JPH10112499A - 金属プラグおよび/または金属配線の形成方法 - Google Patents

金属プラグおよび/または金属配線の形成方法

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JPH10112499A
JPH10112499A JP3779397A JP3779397A JPH10112499A JP H10112499 A JPH10112499 A JP H10112499A JP 3779397 A JP3779397 A JP 3779397A JP 3779397 A JP3779397 A JP 3779397A JP H10112499 A JPH10112499 A JP H10112499A
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mold
insulating film
film
forming
metal
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Masateru Hara
昌輝 原
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 層間絶縁膜としての絶縁膜にエッチング法に
よらずに接続孔を低コストで容易に形成し、その接続孔
内に金属プラグを形成することができ、あるいは、金属
プラグと金属配線とが連結した形状のものを容易に形成
することができる金属プラグおよび/または金属配線の
形成方法を提供する。 【解決手段】 Al合金配線1上にフッ素樹脂やa−C
などで型2を形成し、それを取り囲むようにプラズマC
VD法によりSiO2 膜3を成膜し、型2を除去してS
iO2 膜3に接続孔4を形成した後、その中にCu合金
プラグ6を埋め込む。また、Al合金配線上にプラズマ
CVD法によりSiO2 膜を成膜し、それに接続孔を形
成し、その接続孔の部分に型を形成し、それを取り囲む
ように液相CVD法により別のSiO2 膜を成膜し、型
を除去して上層のSiO2 膜に配線溝を形成した後、こ
れらの接続孔および配線溝内に金属プラグと上層の金属
配線とが連結した形状のものを一度に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、金属プラグおよ
び/または金属配線の形成方法に関し、特に、半導体装
置の製造に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置においては、層間絶縁膜にコ
ンタクトホールまたはビアホール(以下、これらを総称
して「接続孔」という)を形成した後、この接続孔内に
いわゆる金属プラグを埋め込み、この金属プラグを介し
て下層の金属配線などと上層の金属配線とを接続する技
術が多く用いられている。
【0003】従来、この金属プラグの形成方法として
は、層間絶縁膜を選択的にエッチング除去することによ
り接続孔を形成した後、金属膜の成膜を行う方法が一般
的であった。
【0004】また、層間絶縁膜に配線溝およびその底部
の接続孔を形成した後、これらの配線溝および接続孔に
埋め込まれるように金属プラグと上層の金属配線とが連
結した形状のものを1回の金属膜の成膜により形成する
方法もあるが、この場合も、金属膜成膜前の層間絶縁膜
の加工、すなわち配線溝および接続孔の形成はエッチン
グ法のみを使用して行うのが一般的であった(例えば、
特開平7−153757号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の金属プラグの形成方法は、層間絶縁膜がエッチン
グ困難な材質である場合には、適用することができな
い。また、層間絶縁膜がエッチング容易な材質であって
も、反応性イオンエッチング(RIE)法などのドライ
エッチング法により層間絶縁膜に微細な接続孔を形成す
るときに、形成中にその接続孔の内部でチャージアップ
が起きることによりエッチングが進まなくなり、接続孔
の形成が困難になるという問題があった。この問題は、
特殊なドライエッチング装置を使用することにより解決
することが可能であるが、そのようなドライエッチング
装置は高価であるため、プロセスコストが高くなるとい
う問題があった。
【0006】さらに、金属プラグと上層の金属配線とが
連結した形状のものを形成するための上述の従来の方法
