18aの他方の端部に上に向かうほど外
側に厚くなるように形成されるとともに、傾斜部18c
の上端部で第一レバー18aの厚みが薄くされて段差が
形成されている。そして、第一レバー18a、18aの
端部の傾斜部18cより上の部分は、傾斜部18cから
上方に突出する突出部18bとされている。
【0063】また、図5に示すように、上記ボディ16
の周壁部18には、外カバー31への嵌合片となる第二
レバー18dが設けられている。第二レバー18dは、
基本的に第一レバー18aと同様の作用をするものであ
るが、第一レバー18aより幅が広く形成され、その左
右にそれぞれ第一レバー18aと同様の傾斜部18c、
18cが形成されている。また、ボディ16の周壁部1
8の外面には、外カバー31のボディ16に対する回転
を抑止する複数の突条18e…が上下に延在するように
形成されている。
【0064】上記外カバー31には、図10(C)及び
図11に示すように、その外周部分にボディ16の外周
を囲む筒部36が形成され、該筒部36の内面の上記ボ
ディ16の第一レバー18a及び第二レバー18dの傾
斜部18c…に対応する位置に内側に突出する上記ロッ
ク部35が設けられている。また、外カバー31の内面
の断面U字状の第一レバー18a及び第二レバー18d
の下端部に対応する位置には、ボディ16に外カバー3
1を取り付けたい際に、がたつきを防止する突起37が
形成されている。また、外カバー31の筒部36の内面
には、ボディ16の突条18e…に対応する図示しない
溝が設けられ、外カバー31の溝にボディ16の突条1
8eが係合することにより、ボディ16に対する外カバ
ー31の回転が阻止されるようになっている。
【0065】そして、ボディー16に外カバー31を装
着する際に、上記傾斜部18cの斜面が外カバー31の
外周の筒部36内面に突出して形成されたロック部35
に接触し、傾斜部18cの斜面により、第一レバー18
a、18a及び第二レバー18dがボディ16の中心方
向に向かって弾性変形し、外カバー31のロック部35
が傾斜部18cを超えて、ロック部35に傾斜部18c
が嵌合するようになっている。また、上記突出部18b
は、その近傍において、ボディ16及び外カバー31よ
り上方に突出した状態なっており、円板部17の上面側
から突出部18bに指をかけて、レバー18dの他方の
端部側を内側に曲げて、ロック部35と傾斜部18cと
の嵌合を解除できるようになっている。
【0066】また、上述のように外カバー31のロック
部35をボディ16の第一レバー18aの傾斜部18c
に嵌合させた状態で、ベース1にボディ16を取り付け
た場合には、図11に示すように、突出部18bのボデ
ィ16の中心側への移動がベース1のリブ4により抑止
されるので、ベース1にボディ16を取り付けた状態で
は、ボディ16の第一レバー18aの傾斜部18cと外
カバー31のロック部35との嵌合を解除することがで
きないようになっている。
【0067】次に、上述の構成を有するイオン化式煙感
知器の組立方法を説明する。まず、合成樹脂からなるベ
ース1、ボディ16及び外カバー31と、導電性樹脂か
らなる外チャンバ12と、絶縁抵抗率が高い樹脂からな
るサポータ22と、回路部13及び内部電極19が実装
されるプリント基板と、その他の部材とを製造する。次
いで、ベース1においては、端子2…を取り付ける。
【0068】また、感知器本体11においては、図2に
示すように、サポーター22の中間電極支持部23に中
間電極20を取り付けるとともに、FET収納部24に
FET21を収納する。また、電極支持部23に中間電
極20と取り付ける際には、中間電極20の取付用穴2
0d、20dに電極支持部23の積載台27cの凸部2
7d、27dが挿入されるようにするとともに、中間電
極20の電極片20cが、電極支持部23の外周壁部2
6の第一切欠部26cに配置されるようにして、積載台
27cに中間電極20を載置する。
【0069】一方、サポーター22のFET収納部24
にFET21を収納する際には、FET21の三本のリ
ード線21a、21b、21cがFET収納部24の三
つの第二切欠部24a、24b、24cにそれぞれ配置
されるようにする。また、この際に、中間電極20と接
合されるFET21のリード線21aが上述の外周壁部
26の第一切欠部26cに対向してFET収納部24に
設けられた第二切欠部24aに配置されるようにする。
また、FET21が収納されたFET収納部24におい
