JP2005165741A - 情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラム - Google Patents
情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラム Download PDFInfo
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Abstract
【課題】 グレースケールのイメージから成る論理ページを含むドキュメントの印刷速度パフォーマンスの劣化を防止することができる印刷システムを提供する。
【解決手段】 ユーザがドキュメントの印刷実行の前に印刷カラーモード判定結果を確認できるように制御し、さらに、前記印刷カラーモード判定結果を基に、ユーザが求める印刷カラーモードの詳細設定を指定可能に制御し、そしてユーザが詳細設定した印刷カラーモードに従って印刷を行う。
【選択図】 図5
【解決手段】 ユーザがドキュメントの印刷実行の前に印刷カラーモード判定結果を確認できるように制御し、さらに、前記印刷カラーモード判定結果を基に、ユーザが求める印刷カラーモードの詳細設定を指定可能に制御し、そしてユーザが詳細設定した印刷カラーモードに従って印刷を行う。
【選択図】 図5
Description
本発明は、印刷制御を行うホストコンピュータ等の情報処理装置、この情報処理装置を有する印刷システム、前記情報処理装置の処理データ生成方法、並びに前記情報処理装置の制御方法を実行する制御プログラムに関する。
従来より、ポストコンピュータ等から成る印刷制御装置と、この印刷制御装置の制御により印刷動作を行う印刷装置とで構成される印刷システムは、一般的に知られている。
このような印刷システムには、フルカラーページデータとモノクロページデータとが混在するドキュメントの印刷を目的として、フルカラー印刷可能な出力装置に送信する印刷データを生成する前に、一旦、最終的に出力装置に送付する印刷データとは異なる中間コード形式で一時保存し、この中間コード形式で保存された印刷物を構成する各論理ページデータがカラー情報を含んでいるか否かを検査することによって、各物理ページの印刷カラーモードを判定するものがあった(例えば特許文献1を参照)。
この印刷カラーモード判定は、論理ページデータが含むイメージ、テキスト及びグラフィックスの全てについてカラー情報を含んでいるか否かの検査を行っていることが多い。
特開2000−127548号公報
しかしながら、上記従来の印刷カラーモード判定は、テキストやグラフィックスと比較してイメージのカラー判定に多くの処理時間を要する傾向にあり、この傾向からグレースケールのイメージから成る論理ページを含むドキュメントの印刷速度パフォーマンスが劣化するという問題があった。
さらに、印刷カラーモード判定を経て出力した結果が、ユーザが期待したカラーモードと異なってしまうという問題があり、この問題は特にグレースケールイメージを含むページの出力において顕著であった。これは、グレースケールイメージが黒を含む各色のトナーを用いて出力された場合と、黒色のトナーのみを用いて出力された場合との出力結果に対する好みがユーザ毎に異なることに原因がある。
本発明は上記従来の問題点に鑑み、グレースケールイメージから成る論理ページを含むドキュメントの印刷速度パフォーマンスの劣化を防止することができる情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、ユーザが求める印刷カラーモードで印刷を行うことができる情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラムを提供することを他の目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置では、処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定手段と、前記カラーモード判定手段の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成手段とを備えた情報処理装置において、所定のカラーモードのページデータを指定するためのページ指定手段を設け、前記カラーモード判定手段は、前記ページ指定手段の指定結果に応じて、前記各ページデータのカラーモードを判定することを特徴とする。
本発明の情報処理装置では、処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定手段と、前記カラーモード判定手段の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成手段とを備えた情報処理装置において、前記カラー判定手段で判定された各ページデータのカラーモードを外部へ通知する通知手段と、前記通知手段の通知結果を参照して、前記各ページデータのカラーモードに関する指定を行うためのカラーモード指定手段とを設け、前記処理データ生成手段は、前記カラー判定手段の判定結果と前記カラーモード指定手段の指定結果とに基づいて、前記処理データを生成することを特徴とする。
また、前記処理データ生成手段は、前記カラーモード指定手段の指定結果に従って、前記カラーモード判定手段の判定結果をページ単位で切り替える切り替え処理を行い前記処理データを生成することを特徴とする。
