JPH10106402A - 車両用パワーシートスイッチ - Google Patents

車両用パワーシートスイッチ

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JPH10106402A
JPH10106402A JP8259233A JP25923396A JPH10106402A JP H10106402 A JPH10106402 A JP H10106402A JP 8259233 A JP8259233 A JP 8259233A JP 25923396 A JP25923396 A JP 25923396A JP H10106402 A JPH10106402 A JP H10106402A
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seat
switch
slider
knob
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Makoto Sasaki
誠 佐々木
Hiroshi Sato
浩史 佐藤
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Alps Electric Co Ltd
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N2/00Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
    • B60N2/02Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles the seat or part thereof being movable, e.g. adjustable
    • B60N2/0224Non-manual adjustments, e.g. with electrical operation
    • B60N2/0226User interfaces specially adapted for seat adjustment
    • B60N2/0228Hand-activated mechanical switches

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  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 つまみを変更することなく、汎用のスイッチ
を使用でき、かつ、つまみのがたつきも防止でき、ロー
コストで車両用パワーシートスイッチの低騒音化を図る
ことができる車両用パワーシートスイッチを提供する。 【解決手段】 ハウジング19内に配設した複数の座部
操作用つまみ用スイッチ7,8,9と、スイッチ7,
8,9のレバー61と連動され、かつ面方向のどの方向
にもスライド自在とされた座部操作用スライダ14と、
スライダ14に結合されて、スライダ14を介してスイ
ッチ7,8,9のレバー61を操作する座部操作用つま
み1とを有し、スライダ14の突起部24に弾接する一
対の線バネ18,18を、付勢力の方向が互いに逆方向
になるようにハウジング19に取り付けると共に、線バ
ネ18の突起部24との接触部分を略円弧状に屈曲形成
して、付勢力をスライダ14のスライド方向に抗するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートの前
後方向などの位置調整を行なう車両用パワーシートスイ
ッチに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用シートの座部および背もた
れ部の位置調整を行なう車両用パワーシートスイッチが
提案されている。
【0003】一般に車両用シートは、座部と、背もたれ
部とを有している。そして、このような車両用シートに
設けられる従来の車両用パワーシートスイッチは、車両
用シートの近傍に取付けられて、車両用シートの座部の
前後方向の位置、上下方向の位置を調整するつまみと、
このつまみの上部に配置され、車両用シートの背もたれ
部の傾斜位置を調整する別のつまみとからなつている。
これらのつまみは、内部に組み込まれているスイッチ部
の操作軸に直接嵌装されていた。また、つまみのがたつ
きを防止する部材も組み込まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の車両用パワーシートスイッチでは、前記両つまみに
よってスイッチ部を動作させているが、これらのスイッ
チ部は専用のものであって仕様を変更してスイッチ部を
変更すると、直接嵌装されるつまみも変更せざるを得