においては、配線溝の底部に接続孔を形成するためのエ
ッチングの際のマスクとして用いられるレジストパター
ンを形成するためのフォトリソグラフィー工程における
露光時に深い焦点深度が要求されるため、そのフォトリ
ソグラフィーが困難であるという問題があった。
【0007】したがって、この発明の目的は、層間絶縁
膜として用いられる絶縁膜をエッチングすることなく、
その絶縁膜に接続孔を低コストで容易に形成し、その接
続孔内に金属プラグおよび/または金属配線を埋め込む
ことができる金属プラグおよび/または金属配線の形成
方法を提供することにある。
【0008】この発明の他の目的は、配線溝およびその
底部の接続孔内に埋め込まれるように金属プラグと金属
配線とが連結した形状のものを容易に形成することがで
きる金属プラグおよび/または金属配線の形成方法を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明は、形成すべき金属プラグお
よび/または金属配線に対応した形状を有する型を基体
上に形成する工程と、型の周囲を取り囲むように型と異
なる材料からなる絶縁膜を成膜する工程と、型を除去す
る工程と、型を除去することにより形成された空洞に金
属を埋め込む工程とを有することを特徴とする金属プラ
グおよび/または金属配線の形成方法である。
【0010】この発明の第2の発明は、基体上に第1の
絶縁膜を成膜した後、第1の絶縁膜に接続孔を形成する
工程と、第1の絶縁膜と異なる材料からなり、かつ、そ
の上部が形成すべき金属配線に対応した形状を有する型
をその下部が接続孔に埋め込まれるように形成する工程
と、型の周囲を取り囲むように型と異なる材料からなる
第2の絶縁膜を成膜する工程と、型を除去する工程と、
型を除去することにより形成された空洞に金属を埋め込
む工程とを有することを特徴とする金属プラグおよび/
または金属配線の形成方法である。
【0011】この発明において、形成すべき金属プラグ
および/または金属配線に対応した形状を有する型の材
料は、絶縁膜または第2の絶縁膜を液相化学気相成長
(液相CVD)法により成膜する場合には、その成膜時
にその型の上面や上部の側壁にもこれらの膜が成膜され
てその後の型の除去が困難となるのを防止するために、
疎水性を有する材料であることが望ましいが、これらの
膜を例えばプラズマCVD法などにより成膜する場合に
は、疎水性を有する材料である必要はない。ここで、疎
水性を有する材料としては、フッ素樹脂(例えば、ポリ
テトラフルオロエチレンやフッ素化アリルエーテル)、
ポリイミド、レジストなどが挙げられ、疎水性を有しな
い材料としては、アモルファスカーボン(a−C)、ア
モルファスシリコン(a−Si)、窒化シリコン(Si
N)、多結晶シリコンなどが挙げられる。さらに、この
型の材料として疎水性を有しない材料を用いる場合であ
っても、この型の表面をプラズマ処理などにより改質し
て疎水性を持たせることにより、この型の材料として疎
水性を有しない材料を用いた場合と同様の効果を得るこ
とができる。
【0012】この発明において、形成すべき金属プラグ
および/または金属配線に対応した形状を有する型と絶
縁膜または第1の絶縁膜および第2の絶縁膜との密着性
は、好適には、平面状の絶縁膜または第1の絶縁膜およ
び第2の絶縁膜上に型の材料を成膜した場合にその膜が
絶縁膜または第1の絶縁膜および第2の絶縁膜から自然
に剥離する程度に悪い。言い換えれば、例えば、型と絶
縁膜または第1の絶縁膜および第2の絶縁膜とは単に接
触しているだけで、両者の接触界面において反応が起き
て両者が接着しないことが必要である。型の材料がフッ
素樹脂であり、絶縁膜または第1の絶縁膜および第2の
絶縁膜が酸化シリコン膜(SiO2 )である場合はその
一例である。
【0013】また、この発明において、形成すべき金属
プラグおよび/または金属配線に対応した形状を有する
型は、例えば、エッチング法またはリフトオフ法により
除去する。
【0014】この発明において、絶縁膜、第1の絶縁膜
および第2の絶縁膜としては、酸化シリコン(SiO
2 )膜のほか、低誘電率の絶縁膜として最近注目されて
いる酸フッ化シリコン(SiOF)膜、さらには有機ま
たは無機スピンオンガラス(SOG)膜などの塗布型絶
縁膜を用いることができる。これらのうち酸化シリコン
膜や酸フッ化シリコン膜は、必要に応じて、プラズマC
VD法や液相CVD法により成膜される。ここで、酸化
