JPH10113054A - コンバインにおける脱穀選別装置 - Google Patents

コンバインにおける脱穀選別装置

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JPH10113054A
JPH10113054A JP27114496A JP27114496A JPH10113054A JP H10113054 A JPH10113054 A JP H10113054A JP 27114496 A JP27114496 A JP 27114496A JP 27114496 A JP27114496 A JP 27114496A JP H10113054 A JPH10113054 A JP H10113054A
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Masami Matsui
正実 松井
Fumio Yoshimura
文夫 吉邨
Hidetaka Hirayama
秀孝 平山
Takao Akiyama
隆夫 秋山
Akira Sawamura
亮 澤村
Koji Izumi
浩二 泉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一番物の選別精度の向上と穀粒の機外排出の
減少を図る。 【解決手段】 刈取部6で刈取った穀稈を脱穀装置7で
脱穀する収穫作業時に、処理室20の排出側に設けた穀
粒流量センサ1が穀粒量を「少」と検出した場合には、
唐箕49の選別風量を減少すると共に選別棚2からの漏
下量を減少し、漏下量の減少操作を選別風量の減少操作
を先行して行うコンバインにおける脱穀選別装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、圃場の穀稈を刈取っ
て脱穀処理するコンバインにおける脱穀選別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】脱穀処理量が少ないと判断したとき、風
量と選別棚の漏下量を同時に減少する手段がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、前記した手
段では、唐箕による選別風量も少なくなるので、脱穀処
理物の条件(例えば湿度)によっては、穀粒が選別風に
よって排出側に飛ばされてロスを生じる。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、穀粒ロスの
減少と選別を良好にするコンバインにおける脱穀選別装
置を提供するものであって、つぎの技術的手段を講じ
た。即ち、刈取・脱穀作業時に穀粒流量センサ1が穀粒
量を「少」と検出した場合には、選別風量及び選別棚2
からの漏下量を減少操作すると共に該操作を、選別棚側
が選別風量側よりも先行して行うことを特徴とするコン
バインにおける脱穀選別装置とする。
【0005】
【作用】機体を前進して作業を開始すると、圃場に植立
している穀稈は刈取られて脱穀処理される。収穫作業に
おいて、穀粒流量センサ1が穀粒量を「少」と検出する
と、選別風量及び選別棚2の漏下量を減少操作すると共
に該操作を、選別棚側が選別風量よりも先行して行う。
【0006】
【効果】収穫作業において、穀粒流量が少量になると、
まず選別棚2からの漏下量を少なくし、その後選別風量
を少量にするので、穀粒のロスを減少すると共に選別棚
2から漏下したワラ屑や塵芥等の異物を飛ばし選別を良
好にする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。まず、その構成について説明す
ると、コンバイン3はクローラ型の走行装置4を具備す
る車台5の前部に刈取搬送装置6を設け、該刈取部6の
後側に自動送込方式の脱穀装置7を設けると共にその側
方に運転部(図示せず)を設けている。
【0008】そして、該刈取搬送装置6は分草体8と、
穀稈引起し装置9と、バリカン式の刈刃10と、刈取っ
た穀稈を前記脱穀装置7に搬送する搬送装置11とを一
体に構成している。脱穀装置7は左壁に開設した穀稈扱
ぎ口に沿って設けた挟扼杆12とフィードチェン13と
からなる自動送込装置14を備え、該自動送込装置14
が前記搬送装置11によって搬送されてきた穀稈の株元
部を挾持し、その穂先側部を前壁15に切欠いた穀稈供
給口から扱室内に入れ、その後中間壁16に切欠いた穀
稈排出口から排出する構成である。