ては、その開口部をシール材により塞いで、FET21
を密閉した状態とする。
【0070】そして、上述のように中間電極20とFE
T21を配置した場合には、図2(B)に示すように、
中間電極20の電極片20cとFET21のリード線2
1aとが接触した状態となり、電極片20とリード線2
1aとを容易に半田付けすることができる状態となる。
【0071】すなわち、上述のように、中間電極20と
FET21を配置することにより、中間電極20の電極
片20cとFET21のリード線21aとが接触するよ
うに、容易に中間電極20とFET21の位置決めを行
うことができる。また、半田付けに際しては、サポータ
ー22の中間電極支持部23とFET収納部24とを接
合する支持部材25が、電極片20とリード線21aと
の接合部から離間するように配置されているので、支持
部材25が半田付けの邪魔になったり、半田付けの熱に
より支持部材25が変形したり溶融したりするのを防止
することができる。また、支持部材25が、上述のよう
に配置されているので、支持部材25に邪魔されること
なく、FET収納部24の開口の反対側から半田付けを
行うことが可能となり、FET収納部24の開口側から
半田付けした場合のように、半田に含まれるフラックス
等が上記開口側から侵入してFET21の端子間に付着
し、絶縁が低下する原因となるのを防止することができ
る。
【0072】そして、図2(C)に示すように、積載台
27cの凸部27d、27dを治具40により加熱する
とともに積載台27c側に押圧し、凸部27d、27d
の上端部を中間電極に押し付けた状態で溶融することに
より、積載台27cに中間電極20を固定する。従っ
て、単に、治具40を凸部の27d、27dに押し付け
るだけで、積載台27cに中間電極20を固定すること
ができるので、積載台27cに中間電極20をネジ等で
締結するよりも、容易に中間電極20を固定できる。ま
た、溶融した樹脂により中間電極を固定しているので、
ネジで締結した場合のように、ネジの緩みにより中間電
極20ががたついたり、外れたりすることがない。ま
た、サポーター22に凸部27d、27dが一体に設け
られているので、ネジやボルト等を用いた場合のよう
に、部材数が増えることがない。
【0073】次に、中間電極20及びFET21が取り
付けられたサポーター22をプリント基板13の内部電
極19が取り付けられた位置に嵌合して固定するととも
に、FET21のリード線21b、21cをプリント基
板13の所定位置に半田付けし、プリント基板13をボ
ディ16に締結する。なお、組立順は、上述のものに限
定されるものではなく、例えば、プリント基板にサポー
ター22を取り付けた後に、サポーター22に中間電極
20及びFET21を取り付けるものとしても良い。
【0074】次に、予め、赤色レンズ12hがレンズ取
付用穴12gに嵌合された外チャンバ12をボディ16
に取り付ける。この際には、図7に示すように、予め、
ボディ16において、プリント基板13の図示しない貫
通孔の下側にナット30aを配置しておく。そして、ボ
ディ16の嵌合孔17aに外チャンバ12の爪部12f
を嵌合させる。
【0075】また、プリント基板13の上記貫通孔の位
置と、外チャンバ12のネジ用筒部12eの位置を合わ
せて、ネジ用筒部12eにネジ30bを挿入するととも
に、ナット30aに螺合し、プリント基板13と外チャ
ンバ12とを締結する。この際にプリント基板13と外
チャンバ12のネジ用筒部12eの先端面とが当接し、
プリント基板13と外チャンバ12とが導通した状態と
なる。
【0076】上述のように、ボディ16に外チャンバ1
2を取り付けた場合には、外チャンバ12の爪部12f
がボディ16に嵌合しているので、ボディ16に外チャ
ンバ12を位置決め固定するのに、複数箇所でボディ1
6もしくはボディ16に固定されたプリント基板13
と、外チャンバ12とを締結する必要がなく、プリント
基板13と外チャンバ12との確実な電気的接続を確保
するために、一カ所だけ締結すれば良いので、ネジやボ
ルト等の締結用の部材を削減することができるととも
に、締結にかかる手間の一部を省くことができる。
【0077】また、上記爪部12fが、外チャンバ12
の外側に張り出した状態で設けられ、上記ボディの爪部
12fに嵌合する嵌合孔17aも外チャンバ12の外周
部に設けられた壁部12bより外側に設けられているの
で、ボディ16の上面に結露等により水が溜まり、この
水が嵌合孔17aから下に流れた場合に、水が外チャン
