JPH10107619A - 同期カウンタ - Google Patents

同期カウンタ

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JPH10107619A
JPH10107619A JP8259357A JP25935796A JPH10107619A JP H10107619 A JPH10107619 A JP H10107619A JP 8259357 A JP8259357 A JP 8259357A JP 25935796 A JP25935796 A JP 25935796A JP H10107619 A JPH10107619 A JP H10107619A
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JP
Japan
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counter
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signal
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JP8259357A
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Takashi Katsuyama
隆史 勝山
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同期カウンタを構成するフリップフロップの
消費電力を低減する。 【解決手段】 カウンタ更新許可信号pが“H”になる
と、クロックckの立ち下がりに同期してFF5bの出
力信号S5bが“H”になり、クロックckに同期した
カウンタ更新信号S5が出力される。カウンタ更新信号
S5の立上りに同期してラッチ回路1が更新され、カウ
ンタ出力値S1が“5”になる。すると、カウンタ入力
値S3が“6”になる。再び、カウンタ更新許可信号p
が“H”になると、カウンタ更新信号S5の立上りエッ
ジに同期してラッチ回路1が更新され、カウンタ出力値
S1が“6”になる。カウンタ出力値S1が“6”にな
ると、カウンタ初期化要求値qが“6”なので、カウン
タ初期化信号S4aが“H”になり、カウンタ入力選択
信号S4が“H”になる。すると、選択回路3はカウン
タ初期値mを選択し、カウンタ入力値S3は“4”にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在のカウンタ値
を更新する必要がある場合にのみ基準クロックに同期し
てカウンタ値を更新する同期カウンタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、同期カウンタは複数のフリップフ
ロップ(以下、FFという)を備え、現在のカウンタ値
から更新すべき新しいカウンタ値を演算し、基準となる
クロック信号に同期して値を更新するように構成されて
いた。例えば1クロック毎に1つずつ加算を実行するア
ップカウンタでは、現在のカウンタ値に“1”を加算し
た値を演算し、基準クロックに同期してカウンタ値を新
しい値に更新する。又、カウンタ値を更新しない場合、
現在のカウンタ値をそのままFFの入力値になるように
していた。一方、非同期カウンタは、同期カウンタと同
様に複数のFFを備え、自ビットのFFよりも1つ下位
のビットのFFの出力信号の変化をクロック入力とし、
自ビットのFFの出力信号の反転データでカウンタ値を
更新するように構成されていた。そのため、非同期カウ
ンタでは、1クロック毎に全てのビットのFFを更新す
る同期カウンタに比べて消費電力を削減することができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の同期カウンタ及
び非同期カウンタでは、次のような課題があった。同期
カウンタはカウンタを構成する全てのFFを1クロック
毎に更新するので、該FFが消費する電力が非同期カウ
ンタに比較して大きいという問題があった。又、非同期
カウンタでは、1クロック毎にカウンタを構成する全て