シリコン膜を液相CVD法により成膜する場合には、典
型的には、シランと過酸化水素とを反応ガスとして用い
る。
【0015】上述のように構成されたこの発明の第1の
発明によれば、型の形成、絶縁膜の成膜および型の除去
により、層間絶縁膜として用いられる絶縁膜をエッチン
グすることなくその絶縁膜に接続孔を低コストで容易に
形成することができ、その内部に金属を埋め込むことに
より金属プラグおよび/または金属配線を形成すること
ができる。
【0016】また、上述のように構成されたこの発明の
第2の発明によれば、第1の絶縁膜への接続孔の形成、
型の形成、第2の絶縁膜の成膜および型の除去により、
接続孔および配線溝を形成することができるので、この
接続孔および配線溝を形成するプロセスにおいては、従
来のように露光時に深い焦点深度が要求されるフォトリ
ソグラフィー工程が不要である。そして、このようにし
て形成された接続孔および配線溝に金属を埋め込むこと
により、金属プラグと金属配線とが連結した形状のもの
を容易に形成することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
【0018】図1は、この発明の第1の実施形態による
金属プラグの形成方法を示す。
【0019】この第1の実施形態においては、まず、図
1Aに示すように、あらかじめ素子が形成され、表面が
層間絶縁膜で覆われたSi基板(図示せず)上に下層の
Al合金配線1を形成する。このAl合金配線1の高さ
は例えば0.5μm、幅は例えば0.5μmである。
【0020】次に、Al合金配線1を覆うように全面に
例えば膜厚が1.2μmのフッ素樹脂膜(図示せず)を
成膜した後、このフッ素樹脂膜を、例えば酸素系ガスを
反応ガスとして用いたドライエッチング法により、形成
すべき金属プラグに対応した形状、例えば直径が0.3
5μmの円柱の形状に加工する。これによって、図1B
に示すように、フッ素樹脂からなる円柱状の型2が形成
される。
【0021】次に、図1Cに示すように、例えば、シラ
ン(SiH4 )と亜酸化窒素(N2O)とを反応ガスと
して用いたプラズマCVD法により、Si基板上に層間
絶縁膜としてのSiO2 膜3を成膜する。このSiO2
膜3は、型2の高さよりも薄く成膜し、具体的には、例
えば0.8μmの膜厚に成膜する。このとき、この型2
の上にもSiO2 膜3が成膜されるが、この型2の上部
の側壁は露出する。この型2の露出している上部の側壁
の高さは例えば約0.4μmである。
【0022】次に、例えば、Si基板に紫外光(UV
光)を照射しながら高濃度(例えば、約15重量%)の
オゾン(O3 )を吹き付ける処理を施すことにより、フ
ッ素樹脂からなる型2を分解し、除去する。この処理時
には、必要に応じてSi基板を加熱する。この場合、こ
の型2の分解は、露出しているその上部の側壁の部分か
ら始まる。そして、この型2の分解によってその上のS
iO2 膜3がリフトオフされる。図1Dに示すように、
このようにして型2が除去された後にはそこに円筒形状
の空洞が形成され、これが下層のAl合金配線1と後述
の上層の金属配線(図示せず)とを接続する接続孔4と
なる。
【0023】次に、図1Eに示すように、例えばコリメ
ータースパッタリング法により全面に例えばCu合金膜
5を十分な膜厚に成膜して接続孔4を埋め込む。このC
u合金膜5の膜厚は例えば1μmである。
【0024】次に、例えば化学機械研磨(Chemical Mec
hanical Polishing,CMP)法によりCu合金膜5を下
層のSiO2 膜3が露出するまで研磨する。これによっ
て、図1Fに示すように、接続孔4内にCu合金プラグ
6が形成される。
【0025】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、形成すべき金属プラグに対応した形状の型2を形成
し、この型2の上部の側壁が露出した状態でこの型2の
周囲を取り囲むように層間絶縁膜としてのSiO2 膜3
を成膜した後、型2を除去することにより接続孔4を形
成しているので、SiO2 膜3をエッチングすることな
くこのSiO2 膜3に接続孔4を低コストで容易に形成
することができる。そして、接続孔を形成するためにR
IE法などのドライエッチング法を用いた場合に生ずる
チャージアップの問題を回避することができる。また、
この接続孔4の径は型2の径により決まるので、型2を
