JP2001076951A - 巻鉄心の成形方法及び成形装置 - Google Patents

巻鉄心の成形方法及び成形装置

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JP2001076951A
JP2001076951A JP25522199A JP25522199A JP2001076951A JP 2001076951 A JP2001076951 A JP 2001076951A JP 25522199 A JP25522199 A JP 25522199A JP 25522199 A JP25522199 A JP 25522199A JP 2001076951 A JP2001076951 A JP 2001076951A
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真澄 白石
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非晶質磁性合金薄帯を1ターンカット方式で
巻回した円形な巻鉄心を、労力を要することなく、迅速
・確実に矩形成形することにある。 【解決手段】 円形の巻鉄心21の継鉄部a,a間に配
置される一対の成型金型c,c1 及びこの成形金具型
c,c1 間に圧入される板状の型板e,e1 とによって
巻鉄心21を内側から矩形成形する型金Aと、矩形成形
した巻鉄心21aの一対の脚鉄部b,b間を所定の寸法
に維持するために金属板をU字状に形成して、前記巻鉄
心21aを自重により縦長方向に収容して外側から矩形
状に成形保持させる成形保持金具Bとにより、巻鉄心2
1,21aの矩形成形及び矩形状態の維持を円滑・良好
に可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非晶質磁性合金薄
帯からなる1ターンカット方式の巻鉄心を効率よく成形
するようにした巻鉄心の成形方法と成形装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば、配電用変圧器には、その
鉄心材料として非晶質磁性合金薄帯(以下、アモルファ
ス鉄心という)を使用した変圧器鉄心が種々開発され実
用化されている。前記変圧器鉄心として用いるアモルフ
ァス鉄心は、磁性合金の溶融体を超急冷して製造するも
ので、鉄損が非常に小さく優れた磁気特性を備えてお
り、このアモルファス鉄心を用いて巻鉄心を製造する場
合は、例えば、一対の継鉄部のうち、一方の継鉄部にバ
ットジョイントやラップジョイント等の接合部を備えた
所謂、1ターンカット方式の巻鉄心が今日多く使用され
ている。
【0003】前記1ターンカット方式の巻鉄心は、例え
ば、帯状のアモルファス鉄心を、1ターン毎にあらかじ
め設定した所定の長さ寸法で切断した単位鉄心を複数枚
(20〜30枚)にまとめて単位鉄心素体を設け、この
単位鉄心素体を更に、複数段に積層して単位鉄心ブロッ
ク(以下、単に積層ブロックという。)を形成し、巻鉄
心の組立に際しては、前記積層ブロックを円形に巻回し
て単位鉄心素体の両端を順次階段状にずらしながら突合
わせて接合し、この積層ブロックを、必要層数前記同様
に順次巻回積層して所定の積層厚となした1ターンカッ
ト方式の円形に巻回した巻鉄心を形成していた。
【0004】前記巻鉄心は、巻線に組込んで変圧器本体
を形成するために、形付け焼鈍を行う前に鉄心自体を円
形から矩形状に成形する必要があった。前記巻鉄心を円
形から矩形状に成形加工する場合は、例えば、一例とし
て図23,24に示すような方式が採用されていた。
【0005】即ち、図23において、円形に巻回した巻
鉄心1を図示しないプレス等の押圧手段により楕円形に
押圧し、つづいて、巻鉄心1の内側に型金2を圧入す
る。この型金2は図23に示すように、一対の外側型金
2a,2aとこの外側型金2a,2aの間に挿入される
内側型金2bとからなり、この内側型金2bを図示しな
い押圧手段により押圧して圧入し、外側型金2a,2a
を巻鉄心2を図23の左右方向に押動させることによ
り、円形の巻鉄心1を矩形状に成形していた。
【0006】この後、更に、図24に示すように、前記
型金2により矩形状に成形した巻鉄心1の外周面の4ケ
所に、押圧板3,4を当接して互いに相対応する押圧板
3,3,4,4同士をボルト5,ナット6を用いて締着
することにより、巻鉄心1の矩形状態を維持させ、この
状態を保持して歪取り及び形付けの焼鈍を行っていた。