のFFを更新するわけではないので消費電力を低減する
ことは可能となるが、自ビットのFFよりも1つ下位の
ビットのFFの変化をクロックとして自ビットのFFの
反転データで更新するように構成されているので、任意
のカウンタ値を設定して初期化することが困難である。
又、FFのビット数が大きくなると、現在のカウンタ値
が揃うまでの遅延時間が長くなるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のうちの第1の発明は、同期カウンタにおい
て、与えられたデータをカウンタ値更新信号に同期して
取り込み、該取り込んだデータをカウンタ値として出力
するカウンタ値記憶手段と、前記カウンタ値記憶手段の
出力データに対して予め設定された値を加算して前記カ
ウンタ値の次の候補値を求める次カウンタ値生成手段
と、前記カウンタ値を初期値に戻すために設定されたプ
リセット値と前記出力データとが一致するという条件又
は外部から供給されたリセット信号が有効であるという
条件が成立した場合に第1の論理レベルとなり、それら
の条件が成立しない場合は第2の論理レベルとなるカウ
ンタ入力選択信号を出力するカウンタ入力選択信号生成
手段と、前記カウンタ入力選択信号が第1の論理レベル
の場合には予め設定されたカウンタ初期値を選択し、前
記カウンタ入力選択信号が第2の論理レベルの場合には
前記候補値を選択し、該選択した値を前記データとして
前記カウンタ値記憶手段に供給するカウンタ入力選択手
段と、外部から供給されたクロック及びカウンタ更新許
可信号と前記リセット信号とを入力し、該カウンタ更新
許可信号又は前記リセット信号が有効な場合、該クロッ
クに同期した前記カウンタ値更新信号を発生するカウン
タ値更新信号生成手段とを、備えている。
【0005】第2の発明では、第1の発明のカウンタ入
力選択信号生成手段を、カウンタ値を初期値に戻すため
に設定されたプリセット値と前記カウンタ値記憶手段の
出力データとが一致した場合に活性を示すカウンタ初期
化信号を出力する比較回路と、前記カウンタ初期化信号
が活性を示しているか又は外部から供給されたリセット
信号が活性を示しているという条件が成立した場合に第
1の論理レベルとなり、それらの条件が成立しない場合
は第2の論理レベルとなるカウンタ入力選択信号を出力
するOR回路とで構成している。第1及び第2の発明に
よれば、以上のように同期カウンタを構成したので、カ
ウンタ更新許可信号又はリセット信号が有効な場合、カ
ウンタ値更新信号生成手段からクロックに同期したカウ
ンタ値更新信号が発生される。カウンタ値記憶手段はカ
ウンタ入力選択手段から与えられたデータをカウンタ値
更新信号に同期して取り込み、この取り込んだデータを
カウンタ値として出力する。第3の発明では、外部から
供給されたクロックとリセット信号とカウンタ更新許可
信号と、予め設定されたカウンタ初期値とカウンタ値を
初期値に戻すために設定されたプリセット値とを入力
し、カウンタ初期化信号を出力する第1の同期カウンタ
モジュールと、前記クロックと前記リセット信号と、予
め設定された独自のカウンタ初期値とカウンタ値を初期
値に戻すために設定された独自のプリセット値とをそれ
ぞれ入力し、カウンタ初期化信号をそれぞれ出力するN
段の第2の同期カウンタモジュールと、前記第1の同期
カウンタモジュール及び第2の同期カウンタモジュール
のうち、前段の同期カウンタモジュールから供給された
カウンタ初期化信号が活性を示した場合に前記カウンタ
更新許可信号を後段の同期カウンタモジュールに供給す
ることにより、該前段の同期カウンタモジュールと該後
段の同期カウンタモジュールとを連動させるN個の連動
手段とで構成している。
【0006】そして、前記第1の同期カウンタモジュー
ルを、第1の発明のカウンタ値記憶手段と次カウンタ値
生成手段とカウンタ入力選択手段とカウンタ値更新信号
生成手段と、第2の発明の比較回路とOR回路とで構成
している。又、前記N段の第2の同期カウンタモジュー
ルを、第1の発明のカウンタ値記憶手段と次カウンタ値
生成手段とカウンタ入力選択手段と、第2の発明の比較
回路とOR回路と、前記クロック及び前記連動手段から
供給されたカウンタ更新許可信号と前記リセット信号と
