JPH10112022A - 磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体の製造方法

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JPH10112022A
JPH10112022A JP8264229A JP26422996A JPH10112022A JP H10112022 A JPH10112022 A JP H10112022A JP 8264229 A JP8264229 A JP 8264229A JP 26422996 A JP26422996 A JP 26422996A JP H10112022 A JPH10112022 A JP H10112022A
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JP
Japan
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laser
glass
substrate
magnetic recording
recording medium
Prior art date
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JP8264229A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Tanaka
和文 田中
Hiroshi Osawa
弘 大澤
Daisuke Shiomi
大介 塩見
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気記録媒体の基板と磁気ヘッドとの摺動耐
久性を向上させた磁気記録媒体の製造方法を提案する。 【解決手段】 ガラス基板を用いた磁気記録媒体の製造
において、磁性層等の成膜に先立って、波長400〜6
00nmのレーザビームを該レーザ光の基板に対する光
透過率が20%以下であるガラス基板に照射することに
より、テクスチャ加工を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
等の磁気記録媒体の製造方法に関し、さらに詳しくは磁
気ディスク(以下、HDという)と磁気ヘッドとの間の
摺動耐久性を向上させた磁気記録媒体の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気記録の高密度化の進歩はまさに日進
月歩の勢いであり、かつて10年で10倍といわれたハ
ードディスク・ドライブ(HDD)の記録密度向上速度
が最近では10年で100倍という声も聞かれている。
HDDは俗にウィンチェスター様式と呼ばれる、HD/
磁気ヘッド間の接触摺動−ヘッド浮上−接触摺動を基本
動作とするCSS(接触起動停止)方式が主流である。
この方式はHDDの高記録密度化を一気に加速した画期
的なものではあるが、一方で深刻なトライボロジー上の
課題を持ち込む端緒にもなった。近年の記録密度の向上
は、ディスクの回転速度の増加と磁気ヘッドの浮上高さ
の低減を伴い、CSS方式における摺動耐久性/安定性
やHD表面の平滑性への要求はますます強まっている現
状である。磁気ヘッド/HD間の摺動耐久性を向上させ
る鍵は、材料強度向上と潤滑性も含めた摩擦係数低下に
あるが、HDの側で言えば、従来トップコート技術の検
討〔ダイヤモンドライクカーボン(DLC)保護膜、各
種塗布潤滑剤等〕と並んでHD表面の粗面化によって摩
擦係数を低減させる努力が払われてきた。これはテクス
チャ処理と呼ばれ、接触面積の実効的低減によって摩擦
係数を下げてCSS耐久性/安定性を高めることを目的
としたものである。粗面化は基本的にはHD表面に所定
範囲の高低差を有する凹凸を形成することである。この
テクスチャ処理はHD製造技術の重要な要素技術となっ
ている。
【0003】上記テクスチャ技術は、当然のことながら
基板材質と不可分の関係にあり、従来のNi−P被覆A
l基板の場合には、研磨粉等を用いた機械的研磨によっ
て凹凸を形成する手法が主流であった。また、ガラス基
板等ではリソグラフィー、或いはそれと印刷技法を組み
合わせたエッチング技術等が提案され、一部では実用化
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】テクスチャ技術全般に
言えることとして、精密な凹凸制御と並んで工程上の効
率性も必要要件であるが、両者はしばしば拮抗する関係
にあり、特に前述のようなHDDの高記録密度化が驚く
べき速さで進行している現今の状勢下では、従来技術は
所定仕様を満足しきれないだけではなく、もはや工夫や
改良の蓄積ではカバーし得ない様々な問題点を露呈しつ
つある。例えば、機械研磨法では既に微細加工制御の限
界付近にあり、凹凸の高低のみならず、ゾーンテクスチ
ャリング等で重要になるテクスチャ領域の精密制御でも
根本的な困難に遭遇している。具体的には一定の割合で
発生する所定範囲外の高低差を示す凹凸(過研磨、バリ
