JPH10110968A - 空気調和機の断熱架台 - Google Patents

空気調和機の断熱架台

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JPH10110968A
JPH10110968A JP8267025A JP26702596A JPH10110968A JP H10110968 A JPH10110968 A JP H10110968A JP 8267025 A JP8267025 A JP 8267025A JP 26702596 A JP26702596 A JP 26702596A JP H10110968 A JPH10110968 A JP H10110968A
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Shuzo Akita
州三 秋田
Shuichi Suwa
修一 諏訪
Masaaki Shinohara
正明 篠原
Keiji Watanabe
圭二 渡辺
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KUBOTA TRANE Ltd
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Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 鋼板を折り曲げて形成した箱体22および2
6の内部に硬質のウレタン樹脂からなる断熱材24を発
泡することによって軽量な架台であっても十分な剛性を
確保し、箱体22および26の上部に空気調和機14の
フィルタケーシング16,コイルケーシング18および
ファンケーシング20を載置する。そして、空気調和機
14の内部を流れる冷気または熱気が、断熱架台10お
よび12から外部へ伝導するのが遮断され、熱損失の低
減を図る。 【効果】 製作および設置時の作業性を向上でき、しか
も結露の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は空気調和機の断熱架台
に関し、特にたとえば室内の空気を循環して調和する空
気調和機を設置する際にその下部すなわち床面に配置す
る、空気調和機の断熱架台に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機の架台が、実開昭62
−149709号に開示されている。図9に示すこの架
台1は、溝形鋼からなる矩形の枠組み2を含み、枠組み
2内には略中央に向かって下方に傾斜する板状のドレン
パン3が配置される。そして、ドレンパン3の略中央に
は孔3aが形成され、この孔3aの下方からは、先端が
枠組み2の1辺から外部へ延びる排水管4の他端部が連
結される。空気調和機内で発生した凝縮水等は、ドレン
パン3上を流れて、排水管4から排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の架台1では、溝
形鋼で枠組み2を形成するが、溝形鋼は非常に重いの
で、架台1を製作するときまたは設置するときの作業性
が悪いという問題点があった。また、空気調和機を運転
中に機内を流れ、空調すべき室内空間へ供給するための
空気の冷気または熱気が、枠組み2やドレンパン3に伝
導し、熱損失等が発生し、冷気の場合は架台1の外部に
結露を生じ易いということもあった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、容
易に製作や設置ができ、しかも結露が生じにくい、空気
調和機の断熱架台を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、断熱パネル
を有する、空気調和機のケーシングを載置する断熱架台
であって、金属板からなるかつ周囲に断熱パネルが直接
固定される箱体、および箱体の内部に設けられる発泡断
熱材を備える、空気調和機の断熱架台である。
【0006】
【作用】箱体の内部に、たとえば硬質のウレタン樹脂を
発泡して架台としての剛性を高めるので、従来の溝形鋼
の枠組みからなる架台と比較して軽量である。また、そ
の発泡ウレタン樹脂は断熱材であるので、空気調和機の
運転中に機内に調製された冷気または熱気が断熱材によ
って遮断され、架台の外部への熱損失等が低減される。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、架台を軽量化できる
ので、架台の製作または設置の際の作業性を向上でき
る。また、空気調和機における架台部分からの熱損失等
を低減できるので、その部分に結露が生じにくい。この
発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、
図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層
明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図1に示すこの実施例の空気調和機の断熱架
台10および12は、図2〜図4に示す室内の空気を循
環する空気調和機14を設置する際に床面に配置され、
その上面に空気調和機14を構成するフィルタケーシン
グ16,コイルケーシング18およびファンケーシング
20を載置するためのものである。そして、この実施例
では、フィルタケーシング16とファンケーシング20
の下部には、断熱架台10が配置され、その間を連結す
るコイルケーシング18の下部には、断熱架台12が配
置される。
【0009】断熱架台10は、1.6mm程度の厚みを有
する鋼板を折り曲げて形成される箱体22を含む。箱体
22の上下面の形状は支持すべきフィルタケーシング1
6およびファンケーシング20の下部の大きさとほぼ等
しく設定される。また、箱体22の下面には、図示しな
い開口部が形成され、その部分からは、箱体22の内部
に硬質で鋼板との密着性がよいウレタン樹脂が発泡さ
れ、断熱材24が形成される。
【0010】ここで、箱体22内には、硬質のウレタン
樹脂が発泡されるので、箱体22の剛性が高められ、断
熱架台10は、ケーシング16および20を十分に支持
し得る強度を有する。また、コイルケーシング18の下
部に配置される断熱架台12は、図5からよくわかるよ
うに、上述した断熱架台10の箱体22の上面に、上面
の形状と相似でやや小さい形状を有する開口部26aを
形成した箱体26を含む。開口部26aには、勾配付の
受皿であるドレンパン30が設けられる。ドレンパン3
0は、箱体26の上面における1辺から対辺の中央に向
かうにつれて、下方に傾斜して延びるように鋼板を曲げ
加工して形成され、その下端部には排水口30aが形成
