JPH10113282A - 米飯保温器 - Google Patents

米飯保温器

Info

Publication number
JPH10113282A
JPH10113282A JP26959796A JP26959796A JPH10113282A JP H10113282 A JPH10113282 A JP H10113282A JP 26959796 A JP26959796 A JP 26959796A JP 26959796 A JP26959796 A JP 26959796A JP H10113282 A JPH10113282 A JP H10113282A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
temperature
temperature level
control
pot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26959796A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuru Yashima
充 八島
Masafumi Kubo
雅史 久保
Akihiro Shinabe
晃宏 品部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP26959796A priority Critical patent/JPH10113282A/ja
Publication of JPH10113282A publication Critical patent/JPH10113282A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Warming Or Keeping Food Or Tableware Hot (AREA)
  • Thermally Insulated Containers For Foods (AREA)
  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 米飯保温器の保温制御において、保温したご
飯のおいしさを長時間腐敗する事なく保つこと。 【解決手段】 御飯を入れる内鍋1と、内鍋1を加熱す
る鍋加熱手段2と、内鍋1の温度を検知する鍋温度検知
手段3と、鍋温度検知手段3の出力を入力として鍋加熱
手段2を制御することにより炊飯及び保温を行う加熱制
御手段4とを備え、ご飯が腐敗しない限度の時間だけ、
においと色の変化を押さえて良好な保温性能を得るよう
制御し、その後は腐敗が進行しない様に制御することで
長時間おいしいご飯を保つことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に家庭で使用さ
れる米飯保温器の保温制御に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、保温したご飯もおいしく食べるこ
とができるように、様々な保温方法が提案されてきてお
り、長時間保温したご飯でも炊きたてのようにおいしく
食べることのできる手段が考案されてきている。
【0003】従来、例えば以下のような手段が用いられ
ていた。図3に示すように保温性能を向上させるに最適
な第1の温度レベル(約60℃)で腐敗細菌育成温度保
持時間だけ保温をし、一定時間腐敗細菌栄養細胞の死滅
温度である第2の保温温度レベルに加熱することにより
腐敗を防止する。以後、このサイクルを繰り返してい
く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の保温制御では、第2の温度レベルに保つ時間が積み
重なるにつれて腐敗臭が蓄積され、そのまま放置する
と、やがて人が不快感を感じる程度まで腐敗が進行する
恐れがあった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、ご飯
の食味を長時間良好に保つ方法を得ることを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、内鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記内鍋を
開閉自在に覆う蓋体と、前記内鍋の温度を検知する鍋温
度検知手段と、保温温度を制御するための加熱制御手段
とを備え、前記加熱制御手段は、一定時間腐敗細菌栄養
細胞の死滅温度である第2の保温温度レベルと、前記第
2の保温温度レベルより低い温度である第1の保温温度
レベルとの組合せ制御を複数回繰り返した後、通常保温
温度である第3の保温温度レベルで制御を行うものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1記載の発明は、内鍋と、
この内鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記内鍋を開閉自在
に覆う蓋体と、前記内鍋の温度を検知する鍋温度検知手
段と、保温温度を制御するための加熱制御手段とを備
え、前記加熱制御手段は、一定時間腐敗細菌栄養細胞の
死滅温度である第2の保温温度レベルと、前記第2の保
温温度レベルより低い温度である第1の保温温度レベル
との組合せ制御を複数回繰り返した後、通常保温温度で
ある第3の保温温度レベルで制御を行うものであり、腐
敗臭の発生を抑え、かつご飯を長時間おいしく保温する
という作用を有する。。
【0008】請求項2記載の発明は、第1の保温温度レ
ベルを、第2の保温温度レベルより長い時間としたもの
であり、ご飯の食味を良好に保ち、かつ腐敗を抑えるこ
とが出来るという作用を有する。
【0009】請求項3、4記載の発明は、第1の保温温
度レベルと第2の保温温度レベルとの組合せ制御を11
〜18時間行った後に第3の保温温度レベルで制御を行
うか又は第1の保温温度レベルと第2の保温温度レベル
との組合せ制御を3サイクル繰り返した後に第3の保温
温度レベルで制御を行うとしたものであり、長時間ご飯
の保温状態を良好に保ち、さらにご飯を保温したまま放
置しても、腐敗菌が蓄積するのを防止することが出来る
という作用を有する。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図1、お
よび図2、図3を参照しながら説明する。
【0011】図1において、ご飯を入れる内鍋1は、鍋
加熱手段2の上に載置され加熱される。内鍋1の底中央
部には、当接するように鍋温度検知手段3が設けられ、
加熱制御手段4に信号を送り、その信号により加熱制御
手段4が鍋加熱手段2を制御することができる。内鍋1
の上方には開閉自在に蓋体5が設けられてる。
【0012】上記構成において、保温制御の動作につい
て図2により説明する。
【0013】図2において、縦軸にはご飯の温度、横軸
には時間を示している。炊飯終了後、ご飯は自然冷却
し、第1の保温温度レベル11(約60℃)にご飯の温
度を保つように、加熱制御手段4により鍋加熱手段2を
制御する。第1の保温温度レベル11は、保温性能を向
