JPH10106872A - 巻鉄心の組立方法及び組立装置 - Google Patents

巻鉄心の組立方法及び組立装置

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JPH10106872A
JPH10106872A JP8277097A JP27709796A JPH10106872A JP H10106872 A JPH10106872 A JP H10106872A JP 8277097 A JP8277097 A JP 8277097A JP 27709796 A JP27709796 A JP 27709796A JP H10106872 A JPH10106872 A JP H10106872A
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JP
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core
iron core
yoke
rectangular
winding
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JP8277097A
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English (en)
Inventor
Hiroshige Asai
太成 浅井
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 焼鈍を終えた矩形鉄心を積層ブロック毎に分
割して形成した鉄心素板を、U字状に開拡して巻線に自
動挿入し、この後巻線から突出する開拡された鉄心素板
の継鉄部を自動閉合させることにより、1積層ブロック
の鉄心素板を組込み、以下同様にして所定数の積層ブロ
ックを順次巻線に機械化により組込むことによって巻鉄
心を組立るようにした。 【構成】 矩形鉄心12を鉄心分割手段13により積層
ブロック毎に分割して鉄心素板2a〜2nを形成し、こ
の鉄心素板2a〜2nを順次鉄心開拡・保持手段41に
てU字状に開き、これを鉄心の挟持・移動手段30を利
用して巻線R1 ,R2 の鉄心挿入孔54,54に自動挿
入し、前記自動挿入して巻線R1 ,R2 から突出する鉄
心素板2aの開拡された継鉄部f,fを鉄心再接合手段
61により、自動閉合させて鉄心素板2aの巻込みを行
い、以後前記同様にして残りの鉄心素板2b〜2nを巻
込むことによって巻鉄心の自動組立を可能としたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、配電用変圧器
に用いる1ターンカット方式の巻鉄心を組立る場合、前
記巻鉄心を、所定の積層ブロック毎に分割して形成した
鉄心素板をU字状に開拡しながら、巻線の鉄心挿入孔に
挿入して巻鉄心の自動組立を可能とした巻鉄心の組立方
法及び組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1ターンカット方式の巻鉄心を巻線に組
込んで配電用の変圧器を製造する場合、これまでは、例
えば矩形状に成形加工して焼鈍を行った巻鉄心を、人力
により手で持てる厚さ(例えば、1積層ブロック)分づ
つ、前記巻鉄心の接合部を利用して外側にU字状に拡
げ、これを、図25で示すように、巻線1の鉄心挿入孔
1aに順次挿入して組込み、各積層ブロック2a〜2n
を、その接合部3において再接合することにより、磁気
回路と導電回路との鎖交結合を終了させて、図24で示
す巻鉄心4の組立を行っていた。
【0003】前記巻鉄心4は、一般に帯状のけい素鋼帯
等のフープ材料を所定寸法に切断してこれを順次円形に
巻回するか、あるいは、フープ材料を所定寸法毎に切断
した多数の帯状の鉄心素体を所定層数積層し、これを、
例えば、一旦円形に巻回する。そして、前記円形に巻回
した鉄心を矩形成形治具等を用いて矩形状に成形し、つ
づいて、焼鈍を行ってから、前記矩形鉄心の内側に位置
する鉄心より前記図25で示すように、積層ブロックに
形成した鉄心素板2a〜2n毎に接合部3を開拡して脚
鉄部を巻線1,1の各鉄心挿入孔1aに挿入する。そし
て、巻線1,1から突出する鉄心の接合部3を備えた一
対の継鉄部両端を、ラップ接合又は突合せ接合等を行っ
て、巻鉄心4を組立ていた。
【0004】そして、前記巻鉄心4は、その接合部3の
接合をいづれの接合方法で行うとしても、接合部3自体
の磁気抵抗を少なくするには、隣接する鉄心素板2a〜
2nの接合部3が、継鉄部の長手方向に位置をずらし
て、即ち、図24で示すように、階段状にずらして配設
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、これまでの巻
鉄心の組立作業は、焼鈍を終えた矩形成形された矩形鉄
心の内周側から順次1〜数積層ブロックに積層された鉄
心素板を個々に人力にて取り出し、これを接合部におい
てU字状に開いて巻線の鉄心挿入孔に挿入し、この後、
接合部を再接合して巻鉄心の組立を行っていたので、組
立作業はその大部分が人力を頼みとして行っていたた
め、非常に手間と時間がかかり非効率であった。
【0006】また、巻鉄心の組立作業は、焼鈍を終えた
矩形鉄心を各鉄心素板毎に分割して行うにしても、その
重量は相当に大きく、しかも、同じことを何度も繰返し
て鉄心素板を巻線に挿入していたので、大変な労力を必
要とし、この種作業の機械化による巻鉄心の自動組立の
実現が強く望まれていた。
【0007】本発明は、前記の問題点に鑑み、焼鈍を終
えた矩形鉄心を、その内周面側から例えば、積層ブロッ
ク毎に機械処理によって順次分割し、前記分割した鉄心
素板を機械操作にてこれをU字状に開拡しながら巻線に
自動挿入し、この後、開拡部分を自動閉合させることに
より、巻鉄心の自動組立を可能とした新規な巻鉄心の組
立方法及び組立装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、請求項1に記載した発明においては、
焼鈍を終えた矩形鉄心を所定の積厚寸法毎に分割する工
程と、分割した矩形状の鉄心素板の接合部を有しない継
鉄部を挟着して鉄心素板を開拡位置まで移動させる工程
と、前記移動させた鉄心素板をその接合部を有する継鉄
部側を外方に開いてU字状に開拡する工程と、前記U字
状に開拡した鉄心素板の接合部を有する一対の継鉄部に
保護キャップを被せる工程と、前記保護キャップを被せ
たU字状の鉄心素板を巻線の鉄心挿入孔に挿入する工程
と、接合部を有しない継鉄部の挟着を解き、かつ、巻線
の鉄心挿入孔から突出する矩形鉄心の接合部を有する継
鉄部を直線上に保持させた状態で保護キャップを除去す
る工程と、保護キャップを外した継鉄部を再接合する工
程とを備えて巻鉄心の組立を行うようにした。
【0009】請求項2に記載した発明においては、矩形
鉄心の開拡された一対の継鉄部を巻線の鉄心挿入孔から
突出させたとき、前記開拡された一対の継鉄部を曲成防
止手段にて開拡状態を維持し、この状態で、前記開拡さ
れた継鉄部に被せた保護キャップを取外し、この後、前
記継鉄部の開拡状態を維持している曲成防止手段を順次
除去して開拡した継鉄部を再接合することにより、巻鉄
心の組立を迅速・円滑に行うようにした。
【0010】請求項3に記載した発明においては、焼鈍
を終えた矩形鉄心を所定の積層ブロック毎に分割する鉄
心分割手段と、前記分割された鉄心素板を開拡位置まで
接合部を有しない継鉄部から挟持して移動させる挟持・
移動手段と、前記継鉄部を挟持した鉄心素板の接合部を
有する継鉄部を外方に開いて前記鉄心素板をU字状に開
拡・保持する鉄心開拡・保持手段と、前記開拡した鉄心
素板の一対の継鉄部に被冠した保護キャップと、前記開
拡した鉄心素板を直線上に移動させて巻線の鉄心挿入孔
に挿入し、かつ、前記鉄心素板の巻線の鉄心挿入孔から
突出する接合部を有する一対の継鉄部から保護キャップ
を除去して前記一対の継鉄部を再接合する鉄心再接合手
段と、前記接合部を有する継鉄部が巻線の鉄心挿入孔か
ら突出した後これを再接合するまで直線上に保持する継
鉄部の曲成防止手段と、更に、前記各手段を駆動制御す
る制御装置とを備えて巻鉄心の組立装置を構成すること
により、巻鉄心組立の機械化を可能とした。
【0011】請求項4に記載した発明においては、ベー
ス内を昇降する昇降受台と、昇降受台上に搬送された矩
形鉄心の下側を分割する積層ブロック部分を除いて受止
める鉄心受台と、前記矩形鉄心の矩形状態を維持する鉄
心押圧体と、矩形鉄心の上方に配置されて矩形鉄心を内
側から鉄心押圧体の方向に押圧する押圧棒体と、矩形鉄
心を所定の積層ブロック毎に下方に押動して矩形鉄心か
ら積層ブロックを形成する鉄心素板を積層ブロック毎に
前記昇降受台上に降下乗載させる押圧板体と、更に、前
