JPH10112829A - 映像放送システムおよび受像機 - Google Patents

映像放送システムおよび受像機

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JPH10112829A
JPH10112829A JP8263989A JP26398996A JPH10112829A JP H10112829 A JPH10112829 A JP H10112829A JP 8263989 A JP8263989 A JP 8263989A JP 26398996 A JP26398996 A JP 26398996A JP H10112829 A JPH10112829 A JP H10112829A
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JP8263989A
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Naofumi Inmaki
直文 印牧
Tsuyoshi Tanaka
剛志 田中
Kimihiko Narisawa
公彦 成澤
Yoshimitsu Kitazawa
良光 北沢
Kenichi Yoshikawa
研一 吉川
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告映像の排除行為を無くし、付加価値情報
提供の差別化や広告映像のきめ細かな視聴率を把握でき
る映像放送システム及び受像機を提供する。 【解決手段】 地上波やCATV等の映像信号の広告映
像20、30中に、付加価値情報をスクランブル又は暗
号化したサブリミナル映像10として放送局側で挿入す
る。受像機側では、通常は不可視のサブリミナル映像を
視聴者のID/パスワード入力を条件として可視映像4
0に復号化し、これをサブリミナル映像10の前後の広
告映像20又は30と合成し、組み合わせ映像50とし
て表示する。視聴者は、組み合わせ映像50により、付
加価値情報が得られるので、広告映像に対してチャネル
切換等の排除行為が無くなる。一方広告主は、視聴者の
ID/パスワードの問い合わせの集計により、実際の広
告映像に対する視聴率状況をきめ細かに把握可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上波やCATV
等の映像放送システムで送受信される放送番組におい
て、その放送番組の広告主等が視聴者に対してID/パ
スワードを提供することによって、前後の映像に関連す
る付加価値情報、例えばライブ映像や挿絵やイラストや
地図等が組み込まれているサブリミナル映像を視聴者が
可視できる映像放送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】放送番組における広告映像は、視聴者に
とっては新しい情報の入手手段の一つであり、広告主に
とっては、自社が生産したり販売したりする商品の名称
やブランド名称、あるいは会社名称等を宣伝し著名にす
る有力な手段である。従って、広告主は、広告映像の視
聴率調査を行い広告宣伝効果を把握したいという要望が
あり、専門の視聴率調査会社に依頼して調査を行ってい
る。
【0003】従来の放送番組における広告映像は、ライ
ブ番組や中継番組、ドラマや映画等の放送番組を中断し
て、それらの放送番組の視聴者に向けて画一的に提供さ
れている。
【0004】また、映像に関する付加価値情報を組み込
む方法としては、文字放送データやクローズド・キャプ
ション(字幕スーパー)を映像信号と映像信号との隙間
(ブランキング)に入れて伝達する方法が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の映像放送における広告映像や映像に関する付加価値
情報の伝達方法については、以下のような問題点があっ
た。
【0006】近年、視聴者の趣味嗜好の多様化に伴っ
て、広告映像はライブ番組や中継番組、更にストーリー
性のあるドラマや映画等の放送番組を中断する映像とい
う意識が発生し、広告映像が放映されている間は別のチ
ャネルに切り換えられたり、ビデオ録画を中断されるこ
とが多くなり、広告映像の効果が低減化するという第一
の問題点があった。
【0007】また、映像に関する付加価値情報を組み込
む方法として、文字放送データやクローズド・キャプシ
ョン(字幕スーパー)を映像信号と映像信号との隙間
(ブランキング)に入れて伝達する方法では、文字やテ
キスト等の比較的情報量が少ないものに限られ、前後の
映像に関連する挿絵やイラストや地図等のイメージ情報
及び当該イメージ情報の位置情報を該信号の隙間に組み
込むことは伝送容量上困難であるという第二の問題点が
あった。
【0008】また、視聴者に対して同一の広告映像を放
