JPH10114113A - 印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

Info

Publication number
JPH10114113A
JPH10114113A JP8268491A JP26849196A JPH10114113A JP H10114113 A JPH10114113 A JP H10114113A JP 8268491 A JP8268491 A JP 8268491A JP 26849196 A JP26849196 A JP 26849196A JP H10114113 A JPH10114113 A JP H10114113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output information
character pattern
size
printing
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8268491A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoko Nishikawa
陽子 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8268491A priority Critical patent/JPH10114113A/ja
Publication of JPH10114113A publication Critical patent/JPH10114113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力される出力情報を印刷する際に備えて記
憶される適正サイズの文字パターンを有効に活用しなが
ら、出力情報に基づく文字を短時間に印刷処理すること
である。 【解決手段】 操作部1501により設定されたサイズ
と出力情報で指定されるサイズとを比較してCPU12
が変倍率を算出し、該変倍率に基づいてRAM19に文
字パターンを生成させて登録する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ源から入力
される出力情報を解析して文字パターンを印刷処理する
印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み
出し可能なプログラムを格納した記憶媒体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の出力装置、例えばホスト
コンピュータと通信により受信した出力情報を処理する
プリンタでは、外部からの出力情報を解析していない状
態のとき、使用頻度の高いフォントの属性や文字コード
が記憶されているテーブルの情報に基づいて使用頻度の
高いパターンから順にフォントキャッシュメモリにパタ
ーンをあらかじめ展開して記憶する制御が実行され、フ
ォント展開処理時間を短縮できるように構成されてい
る。
【0003】また、出力情報の解析中に、例えばプリン
タであれば、エンジンのエラーが発生した場合には、エ
ラー状態の間は何も処理を行わずにエラー状態が解決す
るのをただ待つように制御されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、出力装置が出力
情報を拡大または縮小して出力させる機能を持っている
場合において、拡大または縮小を行う際、すなわち、出
力装置によって形成される可視画像のサイズが外部から
入力された出力情報中で指定されているサイズと異なる
場合の処理が考慮されていないため、あらかじめ展開し
て上記フォントキャッシュメモリ上に記憶しておいたサ
イズの文字パターンが全く使用されず、すべての文字パ
ターンを展開し直すため、データの処理時間が長くなっ
てしまうとともに、使用されない文字パターンを記憶し
ているためにメモリ資源が有効に利用されていないとい
う問題点があった。
【0005】また、プリンタの例でいえば、エンジンで
何らかのエラーが発生した場合、エラー状態から正常状
態に復帰するまでデータ処理を何も実行せず、正常状態
に復帰した時点でデータ解析処理を再開するように制御
されていたため、エラー回復後、所望の出力結果を得る
までの処理時間が長くなってしまうという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明に係る第1の発明〜第10の発
明の目的は、入力される出力情報で指定される出力イメ
ージのサイズと設定される出力イメージのサイズとから
最適なサイズの文字パターンをメモリ資源に展開制御す
ることにより、入力される出力情報を印刷する際に備え
て記憶される適正サイズの文字パターンを有効に活用し
ながら、出力情報に基づく文字を短時間に印刷処理する
ことができるとともに、印刷部の異常を監視して処理中
のデータ処理の継続実行を制御することにより、印刷部
に異常が発生して印刷が中断しても、印刷部の異常に依
存しないデータ処理を支障なく継続して、異常復帰後、
速やかに出力情報に基づく印刷結果を短時間に得ること
ができる印刷装置および印刷制御方法およびコンピュー
タが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、所定の通信媒体を介してデータ源から入力される出
力情報を解析して文字パターンを生成するパターン発生
手段と、前記パターン発生手段により生成される頻度の
高い文字パターンをあらかじめ記憶する記憶手段と、前
記出力情報から生成される出力イメージを出力するサイ
ズを設定する設定手段と、前記設定手段により設定され
たサイズと前記出力情報で指定されるサイズとを比較し
て変倍率を算出する算出手段と、前記算出手段により算
出された変倍率に基づいて文字パターンを前記パターン
発生手段により生成させて前記記憶手段に登録する制御
手段とを有するものである。
【0008】本発明に係る第2の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ源から入力される出力情報を解析して
文字パターンを生成するパターン発生手段と、前記デー
タ源から入力されるフォント情報に基づいて前記パター
ン発生手段により生成される文字パターンをあらかじめ
記憶する記憶手段と、前記出力情報から生成される出力
イメージを出力するサイズを設定する設定手段と、前記
設定手段により設定されたサイズと前記出力情報で指定
されるサイズとを比較して変倍率を算出する算出手段
と、前記算出手段により算出された変倍率に基づいて文
字パターンを前記パターン発生手段により生成させて前
記記憶手段に登録する制御手段とを有するものである。
【0009】本発明に係る第3の発明は、前記出力情報
の待機状態中かどうかを判定する判定手段と、前記判定
手段が前記出力情報の待機状態中であると判定した場合
に、前記制御手段が前記算出手段により算出された変倍
率に基づいて文字パターンを前記パターン発生手段によ
り生成させて前記記憶手段に登録するものである。
【0010】本発明に係る第4の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ源から入力される出力情報を解析して
得られる出力イメージを印刷部で印刷させる印刷装置に
