JPH10107911A - インターホン装置 - Google Patents

インターホン装置

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JPH10107911A
JPH10107911A JP25863396A JP25863396A JPH10107911A JP H10107911 A JPH10107911 A JP H10107911A JP 25863396 A JP25863396 A JP 25863396A JP 25863396 A JP25863396 A JP 25863396A JP H10107911 A JPH10107911 A JP H10107911A
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power supply
circuit
terminal
intercom
transistor
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Masahiro Ishii
石井正広
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Abstract

(57)【要約】 【課題】室内親機と増設インターホンを接続するライン
が誤接続等で短絡された場合、室内親機に設けられた電
源回路及び電源供給回路等の回路が保護される。 【解決手段】室内親機BQ1は、増設インターホンCQ1
に設けられた送受器23のフックアップを検出するフッ
クアップ検出回路11と、フックアップ検出回路のフッ
クアップ検出信号が入力されるCPU20の制御により
増設インターホンへの電源供給を行なう増設インターホ
ン電源供給回路10とを備え、増設インターホン電源供
給回路は、フックアップ検出時にCPUによりオンされ
る制御用トランジスタQ2と、制御用トランジスタがオ
ンのとき増設インターホンへの電源供給を行なう電源供
給用トランジスタQ1と、電源供給ラインがショートさ
れているとき電源供給用トランジスタによって電源供給
ラインへ電源供給が行なわれた場合、制御用トランジス
タへのバイアスを減少させてオフさせるバイアス減少回
路D2、R6とを備えている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインターホン装置に
係わり、特に室内親機から増設インターホンへ給電する
際、室内親機と増設インターホンを接続する電源供給ラ
インが誤接続等で短絡された場合、室内親機に設けられ
た電源回路及び電源供給回路等の回路が保護されるイン
ターホン装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来のインターホン装置は図2に示すよう
に、カメラアイ51a、スピーカ51b、マイク51
c、呼出釦51dを備えた玄関子機AQ2と、LED電
源回路52、映像阻止ローパスフィルタ53、音声阻止
ローパスフィルタ54、常開接点56a、常閉接点56
b、切換接点56cからなる1組の接点56を有する待
受時・モニタ時切替リレー55、ハイブリット回路5
7、受話器58a、送話器58bを有する送受器58、
受話アンプ59a、送話アンプ59b、増設インターホ
ン電源供給回路60、フックアップ検出回路61、AC
100Vが入力されるAC/DC変換回路62及びCP
U70を備えた室内親機BQ2と、定電圧回路71、2
線4線変換回路72、受話器73a、送話器73bを有
する送受器73、受話アンプ74a、送話アンプ74b
を備えた増設インターホンCQ2で構成される。
【0003】玄関子機AQ2の端子T21と端子T22はラ
インL11、L12(本線及び基準電位点線)を介して室内
親機BQ2の端子T23と端子T24にそれぞれ接続されて
いる。室内親機BQ2の端子T23はCPU70の制御出
力側が接続された待受時・モニタ時切替リレー55に設
けられた接点56の切換接点56cと接続され、接点5
6の常閉接点56bはLED電源回路52の給電側と接
続されている。
【0004】接点56の常開接点56aとラインL12が
