JP3705468B2 - プリント作成方法及びプリント作成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、プリント作成方法及びプリント作成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ロール状のフィルムからのプリント作業を行なう場合、まずプリスキャンして駒画像をCRTに表示し、これを見てオペレータが補正を行い、補正情報を元に本スキャンを行ない、所定のプリントを得るものがある。
【0003】
このようにCRTにプリスキャン画像を表示し、オペレータが補正を加えた後プリントを行う手法には、図9及び図10に示すものがある。
【0004】
図9に示すものは、ロール状のフィルムFをスキャナ100にセットし、フィルムFを矢印方向へ送りプリスキャン開始し、スキャナ100からの駒画像データをコンピュータ101に送り、この駒画像をCRT102に表示する。このCRT102への表示は、1本分全ての駒画像データの読み込み自動補正を行ない、この自動補正を行なった後に駒画像を表示して追加補正を行ない、その後に補正情報を元に本スキャンしてプリントを行なう。
【0005】
図10に示すものは、ロール状のフィルムFをスキャナ100にセットし、フィルムFを矢印方向へ送りプリスキャンを開始し、1駒画像ずつCRTに表示し、オペレータが補正を行ない、本スキャンしてプリントするものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図9に示すものでは、プリスキャンで1本分全ての駒画像データの読み込み自動補正を行なう間は、オペレータは何も作業できないし、追加補正の入力が終了するまでは本スキャンしてプリントすることができず無駄な待ち時間が多い。また、図10に示すものでは、1駒画像ずつの作業であり、その都度切換の時間が無駄になる。
【0007】
このようにいずれの場合にも、オペレータやプリンタの無駄な待ち時間が多く、非効率な作業形態となっていた。
【0008】
この発明は、前記の実情に鑑みてなされたもので、所定のプリント処理手順とすることで、無駄な待ち時間を最小化できるプリント作成方法及びプリント作成装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決し、かつ目的を達成するために、この発明は、以下のように構成した。
【0014】
請求項1記載の発明は、『ロール状のフィルムをプリスキャンして順次駒画像を読み取り、この読み取った駒画像を基にした駒画像表示をして、この駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、この補正情報を基に本スキャンを行ないプリントするプリント作成方法において、前記プリスキャンにより読み取った順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始し、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全ての前記ロール状のフィルムの駒画像に対する前記補正情報の入力が終了する前に前記全ての駒画像に対する前記プリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力することを特徴とするプリント作成方法。』である。
【0015】
この請求項1記載の発明によれば、プリスキャンにより読み取った順に読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始し、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全てのロール状のフィルムの駒画像に対する補正情報の入力が終了する前に全ての駒画像に対するプリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力するから、オペレータの補正情報の入力が遅い場合でも、例えば前半の駒画像の補正情報の入力中に、プリスキャンが終了すると、次のプリントの先頭駒画像から表示して補正情報の入力を行ないプリントを開始し、補正情報の入力終了後に前半部分のプリントを行なうことができ、オペレータやプリンタの待ち時間を最小限にできる。
【0016】
請求項2記載の発明は、『前記プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうことを特徴とする請求項1に記載のプリント作成方法。』である。
【0017】
この請求項2記載の発明によれば、プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうから、ロール状のフィルムの往復移動でスキャンが完了するため、スキャンによってフィルムを傷付けることが防止され、フィルム移動に要する時間を短縮できる。
【0026】
請求項3記載の発明は、『ロール状のフィルムをプリスキャンして順次駒画像を読み取り、この読み取った駒画像を基にした駒画像表示をして、この駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、この補正情報を基に本スキャンを行ないプリントするプリント作成装置において、前記プリスキャンにより読み取った順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始可能にする駒画像表示指示手段と、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全ての前記ロール状のフィルムの駒画像に対する前記補正情報の入力が終了する前に前記全ての駒画像に対する前記プリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力可能にする画像処理手段とを有することを特徴とするプリント作成装置。』である。