映する従来の映像放送では、視聴者の趣味嗜好の多様化
に応えるため、広告主が、自社の広告物をよく見てくれ
る視聴者と見てくれない視聴者との付加価値情報提供サ
ービスの差別化を行えないという第三の問題点があっ
た。
【0009】また、広告映像を放映する従来の映像放送
において、視聴者は、多量かつ刺激的な広告映像に慣れ
てしまい、近年、広告映像に対する新鮮度、印象度が薄
れる傾向が強くなり、広告の元来の目的である商品名称
やブランド名称や会社名称等、広告宣伝すべき名前が視
聴者の頭に深く焼きつかないという第四の問題点があっ
た。
【0010】さらに、広告主が広告映像の視聴率調査を
行い広告宣伝効果を把握するために、専門の視聴率調査
会社に依頼する場合では、必ずしも実際の広告映像に対
する反応や認知等のきめの細かい視聴状況を調査・把握
できないという第五の問題点があった。
【0011】本発明の目的は、これらの問題点を解決す
るため、広告映像とともにライブ映像や挿絵やイラスト
や地図等の付加価値情報提供サービスを受けることがで
き、さらには、その付加価値情報提供サービスの差別化
や広告映像に対するきめ細かな視聴率状況の把握を可能
にする映像放送システムおよび受像機を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、放送局側から映像信号を電波またはケー
ブルで視聴者の受像機側に送信する映像放送システムに
おいて、放送局側には、映像信号にスクランブルまたは
暗号化されたサブリミナル映像信号を挿入する手段を備
え、受像機側には、受信した映像信号の中から前記スク
ランブルまたは暗号化されたサブリミナル映像を抽出す
る手段と、前記抽出されたスクランブルまたは暗号化さ
れたサブリミナル映像を許可信号が入力されたことを条
件として復号化する手段と、前記復号化したサブリミナ
ル映像を前後の映像と合成して表示する手段と、前記許
可信号を入力する手段と、を備えることを特徴とする映
像放送システムを手段とする。
【0013】また、前記許可信号が、視聴者からの問い
合わせにより映像提供者が提供するものであって、前記
映像提供者が宣伝または広告したい情報を含む認識標ま
たはパスワードであることを特徴とする映像放送システ
ムを手段とする。
【0014】さらに、受信した映像信号の中からスクラ
ンブルまたは暗号化されたサブリミナル映像を抽出する
手段と、前記抽出されたスクランブルまたは暗号化され
たサブリミナル映像を許可信号が入力されたことを条件
として復号化する手段と、前記復号化したサブリミナル
映像を前後の映像と合成して表示する手段と、前記許可
信号を入力する手段と、を具備することを特徴とする受
像機を手段とする。
【0015】本発明では、地上波やCATV等から伝達
される映像信号に対して、広告映像等の映像中に付加価
値情報をスクランブルまたは暗号化したサブリミナル映
像として放送側で挿入することによって、受像機側で通
常は不可視であるサブリミナル映像を、識別標(以下、
ID)またはパスワード等の許可信号を用いて可視化
し、サブリミナル映像の前後の広告映像等の映像と合成
表示することにより、視聴者が当該映像とともに付加価
値情報を得ることを可能とする。この付加価値情報提供
サービスによって、付加価値情報が合成表示された広告
映像等の映像を視聴者に視聴させるようにし、その視聴
のために必要なID/パスワード等を視聴者が映像提供
者である広告主等に問い合わせることによって、広告主
等は、実際の広告映像に対する視聴率状況をきめ細かに
把握可能とするとともに、その広告主等の広告映像をよ
く見てくれる視聴者に対し差別化した付加価値情報を提
供可能とする。
【0016】なお、本発明におけるサブリミナル映像と
は、通常の放映において視聴者が意識して感知できない
位の短い時間の映像である。例えば、TV放送で用いら
れる1秒あたり30フレームのNTSC信号における1
フレームの短い映像等は、網膜には写るがそれが何であ
るかを認識することができないものであり、この1フレ
ームの映像をサブリミナル映像という。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を、図
面を参照して詳細に説明する。
【0018】図1に本発明の映像放送システムの一実施
形態例を説明する概念図を示す。本実施形態例では、地
上波やCATV放送等の放送局から送出される映像信号
において、予め前映像20と後映像30との間にスクラ
ンブルまたは暗号化された付加価値情報のサブリミナル
映像10が挿入される。通常の受像機では該サブリミナ
ル映像10は可視できない。これに対し本実施形態例の
受像機では、受信映像の中から該サブリミナル映像10
を抽出する。この抽出に際しては、急激な映像の変化す
なわちシーンチェンジにより検出する方法を用いるか、
または該サブリミナル映像10に組み込まれたサブリミ