を入力し、該カウンタ更新許可信号又は前記リセット信
号が有効な場合、該クロックに同期した前記カウンタ値
更新信号を発生するカウンタ値更新信号生成手段とでそ
れぞれ構成している。更に、前記N個の連動手段を、前
記前段の同期カウンタモジュールから供給されたカウン
タ初期化信号と前記外部から供給されたカウンタ更新許
可信号との論理積をとるAND回路でそれぞれ構成して
いる。この第3の発明によれば、前段の同期カウンタモ
ジュールにおいて、カウンタ更新許可信号又はリセット
信号が有効な場合、カウンタ値更新信号生成手段からク
ロックに同期したカウンタ値更新信号が発生される。カ
ウンタ値記憶手段はカウンタ入力選択手段から与えられ
たデータをカウンタ値更新信号に同期して取り込み、こ
の取り込んだデータをカウンタ値として出力する。この
カウンタ値が初期値からプリセット値までカウントアッ
プされると、それに連動して後段の同期カウンタモジュ
ールのカウンタ値がカウントアップされる。従って、前
記課題を解決できるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す同期カウンタの
回路図である。この同期カウンタは、カウンタ値記憶手
段であるラッチ回路1と次カウンタ値生成手段である加
算器2とカウンタ入力選択手段である選択回路3とカウ
ンタ入力選択信号生成手段4とカウンタ値更新信号生成
手段5とを備えている。ラッチ回路1は例えば4ビット
のFFで構成され、選択回路3から与えられたデータで
あるカウンタ入力値S3をカウンタ値更新信号生成手段
5から出力されたカウンタ値更新信号S5に同期して取
り込み、該取り込んだデータをカウンタ値S1として出
力する回路である。ラッチ回路1の出力側は、加算器2
の第1の入力側に接続されている。加算器2の第2の入
力側には、予め設定された値の例えば“1”が入力され
るようになっている。加算器2は、カウンタ出力値S1
と“1”とを加算してカウンタ値S1の次の候補値であ
る次カウンタ値S2として出力する機能を有している。
加算器2の出力側は、選択回路3の第1の入力側に接続
されている。選択回路3の第2の入力側には、予め設定
されたカウンタ初期値m(本実施形態では、m=4)が
入力されるようになっている。選択回路3は、カウンタ
入力選択信号S4が低レベル(以下、“L”という)の
場合に次カウンタ値S2を選択し、高レベル(以下、
“H”という)の場合にカウンタ初期値mを選択し、前
記カウンタ入力値S3として出力する回路である。選択
回路3の出力側は、ラッチ回路1に接続されている。
【0008】カウンタ入力選択信号生成手段4は、比較
回路4aと2入力OR回路4bとを備えている。ラッチ
回路1の出力側は、この比較回路4aの第1の入力側に
も接続されている。比較回路4aの第2の入力側には、
カウンタ出力値S1を初期値に戻すために設定されたプ
リセット値であるカウンタ初期化要求値q(本実施形態
では、q=6)が入力されるようになっている。比較回
路4aはカウンタ出力値S1とカウンタ初期化要求値q
とを比較し、その比較結果が一致したときに“H”のカ
ウンタ初期化信号S4aを出力し、一致しないときに
“L”を出力する回路である。比較回路4aの出力端子
は、OR回路4bの第1の入力端子に接続されている。
OR回路4bの第2の入力端子には、外部から供給され
たリセット信号rが入力されるようになっている。OR
回路4bは、カウンタ初期化信号S4a又はリセット信
号rに基づいてカウンタ入力選択信号S4を出力する回
路である。OR回路4bの出力端子は、選択回路3の選
択信号入力端子に接続されている。
【0009】カウンタ値更新信号生成手段5は、OR回
路5aとFF5bとインバータ5cと2入力AND回路
5dとで構成されている。OR回路5aの第1の入力端
子には、リセット信号rが入力されるようになってい
る。又、OR回路5aの第2の入力端子には、外部から
供給されたカウンタ更新許可信号pが入力されるように
なっている。OR回路5aの出力端子は、FF5bのデ
ータ入力端子Dに接続されている。インバータ5cの入
力端子には、クロックckが入力されるようになってい
る。インバータ5cの出力端子は、FF5bのクロック
入力端子CKに接続されている。FF5bは、インバー
