JPH10113805A - 多軸ボール盤の特殊センタリング装置 - Google Patents
多軸ボール盤の特殊センタリング装置Info
- Publication number
- JPH10113805A JPH10113805A JP28726796A JP28726796A JPH10113805A JP H10113805 A JPH10113805 A JP H10113805A JP 28726796 A JP28726796 A JP 28726796A JP 28726796 A JP28726796 A JP 28726796A JP H10113805 A JPH10113805 A JP H10113805A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drilling machine
- screw
- adjusting
- spindle
- centering device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多軸ボール盤の振れのある工具取付けスピン
ドルの振れを矯正するセンタリング装置に関するもの
で、工具取付時の振れ調整作業時間の大巾短縮と精度向
上を図ることを目的としている。 【解決手段】 多軸ボール盤本体にその一端を取り付
け、他端にフランジ部７を設けたシャンク１に円筒型調
整ホルダー２を固定用ネジ４、調整用ネジ５、緩み止め
用ネジ６で取り付ける。又調整ホルダー２は前端部に調
整面Ｘ、外径部前後２ケ所に芯出用仕上面Ｙを設けてい
る。調整ホルダー２の内径側には工具取付穴を有するソ
ケット３が挿入され、止めネジ８で固定される。このよ
うな構成よりなる特殊センタリング装置を多軸ボール盤
のスピンドルと、スピンドル先端に取り付けられる工具
との間に配設したもの。
ドルの振れを矯正するセンタリング装置に関するもの
で、工具取付時の振れ調整作業時間の大巾短縮と精度向
上を図ることを目的としている。 【解決手段】 多軸ボール盤本体にその一端を取り付
け、他端にフランジ部７を設けたシャンク１に円筒型調
整ホルダー２を固定用ネジ４、調整用ネジ５、緩み止め
用ネジ６で取り付ける。又調整ホルダー２は前端部に調
整面Ｘ、外径部前後２ケ所に芯出用仕上面Ｙを設けてい
る。調整ホルダー２の内径側には工具取付穴を有するソ
ケット３が挿入され、止めネジ８で固定される。このよ
うな構成よりなる特殊センタリング装置を多軸ボール盤
のスピンドルと、スピンドル先端に取り付けられる工具
との間に配設したもの。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は多軸ボール盤の振れ
のある工具取付けスピンドルの振れを矯正する特殊セン
タリング装置の構造に関する。
のある工具取付けスピンドルの振れを矯正する特殊セン
タリング装置の構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】多軸ボール盤は同時に多数の穴を加工す
るために使用される。
るために使用される。
【０００３】多軸ボール盤においては、一個のワークに
数種の加工を行なうことができるように各種の工具を各
主軸に取り付けワークを移動させて行なっている。
数種の加工を行なうことができるように各種の工具を各
主軸に取り付けワークを移動させて行なっている。
【０００４】そして、主軸は直線上或いは円周上に配置
したものなどがある。
したものなどがある。
【０００５】またワークはテーブル上に万力、クランプ
などの取付装置に取り付けて固定するがこの時工具の軸
心とワークの穴心とは正確に一致していなければならな
い。
などの取付装置に取り付けて固定するがこの時工具の軸
心とワークの穴心とは正確に一致していなければならな
い。
【０００６】ワークの穴形と寸法の精度は多軸ボール盤
の精度が最も重要な要素となる。
の精度が最も重要な要素となる。
【０００７】しかし多軸ボール盤も永い間に老朽化する
のは避けることができなく工具取付けスピンドルの振れ
などの現象が現われる。
のは避けることができなく工具取付けスピンドルの振れ
などの現象が現われる。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のよう
に、長期間使用による多軸ボール盤の老朽化とともに工