また、前記通知手段の通知結果は、文字情報、グラフィック情報、及び画像情報のいずれか或いは複数の組み合わせであることを特徴とする。
また、前記カラーモード指定手段は、前記処理データを構成する論理ページのページ番号情報によって、前記各ページデータのカラーモードを指定することを特徴とする。
また、前記カラーモード指定手段は、前記処理データを構成する物理ページのページ番号情報によって、前記各ページデータのカラーモードを指定することを特徴とする。
また、前記切り替え処理は、前記カラーモード指定手段によって指定されたページ番号情報を基に、指定カラーモード設定用の制御コマンドをページ毎に付加して前記各ページデータを生成することを特徴とする。
本発明の印刷システムでは、上記情報処理装置と、前記情報処理装置からの前記処理データに基づいて印刷処理を行う印刷装置とを備えたことを特徴とする。
本発明の情報処理装置の処理データ生成方法では、処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定工程と、前記カラーモード判定工程の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成工程とを順次実行する情報処理装置の処理データ生成方法において、所定のカラーモードのページデータを指定するためのページ指定工程を実行した後、前記カラーモード判定工程として、前記ページ指定工程の指定結果に応じて前記各ページデータのカラーモードを判定することを特徴とする。
本発明の情報処理装置の処理データ生成方法では、処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定工程と、前記カラーモード判定工程の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成工程とを順次実行する情報処理装置の処理データ生成方法において、前記カラー判定工程で判定された各ページデータのカラーモードを外部へ通知する通知工程と、前記通知工程の通知結果を参照して、前記各ページデータのカラーモードに関する指定を行うためのカラーモード指定工程とを実行した後、前記処理データ生成工程として、前記カラー判定工程の判定結果と前記カラーモード指定工程の指定結果とに基づいて前記処理データを生成することを特徴とする。
本発明の制御プログラムでは、処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定ステップと、前記カラーモード判定ステップの判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成ステップとを備えた、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記カラーモード判定ステップは、所定のカラーモードのページデータを指定するためのページ指定手段の指定結果に応じて、前記各ページデータのカラーモードを判定することを特徴とする。
本発明の制御プログラムでは、処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定ステップと、前記カラーモード判定ステップの判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成ステップとを備えた、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、前記カラー判定ステップで判定された各ページデータのカラーモードを外部へ通知する通知ステップを備え、前記処理データ生成ステップは、前記通知ステップの通知結果を参照して、前記各ページデータのカラーモードに関する指定を行うためのカラーモード指定手段の指定結果と、前記カラーモード判定手段の判定結果とに基づいて、前記処理データを生成することを特徴とする。
請求項1,9,11の発明によれば、所定のカラーモードのページデータを指定し、その指定結果に応じて、各ページデータのカラーモードを判定するようにしたので、例えば、事前にモノクロモードのページデータを指定することにより、事前に指定されたページについてはカラーモード判定処理を回避することが可能になる。これにより、グレースケールイメージから成る論理ページを含むドキュメントの処理速度パフォーマンスの劣化を防止することができる。
請求項2〜7,10,12の発明によれば、判定された各ページデータのカラーモードを外部へ通知し、その通知結果を参照して、各ページデータのカラーモードに関する指定を行えるようにしたので、ユーザが求めるカラーモードの詳細設定を指定することが可能になる。
請求項8の発明によれば、印刷速度パフォーマンスの劣化を防止することができ、またユーザが詳細設定したカラーモードに従って印刷を行うことが可能になる。
本発明の情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラムの実施の形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態の情報処理装置は、例えばホストコンピュータに適用される。
[印刷システムの構成]
図1は、本発明の実施の一形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図であり、ホストコンピュータ3000にレーザビームプリンタ1500が接続された構成となっている。