等)の発生や、テクスチャ境界のぼやけ等である。ま
た、リソグラフィ的手法は、精密制御の点では問題ない
ものの、工程の複雑さが避けられず、それが効率面での
アキレス腱になっている。他方、HDDの高記録容量
化、高品質化は必然的にHD製造環境の高いクリーン度
達成を包含するものであり、各種汚染物、塵埃の高いレ
ベルでの除去/排除が各工程に対する至上目標となって
いる現状である。この観点からすれば各工程が乾式であ
ることが望ましく、この乾式テクスチャリングに対して
大きな期待が持たれている。レーザ光を物質加工や測定
に応用する試みはレーザの発明当初から始まったと言え
るが、昨今のレーザ光源の発達/開発は基本特性やハン
ドリング性の目覚ましい向上をもたらし、高エネルギー
加工から超微細加工、精密測定まで利用技術の広い裾野
を形成している。レーザビームによって物質を成膜し、
或いは物質表面を加工するレーザアブレーション(爆
蝕)ないしレーザエッチングは80年代から盛んに検討
されている技術であるが、これによってテクスチャを施
す、所謂レーザテクスチャ技術が最近関心を集めている
(例えばUSP5062021、特開昭62−2097
88号公報)。これはレーザビームの特徴を生かして形
成する個々の表面凹凸の精密制御が可能である上、基本
的に乾式過程であるという利点がある。さらに基板材質
に合わせたレーザ種ないし波長、エネルギー密度を選択
できる自由度/汎用性も具備しているといえる。しかし
ながら、ガラス、珪素等の所謂代替基板の場合、レーザ
種ないし波長、エネルギー密度を限定しない単純なレー
ザビームの照射/アブレーションでは、飛散微粒子の再
付着や過蝕による凹凸形状の不整等が起り、クラック発
生やCSS特性を却って悪化させる等の問題を発生する
確率が高い。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、ガラス基板を用いた磁気記録媒体の製
造方法において、磁性層等の成膜に先立って、波長40
0〜600nmのレーザビームを該レーザ光の基板に対
する光透過率が20%以下であるガラス基板に照射する
ことにより、テクスチャ加工を施すことを特徴とする磁
気記録媒体の製造方法に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】一般に、セラミックスや高分子材
料等の物質にレーザビームを照射する時、レーザビーム
のエネルギー密度が一定の閾値を越えると急激に加工深
さが増大する(図1に示すようなレーザダメージの非線
形性)が、その閾値以下の領域でパルスビーム照射を連
続的に施すと、コーン状構造体と呼ぶ円錐状突起物が形
成されることが知られている(例えばジャーナル・オブ
・アプライド・フィジックス誌、49巻、453頁、1
986年)。本発明者等は前述の問題に関して、レーザ
照射条件、照射雰囲気等について詳細に検討を加えた結
果、課題解決の要諦はレーザビームで形成される基板上
の凹凸の形状制御であり、レーザビームの波長、エネル
ギー密度分布、基板の材質を工夫することにより図2
(A),(B)で示される所期形状の構造物を適宜に形
成し得ることを見いだして本発明に至った。
【0007】即ち、本発明では、波長領域が400〜6
00nmのレーザビーム、具体的にはYAGレーザの第
2次高調波(波長532nm)やArレーザ(波長51
5nm)等を該当するレーザ光の基板に対する光透過率
が20%以下であるガラス基板に照射することにより、
図2(A)に示すような所期の形状を有する突起部を形
成でき、磁気ヘッド/HD間の起動−摺動−浮上−摺動
−停止を繰り返す所謂CSS特性に優れたテクスチャ処
理を基板に施すものである。前記のように本発明では、
波長領域が400〜600nmのレーザビームを用いる
ので、安定且つ必要量のレーザエネルギーを維持したま
まCSS特性に優れた0.5〜10μmの外半径のテク
スチャ形状を形成するために照射するレーザビーム径を
容易に絞れるので好ましい。尚、突起形成のために基板
に照射されるレーザエネルギーは1〜10μJ/Pulse
程度であって一般にレーザ加工で用いられるレーザエネ
ルギーと比較して極めて微弱であるため、使用するレー
ザ本体の出力安定度が突起高さのばらつきに影響を与え
る。例えばYAGレーザ第4高調波、或いはエキシマレ
ーザ等の紫外線レーザ(400nm以下)では、レーザ
出力安定度のばらつきが大きいため利用に適さない。ま
た、波長600nmを越えるレーザビームにおいては、
そのレーザビームの光透過率が20%以下となるガラス
基板を作製することが不可能ではないが生産性を考慮す
ると困難である。本発明者等は、先願(特願平7−89
991号)において、ガラス基板での凹凸形状(A)、
(B)の形成と照射するレーザエネルギー密度の関係を
示し、突起(A)の形成はレーザアブレーションによる
飛散粒子の堆積として説明した。その後の詳細な実験に
より、凹凸形状(A)、(B)の形成はガラスの持つ物
理的性質により説明できることを見いだした。ガラスは
昇温と共に連続的に粘度が低下し、自己の形状が保てな
