JPH10115876A - 写真プリントシステム - Google Patents

写真プリントシステム

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JPH10115876A
JPH10115876A JP8269717A JP26971796A JPH10115876A JP H10115876 A JPH10115876 A JP H10115876A JP 8269717 A JP8269717 A JP 8269717A JP 26971796 A JP26971796 A JP 26971796A JP H10115876 A JPH10115876 A JP H10115876A
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JP
Japan
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image
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reading
read
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Pending
Application number
JP8269717A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Shioda
和生 塩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP8269717A priority Critical patent/JPH10115876A/ja
Publication of JPH10115876A publication Critical patent/JPH10115876A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルムスキャナで読み取った画像データ
を、階層的に複数の精細度で保存しておき、画像確認や
プリント作業等に応じて精細度を選択して、作業効率の
向上を図る 【解決手段】 フィルムスキャナ部で読み取った画像デ
ータを基にして、階層的に解像度の異なる高解像度画像
データDH 、中解像度データDE 、低解像度データDL
の3種類の画像データを得ている。これらの画像データ
が識別符号IDによって分類されている。これらの画像
データは、用途によって選別され使用される。例えば、
画像確認のみの場合は低解像度画像データDL を用い、
実際に画像を記録する場合は、中解像度画像データDE
又は高解像度画像データDH を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムに記
録された画像をデジタル的に読み取って、該読み取られ
たデジタル画像データに基づいて、走査露光によって写
真プリントを作成する写真プリントシステムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般に
写真処理システム、特にデジタルプリンタを用いるシス
テムでは、撮影済の写真フィルム(例えば、ネガフィル
ム)を現像装置で送り込み、現像処理を行った後、別に
設置したフィルムスキャナに装填し直して、顕像化され
た画像をデジタル的に読み取っている。読み取られたデ
ジタル画像データは、磁気ディスクや光ディスク等の記
憶媒体を介して、デジタルプリンタへ送られ、このデジ
タルプリンタの画像読み取り部へ記憶媒体を装填するこ
とによって、順次画像を読み出し、プリントする。
【0003】このような、デジタルプリントシステムで
は、例えば、焼き増しの際に、画像データを記憶してお
けば、ネガフィルムは不要であるため、顧客は、写真プ
リントのみを持参して焼き増しを注文することができ
る。
【0004】ここで、問題となるのは、焼き増し注文す
る写真プリントに記録された画像データの検索である
が、写真プリントの例えば裏面に識別符号を付しておけ
ば、この識別符号を入力することにより、確実に画像デ
ータを検索することができる。
【0005】しかしながら、顧客から焼き増し注文する
が画像を確認する要求があった場合、高解像度の画像デ
ータをダウンロードしてモニタに表示することになり、
非常に時間がかかる。焼き増し注文する写真プリント数
が多い場合には、確認するだけで時間がかかり、効率良