具取付けスピンドルの振れ現象が現われるがこの状態で
工具（ドリル、リーマ）を取り付けると工具が振れてし
まい加工穴径の拡大が発生する。
に、長期間使用による多軸ボール盤の老朽化とともに工
具取付けスピンドルの振れ現象が現われるがこの状態で
工具（ドリル、リーマ）を取り付けると工具が振れてし
まい加工穴径の拡大が発生する。
【０００９】スピンドルの振れを無くするように調整す
るにしても、多軸のため全軸スピンドルの振れを無くす
るのは非常に困難である。
るにしても、多軸のため全軸スピンドルの振れを無くす
るのは非常に困難である。
【００１０】本発明はこの問題点を解消することを目的
としている。
としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明の多軸ボール盤の特殊センタリング
装置は、多軸ボール盤のスピンドルと、スピンドル先端
に取り付けられる工具との間に、前記ボール盤本体に一
端を取り付けうるよう構成し、他端フランジ部に固定用
ネジ、調整用ネジ及び固定用ネジの緩み止め用ネジを有
するシャンクと、前記シャンクフランジの端面に接触し
前記シャンクフランジに取り付けた固定用ネジにより調
整可能にシャンクフランジに固定される円筒型で端部に
調整面及び外径面に前後２ケ所の芯出し用仕上面を有す
る調整ホルダーと、該調整ホルダーの内径側に一端を嵌
合し、他端に工具取付穴を有するソケットとで構成され
た特殊センタリング装置を取り付けたことを特徴として
いる。
の構成として本発明の多軸ボール盤の特殊センタリング
装置は、多軸ボール盤のスピンドルと、スピンドル先端
に取り付けられる工具との間に、前記ボール盤本体に一
端を取り付けうるよう構成し、他端フランジ部に固定用
ネジ、調整用ネジ及び固定用ネジの緩み止め用ネジを有
するシャンクと、前記シャンクフランジの端面に接触し
前記シャンクフランジに取り付けた固定用ネジにより調
整可能にシャンクフランジに固定される円筒型で端部に
調整面及び外径面に前後２ケ所の芯出し用仕上面を有す
る調整ホルダーと、該調整ホルダーの内径側に一端を嵌
合し、他端に工具取付穴を有するソケットとで構成され
た特殊センタリング装置を取り付けたことを特徴として
いる。
【００１２】
【発明の実施の形態】以下本発明の最良と思われる実施
形態例を図１、図２に基づいて説明する。図１は本発明
特殊センタリング装置の断面図、図２（ａ），（ｂ），
（ｃ）は図１Ａ，Ｂ，Ｃ各部分断面図である。
形態例を図１、図２に基づいて説明する。図１は本発明
特殊センタリング装置の断面図、図２（ａ），（ｂ），
（ｃ）は図１Ａ，Ｂ，Ｃ各部分断面図である。
【００１３】特殊センタリング装置はシャンク１、調整
ホルダー２、及びソケット３から構成されており、多軸
ボール盤のスピンドルと、スピンドル先端に取り付けら
れる工具との間に取り付けられる。
ホルダー２、及びソケット３から構成されており、多軸
ボール盤のスピンドルと、スピンドル先端に取り付けら
れる工具との間に取り付けられる。
【００１４】シャンク１はその一端を多軸ボール盤本体
に取り付け、他端部にシャンクフランジ部７を形成して
いる。
に取り付け、他端部にシャンクフランジ部７を形成して
いる。
【００１５】シャンクフランジ部７には、固定用ネジ
４、調整用ネジ５、及び前記固定用ネジ４の緩み止め用
ネジ６がそれぞれ図示の位置関係で螺合している。
４、調整用ネジ５、及び前記固定用ネジ４の緩み止め用
ネジ６がそれぞれ図示の位置関係で螺合している。
【００１６】２は円筒型の調整ホルダーで、そのシャン
クフランジ側端面内方位置には調整面Ｘが形成されてお
り、該調整面Ｘに対向して前記調整用ネジ５がシャンク
フランジの側壁に穿設したネジ孔内に螺合され、該調整
用ネジ５により調整ホルダー２の前端に設けた前記調整
面Ｘを締付け可能に調整できるよう構成している。
クフランジ側端面内方位置には調整面Ｘが形成されてお
り、該調整面Ｘに対向して前記調整用ネジ５がシャンク
フランジの側壁に穿設したネジ孔内に螺合され、該調整
用ネジ５により調整ホルダー２の前端に設けた前記調整
面Ｘを締付け可能に調整できるよう構成している。
【００１７】またシャンクフランジ７に取り付けた固定
用ネジ４により、調整ホルダー２を軸方向に締付け固定
している。
用ネジ４により、調整ホルダー２を軸方向に締付け固定
している。
【００１８】緩み止め用ネジ６は、調整ホルダー２の側