【0009】扱室17は前壁15と中間壁16とにかけ
て底部から上方に至る間に円弧状に形成した受網18を
設けて形成しており、該扱室17の横側方に漏下孔を多
数有する漏下体19を設けて前壁側から処理室20と排
塵処理室21とを設けている。そして、該排塵処理室2
1は受入口22を扱室17の終端部に連通し、排出口2
3を脱穀装置7の後壁24に近接している。なお、該扱
室17には扱胴25を、処理室20には処理胴26を、
排塵処理室21には排塵胴27を夫れ夫れ回転可能に設
けている。28は処理胴26の外周面に取り付けた処理
歯、29は排塵胴27の外周面に取り付けた排塵歯、3
0は扱胴25の外周面に取り付けた扱歯である。そし
て、該処理胴26の移送終端側(前壁側)の処理歯31
を平板で形成している。
【0010】穀粒流量センサ1は前記処理室20の漏下
体19の前壁側を切欠いて形成した処理室排出口32に
対向する処理室20の上部に設けており、処理歯31に
よって排出される穀粒が当たる毎に信号をマイクロコン
ピュータ(図示せず)に送信する。選別室33は前記扱
室17、処理室20及び排塵処理室21の下方に設けて
おり、前端部を前壁15に近接すると共に後端部を後壁
24に設けた選別室排出口34に近接した揺動選別棚3
5を前後方向に揺動可能に設けている。そして、該揺動
選別棚35は前端部に搬送ラック部36を設け、後端部
にストローラック37を設け、扱室17の終端部下方か
らストローラック37に至る間に選別棚2を設け、該選
別棚2の中間部の下方に一番選別網38を設けている。
【0011】選別棚2は前後方向に所定間隔をおいて複
数個配置すると共に上端を下端よりも後方に位置するよ
うに斜めに設けた左右方向に長いプレート39と、該プ
レート39の左・右上端部を枢着する揺動枠40とを備
えている。そして、該プレート39の下端部は揺動枠4
0に切欠いた長孔41に沿って移動可能に設けて傾斜角
を変更し得る構成としている。従って、プレート39の
下端が上側に移動すると漏下量を減少し、下側に移動す
ると漏下量を増加する構成としている。42は揺動枠4
0の外側に位置し、各プレート39の下端部を枢着して
いる連動板である。
【0012】43は上端部をプレート39の上端部に枢
着したプレート作動板である。そして、該プレート作動
板43の下端部はモータ44により回動する回動アーム
45に連結しているワイヤ46の他端部を取り付けてい
る。47はプレート作動板43を元の位置側に引張るリ
ターンスプリングである。48は両プレート作動板43
を連動可能に設けている連動アームである。そして、モ
ータ44は前壁下部に取り付け、ワイヤ46は中間部を
唐箕49の唐箕軸50の後方で下方に向い、その後前方
に向ってから上方に向い回動アーム45に連結する構成
である。なお、ワイヤ46は、脱穀装置7の横側壁に切
欠いた窓51を通って側壁の外方に出ているが、この窓
51は窓蓋52で開閉自在に設けている。
【0013】そして、該唐箕49が位置する左右の横側
壁55,56には夫れ夫れ矩形状の吸気孔57を形成し
ており、この吸気孔57を上下に挟んで対向するように
風調弁58を設けている。該風調弁58は前部を横方向
に軸芯を有し横側壁55,56に回動する横軸59,6
0に固定している。該横軸59,60は左右両端部を軸
芯方向に延ばし、そして横側壁55側において、横軸5
9の端部に、正逆転モータ61により前後方向に往復移
動するロッド62に連結した上連動アーム63を固定し
ており、横軸60の端部に下連動アーム64を固定して
いる。そして、該両連動アーム63,64をリンク機構
65を介して接続し、前記ロッド62が後方(矢印イ方
向)に移動すると、上下の連動アーム63,64及びリ
ンク機構65を介して両風調弁58を接近する側に回動
し吸気孔57の開口面積を小さくし、その位置からロッ
ド62が前方(矢印イ方向とは反対側)に移動すると連
動アーム63,64及びリンク機構65を反対側に作動
して吸気孔57の開口面積を大きくする構成としてい
る。
【0014】また、横側壁56側において、横軸59,
60の夫々の軸端部に上連動アーム66と下連動アーム
67を固定し、該上連動アーム66と下連動アーム67
とを右接続アーム68で接続している。従って、該両風
調弁58は、ロッド62の移動に関連して、横側壁55
側の風調弁58と同方向に回動し吸気孔57の開口面積
の大きさを調節することができる。
【0015】前記正逆転モータ61は、脱穀装置7の左