く顧客をさばくことができない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、フィルムスキ
ャナで読み取った画像データを、階層的に複数の精細度
で保存しておき、画像確認やプリント作業等、適用に応
じて精細度を選択して、該画像データを読み出すことが
でき、作業効率の向上を図ることができる写真プリント
システムを得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、写真フィルムに記録された画像をデジタル的に読み
取って、該読み取られたデジタル画像データに基づい
て、走査露光によって写真プリントを作成する写真プリ
ントシステムであって、前記写真プリント上に露光され
た画像を特定する識別符号を設定する識別符号設定手段
と、前記画像をデジタル的に読み取る際の精細度を、階
層的に複数種設定する読取精細度設定手段と、前記読取
精細度設定手段で設定された精細度毎に読み取った複数
の精細度別画像データと、該画像を特定する識別符号
と、を1グループとして記憶する記憶手段と、前記識別
符号の入力によって、前記記憶手段に記憶されたグルー
プを検索し、かつ、このグループ内の精細度別画像デー
タの内の、もっとも精細度の低い画像データを出力する
検索処理制御手段と、前記検索処理制御手段で検索、か
つ出力された後に、指定される精細度に基づいて、該同
一グループ内の指定された精細度画像データを読み出す
画像データ読出手段と、を有している。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、同一の画
像に対して階層的に精細度を設定し、この設定された精
細度に応じて画像をデジタル的に読み取る。これによ
り、同一の画像に対して、複数種の画像データが存在す
る。これらの画像データは、基となる画像毎に付与され
た識別符号を検索情報として、グループ、すなわち関連
付けられて記憶手段に記憶される。
【0009】ここで、記憶した画像データの要求があっ
たときには、識別符号を入力することにより、検索処理
制御手段では、この識別符号に対応する画像データグル
ープの内の、最も精細度の低い画像データを出力する。
最も精細度の低い画像データは、データ量が少ないた
め、出力の際の時間が最も短くなる。したがって、検索
した画像データの是非のみを判断する場合に、効率よく
作業を行うことができる。
【0010】ここで、画像データ読出手段では、同一グ
ループ内における指定された精細度の画像データを読み
出す。例えば、この検索した画像をプリントするような
場合には、読出制御手段では、同一グループ内の最も精
細度の高い画像データを読み出し、この画像データに基
づいてプリントを実行する。これにより、仕上がった写
真プリントは精細度が高く、品質を維持することができ
る。
【0011】このように、画像確認時は精細度の低い画
像を読み出し作業の迅速性を重視し、画像プリント時は
精細度の高いが像を読み出し品質を重視するといった画
像データの使い分けを行うことにより、作業効率の向上
を図ることができる。
【0012】なお、同時プリントの顧客に写真プリント
を返却するときに、低精細度の画像データで記録した画
像をDP袋に収容可能な程度のサイズのペーパにマトリ
クス状に並べた状態で渡し(当然識別符号も付与され
る)、焼き増し依頼のときはこの画像がマトリクス状に
並べられたペーパ(インデックスプリント)を持参して
指定するといった使い方もできる。
【0013】また、ネガ現像のみの依頼時にも、このイ
ンデックスプリントを作成して渡しておくことも、後で
注文するプリントの指定時に利用することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記精細度の異
なる階層的な画像データは、画像を読み取る際に複数の
解像度で読み取られた画像データで構成されていること
を特徴としている。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、精細度の
異なる画像データを作成する場合に、読取り解像度を変
更して、階層設定数分繰り返し画像を読み取っている。
【0016】このため、画像読取には時間がかかるが、
読み取った画像データを補正する必要がなく(例えば、
高解像度で読み取った画像データの画素の一部をピック
アップする場合、ピックアップする画素の周辺の濃度等
に基づいて補正する必要がある)、基の画像に準じた画