おいて、前記印刷部の状態を監視して異常が発生してい
るかどうかを判定する監視手段と、前記監視手段が前記
印刷部に前記所定の異常が発生していると判定した場合
に、前記出力情報の種別に基づいて前記印刷部の異常に
依存するデータかどうかを判別する判別手段と、前記判
別手段の判別結果に基づいて前記出力情報に対する所定
のデータ処理の実行を制御する制御手段とを具備したも
のである。
【0011】本発明に係る第5の発明は、前記所定のデ
ータ処理は、前記データ源から入力される出力情報に基
づいて所定の登録データをメモリ資源に登録する処理と
するものである。
【0012】本発明に係る第6の発明は、前記所定のデ
ータ処理は、頻度の高い文字パターンをメモリ資源に登
録する処理とするものである。
【0013】本発明に係る第7の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ源から入力される出力情報を解析して
文字パターンをフォントキャッシュメモリにキャッシュ
されている文字パターンを利用して印刷する印刷制御方
法において、前記出力情報から生成される出力イメージ
を出力するサイズが設定されているかどうかを判定する
判定工程と、該判定結果に基づき設定されたサイズと前
記出力情報で指定されるサイズとを比較して変倍率を算
出する算出工程と、該算出された変倍率に基づいて文字
パターンを生成して前記フォントキャッシュメモリに登
録する登録工程とを有するものである。
【0014】本発明に係る第8の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ源から入力される出力情報を解析して
文字パターンを印刷する印刷部を制御するコンピュータ
が読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体におい
て、前記出力情報から生成される出力イメージを出力す
るサイズが設定されているかどうかを判定する判定工程
と、該判定結果に基づき設定されたサイズと前記出力情
報で指定されるサイズとを比較して変倍率を算出する算
出工程と、該算出された変倍率に基づいて文字パターン
を生成して前記フォントキャッシュメモリに登録する登
録工程とを含む、コンピュータが読むことができるプロ
グラムを記憶媒体に格納したものである。
【0015】本発明に係る第9の発明は、所定の通信媒
体を介してデータ源から入力される出力情報を解析して
得られる出力イメージを印刷部で印刷させる印刷制御方
法において、前記印刷部の状態を監視して異常が発生し
ているかどうかを判定する監視工程と、前記印刷部に前
記所定の異常が発生していると判定した場合に、前記出
力情報の種別に基づいて前記印刷部の異常に依存するデ
ータかどうかを判別する判別工程と、該判別結果に基づ
いて前記出力情報に対する所定のデータ処理をメモリ資
源に登録する登録工程とを有するものである。
【0016】本発明に係る第10の発明は、所定の通信
媒体を介してデータ源から入力される出力情報を解析し
て得られる出力イメージを印刷部で印刷させる制御を行
うコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した
記憶媒体において、前記印刷部の状態を監視して異常が
発生しているかどうかを判定する監視工程と、前記印刷
部に前記所定の異常が発生していると判定した場合に、
前記出力情報の種別に基づいて前記印刷部の異常に依存
するデータかどうかを判別する判別工程と、該判別結果
に基づいて前記出力情報に対する所定のデータ処理をメ
モリ資源に登録する登録工程とを含む、コンピュータが
読むことができるプログラムを記憶媒体に格納したもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
出力装置を提供可能なプリンタ制御システムの構成を説
明するブロック図である。ここでは、出力装置としてレ
ーザビームプリンタを例にして説明する。なお、本発明
の機能が実行されるのであれば、単体の機器であって
も、複数の機器からなるシステムであっても、LAN等
のネットワークを介して処理が行われるシステムであっ
ても本発明を適用できることは言うまでもない。
【0018】図において、3000はホストコンピュー
タで、ROM3のプログラム用ROMに記憶された文書
処理プログラム等に基づいて図形,イメージ,文字,表
(表計算等を含む)等が混在した文書処理を実行するC
PU1を備え、システムバス4に接続される各デバイス
をCPU1が総括的に制御する。
【0019】また、このROM3のプログラム用ROM
には、CPU1の制御プログラム等を記憶し、ROM3
のフォント用ROMには上記文書処理の際に使用するフ
ォントデータ等を記憶し、ROM3のデータ用ROMは
上記文書処理等を行う際に使用する各種データを記憶す
る。
【0020】2はRAMで、CPU1の主メモリ,ワー
クエリア等として機能する。5はキーボードコントロー
ラ(KBC)で、キーボード(KB)9や不図示のポイ
ンティングデバイスからのキー入力を制御する。6はC
RTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ
(CRT)10の表示を制御する。7はメモリコントロ
ーラ(MC)で、ブートプログラム,種々のアプリケー
ション,フォントデータ,ユーザファイル,編集ファイ
ル等を記憶するハードディスク(HD),フロッピーデ
ィスク(FD)等の外部メモリ11とのアクセスを制御
する。
【0021】8はプリンタコントローラ(PRTC)
で、所定の双方向性インタフェース(インタフェース)
21を介してプリンタ1500に接続されて、プリンタ
1500との通信制御処理を実行する。なお、CPU1
は、たとえばRAM2上に設定された表示情報RAMへ
のアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を
実行し、CRT10上でのWYSIWYGを可能として
いる。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウ
スカーソル等で指示されたコマンドに基づいて登録され
た種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行す
る。
【0022】1500はLBP本体であり、1501は
操作パネル(操作部)で、操作のためのスイッチおよび
LED表示器等が配されている。1000はプリンタ制
御ユニットで、LBP本体1500全体の制御およびホ
ストコンピュータ3000から供給される印刷情報を解
析処理する。
【0023】プリンタ制御ユニット1000において、
12はプリンタCPUで、ROM13のプログラム用R
OMに記憶された制御プログラム等あるいは外部メモリ
14に記憶された制御プログラム等に基づいてシステム
バス15に接続される各種のデバイスとのアクセスを総
括的に制御し、印刷部インタフェース16を介して接続
される印刷部(プリンタエンジン)17に出力情報とし
ての画像信号を出力する。
【0024】また、このROM13のプログラム用RO
Mには、図2〜図4に示すフローチャートで示されるよ
うなCPU12の制御プログラム等が記憶されている。
ROM13のフォント用ROMには上記出力情報を生成