記昇降受台,鉄心受台,鉄心押圧体,押圧棒体,押圧板
体の各作動を駆動制御する制御装置とを備えて構成する
ことにより、巻鉄心組立の機械化を可能としたことによ
り、矩形鉄心の分割作業を迅速・容易にした。
【0012】請求項5に記載した発明においては、前記
鉄心開拡・保持手段と鉄心再接合手段との間に、矩形鉄
心を積層ブロック毎に分割して設けた鉄心素板を挿入す
る巻線を配置し、前記矩形鉄心から分割された鉄心素板
を開拡,再接合する手段は、矩形鉄心から分割された鉄
心素板の接合部を有する継鉄部をU字状に開拡する手段
及び前記開拡した一対の継鉄部を巻線への挿入後曲成押
圧して再閉合する開拡・押圧手段と、前記一対の継鉄部
の開拡及び再閉合を補助的に押圧・保持する手段とによ
って構成し、前記各手段を、これらを縦横及び上下方向
に駆動する電動機,シリンダからなる駆動源と、前記駆
動源を駆動制御する制御装置とによって作動させるよう
にしたので、鉄心素板の開拡及びその再閉合を容易に機
械化できるようにした。
【0013】請求項6に記載した発明においては、巻線
の鉄心挿入孔から突出する鉄心素板の一対の継鉄部と対
応して配置した一対の曲成防止板と、この曲成防止板
を、巻線の鉄心挿入孔の手前まで進退させ、かつ、前記
一対の継鉄部間の間隔及び幅寸法に対応して駆動させる
電動機、シリンダからなる駆動源と、前記駆動源を駆動
制御する制御装置とを備えることにより、巻線から突出
する鉄心素板の一対の継鉄部が、自力の弾性力で傾倒す
るのを抑制して、鉄心素板の再閉合作業を迅速・確実に
行うようにした。
【0014】
【作用】請求項1に記載した巻鉄心の組立方法において
は、焼鈍を終えた矩形鉄心をその内周側から所定の積厚
寸法毎に分割し、この分割した矩形状の鉄心素板を次の
開拡工程に移動させて接合部を有する継鉄部側を開拡し
て前記鉄心素板をU字状に拡げ、この状態で、開拡した
継鉄部に保護キャップを被せた後、該鉄心素板を開拡し
たまま巻線の鉄心挿入孔に自動挿入し、つづいて、巻線
の鉄心挿入孔から突出する一対の継鉄部より保護キャッ
プを取外して前記開拡した継鉄部を再接合し、この後、
前記矩形鉄心の分割から鉄心素板の再接合までの工程を
順次繰返すことにより、巻鉄心の自動組立を可能とした
ので、これにより、巻鉄心の組立に際し、鉄心素板の開
拡した一対の継鉄部への保護キャップの着脱を除き、巻
鉄心組立の自動化を可能とした。
【0015】請求項2に記載した巻鉄心の組立方法にお
いては、巻線の鉄心挿入孔を挿通させた矩形状の鉄心素
板の接合部を有する一対の継鉄部は、前記一対の継鉄部
が互いに相対応する方向に曲成しようとするのを一対の
曲成防止手段により開拡状態を維持させ、又、前記開拡
した一対の継鉄部を再接合する場合は、保護キャップを
除去した後、一対の曲成防止手段を継鉄部から除去する
と同時に、片側の継鉄部が曲成するのを前記曲成防止手
段の一方で保持しつつ他側の継鉄部を最初に曲成し、つ
づいて、前記片側の残りの継鉄部を曲成して一対の開拡
した継鉄部を再接合することによって巻鉄心を組立るよ
うにしたので、前記再接合する継鉄部はその接合部の位
置合せを確実に行って再接合を行うことが可能となり、
鉄心特性の優れた巻鉄心の組立を可能とした。
【0016】請求項3に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、焼鈍を終えた矩形鉄心を鉄心分割手段により各
積層ブロック毎に分割して矩形状の鉄心素板を個々に形
成し、この鉄心素板を挟持・移動手段により鉄心開拡・
保持手段まで移動させ、この鉄心開拡・保持手段にて接
合部を有する継鉄部側を外側に開放して鉄心素板をU字
状に開拡し、この状態で、開拡した一対の継鉄部に保護
キャップを被せて巻線の鉄心挿入孔に挿入する。そし
て、巻線の鉄心挿入孔から突出する継鉄部を曲成防止手
段にて曲成しないように保持させて保護キャップを開拡
した継鉄部から抜取る。この後、鉄心再接合手段により
前記開拡した継鉄部を再接合することにより、巻鉄心の
組立を行うもので、保護キャップの取付け及び取外しに
手作業が伴うものの、矩形鉄心の分割から分割した鉄心
素板の接合部を有する継鉄部の開拡,再接合等一連の作
業を容易に機械化することが可能となり、巻鉄心の生産
性を良好に向上させることができる。
【0017】請求項4に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、焼鈍を終えた矩形鉄心を、その内周側から鉄心
分割手段によって積層ブロック毎に分割して矩形状の鉄
心素板を形成し、これを鉄心開拡・保持手段によってU
字状に開き、巻線の鉄心挿入孔に順次挿入して巻鉄心の
組立を行うようにした。特に、前記矩形鉄心を鉄心分割
手段により積層ブロック毎に分割した鉄心素板を巻線に
組込むようにしたので、前記分割された矩形状の鉄心素
板は、容易にU字状に開拡できるとともに、巻線に組込
んだ後開拡した継鉄部を再接合する場合、鉄心素板毎に
行うようにしたので、継鉄部の接合部の再接合が容易
に、かつ、確実に行うことができ、これにより鉄心特性
を良好に向上させることができる。
【0018】請求項5に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、前記積層ブロック毎に分割した鉄心素板を鉄心
開拡・保持手段により開拡してU字状に開き、これを巻
線の鉄心挿入孔に挿通し、この後、巻線の鉄心挿入孔か
ら突出する開拡した継鉄部を鉄心再接合手段により再接
合して巻鉄心の組立を行うようにしたので、U字状に開
拡した鉄心素板の開拡及び再接合作業を容易に機械化す
ることができる。
【0019】請求項6に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、巻線の鉄心挿入孔から突出する鉄心素板の開拡
された一対の継鉄部を、それぞれ曲成防止手段を用いて
突出状態を維持させるとともに、一対の継鉄部の一方を
前記曲成防止手段による突出状態を解除して鉄心再接合
手段にて曲成し、つづいて、もう一方の曲成防止手段に
よる他方の継鉄部の突出状態を解き、これを鉄心再接合
手段により曲成し、前記一対の継鉄部を再接合するよう
にしたので、前記巻線に挿入した鉄心素板は、その開拡
した継鉄部を鉄心再接合手段にて片側づつ曲成して再接
合することができるため、鉄心素板を積層ブロック毎に
巻線に挿入することと相まって、巻鉄心の組立において
最重要課題である継鉄部の接合作業を迅速・容易に、か
つ、確実に行うことができ、鉄心特性に優れた巻鉄心の
提供を可能とした。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図18に
より説明する。図1は本発明の巻鉄心組立装置10の全
体構成を示す平面図であり、前記巻鉄心組立装置10
は、焼鈍を終えた1ターンカット方式の矩形鉄心12
(図10参照)を例えば、所要厚さの積層ブロック毎に
分割する鉄心分割手段13と、前記分割された1積層ブ
ロックの積層厚さに相当する矩形状の鉄心素板(図12
は分割前を、図14は分割後をそれぞれ示す)2a〜2
nをそれぞれ巻線R1 ,R2 に順次挿入して巻鉄心4を
ほぼ自動組立する鉄心組立手段40とによって概略構成
されている。
【0021】次に前記巻鉄心組立装置10の詳細構造に
ついて説明する。最初に、鉄心分割手段13について説
明する。鉄心分割手段13は図3で示すように、中央の
空間部Oに昇降受台14を昇降可能に取付けたベース1
5,15と、前記ベース15,15上に空間部Oを間に
して相対する方向に進退可能に設けた鉄心受台16,1
6と、この鉄心受台16,16上に該受台16,16と
同様に進退可能に乗載した鉄心押圧体17,17と、ベ
ース15,15の外側面に平行に直立させて取付けた支
持架台18,18と、この支持架台18,18に後端部
を止着して鉄心押圧体17,17の上方に互いに相対応
させて横設した一対の支持台19,19と、これら支持
台19,19の先端部において互いに相対する方向に進
退可能に取付けたL型の支持体20,20と、更に、支
持架台18,18の上端部において所定の長さ寸法で基
端を昇降可能に取付けた一対の昇降台21,21とによ
って概略構成されている。
【0022】そして、ベース15,15の空間部Oに昇
降可能に取付けた昇降受台14は、図6(A),(B)
で示すように、ベース15,15側と対応して設けた蟻
溝aを、ベース15,15に縦設したレールb,bと係
合させることにより昇降自在に取付けられ、昇降受台1
4の一方から突出する昇降座板22に回転螺軸22aを
螺装し、この回転螺軸22aを電動機M1 にて右,左回
転させると、昇降受台14はレールb,bに沿って昇降
するように構成されている。
【0023】又、鉄心受台16,16は、図3で示すよ
うに、ベース15,15上に回転自在に設けた回転螺軸