接続された端子T24はそれぞれ映像阻止ローパスフィル
タ53と接続され、映像阻止ローパスフィルタ53の映
像阻止側(音声通過側)はコンデンサC13、コンデンサ
C12の一端とそれぞれ接続されている。コンデンサC13
の他端はハイブリット回路57の2線側と接続され、コ
ンデンサC12の他端は端子T26と接続されている。
【0005】ハイブリット回路57の4線側の出力は受
話アンプ59aを介して送受器58の受話器58aと接
続され、送受器58の送話器58bは送話アンプ59b
を介してハイブリット回路57の4線側の入力と接続さ
れている。一端が電源+Bと接続された室内親機側フッ
クスイッチHS11の他端は受話アンプ59a、送話アン
プ59b及びハイブリット回路57の受電側とそれぞれ
接続されている。
【0006】AC/DC変換回路62の電源供給側はL
ED電源回路52の受電側、音声阻止ローパスフィルタ
54の音声阻止側及び増設インターホン電源供給回路6
0の受電端子60aとそれぞれ接続されている。増設イ
ンターホン電源供給回路60に設けられた電源供給用ト
ランジスタQ11のエミッタは受電端子60aと接続さ
れ、電源供給用トランジスタQ11のエミッタとベースの
間には抵抗R11が接続されている。
【0007】電源供給用トランジスタQ11のコレクタは
ダイオードD11のアノード、カソードを介して給電端子
60bと接続され、給電端子60bは端子T25と接続さ
れている。電源供給用トランジスタQ11のベースは抵抗
R12を介して制御用トランジスタQ12のコレクタと接続
され、制御用トランジスタQ12のエミッタは基準電位点
と接続されている。
【0008】制御用トランジスタQ12のベースには、一
端が基準電位点に接続された抵抗R14の他端及び一端が
制御用端子60cに接続された抵抗R13の他端が共に接
続されている。制御用端子60cはCPU70の制御出
力側が接続され、CPU70の制御入力側はフックアッ
プ検出回路61のフックアップ検出側と接続されてい
る。フックアップ検出回路61の入力側は端子T27と接
続され、端子T28は基準電位点と接続されている。
【0009】端子T25〜T28は電源供給ラインL13、通
話ラインL14、フックラインL15、基準電位点ラインL
16を介して増設インターホンCQ2の端子T29〜T32が
それぞれ接続されている。増設インターホンCQ2に設
けられた定電圧回路71の受電側は端子T29と接続さ
れ、給電側は受話アンプ74a、送話アンプ74b及び
2線4線変換回路72の受電側とそれぞれ接続されてい
る。
【0010】2線4線変換回路72の2線側は端子T30
と接続され、2線4線変換回路72の4線側の出力は受
話アンプ74aを介して送受器73の受話器73aと接
続されている。送受器73の送話器73bは送話アンプ
74bを介して2線4線変換回路72の4線側の入力と
接続され、送受器73のオフフック、オンフックに連動
する増設インターホン側フックスイッチHS12の一方の
接点は端子T31と他方の接点は端子T32とそれぞれ接続
されている。
【0011】このようなインターホン装置において、増
設インターホンCQ2が玄関子機АQ2と通話をするた
め、送受器73を取り上げると、増設インターホン側フ
ックスイッチHS12が閉成され、端子T31とT32が短絡
される。これにより端子T32、T31、フックラインL1
5、室内親機BQ2の端子T27を介してフックアップ検出
回路61の入力側がLレベルになる。
【0012】フックアップ検出回路61の入力側がLレ
ベルになると、フックアップ検出回路61が能動となり
CPU70に対し、増設インターホンCQ2がフックア
ップしたことを知らせる。フックアップを検出したCP
U70は待受時・モニタ時切替リレー55を駆動させ接
点56の切換接点56cと常開接点56aを閉成する。
【0013】また、CPU70は増設インターホン電源
供給回路60の制御端子60cへ制御信号を出力し、増
設インターホン電源供給回路60の制御用トランジスタ
Q12をオンさせて、電源供給用トランジスタQ11をオン
させる。これにより、AC/DC変換回路62の給電側
から出力された電源が、増設インターホン電源供給回路