される。
【0011】図6に示すように箱体26の下面には、ド
レンパン30の上面外縁よりやや大きい形状を有する開
口部26bが形成される。そして、箱体26とドレンパ
ン30とを組み立てるときには、箱体26の下方の開口
部26bからドレンパン30を開口部26a側に配置
し、開口部26aの端縁にドレンパン30の外縁を溶接
等によって固定する。また、箱体26におけるドレンパ
ン30の排水口30aに相当する一側面には、ドレンパ
イプ32が挿し込まれ、その側面を通して排水口30a
に連結される。そして、ドレンパン30を固定した箱体
26の下方の開口部26bからは、図1で示した断熱架
台10と同様に硬質で鋼板との密着性が良いウレタン樹
脂からなる断熱材24が発泡して形成され、断熱架台1
2には、ケーシング18を十分に支持し得る強度が確保
される。
【0012】そのような構成からなる断熱架台10およ
び12の相対する2側面の両端部には、それぞれに床面
等に固定するための固定金具34が取り付けられる。断
熱架台10および12を用いて空気調和機14を設置す
る際には、図7を参照して、まず、それぞれの断熱架台
10および12上に各ケーシング16,18および20
を配置する。このとき、各ケーシング16,18および
20の側面に配置される断熱パネル16a,18aおよ
び20aの下部は、断熱架台10および12の側面に直
接取り付けられる。次に、コイルケーシング18の向か
い合う2側面である接続面にフィルタケーシング16お
よびファンケーシング20の各接続面を連結する。最後
に、各ケーシング16,18および20の接続面の上辺
の両端部に設けられる接続金具36および下辺の両端部
(断熱架台10および12)に設けられる固定金具34
を固定する。
【0013】そのようにして断熱架台10の上部に配置
されるフィルタケーシング16の上面には、空気を取り
入れるための還気口40が形成される(図2,図7)。
また、フィルタケーシング16のコイルケーシング18
との接続面側には、図示しないフィルタ枠が設けられ、
そこにはフィルタ42が配置される。フィルタ42は、
プレフィルタ(粗フィルタ)42aとメインフィルタ4
2bとの2層からなり(図3)、メインフィルタ42b
がコイルケーシング18側に配置される。
【0014】コイルケーシング18の内部には、フィル
タケーシング16側から熱交換コイル44および加湿器
46がこの順に配置される。そして、コイルケーシング
18におけるフィルタケーシング16の反対側に接続さ
れる、ファンケーシング20の上面には給気口48が形
成される。また、ファンケーシング20の内部には、給
気口48に連結される送風機50、および送風機50を
作動するために図示しないベルトを介して連結された電
動機52が配置される。そして、そのような空気調和機
14の還気口40および給気口48が、図示しないダク
トを介して空調すべき室内空間に連通される。
【0015】電動機52によって送風機50を作動する
と、空調すべき室内空間からの空気がダクトを介して還
気口40からフィルタケーシング16内に取り込まれ
る。そして、この空気がプレフィルタ42aおよびメイ
ンフィルタ42bを通して除塵された後に、冷却コイル
や加熱コイルで構成される熱交換コイル44を通して必
要な温度に冷却または加熱され、加湿器46を通して必
要に応じて加湿される。そのように必要な空調処理が施
された空気は、送風機50に吸い込まれ、給気口48か
らダクトを介して空調すべき室内空間に供給される。
【0016】図8を参照して、空気調和機14の運転に
よって機内の下部を流れる空調された空気の冷気または
熱気の一部は、各ケーシング16,18および20の下
部に配置される断熱架台10および12の上面に伝導
し、さらに外部へ伝導しようとする。しかし、断熱架台
10および12の側面には各ケーシング16,18およ
び20の断熱パネル16a,18aおよび20aの下部
が直接取り付けられ、かつ箱体22および26の内部に
は断熱材24が配置されるので、この冷気または熱気の
伝導が遮断され空気調和機14の熱損失等が低減され
る。また、空気調和機14内に発生した凝縮水等は、コ
イルケーシング18の下部に配置される断熱架台12の
ドレンパン30上を流れ、ドレンパイプ32から排出さ
れる。
【0017】この実施例によれば、箱体22および26
の内部に硬質のウレタン樹脂からなる断熱材24を発泡
して架台としての剛性を高めることによって架台を軽量
化できるので、製作および設置時の作業性を向上でき
る。また、空気調和機14の下部からの熱損失等を低減
できるので、結露の発生を防止できる。なお、上述の実
施例では、断熱材24が硬質のウレタン樹脂を発泡した
ものである場合を示したが、その他、公知の発泡断熱材
として使用できるものには、たとえばスチロール樹脂,
フェノール樹脂あるいはポリエチレン樹脂等が挙げられ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】空気調和機を組み立てた状態を示す平面図であ
る。
【図3】図2における正面図である。
【図4】図3における側面図である。
【図5】ドレンパン付の断熱架台を組み立てる前の状態
を示す斜視図である。
【図6】図5に示す断熱架台を組み立てたときの内部構
造を示す図解図である。
【図7】空気調和機の組み立て方法を示す斜視図であ
る。
【図8】空気調和機の下部の内部構造を示す図解図であ
る。
【図9】従来技術を示す斜視図である。
【符号の説明】
10,12 …断熱架台 14 …空気調和機 16 …フィルタケーシング 18 …コイルケーシング 20 …ファンケーシング 22,26 …箱体 24 …断熱材 26a,26b …開口部 30 …ドレンパン 32 …ドレンパイプ 40 …還気口 48 …給気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 正明 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内 (72)発明者 渡辺 圭二 栃木県宇都宮市平出工業団地28 クボタト レーン株式会社栃木工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱パネルを有する、空気調和機のケーシ
    ングを載置する断熱架台であって、 金属板からなるかつ周囲に前記断熱パネルが直接固定さ
    れる箱体、および前記箱体の内部に設けられる発泡断熱
    材を備える、空気調和機の断熱架台。
  2. 【請求項2】前記箱体の上面にドレンパン用の凹みを形
    成した、請求項1記載の空気調和機の断熱架台。
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