JPH10113553A - pH感応性マイクロカプセル - Google Patents

pH感応性マイクロカプセル

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JPH10113553A
JPH10113553A JP9231862A JP23186297A JPH10113553A JP H10113553 A JPH10113553 A JP H10113553A JP 9231862 A JP9231862 A JP 9231862A JP 23186297 A JP23186297 A JP 23186297A JP H10113553 A JPH10113553 A JP H10113553A
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microcapsule
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 pH感応性マイクロカプセルを提供する。 【解決手段】 pH感応性マイクロカプセル、これらを
含んでいる組成物、これらの製造方法、及びこれらの使
用方法。pH感応性マイクロカプセルは、殻壁に遊離カ
ルボン酸が組み入れられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】マイクロカプセル化は、水と混和しない
成分を処方するために用いられるよく知られた方法であ
る。マイクロカプセルは、通常、使用前の保存期間中に
それらの活性成分がカプセル壁を透過するのを防ぐよう
に設計される。例えば、懸濁液濃縮物として処方される
マイクロカプセル中に存在する活性成分は、保存中にカ
プセルから漏出し、その懸濁液の毒物学的特性及び/ま
たは物理学的特性における望ましくない変化を引き起こ
すことができる。特に、活性成分の漏出は、懸濁液の流
動、粘性、及び外観に変化をもたらし、そして結晶成長
を引き起こすことができる。結晶成長は、懸濁液の粘性
を増し、懸濁液中に沈殿物の形成を引き起こし、そして
懸濁液を分配するために用いられる装置中に妨害物を生
じさせることができるので、特に問題がある。
【0002】従来、水と混和しない活性成分の透過を防
ぐために、厚壁のマイクロカプセルが用いられてきた。
しかしながら、厚壁のマイクロカプセルは、それらの意
図された目的のために用いられる場合に、それらの活性
成分を容易にそして/または完全に放出しないので、全
く申し分がない訳ではない。
【0003】ある種のpH感応性ポリ(スチレン)マイ
クロカプセルが、Kokufuta等によりBiote
chnology and Bioengineeri
ng、32、289−294(1988)に記述されて
いる。この文献は、ポリ(スチレン)マイクロカプセル
が、これらをpH感応にするために高分子電解質で被覆
されることを開示している。しかしながら、水と混和し
ない成分は、Kokufuta等により記述された方法
によりカプセルに包まれることはできない。
【0004】pH依存性を示すポリ(L−リジン−al
t−テレフタル酸)マイクロカプセルが、Miyauc
hi等によりJournal of Microenc
apsulation、(3)、329−333(1
992)に記述されている。しかしながら、この文献
は、水を含んでいるマイクロカプセルの調製を記述して
いるだけで、水と混和しない成分を含んでいるマイクロ
カプセルの調製方法を開示していない。
【0005】それ故、水と混和しない成分を含み、そし
て意図された目的のために用いられた場合に内容物を迅
速に放出するマイクロカプセルを提供することが本発明
の目的である。
【0006】また、容易に結晶化しない、保存安定の水
性のマイクロカプセル組成物を提供することも本発明の
目的である。
【0007】本発明のこれらのそして他の目的は、以下
に述べるこれらの詳細な記述からより明らかになる。
【0008】
【発明の構成】本発明は、殻壁内に水と混和しない活性
成分を含んでなり、該殻壁がその中に組み入れられた遊
離カルボン酸基を有する、pH感応性マイクロカプセル
を提供する。
【0009】本発明はまた、これらのマイクロカプセル
の病虫害防除剤剤的使用、これらのマイクロカプセルを
含んでいる組成物、及びこれらのマイクロカプセルの製
造方法にも関する。
【0010】本発明は、殻壁内に水と混和しない活性成
分を含んでなり、該殻壁がその中に組み入れられた遊離
カルボン酸基を有する、pH感応性マイクロカプセルを
提供する。
【0011】本発明のマイクロカプセルは、それらが存
在する環境のpHに対する独特な依存性のために、「p
H感応(性)」と呼ばれる。都合よく、殻壁中に組み入
れられた遊離カルボン酸基を有するマイクロカプセル
は、約pH1からpH5.5までのpH値で安定であ
り、そして約5.5より高いpH値でそれらの内容物を
放出することが見いだされている。
【0012】独特なことに、本発明のpH感応性マイク
ロカプセルは、結晶化及び沈殿のような従来の調製物に
関連した問題なしに、約pH1からpH5.5までのp
H値で長期間保存されることができる。加えて、本発明
のマイクロカプセルは、約5.5より高いpHを有する
環境にさらされた場合に、それらの内容物を容易に放出
する。それに反して、向上した保存安定性のために考案
される従来のマイクロカプセルは、意図された目的のた
めに用いられた場合に、それらの内容物を容易にそして
/または完全には放出しない。
【0013】本発明における使用のために適した殻壁
は、それらの中に組み入れられた遊離カルボン酸基を有
することができるあらゆる従来の殻壁を含む。好ましく
は、殻壁は、各々、その中に組み入れられた遊離カルボ
ン酸基を有する、ポリアミド、ポリエステル、ポリアミ