する際に使用するフォントデータ等を記憶し、ROM1
3のデータ用ROMにはハードディスク等の外部メモリ
14がないプリンタの場合には、ホストコンピュータ3
000上で利用される情報等を記憶している。CPU1
2は入力部18を介してホストコンピュータ3000と
の通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の
情報等をホストコンピュータ3000に通知可能に構成
されている。
【0025】19はRAMで、CPU12の主のメモ
リ,ワークエリア等として機能し、図示しない増設ポー
トに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡
張することができるように構成されている。なお、RA
M19は、出力情報展開領域,環境データ格納領域,N
VRAM等に用いられる。前述したハードディスク(H
D),ICカード等の外部メモリ14は、メモリコント
ローラ(MC)20によりアクセスを制御される。外部
メモリ14は、オプションとして接続され、フォントデ
ータ,エミュレーションプログラム,フォームデータ等
を記憶する。
【0026】また、前述した外部メモリは1個に限ら
ず、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオ
プションフォントカード,言語系の異なるプリンタ制御
言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数
接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示
しないNVRAMを有し、操作パネル1501から、あ
るいはホストコンピュータ3000からコマンドで設定
されたプリンタモード設定情報を記憶するようにしても
よい。
【0027】以下、本実施形態と第1〜第6の発明の各
手段との対応及びその作用について図1を参照して説明
する。
【0028】第1の発明は、所定の通信媒体(インタフ
ェース,ネットワーク)を介してデータ源(ホストコン
ピュータ3000)から入力される出力情報を解析して
文字パターンを生成するパターン発生手段(CPU12
がROM13等のメモリ資源に記憶された制御プログラ
ムを実行してRAM19に確保されるワーク上で生成す
る)と、前記パターン発生手段により生成される頻度の
高い文字パターンをあらかじめ記憶する記憶手段(RA
M19上に確保されるキャッシュメモリ領域に記憶され
る)と、前記出力情報から生成される出力イメージを出
力するサイズを設定する設定手段(操作部1501より
ユーザが所望の用紙サイズとして設定する)と、前記設
定手段により設定されたサイズと前記出力情報で指定さ
れるサイズとを比較して変倍率を算出する算出手段(C
PU12がROM13等のメモリ資源に記憶された制御
プログラムを実行して算出する)と、前記算出手段によ
り算出された変倍率に基づいて文字パターンを前記パタ
ーン発生手段により生成させて前記記憶手段に登録する
制御手段(CPU12がROM13等のメモリ資源に記
憶された制御プログラムを実行してRAM19上に生成
した文字パターンを登録する)とを有し、操作部150
1により設定されたサイズと出力情報で指定されるサイ
ズとを比較してCPU12が変倍率を算出し、該変倍率
に基づいてRAM19に文字パターンと異なるサイズの
同一文字パターンを生成させて登録するので、出力サイ
ズに最適なサイズの文字パターンをキャッシュしながら
入力される出力情報の文字パターンを短時間に展開処理
し、印刷時間を短縮することができる。
【0029】第2の発明は、所定の通信媒体(インタフ
ェース,ネットワーク)を介してデータ源(ホストコン
ピュータ3000)から入力される出力情報を解析して
文字パターンを生成するパターン発生手段(CPU12
がROM13等のメモリ資源に記憶された制御プログラ
ムを実行してRAM19に確保されるワーク上で生成す
る)と、前記データ源から入力されるフォント情報に基
づいて前記パターン発生手段により生成される文字パタ
ーンをあらかじめ記憶する記憶手段(RAM19上に確
保されるキャッシュメモリ領域に記憶される)と、前記
出力情報から生成される出力イメージを出力するサイズ
を設定する設定手段(操作部1501よりユーザが所望
の用紙サイズとして設定する)と、前記設定手段により
設定されたサイズと前記出力情報で指定されるサイズと
を比較して変倍率を算出する算出手段(CPU12がR
OM13等のメモリ資源に記憶された制御プログラムを
実行して算出する)と、前記算出手段により算出された
変倍率に基づいて文字パターンを前記パターン発生手段
により生成させて前記記憶手段に登録する制御手段(C
PU12がROM13等のメモリ資源に記憶された制御
プログラムを実行してRAM19上に生成した文字パタ
ーンを登録する)とを有し、操作部1501により設定
されたサイズと前記出力情報で指定されるサイズとを比
較して変倍率をCPU12が算出し、該算出された変倍
率に基づいてRAM19に文字パターンと異なるサイズ
の同一文字パターンを生成させて登録するので、出力サ
イズに最適なサイズの文字パターンを出力情報を受信す
る前にキャッシュしておくことができ、入力される出力
情報の文字パターンをさらに短時間に展開処理し、印刷
時間を短縮することができる。
【0030】第3の発明は、第1の発明または第2の発
明において、前記出力情報の待機状態中かどうかを判定
する判定手段(CPU12がROM13等のメモリ資源
に記憶された制御プログラムを実行して判定する)を設
け、CPU12が前記出力情報の待機状態中であると判
定した場合に、算出された変倍率に基づいて文字パター
ンを生成させてRAM19に登録するので、印刷処理に
負担がない最適なタイミングで最適な文字パターンを展
開することができる。
【0031】第4〜第6の発明は、所定の通信媒体を介
してデータ源(ホストコンピュータ3000)から入力
される出力情報を解析して得られる出力イメージを印刷
部17で印刷させる印刷装置において、前記印刷部17
の状態を監視して異常が発生しているかどうかを判定す
る監視手段(CPU12がROM13等のメモリ資源に
記憶された制御プログラムを実行して印刷部17のコン
トローラと通信により判定する)と、前記監視手段が前
記印刷部17に前記所定の異常が発生していると判定し
た場合に、前記出力情報の種別に基づいて前記印刷部1
7の異常に依存するデータかどうかを判別する判別手段
(CPU12がROM13等のメモリ資源に記憶された
制御プログラムを実行して判別する)と、前記判別手段
の判別結果に基づいて前記出力情報に対する所定のデー
タ処理の実行を制御する制御手段(CPU12がROM
13等のメモリ資源に記憶された制御プログラムを実行
して制御する)と設け、CPU12が前記印刷部17に
前記所定の異常が発生していると判定した場合に、前記
出力情報の種別に基づいて前記印刷部17の異常に依存
するデータかどうかを判別し、該判別結果に基づいてC
PU1が前記出力情報に基づいて所定の登録データ(後
述する各種ダウンロードデータ)をメモリ資源(RAM
19)上に登録したり、頻度の高い文字パターンをメモ
リ資源に登録する処理の実行を制御するので、印刷部に
異常が発生したとしても処理可能なデータ処理を中断す