リソグラフィーにより十分に微細に形成することによ
り、微細な接続孔4を形成することができる。そして、
このように形成された接続孔4に容易にCu合金プラグ
6を形成することができる。
【0026】次に、この発明の第2の実施形態による金
属プラグおよび金属配線の形成方法について説明する。
この第2の実施形態においては、金属プラグと金属配線
とが連結した形状のものを形成する場合について説明す
る。
【0027】この第2の実施形態においては、まず、図
2Aに示すように、あらかじめ素子が形成され、表面が
層間絶縁膜で覆われたSi基板(図示せず)上に下層の
Al合金配線1を形成する。このAl合金配線1の高さ
は例えば0.5μm、幅は例えば0.5μmである。
【0028】次に、図2Bに示すように、Si基板上
に、例えばSiH4 とN2 Oとを反応ガスとして用いた
プラズマCVD法により、層間絶縁膜としての例えば膜
厚が0.5μmのSiO2 膜3を成膜した後、このSi
2 膜3をドライエッチング法により選択的にエッチン
グ除去して接続孔4を形成する。この接続孔4の直径は
例えば0.35μmである。
【0029】次に、フッ素樹脂膜(図示せず)を十分な
膜厚、例えば0.6μmの膜厚に成膜した後、このフッ
素樹脂膜を、例えば酸素系ガスを反応ガスとして用いた
ドライエッチング法によりエッチングして所定形状にパ
ターニングする。これによって、図2Cに示すように、
その下部が接続孔4に埋め込まれ、その上部が後述の上
層の金属配線(図示せず)に対応する形状を有する型2
が形成される。ここで、上層の金属配線の高さは例えば
0.5μm、幅は例えば0.5μmである。
【0030】次に、図2Dに示すように、基板温度を例
えば0℃に保った状態で、SiH4とH22 とを反応
ガスとして用いた液相CVD法により層間絶縁膜として
のSiO2 膜7を成膜する。このSiO2 膜7の膜厚は
例えば0.5μmである。ここで、液相CVD法により
成膜されたこのSiO2 膜7は流動性に富むが、フッ素
樹脂のように疎水性の材料には付着しにくいという性質
がある。このため、このフッ素樹脂からなる型2の上に
は、SiO2 膜7はほとんど成膜されない。この後、S
i基板を400℃に保ち、760TorrのN2 雰囲気
中で15分間アニール処理を行うことにより、SiO2
膜7の硬化および改質を行う。
【0031】次に、Si基板にUV光を照射しながら高
濃度(例えば、約15重量%)のO3 を吹き付ける処理
を施すことにより、フッ素樹脂からなる型2を分解し、
除去する。図2Eに示すように、このようにして型2が
除去された後には、そこに空洞が形成される。この空洞
の下部はSiO2 膜3に形成された接続孔4であり、そ
の上部はSiO2 膜7に形成された配線溝8となる。
【0032】次に、図2Fに示すように、例えばコリメ
ータースパッタリング法により全面に例えばAl合金膜
9を十分な膜厚に成膜して接続孔4および配線溝8を埋
め込む。このAl合金膜9の膜厚は例えば1.2μmで
ある。
【0033】次に、例えばCMP法によりAl合金膜9
を下層のSiO2 膜7が露出するまで研磨する。これに
よって、図2Gに示すように、接続孔4および配線溝8
内に互いに連結した形状のAl合金からなる金属プラグ
および上層の金属配線10が同時に形成される。
【0034】以上のように、この第2の実施形態によれ
ば、層間絶縁膜としてのSiO2 膜3にあらかじめ形成
した接続孔4の部分に、形成すべき金属プラグおよび上
層の金属配線に対応した形状の型2を形成し、この型2
の上部の側壁が露出した状態でこの型2の周囲を取り囲
むように層間絶縁膜としてのSiO2 膜7を液相CVD
法により成膜した後、型2を除去することにより接続孔
4および配線溝8を形成しているので、従来のように露
光時に深い焦点深度が要求されるフォトリソグラフィー
工程を用いることなく、接続孔4および配線溝8を容易
に形成することができる。そして、これらの接続孔4お
よび配線溝8内に、互いに連結した形状のAl合金から
なる金属プラグおよび上層の金属配線10を同時に形成
することができる。すなわち、この第2の実施形態によ
れば、互いに連結した形状のAl合金からなる金属プラ
グおよび上層の金属配線10を、層間絶縁膜に形成され
た接続孔4および配線溝8中に同時に形成する、いわゆ
るデュアルダマシン(dualdamascene)法において、露