ド/ポリエステル共重合体、または架橋したアミノ樹脂
である。
【0014】本発明の好ましい態様において、殻壁に組
み入れられた遊離カルボン酸基を有するポリアミド殻壁
はハロゲン化ポリ酸及びポリアミンから形成され、殻壁
に組み入れられた遊離カルボン酸基を有するポリエステ
ル殻壁はハロゲン化ポリ酸及びポリオールから形成さ
れ、殻壁に組み入れられた遊離カルボン酸基を有するポ
リアミド/ポリエステル殻壁はハロゲン化ポリ酸、ポリ
アミン、及びポリオールから形成され、そして殻壁に組
み入れられた遊離カルボン酸基を有する架橋したアミノ
樹脂殻壁はハロゲン化ポリ酸及び水と混和しないアミノ
樹脂プレポリマーから形成される。
【0015】ポリアミド、ポリエステル、及びポリアミ
ド/ポリエステル殻壁がそれらの中に組み入れられた遊
離カルボン酸基を有することを確実にするために、殻壁
形成成分中のアミノ及び/またはヒドロキシ基に対する
ハロゲン化酸基の比は、好ましくは1:1より大きくそ
して約5:1より小さく、より好ましくは約2:1ない
し3:1である。そして架橋したアミノ樹脂殻壁がその
中に組み入れられた遊離カルボン酸基を有することを確
実にするために、ハロゲン化ポリ酸に対する水と混和し
ないアミノ樹脂プレポリマーの比は、好ましくは、重量
に基づいて約20:1ないし5:1である。
【0016】ポリアミド、ポリエステル、またはポリア
ミド/ポリエステル殻壁中に遊離カルボン酸基が組み入
れられた本発明のpH感応性マイクロカプセルの発見
は、マイクロカプセル化の最新技術を考慮すると特に意
外である。水と混和しない成分をカプセルに包むために
用いられる界面重合の原理は、当該技術分野においてよ
く知られている(例えば、米国特許第3,577,51
5号;米国特許第4,360,376号及び米国特許第
4,563,212号を参照)。これらの特許は、ハロ
ゲン化酸基に対する少なくとも化学量的な量のアミノ及
び/またはヒドロキシ基の使用を開示し、そしてさらに
ハロゲン化酸基に対するアミノ及び/またはヒドロキシ
基の比が好ましくは1:1より大きいことを開示してい
る。しかしながら、これらの特許において要求されるよ
うな等しいまたは過剰量のアミノ及び/またはヒドロキ
シ基が用いられる場合、遊離カルボン酸基は生じない。
【0017】架橋したアミノ樹脂殻壁中に遊離カルボン
酸基を組み入れられた本発明のpH感応性マイクロカプ
セルは、米国特許第4,956,129号を考慮すると
特に意外である。米国特許第4,956,129号は、
水と混和しないエーテル化した尿素−ホルムアルデヒド
プレポリマーから形成される、架橋したアミノ樹脂殻壁
を有するマイクロカプセルの調製を記述している。しか
しながら、この特許の方法により調製されたマイクロカ
プセルは、pH感応性を示さない。実際、この特許は、
いったん殻壁が形成されると、あらゆる水溶性の塩基を
加えることにより、水性のマイクロカプセル組成のpH
を上げることが好ましいと教示している。
【0018】本発明のマイクロカプセルのpH感応性
は、これらを農業用途における使用のために特に適した
ものにする。これらのマイクロカプセルは、いかなる著
しい劣化もなしに数カ月間、低いpHを有する水性組成
において保存されることができる。これらの安定な組成
は、次に、水で希釈され、そして土壌に噴霧されること
ができる。土壌のpHは、通例、5.5より高いので、
本発明のマイクロカプセルは、殻壁中に遊離カルボン酸
基が組み入れられていないマイクロカプセルより著しく
速くそして/または完全にそれらの内容物を放出する。
【0019】本発明における使用のために適したハロゲ
ン化ポリ酸は、ハロゲン化三酸及びハロゲン化二酸のよ
うな通常のハロゲン化ポリ酸を含む。好ましいハロゲン
化ポリ酸は、三酸クロライド、三酸ブロマイド、二酸ク
ロライド、及び二酸ブロマイドである。トリメソイルク
ロライド、三量体酸クロライドなどのような三酸クロラ
イド、及びテレフタロイルクロライド、セバコイルクロ
ライド、アジポイルクロライド、アゼラオイルクロライ
ド、ドデカン二酸クロライド、二量体酸クロライドなど
のような二酸クロライドがより好ましい。加えて、ハロ
ゲン化ポリ酸等価体もまた、殻壁形成反応において用い
られることができる。
【0020】本発明における使用のために適したポリア
ミンは、ジアミン及びトリアミンのような通常のポリア
ミンを含む。1,6−ヘキサメチレンジアミン、エチレ
ンジアミン、1,3−ペンタンジアミン、2−メチルペ
ンタメチレンジアミン、プロピレン−1,3−ジアミ
ン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジアミ
ン、4,9−ジオキサドデカン−1,12−ジアミン、
1,3−フェニレンジアミン、2,4−及び2,6−ト
ルエンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン
などのようなジアミン、並びにジエチレントリアミン、
1,3,5−ベンゼントリアミン、2,4,6−トリア
ミノトルエンなどのようなトリアミンが、本発明におけ
る使用のために適し、そしてジアミンが好ましい。これ
らのポリアミンの塩酸塩もまた、遊離カルボン酸基を有
するポリアミド殻壁を形成するために用いられることが
できる。
【0021】使用のために適しているポリオールは、ジ
オール及びトリオールのような通常のポリオールを含
む。好ましいポリオールは、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレン
グリコール、トリエチレングリコールなどのようなグリ
コール、ビスフェノールA、ヒドロキノン、レソルシノ
ール、カテコール、ピロガロール、フロログルシノール