像データを得ることができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記精細度の異
なる階層的な画像データは、画像を高解像度で読み取っ
た画像データと、この高解像度データのデータ量を階層
に応じて間引いた複数の画像データと、で構成されてい
ることを特徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、画像を読
み取るのは1回のみでよいため、読取作業時間を短縮す
ることができる。
【0019】この場合、間引く割り合い分、画像サイズ
を小さくすれば、補間等の手間が不要となる。例えば、
高解像度で4画素分となる領域を1画賀とする画像デー
タの場合には、表示サイズを1/4としても、確認用の
画像としてならば十分利用することができる。
【0020】ここで、間引きは単純にとびとびの画素デ
ータを使うこと以外に、周りの画素データから補間して
画素数変換することも含む。
【0021】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る自
動現像プリント装置の概略構成図が示されている。
【0022】この自動プリント現像装置は、現像装置1
0、フィルムスキャナ部12が一体となって構成されて
いる。
【0023】現像装置10には、パトローネ(ネガフィ
ルムを収容するケース)14を装填する装填部16が配
設され、撮影済ネガフィルム18は、このパトローネ1
4に収容された状態で装填されるようになっている。
【0024】パトローネ14から引き出されたネガフィ
ルム18は、所謂湿式現像型の現像処理部20へ送り込
まれる。
【0025】現像処理部20は、現像槽22、漂白槽2
4、定着槽26、水洗槽28の各槽を備え、さらにその
下流側に乾燥部30が配設されている。
【0026】ネガフィルム18は、これらの各槽に浸漬
され、カラー現像がなされると共に、乾燥部30で乾燥
処理されるようになっている。
【0027】乾燥部30から排出されたネガフィルム1
8は、同一のケーシング内に設置されているフィルムス
キャナ部12へ直接供給される。
【0028】フィルムスキャナ部12では、乾燥部30
から排出されたネガフィルム18に記録された画像を順
番にデジタル的に読み取るようになっている。また、読
み取りが完了したネガフィルム18は、例えば、6コマ
毎に切断され(ピースネガ)、図示しないネガシートへ
収容される。
【0029】図2には、フィルムスキャナ部12の詳細
な構造が示されている。フィルムスキャナ部12はプレ
スキャン部34とメインスキャン部36とを備えてお
り、コントローラ38によってその作動の指示がなされ
る。
【0030】プレスキャン部34は、光源40、スリッ
ト板42、レンズ44及び受光素子46を備え、搬送ロ
ーラ48がネガフィルム18を矢印A方向に搬送するこ
とにより、スリット走査され、ネガフィルム18を透過
した光が、受光素子46に達して画像が読み取られる。
【0031】プレスキャン部34の受光素子46は、高
解像度を要せず、ネガフィルム18上の画像の有無(素
抜けの有無)、露光状態(アンダー/オーバ)、画像サ
イズ(フル/ハーフ/パノラマ等)等を判別できればよ
い。
【0032】プレスキャン部34を通過したネガフィル
ム18は、ループ状に案内されるリザーバ部50を通過
してメインスキャン部36へ達するようになっている。
【0033】メインスキャン部36は、光源52、レン
ズ54、56、58、スリット板60、ダイクロイック
ミラー62、64及び3色の光に対応した受光素子6
6、68、70を備えている。
【0034】ネガフィルム18は、矢印Aで示す方向に
搬送ローラ72によって搬送されることによって、スリ
ット走査され、ネガフィルム18を透過した光が色分解
された後に各受光素子66、68、70に達して画像が
読み取られるようになっている。
【0035】このメインスキャン部36で適用される受
光素子66、68、70は、それぞれ高解像度のもの
(2000〜5000画素のラインCCD)が適用さ
れ、1ライン毎に3色同時測光を行うようになってい
る。
【0036】フィルムスキャナ部12で読み取ったデジ
タル画像データは、フィルムスキャナ部12を制御する
コントローラ38に接続されたハードディスク74に記
憶されるようになっている。なお、このコントローラ3
8は、後述する画像データ編集装置76のメインコント
ローラ78に接続されており、このメインコントローラ
78からの指示によって、ハーディスク74内の画像デ