バ12内に流入することがない。従って、外チャンバ1
2内に配置される回路部14及び感知部15が水により
影響を受けることがない。
【0078】また、上述のように外チャンバ12をボデ
ィ16に取り付けた際には、図9に示すように、プリン
ト基板13に表面実装されたLED29と、赤色レンズ
12hとが対向した状態に配置され、外チャンバ12に
被われた状態のプリント基板13に表面実装されたLE
D29の光を赤色レンズ12hにより外チャンバ12の
外側に導くことができる。
【0079】そして、LED29が表面実装型とされ、
その電極が直接プリント基板に半田付けされているの
で、LEDとして、リード線を有するディスクリート部
品を用いた場合のように、リード線が曲がってLEDの
位置がずれたり、光軸の方向が変わってしまったりする
ことがない。そして、プリント基板13に表面実装され
たLED29の光を外方に出すために設けられた外チャ
ンバ12のレンズ取付用穴12gが赤色レンズ12hに
閉塞されているので、レンズ取付用穴12gからの埃等
の侵入を防止することができる。
【0080】次に、ベース1を、例えば、天井に固定す
るとともにベース1の端子2…に配線を行う。一方、ボ
ディ16に外カバー31を取り付ける。この際には、ボ
ディ16の第一レバー18a、18a及び第二レバー1
8dの位置と外カバー31の筒部36内面のロック部3
5…の位置とを合わせて、外カバー31をボディ16に
被せるようすることで、第一レバー18a、18a及び
第二レバー18dの外面側に設けられた傾斜部18c…
の斜面がロック部35に接触する。
【0081】そして、さらに深くボディ16に外カバー
31を被せると、ロック部35が傾斜部18cの斜面を
超えるように移動し、第一レバー18a、18a及び第
二レバー18dがボディ16の中心側に向かって弾性変
形する。そして、ロック部35が傾斜部18cの斜面を
完全に超えると、傾斜部18c上の段差とロック部35
とが嵌合し、ボディ16に外カバー31が取り付けられ
た状態となる。
【0082】そして、外カバー31が取り付けられたボ
ディ16を、ベース1に取り付けた際に、図10に示す
ように、第一レバー18aの突出部18bのボディ16
の中心側にベース1のリブ4が配置され、第一レバー1
8aのボディ16の中心側への弾性変形が阻止されるよ
うになっているので、第一レバー18aの突出部18b
とベース1のリブ4とが重なった状態となれば、傾斜部
18c上の段差とロック部35との嵌合を解除できない
状態となる。
【0083】従って、ベース1にボディ16を取り付け
る際や、ベース1からボディ16を取り外す際に、外カ
バー31が外れないように注意する必要がなく、イオン
化式煙感知器の組立やメンテナンスの作業性を向上する
ことができる。また、動作試験時にイオン化式煙感知器
に触れても、外カバー31が脱落するようなことがな
い。また、上記第一レバー18aの突出部18bが、傾
斜部18cよりベース1側に突出し、この突出部18b
の周囲において、突出部18bが、外カバー31やボデ
ィ16の突出部18bを除く部分より、突出して形成さ
れているので、メンテナンスの際などに、ボディ16か
ら外カバー31を外す場合に、ドライバ等の工具を用い
なくとも、突出部18bに指をかけて第一レバー18a
をボディ16の中心側に弾性変形させることにより、第
一レバー18aの傾斜部18cと外カバー31のロック
部35との嵌合を解除して、容易にボディ16から外カ
バー31を取り外すことができ、メンテナンスの作業性
を向上することができる。
【0084】以上のように、この一例のイオン化式煙感
知器によれば、上述のサポーター22を用いることによ
り、中間電極20及び中間電極20に接合されるFET
21の取り付けを容易なものとすることができる。ま
た、中間電極20や外チャンバ12の取り付けに際し
て、ネジ等の部品点数の削減を図るとともに、組み立て
に際して、ネジによる締結箇所を減少させて、作業性を
向上することができる。
【0085】また、外チャンバ12の爪部12fをボデ
ィ16の嵌合孔17aに嵌合する際に、嵌合孔17が外
チャンバ12の外側となるようにすることで、嵌合孔1
7から結露による水が侵入しても、プリント基板13等
が水と接触するのを防止することができる。また、作動
表示灯として、表面実装型のLED29を用いることに
より、ディスクリート型のLEDを用いた場合と比較し
て、組み立てを容易なものとすることができるととも