タ5cの出力信号S5cの立上りエッジでOR回路5a
の出力信号S5aを保持し、この保持した値を出力信号
5bとして出力する回路である。FF5bの出力端子Q
は、AND回路5dの第1の入力端子に接続されてい
る。AND回路5dの第2の入力端子には、クロックc
kが入力されるようになっている。AND回路5dは、
出力信号5bとクロックckとの論理積を取り、前記カ
ウンタ更新信号S5を出力する回路である。AND回路
5dの出力端子は、ラッチ回路1のクロック入力端子C
Kに接続されている。このカウンタ値更新信号生成手段
5は、カウンタ更新許可信号p又はリセット信号rが有
効な場合、クロックckに同期したカウンタ値更新信号
S5を発生してラッチ回路1に供給する機能を有してい
る。
【0010】図2は、図1の動作を説明するためのタイ
ムチャートであり、縦軸に論理レベル、及び横軸に時間
がとられている。但し、カウンタ出力値S1及びカウン
タ入力値S3は、数値で表示されている。この図を参照
しつつ、図1の動作を説明する。時刻t1において、リ
セット信号rが“H”になると、カウンタ入力選択信号
S4が“H”になる。すると、選択回路3はカウンタ初
期値m(本実施形態では、m=4)を選択し、カウンタ
入力値S3は“4”になる。時刻t2において、クロッ
クckの立ち下がりエッジに同期してFF5bの出力信
号S5bが“H”になり、クロックckに同期してカウ
ンタ更新信号S5が出力される。時刻t3において、カ
ウンタ更新信号S5の立上りエッジに同期してラッチ回
路1が更新され、カウンタ出力値S1が“4”になる。
時刻t4において、リセット信号rが“L”になると、
カウンタ入力選択信号S4が“L”になる。すると、選
択回路3は次カウンタ入力値S2を選択する。カウンタ
出力値S1は“4”なので、次カウンタ入力値S2は加
算器2で“1”加算された“5”になり、カウンタ入力
値S3は“5”になる。
【0011】時刻t5において、カウンタ更新許可信号
pが“H”になる。すると、クロックckの立ち下がり
エッジに同期してFF5bの出力信号S5bが“H”に
なり、クロックckに同期してカウンタ更新信号S5が
出力される。時刻t6において、カウンタ更新信号S5
の立上りエッジに同期してラッチ回路1が更新され、カ
ウンタ出力値S1が“5”になる。カウンタ出力値S1
が“5”になると、時刻t7において、カウンタ入力値
S3が“6”になる。時刻t8において、再び、カウン
タ更新許可信号pが“H”になると、カウンタ更新信号
S5の立上りエッジに同期してラッチ回路1が更新さ
れ、時刻t9において、カウンタ出力値S1が“6”に
なる。カウンタ出力値S1が“6”になると、カウンタ
初期化要求値qが“6”なので、カウンタ初期化信号S
4aが“H”になり、時刻t10において、カウンタ入
力選択信号S4が“H”になる。カウンタ入力選択信号
S4が“H”になると、選択回路3はカウンタ初期値m
(m=4)を選択し、カウンタ入力値S3は“4”にな
る。又、クロックckの立ち下がりエッジに同期してF
F5bの出力信号S5bが“H”になり、カウンタ更新
信号S5が出力される。カウンタ更新信号S5の立上り
エッジに同期してラッチ回路1が更新され、時刻t11
において、カウンタ出力値S1が“4”になる。以上の
ように、この第1の実施形態では、同期カウンタの構成
を、カウンタ出力値S1を更新する必要がある場合、即
ちリセット信号rが“H”になった場合又はカウンタ更
新許可信号pが“H”になった場合にのみクロックck
に同期してカウンタ更新信号S5をラッチ回路1に供給
する構成にしたので、従来の同期カウンタよりも消費電
力を低減することができる。
【0012】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示す同期カウンタの
回路図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と共
通の要素には共通の符号が付されている。この同期カウ
ンタは、第1の同期カウンタモジュールA、第2の同期
カウンタモジュールB及び連動手段である2入力AND
回路20を備えている。同期カウンタモジュールAで