60の受電端子60a、増設インターホン電源供給回路
60に設けられた電源供給用トランジスタQ11のエミッ
タ、コレクタ、ダイオードD11のアノード、カソードを
経由して給電端子60bへ供給される。
【0014】給電端子60bに電源が給電されると、端
子T25、電源供給ラインL13、増設インターホンCQ2
の端子T29を経由して定電圧回路71が能動となり、定
電圧を受話アンプ74a、送話アンプ74b及び2線4
線変換回路72の受電側へ供給する。また玄関子機AQ
2のマイク51cで生成された上り音声信号は端子T21
と端子T22を介してラインL11(本線)、L12(基準電
位点線)へ送出され、本線側は室内親機BQ2の端子T2
3、待受時・モニタ時切替リレー55に設けられた接点
56の切換接点56c及び閉成された常開接点56aに
至る経路で、基準電位点線側は端子T24から直接、映像
阻止ローパスフィルタ53へ送出され、映像阻止ローパ
スフィルタ53の映像阻止側(音声通過側)及びコンデ
ンサC12を経由して端子T26へ送出される。
【0015】端子T26へ送出された上り音声信号は、通
話ラインL14から増設インターホンCQ2の端子T30へ
入力され、2線4線変換回路72の4線側から受話アン
プ74a、送受器73の受話器73aへ出力される。下
り音声信号は送受器73の送話器73bから送話アンプ
74bを介して2線4線変換回路72の4線側へ入力さ
れ2線4線変換回路72の2線側から上り音声信号と同
じ経路で玄関子機BQ2へ送出され、増設インターホン
CQ2と玄関子機АQ2に設けられたスピーカ51bで出
力される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来のインターホン装
置において、室内親機BQ2の端子T25(増設インター
ホンCQ2に対する給電用)が誤接続などで端子T28
(基準電位点端子)とショート状態の時、送受器73が
フックアップし、フックアップ検出回路61の入力側が
Lレベルとなると上記のように、CPU70の制御で増
設インターホン電源供給回路60の制御用トランジスタ
Q12がオンとなり電源供給用トランジスタQ11がオンと
なる。
【0017】このためAC/DC変換回路62の電源供
給側がショート状態となり、電源供給用トランジスタQ
11及びAC/DC変換回路62が破壊するという難点が
ある。本発明は、このような難点を解消するためになさ
れたもので、室内親機から増設インターホンへ給電する
際、室内親機と増設インターホンを接続する電源供給ラ
インが誤接続等で短絡された場合、室内親機に設けられ
た電源供給回路を破壊から保護するインターホン装置を
提供することを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明によるインターホン装置は玄関子機を室内親
機を介して増設インターホンに接続し、室内親機は、玄
関子機と通話を行なう増設インターホンの送受器のフッ
クアップを検出するフックアップ検出回路と、フックア
ップ検出回路のフックアップ検出信号が入力されるCP
Uの制御により増設インターホンへの電源供給ラインを
介して電源供給を行なう増設インターホン電源供給回路
とを備え、増設インターホン電源供給回路は、フックア
ップ検出時にCPUによりオンされる制御用トランジス
タと、制御用トランジスタがオンのとき増設インターホ
ンへの電源供給を行なう電源供給用トランジスタと、電
源供給ラインがショートされているとき電源供給用トラ
ンジスタによって電源供給ラインへ電源供給が行なわれ
た場合、制御用トランジスタへのバイアスを減少させて
オフさせるバイアス減少回路とを備えている。
【0019】また増設インターホン電源供給回路には、
制御用トランジスタをスピードアップさせてオンさせる
スピードアップ用コンデンサを備えている。このような
テレビインターホン装置において、増設インターホンの
送受器をフックアップするとフックアップ検出回路が動
作する。フックアップ検出回路が動作すると、フックア
ップ検出回路からCPUへフックアップ検出信号が送出
される。
【0020】CPUにフックアップ検出信号が入力され