に、プリント基板13側への埃等の侵入を抑えることが
できる。また、ボディ16と外カバー31との取り付け
構造を上述のようなものとすることにより、外カバー3
1の脱落を防止できるとともに、ボディ16からの外カ
バー31の取り外しを容易なものとすることができる。
【0086】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のイオン化式煙感
知器によれば、上記中間電極の電極片を上記外周壁部内
から外方に延出させる第一切欠部と、FETのリード線
を上記収納部内から外方に延出させる第二切欠部とが対
向して配置されているので、第一切欠部から中間電極の
電極片が外方に延出するように中間電極を電極支持部に
配置し、第二切欠部からFETのリード線が外方に延出
するようにFETを収納部に収納することにより、上記
第一切欠部から延出する上記電極片と上記第二切欠部か
ら延出する上記リード線とを接触した状態とすることが
できる。従って、中間電極及びFETの位置決めを容易
なものとすることができるとともに、中間電極とFET
との接合を容易なものとすることができるので、イオン
化式煙感知器の組立作業の操作性を向上して、イオン化
式煙感知器のコストダウンを図ることができる。
【0087】本発明の請求項2記載のイオン化式煙感知
器によれば、中間電極を電極積載台に載置する際に、中
間電極の取付用穴に凸部が挿入されるようにすること
で、容易に中間電極の位置決めを行うことができる。ま
た、上記中間電極の取付用穴を貫通した上記凸部の上端
部を溶かすことにより、上記電極積載台に上記中間電極
が固定されるので、ネジ等の接合部材を用いる必要がな
く、イオン化式煙感知器の組み立てに用いられるネジ等
の接合部材の数を減らすことができるとともに、ネジを
螺合するよりも容易に中間電極を接合できる。従って、
イオン化式煙感知器の組立作業の操作性を向上して、イ
オン化式煙感知器のコストダウンを図ることができる。
【0088】本発明の請求項3記載のイオン化式煙感知
器によれば、上記電極片とリード線とを半田付け等によ
り接合する際に、支持部材が邪魔になることがなく、接
合作業を容易なものとすることができる。また、上記支
持部材が、上記第一切欠部から延出する上記電極片と上
記第二切欠部から延出する上記リード線との接合部から
離間して配置されていることにより、半田付けの熱によ
り、支持部材が溶融もしくは軟化して変形してしまうの
を防止することができる。また、支持部材が、上述のよ
うに配置されているので、支持部材に邪魔されることな
く、FETの収納部の開口の反対側から半田付けを行う
ことが可能となり、収納部の開口側から半田付けした場
合のように、半田に含まれるフラックス等が上記開口側
から侵入してFETの端子間に付着し、絶縁が低下する
原因となるのを防止することができる。
【0089】本発明の請求項4記載のイオン化式煙感知
器によれば、上記外チャンバと上記プリント基板とが少
なくとも一カ所で互いに当接して導通した状態で締結さ
れるので、ネジもしくはボルトによる接合が一カ所は必
要となるが、外チャンバを支持体に嵌合させる嵌合手段
が設けられているので、支持体に固定されたプリント基
板と外チャンバとを一カ所で締結するとともに、他の場
所で、外チャンバの嵌合手段と支持体に嵌合させること
により、外チャンバを支持体に確実に固定することが可
能となる。従って、外チャンバと支持体とをネジやボル
トにより複数箇所で締結する必要はなく、ネジやボルト
等の締結用の接合部材の数を削減するとともに、複数の
ネジやボルトを螺合する手間を省いて、組立作業の作業
性を向上することができる。
【0090】本発明の請求項5記載のイオン化式煙感知
器によれば、嵌合孔の位置が、外チャンバの側縁部から
外方に突出するように設けられた嵌合手段の位置に対応
するので、支持体の嵌合孔から結露による水が流入した
際には、水が外チャンバの側縁部より外側に流れること
になり、上記支持体と該支持体の下に配置された上記外
チャンバとの間に、上記外チャンバに下面を被われた状
態で配置された上記回路部及び上記外チャンバを除く感
知部に水が侵入することがなく、回路部や感知部が結露
により悪影響を受けるの防止することができる。
【0091】本発明の請求項6記載のイオン化式煙感知
器によれば、発光素子として、表面実装型のものを用い
ているので、発光素子の電極がリード線を介さずに、プ
リント基板に半田付けされており、リード線が曲がるこ
とにより、発光素子の位置がずれたり、発光素子の光軸