は、選択回路3の第2の入力側には、カウンタ初期値m
A(本実施形態では、mA=3)が入力されるようにな
っている。比較回路4aの第2の入力側には、予め設定
されたカウンタ初期化要求値qA(本実施形態では、q
A=6)が入力されるようになっている。他は、図1と
同様の構成である。同期カウンタモジュールBは、ラッ
チ回路11と加算器12と選択回路13と比較回路14
aとOR回路14bとOR回路15aとFF15bとイ
ンバータ15cと2入力AND回路15dとを備え、同
期カウンタモジュールAと同様に接続されている。選択
回路13の第2の入力側には、カウンタ初期値mB(本
実施形態では、mB=3)が入力されるようになってい
る。比較回路14aの第2の入力側には、予め設定され
たカウンタ初期化要求値qB(本実施形態では、qB=
5)が入力されるようになっている。更に、同期カウン
タモジュールA中の比較回路4aの出力端子は、AND
回路20の第1の入力端子に接続されている。AND回
路20の第2の入力端子には、カウンタ更新許可信号p
が入力されるようになっている。AND回路20の出力
端子は、同期カウンタモジュールB中のOR回路15a
の第2の入力端子に接続されている。
【0013】図4は、図3の動作を説明するためのタイ
ムチャートであり、縦軸に論理レベル、及び横軸に時間
がとられている。但し、カウンタ出力値S1,S11及
びカウンタ入力値S3,S13は、数値で表示されてい
る。この図を参照しつつ、図3の動作を説明する。時刻
t1において、リセット信号rが“H”になると、カウ
ンタ入力選択信号4b,14bが“H”になり、選択回
路3,13はカウンタ初期値mA,mBを選択し、カウ
ンタ入力値S3,S13が“3”になる。時刻t2にお
いて、クロックckの立ち下がりエッジに同期してFF
5b,15bの出力信号S5b,S15bが“H”にな
り、カウンタ更新信号S5,S15が出力される。時刻
t3において、カウンタ更新信号S5,S15の立上り
エッジに同期してカウンタ1,11が更新され、カウン
タ出力値S1,S11が“3”になる。時刻t4におい
て、リセット信号rが“L”になると、カウンタ入力選
択信号S4b,S14bが“L”になる。すると、選択
回路3,13は次カウンタ入力値S2,S12を選択す
る。カウンタ出力値S1,S11は“3”なので、次カ
ウンタ入力値S2,S12は加算器2,12でそれぞれ
“1”加算されて“4”になる。
【0014】時刻t5において、カウンタ更新許可信号
pが“H”になると、クロックckの立ち下がりエッジ
に同期してFF5bの出力信号S5bが“H”になり、
クロックckに同期してカウンタ更新信号S5が出力さ
れる。時刻t6において、カウンタ更新信号S5の立上
りエッジに同期してラッチ回路1が更新され、カウンタ
出力値S1が“4”になる。このとき、カウンタ初期化
信号S4aは“L”なので、AND回路20の出力信号
S20は“L”のままである。そのため、ラッチ回路1
1は更新されず、カウンタ出力値S11は“3”のまま
である。カウンタ出力値S1が“4”になると、カウン
タ入力値S3が“5”になる。時刻t7において、カウ
ンタ更新許可信号pが“H”なので、カウンタ更新信号
S5の立上りエッジに同期してラッチ回路1が更新さ
れ、カウンタ出力値S1が“5”になる。時刻t8にお
いて、カウンタ出力値S1が“6”になると、カウンタ
初期化要求値qが“6”なので、比較回路4aの出力信
号であるカウンタ初期化信号S4aが“H”になり、カ
ウンタ入力選択信号S4が“H”になる。すると、選択
回路3はカウンタ初期値mA(mA=3)を選択し、カ
ウンタ入力値S3は“3”になる。カウンタ初期化信号
S4aが“H”になると、AND回路20の出力信号S
20は“H”になり、クロックckの立ち下がりエッジ
に同期してFF15bの出力信号S15bが“H”にな
り、カウンタ更新信号S15が出力される。カウンタ更
新出力信号S15の立ち上がりエッジに同期してラッチ
回路11が更新され、カウンタ出力値S11が“4”に
なる。時刻t9において、カウンタ更新信号S5の立上
りエッジに同期してラッチ回路1が更新され、カウンタ
出力値S1が“3”になる。
【0015】以下同様に、同期カウンタモジュールAの