ることなく継続して実行させ、印刷部の回復後、入力さ
れる出力情報を短時間に印刷処理することができる。
【0032】以下、図2に示すフローチャートを参照し
ながら、本発明に係る出力装置のデータ処理動作につい
て説明する。
【0033】図2は、本発明に係る出力装置の第1のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、プリ
ンタに拡大縮小が設定されている場合に使用頻度の高い
文字パターンを拡大縮小率を考慮してあらかじめ展開し
ておく処理に対応する。なお、(1)〜(7)は各ステ
ップを示す。
【0034】まず、プリンタ本体1500がアイドル状
態、すなわち印刷処理を行っていない状態かどうかを判
断し(1)、アイドル状態でないと判断した場合、すな
わち印刷処理を行っている場合は、ステップ(5)へ進
み、通常通り印刷処理を続行する。
【0035】一方、ステップ(1)でアイドル状態であ
ると判断した場合は、拡大縮小の設定がされているかど
うか調べる(2)。なお、本実施形態において、拡大縮
小の設定とは、例えば、ホストコンピュータ3000か
ら送られてくるデータがB4サイズの用紙に印刷するよ
うに作られているときにA4サイズに縮小して印刷する
ような設定のことである。
【0036】ステップ(2)で拡大縮小の設定がないと
判定された場合には、使用頻度の高い属性(書体,サイ
ズ等)の情報が記憶されている頻度テーブル(RAM1
9またはROM13上に確保される)を参照しながら、
使用頻度の高い順に文字パターンをフォントキャッシメ
モリ(RAM19)上にあらかじめ展開していく。
【0037】なお、上記頻度テーブルは、図1に示した
ROM13のデータ用ROMあるいは、RAM19に格
納されており、例えば、明朝体の10ポイントが最も使
用頻度が高い属性であるとすると、明朝体の10ポイン
トのなかで使用頻度の高い文字パターンから順にパター
ンを展開していく(4)。
【0038】一方、ステップ(2)で拡大縮小設定があ
ると判定した場合、例えば上記の例に挙げたようにB4
サイズからA4サイズへの縮小設定がある場合には、ホ
ストコンピュータ3000上のアプリケーションで10
ポイントの文字を使用している場合、実際の印刷では、
複写機等の例でいうと約81%に縮小することになる。
従って、あらかじめ展開してフォントキャッシュに展開
しておくのは、10ポイントのパターンではなく、縮小
後のサイズを計算し(3)、縮小後のサイズで使用頻度
の高い順にフォントキャッシュ上にパターンを展開した
ら(4)、ステップ(1)へ戻り1文字展開する毎にプ
リンタ本体1500がアイドル状態かどうかを判断し、
ホストコンピュータ3000からデータを受信した場合
には、直ちに通常の印刷処理に移る(5)。通常の印刷
処理ではアウトラインフォントで使用する属性の文字パ
ターンがRAM19上に確保されるキャッシュメモリ内
にあればそれを使用し、キャッシュメモリ内にない場合
はパターンをその都度作成する。その後、出力処理
(6)、印刷処理(7)を行って用紙に印刷を行う。そ
して、印刷処理が終了したら再びステップ(1)に戻
り、上記の処理を繰り返す。
【0039】これにより、拡大/縮小の倍率を考慮した
サイズのフォントがフォントキャッシュにキャッシュさ
れるため、使用頻度の高いフォントのヒット率が格段に
向上するとともに、メモリ資源を有効に使用できる。
【0040】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
あらかじめ展開するパターンは、図1に示したROM1
3のデータ用ROMあるいは、RAM19に格納されて
いるテーブルの情報に基づく場合について説明したが、
ホストコンピュータ3000上のアプリケーションで編
集しているファイルで使用されているフォントの情報を
プリンタ本体1500に送り、さらにプリンタの拡大縮
小設定を考慮したパターンを、あらかじめフォントキャ
ッシュに展開して記憶しておくように構成してもよい。
以下、その実施形態について説明する。
【0041】図3は、本発明に係る出力装置の第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(8)は各ステップを示す。
【0042】まず、第1の実施形態と同様にプリンタ本
体1500がアイドル状態かどうかを判断し(1)、ア
イドル状態でないと判断した場合は、第1実施形態と同
様に通常の印刷処理を行い(6)、出力処理(7)、印
刷処理(8)を行って用紙に印刷を行う。
【0043】一方、ステップ(1)でアイドル状態であ
ると判断した場合は、ホストコンピュータ3000上で
編集中のファイル、例えばワードプロセッサのようなア
プリケーションソフトで編集しているファイルで使用さ
れているフォントの属性情報を要求するコマンドをプリ
ンタ本体1500からホストコンピュータ3000に双
方向インタフェース21を介して送り、ホストコンピュ
ータ3000から双方向インタフェース21を介してフ
ォントの属性情報を受け取る(2)。
【0044】次に、プリンタ1500に拡大縮小の設定
があるかどうかを判断し(3)、拡大縮小の設定がない
と判断した場合には受け取った属性情報のサイズの文字
パターンをRAM19上に確保されるフォントキャッシ
ュ上に展開して記憶する。例えばワードプロセッサで使
用されているフォントがゴシック体の12ポイントだっ
た場合には、この属性で、ワードプロセッサで使用され
ている文字パターンを順次フォントキャッシュ上に展開
して記憶する(5)。
【0045】一方、ステップ(3)でプリンタ本体15
00に対して拡大縮小の設定があると判断した場合は、
ホストコンピュータ3000から受け取った属性情報と
拡大縮小率とを考慮して(4)、第1実施形態と同様に
変倍後のサイズのパターンを順次フォントキャッシュ上
に展開して記憶したら(5)、ステップ(1)に戻り、
プリンタ本体1500がアイドル状態かどうかを判断す
る。
【0046】一方、ステップ(1)でホストコンピュー
タ3000から印刷データを受信したと判断した場合に
は、直ちに通常の印刷処理に移り(6)、その後、出力
処理(7)、印刷処理(8)を行って用紙に印刷を行
う。そして、印刷処理が終了したら再びステップ(1)
に戻り、上記の処理を繰り返す。
【0047】これにより、拡大/縮小の倍率を考慮した
サイズのフォントがフォントキャッシュにキャッシュさ
れるため、使用頻度の高いフォントのヒット率が格段に
向上するとともに、メモリ資源を有効に使用できる。
【0048】以下、本実施形態と第7,第8の発明の各
工程との対応及びその作用について図2,図3等を参照
して説明する。
【0049】第7の発明は、所定の通信媒体を介してデ
ータ源(ホストコンピュータ3000)から入力される
出力情報を解析して文字パターンを印刷する印刷制御方
法において、前記出力情報から生成される出力イメージ
を出力するサイズが設定されているかどうかを判定する
判定工程(図2のステップ(2),図3のステップ
(3))と、該判定結果に基づき設定されたサイズと前
記出力情報で指定されるサイズとを比較して変倍率を算
出する算出工程(図2のステップ(3),図3のステッ
プ(4))と、該算出された変倍率に基づいて文字パタ
ーンを生成して前記フォントキャッシュメモリに登録す
る登録工程(図2のステップ(4),図3のステップ