光時に深い焦点深度が要求されるフォトリソグラフィー
工程を用いる必要がなく、工程が容易である。
【0035】図3は、この発明の第3の実施形態による
金属プラグの形成方法を示す。
【0036】この第3の実施形態においては、まず、図
3Aに示すように、あらかじめ素子が形成され、表面が
層間絶縁膜で覆われたSi基板(図示せず)上に下層の
Al合金配線1を形成する。このAl合金配線1の高さ
は例えば0.5μm、幅は例えば0.5μmである。
【0037】次に、Al合金配線1を覆うように全面に
例えば膜厚が1.2μmのa−C膜(図示せず)を成膜
した後、このa−C膜を、例えば酸素系ガスを反応ガス
として用いたドライエッチング法により、形成すべき金
属プラグに対応した形状、例えば直径が0.35μmの
円柱の形状に加工する。これによって、図3Bに示すよ
うに、a−Cからなる円柱状の型2が形成される。
【0038】次に、図3Cに示すように、例えば、Si
4 とN2 Oとを反応ガスとして用いたプラズマCVD
法により、Si基板上に層間絶縁膜としてのSiO2
3を成膜する。このSiO2 膜3は、型2の高さよりも
薄く成膜し、具体的には、例えば0.8μmの膜厚に成
膜する。このとき、この型2の上にもSiO2 膜3が成
膜されるが、この型2の上部の側壁(例えば、高さ約
0.4μm)に成膜されるSiO2 膜3は極めて薄い。
【0039】次に、例えば、Si基板を400℃に加熱
しながら760TorrのO2 雰囲気にさらすことによ
り、a−Cからなる型2を分解し、除去する。この場
合、この型2の分解は、その上部の側壁の薄いSiO2
膜3が分解除去された後、それにより露出した部分から
始まる。そして、この型2の分解によってその上のSi
2 膜3がリフトオフされる。図3Dに示すように、こ
のようにして型2が除去された後にはそこに円筒形状の
空洞が形成され、これが下層のAl合金配線1と後述の
上層の金属配線(図示せず)とを接続する接続孔4とな
る。
【0040】次に、図3Eに示すように、いわゆるブラ
ンケットCVD法により、Al合金膜11を十分な膜厚
に成膜して接続孔4を埋め込む。このAl合金膜11の
膜厚は例えば1μmである。
【0041】次に、例えばCMP法によりAl合金膜1
1を下層のSiO2 膜3が露出するまで研磨する。これ
によって、図3Fに示すように、接続孔4内にAl合金
プラグ12が形成される。
【0042】この第3の実施形態によれば、SiO2
3に形成された接続孔4内にAl合金プラグ12を形成
する場合に、第1の実施形態と同様な利点を得ることが
できる。
【0043】次に、この発明の第4の実施形態による金
属プラグおよび金属配線の形成方法について説明する。
この第4の実施形態においては、金属プラグと金属配線
とが連結した形状のものを形成する場合について説明す
る。
【0044】この第4の実施形態においては、まず、図
4Aに示すように、あらかじめ素子が形成され、表面が
層間絶縁膜で覆われたSi基板(図示せず)上に下層の
Al合金配線1を形成する。このAl合金配線1の高さ
は例えば0.5μm、幅は例えば0.5μmである。
【0045】次に、図4Bに示すように、Si基板上
に、例えばSiH4 とN2 Oとを反応ガスとして用いた
プラズマCVD法により、層間絶縁膜としての例えば膜
厚が0.5μmのSiO2 膜3を成膜した後、このSi
2 膜3をドライエッチング法により選択的にエッチン
グ除去して接続孔4を形成する。この接続孔4の直径は
例えば0.35μmである。
【0046】次に、a−C膜(図示せず)を十分な膜
厚、例えば0.7μmの膜厚に成膜した後、このa−C
膜を、酸素系ガスを反応ガスとして用いたドライエッチ
ング法によりエッチングして所定形状にパターニングす
る。これによって、図4Cに示すように、その下部が接
続孔4に埋め込まれ、その上部が後述の上層の金属配線
(図示せず)に対応する形状を有する型2が形成され
る。ここで、上層の金属配線の高さは例えば0.5μ
m、幅は例えば0.5μmである。
【0047】次に、図4Dに示すように、基板温度を例
えば0℃に保った状態で、SiH4とH22 とを反応
ガスとして用いた液相CVD法により層間絶縁膜として
のSiO2 膜7を成膜する。このSiO2 膜7の膜厚は
例えば0.6μmである。この場合、a−Cからなる型
2の上にもSiO2 膜7が薄く成膜される。この後、S
i基板を400℃に保ち、760TorrのN2 雰囲気