るとCPUの制御により増設インターホン電源供給回路
に設けられた制御用トランジスタがオンとなり、制御用
トランジスタがオンとなると電源供給用トランジスタが
オンとなり増設インターホンへ電源が供給される。電源
供給用トランジスタの出力側が誤接続等で基準電位点に
接続されるとき、増設インターホンへ電源が供給される
とバイアス減少回路が動作し制御用トランジスタへのバ
イアスを減少させ電源供給用トランジスタがオフとな
る。
【0021】CPUの制御用トランジスタを制御する
際、スピードアップ用コンデンサにより制御用トランジ
スタのオン動作が速くなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるインターホン
装置の一実施例を図1にしたがって詳述する。本発明に
よるインターホン装置は図1に示すように、カメラアイ
1a、スピーカ1b、マイク1c、呼出釦1dを備えた
玄関子機AQ1と、LED電源回路2、映像阻止ローパ
スフィルタ3、音声阻止ローパスフィルタ4、常開接点
6a、常閉接点6b、切換接点6cからなる1組の接点
6を有する待受時・モニタ時切替リレー5、ハイブリッ
ト回路7、受話器8a、送話器8bを有する送受器8、
受話アンプ9a、送話アンプ9b、増設インターホン電
源供給回路10、フックアップ検出回路11、AC10
0Vが入力されるAC/DC変換回路12及びCPU2
0を備えた室内親機BQ1と、定電圧回路21、2線4
線変換回路22、受話器23a、送話器23bを有する
送受器23、受話アンプ24a、送話アンプ24bを備
えた増設インターホンCQ1で構成される。
【0023】尚、増設インターホン電源供給回路10は
電源供給用トランジスタQ1、制御用トランジスタQ2、
ダイオードD2及び抵抗R6(バイアス減少回路)、スピ
ードアップ用コンデンサC1を有している。玄関子機A
Q1の端子T1と端子T2はラインL1、L2(本線及び基
準電位点線)を介して室内親機BQ1の端子T3と端子T
4にそれぞれ接続されている。
【0024】室内親機BQ1の端子T3はCPU20の制
御出力側が接続された待受時・モニタ時切替リレー5に
設けられた接点6の切換接点6cと接続され、接点6の
常閉接点6bはLED電源回路2の給電側と接続されて
いる。接点6の常開接点6aとラインL2が接続された
端子T4はそれぞれ映像阻止ローパスフィルタ3と接続
され、映像阻止ローパスフィルタ3の映像阻止側(音声
通過側)はコンデンサC3、コンデンサC2の一端とそれ
ぞれ接続されている。
【0025】コンデンサC3の他端はハイブリット回路
7の2線側と接続され、コンデンサC2の他端は端子T6
と接続されている。ハイブリット回路7の4線側の出力
は受話アンプ9aを介して送受器8の受話器8aと接続
され、送受器8の送話器8bは送話アンプ9bを介して
ハイブリット回路7の4線側の入力と接続されている。
【0026】一端が電源+Bと接続された室内親機側フ
ックスイッチHS1の他端は受話アンプ9a、送話アン
プ9b及びハイブリット回路7の受電側とそれぞれ接続
されている。AC/DC変換回路12の電源供給側はL
ED電源回路2の受電側、音声阻止ローパスフィルタ4
の音声阻止側及び増設インターホン電源供給回路10の
受電端子10aとそれぞれ接続されている。
【0027】増設インターホン電源供給回路10に設け
られた電源供給用トランジスタQ1のエミッタは受電端
子10aと接続され、電源供給用トランジスタQ1のエ
ミッタとベースの間には抵抗R1が接続されている。電
源供給用トランジスタQ1のコレクタは抵抗R5を介して
ダイオードD1のアノードと接続され、ダイオードD1の
カソードは給電端子10bを介して端子T5と接続され
ている。
【0028】電源供給用トランジスタQ1のベースは抵
抗R2を介して制御用トランジスタQ2のコレクタと接続
され、制御用トランジスタQ2のエミッタは基準電位点
と接続されている。制御用トランジスタQ2のベースに
は、一端が基準電位点に接続された抵抗R4の他端及び
一端が制御用端子10cに接続された抵抗R3の他端が
共に接続されている。
【0029】また、抵抗R3の両端にはスピードアップ
用コンデンサC1が接続され、制御用端子10cにはダ