ナル識別データ11を検出する方法を用いる。ここで
は、以下、後者の検出方法を用いた方法で説明する。受
像機側では、放映された映像信号を常時監視し、該サブ
リミナル識別データ11を検出した場合、該当する該サ
ブリミナル映像10を画像バッファメモリから抽出す
る。抽出された該サブリミナル映像10に対して、問い
合わせなどにより広告主から提供されたID/パスワー
ド、例えば広告宣伝すべき名前を用いて、スクランブル
または暗号化された該サブリミナル映像10を復号化
し、可視映像40に変換する。この可視映像40と前映
像20または後映像30とを組み合わせて合成すること
によって、組み合わせ映像50を生成し表示する。
【0019】従来の付加価値情報を伝送する方式として
は、文字放送データやクローズド・キャプション(字幕
スーパー)を映像信号と映像信号との隙間(ブランキン
グ)に入れて伝達する方法が知られている。この種の方
法では、デコーダーを持っているか持っていないかの有
無によって、文字放送データ等の付加価値情報の文字デ
ータを可視できたりできなかったりする。また、この種
の方法では、挿絵やイラストや地図等の情報量の多いイ
メージデータを入れることが伝送容量上困難であるとと
もに、前後の映像と関連した位置情報も組み込むことが
困難である。さらに、これらのイメージデータや位置情
報を前後の映像に組み込もうとすると、これらが同一映
像に重ね合わされ、この場合デコーダーの所有の有無に
かかわらず、付加価値情報提供サービスを差別化できな
いという困難さがある。
【0020】本発明の実施形態例では、情報量の多いイ
メージデータや位置情報を通常可視できないサブリミナ
ル映像に組み込み、デコーダーの作動に相当するID/
パスワードの有無によって付加価値情報提供サービスを
差別化できる点が従来技術との大きな差異である。ID
/パスワードに広告宣伝すべき名前を入れることによっ
て宣伝効果を高めることが可能であり、広告主等(通信
事業者や放送事業者、あるいは代行会社等が代行しても
よい)がこれを通信網等を介して問い合わせた視聴者に
提供し、提供を受けた視聴者が受像機に入力すれば、受
像機は通常意識して可視できないサブリミナル映像を可
視状態に推移させて、その視聴者がライブ映像や挿絵や
イラストや地図等の付加価値情報提供サービスを受けら
れるようにする。ID/パスワードの問い合わせの方法
としては、事前の映像中で問い合わせ先を視聴者に知ら
せ、視聴者はパーソナルコンピュータやディジタル通信
端末からデータ入力してアクセスしたり、電話機から案
内メッセージに従ってプッシュボタン(PB)信号等で
データ入力を行って問い合わせたりする方法が考えられ
る。広告主等は、視聴者のID/パスワードの問い合わ
せを広告映像に対するアクションとして収集すれば、こ
れまでのような特別な調査方法による専門の視聴率調査
会社に依頼することなく、当該広告映像に対する実際の
反応や認知等のきめの細かい視聴状況を調査・把握する
ことができる図2は本発明の受像機の一実施形態例を説
明する図であって、1は地上波アンテナ、2は地上波映
像入力端子、3はCATVヘッドエンド、4はCATV
映像入力端子、5はID/パスワード入力装置、6はシ
ステム操作端子、7はモニタ、8はモニタ出力端子、1
00はサブリミナル映像抽出部、200はサブリミナル
映像復号化部、300は映像編集表示部、400は制御
部である。
【0021】本受像機は以下のように動作する。制御部
400の指令により、地上波やCATV等の映像放送シ
ステムの放送局から、付加価値情報が組み込まれている
サブリミナル映像が予め挿入されている映像信号をそれ
ぞれ地上波映像入力端子2、またはCATV映像入力端
子4を通じて受信すると、サブリミナル映像抽出部10
0は、一方では受信した映像信号をそのまま映像編集表
示部300に転送する。転送された映像信号は、映像編
集表示部300によって通常の地上波/CATV放送と
同様にモニタ7に出力され表示される。この際、挿入さ
れたサブリミナル映像も一緒に出力されるが、視聴者に
は認識できない短い映像のため不可視となる。他方、サ
ブリミナル映像抽出部100は、受信した映像信号の中
からサブリミナル映像であることを示す識別情報を検出
した場合、該識別情報を有するサブリミナル映像を抽出
し、サブリミナル映像復号化部200に転送する。抽
出、転送されたサブリミナル映像は予めスクランブルま
たは暗号化処理がなされているため、このままでは可視
できない。
【0022】サブリミナル映像復号化部200は、スク
ランブルまたは暗号化されたサブリミナル映像を受信
し、また、視聴者によりID/パスワード入力装置5か
らサブリミナル映像を視聴することを示すID/パスワ
ードが入力されたという2つの条件が満たされた場合、
受信したサブリミナル映像を復号化して可視映像とし、