(5))とをCPU12がROM13,外部メモリ14
または他の図示しないメモリ資源に記憶された制御プロ
グラムを実行するので、出力サイズに最適なサイズの文
字パターンをキャッシュしながら入力される出力情報の
文字パターンを短時間に展開処理し、印刷時間を短縮す
ることができる。
【0050】第8の発明は、所定の通信媒体を介してデ
ータ源(ホストコンピュータ3000)から入力される
出力情報を解析して文字パターンを印刷する印刷部17
を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラムを
格納した記憶媒体において、前記出力情報から生成され
る出力イメージを出力するサイズが設定されているかど
うかを判定する判定工程(図2のステップ(2),図3
のステップ(3))と、該判定結果に基づき設定された
サイズと前記出力情報で指定されるサイズとを比較して
変倍率を算出する算出工程(図2のステップ(3),図
3のステップ(4))と、該算出された変倍率に基づい
て文字パターンを生成して前記フォントキャッシュメモ
リに登録する登録工程(図2のステップ(4),図3の
ステップ(5))とを含む、コンピュータが読むことが
できるプログラムを記憶媒体に格納したものである。す
なわち、プリンタ本体1500のROM13,外部メモ
リ14等のメモリ資源に図2,図3に示す工程に対応す
るプログラムコードを記憶させ、該プログラムコードを
記憶した記憶媒体からCPU12が読み出して実行する
形態も本発明の実施形態に含まれるものである。 〔第3実施形態〕上記第1,第2の実施形態では、縮小
拡大等の変倍処理時におけるフォントキャッシュメモリ
にキャッシュするフォントサイズを変更処理する場合に
ついて説明したが、プリンタが印刷データを受信し、印
刷処理を行っているときに紙詰まり等のエンジントラブ
ルが発生した場合に、エンジンが動かなくても処理を続
行できる登録データやフォントのキャッシングなどの処
理を行うように構成してもよい。以下、その実施形態に
ついて説明する。
【0051】図4は、本発明に係る出力装置の第3のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0052】先ず、印刷データの処理中、紙詰まりや、
紙なし、セットされている用紙サイズの不一致などのエ
ンンジンにトラブルが発生したかどうかを判断する
(1)。なお、本実施形態において、エンジンの状態
は、エンジンが返すエンジン状態を示すステータスを調
べることによって知ることができる。
【0053】ステップ(1)でエンジントラブルが発生
していないと判断した場合は、通常の印刷処理を続行し
(5)、出力処理(6)、印刷処理(7)を行って用紙
に印刷を行い、処理を終了する。
【0054】一方、ステップ(1)でエンジントラブル
が発生していると判断した場合は、印刷部17の状態に
依存しないデータ、例えばホストコンピュータ3000
から送られてきたデータ中に登録データがあるかどうか
を調べる(2)。なお、本実施形態において、登録デー
タとは、ユーザ定義の文字,塗りつぶしパターン,飾り
け罫線,オーバレイページのデータ等のことである。ま
た、登録データがあるかどうかの判断は、受信したデー
タを一時的に記憶する図1に示した入力部18内の受信
バッファに記憶したデータを検索することによって行う
か、あるいは、ホストコンピュータ3000側で、印刷
データ中に登録データがあるかどうかを調べることによ
って行う。
【0055】ステップ(2)で登録データがある場合
は、登録データの処理を行う(3)。例えば、ユーザ定
義の文字パターンをダウンロードする命令がある場合に
は、図1に示したRAM19内にメモリを確保し、パタ
ーンの登録を行う。なお、この際、受信バッファのデー
タ中に登録データがあった場合は、もうそのデータは不
要なので受信バッファから消去する。ホストコンピュー
タ3000側で登録データの有無を調べて登録データが
見つかった場合には、その部分のデータを先にプリンタ
本体1500に送り、エンジントラブル解消後に印刷処
理を再開したときに処理済の登録データの転送をスキッ
プする。
【0056】なお、第1,第2の実施形態と同様に、プ
リンタ本体1500側で拡大縮小率が設定されていた
ら、倍率を考慮して登録データの処理を行う。例えば、
オーバレイデータの場合、B4サイズからA4サイズへ
の縮小設定がある場合は、ホストコンピュータ3000
から送られるのはB4サイズのデータなので、各パラメ
ータ等を計算し、A4サイズのオーバレイページを作成
する。
【0057】ステップ(3)で登録処理が終わったらス
テップ(1)に戻り、引続きエンジンがトラブルの状態
のままかどうかを調べ、エンジントラブルの状態が続い
ていたらステップ(2)に進み、前記の処理を繰り返
す。
【0058】一方、ステップ(2)ですべての登録デー
タを処理してしまったり、元々登録データがないと判断
された場合には、印刷に使用するアウトラインフォント
の属性と文字コードをサーチし、この情報に従って文字
パターンをフォントキャッシュメモリ上に順次展開して
いく(4)。なお、本実施形態において、サーチの方法
は登録データのサーチと同様にして行う。
【0059】そして、ステップ(4)で1文字展開が終
わったらステップ(1)に戻って同様の処理を繰り返
す。なお、ステップ(1)でエンジントラブルが解消さ
れていたと判断された場合には、上述のように通常の印
刷処理に制御を移し(5)、出力処理(6)、印刷処理
(7)を行って用紙に印刷を行い、処理を終了する。
【0060】これにより、印刷部に異常が発生して印刷
が中断しても、印刷部の異常に依存しないデータ処理を
支障なく継続して、異常復帰後、速やかに出力情報に基
づく印刷結果を短時間に得ることができる。
【0061】以下、本実施形態と第9,第10の発明の
各工程との対応及びその作用について図4等を参照して
説明する。
【0062】第9の発明は、所定の通信媒体を介してデ
ータ源(ホストコンピュータ3000)から入力される
出力情報を解析して得られる出力イメージを印刷部17
で印刷させる印刷制御方法において、前記印刷部17の
状態を監視して異常が発生しているかどうかを判定する
監視工程(図4のステップ(1))と、前記印刷部17
に前記所定の異常が発生していると判定した場合に、前
記出力情報の種別に基づいて前記印刷部17の異常に依
存するデータかどうかを判別する判別工程(図4のステ
ップ(2))と、該判別結果に基づいて前記出力情報に
対する所定のデータ処理をメモリ資源に登録する登録工
程(図4のステップ(3),(4))とをCPU12が
ROM13,外部メモリ14または他の図示しないメモ
リ資源に記憶された制御プログラムを実行するので、印
刷部に異常が発生したとしても処理可能なデータ処理を
中断することなく継続して実行させ、印刷部の回復後、
入力される出力情報を短時間に印刷処理することができ
る。
【0063】第10の発明は、所定の通信媒体を介して
データ源(ホストコンピュータ3000)から入力され
る出力情報を解析して得られる出力イメージを印刷部1
7で印刷させる制御を行うコンピュータが読み出し可能
なプログラムを格納した記憶媒体において、前記印刷部
17の状態を監視して異常が発生しているかどうかを判
定する監視工程(図4のステップ(1))と、前記印刷