図1は、本発明の実施の一形態に係る印刷システムの全体構成を示すブロック図であり、ホストコンピュータ3000にレーザビームプリンタ1500が接続された構成となっている。
同図において、ホストコンピュータ3000は、フォント用ROM3a、プログラム用ROM3b及びフォントデータ用ROM3cから成るROM3を有し、さらに、プログラム用ROM3b或いはハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク等の外部メモリ(例えばハードディスク:HDやフロッピー(登録商標)ディスク:FD)11に記憶された文書処理プログラムに基づいて、図形、イメージ、文字、表(表計算を含む)等が混在した文書処理を実行するCPU1を備えている。CPU1は、システムバス4に接続される各デバイスを総括的に制御する。
プログラム用ROM3b或いは外部メモリ11には、CPU1の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラム(以下、「OS」と記す)等が記憶され、フォント用ROM3a或いは外部メモリ11には、上記文書処理の際に使用されるフォントデータが記憶され、データ用ROM3c或いは外部メモリ11には、上記文書処理等の際に使用される各種データ、例えば各種ページ記述言語のプログラムやフォントのラスタライズ用データ等が記憶されている。
図中の2はオプションRAM等により拡張可能なRAMであり、CPU1の主メモリ、ワークエリア等として機能する。5はキーボードコントローラ(KBC)であり、キーボード(KB)9や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。6はCRTコントローラ(CRTC)であり、CRTディスプレイ(CRT)10の表示制御を行う。7はディスクコントローラ(DKC)であり、ブートプログラム、各種アプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、及びプリンタ制御コマンド生成プログラム(以下、「プリンタドライバ」という)等を記憶する外部メモリ11とのアクセスを制御する。
8はプリンタコントローラ(PRTC)であり、所定の双方向インターフェイス21を介してプリンタ1500に接続され、プリンタ1500との間の通信制御処理を実行する。
なお、CPU1は、例えばRAM2上に設定された表示情報RAM領域へのアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行し、CRT10上でのWYSIWYG(What You See Is What You Get)、すなわち、コンピュータのソフトウェアで作成した文書や図形などを、ディスプレイに表示された通りにプリンタで印刷することを可能としている。また、CPU1は、CRT10上の不図示のマウスカーソル等により指示されたコマンドに基づいて、登録された種々のウインドウを開き、種々のデータ処理を実行する。ユーザは、印刷を実行する際、印刷の設定に関するウインドウを開き、プリンタの設定や印刷モードの選択を含むプリンタドライバに対する印刷処理方法の設定を行える。
一方、プリンタ1500は、フォント用ROM13a、プログラム用ROM13b及びデータ用ROM13cから成るROM13を有し、プリンタCPU12によって制御される。プリンタCPU12は、プログラムROM13bに記憶された制御プログラム等、或いはハードディスクやフロッピー(登録商標)ディスク、ICカード等の外部メモリ(HD、FD)14に記憶された制御プログラム等に基づいて、システムバス15に接続される各種デバイスとのアクセスを総括的に制御し、印刷部インターフェイス(I/F)16を介して接続される印刷部(プリンタエンジン)17に対して出力情報としての画像信号を出力する。
なお、プログラム用ROM13bには、プリンタCPU12が実行可能な制御プログラム等が記憶され、フォント用ROM13aには、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ(アウトラインフォントデータを含む)等が記憶され、データ用ROM13cには、プリンタ1500がハードディスク等の外部メモリがないプリンタである場合にはホストコンピュータ3000上で利用される情報等が記憶される。
操作部1501は、操作パネルであり、操作のためのスイッチ及びLED表示器等が配置されている(不図示)。プリンタCPU12は、入力部18を介してホストコンピュータ3000との通信処理が可能となっており、プリンタ1500内の情報等をホストコンピュータ3000に通知することができる。
19はRAMであり、主としてプリンタCPU12の主メモリやワークエリアとして機能し、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによってメモリ量を拡張することができるように構成されている。なお、RAM19は、出力情報展開領域や、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。外部メモリ14は、ディスクコントローラ(DKC)20によってアクセスを制御される。外部メモリ14は、オプションとして接続されるものであって、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。