ず、つまみは照光機能を持たせたり、表示が施されてい
るため高価なのでコストがかかり、ユーザーのニーズに
応じて容易に仕様の変更をしにくいものであった。そこ
で、つまみを変更せずに、例えば、仕様の異なる汎用の
スイッチを使用でき、かつつまみのがたつきも防止でき
るものが要望されている。
【0005】本発明の課題は、つまみを変更することな
く、汎用のスイッチを使用でき、かつ、つまみのがたつ
きも防止でき、ローコストで車両用パワーシートスイッ
チの低騒音化を図ることができる車両用パワーシートス
イッチを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題は、ケース内に
配設した複数のスイッチと、これらのスイッチの操作部
に結合され、かつ面方向のどの方向にもスライド自在と
された駆動体と、前記駆動体に結合されて、駆動体を介
して前記スイッチの操作部を操作するつまみとを有し、
前記つまみ若しくは前記駆動体の受け部に弾接する一対
の線バネを、付勢力の方向が互いに逆方向になるように
前記ケースに取り付けると共に、前記線バネの前記受け
部との接触部分を略円弧状に屈曲形成して、前記付勢力
を前記駆動体のスライド方向に抗するようにした手段に
より解決される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の車
両用パワーシートスイッチを図に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施の形態の車両用パワーシートスイッ
チを示す要部断面図、図2は車両用パワーシートスイッ
チのケースを省略し線バネのみを示す全体の正面図、図
3は車両用パワーシートスイッチの分解斜視図、図4は
図3の線バネを取り付けてあるハウジングの裏面図、図
5は車両用パワーシートスイッチの非操作状態を示す中
央断面図、図6は車両用パワーシートスイッチの操作状
態を示す中央断面図、図7はそのスライダの斜視図、図
8はそのスライダと線バネとの関係を摸式的に示す説明
図、図9はそのスライダと揺動スイッチのレバー部分を
一部を切り欠いて示す説明図、図10はその揺動スイッ
チの斜視図、図11はその揺動スイッチの分解斜視図、
図12(a),(b),(c)はその揺動スイッチの平面図、正面
図及び側面図、図13はその揺動スイッチのレバー傾倒
状態の説明図である。
【0008】本発明の一実施の形態の車両用パワーシー
トスイッチは車両のシート(図示せず)の近傍に取付け
られる。これらの図において、1は座部操作用つまみ、
2は背もたれ部操作用つまみ、3はカバー、4は第1の
ターミナル、5は第2のターミナル、6はウエハー、
7,8,9は座部操作用揺動スイッチ、10,11は背
もたれ部操作用揺動スイッチ、12はコネクタ、13は
第3〜7のターミナル、14は駆動体である座部操作用
スライダ、15,16は背もたれ部操作用スライダ、1
7はコイルスプリング、18,18は一対の線バネ、1
9はハウジング、20は座部操作用ラバー、21,21
は背もたれ部操作用ラバーである。
【0009】車両用パワーシートスイッチは、座部操作
用つまみ1と、背もたれ部操作用つまみ3とを具備して
いる。ハウジング19とカバー3によって形成される四
角箱内に、前記座部操作用つまみ1と、背もたれ部操作
用つまみ2と、座部操作用ラバー20と、背もたれ部操
作用ラバー21,21と、そして座部操作用スライダ1
4の突出軸と、背もたれ部操作用スライダ15,16の
突出軸以外の各部材が収納されている。
【0010】座部操作用スライダ14には、その上面側
に2本の突出軸22,23が突設され、2本の突出軸2
2,23の根元には対向して線バネ18,18が弾接さ
れる突起部(受け部)24,24が突設されている。突
出軸22,23の外周面には、円周方向に沿つて一対の
円弧状の突起部22a,23aがその周方向に沿ってそ
れぞれ形成されている。なお、本実施の形態では突起部
24,24を突出軸22,23に設けたが、座部操作用
つまみ1側に設けてもよい。また、座部操作用スライダ
14の下面側には、後述するウエハー6のスライド支持
突起部25上に載置されて座部操作用スライダ14のス
ライド動作をガイドさせるための4つのガイド突起部2
6,26…が一体的に垂下されている。そして、座部操
作用スライダ14は、ハウジング19の内底面と共に図
2の紙面に沿ったどの方向にもスライド可能に支持され
ており、したがってハウジング19の四角形状の開口部
27,27から突出している突出軸22,23も、開口
部27内のどの方向にもスライド可能となっている。
【0011】また、座部操作用スライダ14の下面側に
は、該座部操作用スライダ14の移動によってそれぞれ