【0027】
この請求項3記載の発明によれば、プリスキャンにより読み取った順に読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始し、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全てのロール状のフィルムの駒画像に対する補正情報の入力が終了する前に全ての駒画像に対するプリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力するから、オペレータの補正情報の入力が遅い場合でも、例えば前半の駒画像の補正情報の入力中に、プリスキャンが終了すると、次のプリントの先頭駒画像から表示して補正情報の入力を行ないプリントを開始し、補正情報の入力終了後に前半部分のプリントを行なうことができ、この時間だけがオペレータの待ち時間となり、作業時間を節約できる。
【0028】
請求項4記載の発明は、『前記プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうことを特徴とする請求項 3 に記載のプリント作成装置。』である。
【0029】
この請求項4記載の発明によれば、プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうから、ロール状のフィルムの往復移動でスキャンが完了するため、スキャンによってフィルムを傷付けることが防止され、フィルムの移動に要する時間が少なくて済む。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、この発明のプリント作成方法及びプリント作成装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。なお、この発明のプリント作成方法及びプリント作成装置は、この実施の形態に限定されるものではない。
【0035】
図1はプリント作成装置の斜視図である。ここでは、プリント作成装置として、感光材料に露光して現像し、プリントを作成するものが例示されているが、これに限らず、画像データに基づいてプリントを作成できるものであればいかなるものでもよく、例えば、インクジェット方式、電子写真方式のプリント作成装置であってもよい。
【0036】
この実施の形態のプリント作成装置1は、装置本体2の左側面にマガジン装填部3を備え、装置本体2内には記録媒体である感光材料に露光する露光処理部4と、露光された感光材料を現像処理して乾燥し、プリントを作成する現像処理部5が備えられ、作成されたプリントは装置本体2の右側面に設けられたトレー6に排出される。さらに、装置本体2の内部には、露光処理部4の上方位置に制御部7が備えられている。
【0037】
また、装置本体2の上部には、CRT8が配置されている。CRT8の左側に透過原稿読み込み装置であるところのフィルムスキャナ部9が配置され、右側に反射原稿入力装置10が配置されている。フィルムスキャナ部9や反射原稿入力装置10から読み込まれる原稿として写真感光材料があり、この写真感光材料としては、カラーネガフィルム、カラーリバーサルフィルムが挙げられる。フィルムスキャナ部9のフィルムスキャナーでデジタル情報に変換し、駒画像情報とすることができる。また、写真感光材料がカラーペーパーの場合、反射原稿入力装置10のフラットベットスキャナーで駒画像情報にすることができる。
【0038】
CRT8の前側に操作部11が配置され、この操作部11に情報入力手段12が設けられ、情報入力手段12は、例えばタッチパネル等で構成される。
【0039】
また、装置本体2の制御部7の位置には、PCカード13を差し込み可能なPCカードセット部14が設けられており、PCカード13にはデジタルカメラで撮像して複数の駒画像データが記憶されたメモリを有する。この発明でいう駒画像データが記憶されたメモリを有するPCカードとは、例えばフラッシュATAカードやPCカードアダプタに接続されたコンパクトフラッシュカードやスマートメディア等を示す。
【0040】
図2はプリント作成装置の概略構成図である。
【0041】
プリント作成装置1の制御部7は、情報入力手段12からの指令情報に基づき、フィルムスキャナ部9や反射原稿入力装置10からの原稿情報の読み込みを行い、画像データを得てCRT8に表示する。また、データ蓄積手段71を備え、データ蓄積手段71に画像データとそれに対応する注文情報(どの駒の画像から何枚プリントを作成するかの情報、プリントサイズの情報等)とを記憶し順次蓄積する。フィルムスキャナ部9からは、現像済のネガフィルムNからの駒画像が入力され、反射原稿入力装置10からは駒画像を印画紙に焼き付けて現像処理したプリントPからの駒画像が入力される。また、制御部7は、画像処理部70を有し、この画像処理部70で画像データを画像処理して露光用画像データを形成し、露光処理部4に送る。露光処理部4では、感光材料に画像の露光が行われ、この感光材料を現像処理部5に送り、現像処理部5では露光された感光材料を現像処理して乾燥し、プリントを作成する。
【0042】
このプリント作成装置1は、記録媒体から駒画像データを入力する駒画像入力手段80と、テンプレートのデータを記憶するテンプレート記憶手段81と、テンプレート記憶手段81に記憶された所定のテンプレートを選択する選択手段82とを有する。駒画像入力手段80は、フィルムスキャナ部9、反射原稿入力装置10及びPCカードセット部14等から構成され、ネガフィルムN、プリントP及びPCカード13等の記録媒体から駒画像データを入力する。テンプレート記憶手段81には、背景画像と合成領域を設定する少なくとも1個のテンプレートのデータが予め記憶されている。選択手段82は、操作部11に備えられ、オペレータの操作によりセットしてテンプレート記憶手段81に予め記憶された複数のテンプレートから所定のテンプレートを選択し、駒画像データは選択されたテンプレートにより合成し、入力された駒画像データのプリントを作成する。このテンプレートによる合成は、周知のクロマキー法によって行なわれる。