16aに螺合する螺合座16bを介して支持架台18,
18に取付けた電動機M2 の駆動により、互いに相対す
る水平方向に進退できるように構成されている。鉄心受
台16,16上に乗載した鉄心押圧体17,17は、鉄
心受台16,16上に取付けたレールb1 ,b1 に係合
する係合体17b,17bを利用して、支持架台18,
18に水平に取付けたシリンダC,Cの推力により、前
記鉄心受台16,16上を相対する水平方向に進退でき
るように構成されている。
【0024】つづいて、先端側にL型の支持体20,2
0を移動可能に取付けた支持台19,19は、図3で示
すように、支持架台18,18にそれぞれ基端を止着し
て鉄心押圧体17,17の上方に水平に設けられてお
り、この支持台19,19上に電動機M3 にて駆動する
螺軸19aに螺合した螺合体19bを介して前記支持体
20,20を互いに相対する水平方向に移動できるよう
に構成されている。
【0025】そして、支持体20,20の垂直部には、
図3及び図5に示すように、押圧板体23,23が互い
に相対向して蟻溝等を利用して上下方向に移動できるよ
うに取付けられており、これら押圧板体23,23は、
支持体20,20の上端に止着したシリンダC1 ,C1
のピストンと駆動可能に連結されて昇降できるように構
成されている。次に昇降台21,21の取付けについて
説明すると、この昇降台21,21は前記支持台19,
19の上方において、支持架台18,18の上端に据付
られており、前記支持体20,20とは逆形状となる逆
L型に形成されて、垂直部を支持架台18,18に縦設
したレールb2 ,b2 に係合する係合体24を介して垂
直方向に昇降可能に取付けられており、上面には図4で
示すように、一対の移動板25,25がレールb3 ,b
3 を介して昇降台21,21と直交する方向、即ち、互
いに相対する方向に水平に移動できるように取付けられ
ている。
【0026】そして、前記移動板25,25には、図4
(A)及び図13で示すように、支持体20,20に取
付けた押圧板体23,23を真中にしてその両側に一対
の押圧棒体26,26が、押圧板体23,23の下端面
と一致する長さ寸法でもって垂設されている。図4にお
いて、C2 ,C2 はピストンを昇降台21,21と連結
させて昇降台21,21をレールb2 ,b2 に沿って昇
降させるシリンダ、同じく、C3 ,C3 は昇降台21,
21の移動板25,25後方において、該移動板25,
25にピストンを連結させて取付けたシリンダで、前記
移動板25,25を互いに相対する方向に水平に移動さ
せて、移動板25,25に垂設した押圧棒体26,26
を移動板25,25の進退方向に移動させる。
【0027】次に図2及び図7において、27はベース
15,15の長さ方向と直交させてベース15,15に
付設した上部鉄心搬送台を示し、この鉄心搬送台27に
は、図7,図8及び図11(B)に示すように、中央部
に矩形鉄心12の窓孔eに嵌合するボス部gを備え、矩
形鉄心12の継鉄部f,f1 部分のみ乗載する部位に
は、前記ボス部gと連結して形成した一対の受台h,h
を具備する搬送台車28が車輪を介して移動可能に載置
されており、矩形鉄心12は前記搬送台車28に乗載さ
れて、鉄心搬送台27上を移動し図7(B)及び図8に
示すように、昇降受台14上に搬送される。この際、昇
降受台14は電動機M1 により、事前に上部鉄心搬送台
27と同一高さ位置となるように上昇している。なお、
図6及び図7に示すiは昇降受台14上に設けた搬送台
車28の案内ガイドである。
【0028】図2及び図11(A)において、29は上
部鉄心搬送台27の下側に上部鉄心搬送台27に沿って
併設した下部鉄心搬送台で、矩形鉄心12を除去した搬
送台車28を、昇降受台14により降下させて次の矩形
鉄心12を乗載する位置まで移動案内させる。即ち、矩
形鉄心12は上部鉄心搬送台27から昇降受台14に搬
送され、矩形鉄心12を乗載した搬送台車28は、矩形
鉄心12を図12のように鉄心受台16,16に乗載支
持させると、昇降受台14の降下に伴い図11(A)で
示すように、下部鉄心搬送台29と対応する位置まで降
下し、この状態で、搬送台車28を図11(B)で示す
ように下部鉄心搬送台29に乗せ、そのまま矩形鉄心1
2を乗載する位置まで移動させる(この移動は必要に応
じて手動又は駆動手段を用いて行う)。なお、鉄心受台
16,16及び支持体20,20は、図2で示すよう
に、レールb4 ,b5 に嵌合乗載されてベース15,1
5及び支持台19,19上に揺動することなく水平方向
に進退できるように形成されている。更に、前記鉄心受
台16,16の先端は、図9及び図10で示すように、
搬送台車28の受台h,hの隙間に進入して矩形鉄心1
2の脚鉄部f2 ,f3が下支えできるように狭幅に形成
されている。
【0029】次に図2において、30は矩形鉄心12を
例えば、積層ブロック毎に分割した矩形状の鉄心素板
(以下鉄心素板という)2a〜2nを挟持して所定の位
置まで移動させる挟持・移動手段であり、図1で示すよ
うに、ベース15,15の下部にその長さ方向と直交す
る方向において設置した、電動機M4 にて回転する回転
螺軸31と、図2で示すように、前記回転螺軸31に1
点鎖線で示す固定棒32を介して揺動不能に螺装した移
動杆33の頂部に止着したシリンダC4 と、前記シリン
ダC4 のピストンに先端をL型に折曲して基端を取付け
て上下方向に移動する第1の挟持片34と、この挟持片
34の先端下側に取付けたシリンダC5 により駆動し
て、第1の挟持片34との間で鉄心素板2a〜2nの接
合部jを有しない継鉄部f1 を挟持する第2の挟持片3
4aとによって構成されている。
【0030】つづいて、本発明の巻鉄心組立装置10に
おける鉄心組立手段40について説明する。前記鉄心組
立手段40は図1に示すように、鉄心開拡・保持手段4
1と、鉄心再接合手段61とによって構成されている。
【0031】最初に、鉄心開拡・保持手段41の構造に
ついて説明する。この鉄心開拡・保持手段41は図17
及び図18で示すように、矩形状の鉄心素板2b(図1
に示す)をU字状に開拡して保持するもので、図13で
示すように、各鉄心素板2a〜2nの各接合部jを有す
る継鉄部fを外側に開放する長手状の開拡片42を備え
た開拡装置43と、鉄心素板2aの開拡時、図13に示
す脚鉄部f2 ,f3 が外方に撓むのを阻止して直線状に
維持する短手状の保持片44を備えた開拡保持装置45
とからなる。
【0032】そして、前記開拡装置43は図1及び図1
7(A)で示すように、電動機M5にて開拡片42を図
1の左右方向(X軸)に進退させるとともに、電動機M
6 により図1の上下(前後)方向(Y軸)に進退するよ
うに構成されている。電動機M5 により長手状の開拡片
42をX軸方向に移動させる場合は、図17(B)で示
すように、基台43aの上部を切欠いてその両端に取付
けたL字型の一対の軸支持体43b,43bに、電動機
5 と連結された螺軸43cの端末部を回転自在に支承
させるとともに、この螺軸43cにはその回転方向に沿
って、その軸方向(左右方向)に往復動する螺合体46
螺合し、螺軸43cを電動機M5 により回転させて螺合
体46を螺軸43cに沿って移動させることにより、開
拡片42をX軸方向に移動させる。
【0033】前記螺合体46には図17(B),(C)
で示すように、電動機M6 により螺軸43cと直交する
Y軸方向(図17(A)の上下(前後)方向)に往復動
する移動体47が固定板47aを介して乗載固定されて
おり、この移動体47は基台43a上に敷設したレール
6 ,b6 と係合する案内ガイドa1 ,a1 に固定板4
7aを介して乗載され、前記螺軸43cの回転に伴い螺
合体46を介して図17(B)の左右方向に往復動す
る。
【0034】そして、前記基台43aにレールb6 ,b
6 を介して乗載された移動体47は、図17(B),
(C)で示すように、レールb6 ,bと係合する案内ガ
イドa1 ,a1 に固定板47aを介して軸支持体43
b,43bと直交する方向において取付けた一対の軸支
持体47b,47bと、この軸支持体47b,47b間
に介在させて電動機M6 にて回転する第2の螺軸47c
と、この螺軸47cに螺装した第2の螺合体48と、螺
合体48上に直立させた長尺状の取付体49と、この取
付体49の頂部に下向きに止着したシリンダC7 とから
なり、このシリンダC7 に開拡片42を図1のように鉄
心素板2b側に向けて水平に取付ける。なお、開拡片4
2の先端には矩形状の鉄心素板2bの上方からその窓孔
e内に進入する開拡棒42aが垂設されている。又、図
17(B)に示すa2 ,a2 は螺合体48を貫通して螺
軸47cと平行に配設され、前記螺合体48を螺軸47
cの回転によりその軸方向に案内移動する案内ガイド
で、前記開拡片42は電動機M5,M6 にて回転する螺