駆動される座部操作用揺動スイッチ7,8,9がウエハ
ー6に実装されて配置されている。そして、座部操作用
スライダ14の下面には連結部(リブ)14a,14
a,14aが、中央に長手方向に沿ってまた両側面に形
成され、これら連結部14aの下端に、各座部操作用揺
動スイッチ7,8,9の揺動レバー61を動作させる一
対のカム部28a,28bがそれぞれ形成されている。
一対のカム部28a,28bは、図5に示すように、下
向きで内側に対向した傾斜部からなり、非操作時(図
5)に座部操作用揺動スイッチ8(7,9)のレバー6
1の両端上縁部(図9の接触部E)に突き当たってい
る。また、連結部14a及び一対のカム部28a,28
bの一部が座部操作用揺動スイッチ8(7,9)のレバ
ー61の凹部にオーバーラップして配置されている。な
お、38は連結部14aのカム部28a,28b間に形
成された切欠き部である。ところで、座部操作用揺動ス
イッチ7,8,9は、図3等に示すように、一列に配列
されるが、中央の座部操作用揺動スイッチ8はそのレバ
ーを配列方向に沿って配置し、他の2つの座部操作用揺
動スイッチ7,9はそのレバーを配列方向に直交して配
置してある。したがって、座部操作用揺動スイッチ7,
9のレバー用の一対のカム部28a,28b及び28
a,28bと、座部操作用揺動スイッチ8のレバー用の
一対のカム部28a,28bとは、直交して配置されて
いる。そして、図2に示すように、座部操作用スライダ
14の中央のカム部28a,28bは座部操作用揺動ス
イッチ8のレバー61の側板部64,64間に配置さ
れ、座部操作用スライダ14の両端のカム部28a,2
8bは座部操作用揺動スイッチ7,9のレバー61の側
板部64,64間にそれぞれ配置されているので、座部
操作用スライダ14を図2の左右方向にスライドさせる
と、座部操作用揺動スイッチ8のレバー61は座部操作
用スライダ14の中央のカム部28a,28bによって
揺動されるが、座部操作用スライダ14の両端のカム部
28a,28bは座部操作用揺動スイッチ7,9のレバ
ー61の側板部64,64間の空間をスライドするだけ
で該レバー61,61とも揺動されない。また、座部操
作用スライダ14を図2の上下方向にスライドさせる
と、座部操作用揺動スイッチ7,9のレバー61は座部
操作用スライダ14の両端のカム部28a,28bによ
って揺動されるが、座部操作用スライダ14の中央のカ
ム部28a,28bは座部操作用揺動スイッチ8のレバ
ー61の側板部64,64間の空間をスライドするだけ
で該レバー61は揺動されない。
【0012】背もたれ部操作用スライダ15,16に
は、その上面側に1本の突出軸29,30がそれぞれ突
設されおり、これらの突出軸29,30にも一対の円弧
状の突条29a,30aが形成されている。また、背も
たれ部操作用スライダ15,16の下面側に該背もたれ
部操作用スライダ15,16の移動によってそれぞれ駆
動される背もたれ部操作用揺動スイッチ10,11がウ
エハー6に実装されて配置されている。背もたれ部操作
用スライダ15,16は、それぞれ直交する一方向にス
ライド可能に支持されており、したがって突出軸29,
30もそれぞれ直交する一方向にスライド可能である。
【0013】また、座部操作用スライダ14の突出軸2
2,23の先端には座部操作用つまみ1が嵌合取付され
ている(なお、この座部操作用つまみ1は車両に実際に
装備するときは、水平方向に配列される)。一方、背も
たれ部操作用スライダ15,16の突出軸29,30は
上下方向(車両に実際に装備するとき)に配列され、こ
れらの突出軸29,30の先端に背もたれ部操作用つま
み2が嵌合取付されている。なお、本車両用パワーシー
トスイッチは、例えば、図3に示す矢印F側が車両の前
方向に、矢印B側が後方向に位置し、矢印U側が上方
に、矢印D側が下方に位置する状態に配置されている。
【0014】線バネ18は、図2及び図7に示すよう
に、コイル部18aと、コイル部18aから引き出され
た一端側の係止部18bと、コイル部18aから引き出
された他端側の圧接部18cからなっている。この圧接
部18cは、先端寄りで円弧状に屈曲形成されて構成さ
れており、この円弧状に凹んだ部分に座部操作用スライ
ダ14の突出軸22,23の突起部24,24がそれぞ
れ弾接される。
【0015】ハウジング19は下部が開口された四角箱
状に形成され、図3に示すように、その上板面には、開
口部27,27,31,31が形成されている。また、
図4に示すように、ハウジング19の内底面には、開口
部27,27の両側に線バネ18のコイル部18aが嵌
合されるピン32,32が突設され、これらの開口部2
7,27の周りに突条が形成されて該突条の外壁面3
3,33に線バネ18の係止部18bが突き当たる。そ