二水和物、ペンタエリトリトール、トリメチロールプロ
パンなどを含み、そしてエチレングリコールがより好ま
しい。
【0022】本発明における使用のために適した水と混
和しないアミノ樹脂プレポリマーは、部分的にエーテル
化された尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー、部分的
にエーテル化されたメラミン−ホルムアルデヒドプレポ
リマーなどのような通常の水と混和しないアミノ樹脂プ
レポリマー及びこれらの混合物を含み、そして部分的に
エーテル化された尿素−ホルムアルデヒドプレポリマー
が好ましい。部分的にエーテル化された尿素−ホルムア
ルデヒド及びメラミン−ホルムアルデヒドプレポリマー
は、それぞれ、対応する尿素−及びメラミン−ホルムア
ルデヒドプレポリマーのメチロール基の約50%ないし
98%のヒドロキシル水素原子がC4−C10アルキル基
で置換される、尿素−ホルムアルデヒド及びメラミン−
ホルムアルデヒドプレポリマーである。本発明の好まし
い態様において、尿素−及びメラミン−ホルムアルデヒ
ドプレポリマーの約60%ないし90%のメチロール基
はn−ブタノールでエーテル化される。エーテル化され
た尿素−ホルムアルデヒドプレポリマーのさらなる記述
及びこれらの製造方法は、米国特許第4,956,12
9号において提示されている。
【0023】一般的に、約100℃未満の融点を有する
か、または水と混和しない溶媒中に可溶であり、そして
殻壁形成成分と融和する、あらゆる水と混和しない活性
成分が本発明において用いられることができる。本発明
のpH感応性マイクロカプセルは、好ましくは、除草
剤、殺虫剤、ダニ駆除剤、殺線虫剤、殺真菌剤、殺陸貝
剤、植物成長調製物質、毒性緩和剤、アルジサイド、カ
ビ駆除剤、外部寄生虫駆除剤などのような水と混和しな
い農業化合物、及びこれらの組み合わせを含む。除草
剤、殺虫剤、ダニ駆除剤、殺線虫剤、殺真菌剤、及び殺
陸貝剤が好ましい。本発明における使用のために特に適
した除草剤化合物は、ペンジメタリン及びトリフルラリ
ンのようなジニトロアニリン化合物、並びにアラクロル
(alachlor)、メトラクロル(metolac
hlor)、及びプロパクロル(propachlo
r)のようなハロアセトアニリド化合物を含む。本発明
における使用のために特に適した殺虫剤化合物は、テル
ブホス、マラチオン、クロルピリホス、ジアジノン、及
びプロフェノホス(profenofos)のようなリ
ン酸エステル化合物、並びにサイパー(cyper)メ
トリン、アルファ−サイパーメトリン、及びペルメトリ
ンのようなピレスロイド化合物を含む。
【0024】本発明のpH感応性マイクロカプセルは、
典型的には、約1マイクロメートルないし200マイク
ロメートル、好ましくは約3マイクロメートルないし5
0マイクロメートル、そしてより好ましくは約5ないし
15マイクロメートルの中央値直径を有する。
【0025】本発明はまた、ポリアミド、ポリエステ
ル、ポリアミド/ポリエステル、または架橋したアミノ
樹脂殻壁を有する水と混和しない活性成分を含んでいる
水性のマイクロカプセルを製造するための改善された方
法にも関し、その改善は、殻壁形成中に過剰のハロゲン
化ポリ酸を加えることにより該殻壁中に遊離カルボン酸
基を組み入れることを含んでなる。
【0026】過剰のハロゲン化ポリ酸は、常法を越えた
量を意味し、すなわち、(1)ポリアミド、ポリエステ
ル、またはポリアミド/ポリエステル殻壁の場合、殻壁
形成成分中に存在するアミノ及び/またはヒドロキシ基
に対するハロゲン化酸基の比は、本発明によると1:1
より大きくそして約5:1より小さくなければならず、
一方、従来法はより少ないハロゲン化ポリ酸を使用し、
そして、(2)ハロゲン化ポリ酸が通常添加されない架
橋したアミノ樹脂殻壁の場合、本発明は、本発明におけ
るハロゲン化ポリ酸に対するアミノ樹脂プレポリマー殻
壁形成成分の比が好ましくは重量に基づいて約20:1
ないし5:1であるようなハロゲン化ポリ酸の使用を意
図する。
【0027】本発明の工程は、都合よく、通常の温度で
行われることができる。もちろん、温度は、形成される
殻壁の型による。ポリアミド、ポリエステル、ポリアミ
ド/ポリエステル殻壁を形成する場合、その工程は、通
常、水と混和しない活性成分を液体状態に保つために、
そして壁形成反応速度を増大するために高い温度で行わ
れ、この工程は、好ましくは、約35℃ないし85℃の
温度で行われ、そしてより好ましくは、約50℃ないし
65℃の温度で行われる。架橋したアミノ樹脂殻壁を形
成する場合、殻壁の形成を確実にするために、エマルジ
ョンは、通例、約50℃ないし100℃に加熱され、こ
の温度(好ましくは、60°ないし80℃)はまた、ハ
ロゲン化ポリ酸及びアミノ樹脂プレポリマーが反応し、
殻壁中に含まれた遊離カルボン酸基を有する架橋したア
ミノ樹脂殻壁を形成することを可能にする。
【0028】本発明の方法の好ましい態様において、水
性のpH感応性マイクロカプセル組成物のpHは、約p
H1ないしpH5.5であり、好ましくは約pH2ない
しpH4である。水性のpH感応性マイクロカプセル組
成物が望ましいpHの範囲にあることを確実にするため
に、塩基または塩基の混合物が殻壁形成中または後に加
えられることができる。本発明における使用のために適
した塩基は、水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムのよ
うなアルカリ金属の水酸化物及び炭酸ナトリウム及び炭
酸カリウムのようなアルカリ金属の炭酸塩を含む。水酸
化ナトリウムが好ましい塩基である。
【0029】様々な殻壁の厚さが本発明により得られる
ことができる。一般的に、壁の厚さは、マイクロカプセ
ルに対して要求される用途に対応して選択される。ポリ