側面視において、一番物搬送装置53よりも、二番物搬
送装置54寄りで二番物搬送装置54の上方に位置し、
この二番物搬送装置54の搬送終端部に連通して二番物
を前記処理胴26の搬送始端側における処理室20に供
給する二番揚穀筒69よりも内側(横側側側)に着脱自
在に設けている。なお、70は一番物搬送装置53の搬
送終端部に連通し、一番物を揚穀してグレンタンク(グ
レンホッパでもよい)71に供給する一番揚穀筒であ
り、72はグレンタンク内の穀粒を機外に排出する排出
オーガである。73はストローラック37の上方に配置
した排塵ファン、74は排藁切断装置である。
【0016】図11に示すブロック回路について説明す
ると、75は制御プログラムやデータ等を内臓したメモ
リ76を有するマイクロコンピュータの演算制御部(以
下、CPUと呼ぶ)であって、算術・論理及び比較演算
等を行う。そして、該CPU75に入力インターフェイ
ス77を介して入力される情報として、運転部に設けた
選別自動スイッチ78からの選別自動有無情報、ウイン
ド設定ダイヤル79からの唐箕風量調節情報、漏下量設
定ダイヤル80からの選別棚漏下量設定情報、そして、
正逆転モータ61のモータ軸の回転量を検出するウイン
ドポジションセンサ81からの風調弁位置情報、モータ
44のモータ軸の回転量を検出するシーブポジションセ
ンサ82からの漏下量情報、穀粒流量センサ1からの穀
粒検出情報、変速レバー(例えば主変速のHSTレバ
ー)の変速位置を検出する車速センサ83からの車速情
報、脱穀スイッチ84からの脱穀クラッチ入・切情報、
刈取部6(刈取部でなく脱穀装置側でもよい)に設けた
穀稈センサ85からの穀稈有無情報等がある。
【0017】また、出力インタ−フェイス86を介して
CPU75から出力する指令信号としてモータ44、正
逆転モータ61への駆動指令信号等がある。なお、前記
選別自動スイッチ78はリミットスイッチ、ウインド設
定ダイヤル79と漏下量設定ダイヤル80とウインドポ
ジションセンサ81とシーブポジションセンサ82と車
速センサ83とはポテンショメータ、脱穀スイッチ84
及び穀稈センサ85はリミットスイッチにより検出する
構成である。
【0018】つぎに作用についてフローチャートを併用
しながら説明する。まず、原動機(実施例ではディーゼ
ルエンジン)を駆動して回転各部を駆動すると共に選別
自動スイッチ78を入れ、ウインド設定ダイヤル79及
び漏下量設定ダイヤル80を操作して唐箕風量と選別棚
2の漏下量を選択し、刈取部6及び脱穀クラッチを
「入」にし、そして変速レバーを操作して機体を前進し
収穫作業を開始する。
【0019】すると、機体は前進して圃場に植立した穀
稈を刈取部6で刈取搬送すると共にCPU75は選別自
動「有」、唐箕設定風量、漏下設定量、車速センサ83
からの設定車速情報、若干の時間差を置いて穀稈センサ
85からの穀稈「有」(収穫作業中であること)を取り
込む。そして、刈取部6で刈取搬送されて搬送終端部に
達した穀稈の株元部は自動送込装置14の挟扼杆12と
フィードチェン13に挾持されて後方に搬送されるが、
これに関連してその穂先部は前壁15に設けた穀稈供給
口から扱室17に入り、ここで回転する扱胴25の扱歯
30によって脱穀処理を受け乍ら中間壁16に設けた穀
稈排出口から扱室外にでる。その後、脱穀処理を受けた
脱穀済の排藁は排藁搬送装置(図示せず)によって後方
に搬送されて排藁切断装置74により所定長さに細断さ
れ圃場に落下する。
【0020】この脱穀処理によって、扱室17の受網1
8から漏下した多量の穀粒を含む脱穀物は下方に位置し
前後方向に揺動する揺動選別棚35の搬送ラック部36
で受け止められる(少量は選別棚2に漏下するものもあ
る)。そして、脱穀物は搬送ラック部36によって一番
選別網38に搬送される。また、受網18から漏下しな
いで扱室17の穀稈排出口側に移動したカギ又や穂切れ
や長めのワラ屑を混入する排塵物は、受入口22から排
塵処理室21に入り、回転する排塵胴27によって後方
に送られるが、この搬送途時において、排塵歯29によ
って処理を受けるので、穀粒やカギ又や一部の藁屑等は
漏下体19から下方の選別棚上に漏下し、一方漏下しな
かった藁屑は排出口23からストローラック37に落下
して唐箕49の選別風によって選別室排出口34から機
外に排出される。
【0021】そして、選別棚2に漏下した漏下物の中
で、穀粒棚2から漏下する穀粒の混入が多い選別棚漏下
物は一番選別網38に落下して、前記搬送ラック部36