ータへのアクセスが可能となっている。
【0037】ここで、本実施の形態では、コントローラ
38の制御によって、フィルムスキャナ部12で読み取
った画像データを基にして、階層的に解像度の異なる画
像データを作成している。すなわち、実際にフィルムス
キャナ部12で読み取った画像データが最も解像度の高
いデータとされ、この画像データの複数画素分のデータ
毎に近似値を演算し、この複数画素を1画素として間引
き画像データを作成する。
【0038】したがって、最初に選択する画素数が多け
れば多い程、低解像度の画像データを作成することがで
きる。本実施の形態では、図3に示される如く、2種の
間引き画像データを作成し、高解像度画像データ(元の
データ)DH 、中解像度データ(例えば、元のデータの
4画素を1画素としたデータ)DE 、低解像度データ
(例えば、元のデータの9画素を1画素としてデータ)
L の3種類の画像データを得ている。
【0039】これらの画像データが、前述の如く、ハー
ドディスク74に記憶されるが、この同一画像に対する
複数の画像データを1グループG1 、G2 、G3 、G4
・・・GN (図3参照)として識別符号(フィルムID
とコマ番号の組み合わせ)IDによって、分類されてい
る。これらの画像データは、用途によって選別され使用
される。例えば、画像確認のみの場合は低解像度画像デ
ータDL を用い、実際に画像を記録する場合は、中解像
度画像データDE 又は高解像度画像データDHを用い
る。このような使い分けによって、作業の迅速化、画像
の仕上がりの向上を両立することが可能となる。
【0040】画像データ編集装置76は、前記フィルム
スキャナ部12から画像データを取り込んで、プリンタ
80でのプリントを指示するオペレーションシステムの
役目を有している。
【0041】画像データ編集装置76のメインコントロ
ーラ78には、ピースネガ画像読取装置82が接続さ
れ、例えば、焼き増し依頼のあったネガフィルムからの
画像を取り込むことも可能となっている。このピースネ
ガ画像読取装置82の構成は、前記フィルムスキャナ部
12と同様にプレスキャン部とメインスキャン部とを備
えている。
【0042】画像データ編集装置76のメインコントロ
ーラ78には、様々な指示を入力するためのキーボード
84、取り込んだ画像データに基づいて画像を表示する
モニタ86が接続されている。
【0043】キーボード84から指示する内容は、ま
ず、フィルムスキャナ部12からの画像データの取り込
みである。この場合、フィルムスキャナ部12で読み取
った順に画像を取り込む機能と、画像読み取り順とは関
係なく、識別符号(フィルムID番号やコマ番号等)の
指示によって、ランダムに画像データを取り込む機能と
を有している。
【0044】この機能によって、ネガフィルム18から
の画像の読み取りが後であっても、優先して所望の画像
データを読み出すことが可能となっている。さらに、こ
の読み出し順は、フィルム1本分を単位として指示する
ことも可能である。
【0045】また、このキーボード84によって、識別
符号IDが入力されると、フィルムスキャナ部12のコ
ントローラでは、この識別符号に合致するグループGN
を検索するようになっている。ここで、グループGN
検索されると、最初に低解像度画像データDL が読み出
され、メインコントローラ78を介してモニタ86上に
表示されるようになっている。
【0046】低解像度画像データDL の場合、データ量
が比較的少ないので、この読み出しから表示までのアク
セスは、比較的短い時間で実行処理されることになる。
【0047】取り込まれた低解像度画像データDL は、
後述するプリンタ80のインデックスプリント用画像メ
モリ81へ記憶されるようになっている。
【0048】次に、キーボード84から指示する内容と
しては、プリントを行うか否かの指示である。すなわ
ち、モニタ86に表示された画像を見た上で、プリント
の有無を決定することができるため、アンダーやオーバ
露光で修正不可の画像等の無駄なプリントを回避するこ
とができる。
【0049】また、このプリント有無の指示は、フィル
ム1本毎に行うことも可能であり、例えば、先頭コマの
見て、優先してプリントするフィルムを検索して、指示
することも可能である。
【0050】キーボード84によって、プリント有りと
指定されると、メインコントローラ78では、フィルム
スキャナ部12のハードディスク74から前記モニタ8
6に表示した低解像度画像データDL と同一グループの