また、上述した外部メモリは、1個に限られるものではなく、少なくとも1個以上備え、内蔵フォントに加えてオプションフォントカード、言語系の異なるプリンタ制御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複数接続できるように構成されていてもよい。さらに、図示しないNVRAMを有し、操作部1501からのプリンタモード設定情報をユーザ別、グループ別等のように記憶するようにしてもよい。
[印刷システムの機能]
図2は、本実施形態の印刷システムの主要な機能ブロックを示す図である。
図2は、本実施形態の印刷システムの主要な機能ブロックを示す図である。
ホストコンピュータ3000におけるアプリケーション201、グラフィックエンジン202、プリンタドライバ203及びシステムスプーラ204は、外部メモリ11に保存されたファイルとして存在し、実行される場合にOSやそのモジュールを利用するモジュールによってRAM2にロードされ実行されるプログラムモジュールである。
アプリケーション201及びプリンタドライバ203は、不図示のCD−ROM或いは不図示のネットワークを経由して、外部メモリ11に追加することが可能になっている。外部メモリ11に保存されているアプリケーション201は、RAM2にロードされて実行されるが、このアプリケーション201からプリンタ1500に対して印刷を行わせる際には、同様にRAM2にロードされて実行されるグラフィックエンジン202を利用して出力(描画)を行う。
グラフィックエンジン202は、印刷装置毎に用意されたプリンタドライバ203を外部メモリ11からRAM2にロードし、アプリケーション201の出力を、プリンタドライバ203を用いてプリンタ制御コマンドに変換する。変換されたプリンタ制御コマンドは、OSによってRAM2にロードされたシステムスプーラ204を経てインターフェイス21経由でプリンタ1500へ出力される仕組みとなっている。
[中間コードスプール方式を有する印刷システムの機能]
本実施形態の印刷システムは、図2で示すプリンタとホストコンピュータからなる印刷システムに加えて、更に図3に示すように、アプリケーションからの印刷データを一旦中間コードデータでスプールする構成を有する。図3は、図2のシステムを拡張したもので、グラフィックエンジン202からプリンタドライバ203へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードから成るスプールファイル303を生成する構成を採る。
本実施形態の印刷システムは、図2で示すプリンタとホストコンピュータからなる印刷システムに加えて、更に図3に示すように、アプリケーションからの印刷データを一旦中間コードデータでスプールする構成を有する。図3は、図2のシステムを拡張したもので、グラフィックエンジン202からプリンタドライバ203へ印刷命令を送る際に、一旦中間コードから成るスプールファイル303を生成する構成を採る。
図2のシステムでは、アプリケーション201が印刷処理から開放されるのは、プリンタドライバ203がグラフィックエンジン202からの全ての印刷命令をプリンタの制御コマンドへ変換し終った時点である。これに対して、図3のシステムでは、スプーラ302が全ての印刷命令を中間コードデータに変換し、スプールファイル303へ出力した時点である。通常、後者の方が短時間で済む。
また、図3で示すシステムにおいては、スプールファイル303の内容に対して加工することができる。これにより、アプリケーションからの印刷データに対して、拡大/縮小や、物理ページに対する複数論理ページの縮小印刷、或いは製本印刷における物理ページの排紙順などを考慮した論理ページの面付け等々、アプリケーションの持たない機能を実現することができる。さらに、図3で示すシステムにおいては、スプールファイル303の内容に含まれるカラー情報を検査することによって、各論理ページの出力カラーモードを判定することができる。
これらの目的のために、図2のシステムに対し、図3のシステムのように中間コードデータでスプールするようにシステムの拡張がなされてきている。なお、印刷データの加工を行うためには、通常プリンタドライバ203が提供するウインドウから設定を行い、プリンタドライバ203がその設定内容をRAM2上或いは外部メモリ11上に保管する。
以下、図3に示すシステムの詳細を説明する。
同図に示す通り、この拡張された処理方式では、グラフィックエンジン202からの印刷命令をディスパッチャ301が受け取る。ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令が、アプリケーション201からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301は外部メモリ11に格納されているスプーラ302をRAM2にロードし、プリンタドライバ203ではなくスプーラ302へ印刷命令を送付する。
スプーラ302は、受け取った印刷命令を中間コードに変換してスプールファイル303へ出力する。また、スプーラ302は、プリンタドライバ203に対して設定されている印刷データに関する加工設定をプリンタドライバ203から取得してスプールファイル303に保存する。なお、スプールファイル303は、外部メモリ11上にファイルとして生成するが、RAM2上に生成されても構わない。
さらに、スプーラ302は、外部メモリ11に格納されているスプールファイルマネージャ304をRAM2にロードし、スプールファイルマネージャ304に対してスプールファイル303の生成状況を通知する。その後、スプールファイルマネージャ304は、スプールファイル303に保存された印刷データに関する加工設定の内容に従って印刷を行えるかを判断する。