焼鈍後は巻鉄心1を矩形状に維持していた押圧板3,4
や型金2を取外して矩形状の巻鉄心1aの製造を行って
いた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記巻鉄心1
を矩形状に維持する場合、巻鉄心1の外側から押圧板
3,4を押圧し、かつ、各押圧板3,4をボルト5,ナ
ット6を用いて、巻鉄心1に装着することにより、巻鉄
心1の矩形状態を保持するようにしていたが、この場
合、押圧板3,4の取付け・取外しはほとんどが人手に
頼っていたので、巻鉄心1の焼鈍作業の前・後作業は非
常に手間がかかり非効率であるばかりか、非効率に伴い
巻鉄心1の量産化を妨げる大きな要因となっていた。
【0008】しかも、前記巻鉄心1の材料であるアモル
ファス鉄心は、従来から使用しているけい素鋼帯に比べ
て非常に薄く(約1/10)かつ、弾力性(撓み性)に
富んでいるため、前記巻鉄心1を矩形状態に保持する場
合、押圧板3,4を常に一定の締付力で締付ることが難
しく、前記締付力の不均一に伴い、例えば、締付力が弱
い場合は焼鈍後の形付けが旨く行えず、巻鉄心を巻線に
組込むのに多大な労力を要したり、逆に、締付力が強過
ぎると、アモルファス鉄心の磁気特性が微少に変化し
て、アモルファス鉄心からなる巻鉄心を、ほぼ均一な磁
気特性によって製造することが難しくなるという問題が
あった。
【0009】本発明は、前記の問題点に鑑み、アモルフ
ァス鉄心の特性を有効に活用して巻鉄心の成形作業を迅
速・確実に、かつ、簡易に、しかも、経済的に行うよう
にした巻鉄心の成形方法と成形装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解消するために、非晶質磁性合金薄帯を所定の径寸法
で1ターン巻回する毎に切断し、その切断端を次層を巻
回する非晶質磁性合金薄帯の巻回端と突合せる等して接
合部を有する1ターンカット方式の巻鉄心において、前
記巻鉄心は、この巻鉄心を矩形状に成形する型金を押圧
手段により挿入して円形状態から矩形状態に成形加工
し、前記矩形状に成形した巻鉄心を転回手段により横倒
しの状態から起立させ、前記起立させた巻鉄心を、継鉄
部の内側に型金を介して掛止具を係合して吊上手段にて
縦長方向に吊持し、縦長方向に吊持した巻鉄心を矩形状
に成形保持するU字状に枠組した成形保持金具に自重に
て縦長方向に垂下収容させて、巻鉄心を前記成形保持金
具と型金とによって矩形保持するようにしたことを特徴
とする。
【0011】又、本発明において、前記巻鉄心は、成形
保持金具に接合部を有する継鉄部を下向にして縦長方向
に垂下収容するようにしたことを特徴とする。
【0012】本発明において、巻鉄心の矩形成形手段
は、巻鉄心の継鉄部間に配置される一対の成型金型及び
この成形金具間に圧入される板状の型板とによって巻鉄
心を内側から矩形成形する型金と、巻鉄心の一対の脚鉄
部間を所定の寸法に維持するために金属板をU字状に形
成して、前記巻鉄心を自重により縦長方向に収容して外
側から矩形状に成形保持させる成形保持金具とによって
構成したことを特徴とする。
【0013】又、本発明は、前記巻鉄心の成形装置にお
いて、成形保持金具はU字状の間隔を矩形成形する巻鉄
心の脚鉄部間の間隔に対応して任意に可変できるように
構成したことを特徴とする。
【0014】本発明は、アモルファス鉄心を1ターンカ
ット方式で円形に巻回した巻鉄心を矩形状に成形加工す
る場合、円形状の巻鉄心の内側に、前記巻鉄心を内側か
ら矩形成形する型金をプレス等の押圧手段により圧入し
て、巻鉄心をほぼ矩形状態に加工し、この後、前記巻鉄
心を、更に、吊上手段により縦長方向に吊上げ、巻鉄心
の脚鉄部間を所定の間隔に維持するようU字状に形成し
た成形保持金具に自重を利用して収容することにより、
巻鉄心の矩形状態を維持するようにした。
【0015】従って、本発明においては、円形に巻回し
た1ターンカット方式の巻鉄心は、特別に労力を要する
ことなく、迅速・容易に成形加工でき、かつ、確実に矩
形状態を良好に維持することができる。又、矩形成形し
た巻鉄心を矩形状態に維持する成形保持金具に収容する
場合は、アモルファス鉄心の弾力性と自重力とを有効に
利用することにより、巻鉄心は吊上手段を用いることに
より、前記成形保持金具に円滑・良好に収容して、その
ままの状態での矩形維持が可能となるため、利便であ
る。
【0016】更に、本発明においては、巻鉄心を成形保
持金具に収容する場合、巻鉄心の1ターンを形成する接
合部を備えた継鉄部を下向きにして収容することによ