高解像度画像データDH を読み出し、プリンタ80のフ
レームメモリ88(後述)へ供給するようになってい
る。
【0051】キーボード84では、さらに、モニタ86
に表示された画像を見ながら、色バランス、濃度等の補
正を行うことができる。なお、ネガフィルム種やプリン
タ80で適用される印画紙種による補正は、自動的に行
うことができる。
【0052】画像データ編集装置76で編集され、プリ
ントすることを指示された画像データは、プリンタ80
のフレームメモリ88に送出されるようになっている。
【0053】プリンタ80は、印画紙90を本プリント
用の露光装置92により露光した後に、現像槽94、漂
白定着槽96、水洗槽98及び乾燥部100に順次搬送
して画像を形成する構成となっている。
【0054】露光装置92は、駆動回路102によって
駆動され、画像データに基づいて印画紙90を走査露光
するようになっている。駆動回路102はコントローラ
104を介して前記画像データ編集装置76のメインコ
ントローラ78に接続されており、画像データ編集装置
76からの指示によって露光装置92が駆動されるよう
になっている。
【0055】プリンタ80の露光装置92で潜像化され
た印画紙90は、上記各槽に浸漬され、かつ乾燥部10
0で乾燥された後、画像毎に切断されて排出されるよう
になっている。
【0056】また、このプリンタ80の露光装置では、
インデックスプリント126(図43参照)も露光する
ようになっている。このインデックスプリント126
は、顧客へのプリント返却時に使用されるDP袋に収容
可能なサイズとされたペーパ(印画紙90)であり、フ
ィルム1本分の画像をマトリクス状に並べて記録する役
目を有している。
【0057】インデックスプリント126のプリント時
は、低解像度画像データDL に基づいて画像を形成す
る。
【0058】すなわち、通常のモード(フィルム1本分
を順次露光していく同時プリントモード)において、前
記画像データ編集装置76のモニタ86に表示された低
解像度画像データが、順次インデックスプリント用画像
メモリ81に記憶されており、この記憶されたフィルム
1本分の低解像度画像データに基づいてインデックスプ
リント126(図4参照)が作成されるようになってい
る。
【0059】なお、このインデックスプリント126
は、印画紙90上のフィルム1本分の画像が露光された
直後に連続して、作成される。
【0060】一方、このインデックスプリント126を
受け取った顧客は、焼き増し等の注文を依頼する場合に
は、インデックスプリント126上の画像を見て、焼き
増しする画像を特定(指示)すればよい。この場合、画
像データ編集装置76では、ランダムに画像データを取
り込むモード(編集モード)に切り替わり、顧客が持参
したインデックスプリント126に付与された識別符号
に基づいて、グループを選択し、低解像度画像データを
読み出し、モニタ86に表示することにより、顧客は焼
き増しを依頼する画像か否かを判断することが可能とな
る。
【0061】また、編集モードにおいて、名刺やパンフ
レット等の情報紙に画像を取り込むような作業の場合に
は、この情報紙のサイズによって、低、中、高解像度画
像データを選択することができるようになっている。
【0062】以下に、本実施の形態の作用を説明する。
現像装置10の装填部16にパトローネ14が装填され
ると、ネガフィルム18が引き出され、現像処理部20
へ送られる。
【0063】現像処理部20では、ネガフィルム18が
現像槽22、漂白槽24、定着槽26、水洗槽28の各
槽に順次浸漬され、潜像画像が顕像化される。
【0064】上記現像処理が完了、すなわち水洗槽28
から排出されると、ネガフィルム18は、連続して乾燥
部30へと案内されて乾燥され、フィルムスキャナ部へ
送り出される。
【0065】このフィルムスキャナ部12は、現像装置
10と直結しており、同一のケーシング内に収容されて
いるため、ネガフィルム18をオペレータ等が運搬する
行程が不要となる。これにより、ネガフィルム18が運
搬中に損傷する恐れがなく、ネガフィルム18に記録さ
れた画像を正確にフィルムスキャナ部12で読み取るこ
とができる。
【0066】フィルムスキャナ部12では、まず、ネガ
フィルム18は、プレスキャンされる。このプレスキャ
ンでは、ネガフィルム18に記録された画像の有無、露
光状態、画像サイズが判別される。これらの画像予備情
報は、画像データと共にハードディスク74に記憶され
る。
【0067】プレスキャンを終えたネガフィルム18