して、一対の線バネ18,18は、ハウジング19に取
り付けられた状態で、図4及び図5等に示すように、各
圧接部18c,18cの付勢力は逆方向に向いて座部操
作用スライダ14の突出軸22,23の突起部24,2
4にそれぞれ弾接されている。このように、各圧接部1
8c,18cの付勢方向が逆方向で、かつ圧接部18c
は円弧状に形成されているので、座部操作用スライダ1
4がどの方向に移動しても、例えば、図4の上下方向に
移動しても突出軸22,23の突起部24,24に付勢
力が加わり、がたつきを防止できる。
【0016】ウエハー6は、その下面側に第1のターミ
ナル4と第2のターミナル5が2層配置にしてかしめ等
によって接続固定され、また上面側にコネクタ12、座
部操作用揺動スイッチ7,8,9、背もたれ部操作用揺
動スイッチ10,11等がかしめ等によって接続固定さ
れている。また、ウエハー6の上面側にコネクタ12と
各部材を接続する第3〜7のターミナル13,13…が
配設されている。またウエハー6の上面には、4つの四
角柱状のスライド支持突起部25,25…が突設されて
ハウジングの内底面と共に座部操作用スライダ14を挾
み込んで前述したように上下左右どの方向にもスライド
可能に支持している。
【0017】座部操作用つまみ1は合成樹脂より形成さ
れ、図1に示すように、外殻部34と、この外殻部34
の裏面側に設けられ、座部操作用スライダ14の突出軸
22,23をそれぞれ嵌合する嵌合筒部35,35とを
備えている。嵌合筒部35の内周面には、その周方向に
沿って溝部36が設けられており、溝部36に突出軸2
2,23の突起部22a,23aが係合する。
【0018】なお、背もたれ部操作用つまみ2も合成樹
脂より形成され、図示していないが、外殻部と、この外
殻部の裏面側に設けられ、背もたれ部操作用スライダ1
5,16の突出軸29,30をそれぞれ嵌合する2つの
嵌合筒部とを備えている。また嵌合筒部の内周面には、
その周方向に沿って溝部が設けられており、溝部36に
突出軸29,30の突条29a,30aが係合する。
【0019】座部操作用ラバー20、背もたれ部操作用
ラバー21は例えばゴム材からなり、突出軸22,2
3、突出軸29,30を貫通させる丸孔20a,20
a、21a,21aがそれぞれ穿設されている。これに
より、突出軸22,23、突出軸29,30が突出して
いるハウジング19の開口部27,27及び開口部31
を塞いでゴミ等の異物あるいは水等が侵入しないように
している。
【0020】ここで、座部操作用揺動スイッチ7,8,
9及び背もたれ部操作用揺動スイッチ10,11に使用
されている揺動スイッチについて図10〜図13を参照
して説明する。図11及び図13に示すように、汎用の
スイッチの一種である揺動スイッチ8(他の揺動スイッ
チ7,9,10,11等も同じであるので説明を省略す
る)はベース51を有し、そのベース51内には、第1
及び第2の可動接片52,53がそれぞれ独立して収容
される収納部54,54を形成するための壁部55,5
5が側板51a,51a間に一体的に形成されている。
側板51a,51aの上部にはレバー61を揺動自在に
支持する軸受用孔51b,51bが穿設されている。
【0021】収納部54には、第1の可動接片52の略
中間部を支持する中央支持板56と、第1の可動接片5
2の中央両側縁の切欠き部が嵌合される規制突起部57
と、規制突起部57の両側に凹部を形成するように突設
された突起部58,58と、第1の可動接片52の揺動
によりその両端部と接触する第1の固定接点59a,5
9bが配設されている。また、もう1つの収納部54に
も、前記収納部54と同様に、第2の可動接片53の略
中間部を支持する中央支持板56と、第2の可動接片5
3の中央両側縁の切欠き部が嵌合される規制突起部57
と、規制突起部57の両側に凹部を形成するように突設
された突起部58,58と、第2の可動接片53の揺動
によりその両端部と接触する第2の固定接点60a,6
0bが収容されている。なお、両中央支持板56,56
は逆向きに配置されている。したがって、図2では第1
の可動接片52部分の縦断面を示してあるが、第2の可
動接片53の断面は図2の左右を逆にした状態となり、
図2のレバー61の状態では第2の可動接片53は第2
の固定接点60bに接触し、第2の固定接点60aには
接触していない。第1,2の可動接片52,53は、そ
の中央両側縁に形成された切欠き部52a,53aと、
切欠き部52a,53aを形成する切り起し片部52
b,53bと、両端を延設されて第1の固定接点59
a,59b,第2の固定接点60a,60bに離接され
る接点部52c,53cとが設けられている。第1,2
の可動接片52,53の下面中央付近で中央支持板56
の立上り部56aにより揺動自在に支持され、一方、第