上させるのに適した温度であるが、腐敗細菌(Bacillus
staerothermophillusに属する細菌)の生育温度(60
℃〜71℃)であるため、5〜7時間毎に腐敗細菌栄養
細胞の死滅温度13(75℃以上)になるように加熱し
てご飯の腐敗を防ぐ。
【0014】しかしながら、このサイクルを無限に繰り
返すと腐敗細菌栄養細胞が蓄積され、ご飯の腐敗が進行
していく危険性があった。そこで一定時間T1経過後は
腐敗菌の育成が抑えられる第3の保温温度レベル(71
〜76℃)を保ち、腐敗臭の増殖を抑える。
【0015】(実施例2)次に他の実施例について説明
する。
【0016】この実施例では本体構成及び保温中の基本
動作は実施例1と同じである。図3により、このときの
保温制御の動作について説明する。図3において、第1
の保温温度レベル21に保つ時間T21に対し、第2の
保温温度レベル22に加熱する時間T22を短くかつ腐
敗細菌栄養細胞を死滅させるに十分な時間を保つように
する。これでご飯の状態を良好に保ちつつ腐敗を防ぐこ
とが出来るものである。
【0017】(実施例3)次に他の実施例について説明
する。
【0018】この実施例では本体構成及び保温中の基本
動作は実施例1と同じである。図2により、このときの
保温制御の動作について説明する。図2において、第1
の保温温度レベル11と第2の保温温度レベル12の組
合せ制御を合わせて時間T11の間繰り返した程度では
腐敗細菌が生育していても人が食べる分には影響はない
が、これ以上繰り返すと腐敗臭を感じるようになり、ご
飯の腐敗が進行していく可能性がある。そこで、この組
合せ制御を最大限の時間T11だけ行った後に、実施例
1と同様第3の保温温度レベルを保つように制御する。
このT11は、実際には18時間を超えたあたりから人
が不快感を感じる程度まで腐敗が進行する可能性が発生
する。また、少なくとも11時間程度はないとご飯をお
いしく保つ効果が薄れてしまう。従って、T11を11
〜18時間の間に設定すれば、ご飯の腐敗を感じない最
大限までご飯の状態を良好に保つ保温制御を行うことが
出来るものである。
【0019】(実施例4)次に他の実施例について説明
する。
【0020】この実施例では本体構成及び保温中の基本
動作は実施例1と同じである。図2により、このときの
保温制御の動作について説明する。図2において、第1
の保温温度レベル11と第2の保温温度レベル12の繰
り返し制御を5〜6時間のサイクルで行えば、3サイク
ルまでは腐敗臭を感じる事なくご飯を保温することがで
きる。また、これを7〜8時間のサイクルにすれば、2
サイクルまでは可能である。従ってその後に第3の保温
温度レベル13に保つようにしてやればよい。これで、
ご飯の腐敗を感じない最大限までご飯の状態を良好に保
つ保温制御を行うことが出来るものである。
【0021】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、腐敗が進まない間だけご飯をおいしく保つことの
できる低い保温温度と、腐敗細菌栄養細胞の死滅温度で
ある高い保温温度の組合せ制御を行い、その後は腐敗菌
が生育しない温度に制御するためにご飯のおいしさを保
つことが可能となり、さらに長時間そのまま放置しても
ご飯が腐敗する心配がないものである。
【0022】また、請求項2記載の発明によれば、ご飯
をおいしく保つことのできる温度での制御を長時間行
い、腐敗細菌栄養細胞を死滅させる為の加熱時間を必要
最小限に抑えるためにご飯の腐敗を防ぎながらおいしく
保つことが出来るものである。
【0023】また、請求項3記載の発明によれば、ご飯
をおいしく保つことのできる保温制御を、効果が表れ
て、なおかつ人が腐敗による不快感を感じない限度とな
る11〜18時間程度の間行うために、従来より長時間
ご飯のおいしさを保つことが可能となり、かつその後は
腐敗菌が生育しない温度に制御するために、さらに長時
間そのまま放置してもご飯が腐敗する心配がないもので
ある。
【0024】さらに、請求項4記載の発明によれば、人
が腐敗による不快感を感じない限度となる3サイクルだ
けご飯をおいしく保つことのできる保温制御を行うため
に、従来より長時間ご飯のおいしさを保つことが可能と
なり、かつその後は腐敗菌が生育しない温度に制御する
ために、さらに長時間そのまま放置してもご飯の腐敗が
進行する心配がないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の米飯保温器の断面図
【図2】同米飯保温器の温度と時間の関係図
【図3】従来例の米飯保温器の温度と時間の関係図
【図4】従来例の米飯保温器の別の温度と時間の関係図
【符号の説明】
1 内鍋 2 鍋加熱手段 3 鍋温度検知手段 4 加熱制御手段 5 蓋体 11,21 第1の温度レベル 12,22 第2の温度レベル 13 第3の温度レベル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内鍋を加熱する鍋加熱手段と、前記内鍋
    を開閉自在に覆う蓋体と、前記内鍋の温度を検知する鍋
    温度検知手段と、保温温度を制御するための加熱制御手
    段とを備え、前記加熱制御手段は、腐敗細菌栄養細胞の
    死滅温度である第2の保温温度レベルと前記第2の保温
    温度レベルより低い温度である第1の保温温度レベルの
    組合せ制御を一定時間に亙り複数回繰り返した後、通常
    保温温度である第3の保温温度レベルを維持してなる米
    飯保温器。
  2. 【請求項2】 第1の保温温度レベルを、第2の保温温
    度レベルより長い時間としてなる請求項1記載の米飯保
    温器。
  3. 【請求項3】 第1の保温温度レベルと第2の保温温度
    レベルとの組合せ制御を11〜18時間行った後に第3
    の保温温度レベルを維持してなる請求項1記載の米飯保
    温器。
  4. 【請求項4】 第1の保温温度レベルと第2の保温温度
    レベルとの組合せ制御を3サイクル繰り返した後に第3
    の保温温度レベルを維持してなる請求項1記載の米飯保
    温器。
JP26959796A 1996-10-11 1996-10-11 米飯保温器 Pending JPH10113282A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26959796A JPH10113282A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 米飯保温器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26959796A JPH10113282A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 米飯保温器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10113282A true JPH10113282A (ja) 1998-05-06