によって送られてきた脱穀物と合流してふるい選別と唐
箕49によって斜め上方に吹き上げられる選別風を受け
る。この風選により、穀粒は一番物搬送装置53に回収
されて搬送され、搬送終端から一番揚穀筒70に受け継
れてグレンタンク1に供給される。そして、風選作用に
よって、穀粒と分離した塵芥や小さな藁屑等は後方上方
に吹き飛ばされて選別室排出口34から機外に排出され
る。
【0022】また、選別棚2から漏下せずにこの後端部
に移動した非漏下物はストローラック37に移って、こ
のストローラック37及び選別風によって選別室排出口
34から機外に排出されるが、一部の穀粒やカギ又・穂
切れ等の未処理物(二番物ともいう)は落下して二番物
搬送装置54に回収され、その搬送終端から二番揚穀筒
69に受け継れて選別室上方の処理室20に送られる。
そして、該未処理物は回転する処理胴26及び処理歯2
8によって単粒化処理を受け乍ら前方に送られるので、
穀粒は漏下体19から横側壁55に近い側に漏下し、漏
下しない穀粒は処理歯31によって上方に跳ね出され横
側壁55より遠い側における搬送ラック部36に還元さ
れる。このとき、穀粒流量センサ1に穀粒が当たると、
CPU75はこの情報を取り込んでカウントし単位時間
当りの穀粒量、即ち、穀粒流量を演算する。また、選別
棚2の上方に浮遊する塵芥等の異物は排塵ファン73に
よって機外に排出され、タンク1に穀粒が満杯になった
場合には排出オーガ72等の穀粒排出手段を駆動して機
外に排出する。
【0023】つぎに、選別制御について説明すると、C
PU75が脱穀スイッチ84の情報から脱穀クラッチ
「入・切」を判断し(ステップ10)、「切」の状態で
ある場合には選別制御を行わない。しかし、脱穀クラッ
チ「入」の場合には、穀稈センサ85が「入・切」を判
断する(ステップ20)。そして、CPU75が穀稈セ
ンサ85「入」を判断すると車速センサ83により高速
か低速(予めある速度以上を「高速」と設定している)
かを判断する工程(ステップ30)に進み、穀稈センサ
85「切」を判断すると穀粒流量センサ1によって検出
された穀粒流量が「高・低」(予めある流量以上が
「高」と設定している)かを判断する工程(ステップ4
0)に進む。
【0024】CPU75が車速センサ85「高」と判断
すると、唐箕49の風量はウインド設定ダイヤル79で
設定した位置であり、選別棚2からの漏下量は漏下量設
定ダイヤル80で設定した位置である。CPU75が車
速センサ85を「高」でないと判断するとステップ40
に進む。そして、該ステップ40でCPU75が穀粒流
量センサ1からの出力情報を取り込んで穀粒流量を
「高」と判断すると、前記ステップ30において車速セ
ンサ「高」と判断した場合と同じである。
【0025】CPU75がステップ40において穀粒流
量「高」でないと判断すると、まず、7秒後に出力イン
ターフェイス86を介してモータ44に駆動指令信号を
出力する。すると、モータ44は起動して回動アーム4
5を矢印ロ方向に回動しワイヤ46を同方向に引張る。
すると、これに関連して、プレート作動板43は上端部
の枢支部aを中心にして、下端部が矢印ハ方向に回動す
るので、連動アーム48に接続している後側のプレート
作動板43も上端部の枢支部aを中心にして下端部が前
側のプレート作動板43と同方向に回動する。
【0026】また、両プレート作動板43の回動により
夫々の連動板42も前方上方に向けて移動するので、前
後方向に所定間隔置きに配置しているプレート39の下
端が長孔41に沿って作動する。従って、後側のプレー
ト39の下端部が前側のプレート39の後面に近づいて
漏下通路を狭くなって穀粒等の漏下量を少なくする。そ
して、CPU75がシーブポジションセンサ82から出
力される情報を取り込み、メモリ76に内臓している設
定値と比較演算してその差が予め設定した幅内にあると
判断した場合にモータ44への駆動指令信号の出力を停
止する。
【0027】さらに、CPU75がステップ40におい
て穀粒流量「高」でないと判断して8秒後、(すなわ
ち、モータ44への駆動指令信号の1秒後)に、正逆転
モータ61に正転の駆動指令信号を出力するので、正逆
転モータ61は起動してロッド62及び上連動アーム6
3の上部を矢印イ方向に引張る。すると、上連動アーム
63の下端部と一体に設けている横軸59を回動するの
で、横側壁55,56の夫々の側に設けた各風調弁58
を下側に回動して各吸気孔57の開口面積を小さくす