軸43c,47cにより、図1のX,Y軸方向に移動す
る。
【0035】次に開拡保持装置45について説明する。
この開拡保持装置45の駆動構造は、基本的に前記開拡
装置43の駆動構造と同じである。従って、構造の説明
においては、同一部品は同一符号によって説明し、その
詳細説明は割愛する。図1及び図18において、開拡保
持装置45は電動機M7 により短手状の保持片44を図
1の左右方向(X軸)に、電動機M8 により図1の上下
(前後)方向(Y軸)に、それぞれ移動できるように構
成されている。
【0036】そして、前記開拡保持装置45は、前記開
拡装置43と同様図18(B)で示すように、基台43
a上に固定した一対の軸支持体43b,43bに電動機
7により駆動する螺軸43cを回転自在に取付けて螺
合体46を螺装する。前記螺合体46には、螺軸43c
と直角方向に移動する移動体47を乗載固定して、基台
43aのレールb6 ,b6 と嵌合する案内ガイドa1
1 を具備した固定板47aが止着されている。
【0037】この固定板47aには図18(C)で示す
ように、螺軸43cと直交する方向で一対の軸支持体4
7b,47bを取付け、前記軸支持体47b,47b間
には、電動機M8 にて駆動する第2の螺軸47cを螺装
し、螺軸47cには移動体47を構成する螺合体48
が、図18(C)の左右方向に案内ガイドa2 ,a2
支持されて移動できるように螺合されている。前記移動
体47の上面には図18(C)で示すように、短手状の
保持片44が止着されており、その先端には鉄心素板2
bの脚鉄部f2 ,f3 を支持する保持棒44aが直立し
て取付けられている。
【0038】前記した鉄心開拡・保持手段41を構成す
る開拡装置43と開拡保持装置45は、図1,図13で
示すように、矩形鉄心12の鉄心素板2a〜2nを移動
させる挟持・移動手段30の回転螺軸31を真中にして
その両側に、鉄心素板2aに近い方から開拡保持装置4
5と開拡装置43とが、それぞれ一対づつ図1の左右方
向に横1列状態となって並設されている。前記開拡装置
43と開拡保持装置45とがそれぞれ一対づつ設置され
ているのは、鉄心素板2a〜2nの各接合部jを有する
継鉄部f,fが、前記接合部jによってそれぞれ片方づ
つ外方に分離するように形成されているためである。
【0039】次に鉄心素板2a〜2nが挿入される巻線
1 ,R2 を載置・固定する巻線固定装置50について
説明する。この巻線固定装置50は図1,図2に示すよ
うに、鉄心組立手段40と鉄心再接合手段61との間に
設置されており、その構造はベース51上に、巻線
1 ,R2 を並置する移動台52が、図1において例え
ば、手動操作にて左右動できるように乗載保持されてい
る。そして、前記移動台52上には、巻線R1 ,R2
乗載固定する固定板体53が取付けられており、巻線R
1 ,R2 は、これを乗載する板材上において、図1で示
すように、巻線R1,R2 を互いにその鉄心挿入孔5
4,54の中心方向に押圧して固定するように前記固定
板体53に取付自在に固定した押圧板55によって固定
保持される。
【0040】前記巻線固定装置50は巻線R1 ,R2
鉄心素板2a〜2nが、変圧器の定格容量によってその
大きさが異なるため、常に固定板体53は、巻鉄心組立
を行う鉄心素板2a〜2nの寸法に合わせて、巻線
1 ,R2 の鉄心挿入孔54,54に鉄心素板2a〜2
nが円滑に挿入できるよう、高さ寸法を調節したものが
前記移動台52上に取付けて使用するように形成されて
いる。従って、鉄心挿入孔54,54と鉄心素板2a〜
2nとは、常に同一線上の位置で対応して巻鉄心組立が
行えるようになっている。
【0041】つづいて、図1及び図2により鉄心再接合
手段61について説明する。この鉄心再接合手段61は
基本的には鉄心素板2a〜2nの鉄心開拡・保持手段4
1を構成する開拡装置43及び開拡保持装置45と同一
構造となっている。即ち、前記鉄心開拡・保持手段41
は鉄心素板2a〜2nをU字状に開く場合に使用するも
のであるが、鉄心再接合手段61は逆に、巻線R1 ,R
2 の鉄心挿入孔54,54から突出する接合部jで開拡
した一対の継鉄部f,fをその接合部jを利用して再接
合させることにより、巻鉄心4を形成する場合に使用す
るものである。
【0042】そして、前記鉄心再接合手段61は、図1
に示すように、巻線R1 ,R2 の鉄心挿入孔54,54
から開拡した一対の継鉄部f,fが突出する方向におい
て、巻線R1 ,R2 に近い方から鉄心素板2aを間にし
て一対の第1の鉄心再閉合装置62,62と、これら第
1の鉄心再閉合装置62,62の外側において、横一列
状に並設した一対の第2の鉄心再閉合装置63,63と
からなり、これら、第1,第2の各鉄心再閉合装置6
2,63の各駆動装置は、図17及び図18で示すよう
に、前述した如く開拡装置43,開拡保持装置45と同
一構造で構成されているので、同一部品は同一符号で説
明し、構造説明は省略する。なお、第1の鉄心再閉合装
置62,62に付設した短手状の保持片44b,44b
には、開拡保持装置45に設けた保持棒44aと同一長
さで形成した上向きの第1の押圧棒64,64が、又、
シリンダC8 に取付けた長手状の保持片42b,42b
には下向きの第2の押圧棒65,65がそれぞれ止着さ
れている。
【0043】前記第1,第2の鉄心再閉合装置62,6
3と、鉄心組立手段40の開拡装置43と開拡保持装置
45との違いは、長手状の開拡片42に取付けた開拡棒
42aが鉄心素板2bの窓孔eに進入して継鉄部f,f
を開拡するか、保持片42bに取付けた押圧棒65が鉄
心素板2aの接合部jを有する継鉄部f,fを外方から
押圧するかの違いである。前記開拡棒42aと押圧棒6
5との役割が違う以外、第1,第2の鉄心再閉合装置6
2,63は、開拡装置43と開拡保持装置45と同様に
電動機M5 〜M8 にてX軸,Y軸方向に移動するように
構成されている。これは、鉄心素板2bの接合部jを有
する継鉄部f,fを外方に開くか、鉄心素板2aの開拡
した継鉄部f,fを原位置に戻すかとの違いはあるもの
の、前記継鉄部f,fを同一位置で開閉させることがで
きるからに他ならない。
【0044】つづいて、図1及び図2に示す70は巻線
1 ,R2 の鉄心挿入孔54,54から突出する継鉄部
f,fを、接合部jで再接合するまで間一時的に直線状
に保持する継鉄部の曲成防止手段で、その構造は、駆動
片を外方に水平に突出させて、鉄心素板2aの開拡され
た継鉄部f,fとほぼ対応する位置まで進退する曲成防
止板71,71aを止着したシリンダ装置C9 ,C
10と、前記並設したシリンダ装置C9 ,C10を載置し
て、レールb7 ,b7 上を曲成防止片71,71aと直
交する方向に移動させる載置板72と、この載置板72
を電動駆動する螺軸73と、更に、曲成防止板71,7
1aを上下方向において形成する板体を、図2で示すよ
うに、それぞれ上,下(鉄心の幅方向)に昇降させて、
広幅な継鉄部f,fの幅寸法に対応して継鉄部f,fの
曲成防止を図るようにした曲成防止板71,71aの間
隔幅調整装置74とによって構成されている。
【0045】なお、前記間隔幅調整装置74と螺軸73
はそれぞれ電動機M9 ,M10により駆動される。そし
て、更に、前記間隔幅調整装置74は図2で示すよう
に、曲成防止板71,71aを形成するそれぞれの板体
が螺軸73aに螺合され、この螺軸73aを電動機M10
にて回動することにより板体の間隔を調整するものであ
る。又、図2に示す75は本発明の巻鉄心組立装置10
の各駆動源(電動機M1 〜M10,シリンダC1 〜C8
を必要に応じて駆動制御する制御装置である。この制御
装置75により、前記鉄心分割手段13,鉄心組立手段
40の鉄心開拡・保持手段41,鉄心再閉合手段61,
曲成防止手段70は、それぞれ巻鉄心の各組立工程にお
いて、シーケンス制御されて巻鉄心の組立が円滑に行う
ことができる。
【0046】次に鉄心素板2a〜2nを巻線R1 ,R2
の鉄心挿入孔54に挿入して図24に示す巻鉄心4を組
立る場合について説明する。本発明においては、最初に
矩形鉄心12を鉄心分割手段13を用いて所要厚さの積
層ブロック毎に分割して鉄心素板2a〜2nを形成し、
次に、この鉄心素板2a〜2nを順次鉄心開拡・保持手
段41によりU字状に開拡し、これを巻線R1 ,R2
挿入して鉄心再接合手段61によりU字状に開拡された
鉄心素板2a〜2nを順次再接合して巻鉄心4を組立る
ようにしたものである。
【0047】最初に、矩形鉄心12を鉄心分割手段13
を用いて1積層ブロック毎に区分して鉄心素板2a〜2
nを形成する場合を図7〜図14について説明する。鉄
心素板2a〜2nを形成する矩形鉄心12は、図7に示
すように、焼鈍を終えた後窓孔eにボス部gを挿通して
搬送台車28に乗載され、ベース15に連接した上部鉄