スプールファイルマネージャ304がグラフィックエンジン202を利用して印刷を行えると判断した際には、外部メモリ11に格納されているデスプーラ305をRAM2にロードし、デスプーラ305に対して、スプールファイル303に記述された中間コードの印刷処理を行うように指示する。
デスプーラ305は、スプールファイル303に含まれる中間コードをスプールファイル303に含まれる加工設定の内容に従って加工し、もう一度グラフィックエンジン202経由で出力する。
ディスパッチャ301がグラフィックエンジン202から受け取った印刷命令がデスプーラ305からグラフィックエンジン202へ発行された印刷命令の場合には、ディスパッチャ301はスプーラ302ではなく、プリンタドライバ203に印刷命令を送る。プリンタドライバ203はプリンタ制御コマンドを生成し、システムスプーラ204経由でプリンタ1500へ出力する。
[印刷カラーモードの詳細設定]
次に、上記構成の印刷システムを用いて、グレースケールイメージから成る論理ページを含むドキュメントの印刷においても速度パフォーマンスを劣化させないように、且つユーザが求める印刷カラーモードの詳細設定を指定できるように印刷を行う方法について説明する。
次に、上記構成の印刷システムを用いて、グレースケールイメージから成る論理ページを含むドキュメントの印刷においても速度パフォーマンスを劣化させないように、且つユーザが求める印刷カラーモードの詳細設定を指定できるように印刷を行う方法について説明する。
図4は、本実施形態の印刷カラーモード詳細設定を行うための表示画面図である。
この印刷カラーモード詳細設定画面400は、本実装形態におけるフルカラーページデータとモノクロページデータが混在するドキュメントの印刷を実行する前に、印刷カラーモードの判定結果の取得、及びユーザが意図する印刷カラーモードの設定を行うためのユーザインターフェイスである。
この詳細設定画面400では、本システムのユーザによって、印刷カラーモード判定結果を取得する指定(「判定結果出力」402)、及びモノクロ出力ページの指定(「モノクロ出力ページ指定」401)を行うことができる。
なお、詳細設定画面400に配置された「OK」ボタン403及び「キャンセル」ボタン404が押下されると、それぞれ印刷処理動作の実行及び印刷処理動作の中止が実行されるように制御される。
[印刷動作]
図5は、本実施形態に係る一連の印刷処理動作を示すフローチャートである。
図5は、本実施形態に係る一連の印刷処理動作を示すフローチャートである。
まずステップS500において、前処理として、印刷カラーモード判定処理実行の指定が不図示のユーザインターフェイス画面により行われ、さらに、図4で示した印刷カラーモード詳細設定画面400を用いて、印刷カラーモード判定結果を取得する指定(「判定結果出力」402)、及びモノクロ出力ページの指定(「モノクロ出力ページ指定」401)を行っておく。
印刷カラーモード詳細設定画面400(図4)で「OK」ボタン403が押下された場合に、図5のステップS501へ進む。また、印刷カラーモード詳細設定画面400で「キャンセル」ボタン404が押下された場合は、ステップS501には移行しないものとする。
ステップS501においては、フルカラーページデータとモノクロページデータが混在するドキュメントの各論理ページに含まれるイメージ、テキスト及びグラフィックス描画オブジェクトの印刷カラーモード情報を検査するカラー判定処理を実行する。このとき、図4で示した印刷カラーモード詳細設定画面400を用いて、モノクロ出力ページの指定(「モノクロ出力ページ指定」401)が行われていた場合は、指定されたページを対象とするカラー判定処理は行われないものとする。
続くステップS502においては、ステップS501で判定された印刷カラーモードをユーザに通知する。
図6は、印刷カラーモード判定結果通知画面を示す図であり、印刷カラーモード判定結果をログ情報として画面(「印刷カラーモード判定結果通知画面」600)に表示したものである。同図中の601は、判定結果のテキスト情報であり、各ページについて判定されたカラーモードをページ番号とカラーモードの対からなる行(例:Page1、Full Color)で示している。また、ログ情報の最下段にページ数(Total Page=5)を示している。この画面600を閉じるには、「CLOSE」ボタン602を押下する。
図7は、印刷カラーモード判定結果の出力画面例を示す図であり、印刷カラーモード判定結果をアイコン画像として印刷した出力結果(「印刷カラーモード判定結果出力」700)を表している。同図中の701、704及び705は、印刷カラーモード判定の結果、カラー印刷と判定されたページを示し、また702及び703は、印刷カラーモード判定の結果、モノクロ印刷と判定されたページを示している。
ユーザは、通知された印刷カラーモードを判定し、期待したカラーモードとなっているか否かを判断する。期待したカラーモードと異なっていた場合に、マニュアル設定でカラーモードの設定を行う。すなわち、図4で示した印刷カラーモード詳細設定画面400を用いて、モノクロ出力ページの指定(「モノクロ出力ページ指定」401)を行った後、「OK」ボタン403を押して、ステップS504へ進む。一方、図5のステップS502の判定結果が期待したカラーモードと同じ場合は、ここでモノクロ出力ページの指定(「モノクロ出力ページ指定」401)を行わずに「OK」ボタン403を押して、ステップS504へ進む。