部17に前記所定の異常が発生していると判定した場合
に、前記出力情報の種別に基づいて前記印刷部17の異
常に依存するデータかどうかを判別する判別工程(図4
のステップ(2))と、該判別結果に基づいて前記出力
情報に対する所定のデータ処理をメモリ資源に登録する
登録工程(図4のステップ(3),(4))とを含む、
コンピュータが読むことができるプログラムを記憶媒体
に格納したものである。すなわち、プリンタ本体150
0のROM13,外部メモリ14等のメモリ資源に図4
に示す工程に対応するプログラムコードを記憶させ、該
プログラムコードを記憶した記憶媒体からCPU12が
読み出して実行する形態も本発明の実施形態に含まれる
ものである。
【0064】〔第4実施形態〕上記実施形態では1つの
登録データ、あるいは1文字分の処理毎にCPUの状態
(アイドル状態かどうか)やエンジンの状態を見るよう
にしているが、状態を見るタイミングはこれに限らず、
一定時間毎にしてもよいし、複数データを処理する毎に
見るようにするなど、状態の変化を知ることができれ
ば、別の方法でもかまわない。
【0065】〔第5実施形態〕上記2実施形態はホスト
コンピュータ3000上のアプリケーションで使用して
いるフォント情報を自動的にプリンタ本体1500に送
って処理を行っていたが、あらかじめプリンタ本体15
00側で処理を行っておくのかどうかを任意に設定でき
るようにしてもよい。
【0066】またアプリケーションで使用しているフォ
ントを別の属性のものに置換して印刷できるように、プ
リンタ本体1500に対して置換情報を送るようにする
こともできる。
【0067】〔第6実施形態〕上記第3実施形態では、
まず登録データを処理し、その後にアウトラインフォン
トのパターン展開を行っているが、処理の順序はこれに
限ったものではなく、どのような順序でもよい。
【0068】〔第7実施形態〕前記第3実施形態では、
エンジントラブルの状態でも処理できるデータを対象に
しているが、これは複数ページ分の画像データを記憶す
る手段がない場合であり、複数ページ分の画像データを
記憶する手段がある場合には可能なかぎりの画像データ
を処理しておくことによってエンジントラブル解決後の
処理時間をさらに短縮できるように構成してもよい。
【0069】〔第8実施形態〕前記実施形態ではホスト
コンピュータ3000から入力された印刷データを変倍
する場合について説明したが、変倍だけでなく、用紙の
向きに応じて回転させる場合などにも適用できることは
言うまでもない。
【0070】以下、図5に示すメモリマップを参照して
本発明に係る印刷制御システムで読み出し可能なデータ
処理プログラムの構成について説明する。
【0071】図5は、本発明に係る印刷制御システムで
読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記
憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0072】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0073】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0074】本実施形態における図2〜図4に示す機能
が外部からインストールされるプログラムによって、ホ
ストコンピュータにより遂行されていてもよい。そし
て、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD
等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外
部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置
に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0075】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0076】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0077】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク,ハードディ
スク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,C
D−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0078】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0079】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、設定手段により設定されたサイズと出
力情報で指定されるサイズとを比較して変倍率を算出す
る算出手段により算出された変倍率に基づいて制御手段
が文字パターンをパターン発生手段により生成させて前
記記憶手段に登録するので、出力サイズに最適なサイズ
の文字パターンをキャッシュしながら入力される出力情
報の文字パターンを短時間に展開処理し、印刷時間を短
縮することができる。
【0081】第2の発明によれば、設定手段により設定
されたサイズと前記出力情報で指定されるサイズとを比
較して変倍率を算出する算出手段により算出された変倍
率に基づいて制御手段が文字パターンを前記パターン発
生手段により生成させて前記記憶手段に登録するので、
出力サイズに最適なサイズの文字パターンを出力情報を
受信する前にキャッシュしておくことができ、入力され
る出力情報の文字パターンをさらに短時間に展開処理
し、印刷時間を短縮することができる。
【0082】第3の発明によれば、前記出力情報の待機
状態中かどうかを判定する判定手段が前記出力情報の待
機状態中であると判定した場合に、前記制御手段が前記
算出手段により算出された変倍率に基づいて文字パター
ンを前記パターン発生手段により生成させて前記記憶手
段に登録するので、印刷処理に負担がない最適なタイミ
ングで最適な文字パターンを展開することができる。
【0083】第4〜第6の発明によれば、前記印刷部の
状態を監視して異常が発生しているかどうかを判定する
監視手段が前記印刷部に前記所定の異常が発生している
と判定した場合に、前記出力情報の種別に基づいて前記
印刷部の異常に依存するデータかどうかを判別する判別
手段の判別結果に基づいて制御手段が前記出力情報に基
づいて所定の登録データをメモリ資源に登録したり、頻
度の高い文字パターンをメモリ資源に登録する処理の実
行を制御するので、印刷部に異常が発生したとしても処
理可能なデータ処理を中断することなく継続して実行さ
せ、印刷部の回復後、入力される出力情報を短時間に印
刷処理することができる。
【0084】第7,第8の発明によれば、前記出力情報
から生成される出力イメージを出力するサイズが設定さ
れているかどうかを判定し、該判定結果に基づき設定さ
れたサイズと前記出力情報で指定されるサイズとを比較
して変倍率を算出し、該算出された変倍率に基づいて文
字パターンを生成して前記フォントキャッシュメモリに
登録するので、出力サイズに最適なサイズの文字パター
ンをキャッシュしながら入力される出力情報の文字パタ