心搬送台27上を昇降受台14の位置まで移動し、その
まま図7(B)及び図8で示すように、ベース15,1
5間に昇降可能に設けた昇降受台14上に搬送台車28
ごと載置する。矩形鉄心12を昇降受台14まで搬送す
る手段は、人力あるいは搬送台車28を電動駆動させて
搬送すればよく、いづれの手段をとるかは任意に選択す
ればよい。
【0048】又、矩形鉄心12はその搬送中、前記のよ
うに搬送台車28に設けたボス部gが窓孔eに挿通され
て昇降受台14まで搬送するようになっているので、搬
送中に生ずる振動等によって形崩れを起すようなことは
全くない。そして、前記矩形鉄心12を搬送台車28を
介して乗載した昇降受台14は図8のように、ベース1
5の最上端の位置まで制御装置75からの指令信号にて
上昇している。そして、前記昇降受台14上に乗載した
搬送台車28は、図8に示すように、搬送台車28と矩
形鉄心12の継鉄部f,f1 (図7(A)参照)を受け
る受台h,hとの間に隙間Lが生じるように形成されて
いる。
【0049】その上、前記受台h,hは矩形鉄心12の
継鉄部f,f1 のみを受止めているため、脚鉄部f2
3 の下側は前記隙間Lの存在により空所が形成されて
いる。この空所を利用して電動機M2 により駆動する鉄
心受台16,16は、図8において互いに相対する搬送
台車28の方向に進出し、先端の挟幅部分が搬送台車2
8の受台h,hの間から脚鉄部f2 ,f3 の下側に図9
及び図10で示すように進入し、脚鉄部f2 ,f3 下側
の積層端面を下支えする。又、前記鉄心受台16,16
の駆動と同時にその上部側に配置した鉄心押圧体17,
17は、シリンダC,Cにより付勢されて矩形鉄心12
の脚鉄部f2 ,f3 外側を矩形鉄心12の中心方向に押
圧して、脚鉄部f2 ,f3 の水平状態(矩形鉄心12の
矩形状態)を維持する。
【0050】前記のように、搬送台車28上の矩形鉄心
12を図9で示すように、鉄心受台16,16及び鉄心
押圧体17,17により受止め保持すると、昇降受台1
4は電動機M1 により図9に示すように、ベース15,
15間を降下し、図11(A)で示すように、搬送台車
28がベース15に連接した下部鉄心搬送台29の位置
と合致すると停止し、この状態で搬送台車28を下部鉄
心搬送台29上に移し、次に使用する矩形鉄心12を乗
載するところまで移動させ、矩形鉄心12を乗載したら
吊上げ手段等により上部鉄心搬送台27上に移転させ、
次の矩形鉄心12の搬送に備える。なお、昇降受台14
は搬送台車28を下部鉄心搬送台29に移したら、再び
電動機M1 により図12で示す原位置まで上昇し待機し
ている。
【0051】矩形鉄心12を鉄心受台16,16により
受止め、かつ、脚鉄部f2 ,f3 の外側を鉄心押圧体1
7,17にて矩形状態を維持するように保持させたら、
つづいて、昇降台21,21をシリンダC2 ,C2 にて
降下させ、昇降台21,21上に水平移動可能に取付け
た移動板25,25の先端に垂設した押圧棒体26,2
6を図12,13で示すように、矩形鉄心12の窓孔e
(コーナー部に近い部位)に挿入する。矩形鉄心12に
押圧棒体26,26を挿入したら、シリンダC3 ,C3
を駆動して移動板25,25を互いに相反する支持架台
18,18の方向に付勢し、矩形鉄心12の脚鉄部
2 ,f3 を鉄心押圧体17,17との間で挟圧保持す
る。
【0052】前記の状態で、シリンダC1 ,C1 を起動
して押圧板体23,23を降下させる。この場合、図1
3に示すように、押圧板体23,23が必ず矩形鉄心1
2の1積層ブロック(1つの鉄心素板の厚さ)と対応す
るように、電動機M3 を起動して支持体20,20を事
前に位置調整させておく。又、矩形鉄心12の下側を下
支えしている鉄心受台16,16も電動機M2 を駆動し
て、鉄心素板2aを矩形鉄心12から分割できるよう、
事前に1積層ブロック分だけ相反する方向に移動させて
おく。この結果、押圧板体23,23の降下に伴いその
下方端は図13に示すように、最内側の鉄心素板2a
(1積層ブロック)と当接し、そのまま、更に、シリン
ダC1 ,C1 の駆動力により前記押圧板体23,23を
押圧しつづけ、図14で示すように、1積層ブロックの
積層厚に相当する鉄心素板2aのみを矩形鉄心12から
分割し、昇降受台14上に落下保持させる。
【0053】この場合、昇降受台14は矩形鉄心12の
真下の位置で、ベース15,15の最上部の位置まで上
昇させてあるので、分割された鉄心素板2aは落下時の
衝撃をほとんど受けることなく、円滑に昇降受台14上
に載置することができる。鉄心素板2aが昇降受台14
上に載置されると、押圧板体23,23は一旦シリンダ
1 ,C1 により矩形鉄心12の窓孔e内から図12に
示すように上昇し原位置に待機し、次の鉄心素板2bの
分割に備える。なお、鉄心押圧体17,17は引続き矩
形鉄心12の押圧を継続している。
【0054】次に鉄心素板2aが昇降受台14上に載置
されると、昇降受台14は図14に示すように、ベース
15,15内を挟持・移動手段30が作動できる位置ま
で降下する。そして、昇降受台14が定位置まで降下す
ると、図15で示すように鉄心素板2aは、前記挟持・
移動手段30に挟持されて所定位置まで移動する。そし
て、昇降受台14上の鉄心素板2aを挟持する場合は、
最初に電動機M4 を駆動して回転螺軸31を回転し、移
動杆33を昇降受台14側に移動させる。移動杆33の
移動に伴い、移動杆33に設けた第1,第2の挟持片3
4,34aを、図15(A)に示すように、昇降受台1
4の移動杆33と対向する側面及びこの側面の一方と連
接する上面の一部を切欠いて形成した開口部14aを潜
らせて昇降受台14の下側に移動させる。
【0055】第1,第2の挟持片34,34aを昇降受
台14の開口部14aから潜らせて、鉄心素板2aの接
合部jを有しない継鉄部f1 と対応させたら、シリンダ
5にて第2の挟持片34aを図15(A)の左側に移
動させて第1の挟持片34との間の間隔を広くする。つ
づいて、シリンダC4 により第1,第2の挟持片34,
34aを上昇させてその間に継鉄部f1 を挟入し、再び
シリンダC5 にて第2の挟持片34aを第1の挟持片3
4側に戻して鉄心素板2aの継鉄部f1 を図15(B)
のように挟持する。
【0056】前記のように、鉄心素板2aの継鉄部f1
を挟持したら、図15(C)のように、第1,第2の挟
持片34,34aを、電動機M4 の駆動により回転する
回転螺軸31にて移動杆33を図15(B)の右方向に
水平に後退させ、鉄心素板2aを昇降受台14上からそ
の側方に移動する。鉄心素板2aを昇降受台14から移
動させたら、図15(D)で示すように、昇降受台14
を電動機M1 によりベース15,15に沿って上昇させ
るとともに、鉄心素板2aを挟持している第1,第2の
挟持片34,34aを、シリンダC4 にて昇降受台14
の下方端側まで降下させる。つづいて、再度電動機M4
を駆動し、鉄心素板2aを挟持した挟持・移動手段30
を図15(E)で示すように、昇降受台14の下側を潜
らせて、図1及び図2で示すように、鉄心組立手段40
のところまで移動する。即ち、矩形鉄心12から分割し
た鉄心素板2aを前記挟持・移動手段30により挟持し
て、鉄心組立手段40の鉄心開拡・保持手段41まで移
動させる。
【0057】前記のように、鉄心素板2aを挟持・移動
手段30により挟持して昇降受台14から移動させてい
る間に、引続いて、鉄心分割手段13が制御装置75の
指令信号によって起動し、次の鉄心素板2bを矩形鉄心
12から分割する作業を開始する。この分割作業は前記
鉄心素板2aを分割した場合と同様なので、鉄心分割手
段13による鉄心素板2bの分割作業の説明は省略す
る。
【0058】一方、前記鉄心開拡・保持手段41のとこ
ろに移動させた鉄心素板2aは、開拡装置43と開拡保
持装置45によりU字状に開拡される。そして、前記開
拡装置43と開拡保持装置45は、図1に示すように、
鉄心素板2aを間にしてその両側に一対ずつ所定の位置
に設置されており、これら、一対の開拡装置43と開拡
保持装置45とを、制御装置75からの指令信号により
相互に連系駆動させて鉄心素板2aをU字状に開拡する
ものである。
【0059】次に図19(a)〜(e)により鉄心素板
2aを開拡する場合について説明する。先づ、最初に挟
持・移動手段30により移動させた鉄心素板2aは、鉄
心開拡・保持手段41まで移動されると、図19(a)
のように、接合部jを有する一対の継鉄部f,fに近い
脚鉄部f2 ,f3 の部位に、図18で示す開拡保持装置
45の保持棒44a,44aをそれぞれ当接させる。こ
の当接作業は開拡保持装置45の電動機M7 ,M8 を駆
動し、保持片44をX又はY軸方向、即ち、図1の前後
又は左右方向に移動させ、脚鉄部f2 ,f3 の所定位置
に当接させる。