アミド、ポリエステル、またはポリアミド/ポリエステ
ルで製造された殻壁を形成する場合、水と混和しない溶
液は、ハロゲン化ポリ酸の重量で、好ましくは約1%な
いし15%、より好ましくは約2%ないし8%を含み、
そしてポリアミン、ポリオール、またはこれらの混合物
は、水と混和しない溶液の重量に対して重量で約0.3
%から5%まで、より好ましくは約0.6%から3%ま
での量において存在する。架橋したアミノ樹脂殻壁を形
成する場合、水と混和しない溶液は、好ましくは、ハロ
ゲン化ポリ酸の重量で約1%ないし3%、そしてアミノ
樹脂プレポリマーの重量で約5%ないし20%を含む。
【0030】都合よく、pH感応性マイクロカプセル
は、あらゆる通常の乳化剤を用いて調製されることがで
きる。特に、ポリビニルアルコール、アルキル化ビニル
ピロリドン重合体、エトキシル化リグノスルホン酸塩、
リグノスルホン酸塩、酸化リグニン、リグニン塩、スチ
レン−無水マレイン酸共重合体の塩、スチレン−無水マ
レイン酸共重合体の部分エステルの塩、ポリアクリル酸
の部分塩、ポリアクリル酸三元共重合体の部分塩などの
ような乳化剤、及びこれらの混合物が、本発明の方法に
おける使用のために適している。上記の乳化剤におい
て、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、及びアンモニウム塩が、通例好ましく、そしてナト
リウム及びマグネシウム塩が特に好ましい。本発明の方
法における使用のために好ましい乳化剤は、ポリビニル
アルコール、アルキル化ビニルピロリドン重合体、及び
リグノスルホン酸塩を含む。
【0031】本発明の方法において用いられる水溶液
は、乳化剤または乳化剤の混合物の重量で、好ましくは
約0.5%ないし5%、より好ましくは約1%ないし3
%を含む。本発明の方法により調製された水性のpH感
応性マイクロカプセル組成物は、水と混和しない活性成
分の重量で、好ましくは約5%ないし60%、より好ま
しくは約20%ないし50%を含む。
【0032】本発明の方法において用いられる水と混和
しない溶液は、アミノ樹脂プレポリマーが用いられる場
合は、温度が壁形成反応を開始するために必要とされる
温度より低いという条件で、活性成分の融点以上の温度
で、ハロゲン化ポリ酸及び、必要な場合、アミノ樹脂プ
レポリマーを活性成分と混合することにより調製され
る。代わりに、水と混和しない溶液は、ハロゲン化ポリ
酸及び、必要とされる場合、アミノ樹脂プレポリマー
を、適当な水と混和しない溶媒中の活性成分の溶液と混
合することにより調製されることができる。
【0033】使用のために適している水と混和しない溶
媒は、本発明の方法において用いられる成分のあらゆる
ものと望ましくなく反応しない溶媒を含む。適した溶媒
は、水と混和しない炭化水素、芳香族炭化水素、ハロゲ
ン化炭化水素、ハロゲン化芳香族炭化水素、ケトン、長
鎖エステル、及びこれらの混合物を含む。
【0034】より詳細には、本発明は、架橋したアミノ
樹脂殻壁中に組み入れられた遊離カルボン酸基を有する
水性のpH感応性マイクロカプセル組成物の製造方法を
提供し、この方法は、(a)乳化剤を含んでいる水溶液
を用意し、(b)この水溶液中に、水と混和しないアミ
ノ樹脂プレポリマー、ハロゲン化ポリ酸、及び水と混和
しない活性成分を含んでなる水と混和しない溶液を撹拌
しながら分散させてエマルジョンを形成し、好ましく
は、ハロゲン化ポリ酸に対するアミノ樹脂プレポリマー
の比が、重量に基づいて約20:1ないし5:1であ
り、そして、(c)このエマルジョンを約50℃ないし
100℃に加熱する、ことを含んでなる。
【0035】本発明の好ましい態様において、アミノ樹
脂プレポリマーは、アルコール中の溶液またはアルコー
ル及びキシレン中の混合物の形態において提供されるエ
ーテル化された尿素−ホルムアルデヒドプレポリマーで
ある。一般的に、これらの溶液及び混合物において用い
られるアルコールは、対応する尿素−ホルムアルデヒド
プレポリマーをエーテル化するために用いられるアルコ
ールと同じである。
【0036】他の特別な態様において、本発明はまた、
好ましい方法、すなわち、ポリアミド、ポリエステル、
またはポリアミド/ポリエステル殻壁中に組み入れられ
た遊離カルボン酸基を有する水性のpH感応性マイクロ
カプセル組成物の調製にも関し、この方法は、(a)乳
化剤を含んでなる水溶液を用意し、(b)この水溶液中
に、ハロゲン化ポリ酸及び水と混和しない活性成分を含
んでなる水と混和しない溶液を撹拌しながら分散させて
エマルジョンを形成し、(c)工程(b)のエマルジョ
ンに、アミノ及び/またはヒドロキシ基に対するハロゲ
ン化酸基の比が1:1より大きく、そして約5:1より
小さいという条件で、ポリアミン、ポリオール、または
これらの混合物を撹拌しながら加える、ことを含んでな
る。
【0037】本発明の方法によりポリアミド、ポリエス
テル、またはポリアミド/ポリエステル殻壁を形成する
場合、アミノ及び/またはヒドロキシ基に対するハロゲ
ン化酸基の比は、マイクロカプセル殻壁に遊離カルボン
酸基が組み入れられることを保証するので、特に重要な
特徴である。好ましい態様において、殻壁形成成分中の
アミノ及び/またはヒドロキシ基に対するハロゲン化酸
基の比は、約2:1ないし3:1である。
【0038】ポリアミン及びポリオールと反応する、ポ
リイソシアン酸エステル、ポリクロロギ酸エステル、及
びポリスルホニルクロライドのような付加的な壁形成成
分が、この好ましい方法の水と混和しない溶液に加えら
れることができる。これらの付加的な壁形成成分は、殻
壁中の遊離カルボン酸基の形成を妨げないような量にお
いて加えられる。
【0039】本発明は、さらに、約pH1ないしpH
5.5のpHを有する水溶液中に懸濁された、殻壁内に