くなる軟化点等は定義されるが、金属やセラミックスと
同等の融点は定義されない。また、昇温と共に体積膨張
するが、急冷した場合、膨張した体積は始めの体積に戻
らない特徴がある。即ち、加工閾値以下の低エネルギー
密度のレーザをガラス基板に照射すると、突起形状
(A)は、レーザ照射部の温度が上昇して低粘度化する
と共に局部的に膨張したガラスが表面上に盛り上がり、
照射直後の急冷により膨張が凍結された結果形成された
ものと説明できる。また、凹部形状(B)は、さらに温
度が上昇して低粘度化したガラスが表面上に噴出し、周
囲に流動した結果形成されたものと説明できる。本発明
では用いるレーザと用いるガラス(基板)とを適宜に設
定することにより、ガラスの表面近傍で選択的に光吸収
/熱変換が発生し、安定且つ効率的に凹凸形状(A)
(B)を形成できる。本発明ではガラス基板の光透過率
が20%を越える場合も、表面処理によって光透過率が
20%以下となるようにすることにより、選択的且つ効
率よく凹凸形状(A)(B)を形成できる。尚、表面処
理方法として、金属蒸着、スパッタ等の薄膜形成、金属
修飾、イオン置換等の化学処理等公知の方法を用いるこ
とができる。実用上(磁気記録媒体の基板表面のテクス
チャとして)に適した突起部の大きさは、外半径0.5
〜10μm、高さ1〜100nmが好ましく、さらに望
ましくは高さ1〜50nmが好ましく、この突起部の基
板表面に対する占有面積の割合は0.1〜99.9%で
あることが望ましい。尚、本発明はガラス基板を対象と
するものであるが、このようなテクスチャ処理は磁性層
或いは炭素保護層に対する粗面化に応用することも可能
である。また、従来のNi−P被覆Al基板にも適用す
ることができる。一方、光透過率20%以上のガラスで
も、照射するレーザエネルギー密度を高くすることで熱
変換を進め、同様の凹凸形状を形成できるが、エネルギ
ー効率は悪く、レーザエネルギー吸収位置が基板表面か
ら内部に分布し、一様でないため凹凸の形成が不安定
で、本発明で求める所期の突起形状を選択的に形成する
ことが困難である。
【0008】上記のように波長400〜600nmのレ
ーザビームを該レーザビームの光透過率が20%以下の
ガラス基板に照射してテクスチャを施した後、下地層、
磁性層等を順次成膜して形成した磁気記録媒体は、優れ
た摺動耐久性を有し、高い耐久性を求められるその使用
に際してもクラック等を生ずることがないので、高い信
頼性を有する磁気ディスク装置等の磁気記録装置の作製
に貢献することができる。尚、ガラス基板の上に成膜す
る各層、下地膜、磁性膜、保護膜、潤滑膜等は、特にそ
の材質や組成、成膜方法等を限定するものではなく、公
知の材料、公知の方法を適宜に選定、組み合わせて使用
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。尚、表面粗さ
の測定には触針式粗さ計を用い、スタイラス0.5μ
m、カットオフ0.25mmにて行なった。また、光透
過率の測定は、試料厚み100μmのガラス基板を用意
して日立製作所製spectro photometer U-3400 にて実施
した。
【0010】〈実施例1〉YAGレーザの第2次高調波
(532nm)を結晶化ガラス基板(光透過率9.5
%)表面にエネルギー密度2.5μJ/Pulse (3.0
J/cm2 ,パルス幅300ns,パルス数10kH
z)、ビーム径10μmにて照射した。この結果、Rp
(突起部高さ)25nm、Rv(凹部深さ)≧−1n
m、Sm(突起部平均間隔)〜35μm、外半径2μm
の表面突起が75%の割合で得られた。引き続き、基板
温度200℃にて下地層としてCr100nm,磁性層
としてCo17Cr4 Ta合金20nm、保護層としてカ
ーボン20nmを逐次スパッタ成膜し、さらにPFPE
(パーフルオロポリエーテル)系潤滑剤を塗布成膜して
実施例1の磁気記録媒体を作製した。
【0011】〈実施例2〉YAGレーザの第2次高調波
(532nm)を用い、基板を結晶化ガラス(光透過率
18%)とし、レーザ光のエネルギー密度を3.5μJ
/Pulse (4.2J/cm2 )とした以外は前記実施例
1と同様にしてレーザ光照射を行った結果、Rp40n
m、Rv≧−1nm、Sm〜40μm、外半径1.5μ
mの表面突起を70%の割合で得た。引き続き、前記実
施例1と同様にして実施例2の磁気記録媒体を作製し
た。
【0012】〈実施例3〉Arレーザ(515nm)を
用い、基板を厚さ100nmのCrスパッタ膜を形成し
た石英ガラス基板(光透過率3%)とし、レーザ光のエ
ネルギー密度を1.5μJ/Pulse (0.9J/cm
2 )とした以外は実施例1と同様にしてレーザ光照射を
行った結果、Rp18nm、Rv≧−1nm、Sm〜4
0μm、外半径6μmの表面突起を40%の割合で得
た。引き続き、前記実施例1と同様にして実施例3の磁
気記録媒体を作製した。
【0013】〈比較例1〉YAGレーザの第2次高調波
(532nm)を用い、基板を結晶化ガラス(光透過率
30%)とし、レーザ光のエネルギー密度を5μJ/Pu