り、前記接合部は、巻鉄心自体の重量が加えられている
ことと、成形保持金具の保持枠体部分に支承されている
ことによって、接合部分がアモルファス鉄心の弾性力に
より開放されようとするのを良好に抑止して、閉合状態
の維持を可能としたので、前記接合部の一部が開放され
た状態で焼鈍作業を行うことによって生じる、接合部の
閉合不完全に伴う巻鉄心の磁気特性の低下を未然に、か
つ、確実に回避することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1ない
し図11によって説明する。最初に、図1において、1
1は非晶質磁性合金薄帯(以下、アモルファス鉄心鋼板
という)をあらかじめ設定された所定長さ寸法に切断
し、これを巻回して巻鉄心を形成するための切断・巻回
装置を示し、前記切断・巻回装置11は、アモルファス
鉄心鋼板12を巻回した複数(本実施例では5個)のド
ラム13と、前記各ドラム13から巻き戻されたアモル
ファス鉄心鋼板12を複数枚重ね合わせた状態で切断装
置14まで給送する送りローラ15と、送りローラ15
から給送されたアモルファス鉄心鋼板12を切断する前
記切断装置14と、この切断装置14にて切断したアモ
ルファス鉄心鋼板12を巻取軸16に巻取り用のベルト
17を介して順次円形状に巻回する鉄心巻取機18とに
よって構成されている。
【0018】次に、前記切断・巻回装置11により1タ
ーンカット方式の巻鉄心を巻回する場合について説明す
る。まず、複数のドラム13から巻き戻したアモルファ
ス鉄心鋼板12をそれぞれ重ね合わせて積層し、これを
送りローラ15によりあらかじめ設定した所定の長さ寸
法で順次切断装置14の位置まで送って切断する。つづ
いて、前記所定の長さ寸法で切断された各鉄心素板19
を例えば、整列台19a上で階段状に複数層積層して鉄
心素板群20を形成し、この鉄心素板群20を鉄心巻取
機18の巻取軸16に、巻取り用のベルト17を介して
順次円形状に巻回して円形の巻鉄心21を巻回する。な
お、図1において、22は切断装置14,送りローラ1
5,鉄心巻取機18等の駆動・停止を自動制御するため
のコントローラである。
【0019】次に、前記鉄心巻取機18にアモルファス
鉄心鋼板12を1ターンカット方式で巻回して形成した
円形の巻鉄心21を矩形成形する場合について説明す
る。前記のように、巻鉄心21を巻回したら鉄心巻取機
18から巻鉄心21を取外す。この際、前記巻鉄心21
にはアモルファス鉄心鋼板12の巻回に当り、最内層と
最外層にはけい素鋼帯からなる内側補強枠23と外側補
強枠24とがそれぞれ巻回されている(図2参照)。
【0020】前記鉄心巻取機18から取外した円形の巻
鉄心21は、図2に示すように、巻鉄心21の外周面
(継鉄部a,a及び脚鉄部b,bに該当する部分)に4
枚の押圧板25a,25a,25b,25bを当てが
い、互いに相対する押圧板25a,25aと25b,2
5bをそれぞれ巻鉄心21の中心方向にプレス等の押圧
手段(図示せず)により押圧して楕円状に変形させ、こ
の状態で、巻鉄心21内の継鉄部a,a間に図2に示す
ように一対の成形金型c,c1 を挿入する。
【0021】前記成形金型c,c1 を巻鉄心21内に挿
入したら、更に、各押圧板25a,25a,25b,2
5bを図2に示す矢印方向への押圧しつづけて巻鉄心2
1の楕円状態を維持しながら、前記成形金型c,c1
設けた凹溝d,d1 間に、複数の板状の型板e,e
1 (図3参照)を、それぞれ所定の凹溝d・d,d1
1 間に図示しない圧入手段(圧入プレス)を使用して
圧入する。前記型板e,e 1 の圧入により巻鉄心21は
図3に示すように、成形金型c,c1 と型板e,e 1
らなる成形用の型金Aによって、ほぼ矩形状に巻鉄心2
1aを成形加工することができる。なお、巻鉄心21a
の成形加工に際して、最初に、円形の巻鉄心21に成形
金型c,c1 を挿入し、この状態で型板e,e1 を成形
金型c,c1の凹溝d・d,d1 ・d1 間に圧入して巻
鉄心21をある程度矩形状に成形した後、巻鉄心21の
外側を押圧板25a,25bを用いて押圧することによ
り、巻鉄心21aを成形加工するようにしてもよい。
【0022】前記のようにして円形の巻鉄心21を矩形
状に成形加工したら、この矩形状の巻鉄心21aは、図
4に示すように、ローラコンベア25上を横倒しの状態
にして搬送し、そのまま図4に示す転回手段26上に移
送し乗載する。
【0023】そして、前記巻鉄心21を乗載した転回手