は、メインスキャンされる。このメインスキャンでは、
画像そのものを3個の受光素子66、68、68によっ
て読み取られ、ハードディスク74内に記憶される。な
お、このハードディスク74への記憶は、フィルムID
及びコマ番号を識別符号IDとして、前記画像予備情報
と共に記憶される。
【0068】このメインスキャンされた画像データは、
高解像度画像データDH としてそのまま記憶されると共
に、この高解像度画像データDH を間引いて、中解像度
画像データ(高解像度画像データの4画素を1画素とす
る)DE 、低解像度画像データ(高解像度画像データの
9画素を1画素とする)DL を作成し、前記高解像度画
像データDH 及び識別符号IDと共に同一グループGN
として記憶する。
【0069】ハードディスク74内の情報は、画像デー
タ編集装置76からの指示によって読み取ることができ
る。すなわち、キーボード84の操作によって、識別符
号を入力することによって、この識別符号に基づく画像
データを検索し、モニタ86に表示される。このよう
に、ネガフィルム18の読み取り順とは関係なく、ラン
ダムに1コマ毎に読み出し指定が可能であるため、読み
取り時期は後であって、優先処理する必要が生じた場合
での迅速に対応することができる。
【0070】この読み出し画像データの指示は、1回の
操作で複数の画像データに対して連続的に行うことがで
きる。また、ネガフィルム1本を単位として、指示する
こともできる。
【0071】また、画像データ編集装置76では、読み
出した画像データをモニタ86に表示され、プリントの
有無を指示することができる。さらに、モニタ86に表
示された画像の色、濃度等の補正も行うことができる。
【0072】すなわち、画像データ編集装置76では、
フィルムスキャナ部12とプリンタ80との間のバッフ
ァとしての役目を持ち、通常モードとしては、フィルム
スキャナ部で読み取った画像データを順次プリンタ80
へ送り、連続的にプリントすることが可能であると共
に、編集モードとして、必要に応じて画像コマ毎の画像
データをモニタ86に表示し、適宜指示を行うことがで
きる。
【0073】プリントが指示された画像データは、モニ
タ86に表示された画像と同一グループGN の高解像度
画像データDH が読み出され、プリンタ80のフレーム
メモリ88に一旦記憶され、プリント処理を待つ。一
方、同時プリント処理の場合には、モニタ86に表示さ
れた画像(低解像度画像データDL )が、順次インデッ
クスプリント用画像メモリ81に記憶されていく。
【0074】プリンタ80では、露光装置92の駆動回
路102が画像データ編集装置76のメインコントロー
ラ78からの指示で駆動を開始し、フレームメモリ88
に記録された画像データに基づいて、走査露光が開始さ
れる。同時プリントの場合、フィルム1本分の画像が記
録されると、最終画像が記録された直後の印画紙90上
にインデックスプリント126が作成される。
【0075】このインデックスプリント126も露光装
置92によって作成されるが、最大縦5コマ×横8コマ
のマトリクス状の画像が記録されると共に、メモ欄が記
録される。
【0076】走査露光によって潜像画像が記録され、及
び同時プリントの際にはインデックスプリント用潜像画
像が記録された印画紙90は、現像槽94、漂白定着槽
96、水洗槽98に順に浸漬され、次いで乾燥部100
で乾燥された後、画像毎に切断されて排出される。
【0077】ここで、画像データ編集装置76におけ
る、画像データ処理手順を図5のフローチャートに従い
説明する。
【0078】ステップ200では、変数n及びmを1と
し、次いでステップ202では、モードを選別する。す
なわち、画像データ編集装置76では、フィルム1本毎
に順次プリントを指示していく通常モードと、ランダム
にフィルム単位または画像コマ単位で指定して、必要に
応じて編集してプリントする編集モードとがあり、いず
れかを選別する。
【0079】ステップ202で通常モードが選別される
と、ステップ204へ移行して、フィルムスキャナ部1
2での画像読み取り順にフィルム1本単位で画像データ
を取り込む。
【0080】次のステップ206では、nコマ目(すな
わち、先頭コマから順番に)の画像を低解像度画像デー
タDL に基づいてモニタ86に表示し、次いでステップ
206でプリンタ80へこの表示されたnコマ目の高解
像度画像データDH を送信し(ステップ208)、フレ
ームメモリ88に記憶させると共に、ステップ209で
インデックスプリント用画像メモリ81へ、低解像度画