【0060】つづいて、電動機M5 ,M6 を駆動して開
拡棒42aを継鉄部fのコーナー部に位置させ、この状
態で、開拡装置43のシリンダC7 を起動して前記開拡
棒42aを鉄心素板2aの窓孔e内に降下させ、図19
(b)で示すように、開拡棒42a,42aを継鉄部f
のコーナー部に当接させる。この状態で、図19(c)
で示すように、保持棒44a,44aを支点として開拡
棒42a,42aを図19(b)で示すコーナー部から
継鉄部fを開拡する方向に移動させて鉄心素板2aをU
字状に開拡する。この場合、開拡棒42a,42aは図
1において、電動機M5 ,M6 の駆動により開拡片4
2,42を介して左右及び下方向に少し移動させて、継
鉄部f,fを脚鉄部f2 ,f3 と同様に直線状に維持さ
せ、継鉄部f,fが接合部j側に曲成するのを阻止す
る。
【0061】継鉄部f,fを開拡したら、図19
(d),(e)で示すように、開拡した継鉄部f,fに
先細状に形成した金属性の保護キャップ76,76を手
動等により被せる。この際、継鉄部f,fの開拡を保持
している開拡棒42a,42aは、保護キャップ76,
76を被せる間継鉄部f,fから少し離れた位置に移動
させ、保護キャップ76を被せたあとは、図19(e)
で示すように、継鉄部f,fが相対する方向に曲成する
のを阻止して、脚鉄部f2 ,f3 と直線状となるように
継鉄部f,fを付勢保持している。
【0062】次に鉄心素板2aの継鉄部f,fに保護キ
ャップ76を被せたら、図20によって鉄心素板2aを
巻線R1 ,R2 の鉄心挿入孔54,54に挿入する場合
について説明する。図20(a)において、U字状に開
拡された鉄心素板2aは、鉄心の挟持・移動手段30に
より接合部jを有しない継鉄部f1 を挟持して、巻線R
1 ,R2 のところまで直線的に移動させる。この際、開
拡された継鉄部f,fは開拡装置43,43の開拡棒4
2a,42aによって直線的に付勢されているため、鉄
心素板2aはU字状の開拡を良好に維持することができ
る。又、巻線R1 ,R2 の鉄心素板2aの継鉄部f,f
が貫通して突出する方向には、鉄心再接合手段61を構
成する第1,第2の鉄心再閉合装置62,63の各押圧
棒64,64,65(第2の押圧棒65の一方は巻線R
1 ,R2 の上方に待機しているため図示を省略した)
が、制御装置75からの指令信号により、駆動し所定位
置に配置されている。
【0063】そして、前記鉄心素板2aを挟持・移動手
段30により移動させて図20(b)で示すように、巻
線R1 ,R2 の鉄心挿入孔54,54の入口に保護キャ
ップ76,76を被せた継鉄部f,fが到達すると、開
拡装置43,43の開拡棒42a,42aはシリンダC
7 ,C7 にて上昇し、以後鉄心素板2aの移動を妨げな
いように構成されている。又、継鉄部f,fは鉄心挿入
孔54,54に進入を開始することにより、鉄心挿入孔
54,54により直線状態が保持されるため、鉄心素板
2aのU字状態が崩れることはない。
【0064】鉄心の挟持・移動手段30により鉄心素板
2aの継鉄部f,fが巻線の鉄心挿入孔54,54に進
入し、その先端が鉄心挿入孔54,54から突出する
と、図20(c)で示すように、曲成防止手段70の曲
成防止板71,71aがシリンダC9 ,C10にて巻線R
1 ,R2 側に進出し、継鉄部f,fの先端と当接してそ
の直線状態を維持させる。この場合の曲成防止手段70
も制御装置75からの指令信号にて進出する。
【0065】この後、挟持・移動手段30は図20
(d)のように鉄心素板2aを挟持したまま移動し、挟
持・移動手段30の挟持片34aが巻線R1 ,R2 と接
衝する直前でシリンダC5 にて巻線R1 ,R2 側に挟持
片34aを移動して継鉄部f1 の挟持を解く。挟持を解
いた後、挟持・移動手段30は、シリンダC4 により一
旦継鉄部f1 の下側に移動し、更に、電動機M4 により
継鉄部f1 の後側に移動し、つづいて、シリンダC4
て継鉄部f1 と対応する位置まで上昇したら、再度図2
0(e)〜(g)で示すように、継鉄部f1 に第2の挟
持片34aを当接させた状態で電動機M4 により継鉄部
1 の後側を押動して鉄心素板2aの脚鉄部f2 ,f3
を巻線R1 ,R2 に挿入する。シリンダC4 ,C5 及び
電動機M4 の駆動も制御装置75からの指令信号にて行
われる。
【0066】鉄心素板2aの挿入が完了すると、図1及
び図20(h)で示すように、第2の鉄心再閉合装置6
3,63の一方の押圧棒65は、巻線R1 ,R2 の接触
部の位置まで移動し、もう一方の押圧棒65は第2の鉄
心再閉合装置63とそのシリンダC8 にて駆動し曲成防
止板71の近傍位置まで移動し、かつ、降下して次の作
業を行うために待機している。なお、前記鉄心素板2a
の挿入完了時点において、継鉄部f,fに被せた保護キ
ャップ76,76は、人手又は機械的手段にて事前に除
去されている。又、鉄心素板2aを押動した挟持・移動
手段30は原位置に後退し、次の鉄心素板2bを挟持す
るために待機している。
【0067】第2の鉄心再閉合装置63,63の駆動に
よりその押圧棒65,65が図20(h)の如く所定位
置に配置されると、曲成防止板71,71aはシリンダ
9,C10が起動して後退する。この結果、鉄心素板2
aの継鉄部f,fはその支えの除去に伴い、内側方向に
自力の弾性力で曲成して再接合されようとするが、図2
1(a)で示すように、第2の押圧棒65,65により
受止められて曲成を一時中断する。この状態で、前記押
圧棒65の一方は図21(b)で示すように、巻線
1 ,R2 の接合部の位置から一方の継鉄部fのところ
まで第2の鉄心再閉合装置63により移動し他方の押圧
棒65と並行して継鉄部fの曲成を防ぐ。前記押圧棒6
5の移動と同時に、第1の鉄心再閉合装置62の一方が
駆動し、その第1の押圧棒64の一方を移動し、図21
(b)で示すように、継鉄部fの一方を巻線R1 ,R2
端面側に強制的に押圧曲成してその状態を維持する。
【0068】そして、前記継鉄部fの一方が曲成された
ら、第2の押圧棒65の一方が図21(c)で示すよう
に、曲成した継鉄部f側に移動してその押圧を続行する
と同時に、それまで押圧作業を行っていた第1の押圧棒
64の一方は巻線R2 の端部側に移動(後退)する。こ
の状態で、もう一方の継鉄部fが曲成するのを防いでい
た第2の押圧棒65が、図21(d)で示すように、上
昇して鉄心素板2aから離れると、継鉄部fは自力の弾
性力で既に曲成している継鉄部f側に曲成する。この結
果、継鉄部f,fは図21(d)のように接合部jが接
合し再閉合される。
【0069】この場合、あとから曲成された継鉄部fは
自力での曲成のみであるため、図21(e)のように、
第1の押圧棒64の一方が曲成された継鉄部f側に移動
して、これを押圧して曲成状態を確実なものとする。こ
の後、前記継鉄部fの押圧を行った第1の押圧棒64の
一方は巻線R1 側に後退するが、第2の押圧棒65の一
方は前記第1の押圧棒64による押圧時既に接合部jの
位置まで進出して接合部jを外側から押圧しているの
で、鉄心素板2aは図21(f)で示すように、矩形状
態が解除されずそのまま矩形状態を良好に維持してい
る。
【0070】このように、本発明においては、矩形鉄心
12を鉄心分割手段13により所定厚さの1積層ブロッ
クに相当する鉄心素板2aに分割し、鉄心の挟持・移動
手段30にて鉄心組立手段40の鉄心開拡・保持手段4
1のところまで移動させ、前記鉄心開拡・保持手段41
を構成する開拡装置43,43と開拡保持装置45,4
5とを駆動制御して、開拡片42,42と保持片44,
44を電動機M5 〜M8 によりX,Y軸方向に所定の距
離移動させて鉄心素板2aをU字状に開拡する。前記U
字状に開拡した鉄心素板12は、挟持・移動手段30に
て巻線R1 ,R2 側に押動して1動作で巻線R1 ,R2
の鉄心挿入孔54,54に挿入する。
【0071】一方、前記巻線R1 ,R2 の鉄心挿入孔5
4,54から突出する継鉄部f,fは、鉄心の曲成防止
手段70により直線状態が保持されるとともに、鉄心再
接合手段61の第1,第2の鉄心再閉合装置62,63
の第1,第2の押圧棒64,65により、順次前記曲成
防止手段70による継鉄部f,fの直線保持を解消しな
がら、前記開拡した鉄心素板2aの継鉄部f,fを自力
曲成させ、かつ、前記曲成した部位を押圧保持して、次
の鉄心素板2bの巻線R1 ,R2 への挿入に備える。
【0072】このように、鉄心素板2aの分割からU字
状への開拡、巻線R1 ,R2 への挿入から巻線R1 ,R
2 より突出する継鉄部f,fの再閉合作業は、すべて制
御装置75からの指令信号にて作動する電動機・シリン
ダにより駆動する鉄心分割手段13,鉄心挟持手段3
0,鉄心開拡・保持手段41,鉄心再接合手段61,曲
成防止手段70とによって自動的に行うことができる。