がずれたりするのを防止することができる。また、プリ
ント基板上に設けられた発光素子の光を、外チャンバの
貫通孔に設けられた透光部材により外チャンバの外方に
導くことができるとともに、上記透光部材が外チャンバ
の貫通孔を閉塞しているので、プリント基板側に、外チ
ャンバの貫通孔から埃等が侵入するのを防止することが
できる。
【0092】本発明の請求項7記載のイオン化式煙感知
器によれば、支持体をベースに取り付ける作業中に支持
体から外カバーが外れるような事態が起こることがな
く、支持体のベースへの取付作業を容易とすることがで
きる。また、ベースから支持体を取り外す際も、ベース
から支持体が離れるまで、支持体から外カバーが外れる
ことがなく、ベースから支持体を外そうとした際に、先
に外カバーが外れてしまうような事態を防止することが
できる。また、ベースに支持体を取り付けた状態で、イ
オン化式煙感知器の作動試験等を行う際に、誤って、何
らかの部材がイオン化式煙感知器に接触するようなこと
があっても外カバーが落下するのを防止することができ
る。
【0093】また、嵌合片が上記ベース側に延出してい
るので、ベースから支持体を外した状態で嵌合片に指を
かけることができる。従って、工具を用いずに嵌合片に
直接指をかけて、嵌合片を支持体の中心側に弾性変形さ
せて嵌合片と支持体の嵌合部との嵌合を解除し、支持体
から外カバーを容易に外すことができるので、メンテナ
ンスの際に、支持体から外カバーを外す作業の作業性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例のイオン化式煙感知
器を示す展開斜視図である。
【図2】上記例のイオン化式煙感知器のサポーターへの
中間電極及びFETの取り付けを説明するためのサポー
ターの断面図である。
【図3】上記例のイオン化式煙感知器の中間電極を示す
平面図及び側面図である。
【図4】上記例のイオン化式煙感知器のサポーターを示
す平面図、側面図及び正面図である。
【図5】上記例のイオン化式煙感知器の感知器本体を示
す平面図である。
【図6】上記例のイオン化式煙感知器の感知器本体を示
す側面図である。
【図7】上記例のイオン化式煙感知器の感知器本体を示
す断面図である。
【図8】上記例のイオン化式煙感知器の感知器本体を示
す正面図である。
【図9】上記例のイオン化式煙感知器の感知器本体を示
す要部断面図である。
【図10】上記例のイオン化式煙感知器のベース、ボデ
ィ、外カバーの取り付け構造を示す要部断面図である。
【図11】上記例のイオン化式煙感知器のベース、ボデ
ィ、外カバーの取り付け構造を示す要部展開断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ベース 4 リブ(阻止部) 11 感知器本体 12 外チャンバ(外部電極) 12f 爪部(嵌合手段) 12g レンズ取付用穴(貫通孔) 12h 赤色レンズ(透光部材) 13 プリント基板 14 回路部 15 感知部 16 ボディ(支持体) 17a 嵌合孔 18a 第一レバー(嵌合片) 18c 傾斜部(突起) 19 内部電極 20 中間電極 20b 電極本体 20c 電極片 20d 取付用穴 21 FET(電界効果トランジスタ) 21a FETのリード線 22 サポーター 23 電極支持部 24 FET収納部 24a 第二切欠部 25 支持部材 26 外周壁部 26c 第一切欠部 27c 電極積載台 27d 凸部 29 LED(発光ダイオード、発光素子) 31 外カバー 35 ロック部(嵌合部) 36 筒部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部電極と、該内部電極に対向して設け
    られ、かつ、電界効果トランジスタが接続される中間電
    極と、該中間電極の上記内部電極の反対側に設けられた
    外部電極と、中間電極を内部電極に対向した状態に支持
    する絶縁性のサポーターとを備えたイオン化式煙感知器
    であって、 上記中間電極が、電極本体と、該電極本体から延出する
    電極片とを有し、 上記サポーターが、上記中間電極を支持する電極支持部
    と、上記電界効果トランジスタを収納する収納部と、上
    記収納部を上記電極支持部に接続して支持する支持部材
    とを有し、 上記電極支持部に、該電極支持部に支持された中間電極
    の電極本体を囲むように筒状の外周壁部が設けられ、 上記外周壁部に、上記中間電極の電極片を上記外周壁部