ーンを短時間に展開処理し、印刷時間を短縮することが
できる。
【0085】第9,第10の発明によれば、前記印刷部
の状態を監視して異常が発生していると判定した場合
に、前記出力情報の種別に基づいて前記印刷部の異常に
依存するデータかどうかを判別し、該判別結果に基づい
て前記出力情報に対する所定のデータ処理をメモリ資源
に登録するので、印刷部に異常が発生したとしても処理
可能なデータ処理を中断することなく継続して実行さ
せ、印刷部の回復後、入力される出力情報を短時間に印
刷処理することができる。
【0086】従って、入力される出力情報を印刷する際
に備えて記憶される適正サイズの文字パターンを有効に
活用しながら、出力情報に基づく文字を短時間に印刷処
理することができる。
【0087】また、印刷部に異常が発生して印刷が中断
しても、印刷部の異常に依存しないデータ処理を支障な
く継続して、異常復帰後、速やかに出力情報に基づく印
刷結果を短時間に得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す出力装置を提供可
能なプリンタ制御システムの構成を説明するブロック図
である。
【図2】本発明に係る出力装置の第1のデータ処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明に係る出力装置の第2のデータ処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る出力装置の第3のデータ処理手順
の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る印刷制御システムで読み出し可能
な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモ
リマップを説明する図である。
【符号の説明】
12 CPU 13 ROM 17 印刷部 18 入力部 19 RAM 21 双方向インタフェース 1500 プリンタ本体 3000 ホストコンピュータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の通信媒体を介してデータ源から入
    力される出力情報を解析して文字パターンを生成するパ
    ターン発生手段と、 前記パターン発生手段により生成される頻度の高い文字
    パターンをあらかじめ記憶する記憶手段と、 前記出力情報から生成される出力イメージを出力するサ
    イズを設定する設定手段と、 前記設定手段により設定されたサイズと前記出力情報で
    指定されるサイズとを比較して変倍率を算出する算出手
    段と、 前記算出手段により算出された変倍率に基づいて文字パ
    ターンを前記パターン発生手段により生成させて前記記
    憶手段に登録する制御手段と、を有することを特徴とす
    る印刷装置。
  2. 【請求項2】 所定の通信媒体を介してデータ源から入
    力される出力情報を解析して文字パターンを生成するパ
    ターン発生手段と、 前記データ源から入力されるフォント情報に基づいて前
    記パターン発生手段により生成される文字パターンをあ
    らかじめ記憶する記憶手段と、 前記出力情報から生成される出力イメージを出力するサ
    イズを設定する設定手段と、 前記設定手段により設定されたサイズと前記出力情報で
    指定されるサイズとを比較して変倍率を算出する算出手
    段と、 前記算出手段により算出された変倍率に基づいて文字パ
    ターンを前記パターン発生手段により生成させて前記記
    憶手段に登録する制御手段と、を有することを特徴とす
    る印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記出力情報の待機状態中かどうかを判
    定する判定手段と、 前記判定手段が前記出力情報の待機状態中であると判定
    した場合に、前記制御手段が前記算出手段により算出さ
    れた変倍率に基づいて文字パターンを前記パターン発生
    手段により生成させて前記記憶手段に登録することを特
    徴とする請求項1または2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 所定の通信媒体を介してデータ源から入
    力される出力情報を解析して得られる出力イメージを印
    刷部で印刷させる印刷装置において、 前記印刷部の状態を監視して異常が発生しているかどう
    かを判定する監視手段と、 前記監視手段が前記印刷部に前記所定の異常が発生して
    いると判定した場合に、前記出力情報の種別に基づいて
    前記印刷部の異常に依存するデータかどうかを判別する
    判別手段と、 前記判別手段の判別結果に基づいて前記出力情報に対す
    る所定のデータ処理の実行を制御する制御手段と、を具
    備したことを特徴とする印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記所定のデータ処理は、前記データ源
    から入力される出力情報に基づいて所定の登録データを
    メモリ資源に登録する処理であることを特徴とする請求
    項4記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のデータ処理は、頻度の高い文
    字パターンをメモリ資源に登録する処理であることを特
    徴とする請求項4記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 所定の通信媒体を介してデータ源から入
    力される出力情報を解析して文字パターンをフォントキ
    ャッシュメモリにキャッシュされている文字パターンを
    利用して印刷する印刷制御方法において、 前記出力情報から生成される出力イメージを出力するサ
    イズが設定されているかどうかを判定する判定工程と、 該判定結果に基づき設定されたサイズと前記出力情報で
    指定されるサイズとを比較して変倍率を算出する算出工
    程と、 該算出された変倍率に基づいて文字パターンを生成して
    前記フォントキャッシュメモリに登録する登録工程と、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 所定の通信媒体を介してデータ源から入
    力される出力情報を解析して文字パターンを印刷する印
    刷部を制御するコンピュータが読み出し可能なプログラ
    ムを格納した記憶媒体において、 前記出力情報から生成される出力イメージを出力するサ
    イズが設定されているかどうかを判定する判定工程と、 該判定結果に基づき設定されたサイズと前記出力情報で
    指定されるサイズとを比較して変倍率を算出する算出工
    程と、 該算出された変倍率に基づいて文字パターンを生成して
    前記フォントキャッシュメモリに登録する登録工程と、
    を含む、コンピュータが読むことができるプログラムを
    格納したことを特徴とする記憶媒体。
  9. 【請求項9】 所定の通信媒体を介してデータ源から入
    力される出力情報を解析して得られる出力イメージを印
    刷部で印刷させる印刷制御方法において、 前記印刷部の状態を監視して異常が発生しているかどう