【0073】前記の如く、巻鉄心の最内周を構成する鉄
心素板2aの組立が終了したら、図1で示すように、矩
形鉄心12から分割された次の鉄心素板2bが、既に鉄
心開拡・保持手段41のところまで、鉄心の挟持・移動
手段30に搬送されて待機している。そして、鉄心素板
2bを鉄心素板2aと同様に図19(a)〜(e)で示
すように、U字状に開拡する(継鉄部f,fの開拡作業
は説明が重複するため省略する)。
【0074】鉄心素板2bをU字状に開拡したら、図2
2(a),(b)で示すように、開拡した継鉄部f,f
に保護キャップ76,76を被せ、継鉄部f1 を挟持し
た鉄心の挟持・移動手段30にて巻線R1 ,R2 の鉄心
挿入孔54,54に送る。そして、図22(c),
(d)で示す如く、鉄心素板2bの開拡した継鉄部f,
fが巻線R1 ,R2 から突出すると、この継鉄部f,f
は曲成防止手段70の曲成防止板71,71aに受止め
られて自力で曲成するのを防ぐ。
【0075】巻線R1 ,R2 に既に組込まれている鉄心
素板2aの接合部jは、図1及び図22(a)で示すよ
うに、第2の鉄心再閉合装置63,63の一方の押圧棒
65にて押圧保持されているので解離することはない。
挟持・移動手段30により継鉄部f1 を挟持して巻線R
1 ,R2 の鉄心挿入孔54,54に鉄心素板2bの大部
分を挿入したら、前記鉄心素板2aの場合と同様に継鉄
部f1 の挟持を解き、図22(e),(g)で示すよう
に、挟持・移動手段30の第2の挟持片34aを利用し
て継鉄部f1 の後背部を押動し、鉄心素板2bの継鉄部
1 を既に挿入を終えた鉄心素板2aの継鉄部f1 外側
に接触させる(図22(g)参照)。
【0076】鉄心素板2bの挿入が完了したら、開拡し
た継鉄部f,fに被せた保護キャップ76,76を取り
除き、図22(h)で示すように、継鉄部f,fを曲成
防止板71,71aにて開拡状態を維持させる。この状
態で、図23(a)で示すように、前記継鉄部f,fを
開拡していた曲成防止板71,71aを後退させると、
継鉄部f,fの一方は第2の鉄心再閉合装置63,63
の一方の押圧棒65(曲成防止板71側に位置している
もの)に係止されて曲成が阻止されるものの、他方の継
鉄部fは図23(a)で示すように、曲成防止板71a
の後退に伴い支えがなくなることにより、自力の弾性力
により内側方向に傾倒する。
【0077】図23(b)〜(f)に示す鉄心素板2b
の継鉄部f,fの曲成作業は、鉄心素板2aを図21
(b)〜(f)で示すように曲成した工程と同様である
ので詳細な説明は省略するが、基本的には一対の第1,
第2の鉄心再閉合装置62,63を制御装置75から指
令信号にて駆動し、一対の第1,第2の押圧棒64,6
5を、あらかじめ設定した所定のシーケンスに従って作
動させることにより、鉄心素板2bを再接合してその組
込みを終えるものである。
【0078】以下、鉄心素板2c〜2nを順次前記した
工程により、巻鉄心組立装置10を制御装置75からの
指令信号により駆動制御して、図24で示すように、巻
線R1 ,R2 に巻鉄心4を組立るものである。
【0079】本発明は以上説明したように、巻鉄心の組
立に際しては、焼鈍を終えた矩形鉄心12を所定の積層
ブロック毎に順次区分して分割し、この分割した矩形鉄
心12の各鉄心素板2a〜2nを鉄心組立手段40によ
り個々にU字状に開拡し、この開拡した各鉄心素板2a
〜2nは、それぞれ個々に巻線R1 ,R2 の鉄心挿入孔
54,54に組込み、前記巻線R1 ,R2 に組込まれた
鉄心素板2a〜2nは、その開拡された継鉄部f,fを
鉄心再閉合手段62,63により個別に再接合して巻鉄
心4を組立るようにしたもので、矩形鉄心12を積層ブ
ロック毎に分割して鉄心素板2a〜2nを形成する工程
から、U字状に開拡した鉄心素板2a〜2nを巻線
1 ,R2 に組込んだ後、これを再接合する工程までを
ほぼ機械化することにより、巻鉄心の自動組立を可能と
した。
【0080】この結果、作業者の巻鉄心組立作業におけ
る矩形鉄心12の分割から、鉄心素板2a〜2nの巻線
1 ,R2 への挿入、更には、鉄心素板2a〜2nの再
接合作業に伴う個人差を排除することができるので、製
品の品質が一定となり品質のばらつきによる弊害を確実
に解消することができる。又、本発明は、鉄心材料とし
てけい素鋼帯を用いた例について説明したが、これに限
定せず、非晶質磁性合金薄帯(アモルファス磁性材料)
を使用した巻鉄心の組立にも適用できることは言うまで
もない。
【0081】
【発明の効果】請求項1に記載した巻鉄心の組立方法に
おいては、焼鈍を終えた矩形鉄心をその内周側から所定
の積厚寸法毎に分割し、この分割した矩形状の鉄心素板
を次の開拡工程に移動させて接合部を有する継鉄部側を
開拡して前記鉄心素板をU字状に拡げ、この状態で、開
拡した継鉄部に保護キャップを被せた後、該鉄心素板を
開拡したまま巻線の鉄心挿入孔に自動挿入し、つづい
て、巻線の鉄心挿入孔から突出する一対の継鉄部から保
護キャップを取外したら前記開拡した継鉄部を再接合
し、このあと、前記矩形鉄心の分割から鉄心素板の再接
合までの工程を順次繰返すことにより、巻鉄心の自動組
立を可能としたもので、これにより、矩形鉄心の自動分
割から分割した鉄心素板の巻線への自動挿入、及び巻線
に挿入した鉄心素板の自動再接合を可能としたので、巻
鉄心の組立作業を容易に自動化することができる。
【0082】請求項2に記載した巻鉄心の組立方法にお
いては、巻線の鉄心挿入孔を挿通させた矩形状の鉄心素
板の接合部を有する一対の継鉄部は、前記一対の継鉄部
が互いに相対応する方向に曲成しようとするのを一対の
曲成防止手段により開拡状態を維持させ、又、前記開拡
した一対の継鉄部を再接合する場合は、保護キャップを
除去した後、一対の曲成防止手段を継鉄部から除去する
と同時に、片側の継鉄部が曲成するのを前記曲成防止手
段の一方で保持しつつ他側の継鉄部を最初に曲成し、つ
づいて、前記片側の残りの継鉄部を曲成して一対の開拡
した継鉄部を再接合することによって巻鉄心を組立るよ
うにしたので、前記再接合する継鉄部はその接合部の位
置合せを確実に行って再接合を行うことが可能となり、
鉄心特性の優れた巻鉄心を組立ることができる。
【0083】請求項3に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、焼鈍を終えた矩形鉄心を鉄心分割手段により各
積層ブロック毎に分割して矩形状の鉄心素板を個々に形
成し、この鉄心素板を挟持・移動手段により鉄心開拡・
保持手段まで移動させ、この鉄心開拡・保持手段にて接
合部を有する継鉄部側を外側に開放して鉄心素板をU字
状に開拡し、この状態で、開拡した一対の継鉄部に保護
キャップを被せて巻線の鉄心挿入孔に挿入する。そし
て、巻線の鉄心挿入孔から突出する継鉄部を曲成防止手
段にて曲成しないように保持させて保護キャップを開拡
した継鉄部から抜取る。この後、鉄心再接合手段により
前記開拡した継鉄部を再接合することにより、巻鉄心の
組立を行うもので、保護キャップの取付け及び取外しに
一部手作業が伴うものの、矩形鉄心の分割から分割した
鉄心素板の接合部を有する継鉄部の開拡,再接合等一連
の作業を容易に機械化することができ、巻鉄心の生産性
向上を容易にはかることができる。
【0084】請求項4に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、焼鈍を終えた矩形鉄心を、その内周側から鉄心
分割手段によって積層ブロック毎に分割して矩形状の鉄
心素板を形成し、これを鉄心開拡・保持手段によってU
字状に開き、巻線の鉄心挿入孔に順次挿入して巻鉄心の
組立を行うようにしたので、前記分割された矩形状の鉄
心素板は、容易にU字状に開拡できるとともに、巻線に
組込んだ後開拡した継鉄部を再接合する場合、鉄心素板
毎に行うようにしたので、継鉄部の接合部の再接合が容
易に、かつ、確実に行うことができ、これにより鉄心特
性を良好に向上させることができる。
【0085】請求項5に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、前記積層ブロック毎に分割した鉄心素板を鉄心
開拡・保持手段により開拡してU字状に開き、これを巻
線の鉄心挿入孔に挿通し、この後、巻線の鉄心挿入孔か
ら突出する開拡した継鉄部を鉄心再接合手段により再接
合して巻鉄心の組立を行うようにしたので、U字状に開
拡した鉄心素板の開拡及び再接合作業の機械化を容易に
はかることができ至便である。
【0086】請求項6に記載した巻鉄心の組立装置にお
いては、巻線の鉄心挿入孔から突出する鉄心素板の開拡
された一対の継鉄部を、それぞれ曲成防止手段を用いて
突出状態を維持させるとともに、一対の継鉄部の一方を
前記曲成防止手段による突出状態を解除して鉄心再接合