段26は、図4に示すように、内側側面(鉄心乗載側)
を直角形状に、外側面は半円状に形成した板体を所定の
間隔を保って配置した一対の転回枠27,27a間に回
転自在に介挿した巻鉄心移動用の複数のローラ部材2
8,28aと、前記転回枠27,27aの外側面下側を
回動自在に支承する回転受体29,29と、これら回転
受体29,29を介して転回枠27,27aとローラ部
材28,28aとからなる転回台30を約90°の範囲
で転回可能に載置保持する基台31と、一方の転回枠2
7aの側面に装着されて前記転回枠27aの外側面の弧
状部と同一の曲率半径で形成した歯車部材32と、この
歯車部材32と噛合して転回台30を約90°の範囲で
起立、転倒させるための平歯車33と、この平歯車33
を駆動させる電動機34とからなる。
【0024】前記のように、巻鉄心21aを図4に示す
ように、転回手段26の水平なローラ部材28上に搬送
したら、転回手段26の転回台30を、図4に示す状態
から図5に示すように90°転回させて、巻鉄心21a
を横倒しの状態から90°反転させ、脚鉄部b,bの一
方をローラ部材28a上に乗載した状態で転回台30上
に起立させる。前記転回台30を転回する場合は、電動
機34を起動して平歯車33を図4において時計方向に
回動し、この平歯車33と噛合する転回台30の歯車部
材32を介して前記転回台30を図4において時計方向
に90°転回し、ローラ部材28aを水平方向に移動し
て巻鉄心21aを図5に示すように、転回台30の転回
を利用して起立させる。
【0025】つづいて、前記転回手段26の転回によ
り、横倒し状態から起立させた巻鉄心21aは、図6に
示すように、クレーンとかチェーンブロック等からなる
吊上手段(図示せず)の吊上金具35の先端を巻鉄心2
1aの窓内に掛止する。この後、吊上手段を駆動し、巻
鉄心21aを転回台30より持上げて吊上げる。前記巻
鉄心21aの吊上げに際しては、吊上金具35を巻鉄心
21aの1ターンを形成するための接合部a1 を有しな
い継鉄部a(図3参照)に型金Aを介して掛止し、巻鉄
心21aを図9に示すように、縦長方向に位置させて吊
上げるようにする。
【0026】前記吊上手段により吊上げた巻鉄心21a
は、図9に示すように、これを矩形状態に維持する成形
保持金具Bに収納し、後述する焼鈍作業が終了するまで
前記巻鉄心21aの矩形状態を維持させる。前記成形保
持金具Bは、図7,8で示すように、金属板をほぼU字
状に曲成して形成した保持枠体36と、この保持枠体3
6の各保持片37,37a間を巻鉄心21aの脚鉄部
b,b間の寸法に維持するための支持棒38,38aと
からなる。
【0027】そして、前記支持棒38,38aは、図8
に示すように、保持枠体36の保持片37,37a背部
に、この保持片37,37aと直交して取付けた固定具
39の保持片の端部から突出する突端に植設した係止ピ
ン40が嵌合する図示しない係合穴を有し、係止ピン4
0を係合穴に係合させることにより、支持棒38,38
aは図7のように、保持片37,37a間に架設され
て、保持片37,37aが巻鉄心21aを収納すること
によって背面側に反り返るのを良好に回避することが可
能となる。
【0028】前記成形保持金具Bに巻鉄心21aを収納
する場合は、吊上金具35を巻鉄心21aの窓内に型金
Aを介して掛止して図示しない吊上手段を駆動し、前記
巻鉄心21aを転回台30から吊上げて図9に示すよう
に、巻鉄心21aを縦長方向に位置させながら、所定の
成形保持金具Bの上方位置まで吊上げて移動させ、この
後、巻鉄心21aを吊上手段にて徐々に降下し、図10
に示すように、巻鉄心21aの一方の継鉄部a側に位置
する接合部a1 を下向きにした状態で、保持枠体36の
上部開口から保持片37,37a上端のテーパー部を滑
動させながら前記保持枠体36に収納する。
【0029】この際、巻鉄心21aは、吊上金具35を
介して吊上手段に吊持されているものの、吊上手段にて
徐々に降下させることにより、自重を利用して保持枠体
36内を降下して図11に示すように、収納枠体36に
収納される。前記巻鉄心21aを収納する保持枠体36
は、その保持片37,37aの間隔が巻鉄心21aを矩
形維持できる寸法で形成されているので、前記巻鉄心2
1aは保持枠体36に収納することにより円滑に矩形維
持させることができる。
【0030】しかも、前記巻鉄心21aは、その鉄心材
料がけい素鋼帯より約1/10と薄いアモルファス鉄心
鋼板12を使用している関係上、型金Aにより矩形成形
されているものの、弾力性に富んでいるため、保持枠体