    内から外方に延出させる第一切欠部が形成され、 上記収納部の上記外周壁部の第一切欠部に対向する位置
    に、上記収納部に収納された電界効果トランジスタのリ
    ード線を上記収納部内から外方に延出させる第二切欠部
    が形成され、 上記第一切欠部から延出する上記電極片と上記第二切欠
    部から延出する上記リード線とが接合されていることを
    特徴とするイオン化式煙感知器。
  2. 【請求項2】 上記サポーターの電極支持部に、上記中
    間電極を上記内部電極に対向した状態に支持する電極積
    載台が設けられるとともに該電極積載台上に突出する凸
    部が設けられ、 上記中間電極に、該中間電極を上記電極積載台上に載置
    した状態で上記凸部が貫通する取付用穴が形成され、 上記電極積載台に上記中間電極を載置した状態で、上記
    中間電極の取付用穴を貫通した上記凸部の上端部を溶か
    すことにより、上記電極積載台に上記中間電極が固定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のイオン化式煙
    感知器。
  3. 【請求項3】 上記支持部材が、上記第一切欠部から延
    出する上記電極片と上記第二切欠部から延出する上記リ
    ード線との接合部から離間して配置されていることを特
    徴とする請求項1または2記載のイオン化式煙感知器。
  4. 【請求項4】 内部電極、該内部電極に対向して設けら
    れた中間電極及び該中間電極の上記内部電極の反対側に
    設けられて外部電極となる外チャンバを有する感知部
    と、該感知部からの出力により煙を検知する電子部品が
    実装されたプリント基板を有する回路部と、上記感知部
    及び上記回路部が取り付けられる支持体とを備えたイオ
    ン化式煙感知器であって、 上記プリント基板が上記支持体に固定されるとともに、
    上記外チャンバと上記プリント基板とが少なくとも一カ
    所で互いに当接して導通した状態で締結され、 かつ、上記外チャンバに、上記支持体に嵌合する嵌合手
    段が設けられていることを特徴とするイオン化式煙感知
    器。
  5. 【請求項5】 上記支持体と該支持体の下に配置された
    上記外チャンバとの間に、上記外チャンバに下面を被わ
    れた状態で上記回路部及び上記外チャンバを除く感知部
    が配置され、 上記外チャンバの側縁部から外方に突出するように上記
    嵌合手段が設けられ、 上記支持体の上記嵌合手段に対応する位置に、上記嵌合
    手段が嵌合する嵌合孔が形成されていることを特徴とす
    る請求項4記載のイオン化式煙感知器。
  6. 【請求項6】 上記プリント基板の上記外チャンバに対
    向する面に、作動表示を行う表面実装型の発光素子が設
    けられ、 上記外チャンバの上記発光素子に対応する位置に貫通孔
    が設けられ、 透光性を有するとともに上記発光素子の光を上記外チャ
    ンバの外側に導く透光部材が上記貫通孔に設けられ、 上記貫通孔が上記透光部材により閉塞されていることを
    特徴とする請求項4または5記載のイオン化式煙感知
    器。
  7. 【請求項7】 天井等の部位に固定されるベースと、該
    ベースに着脱自在に取り付けられ、かつ、煙を感知する
    煙感知手段を有する感知器本体と、該感知器本体のベー
    スの反対側を被う外カバーとを備えたイオン化式煙感知
    器であって、 上記感知器本体に、上記ベースに着脱自在に取り付けら
    れるとともに、上記煙感知手段を支持し、かつ、周縁部
    に外カバーが係止される支持体が備えられ、 上記支持体の周縁部に、該支持体の中心に向かって弾性
    変形可能で、かつ、上記支持体の外方に向かって突出し
    た突起を有し、かつ、上記ベース側に延出して形成され
    た嵌合片が設けられ、 上記外カバーは、その外周部分に上記支持体の周縁部を
    囲む筒部が形成され、該筒部の内面に、上記嵌合片の突
    起と嵌合する嵌合部が形成され、 上記ベースは、上記嵌合片の上記支持体の中心側に重な
    るように形成され、かつ、上記嵌合片の上記支持体の中
    心側への弾性変形を阻止する阻止部を有することを特徴
    とするイオン化式煙感知器。
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