【0043】
なお、表示手段A、データ蓄積手段71、テンプレート記憶手段81、制御部7、フィルムスキャナ部9、反射原稿入力装置10及びPCカードセット部14は、装置本体2に一体的に設けられているが、いずれか1つ以上を別体として設けてもよい。この場合には、プリント作成装置1は、プリント作成システムとして扱われる。
【0044】
このプリント作成装置1は、フィルムスキャナ部9から図3及び図4に示すように現像済のネガフィルムNからの駒画像が入力され、この駒画像の補正を行なう。図3はネガフィルムから駒画像を入力してプリントする概略構成図、図4はプリント手順を説明する図である。
【0045】
このプリント作成装置1は、ロール状のネガフィルムNをフィルムスキャナ部9へセットし、矢印A方向へ送りプリスキャンして順次駒画像を読み取り画像データを制御部7の画像処理部70へ送る。画像処理部70では、画像データの自動補正を行ない、この自動補正を行なった駒画像をCRT8に表示する。オペレータは、操作部11の操作やCRT8のタッチパネル8aの操作により補正情報の入力を行なう。この補正情報を基に、ネガフィルムNを矢印B方向へ送り本スキャンを行ない、画像処理部70では、補正された画像データを露光処理部4のドライブ回路40へ送り、このドライブ回路40により露光ヘッド41を駆動してデジタル画像露光を行ない印画紙42に焼き付ける。この露光された印画紙42を現像処理部5へ送り、現像処理部5で現像処理して図5乃至図8に示すようなプリントP1〜P3を作成する。
【0046】
このようにプリント作成装置1は、ロール状のフィルムをプリスキャンして順次駒画像を読み取り、この読み取った駒画像を基にした駒画像表示して、この駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、この補正情報を基に本スキャンを行ないプリントするものであり、画像処理部70は、駒画像表示指示手段72と、画像処理手段73と、プリント処理手段74とを有し、プリント手順が図4に示すように行なわれる。
【0047】
ネガフィルムNをフィルムスキャナ部9へセットし、矢印A方向へ送りネガフィルムNの先端からプリスキャンを開始すると同時に、駒画像表示指示手段72によりプリスキャンにより読み取った順に読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始可能にする。画像処理手段73では、画像データの自動補正を行ない、この自動補正を行なった駒画像をCRT8に表示し、順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力可能にする。オペレータは、表示された駒画像を見て追加の補正情報の入力を行なう。
【0048】
このようにプリスキャンにより読み取った順に読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始し、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力するから、オペレータのプリスキャンの待ち、補正情報の入力待ち等の待ち時間を最小限に抑えることができる。
【0049】
プリント処理においては、プリスキャン1駒画像毎にCRTに画像表示する際、簡単には読み取った画像情報に予め定められた階調変換を施し、そのまま表示する方法もあるが、この方法では撮影時の露光量の過不足、光源(自然光、白熱電球、蛍光灯など)、被写体(色調、明暗)等の条件による表示画像の不良の割合が高く、オペレータの追加の補正情報の必要量が多くなり作業効率が低下しがちである。
【0050】
そこで、公知の色補正手法、濃度補正手法を用いて色・濃度補正値を求め、これら補正値に基づいて階調変更条件を定めれば、CRTに表示された画像の多くは最初から良好な色調、明暗を有しており、オペレータによる追加補正情報の量を最小限度に抑えることができる。
【0051】
この1駒分のプリスキャン画像で色補正する手法として、例えば特開平9−294215号の色補正方法、また特開平9−261505号の色補正条件算出方法等がある。この例えば特開平9−294215号の色補正方法では、両面を複数の画素に分割して測光、採取(プリスキャン画像)したものを、画像内のニュートラル画素(無彩色部分の画素)を抽出し、抽出したニュートラル画像データと、プリスキャン画像データの平均値から、画像の色調を良好に再現するための色補正値を算出する。
【0052】
また、1駒分のプリスキャン画像で濃度補正する手法として、例えば特開平5−93973号の写真焼き付け露光量決定方法があり、両面を複数の画素に分割して測光、採取(プリスキャン画像)したものを、プリスキャン画像情報から複数の画像特性値を求め、この画像特性値を用いて、予め定められた複数の集合の内、どの集合に属するか判別し、判別されたグループ毎に予め定められた回帰式により、画像の濃度(明暗)を好ましく再現するための濃度補正値を算出する。
【0053】
この実施の形態では、CRT8にネガフィルムNの先端からの1駒画像ずつ順次表示し、1画面に6駒画像ずつ表示するように構成されているが、切換によって1駒画像ずつ表示することもできる。オペレータは、CRT8に表示された駒画像を見て追加の補正情報の入力を行なうから、プリスキャンの待ち、補正情報の入力待ち等の待ち時間を最小限に抑えることができる。