1,2の可動接片52,53の上面上を駆動棒62,6
2が圧接されながら摺動される。
【0022】レバー61は底板部63とその両縁から立
ち上げ形成した一対の側板部64,64からなり、これ
らの側板部64,64の上部外面にはベース51の軸受
用孔51b,51bに挿入される軸部65,65がそれ
ぞれ突設されている。レバー61の底板部63の両揺動
端上縁部に座部操作用スライダ14の一対のカム部28
a,28bが係合し、座部操作用スライダ14のスライ
ド動作によってレバー61を揺動させる。66はレバー
61の底板部63の両揺動端下縁部にそれぞれ垂下され
た突起部で、突起部66,66はベース51の上面端に
当接してレバー61が必要以上に揺動するのを規制して
いる。67はレバー61に設けられ、コイルスプリング
69を介して駆動棒62を収納する収納穴、68はレバ
ー61の揺動方向の両下端縁部にそれぞれ垂下された突
起である 次に、揺動スイッチの動作について説明する。座部操作
用つまみ1を操作しないレバー61の中立位置(図11
及び図5)では、第1の可動接片52の一端は第1の固
定接点59a,59bの一方の固定接点59bと接触し
ている。また、この中立位置では第2の可動接片53の
一端は、第2の固定接点60a,60bの一方の固定接
点60aと接触し、両スイッチ部ともスイッチオフ状態
にある。この状態から座部操作用つまみ1を操作して、
レバー61を反時計回り方向に回動させると、駆動棒6
2が第1の可動接片52上を第1の固定接点59a方向
に、第1の可動接片52を押圧しながら摺動する。そし
て、駆動棒62が中央支持板56を超えると、第1の可
動接片52は中央支持板56を中心にして時計回り方向
に揺動し、図13に示すように、第1の可動接片52の
他端は第1の固定接点59aと接触し、他方の固定接点
59bとは非接触状態となって、一方のスイッチ部でス
イッチの切換え動作が行われる。なお、レバー61の回
動によって駆動棒62も第2の可動接片53上を固定接
点60a方向に摺動するが、第2の可動接片53は第2
の固定接点60aと既に接触した状態にあり、揺動する
ことはなく、他方のスイッチ部においてはその切換え動
作は行われない。
【0023】なお、図11の状態から、レバー61を反
時計回り方向に回動させると、上述とは逆に、他方のス
イッチ部で切換え動作が行われ、一方のスイッチ部の切
換え動作は行われない。
【0024】ここで、これらの座部操作用揺動スイッチ
7,8,9あるいは背もたれ部操作用揺動スイッチ1
0,11と、座部操作用スライダ14あるいは背もたれ
部操作用スライダ15,16による動作の関係を説明す
る。座部操作用揺動スイッチ8のレバー61の揺動中心
は軸部65であるが、図9に示すように、座部操作用ス
ライダ14の一対のカム部28a,28bが係合するレ
バー61の底板部63の両揺動端上縁部は、前記軸部6
5より低く設定されている。したがって、座部操作用揺
動スイッチ8のレバー61の操作力が加わる作用点
(E)が軸部65より低いので、汎用の揺動スイッチ8
の高さを低くでき、装置の薄形化を図れる。また、座部
操作用揺動スイッチ8の底板部63上の一対の側板部6
4,64間に凹部Sを形成してあるので、この凹部S内
に座部操作用スライダ14の連結部14aと一対のカム
部28a,28bの一部をオーバーラップして収容で
き、一層、装置の薄形化を図れる。なお、座部操作用揺
動スイッチ8と座部操作用スライダ14とで説明した
が、座部操作用スライダ14と他のスイッチ7,9、あ
るいはスイッチ10,11と座部操作用スライダ15,
16も同様の関係になっている。
【0025】次に、前記実施の形態の動作を図5及び図
6を参照して説明する。ここでは、説明を判り易くする
ために座部の前後動作をさせるスイッチ操作について述
べる。図5に示すように、座部操作用スライダ14はウ
エハー6のスライド支持突起部25及びハウジング19
の内底面によって紙面に直交する面方向にスライド可能
となっている。
【0026】図5の非操作時には、座部操作用揺動スイ
ッチ8のレバー61は中立位置にあり、座部操作用スラ
イダ14の一対のカム部28a,28bはレバー61の
揺動端の両上縁部に当接している。また、座部操作用ス
ライダ14の突出軸22,23の突起部24,24には
線バネ18,18の圧接部18c,18cがそれぞれ逆
方向に弾接されている。まず、座部操作用つまみ1を図
5の左方向にスライドさせると、座部操作用スライダ1
4も左方向にスライドする。すると、座部操作用スライ
ダ14のカム部28aによって座部操作用揺動スイッチ
8のレバー61の右上端縁部が押され、結局、レバー6
1は軸部65を中心にして時計方向に揺動して図6の状
態となり、前述したように座部操作用揺動スイッチ8が