Family

ID=17474587

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26959796A Pending JPH10113282A (ja) 1996-10-11 1996-10-11 米飯保温器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10113282A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10113282A (ja) 米飯保温器
JP6469280B1 (ja) 炊飯器
CN107771960A (zh) 发酵性石屏臭豆腐及生产方法
JP4026243B2 (ja) 米飯保温器
JP3160636B2 (ja) 加熱調理器具
JPH09276134A (ja) 加熱調理器具における食品の保温方法及び加熱調理器具
JP2921418B2 (ja) 米飯保温器
JP3255055B2 (ja) 米飯保温器
JP3304746B2 (ja) 米飯の保温容器
JP2877008B2 (ja) 炊飯器等の保温制御方法
JP4403608B2 (ja) ガス炊飯器
JP2891118B2 (ja) 米飯保温方法及びそれを応用した米飯保温器
KR100186501B1 (ko) 전기밥솥의 운전방법
JPS62181737A (ja) 豆類チ−ズ様食品及びその製造法
JPH08322719A (ja) 米飯保温器
KR100368451B1 (ko) 쌀밥의 보온방법 및 취반기
JP3296960B2 (ja) 米飯の保温容器
JP2004008296A (ja) 炊飯器
JP4062841B2 (ja) 炊飯器
KR19990060115A (ko) 김치저장고의 김치숙성 및 저장 제어방법
KR100368449B1 (ko) 쌀밥의 보온방법 및 취반기
JP2000037174A (ja) 肉類の調理方法
JPH09276136A (ja) 加熱調理器具
JPH04183355A (ja) 漬物類の製造方法
JP3291973B2 (ja) 電子ジャ−炊飯器の保温制御方法