36に収納する場合、脚鉄部b,bが良好に撓み保持片
37,37aを拡開することなく、円滑に挿入して収納
するすることができる。又、前記保持片37,37aは
支持棒38,38aによって一定間隔に保持されている
ので、巻鉄心21aの挿入により拡開することは全くな
い。
【0031】このように、本発明においては、円形な巻
鉄心21aを矩形成形する場合、矩形成形用の型金Aと
成形保持金具Bとを使用することにより、特別に手間や
労力を要することなく、迅速・確実に成形作業を行うこ
とができる。しかも、巻鉄心21aを保持枠体36に収
納する場合、巻鉄心21aの接合部a1 を下向きにして
収納するため、前記接合部a1 、即ち、接合部a1 を有
する継鉄部aは、巻鉄心21a自体の重量による荷重を
受けることになるため、保持枠体36の使用と相まって
接合部a1 が開離しようとするのを良好に阻止し、この
状態で磁場焼鈍を行うことができるので、接合部a1
無定形に開離することによって生ずる磁気特性の低下を
良好に抑制することができる。
【0032】巻鉄心21aの矩形成形加工が終了した
ら、巻鉄心21aを矩形成形金具Bに収納した状態で焼
鈍炉に収容し、磁場焼鈍を行う。磁場焼鈍を終えた巻鉄
心21aは、図示しない焼鈍炉から図11に示すように
成形保持金具Bに収納したまま引出す。焼鈍炉から引出
した巻鉄心21aは矩形成形時とは逆の操作により、外
側の成形状態維持用の成形保持金具Bから引出す。即
ち、保持枠体36の保持片37,37aを一定間隔に維
持する支持棒38,38aを固定具39との係止を解い
て保持枠体36から図8のように引外す。
【0033】この場合、巻鉄心21aは磁場焼鈍により
矩形状態に形付けされているとともに、巻鉄心21aの
窓内には型金Aが設置された状態になるため、矩形状態
が崩れることはない。保持枠体36から支持棒38,3
8aを外したら、吊下手段の吊上金具35を巻鉄心21
aの窓内に型金Aを介して掛止し、巻鉄心21aを吊上
げて成形保持金具Bから抜取る。この際、巻鉄心21a
は保持枠体36に挟持された状態となっているので、巻
鉄心21aの吊上げ時は保持枠体36を手で軽く押さえ
ていることにより、巻鉄心21aは磁場焼鈍により弾力
性が消失しているので、保持枠体36より簡易に引き出
すことができる。
【0034】前記のようにして吊上手段により、巻鉄心
21aを成形保持金具Bから引き出したら、前記吊上手
段を利用して、例えば、図13に示す一対の脚台42,
42a上に横倒しの状態で乗載する。この後、巻鉄心2
1aの窓内から内側の成形用の型金Aを除去する。前記
型金Aを除去しても、巻鉄心21aはその内,外周面に
配置した内,外両補強枠23,24によって形崩れする
ことなく矩形状態を維持している。なお、前記型金A
は、図12に示すように、次に説明する巻鉄心21aの
脚鉄部b,bに接着部を形成した後除去するようにして
もよい。
【0035】そして、巻鉄心21aを脚台42,42a
上に乗載したら、図12,13に示すように、巻鉄心2
1aの積層端面の一方に脚鉄部b,bのみにおいて接着
剤を、一定の間隔を保って塗布して複数の接着部43を
形成する。これら接着部43には、例えば、JIS C
2317に規定する電気用ポリエステルフィルム加工紙
(ポリエチレンテレフタレートフィルムと、これに緩衝
作用を及ぼすために貼り合わせた絶縁紙とからなり、以
下単に絶縁加工紙という)を貼着して脚鉄部b,bの上
半分を被覆する。
【0036】即ち、前記絶縁加工紙は、図13に示すよ
うに、脚鉄部b,bの積層端面側の幅寸法を有してコ字
状に折曲して橋絡部fを設けるとともに、この橋絡部f
と連接する折曲部gは、脚鉄部b,b周面の幅寸法の半
分の長さ寸法で折曲することにより、コ字状の貼付部材
44,44を形成する。そして、これら貼付部材44,
44は、そのフィルム面を表として絶縁紙(裏面)部分
の橋絡部分fを巻鉄心21aに設けた接着部43に接着
させることにより、脚鉄部b,bの上側面(図13に示
す上半部)を図13で示すように、貼付部材44,44
により包み込むようにして被覆する。
【0037】つづいて、巻鉄心11の脚鉄部b,bの下
半部を被覆する場合について説明する。この場合も前記
と同様にコ字状に曲成した貼付部材を用いるが、脚鉄部
b,bの下半部を被覆するコ字状の貼付部材45,45
には、図13で示すように、内面(裏面)となる絶縁紙
部分の橋絡部f1 に、常温硬化性のエポキシ樹脂等から
なる接着剤を所定の間隔で塗布することにより、複数の