映像編集表示部300に転送する。
【0023】映像編集表示部300は、通常、サブリミ
ナル映像抽出部100から受信した全体の映像信号を表
示するが、サブリミナル映像復号化部200から復号化
されたサブリミナル映像を受信すると当該サブリミナル
映像と当該サブリミナル映像の後に位置する後映像もし
くはその前に位置する前映像とを編集し、組み合わせて
モニタ7に出力し表示する。基本的な組み合わせ方法と
しては後映像または前映像の一部の表示領域にサブリミ
ナル映像を継続表示するイメージとなるが、サブリミナ
ル映像の表示領域の大きさや位置は映像編集表示部30
0において自由に設定でき、その延長としてサブリミナ
ル映像のみを継続表示したり、継続表示したサブリミナ
ル映像の一部の表示領域に後映像または前映像を表示す
ることも可能である。サブリミナル映像は間欠的に送信
されるため蓄積表示することになるが、蓄積表示の終了
は、例えば最終のサブリミナル映像のサブリミナル識別
データに含めて送信されたサブリミナル映像終了の識別
データを抽出した場合としたり、サブリミナル映像の表
示開始からタイマーのタイムアップによる一定時間後
(例、CM継続時間に概ね相当する時間)としたりすれ
ばよい。
【0024】次に、以上の映像表示システムおよび受像
機を用いた具体的な適用例を以下に説明する。
【0025】図3に、第一の適用例としてライブ中継に
おいてCM(コマーシャル)映像とライブ中継映像とを
表示する適用例を示す。ライブ中継を視聴している場
合、CMが入るとライブ中継が中断されるという意識が
高まっているので、CM中にチャネルを変えたりビデオ
録画を中断されたりしてしまうことが多くなり、CM映
像の効果が低減化する。この問題点に対して本適用例で
は、CM映像21または31の間にライブ中継映像のサ
ブリミナル映像15を挿入し、このサブリミナル映像1
5を組み込んだ映像に対して広告主より提供されたID
/パスワードを使ってサブリミナル映像15を可視化
し、CM映像21または31の表示画面の一部(ウイン
ドウ)にサブリミナル映像15を可視化したライブ中継
の可視映像41を組み込んだ組み合わせ映像51として
表示することにより、CM映像21または31を見なが
らライブ中継可視映像41を見ることができるようにし
ている。つまり、ライブ中継映像という付加価値情報を
CM映像とともに見せることで、同時にCM映像が視聴
されるようにしている。
【0026】図4に、CM映像とライブ中継映像に対す
るID/パスワードの使用効果の例を示す。放送局側で
は、通常のライブ映像を中断して放映されるCM映像2
1または31の間に、X(例、1/30)秒間隔でライ
ブ映像1〜6を順次にスクランブルまたは暗号化したサ
ブリミナル映像15として挿入する。この映像を受信し
た受像機側において、ID/パスワードを使わない場
合、すなわち通常の視聴状態では、サブリミナル映像1
5のライブ映像1〜6は意識できず可視できないが、広
告主より提供されるID/パスワードを使うことによっ
てライブ中継可視映像41としてライブ映像1〜6の蓄
積表示(X秒毎更新)を見ることができる。すなわち、
ID/パスワードを持つことによって視聴者は付加価値
情報提供サービスが受けられ、広告主は差別化した視聴
者に付加価値情報を提供できる。
【0027】図5に、第二の適用例として料理番組映像
における適用例を示す。料理番組において該当する料理
の材料や分量や留意点等の料理ノウハウのテキスト情報
の映像をスクランブルまたは暗号化したサブリミナル映
像16として挿入し、前後の映像22、32に重ね合わ
せる方法を示している。画像の片隅に四角形のウインド
ウ表示する方法もあるが、ここでは前後の映像22、3
2に位置情報を考慮して、サブリミナル映像16を可視
化して直接吹き出し表示型の可視映像42をオーバーレ
イした組み合わせ映像52として表示している。
【0028】図6に、第三の適用例としてレストラン紹
介映像における適用例を示す。レストランの紹介映像で
は、紹介されているレストランの場所の情報が重要とな
るため、レストランの近隣の地図情報をサブリミナル映
像17として挿入し、前後の映像23または33のレス
トラン映像の中のウインドウに可視映像43を組み合わ
せた組み合わせ映像53として表示する。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視聴者によるID/パスワード等の許可信号入力によっ
て広告映像とライブ番組やドラマ等の本来の放送番組と
を組み合わせて放映、表示できることから、広告映像放
映中のチャネル切り換え等の視聴者における広告映像に
対する排除意識や排除行為がなくなり、広告映像の効果
が高まるという第一の利点がある。
【0030】また、映像に関する付加価値情報をサブリ
ミナル映像として予め本来の放送番組に挿入して伝達す