水と混和しない活性成分を含んでなり、該殻壁がその中
に組み入れられた遊離カルボン酸基を有する、水性のp
H感応性マイクロカプセル組成物を提供する。
【0040】保存安定な水性のpH感応性マイクロカプ
セル組成物を得るために、組成物のpHは、水と混和し
ない成分の早すぎる放出を防ぐために、好ましくは約p
H4より低い。本発明の好ましい態様において、水性の
pH感応性マイクロカプセル組成物のpHは、約pH2
ないしpH4である。
【0041】本発明はまた、殻壁内に水と混和しない病
虫害防除剤を含んでなり、該殻壁がその中に含まれた遊
離カルボン酸基を有する、病虫害防除剤的に有効量のマ
イクロカプセル化した病虫害防除剤を害虫の場所につけ
ることにより、雑草、昆虫、ダニ、真菌、線虫などのよ
うな害虫を制御するための方法も提供する。特に、本発
明は、殻壁内に水と混和しない除草剤を含んでなり、該
殻壁がその中に含まれた遊離カルボン酸基を有する、除
草剤的に有効量のマイクロカプセル化した除草剤を、植
物の葉にまたは種子を含んでいる土壌もしくは水にまた
はそれらの他の増殖している組織につけることを含んで
なる、望ましくない植物種を制御するための方法を提供
する。
【0042】本発明はまた、作物学的に受容しうる不活
性の固体または液体担体、及び殻壁内に水と混和しない
病虫害防除剤を含んでなり、該殻壁がその中に含まれた
遊離カルボン酸基を有する、病虫害防除剤的に有効量の
マイクロカプセル化した病虫害防除剤を含んでなる病虫
害防除剤組成物も提供する。都合よく、本発明の水性の
pH感応性マイクロカプセル組成物は、病虫害防除剤組
成物として直接用いられることができ、そして使用のた
めに水で希釈される。代わりに、抗沈殿(antise
ttling)剤、塩、消泡剤、界面活性剤、pH調整
剤、不凍剤などのような付加的な成分が、本発明の水性
のpH感応性マイクロカプセル組成物に加えられること
ができる。本発明の病虫害防除剤組成物は、好ましく
は、約pH2ないしpH4のpHを有する。
【0043】
【実施例】本発明のさらなる理解を容易にするために、
以下の実施例が、主として、そのより具体的な詳細を例
示する目的のために提示される。本発明の全範囲は請求
において特定されるので、本発明は、これらの実施例に
より制限されるとみなされるべきではない。
【0044】実施例1 トリメソイルクロライド、1,6−ヘキサメチレンジア
ミン、及びポリビニルアルコールを用いたpH感応性マ
イクロカプセル組成物の調製 ペンジメタリン(70.0g)、トリメソイルクロライ
ド(5.0g)、及びAROMATICR200(商
標)、芳香族炭化水素混合物(C10ないしC13芳香族化
合物、蒸留範囲226℃−279℃)、EXXON C
orp.、Houston、TX(85.0g)の混合
物を60℃で撹拌し、水と混和しない溶液を得る。この
水と混和しない溶液を、ポリビニルアルコール溶液(1
20.0gの2wt/wt%溶液)に60℃で撹拌しな
がら加え、エマルジョンを得る。その後、スターラーの
速度を下げ、そして撹拌したエマルジョンに1,6−ヘ
キサメチレンジアミン(HMDA、2.2gの50wt
/wt%溶液)、水酸化ナトリウム(1.8gの50w
t/wt%溶液)、及び水(31.0g)の溶液を加
え、得られた混合物を60℃で約4時間撹拌し、表Iに
おいて組成物番号1として識別されるpH感応性マイク
ロカプセル組成物を形成する。
【0045】本質的に同じ方法を用いて、表Iにおいて
組成物番号2−12として識別されるpH感応性マイク
ロカプセル組成物を得る。
【0046】
【表1】
【0047】実施例2 Beetle 1050 R(商標)樹脂及びトリメソイル
クロライドを用いたpH感応性マイクロカプセル組成物
の調製 ペンジメタリン(110.0g)、Beetle 10
50R(商標)樹脂1(20.0g)、トリメソイルクロ
ライド(2.5g)、及びAROMATICR200
2(商標)(30.0g)の混合物を55℃で撹拌し、
水と混和しない溶液を得る。この水と混和しない溶液
を、120gの2wt/wt% AIRVOLR 2053
(商標)溶液及び10.0gの20wt/wt% RE
AXR88B4(商標)溶液の水溶液に65℃で撹拌しな
がら加え、エマルジョンを得る。温度をゆっくりと70
℃に上げながら、このエマルジョンを1時間撹拌する。
さらなる水(50.0g)を加え、そしてエマルジョン
を70℃で1時間撹拌し、そして室温まで冷却させ、表
IIにおいて組成物番号13として識別されるpH感応性
マイクロカプセル組成物を得る。
【0048】本質的に同じ方法を用いて、表IIにおいて
組成物番号14−19として識別されるpH感応性マイ
クロカプセル組成物を得る。
【0049】1 キシレン及びn−ブタノール中のブチル
化された尿素−ホルムアルデヒド樹脂、Cytec I
ndustries、West Paterson、N
J。
【0050】2 芳香族炭化水素混合物(C10ないしC13
芳香族化合物、蒸留範囲226°−279℃)、Exx
on Corp.、Houston、TX。
【0051】3 部分的に加水分解した酢酸ビニル重合
体、Air Products andChemica
ls Inc.、Allentown、PA。
【0052】4 リグノスルホン酸のナトリウム塩、We
stvaco、CharlestonHeights、
SC。
【0053】
【表2】
【0054】実施例3 カプセル壁中にMONDUR R MRS(商標)を含んで
いるpH感応性マイクロカプセル組成物の調製 ペンジメタリン(110.0g)、トリメソイルクロラ
イド(1.0g)、MONDURRMRS(商標)、
4,4’−ジフェニルジイソシアナート重合体、Mob
ay Corp.、Pittsburgh、PA(7.