接着剤部44aを形成する。
【0038】そして、前記貼付部材45,45の貼付に
当っては、図13に示すように、巻鉄心11の脚鉄部
b,bの下側に位置する積層端面に、上側の貼付部材4
4,44と同様に橋絡部f1 を当接して貼着することに
より、脚鉄部b,bの下側面(下半部)を貼付部材4
5,45にて包み込むようにして被覆する。この結果、
巻鉄心21aの脚鉄部b,bは図14に示すように、上
下一対の貼付部材44,45の橋絡部f,f1 と折曲部
g,g1 にて、巻鉄心21aの積層端面及び内,外周面
を完全に覆うことができる。
【0039】前記のようにして、巻鉄心21aの脚鉄部
b,bに貼付部材44,45の取付けを終えたら、各貼
付部材44,45の折曲部g,g1 (自由端)同士及び
折曲部g,g1 (自由端)と脚鉄部b,bとを、図15
に示すように、脚鉄部b,bの内,外周面において、粘
着テープ46を用いて相互に接着(粘着テープ46に代
えて接着剤により折曲部g,g1 を脚鉄部b,bに仮止
めするようにしてもよい)する。この結果、巻鉄心21
aの脚鉄部b,bに、橋絡部f,f1 及び折曲部g,g
1 を接着した状態で貼付部材44,45を取付けるよう
にしたので、脚鉄部b,bは図15のように、貼付部材
44,45に被覆された状態で保持される。
【0040】このように、巻鉄心21aの脚鉄部b,b
は、図15で示すように、絶縁加工紙からなる貼付部材
44,45を取付けることにより、焼鈍によって脆くな
っているアモルファス鉄心鋼板12が欠損したり、剥落
するのを良好に防ぐことができ、かつ、巻鉄心21a自
体の形崩れを防ぎ、その剛性強化をはかって自立性を高
める。これは、貼付部材44,45にフィルムと絶縁紙
とを組合せた比較的腰の強い絶縁部材を使用しているた
めである。又、フィルムの代りにクラフト紙を複数枚重
ねたものを貼付部材44,45として使用するようにし
てもよい。
【0041】巻鉄心21aに貼付部材44,45を貼付
したら、前記巻鉄心21aを図示しない吊上手段等によ
り例えば、ローラコンベア47上に滑動板48を介して
乗載する(図16参照)。次に、巻鉄心21aの接合部
1 が位置する継鉄部aを、外側補強枠24の固定を解
いて、前記接合部a1 を利用して外方に向けて開く。即
ち、巻鉄心21aを矩形状態から図16で示すように、
平面形状がU字状となるように開拡する。
【0042】前記のようにして継鉄部aをその接合部a
1 において開放したら継鉄部aの尖端から脚鉄部b,b
部分に図16で示すように、先端を先細状に折曲して形
成した黄銅等からなる挿入保護帽49を当接する。この
挿入保護帽49は、巻鉄心21aの開放した継鉄部aの
先端が、巻線50への挿入時その鉄心挿入孔51(図1
6参照)の入口等と衝接して欠損したり、内,外方向に
傾倒して巻線50への挿入作業を困難にするという問題
の解決をはかっている。
【0043】一方、巻鉄心21aが挿入される前記巻線
50は、図16で示すように、ローラコンベア47の途
中に設けた巻線固定装置52に一対並行に乗載して固定
する。この巻線固定装置52は巻線50,50が巻鉄心
21aを組込む際に揺動するのを防ぐようにしたもの
で、載置台53上に乗載した一対の巻線50を係止板5
4(図では1枚のみ図示)により挟持固定するもので、
この係止板54は図16で示すように、巻線50,50
を挟持した状態で載置台53上に乗載・固定される。
【0044】前記巻線50,50への巻鉄心21aの挿
入に際しては、開放した継鉄部aの挿入保護帽49の外
側に円錐状に曲成したガイドカバー55を被せ、この状
態で、滑動板48によりローラコンベア47上を滑動さ
せて巻鉄心21aを巻線50,50側に移動させ、巻鉄
心21aの脚鉄部b,bを巻線50,50の鉄心挿入孔
51,51に1動作で挿入する(図17参照)。
【0045】前記巻鉄心21aの巻線50,50への挿
入時、その脚鉄部b,bは貼付部材44,45によって
剛性が強化されているので、巻鉄心21aは自重変形し
たりアモルファス鉄心鋼板12の欠損等を生じさせるこ
となく、迅速・容易に巻線50,50への挿入を行うこ
とができる。又、巻鉄心21aの接合部a1 を有しない
継鉄部a側は、図12のように、特別に補強材等を用い
ての剛性強化がはかられていないので、この継鉄部aの
撓み力が有効に利用でき、即ち、巻鉄心21aの巻線5
0への挿入時、接合部a側を開放した継鉄部a,aと巻
線50の鉄心挿入孔51,51との位置が決めを容易に
行うことができる。