イオードD2のアノードが接続されダイオードD2のカソ
ードは抵抗R6を介して給電端子10bと接続されてい
る。ダイオードD2のカソードと抵抗R6の接続点には一
端が基準電位点に接続された抵抗R7の他端が接続され
ている。
【0030】制御用端子10cにはCPU20の制御出
力側が接続され、CPU20の制御入力側はフックアッ
プ検出回路11のフックアップ検出側と接続されてい
る。フックアップ検出回路11の入力側は端子T7と接
続され、端子T8は基準電位点と接続されている。端子
T5〜T8は電源供給ラインL3、通話ラインL4、フック
ラインL5、基準電位点ラインL6を介して増設インター
ホンCQ1の端子T9〜T12がそれぞれ接続されている。
【0031】増設インターホンCQ1に設けられた定電
圧回路21の受電側は端子T9と接続され、給電側は受
話アンプ24a、送話アンプ24b及び2線4線変換回
路22の受電側とそれぞれ接続されている。2線4線変
換回路22の2線側は端子T10と接続され、2線4線変
換回路22の4線側の出力は受話アンプ24aを介して
送受器23の受話器23aと接続されている。
【0032】送受器23の送話器23bは2線4線変換
回路22の4線側の入力と接続され、送受器23のオフ
フック、オンフックに連動する増設インターホン側フッ
クスイッチHS2の一方の接点は端子T11と他方の接点
は端子T12とそれぞれ接続されている。このようなイン
ターホン装置において、従来回路と同様、送受器23を
取り上げると、増設インターホン用フックスイッチHS
2の一方及び他方の接点が閉成され、端子T11とT12が
短絡される。
【0033】これにより端子T12、T11、フックライン
L5、室内親機BQ1の端子T7を介してフックアップ検
出回路11の入力側がLレベルになる。フックアップ検
出回路11の入力側がLレベルになると、フックアップ
検出回路11が能動となりCPU20に対し、増設イン
ターホンCQ1がフックアップしたことを知らせる。
【0034】フックアップを検出したCPU20は増設
インターホン電源供給回路10の制御端子10cへHレ
ベル信号を出力する。このHレベル信号が出力された
時、スピードアップ用コンデンサC1により制御用トラ
ンジスタQ2のベースへHレベル信号をすぐに伝わるよ
うにし、これにより、制御用トランジスタQ2、電源供
給用トランジスタQ1が早くオンし、ダイオードD2のカ
ソード電圧を早く立ち上げる。
【0035】それで、抵抗R6とR7の分圧電圧となるダ
イオードD2のカソード電圧が、Hレベル信号の電圧よ
り高くなる為、ダイオードD2はカットオフし、CPU
20からのHレベル信号は定常時はCPU20から制御
端子10cを介して抵抗R3から制御用トランジスタQ2
のベースに至る経路にすべて流れるので、制御用トラン
ジスタQ2は確実にオンする。
【0036】このため電源供給用トランジスタQ1のベ
ースは抵抗R2を通し、制御用トランジスタQ2のコレク
タ、エミッタを経由して基準電位点に接続される。電源
供給用トランジスタQ1がオンし、電源供給用トランジ
スタQ1のエミッタが接続されている受電端子10aに接
続されている18V電源が電源供給用トランジスタQ1
のコレクタから給電端子10bに出力され端子T5から
電源供給ラインL3、増設インターホンCQ1の端子T9
を経由し、増設インターホンCQ1に18V電源が供給
される。
【0037】誤接続等で端子T5とT8(基準電位点端
子)がショートしている状態で、送受器23が取り上げ
られた場合は、増設インターホン電源供給回路10の制
御用端子10cに出力されたHレベル信号がダイオード
D2のアノード、カソードから抵抗R6、給電端子10
b、端子T5及び電源供給ラインL3を経由して端子T8
へ流れる為、制御用トランジスタQ2のバイアスが減少
し、制御用トランジスタQ2がオフとなる。
【0038】これにより、電源供給用トランジスタQ1
もオフとなり、給電端子10b、端子T5及び電源供給
ラインL3を経由して出力されていた18V電源が停止
し、AC/DC変換回路12及び電源供給用トランジス
タQ1等の回路が破壊から保護される。尚、玄関子機A