5g)、及びAROMATICR2002(商標)(30
g)の混合物を50℃で撹拌し、水と混和しない溶液を
得る。この水と混和しない溶液を、ポリビニルアルコー
ル溶液(120gの2wt/wt%溶液)に50℃で撹
拌しながら加え、エマルジョンを得る。その後、スター
ラーの速度を下げ、そして撹拌したエマルジョンに1,
6−ヘキサメチレンジアミン(0.44gの50wt/
wt%溶液)、水酸化ナトリウム(0.36gの50w
t/wt%溶液)、及び水(20.0g)の溶液を加
え、得られた混合物を50℃で約3時間撹拌し、表III
において組成物番号20として識別されるpH感応性マ
イクロカプセル組成物を形成する。
【0055】本質的に同じ方法を用いて、表IIIにおい
て組成物番号21−27として識別されるpH感応性マ
イクロカプセル組成物を得る。
【0056】
【表3】
【0057】実施例4 マイクロカプセル形成前に塩を用いたpH感応性マイク
ロカプセル組成物の調製 塩化ナトリウム(30.0g)、REAXR88B(商
標)、リグノスルホン酸のナトリウム塩、Westva
co、Charleston Heights、SC
(4.27g)、及び水(146.0g)の混合物を塩
酸(2.36gの10wt/wt%溶液)でpH7に調
整し、そして60℃で撹拌し、水溶液を得る。この水溶
液に(ペンジメタリン(110.0g)、トリメソイル
クロライド(5.0g)、及びAROMATICR20
0(商標)(30g)の混合物を60℃に加熱すること
により前もって調製した)水と混和しない溶液を撹拌し
ながら加え、エマルジョンを得る。その後、スターラー
の速度を下げ、そして撹拌したエマルジョンに1,6−
ヘキサメチレンジアミン(3.28gの50wt/wt
%溶液)、水酸化ナトリウム(1.80gの50wt/
wt%溶液)、及び水(20.0g)の溶液を加え、得
られた混合物を60℃で約3時間撹拌し、表IVにおいて
組成物番号28として識別されるpH感応性マイクロカ
プセル組成物を形成する。
【0058】本質的に同じ方法を用いて、表IVにおいて
組成物番号29−31として識別されるpH感応性マイ
クロカプセル組成物を得る。
【0059】
【表4】
【0060】実施例5 乳化剤としてREAX R88B(商標)を用いたpH感
応性マイクロカプセル組成物の調製 REAXR88B(商標)(4.27g)及び水(14
6.0g)の混合物を塩酸(2.48gの10wt/w
t%溶液)でpH7に調整し、そして60℃で撹拌し、
水溶液を得る。この水溶液に(ペンジメタリン(14
0.0g)、トリメソイルクロライド(5.0g)、及
びAROMATICR200(商標)(10g)の混合
物を60℃に加熱することにより前もって調製した)水
と混和しない溶液を撹拌しながら加え、エマルジョンを
得る。その後、スターラーの速度を下げ、そして撹拌し
たエマルジョンに1,6−ヘキサメチレンジアミン
(3.28gの50wt/wt%溶液)、水酸化ナトリ
ウム(1.80gの50wt/wt%溶液)、及び水
(20.0g)の溶液を加え、得られた混合物を60℃
で約3時間撹拌し、表Vにおいて組成物番号32として
識別されるpH感応性マイクロカプセル組成物を形成す
る。
【0061】本質的に同じ方法を用いて、表Vにおいて
組成物番号33及び34として識別されるpH感応性マ
イクロカプセル組成物を得る。
【0062】
【表5】
【0063】実施例6 カプセル壁中にMONDUR RMRS(商標)を含み、
そしてマイクロカプセル形成前に塩を用いて調製したp
H感応性マイクロカプセル組成物の調製 塩化ナトリウム(20g)、REAXR88B(商標)
(4.27g)、及び水(145.73g)の混合物を
塩酸(3.54gの10wt/wt%溶液)でpH7に
調整し、そして60℃で撹拌し、水溶液を得る。この水
溶液に(ペンジメタリン(55.0g)、MONDUR
RMRS(商標)(2.75g)、トリメソイルクロラ
イド(2.75g)、及びAROMATICR200
(商標)(15g)の混合物を50℃に加熱することに
より前もって調製した)水と混和しない溶液を撹拌しな
がら加え、エマルジョンを得る。その後、スターラーの
速度を下げ、そして撹拌したエマルジョンに1,6−ヘ
キサメチレンジアミン(1.20gの50wt/wt%
溶液)、水酸化ナトリウム(0.99gの50wt/w
t%溶液)、及び水(10g)の溶液を加え、得られた
混合物を50℃で約3時間撹拌し、以下に組成物番号3
5として識別されるpH感応性マイクロカプセル組成物
を形成する。
【0064】 組成物番号35 成分 wt/wt% ペンジメタリン 21.05 塩化ナトリウム 7.66 MONDURRMRS(商標) 1.05 トリメソイルクロライド 1.05 HMDA 0.23 REAXR88B(商標) 1.63 水酸化ナトリウム 0.19 塩化水素 0.14 AROMATICR200(商標) 5.74 全水 61.25実施例7 カプセル壁形成反応を触媒するためにジラウリン酸ジブ
チルチン(dibutyltin dilaurat
e)を用いたpH感応性マイクロカプセル組成物の調製 ペンジメタリン(110.0g)、トリメソイルクロラ
イド(5.5g)、MONDURRMRS(商標)
(5.5g)、ジラウリン酸ジブチルチン(AROMA
TICR200(商標)中の0.5gの10wt/wt
%溶液)、及びAROMATICR200(商標)(3
0g)の混合物を50℃で撹拌し、水と混和しない溶液
を得る。この水と混和しない溶液をポリビニルアルコー
ル溶液(130.0gの2wt/wt%溶液)に50℃
で撹拌しながら加え、エマルジョンを得る。その後、ス
ターラーの速度を下げ、そして撹拌したエマルジョンに
1,6−ヘキサメチレンジアミン(HMDA、2.4g
の50wt/wt%溶液)、水酸化ナトリウム(1.9
8gの50wt/wt%溶液)、及び水(14.12
g)の溶液を加え、得られた混合物を50℃で約3時間
撹拌し、表VIにおいて組成物番号36として識別される
pH感応性マイクロカプセル組成物を形成する。
【0065】本質的に同じ方法を用いるが、用いる1,
6−ヘキサメチレンジアミンの量を変えて、表VIにおい
て組成物番号37−39として識別されるpH感応性マ
イクロカプセル組成物を得る。
【0066】
【表6】
【0067】実施例8 SPAN R80(商標)を含んでいるpH感応性マイク
ロカプセル組成物の調製 REAXR88B(商標)(4.27g)及び水(15
0.0g)の混合物を塩酸(3.56gの10wt/w
t%溶液)でpH7に調整し、そして60℃で撹拌し、
水溶液を得る。この水溶液に(ペンジメタリン(55.