壁に穿設されたネジ孔内に螺入され、固定用ネジ４の螺
合時の先端位置において固定用ネジ４の緩み止めを行な
う。
壁に穿設されたネジ孔内に螺入され、固定用ネジ４の螺
合時の先端位置において固定用ネジ４の緩み止めを行な
う。
【００１９】調整ホルダー２の外径面には、２ケ所に芯
出用の仕上面Ｙが設けられている。
出用の仕上面Ｙが設けられている。
【００２０】また調整ホルダー２の内径側には、工具取
付穴を一端に有するソケット３が、比較的堅い遊合で挿
入されていて平面ホルダータイプの止めネジ８で調整ホ
ルダー２の外壁側より固定されている。
付穴を一端に有するソケット３が、比較的堅い遊合で挿
入されていて平面ホルダータイプの止めネジ８で調整ホ
ルダー２の外壁側より固定されている。
【００２１】またソケット３の工具取付穴を有する端部
には工具の長さに応じて挿入深さを加減できるネジ部９
も設けられている。
には工具の長さに応じて挿入深さを加減できるネジ部９
も設けられている。
【００２２】図２は本発明装置の部分断面図を示すもの
で、図２（ａ）は図１Ａ矢視断面図、図２（ｂ）は図１
Ｂ矢視断面図、図２（ｃ）は図１Ｃ矢視断面図である。
で、図２（ａ）は図１Ａ矢視断面図、図２（ｂ）は図１
Ｂ矢視断面図、図２（ｃ）は図１Ｃ矢視断面図である。
【００２３】図２（ａ）には止めネジ８によりソケット
３が調整ホルダー２に固定される状態が示され、図２
（ｂ）には緩み止め用ネジ６により固定用ネジ４の先端
部が締着される状態が示されており、また図２（ｃ）に
は調整用ネジ５により調整ホルダー２前端部に設けた調
整面Ｘが締着されている状態が示されている。
３が調整ホルダー２に固定される状態が示され、図２
（ｂ）には緩み止め用ネジ６により固定用ネジ４の先端
部が締着される状態が示されており、また図２（ｃ）に
は調整用ネジ５により調整ホルダー２前端部に設けた調
整面Ｘが締着されている状態が示されている。
【００２４】つぎに本発明特殊センタリング装置による
センタリング方法について説明する。
センタリング方法について説明する。
【００２５】（１）多軸ボール盤に取り付けられている
シャンクフランジの固定用ネジ４を緩め調整ホルダー２
に僅かな遊びをつける。
シャンクフランジの固定用ネジ４を緩め調整ホルダー２
に僅かな遊びをつける。
【００２６】（２）平面ボールタイプの調整用ネジ５に
てホルダー２先端部外径の芯出用仕上面Ｙを使ってダイ
ヤルゲージで振れ出しを行なう。
てホルダー２先端部外径の芯出用仕上面Ｙを使ってダイ
ヤルゲージで振れ出しを行なう。
【００２７】（３）振れ出し後平面ボールタイプの調整
用ネジ５を締め込み（ラジアル方向はライナー調整す
る）更に固定用ネジ４にて調整ホルダー２を固定する。
用ネジ５を締め込み（ラジアル方向はライナー調整す
る）更に固定用ネジ４にて調整ホルダー２を固定する。
【００２８】（４）最後に緩み止め用ネジ６を締め込み
万全とする。
万全とする。
【００２９】（５）上述のように、この特殊センタリン
グ装置によって先端調整ホルダー２の外径芯出用仕上面
Ｙを目安に芯出しを行なうことによりスピンドルの振れ
が相殺され工具の振れは矯正される。
グ装置によって先端調整ホルダー２の外径芯出用仕上面
Ｙを目安に芯出しを行なうことによりスピンドルの振れ
が相殺され工具の振れは矯正される。
【００３０】
【発明の効果】本発明になる多軸ボール盤の特殊センタ
リング装置によれば工具取付時の振れ調整作業の時間が
大巾に削減されるうえ、振れ調整の精度が上がることに
伴い穴形、穴寸法の精度も上がるなど作業改善、品質の
向上に寄与する効果は大きい。
リング装置によれば工具取付時の振れ調整作業の時間が
大巾に削減されるうえ、振れ調整の精度が上がることに
伴い穴形、穴寸法の精度も上がるなど作業改善、品質の
向上に寄与する効果は大きい。
【図１】本発明特殊センタリング装置の断面図である。
【図２】同装置の部分断面図を示し、（ａ）は図１のＡ
矢視断面図、（ｂ）は図１のＢ矢視断面図、（ｃ）は図
１のＣ矢視断面図である。
矢視断面図、（ｂ）は図１のＢ矢視断面図、（ｃ）は図
１のＣ矢視断面図である。
１ シャンク ２ 調整ホルダー ３ ソケット ４ 固定用ネジ ５ 調整用ネジ ６ 緩み止め用ネジ ７ シャンクフランジ ８ 止めネジ ９ ネジ部 Ｘ 調整面 Ｙ 芯出用仕上面
Claims (1)
- 【請求項１】 多軸ボール盤のスピンドルと、スピンド