る。そして、前記横軸59の回動に関連して、リンク機
構65、上連動アーム64,66及び下連動アーム6
4,67と右接続アーム68を作動して横軸60を回動
しこの横軸60の両端部に固定した各風調弁58を上側
に回動して各吸気孔57の開口面積を小さくする。従っ
て、唐箕49が吸気孔57から取り込む風量が少なくな
るので、選別室33に供給される選別風量を少なくな
る。
【0028】そして、CPU75がウインドポジション
センサ81から出力される情報を取り込み、メモリ76
に内臓している設定値と比較演算してその差が予め設定
した幅内にあると判断した場合に正逆転モータ61への
駆動指令信号の出力を停止する。このように、選別棚2
からの漏下通路を小さくし、その後に唐箕49の選別風
量を少なくするので、一番物搬送装置53への藁屑の落
下を減少して選別精度を向上する。また、低速作業時で
の穀粒の回収量を高め機外排出穀粒量を少なくできる。
さらに、プレート39の回動の駆動体であるワイヤ46
の作動を揺動選別棚35の揺動にも拘らず円滑な作動を
行い得る。そして、ワイヤ46を作動するモータ44を
選別室33の前壁外面側に着脱自在に取り付けているの
で、ワイヤ46の長さを短くできると共にフィードチェ
ン13を横側壁56の横側方に回動する構成とすればモ
ータ44の点検等メンテナンスも容易になる。
【0029】そして、グレンタンク71を横側方に回動
することにより、横側壁55側を開放できるので、正逆
転モータ61の点検やメンテナンスが簡単になると共に
ロッド62を直線的に円滑に移動できる。なお、その
後、穀粒流量センサ1による検出情報を取り込んだCP
U75が穀粒流量「高」と判断すると、前記動作と逆に
作動して、夫々のダイヤル79,80で設定位置に戻
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 コンバインの右側面図。
【図2】 一部切除した脱穀装置の左側面図。
【図3】 一部切除した脱穀装置の右側面図。
【図4】 脱穀装置の側断面図。
【図5】 一部切除した脱穀装置の平面図。
【図6】 一部切除した脱穀装置の正面図。
【図7】 一部を切断た選別棚の側面図。
【図8】 左側の横側壁側の風調弁の作動後の風調弁
の位置を示す図。
【図9】 右側の横側壁側の風調弁の作動前の風調弁
の位置を示す図。
【図10】 右側の横側壁側の風調弁の作動後の風調弁
の位置を示す図。
【図11】 ブロック回路。
【図12】 フローチャート。
【符号の説明】
1 穀粒流量センサ 2 選別棚
フロントページの続き (72)発明者 吉邨 文夫 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 平山 秀孝 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 秋山 隆夫 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 澤村 亮 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 泉 浩二 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刈取・脱穀作業時に穀粒流量センサ1が穀
    粒量を「少」と検出した場合には、選別風量及び選別棚
    2からの漏下量を減少操作すると共に該操作を、選別棚
    側が選別風量側よりも先行して行うことを特徴とするコ
    ンバインにおける脱穀選別装置。
JP27114496A 1996-10-14 1996-10-14 コンバインにおける脱穀選別装置 Expired - Lifetime JP3680447B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103141212A (zh) * 2013-02-03 2013-06-12 郑宇虎 一种高速谷物联合收获机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103141212A (zh) * 2013-02-03 2013-06-12 郑宇虎 一种高速谷物联合收获机
CN103141212B (zh) * 2013-02-03 2015-02-11 郑宇虎 一种高速谷物联合收获机

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