【0046】前記巻線50,50への巻鉄心21aの脚
鉄部b,bの挿入が終了したら、図17で示すように、
巻線50,50から突出している巻鉄心の継鉄部a,a
に被せてあるガイドカバー55(図17では除去ずみ)
と挿入保護帽49を、巻鉄心21aの挿入方向あるいは
その反対側から引き抜く等して図18で示すように取り
外す。この後、巻鉄心21aの開放された継鉄部aの最
内層側より順次図19で示すように、開放前の状態(内
側)に折り曲げ、その接合部a1 を図19で示すように
再接合し、更に、外側補強枠24を重合した部分をスポ
ット溶接により固定することによって、図20に示すよ
うに、巻鉄心21aの再組立を終える。
【0047】前記のように、巻鉄心21の再組立を終え
たら、図19,20に示すように、巻線50の軸方向端
面と巻鉄心21aの継鉄部a,aとの間に絶縁スペーサ
56を挿着して巻線50,50と巻鉄心21aとを固定
する。この後、巻鉄心21aの継鉄部a,aに、それぞ
れクランプ部材(図示せず)を、巻線50,50の両端
面との間に巻線押えを介して止着し、この状態で巻鉄心
21aを図示しないケースに収容・固定し、絶縁油をケ
ースに定量充填することによってアモルファス鉄心変圧
器の製造を終える。
【0048】なお、成形保持金具Bは、金属板をU字状
に配置して形成した場合について説明したが、これに限
定することなく、例えば、図21,22に示すように、
L形に形成した保持片37c,37dの各底部を、互い
に近づけたり遠ざけたりすることができるように、即
ち、スライドできるように構成し、前記保持片37c,
37dを互いに相対する方向,あるいは相反する方向に
一定の距離移動できるように構成し、巻鉄心21aの大
きさが異なっても、1個の成形保持金具B’によって容
易に対処できるようにしても本発明は成立する。
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、アモル
ファス鉄心を1ターンカット方式で円形に巻回した巻鉄
心を矩形状に成形加工する場合、円形状の巻鉄心の内側
に、前記巻鉄心を内面から矩形成形する型金をプレス等
の押圧手段により圧入して、巻鉄心をほぼ矩形状態に加
工し、この後、前記巻鉄心を、更に、吊上手段により縦
長方向に吊上げ、巻鉄心の脚鉄部間を所定の間隔に維持
するようU字状に形成した成形保持金具に自重を利用し
て収納することにより、巻鉄心の矩形状態を維持するよ
うにしたので、円形に巻回した1ターンカット方式の巻
鉄心は、特別に労力を要することなく、迅速・容易に矩
形状に成形加工でき、かつ、確実に矩形状態を良好に維
持することができる。
【0050】又、矩形成形した巻鉄心を、矩形状態に維
持する成形保持金具に収容する場合、アモルファス鉄心
鋼板の弾力性と自重力を有効利用することにより、巻鉄
心は吊上手段を利用して前記保持金具に円滑・良好に降
下収納することが可能となり、即ち、巻鉄心は矩形保持
金具に挿入するだけで、矩形維持が可能となるため、利
便である。
【0051】更に、本発明においては、巻鉄心を成形保
持金具に収容する場合、巻鉄心の1ターンを形成する接
合部を下向きにして収容することにより、前記接合部
は、巻鉄心自体の重量が加えられていることと、成形保
持金具の保持枠体部分に支持されていることによって、
接合部分がアモルファス鉄心鋼板の弾性力により開放さ
れようとするのを良好に抑止して、閉合状態の維持を可
能としたので、前記接合部の一部が開放された状態で焼
鈍作業を行うことによって生じる、接合部の閉合不完全
に伴う巻鉄心の磁気特性の低下を未然に、かつ、確実に
回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】非晶質磁性合金薄帯を切断し、巻回する装置の
概略構成図である。
【図2】円形の巻鉄心を矩形成形する場合を示す説明図
である。
【図3】円形の巻鉄心を矩形成形した状態を示す平面図
である。
【図4】矩形成形した巻鉄心を転回手段に搬送した状態
を示す説明図である。
【図5】転回手段を反転させて巻鉄心を起立させた状態
を示す説明図である。
【図6】転回手段により起立させた巻鉄心を吊上手段に
よって吊上げる状態を示す説明図である。
【図7】巻鉄心の矩形成形状態を維持する矩形成形金具
の斜視図である。
【図8】矩形成形金具の要部を示す斜視図である。
【図9】巻鉄心を矩形成形金具に収納する直前の状態を
示す説明図である。
【図10】矩形成形金具に巻鉄心を収納する途中を示す
説明図である。
【図11】巻鉄心を矩形成形金具に収納して矩形状態を