ステップS504では、ステップS501の印刷カラーモード判定結果に、ステップS503で指定したモノクロ出力ページの指定をマージした結果を基に、物理ページ単位で印刷カラーモードの切り替え処理を行い、ページ毎にプリンタ制御コマンドを付加しながら、各ページデータより成る印刷ジョブを生成する。
続くステップS505では、ステップS504で生成された印刷データによる通常の印刷処理を行った後に、本印刷処理を終了する。
このように本実施形態によれば、事前にモノクロ印刷を明示的に指定することが可能である。すなわち、モノクロ印刷ページを図4のモノクロ出力ページの指定(「モノクロ出力ページ指定」401)を用いて行っていた場合は、指定された該当ページの印刷カラーモード判定処理は回避される。従って、グレースケールイメージから成る論理ページを含むドキュメントの印刷においても速度パフォーマンスを劣化させないという効果がある。これは、カラーデータの印刷処理待ち時間の長期化によるユーザの不満を回避するという点で特に効果が大きい。
また、ユーザがドキュメントの印刷実行の前に印刷カラーモード判定結果を確認して、その印刷カラーモード判定結果を基に、ユーザが求める印刷カラーモードの詳細設定を指定することができるので、ユーザが詳細設定した印刷カラーモードに従って印刷を行うことが可能になる。これにより、ユーザの好みに合った色合いのグレースケールイメージ等を出力することができる。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用してもよい。また、1つの機器からなる装置(複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等)に適用してもよい。さらには、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体をシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、完成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMを用いることができる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
1,12 CPU
13 ROM
14 外部メモリ
400 印刷カラーモード詳細設定画面
600 印刷カラーモード判定結果通知画面
1500 プリンタ
3000 ホストコンピュータ
13 ROM
14 外部メモリ
400 印刷カラーモード詳細設定画面
600 印刷カラーモード判定結果通知画面
1500 プリンタ
3000 ホストコンピュータ
Claims (12)
- 処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定手段と、前記カラーモード判定手段の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成手段とを備えた情報処理装置において、
所定のカラーモードのページデータを指定するためのページ指定手段を設け、
前記カラーモード判定手段は、
前記ページ指定手段の指定結果に応じて、前記各ページデータのカラーモードを判定することを特徴とする情報処理装置。 - 処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定手段と、前記カラーモード判定手段の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成手段とを備えた情報処理装置において、
前記カラー判定手段で判定された各ページデータのカラーモードを外部へ通知する通知手段と、
前記通知手段の通知結果を参照して、前記各ページデータのカラーモードに関する指定を行うためのカラーモード指定手段とを設け、
前記処理データ生成手段は、
前記カラー判定手段の判定結果と前記カラーモード指定手段の指定結果とに基づいて、前記処理データを生成することを特徴とする情報処理装置。 - 前記処理データ生成手段は、
前記カラーモード指定手段の指定結果に従って、前記カラーモード判定手段の判定結果をページ単位で切り替える切り替え処理を行い前記処理データを生成することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記通知手段の通知結果は、文字情報、グラフィック情報、及び画像情報のいずれか或いは複数の組み合わせであることを特徴とする請求項2または3に記載の情報処理装置。
- 前記カラーモード指定手段は、前記処理データを構成する論理ページのページ番号情報によって、前記各ページデータのカラーモードを指定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
- 前記カラーモード指定手段は、前記処理データを構成する物理ページのページ番号情報によって、前記各ページデータのカラーモードを指定することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
- 前記切り替え処理は、前記カラーモード指定手段によって指定されたページ番号情報を基に、指定カラーモード設定用の制御コマンドをページ毎に付加して前記各ページデータを生成することを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