手段にて曲成し、つづいて、もう一方の曲成防止手段に
よる他方の継鉄部の突出状態を解き、これを鉄心再接合
手段により曲成し、前記一対の継鉄部を再接合するよう
にしたので、前記巻線に挿入した鉄心素板は、その開拡
した継鉄部を鉄心再接合手段にて片側づつ曲成して再接
合することができるため、鉄心素板を積層ブロック毎に
巻線に挿入することと相まって、巻鉄心の組立において
最重要課題である継鉄部の接合作業を迅速・容易に、か
つ、確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻鉄心組立装置の全体構成を示す平面
図である。
【図2】同じく巻鉄心組立装置の要部を切って示す正面
図である。
【図3】鉄心分割手段の要部を示す正面図である。
【図4】図4の(A),(B)は矩形鉄心の内側面を外
周面側に付勢する押圧棒体の構造を示す平面図と正面図
である。
【図5】図5の(A),(B)は矩形鉄心の各鉄心素板
を下方に押動して降下させる押圧板体の構造を示す平面
図と正面図である。
【図6】図6の(A),(B)は分割した鉄心素板を保
持する昇降受台の構造を示す要部横断平面図と縦断正面
図である。
【図7】図7の(A),(B)は矩形鉄心を搬送台から
昇降受台に移送する状態を示す平面図である。
【図8】鉄心分割手段に矩形鉄心を搬送した状態を示す
鉄心分割手段の正面図である。
【図9】同じく矩形鉄心を載置して挟持している状態を
示す鉄心分割手段の正面図である。
【図10】同じく図9の平面図である。
【図11】図11の(A),(B)は昇降受台と搬送台
車との関係を示す正面図と平面図である。
【図12】矩形鉄心を押圧棒体にて押圧している状態を
示す鉄心分割手段の正面図である。
【図13】矩形鉄心の分割状態を説明するための説明図
である。
【図14】矩形鉄心から鉄心素板を分割した状態を示す
鉄心分割手段の正面図である。
【図15】図15の(A)〜(E)は鉄心の挟持・移動
手段の動作状態を説明する説明図である。
【図16】鉄心開拡・保持手段を示す正面図である。
【図17】鉄心の開拡装置及び第2の鉄心再閉合装置を
示すもので、図17の(A)は平面図、(B)は要部の
縦断正面図、(C)は同じく要部の縦断側面図である。
【図18】鉄心の開拡保持装置及び第1の鉄心再閉合装
置を示すもので、図18の(A)は平面図、(B)は要
部の縦断正面図、(C)は同じく要部の縦断側面図であ
る。
【図19】図19の(a)〜(e)は鉄心素板をU字状
に開拡する工程を順次説明するための説明図である。
【図20】図20の(a)〜(h)はU字状に開拡した
鉄心素板を巻線に挿入する工程を順次説明するための説
明図である。
【図21】図21の(a)〜(f)は巻線に挿入した鉄
心素板の開拡した継鉄部を再閉合する工程を順次説明す
るための説明図である。
【図22】図22の(a)〜(h)は次層の鉄心素板を
開拡して巻線に挿入する工程を順次説明するための説明
図である。
【図23】図23の(a)〜(f)は同じく巻線に挿入
した次層の鉄心素板の開拡した継鉄部を再閉合する工程
を順次説明するための説明図である。
【図24】巻鉄心を巻線に組込んだ状態を示す斜視図で
ある。
【図25】従来の巻鉄心を組込む状態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2a〜2n 鉄心素板 4 巻鉄心 10 巻鉄心組立装置 12 矩形鉄心 13 鉄心分割手段 14 昇降受台 15 ベース 16 鉄心受台 17 鉄心押圧体 23 押圧板体 26 押圧棒体 30 挟持・移動手段 40 鉄心組立手段 41 鉄心開拡・保持手段 43 開拡装置 45 開拡保持装置 50 巻線固定装置 61 鉄心再接合手段 62 第1の鉄心再閉合装置 63 第2の鉄心再閉合装置 70 曲成防止手段 71,71a 曲成防止板 75 制御装置 f,f1 継鉄部 f2 ,f3 脚鉄部 j 接合部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼鈍を終えた矩形鉄心を所定の積厚寸法
    毎に分割する工程と、分割した矩形状の鉄心素板の接合
    部を有しない継鉄部を挟着して鉄心素板を開拡位置まで
    移動させる工程と、前記移動させた鉄心素板をその接合
    部を有する継鉄部側を外方に開いてU字状に開拡する工
    程と、前記U字状に開拡した鉄心素板の接合部を有する
    一対の継鉄部に保護キャップを被せる工程と、前記保護
    キャップを被せたU字状の鉄心素板を巻線の鉄心挿入孔
    に挿入する工程と、接合部を有しない継鉄部の挟着を解
    き、かつ、巻線の鉄心挿入孔から突出する矩形鉄心の接
    合部を有する継鉄部を直線上に保持させた状態で保護キ
    ャップを除去する工程と、前記保護キャップを外した継
    鉄部を再接合する工程とを備えたことを特徴とする巻鉄
    心の組立方法。
  2. 【請求項2】 前記矩形鉄心の開拡された継鉄部を巻線
    の鉄心挿入孔から突出させたとき、前記開拡された継鉄
    部を曲成防止手段にて開拡状態を維持し、この状態で、
    前記開拡された継鉄部に被せた保護キャップを取外し、
    この後、前記継鉄部の開拡状態を維持している曲成防止
    手段を順次除去して開拡した継鉄部を再接合するように
    したことを特徴とする請求項1記載の巻鉄心の組立方
    法。
  3. 【請求項3】 焼鈍を終えた矩形鉄心を所定の積層ブロ
    ック毎に分割する鉄心分割手段と、前記分割された鉄心
    素板を開拡位置まで接合部を有しない継鉄部を挟持して
    移動させる挟持・移動手段と、前記継鉄部を挟持した鉄
    心素板の接合部を有する継鉄部を外方に開いて前記鉄心
    素板をU字状に開拡・保持する鉄心開拡・保持手段と、
    前記開拡した鉄心素板の一対の継鉄部に被冠した保護キ
    ャップと、前記開拡した鉄心素板を挟持・移動手段によ
    り直線上に移動させて巻線の鉄心挿入孔に挿入し、か
    つ、前記鉄心素板の巻線の鉄心挿入孔から突出する接合
    部を有する一対の継鉄部から保護キャップを除去して前
    記一対の継鉄部を再接合する鉄心再接合手段と、前記接
    合部を有する継鉄部が巻線の鉄心挿入孔から突出した後
    これを再接合するまで直線上に保持する曲性防止手段
    と、更に、前記各手段を駆動制御する制御装置とを備え
    て構成したことを特徴とする巻鉄心の組立装置。
  4. 【請求項4】 前記矩形鉄心を積層ブロック毎に分割す
    る鉄心分割手段は、ベース内を昇降する昇降受台と、昇
    降受台上に搬送された矩形鉄心の下側を分割する積層ブ
    ロック部分を除いて受止める鉄心受台と、前記矩形鉄心
    の矩形状態を維持する鉄心押圧体と、矩形鉄心の上方に
    配置されて矩形鉄心を内側から鉄心押圧体の方向に押圧
    する押圧棒体と、矩形鉄心を所定の積層ブロック毎に下
    方に押動して矩形鉄心から積層ブロックを形成する鉄心
    素板を積層ブロック毎に前記昇降受台上に降下乗載させ
    る押圧板体と、更に、前記昇降受台,鉄心受台,鉄心押
    圧体,押圧棒体,押圧板体の各作動を駆動制御する制御
    装置とを備えて構成したことを特徴とする請求項3記載
    の巻鉄心の組立装置。
  5. 【請求項5】 前記鉄心開拡・保持手段と鉄心再接合手
    段との間に、矩形鉄心を積層ブロック毎に分割して設け
    た鉄心素板を挿入する巻線を配置し、前記矩形鉄心から
    分割された鉄心素板を開拡,再接合する手段は、矩形鉄
    心から分割された鉄心素板の接合部を有する継鉄部をU
    字状に開拡する手段及び前記開拡した一対の継鉄部を巻
    線への挿入後曲成押圧して再閉合する開拡・押圧手段
    と、前記一対の継鉄部の開拡及び再閉合を補助的に押圧
    ・保持する手段とによって構成し、前記各手段を、これ
    らを縦横及び上下方向に駆動する電動機,シリンダから
    なる駆動源と、これら駆動源を駆動制御する制御装置と
    によって作動させるようにしたことを特徴とする請求項
    3記載の巻鉄心の組立装置。
  6. 【請求項6】 前記曲成防止手段は、巻線の鉄心挿入孔
    から突出する鉄心素板の一対の継鉄部と対応して配置し
    た一対の曲成防止板と、この曲成防止板を、巻線の鉄心
    挿入孔の手前まで進退させ、かつ、前記一対の継鉄部間
    の間隔及び幅寸法に対応して駆動させる電動機、シリン
    ダからなる駆動源と、前記駆動源を駆動制御する制御装
    置とを備えて構成したことを特徴とする請求項3記載の
    巻鉄心の組立装置。
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