0g)、MONDURRMRS(商標)(2.75
g)、トリメソイルクロライド(2.75g)、SPA
R80(商標)、ソルビタンモノオレイン酸エステ
ル、ICI AMericas Inc.、Wilmi
ngton、DE(0.28g)、及びAROMATI
R200(商標)(15.0g)の混合物を50℃に
加熱することにより前もって調製した)水と混和しない
溶液を撹拌しながら加え、エマルジョンを得る。その
後、スターラーの速度を下げ、そして撹拌したエマルジ
ョンに1,6−ヘキサメチレンジアミン(1.20gの
50wt/wt%溶液)、水酸化ナトリウム(0.99
gの50wt/wt%溶液)、及び水(40.0g)の
溶液を加え、得られた混合物を50℃で約3時間撹拌
し、以下に組成物番号40として識別されるpH感応性
マイクロカプセル組成物を形成する。
【0068】 組成物番号40 成分 wt/wt% ペンジメタリン 19.94 SPANR80(商標) 0.10 MONDURRMRS(商標) 1.00 トリメソイルクロライド 1.00 HMDA 0.22 REAXR88B(商標) 1.55 水酸化ナトリウム 0.18 塩化水素 0.13 AROMATICR200(商標) 5.44 全水 70.45 本質的に同じ方法を用いるが、水溶液に塩化ナトリウム
を加えて、以下に組成物番号41として識別されるpH
感応性マイクロカプセル組成物を得る。
【0069】 組成物番号41 成分 wt/wt% ペンジメタリン 19.58 塩化ナトリウム 12.46 SPANR80(商標) 0.10 MONDURRMRS(商標) 0.98 トリメソイルクロライド 0.98 HMDA 0.21 REAXR88B(商標) 1.52 水酸化ナトリウム 0.18 塩化水素 0.13 AROMATICR200(商標) 5.34 全水 58.52実施例9 pH感応性マイクロカプセル濃縮組成物の調製 塩化ナトリウム(26.24g)を(実施例5からの)
165.0gの組成物番号32に撹拌しながら加え、表
VIIにおいて組成物番号42として識別されるpH感応
性マイクロカプセル濃縮組成物を形成する。
【0070】本質的に同じ方法を用いるが、(実施例4
からの)170.0gの組成物番号28に11.24g
の塩化ナトリウムを加えて、表VIIにおいて組成物番号
43として識別されるpH感応性マイクロカプセル濃縮
組成物を得る。
【0071】
【表7】
【0072】実施例10 マイクロカプセル組成物のpH感応性の評価 バッファー溶液の調製 様々な量のバッファー溶液濃縮物を100mLの30v
ol/vol%イソプロパノール溶液に加え、以下に示
されるバッファー溶液を得る。
【0073】バッファー溶液濃縮物 加えた濃縮物のグラム 氷酢酸 0.50 氷酢酸 0.50 + 50wt/wt% NaOH溶液 0.35 氷酢酸 2.50 + 50wt/wt% NaOH溶液 2.85 KH2PO4 1.00 + 50wt/wt% NaOH溶液 0.20 K2HPO4 1.00 + KH2PO4 0.10 ホウ酸 0.30 + 50wt/wt% NaOH溶液 0.20pH感応性の評価 ペンジメタリンを含んでいる適当なマイクロカプセル組
成物の1グラムを脱イオン水で20.00gに希釈す
る。(マイクロカプセル組成物中のペンジメタリンの最
初のwt/wt%から計算されるように)0.0100
gのペンジメタリンを含む得られた分散物の量を200
mLのガラス瓶中に置く。100ミリリットルの適当な
バッファー溶液をこの瓶に加え、得られた分散物を低速
で撹拌し、そして分散物のpHを測定する。4、16、
及び/または32分の時間間隔で、分散物の3mLサン
プルを10mLの注射器に抜き出し、そしてテフロンミ
リポアフィルターを通してキュベット中に押し出す。キ
ュベット中の溶液の吸収を400nmで測定する。
【0074】30vol/vol%イソプロパノール溶
液中のペンジメタリンの希釈溶液を用いて、wt/wt
%ペンジメタリン対吸収の標準検量線を用意する。
【0075】標準検量線及び400nmでのサンプルの
吸収を用いて、サンプル中のパーセントペンジメタリン
を測定する。次に、マイクロカプセル組成物中のペンジ
メタリンの最初の量(0.0100g)及びサンプル中
のパーセントペンジメタリンから、マイクロカプセル組
成物からのペンジメタリンのパーセント放出を計算す
る。
【0076】図1は、いくつかのpH値での組成物番号
1のマイクロカプセルからのペンジメタリンのパーセン
ト放出を示す。図1のデータからわかるように、これら
のマイクロカプセルは低いpH値で安定であり、そして
ペンジメタリンの放出はpH値≧5.9で劇的に増加す
る。
【0077】図2は、いくつかのpH値及び時間間隔で
の組成物番号13のマイクロカプセルからのペンジメタ
リンのパーセント放出を示す。図2のデータからわかる
ように、これらのマイクロカプセルは低いpH値で著し
くより安定であり、そしてペンジメタリンの放出はpH
値>5.9で劇的に増加する。
【0078】図3は、適当なバッファー溶液中で16分
間撹拌した後の、組成物番号1及び2、並びに以下に識
別されるコントロール組成物のマイクロカプセルからの
ペンジメタリンのパーセント放出を示す。
【0079】図3のデータからわかるように、それぞ
れ、3:1及び2:1のトリメソイルクロライド:HM
DA比を有する、マイクロカプセル組成物番号1及び2
は、望ましいpH感応性を示す。それに反して、0.