- 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の情報処理装置と、前記情報処理装置からの前記処理データに基づいて印刷処理を行う印刷装置とを備えたことを特徴とする印刷システム。
- 処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定工程と、前記カラーモード判定工程の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成工程とを順次実行する情報処理装置の処理データ生成方法において、
所定のカラーモードのページデータを指定するためのページ指定工程を実行した後、
前記カラーモード判定工程として、前記ページ指定工程の指定結果に応じて前記各ページデータのカラーモードを判定することを特徴とする情報処理装置の処理データ生成方法。 - 処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定工程と、前記カラーモード判定工程の判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成工程とを順次実行する情報処理装置の処理データ生成方法において、
前記カラー判定工程で判定された各ページデータのカラーモードを外部へ通知する通知工程と、前記通知工程の通知結果を参照して、前記各ページデータのカラーモードに関する指定を行うためのカラーモード指定工程とを実行した後、
前記処理データ生成工程として、前記カラー判定工程の判定結果と前記カラーモード指定工程の指定結果とに基づいて前記処理データを生成することを特徴とする情報処理装置の処理データ生成方法。 - 処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定ステップと、前記カラーモード判定ステップの判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成ステップとを備えた、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
前記カラーモード判定ステップは、
所定のカラーモードのページデータを指定するためのページ指定手段の指定結果に応じて、前記各ページデータのカラーモードを判定することを特徴とする制御プログラム。 - 処理データを構成する各ページデータのカラーモードを判定するカラーモード判定ステップと、前記カラーモード判定ステップの判定結果に応じて、外部装置へ出力する処理データを生成する処理データ生成ステップとを備えた、コンピュータで読み取り可能な制御プログラムであって、
前記カラー判定ステップで判定された各ページデータのカラーモードを外部へ通知する通知ステップを備え、
前記処理データ生成ステップは、
前記通知ステップの通知結果を参照して、前記各ページデータのカラーモードに関する指定を行うためのカラーモード指定手段の指定結果と、前記カラーモード判定手段の判定結果とに基づいて、前記処理データを生成することを特徴とする制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003404559A JP2005165741A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | 情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003404559A JP2005165741A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | 情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005165741A true JP2005165741A (ja) | 2005-06-23 |
Family
ID=34727518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003404559A Withdrawn JP2005165741A (ja) | 2003-12-03 | 2003-12-03 | 情報処理装置、印刷システム、情報処理装置の処理データ生成方法、及び制御プログラム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005165741A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009122273A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、制御装置およびプログラム |
-
2003
- 2003-12-03 JP JP2003404559A patent/JP2005165741A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009122273A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置、制御装置およびプログラム |
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