Q1のマイク1cで生成された上り音声信号は増設イン
ターホンCQ1に設けられた送受器23の受話器23a
で受話され、送受器23の送話器23bで生成された下
り音声信号が玄関子機AQ1のスピーカ1bから送出さ
せる動作は従来と同じであるから説明を省略する。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によるテレビドアホン装置は、玄関子機を室内親機を介
して増設インターホンに接続し、室内親機は、玄関子機
と通話を行なう増設インターホンの送受器のフックアッ
プを検出するフックアップ検出回路と、フックアップ検
出回路のフックアップ検出信号が入力されるCPUの制
御により増設インターホンへの電源供給を電源供給ライ
ンを介して行なう増設インターホン電源供給回路とを備
え、増設インターホン電源供給回路は、フックアップ検
出時にCPUによりオンされる制御用トランジスタと、
電源供給ラインがショートされているとき電源供給用ト
ランジスタによって電源供給ラインへ電源供給が行なわ
れた場合、制御用トランジスタへのバイアスを減少させ
てオフさせるバイアス減少回路とを有する構成であり、
更に増設インターホン電源供給回路は、制御用トランジ
スタをスピードアップさせてオンさせるスピードアップ
用コンデンサを有する構成であるから、室内親機と増設
インターホンを接続するラインが誤接続等で短絡された
場合、室内親機に設けられた電源回路及び電源供給回路
等の回路が保護される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインターホン装置の一実施例を示
すブロック図。
【図2】従来のインターホン装置のブロック図。
【符号の説明】
10・・・・・・増設インターホン電源供給回路 11・・・・・・フックアップ検出回路 20・・・・・・CPU 23・・・・・・送受器 Q1・・・・・・電源供給用トランジスタ Q2・・・・・・制御用トランジスタ D2、R6・・・・・・バイアス減少回路 C1・・・・・・スピードアップ用コンデンサ AQ1・・・・・・玄関子機 BQ1・・・・・・室内親機 CQ1・・・・・・増設インターホン L3・・・・・・電源供給ライン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】玄関子機(АQ1)を室内親機(BQ1)を
    介して増設インターホン(CQ1)に接続し、 前記室内親機は、前記玄関子機と通話を行なう前記増設
    インターホンの送受器(23)のフックアップを検出す
    るフックアップ検出回路(11)と、前記フックアップ
    検出回路のフックアップ検出信号が入力されるCPU
    (20)の制御により前記増設インターホンの電源供給
    ライン(L3)を介して電源供給を行なう増設インター
    ホン電源供給回路(10)とを備え、 前記増設インターホン電源供給回路は、前記フックアッ
    プ検出時に前記CPUによりオンされる制御用トランジ
    スタ(Q2)と、制御用トランジスタがオンのとき前記
    増設インターホンへの電源供給を行なう電源供給用トラ
    ンジスタ(Q1)と、前記電源供給ラインがショートさ
    れているとき、前記電源供給用トランジスタによって前
    記電源供給ラインへ前記電源供給が行なわれていた場
    合、前記制御用トランジスタへのバイアスを減少させて
    オフさせるバイアス減少回路(D2、R6)とを有するこ
    とを特徴とするインターホン装置。
  2. 【請求項2】前記増設インターホン電源供給回路は、前
    記制御用トランジスタをスピードアップさせてオンさせ
    るスピードアップ用コンデンサ(C1)を有することを
    特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
JP25863396A 1996-09-30 1996-09-30 インターホン装置 Expired - Lifetime JP3624056B2 (ja)

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