    かを判定する監視工程と、 前記印刷部に前記所定の異常が発生していると判定した
    場合に、前記出力情報の種別に基づいて前記印刷部の異
    常に依存するデータかどうかを判別する判別工程と、 該判別結果に基づいて前記出力情報に対する所定のデー
    タ処理をメモリ資源に登録する登録工程と、を有するこ
    とを特徴とする印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 所定の通信媒体を介してデータ源から
    入力される出力情報を解析して得られる出力イメージを
    印刷部で印刷させる制御を行うコンピュータが読み出し
    可能なプログラムを格納した記憶媒体において、 前記印刷部の状態を監視して異常が発生しているかどう
    かを判定する監視工程と、 前記印刷部に前記所定の異常が発生していると判定した
    場合に、前記出力情報の種別に基づいて前記印刷部の異
    常に依存するデータかどうかを判別する判別工程と、 該判別結果に基づいて前記出力情報に対する所定のデー
    タ処理をメモリ資源に登録する登録工程と、を含む、コ
    ンピュータが読むことができるプログラムを格納したこ
    とを特徴とする記憶媒体。
JP8268491A 1996-10-09 1996-10-09 印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体 Pending JPH10114113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8268491A JPH10114113A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8268491A JPH10114113A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10114113A true JPH10114113A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17459243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8268491A Pending JPH10114113A (ja) 1996-10-09 1996-10-09 印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10114113A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209256B2 (en) 1998-05-29 2007-04-24 Ricoh Printing Systems, Ltd. Document processing method
US7386790B2 (en) 2000-09-12 2008-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, server apparatus, image processing method and memory medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7209256B2 (en) 1998-05-29 2007-04-24 Ricoh Printing Systems, Ltd. Document processing method
US7386790B2 (en) 2000-09-12 2008-06-10 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, server apparatus, image processing method and memory medium

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004192390A (ja) データ処理装置
JPH10114113A (ja) 印刷装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH10187380A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH11348380A (ja) 画像出力装置および方法、画像処理装置および方法、並びに記憶媒体
JP2004303077A (ja) 情報処理装置及びページ記述言語生成方法、プログラム及び記憶媒体
JP3209858B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法
JPH09269874A (ja) 情報処理装置並びに情報処理装置のデータ処理方法およびコンピュータで読出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP3715799B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2003080773A (ja) 印刷装置および印刷制御方法および記憶媒体およびプログラム
JPH1199730A (ja) 印刷装置及びその制御方法
JPH10315574A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2002067426A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体
JP3483419B2 (ja) コンピュータおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能な記憶媒体
JPH11327824A (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH11191049A (ja) 印刷システムおよび印刷システムのデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP2004164473A (ja) 出力制御装置
JP2001109602A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法および記憶媒体
JPH0934658A (ja) 情報処理装置および情報処理装置のデータ処理方法
JP2001344231A (ja) 情報処理装置およびデータ処理方法および記憶媒体
JP2004074488A (ja) 印刷制御装置および印刷制御方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム
JP2004164472A (ja) 出力制御装置
JP2001270175A (ja) 印刷制御装置、データ処理装置、印刷システム、データ取得方法及び記憶媒体
JP2005165741A (ja) 情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラム
JP2002091946A (ja) 画像処理装置及びその方法、及び画像処理システム
JP2002120418A (ja) プリンタ装置及び該プリンタ装置を備えた画像処理装置