【0054】
このようにプリスキャン開始と同時に、このプリスキャンによる読み込み駒画像の表示を開始し、駒画像を見て追加の補正情報の入力を行ない、ネガフィルムNの後端の駒画像の補正情報の入力の終了後に補正情報を基にネガフィルムNを後端から矢印B方向へ送り本スキャンを行なうが、オペレータの補正情報の入力が早い場合には、プリスキャン終了とほぼ同時にオペレータの補正情報の入力が終了する。
【0055】
そして、プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうと、ロール状のフィルムの往復移動でスキャンが完了するため、スキャンによってフィルムを傷付けることが防止される。また、本スキャンにより読み取った駒画像を基にプリントを作成すると、例えば他の画像と合成して容易に特殊プリント等を作成することができる。さらに、本スキャンにより読み取った駒画像の画素数が、プリスキャンで読み取った駒画像の画素数より多くなっており、プリスキャンの処理が迅速であり、一方本スキャンによるプリントは高画質である。
【0056】
オペレータの補正情報の入力が遅い場合には、画像処理手段73により順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全てのロール状のフィルムの駒画像に対する補正情報の入力が終了する前に全ての駒画像に対するプリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力可能であるから、例えば前半の駒画像の補正情報を入力中に、プリスキャンが終了すると、画像処理手段73によりプリントを行なう順の先頭の駒画像から表示して補正情報が入力可能であり、プリントの先頭駒画像から表示して補正情報を入力を行ない、プリント条件(階調補正条件)決定し、プリント処理手段74により補正情報の入力が終了したプリント先頭駒からプリントを開始するから、無駄なプリンタの待ち時間がない。この場合、補正情報の入力終了後に前半部分のプリントを行なうことができ、このプリント時間だけがオペレータの待ち時間となる。
【0057】
このようにプリント処理手段74により補正情報の入力が終了したプリント順の先頭駒から補正情報を元に本スキャンを行なうから、無駄な待ち時間なくプリントを行なうことができる。
【0058】
また、条件によっては、プリスキャンによりCRT8に表示される駒画像が、読み込み順を前後逆に表示される場合があり、駒画像順が重要な写真の場合には、従来の手法のような単純なプリント作業手順を選択できるよう切換え手段を持っていることが好ましい。
【0059】
更にこの発明の場合、1駒画像のプリスキャンが終了した時点で、CRT8に画像を表示する必要があり、オペレータの追加補正量をできるだけ少なくするため、前記したような、適当なプリント補正量を自動的に求める処理を1駒毎に行うことが好ましい。
【0060】
この実施の形態では、デジタルプリンタによりプリントを行なっているが、この発明は光学露光方式によるプリンタ(従来のミニラボ等)にも同様に応用できる。このプリンタの例では、プリスキャン、自動補正(色・濃度補正、その他)、CRTへのシュミレーション画像表示、オペレータの追加補正については、前記したデジタルプリンタの例と同じであるが、プリント時の露光条件(露光時間)の決定と、この条件での印画紙への光学的な焼付け露光の部分が異なり、以降の現像処理は、デジタル方式のプリンタと同一である。
【0061】
図5乃至図8は駒画像データのプリントの実施の形態を示す。図5の実施の形態の駒画像データのプリントP1は、1個の駒画像データを1枚の記録媒体に記録して作成するものであり、所定の模様を有する背景画像P1aに、方形の合成領域P1bを設定し、この合成領域P1bに1個の駒画像を合成して記録される。このように1個の駒画像データを1枚の記録媒体のプリントP1に記録することで、例えば顧客の注文に応じて財布や定期等に入れたりすることが可能な好みの特殊プリントを作成することができる。
【0062】
図6の実施の形態の駒画像データのプリントP2は、複数の駒画像を1枚の大判の記録媒体に記録して作成するものであり、所定の模様を有する背景画像P2aに、3箇所に比較的大きな合成領域P2bを千鳥状に位置をずらして設定し、この3箇所の合成領域P2bにそれぞれ1個の駒画像が合成して記録される。
【0063】
図7の実施の形態の駒画像データのプリントP3は、複数の駒画像を1枚の大判の記録媒体に記録して作成するものであり、所定の模様を有する背景画像P3aに、10箇所に比較的大きな合成領域P3bを整列して設定し、この10箇所の合成領域P3bにそれぞれ1個の駒画像が合成して記録される。
【0064】
また、図8に示すように駒画像データのプリントP3には、背景の中に切り取り線P3cを記録してもよく、この切り取り線P3cによって容易に、かつ奇麗に切断して財布や定期等に入れたりすることが可能な好みの特殊プリントを作成することができる。
【0065】
このように図5乃至図8の実施の形態では、複数の駒画像を有する記録媒体から駒画像データを入力し、背景画像と合成領域を設定する所定のテンプレートを選択し、駒画像データを選択されたテンプレートにより合成し、入力された駒画像データの全てのプリントを行なうことで、注文に応じて背景を有し、かつレイアウトが自由な特殊プリントを作成することができる。
【0068】
【発明の効果】