像データDL を送信Sする
【0081】次のステップ210では、プリント指示を
プリンタ80のコントローラ104へ送信してステップ
212へ移行する。
【0082】ステップ212ではフィルム1本分の処理
が終了したか否かが判断され、否定判定の場合はステッ
プ214でnをインクリメントしてステップ206へ戻
る。
【0083】また、ステップ212で肯定判定された場
合は、ステップ215でインデックスプリント処理を実
行し、次いでステップ216で処理(通常モードによる
処理)を継続するか否かが判断され、肯定判定される
と、ステップ204へ戻る。また、ステップ216で否
定判定されると、処理は終了する。
【0084】次に、ステップ202において、編集モー
ドが選別されると、ステップ218へ移行する。
【0085】ステップ218では、フィルムID及び/
又は画像コマ番号の指定(キーボード84の操作によ
る)があったか否かが判断され、否定判定の場合は、ス
テップ202へ戻り、以下、モード変更がない限りステ
ップ202、218を繰り返す。
【0086】ステップ218で肯定判定されると、ステ
ップ220へ移行して次に連続して指定するフィルムI
D及び/又は画像コマ番号があるか否かが判断され、肯
定判定、すなわち指定する場合はステップ218へ移行
する。また、ステップ220で否定判定の場合は、ステ
ップ222へ移行してハードディスク74に記憶された
複数の画像データからの検索を開始する。
【0087】検索が終了し、ステップ222からステッ
プ224へ移行すると、指定された低解像度画像データ
L を画像データ編集装置76へ取り込む。
【0088】次のステップ226では、m番目(指定順
の先頭コマから)に指定された画像コマを低解像度画像
データDL に基づいてモニタ86に表示し、次いでステ
ップ228では、このモニタ86に表示された画像をプ
リントするか否かが判断される。
【0089】ステップ228で肯定判定されるとステッ
プ229へ移行してモニタ86に表示した画像と同一グ
ループGN の高解像度画像データDH を取り込み次い
でステップ230へ移行して、この画像に編集を施すか
否かが判断され、肯定判定された場合はステップ232
でこの高解像度画像データに基づいて編集処理がなさ
れ、ステップ234へ移行する。また、ステップ228
において否定判定された場合も、このステップ234へ
移行する。
【0090】ステップ234では、プリンタ80へm番
目の画像データ(高解像度画像データDH )を送信し、
次いでステップ236でプリント指示を行う。
【0091】次のステップ238では、取り込んだ画像
データが残っているか否かが判断され、残っている場合
は、ステップ240でmをインクリメントしてステップ
226へ戻る。また、ステップ238で残っていないと
判断された場合は処理を終了する。
【0092】本実施の形態によれば、フィルムスキャナ
部12とプリンタ80との間に編集機能を有する画像デ
ータ編集装置76を介在させ、画像データのバッファ的
役割を持たせたので、従来、フィルムスキャナ部12で
読み取った画像データ全てを順番にプリントするといっ
たシーケンス的な制御しかできなかったものを、フィル
ムスキャナ部12の画像取り込みの後先に関係なく、優
先的な処理を必要とする画像(ネガフィルム18)が存
在した場合に、迅速に対応することができる。
【0093】また、プリントの有無を指定できるため、
無駄なプリント(アンダーやオーバ等で再生不可な画像
のプリント)を回避することができる。
【0094】なお、本実施の形態では、プリンタ80の
露光装置として、スリット走査露光系を用いたが、半導
体レーザから出力する光ビームをポリゴンミラー等で走
査し画像を形成する走査露光系を用いてもよい。また、
液晶パネル等を用いて面露光を行ってもよい。また、現
像に湿式現像を用いたが、乾式現像であってもよい。
【0095】さらに、本実施の形態では、同一グループ
N 内の低解像度画像データDL 高解像度画像デー
タDH の2種の画像データのみを用いたが、中解像度画
像データDE の使い道としては、例えば、名刺に自信の
顔写真を付加するような場合、挨拶状やダイレクトメー
ル等に画像を付加するような場合がある。なお、本実施
の形態のように、3種の画像データに限らず、2種又は
4種以上の精細度の異なる画像データを用意してもよ
い。
【0096】また、本実施の形態では、フィルムスキャ
ナ部12において、高解像度で読み取った画像データを