ることによって、情報量の多い挿絵やイラストや地図等
のイメージ情報及び当該イメージ情報の位置情報を容易
に組み込むことができるという第二の利点がある。
【0031】また、サブリミナル映像とスクランブルま
たは暗号化処理を用いることによって、広告映像に多種
多様の付加価値情報を組み込み提供できることから、広
告主が、自社の広告物をよく見てくれる視聴者とそうで
ない視聴者との付加価値情報提供サービスの差別化を行
えるという第三の利点がある。
【0032】また、サブリミナル映像を用いた付加価値
情報提供サービスの許可信号として視聴者に入力させる
ID/パスワードを商品やブランドや会社の名前等に表
した広告/宣伝情報として提供した場合には、視聴者は
ID/パスワードの入力行為において自然に広告/宣伝
情報を覚えるということになることから、商品名称やブ
ランド名称や会社名称等、広告宣伝すべき名前が視聴者
の頭に深く焼きつくという第四の利点がある。
【0033】さらに、広告主は、視聴者によるID/パ
スワード入力のためのID/パスワード問い合わせを、
広告映像に対するアクションとして収集することによっ
て、従来の特別な調査方法を用いる専門の視聴率調査会
社に依頼することなく、当該広告映像に対する実際の反
応や認知等のきめの細かい視聴状況を調査・把握できる
という第五の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の映像放送システムの一実施形態例を説
明する概念図である。
【図2】本発明の映像放送システムで用いる受像機の一
実施形態例を説明する構成図である。
【図3】本発明の第一の適用例を示すライブ中継中のC
M映像における適用例の説明図である。
【図4】上記第一の適用例におけるCM映像とライブ中
継映像に対するID/パスワードの使用効果の例の説明
図である。
【図5】本発明の第二の適用例を示す料理番組における
適用例の説明図である。
【図6】本発明の第三の適用例を示すレストラン紹介映
像における適用例の説明図である。
【符号の説明】
1…地上波アンテナ 2…地上波映像入力端子 3…CATVヘッドエンド 4…CATV映像入力端子 5…ID/パスワード入力装置 6…システム操作端子 7…モニタ 8…モニタ出力端子 10、15〜17…スクランブルまたは暗号化されたサ
ブリミナル映像 11…サブリミナル識別データ 20〜23…前映像 30〜33…後映像 40〜43…可視映像 50〜53…可視映像と前映像との組み合わせ映像 100…サブリミナル映像抽出部 200…サブリミナル映像復号化部 300…映像編集表示部 400…制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北沢 良光 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内 (72)発明者 吉川 研一 東京都新宿区西新宿3丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局側から映像信号を電波またはケー
    ブルで視聴者の受像機側に送信する映像放送システムに
    おいて、 放送局側には、映像信号にスクランブルまたは暗号化さ
    れたサブリミナル映像信号を挿入する手段を備え、 受像機側には、 受信した映像信号の中から前記スクランブルまたは暗号
    化されたサブリミナル映像を抽出する手段と、 前記抽出されたスクランブルまたは暗号化されたサブリ
    ミナル映像を許可信号が入力されたことを条件として復
    号化する手段と、 前記復号化したサブリミナル映像を前後の映像と合成し
    て表示する手段と、 前記許可信号を入力する手段と、を備える、 ことを特徴とする映像放送システム。
  2. 【請求項2】 前記許可信号は、視聴者からの問い合わ
    せにより映像提供者が提供するものであって、前記映像
    提供者が宣伝または広告したい情報を含む認識標または
    パスワードである、 ことを特徴とする請求項1に記載の映像放送システム。
  3. 【請求項3】 受信した映像信号の中からスクランブル
    または暗号化されたサブリミナル映像を抽出する手段
    と、 前記抽出されたスクランブルまたは暗号化されたサブリ
    ミナル映像を許可信号が入力されたことを条件として復
    号化する手段と、 前記復号化したサブリミナル映像を前後の映像と合成し
    て表示する手段と、 前記許可信号を入力する手段と、 を具備することを特徴とする受像機。
JP8263989A 1996-10-04 1996-10-04 映像放送システムおよび受像機 Pending JPH10112829A (ja)

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