カウンタ出力値S1が“3”から“6”までカウントア
ップすると、それに連動して同期カウンタモジュールB
のカウンタ出力値S11が“1”ずつカウントアップさ
れる。時刻t10において、カウンタ出力値S11が
“5”になると、カウンタ初期化要求値qBが“5”な
ので、比較回路14aの出力信号であるカウンタ初期化
信号S14aが“H”になり、カウンタ入力選択信号S
14bが“H”になる。すると、選択回路13はカウン
タ初期値mB(mB=3)を選択し、カウンタ入力値S
13は“3”になる。又、クロックckの立ち下がりエ
ッジに同期してFF15bの出力信号S15bが“H”
になり、カウンタ更新出力信号S15が出力される。時
刻t11において、カウンタ更新信号S15の立上りエ
ッジに同期してラッチ回路11が更新され、カウンタ出
力値S11が“3”になる。以上のように、この第2の
実施形態では、同期カウンタを、同期カウンタモジュー
ルAのカウンタ出力値S1が“3”から“6”までカウ
ントアップすると、それに連動して同期カウンタモジュ
ールBのカウンタ出力値S11が“1”ずつカウントア
ップされる構成にした場合においても、カウンタ出力値
S1,S11を更新する必要がある場合、即ちリセット
信号rが“H”になった場合又はカウンタ更新許可信号
pが“H”になった場合にのみクロックckに同期して
カウンタ更新信号S5,S15をラッチ回路1,11に
それぞれ供給する構成にしたので、従来の同期カウンタ
よりも消費電力を削減することができる。
【0016】尚、本発明は上記実施形態に限定されず、
種々の変形が可能である。その変形例としては、例えば
次のようなものがある。 (a) 実施形態における加算器2,12の第2の入力
側に入力される値、カウンタ初期値m,mA,mB、及
びカウンタ初期化要求値q,qA,qBは、他の値でも
良い。 (b) 第2の実施形態の同期カウンタは、同期カウン
タモジュール及びAND回路を更に追加して構成しても
良い。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、同期カウンタを、カウンタ値を更新する必要
がある場合にのみクロックに同期してカウンタ更新信号
をカウンタ値記憶手段に供給する構成にしたので、従来
の同期カウンタよりも消費電力を低減できる。第2の発
明によれば、同期カウンタを、前段の同期カウンタモジ
ュールのカウンタ値が初期値から該カウンタ値を初期値
に戻すために設定されたプリセット値までカウントアッ
プすると、それに連動して後段の同期カウンタモジュー
ルのカウンタ値がカウントアップされる構成にした場合
においても、各同期カウンタモジュールのカウンタ値を
更新する必要がある場合にのみクロックに同期して各カ
ウンタ更新信号を各同期カウンタモジュールのカウンタ
値記憶手段にそれぞれ供給する構成にしたので、従来の
同期カウンタよりも消費電力を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の同期カウンタの回路
図である。
【図2】図1のタイムチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態の同期カウンタの回路
図である。
【図4】図3のタイムチャートである。
【符号の説明】
1,11 ラッチ回路(カウンタ
値記憶手段) 2,12 加算器(次カウンタ値
生成手段) 3,13 選択回路(カウンタ入
力選択手段) 4,14 カウンタ入力選択信号
生成手段 4a,14a 比較回路(カウンタ入
力選択信号生成手段) 4b,14b OR回路(カウンタ入
力選択信号生成手段) 5,15 カウンタ値更新信号生
成手段 20 AND回路(連動手
段) A,B 同期カウンタモジュー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 与えられたデータをカウンタ値更新信号
    に同期して取り込み、該取り込んだデータをカウンタ値
    として出力するカウンタ値記憶手段と、 前記カウンタ値記憶手段の出力データに対して予め設定
    された値を加算して前記カウンタ値の次の候補値を求め
    る次カウンタ値生成手段と、 前記カウンタ値を初期値に戻すために設定されたプリセ