lse (6.0J/cm2 )とした以外は実施例1と同様
にしてレーザ光照射を行った結果、Rp200nm、R
v≧−2nm、外半径6μm、Sm〜40μmの表面突
起を30%の割合で得た。引き続き、前記実施例1と同
様にして比較例1の磁気記録媒体を作製した。
【0014】〈比較例2〉YAGレーザの第2次高調波
(532nm)を用い、基板を結晶化ガラス(光透過率
30%)とし、レーザ光のエネルギー密度を2.5μJ
/Pulse (3.0J/cm2 )とした以外は前記実施例
1と同様にしてレーザ光照射を行った結果、ガラス表面
は全く加工されなかった。
【0015】〈比較例3〉YAGレーザの第2次高調波
(532nm)を用い、基板を石英ガラス(光透過率1
00%)とし、レーザ光のエネルギー密度を10μJ/
Pulse (12.0J/cm2 )とした以外は前記実施例
1と同様にしてレーザ光照射を行った結果、ガラス表面
は全く加工されなかった。
【0016】〈比較例4〉アルミ基板に従来の機械的テ
スクスチャを施し、Rp25nm、Rv−30nm以
上、Sm2.2μmとなるようにし、引き続き実施例1
と同様にして比較例4の磁気記録媒体を作製した。
【0017】表1に前記実施例1,2,3及び比較例
1,4の各磁気ディスクのCSS特性としてのCSS1
0000回後のスティクション値を示す。尚、CSS測
定機は市販のCSSテスターを用い、磁気ヘッドにはA
23−TiCスライダーヘッドを用いた。
【表1】
【0018】表1より明らかなように本発明の実施例1
〜3の磁気記録媒体は比較例4の磁気記録媒体と比較し
てスティクション値が格段に低下し、従来技術により作
製されたディスクより優れたCSS特性を有しているこ
とがわかる。また、比較例1〜3の結果より、光透過率
が20%を越えると安定な突起高さ制御が困難になるこ
とがわかる。
【0019】以上本発明を実施例に基づいて説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特
許請求の範囲に記載の構成を変更しない限りどのように
でも実施することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ガラス
基板の上に下地層、磁性層、保護層、潤滑層等を逐次成
膜してなる磁気記録媒体(HD)の製造方法に関し、レ
ーザ光を用いて基板に所要形状の凹凸粗面を形成するレ
ーザテクスチャ技術を提供するものである。本発明で
は、従来の機械テクスチャで問題となっていた凹凸形状
や深さの非制御性、バリの発生を完全に防止できる。ま
た、リソグラフィ技術のような多数の工程とレジスト、
洗浄液といった廃棄物の発生を伴わないため、設備コス
トの低減につながる。他方、光透過率とガラス基板材質
の関係を特定しない従来のレーザ加工法では、最適のエ
ネルギー密度のレーザ照射を行えないために、所期の突
起形状を選択的に形成することが困難であり、また、過
度のエネルギー集中起因の過大なアブレーションによる
穿孔が発生して薄肉で高い耐久性が求められる基板にク
ラックを生じさせる原因ともなったが、光透過率とガラ
ス基板材質の関係を特定した本発明では、ガラス基板へ
の最適のエネルギー密度のレーザ照射を行えるため、形
状むらの少ない突起形状の卓越したテクスチャ加工が低
エネルギーコストで容易となる。この発明により、高記
録密度/高耐久性を要求される次世代HDにおける、高
効率で制御性に優れたテクスチャ処理技術が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板加工におけるレーザエネルギー密度と加工
深さとの関係を示す相関図である。
【図2】本発明において基板に形成される凹凸形状の拡
大側面図であり、(A)突起部の形状、(B)凹部の形
状である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板を用いた磁気記録媒体の製造
    方法において、磁性層等の成膜に先立って、波長400
    〜600nmのレーザビームを該レーザ光の基板に対す
    る光透過率が20%以下であるガラス基板に照射するこ
    とにより、テクスチャ加工を施すことを特徴とする磁気
    記録媒体の製造方法。
  2. 【請求項2】 照射するレーザの光透過率が20%以下
    となる様に表面処理したガラスを基板として用いること
    を特徴とする請求項1記載の磁気記録媒体の製造方法。
  3. 【請求項3】 レーザビームによって基板表面に形成さ
    れる突起部の大きさが、外半径0.5〜10μm、高さ
    1〜100nmであり、上記突起部の基板表面に対する
    占有面積の割合が0.1〜99.9%であることを特徴
    とする請求項1又は2記載の磁気記録媒体の製造方法。
JP8264229A 1996-10-04 1996-10-04 磁気記録媒体の製造方法 Pending JPH10112022A (ja)

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