作動する。これに伴い、図示しない電気的駆動手段が作
動して、前記座部が前進する。前記座部操作用つまみ1
の右方向のスライド動作の際、前述したように両側の座
部操作用揺動スイッチ7,9のレバー61,61は動作
されない。次いで、座部操作用つまみ1より手を放す
と、座部操作用スライダ14及びレバー61の復元力に
より座部操作用スライダ14及びレバー61は図5の位
置まで復帰してスイッチがオフされて座部の前進動が停
止する。
【0027】なお、座部操作用つまみ1の後部(図3の
矢印B側)を上下(図3の矢印U−D方向)動させる
と、座部の後部が上下動し、また、座部操作用つまみ1
全体を上下(図3の矢印U−D方向)動させるとき、両
方がスライドし、座部全体が上下動するようになつてい
る。
【0028】このような前記実施の形態にあっては、ケ
ースを構成するハウジング19内に配設した複数のスイ
ッチ(座部操作用揺動スイッチ)7,8,9と、これら
のスイッチ7,8,9のレバー61と連動され、かつ面
方向のどの方向にもスライド自在とされた座部操作用ス
ライダ14と、座部操作用スライダ14に結合されて、
座部操作用スライダ14を介してスイッチ7,8,9の
レバー61を操作する座部操作用つまみ1とを有し、座
部操作用つまみ1若しくは座部操作用スライダ14の突
起部24に弾接する一対の線バネ18,18を、付勢力
の方向が互いに逆方向になるようにハウジング19に取
り付けると共に、線バネ18の突起部24との接触部分
を略円弧状に屈曲形成して、付勢力を座部操作用スライ
ダ14のスライド方向に抗するようにしたため、座部操
作用つまみ1をそのままでスイッチの形態を例えば揺動
スイッチからスライドスイッチに変更しても、座部操作
用つまみ1とスイッチ7,8,9との間に座部操作用ス
ライダ14を介しているので、座部操作用つまみ1を変
更することなく、必要であればスライダ14を小変更す
ることにより、汎用のスイッチを使用でき、かつ、どの
ようなスイッチを使用した場合も座部操作用つまみ1の
がたつきも防止でき、ローコストで車両用パワーシート
スイッチの低騒音化を図ることができる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、つまみを
そのままでスイッチの形態を変更しても、つまみとスイ
ッチとの間に駆動体を介しているので、つまみを変更す
ることなく、汎用のスイッチを使用でき、かつ、つまみ
のがたつきも防止でき、ローコストで車両用パワーシー
トスイッチの低騒音化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の車両用パワーシートス
イッチを示す要部断面図である。
【図2】本発明の車両用パワーシートスイッチのケース
を省略し線バネのみを示す全体の正面図である。
【図3】本発明の車両用パワーシートスイッチの分解斜
視図である。
【図4】図3の線バネを取り付けてあるハウジングの裏
面図である。
【図5】本発明の車両用パワーシートスイッチの非操作
状態を示す中央断面図である。
【図6】本発明の車両用パワーシートスイッチの操作状
態を示す中央断面図である。
【図7】そのスライダの斜視図である。
【図8】そのスライダと線バネとの関係を摸式的に示す
説明図である。
【図9】そのスライダと揺動スイッチのレバー部分を一
部を切り欠いて示す説明図である。
【図10】その揺動スイッチの斜視図である。
【図11】その揺動スイッチの分解斜視図である。
【図12】(a),(b),(c)はその揺動スイッチの平面図、
正面図及び側面図である。
【図13】その揺動スイッチのレバー傾倒状態の説明図
である。
【符号の説明】
1 座部操作用つまみ 7,8,9 座部操作用揺動スイッチ 14 座部操作用スライダ 18 線バネ 18c 圧接部 19 ハウジング 24 突起部(受け部) 61 レバー(操作部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に配設した複数のスイッチと、 これらのスイッチの操作部に結合され、かつ面方向のど
    の方向にもスライド自在とされた駆動体と、 前記駆動体に結合されて、駆動体を介して前記スイッチ
    の操作部を操作するつまみとを有し、 前記つまみ若しくは前記駆動体の受け部に弾接する一対
    の線バネを、付勢力の方向が互いに逆方向になるように
    前記ケースに取り付けると共に、前記線バネの前記受け
    部との接触部分を略円弧状に屈曲形成して、前記付勢力
    を前記駆動体のスライド方向に抗するようにしたことを
    特徴とする車両用パワーシートスイッチ。
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