    ット値と前記出力データとが一致するという条件又は外
    部から供給されたリセット信号が有効であるという条件
    が成立した場合に第1の論理レベルとなり、それらの条
    件が成立しない場合は第2の論理レベルとなるカウンタ
    入力選択信号を出力するカウンタ入力選択信号生成手段
    と、 前記カウンタ入力選択信号が第1の論理レベルの場合に
    は予め設定されたカウンタ初期値を選択し、前記カウン
    タ入力選択信号が第2の論理レベルの場合には前記候補
    値を選択し、該選択した値を前記データとして前記カウ
    ンタ値記憶手段に供給するカウンタ入力選択手段と、 外部から供給されたクロック及びカウンタ更新許可信号
    と前記リセット信号とを入力し、該カウンタ更新許可信
    号又は前記リセット信号が有効な場合、該クロックに同
    期した前記カウンタ値更新信号を発生するカウンタ値更
    新信号生成手段とを、 備えたことを特徴とする同期カウンタ。
  2. 【請求項2】 前記カウンタ入力選択信号生成手段は、 前記プリセット値と前記出力データとが一致した場合に
    活性を示すカウンタ初期化信号を出力する比較回路と、 前記カウンタ初期化信号が活性を示しているか又は外部
    から供給されたリセット信号が活性を示しているという
    条件が成立した場合に第1の論理レベルとなり、それら
    の条件が成立しない場合は第2の論理レベルとなるカウ
    ンタ入力選択信号を出力するOR回路とを、備えたこと
    を特徴とする請求項1記載の同期カウンタ。
  3. 【請求項3】 外部から供給されたクロックとリセット
    信号とカウンタ更新許可信号と、予め設定されたカウン
    タ初期値とカウンタ値を初期値に戻すために設定された
    プリセット値とを入力し、カウンタ初期化信号を出力す
    る第1の同期カウンタモジュールと、 前記クロックと前記リセット信号と、予め設定された独
    自のカウンタ初期値とカウンタ値を初期値に戻すために
    設定された独自のプリセット値とをそれぞれ入力し、カ
    ウンタ初期化信号をそれぞれ出力するN段の第2の同期
    カウンタモジュールと、 前記第1の同期カウンタモジュール及び第2の同期カウ
    ンタモジュールのうち、前段の同期カウンタモジュール
    から供給されたカウンタ初期化信号が活性を示した場合
    に前記カウンタ更新許可信号を後段の同期カウンタモジ
    ュールに供給することにより、該前段の同期カウンタモ
    ジュールと該後段の同期カウンタモジュールとを連動さ
    せるN個の連動手段とを備え、 前記第1の同期カウンタモジュールは、 請求項1記載のカウンタ値記憶手段と次カウンタ値生成
    手段とカウンタ入力選択手段とカウンタ値更新信号生成
    手段と、請求項2記載の比較回路とOR回路とを有し、 前記N段の第2の同期カウンタモジュールは、 請求項1記載のカウンタ値記憶手段と次カウンタ値生成
    手段とカウンタ入力選択手段と、 請求項2記載の比較回路とOR回路と、 前記クロック及び前記連動手段から供給されたカウンタ
    更新許可信号と前記リセット信号とを入力し、該カウン
    タ更新許可信号又は前記リセット信号が有効な場合、該
    クロックに同期した前記カウンタ値更新信号を発生する
    カウンタ値更新信号生成手段とをそれぞれ有し、 前記N個の連動手段は、前記前段の同期カウンタモジュ
    ールから供給されたカウンタ初期化信号と前記外部から
    供給されたカウンタ更新許可信号との論理積をとるAN
    D回路でそれぞれ構成したことを特徴とする同期カウン
    タ。
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JP2014068154A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Fujitsu Semiconductor Ltd カウンタ回路

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