ル先端に取り付けられる工具との間に、前記ボール盤本
体に一端を取り付けうるよう構成し、他端フランジ部に
固定用ネジ、調整用ネジ及び固定用ネジの緩み止め用ネ
ジを有するシャンクと、前記シャンクフランジの端面に
接触し前記シャンクフランジに取り付けた固定用ネジに
より調整可能にシャンクフランジに固定される円筒型で
端部に調整面及び外径面に前後２ケ所の芯出し用仕上面
を有する調整ホルダーと、該調整ホルダーの内径側に一
端を嵌合し、他端に工具取付穴を有するソケットとで構
成された特殊センタリング装置を取り付けたことを特徴
とする多軸ボール盤の特殊センタリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28726796A JPH10113805A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 多軸ボール盤の特殊センタリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28726796A JPH10113805A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 多軸ボール盤の特殊センタリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10113805A true JPH10113805A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=17715199
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28726796A Pending JPH10113805A (ja) | 1996-10-11 | 1996-10-11 | 多軸ボール盤の特殊センタリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10113805A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6557445B1 (en) * | 1999-08-30 | 2003-05-06 | Nt Tool Kabushiki Kaisha | Tool holder and a runout correcting tool for a tool holder |
| EP2314403A1 (de) * | 2009-10-26 | 2011-04-27 | Schunk GmbH & Co. KG Spann- und Greiftechnik | Spanneinrichtung |
| WO2014146512A2 (zh) * | 2014-01-22 | 2014-09-25 | 宁波市海联电器有限公司 | 电动工具 |
-
1996
- 1996-10-11 JP JP28726796A patent/JPH10113805A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6557445B1 (en) * | 1999-08-30 | 2003-05-06 | Nt Tool Kabushiki Kaisha | Tool holder and a runout correcting tool for a tool holder |
| EP2314403A1 (de) * | 2009-10-26 | 2011-04-27 | Schunk GmbH & Co. KG Spann- und Greiftechnik | Spanneinrichtung |
| WO2014146512A2 (zh) * | 2014-01-22 | 2014-09-25 | 宁波市海联电器有限公司 | 电动工具 |
| WO2014146512A3 (zh) * | 2014-01-22 | 2014-12-24 | 宁波市海联电器有限公司 | 电动工具 |
| US10315301B2 (en) | 2014-01-22 | 2019-06-11 | Ningbo Hailian Electric Appliance Co., Ltd. | Electric power tool |
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