中で15分間アニール処理を行うことにより、SiO2
膜7の硬化および改質を行う。
【0048】次に、例えばCMP法によりSiO2 膜7
を研磨することにより、型2の上のSiO2 膜7を除去
する。このとき、SiO2 膜7の膜厚は例えば0.5μ
mとなる。この後、Si基板を400℃に加熱しながら
760TorrのO2 雰囲気にさらすことにより、a−
Cからなる型2を分解し、除去する。図4Eに示すよう
に、このようにして型2が除去された後には、そこに空
洞が形成される。この空洞の下部はSiO2 膜3に形成
された接続孔4であり、その上部はSiO2 膜7に形成
された配線溝8となる。
【0049】次に、図4Fに示すように、例えばブラン
ケットCVD法により全面に例えばAl合金膜9を十分
な膜厚に成膜して接続孔4および配線溝8を埋め込む。
このAl合金膜9の膜厚は例えば1.2μmである。
【0050】次に、例えばCMP法によりAl合金膜9
を下層のSiO2 膜7が露出するまで研磨する。これに
よって、図4Gに示すように、接続孔4および配線溝8
内に互いに連結した形状のAl合金からなる金属プラグ
および上層の金属配線10が同時に形成される。
【0051】この第4の実施形態によれば、第2の実施
形態と同様な利点を得ることができる。
【0052】以上、この発明の実施形態について具体的
に説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定され
るものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の
変形が可能である。
【0053】例えば、上述の第1、第2、第3および第
4の実施形態において挙げた数値、材料、成膜法などは
あくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる数
値、材料、成膜法などを用いてもよい。具体例を挙げる
と、上述の第1の実施形態において、型2の材料とし
て、疎水性を有するフッ素樹脂の代わりに、疎水性を有
しないa−Cやa−SiやSiNや多結晶Siを用いて
もよい。ここで、型2の材料としてa−Siを用いる場
合、このa−Siからなる型2は、例えば六フッ化イオ
ウ(SF6 )ガスを用いて除去することができる。ま
た、上述の第1の実施形態においては、SiO2 膜3を
プラズマCVD法により成膜しているが、このSiO2
膜3は、液相CVD法により成膜してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1の
発明によれば、層間絶縁膜として用いられる絶縁膜をエ
ッチングすることなく、その絶縁膜に接続孔を低コスト
で容易に形成し、その接続孔内に金属プラグおよび/ま
たは金属配線を埋め込むことができる。
【0055】この発明の第2の発明によれば、配線溝お
よびその底部の接続孔内に埋め込まれるように金属プラ
グと金属配線とが連結した形状のものを容易に形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態による金属プラグの
形成方法を工程順に示す断面図である。
【図2】この発明の第2の実施形態による金属プラグお
よび金属配線の形成方法を工程順に示す断面図である。
【図3】この発明の第3の実施形態による金属プラグの
形成方法を工程順に示す断面図である。
【図4】この発明の第2の実施形態による金属プラグお
よび金属配線の形成方法を工程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・Al合金配線、2・・・型、3、7・・・Si
2 膜、4・・・接続孔、6・・・Cu合金プラグ、1
0・・・Al合金からなる金属プラグおよび上層の金属
配線、12・・・Al合金プラグ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形成すべき金属プラグおよび/または金
    属配線に対応した形状を有する型を基体上に形成する工
    程と、 上記型の周囲を取り囲むように上記型と異なる材料から
    なる絶縁膜を成膜する工程と、 上記型を除去する工程と、 上記型を除去することにより形成された空洞に金属を埋
    め込む工程とを有することを特徴とする金属プラグおよ
    び/または金属配線の形成方法。
  2. 【請求項2】 上記型は疎水性を有する材料からなるこ