間引きして、中又は低解像度画像データとしたが、それ
ぞれの解像度に合うセンサを準備しておき、別々に画像
読み取ってもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真プリ
ントシステムは、フィルムスキャナで読み取った画像デ
ータを、階層的に複数の精細度で保存しておき、画像確
認やプリント作業等、適用に応じて精細度を選択して、
該画像データを読み出すことができ、作業効率の向上を
図ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る写真プリント現像装置の概
略構成図である。
【図2】本実施の形態に係るフィルムスキャナ部の詳細
を示す構成図である。
【図3】ハードディスク内の記憶内容を模式的に表した
概略図である。
【図4】インデックスプリントの正面図である。
【図5】画像データ編集装置における処理手順を示す制
御フローチャートである。
【符号の説明】
10 現像装置 12 フィルムスキャナ部 18 ネガフィルム 38 コントローラ 74 ハードディスク 76 画像データ編集装置 78 メインコントローラ 80 プリンタ 81 インデックスプリント用メモリ 84 キーボード 86 モニタ 90 印画紙 92 露光装置 104 コントローラ 110 インデックスプリンタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに記録された画像をデジタ
    ル的に読み取って、該読み取られたデジタル画像データ
    に基づいて、走査露光によって写真プリントを作成する
    写真プリントシステムであって、 前記写真プリント上に露光された画像を特定する識別符
    号を設定する識別符号設定手段と、 前記画像をデジタル的に読み取る際の精細度を、階層的
    に複数種設定する読取精細度設定手段と、 前記読取精細度設定手段で設定された精細度毎に読み取
    った複数の精細度別画像データと、該画像を特定する識
    別符号と、を1グループとして記憶する記憶手段と、 前記識別符号の入力によって、前記記憶手段に記憶され
    たグループを検索し、かつ、このグループ内の精細度別
    画像データの内の、もっとも精細度の低い画像データを
    出力する検索処理制御手段と、 前記検索処理制御手段で検索、かつ出力された後に、指
    定される精細度に基づいて、該同一グループ内の指定さ
    れた精細度画像データを読み出す画像データ読出手段
    と、を有する写真プリントシステム。
  2. 【請求項2】 前記精細度の異なる階層的な画像データ
    は、画像を読み取る際に複数の解像度で読み取られた画
    像データで構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の写真プリントシステム。
  3. 【請求項3】 前記精細度の異なる階層的な画像データ
    は、画像を高解像度で読み取った画像データと、この高
    解像度データのデータ量を階層に応じて間引いた複数の
    画像データと、で構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の写真プリントシステム。
JP8269717A 1996-10-11 1996-10-11 写真プリントシステム Pending JPH10115876A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001184398A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Studio Maple:Kk 写真スタジオ用顧客管理装置、写真スタジオ用顧客管理プログラムを記憶した記憶媒体並びに写真スタジオ用顧客管理方法
CN109324055A (zh) * 2017-08-01 2019-02-12 海德堡印刷机械股份公司 具有区域化图像分辨率的图像检测

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JP2001184398A (ja) * 1999-12-24 2001-07-06 Studio Maple:Kk 写真スタジオ用顧客管理装置、写真スタジオ用顧客管理プログラムを記憶した記憶媒体並びに写真スタジオ用顧客管理方法
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