維持している状況を示す斜視図である。
【図12】焼鈍を終えた巻鉄心の脚鉄部に貼付部材を取
付ける前の状態を示す平面図である。
【図13】巻鉄心と貼付部材とを分離して示す斜視図で
ある。
【図14】巻鉄心に貼付部材を取付けた状態を示す斜視
図である。
【図15】貼付部材を取付けた巻鉄心の斜視図である。
【図16】巻鉄心を巻線に挿入する前の状態を示す斜視
図である。
【図17】巻鉄心を巻線に組込んだ状態を示す斜視図で
ある。
【図18】巻線に巻鉄心を挿入した状態を示す平面図で
ある。
【図19】巻線に挿入した巻鉄心を再接合している状態
を示す平面図である。
【図20】巻鉄心の組立が終了した状態を示す斜視図で
ある。
【図21】矩形成形金具の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図22】同じく縦断面図である。
【図23】従来の円形の巻鉄心を矩形成形する場合を示
す斜視図である。
【図24】同じく、矩形成形した巻鉄心の矩形維持状態
を示す巻鉄心の平面図である。
【符号の説明】
21 巻鉄心(円形) 21a 巻鉄心(矩形) 26 転回手段 35 吊上金具 36 保持枠体 37,37a 保持片 A 型金 B 成形保持金具 a 継鉄部 b 脚鉄部 a1 接合部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶質磁性合金薄帯を所定の径寸法で1
    ターン巻回する毎に切断し、その切断端を次層を巻回す
    る非晶質磁性合金薄帯の巻回端と突合せる等して接合部
    を有する1ターンカット方式の巻鉄心において、前記巻
    鉄心は、この巻鉄心を矩形状に成形する型金を押圧手段
    により挿入して円形状態から矩形状態に成形加工し、前
    記矩形状に成形した巻鉄心を転回手段により横倒しの状
    態から起立させ、前記起立させた巻鉄心を、継鉄部の内
    側に型金を介して掛止具を係合して吊上手段にて縦長方
    向に吊持し、前記縦長方向に吊持した巻鉄心を矩形状に
    成形保持するU字状に枠組した成形保持金具に自重にて
    縦長方向に垂下収容させて、巻鉄心を前記成形保持金具
    と型金とによって矩形保持するようにしたことを特徴と
    する巻鉄心の成形方法。
  2. 【請求項2】 前記巻鉄心は、成形保持金具に接合部を
    有する継鉄部を下向にして縦長方向に垂下収容するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の巻鉄心の成形方
    法。
  3. 【請求項3】 非晶質磁性合金薄帯を所定の径寸法で1
    ターン巻回する毎に切断し、その切断端を次層を巻回す
    る非晶質磁性合金薄帯の巻回端と突合せる等して接合部
    を有する1ターンカット方式の巻鉄心において、前記巻
    鉄心は、巻鉄心の継鉄部間に配置される一対の成型金型
    とこの成形金具間に圧入される板状の型板とによって巻
    鉄心を内側から矩形成形する型金と、巻鉄心の一対の脚
    鉄部間を所定の寸法に維持するために金属板をU字状に
    形成して、前記巻鉄心を自重により縦長方向に収容して
    外側から矩形状に成形保持させる成形保持金具とによっ
    て、矩形成形するようにしたことを特徴とする巻鉄心の
    成形装置。
  4. 【請求項4】 前記巻鉄心の成形装置において、成形保
    持金具はU字状の間隔を矩形成形する巻鉄心の脚鉄部間
    の間隔に対応して任意に可変できるように構成したこと
    を特徴とする請求項3記載の巻鉄心の成形装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009130149A (ja) * 2007-11-26 2009-06-11 Aichi Electric Co Ltd 巻鉄心製造設備における鉄心材料の供給装置
KR101229789B1 (ko) 2011-11-14 2013-02-05 이주철 롤형 금속판의 자동 성형장치
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WO2020199372A1 (zh) * 2019-04-04 2020-10-08 青岛云路先进材料技术股份有限公司 非晶合金立体卷铁芯及其单框

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