前記したように、請求項1記載の発明のプリント作成方法では、プリスキャンにより読み取った順に読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始し、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全てのロール状のフィルムの駒画像に対する補正情報の入力が終了する前に全ての駒画像に対するプリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力するから、オペレータの補正情報の入力が遅い場合でも、例えば前半の駒画像の補正情報の入力中に、プリスキャンが終了すると、次のプリントの先頭駒画像から表示して補正情報の入力を行ないプリントを開始し、補正情報の入力終了後に前半部分のプリントを行なうことができ、プリンタの無駄な待ち時間を短縮できる。
【0069】
請求項2記載の発明のプリント作成方法では、プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうから、ロール状のフィルムの往復移動でスキャンが完了するため、スキャンによってフィルムを傷付けることが防止される。
【0074】
請求項3記載の発明のプリント作成装置では、プリスキャンにより読み取った順に読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始し、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全てのロール状のフィルムの駒画像に対する補正情報の入力が終了する前に全ての駒画像に対するプリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力するから、オペレータの補正情報の入力が遅い場合でも、例えば前半の駒画像の補正情報の入力中に、プリスキャンが終了すると、次のプリントの先頭駒画像から表示して補正情報の入力を行ないプリントを開始し、補正情報の入力終了後に前半部分のプリントを行なうことができ、プリンタの無駄な待ち時間を短縮できる。
【0075】
請求項4記載の発明のプリント作成装置では、プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうから、ロール状のフィルムの往復移動でスキャンが完了するため、スキャンによってフィルムを傷付けることが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】プリント作成装置の斜視図である。
【図2】プリント作成装置の概略構成図である。
【図3】ネガフィルムから駒画像を入力してプリントする概略構成図である。
【図4】プリント手順を説明する図である。
【図5】実施の形態の駒画像データのプリントを示す図である。
【図6】実施の形態の駒画像データのプリントを示す図である。
【図7】実施の形態の駒画像データのプリントを示す図である。
【図8】実施の形態の駒画像データのプリントを示す図である。
【図9】従来のプリント手順を説明する図である。
【図10】従来のプリント手順を説明する図である。
【符号の説明】
1 プリント作成装置
4 露光処理部
5 現像処理部
7 制御部
8 CRT
9 フィルムスキャナ部
10 反射原稿入力装置
11 操作部
12 情報入力手段
70 画像処理部
71 データ蓄積手段
72 駒画像表示指示手段
73 画像処理手段
74 プリント処理手段
80 駒画像入力手段
81 テンプレート記憶手段
82 選択手段
Claims (4)
- ロール状のフィルムをプリスキャンして順次駒画像を読み取り、この読み取った駒画像を基にした駒画像表示をして、この駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、この補正情報を基に本スキャンを行ないプリントするプリント作成方法において、前記プリスキャンにより読み取った順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始し、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全ての前記ロール状のフィルムの駒画像に対する前記補正情報の入力が終了する前に前記全ての駒画像に対する前記プリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力することを特徴とするプリント作成方法。
- 前記プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうことを特徴とする請求項1に記載のプリント作成方法。
- ロール状のフィルムをプリスキャンして順次駒画像を読み取り、この読み取った駒画像を基にした駒画像表示をして、この駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、この補正情報を基に本スキャンを行ないプリントするプリント作成装置において、前記プリスキャンにより読み取った順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像の表示を開始可能にする駒画像表示指示手段と、この順次表示される駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力し、全ての前記ロール状のフィルムの駒画像に対する前記補正情報の入力が終了する前に前記全ての駒画像に対する前記プリスキャンが終了すると、プリスキャンが遅くされた順に前記読み取った駒画像を基にした駒画像を表示して駒画像に対応したプリントを作成するための補正情報を入力可能にする画像処理手段と、を有することを特徴とするプリント作成装置。
- 前記プリスキャンを遅くされた順に本スキャンを行なうことを特徴とする請求項3に記載のプリント作成装置。
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