5:1のトリメソイルクロライド:HMDA比を有する
コントロールマイクロカプセル組成物は、いかなる望ま
しいpH感応性も示さない。
【0080】 コントロール組成物 1 成分 wt/wt% ペンジメタリン 22.22 トリメソイルクロライド 1.59 HMDA 2.09 水酸化ナトリウム 0.29 ポリビニルアルコール 0.76 AROMATICR200(商標) 26.98 全水 46.071 コントロール組成物は、実施例1の方法により調製さ
れる。
【0081】実施例11 結晶成長の評価 この評価では、適当なマイクロカプセル組成物のサンプ
ル(約30g)をガラス瓶に注ぎ、そしてこれらの瓶を
試験室中に置く。これらのサンプルを0°−40℃の温
度サイクルに供し、各サイクルは約24時間かかる。数
週間後、これらのサンプルを取り除き、光学顕微鏡検査
により結晶成長を評価する。結果を表VIIIに要約する。
表VIIIのデータは、表IVにおいて与えられた組成物番号
により報告される。コントロール組成物は以下に識別さ
れる。
【0082】表VIIIのデータからわかるように、本発明
のpH感応性マイクロカプセル組成物は、容易に結晶化
しない。
【0083】 コントロール組成物 成分 wt/wt% ペンジメタリン 42.17 MONDURRMRS(商標) 0.52 HMDA 0.09 塩化ナトリウム 10.54 10%塩酸 0.07 REAXR88B(商標) 1.29 水 45.31
【0084】
【表8】
【0085】発明の特徴及び態様を示せば以下のとおり
である。
【0086】1.殻壁内に水と混和しない活性成分を含
んでなり、該殻壁がその中に組み入れられた遊離カルボ
ン酸基を有する、pH感応性マイクロカプセル。
【0087】2.殻壁が、その中に組み入れられた遊離
カルボン酸基を有するポリアミド、その中に含まれた遊
離カルボン酸基を有するポリエステル、その中に組み入
れられた遊離カルボン酸基を有するポリアミド/ポリエ
ステル共重合体、及びその中に組み入れられた遊離カル
ボン酸基を有する架橋したアミノ樹脂からなる群から選
択される、上記1に記載のマイクロカプセル。
【0088】3.ポリアミド殻壁がハロゲン化ポリ酸及
びポリアミンから形成され、ポリエステル殻壁がハロゲ
ン化ポリ酸及びポリオールから形成され、ポリアミド/
ポリエステル殻壁がハロゲン化ポリ酸、ポリアミン、及
びポリオールから形成され、そして架橋したアミノ樹脂
殻壁がハロゲン化ポリ酸及び水と混和しないアミノ樹脂
プレポリマーから形成される、上記2に記載のマイクロ
カプセル。
【0089】4.ポリアミド、ポリエステル、またはポ
リアミド/ポリエステル殻壁形成成分中のアミノ及び/
またはヒドロキシ基に対するハロゲン化酸基の比が1:
1より大きくそして約5:1より小さく、そしてハロゲ
ン化ポリ酸に対するアミノ樹脂プレポリマーの比が重量
に基づいて約20:1ないし5:1である、上記3に記
載のマイクロカプセル。
【0090】5.活性成分が、除草剤、殺虫剤、ダニ駆
除剤、殺線虫剤、殺真菌剤、及び殺陸貝剤からなる群か
ら選択される病虫害防除剤である、上記1に記載のマイ
クロカプセル。
【0091】6.約pH1ないしpH5.5のpHを有
する水溶液中に懸濁された、上記1において記述したp
H感応性マイクロカプセルを含んでなる、水性のpH感
応性マイクロカプセル組成物。
【0092】7.ポリアミド、ポリエステル、ポリアミ
ド/ポリエステル、または架橋したアミノ樹脂殻壁を有
する水と混和しない活性成分を含んでいる水性のマイク
ロカプセルを製造するための改善された方法で、その改
善が、殻壁形成中に過剰のハロゲン化ポリ酸を加えるこ
とにより該殻壁中に遊離カルボン酸基を組み入れること
含んでなる方法。
【0093】8.(a)乳化剤を含んでなる水溶液を用
意し、(b)この水溶液中に、ハロゲン化ポリ酸及び水
と混和しない活性成分を含んでなる水と混和しない溶液
を撹拌しながら分散させてエマルジョンを形成し、そし
て、(c)工程(b)のエマルジョンに、アミノ及び/
またはヒドロキシ基に対するハロゲン化酸基の比が1:
1より大きくそして約5:1;より小さいという条件
で、ポリアミン、ポリオール、またはこれらの混合物を
撹拌しながら加える、ことを含んでなる、上記7に記載
の方法。
【0094】9.(a)乳化剤を含んでいる水溶液を用
意し、(b)この水溶液中に、ハロゲン化ポリ酸に対す
るアミノ樹脂プレポリマーの比が重量に基づいて約2
0:1ないし5:1であるという条件で、水と混和しな
いアミノ樹脂プレポリマー、ハロゲン化ポリ酸、及び水
と混和しない活性成分を含んでなる水と混和しない溶液
を撹拌しながら分散させてエマルジョンを形成し、そし
て、(c)このエマルジョンを約50℃ないし100℃
に加熱する、ことを含んでなる、上記7に記載の方法。
【0095】10.マイクロカプセル化した病虫害防除
剤が上記1−6のいずれかにおいて記述されたようであ
る、病虫害防除剤的に有効量のマイクロカプセル化した
病虫害防除剤を害虫の場所につけることを含んでなる、
害虫を制御するための方法。
【図面の簡単な説明】
【図1】いくつかのpH値での組成物番号1のマイクロ
カプセルからのペンジメタリンの放出に対するpHの影
響を示すグラフである。
【図2】いくつかのpH値及び時間間隔での組成物番号
13のマイクロカプセルからのペンジメタリンの放出に
対するpHの影響を示すグラフである。
【図3】異なるトリメソイルクロライド:1,6−ヘキ
サメチレンジアミン比を有するマイクロカプセルからの
ペンジメタリンの放出に対するpHの影響を示すグラフ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブライアン・エリツク・ベノフ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07506 ホーソーン・ナンバー2・テンスアベニユ ー80

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殻壁内に水と混和しない活性成分を含ん
    でなり、該殻壁がその中に組み入れられた遊離カルボン
    酸基を有する、pH感応性マイクロカプセル。
  2. 【請求項2】 殻壁が、その中に組み入れられた遊離カ
    ルボン酸基を有するポリアミド、その中に組み入れられ
    た遊離カルボン酸基を有するポリエステル、その中に組
    み入れられた遊離カルボン酸基を有するポリアミド/ポ
    リエステル共重合体、及びその中に組み入れられた遊離
    カルボン酸基を有する架橋したアミノ樹脂からなる群か
    ら選択される、請求項1に記載のマイクロカプセル。
  3. 【請求項3】 約pH1ないしpH5.5のpHを有す
    る水溶液中に懸濁された、請求項1において記述された
    pH感応性マイクロカプセルを含んでなる水性のpH感
    応性マイクロカプセル組成物。
  4. 【請求項4】 ポリアミド、ポリエステル、ポリアミド
    /ポリエステル、または架橋したアミノ樹脂殻壁を有す
    る水と混和しない活性成分を含んでいる水性のマイクロ
    カプセルを製造するための改善された方法で、その改善
    が、殻壁形成中に過剰のハロゲン化ポリ酸を加えること
    により該殻壁中に遊離カルボン酸基を組み入れることを
    含んでなる方法。
JP23186297A 1996-08-15 1997-08-14 pH感応性マイクロカプセル Expired - Fee Related JP4565169B2 (ja)

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