    とを特徴とする請求項1記載の金属プラグおよび/また
    は金属配線の形成方法。
  3. 【請求項3】 上記疎水性を有する材料はフッ素樹脂で
    あることを特徴とする請求項2記載の金属プラグおよび
    /または金属配線の形成方法。
  4. 【請求項4】 上記フッ素樹脂はポリテトラフルオロエ
    チレンまたはフッ素化アリルエーテルであることを特徴
    とする請求項3記載の金属プラグおよび/または金属配
    線の形成方法。
  5. 【請求項5】 上記型はアモルファスカーボンからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の金属プラグおよび/ま
    たは金属配線の形成方法。
  6. 【請求項6】 上記型はアモルファスシリコンからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の金属プラグおよび/ま
    たは金属配線の形成方法。
  7. 【請求項7】 上記絶縁膜は酸化シリコン膜であること
    を特徴とする請求項1記載の金属プラグおよび/または
    金属配線の形成方法。
  8. 【請求項8】 シランと過酸化水素とを反応ガスとして
    用いた液相化学気相成長法により上記酸化シリコン膜を
    成膜するようにしたことを特徴とする請求項7記載の金
    属プラグおよび/または金属配線の形成方法。
  9. 【請求項9】 上記型と上記絶縁膜との密着性は、平面
    状の上記絶縁膜上に上記型の材料を成膜した場合にその
    膜が上記絶縁膜から自然に剥離する程度に悪いことを特
    徴とする請求項1記載の金属プラグおよび/または金属
    配線の形成方法。
  10. 【請求項10】 基体上に第1の絶縁膜を成膜した後、
    上記第1の絶縁膜に接続孔を形成する工程と、 上記第1の絶縁膜と異なる材料からなり、かつ、その上
    部が形成すべき金属配線に対応した形状を有する型をそ
    の下部が上記接続孔に埋め込まれるように形成する工程
    と、 上記型の周囲を取り囲むように上記型と異なる材料から
    なる第2の絶縁膜を成膜する工程と、 上記型を除去する工程と、 上記型を除去することにより形成された空洞に金属を埋
    め込む工程とを有することを特徴とする金属プラグおよ
    び/または金属配線の形成方法。
  11. 【請求項11】 上記型は疎水性を有する材料からなる
    ことを特徴とする請求項10記載の金属プラグおよび/
    または金属配線の形成方法。
  12. 【請求項12】 上記疎水性を有する材料はフッ素樹脂
    であることを特徴とする請求項11記載の金属プラグお
    よび/または金属配線の形成方法。
  13. 【請求項13】 上記フッ素樹脂はポリテトラフルオロ
    エチレンまたはフッ素化アリルエーテルであることを特
    徴とする請求項12記載の金属プラグおよび/または金
    属配線の形成方法。
  14. 【請求項14】 上記型はアモルファスカーボンからな
    ることを特徴とする請求項10記載の金属プラグおよび
    /または金属配線の形成方法。
  15. 【請求項15】 上記型はアモルファスシリコンからな
    ることを特徴とする請求項10記載の金属プラグおよび
    /または金属配線の形成方法。
  16. 【請求項16】 上記第2の絶縁膜は酸化シリコン膜で
    あることを特徴とする請求項10記載の金属プラグおよ
    び/または金属配線の形成方法。
  17. 【請求項17】 シランと過酸化水素とを反応ガスとし
    て用いた液相化学気相成長法により上記酸化シリコン膜
    を成膜するようにしたことを特徴とする請求項16記載
    の金属プラグおよび/または金属配線の形成方法。
  18. 【請求項18】 上記型と上記第1の絶縁膜および上記
    第2の絶縁膜との密着性は、平面状の上記第1の絶縁膜
    および上記第2の絶縁膜上に上記型の材料を成膜した場
    合にその膜が上記第1の絶縁膜および上記第2の絶縁膜
    から自然に剥離する程度に悪いことを特徴とする請求項
    10記載の金属プラグおよび/または金属配線の形成方
    法。
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